JP4918906B2 - 磁気式エンコーダおよびこれを備えた電動機と結線方法 - Google Patents

磁気式エンコーダおよびこれを備えた電動機と結線方法 Download PDF

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Description

本発明は,電動機などの回転体の回転位置や回転速度を検出する磁気式エンコーダ及びその磁気式エンコーダを搭載した電動機と、その結線方法に関するものである。
以下に、従来の磁気式エンコーダについて図に基づいて説明する。
図5は、磁気式エンコーダの概念的構造を示すものである。また、図6および図7は具体的に製作する場合の例であり、それぞれ(a)に構造例、(b)にその組立フローチャートを示している。図中のフローチャートは、磁気式エンコーダの組立工程と、組立工程と分離しあらかじめ別工程できる組立工程をサブ工程として示している。
各図において、10は回転体、20は永久磁石、30は固定体、31(図7)は磁界検出素子を実装するフレキシブルプリント基板、32(図7)はあらかじめ磁界検出素子を固定するための固定体、33(図7)はフレーム、34(図7)はプリント基板、40は磁界検出素子、50(図6)はリード線、60(図6、7)は信号処理回路である。
磁気式エンコーダの概念的構造は、図5に示すように回転体10に固定された永久磁石20と、永久磁石20に空隙を介して対向しリング状の固定体30に取り付けられた磁界検出素子40と、図示しない信号処理回路とを備え、永久磁石20は円板状に形成され、かつ回転体10の軸と垂直方向の一方向に磁化され、磁界検出素子40は永久磁石20の外周側に空隙を介して配置された構造をしている(例えば、特許文献1参照)。
この磁気式エンコーダは、特に小形である場合において、図6および図7に示すように、磁界検出素子40は極めて小形のものを使用する必要があり、例えば、1.5mm×1.5mm×0.5mm程度の立法体の形状をしているものを使用している。このような磁気式エンコーダは、小形であるため、磁界検出素子40を固定体30に固定するためには、図6に示すように、接着による方法が一般的である。また、図6ではリード線50により磁界検出素子40と、磁界検出素子40からの信号を処理する信号処理回路60を配線している。リード線50は、一般的にはケーブルに置き換えられる場合もあるが、磁界検出素子40と信号処理回路60にはんだ付、もしくは信号処理回路部に実装された図示しないコネクタなどを介して接続される。
図6(a)に示した磁気式エンコーダは、図6(b)のフローチャートに沿って組み立てることができる。
(1)まず、磁界検出素子40を固定体30に位置決めする。
(2)次に、磁界検出素子40を固定体30に接着する。このとき、上記(1)による磁界検出素子40の位置決めをしながら接着する必要がある。
(3)次に、固定体30に接着された磁界検出素子40に配線するため、リード線50をはんだ付する。
(4)次に、リード線を整えて信号処理回路60にはんだ付などで接続する。
(5)さらに実際には、信号処理回路は図示しない上位装置である制御装置へ接続する必要があり、信号処理回路60と図示しない制御装置とは、ケーブルなどにより接続されるため、信号処理回路と制御装置を接続するためのケーブル等を接続する工程が加わることになる。
図7(a)に示した磁気式エンコーダは、磁界検出素子40の位置決め精度の向上のためフレキシブルプリント基板を利用する。あらかじめ磁界検出素子40を、図7(c)に示す円形状の中央部31aと磁界検出素子40を実装する固定部31bと前記中央部31aと前記固定部31bとを連結する連結部31cからなる十文字状のフレキシブルプリント基板31に実装した後、磁界検出素子40を固定するための固定部を形成してある固定体32に、フレキシブルプリント基板31を湾曲させて、接着剤により固定する構造のものもある(例えば、特許文献2参照)。この場合、フレキシブルプリント基板31と信号処理回路60が実装されたプリント基板34がはんだ付されている。実際には、信号処理回路は、前述した通り制御装置と接続する必要があり、図示しないフレキシブルプリント基板の延長部もしくはケーブルを用いて、制御装置と信号処理回路は接続されるため、信号処理回路と制御装置を接続するためのケーブル等を接続する工程が加わることになる。
図7(a)に示した磁気式エンコーダは、図7(b)のフローチャートに沿って、組み立てることができる。
(1)まず、磁界検出素子40をあらかじめフレキシブルプリント基板31に実装しておく。
(2)次に、磁界検出素子40の固定体32への位置決めをある程度行っておく。
(3)磁界検出素子40が実装されたフレキシブルプリント基板31を湾曲させ、固定体32に接着する。このとき、上記(2)で予めある程度行われた磁界検出素子40の位置決めについて各素子ごとに固定するため微調整が行われる。
ここまでの工程は、図7(b)に示したように、磁気式エンコーダの組立工程以外のサブ工程で行うことが可能である。
(4)次に、磁界検出素子40が固定された固定体32をエンコーダフレーム33へ接着する。
(5)さらに、信号処理回路60が実装されたプリント基板34が固定体32とはんだ付される。
(6)最後に、制御装置との接続のため前記プリント基板34に図示しないケーブルをコネクタもしくははんだ付により接続する。
国際公開第99/13296号パンフレット(第1−7頁,図1) 特開平11―237257号公報(第1−4頁,図1)
しかしながら、従来の磁気式エンコーダの構造では、磁界検出素子を接着する際に位置ずれなどが発生しやすく、また、接着後の微調整が難しいため、品質を安定させるために多くの時間を要するという問題があった。さらに、信号処理回路と制御装置との接続のために必要なケーブルは、磁界検出素子を位置決めした後にはんだ付などの作業で行われ、磁気式エンコーダの組立工程中に、磁界検出素子の位置決め、接着、はんだ付など、種類の異なる工程が存在するため、工程が複雑になるという問題もあった。
磁界検出素子の位置決め精度向上のためフレキシブルプリント基板などを用いた構造の場合、磁界検出素子の位置決めは大幅に改善さるが、フレキシブルプリント基板を固定体へ接着する際の位置決めで、やはり位置ずれが生じやすい。また、位置決め後に、固定体をフレームへ接着する工程や、信号処理回路やケーブルとのはんだ付の作業があり、組立工程が複雑になる部分については改善されていない。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、磁気式エンコーダの組立工程を簡略化すると同時に、磁界検出素子の位置決め精度を確保できる磁気式エンコーダとこれを用いた電動機を提供することを目的とする。
上記問題を解決するため、請求項1記載の磁気式エンコーダの発明は、磁気式エンコーダの筐体と、前記筐体内に配置される回転体と、前記回転体に固定される永久磁石と、前記筐体内に配置され、内部に形成された空間内に前記永久磁石を収納する固定体と、前記永久磁石と空隙を介して対向して前記固定体に取り付けられる磁界検出素子と、前記磁界検出素子の信号を外部に取り出すための配線板と、前記配線板を押圧する蓋とを備えた磁気式エンコーダであって、前記固定体には前記磁界検出素子からの信号を取り出す配線パターンと電極部を設け、前記固定体と前記配線板との間に、加圧部分のみが導通状態となる異方導電性ゴムを介在させたことを特徴としている。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の磁気式エンコーダにおいて、前記配線板に、前記配線板から前記信号を取り出すためのケーブルが接続されていることを特徴としている。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の磁気式エンコーダにおいて、前記固定体が樹脂系またはセラミック系の基板に導体パターンが形成されたことを特徴としている。
請求項4記載の発明は、請求項1記載の磁気式エンコーダにおいて、前記固定体が、前記異方導電性ゴムと対向する面の電極部に突起を有することを特徴としている。
請求項5記載の発明は、請求項1記載の磁気式エンコーダにおいて、前記配線板が樹脂系プリント配線板、またはフレキシブルプリント基板であることを特徴
としている。
請求項6記載の発明は、請求項1記載の磁気式エンコーダにおいて、前記配線板が前記異方導電性ゴムと対向する面の電極部に突起を有することを特徴としている。
請求項7記載の発明は、請求項1記載の磁気式エンコーダにおいて、前記異方導電性ゴムが異方導電性ゴムの中央部に前記永久磁石を配置するための空隙を設けていることを特徴としている。
請求項8記載の発明は、請求項1記載の磁気式エンコーダにおいて、前記配線板と前記筐体との間の電気的絶縁のための絶縁体を前記配線板と前記筐体の間に挟むことを特徴としている。
請求項9記載の発明は、請求項1記載の磁気式エンコーダにおいて、前記固定体が前記磁界検出素子を予め位置決め実装した状態で前記筐体に組み込まれていることを特徴としている。
請求項10記載の電動機の発明は、請求項1記載の磁気式エンコーダを搭載したことを特徴としている。
請求項11記載の電動機の発明は、請求項10記載の電動機において、前記磁気式エンコーダの筐体と前記電動機の筐体とを共用させたことを特徴としている。
請求項12記載の磁気式エンコーダの結線方法の発明は、磁気式エンコーダの筐体と、前記筐体内に配置される回転体と、前記回転体に固定される永久磁石と、前記筐体内に配置され、内部に形成された空間内に前記永久磁石を収納する固定体と、前記永久磁石と空隙を介して対向して前記固定体に取り付けられる磁界検出素子と、前記磁界検出素子の信号を外部に取り出すための配線板と、前記配線板を押圧する蓋とを備えた磁気式エンコーダの結線方法であって、前記固定体には前記磁界検出素子からの信号を取り出す配線パターンと電極部を設け、かつ前記磁界検出素子を予め取り付けておき、前記配線板には、前記配線板から前記信号を取り出すためのケーブルを予め接続しておき、前記固定体、前記異方導電性ゴム、前記配線板の順でこれらを前記筐体内に落とし込み、最後に、前記蓋で前記筐体の側面を蓋することで前記配線板が押圧されて、前記配線板と前記固定体との間に介在する異方導電ゴムの加圧部分が導通状態となることを特徴としている。
請求項13記載の磁気式エンコーダの結線方法の発明は、磁気式エンコーダの筐体と、前記筐体内に配置される回転体と、前記回転体に固定される永久磁石と、前記筐体内に配置され、内部に形成された空間内に前記永久磁石を収納する固定体と、前記永久磁石と空隙を介して対向して前記固定体に取り付けられる磁界検出素子と、前記磁界検出素子の信号を外部に取り出すための配線板と、前記配線板を押圧する蓋と、前記配線板と前記筐体との間に設けられる電気的絶縁体と、を備えた磁気式エンコーダの結線方法であって、前記固定体には前記磁界検出素子からの信号を取り出す配線パターンと電極部を設け、かつ前記磁界検出素子を予め取り付けておき、前記配線板には、前記配線板から前記信号を取り出すためのケーブルを予め接続しておき、前記固定体、前記異方導電性ゴム、前記配線板、前記電気的絶縁体の順でこれらを前記筐体内に落とし込み、最後に、前記蓋で前記筐体の側面を蓋することで前記配線板が押圧されて、前記配線板と前記固定体との間に介在する異方導電ゴムの加圧部分が導通状態となることを特徴としている。
請求項1から9記載の発明によると、磁界検出素子の高精度の位置決めが容易に行え、しかも、磁気式エンコーダの組立は、加圧部分が導通状態となる異方導電ゴムを用いることで、接着、はんだ付の工程がなくなるため大幅に簡略化される。従って、簡単な工程で品質の良い磁気式エンコーダが実現できる。
また、請求項10および11記載の発明によると、組立工程が大幅に簡略化された磁気式エンコーダを電動機に搭載することで、電動機の組立工程も簡略化できる。
請求項12および13記載の発明によると、固定体、異方導電性ゴム、配線板、(請求項13ではさらに電気的絶縁体)の順でこれらを筐体内に落とし込み、最後に、蓋で筐体の側面を蓋するだけで、接着、はんだ付の工程がなくなるため大幅に簡略化される。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る磁気式エンコーダを搭載した電動機を示す図で、(a)はその断面模式図、(b)は磁気式エンコーダ部を構成する構成要素の固定体の拡大図、(c)は配線板の拡大図を示す。
本発明の構成要素が従来技術と同じものについては、同一符号を付してその重複する説明を省略し、異なる点のみ説明する。
図1において、1は磁気式エンコーダ付電動機、35は磁界検出素子を固定しかつ配線パターンと電極部が施されている固定体。36は電動機もしくは磁気式エンコーダの筐体、37は電動機もしくは磁気式エンコーダの筐体の一部である蓋、70は配線済み固定体35と電気的に接続するための導電性突起71を有し、あらかじめ別の工程でケーブル72が接続された配線板、71はその導電性突起、72はケーブル、80は加圧された箇所のみが絶縁状態から導電状態に変わる異方導電性ゴム、90は固定子、91は回転子である。
本発明が特許文献1、2記載の発明と異なる部分は、
(1)固定体35にあらかじめ位置決めした状態で磁界検出素子40が実装されていること、
(2)固定体35が磁界検出素子40からの信号を取り出す配線パターン351と電極部352を有していること、
(3)磁気式エンコーダが磁界検出素子40からの信号を外部のケーブル72に導くための配線板70を備え、配線板70には固定体35と電気的に接続するための導電性突起71が形成され、さらに、あらかじめケーブル72が接続されていること、
(4)固定体35と配線板70との間に、加圧部分のみが導通状態となる異方導電性ゴム80を介在させたこと、
(5)電動機もしくは磁気式エンコーダの筐体36を利用して、磁界検出素子40を固定した固定体35とあらかじめケーブル72が接続された配線板70とを順に筐体中に落とし込み、最後に蓋37をするだけで組立工程が完了することである。
なお、磁界検出素子40が固定された固定体35の形状は、磁界検出素子40と永久磁石20とが所定の位置関係に配置できれば、どのような形状を用いてもよく、図1(b)では四角形の例を示しており、これは樹脂系プリント配線板、もしくはセラミック基板で構成することができる。
また、あらかじめケーブル72が接続された配線板70にも図示のように導電性突起71を形成しておくと、異方導電性ゴム80との接触時に大きく加圧されるので好ましい。なお、導電性突起71は固定体35の側に設けてもよい。
また、配線板70は、樹脂系プリント配線板、もしくはフレキシブルプリント配線板で構成できる。
異方導電性ゴム80の形状は、中央に永久磁石20を配置でき、固定体35と配線板70の電極を接続できる形状であれば、どのような形状でも構わない。
また、図1中には信号処理回路を記載していないが、必要であれば、信号処理回路を配線板70へ搭載することは可能である。
図2は図1に示す磁気式エンコーダの組立フローチャートである。
次に、組立工程について、図2に示したフローチャートに沿って説明する。
(1)まず、あらかじめ、サブ工程として磁界検出素子40を固定体35に実装しておく。この実装時にすべての磁界検出素子40の位置決めが同時に可能である。
(2)同じく、あらかじめ、サブ工程としてケーブル72を配線板70へ接続する。
(3)次に、組み立て工程に移る。磁界検出素子40が実装された固定体35を電動機もしくは磁気式エンコーダの筐体36中へ落とし込む。
(4)次に、異方導電性ゴム80を筐体36へ落とし込む。
(5)次に、あらかじめケーブル72が接続された配線板70を筐体36へ落とし込む。つまり、筐体中には、電動機に近い方から固定体35、異方導電性ゴム80、配線板70の順に重ねられる。
(6)最後に、蓋37をし、異方導電性ゴム80を圧縮する。
以上で、磁界検出素子40を固定した固定体35とあらかじめケーブル72が接続された配線板70が異方導電性ゴム80の圧縮により圧縮部分のみが導電状態となるため電気的に接続される。
これにより、磁界検出素子の位置精度は、磁界検出素子の配線板への実装精度のみで決まるため位置決めのばらつきを低減できる。
また、組立はフローチャートに示した順に各構成要素を重ねて、最後に、蓋をするだけでよいため、工程が大幅に簡略化できる。
次に、本発明の実施例2について説明する。
図3は本発明の実施例2に係る磁気式エンコーダ付電動機の断面模式図で、図1と同じ符号は同じ機能をする部品であるので、重複説明は省略する。
実施例2が実施例1と異なる点は、電動機もしくは磁気式エンコーダの筐体の一部である蓋37とあらかじめケーブル72が接続された配線板70との間を電気的に絶縁する必要がある場合に蓋37と配線板70との間に絶縁体81を挟み込んだ点である。
図4は図3に示す磁気式エンコーダの組立フローチャートである。
次に、この組立工程について、図4に示したフローチャートに沿って説明する。
(1)まず、あらかじめ、サブ工程として磁界検出素子40を固定体35に実装しておく。この実装時にすべての磁界検出素子40の位置決めが同時に可能である。
(2)同じく、あらかじめ、サブ工程としてケーブル72を配線板70へ接続する。
(3)次に、組み立て工程に移る。磁界検出素子40が実装された固定体35を電動機もしくは磁気式エンコーダの筐体36中へ落とし込む。
(4)次に、異方導電性ゴム80を筐体36へに落とし込む。
(5)次に、あらかじめケーブル72が接続された配線板70を回転体筐体36へ落とし込む。
(5a)次に、実施例2に係る絶縁体81を回転体筐体36へ落とし込む。
これによって、回転体筐体36には、電動機に近い方から磁界検出素子40が実装された固定体35、異方導電性ゴム80、あらかじめケーブル72が接続された配線板70、絶縁体81の順に重ねられる。
(6)最後に、蓋37をし、異方導電性ゴム80を圧縮する。
このように、あらかじめケーブル72が接続された配線板70を電動機もしくは磁気式エンコーダの筐体へ落とし込んだ後、絶縁体81を同様に落とし込み、最後に蓋37をする。つまり、絶縁体81を落とし込む工程が加わっている。
このようにすることで、電動機もしくは磁気式エンコーダの筐体の一部である蓋37と配線板70との間の電気的絶縁が簡単にでき、かつ、磁界検出素子40の位置精度が磁界検出素子40の配線板への実装精度のみで決まるため位置決めのばらつきを低減でき、また、組立は各構成要素を重ねて、最後に、蓋をするだけでよいため、工程が大幅に簡略化できる。
次に、本発明の実施例3について説明する。
図3は本発明の実施例3に係る磁気式エンコーダ付電動機の断面模式図でもある。実施例3は図1の磁気式エンコーダの筐体36と電動機の筐体36とを共用させて、共用の筐体36Gとした点が特徴である。
このようにすることで、電動機と磁気式エンコーダのそれぞれの筐体の材料の一部および部品を省略することができ、両者を結合させる工程が省け、かつ構造が簡潔・堅固になり、また、省資源・省エネに大幅に寄与することとなる。
本発明の実施例1に係る磁気式エンコーダ付電動機の断面模式図である。 図1に示す磁気式エンコーダの組立フローチャートである。 本発明の実施例2および3に係る磁気式エンコーダの断面模式図である。 図3に示す磁気式エンコーダの組立フローチャートである。 従来のエンコーダの概念的構造図である。 従来の磁気式エンコーダ装置の構成例を示す図である。 従来の磁気式エンコーダとその製造方法の構成例を示す図である。
符号の説明
1 磁気式エンコーダ付電動機
10 回転体
20 永久磁石
35 配線パターンと電極部が施された固定体
351 配線パターン
352 電極部
36 電動機もしくは磁気式エンコーダの筐体
36G 電動機および磁気式エンコーダの共用筐体
37 電動機もしくは磁気式エンコーダの筐体の一部である蓋
40 磁界検出素子
70 あらかじめケーブルが接続された配線板
71 導電性突起
72 ケーブル
80 異方導電性ゴム
81 絶縁体
90 固定子
91 回転子

Claims (13)

  1. 磁気式エンコーダの筐体と、
    前記筐体内に配置される回転体と、
    前記回転体に固定される永久磁石と、
    前記筐体内に配置され、内部に形成された空間内に前記永久磁石を収納する固定体と、
    前記永久磁石と空隙を介して対向して前記固定体に取り付けられる磁界検出素子と、
    前記磁界検出素子の信号を外部に取り出すための配線板と、
    前記配線板を押圧する蓋と
    を備え、
    前記固定体には、前記磁界検出素子からの信号を取り出す配線パターン及び電極部を設け、
    前記固定体と前記配線板との間に、前記蓋の押圧による加圧部分のみが導通状態となる異方導電性ゴムを介在させた磁気式エンコーダ。
  2. 前記配線板には、前記配線板から前記信号を取り出すためのケーブルが接続されている、請求項1記載の磁気式エンコーダ。
  3. 前記固定体は、樹脂系またはセラミック系の基板に導体パターンが形成された、請求項1又は2記載の磁気式エンコーダ。
  4. 前記固定体は、前記異方導電性ゴムと対向する面の電極部に突起を有する、請求項1〜3のいずれか1項記載の磁気式エンコーダ。
  5. 前記配線板は、樹脂系プリント配線板またはフレキシブルプリント基板である、請求項1〜4のいずれか1項記載の磁気式エンコーダ。
  6. 前記配線板は、前記異方導電性ゴムと対向する面の電極部に突起を有する、請求項1〜5のいずれか1記載の磁気式エンコーダ。
  7. 前記異方導電性ゴムは、異方導電性ゴムの中央部に前記永久磁石を配置するための空隙を設けている、請求項1〜6のいずれか1記載の磁気式エンコーダ。
  8. 前記配線板と前記筐体との間の電気的絶縁のための絶縁体を前記配線板と前記筐体との間に挟む、請求項1〜7のいずれか1記載の磁気式エンコーダ。
  9. 前記固定体は、前記磁界検出素子が予め位置決め実装された状態で前記筐体に組み込まれている、請求項1〜8のいずれか1記載の磁気式エンコーダ。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の磁気式エンコーダを搭載した電動機。
  11. 前記磁気式エンコーダの筐体と前記電動機の筐体とを共用させた請求項10記載の電動機。
  12. 磁気式エンコーダの筐体と、
    前記筐体内に配置される回転体と、
    前記回転体に固定される永久磁石と、
    前記筐体内に配置され、内部に形成された空間内に前記永久磁石を収納する固定体と、
    前記永久磁石と空隙を介して対向して前記固定体に取り付けられる磁界検出素子と、
    前記磁界検出素子の信号を外部に取り出すための配線板と、
    前記配線板を押圧する蓋と、
    を備える磁気式エンコーダを結線する際に、
    前記固定体には、前記磁界検出素子からの信号を取り出す配線パターンと電極部を設け、かつ前記磁界検出素子を予め取り付けておき、
    前記配線板には、前記配線板から前記信号を取り出すためのケーブルを予め接続しておき、
    前記固定体、前記異方導電性ゴム、前記配線板の順でこれらを前記筐体内に落とし込み、
    前記蓋で前記筐体の側面を蓋することで前記配線板が押圧されて、前記配線板と前記固定体との間に介在する異方導電ゴムの加圧部分が導通状態となる磁気式エンコーダの結線方法。
  13. 前記固定体、前記異方導電性ゴム、前記配線板の順でこれらを前記筐体内に落とし込む際に、前記配線板を落とし込んだ後に、前記配線板と前記筐体との間を絶縁する電気的絶縁体を前記筐体内に落し込み、
    その後、前記蓋で前記筐体の側面を蓋することで前記配線板が押圧される、請求項12記載の磁気式エンコーダの結線方法。
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