JP4937768B2 - システム顕微鏡の制御装置、及びそのユニット認識方法 - Google Patents

システム顕微鏡の制御装置、及びそのユニット認識方法 Download PDF

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Description

本発明は、種々多様なユニットが組み合わされるシステム顕微鏡に関する。
顕微鏡は、医学、生物学の分野及び工業系分野などにおいて、その用途に応じた種々複数の観察法が用いられている。すなわち、明視野、暗視野、微分干渉、蛍光等を使用する観察法に必要な光学素子を選択することで、種々の観察法の切り換えができる。
さらに、そのような観察法において対物レンズも複数用いられており、同時に必要とする対物レンズは、技術分野及びその用途により2種類から8種類、あるいは、さらに多くの種類と多岐に渡っている。
これらの多様な要求を効率よく満たすため、顕微鏡の光学素子切り換え手段である、レボルバ、キューブカセット、フィルターターレット等は、顕微鏡に装着可能なユニットとしてコンポーネント化が進んでいる。そして、用途に応じて選択したコンポーネントを顕微鏡に組み込み、必要な観察法の切り換え段数や対物レンズ数の顕微鏡を得ることのできる、いわゆるシステム顕微鏡が主流になりつつある。
このようなシステム顕微鏡では、ユニットを交換した場合、顕微鏡制御の自由度が変更になるため、その制御機能にも変更が必要になることが多い。そのため、ユニットを交換した場合、この交換に合わせて制御機能の変更や、構成の変更をユーザが改めて設定し直す必要があった。
そこで、特許文献1では、顕微鏡に対して交換可能であって光学素子の切り換えが可能なユニットの光学素子切り換え手段を回転させて、光学素子が光路上に停止するように位置決めするセンサ信号をカウントすることで切り換え段数を検出する光学素子切り換え制御装置が開示されている。
また、特許文献2では、照明光路、観察光路、または検出光路等に設置した透過波長スペクトルセンサーによりスペクトルを検知することで、光学素子を認識する顕微鏡が開示されている。
特開2002−40330号公報 特開2004−29727号公報
しかしながら、特許文献1ではセンサを使って切り換え段数を取得するだけのものであり、特許文献2ではスペクトルを検出することで光学素子を認識するものであり、いずれも検出対象となるユニットが限定されていた。すなわち、従来、システム顕微鏡において、特定のユニットの諸元情報を取得する技術は開示されていたが、不特定のユニットの諸元情報を取得する技術はなかった。
また、システム顕微鏡において、例えば、フィルターターレットについて言えば、透過光照明側に設置すれば、透過照明観察のための透過用フィルターターレットとして使用でき、落射照明側に設置すれば、落射照明観察のための落射用フィルターターレットとして使用できる。このように、一般的に、目的とする照明観察手法に応じて、1つのユニットを透過光照明側または落射光照明側に装着して効率的に使用することができるが、そのようなユニットがいずれの照明側に装着されているかということを認識するものではなかった。
さらに、従来のシステム顕微鏡では、各ユニットの諸元情報を検出するために、筐体内にマイクロコンピュータから各ユニット毎に電気接続用のケーブルを引き回すために大きなスペースを取る必要があり、またケーブルから発せられる電気的ノイズの影響を受け易かった。
上記課題に鑑み、本発明では、撮像した画像に基づいて、システム顕微鏡を構成するユニットに関する諸元情報を検出することができるシステム顕微鏡を提供する。
本発明に係る、照明ユニット、光学素子切り換えユニット、及び該照明ユニットに基づく光路上の像を撮像する撮像ユニットを含むユニット群であって、顕微鏡装置を構成する着脱可能な該ユニット群から構成されるシステム顕微鏡の制御装置は、前記撮像ユニットにより撮像された画像を取得する画像取得手段と、前記ユニットを駆動させるユニット駆動制御手段と、前記ユニット駆動制御手段により所定の前記ユニットを駆動させながら、前記撮像ユニットを制御して前記画像を撮像させる撮像ユニット制御手段と、前記取得した画像について画像処理を行う画像処理手段と、前記画像処理の結果に基づいて、前記所定のユニットに関する諸元情報を検出する諸元情報検出手段と、を備え、前記所定のユニットが特性の異なる複数の光学素子を保持し該光学素子を順次切り換えて前記光路上に挿入することができる光学素子切り換えユニットである場合、前記諸元情報検出手段は、前記画像処理手段により前記画像間に差異がないと判断されたとき、該判断結果が得られるまでに比較した該画像の枚数に基づいて、該光学素子切り換えユニットの切り換え段数を検出することを特徴とする。
本発明に係る、照明ユニット、光学素子切り換えユニット、及び該照明ユニットに基づく光路上の像を撮像する撮像ユニットを含むユニット群であって、顕微鏡装置を構成する着脱可能な該ユニット群から構成されるシステム顕微鏡の制御装置は、前記撮像ユニットにより撮像された画像を取得する画像取得手段と、前記ユニットを駆動させるユニット駆動制御手段と、前記ユニット駆動制御手段により所定の前記ユニットを駆動させながら、前記撮像ユニットを制御して前記画像を撮像させる撮像ユニット制御手段と、前記取得した画像について画像処理を行う画像処理手段と、前記画像処理の結果に基づいて、前記所定のユニットに関する諸元情報を検出する諸元情報検出手段と、を備え、前記所定のユニットが特性の異なる複数の光学素子を保持し該光学素子を順次切り換えて前記光路上に挿入することができる光学素子切り換えユニットである場合、前記諸元情報検出手段は、前記特性に関する情報と前記画像内の特徴量との関係に基づいて、前記画像から該光学素子切り換えユニットの保持する各光学素子の特性を検出することを特徴とする。
前記システム顕微鏡の制御装置において、前記特性が倍率であり、前記光学素子が対物レンズの場合、前記諸元情報検出手段は、基準パターン標本により撮像した画像内の所定の2点間の距離または前記画像内の画素値に応じて、該対物レンズの倍率を検出することを特徴とする。
前記システム顕微鏡の制御装置において、前記特性が透過率であり、前記光学素子がフィルターの場合、前記諸元情報検出手段は、前記画像内の画素値に応じて、該フィルターの透過率を検出することを特徴とする。
本発明に係る、照明ユニット、光学素子切り換えユニット、及び該照明ユニットに基づく光路上の像を撮像する撮像ユニットを含むユニット群であって、顕微鏡装置を構成する着脱可能な該ユニット群から構成されるシステム顕微鏡の制御装置は、前記撮像ユニットにより撮像された画像を取得する画像取得手段と、前記ユニットを駆動させるユニット駆動制御手段と、前記ユニット駆動制御手段により所定の前記ユニットを駆動させながら、前記撮像ユニットを制御して前記画像を撮像させる撮像ユニット制御手段と、前記取得した画像について画像処理を行う画像処理手段と、前記画像処理の結果に基づいて、前記所定のユニットに関する諸元情報を検出する諸元情報検出手段と、を備え、前記光上に光透過性材料と光反射性材料からなる基準標本が挿入された場合、前記諸元情報検出手段は、該標本の複数の前記画像内の前記透過性材料に対応する画像領域または前記光反射性材料に対応する画像領域の変化に基づいて、前記所定のユニットが透過用照明ユニット及び落射用照明ユニットのうちのいずれであるかを検出することを特徴とする。
前記システム顕微鏡の制御装置において、前記諸元情報検出手段は、前記透過性材料に対応する画像領域に変化がある場合には、前記所定のユニットが透過用照明ユニットであると検出し、前記光反射性材料に対応する画像領域に変化がある場合には、前記所定のユニットが落射用照明ユニットであると検出することを特徴とする。
本発明に係る、照明ユニット、光学素子切り換えユニット、及び該照明ユニットに基づく光路上の像を撮像する撮像ユニットを含むユニット群であって、顕微鏡装置を構成する着脱可能な該ユニット群から構成されるシステム顕微鏡の制御装置は、前記撮像ユニットにより撮像された画像を取得する画像取得手段と、前記ユニットを駆動させるユニット駆動制御手段と、前記ユニット駆動制御手段により所定の前記ユニットを駆動させながら、前記撮像ユニットを制御して前記画像を撮像させる撮像ユニット制御手段と、前記取得した画像について画像処理を行う画像処理手段と、前記画像処理の結果に基づいて、前記所定のユニットに関する諸元情報を検出する諸元情報検出手段と、を備え、前記光上に光透過性材料と光反射性材料からなる標本が挿入されて、前記ユニット駆動制御手段により透過用照明ユニット及び落射用照明ユニットのいずれかの照明を点灯させて、前記ユニット駆動制御手段により特性の異なる複数の光学素子を保持し該光学素子を順次切り換えて前記光路上に挿入することができる光学素子切り換えユニットを駆動させながら、前記撮像手段により画像を撮像させた場合、前記諸元情報検出手段は、該標本の複数の前記画像内の前記透過性材料に対応する画像領域または前記光反射性材料に対応する画像領域の変化に基づいて、前記光学素子切り換えユニットが透過用照明ユニット及び落射用照明ユニットのうちのいずれの側に設置されているかを検出することを特徴とする。
前記システム顕微鏡の制御装置において、前記諸元情報検出手段は、前記透過性材料に対応する画像領域に変化がある場合には、前記光学素子切り換えユニットが前記透過用照明ユニット側に設置されていると検出し、前記光反射性材料に対応する画像領域に変化がある場合には、前記光学素子切り換えユニットが前記落射用照明ユニット側に設置されていると検出することを特徴とする。
前記システム顕微鏡は、該制御装置を有することを特徴とする。
本発明における、照明ユニット、光学素子切り換えユニット、及び該照明ユニットに基づく光路上の像を撮像する撮像ユニットを含むユニット群であって、顕微鏡装置を構成する着脱可能な該ユニット群から構成されるシステム顕微鏡によるユニット認識方法は、所定の前記ユニットを駆動させながら、前記照明ユニットに基づく光路上の像を前記撮像ユニットにより撮像し、前記撮像した画像に関する画像処理を行い、前記画像処理結果に基づいて、前記所定のユニットに関する諸元情報を検出するシステム顕微鏡によるユニット認識方法であり、前記所定のユニットが特性の異なる複数の光学素子を保持し該光学素子を順次切り換えて前記光路上に挿入することができる光学素子切り換えユニットである場合、前記諸元情報の検出においては、前記画像処理により前記画像間に差異がないと判断されたとき、該判断結果が得られるまでに比較した該画像の枚数に基づいて、該光学素子切り換えユニットの切り換え段数を検出することを特徴とする。
本発明における、照明ユニット、光学素子切り換えユニット、及び該照明ユニットに基づく光路上の像を撮像する撮像ユニットを含むユニット群であって、顕微鏡装置を構成する着脱可能な該ユニット群から構成されるシステム顕微鏡によるユニット認識方法は、所定の前記ユニットを駆動させながら、前記照明ユニットに基づく光路上の像を前記撮像ユニットにより撮像し、前記撮像した画像に関する画像処理を行い、前記画像処理結果に基づいて、前記所定のユニットに関する諸元情報を検出するシステム顕微鏡によるユニット認識方法であり、前記所定のユニットが特性の異なる複数の光学素子を保持し該光学素子を順次切り換えて前記光路上に挿入することができる光学素子切り換えユニットである場合、前記諸元情報の検出においては、前記特性に関する情報と前記画像内の特徴量との関係に基づいて、前記画像から該光学素子切り換えユニットの保持する各光学素子の特性を検出することを特徴とする。
本発明における、照明ユニット、光学素子切り換えユニット、及び該照明ユニットに基づく光路上の像を撮像する撮像ユニットを含むユニット群であって、顕微鏡装置を構成する着脱可能な該ユニット群から構成されるシステム顕微鏡によるユニット認識方法は、所定の前記ユニットを駆動させながら、前記照明ユニットに基づく光路上の像を前記撮像ユニットにより撮像し、前記撮像した画像に関する画像処理を行い、前記画像処理結果に基づいて、前記所定のユニットに関する諸元情報を検出するシステム顕微鏡によるユニット認識方法であり、前記光路上に光透過性材料と光反射性材料からなる基準標本が挿入された場合、前記諸元情報の検出においては、該標本の複数の前記画像内の前記透過性材料に対応する画像領域または前記光反射性材料に対応する画像領域の変化に基づいて、前記所定のユニットが透過用照明ユニット及び落射用照明ユニットのうちのいずれであるかを検出することを特徴とする。
本発明における、照明ユニット、光学素子切り換えユニット、及び該照明ユニットに基づく光路上の像を撮像する撮像ユニットを含むユニット群であって、顕微鏡装置を構成する着脱可能な該ユニット群から構成されるシステム顕微鏡によるユニット認識方法は、所定の前記ユニットを駆動させながら、前記照明ユニットに基づく光路上の像を前記撮像ユニットにより撮像し、前記撮像した画像に関する画像処理を行い、前記画像処理結果に基づいて、前記所定のユニットに関する諸元情報を検出するシステム顕微鏡によるユニット認識方法であり、前記光路上に光透過性材料と光反射性材料からなる標本が挿入されて、透過用照明ユニット及び落射用照明ユニットのいずれかの照明を点灯させて、特性の異なる複数の光学素子を保持し該光学素子を順次切り換えて前記光路上に挿入することができる光学素子切り換えユニットを駆動させながら、前記撮像ユニットにより画像を撮像させた場合、前記諸元情報の検出においては、前記標本の複数の前記画像内の前記光透過性材料に対応する画像領域または前記光反射性材料に対応する画像領域の変化に基づいて、前記光学素子切り換えユニットが前記透過用照明ユニット及び前記落射用照明ユニットのうちのいずれの側に設置されているかを検出することを特徴とする。
本発明を用いることにより、撮像した画像に基づいて、システム顕微鏡を構成するユニットに関する諸元情報を検出することができる。
本発明にかかる、システム顕微鏡の制御装置は、顕微鏡装置を構成する着脱可能なユニット群(照明ユニット、光学素子切り換えユニット、及び該照明ユニットに基づく光路上の像を撮像する撮像ユニットを含む)から構成されるシステム顕微鏡を制御する。
当該システム顕微鏡の制御装置は、画像取得手段、ユニット駆動制御手段、撮像ユニット制御手段、画像処理手段、諸元情報検出手段を備える。システム顕微鏡の制御装置は、本実施形態でいえば、ホストシステム32に相当する。
画像取得手段は、前記撮像ユニットにより撮像された画像を取得するものであり、本実施形態でいえば、ビデオカメラ20で撮像した画像を取り込むためのホストシステム32の入出力(I/O)ポート44に相当する。
ユニット駆動制御手段は、前記ユニットを駆動させるものであり、システム顕微鏡内の各ユニットを制御する制御機能に相当する。本実施形態で言えば、制御プログラムに基づいて、各ユニットを制御するCPU41に相当する。
撮像ユニット制御手段は、前記ユニット駆動制御手段により所定の前記ユニットを駆動させながら、前記撮像ユニットを制御して前記画像を撮像させるものであり、本実施形態でいえば、ビデオカメラ制御部30−20を制御するCPU41に相当する。
画像処理手段は、前記取得した画像について画像処理を行うものである。諸元情報検出手段は、前記画像処理の結果に基づいて、前記所定のユニットに関する諸元情報を検出するものであり、本実施形態でいえば、画像処理プログラムに基づいて画像処理を行うCPU41に相当するが、公知の画像処理用の制御装置により実行してもよい。
このように構成することにより、撮像した画像に基づいて、システム顕微鏡を構成するユニットに関する諸元情報を検出することができる。
また、前記所定のユニットが特性の異なる複数の光学素子を保持し該光学素子を順次切り換えて前記光路上に挿入することができる光学素子切り換えユニットである場合、前記諸元情報検出手段は、前記画像処理手段により前記画像間に差異がないと判断されたとき、該判断結果が得られるまでに比較した該画像の枚数に基づいて、該光学素子切り換えユニットの切り換え段数を検出することができる。
このように構成することにより、光学素子切り換えユニットの切換え段数についての緒言情報を画像認識処理により検出することができる。
また、前記所定のユニットが特性の異なる複数の光学素子を保持し該光学素子を順次切り換えて前記光路上に挿入することができる光学素子切り換えユニットである場合、前記諸元情報検出手段は、前記特性に関する情報と前記画像内の特徴量との関係(本実施形態でいえば、格子間隔と倍率との対応テーブル、画素値と倍率との対応テーブル、画素値と透過率との対応テーブル等)に基づいて、前記画像から該光学素子切り換えユニットの保持する各光学素子の特性を検出することができる。
このように構成することにより、画像処理により、ターレットやレボルバ等の複数種類の光学素子を切り換えることができる切り換えユニットに装着された光学素子の諸元情報(対物レンズであれば倍率、NDフィルターであれば透過率など)を検出することができる。
また、前記光軸上に光透過性材料と光反射性材料からなる基準標本が挿入された場合、前記諸元情報検出手段は、該標本の複数の前記画像内の前記透過性材料に対応する画像領域または前記光反射性材料に対応する画像領域の変化に基づいて、前記所定のユニットが透過用照明ユニット及び落射用照明ユニットのうちのいずれであるかを検出することができる。
このように構成することにより、いずれの照明ユニットが透過用または落射用かを判定することができる。
また、前記光軸上に光透過性材料と光反射性材料からなる基準標本が挿入されて、前記ユニット駆動制御手段により透過用照明ユニット及び落射用照明ユニットのいずれかの照明を点灯させて、前記ユニット駆動制御手段により特性の異なる複数の光学素子を保持し該光学素子を順次切り換えて前記光路上に挿入することができる光学素子切り換えユニットを駆動させながら、前記撮像手段により画像を撮像させた場合、前記諸元情報検出手段は、該標本の複数の前記画像内の前記透過性材料に対応する画像領域または前記光反射性材料に対応する画像領域の変化に基づいて、前記光学素子切り換えユニットが透過用照明ユニット及び落射用照明ユニットのうちのいずれの側に設置されているかを検出することができる。
このように構成することにより、前記光学素子切り換えユニットが透過用照明ユニット及び落射用照明ユニットのうちのいずれの側に設置されているかを検出することができる。
本発明によれば、光学素子切り換え手段による光学素子の切り換え前後に撮像した画像の差異を画像処理により認識し、その認識結果に基づいて、不特定の光学素子切り換えユニットに関する諸元情報(例えば、切り換え段数、倍率、透過率、透過光照明側及び落射光照明側のいずれの側に装着されているか等)検出することができる。それでは、以下に本発明の実施形態の詳細を説明する。
図1は、本発明が適用可能なシステム顕微鏡の構成例を示す。顕微鏡装置1において、ランプハウス2a内の例えばLEDからなる透過照明用光源3からの光は、コレクタレンズ4aで集光されて透過視野絞り5を経て、顕微鏡本体に対し挿脱可能な透過用フィルターターレット6へ入射する。
この透過用フィルターターレット6には、例えば、NDフィルター7a、補正フィルター7b等の6種類のフィルターが6段切り換え可能に装着されている。NDフィルター7aは、透過照明用光源3の色温度を変えずに明るさの調光を行うためのものである。補正フィルター7bは色補正を行うためのものである。この透過用フィルターターレット6は、任意のフィルターを照明光学系に対して選択的に挿脱することができる。
透過用フィルターターレット6を透過した照明光は、コンデンサユニット8内の透過用開口絞り9、コンデンサ光学素子ユニット10、コンデンサトップレンズユニット11を介して、電動ステージ12の下方から電動ステージ12上の観察試料Sを照明する。
コンデンサ光学素子ユニット10は、光路中に選択的に挿脱できる6種類のコンデンサ10a〜10f(10c〜10fは図示しない)から構成されている。コンデンサトップレンズユニット11は、光路中に選択的に挿入できる複数のコンデンサトップレンズ11a,11bから構成されている。
電動ステージ12は、観察試料Sを顕微鏡の光軸と直交する平面内で2次元移動させることができると共に、ピント合わせのため光軸方向へ上下移動可能である。
さらに、電動ステージ12の上方には、6種類の対物レンズ13a〜13f(13c〜13fは図示しない)を装着できる6段切り換えの電動レボルバ14が、顕微鏡のアーム先端部(図示しない)の下面に回転自在でかつ着脱可能に保持されている。この電動レボルバ14を回転させることにより、観察光路内の光軸上に、任意の対物レンズ13a〜13fを挿脱することができる。
さらに、電動キューブカセット15は、顕微鏡装置1のアーム先端部に設けられており、観察光路上の光軸上に交換可能に配設されている。この電動キューブカセット15は、4種類のフィルターキューブ16a〜16d(16c〜16dは図示しない)が装着されている4段切り換えのターレット状のキューブカセットであり、各種観察法に応じて任意のフィルターキューブを選択的に光路に挿脱できるものである。
電動キューブカセット15のキューブ16a〜16dのいずれかを透過した光を接眼ユニット17内のビームスプリッター18で2方向に分岐させて、一方の光を接眼レンズ19へ導き、他方の光をビデオカメラ20内の撮像素子21へ導いている。
また、ランプハウスユニット2b内のLED、水銀ランプ、またはキセノンランプ等からなる落射照明用光源21からの光はコレクタレンズ4bで集光されて、顕微鏡装置1に対して交換可能な落射フィルターターレット23へ入射する。
この落射フィルターターレット23は、6段切り換えが可能であり、例えば、NDフィルター24a、補正フィルター24b等の6種類のフィルター(24c〜24fは図示しない)が装着されており、任意のフィルターを光路中に選択的に挿脱することができる。NDフィルター24aは、落射照明用光源21の色温度を変えずに明るさの調光を行うためのものである。補正フィルター24bは、色補正を行うためのものである。
落射フィルターターレット23の前段には、前記落射照明用光源21からの光を遮断するためのシャッタ22aを有する電動シャッタユニット22が配されている。
前記落射照明用光源21からの光は、前記NDフィルター24a、落射絞りユニット25の落射開口絞り26a及び落射視野絞り26bを経て、光路中に挿入されているフィルターキューブ16aにより下方へ屈折されて、対物レンズ13aを介して観察試料Sを落射照明する。
落射照明された観察試料Sからの蛍光または反射光である観察光は、再度、対物レンズ13a、キューブカセット16aを経て、ビームスプリッター18で分岐されて、観察光の一方は、接眼レンズ19へ導かれ、他方の光をビデオカメラ20内の撮像素子21へ導いている。
また、電動キューブカセット15の前後には、光路上に挿脱可能な微分干渉観察用のポラライザ27、アナライザー28を挿入可能となっている。
各ユニット(ランプハウスユニット2a,2b、透過用フィルターターレット6、コンデンサユニット8、電動ステージ12、電動レボルバ14、電動キューブカセット15、接眼ユニット17、ビデオカメラ20、電動シャッタユニット22、落射用フィルターターレット23、落射絞りユニット25)はそれぞれ、顕微鏡装置1より挿脱可能な構成となっている。そして、顕微鏡装置1は、その他の例えば光学素子数、光学素子の制御速度が異なる別種別のユニットが取り付け可能となっている。
各ユニットを含めた全体の動作を管理している顕微鏡制御部29は、CAN−BUSラインL1を介して、ランプハウス制御部30−2a,30−2b、透過絞り制御部30−5、透過用フィルターターレット制御部30−6、コンデンサユニット制御部30−8、電動ステージ制御部30−12a,30−12b、電動レボルバ制御部30−14、電動キューブカセット制御部30−15、接眼ユニット制御部30−17、ビデオカメラ制御部30−20、電動シャッタユニット制御部30−22、落射用フィルターターレット制御部30−23、落射絞り制御部30−25、ポラライザ制御部30−27、アナライザー制御部30−28とそれぞれ接続されており、コマンド通信による通信制御が可能な状態となっている。
ランプハウス制御部30−2a,30−2bはそれぞれ、顕微鏡制御部29の通信制御により、透過照明用光源3、落射照明用光源21の駆動制御を行う。透過絞り制御部30−5は、モータライズさせた透過視野絞り5の駆動、制御を行う。
透過用フィルターターレット制御部30−6、落射用フィルターターレット制御部30−23はそれぞれ、顕微鏡制御部29の通信制御により、それぞれに内蔵させた透過フィルター7a〜7f、落射フィルター24a〜24fの駆動及び制御を行う。
コンデンサユニット制御部30−8は、コンデンサ光学素子ユニット10a〜10f、コンデンサトップレンズユニット11、透過用開口絞り9の駆動及び制御を行う。
電動ステージ制御部30−12aは、電動ステージ12のX−Y方向の駆動制御及び座
標管理を行う。電動ステージ制御部30−12bは、電動ステージ12のZ方向(光軸方向)の駆動制御及び座標管理を行う。
さらに、電動ステージ制御部30−12bは、ビデオカメラ20の情報をもとに顕微鏡制御部29にて行われる、いわゆる観察試料Sの合焦動作を行うための電動ステージ12の駆動制御の担当も行っている。
電動レボルバ制御部30−14、電動キューブカセット制御部30−15は、電動レボルバ14、電動キューブカセット15の駆動及び制御を行う。接眼ユニット制御部30−17はビームスプリッター18の駆動制御を行うことで、2方向に分岐させている光量の割合を変化させるものである。
ビデオカメラ制御部30−20は、観察試料Sの静止画及び動画データの撮影を行うためのビデオカメラ20の制御を行う。また、ビデオカメラ制御部30−20は、顕微鏡制御部29を介して、撮影した観察試料Sの画像データをホストシステム32へ転送する機能も有している。なお、本実施形態では、顕微鏡制御部29を介してホストシステム32へ転送する構成で説明したが、この構成に限られず、例えば、ビデオカメラ制御部30−20からホストシステム32や別の装置への接続を専用線で行うような構成としてもよい。
電動シャッタユニット制御部30−22は光路の遮断を行うシャッタ22aの駆動制御を行う。落射絞り制御部30−25は、落射視野絞り26a、落射開口絞り26bの駆動及び制御を行う。
ポラライザ制御部30−27、アナライザー制御部30−28はそれぞれ、ポラライザ、アナライザーの光路への挿脱の駆動制御を行う。
さらに、顕微鏡装置1は、顕微鏡制御部29を介して、ホストシステム32に接続されている。ホストシステム32は、制御プログラムの実行によって顕微鏡システム全体の動作制御を司るCPU(中央演算装置)、このCPUが必要に応じてワークメモリとして使用するメインメモリ、マウスやキーボードなどといったユーザからの各種の指示を取得するための入力装置34、及び各種のプログラムやデータ(画像データも含む)を記憶しておく例えばハードディスク装置などの補助記憶装置を有している、ごく標準的な構成のコンピュータである。ホストシステム32の表示装置33には、顕微鏡装置1の各種制御情報の表示が可能となっている。
また、ホストシステム32の入力装置34から、顕微鏡装置1の制御に関する各種データの入力、設定が可能となっている。さらにCAN−BUSシステムに接続された顕微鏡操作部31からも、顕微鏡装置1の制御に関する各種データの入力及び各種操作が可能となっている。
さらに、顕微鏡制御部29は、電動ステージ12のX−Y方向の駆動制御部30−12
a及び光軸(z)方向の駆動制御部30−12bにも接続されており、電動ステージ12の制御も行う事が可能である。
顕微鏡操作部31は、ホストシステム32と共に顕微鏡装置1の動作指示を入力するための各種入力部を備えたハンドスイッチであり、このハンドスイッチに備えられたジョイスティツクやエンコーダ(表記せず)によって、電動ステージ12の操作も行える。
すなわち、顕微鏡制御部29は、顕微鏡装置1全体の動作を制御する機能を有するものであり、ホストシステム32からの制御信号に応じ、各ユニットの通信制御を行う事で観察法の変更、透過照明用光源及び落射席明用光源の調光を行う機能を有している。
図2は、ホストシステム32の内部構成の一例を示す。ホストシステム32は、ROM(リードオンリーメモリ)42には、システムを制御するためのプログラムや本発明にかかるプログラム(画像処理も含む)が格納されている。RAM(ランダムアクセスメモリ)43は、制御に必要なデータや変数、画像データ等が格納される揮発性メモリ等である。
CPU(中央演算装置)41は、ROM42に記憶されている予め設定された制御プログラムや本発明にかかるプログラムを読み出して各種制御を実行する。入出力(I/O)ポート44は、顕微鏡制御部29と通信を行うための入出力インターフェースである。また、外部インターフェース(I/F)45は、入力装置34や表示装置33と通信可能に
するための通信インターフェースである。
図3は、本発明にかかるシステム顕微鏡の動作原理を示すフローである。ホストシステム32の制御に基づいて、まず、ビデオカメラ20により撮像を行い、所定のユニットの状態を変化させながら画像を取得する(ステップ1。以下、ステップを「S」と称する。)。
次に、ホストシステム32の制御に基づいて、その撮像した画像に対して画像認識処理を行う(S2)。ホストシステム32の制御に基づいて、その画像認識処理の結果に基づいて、所定のユニットに対する所定の認識が行われる(S3)。S3では、撮像した画像間の差異に基づいて、S1で状態を変化させたユニットに関する諸元情報(例えば、切り換え段数倍率、透過率など)を検出することができる。
このようにして、本発明にかかるシステム顕微鏡では、電動部位や調光部位など種々多様なユニットが組み合わされるシステム顕微鏡の構成要素の諸元情報を自動認識することができる。
<第1の実施形態>
本実施形態では、撮像装置により撮像した画像の画像処理により、ターレットやレボルバ等の複数種類の光学素子を切り換えることができる切り換えユニットの切り換え切り換え段数を自動で認識するシステム顕微鏡について説明する。
図4は、本実施形態における6段の切り換え可能な透過用フィルターターレット6を示す。同図において、透過用フィルターターレット6は、円板6a上に、等間隔で6つの穴があけられ、その各穴にそれぞれ透過率の異なるNDフィルター71〜76が装着されている。
円板6aは、透過用フィルターターレット制御部30−6のパルスモータ等のモータ(不図示)によって軸6bを中心に回転する。円板6aの外周には、各NDフィルター71〜76に対応する位置に、開口61〜66が設けられている。上記開口61〜66はそれぞれ、NDフィルター71〜76が、光路OP上に位置決めされたことを検出するためのものである。
上記透過用フィルターターレット制御部30−6には、フォトインタラプタ30−6aが保持されており、上記開口61〜66を検出する。例えば、NDフィルター74が光路OP上に配置されている場合、フォトインタラプタ30−6aによって開口64の存在を検出することにより、NDフィルター74が光路OP上に正しく位置決めされたことを検出することができる。なお、センサは、フォトインタラプタと開口以外にも、ホール素子と磁石を用いてもよい。
図5は、本実施形態における、図4の透過用フィルターターレット6に装着されているフィルターを順に切り換えて、ビデオカメラ20により撮像した画像の一例を示す。同図の画像は、透過用フィルターターレット制御部30−6により透過用フィルターターレット6を回転させてNDフィルター71〜76を切り換えて、ビデオカメラ20で撮像した観察画像である。
例えば、NDフィルター71〜76のぞれぞれの透過率を100%、90%、75%、50%、20%、5%とする。そうすると、透過用フィルターターレット6の円板6aを回転させて、順にNDフィルター71〜76を切り換えて観察画像を撮像すると、100%→90%→75%→50%→20%→5%→100%→90%→75%→50%→20%→5%→100%→・・・→5%→100%→・・・と一定の周期で同一画像が現れている。この場合、6枚で1周期となっている。したがって、順にNDフィルター71〜76を切り換えて観察画像を撮像し、同一画像を検出することで、透過用フィルターターレット6の切り換え段数を認識することができる。
図6は、本実施形態における切り換え段数を検出するフローを示す。まず、ホストシステム32は、透過用フィルターターレット制御部30−6を介して、円板6aを回転させ(S11)、直近の開口(例えば、開口61とする)をフォトインタラプタ30−6aで検出したら、円板6aの回転を停止させる(S12)。そうすると、その開口に対応するNDフィルター(この場合、NDフィルター71)が光路OP上に正しく位置決めされる。
次に、ホストシステム32は、ビデオカメラ20を用いて、光路OP上に位置決めされたNDフィルターを介した観察画像を撮像する(S13)。この撮像した画像を参照画像Rとする。ホストシステム32は、段数カウンタ変数nを0で初期化する。
ホストシステム32は、透過用フィルターターレット制御部30−6を介して、円板6aを回転させて次の段への切り換えを開始し(S16)、次の開口(この場合、開口62とする)をフォトインタラプタ30−6aで検出したら、円板6aの回転を停止させる(S17)。そうすると、その開口に対応するNDフィルター(この場合、NDフィルター72)が光路OP上に正しく位置決めされる。
次に、ホストシステム32は、ビデオカメラ20を用いて、光路OP上に位置決めされたNDフィルターを介した観察画像を撮像する(S18)。ホストシステム32は、段数カウンタnをインクリメントする(S19)。このとき、S18で撮像した画像をn枚目の画像とする。
ホストシステム32は、n枚目の画像と参照画像Rとを比較する(S20)。この比較は、例えば、n枚目の画像データから参照画像Rデータを差し引いて、差分が生じるか否かにより行うことができる。
比較の結果、2つの画像が一致すればS22の処理へ進み、一致しなければ、S16へ戻る。本例では、現在1枚目の画像(透過率90%のNDフィルター72を介した観察画像)と参照画像R(透過率100%のNDフィルター71を介した観察画像)を比較しているので、2つの画像は一致せず、S16の処理へ戻る。
ホストシステム32は、S21でn枚目の画像と参照画像Rが一致するまでS16〜S21のループ処理を繰り返す。本例の場合、順次切り換えを行って、再び光路OP上にNDフィルター71が挿入されるまで、ループ処理が繰り返される。
そして、再び光路OP上にNDフィルター71が挿入されてn(=6)枚目の画像を撮像して、S20の処理がなされる。その結果、n(=6)枚目の画像と参照画像Rが一致するので(S21で「Yes」へ進む)、ホストシステム32は、当該透過用フィルターターレットの切り換え段数はn(本例では6)段と認識する(S22)。
上記のように、画像認識処理により透過用フィルターターレットの切り換え可能段数を認識することができる。なお、上記では、6段の切り換え可能な透過用フィルターターレットを例に説明したが、段数の制限はなく、以下では、一例として、切り換え段数が8段の透過用フィルターターレットについて説明する。
図7は、本実施形態における8段の切り換え可能な透過用フィルターターレット6を示す。同図において、透過用フィルターターレット6は、円板6a上に、等間隔で8つの穴があけられ、その各穴にそれぞれ透過率の異なるNDフィルター71〜78が装着されている。円板6aの外周には、各NDフィルター71〜78に対応する位置に、開口61〜68が設けられている。それ以外は、図4と同様なのでその説明を省略する。
図8は、本実施形態における、図7の透過用フィルターターレット6のNDフィルターを順に切り換えて、撮像した画像の一例を示す。図5と同様に、図7の画像は、透過用フィルターターレット制御部30−6により透過用フィルターターレット6を回転させてNDフィルター7を切り換えて、ビデオカメラ20で撮像した観察画像である。
例えば、NDフィルター71〜78のぞれぞれの透過率を100%、90%、75%、50%、20%、10%、5%、2%とする。そうすると、透過用フィルターターレット6を回転させて、順にNDフィルター71〜78を切り換えて観察画像を撮像すると、100%→90%→75%→50%→20%→10%→5%→2%→100%→90%→75%→50%→20%→10%→5%→2%→100%→・・・→2%→100%→・・・と一定の周期で同一画像が現れている。この場合、8枚で1周期となっている。本例の場合、図6のフローに従えば、ホストシステム32は、当該透過用フィルターターレット6の切り換え段数はn(本例では8)段と認識する。
なお、上記の例では、各NDフィルター71〜78が光路上に正しく挿入されたことを検出するために、各NDフィルター71〜78の装着位置に対応した開口61〜68を設けたが、これに限定されない。例えば、開口は1つでもよく、この場合の開口は円板の原点位置として用いられることになり、透過用フィルターターレット制御部30−6のパルスモータ(不図示)によって、各NDフィルター7が光路上に正しく挿入されるように制御することもできる。
また、本実施形態では、予めピントを合わせなくてもよいが、ピントを合わせていた方が画像間の画素値の変化が顕著になるので、ピントを合わせていた方が好ましい。また、本実施形態では、標本の有無は問わない。すなわち、撮像の被写体(風景、空間も含む)は、画像間で同一であればよい。
なお、本実施形態では、画像認識処理により透過用フィルターターレットの切り換え可能段数を認識することについて説明したが、これに限定されず、例えば、コンデンサ光学素子ユニット10、電動キューブカセット15、電動レボルバ14、および落射用フィルターターレット23等についても、画像認識処理により切換え段数を検出することができる。
本実施形態によれば、光学素子切り換えユニットの切換え段数を画像認識処理により検出することができる。
<第2の実施形態>
本実施形態では、撮像装置により撮像した画像の画像処理により、ターレットやレボルバ等の複数種類の光学素子を切り換えることができる切り換えユニットに装着された光学素子の諸元情報(対物レンズであれば倍率、NDフィルターであれば透過率など)を検出するシステム顕微鏡について説明する。
図9は、本実施形態における5段の切り換え可能な電動レボルバ14を示す。同図において、電動レボルバ14は、円板14a上に、等間隔で5つの穴があけられ、その各穴にそれぞれ倍率の異なる対物レンズ131〜135が装着されている。
円板14aは、電動レボルバ制御部30−14のパルスモータ(不図示)によって軸14bを中心に回転する。円板14aの外周には、各対物レンズ131〜135に対応する位置に、開口141〜145が設けられている。上記開口141〜145は、対物レンズ131〜135が、光路OP上に位置決めされたことを検出するためのものである。
上記電動レボルバ制御部30−14には、フォトインタラプタ30−14aが保持されており、上記開口141〜145を検出する。例えば、対物レンズ133が光路OP上に配置されている場合、フォトインタラプタ30−14aによって開口145の存在を検出することにより、対物レンズ135が光路OP上に正しく位置決めされたことを検出することができる。
図10は、本実施形態における、図9の電動レボルバ14に装着されている対物レンズ131〜135を順に切り換えて、ビデオカメラ20により格子パターン標本を撮像した画像の一例を示す。同図の画像は、電動レボルバ制御部30−14により電動レボルバ14の円板14aを回転させて対物レンズ131〜135を切り換えて、ビデオカメラ20で格子パターン標本を撮像した観察画像である。格子パターン標本は、互いに直角に交わる縦横の等間隔の線が引かれた方眼状の標本である。
例えば、対物レンズ131〜135のぞれぞれの倍率を4倍、10倍、20倍、40倍、60倍とする。そうすると、電動レボルバ14の円板14aを回転させて、順に対物レンズ131〜135を切り換えて観察画像を撮像すると、4倍、10倍、20倍、40倍、60倍に拡大された格子パターン標本画像が得られる。
格子パターン標本の格子間隔は予め定められたものであるため、格子パターン標本画像内における格子間隔は、対物レンズの倍率に応じて、その幅が変化する。したがって、その格子間隔を判別することで、光路OP上に挿入されている対物レンズを特定することができる。同図において、例えば、4倍、10倍、20倍、40倍、60倍に拡大された格子パターン画像内の格子間隔をそれぞれ、L1,L2,L3,L4,L5とすると、任意の画像において格子間隔がL3であると検出されたら、その画像は20倍に拡大された格子パターン画像であることが判明し、その画像の撮像に用いた対物レンズの倍率が20倍であることを認識することができる。
図11は、本実施形態における電動レボルバ14に装着された各対物レンズ13の倍率を検出するフローを示す。まず、ホストシステム32は、電動レボルバ制御部30−14を介して、円板14aを回転させ(S31)、直近の開口(例えば、開口145とする)をフォトインタラプタ30−14aで検出したら、円板14aの回転を停止させる(S32)。そうすると、その開口に対応する対物レンズ(この場合、対物レンズ135)が光路OP上に正しく位置決めされる。このS31及びS32により電動レボルバ動作の初期化がなされる。
ホストシステム32は、電動レボルバ制御部30−14を介して、円板14aを回転させ(S33)、つぎの開口(例えば、開口141とする)をフォトインタラプタ30−14aで検出したら、円板14aの回転を停止させる(S34)。そうすると、その開口に対応する対物レンズ(この場合、対物レンズ131)が光路OP上に正しく位置決めされる。
ホストシステム32は、ビデオカメラ20を用いて格子パターン標本を撮像する(S35)。ホストシステム32は、その撮像した格子パターン標本の観察画像内の格子間隔の距離を検出する(S36)。
ホストシステム32のROM42には、図12に示すように、格子間隔と倍率との対応テーブルT1が格納されている。ホストシステム32は、ROM42から対応テーブルT1を読み出し、その対応テーブルT1からS36で検出された格子間隔を検索して、その格子間隔に対応する倍率情報を取得する(S37)。本例の場合、S36で撮像した格子パターン標本の観察画像内の格子間隔の距離がL1であるとすると、図12の対応テーブルT1よりL1を検索する。そうすると、L1に対応する倍率情報(4倍)を検出する。
ホストシステム32は、その倍率情報を既に取得したか否かを判定する(S38)。ホストシステム32のRAM43には、図13に示すように、既に取得された倍率情報とその倍率を有する対物レンズの円板14aの位置情報の対応テーブルT2を格納することができる。なお、対応テーブルT2は、当該フローが開始する直前に初期化されている。
S38において、ホストシステム32は、その対応テーブルT2をRAM43より読み出して、S37で取得した倍率情報がその対応テーブルT2に既に登録されているか否かを検索する。本例の場合、対応テーブルT2には未だ何も登録されていないので、S38において「No」へ進む。
S37で取得した倍率情報が対応テーブルT2にない場合(S38で「No」へ進む)、ホストシステム32は、S37で取得した倍率情報と現在光路OP上に挿入されている対物レンズの円板14aの装着位置とを対応付けて、対応テーブルT2に登録する(S39)。例えば、円板14aの対物レンズを装着する穴の位置をそれぞれ、P1〜P5とする。そうすると、本例の場合、対応テーブルT2に、「位置:P1」と「倍率:4倍」とが対応付けて格納される。それからS33へ再び戻る。
ホストシステム32は、S37で取得した倍率情報が対応テーブルT2に既に登録されていると判断するまでS33〜S39のループ処理を繰り返す。本例の場合、順次切り換えを行って、再び光路OP上に対物レンズ131が挿入されるまで、ループ処理が繰り返される。その結果、図13に示すようにデータが格納される。
再び光路OP上に対物レンズ131が挿入されると、S38において、ホストシステム32は、S37で取得した倍率情報(4倍)が対応テーブルT2に既に登録されているかを検索する。そうすると、S37で取得した倍率情報(4倍)は対応テーブルT2に既に登録されているから、ホストシステム32は、本フローを終了する。したがって、切り換え段数は、P5まで登録されているので、段数は5段と判定する。
このように、画像認識処理により電動レボルバに装着された対物レンズの倍率と切り換え段数を認識することができる。なお、本実施形態は、予めピントを合わせなくてもよいが、ピントを合わせていた方が画像間の画素値の変化が顕著になるので、ピントを合わせていた方が好ましい。
なお、本実施形態では、格子パターン標本の格子間隔を検出することで倍率を取得したが、これに限定されず、画像の倍率に応じて画像全体のコントラストや光量が変化する特性に着目して、輝度値の変化を検出するようにしてもよい。例えば、4倍、10倍、20倍、40倍、60倍に拡大された各画像内の画素値の総計または平均をそれぞれ、Q1,Q2,Q3,Q4,Q5とすると、任意の画像において画像内の画素値の総計または平均がQ3であると検出されたら、その画像は20倍に拡大された画像であることが判明し、その画像の撮像に用いた対物レンズの倍率が20倍であることを認識することができる。この場合には、対応テーブルT1には画素値とその画素値に対応する倍率とが関係付けられて格納されている。
また、本実施形態をFW(フィルターホイール)ユニット(透過用フィルターターレット6、落射用フィルターターレット23)に適用してもよい。すなわち、フィルターの透過率に応じて画像全体のコントラストや光量が変化する特性に着目して、輝度値の変化を検出するようにしてもよい。例えば、100%、90%、75%、50%、20%、5%のフィルターを介して撮像された各画像内の画素値の総計または平均をそれぞれ、Q1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6とすると、任意の画像において画像内の画素値の総計または平均がQ3であると検出されたら、その画像は75%のフィルターを介して撮像された画像であることが判明し、その画像の撮像に用いたフィルターの透過率が75%であることを認識することができる。この場合には、対応テーブルT1には画素値とその画素値に対応する透過率とが関係付けられて格納され、対応テーブルT2には透過率とその透過率に対応するフィルターのフィルターターレット上での位置情報が格納されている。
なお、電動レボルバ14、FWユニット以外にも、例えば、コンデンサ光学素子ユニット10や電動キューブカセット15等により切換え可能な光学素子切り換えユニットについても同様に、その各光学ユニットの特性を検出することができる。
本実施形態によれば、撮像装置により撮像した画像の画像処理により、ターレットやレボルバ等の複数種類の光学素子を切り換えることができる切り換えユニットに装着された光学素子の諸元情報(対物レンズであれば倍率、NDフィルターであれば透過率など)を検出することができる。
<第3の実施形態>
本実施形態では、撮像装置により撮像した画像の画像処理により、照明ランプやフィルターホイール(FW)等の着脱自在なユニットの装着位置(透過照明光軸側にあるか、落射照明光軸側にあるか)を検出するシステム顕微鏡について説明する。
(実施例1)
本実施例では、ランプ取り付け位置(透過用照明側、落射用照明側)の判定の一例について説明する。
図14は、本実施形態(実施例1)における透過用照明ランプと落射用照明ランプとの点灯状態に基づく判定用標本画像の変化を示す。判定用標本は、右半分がミラー、左半分がガラスからなる標本である。本実施形態において、右側がガラス、左側がミラーという位置は固定である。透過用照明ランプ及び落射用照明ランプのうち、一方をランプAで表し、他方をランプBで表す。
両方のランプA,Bを消灯した状態で判定用標本を撮像すると、図14(a)の画像が得られる。ランプAを点灯させ、Bを消灯した状態で判定用標本を撮像すると、図14(b)の画像が得られる。このとき、撮像した画像中において右側(ガラス側)領域が変化していることから、点灯させたランプAは透過用照明ランプであることが分かる。
また、ランプAを消灯させ、Bを点灯した状態で判定用標本を撮像すると、図14(c)の画像が得られる。このとき、撮像した画像中において左側(ミラー)領域が変化していることから、点灯させたランプBは落射用照明ランプであることが分かる。
このように、半分がミラー、半分がガラスからなる標本を撮像すると、現在の照明が透過照明か落射照明かを判別することができる。
図15は、本実施形態(実施例1)における照明用ランプの取り付け位置を判定するフローを示す。まず、半分がガラス、半分がミラーの標本(判定用標本)をセットする(S41)。ここでは、予めステージの所定の部分に判定用標本が設けられており、その標本のステージ上での座標が分かっている。その座標情報に基づいて、ホストシステム32は、電動ステージ12を移動させる。なお、本フローでは、右半分がガラス、左半分がミラーの標本を用いることとし、この右側がガラス、左側がミラーという位置は固定である。
次に、ホストシステム32は、ビデオカメラ20を用いて判定用標本を撮像する(S42)。このとき、ホストシステム32は、透過用照明ランプ及び落射用照明ランプのいずれも消灯させておく。そうすると、図14(a)で示す画像が得られる。
次に、ホストシステム32は、判定したい照明ランプを点灯させる(S43)。ホストシステム32は、再び、ビデオカメラ20を用いて判定用標本を撮像する(S44)。
ホストシステム32は、照明ランプ点灯前後の画像を比較する(S45)。すなわち、S42で撮像した画像とS44で撮像した画像とを比較する。
例えば、S44で撮像した画像が図14(b)の場合、図14(a)の画像と図14(b)の画像とを比較して、ホストシステム32は右側(ガラス側)が変化したと判定する(S45で「Yes」へ進む)。そうすると、ホストシステム32は、照明ランプは透過照明側にあると判定する(S46)。
また、S44で撮像した画像が図14(c)の場合、図14(a)の画像と図14(c)の画像とを比較して、ホストシステム32は左側(ミラー側)が変化したと判定する(S45で「No」へ進む)。そうすると、ホストシステム32は、照明ランプは透過照明側にあると判定する(S47)。
このように、本実施例によれば、いずれのランプが透過用照明ランプか落射用照明ランプかを判定することができる。
(実施例2)
本実施例では、FWユニット取り付け位置(透過用照明側、落射用照明側)の判定の一例について説明する。本実施例は、実施例1でランプの取り付け位置が判定したことを前提となる。
図14において、右側がガラス、左側がミラーという位置は固定である。ランプAを透過用照明ランプとし、ランプBを落射用照明ランプとする。両方のランプA,Bを消灯した状態で判定用標本を撮像すると、図14(a)の画像が得られる。
その後、透過用照明ランプAを点灯させ、落射用照明ランプBを消灯した状態で、透過照明側のFWユニットを切り換えながら判定用標本を撮像すると、図16の画像が得られる。このとき、撮像した画像中において右側(ガラス側)領域が変化していることから、照明光がガラスを透過しており、その結果、透過用照明ランプ側にあるFWユニットであることが分かる。仮に、この照明状態で落射照明側のFWユニットを切り換えながら判定用標本を撮像してもこのような画像の変化は得られない。
また、透過用照明ランプAを消灯させ、落射用照明ランプBを点灯した状態で、落射照明側のFWユニットを切り換えながら判定用標本を撮像すると、図17の画像が得られる。このとき、撮像した画像中において左側(ミラー)領域が変化していることから、落射光がミラーに反射しており、その結果、落射用照明ランプ側にあるFWユニットであることが分かる。仮に、この照明状態で透過照明側のFWユニットを切り換えながら判定用標本を撮像してもこのような画像の変化は得られない。
図16は、本実施形態(実施例2)における透過用フィルターターレット6を切り換えながら判定用標本を撮像した画像を示す。透過用フィルターターレット6は、本実施形態では6段切り換え(100%、90%、75%、50%、20%、5%の透過率のNDフィルター)可能なものを用いる。判定用標本は、右半分がミラー、左半分がガラスからなる標本である。本実施形態において、右側がガラス、左側がミラーという位置は固定である。
透過照明観察の場合、透過用フィルターターレットによりNDフィルターを切り換えることで、同図に示すように、ガラスを透過した照明光の光量が変化する。したがって、画像の左側(ガラス側)領域が変化したことから、これらの撮像画像は透過照明で撮影されたことが分かり、当該フィルターホイールユニット(FWユニット)が透過用フィルターターレット6であることが分かる。
図17は、本実施形態(実施例2)における落射用フィルターターレットを切り換えながら判定用標本を撮像した画像を示す。落射用フィルターターレット23は、本実施形態では6段切り換え(100%、90%、75%、50%、20%、5%の透過率のNDフィルター)可能なものを用いた場合の例である。
落射照明観察の場合、落射用フィルターターレット23でNDフィルターを切り換えることで、同図に示すように、ミラーで反射した照明光の光量が変化する。したがって、画像の右側(ミラー側)領域が変化したことから、これらの撮像画像は落射照明で撮影されたことが分かり、当該フィルターホイールユニット(FWユニット)が落射用フィルターターレット23であることが分かる。
このように、フィルターホイールユニット(FWユニット)が透過照明側及び落射照明側のうちのどちら側にセットされているかを判別することができる。
図18は、本実施形態(実施例2)におけるFWユニットの取り付け位置を判定するフローを示す。まず、半分がガラス、半分がミラーの標本(判定用標本)をセットする(S51)。ここでは、予めステージの所定の部分に判定用標本が設けられており、その標本のステージ上での座標が分かっている。その座標情報に基づいて、ホストシステム32は、電動ステージ12を移動させる。なお、本フローでは、右半分がガラス、左半分がミラーの標本を用いることとし、この右側がガラス、左側がミラーという位置は固定である。
次に、ホストシステム32は、ビデオカメラ20を用いて判定用標本を撮像する(S52)。このとき、ホストシステム32は、透過用照明ランプ及び落射用照明ランプのいずれも消灯させておく。そうすると、図14(a)で示す画像が得られる。
次に、ホストシステム32は、透過用/落射用照明ランプのいずれかを点灯させる(S53)。ホストシステム32は、判定したいFWユニットを駆動させ(S53)、再び、ビデオカメラ20を用いて判定用標本を撮像する(S55)。そうすると、図16または図17に示す一連の画像が得られる。
ホストシステム32は、照明ランプ点灯前後を通じて撮像した一連の画像を比較する(S56)。撮像した画像群が図16のようにガラス側(左側)が変化した場合(S56で「Yes」へ進む)、ホストシステム32は、当該FWユニットは透過照明側にあると判定する(S57)。
一方、撮像した画像群が図17のようにミラー側(右側)が変化した場合(S56で「No」へ進む)、ホストシステム32は、当該FWユニットは落射照明側にあると判定する(S57)。
このように、本実施例によれば、着目しているユニットが透過照明側に設置されているか落射照明側に設置されているかを判定することができる。
本実施形態によれば、撮像装置により撮像した画像の画像処理により、照明ランプやフィルターホイール等の着脱自在なユニットの装着位置(透過照明光軸側にあるか、落射照明光軸側にあるか)を検出することができる。
第1〜第3の実施形態では、主に回転機構により光学素子を切り換えることが可能なユニットについて説明したが、これに限定されず、例えば、直動機構により光学素子を切り換えることが可能なユニット(1次元方向または2次元方向に光学素子が平板に配列され、その平板が1次元または2次元方向へ移動する機構を有するユニット)を用いてもよい。
上記では、本発明の実施形態を説明したが、本発明は、上述した各実施形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良・変更が可能である。
本発明によれば、光学素子切り換え手段による光学素子の切り換え前後に撮像した画像の差異を画像処理により認識し、その認識結果に基づいて、不特定の光学素子切り換えユニットに関する諸元情報(例えば、切り換え段数、倍率、透過率、透過光照明側及び落射光照明側のいずれの側に装着されているか等)検出することができる。
また、本発明を用いることにより、従来のように、各ユニットの諸元情報を検出するために、筐体内にマイクロコンピュータから各ユニットへの諸元情報検出回路に多数の電気接続用のケーブルを引き回すために大きなスペースを取る必要がなく、そのようなケーブルから発せられる電気的ノイズの影響を受けることがなく、コスト的にも経済的である。
以上より、本発明によれば、ユニットの諸元情報の認識において、ヒューマンエラーを取り除けるので、種々多様なユニットが組み合わされるシステム顕微鏡の運用において、著しく使い勝手(ユニット認識に基づいてユーザインターフェースを可変する等)、信頼性が向上する。さらには、コストアップを抑制できる。
本発明が適用可能なシステム顕微鏡の構成例を示す。 ホストシステム32の内部構成の一例を示す。 本発明にかかるシステム顕微鏡の動作原理を示すフローである。 第1の実施形態における6段の切り換え可能な透過用フィルターターレット6を示す。 第1の実施形態における、図4の透過用フィルターターレット6に装着されているフィルターを順に切り換えて、ビデオカメラ20により撮像した画像の一例を示す。 第1の実施形態における切り換え段数を検出するフローを示す。 第1の実施形態における8段の切り換え可能な透過用フィルターターレット6を示す。 第1の実施形態における、図7の透過用フィルターターレット6のNDフィルターを順に切り換えて、撮像した画像の一例を示す。 第2の実施形態における5段の切り換え可能な電動レボルバ14を示す。 第2の実施形態における、図9の電動レボルバ14に装着されている対物レンズ131〜135を順に切り換えて、ビデオカメラ20により格子パターン標本を撮像した画像の一例を示す。 第2の実施形態における電動レボルバ14に装着された各対物レンズ13の倍率を検出するフローを示す。 第2の実施形態における格子間隔とその格子間隔に対応する倍率とを対応付けた対応テーブルT1を示す。 第2の実施形態における対物レンズの装着位置とその対物レンズの倍率とを対応付けた対応テーブルT2を示す。 第3の実施形態(実施例1)における透過用照明ランプと落射用照明ランプとの点灯状態に基づく判定用標本画像の変化を示す。 第3の実施形態(実施例1)における照明用ランプの取り付け位置を判定するフローを示す。 第3の実施形態(実施例2)における透過用フィルターターレット6を切り換えながら判定用標本を撮像した画像を示す。 第3の実施形態(実施例2)における落射用フィルターターレットを切り換えながら判定用標本を撮像した画像を示す。 第3の実施形態(実施例2)におけるFWユニットの取り付け位置を判定するフローを示す。
符号の説明
1 顕微鏡装置
2(2a,2b) ランプハウスユニット
3 透過照明用光源
4a,4b コレクタレンズ
5 透過視野絞り
6 透過用フィルターターレット
7a NDフィルター
7b 補正フィルター
8 コンデンサユニット
9 透過開口絞り
10 コンデンサ光学素子ユニット
10a,10b コンデンサ
11 コンデンサトップレンズユニット
11a,11b コンデンサトップレンズ
12 電動ステージ
13a,13b 対物レンズ
14 電動レボルバ
15 電動キューブカセット
16a,16b フィルターキューブ
17 接眼ユニット
18 ビームスプリッター
19 接眼レンズ
20 ビデオカメラ
21 落射照明用光源
22 電動シャッタユニット
23 落射フィルターターレット
24a NDフィルター
24b 補正フィルター
25 落射絞りユニット
26a 落射開口絞り
26b 落射視野絞り
27 ポラライザ
28 アナライザー
29 顕微鏡制御部
30 制御部
30−2a,30−2b ランプハウス制御部
30−5 透過絞り制御部
30−6 透過用フィルターターレット制御部
30−8 コンデンサユニット制御部
30−12a,30−12b 電動ステージ制御部
30−14 電動レボルバ制御部
30−15 電動キューブカセット制御部
30−17 接眼ユニット制御部
30−20 ビデオカメラ制御部
30−22 電動シャッタユニット制御部
30−23 落射用フィルターターレット制御部
30−25 落射絞り制御部
30−27 ポラライザ制御部
30−28 アナライザー制御部
31 顕微鏡操作部
32 ホストシステム
33 表示装置
34 入力装置
41 CPU
42 ROM
43 RAM
44 I/Oポート
45 外部I/F

Claims (13)

  1. 照明ユニット、光学素子切り換えユニット、及び該照明ユニットに基づく光路上の像を撮像する撮像ユニットを含むユニット群であって、顕微鏡装置を構成する着脱可能な該ユニット群から構成されるシステム顕微鏡の制御装置であって、
    前記撮像ユニットにより撮像された画像を取得する画像取得手段と、
    前記ユニットを駆動させるユニット駆動制御手段と、
    前記ユニット駆動制御手段により所定の前記ユニットを駆動させながら、前記撮像ユニットを制御して前記画像を撮像させる撮像ユニット制御手段と、
    前記取得した画像について画像処理を行う画像処理手段と、
    前記画像処理の結果に基づいて、前記所定のユニットに関する諸元情報を検出する諸元情報検出手段と、
    を備え、
    前記所定のユニットが特性の異なる複数の光学素子を保持し該光学素子を順次切り換えて前記光路上に挿入することができる光学素子切り換えユニットである場合、
    前記諸元情報検出手段は、前記画像処理手段により前記画像間に差異がないと判断されたとき、該判断結果が得られるまでに比較した該画像の枚数に基づいて、該光学素子切り換えユニットの切り換え段数を検出する
    ことを特徴とするシステム顕微鏡の制御装置。
  2. 照明ユニット、光学素子切り換えユニット、及び該照明ユニットに基づく光路上の像を撮像する撮像ユニットを含むユニット群であって、顕微鏡装置を構成する着脱可能な該ユニット群から構成されるシステム顕微鏡の制御装置であって、
    前記撮像ユニットにより撮像された画像を取得する画像取得手段と、
    前記ユニットを駆動させるユニット駆動制御手段と、
    前記ユニット駆動制御手段により所定の前記ユニットを駆動させながら、前記撮像ユニットを制御して前記画像を撮像させる撮像ユニット制御手段と、
    前記取得した画像について画像処理を行う画像処理手段と、
    前記画像処理の結果に基づいて、前記所定のユニットに関する諸元情報を検出する諸元情報検出手段と、
    を備え、
    前記所定のユニットが特性の異なる複数の光学素子を保持し該光学素子を順次切り換えて前記光路上に挿入することができる光学素子切り換えユニットである場合、
    前記諸元情報検出手段は、前記特性に関する情報と前記画像内の特徴量との関係に基づいて、前記画像から該光学素子切り換えユニットの保持する各光学素子の特性を検出する
    ことを特徴とするシステム顕微鏡の制御装置。
  3. 前記特性が倍率であり、前記光学素子が対物レンズの場合、前記諸元情報検出手段は、基準パターン標本により撮像した画像内の所定の2点間の距離または前記画像内の画素値に応じて、該対物レンズの倍率を検出する
    ことを特徴とする請求項に記載のシステム顕微鏡の制御装置。
  4. 前記特性が透過率であり、前記光学素子がフィルターの場合、前記諸元情報検出手段は、前記画像内の画素値に応じて、該フィルターの透過率を検出する
    ことを特徴とする請求項に記載のシステム顕微鏡の制御装置。
  5. 照明ユニット、光学素子切り換えユニット、及び該照明ユニットに基づく光路上の像を撮像する撮像ユニットを含むユニット群であって、顕微鏡装置を構成する着脱可能な該ユニット群から構成されるシステム顕微鏡の制御装置であって、
    前記撮像ユニットにより撮像された画像を取得する画像取得手段と、
    前記ユニットを駆動させるユニット駆動制御手段と、
    前記ユニット駆動制御手段により所定の前記ユニットを駆動させながら、前記撮像ユニットを制御して前記画像を撮像させる撮像ユニット制御手段と、
    前記取得した画像について画像処理を行う画像処理手段と、
    前記画像処理の結果に基づいて、前記所定のユニットに関する諸元情報を検出する諸元情報検出手段と、
    を備え、
    前記光上に光透過性材料と光反射性材料からなる基準標本が挿入された場合、前記諸元情報検出手段は、該標本の複数の前記画像内の前記透過性材料に対応する画像領域または前記光反射性材料に対応する画像領域の変化に基づいて、前記所定のユニットが透過用照明ユニット及び落射用照明ユニットのうちのいずれであるかを検出する
    ことを特徴とするシステム顕微鏡の制御装置。
  6. 前記諸元情報検出手段は、前記透過性材料に対応する画像領域に変化がある場合には、前記所定のユニットが透過用照明ユニットであると検出し、前記光反射性材料に対応する画像領域に変化がある場合には、前記所定のユニットが落射用照明ユニットであると検出する
    ことを特徴とする請求項に記載のシステム顕微鏡の制御装置。

  7. 照明ユニット、光学素子切り換えユニット、及び該照明ユニットに基づく光路上の像を撮像する撮像ユニットを含むユニット群であって、顕微鏡装置を構成する着脱可能な該ユニット群から構成されるシステム顕微鏡の制御装置であって、
    前記撮像ユニットにより撮像された画像を取得する画像取得手段と、
    前記ユニットを駆動させるユニット駆動制御手段と、
    前記ユニット駆動制御手段により所定の前記ユニットを駆動させながら、前記撮像ユニットを制御して前記画像を撮像させる撮像ユニット制御手段と、
    前記取得した画像について画像処理を行う画像処理手段と、
    前記画像処理の結果に基づいて、前記所定のユニットに関する諸元情報を検出する諸元情報検出手段と、
    を備え、 前記光上に光透過性材料と光反射性材料からなる標本が挿入されて、前記ユニット駆動制御手段により透過用照明ユニット及び落射用照明ユニットのいずれかの照明を点灯させて、前記ユニット駆動制御手段により特性の異なる複数の光学素子を保持し該光学素子を順次切り換えて前記光路上に挿入することができる光学素子切り換えユニットを駆動させながら、前記撮像手段により画像を撮像させた場合、
    前記諸元情報検出手段は、該標本の複数の前記画像内の前記透過性材料に対応する画像領域または前記光反射性材料に対応する画像領域の変化に基づいて、前記光学素子切り換えユニットが透過用照明ユニット及び落射用照明ユニットのうちのいずれの側に設置されているかを検出する
    ことを特徴とするシステム顕微鏡の制御装置。
  8. 前記諸元情報検出手段は、前記透過性材料に対応する画像領域に変化がある場合には、前記光学素子切り換えユニットが前記透過用照明ユニット側に設置されていると検出し、前記光反射性材料に対応する画像領域に変化がある場合には、前記光学素子切り換えユニットが前記落射用照明ユニット側に設置されていると検出する
    ことを特徴とする請求項に記載のシステム顕微鏡の制御装置。
  9. 請求項1〜に記載のシステム顕微鏡の制御装置を有するシステム顕微鏡。
  10. 照明ユニット、光学素子切り換えユニット、及び該照明ユニットに基づく光路上の像を撮像する撮像ユニットを含むユニット群であって、顕微鏡装置を構成する着脱可能な該ユニット群から構成されるシステム顕微鏡によるユニット認識方法であって、
    所定の前記ユニットを駆動させながら、前記照明ユニットに基づく光路上の像を前記撮像ユニットにより撮像し、
    前記撮像した画像に関する画像処理を行い、
    前記画像処理結果に基づいて、前記所定のユニットに関する諸元情報を検出するシステム顕微鏡によるユニット認識方法であり、
    前記所定のユニットが特性の異なる複数の光学素子を保持し該光学素子を順次切り換えて前記光路上に挿入することができる光学素子切り換えユニットである場合、
    前記諸元情報の検出においては、前記画像処理により前記画像間に差異がないと判断されたとき、該判断結果が得られるまでに比較した該画像の枚数に基づいて、該光学素子切り換えユニットの切り換え段数を検出する
    ことを特徴とするシステム顕微鏡によるユニット認識方法。
  11. 照明ユニット、光学素子切り換えユニット、及び該照明ユニットに基づく光路上の像を撮像する撮像ユニットを含むユニット群であって、顕微鏡装置を構成する着脱可能な該ユニット群から構成されるシステム顕微鏡によるユニット認識方法であって、
    所定の前記ユニットを駆動させながら、前記照明ユニットに基づく光路上の像を前記撮像ユニットにより撮像し、
    前記撮像した画像に関する画像処理を行い、
    前記画像処理結果に基づいて、前記所定のユニットに関する諸元情報を検出するシステム顕微鏡によるユニット認識方法であり、
    前記所定のユニットが特性の異なる複数の光学素子を保持し該光学素子を順次切り換えて前記光路上に挿入することができる光学素子切り換えユニットである場合、
    前記諸元情報の検出においては、前記特性に関する情報と前記画像内の特徴量との関係に基づいて、前記画像から該光学素子切り換えユニットの保持する各光学素子の特性を検出する
    ことを特徴とするシステム顕微鏡によるユニット認識方法。
  12. 照明ユニット、光学素子切り換えユニット、及び該照明ユニットに基づく光路上の像を撮像する撮像ユニットを含むユニット群であって、顕微鏡装置を構成する着脱可能な該ユニット群から構成されるシステム顕微鏡によるユニット認識方法であって、
    所定の前記ユニットを駆動させながら、前記照明ユニットに基づく光路上の像を前記撮像ユニットにより撮像し、
    前記撮像した画像に関する画像処理を行い、
    前記画像処理結果に基づいて、前記所定のユニットに関する諸元情報を検出するシステム顕微鏡によるユニット認識方法であり、
    前記光路上に光透過性材料と光反射性材料からなる基準標本が挿入された場合、前記諸元情報の検出においては、該標本の複数の前記画像内の前記透過性材料に対応する画像領域または前記光反射性材料に対応する画像領域の変化に基づいて、前記所定のユニットが透過用照明ユニット及び落射用照明ユニットのうちのいずれであるかを検出する
    ことを特徴とするシステム顕微鏡によるユニット認識方法。
  13. 照明ユニット、光学素子切り換えユニット、及び該照明ユニットに基づく光路上の像を撮像する撮像ユニットを含むユニット群であって、顕微鏡装置を構成する着脱可能な該ユニット群から構成されるシステム顕微鏡によるユニット認識方法であって、
    所定の前記ユニットを駆動させながら、前記照明ユニットに基づく光路上の像を前記撮像ユニットにより撮像し、
    前記撮像した画像に関する画像処理を行い、
    前記画像処理結果に基づいて、前記所定のユニットに関する諸元情報を検出するシステム顕微鏡によるユニット認識方法であり、
    前記光路上に光透過性材料と光反射性材料からなる標本が挿入されて、透過用照明ユニット及び落射用照明ユニットのいずれかの照明を点灯させて、特性の異なる複数の光学素子を保持し該光学素子を順次切り換えて前記光路上に挿入することができる光学素子切り換えユニットを駆動させながら、前記撮像ユニットにより画像を撮像させた場合、
    前記諸元情報の検出においては、前記標本の複数の前記画像内の前記光透過性材料に対応する画像領域または前記光反射性材料に対応する画像領域の変化に基づいて、前記光学素子切り換えユニットが前記透過用照明ユニット及び前記落射用照明ユニットのうちのいずれの側に設置されているかを検出する
    ことを特徴とするシステム顕微鏡によるユニット認識方法。
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