JP4923408B2 - 発光装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体発光素子とその半導体発光素子を覆う蛍光体部材により所望の光を得る発光装置の製造方法に関する。
半導体発光素子を用いた従来の発光装置としては、例えば特許文献1に示すような蛍光剤入りLEDランプがある。図21は、特許文献1に記載された従来の発光装置を示すものである。図21において、211は蛍光剤入りLEDランプ、212はリードフレーム、213はLEDチップ、214は蛍光剤、215は樹脂ケース、216は拡散剤である。このLEDランプは、LEDチップ213を覆う樹脂ケース215に蛍光剤214と共に拡散剤216を混入するものである。この拡散剤216は、例えば酸化マグネシウムなどの白色の微粉体(粒径≒1.6μm)であり、樹脂ケース215に5〜20wt%の混入されている。
特許第3065544号公報
しかしながら、図21に示すような従来の構成の発光装置では、発光した際に光の色ムラが大きいという課題があった。
そこで、本発明は、発光した際の光の色ムラを改善した発光装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の製造方法は、半導体発光素子が配置されている基板に、貫通孔を有する成形型を、前記貫通孔が前記半導体発光素子を取り囲むように配置する工程と、蛍光体と樹脂と90%以上が粒径1μm以上48μm以下である二酸化珪素による光透過性の粒体とを含み、前記蛍光体と前記粒体とをあわせて48cm3%以上70cm3%以下含まれているペーストを、前記貫通孔を介して、前記基板上に供給する工程と、前記成形型を前記基板から離間して蛍光部材を形成する工程と、前記蛍光部材の側面を離間して囲こむ反射部材を載置する工程と、を有している。
この構成により、ペーストのチキソ性が向上し、成形型を基板から離間する工程におけるペーストの流動が抑制される。また、ペーストに含まれる蛍光体が好適に分散される。
本発明によれば、発光した際の光の色ムラを改善した発光装置及び発光装置の製造方法を提供することができる。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。本発明の以下に示す実施の形態及び各図面は例示を目的とし、本発明はこれらに限定されるものではない。尚、各図面においては、説明の便宜のため、実質的に同一の機能を有する構成要素を同一の参照符号で示すこととする。
(実施の形態1)
1.(全体の構成)図1(a)、(b)は、それぞれ実施の形態1に係る発光装置1の横断面(発光装置1を主発光面に垂直な面で切った面)及び上断面(発光装置1を主発光面で切った断面)を示す概略図である。発光装置1の各部の詳細な説明に先立ち、この発光装置1の概要を示す。
発光装置1は、基板10と、基板10上に実装された半導体発光素子11と、この半導体発光素子を覆う蛍光部材12と、基板10上に蛍光部材12を囲むように配置された反射部材13と、蛍光部材12の上面を覆うように配置された光透過性部材14とを備えている。
この構成により、半導体発光素子11から放出された光の一部は、蛍光部材12を通過する際に蛍光体120により波長変換される。この波長変換された光と、波長変換されずに蛍光部材12を通過した光との混色により所望の色の光が得られる。この光は、反射部材13と光透過性部材14とにより所望の方向に集光または分光される(例えば、図1においては矢印1Aの方向)。
ここで、蛍光部材12は、蛍光体120と、樹脂121と、90%以上が粒径1μm以上48μm以下の光透過性の粒体122とを含んでいる。
この構成により、蛍光体120は、蛍光部材12中に光透過性の粒体122と共に均一に分散される。樹脂121中に蛍光体120を均一に分散させるためだけなら、蛍光体の分量を単純に増加させることも考えられる。しかし所望の光を得るためには、蛍光体120の分量を規定する必要があり、蛍光体120を単純に増加させることはできない。そこで、本実施の形態に係る発光装置1においては、上記粒度の光透過性の粒体122を蛍光部材12に含ませることで、蛍光体120の分量を変化させることなく、蛍光部材12全体に含まれる粒体の総量を増加させている。蛍光部材12に含まれる粒体の総量が増加することで、一つ一つの蛍光体120に働く斥力が増加し、蛍光体120は、蛍光部材12中に均一に分散される。
また、粒体122は、光透過性であるため蛍光部材12から放出される光に実質的に影響を与えない。より具体的には、反射性の粒体であれば半導体発光素子11から遠ざかるに従って光の反射回数が増えて粒体の表面物質に起因する所定の色が減衰して色ムラの原因になってしまうところ、本構成の粒体122は、光透過性であるためこのような光の反射回数の増加に起因する光の減衰による色ムラは抑制できる。
以上のように、蛍光部材12を通過する光に実質的に影響を与えずに、蛍光体120の分散性を向上させることで、本実施の形態の発光装置1は、所望の光を得つつも色ムラを抑制することができる。
また、粒体122を含む本実施の形態においては、粒体122を含まない場合に比べて、樹脂121の分量は実質的に減少することになる。熱による経時劣化の影響を受けやすい樹脂121の分量が減少することで、本実施の形態の発光装置1は、所望の光を得つつも、蛍光部材12ひいては装置全体の耐熱性及び寿命を向上させることができる。
2.(各部の構成)ここでは、以下、半導体発光素子11の一形態としての青色LED(波長410nm以上から波長460nm以下の範囲にピーク光を持つ青色光を発するLEDをいう、以下本明細書にて同じ)と、蛍光体120の一形態としての黄色蛍光体(半導体発光素子11から発した光の一部を吸収して540nm以上600nm以下の範囲にピークを持つ黄色光を発する蛍光体をいう、以下本明細書にて同じ)とを用いて白色光を得る構成を例にとり、発光装置1の各構成についてより具体的に説明する。
2.1(基板) 図2は、発光装置1の要部断面図であり、基板10と半導体発光素子11との実装状態を示している。ここでは、半導体発光素子11は、基板10に直接実装されている。尚、説明の便宜のため、図1に示した発光装置1の他の構成は、ここでは省略している。
基板10は、いわゆる、金属ベース基板であって、2層の絶縁層100a及び100b(全体で絶縁層100という)と、絶縁層100aの裏面に貼着された金属ベース101と樹脂膜102とを備えている。絶縁層100a及び100bの表面には、半導体発光素子11に給電するための配線パターン15a及び15b(全体で配線パタ−ン15という)がそれぞれ形成されている。配線パターン15a及び15bは、絶縁層100bを挟んで、例えばビアホール等(図示せず。)によって電気的に接続されている。
配線パターン15は、例えば、銅、ニッケル、アルミニウム、または、これらの金属を主成分とする合金から形成されている。
絶縁層100の材質は、電気的に絶縁を保つ材料であれば特に限定されず、例えば、セラミック材料、ガラスエポキシ材料及び熱硬化性樹脂等を用いることができる。また、無機フィラーをさらに含んでいてもよい。この熱硬化性樹脂としては、例えば、エポキシ樹脂等が使用でき、この無機フィラーとしては、例えば、熱伝導性の高いシリカフィラーやアルミナフィラー等が使用できる。
金属ベース101は、絶縁層100を補強すると共に、半導体発光素子11の発光時に生じる熱を放出する機能を有している。金属ベース101は、金属であれば特に限定はなく、例えばAl等を好適に用いることが出来る。
樹脂膜102は、配線パターン15bの保護と、配線パターン15bと反射部13(図示せず)との絶縁を確保している。樹脂膜102の材質は、電気的に絶縁を保つ材料であれば特に限定されず、例えば、一般的に使用されている白色のエポキシ樹脂から構成されるレジスト等を用いることができる。ここで、樹脂膜102を白色にしている理由は、半導体発光素子11から発せられた光を効率良く外部へと取り出すためである。また、樹脂膜102は、半導体発光素子11の位置に対応する部分に孔(窓開け)が形成されている。この孔は、例えば、一度絶縁層100b全体の表面上に樹脂膜を形成した後、該当部分の樹脂膜を取り除くことによって形成される。
半導体発光素子11は、バンプ16により配線パターン15と電気的に接続され、基板10上に直接実装されている。バンプ16の材料は、例えばAuを公的に用いることが出来るが、導電性の材料であればよい。バンプ16を用いて接続する方法は、発光光源の照射方向に光出力を遮るものがないので好ましいが、基板10と半導体発光素子11との接続は他の方法を用いても良い。すなわち、半導体発光素子11に含まれる電極と、基板10上に配置された配線パターン15とを電気的に接続する方法であって、半導体発光素子11と基板10との間に空隙ができる一般的な接続方法を用いればよい。
なお、本実施の形態における基板10は、半導体発光素子11をより高密度に実装するために2層の絶縁層101a、101bを用いた多層構造を有している。しかし、多層構造にする必要が無ければ、1層の絶縁層を用いた単層構造であってもよいし、3層以上の多層構造でもよい。
2.2(半導体発光素子) 図3は、発光装置1の半導体発光素子11の要部断面図である。ここでは、説明の便宜のため、図1、図2に示した発光装置1の他の構成は、特に図示しているものを除き省略している。
半導体発光素子11は、窒化ガリウム系化合物からなる半導体を利用した青色LEDである。この半導体発光素子11は、図3に示すように、例えば、GaNを素材とした素子基板110の一方の面上に、GaNのn型層111、InGaNの活性層112及びGaNのp型層113をこの順で積層したものである。そして、p型層113の一部を、例えばエッチングによりn型層111を露出させ、この露出したn型層111の表面にn型電極114を形成している。p型層113の表面にはp型電極115が形成されている。この半導体発光素子11は、p型電極とn型電極の双方を一方の面に有する、いわゆる、片面電極タイプである。そして、これらのn型電極114及びp型電極115は、それぞれバンプ16を介し配線パターン15bに電気的に接続されている。これにより、素子基板110は、主発光面側となり、半導体発光素子11は、基板10に対してフリップチップ接続される。このように構成された半導体発光素子11全体と、基板10上の配線パターン15bの一部を蛍光部材12が覆っている。
なお、青色LEDの構成としては、ここで挙げた例に限定されるものではない。例えば、素子基板110としては、SiCを用いても良いし、絶縁性のサファイアを用いても良い。また例えば、n型層111やp型層113としては、AlGaNやInGaNを用いてもよいし、n型層111と、素子基板110との間に、GaNやInGaNで構成したバッファ層を用いることも可能である。また、例えば、活性層112は、InGaNとGaNが交互に積層した多層構造(量子井戸構造)としてもよい。
また、半導体発光素子11は、矩形状であり、例えば縦0.3mm×横0.3mmのサイズを有する。もちろん、半導体発光素子11は、このようなサイズに限定はされない。通常の半導体発光素子11の一辺は、0.3mmから2mm程度の範囲内にあるが、このようなサイズの範囲から外れているLEDチップであっても問題はなく、本実施の形態で使用可能な半導体発光素子11の大きさや種類に特に制限は無い。
2.3(蛍光部材) 図1に戻り、蛍光部材12について詳述する。蛍光部材12は、上述した青色LEDから発した青色光の一部を、内部に含む黄色蛍光体120により、黄色光(540nm以上600nm以下の範囲にピークを持つ光)に変換している。青色光と黄色光との混色により、発光装置1全体としては、白色光を得ている。
ここで、本明細書においては、基板10主面の法線に垂直な平面によって蛍光部材12を切り取った断面の形状を「蛍光部材の断面形状」とする。そして、蛍光部材12の基板10主面の法線に略垂直な2つの面のうち、基板10の主面に近接する面を「蛍光部材の底面」とし、他方の面を「蛍光部材の上面」とする。そして、蛍光部材12の外周面(半導体発光素子11に接しない面)のうち、上記蛍光部材12の下面と上面とを除いた面を、「蛍光部材の側面」とする。また、蛍光部材12の側面の面積を、蛍光部材12の底面の面積で割った値をアスペクト比とする。ここで、「底面の面積」とは、蛍光部材12の底面の輪郭により規定される仮想的な面積を示している。より具体的には、「底面の面積」とは、蛍光部材12が基板の主面に実際に接している部分の面積ではなく、底面の輪郭により囲まれる部分の面積を示している。尚、蛍光部材12のうち、光透過性の粒体122のみが染出して広がることがあるが、このような部分は「底面の輪郭」には含めないものとする。
(蛍光部材の形状) はじめに、蛍光部材12の形状について述べる。蛍光部材12は、図1(a)、(b)に示すように略円柱形状をしている。具体的には、蛍光部材12は、半導体発光素子11の対角線長よりも長い直径を持ち、半導体発光素子11の高さよりも大きな高さを有し、上面が略平坦の略円柱形状である。そして、蛍光部材12の中心軸と、半導体発光素子11の中心軸は略一致している。蛍光部材12は、図1(a)および(b)に示すように、半導体発光素子11の側面を取り囲んで構成されている。蛍光部材12の側面は、反射部13から離間している。すなわち蛍光部材12は、反射部13とは接触していない。従って、蛍光部材12は、その側面形状が反射部13の反射面などの形状によって拘束されない。これにより、この側面を自由に設計することができる。
蛍光部材12のアスペクト比は、発光装置1の色ムラ防止の観点から次のようにすることが好ましい。本実施の形態の発光装置1は、上述のように青色LEDから発した青色光と、黄色蛍光体からの黄色光とのバランスにより白色を実現している。このバランスが崩れると色ムラが発生する。そして、このバランスを決定する一要因として、蛍光部材12の上方向の厚み(図3におけるA3の範囲)と横方向の厚み(図3におけるB3の範囲)があり。色ムラを低減するためには、この上方向の厚みと横方向の厚みは、均一であることが好ましい。すなわち、両方向の厚みを均一にするように、蛍光部材12のアスペクト比を決定することが好ましい。例えば、蛍光部材12の直径が、0.6mmから1.4mmである場合は、上方向の厚みと横方向の厚みを100μmの公差で許容すると、アスペクト比は、1.0以上2.3以下が好ましい。より色ムラを防止するためには、蛍光部材12の直径が0.6mmから1.4mmである場合、上方向の厚みと横方向の厚みを50μmの公差で許容するとし、アスペクト比を、1.3以上1.8以下とすることが好ましい。さらには、蛍光部材12の直径が、0.6mmから1.4mmである場合は、蛍光部材12の上面から底面までの高さは、0.15mmから0.55mmとすると、上記両方向の厚みを決定する際に、半導体発光素子11の大きさの影響を受けづらいのでより好ましい。
なお、蛍光部材12の形状は、上述した「自由設計された曲面」を有している限り特に限定されない。ただし、色ムラを防止する観点からは、基板10の主面の法線を軸とする軸対称形状であることが好ましい。また、蛍光部材12の中心軸と、半導体発光素子11の中心軸は略一致していることが好ましい。また、三角柱、四角柱などの多角柱の場合は、特に、頂点が6個以上の多角柱が好ましい。これは、6個以上の多角柱は、三角柱や四角柱のものと比較して、半導体発光素子11を基板10にフリップチップ実装させるときに好適に用いられる超音波フリップチップ実装を用いた際に、半導体発光素子11が超音波振動で回動してしまっても、半導体発光素子11の配光特性に影響が出にくいからである。
アスペクト比に関しては、上述したように、蛍光部材12の両方向の厚みを均一にするように決定することが好ましいが、四角柱の場合であっても、一辺が0.6mmから1.4mmでの場合は、上方向の厚みと横方向の厚みを100μmの公差で許容すると、アスペクト比は、1.0以上2.3以下が好ましく、50μmの公差で許容すると、アスペクト比を、1.3以上1.8以下とすることが好ましい。
次に、蛍光部材12に含まれる各構成部材について蛍光体120、樹脂121、光透過性の粒体122、粘度材(図示せず)の順に詳述する。
(蛍光体) 蛍光体120は、蛍光部材12の内部に分散して配置されている。蛍光体の平均粒形は、例えば、3μmから15μmであり、略球状である。この蛍光体120は、半導体発光素子11から放射された青色光を吸収し、励起された後、黄色光を発する黄色蛍光体である。このような黄色蛍光体としては(Y・Sm)3(Al・Ga)512:Ce、(Y0.39Gd0.57Ce0.03Sm0.013Al512やアルカリ土類金属オルト珪酸塩等を好適に用いることができる。
蛍光体120は、好適な白色光を得るためには、蛍光部材12中に11cm3%以上28cm3%以下含ませることが好ましい(ここで、たとえば密度が5.1g/cm3の蛍光体を用いた場合は、蛍光部材12中に26g%以上60g%以下含ませることが好ましい)。
(樹脂) 樹脂121は、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂及びフッ素樹脂から選択される一種かまたは2種以上の組合せかで構成されている。特にシリコーン樹脂は、弾性が大きく、発光素子を外力から保護でき、また耐熱性及び耐光性に優れるので、より好ましい。また製造時においても、シリコーン樹脂は、熱硬化時の粘度低下が小さく、熱硬化時に蛍光体120が沈降を防止するために好ましい。従って、2種以上の樹脂を組み合わせる場合でもシリコーン樹脂を主成分として選択することが好ましい。
この樹脂121は、蛍光部材12としての好適な粘度を得るためには、蛍光部材12中に30cm3%以上含ませることが好ましい。ただし、樹脂121は、他の構成部材(蛍光体120、光透過性粒体122)に比べれば耐熱性は低いため、蛍光部材12中の分量は、上限を設定することがより好ましい。具体的には、蛍光部材12中に、52cm3%以下含ませることが好ましい。
以上より、樹脂は、蛍光部材12に30cm3%以上52cm3%以下含ませることが好ましい(ここで、たとえば密度が、1.01g/cm3のシリコーン樹脂を用いた場合は、蛍光部材12中に14g%以上22g%以下含ませることが好ましい)これにより、蛍光部材12の耐熱性が向上し、ひいては発光装置1全体の高寿命化を図ることができる。
尚、樹脂121としては、光硬化性または熱硬化性を有し、さらに光透過性を有すれば特に限定されない。熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、紫外線などの輻射によって硬化する樹脂、無機高分子、およびガラスを含むものでもよいし、これらに光安定剤などの添加剤が添加されていてもよい。なお、樹脂121としては、半導体発光素子11の発光ピーク波長における分光透過率が70%以上であればより好ましい。
(光透過性粒体) 光透過性の粒体122は、二酸化珪素を主成分とする粒子を用いることが出来る。例えば、99.5%以上を非晶質の二酸化珪素とし、Naイオン、Clイオン、Feイオン等を含むシリカフィラーを用いることができる。ここで、「光透過性」とは、粒体122の主成分の素材の光(ここでは、可視光、すなわち0.38μm以上0.78μm以下の波長の光を示す)の透過率が50%/mm以上のものを示している。つまり、上記の例で言えば、99.5%以上が非晶質の二酸化珪素である1mmの板に対する上記光の透過率が50%以上であることを意味する。 具体的には、この光透過性の粒体122の90%以上が粒径1μm以上48μm以下の粒度分布を有している。粒径が1μmより小さい粒子が増加すると、蛍光部材のチキソ性が高くなり、蛍光部材12の立体形成ができなくなる。この立体形成の観点からすると、より好ましくは、粒体の68%以上は粒径3μm以上であることが好ましい。また、粒径が48μmより大きい粒子が増加すると、蛍光部材12中において光透過性の粒体122自身が分散しにくくなり、偏りが生じる。また蛍光部材自体の大きさを考慮すると、最大粒径は、150μm以下であることが好ましい。
このような光透過性の粒体122について、一例を図4に示す。図4において、「粒体名」は、粒体122の略称である。「平均粒径」は、粒体122の平均粒径の範囲を示している。例えば、「試料A」の平均粒径は、7.6μm以上11μm以下の範囲にある。「粒度上限」及び「粒度上限%」は、併せて光透過性の粒体122の粒度分布の上限を示している。例えば、「試料A」の場合は、95.0%以上が粒径48μm以下であることを示している。「粒度下限」及び「粒度下限%」は、併せて光透過性の粒体122の粒度分布の下限を示している。例えば、「試料A」の場合は、41.9%以下が粒径6μm以下であることを示している。「最大粒径」は、光透過性の粒体122のうち、最も大きい粒体の粒径を示している。「試料A」の場合は、150μmが最大の粒径である。
このような粒度分布の光透過性の粒体122を用いることで(すなわち、蛍光体120が有する光変換機能(青色光を黄色光に波長変換)を有さず、かつ蛍光体120と同等のスケールの粒体を選択することで)、蛍光体120の分量を変化させることなく(すなわち、白色光を得るための蛍光体120の分量のバランスを保ちつつ)、蛍光部材12全体に含まれる粒体の総量を増加させることができる。そして、蛍光部材12に含まれる粒体の総量が増加することで、一つ一つの蛍光体120に働く斥力が増加し、蛍光体120は、蛍光部材12中に均一に分散される。蛍光体120の分散性が向上することで、本実施の形態の発光装置1は、白色光を得るための蛍光体120の分量のバランスを保ちつつ、色ムラを抑制している。
また、上記粒度の光透過性の粒体122を蛍光部材12に含ませることで、蛍光部材12から放出される光に実質的な影響を与えずに、樹脂の分量を調整することができる。樹脂121の分量を樹脂121の物性に合わせて調整することで、樹脂121を蛍光体120が分散しやすい好適な粘度とすること、また蛍光部材12の硬度を調整することが可能になる。また、そもそもこの光透過性の粒体122を蛍光部材12に含ませることで、この光透過性の粒体122を含ませない場合に比べ、熱による経時劣化の影響を受けやすい樹脂121の分量は減少することになる。従って、本実施の形態の発光装置1は、所望の光を得つつも、蛍光部材12ひいては装置全体の耐熱性及び寿命を向上させることが可能になる。
上記、蛍光体120の分散性の向上、蛍光部材12の粘度・硬度の調整、蛍光部材12の耐熱性の向上という点を考慮した場合、光透過性の粒体122は、蛍光部材12中に、12cm3%以上59cm3%以下含ませることが好ましい(ここで、たとえば密度が2.2g/cm3の光透過性の粒体を用いた場合は、蛍光部材12中に18g%以上60g%以下含ませることが好ましい)。
また、蛍光体120と光透過性の粒体122とを合わせた場合の好適値は、好適な白色光を得つつ、蛍光部材12の粘度・硬度の調整、蛍光部材12の耐熱性を向上させるという観点から選定される。具体的には、蛍光体120と粒体122とをあわせて蛍光部材12中に、34cm3%以上70cm3%以下含まれていることが好ましく、樹脂121の量をより減少させるためには、48cm3%以上70cm3%以下含まれていることがより好ましい。
尚、ここでは、粒度分布として光透過性の粒体122の好適値を述べたが、平均粒径とすれば、平均粒径は、少なくとも1μm以上50μm以下、より好ましくは4.2μm以上16μm以下が望ましい。下限値は、立体形成の観点から決定され、上限値は、蛍光部材12中の光透過性の粒体122の分散性の観点から決定されている。
また、光透過性の粒体122は、蛍光部材12において蛍光体120との分散性を向上させるという観点からは、蛍光体120と略相似形であることが好ましく、また大きさも蛍光体120と同等であることが好ましい。
また、蛍光部材12の形状が、上述した「自由設計された曲面」を有している場合に、特に、本実施の形態における光透過性の粒体122を混入する効果がある。「自由設計された曲面」を有している場合は、蛍光部材12を単に反射部材の形状に合わせて充填する場合には問題にならなかった製造上の課題があるからである。すなわち、「自由設計された曲面」を有している場合、その曲面を精度よく製造することが重要になる。換言すれば、製造時における蛍光部材12を形成するための材料の粘性、硬度、チキソ性等による形状保持性、加工の容易性等が要求されることになる。このとき、上記構成の光透過性の粒体122を用いることで、上記課題を解決している。この点については、本実施の形態の発光装置1の製造方法を述べる際に詳述する。
(粘度材) 蛍光部材12は、さらに粘度材(図示せず)を含んでいても良い。ここで、「粘度材」とは、ナノオーダー(好適には50nm以下)の無機フィラーを示す。この無機フィラーは、充填剤として用いられる。例えば、二酸化珪素、アルミナ、窒化アルミニウム、窒化珪素、酸化チタン及び酸化マグネシウム等を用いることができる。特に、二酸化珪素は分光透過率が高く、増粘効果を有するので、より好ましい。この無機フィラーは、1種類であってもよいし、複数であってもよい。
2.4(反射部材) 図1(a)、(b)に示すように、反射部材13は、蛍光部材12を離間して囲んでいる。すなわち、蛍光部材12と反射部材13は、接していない。より詳細には、図1(b)に示すように、反射部材13と蛍光部材12は、中心軸は半導体発光素子11と一致し、かつ反射部材13の最小径は、蛍光部材12の最大径よりも大きい。
この反射部材13としては、例えば、アルミニウム等の金属板、白色の樹脂、セラミック及び表面がメッキされた樹脂等を用いることができる。反射部材13にアルミニウムの金属板を用いた場合に、例えば、アルマイト処理して酸化膜を形成すると、反射率を向上させることができると共に、電気的な絶縁性も確保できるのでより好ましい。
尚、反射部材は、「蛍光部材12から出た光を反射しうる面」であればよく、典型的には、反射のために意図的に配置された部材の光反射面であるが、他の部材の表面であってもよい。
2.5(光透過性部材) 図1(a)、(b)に示すように、光透過性部材14は、蛍光部材12の上面を覆い、また蛍光部材12と反射部材13との間の空間を充填するように配置されている。この光透過性部材14は、半導体発光素子11の実装位置に対応して半球状に突出した凸レンズを備えている。これにより、レンズとしての機能を有する。蛍光部材12の上面や側面から放射された光が、光透過性部材14によって略平行な光(矢印1Aの方向)となるため、基板10の主面に略垂直な方向における光出力が増加する。また、光透過性部材14は、蛍光部材12をモールドする役割も兼ねている。
この光透過性部材14には、透光性を有する材料、例えば、エポキシ樹脂、ガラス、シリコーン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、非結晶ポリエステル、非結晶ポリオレフィン、アクリル樹脂、シクロオレフィン樹脂及びフッ素樹脂等を用いることができる。光の取り出し効率を向上させるためには、光透過性部材12の屈折率は、蛍光部材12の屈折率より大きいほうが好ましい。
3.(使用状況) 以上のように構成した本実施の形態に係る発光装置1の使用状態を説明する。はじめに、基板10上に設けられた配線パターン15に電力を供給する。すると、配線パターン15a、15bからバンプ16を介して、n型電極とp型電極間が導通し、活性層112より青色光が放射される。この青色光は、特に素子基板110面を主発光面として外部に放出される。この青色光の一部は、蛍光部材12中の蛍光体120により黄色光に変換される。このとき、蛍光部材12中の光透過性粒体122は、光を透過する機能を有している。従って、青色光の波長を実質的に変化させることはないし、また、光の光路を妨げることもない。そして、蛍光部材12から外部に出た光(主として青色光と黄色光)は、光透過性部材14を通過し、特に蛍光部材12の側面から出た光はさらに反射部材13で上面に反射され、基板10の主面に略垂直な方向(1aの方向)に照射される。光は、青色光と黄色光との混色により、白色光として認知される。
上述したように、蛍光部材12中の蛍光体120の分散性が向上しているため、発光装置1全体として色ムラが抑制される。また、上述したように蛍光部材12の耐熱性が向上しているため、長時間駆動時においても蛍光部材12の変形による色ムラの発生等が抑制される。
(実施例1) ここで、図5に、本実施の形態の光透過性粒体122を混入した場合と、混入しない従来の場合との色ムラ発生の違いを示す一例を挙げる。図5は、基板10に垂直な任意の2つの面(S面、L面)の基板10の主面の法線方向の方位を0°としてこの法線方向に対して−85°以上から85°以下までの範囲における色温度(K)を示したものである。図6に、このS面及びL面と基板10及び蛍光部材12との具体的な対応関係を示す。
図5において、菱形(◆)は、本実施の形態の実施例としての光透過性粒体122を蛍光部材12に混入した場合を示している。四角(■)及び三角(▲)は、比較例1及び比較例2として、光透過性粒体122を混入しない場合を示している。より具体的には、実施例は、蛍光部材12中に、蛍光体120を24cm3%、樹脂121を56cm3%、平均粒径が7μmの光透過性粒体122を20cm3%、平均粒径が0.014μmの粘度材を1cm3%含んでいる。比較例1は、蛍光部材中に、蛍光体を65cm3%、樹脂を30cm3%、平均粒径が0.014μmの粘度材を5cm3%含んでいる。比較例2は、蛍光部材中に、蛍光体を56cm3%、樹脂121を37cm3%、平均粒径が0.014μmの粘度材を7cm3%含んでいる。
測定条件は、瞬時分光測定装置を、半導体発光素子11と基板10との接合面中央から距離を30cmとして、接合面中央を中心として、図6のL面、S面について、左右85度の計14点について分光を測定し、色温度を算出したものである。
この図5における比較例1においては、L面で極端に高い色温度をもつ部分が現れている。比較例2においてはL面、S面両面で極端に高い色温度を持つ部分が現れている。すなわち、比較例1及び比較例2ともに色にバラツキが生じている。これに対して、図5における実施例の配向特性は、S面でもL面でも−85°以上から85°以下までの範囲で均一な色温度となっている。すなわち色のバラツキが生じていない。これは、実施例1においては、光透過性の粒体122を有することで、比較例1及び比較例2と比べて、蛍光部材120が均一に分散しているためと考えられる。
4.(製造方法) 次に、上述した発光装置1の製造方法について述べる。
(基板) 最初に、基板10を次のように作製する。まず、例えばアルミニウム板等から構成される金属ベース101に、無機フィラーを含むエポキシ樹脂、銅箔等とを重ね、加熱圧着することによって絶縁層100aを形成する。その後、銅箔等をエッチングして、所望の配線パターン15aを形成する。これらの上に、さらに無機フィラーを含むエポキシ樹脂、銅箔等を重ね、加熱圧着することによって絶縁層100bを形成する。次に、銅箔をエッチングして、所望の配線パターン15bを形成し、配線パターン100aと配線パターン100bとをビアホールを通じて電気的に接続する。最後に、白色のエポキシ樹脂等を塗布した後半導体発光素子11を実装する位置に窓明けをして樹脂膜102を形成し、基板10を形成する。
(半導体発光素子) 次に、半導体発光素子11である青色LEDを基板10に接続する。具体的には、半導体発光素子11を、バンプ16を介して基板10上の配線パターン15bに載置する。このバンプ16を、超音波を印加することによって溶融させ、半導体発光素子11と配線パターン15bとを接続する。
(蛍光部材) 次に、図7(a)から(c)までを参照しながら、半導体発光素子11を覆う蛍光部材12の形成方法を説明する。
まず、図7(a)に示すメタルマスク20を用意し、図7(b)に示すように、基板10の表面にメタルマスク20の裏面を近接させる。このとき、メタルマスク2の貫通孔20が半導体発光素子11を内部に含み、かつ、メタルマスク2の裏面における突出部21の切欠き(図示せず)が基板10上に形成された配線パターン15bを跨ぐように、アライメントが行なわれる。図7(b)に示す状態では、突出部の先端が基板10の表面に当接している。突出部21の高さ(H)および切り欠きの深さ(D)が配線パターン15bの厚さ(T)に一致する場合、配線パターン15bの上面はメタルマスク20の裏面に当接する。
ここで、基板10は、印刷ステージ上に配置されている。この様子を、図8を用いてより詳細に説明する。図8は、図7に示す印刷工程を行なう印刷装置の構成例を示す図である。図示されている印刷装置3は、基板10を支持固定する印刷ステージ30と、印刷ステージ30を上下させるステージ駆動部31と、ペーストをメタルマスク2に塗布するスキージ32と、このスキージを駆動するスキージ駆動部33とを備えている。ステージ駆動部31およびスキージ駆動部33の動作は、不図示の制御部によって制御される。メタルマスク2はメタルマスク固定部34によって固定される。印刷ステージ30はメタルマスク2に対する平行性を保つために、堅固な金属(例えばステンレス鋼)から形成されていることが好ましい。基板10の位置ずれを低減するために、印刷ステージ30には基板10の背面側に小さなバキューム穴(直径:1〜2mm程度)が設けられており、真空吸着によって基板10を固定することができる。
図7に戻って説明を続ける。図7(b)の工程の後、図7(c)に示すように、メタルマスク2の貫通孔20を介してペーストを基板10上に供給し、蛍光体を含有するペーストパターン123を形成する。このペーストパターン123の材料としては、蛍光体と樹脂と90%以上が粒径1μm以上48μm以下である光透過性の粒体とを含むペーストを用いることが出来る。ここで、蛍光体、樹脂、光透過性の粒体の材料、組成、形状については、2.2における蛍光部材12を構成する蛍光体120、樹脂121、光透過性の粒体122と同様の材料、組成、形状であり、ここでは説明を省略する。
図7(c)に示す段階で、メタルマスク2を基板10から離すことにより、基板10上にペーストパターン123を形成することができる。ペーストパターン123の形状は、メタルマスク2に形成した貫通孔20の形状によって規定される。本実施形態における貫通孔20の形状は、円柱状であるため、基板10上に形成されるペーストパターン123の形状も円柱状である。例えば、直方体のペーストパターン123を形成する場合は、貫通孔20の形状を直方体にすればよい。この後、ペーストパターン123を硬化させると、蛍光部材12が得られる。
(反射板、光透過性部材) 次に、基板10上に、蛍光部材12と離間する形で反射部材13を載置する。この蛍光部材12と反射部材13との空間部を充填するように光透過性部材14を形成すると、図1等に示す構造が得られる。ここで光透過性部材14は、メタルマスク2およびペーストを所望のものに変更することにより印刷方式を用いて形成することができる。
ここで、本実施の形態の発光装置1の製造方法で特に特徴的なことは、上述した光透過性の粒体122をペーストに含ませていることである。この光透過性の粒体122をペーストに含有させることによる特有の効果について、以下図9、図10を用いて、従来の製造方法との比較をしながら説明する。
図9は、従来のペーストを用いた場合の蛍光部材の従来の製造工程を表す概略図である。図9(a)は、スキージ32により従来のペーストを塗布する工程である。基板10’上に実装された半導体発光素子11’に、蛍光体120’と樹脂121’と微粒子124とからなる従来のペーストを、スキージ32により矢印9Aの方向に塗布している。ここで、微粒子124は、ナノオーダーの大きさの粒子(例えば、50nm)で、ペーストの粘度を高めるために混入されていた。
図9(b)は、図9(a)の後に続く工程で、メタルマスク2を基板から矢印9Bの方向に離間した後の従来のペーストパターンの状態を示している。
これに対し、図10は、本実施の形態におけるペーストを用いた場合の蛍光部材12の従来の製造工程を表す概略図である。図10(a)は、スキージ32によりペースト材料を塗布する工程である。基板10上に実装された半導体発光素子11に、蛍光体120と樹脂121と光透過性の粒体122とからなるペーストを、スキージ32により矢印10Aの方向に塗布している。図10(b)は、図10(a)の後に続く工程で、メタルマスク2を基板10から矢印10Bの方向に離間した後の本実施の形態におけるペーストパターン123の状態を示している。
図9(b)と図10(b)との比較から、次の点が明らかである。すなわち、従来のペーストを用いた場合、図9(b)に示すように、メタルマスク2を基板10’から離間する際に、メタルマスクの開口部にペーストが付着して、矢印9Bの方向に引かれることにより、ペーストパターンが型崩れを起こしてしまう。この実際の例を、図11(a)、(b)、(c)にそれぞれ示す。図11(a)、(b)、(c)いずれの場合においても、主発光面側に大きな凹凸が現れ、形状は非対称に先細りしている。この場合、発光装置には大きな色ムラが発生する。
これに対して、本実施の形態のペーストを用いた場合は、図10(b)に示すように、メタルマスク2を基板10から離間しても、メタルマスク2に形成した貫通孔20の形状によって規定される円柱形状は保持されている。この実際の例を図12に示す。図12に示すように、上面は、略平坦でありかつ側面は基板に対して略垂直に維持されている。この場合、図11(a)、(b)、(c)の場合と比べて、発光装置の色ムラの発生が抑制される。
従来のペーストと本実施の形態のペーストの違いは、主として、従来のペーストは、チキソ性が大きいが、本実施の形態のペーストは、光透過性の粒体122を上述した分量で混入することで、チキソ性が低く抑えられていることにあると考えられる(ここで、チキソ性とは、物体にあるせん断応力をあるせん断速度で加えたときのその物体の流動性を示す値で、大きければ大きいほど流動性が大きいことになる)。この違いを例えば、図13に示す。
図13は、蛍光部材12中に平均粒径6.5μmの光透過性部材122を混入した場合(図13に実線で示す。チキソ比はこの場合0.319)と、光透過性部材122の代わりに平均粒径0.014μmの粘度材を混入した場合(図13に破線で示す。チキソ比はこの場合0.745)の、メタルマスク2を基板10(または基板10’)から離間するせん断速度に比例する回転数(rpm)と蛍光部材12の粘度(Pa・s)との関係を表している。図13から明らかなように、回転数が増大しても(すなわちせん断速度が増加しても)、光透過性部材122を混入する場合は、蛍光部材12の粘度の低下は抑えられている。これに対して、光透過性の変わりに粘度材のみを混入した場合は、回転数が増大するとともに(すなわちせん断速度が増加するとともに)蛍光部材12の粘度が極端に低下してしまっている。
一般に、基板に蛍光部材が直接実装されている、いわゆる直接実装式の発光装置の製造方法においては、ペーストパターンを上記のように形成した後、蛍光部材に研磨やダイシング等を行うことは困難である。例えば図11のようにペーストパターンが型崩れを起こしてしまった後に、研磨やダイシングで形を整えることは困難である。従って、蛍光部材12が「自由に設計された曲面」を有する本実施の形態の発光装置1を製造する場合に、ペーストパターンの形状が保持される上記方法を用いることは特に有効である。しかし、蛍光部材12及び光透過性樹脂14の製造方法として、その他、凹版印刷方式や転写方式(平版方式)等を適宜用いることも可能である。凹版印刷方式は、貫通していない開口部を有する印刷版を用いるものである。転写方式(平版方式)は、版の上に感光性樹脂膜を設けた後、レジストを用いて、所定形状の開口部を作製し、その開口部を利用するものである。
(実施例2) ここで、図14及び図15に、発光装置1の製造過程において、上記ペーストの各構成部材(蛍光体、樹脂、微粒子、光透過性粒体)の分量を適宜変化させたときの蛍光部材12の立体形成状態を表す実施例を挙げる。試料番号1から番号11が光透過性粒体を含まない比較例である。試料番号12から試料番号21までが光透過性粒体を含む本実施の形態の実施例である。ここで、図14は、蛍光体、樹脂、粘度材、光透過性の粒体の単位はcm3%である。図15は、同一の試料番号のペーストについて、単位をg%としてあらわしたものである(蛍光体、樹脂、粘度材、光透過性の粒体の密度をそれぞれ、5.1g/cm3、1.01g/cm3、2.2g/cm3、2.2g/cm3として算出した)。尚、粘度材の平均粒径は、0.014μmである。
ここで、立体形成評価とは、メタルマスク2を基板10から離間した際に、メタルマスク2に形成した貫通孔20の形状によって規定されるペーストパターンの形状が、好適に保持されているか否かを評価したものである。具体的には、蛍光部材12の上面の凹凸により評価し、表面の凹部から凸部までの距離が50μm以下のものが「形状が保持されている」(図14及び図15に「○」で示す)、50μmより大きいものが「形状が保持されていない」(図14及び図15に「×」で示す)とした。
図14及び図15から分かるように、光透過性の粒体122を混入した実施例(試料番号12から21)の立体形成評価は、いずれも「形状が保持されている」であった。これに対して、光透過性の粒体を含まない比較例(試料番号1から11)の立体形成評価は、いずれも「形状が保持されていない」であった。
5.(変形例) 以上、本発明を好適な実施形態により説明したが、こうした記述は限定事項ではなく、勿論、種々の改変が可能である。以下、本実施の形態にかかる発光装置1の変形例について述べる。
(サブマウント実装) 図16は、それぞれ実施の形態1の変形例1に係る発光装置1’を示す概略図である。発光装置1’は、基板に対して半導体発光素子がサブマウント接続されている点で、基板に対して半導体発光素子が直接実装されている発光装置1とは異なる。この点以外は、発光装置1’は、図1に示した発光装置1と同様の構成であり、同様の効果を有する(図16において、発光装置1と同様の構成には同一の符号を付して、説明は省略する)。以下、発光装置1と異なる部分について詳述する。
図16に示すように、この発光装置1’は、表面にサブ基板配線パターン17が配置され、例えばシリコーンから構成されるサブ基板18と、ワイヤー19とを備える。半導体発光素子11は、バンプ16を介してサブ基板配線パターン17の上に配置され、サブ基板配線パターン17に電気的に接続されている。蛍光部材12は、半導体発光素子11とサブ基板配線パターン17の一部とを覆うように配置され、さらに蛍光部材12は、半導体素子11とサブ基板18との間にも充填されている。サブ基板18は、基板10上の配線パターン15bの上に、一般的な方法で、例えば導電性ペーストを用いる方法等でダイボンドされている。また、サブ基板配線パターン17は、ワイヤー19によって配線パターン15bに接続されている。これにより、半導体発光素子11は基板10に電気的に接続されることとなる。ワイヤー19は、一般的にワイヤーボンディングに用いられるものであれば特に限定されないが、例えば、金線等を用いることができる。
本変形例1にかかる発光装置1’は、上述した発光装置1の色ムラを抑制する効果に加えて、以下のような効果がある。
まず、サブ基板18は、例えばシリコーンにより形成され、半導体発光素子11とは逆極性の電極同士を並列に接続し、ツェナーダイオードを形成している。従って、発光装置1’は、サブ基板18に形成されたツェナーダイオードにより、静電気破壊から半導体発光素子11が保護され、耐ノイズ性の高い。
また、蛍光部材12を製造する場合に、ペーストパターンが型崩れを起こしにくいので、研磨やダイシングで形を整える必要がない。さらには、半導体発光素子11がサブ基板18に予め接続できるため、サブ基板18に実装されている半導体発光素子11が正常に点灯するか等の検査を基板10に接続する前に行うことができる。予め検査することによって、例えば、発光装置1’としての製造歩留まりを向上させることができる等の効果が得られる。また、出力光の光色が均一になりにくい場合、より要望に見合った光色を出力するものを選別して使用できる等の効果もある。
(半導体発光素子と蛍光体との組合せ) 本実施形態においては、半導体発光素子11の一形態としての青色LEDと、蛍光体120の一形態としての黄色蛍光体との組み合わせによって、白色光を得る構成について説明したが、他にも近紫外光(例えば、405nm)を発する近紫外の半導体発光素子11と、この近紫外の半導体発光素子11からの光で励起して、赤(R)、緑(G)および青(B)の光を発する蛍光体との組み合わせによって白色光を得る構成としても良い。近紫外の半導体発光素子11を用いる場合、あるいは他の場合でも、半導体発光素子11と蛍光体120とを組み合わせて白色を得るならば、蛍光体120の分散性、蛍光部材12の形状による色ムラの現象が基本的に生じるので、上記実施形態の技術は好適に適用可能である。なお、近紫外の半導体発光素子11は、380nm〜410nmの光を発し、その際、赤(R)、緑(G)および青(B)の光を発する蛍光体120は、波長380nmから780nmの可視領域の範囲内にピーク波長(すなわち、波長450nm、波長540nm、波長610nmのピーク波長)を持っている。
さらには、本実施形態においては、青色発光の発光素子を白色発光に変える例としたが、紫外線や赤及び緑の発光素子のそれぞれの発光を蛍光体の特性によって様々な発光色に変える構成の場合でも、上記実施形態の技術は好適に適用可能である。
(半導体発光素子の配置) 本実施形態では、1つの蛍光部材12内に1つの半導体発光素子11を配置したが、必ずしも1つの半導体発光素子11に限らず、1つの蛍光部材12内に2つ又はそれ以上の半導体発光素子11を配置してもよい。複数の半導体発光素子は、同一波長領域の光を発する半導体発光素子であってもよいし、異なる波長領域の光を発する半導体発光素子であってもよい。例えば、一つの蛍光部材12内に2つの半導体発光素子11A、11Bを設け、半導体発光素子11Aを青色LEDとし、半導体発光素子11Bを赤色LEDとすることも可能である。1つの蛍光部材12内に複数の半導体発光素子を配置する構成の場合、蛍光部材12の形状、蛍光体120の分散性に起因する色ムラは、単一の半導体発光素子11を用いた場合より大きくなるので、その意味においても本実施の形態の構成のメリットは大きい。なお、青色LEDおよび赤色LEDの両方のLEDを用いた場合には、赤に対する演色性に優れた白色LED照明光源を構築することができる。さらに説明すると、青色LEDチップと黄色蛍光体との組み合わせのときには、白色を生成することができるものの、赤成分が足りない白色となってしまい、赤に対する演色性が劣る白色光源となってしまう。そこで、青色LEDに赤色LEDを加えると、赤に対する演色性にも優れたものになり、一般照明用として更に適した照明光源を実現することができる。
(半導体発光素子の他の形態) 上記実施の形態では、半導体発光素子として、主にLEDを用いて説明をしたが、半導体発光素子11は、電気エネルギーを光に換える光電変換素子であれば、材料や構造等によって特に限定されず、例えば、レーザーダイオード(LD)、面発光LD、無機エレクトロルミネッセンス(EL)素子、有機EL素子等も用いることができる。
6.(照明装置) 本実施の形態の発光装置1(もちろん変形例の発光装置でもよい)に示した構造を一つのユニットとして二次元的に、例えば、行列状に配列させてなる照明装置4を構築することができる。発光装置1一つ一つが、色ムラが抑制され、耐熱性も向上しているので、照明装置4も全体として、色ムラが抑制され耐熱性が向上している。そのような一例を図17に示す。図17は、複数個の発光装置1を含むカード型の照明装置4の構成を示している。照明装置4の表面には、配線パターン40に電気的に接続され、発光装置電力を供給するための給電端子41が設けられている。
この照明装置4の具体的な使用形態としては、例えば、図18、図19および図20に示すような形態を採用することができる。図18は、卓上スタンドの構成の一例を示している。また、図19は、直管蛍光灯と置き換えできる構成の一例を示しており、図20は、丸管蛍光灯と置き換えできる構成の一例を示している。
図18に示した構成の場合、カード型の照明装置4は、本体部5に設けられた受容部50に差し込まれてセットされ、点灯可能な状態となる。図19および図20に示した構成では、カード型の照明装置4は、本体部5に設けられたスロット51を通じてセットされ、点灯可能な状態となる。本体部5は、商用電源が接続されており、点灯回路も内蔵されている。照明装置4は、色ムラが抑制されかつ耐熱性の高い光源となっているので、図18、図19および図20に示した形態でも、色ムラが抑制されまた耐熱性に優れた光源を得ることができる。
本発明は、半導体発光素子とその半導体発光素子を覆う蛍光体部材により所望の光を得る発光装置及び発光装置の製造方法に用いることが出来る。
(a)本発明の実施の形態に係る発光装置を模式的に示す横断面図(b)同実施の形態に係る発光装置を模式的に示す上断面図 同実施の形態に係る発光装置の要部を模式的に示す断面図 同実施の形態に係る発光装置の要部を模式的に示す断面図 同実施の形態に係る光透過性粒体の例を示す図 本発明の実施例1と比較例に係る発光装置の色ムラを示す図 同実施例1に係るS面及びL面と基板及び蛍光部材との対応関係を模式的に示す図 本発明の実施の形態に係る発光装置の製造工程を模式的に示す図 同実施の形態に係る印刷装置の構成例を模式的に示す図 従来の発光装置の製造工程を表す概略図 本発明の実施の形態に係る発光装置の製造工程を表す概略図 従来の製造方法によるペーストパターンを示す図 本発明の実施の形態にかかる製造方法によるペーストパターンを示す図 光透過性部材を混入した場合としない場合の回転数と粘度との関係を示す図 本発明の実施例2と比較例に係る立体形成評価を示す図 同実施例2と比較例に係る立体形成評価を示す図 本発明の実施の形態に係る発光装置の変形例を模式的に示す図 同実施の形態に係るカード型の照明装置の構成を模式的に示す図 同実施の形態に係るカード型の照明装置の使用形態を模式的に示す図 同実施の形態に係るカード型の照明装置の使用形態を模式的に示す図 同実施の形態に係るカード型の照明装置の使用形態を模式的に示す図 特許文献1に開示されたLEDの構成を模式的に示す断面図
符号の説明
1、1’発光装置
10 基板
100 絶縁層
101 金属ベース
102 樹脂膜
11、11A、11B 半導体発光素子
110 素子基板
111 n型窒化物半導体層
112 活性層
113 p型窒化物半導体層
114 n型電極
115 p型電極
12 蛍光部材
120 蛍光体
121 樹脂
122 光透過性の粒体
123 ペーストパターン
13 反射部材
14 光透過性部材
15 配線パターン
16 バンプ
17 サブ基板配線パターン
18 サブ基板
19 ワイヤー
2 メタルマスク
20 貫通孔
21 突出部
3 印刷装置
30 印刷ステージ
31 ステージ駆動部
32 スキージ
33 スキージ駆動部
34 メタルマスク駆動部
4 照明装置
40 配線パターン
41 給電素子
5 本体部
50 受容部
51 スロット
210 従来の発光装置
211 蛍光剤入りLEDランプ
212 リードフレーム
213 LEDチップ
214 蛍光剤
215 樹脂ケース
216 拡散剤

Claims (1)

  1. 半導体発光素子が配置されている基板に、貫通孔を有する成形型を、前記貫通孔が前記半導体発光素子を取り囲むように配置する工程と、
    蛍光体と樹脂と90%以上が粒径1μm以上48μm以下である二酸化珪素による光透過性の粒体とを含み、前記蛍光体と前記粒体とをあわせて48cm3%以上70cm3%以下含まれているペーストを、前記貫通孔を介して、前記基板上に供給する工程と、
    前記成形型を前記基板から離間して蛍光部材を形成する工程と、
    前記蛍光部材の側面を離間して囲こむ反射部材を載置する工程と、を有する発光装置の製造方法。
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