JP4927130B2 - ドアミラー装置、及びそのシャフトの成形方法 - Google Patents

ドアミラー装置、及びそのシャフトの成形方法 Download PDF

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Description

本発明は、電動又は手動によって展開状態と格納状態とのいずれかに配置される車両用のドアミラー装置と、ドアミラー装置に使用されるシャフトの成形方法に関するものである。
車両(例えば、自動車)には、ドアミラー装置が取り付けられている。このドアミラー装置は、電動又は手動により展開状態と格納状態とのいずれかに配置される(例えば、特許文献1を参照)。図1に電動で展開・格納されるドアミラー装置100の模式図を示す。図1に示されるように、ドアミラー装置100は、ドアミラー1を収納するハウジング2(装置本体部)と、車両の連結部3に固定され、ハウジング2を回動させるときの回動中心となるシャフト4と、ハウジング2に固着され、シャフト4に嵌合されるブラケット5と、ブラケット5に取り付けられるモータ6とを備えている。モータ6のモータ軸に挿通されたモータ側歯車7と、シャフト4に挿通されたシャフト側歯車8とが噛み合っている。モータ6のモータ軸を回動させることにより、連結部3に固定されているシャフト4の軸線CL周りにハウジング2が回動する。
図1に示されるように、シャフト4は段付き形状となっていて、連結部4に固定される最も大径の第1軸部9と、第1軸部9よりも順に小径となり、第1軸部9と同心に延設される第2軸部11と第3軸部12とを備えている。シャフト4の第2軸部11には、ハウジング2のブラケット5が挿通される。このとき、ブラケット5の底面部5aが、シャフト4の段付き面13に当接される。このため、ハウジング2は、ブラケット5の底面部5aを、シャフト4の段付き面13に当接させながら回動する。この結果、ドアミラー1、ハウジング2、ブラケット5及びモータ6等の重量がシャフト4の段付き面13に作用する。
従来のドアミラー装置100のシャフト4は、剛性が高く、強度や耐振性に優れた金属材(例えば、ZDC(亜鉛ダイキャスト)やADC(アルミダイキャスト))を使用している。しかし、シャフト4が重量物になってしまうため、これを軽量化する必要がある。
上記のことから、樹脂材よりなるシャフト4を使用することが想定される。しかし、樹脂材よりなるシャフト4は軽量であるものの、剛性が金属材よりも低いため、強度や耐振性に劣るという問題がある。
特開2003−231442号公報
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、シャフトを重くすることなく強度や耐振性に優れたドアミラー装置を提供すること、及びそのシャフトの成形方法を提供することを課題としている。
上記課題を解決するための本発明は、
ドアミラーを収納する装置本体部がシャフトの軸線周りに回動することにより、前記装置本体部が展開状態と格納状態とのいずれかに配置されるドアミラー装置であって、
前記シャフトは樹脂材を射出成形してなり、前記装置本体部の重量を支持する第1軸部と、前記装置本体部を回動自在に支持し、前記第1軸部よりも軸直角方向の断面積が小となる第2軸部と、を有する段付き形状であり、
前記シャフトには、金属材よりなり、筒状の本体部と、該本体部の軸方向の一端部の外周面から軸直角方向に延設されるフランジ部と、該フランジ部から軸方向に突出する突起部と、を有する補強部材が前記第1軸部と前記第2軸部とに跨ってインサート成形され、
前記突起部の軸方向長さと前記フランジ部の厚みとの和が、前記シャフトの第1軸部の厚みと同一又はそれよりも長くなっていて、
前記シャフトは、成形型が、該成形型にインサートされた前記補強部材のフランジ部と突起部を軸方向に挟み込んだ状態で射出成形されることを特徴としている。
本発明に係るドアミラー装置のシャフトは、樹脂材よりなるとともに、金属材よりなる筒状の補強部材がインサートされている。金属材の剛性は、樹脂材の剛性よりも高い。このため、本発明のシャフトは、金属材よりなるシャフトと比較して軽量化が図られるとともに、樹脂材のみよりなるシャフトよりも強度が高くなる。しかも、このシャフトは、成形型が、該成形型にインサートされた補強部材のフランジ部と突起部を軸方向に挟み込んだ状態で射出成形されるため、成形途中に補強部材が軸方向にずれることが抑止される。これにより、シャフトの耐久性が良好になるとともに耐摩耗性も向上し、ドアミラー装置の信頼性が向上する。
前記補強部材の本体部には軸直角方向に貫通する複数の貫通孔が設けられ、
前記貫通孔の部分に樹脂材が入り込むことにより、前記補強部材が前記シャフトに対して回り止め状態で保持されるようにしてもよい。ドアミラー装置の装置本体部が回動するとき、その抵抗がシャフトに作用し、補強部材を剥離させてしまうおそれがある。しかし、貫通孔の部分に樹脂材が入り込むことにより、補強部材の周り止めが図られる。このため、補強部材が剥離するおそれが小さくなる。
前記補強部材の本体部は円筒形状であり、その外径を、前記シャフトの第2軸部の外径と同一とすることができる。これにより、ドアミラー装置の装置本体部の回動面が金属材となるため、シャフトの耐摩耗性を一層向上させることができる。
また、前記シャフトは中空形状であり、
前記補強部材の本体部は円筒形状であり、その内径を、前記シャフトの第2軸部の内径と同一としてもよい。
前記突起部はピン形状であり、周方向に所定角度をおいて複数設けることができる。
また、上記課題を解決するための本発明は、
請求項1ないし5のいずれか1項のシャフトの射出成形による成形方法であって、
前記補強部材の本体部を成形型に支持させることにより、該補強部材が前記成形型の軸直角方向に移動することを阻止して、該補強部材を成形型にインサートするインサート工程と、
型閉じされた成形型が前記補強部材のフランジ部と突起部を軸方向に挟み込むことにより、該補強部材が前記成形型の軸方向に移動することを阻止する挟込み工程と、
型閉じされた成形型のキャビティに溶融樹脂を射出する射出工程と、
成形型を型開きしてシャフトを排出する排出工程と、
を含むことを特徴としている。
そして、前記補強部材の本体部は円筒形状であり、
前記補強部材は、その本体部が成形型のうちの固定型に嵌合状態でインサートされることによって軸直角方向の移動が阻止される。
また、前記補強部材の本体部は円筒形状であり、
前記補強部材は、その本体部が成形型のうちの可動型に挿通された状態でインサートされることによって軸直角方向の移動が阻止される。
本実施例のドアミラー装置100の構成を示す模式図である。 第1実施例のシャフト4の正面断面図である。 (a)は補強部材17の斜視図、(b)は同じく正面断面図、(c)は同じく底面図である。 固定型22に補強部材17をインサートする状態の作用説明図である。 固定型22と可動型23を型閉じした状態の作用説明図である。 固定型22と可動型23を型開きした状態の作用説明図である。 貫通孔25が設けられた補強部材17をインサートしたシャフト4の正面断面図である。 (a)は第2実施例のシャフト26の正面断面図、(b)は補強部材27の斜視図である。 シャフト26を射出成形するときの作用説明図である。 (a)は第3実施例のシャフト32の正面断面図、(b)は補強部材33の斜視図である。 シャフト32を射出成形するときの作用説明図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
本発明において、図1は本実施例のドアミラー装置100の構成を示す模式図、図2は第1実施例のシャフト4の正面断面図、図3の(a)は補強部材17の斜視図、(b)は同じく正面断面図、(c)は同じく底面図である。
車両用のドアミラー装置100に係る第1実施例のシャフト4について説明する。図2に示されるように、シャフト4は中空の段付き形状を呈している。このシャフト4は、連結部3に取り付けられる最も大径の第1軸部9と、第1軸部9よりも小径の第2軸部11と、第1軸部9よりも更に小径の第3軸部12とが同心に設けられ、第1軸部9と第2軸部11との間に段付き面13が形成されている。第1〜第3軸部9,11,12の部分には、それぞれ第1〜第3中空部14,15,16が設けられている。以降、段付き面13と第1中空部14の天井面との間の長さを、「第1軸部の厚みt1」と記載する。
シャフト4は、補強部材17をインサートして射出成形される。補強部材17について説明する。補強部材17は金属の薄板よりなる。図3の(a)〜(c)に示されるように、補強部材17は、円筒状の本体部18と、本体部18の軸方向の一端部から軸直角方向(半径方向)に延設される円板状のフランジ部19と、フランジ部19の底面部19a(フランジ部19において、本体部18が設けられていない側の端面部)から軸方向に突出する4本の突起部21とを備えている。4本の突起部21は、フランジ部19の底面部19aにおける同一円周上に、等角度(この場合、約90度)をおいて配置されている。以降、フランジ部19の厚みを「t2」と記載し、各突起部21におけるフランジ部19の底面部19aからの長さを「t3」と記載する。各突起部21の長さt3は、すべて同一である。
図2に示されるように、補強部材17は、その本体部18をシャフト4の第2軸部11の部分に配置し、そのフランジ部19をシャフト4の第1軸部9の段付き面13の部分に配置して取り付けられる。即ち、補強部材17の本体部18の外周面が、シャフト4の第2軸部11の外周面と同一面となるように、かつ補強部材17のフランジ部19の上面が、シャフト4の段付き面と同一面となるように取り付けられる。このため、補強部材17の本体部18の外径d1は、シャフト4の第2軸部11の外径D1と等しい(d1=D1)。また、本体部18の内径d2は、シャフト4の第2軸部11の内径D2よりも大きい(d2>D2)。更に、フランジ部19の外径d3は、シャフト4の第1軸部9の外径D3よりも小さい(d3<D3)。
そして、フランジ部19の厚みt2と、突起部21の長さt3(フランジ部19の底面部19aからの長さ)との和は、第1軸部9の厚みt1と等しい(t2+t3=t1)。このようにした理由は、後述する。
ここで、前述したように、ドアミラー装置100のハウジング2が回動するとき、ハウジング2及びその周辺部材(ドアミラー1、ブラケット5、モータ6等)の重量による荷重は、シャフト4の第1軸部9の段付き面13と第2軸部11の外周面とに最も大きく作用する。もし、シャフト4が樹脂材よりなる場合、軽量化が図られるものの、第1軸部9と第2軸部11との接続部の損傷のおそれが問題となる。しかし、本実施例のシャフト4の場合、第1及び第2軸部9,11との接続部に金属材よりなる補強部材17が取り付けられている。金属材の剛性は、樹脂材の剛性よりも高いため、本実施例のシャフト4における接続部の強度は、樹脂材のみよりなるシャフトと比較して大きい。この結果、シャフト4の軽量化が図られるとともに、その強度が高くなる。また、ハウジング2の摺動部分が金属面となるため、耐磨耗性も良好になる。
次に、図4ないし図6を参照しながら、第1実施例のシャフト4の射出成形による成形方法について説明する。図4に示されるように、固定型22と可動型23とのパーティングラインPL1,PL2は、シャフト4の第1軸部9における軸方向のほぼ中央部に設けられる。シャフト4を射出成形するとき、最初に固定型22のキャビティ24に補強部材17を挿入(インサート)する。即ち、補強部材17の本体部18を、固定型22のキャビティ24における第2軸部成形部22aにインサートする(インサート工程)。そして、補強部材17のフランジ部19が、固定型22の段付き面表成形部22bに当接する。これにより、補強部材17が軸直角方向に位置決めされる。換言すれば、補強部材17が軸直角方向にずれることが防止される。なお、図4において、インサート前の補強部材17を二点鎖線で示す。
図4及び図5に示されるように、可動型23が前進し、固定型22のパーティングラインPL1と可動型23のパーティングラインPL2とが合致する。同時に、可動型23の先端部23aが、固定型22のキャビティ24の最奥部に形成されている中空部成形部22cに当接する。前述したように、補強部材17におけるフランジ部19の厚みt2と突起部21の長さt3との和は、シャフト4の第1軸部9の厚みt1と等しい。このため、可動型23の段付き面裏成形部23bが、補強部材17の突起部21に当接し、補強部材17のフランジ部19と突起部21を挟み込む(挟込み工程)。これにより、補強部材17が軸方向に位置決めされる。換言すれば、補強部材17が軸方向にずれることが防止される。
この状態で、キャビティ24に溶融樹脂(図示せず)が射出される(射出工程)。溶融樹脂は、例えば固定型22と可動型23とのパーティングラインPL1,PL2に設けられたランナ(図示せず)から射出される。そして、補強部材17の各突起部21同士の間の隙間を通り、補強部材17の本体部18と可動型23の第2中空部成形部23cとの間の空間部Qを流れて、キャビティ24に充填される。所定時間経過後、図6に示されるように可動型23が後退し、型開きされる。そして、補強部材17をインサートしたシャフト4が排出される(排出工程)。
図7に示されるように、補強部材17の本体部18に、軸直角方向に複数個の貫通孔25を設けてもよい。この補強部材17がインサートされた固定型22のキャビティ24に射出され、空間部Qに達した溶融樹脂は、貫通孔25の部分に入り込んで固化する。ここで、ドアミラー装置100において、ハウジング2が回動するとき、補強部材17はハウジング2の回動に伴って連れ回りしようとする。これにより、補強部材17がシャフト4から剥離してしまうおそれがある。しかし、これらの貫通孔25の部分で固化された溶融樹脂が、ハウジング2の回動に伴う連れ回りや振動(例えば、車両の走行中の振動)、外力等に対する抵抗として機能する。これにより、補強部材17がシャフト4から剥離するおそれが小さくなる。なお、補強部材17の本体部18の外周面は全体に亘って(各貫通孔25の部分も含めて)同一面となっているため、貫通孔25を設けることによりハウジング2の回動抵抗が増大することはない。
次に、第2実施例のシャフト26について説明する。図8に示されるように、このシャフト26にインサートされる補強部材27は、円筒形状の本体部28と、その軸方向の一端部から軸直角方向に延設される円板状のフランジ部29と、フランジ部29の上面から軸方向に突出する4本の突起部31とを備えている。この補強部材27において、前述した第1実施例のシャフト4の補強部材17と異なる部分は、本体部28の外径d1がシャフト26の第2軸部11の外径D1より小さくなっていて(d1<D1)、各突起部31の突出方向が逆となっていることである。
図9に示されるように、この補強部材27は、可動型23の第2中空部成形部23cに挿通されて嵌合される。これにより、補強部材27が軸直角方向に位置決めされる。換言すれば、補強部材27が軸直角方向にずれることが防止される。
また、フランジ部29の厚みt2と突起部31の長さt3との和は、シャフト26の第1軸部9の厚みt1と等しい。このため、固定型22と可動型23とが型閉じされたとき、固定型22の段付き面表成形部22bと可動型23の段付き面裏成形部23bとが補強部材27を挟み込む。これにより、補強部材27が軸方向に位置決めされる。換言すれば、補強部材27が軸方向にずれることが防止される。
次に、第3実施例のシャフト32について説明する。図10に示されるように、このシャフト32にインサートされる補強部材33は、円筒形状の本体部34と、その軸方向の一端部から軸直角方向に延設されるフランジ部35と、フランジ部35の上面及び底面から軸方向に突出する4本の突起部(上突起部36aと下突起部36b)とを備えている。この補強部材33において、前述した第1実施例のシャフト4の補強部材17と異なる部分は、本体部34の外径d1がシャフト32の第2軸部11の外径D1より小さく、本体部34の内径d2がシャフト26の第2軸部11の内径D2よりも大きいこと(d1<D1,d2>D2)と、上下の突起部36a,36bがフランジ部35から上下に突出されていることである。
この補強部材33は、固定型22の第2軸部成形部22aに嵌合させた場合であっても、また可動型23の第2中空部成形部23cに挿通させた場合であっても、補強部材33の本体部34の外周面と固定型22の内周面(第2軸部成形部22a)又は本体部34の内周面と可動型23の外周面(第2中空部成形部23c)との間には隙間が生じるため、このままでは補強部材33を軸直角方向に位置決めすることは困難である。このため、図11に示されるように、可動型23の段付き面裏成形部23bに、補強部材33の各下突起部36bを挿入させるための挿入穴37が設けられている。補強部材33は、各下突起部36bが対応する可動型23の挿入穴37に挿入されることにより、軸直角方向に位置決めされる。
そして、フランジ部35の厚みt2と上下の突起部36a,36bの長さt3a,t3bとの和は、シャフト32の第1軸部9の厚みt3と挿入穴46の深さt4との和と等しい(t2+t3a+t3b=t1+t4)。このため、固定型22と可動型23とが型閉じされたとき、固定型22の段付き面表成形部22bと可動型23の挿入穴39が補強部材33を挟み込む。これにより、補強部材33が軸方向に位置決めされる。換言すれば、補強部材27が軸方向にずれることが防止される。
第3実施例のシャフト32の場合、補強部材33の下突起部36bが自重によって可動型23の挿入穴46に入り込むことにより、補強部材33が軸直角方向に位置決めされる。このため、固定型22と可動型23の軸線(図示せず)を高さ方向に沿って配置することが望ましい。
上記の第2及び第3実施例のシャフト26,32の場合であっても、第1実施例のシャフト4の補強部材17のように、補強部材27,33の本体部28,34に貫通孔25を設け、この貫通孔25の部分に樹脂を入り込ませることにより、各補強部材27,33の剥離防止が図られるようにしてもよい(図7参照)。
上記の各実施例のシャフト4,26,32の補強部材17,27,33のフランジ部19,29,35は円板形状である。しかし、シャフト4,26,32の第1軸部9にインサートされることを条件として多角形形状であってもよい。
本実施例のシャフト4,26,32は、電動格納式のドアミラー装置に使用することにより、その全体重量を軽くすることができる。しかし、手動格納式のドアミラー装置に使用してもよい。
本発明に係るシャフトは、車両のドアミラー装置に使用することができる。
1 ドアミラー
2 ハウジング(装置本体部)
4,26,32 シャフト
9 第1軸部
11 第2軸部
17,27,33 補強部材
18,28,34 本体部
19,29,35 フランジ部
21,31,36a,36b 突起部
22 固定型(成形型)
23 可動型(成形型)
25 貫通孔
100 ドアミラー装置
CL 軸線
d1 補強部材の本体部の外径
d2 補強部材の本体部の内径
D1 シャフトの第2軸部の外径
D2 シャフトの第2軸部の内径
t1 第1軸部の厚み
t2 フランジ部の厚み
t3 突起部の軸方向長さ
t4 深さ

Claims (9)

  1. ドアミラーを収納する装置本体部がシャフトの軸線周りに回動することにより、前記装置本体部が展開状態と格納状態とのいずれかに配置されるドアミラー装置であって、
    前記シャフトは樹脂材を射出成形してなり、前記装置本体部の重量を支持する第1軸部と、前記装置本体部を回動自在に支持し、前記第1軸部よりも軸直角方向の断面積が小となる第2軸部と、を有する段付き形状であり、
    前記シャフトには、金属材よりなり、筒状の本体部と、該本体部の軸方向の一端部の外周面から軸直角方向に延設されるフランジ部と、該フランジ部から軸方向に突出する突起部と、を有する補強部材が前記第1軸部と前記第2軸部とに跨ってインサート成形され、
    前記突起部の軸方向長さと前記フランジ部の厚みとの和が、前記シャフトの第1軸部の厚みと同一又はそれよりも長くなっていて、
    前記シャフトは、成形型が、該成形型にインサートされた前記補強部材のフランジ部と突起部を軸方向に挟み込んだ状態で射出成形されることを特徴とするドアミラー装置。
  2. 前記補強部材の本体部には軸直角方向に貫通する複数の貫通孔が設けられ、
    前記貫通孔の部分に樹脂材が入り込むことにより、前記補強部材が前記シャフトに対して回り止め状態で保持されることを特徴とする請求項1に記載のドアミラー装置。
  3. 前記補強部材の本体部は円筒形状であり、その外径は、前記シャフトの第2軸部の外径と同一であることを特徴とする請求項1又は2に記載のドアミラー装置。
  4. 前記シャフトは中空形状であり、
    前記補強部材の本体部は円筒形状であり、その内径は、前記シャフトの第2軸部の内径と同一であることを特徴とする請求項1又は2に記載のドアミラー装置。
  5. 前記突起部はピン形状であり、周方向に所定角度をおいて複数設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のドアミラー装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項のシャフトの射出成形による成形方法であって、
    前記補強部材の本体部を成形型に支持させることにより、該補強部材が前記成形型の軸直角方向に移動することを阻止して、該補強部材を成形型にインサートするインサート工程と、
    型閉じされた成形型が前記補強部材のフランジ部と突起部を軸方向に挟み込むことにより、該補強部材が前記成形型の軸方向に移動することを阻止する挟込み工程と、
    型閉じされた成形型のキャビティに溶融樹脂を射出する射出工程と、
    成形型を型開きしてシャフトを排出する排出工程と、
    を含むことを特徴とするドアミラー装置のシャフトの成形方法。
  7. 前記補強部材の本体部は円筒形状であり、
    前記補強部材は、その本体部が成形型のうちの固定型に嵌合状態でインサートされることによって軸直角方向の移動が阻止されることを特徴とする請求項6に記載のドアミラー装置のシャフトの成形方法。
  8. 前記補強部材の本体部は円筒形状であり、
    前記補強部材は、その本体部が成形型のうちの可動型に挿通された状態でインサートされることによって軸直角方向の移動が阻止されることを特徴とする請求項6に記載のドアミラー装置のシャフトの成形方法。
  9. 成形型のうちの可動型には前記補強部材の突起部を挿入させる穴部が設けられ、
    前記補強部材は、その突起部が前記穴部に挿入されることによって軸直角方向の移動が阻止されることを特徴とする請求項6に記載のドアミラー装置のシャフトの成形方法。
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