JP4935314B2 - 発電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、風力エネルギーを運動エネルギーに変換するとともに、運動エネルギーを用いて発電を行なう発電装置に関する。
従来、自然界における自然エネルギーを運動エネルギーに変換して、その運動エネルギーから電力を発電する発電装置が種々開発され、提案されている。
例えば、特許文献1には、太陽光発電システムが開示されている。この特許文献1記載の太陽光発電システムにおいては、パネル化された太陽電池のモジュールの下面にインバータを組み込んで太陽光発電モジュールを構成し、太陽光発電モジュールから直接交流出力を得るように構成したものである。
この特許文献1記載の太陽光発電システムにより、設置の手間を省き、増設も容易にするとともに、太陽電池の温度上昇を抑制することができる。
また、特許文献2には、ビル発電装置について開示されている。この特許文献2記載のビル用発電装置においては、検出手段により風の向きを検知し、その検出手段からの情報を走行手段に送って羽根の位置をもっとも発電可能な場所に移動させるものである。
この特許文献2記載のビル用発電装置により、発電装置における羽根の位置や向きを可変とし、風がある限りいかなる方向からの風に対して、最大の効率で発電が行なえるようになり、継続して大きな電力を供給でき、ビルの電力需要に効果的に対応することができる。
さらに、特許文献3には、インバータの運転方法および電源システムについて開示されている。この特許文献3記載のインバータの運転方法および電源システムにおいては、直流出力または交流出力のいずれか一方の出力値に応じて運転するインバータの台数を決定するとともに、決定された台数のインバータを複数台のインバータからランダムに選択して運転するものである。
この特許文献3記載のインバータの運転方法および電源システムにより、太陽電池や燃料電池等の直流電源から出力される直流電力を交流電力に変換するための複数台のインバータを、特定のインバータに偏ることなく高効率に運転することができる。
また、特許文献4には、発電システムについて開示されている。特許文献4記載の発電システムにおいては、出力電力を求め、予め記憶しておいたインバータの直流入力−直交変換効率特性およびインバータ台数に応じて、発電システムの交流出力電力が最大となるようにインバータの運転台数を制御するものである。
この発電システムによれば、エネルギー源の状況によって出力が変動する直流電源の発生電力が小さい時でも、インバータの直交変換率を高めることができる。
また、特許文献5には、エネルギー変換装置について開示されている。特許文献5記載のエネルギー変換装置においては、複数の直流電源および複数の直流―直流コンバータが個々に接続された後、エネルギー合成回路に集約され、インバータに供給される。
特許文献5記載のエネルギー変換装置により、直流電力を効率よく取り出すことができるエネルギー変換装置、又はシステム全体の発電効率が向上するエネルギー変換装置を提供することができる。
また、特許文献6には、風力発電出力制限システムおよび方法について開示されている。特許文献6記載の風力発電出力制限システムにおいては、制限値決定手段および制限値補正手段を備え、制限値補正手段により補正して風力発電の出力制限を行なうものである。
特許文献6記載の風力発電出力制限システムにより、系統周波数、電圧を維持しながら風力発電の出力を制限し、風力エネルギーの有効利用を図ることができる。
特許文献7には、電源装置およびそれを備えた発電装置について開示されている。特許文献7記載の発電装置においては、自然エネルギーを電気エネルギーに変換し、電気エネルギーからなる電力を三相交流で出力する発電機と、発電機からの三相電流を整流して出力するブリッジダイオードと、一対の充電コンデンサと、中性線とを有するものである。
特許文献7記載の発電装置によれば、弱風時においても高電圧の電力を得ることができる。
このように、特許文献1〜特許文献7記載の発電装置においては、発電効率を高めるための種々の装置が開示されている。
特開平09−201061号公報 特許2858090号公報 特開平11−341816号公報 特開2000−341959号公報 特開2000−341862号公報 特開2002−325496号公報 特開2005−130650号公報
しかしながら、特許文献1〜特許文献7記載の各発電装置においては、発電効率を高めるために種々の装置を用いているが、発電装置の故障に対する対応については、何ら開示されていない。特に発電装置においては、断崖絶壁の近傍等の劣悪な外部環境に設置されることが多く、これらの機器が故障することもあり、修復までの時間が膨大な量になることが多い。
本発明の目的は、風車の損壊を防止するとともに、異常な風力エネルギーにより発電装置が損壊を受けることを防止することができる発電装置を提供することである。
課題を解決するための手段および効果
(1)
第1の発明に係る発電装置は、風力エネルギーを運動エネルギーに変換するとともに、運動エネルギーを用いて発電を行なう発電装置であって、風力エネルギーを運動エネルギーに変換する複数の風車と、複数の風車の回転数を検出する複数の検出装置と、複数の風車からの運動エネルギーを並列的に用いて発電する複数の発電機と、複数の発電機により発電された電力をそれぞれ変換する複数の電力変換器と、複数の電力変換器の動作異常を判断して電力変換器の動作を停止または継続制御する複数の故障判定制御装置と、複数の故障判定制御装置の出力結果に基づいて、複数の風車の動作を制御する継続判定装置と、継続判定装置からの指令により風車の動作を停止または継続制御する遮断装置とを含むものである。
第1の発明に係る発電装置においては、風車により風力エネルギーが運動エネルギーに変換され、複数の発電機により運動エネルギーが電力に変換される。また、検出装置により風車の回転数が検出される。複数の発電機により発電された電力がそれぞれ複数の電力変換器により変換される。
複数の故障判定制御装置は、判定結果に基づいて1または複数の電力供給を遮断するように電力変換器へ指示を与える。指示が与えられた電力変換器により電力が遮断される。また、複数の故障判定制御装置から、電力変換器の与えた指示に基づいて継続判定制御装置により遮断装置に指令が与えられるので、風車の動作を停止または継続制御させることができる。
この場合、複数の発電機が配置されているので、1の発電機が故障した場合でも、他の発電機により発電を行なうことができる。また、複数の発電機に対応して設けられた個々の故障判定制御装置により複数の発電機および複数の電力変換器の経路が正常か否かの判定を行なうことができるので、短時間で故障の有無を検出することが可能となる。
特に、故障判定制御装置により電力変換器の動作を判定した後に、停止または継続制御することができるので、複数の電力変換器が個別に停止、または継続制御される。例えば、電力変換器が正常でない場合、かかる電力変換器の出力を停止させることができ、他の電力変換器の経路は、継続制御される。それにより、故障した装置を即座に停止させることができ、早急に風車の安全確保を行なうことが可能となる。
また、台風等の強風の環境下等においては、故障判定制御装置の制御結果に基づいて継続判定装置により、遮断装置へ指令が与えられる。この指令により風車の動作を停止、または継続制御することができるので、風車自体の損壊を防止することができる。すなわち、台風等の強風環境下においては、風車からの運動エネルギーを効率よく発電することができず、また風車自体の回転速度が異常に上昇するため、風車の羽根の破損を防止することができる。
(2)
検出装置は、風力エネルギーのエネルギー量を計測する風速センサをさらに含んでもよい。
この場合、風力エネルギーのエネルギー量を計測することができるので、風車の回転センサのみならず、風力エネルギーの大小によって、発電開始を判定したり、暴風等による風車の異常回転等を判定することができる。その結果、故障の箇所を停止させて負荷を削減することができるので効率のよい、かつ安全な発電装置を実現することができる。
(3)
複数の電力変換器は、回転センサから検出された回転数および風速センサにより計測された風速に基づいて、最大追従可能な電力量を算出する電力変換制御装置と、電力変換制御装置により算出された電力量に基づいて発電機から発電された電力から所定の電力を取り出す電力変換器とを含んでもよい。
この場合、電力変換器は、複数の発電機により発電された電力をそれぞれ目的とする電力に変換することができる。特に、電力変換制御装置により風車の回転数を認識することができるため、最適な発電量を予測することができ、その発電量において電力量を出力することができる。
(4)
電力変換器は、発電された電力の電圧を所定の電圧に変換するトランスと、変換された電力を整流する整流器と、整流された電力を降圧させる降圧コンバータと、降圧された電力を出力する出力部とを含んでもよい。
この場合、トランスにより三相交流が交流に変換され、整流器により交流が直流に整流され、降圧コンバータによりDC/DC変換がされるので、出力部から安定した直流電力を出力することができる。また、電力変換器は、変換された電力を整流する整流器と、整流された電力を降圧させる降圧コンバータと、降圧された電力を出力する出力部とを含んでもよい。
(5)
電力変換制御装置は、回転センサからの回転数および風速センサにより計測された風速に基づいて、電力量の制御を行なう最大電力追従制御部と、最大電力追従制御部からの制御指令に基づいて電流の充電制御を行なう充電電流制御部とを含んでもよい。
この場合、最大電力追従制御部の働きにより、充電電流制御部を介して電力変換器により最適な充電電流の指令を電力変換器に与えることができる。また、最大電力追従制御部の働きにより電力変換器において異常が生じた場合には、電力変換を行なわないように、指示を与えることにより出力電圧を停止することができる。また、発電機から電力が出力されていない場合に風速センサおよび回転センサからの情報により風車が回転している場合には、発電機の故障として電力の出力を遮断することができる。
(6)
複数の風車は、複数の翼形を有し、かつ垂直回転軸を有する直線翼垂直軸型風車縦型を複数段積層配置したものであってもよい。
この場合、風車は、複数の翼形を有するので、風力エネルギーが小さな値である場合でも、効率よく風力エネルギーを運動エネルギーに変換することができる。また、この直線翼垂直軸型風車縦型の風車を複数段積層配置するので、さらにエネルギー変換効率を向上させることができる。
(7)
遮断装置は、複数の風車の軸に対して減速力を与え、複数の風車の軸の回転を停止させてもよい。
この場合、風車の軸に対して減衰力が与えられることにより、風車の軸の回転を停止させることができるので、例えば、暴風の場合に風車の回転を停止させることで、風車の破損を防止することができ、さらに、風車の回転上昇が大きく、発電効率が悪化する場合にも風車の回転を低減させることができる。
以下、本発明に係る実施の形態について説明する。まず、本発明に係る流体発電装置の一例として、発電装置500に本発明を適用した場合について説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、発電装置500の一例を示す模式的側面図である。
図1に示すように発電装置500は、主に発電装置100、主柱200、保持板210a,210b、支持梁220、支持柱230、複数の翼形状の羽根を有する風車300、風車支持パイプ320、風車保持パイプ310および軸400からなる。
図1に示す発電装置500は、主柱200が4隅に設けられ、主柱200の上端部および主柱200の中部にそれぞれ保持板210が設けられる。さらにその下方に、主柱200を互いに支持するために支持梁220が隣接する主柱200同士を支持しあうように垂直方向に設けられ、さらに主柱200が傾斜しないように地中から支持柱230が設けられている。これらの主柱200等により構成された櫓内に垂直縦方向に4段で形成された風車300が設けられている。
主柱200等により構成された櫓内の中心に軸400が垂直に設けられる。軸400の下端部には、発電装置100が設けられている。この発電装置100の詳細構造および動作については後述する。
また、軸400の上部で、かつ主柱200および2枚の保持板210a,210bにより囲まれた空間内に、上下2段に複数の翼形状を有する風車300の一部が設けられ、軸400の下部で、かつ主柱200、支持梁220および保持板210bにより囲まれた空間内に、上下2段に複数の翼形状を有する風車300の一部が設けられる。
この風車300は、翼形状の羽根が1段毎に4枚ずつ設けられ、それぞれ水平方向に90度毎にずらして設けられる。そして、この翼形状の羽根が2本の支持パイプ310および2本の保持パイプ320により軸400に固定される。このような風車300は、一般に直線翼垂直軸型風車縦型と呼ばれる。
この発電装置500は、翼形状の羽根により風力エネルギーを享受し、羽根に揚力が生じて時計回りに回転する。翼形状の羽根を有する風車300が時計回りに回転することにより、2本の支持パイプ310および2本の保持パイプ320を介して軸400が時計回りに回転する。
次に、図2は、発電装置500の内部構造を示す図である。
図2の発電装置500は、風速センサ350,351、回転センサ360,361、風車300、複数の発電機100、制御装置600およびブレーキ720,721を含む。
図2に示すように、風速センサ350,351は風力エネルギーのエネルギー量を計測し、風速状態判定装置620に与える。
複数の発電機100は、風車300の軸400に取り付けられ、発電を行なう。また、回転センサ360,361は軸400の回転状態を計測し、その計測結果を回転状態判定装置610に与える。回転状態判定装置610および風速状態判定装置620は、それぞれ与えられた計測結果を中央管理装置700に与える。中央管理装置700は、各ユニット801〜80n(nは整数)との間で双方向に制御信号CSの送受信を行なう。この制御信号CSには、回転状態判定装置610および風速状態判定装置620から与えられた計測結果を含む電力指令値ECが含まれている。
また、中央管理装置700は、後述する最大電流追従制御装置821による充電電流指令DSを受け取り、内蔵された故障判定装置701によりユニット801〜80nのいずれが故障しているか、または正常に動作しているかを判定し、複数のユニット801〜80nが故障しており風車を停止させることが好ましいと判定した場合には、ブレーキ駆動装置710,711へ動作指示を出力する。ブレーキ駆動装置710,711は、ブレーキ720,721に対して油圧または電気的信号を送信し、ブレーキ720,721を動作させる。それにより、風車300の軸の回転が制御または停止される。
複数の発電機100により発電された電力は、並列に設けられたユニット801〜80n(nは任意の整数)に供給される。並列に設けられたユニット801〜80n(nは整数)は、供給された電力を内部で処理を行い直流電圧DCとして出力する。以下にその詳細について説明する。
図3は、各ユニット800〜80nの内部構造の一例を示すブロック図である。
図3に示すように、ユニット800〜80nは、電力変換器810および電力変換制御装置820からなる。電力変換器810は、トランス801、整流器(AC/DC変換器)802、降圧コンバータ803および出力部804を含む。また、電力変換制御装置820は、最大電力追従制御部821および充電電流制御部822を含む。
まず、電力変換器810のトランス801には、発電機100から電力100aが供給される。トランス801は、電力100aを変圧し、整流器802に与える。整流器802は、変圧された電力100aをACからDCに整流し、降圧コンバータ803に供給する。降圧コンバータ803は、後述する電力変換制御装置820の指示に従ってDC/DC変換を行い、変換された直流電圧を出力部804に与える。出力部804は、変換された直流電圧の変動を抑え、直流電圧DCとして出力する。
一方、電力変換制御装置820の最大電力追従制御部821は、中央管理装置700から与えられる電力指令値ECを受け取り、充電電流指令DSを充電電流制御部822に与える。ここで、充電電流指令DSとは、最大電力追従制御部821において電力指令値ECに含まれる風速および風車の軸の回転数から算出した最適な充電電流を示すものである。すなわち、風力エネルギーに応じて最適な電力を発電するために充電すべき電流量を示すものである。なお、最大電力追従制御部821が風車300の軸400が回転速度が速く、最適な発電を行なうことができないと判定した場合、または、発電機100からの出力が0を示しているのに、風速および風車の軸の回転数から風車300が動作していると判定した場合(異常時)の最大電力追従制御部821および充電電流制御部822の動作については後述する。
充電電流制御部822は、ゲート指令GSを降圧コンバータ803に与える。降圧コンバータ803は、ゲート指令GSに応じて上述したDC/DC変換を行い、充電電流DCSを充電電流制御部822および最大電力追従制御部821に与える。それにより、最大電力追従制御部821は、再度、充電電流DCSが充電電流指令DSの値と一致するようにゲート指令GSを操作する。
また、最大電力追従制御部821は、回転数、充電電流、出力電圧に基づいて、充電電力が風車の回転数の取り出し電力となるような充電電流指令DSを充電電流制御822に与える。
最大電力追従制御部821は、風車300の回転状態が異常であると判断した場合には、充電電流信号DSを制御して、充電電流制御822からのゲート指令GSを操作することにより、降圧コンバータ803による直流電圧DCの出力を停止するように動作させる。それにより、直流電圧DCが出力されず、降圧コンバータ803により直流電圧DCが遮断される。それにより、各ユニット自体の出力電圧が停止される。
また、発電機100が故障した場合でも、同じく、最大電力追従制御部821は、充電電流信号DSを制御して、充電電流制御822からのゲート指令GSを操作することにより、降圧コンバータ803による直流電圧DCの出力を停止するように動作させる。
以上のように、本実施の形態にかかる発電装置500aにおいては、個々のユニット800〜80nにおいて、風力エネルギーに応じた最適な電力を発電させることができる。したがって、1のユニットが故障した場合でも、その故障したユニットの最大電力追従制御部821の働きにより直流電圧DCの出力を停止させることができる。また、複数台のユニット800〜80nからの出力が停止された場合には、中央管理装置700からの制御により風車の軸の回転を抑制するようにブレーキ720が動作するので、風車自体の故障や破壊を防止することができる。
(第2の実施の形態)
次に第2の実施の形態に係る発電装置500aの内部構造について説明する。図4は発電装置500aの内部構造の他の例を示す図である。
第2の実施の形態に係る発電装置500aが、第1の実施の形態に係る発電装置500と異なるのは以下の点である。
発電装置500aは、発電機100の代わりに、発電機100a〜100dを備え、回転センサ360,361の代わりに回転センサ360〜363を備える。また、制御装置600の代わりに制御装置600aを備える。
制御装置600aのユニット801〜80n、回転状態判定装置610および風速状態判定装置620の代わりにユニット811〜814を含む。このユニット811〜814は、それぞれ回転状態判定装置823および故障判定装置831が内蔵される。なお、故障判定装置831は、図2の最大電力追従制御部821の働きの一部を担うものである。
次に、図4の発電装置500aの動作の概略について説明する。なお、制御装置600aは、制御装置600aと異なる部分のみ説明を行なう。
図4の風車300が回転することにより並列配置された発電機100a〜100dの個々で発電が行なわれる。
また、回転センサ360〜363の個々で回転数が計測される。具体的には、発電機100aにより発電された電力および回転センサ360で計測された回転数はユニット811に直接与えられ、発電機100bにより発電された電力および回転センサ361で計測された回転数はユニット812に直接与えられ、発電機100cにより発電された電力および回転センサ362で計測された回転数はユニット813に直接与えられ、発電機100dにより発電された電力および回転センサ363で計測された回転数はユニット814に直接与えられる。
第2の実施の形態に係るユニット811〜814においては、図3のユニット800〜80nと異なり、回転センサ360〜363から与えられた回転数が、ユニット811〜814に直接与えられる。
図4の制御装置600aは、各ユニットの回転状態判定装置823により回転センサ360〜363が計測した回転数を受け取り、その回転数を短期的に故障判定装置831に与えるとともに、定期的に中央管理装置700の故障判定装置701に与える。この場合、故障判定装置831において故障と判定された場合には、図2の最大電力追従制御部821の働きにより充電電流信号DSを制御して、充電電流制御822からのゲート指令GSを操作することにより、降圧コンバータ803による直流電圧DCの出力を停止するように動作させる。それにより、直流電圧DCが出力されず、降圧コンバータ803により直流電圧DCが遮断される。それにより、各ユニット自体の出力電圧が停止される。
また、故障判定装置831は、他のユニット812,813,814の降圧コンバータ803の動作状況を確認する。そして、他のユニット812,813,814の降圧コンバータ803の動作が停止していると判断した場合には、ブレーキ駆動装置710の動作指示を出力する。ブレーキ駆動装置710は、ブレーキ720に対して油圧または電気的信号を送信し、ブレーキ720を動作させる。それにより、風車300の回転が制御または停止される。また、ユニット811が故障により完全に停止している場合には、ユニット812内の故障判定装置831がブレーキ駆動装置711の動作指示を出力する。ブレーキ駆動装置711は、ブレーキ721に対して油圧または電気的信号を送信し、ブレーキ721を動作させる。それにより、風車300の回転が制御または停止される。
なお、本実施の形態においては、回転センサ360〜363からの回転数に基づいてブレーキ720,721を動作させることとしたが、これに限定されず、風力センサを同じように配置して降圧コンバータ803の動作、ブレーキ720の動作を制御してもよい。
以上のように、本実施の形態にかかる発電装置600aにおいては、複数の発電機100a〜100dを設けることにより、個々のユニット811〜814において、風力エネルギーに応じた最適な電力を発電させることができる。したがって、1のユニットまたは、発電機100が故障した場合でも、その故障したユニットの最大電力追従制御部821の働きにより降圧コンバータ803を制御することにより、直流電圧DCの出力を停止させることができる。また、複数のユニット811〜814からの出力が停止された場合には、ブレーキ720,721により風車の回転自体を停止させることができる。その結果、風車自体の故障や破壊を防止することができる。
正常でないとの判定が回転状態判定装置823および故障判定装置831により判定された場合、正常でないと判定されたユニットのブレーキ駆動装置710およびブレーキ720を動作させることができるので、より早急に安全の確保を行なうことができる。
例えば、風車300の回転を停止させることができるので、例えば、台風などの暴風の場合に風車300の回転を停止させることで、風車300の破損を防止することができ、さらに、風車300の回転上昇が大きく、発電効率が悪化する場合にも風車300の回転を低減させることができる。
上記第1および第2の実施の形態においては、発電装置500が発電装置に相当し、回転センサ360〜363が検出装置に相当し、風車300が風車に相当し、発電機100a〜100dが発電機に相当し、ユニット800〜80n、降圧コンバータ803が電力変換器に相当し、最大電力追従制御部821、故障判定装置701,831、回転状態判定装置823が故障判定制御装置に相当し、中央管理装置700が継続判定装置に相当し、電力変換制御装置820が電力変換制御装置に相当し、電力変換器810が電力変換器に相当し、トランス801がトランスに相当し、整流器802が整流器に相当し、降圧コンバータ803が降圧コンバータに相当し、出力部804が出力部に相当し、最大電力追従制御部821が最大電力追従制御部に相当し、充電電流制御部822が充電電流制御部に相当し、ブレーキ駆動装置710,711が遮断装置に相当し、ブレーキ720,721が複数のブレーキに相当する。
本発明は、上記の好ましい第1および第2の実施の形態に記載されているが、本発明はそれだけに制限されない。本発明の精神と範囲から逸脱することのない様々な実施形態が他になされることは理解されよう。さらに、本実施形態において、本発明の構成による作用および効果を述べているが、これら作用および効果は、一例であり、本発明を限定するものではない。
発電装置の一例を示す模式的側面図 発電装置の内部構造を示す図 各ユニットの内部構造の一例を示すブロック図 発電装置の内部構造の他の例を示す図
符号の説明
500 発電装置
360〜363 回転センサ
300 風車
100a〜100d 発電機
800〜80n ユニット
701,831 故障判定装置
821 回転状態判定装置
700 中央管理装置
820 電力変換制御装置
810 電力変換器
801 トランス
802 整流器
803 降圧コンバータ
804 出力部
821 最大電力追従制御部
822 充電電流制御部
710,711 ブレーキ駆動装置
720,721 ブレーキ

Claims (7)

  1. 風力エネルギーを運動エネルギーに変換するとともに、前記運動エネルギーを用いて発電を行なう発電装置であって、
    前記風力エネルギーを運動エネルギーに変換する複数の風車と、
    前記複数の風車の回転数を検出する複数の検出装置と、
    前記複数の風車からの運動エネルギーを並列的に用いて発電する複数の発電機と、
    前記複数の発電機により発電された電力をそれぞれ変換する複数の電力変換器と、
    前記複数の電力変換器の動作異常を判断して前記電力変換器の動作を停止または継続制御する複数の故障判定制御装置と、
    前記複数の故障判定制御装置の出力結果に基づいて、前記複数の風車の動作を制御する継続判定装置と、
    前記継続判定装置からの指令により前記風車の動作を停止または継続制御する遮断装置とを含むことを特徴とする発電装置。
  2. 前記検出装置は、
    前記風力エネルギーのエネルギー量を検出する風力センサをさらに含むことを特徴とする請求項1記載の発電装置。
  3. 前記複数の電力変換器は、
    前記回転センサから検出された回転数および前記風速センサにより計測された風速に基づいて、最大追従可能な電力量を算出する電力変換制御装置と、
    前記電力変換制御装置により算出された電力量に基づいて前記発電機から発電された電力から所定の電力を取り出す電力変換器とを含むことを特徴とする請求項2記載の発電装置。
  4. 前記電力変換器は、
    前記発電された電力の電圧を所定の電圧に変換するトランスと、
    前記変換された電力を整流する整流器と、
    前記整流された電力を降圧させる降圧コンバータと、
    前記降圧された電力を出力する出力部とを含むことを特徴とする請求項3記載の発電装置。
  5. 前記電力変換制御装置は、
    前記回転センサからの回転数および風速センサにより計測された風速に基づいて、電力量の制御を行なう最大電力追従制御部と、
    前記最大電力追従制御部からの制御指令に基づいて電流の充電制御を行なう充電電流制御部とを含むことを特徴とする請求項3記載の発電装置。
  6. 前記複数の風車は、
    複数の翼形を有し、かつ垂直回転軸を有する直線翼垂直軸型風車縦型を複数段積層配置したことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の発電装置。
  7. 前記遮断装置は、
    前記複数の風車の軸に対して減速力を与え、前記複数の風車の軸の回転を停止させることができることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の発電装置。
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