JP4924157B2 - 識別子割り当て装置、識別子割り当てシステムおよび識別子割り当てプログラム - Google Patents

識別子割り当て装置、識別子割り当てシステムおよび識別子割り当てプログラム Download PDF

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Description

本発明は、識別子割り当て装置、識別子割り当てシステムおよび識別子割り当てプログラムに関する。
近年、IPv6(インターネット・プロトコル・バージョン6)が普及し始め、従来のIPv4(インターネット・プロトコル・バージョン4)を使用した従来のネットワーク環境と比較して、多くの機器がIPアドレスを取得できるようになってきている。このため、LAN(構内通信網)などのネットワーク環境において、IPによって通信を行う機器が現状よりも増加することが予想される。
一方、従来からある機器はIPv4でのみ通信が可能な機器が多く、これらの機器を有効的に利用するために、IPv4でのみ通信が可能な機器と、IPv4/IPv6の両方で通信が可能なデュアル・スタックの機器との混在ネットワークでの運用がなされると思われる。その際、IPv4/IPv6の両方で通信が可能な機器にはそれぞれのIPアドレスが割り当てられ、IPv4でのみ通信が可能な機器にはIPv4アドレスのみが割り当てられる。このIPアドレスの割り当て方法としては、DHCP(ダイナミック・ホスト・コンフィギュレーション・プロトコル)サーバにより自動的に割り当てる方法がある。
以上のようなIPv4/IPv6混在ネットワークにおいて、多くの機器がネットワークに接続された場合、IPv6アドレスは枯渇する懸念はないが、IPv4アドレスは枯渇する場合がある。このような場合には、IPv4でのみ通信が可能な機器はIPv4アドレスを取得できず、IPを使用した通信を全く行えない状況となる。
このような背景のもと、IPv4アドレスの枯渇を防ぐ技術として、DSTM(デュアル・スタック・トランジション・メカニズム)やこれを改良した発明が存在する(例えば、特許文献1、2)。DSTMは、IPv6ネットワークにおいて、DSTMサーバ、IPv4/IPv6デュアル・スタック機器、およびトンネリング可能なルータなどから構成され、IPv4/IPv6デュアル・スタック機器がIPv4機器と通信したい場合には、DSTMサーバから一時的にIPv4アドレスを取得し、ルータまでIPv4 over IPv6トンネルを形成する。そして、ルータがIPv4パケットに変換して、目的のIPv4機器まで転送させるという技術である。
特開2004−15795号公報 特開2004−104664号公報
本発明は、第1の通信手段で通信できる装置、第1の通信手段と第2の通信手段のどちらでも通信できる装置などが混在する通信網において、第1の通信手段における識別子を確実に取得して第1の通信手段によって通信することができる技術を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、第1の装置から第1の通信手段に対応する識別子の割り当て要求を受け付ける受付手段と、前記第1の通信手段に対応する識別子が割り当てられており、かつ、第2の通信手段によって通信できる第2の装置が存在する場合に、前記第2の装置に割り当てられた前記第1の通信手段に対応する識別子を解放する解放手段と、前記解放手段が解放した前記第1の通信手段に対応する識別子を前記受付手段が受け付けた前記第1の装置に割り当てる割当手段とを備えることを特徴とする識別子割り当て装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記第1の通信手段に対応する識別子が割り当てられており、かつ、第2の通信手段によって通信できる第2の装置を検出する検出手段を有し、前記解放手段は、前記検出手段によって検出された前記第2の装置に割り当てられた前記第1の通信手段に対応する識別子を解放することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、割り当て可能な前記第1の通信手段に対応する識別子が存在するかどうかを判断する判断手段と、前記判断手段が割り当て可能な前記第1の通信手段に対応する識別子が存在しないと判断した場合に、前記第1の通信手段に対応する識別子が割り当てられており、かつ、前記第2の通信手段によって通信できる前記第2の装置を前記検出手段が検出することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2または3に記載の発明において、前記第1の通信手段に対応する識別子の割り当てを要求する前記第1の装置が前記第2の通信手段によって通信できるかどうかを検知する検知手段と、前記検知手段が前記第1の装置は前記第2の通信手段によって通信ができないと検知した場合に、前記第1の通信手段に対応する識別子が割り当てられており、かつ、前記第2の通信手段によって通信できる前記第2の装置を前記検出手段が検出することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項2〜4のいずれかに記載の発明において、前記第1の通信手段に対応する識別子と前記第2の通信手段によって通信できるかどうかとを関連付けた情報を管理する管理手段と、前記検出手段は、前記管理手段によって管理されている情報に基づいて、前記第1の通信手段に対応する識別子が割り当てられており、かつ、前記第2の通信手段によって通信できる前記第2の装置を検出することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項2〜5のいずれかに記載の発明において、前記解放手段が、前記第2の通信手段によって通信できる前記第2の装置に割り当てられた前記第1の通信手段に対応する識別子を解放する旨を前記第2の装置に通知する通知手段とを備えることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項2〜6のいずれかに記載の発明において、前記検知手段は、前記第1の通信手段に対応する識別子が割り当てられており、かつ、前記第2の通信手段によって通信できる前記第2の装置が複数検出された場合に、前記第1の通信手段に対応する識別子の有効期間が最も短いもの、または、前記第1の通信手段に対応する識別子を使用する優先度が低いものを検出することを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項2〜7のいずれかに記載の発明において、前記第1の通信手段と前記第2の通信手段の通信量を監視する監視手段と、前記第1の通信手段の通信量が前記第1の通信手段と前記第2の通信手段とを足した通信量に占める割合を算出する算出手段と、前記検出手段は、前記第1の通信手段に対応する識別子が割り当てられており、かつ、前記第2の通信手段によって通信できる前記第2の装置が複数検出された場合に、前記算出手段が算出した前記割合の最も低いものを検出することを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項2〜8のいずれかに記載の発明において、前記検出手段が検出した前記第2の通信手段によって通信できる前記第2の装置が前記第1の通信手段に対応する識別子を必要とするかを前記第2の装置に問い合わせる問い合わせ手段と、前記問い合わせ手段が問い合わせた結果に基づいて前記第2の装置に割り当てられた前記第1の通信手段に対応する識別子を前記解放手段が解放することを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項2〜9のいずれかに記載の発明において、前記検出手段が検出した前記第2の通信手段によって通信できる前記第2の装置が前記第1の通信手段に対応する識別子を必要とするかを前記第2の装置に問い合わせる問い合わせ手段と、前記問い合わせ手段が問い合わせた結果に基づいて前記検出手段は前記第1の通信手段に対応する識別子が割り当てられており、かつ、前記第2の通信手段によって通信できる第3の装置を検出することを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項2〜10のいずれかに記載の発明において、前記検出手段が検出した前記第2の通信手段によって通信できる前記第2の装置に割り当てられた前記第1の通信手段に対応する識別子を予約する予約手段とを備えることを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、請求項2〜11のいずれかに記載の発明において、前記検出手段が検出した前記第2の通信手段によって通信できる前記第2の装置に割り当てられた前記第1の通信手段に対応する識別子の有効期間が満了したかどうかを判定する判定手段と、前記判定手段が有効期間が満了したと判定した前記第2の装置に割り当てられた前記第1の通信手段に対応する識別子を前記解放手段が解放することを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、請求項2〜12のいずれかに記載の発明において、前記第1の通信手段は、IPv4を使用した通信手段であり、前記第2の通信手段は、IPv6を使用した通信手段であることを特徴とする。
請求項14に記載の発明は、請求項2〜13のいずれかに記載の発明において、前記識別子は、IPアドレスであることを特徴とする。
請求項15に記載の発明は、第1の装置から第1の通信手段に対応する識別子の割り当て要求を受け付ける受付手段と、前記第1の通信手段に対応する識別子が割り当てられており、かつ、第2の通信手段によって通信できる第2の装置が存在する場合に、前記第2の装置に割り当てられた前記第1の通信手段に対応する識別子を解放する解放手段と、前記解放手段が解放した前記第1の通信手段に対応する識別子を前記受付手段が受け付けた前記第1の装置に割り当てる割当手段とを備えることを特徴とする識別子割り当てシステムである。
請求項16に記載の発明は、第1の装置から第1の通信手段に対応する識別子の割り当て要求を受け付ける受付手段と、前記第1の通信手段に対応する識別子が割り当てられており、かつ、第2の通信手段によって通信できる第2の装置が存在する場合に、前記第2の装置に割り当てられた前記第1の通信手段に対応する識別子を解放する解放手段と、前記解放手段が解放した前記第1の通信手段に対応する識別子を前記受付手段が受け付けた前記第1の装置に割り当てる割当手段として機能させるための識別子割り当てプログラムである。
請求項1に記載の発明によれば、本件発明を適用しない場合と比べて、第1の通信手段で通信できる装置、第1の通信手段と第2の通信手段のどちらでも通信できる装置が混在する通信網において、通信網に接続された装置は第1の通信手段における識別子を確実に取得して第1の通信手段によって通信することができる。
請求項2に記載の発明によれば、本件発明を適用しない場合と比べて、割り当て可能な第1の通信手段に対応した第2の装置を検出することができる。
請求項3に記載の発明によれば、本件発明を適用しない場合と比べて、割り当て可能な第1の通信手段に対応する識別子が存在しない場合にも、通信網に接続された装置は第1の通信手段における識別子を取得して第1の通信手段によって通信することができる。
請求項4に記載の発明によれば、本件発明を適用しない場合と比べて、第1の通信手段で通信できる装置が第1の通信手段における識別子を取得して第1の通信手段によって通信することができる。
請求項5に記載の発明によれば、本件発明を適用しない場合と比べて、第1の通信手段に対応する識別子が割り当てられており、かつ、第2の通信手段によって通信できる第2の装置を検出手段が検出する時間を低減することができる。
請求項6に記載の発明によれば、本件発明を適用しない場合と比べて、第1の通信手段に対応する識別子が割り当てられており、かつ、第2の通信手段によって通信できる第2の装置が第1の通信手段で通信できなくなる旨を知ることができる。
請求項7に記載の発明によれば、本件発明を適用しない場合と比べて、第1の通信手段に対応する識別子が割り当てられており、かつ、第2の通信手段によって通信できる第2の装置が第1の通信手段で通信できなくなる影響を低減することができる。
請求項8に記載の発明によれば、本件発明を適用しない場合と比べて、第1の通信手段に対応する識別子が割り当てられており、かつ、第2の通信手段によって通信できる第2の装置が第1の通信手段で通信できなくなる影響を低減することができる。
請求項9に記載の発明によれば、本件発明を適用しない場合と比べて、第1の通信手段に対応する識別子が割り当てられており、かつ、第2の通信手段によって通信できる第2の装置が第1の通信手段で通信しないことを決定することができる。
請求項10に記載の発明によれば、本件発明を適用しない場合と比べて、第1の通信手段に対応する識別子が割り当てられており、かつ、第2の通信手段によって通信できる第2の装置が第1の通信手段で通信することを決定することができる。
請求項11に記載の発明によれば、本件発明を適用しない場合と比べて、第1の通信手段に対応する識別子の割り当て要求を行った第1の装置は、所定の間待機した後に第1の通信手段によって通信することができる。
請求項12に記載の発明によれば、本件発明を適用しない場合と比べて、第1の通信手段に対応する識別子の割り当て要求を行った第1の装置は、所定の間待機した後に第1の通信手段によって通信することができる。
請求項13に記載の発明によれば、本件発明を適用しない場合と比べて、IPv4でのみ通信できる装置、IPv4とIPv6のどちらでも通信できる装置などが混在する通信網において、通信網に接続された装置はIPv4における識別子を確実に取得してIPv4によって通信することができる。
請求項14に記載の発明によれば、本件発明を適用しない場合と比べて、IPv4でのみ通信できる装置、IPv4とIPv6のどちらでも通信できる装置などが混在する通信網において、通信網に接続された装置はIPv4におけるIPv4アドレスを確実に取得してIPv4によって通信することができる。
請求項15に記載の発明によれば、本件発明を適用しない場合と比べて、第1の通信手段で通信できる装置、第1の通信手段と第2の通信手段のどちらでも通信できる装置が混在する通信網において、通信網に接続された装置は第1の通信手段における識別子を確実に取得して第1の通信手段によって通信することができる。
請求項16に記載の発明によれば、本件発明を適用しない場合と比べて、第1の通信手段で通信できる装置、第1の通信手段と第2の通信手段のどちらでも通信できる装置が混在する通信網において、通信網に接続された装置は第1の通信手段における識別子を確実に取得して第1の通信手段によって通信することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
1.第1の実施形態
第1の実施形態における識別子割り当て装置は、割り当て可能なIPv4アドレスがなくなった状況において、IPv4でのみ通信可能な機器からIPv4アドレスの割り当て要求があった場合に、IPv4アドレスが割り当てられており、かつ、IPv6でも通信可能な機器のIPv4アドレスを解放して、そのIPv4アドレスを要求元の機器に割り当てる機能を有している。
ここで、識別子とは、複数の通信機器からなるネットワークにおいて、それぞれの通信機器を一意に識別するための情報のことを意味する。例えば、識別子は、OSI参照モデル(オープンシステム間相互接続参照モデル)におけるネットワーク層のIP(インターネット・プロトコル)におけるIPアドレスである。現在、IPにはIPv4とIPv6があり、IPv4のみ通信可能な機器とIPv6のみ通信可能な機器は相互に通信することができない。
(第1の実施形態の構成)
以下、図1〜図3を参照して識別子割り当てシステムおよび識別子割り当て装置の構成例について詳述する。図1は識別子割り当てシステムの一例を示すシステム構成図である。図2は識別子割り当て装置の一例を示すブロック図である。図3は識別子割り当て装置の一例を示す機能ブロック図である。
(1)識別子割り当てシステム
図1に示す識別子割り当てシステム100は、IPv4およびIPv6で通信が可能な機器が混在し、どちらのプロトコルでも通信が可能なネットワークにおけるシステムである。識別子割り当てシステム100は、IPv4機器A、IPv4/IPv6機器B、IPv6機器C、および識別子割り当て装置の一例であるDHCPサーバ1から構成される。また、図示省略しているが、このネットワークは、IPv4/IPv6に対応したルータをゲートウェイとして、他のネットワークに接続している。
IPv4機器AおよびIPv4機器Dは、IPv4でのみ通信が可能な機器であり、IPv4/IPv6機器Bは、IPv4/IPv6のどちらでも通信が可能なデュアルスタックの機器である。IPv6機器Cは、IPv6でのみ通信が可能な機器である。これらの機器は、例えば、PC(パーソナル・コンピュータ)、ノートPC、サーバ、プリンタ、スキャナ、ファクシミリ、その他の通信機器である。
識別子割り当てシステム100は、これら5台の機器が図示されているが、この台数に限定されるものではなく、例えば、数百〜数千台の機器から構成されるシステムであってもよい。また、IPv4/IPv6混在ネットワークは、LANでも、LANとLANとを接続するWAN(広域通信網)でもよく、有線か無線かを問うものでもない。
(2)識別子割り当て装置
DHCPサーバ1は、識別子割り当て装置の一例である。DHCPサーバ1は、ネットワークに接続された複数の機器からIPv4アドレスの割り当て要求を受信して、重複がないようにIPv4アドレスおよびIPv6アドレスを割り当てる機能を有している。なお、IPv4のみ割り当てる機能を有しているものでもよい。この場合、IPv6アドレスは、ルータなどの他の通信機器によって割り当てられる構成となる。
また、DHCPサーバ1は、割り当て可能なIPv4アドレスがなくなった状況においてIPv4アドレスの割り当て要求があった場合に、IPv4/IPv6のどちらでも通信が可能なデュアルスタックの通信機器に割り当てられていたIPv4アドレスを解放して、そのIPv4アドレスを要求元の機器に割り当てる機能を有しているものである。
以下、図2を参照してDHCPサーバ1のハードウェア構成の一例について説明する。DHCPサーバ1は、バス2、ROM(読み出し専用メモリ)3、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)4、CPU(中央処理装置)5、I/O(入出力装置)6、および通信制御手段7を備えている。
バス2は、ROM3、RAM4、CPU5およびI/O6とを接続する信号線であり、所定のクロック周波数に基づいてデータや制御信号などが伝送される。ROM3は、プログラムおよびデータを記憶する不揮発性の補助記憶装置であり、例えば、EEPROM(電気的消去書き込み可能読み出し専用メモリ)、ハードディスク・ドライブなどがある。
RAM4は、揮発性の主記憶装置であり、例えば、DRAM(ダイナミックRAM)を利用することができる。RAM4は、CPU5によってROM3から適宜必要なプログラムやデータが読み出され、CPU5の演算処理のワーキングエリアとして使用される。CPU5は集積回路であり、その内部に論理回路からなる演算回路、制御回路、レジスタなどを備え、RAM4から適宜必要なプログラムやデータをレジスタに入力し、演算処理した後、演算結果をRAM4やI/O6に出力する。また、CPU5は割込み制御を行い、I/O6から適宜必要なデータを入出力する。
I/O6は、通信制御手段7と入出力を行う入出力用の集積回路であり、通信制御手段7とCPU5との間で必要なデータの受け渡しを行う。通信制御手段7は、複数の集積回路から構成され、OSI参照モデルにおける物理層、データリンク層の機能を有している。通信制御手段7は、例えば、イーサネット(登録商標)コントローラであり、ネットワークに接続された各機器のMACアドレス(媒体アクセス制御アドレス)で隣接ノード間の各機器を識別し、CSMA/CD(搬送波感知多重アクセス/衝突検出)方式により隣接ノード間における搬送波の伝送を制御する。通信制御手段7は、イーサネット(登録商標)の他、無線LANの規格であるIEEE802.11、FDDI(ファイバー・ディストリビューテッド・データ・インターフェイス)、PPP(ポイント・ツー・ポイント・プロトコル)などの機能を提供するものであってもよい。
以下、図3を参照してDHCPサーバ1のソフトウェア構成の一例について説明する。DHCPサーバ1は、ネットワーク接続手段8、通信能力検知手段9、アドレス管理手段11、アドレス解放手段12、アドレス割当手段13などからなるソフトウェアを有している。通信制御手段7以外のソフトウェアは、図2に示すROM3に格納されている。
ネットワーク接続手段8は、OSI参照モデルにおけるネットワーク層、トランスポート層を担当し、DHCPおよびUDP(ユーザー・データグラム・プロトコル)を使用して送受信をする機能を有している。ネットワーク接続手段8(受付手段の一例)は、ネットワークに接続された各機器からアドレスの割り当て要求を受信し、割り当て情報を応答するまでの一連のDHCPメッセージの通信手続を行う。
通信能力検知手段9(検知手段の一例)は、アドレス割り当て要求をした機器がIPv4およびIPv6で通信が可能か否かを検知する。すなわち、通信能力検知手段9は、アドレス割り当て要求のメッセージ中の情報からIPv6の通信可否を検知する。なお、その場で要求元の機器にIPv6の通信可否を問い合わせてもよい。また、ブロードキャストされているパケットをキャプチャして各機器のIPv6の通信可否を検知してもよい。検知したIPv6の通信可否の情報は、アドレス管理手段11に指示してアドレス管理テーブル13に登録する。
アドレス管理テーブル10は、ネットワークに接続している各機器のデバイス識別子、各機器に割り当てたIPv4アドレス、IPv4アドレスの有効期間、IPv6での通信可否、IPv6アドレス、IPv6アドレスの有効期間などの情報を有している。デバイス識別子は、例えば、MACアドレス、UUID(汎用一意識別子)である。有効期間は、クライアントからの要求を元にDHCPサーバ1が決定する。この例では、有効期間は初期値として使用者によって最大5000分(約3日間)に設定されている。一般的にネットワークに接続された各機器は、有効期間が満了する前に有効期間の延長をDHCPサーバに要求する。
アドレス管理手段11(管理手段の一例)は、アドレス管理テーブル10の行の挿入、削除、更新、検索などの管理を行う。例えば、アドレス管理手段11(判断手段の一例)は、割り当て可能なIPv4アドレスがあるかどうかをアドレス管理テーブル10を検索して判断する。なお、割り当て可能なIPv4アドレスのリストは別のテーブルとして格納させ、アドレス管理手段11は、そこから適宜IPv4アドレスの空きがあるか調べてもよい。また、アドレス管理手段11(検出手段の一例)は、アドレス管理テーブル10をもとにIPv4アドレスが割り当てられており、かつ、IPv6で通信可能な機器を検出する。
アドレス解放手段12(解放手段の一例)は、IPアドレスの解放要求があった場合には、IPアドレスおよび有効期間を解放する。具体的には、アドレス解放手段12は、アドレス管理手段11に依頼してアドレス管理テーブル10から削除する。
アドレス割当手段13(割当手段の一例)は、IPv4もしくはIPv6の一方で通信が可能な機器については、一方のIPアドレスを割り当て、IPv4/IPv6の両方で通信が可能な機器については、両方のIPアドレスを割り当てる。具体的には、アドレス割当手段13は、アドレス管理手段11に依頼してアドレス管理テーブル10から削除する。
(第1の実施形態の動作)
図4は識別子割り当て装置の動作の一例を示すフローチャートである。以下、図3および図4を参照して動作の一例について説明する。
図3に示すネットワークは、192.168.0.0/24、fe00::0/64からなるIPv4/IPv6混在ネットワークである。DHCPサーバ1は、IPv4アドレスについては192.168.0.10から192.168.0.200までの191台分を自動割り当ての範囲として設定しており、全てのIPv4アドレスが既に割り当てられているものとする。
この状況において、ネットワークにIPv4機器Dが新たに追加され、IPv4機器DのDHCPクライアントプログラムがDHCPサーバ1に対してIPv4アドレスの割り当てを要求を開始する。
(3)識別子割り当てプログラム
ネットワーク接続手段8は、IPv4機器DからIPv4アドレスの割り当て要求パケットを受信する(ステップS10)。次にアドレス管理手段11が、アドレス管理テーブル10を検索してIPv4アドレスに空きがあるか否かを調べる(ステップS11)。割り当て可能なIPv4アドレスはないため、通信能力検知手段9は、IPv4機器DのIPv6通信可否を要求パケットから検知する(ステップS12)。または、通信能力検知手段9は、その場でIPv4機器DにIPv6通信可否を問い合わせる。
IPv4機器DはIPv6で通信できないため、アドレス管理手段11は、IPv4アドレスが割り当てられており、かつ、IPv6でも通信可能な機器を検索する(ステップS13)。アドレス管理テーブル10によれば、IPv4アドレスが割り当てられており、かつ、IPv6でも通信可能な機器はデバイス識別子BのIPv4/IPv6機器Bであるため、アドレス解放手段12は、IPv4アドレス=192.168.0.11と有効期間=1000を解放(アドレス管理テーブル10から削除)する(ステップS14)。
また、アドレス割当手段13は、解放したIPv4アドレス=192.168.0.11と有効期間=5000を要求元であるIPv4機器Dに割当(アドレス管理テーブル10に登録)する(ステップS15)。ネットワーク接続手段8は、割り当てたアドレス情報を要求元であるIPv4機器Dに応答する(ステップS16)。
なお、ステップS13の直後において、アドレス解放手段12(問い合わせ手段の一例)は、IPv4/IPv6機器BのIPv4アドレスを解放する前に、そのIPv4アドレスが必要かどうかを問い合わせる。または、アドレス解放手段12は、IPv4/IPv6機器BのIPv4アドレスを解放する前に、IPv4で通信していないかを問い合わせてもよい。または、アドレス解放手段12(問い合わせ手段の一例)は、IPv4/IPv6機器BのIPv4アドレスを解放する前に、IPv4での通信量を問い合わせてもよい。
また、アドレス解放手段12は、問い合わせた結果に基づいてその他の機器のIPv4アドレスを解放するか否かを決定する。
なお、ステップS13以降において、アドレス解放手段12(通知手段の一例)は、IPv4/IPv6機器BのIPv4アドレスを解放した後にIPv4/IPv6機器Bに対して解放した旨を通知してもよい。例えば、「IPv4アドレスが不足しているため、IPv4による通信を中止します。」等の通知をする。
なお、このプログラムおよび以下の実施形態におけるプログラムは、通信手段により提供することはもちろん、CDROM等の記憶媒体に格納して提供することも可能である。
2.第2の実施形態
第2の実施形態における識別子割り当て装置は、割り当て可能なIPv4アドレスがなくなった状況において、IPv4でのみ通信可能な機器からIPv4アドレスの割り当て要求があった場合に、IPv4アドレスが割り当てられており、かつ、IPv6で通信可能な機器の中でIPv4アドレスの有効期間が最も短い機器のIPv4アドレスを解放し、そのIPv4アドレスを要求元の機器に割り当てることができる機能を有している。以下、図5および図6を参照して識別子割り当てシステムおよび識別子割り当て装置の構成の一例について説明する。
(第2の実施形態の構成)
図5は識別子割り当てシステムの一例を示すシステム構成図である。
(1)識別子割り当てシステム
図5に示す識別子割り当てシステム200は、IPv4およびIPv6で通信が可能な機器が混在し、どちらのプロトコルでも通信が可能なネットワークにおけるシステムである。識別子割り当てシステム200は、IPv4/IPv6の両方で通信可能な機器を複数備えており、IPv4/IPv6機器E、IPv4/IPv6機器F、IPv6機器G、識別子割り当て装置の一例であるDHCPサーバ13から構成される。なお、識別子割り当てシステム200は、IPv4のみで通信可能な機器を含んでいてもよいし、図示した台数に限定されるものではない。
(2)識別子割り当て装置
識別子割り当て装置の一例であるDHCPサーバ1は、図2のハードウェア構成および図3のソフトウェア構成で実施される。
(第2の実施形態の動作)
図6は識別子割り当て装置の一例を示す機能ブロック図である。図7は識別子割り当て装置の動作の一例を示すフローチャートである。以下、図6および図7を参照して動作の一例について説明する。
図6に示すネットワークは、図3と同様のIPv4/IPv6混在ネットワークである。DHCPサーバ1は、IPv4アドレスについては192.168.0.10から192.168.0.200までの191台分を自動割り当ての範囲として設定しており、全てのIPv4アドレスが既に割り当てられているものとする。
この状況において、ネットワークにIPv4機器Hが新たに追加され、IPv4機器HのDHCPクライアントプログラムがDHCPサーバ1に対してIPv4アドレスの割り当てを要求を開始する。
(3)識別子割り当てプログラム
ネットワーク接続手段8は、IPv4機器HからIPv4アドレスの割り当て要求パケットを受信する(ステップS20)。次にアドレス管理手段11が、アドレス管理テーブル14を検索してIPv4アドレスに空きがあるか否かを調べる(ステップS21)。割り当て可能なIPv4アドレスはないため、通信能力検知手段9は、IPv4機器HのIPv6通信可否を要求パケットから検知する(ステップS22)。
IPv4機器HはIPv6で通信できないため、アドレス管理手段手段11は、IPv4アドレスが割り当てられており、かつ、IPv6でも通信可能な機器を検索する(ステップS23)。アドレス管理テーブル14によれば、IPv4アドレスが割り当てられており、かつ、IPv6でも通信可能な機器はデバイス識別子EのIPv4/IPv6機器Eと、デバイス識別子FのIPv4/IPv6機器Fであるため、アドレス管理手段11は、これらの機器の中で有効期間が最も短い機器(IPv4/IPv6機器F)を選択する(ステップS24)。
そして、アドレス解放手段12は、IPv4/IPv6機器FのIPv4アドレス=192.168.0.11と有効期間=1000を解放(アドレス管理テーブル10から削除)する(ステップS25)。また、アドレス割当手段13は、解放したIPv4アドレス=192.168.0.11と有効期間=5000を要求元であるIPv4機器Hに割当(アドレス管理テーブル10に登録)する(ステップS26)。
ネットワーク接続手段8は、割り当てたアドレス情報を要求元であるIPv4機器Hに応答する(ステップS28)。
3.第3の実施形態
第3の実施形態における識別子割り当て装置は、割り当て可能なIPv4アドレスがなくなった状況において、IPv4でのみ通信可能な機器からIPv4アドレスの割り当て要求があった場合に、IPv4アドレスが割り当てられており、かつ、IPv6で通信可能な機器の中でIPv4アドレスの有効期間が最も短い機器のIPv4アドレスを要求元機器のために予約する(予約プロセス)。そして、識別子割り当て装置は、予約したIPv4アドレスの有効期間が満了した後、要求元機器に割り当て先を切り替える機能を有している(予約割り当てプロセス)。
(第3の実施形態の構成)
(1)識別子割り当てシステム
識別子割り当てシステムは図1または図5の構成で実施される。
(2)識別子割り当て装置
図8は識別子割り当て装置の一例を示す機能ブロック図(A)および予約管理テーブルの一例を示す概念図(B)である。識別子割り当て装置のハードウェア構成は、図2のDHCPサーバ1の構成で実施される。また、図8(A)に示すDHCPサーバ20は、予約手段21、判定手段22、予約管理テーブル15を備えている。
予約手段21は、割り当て可能なIPv4アドレスがなくなった状況において、IPv4でのみ通信可能な機器からIPv4アドレスの割り当て要求があった場合に、IPv4アドレスが割り当てられており、かつ、IPv6で通信可能な機器の中でIPv4アドレスの有効期間が最も短い機器のIPv4アドレスを要求元機器のために予約する。予約手段は、予約管理テーブル15に要求元機器を登録する。予約管理テーブル15は、予約順番を示す予約No、デバイス識別子から構成されている。
判定手段22は、予約されたIPv6で通信可能な機器に割り当てられたIPv4アドレスの有効期間が満了したかどうかを判断する。
(第3の実施形態の動作)
図9は識別子割り当て装置の予約プロセスの動作例を示すフローチャートである。図10は識別子割り当て装置の予約割り当てプロセス1の動作例を示すフローチャートである。図11は識別子割り当て装置の予約割り当てプロセス2の動作例を示すフローチャートである。図12は識別子割り当て装置の延長拒否プロセス3の動作例を示すフローチャートである。以下、図8〜図12を参照して動作の一例について説明する。
DHCPサーバ20は全てのIPv4アドレスが既に割り当てられているものとする。この状況において、ネットワークにIPv4機器Hが新たに追加され、IPv4機器HのDHCPクライアントプログラムがDHCPサーバ1に対してIPv4アドレスの割り当て要求を開始する。
(3)識別子割り当てプログラム(予約プロセス)
図9に示すようにネットワーク接続手段8は、IPv4機器HからIPv4アドレスの割り当て要求パケットを受信する(ステップS30)。次にアドレス管理手段11が、アドレス管理テーブル14を検索してIPv4アドレスに空きがあるか否かを調べる(ステップS31)。割り当て可能なIPv4アドレスはないため、通信能力検知手段9は、IPv4機器HのIPv6通信可否を要求パケットから検知する(ステップS32)。
アドレス管理手段11は、IPv4アドレスが割り当てられており、かつ、IPv6でも通信可能な機器を検索する(ステップS33)。アドレス管理テーブル14によれば、IPv4アドレスが割り当てられており、かつ、IPv6でも通信可能な機器はデバイス識別子EのIPv4/IPv6機器E、デバイス識別子FのIPv4/IPv6機器Fであるため、アドレス管理手段11は、これらの機器の中で有効期間が最も短い機器(IPv4/IPv6機器F)を選択する(ステップS34)。
予約手段21は、IPv4/IPv6機器FのIPv4アドレス=192.168.0.11を要求元であるIPv4機器Hに予約する(ステップS35)。すなわち、予約手段11は、予約管理テーブル15に予約No=1、デバイス識別子=Hの行を追加する。さらにIPv4アドレスを予約する機器が発生した場合には、予約手段11は、予約管理テーブル15に追加していく。
ネットワーク接続手段8は、要求元であるIPv4機器Hに待機通知を応答する(ステップS36)。待機通知は、例えば「IPv4アドレスが不足しているため、ネットワークに接続できません。今しばらくお待ち下さい。」等のメッセージである。
(4)識別子割り当てプログラム(予約割り当てプロセス1)
図10に示すように判定手段22は、予約したIPv4アドレス=192.168.0.11の有効期間1000が満了したか否かを調べる(ステップS40)。予約が満了している場合は、アドレス解放手段12は、IPv4アドレスを解放(アドレス管理テーブル14から削除)する(ステップS41)。予約手段21は、予約管理テーブル15から最も予約Noの小さい予約機器(IPv4機器H)の予約を解除する(ステップS42)。そして、アドレス割当手段13は、IPv4アドレス=192.168.0.11をIPv4機器Hに割り当てる(ステップS43)。ネットワーク接続手段8は、割り当てたアドレス情報を応答する(ステップS44)。
(5)識別子割り当てプログラム(予約割り当てプロセス2)
図11に示すようにネットワーク接続手段8は、有効期間が最も短いIPv4/IPv6機器F以外の機器であるIPv4/IPv6機器EからIPv4アドレスの解放要求パケットを受信する(ステップS50)。アドレス管理手段11は、アドレス管理テーブル14からこのIPv4/IPv6機器Eの行を削除(解放)する(ステップS51)。
予約手段21は、予約管理テーブル15を参照して予約機器があるかを検索する(ステップS52)。予約機器(先頭のIPv4機器H)があるため、予約手段21は、予約管理テーブル15から予約行を削除(予約解除)する(ステップS53)。アドレス割当手段13は、IPv4/IPv6機器EのIPv4アドレス=192.168.0.10をIPv4機器Hに割り当てる(ステップS54)。ネットワーク接続手段8は、割り当てたアドレス情報を応答する(ステップS55)。このプロセスにより有効期間が最も短い機器以外の機器の解放されたIPv4アドレスを割り当てる。
(6)識別子割り当てプログラム(延長拒否プロセス)
図12に示すようにネットワーク接続手段8は、有効期間が最も短い機器であるIPv4/IPv6機器FからIPv4アドレスの有効期間の延長要求パケットを受信する(ステップS60)。一般的に有効期間が満了する前にIPアドレスを割り当てられた各機器は、延長要求パケットをDHCPサーバに送信する。
予約手段21は、予約管理テーブル15を参照して予約機器があるかを検索する(ステップS61)。予約機器(先頭のIPv4機器H)があるため、ネットワーク接続手段8は、延長要求の拒否を応答する(ステップS62)。
4.第4の実施形態
第4の実施形態における識別子割り当て装置は、ネットワークに接続された機器のIPv4通信の使用状況を把握できる機能を有しており、割り当て可能なIPv4アドレスが残っていない状況で新たに機器が接続された場合に、IPv4アドレスが割り当てられ、IPv6でも通信が可能な機器を検出し、それらの機器のIPv4通信割合が最も低い機器のIPv4アドレスを解放し、このIPv4アドレスを要求元の機器に割り当てる機能を有している。
(第4の実施形態の構成)
(1)識別子割り当てシステム
識別子割り当てシステムは図1または図5の構成で実施される。
(2)識別子割り当て装置
図13は識別子割り当て装置の一例を示す機能ブロック図である。DHCPサーバ16は、識別子割り当て装置の一例である。DHCPサーバ16は、ネットワーク監視手段17を備えている。
ネットワーク監視手段17は、ネットワークに接続された各機器のIPv4通信の使用状況を把握する。ここで使用状況とは、例えば、各機器のIP通信全体の通信量におけるIPv4通信量の割合である。ネットワーク監視手段17は、通信量を取得する方法として、SNMP(シンプル・ネットワーク・マネージメント・プロトコル)を利用する。ネットワーク監視手段17(監視手段の一例)は、識別子割り当てプログラムとは別のプロセスまたはスレッドとして起動し、所定の間隔でネットワークに接続された機器からIPv4通信量およびIP通信全体の通信量を取得する。
アドレス管理テーブル18は、通信割合のデータ項目を備えている。ネットワーク監視手段17(算出手段の一例)は、取得したIPv4通信量およびIP通信全体の通信量からIPv4の通信割合を算出して、アドレス管理テーブル18の通信割合を更新するようアドレス管理手段11に指示する。
(第4の実施形態の動作)
図14は識別子割り当て装置の動作の一例を示すフローチャートである。以下、図13および図14を参照して動作の一例について説明する。
DHCPサーバ16は全てのIPv4アドレスが既に割り当てられているものとする。この状況において、ネットワークにIPv4機器Hが新たに追加され、IPv4機器HのDHCPクライアントプログラムがDHCPサーバ16に対してIPv4アドレスの割り当て要求を開始する。
(3)識別子割り当てプログラム
ネットワーク接続手段8は、IPv4機器HからIPv4アドレスの割り当て要求パケットを受信する(ステップS70)。次にアドレス管理手段11が、アドレス管理テーブル18を検索してIPv4アドレスに空きがあるか否かを調べる(ステップS71)。割り当て可能なIPv4アドレスはないため、通信能力検知手段9は、IPv4機器HのIPv6通信可否を要求パケットから検知する(ステップS72)。
IPv4機器HはIPv6で通信できないため、アドレス管理手段11は、アドレス管理テーブル18を検索してIPv4アドレスが割り当てられており、かつIPv6でも通信が可能な機器を検索する(ステップS73)。また、その中で最もIPv4通信割合の低い機器を選択する(ステップS74)。
アドレス管理テーブル18によれば、デバイス識別子FのIPv4/IPv6機器Fが最もIPv4の通信割合が低いため、アドレス解放手段12は、このIPv4/IPv6機器FのIPv4アドレス=192.168.0.11と有効期間=1000を解放(削除)する(ステップS75)。また、アドレス割当手段13は、解放したIPv4アドレス=192.168.0.11と有効期間=5000を要求元であるIPv4機器Hに割当(登録)する(ステップS76)。ネットワーク接続手段8は、割り当てたアドレス情報を要求元であるIPv4機器Hに応答する(ステップS77)。
5.第5の実施形態
第5の実施形態における識別子割り当て装置は、ネットワークに接続された機器からIPv4アドレスの割り当ての優先度に関する情報を受信する機能を有している。割り当て可能なIPv4アドレスが残っていない状況で新たに機器が接続された場合に、IPv4アドレスが割り当てられ、IPv6でも通信が可能な機器を検出し、それらの機器の中で最も優先度が低い機器のIPv4アドレスを解放し、IPv4アドレスを要求元に割り当てる機能を有している。
(1)識別子割り当てシステム
識別子割り当てシステムは図1または図5の構成で実施される。
(2)識別子割り当て装置
図15は識別子割り当て装置の一例を示す機能ブロック図である。DHCPサーバ1は、IPv4アドレスの割り当ての優先度に関するデータ項目を有するアドレス管理テーブル19を備えている。ここで優先度とは、それぞれの機器の重要度合いをいい、優先度には、高、中、低の3種類の優先度がある。
(第5の実施形態の動作)
図17は識別子割り当て装置の動作の一例を示すフローチャートである。以下、図16および図17を参照して動作の一例について説明する。
DHCPサーバ1は全てのIPv4アドレスが既に割り当てられているものとする。この状況において、ネットワークにIPv4機器Hが新たに追加され、IPv4機器HのDHCPクライアントプログラムがDHCPサーバ1に対してIPv4アドレスの割り当て要求を開始する。
(3)識別子割り当てプログラム
ネットワーク接続手段8は、IPv4機器HからIPv4アドレスの割り当て要求パケットを受信する(ステップS80)。ネットワーク接続手段8は、受信したIPv4アドレス要求メッセージの中から優先度に関する情報を取得し、この優先度をアドレス管理テーブル19に登録させるようアドレス管理手段11に指示する(ステップS81)。なお、ネットワークに接続された機器のIPv4アドレス割り当ての優先度を手動設定する機能としてもよい。
次にアドレス管理手段11が、アドレス管理テーブル19を検索してIPv4アドレスに空きがあるか否かを調べる(ステップS82)。割り当て可能なIPv4アドレスはないため、通信能力検知手段9は、IPv4機器HのIPv6通信可否を要求パケットから検知する(ステップS83)。
IPv4機器HはIPv6で通信できないため、アドレス管理手段11は、アドレス管理テーブル19を検索してIPv4アドレスが割り当てられており、かつIPv6でも通信可能な機器の中で優先度が低の機器を検索する(ステップS84)。なお、優先度が低の機器が検出されないときは、優先度が中の機器を選択してもよい。
アドレス管理テーブル19によれば、IPv4が割り当てられており、かつ、IPv6でも通信可能な機器の中で優先度が低の機器は、デバイス識別子FのIPv4/IPv6機器Fであるため、アドレス解放手段12は、IPv4アドレス=192.168.0.11と有効期間=1000を解放する(ステップS85)。ネットワーク接続手段8は、割り当てたアドレス情報を要求元であるIPv4機器Hに応答する(ステップS87)。
6.第6の実施形態
第6の実施形態における識別子割り当て装置は、IPv4アドレスの割り当て要求を受信した後、割り当て済みIPv4アドレス数が割り当て可能なIPv4アドレス数全体に占める割合を算出し、この割合が所定の割合を上回った場合に、要求元の機器がIPv6で通信可能か否かを調べ、可能な場合にIPv4アドレス割り当て要求を拒否する機能を有している。
(第6の実施形態の構成)
(1)識別子割り当てシステム
識別子割り当てシステムは図1または図5の構成で実施される。
(2)識別子割り当て装置
識別子割り当て装置は、図3、図6、図13、図15のいずれかの構成で実施される。
(第6の実施形態の動作)
図17は識別子割り当て装置の動作の一例を示すフローチャートである。以下、図15および図17を参照して動作の一例について説明する。
(3)識別子割り当てプログラム
ネットワーク接続手段8は、IPv4およびIPv6の両方で通信可能なIPv4/IPv6機器EからIPv4アドレスの割り当て要求を受信する(ステップS90)。なお、有効期間の延長要求であってもよい。
ステップS91において次にアドレス管理手段11(検査手段の一例)が、アドレス管理テーブル19を参照して割り当て済IPv4アドレス数が割り当て可能なIPv4アドレス数全体に占める割合を算出し、その算出結果が80%以上か否かを調べる。この算出結果の閾値(本実施例では80%)は、予め設定され、識別子割り当てプログラムは、算出結果が80%以上でない場合には、IPv4アドレスを割り当てる処理を行う。
算出結果が80%以上である場合には、通信能力検知手段9がIPv4/IPv6機器EがIPv6で通信が可能か否かを検知する(ステップS92)。IPv4/IPv6機器Eは、IPv6で通信可能な機器であるため、ステップS93においてネットワーク接続手段8(拒否手段の一例)が、IPv4/IPv6機器Eに対して割り当て拒否を応答する。
7.第7の実施形態
第7の実施形態における識別子割り当て装置は、IPv4アドレスの割り当て要求を受信した後、割り当て済みIPv4アドレス数が割り当て可能なIPv4アドレス数全体に占める割合を算出し、この割合が所定の割合を上回り、要求元の機器がIPv6で通信可能でない場合に、IPv4アドレスの割り当て先の切り替えを始める機能を有している。すなわち、割当可能なIPv4アドレスがなくなっていない状況でも、識別子割り当て装置は、IPv4/IPv6の両方で通信可能な機器のIPv4アドレスをIPv4でのみ通信が可能な機器に割り当て始める。
(第7の実施形態の構成)
(1)識別子割り当てシステム
識別子割り当てシステムは図1または図5の構成で実施される。
(2)識別子割り当て装置
識別子割り当て装置は、図3、図6、図13、図15のいずれかの構成で実施される。
(第7の実施形態の動作)
図18は識別子割り当て装置の動作の一例を示すフローチャートである。以下、図15および図18を参照して動作の一例について説明する。
(3)識別子割り当てプログラム
ネットワーク接続手段8は、IPv4機器HからIPv4アドレスの割り当て要求を受信する(ステップS100)。なお、有効期間の延長要求であってもよい。
次にステップS101において、アドレス管理手段11(検査手段の一例)が、アドレス管理テーブル19を参照して割り当て済IPv4アドレス数が割り当て可能なIPv4アドレス数全体に占める割合を算出し、その算出結果が80%以上か否かを調べる。この算出結果の閾値(80%)は、予め設定され、識別子割り当てプログラムは、算出結果が80%以上でない場合には、空いているIPv4アドレスを割り当てる処理を行う。
算出結果が80%以上である場合には、通信能力検知手段9がIPv4機器HがIPv6で通信が可能か否かを検知する(ステップS102)。IPv4機器Hは、IPv6で通信できない機器であるため、その後、アドレス割当手段13は、IPv4機器Hに対してIPv4/IPv6の両方で通信可能な機器のIPv4アドレスを割り当てるようにする。この割当先切り替え処理は、第1の実施形態から第5の実施形態に示す割当先切り替え処理を実行する。
以下にはさらに別の実施態様について記す。ただし、この実施態様の中には、上述した実施態様に含まれるものもある。
実施形態の一態様においては、第1の装置から第1の通信手段に対応する識別子の割り当て要求を受け付ける受付手段と、前記第1の通信手段に対応する識別子の割り当てを要求する前記第1の装置が前記第2の通信手段によって通信できるかどうかを検知する検知手段と、前記検知手段が前記第1の装置は前記第2の通信手段によって通信ができないと検知した場合に、前記第1の通信手段に対応する識別子が割り当てられており、かつ、第2の通信手段によって通信できる第2の装置を検出する検出手段と、前記検出手段が検出した前記第2の装置に割り当てられた前記第1の通信手段に対応する識別子を解放する解放手段と、前記解放手段が解放した前記第1の通信手段に対応する識別子を前記受付手段が受け付けた前記第1の装置に割り当てる割当手段とを備えることを特徴としている。この態様によれば、第1の通信手段でのみ通信できる装置が第1の通信手段に対応する識別子を取得して第1の通信手段によって通信することができる。
また上記の実施形態の別の態様として、割り当て済みの前記第1の通信手段に対応する識別子の数が割り当て可能な前記第1の通信手段に対応する識別子の数全体に占める割合を算出して、前記割合が所定の割合以上であるか否かを検査する検査手段と、前記割合が所定の割合以上であると前記検査手段が検査した場合に、前記第1の通信手段に対応する識別子の割り当てを要求する前記第1の装置が前記第2の通信手段によって通信できるかどうかを前記検知手段が検知し、前記検知手段が前記第1の装置は前記第2の通信手段によって通信ができると検知した場合に、前記第1の通信手段に対応する識別子の割り当て要求を拒否する拒否手段とを備えることを特徴としている。この態様によれば、第1の通信手段でのみ通信できる装置は、第2の通信手段で通信できる装置と比較して、優先的に第1の通信手段に対応する識別子を取得することができる。
さらに上記の実施形態の別の態様として、割り当て済みの前記第1の通信手段に対応する識別子の数が割り当て可能な前記第1の通信手段に対応する識別子の数全体に占める割合を算出して、前記割合が所定の割合以上であるか否かを検査する検査手段と、前記割合が所定の割合以上であると前記検査手段が検査した場合に、前記第1の通信手段に対応する識別子の割り当てを要求する前記第1の装置が前記第2の通信手段によって通信できるかどうかを前記検知手段が検知し、前記検知手段が前記第1の装置は前記第2の通信手段によって通信ができないと検知した場合に、前記第1の通信手段に対応する識別子が割り当てられており、かつ、第2の通信手段によって通信できる第2の装置を前記検出手段が検出することを特徴としている。この態様によれば、第1の通信手段でのみ通信できる装置は、第2の通信手段で通信できる装置と比較して、優先的に第1の通信手段に対応する識別子を取得することができる。
なお、第1の通信手段および第2の通信手段は、IPv4およびIPv6を使用した通信手段に限定されるものではなく、他の通信手段にも適用できるものである。例えば、無線通信、衛星通信、移動体通信などにも適用することが可能である。
本発明は、IPv4機器、IPv4/IPv6機器などからなる混在ネットワークにおいて、ネットワークに接続した機器が確実にIPv4アドレスを取得して、IPv4による通信ができる機能を有したPC、サーバ、ルータ、通信ボードなどに利用することができる。
第1の実施形態に係る識別子割り当てシステムの一例を示すシステム構成図である。 第1の実施形態に係る識別子割り当て装置の一例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る識別子割り当て装置の一例を示す機能ブロック図である。 第1の実施形態に係る識別子割り当て装置の動作の一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る識別子割り当てシステムの一例を示すシステム構成図である。 第2の実施形態に係る識別子割り当て装置の一例を示す機能ブロック図である。 第2の実施形態に係る識別子割り当て装置の動作の一例を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係る識別子割り当て装置の一例を示す機能ブロック図(A)および予約管理テーブルの一例を示す概念図(B)である。 第3の実施形態に係る識別子割り当て装置の予約プロセスの動作例を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係る識別子割り当て装置の予約割り当てプロセス1の動作例を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係る識別子割り当て装置の予約割り当てプロセス2の動作例を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係る識別子割り当て装置の延長拒否プロセス3の動作例を示すフローチャートである。 第4の実施形態に係る識別子割り当て装置の一例を示す機能ブロック図である。 第4の実施形態に係る識別子割り当て装置の動作の一例を示すフローチャートである。 第5の実施形態に係る識別子割り当て装置の一例を示す機能ブロック図である。 第5の実施形態に係る識別子割り当て装置の動作の一例を示すフローチャートである。 第6の実施形態に係る識別子割り当て装置の動作の一例を示すフローチャートである。 第7の実施形態に係る識別子割り当て装置の動作の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1…DHCPサーバ、8…ネットワーク接続手段、9…通信能力検知手段、11…アドレス管理手段、12…アドレス解放手段、13…アドレス割当手段。

Claims (16)

  1. 第1の装置から第1の通信手段に対応する識別子の割り当て要求を受け付ける受付手段と、
    前記第1の通信手段に対応する識別子が割り当てられており、かつ、第2の通信手段によって通信できる第2の装置が存在する場合に、
    前記第2の装置に割り当てられた前記第1の通信手段に対応する識別子を解放する解放手段と、
    前記解放手段が解放した前記第1の通信手段に対応する識別子を前記受付手段が受け付けた前記第1の装置に割り当てる割当手段と
    を備えることを特徴とする識別子割り当て装置。
  2. 前記第1の通信手段に対応する識別子が割り当てられており、かつ、第2の通信手段によって通信できる第2の装置を検出する検出手段を有し、
    前記解放手段は、前記検出手段によって検出された前記第2の装置に割り当てられた前記第1の通信手段に対応する識別子を解放することを特徴とする請求項1に記載の識別子割り当て装置。
  3. 割り当て可能な前記第1の通信手段に対応する識別子が存在するかどうかを判断する判断手段と、
    前記判断手段が割り当て可能な前記第1の通信手段に対応する識別子が存在しないと判断した場合に、前記第1の通信手段に対応する識別子が割り当てられており、かつ、前記第2の通信手段によって通信できる前記第2の装置を前記検出手段が検出することを特徴とする請求項2に記載の識別子割り当て装置。
  4. 前記第1の通信手段に対応する識別子の割り当てを要求する前記第1の装置が前記第2の通信手段によって通信できるかどうかを検知する検知手段と、
    前記検知手段が前記第1の装置は前記第2の通信手段によって通信ができないと検知した場合に、前記第1の通信手段に対応する識別子が割り当てられており、かつ、前記第2の通信手段によって通信できる前記第2の装置を前記検出手段が検出することを特徴とする請求項2または3に記載の識別子割り当て装置。
  5. 前記第1の通信手段に対応する識別子と前記第2の通信手段によって通信できるかどうかとを関連付けた情報を管理する管理手段と、
    前記検出手段は、前記管理手段によって管理されている情報に基づいて、前記第1の通信手段に対応する識別子が割り当てられており、かつ、前記第2の通信手段によって通信できる前記第2の装置を検出することを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の識別子割り当て装置。
  6. 前記解放手段が、前記第2の通信手段によって通信できる前記第2の装置に割り当てられた前記第1の通信手段に対応する識別子を解放する旨を前記第2の装置に通知する通知手段と
    を備えることを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載の識別子割り当て装置。
  7. 前記検知手段は、前記第1の通信手段に対応する識別子が割り当てられており、かつ、前記第2の通信手段によって通信できる前記第2の装置が複数検出された場合に、前記検出された複数の第2の装置の中で前記第1の通信手段に対応する識別子の有効期間が最も短いもの、または、前記第1の通信手段に対応する識別子を使用する優先度が低いものを検出することを特徴とする請求項2〜6のいずれかに記載の識別子割り当て装置。
  8. 前記第1の通信手段と前記第2の通信手段の通信量を監視する監視手段と、
    前記第1の通信手段の通信量が前記第1の通信手段と前記第2の通信手段とを足した通信量に占める割合を算出する算出手段と、
    前記検出手段は、前記第1の通信手段に対応する識別子が割り当てられており、かつ、前記第2の通信手段によって通信できる前記第2の装置が複数検出された場合に、前記検出された複数の第2の装置の中で前記算出手段が算出した前記割合の最も低いものを検出することを特徴とする請求項2〜7のいずれかに記載の識別子割り当て装置。
  9. 前記検出手段が検出した前記第2の通信手段によって通信できる前記第2の装置が前記第1の通信手段に対応する識別子を必要とするかを前記第2の装置に問い合わせる問い合わせ手段と、
    前記問い合わせ手段が問い合わせた結果に基づいて前記第2の装置に割り当てられた前記第1の通信手段に対応する識別子を前記解放手段が解放することを特徴とする請求項2〜8のいずれかに記載の識別子割り当て装置。
  10. 前記検出手段が検出した前記第2の通信手段によって通信できる前記第2の装置が前記第1の通信手段に対応する識別子を必要とするかを前記第2の装置に問い合わせる問い合わせ手段と、
    前記問い合わせ手段が問い合わせた結果に基づいて前記検出手段は前記第1の通信手段に対応する識別子が割り当てられており、かつ、前記第2の通信手段によって通信できる第3の装置を検出することを特徴とする請求項2〜9のいずれかに記載の識別子割り当て装置。
  11. 前記検出手段が検出した前記第2の通信手段によって通信できる前記第2の装置に割り当てられた前記第1の通信手段に対応する識別子を予約する予約手段と
    を備えることを特徴とする請求項2〜10のいずれかに記載の識別子割り当て装置。
  12. 前記検出手段が検出した前記第2の通信手段によって通信できる前記第2の装置に割り当てられた前記第1の通信手段に対応する識別子の有効期間が満了したかどうかを判定する判定手段と、
    前記判定手段が有効期間が満了したと判定した前記第2の装置に割り当てられた前記第1の通信手段に対応する識別子を前記解放手段が解放することを特徴とする請求項2〜11のいずれかに記載の識別子割り当て装置。
  13. 前記第1の通信手段は、IPv4を使用した通信手段であり、前記第2の通信手段は、IPv6を使用した通信手段であることを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の識別子割り当て装置。
  14. 前記識別子は、IPアドレスであることを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載の識別子割り当て装置。
  15. 第1の装置から第1の通信手段に対応する識別子の割り当て要求を受け付ける受付手段と、
    前記第1の通信手段に対応する識別子が割り当てられており、かつ、第2の通信手段によって通信できる第2の装置が存在する場合に、
    前記第2の装置に割り当てられた前記第1の通信手段に対応する識別子を解放する解放手段と、
    前記解放手段が解放した前記第1の通信手段に対応する識別子を前記受付手段が受け付けた前記第1の装置に割り当てる割当手段と
    を備えることを特徴とする識別子割り当てシステム。
  16. 第1の装置から第1の通信手段に対応する識別子の割り当て要求を受け付ける受付手段と、
    前記第1の通信手段に対応する識別子が割り当てられており、かつ、第2の通信手段によって通信できる第2の装置が存在する場合に、
    前記第2の装置に割り当てられた前記第1の通信手段に対応する識別子を解放する解放手段と、
    前記解放手段が解放した前記第1の通信手段に対応する識別子を前記受付手段が受け付けた前記第1の装置に割り当てる割当手段として機能させるための識別子割り当てプログラム。
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