JP4925959B2 - バルーン取付治具製造方法 - Google Patents

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Description

本発明はバルーン取付治具製造方法に係り、特に内視鏡の挿入部又は挿入部を体腔内に挿入する際のガイドとなる挿入補助具にバルーンを取り付けるためのバルーン取付治具製造方法に関する。
従来、二つの筒部と該筒部と筒部の間に設けられたバルーン本体とを含むバルーンを、内視鏡の挿入部又は前記内視鏡の挿入部の体腔内への挿入を補助する挿入補助具に取り付けるためのバルーン取付治具が提案されている(例えば特許文献1)。
特許文献1に記載のバルーン取付治具10´は、図9に示す形状のシートを6本の山折り線1 7 ´、1 7´ … に沿って山折りし、シート両端に形成された糊代部19´ 、19´ を接着することにより、図10に示す六角筒状に形成される。
特開2005−193000号公報
しかしながら、特許文献1に記載のバルーン取付治具10においては、図9に示すようにシートを切り抜き、このシートを六角筒状に山折りし、さらに、糊代部19´、19´を接着しなければならず、製造のための工数が多いという問題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、バルーン取付治具を簡易に製造するための方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、二つの筒部と前記筒部と筒部の間に設けられたバルーン本体とを含むバルーンを、内視鏡の挿入部又は前記内視鏡の挿入部の体腔内への挿入を補助する挿入補助具に取り付けるためのバルーン取付治具を製造するための方法において、軸方向に延びる一方の折れ線及び他方の折れ線に沿って折り曲げられることにより内周面同士が重ね合わせられた状態の紙筒を略H型にプレス打ち抜きすることにより、前記一方の折れ線に沿って二つ折りされた状態の第1リング片及び前記他方の折れ線に沿って二つ折りされた状態の第2リング片を有するリング体、前記リング体の縁部一端に連続し、かつ、前記一方の折れ線に沿って二つ折りされた状態の第1ガイド片、前記リング体の縁部他端に連続し、かつ、前記他方の折れ線に沿って二つ折りされた状態の第2ガイド片、前記リング体の前記第1ガイド片が連続する縁部とは反対側の縁部一端に連続し、かつ、前記一方の折れ線に沿って二つ折りされた状態の第1導入片、及び、前記リング体の前記第2ガイド片が連続する縁部とは反対側の縁部他端に連続する、前記第1導入片より延長されておりかつ前記他方の折れ線に沿って二つ折りされた状態の第2導入片を備えたバルーン取付治具を形成することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、略H型にプレス打ち抜きすることのみにより、バルーン取付治具を製造することが可能となる。従って、バルーン取付治具を極めて簡易に製造することが可能となる。
また、請求項1に記載の発明によれば、紙筒を略H型にプレス打ち抜きすることにより、バルーン取付治具には折りぐせがつけられる。この折りぐせにより、バルーン取付治具(第1及び第2リング片、第1及び第2ガイド片、及び、第1及び第2導入片)は、第1リング片と第2リング片の間(さらに第1ガイド片と第2ガイド片の間、第1導入片と第2導入片の間)に内視鏡の挿入部又は挿入補助具を通過させるスペースを形成する方向に折れ曲がろうとする。すなわち、バルーン取付治具は、各折れ線に沿って外側が山部となるように折れ曲がろうとする。これにより、内視鏡の挿入部又は挿入補助具を、バルーン取付治具の間(第1リング片と第2リング片の間、第1ガイド片と第2ガイド片の間、及び、第1導入片と第2導入片の間)に容易に挿入することが可能となる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記紙筒の前記第1リング片と第2リング片の間の境界に相当する部分には予め折れ線が形成されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、第1リング片と第2リング片の間の境界に相当する部分には予め折れ線が形成されているので、この折れ線に沿って第1リング片と第2リング片を外側が山部となるように容易に折り曲げることが可能となる。
また、請求項2に記載の発明によれば、このように予め形成された折れ線に沿って折り曲げることにより、二つ折りされた状態の第1及び第2リング片(さらに第1及び第2ガイド片、及び、第1及び第2導入片)を二つ折りされる前の平坦な状態に戻すとともに、第1リング片と第2リング片(さらに第1ガイド片と第2ガイド片、第1導入片と第2導入片、及び、軸方向に延びる二つの折れ線同士)を容易かつ正確に重ね合わせることが可能となる。
さらに、請求項2に記載の発明によれば、上記のように重ね合わせられた軸方向に延びる二つの折れ線に沿って、上記のように重ね合わせられた状態の第1及び第2リング片(さらに第1及び第2ガイド片、及び、第1及び第2導入片)を第1導入片が外側となるように容易かつ正確に二つ折りすることが可能となる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記紙筒の前記第1リング片と第2リング片の間の境界に相当する部分に形成された折れ線に沿って前記第1リング片と前記第2リング片を外側が山部となるように折り曲げることにより、前記二つ折りされた状態の前記第1及び第2リング片、前記第1及び第2ガイド片、及び、前記第1及び第2導入片を二つ折りされる前の平坦な状態に戻すとともに、前記第1リング片と第2リング片、前記第1ガイド片と第2ガイド片、及び、前記第1導入片と第2導入片をそれぞれ重ね合わせる工程を備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、使用状態を想起しやすい外観のバルーン取付治具を提供することが可能となる。
請求項4に記載の発明は、前記第1及び第2リング片、前記第1及び第2ガイド片、及び、前記第1及び第2導入片の内側面に潤滑性を付与するための工程を備えることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、第1及び第2リング片等の内側面への潤滑性を付与することにより、内視鏡の挿入部又は挿入補助具と第1及び第2リング片等との間の摩擦抵抗が小さくなる。
本発明によれば、バルーン取付治具を簡易に製造するための方法を提供することが可能となる。
以下、本発明の一実施形態であるバルーン取付治具の製造方法について図面を参照しながら説明する。
図1は、内視鏡の挿入部100、バルーン200、及び、本実施形態のバルーン取付治具300の斜視図である。
バルーン200は、二つのバルーン筒部210、220、及び、一方のバルーン筒部210と他方のバルーン筒部220の間に設けられたバルーン本体230(膨張部ともいう)を有しており、例えば、ゴム等の弾性体により一体的に形成されている。
各バルーン筒部210、220の内径は、内視鏡の挿入部100の外径よりも小さくなっている。従って、図1に示すように、各バルーン筒部210、220に内視鏡の挿入部100を挿入すると、バルーン200は、各バルーン筒部210、220の弾性力により内視鏡の挿入部100に略密着固定される。
図2は、本実施形態のバルーン取付治具300の斜視図である。図3は、バルーン取付治具300を構成するための紙筒の斜視図である。
バルーン取付治具300は、バルーン200を内視鏡の挿入部100に取り付けるための治具であり、図3(a)に示すように、予め四本の折れ線L1〜L4が形成されている(例えば凹部状のラインが形成されている、あるいは、ミシン目状のラインが形成されている)シートS(例えば、ケント紙等の所定の剛性を有する一枚のシート)を一方の折れ線L1、及び、他方の折れ線L2に沿って二つ折りし図3(b)に示すように接着することにより内周面同士が重ね合わせられた状態の紙筒を構成し、この紙筒を図3(c)(d)に示すように略H型にプレス打ち抜きすることにより形成される。
プレス打ち抜きされたバルーン取付治具300は、図3(d)に示すように、一方の折れ線L1に沿って二つ折りされた状態の第1リング片311及び他方の折れ線L2に沿って二つ折りされた状態の第2リング片312を有するリング体310、リング体310の縁部一端に連続し、かつ、一方の折れ線L1に沿って二つ折りされた状態の第1ガイド片331、リング体310の縁部他端に連続し、かつ、他方の折れ線L2に沿って二つ折りされた状態の第2ガイド片332、リング体310の第1ガイド片331が連続する縁部とは反対側の縁部一端に連続し、かつ、一方の折れ線L1に沿って二つ折りされた状態の第1導入片321、及び、リング体310の第2ガイド片332が連続する縁部とは反対側の縁部他端に連続する、第1導入片321より延長されておりかつ他方の折れ線L2に沿って二つ折りされた状態の第2導入片322を備えている。
図3(d)に示すように、第1リング片311と第2リング片312の間の境界に相当する部分には予め折れ線L3、L4が形成されているので、図2に示すように、この折れ線L3、L4に沿って第1リング片311と第2リング片312を外側が山部となるように容易かつ正確に折り曲げることが可能となっている。
また、このように予め形成された折れ線L3、L4に沿って折り曲げることにより、二つ折りされた状態の第1及び第2リング片311、312(さらに第1及び第2ガイド片331、332、及び、第1及び第2導入片321、322)を、図2に示すように二つ折りされる前の平坦な状態に戻すとともに、第1リング片311と第2リング片312(さらに第1ガイド片331と第2ガイド片332、第1導入片321と第2導入片322、及び、軸方向に延びる二つの折れ線同士L1、L2)を、容易かつ正確に重ね合わせることが可能となっている。このように、予め形成された折れ線L3、L4に沿って折り曲げることにより、使用状態を想起しやすい外観のバルーン取付治具300を提供することが可能となる。
また、第1及び第2リング片311、312、第1及び第2ガイド片331、332及び、第1及び第2導入片321、322の内側面(互いに対向する面)には、コーンスターチ等の潤滑材を付着させる工程をプレス型抜き時等に実施することにより、潤滑性が付与されている。
図2、図3に示すように、リング体310は、第1リング片311の縁部略中央に形成された第1導入片321、及び、第2リング片312の縁部略中央に形成されており、第1導入片321に重ね合わされる第2導入片322を備えている。
第2導入片322は、第1導入片321よりも延長された延長部分322aを有しており、図6に示すように、この延長部分322aに内視鏡の挿入部100を当接させてめくり上げることが可能となっている。内視鏡の挿入部100は、このめくり上げた第2導入片322と第1導入片321の間に挿入され、次いで、リング体310(第1リング片311と第2リング片312の間)に挿入され、次いで、リング体310に設けられた第1ガイド片331と第2ガイド片332の間に挿入されるので(図7参照)、第1ガイド片331と第2ガイド片332の間への内視鏡の挿入部100の挿入を容易に(スムースかつ迅速に)行うことが可能となっている。
図6に示すように、第1及び第2導入片321、322の幅H1は、内視鏡の挿入部100の径H2よりも長くなっている。従って、内視鏡の挿入部100を延長部分322aに当接させやすくなっている(すなわち、延長部分322aをラフに狙っても当接させやすくなっている)。また、第1及び第2導入片321、322の幅H1は、リング体310の幅H3よりも短くなっている。従って、第1及び第2導入片321、322の幅H1がリング体310の幅H3と同じ場合と比較すると、延長部分322aの剛性が弱まるので、延長部分322aを比較的弱い力でめくり上げることが可能となっている。
図2、図3に示すように、リング体310は、第1導入片321が形成された縁部とは反対側の第1リング片311の縁部略中央に形成された第1ガイド片331、及び、第2導入片322が形成された第2リング片312の縁部とは反対側の縁部略中央に形成されており第1ガイド片331に重ね合わされる第2ガイド片332を備えている。
図2に示すように、第1及び第2ガイド片331、332が隣接するリング体310の縁部313は、術者等の作業者の指を掛けることができる程度の長さH4(例えば指の太さ)に設定されている。すなわち、この縁部313は、指掛け部として機能する。
第1及び第2ガイド片331、332は、図2に示すように重ね合わせられ、かつ、図4に示すように中心線A3に沿って二つ折りされた状態で自然状態のバルーン筒部210に挿入される。第1及び第2ガイド片331、332は二つ折りされ幅H6がバルーン筒部210内径H7よりも短くなった状態(図4参照)でバルーン筒部210に挿入されるので、第1及び第2ガイド片331、332がバルーン筒部210内壁に接触することが殆どなく、第1及び第2ガイド片331、332のバルーン筒部210への挿入を極めて容易に(スムースかつ迅速に)行うことが可能となっている。
第1及び第2ガイド片331、332(第1及び第2リング片311、312、第1及び第2導入片321、322も同様)には中心線A3に沿って予め折れ線が形成されている(例えば中心線A3に沿って凹部が形成されている、あるいは、中心線A3に沿ってミシン目が形成されている)。従って、第1及び第2ガイド片331、332(第1及び第2リング片311、312、第1及び第2導入片321、322も同様)を中心線A3に沿って容易に二つ折りすることが可能となっている。
図2に示すように、第1及び第2ガイド片331、332の先端にはテーパTが形成されている。従って、第1及び第2ガイド片331、332を重ね合わせ、中心線A3に沿って二つ折りすると、図4に示すように先端片側のみが傾斜した形状となる。従って、第1及び第2ガイド片331、332のバルーン筒部210への挿入を極めて容易に(スムースかつ迅速に)行うことが可能となっている。
図5に示すように、第1及び第2ガイド片331、332は、バルーン筒部210内に位置させられた後、二つ折りされる前の状態に戻される。
第1及び第2ガイド片331、332は、二つ折りされる前の幅H5が自然状態のバルーン筒部210内周の円周長さ(内径H6×π)の1/2よりも長くなっている(又は一方の筒部内周の円周長さの1/2と略同じになっている)。従って、第1及び第2ガイド片331、332を二つ折りする前の元の状態に戻すと、バルーン筒部210は、第1及び第2ガイド片331、332により押し広げられ、その弾性力により第1及び第2ガイド片331、332に密着する。
次に、上記構成のバルーン取付治具300を用いてバルーン200を内視鏡の挿入部100に取り付ける動作について説明する。
まず、図2に示すように、第1リング片311(第1導入片321、第1ガイド片も331同様)と第2リング片312(第2導入片322、第2ガイド片332も同様)を重ね合わせ、さらに、図4に示すように中心線A3(互いに重ね合わせられた折れ線L1、L2)に沿って第1導入片321が外側となるように二つ折りする。第1及び第2リング片311、312(第1及び第2導入片321、322、第1及び第2ガイド片331、332も同様)には中心線A3に沿って予め折れ線L1、L2(互いに重ね合わせられた折れ線L1、L2)が形成されている(例えば中心線に沿って予め凹部が形成されている、あるいは、中心線に沿って予めミシン目が形成されている)ので、中心線A3に沿って容易かつ正確に二つ折りすることが可能となっている。
次に、図4に示すように二つ折りされた状態の第1及び第2ガイド片331、332を自然状態のバルーン筒部210に挿入する。第1及び第2ガイド片331、332は二つ折りされた幅H6がバルーン筒部210内径H7よりも短くなった状態(図4参照)でバルーン筒部210に挿入されるので、第1及び第2ガイド片331、332がバルーン筒部210内壁に接触することが殆どなく、第1及び第2ガイド片331、332のバルーン筒部210への挿入を極めて容易に(スムースかつ迅速に)行うことが可能となっている。
次に、図5に示すように、バルーン筒部210内に位置させられた第1及び第2ガイド片331、332を二つ折りされる前の平坦な状態に戻す。第1及び第2ガイド片331、332は、二つ折りされる前の平坦な状態の幅H5が自然状態のバルーン筒部210内周の円周長さ(内径H6×π)の1/2よりも長くなっている(又は筒部210内周の円周長さの1/2と略同じになっている)。従って、第1及び第2ガイド片331、332を二つ折りする前の元の状態に戻すと、バルーン筒部210は、第1及び第2ガイド片331、332により押し広げられ、その弾性力により第1及び第2ガイド片331、332に密着する。
次に、図6に示すように、第2導入片322の延長部分322aに内視鏡の挿入部100を当接させてめくり上げる。これにより、内視鏡の挿入部100を、このめくり上げた第2導入片322と第1導入片321の間に、次いで、リング体310(第1リング片311と第2リング片312の間)に、次いで、リング体310に設けられた第1ガイド片331と第2ガイド片332の間に(図7参照)、順次挿入することが可能となっている。
ここで、バルーン取付治具300には、紙筒を略H型にプレス打ち抜きすることにより、折りぐせがつけられている。この折りぐせにより、バルーン取付治具300(第1及び第2リング片311、312、第1及び第2ガイド片331、332、及び、第1及び第2導入片321、322)は、第1リング片311と第2リング片312の間(さらに第1ガイド片331と第2ガイド片332の間、第1導入片321と第2導入片322の間)に内視鏡の挿入部100を通過させるスペースを形成する方向に折れ曲がろうとする。すなわち、バルーン取付治具300は、図7に示すように各折れ線L1、L2に沿って外側が山部となるように折れ曲がろうとする。これにより、内視鏡の挿入部100を、バルーン取付治具300の間(第1リング片311と第2リング片312の間、第1ガイド片331と第2ガイド片332の間、及び、第1導入片321と第2導入片322の間)に容易に挿入することが可能となる。
また、第1及び第2リング片311、312等の内側面にはコーンスターチ等により潤滑性が付与されているので、内視鏡の挿入部100と第1及び第2リング片311、312等との間の摩擦抵抗が小さくなっている。従って、内視鏡の挿入部100を、バルーン取付治具300の間(第1リング片311と第2リング片312の間、第1ガイド片331と第2ガイド片332の間、及び、第1導入片321と第2導入片322の間)によりスムースに挿入することが可能となっている。
この挿入に際しては、第1及び第2ガイド片331、332が隣接するリング体310の縁部313(指掛け部。図2等参照)に、術者等の作業者の指を掛けることができるので、内視鏡の挿入部100へのバルーン200の取り付け及び取り付けた後の本取付治具の抜去を極めて容易に(スムースかつ迅速に)行うことが可能となっている。
なお、図6に示すように、第1及び第2導入片321、322の幅H1は、内視鏡の挿入部100の径H2よりも長くなっている。従って、内視鏡の挿入部100を延長部分322aに当接させやすくなっている(すなわち、延長部分322aをラフに狙っても当接させやすくなっている)。また、第1及び第2導入片321、322の幅H1は、リング体310の幅H3よりも短くなっている。従って、第1及び第2導入片321、322の幅H1がリング体310の幅H3と同じ場合と比較すると、延長部分322aの剛性が弱まるので、延長部分322aを比較的弱い力でめくり上げることが可能となっている。
第1及び第2ガイド片331、332は、バルーン筒部210よりも摩擦係数の小さいシートSにより形成されている。また、図8に示すように、第1及び第2ガイド片331、332は、中心線A3に沿って折れ曲がり、内視鏡の挿入部100外周面と線接触する。さらに、図7、図8に示すように第1ガイド片331と第2ガイド片332の間(すなわちバルーン筒部210)に内視鏡の挿入部100を挿入した状態で、バルーン筒部210と内視鏡の挿入部100の間に間隔H8が形成される。従って、内視鏡の挿入部100を第1ガイド片331と第2ガイド片332の間(すなわちバルーン筒部210)にスムースに(内視鏡の挿入部100がバルーン筒部210に接触することなく)挿入することが可能となっている。
次に、指掛け部313に術者等の作業者の指を掛けてバルーン取付治具300(及びバルーン200)を図7中の矢印方向に移動させ、例えば、図1に示す所定取付位置にバルーン取付治具300(及びバルーン200)を位置させる。そして、バルーン筒部210と内視鏡の挿入部100の間からバルーン取付治具300(すなわち第1及び第2ガイド片331、332)を抜き取る。これにより、内視鏡の挿入部100へのバルーン200の取付が完了する。
なお、上記のように第1ガイド片331と第2ガイド片332の間に内視鏡の挿入部100を挿入すると、第1及び第2ガイド片331、332との間隔(バルーン筒部210)がさらに押し広げられ、バルーン筒部210の弾性力により、第1及び第2ガイド片331、332とバルーン筒部210はさらに強固に密着するので、バルーン取付治具300(及びバルーン200)を図7中の矢印方向に移動させても、バルーン筒部210が第1及び第2ガイド片331、332から脱落することはない。
その後、第1リング片311と第2リング片312を離間する方向に広げてバルーン取付治具300を図7の矢印とは反対方向に移動させバルーン200の上から抜き取る。その時に、指掛け部313がH4(又リング体310がH3)という所定の幅を有しているため、第1リング片311と第2リング片312を離間する方向に広げた時にバルーン200に接触しない程度の径を持ち、バルーン200を傷つけずに抜き取れる。なお、第1リング片311と第2リング片312を離間する方向に広げた時の径はバルーン200に若干接触しても、バルーン200を傷つけない程度の大きさであれば問題ない。
以上説明したように、本実施形態のバルーン取付治具の製造方法によれば、軸方向に延びる二つの折れ線L1、L2に沿って折り曲げられることにより内周面同士が重ね合わせられた状態の紙筒を略H型にプレス打ち抜きすることのみにより、バルーン取付治具300を製造することが可能となる。従って、バルーン取付治具300を極めて簡易に製造することが可能となる。
次に、変形例について説明する。
上記実施形態では、バルーン取付治具300は、バルーン200を内視鏡の挿入部100に取り付けるための治具であるように説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、バルーン取付治具300を用いて、バルーン200を内視鏡の挿入部100の体腔内への挿入を補助する挿入補助具(図示せず)に取り付けることも可能である。
上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎない。これらの記載によって本発明は限定的に解釈されるものではない。本発明はその精神または主要な特徴から逸脱することなく他の様々な形で実施することができる。
内視鏡の挿入部100、バルーン200、及び、本実施形態のバルーン取付治具300の斜視図である。 バルーン取付治具300の斜視図である。 バルーン取付治具300を構成するための紙筒の斜視図である。 二つ折りした状態のバルーン取付治具300(第1及び第2ガイド片331、332)とバルーン200(バルーン筒部210)との関係を説明するための図である。 二つ折りする前のバルーン取付治具300(第1及び第2ガイド片331、332)とバルーン200(バルーン筒部210)との関係を説明するための図である。 第2導入片322の延長部分322aの機能を説明するための図である。 バルーン取付治具300(第1及び第2ガイド片331、332)の間に内視鏡の挿入部100を挿入した状態を説明するための図である。 図7のA−A´で切断した断面図である。 従来のバルーン取付治具を説明するための図である。 従来のバルーン取付治具を説明するための図である。
符号の説明
100…内視鏡の挿入部、200…バルーン、210…バルーン筒部、220…バルーン筒部、300…バルーン取付治具、310…リング体、311…第1リング片、312…第2リング片、313…縁部(指掛け部)、321…第1導入片、322…第2導入片、322a…延長部分、330…糊代片、331…第1ガイド片、332…第2ガイド片、A1、A2…境界線、A3…中心線、S…シート、T…テーパ

Claims (4)

  1. 二つの筒部と前記筒部と筒部の間に設けられたバルーン本体とを含むバルーンを、内視鏡の挿入部又は前記内視鏡の挿入部の体腔内への挿入を補助する挿入補助具に取り付けるためのバルーン取付治具を製造するための方法において、
    軸方向に延びる一方の折れ線及び他方の折れ線に沿って折り曲げられることにより内周面同士が重ね合わせられた状態の紙筒を略H型にプレス打ち抜きすることにより、前記一方の折れ線に沿って二つ折りされた状態の第1リング片及び前記他方の折れ線に沿って二つ折りされた状態の第2リング片を有するリング体、前記リング体の縁部一端に連続し、かつ、前記一方の折れ線に沿って二つ折りされた状態の第1ガイド片、前記リング体の縁部他端に連続し、かつ、前記他方の折れ線に沿って二つ折りされた状態の第2ガイド片、前記リング体の前記第1ガイド片が連続する縁部とは反対側の縁部一端に連続し、かつ、前記一方の折れ線に沿って二つ折りされた状態の第1導入片、及び、前記リング体の前記第2ガイド片が連続する縁部とは反対側の縁部他端に連続する、前記第1導入片より延長されておりかつ前記他方の折れ線に沿って二つ折りされた状態の第2導入片を備えたバルーン取付治具を形成することを特徴とするバルーン取付治具製造方法。
  2. 前記紙筒の前記第1リング片と第2リング片の間の境界に相当する部分には予め折れ線が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のバルーン取付治具製造方法。
  3. 前記紙筒の前記第1リング片と第2リング片の間の境界に相当する部分に形成された折れ線に沿って前記第1リング片と前記第2リング片を外側が山部となるように折り曲げることにより、前記二つ折りされた状態の前記第1及び第2リング片、前記第1及び第2ガイド片、及び、前記第1及び第2導入片を二つ折りされる前の平坦な状態に戻すとともに、前記第1リング片と第2リング片、前記第1ガイド片と第2ガイド片、及び、前記第1導入片と第2導入片をそれぞれ重ね合わせる工程を備えることを特徴とする請求項2に記載のバルーン取付治具製造方法。
  4. 前記第1及び第2リング片、前記第1及び第2ガイド片、及び、前記第1及び第2導入片の内側面に潤滑性を付与するための工程を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のバルーン取付治具製造方法。
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