JP4919547B2 - 美白化粧料 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明はシミ、ソバカスなどの色素沈着を消去、軽減又は防御して、白く美しい肌をつくる、白く美しい肌にかえる又は白く美しい肌を維持するという美白化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】
これまでの美白化粧料は、生体内でメラニン色素が形成される際の主要酵素であるチロシナーゼに対する活性阻害作用を有する成分やメラニン産生細胞のメラニン合成量を制御する成分、あるいは還元作用を有する成分等が配合され、局所に塗布する方法がとられている。しかしながら、これらの成分の多くは有効性が弱く、また不安定であり、未だ十分な美白効果が得られていないのが実情である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、従来の美白化粧料では満足し得なかった色素沈着の消去、軽減又は防御という目的に対して、従来よりも積極的に作用する美白化粧料を提供するものである。
【0004】
本発明者らは、色素沈着の軽減について鋭意研究を重ねた結果、グリオキシル酸、ピルビン酸、レブリン酸、5−ケトヘキサン酸の4 種のうち必ず1 種、またはグリオキシル酸、ピルビン酸、レブリン酸、5−ケトヘキサン酸の4 種のうち、必ず同時に2種以上を組合わせた成分を含有すること、あるいはさらにこれらに1種又は2種以上のメラニン生成抑制成分を組み合わせた成分を含有することを特徴とする美白化粧料が優れた色素沈着の消去、軽減又は防御作用を有することを見出し、本発明を完成するに至った。
【0005】
【発明が解決するための手段】
本願発明は下記の(1)〜(4)の請求項により構成されている。
(1) 下記の(A)〜(B)に記載するカルボン酸の1種以上を含有することを特徴とする美白化粧料。
(A)レブリン酸(硫酸塩、亜硫酸塩、チオ硫酸塩、又はピロ亜硫酸塩と併用する場合を除く)
(B)5−ケトヘキサン酸
(2) 下記の(A)〜(C)に記載するカルボン酸の2種以上を含有することを特徴とする美白化粧料。
(A)レブリン酸
(B)5−ケトヘキサン酸
(C)グリオキシル酸
(3)請求項1又は請求項2の美白化粧料に、更に1種又は2種以上のメラニン生成抑制成分を組合わせた成分を含有することを特徴とする美白化粧料。
(4) メラニン生成抑制成分が、アスコルビン酸、アルブチン、エラグ酸、カテコール、グルタチオン、コウジ酸、システイン、パンテテイン−S−スルホン酸、ハイドロキノン、レゾルシン、レチノイン酸、乳酸、過酸化水素、臭素酸、塩素酸、プラセンタエキスおよびそれらの誘導体である請求項3に記載する美白化粧料。
本発明を以上のように構成する理由は、シミ、ソバカスなどの色素沈着を消去、軽減、又は防御して、白く美しい肌をつくる、白く美しい肌にかえる、又は白く美しい肌を維持するという効果有する美白化粧料を得るためである。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の美白化粧料は、グリオキシル酸、ピルビン酸、レブリン酸、5−ケトヘキサン酸の4種のうち必ず1種、またはグリオキシル酸、ピルビン酸、レブリン酸、5−ケトヘキサン酸の4種のうち、必ず同時に2種以上を組み合わせた成分を含有すること、あるいはさらにこれらに1種又は2種以上のメラニン生成抑制成分を組み合わせた成分を含有することを特徴とする。
【0007】
本発明におけるグリオキシル酸、ピルビン酸、レブリン酸、5−ケトヘキサン酸の4種の配合量は、それぞれ0.001〜50.0重量%であり、さらに好ましくはそれぞれ0.1〜20.0重量%の範囲である。配合量が、0.001重量%未満では、本発明の効果に乏しく、また50.0重量%を超えても配合量に見合った効果が望めない。
【0008】
本発明におけるメラニン生成抑制成分の配合量は、0.001〜20.0重量%であり、さらに好ましくは0.01〜10.0重量%である。配合量が、0.01重量%未満では、本発明の効果に乏しく、また10.0重量%を超えても配合量に見合った効果が望めない。
【0009】
本発明の美白化粧料としては、洗顔料、化粧水、美容液、乳液、クリーム、ジェル、パック、リポソーム、液状、粘土状、ソリッド粉末状化粧料、エアゾール化粧料、ハップ剤等のスキンケア化粧品、下地クリーム、ファンデーション等のメークアップ化粧品をそのまま使用するか、あるいはエアゾール式、ポンプ式、または押出し式、もしくはこれらに類する機構で噴射する化粧品、さらに浴剤等様々な剤型を提供することができる。
【0010】
本発明の美白化粧料には、水、アルコール、界面活性剤(カチオン、アニオン、ノニオン、両性界面活性剤等)、保湿剤(グリセリン、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、アミノ酸、尿素、ピロリドンカルボン酸塩、核酸類、単糖類、少糖等およびそれらの誘導体ほか)、増粘剤(多糖類、ポリアクリル酸塩、カルボキシビニルポリマー、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、キチン、キトサン、アルギン酸、カラギーナン、キサンタンガム、メチルセルロース等およびそれらの誘導体ほか)、ワックス、ワセリン、炭化水素飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸、シリコン油等およびそれらの誘導体、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル、トリオクタン酸グリセリル等のトリグリセライド類、ステアリン酸イソプロピル等のエステル油類、天然油脂類(オリブ油、椿油、アボガド油、アーモンド油、カカオ脂、月見草油、ブドウ種子油、マカデミアンナッツ油、ユーカリ油、ローズヒップ油、スクワラン、オレンジラフィー油、ラノリン、セラミド等)、防腐剤(オキシ安息香酸誘導体、デヒドロ酢酸塩、感光素、ソルビン酸、フェノキシエタノール等およびそれらの誘導体ほか)、殺菌剤(イオウ、トリクロカルバアニリド、サリチル酸、ジンクピリチオン、ヒノキチオール等およびそれらの誘導体ほか)、紫外線吸収剤(パラアミノ安息香酸、メトキシケイ皮酸等およびそれらの誘導体ほか)、抗炎症剤(アラントイン、グリチルリチン酸等およびそれらの誘導体ほか)、抗酸化剤(トコフェロール、BHA、BHT等およびそれらの誘導体ほか)、キレート剤(エデト酸、ヒドロキシエタンジホスホン酸等およびそれらの誘導体ほか)、動植物エキス(アシタバ、アロエ、エイジツ、オウゴン、オウバク、海藻、カリン、カミツレ、甘草、キウイ、キュウリ、クワ、シラカバ、トウキ、ニンニク、ボタン、ホップ、マロニエ、ラベンダー、ローズマリー、ユーカリ、ミルク、各種ペプタイド、プラセンタ、ローヤルゼリー等およびこれらの含有成分精製物または発酵物ほか)、pH調整剤(無機酸、無機酸塩、有機酸、有機酸塩等およびそれらの誘導体ほか)、ビタミン類(ビタミンA類、ビタミンB類、ビタミンC 、ビタミンD 類等およびそれらの誘導体ほか)、酸化チタン、タルク、マイカ、シリカ、酸化亜鉛、酸化鉄、シリコンおよびこれらを加工処理した粉体類等を本発明の目的を達成する範囲内で0.001〜99.9重量%の範囲で配合することができる。なお、本発明の美白化粧料を構成する成分は決して上述に限られるものではなく、化粧料に用い得る成分であれば自由に選択が可能である。
【0011】
ハップ剤においては上記成分に加えて、基剤(カオリン、ベントナイト等)、ゲル化剤(ポリアクリル酸塩、ポリビニルアルコール等)を本発明の目的を達成する範囲内で0.001〜99.9重量%の範囲で配合することができる。
【0012】
浴剤においては、硫酸塩、炭酸水素塩、ホウ酸塩、色素、保湿剤を
本発明の目的を達成する範囲内で0.001〜99.9重量%の範囲で適宜配合し、パウダータイプ、液剤タイプに調製が可能である。
【0013】
以下、実施例により本発明の構成を詳細に説明するが、本発明はこれよって限定されるものではない。実施例に先立ち、各実施例で行った試験について説明する。
【0014】
(1)チロシナーゼ活性阻害作用
チロシナーゼとして、マッシュルーム由来チロシナーゼ(シグマ社)の活性が125U/mlとなる様酵素溶液を調製し、基質としては、0.1%L−ドーパ溶液を調製し、表1(巻末)に示すチロシナーゼ反応系で経時的に生じるドーパクロム量を475nmの吸光度として測定(マイクロプレートリーダー:BioRad社)し、その反応速度を求めてチロシナーゼ活性として算出した。
【0015】
その結果を表2(巻末)に示す。表2によれば、グリオキシル酸、ピルビン酸、レブリン酸、5−ケトヘキサン酸(1.25重量%)の添加は、いずれも無添加系(精製水)に比べてチロシナーゼ活性をおよそ1/3にまで低下させた。
【0016】
(2)メラニン産生細胞内のチロシナーゼ合成抑制作用
メラニン産生細胞としてB16マウスメラノーマ細胞を用い、これを96穴マイクロプレートに3万個/ウェルとなる様に播種して24時間プレ培養の後、本発明のグリオキシル酸、ピルビン酸、レブリン酸、5−ケトヘキサン酸の4 種をそれぞれ添加した10%牛胎児血清含有イーグルMEM培地に交換して48時間培養した。次に培地を除去して細胞をPBSで洗浄後、1%Triton X−100含有50mMリン酸緩衝液(pH=6.8)50μl と0.1%L−ドーパ溶液を添加して37℃で6時間インキュベーションを行った。インキュベーション後、475nmにおける吸光度をマイクロプレートリーダー(モデル550:Bio Rad社)で測定し、チロシナーゼ合成量として算出した。また別に、先の操作と同様に48時間培養したB16細胞についてMTT法により細胞の活性を測定し、活性あたりのチロシナーゼ合成量として評価判定を行った。
【0017】
グリオキシル酸、ピルビン酸、レブリン酸、5−ケトヘキサン酸の4種について、濃度を変えて(0.050重量%,0.100重量%,0.200重量%,0.400重量%)、前記メラニン産生細胞内のチロシナーゼ合成抑制作用を測定した。その結果を表3(巻末)に示す。
表3の結果によれば、グリオキシル酸、ピルビン酸、レブリン酸、5−ケトヘキサン酸の4種は、添加濃度に依存して、B16細胞内のメラニン生成に主要酵素であるチロシナーゼの合成を抑制する傾向を示した。この抑制作用は、既存の美白剤であるコウジ酸やアルブチンに比べて強かった。
【0018】
(3)色素沈着改善作用
シミ、ソバカス等色素沈着が認められた被験者10名を1 群とし、色素沈着部に、後述する実施例1〜21および比較例1〜21の化粧料については、朝晩2回塗布してもらい、実施例22〜24および比較例22〜24の浴剤については、200リットルの湯に対して浴剤50グラムを溶解し、1 日1回入浴使用してもらい表4(巻末)の判定基準に基づいて色素沈着改善作用を評価した。なお、判定は化粧料および浴剤の使用開始2週間後、1 ヵ月後および3ヵ月後の合計3回行った。なお、本試験期間を通して皮膚に異常を訴えた者はなかった。
上記の評価結果を表5(巻末)に示す。
表5の結果によれば、本願の化粧料(実施例)は、比較化粧料比べて、いずれも強い色素沈着改善作用が認められた。これらの効果は、本発明の成分の組み合わせによる相乗効果により、初めて発現する効果である。
【0019】
以下、本発明の化粧料の実施例と比較例を示す。
なお、本発明の化粧料は、以下に掲げる実施例に限られるものではない。
【0020】
実施例1
化粧水1
成分 重量%
グリオキシル酸 2.000
L−アルギニン 2.000
濃グリセリン 2.000
1,3−ブチレングリコール 10.000
キサンタンガム 0.050
ヒアルロン酸ナトリウム 0.010
防腐剤 適量
精製水 全量が100.000となる量
【0021】
実施例2
化粧水2
成分 重量%
レブリン酸 2.000
L−アルギニン 1.800
アスコルビン酸−2−グリコシド 2.000
濃グリセリン 2.000
1,3−ブチレングリコール 10.000
キサンタンガム 0.050
ヒアルロン酸ナトリウム 0.010
防腐剤 適量
精製水 全量が100.000となる量
【0022】
実施例3
化粧水3
成分 重量%
レブリン酸 2.000
L−アルギニン 2.000
濃グリセリン 2.000
1,3−ブチレングリコール 10.000
キサンタンガム 0.050
グルタチオン 0.010
防腐剤 適量
精製水 全量が100.000となる量
【0023】
実施例4
乳液1
成分 重量%
トリオクタン酸グリセリル 3.000
ホホバ油 1.000
オリブ油 1.000
メチルポリシロキサン 0.100
天然ビタミンE 0.100
POE(20)ソルビタンモノオレエート 1.500
ソルビタンモノオレエート 0.500
ピルビン酸 2.000
L−アルギニン 2.000
L−セリン 0.500
ピロリドンカルボン酸ナトリウム 0.100
ポリビニルピロリドン 0.050
防腐剤 適量
精製水 全量が100.000となる量
【0024】
実施例5
乳液2
成分 重量%
トリオクタン酸グリセリル 3.000
ホホバ油 1.000
オリブ油 1.000
メチルポリシロキサン 0.100
天然ビタミンE 0.100
POE(20)ソルビタンモノオレエート 1.500
ソルビタンモノオレエート 0.500
5−ケトヘキサン酸 2.000
アルブチン 0.500
L−アルギニン 2.000
L−セリン 0.500
ピロリドンカルボン酸ナトリウム 0.100
ポリビニルピロリドン 0.050
防腐剤 適量
精製水 全量が100.000となる量
【0025】
実施例6
乳液3
成分 重量%
トリオクタン酸グリセリル 3.000
ホホバ油 1.000
オリブ油 1.000
メチルポリシロキサン 0.100
天然ビタミンE 0.100
POE(20)ソルビタンモノオレエート 1.500
ソルビタンモノオレエート 0.500
レブリン酸 1.000
ピルビン酸 1.000
システイン 0.010
L−アルギニン 2.000
L−セリン 0.500
ピロリドンカルボン酸ナトリウム 0.100
ポリビニルピロリドン 0.050
防腐剤 適量
精製水 全量が100.000となる量
【0026】
実施例7
クリーム1
成分 重量%
ベヘニルアルコール 2.000
トリオクタン酸グリセリル 3.000
ホホバ油 1.000
オリブ油 1.000
メチルポリシロキサン 0.100
天然ビタミンE 0.100
POE(20)ソルビタンモノステアレート 2.500
POE(80)硬化ヒマシ油 0.500
グリオキシル酸 1.000
レブリン酸 1.000
L−アルギニン 2.000
L−セリン 0.500
ピロリドンカルボン酸ナトリウム 0.100
カルボキシビニルポリマー 0.050
水酸化カリウム 0.010
防腐剤 適量
精製水 全量が100.000となる量
【0027】
実施例8
クリーム2
成分 重量%
ベヘニルアルコール 2.000
トリオクタン酸グリセリル 3.000
ホホバ油 1.000
オリブ油 1.000
メチルポリシロキサン 0.100
天然ビタミンE 0.100
POE(20)ソルビタンモノステアレート 2.500
POE(80)硬化ヒマシ油 0.500
ピルビン酸 1.000
5−ケトヘキサン酸 1.000
エラグ酸 0.100
L−アルギニン 2.000
L−セリン 0.500
ピロリドンカルボン酸ナトリウム 0.100
カルボキシビニルポリマー 0.050
水酸化カリウム 0.010
防腐剤 適量
精製水 全量が100.000となる量
【0028】
実施例9
クリーム3
成分 重量%
ベヘニルアルコール 2.000
トリオクタン酸グリセリル 3.000
ホホバ油 1.000
オリブ油 1.000
メチルポリシロキサン 0.100
天然ビタミンE 0.100
POE(20)ソルビタンモノステアレート 2.500
POE(80)硬化ヒマシ油 0.500
グリオキシル酸 1.000
レブリン酸 1.000
L−アルギニン 1.000
L−セリン 0.500
ハイドロキノン 0.010
ピロリドンカルボン酸ナトリウム 0.100
カルボキシビニルポリマー 0.050
水酸化カリウム 0.010
防腐剤 適量
精製水 全量が100.000となる量
【0029】
実施例10
美容液1
成分 重量%
カルボキシビニルポリマー(2% 水溶液) 10.000
カルボキシエチルセルロース 3.000
グリセリン 10.000
植物抽出液 0.500
トリエタノールアミン 0.150
メチルパラベン 0.100
クインシード液(1%水溶液) 10.000
ヒアルロン酸ナトリウム液(1%水溶液) 4.000
ピルビン酸 1.000
レブリン酸 1.000
L−アルギニン 2.000
精製水 全量が100.000となる量
【0030】
実施例11
美容液2
成分 重量%
カルボキシビニルポリマー(2% 水溶液) 10.000
カルボキシエチルセルロース 3.000
グリセリン 10.000
アラントイン 0.100
トリエタノールアミン 0.150
メチルパラベン 0.100
クインシード液(1%水溶液) 10.000
ヒアルロン酸ナトリウム液(1%水溶液) 4.000
レブリン酸 1.000
5−ケトヘキサン酸 1.000
L−アルギニン 2.000
リン酸−L−アスコルビルマグネシウム 3.000
精製水 全量が100.000となる量
【0031】
実施例12
美容液3
成分 重量%
カルボキシビニルポリマー(2% 水溶液) 10.000
カルボキシエチルセルロース 3.000
グリセリン 10.000
植物抽出液 0.500
トリエタノールアミン 0.150
メチルパラベン 0.100
クインシード液(1%水溶液) 10.000
ヒアルロン酸ナトリウム液(1%水溶液) 4.000
レブリン酸 1.000
5−ケトヘキサン酸 1.000
L−アルギニン 2.000
レゾルシン 0.020
精製水 全量が100.000となる量
【0032】
実施例13
パック1
成分 重量%
ヒドロキシエトキシセルロース 3.000
カルボキシビニルポリマー(2% 水溶液) 10.000
ポリオキシエチレンオレイルエーテル
(15EO) 1.000
グリオキシル酸 1.000
レブリン酸 1.000
L−アルギニン 2.000
エタノール 5.000
防腐剤 適量
精製水 全量が100.000となる量
【0033】
実施例14
パック2
成分 重量%
ヒドロキシエトキシセルロース 3.000
カルボキシビニルポリマー(2% 水溶液) 10.000
ポリオキシエチレンオレイルエーテル
(15EO) 1.000
ピルビン酸 1.000
5−ケトヘキサン酸 1.000
コウジ酸 1.000
L−アルギニン 2.000
エタノール 5.000
防腐剤 適量
精製水 全量が100.000となる量
【0034】
実施例15
パック3
成分 重量%
ヒドロキシエトキシセルロース 3.000
カルボキシビニルポリマー(2% 水溶液) 10.000
ポリオキシエチレンオレイルエーテル
(15EO) 1.000
グリオキシル酸 1.000
ピルビン酸 1.000
過酸化水素 0.100
プラセンタエキス 0.100
L−アルギニン 2.000
エタノール 5.000
防腐剤 適量
精製水 全量が100.000となる量
【0035】
実施例16
洗顔クリーム1
成分 重量%
ステアリン酸 4.000
ヤシ油脂肪酸 8.000
水酸化カリウム 0.200
1,3−ブチレングリコール 3.000
濃グリセリン 5.000
グリオキシル酸 1.000
ピルビン酸 1.000
ジステアリン酸ジエチレングリコール 1.000
L−アルギニン 2.000
エデト酸二ナトリウム 0.050
安息香酸ナトリウム 0.100
精製水 全量が100.000となる量
【0036】
実施例17
洗顔クリーム2
成分 重量%
ステアリン酸 4.000
ヤシ油脂肪酸 8.000
水酸化カリウム 0.200
1,3−ブチレングリコール 3.000
濃グリセリン 5.000
ジステアリン酸ジエチレングリコール 1.000
エデト酸二ナトリウム 0.050
安息香酸ナトリウム 0.100
グリオキシル酸 1.000
レブリン酸 1.000
L−アルギニン 2.000
グリチルリチン酸ジカリウム 0.100
パンテテイン−S−スルホン酸 0.500
精製水 全量が100.000となる量
【0037】
実施例18
液状ファンデーション1
成分 重量%
ステアリン酸 4.500
スクワラン 8.000
ミリスチン酸イソプロピル 6.000
プロピルパラベン 0.100
トリエタノールアミン 1.000
グリセリン 2.500
メチルパラベン 0.100
酸化チタン 10.000
タルク 4.000
シリカ 1.000
ピルビン酸 1.000
5−ケトヘキサン酸 1.000
L−アルギニン 2.000
顔料 適量
精製水 全量が100.000となる量
【0038】
実施例19
液状ファンデーション2
成分 重量%
ステアリン酸 4.500
スクワラン 8.000
ミリスチン酸イソプロピル 6.000
プロピルパラベン 0.100
トリエタノールアミン 1.000
グリセリン 2.500
メチルパラベン 0.100
酸化チタン 10.000
タルク 4.000
シリカ 1.000
顔料 適量
レブリン酸 1.000
5−ケトヘキサン酸 1.000
L−アルギニン 2.000
植物抽出液 0.500
カテコール 0.100
精製水 全量が100.000となる量
【0039】
実施例20
粉白粉1
成分 重量%
酸化チタン 15.000
酸化亜鉛 20.000
セリサイト 4.000
シリカ 4.000
ステアリン酸亜鉛 8.000
レブリン酸 1.000
ピルビン酸 1.000
着色剤 適量
タルク 全量が100.000となる量
【0040】
実施例21
粉白粉2
成分 重量%
酸化チタン 15.000
酸化亜鉛 20.000
セリサイト 4.000
シリカ 4.000
ステアリン酸亜鉛 8.000
着色剤 適量
α−トコフェロール 0.050
グリオキシル酸 1.000
5−ケトヘキサン酸 1.000
レチノイン酸 0.020
タルク 全量が100.000となる量
【0041】
実施例22
浴剤1
成分 重量%
無水硫酸ナトリウム 45.000
炭酸水素ナトリウム 50.000
ホウ酸ナトリウム 3.000
レブリン酸 1.000
5−ケトヘキサン酸 1.000
L−アルギニン 2.000
【0042】
実施例23
浴剤2
成分 重量%
無水硫酸ナトリウム 45.000
炭酸水素ナトリウム 50.000
ホウ酸ナトリウム 3.000
ピルビン酸 1.000
レブリン酸 1.000
乳酸 0.500
L−アルギニン 2.500
【0043】
実施例24
浴剤3
成分 重量%
無水硫酸ナトリウム 45.000
炭酸水素ナトリウム 50.000
ホウ酸ナトリウム 3.000
レブリン酸 1.000
5−ケトヘキサン酸 1.000
臭素酸ナトリウム 0.050
塩素酸ナトリウム 0.050
L−アルギニン 1.000
【0044】
比較例1
比較化粧水1
実施例1のグリオキシル酸の代わりに精製水を使用して調製した。
【0045】
比較例2
比較化粧水2
実施例2のレブリン酸とアスコルビン酸−2−グリコシドの代わりに精製水を使用して調製した。
【0046】
比較例3
比較化粧水3
実施例3のレブリン酸とグルタチオンの代わりに精製水を使用して調製した。
【0047】
比較例4
比較乳液1
実施例4のピルビン酸の代わりに精製水を使用して調製した。
【0048】
比較例5
比較乳液2
実施例5の5−ケトヘキサン酸とアルブチンの代わりに精製水を使用して調製した。
【0049】
比較例6
比較乳液3
実施例6のレブリン酸とピルビン酸の代わりに精製水を使用して調製した。
【0050】
比較例7
比較クリーム1
実施例5のグリオキシル酸とレブリン酸の代わりに精製水を使用して調製した。
【0051】
比較例8
比較クリーム2
実施例8のピルビン酸、5−ケトヘキサン酸とエラグ酸の代わりに精製水を使用して調製した。
【0052】
比較例9
比較クリーム3
実施例9のグリオキシル酸、レブリン酸とハイドロキノンの代わりに精製水を使用して調製した。
【0053】
比較例10
比較美容液1
実施例10のピルビン酸とレブリン酸の代わりに精製水を使用して調製した。
【0054】
比較例11
比較美容液2
実施例11のレブリン酸、5−ケトヘキサン酸とリン酸−L−アスコルビルマグネシウムの代わりに精製水を使用して調製した。
【0055】
比較例12
比較美容液3
実施例12のレブリン酸、5−ケトヘキサン酸とレゾルシンの代わりに精製水を使用して調製した。
【0056】
比較例13
比較パック1
実施例13のレブリン酸とグリオキシル酸の代わりに精製水を使用して調製した。
【0057】
比較例14
比較パック2
実施例14のピルビン酸、5−ケトヘキサン酸とコウジ酸の代わりに精製水を使用して調製した。
【0058】
比較例15
比較パック3
実施例15のグリオキシル酸、ピルビン酸、過酸化水素、プラセンタエキスの代わりに精製水を使用して調製した。
【0059】
比較例16
比較洗顔クリーム1
実施例16のグリオキシル酸、ピルビン酸の代わりに精製水を使用して調製した。
【0060】
比較例17
比較洗顔クリーム2
実施例17のグリオキシル酸、レブリン酸とパンテテイン−S−スルホン酸の代わりに精製水を使用して調製した。
【0061】
比較例18
比較液状ファンデーション1
実施例18のピルビン酸と5−ケトヘキサン酸の代わりに精製水を使用して調製した。
【0062】
比較例19
比較液状ファンデーション2
実施例19のレブリン酸、5−ケトヘキサン酸とカテコールの代わりに精製水を使用して調製した。
【0063】
比較例20
比較粉白粉1
実施例20のレブリン酸とピルビン酸の代わりにタルクを使用して調製した。
【0064】
比較例21
比較粉白粉2
実施例21のグリオキシル酸、5−ケトヘキサン酸とレチノイン酸の代わりにタルクを使用して調製した。
【0065】
比較例22
比較浴剤1
実施例5のレブリン酸と5−ケトヘキサン酸の代わりに炭酸水素ナトリウムを使用して調製した。
【0066】
比較例23
比較浴剤2
実施例23のレブリン酸、ピルビン酸と乳酸の代わりに炭酸水素ナトリウムを使用して調製した。
【0067】
比較例24
実施例24のレブリン酸、5−ケトヘキサン酸、臭素酸ナトリウムと塩素酸ナトリウムの代わりに炭酸水素ナトリウムを使用して調製した。
【0068】
【発明の効果】
本発明は、美白化粧料に、グリオキシル酸、ピルビン酸、レブリン酸、5−ケトヘキサン酸の4 種のうち必ず1種、またはグリオキシル酸、ピルビン酸、レブリン酸、5−ケトヘキサン酸の4種のうち、必ず同時に2種以上を組合わせて、あるいはさらにこれらに1種又は2種以上のメラニン生成抑制成分を組み合わせた成分を含有させたので、シミ、ソバカスなどの色素沈着を消去し、軽減し、又は防御することができる。
その結果、白く美しい肌をつくり、白く美しい肌にかえ、又は白く美しい肌を維持することができるという効果を得ることができる。
【0069】
【表1】
【0070】
【表2】
【0071】
【表3】
【0072】
【表4】
【0073】
【表5】
Claims (4)
- 下記の(A)〜(B)に記載するカルボン酸の1種以上を含有することを特徴とする美白化粧料。
(A)レブリン酸(硫酸塩、亜硫酸塩、チオ硫酸塩、又はピロ亜硫酸塩と併用する場合を除く)
(B)5−ケトヘキサン酸 - 下記の(A)〜(C)に記載するカルボン酸の2種以上を含有することを特徴とする美白化粧料。
(A)レブリン酸
(B)5−ケトヘキサン酸
(C)グリオキシル酸 - 請求項1又は請求項2の美白化粧料に、更に1種又は2種以上のメラニン生成抑制成分を組合わせた成分を含有することを特徴とする美白化粧料。
- メラニン生成抑制成分が、アスコルビン酸、アルブチン、エラグ酸、カテコール、グルタチオン、コウジ酸、システイン、パンテテイン−S−スルホン酸、ハイドロキノン、レゾルシン、レチノイン酸、乳酸、過酸化水素、臭素酸、塩素酸、プラセンタエキスおよびそれらの誘導体である請求項3に記載する美白化粧料。
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