JP4918726B2 - 電子機器 - Google Patents
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Description
本発明に係る電子機器の第1実施形態として、図1(a)は携帯電話機1Aを示す正面図であり、図1(b)は携帯電話機1Aを示す側面図であり、図2は携帯電話機1Aの分解斜視図である。携帯電話機1Aは、表示部筐体10と、操作部筐体30と、連結部材50Aと、等から概略構成される。
操作部筐体30は楕円板形状であり、前側面に操作部31が設けられている。操作部筐体30は、連結部材50Aの第2枠部材70の内部に嵌めこまれる。
表示部31に表示される内容に基づいて操作部31を操作することで携帯電話機1Aの操作が行われる。
なお、ボール62,72の代わりに、車輪を用いてもよい。
図6、図7は携帯電話機1Aにおける同軸ケーブル90の配置を示す模式図である。なお、表示部筐体10、操作部筐体30、及び連結部材50Aは二点鎖線で示している。
同軸ケーブル90は、図6において、一端が表示部筐体10の上端部左側に接続されており、表示部筐体10の外周に沿って右回りに配置され、ヒンジ部80の挿通孔81に挿通されて他端が操作部筐体30の上端部左側に接続されている。図6の状態から表示部筐体10を90°右方向に回転させ、操作部筐体30を90°左方向に回転させると、同軸ケーブル90は表示部筐体10及び操作部筐体30とともに移動する。すなわち、表示部筐体10の外周部に沿って巻き取られていた同軸ケーブル90の一部が挿通孔81を通って操作部筐体30の外周部に沿って巻き取られ、図7に示す状態となる。
なお、同軸ケーブル90の長さには遊びがあるため、表示部筐体10の回転と操作部筐体30の回転とが完全に同調していない場合に同軸ケーブル90に作用する張力を抑えることができる。
図10は本発明の第1の変形例に係る携帯電話機1Bを示す斜視図である。なお、第1実施形態と同様の構成については、同符号を付して説明を割愛する。
本変形例においては、表示部筐体10の長軸方向の両端部に突起12,12が設けられているとともに、操作部筐体30の長軸方向の両端部に凹部32,32が設けられている。ヒンジ部80を折り曲げて表示部筐体10と操作部筐体30とを重ね合わせると、突起12,12と凹部32,32とが嵌合する。このため、携帯電話機1Bを閉じた状態で保持することができる。
図11は本発明の第2の変形例に係る連結部材50Bを示す斜視図である。本変形例においては、連結部材50Bには、第1凹部61及び第2凹部71の代わりに、底がない第1貫通孔63及び第2貫通孔73が設けられている。本変形例においては、第1貫通孔63には表示部筐体10が収納され、第2貫通孔73には操作部筐体30が収納される。このような形状の連結部材50Bを用いた場合には、表示部筐体10や操作部筐体30の前面及び背面を手で挟持して回転させることができる。
図12は本発明の第3の変形例に係る携帯電話機1Cの部分断面図である。本変形例においては、第1枠部材60や第2枠部材70にボール62,72を設ける代わりに、表示部筐体10や操作部筐体30の外周部に沿って間隔を空けてボール13,33が設けられている。また、第1枠部材60及び第2枠部材70のボール13,33と対向する面には、表示部筐体10、操作部筐体30を回転させたときのボール13,33の軌跡に沿って、円弧状のプレート64,74が設けられている。プレート64,74は例えば熱硬化性樹脂等の硬質樹脂からなる。軟質樹脂からなる第1枠部材60や第2枠部材70がボール13,33に直接接触すると、ボール13,33の表面形状に追従して第1枠部材60や第2枠部材70が変形し、接触面積が増大してしまうが、プレート64,74をボール13,33に当接させることで接触面積の増大を抑えることができる。このため、表示部筐体10、操作部筐体30と第1枠部材60、第2枠部材70とが接触することによる摩擦を低減し、表示部筐体10や操作部筐体30を容易に回転させることができる。
図13は本発明の第4の変形例に係る携帯電話機1Dの部分断面図であり、図14は携帯電話機1Dに用いられる表示部筐体10の正面図である。本変形例においては、ボール13,33の代わりに、表示部筐体10や操作部筐体30の外周部に沿って環状の溝14,34が形成されており、溝14,34内にチェーンベルト15,35が設けられている。また、第1枠部材60及び第2枠部材70にはチェーンベルト15,35と対向する位置に環状の溝65,75が設けられている。
図15、図16は本発明の第5の変形例に係る携帯電話機1Eの部分断面図である。本変形例において、連結部材50Eには、第1枠部材60、第2枠部材70の外周部に沿って挿通孔66,76が設けられている。挿通孔66,76はヒンジ部80の挿通孔81に通じており、挿通孔66,76及び挿通孔81に同軸ケーブル90が挿通される。また、挿通孔66,76と第1凹部61、第2凹部71との間には、同軸ケーブル90の太さよりも幅広の溝67,77が周方向に設けられている。同軸ケーブル90の両端部においては、図16に示すように、同軸ケーブル90の両端部は溝67,77より引き出され、表示部筐体10及び操作部筐体30に設けられた引き出し口16,36より内部に挿入され、表示部筐体10及び操作部筐体30の内部回路(図示せず)に接続されている。
図17、図18は本発明の第6の変形例に係る携帯電話機1Fにおける同軸ケーブル90の配置を示す模式図であり、図17は表示部筐体10及び操作部筐体30の長軸方向を上下方向に一致させた位置、図18は表示部筐体10及び操作部筐体30短軸方向を上下方向に一致させた位置を示す図である。本変形例においては、表示部筐体10及び操作部筐体30の内部に同軸ケーブル90の巻き取り機構17,37が設けられている。
図19は本発明の第6の変形例に係る携帯電話機1Gに用いるフレキシブルプリント基板91(接続線)を示す斜視図である。フレキシブルプリント基板91は表示部筐体10と操作部筐体30との間を接続し、両者間における情報伝達に用いられる。フレキシブルプリント基板91は、第1枠部材60、第2枠部材70の外周部に沿って配置され表示部筐体10、操作部筐体30と接続される接続部92,93が両端部に設けられている。また、フレキシブルプリント基板91の中央部には、コイル状に巻かれ、ヒンジ部80に配置され回転動作時の長さ調節や開閉動作時の巻き調節を行うコイル部94が設けられている。
図21は本発明の第8の変形例に係る携帯電話機1Hの部分断面図である。本変形例においては、第5の変形例と同様に、連結部材50Hに挿通孔66,76が設けられ、挿通孔66,76内に第7の変形例と同様のフレキシブルプリント基板91が挿通されている。
また、挿通孔66,76と第1凹部61、第2凹部71との間には、フレキシブルプリント基板91の幅よりも幅広の溝67,77が周方向に設けられている。図21には図示しないが、フレキシブルプリント基板91の両端部は溝67,77より引き出され、表示部筐体10及び操作部筐体30に接続されている。
次に、本発明に係る電子機器の第2実施形態として、携帯電話機101について説明する。図22は携帯電話機101を示す斜視図であり、図23は携帯電話機101の分解斜視図である。本実施形態においては、1つの楕円板形状の筐体110に表示部111及び操作部131が設けられている。
筐体110は単一の枠部材160に設けられた凹部161内に収容されている。枠部材160は熱可塑性樹脂やシリコンゴム等の弾性材料からなり、筐体110の外周形状に追従するように変形する。
本実施形態においても、第1実施形態と同様に、枠部材160に対して筐体110を回転させることができ、枠部材160に設けられた星印の位置を正面から見て上下左右どの位置にも変更することができる。
次に、本発明に係る電子機器の第3実施形態として、携帯電話機201Aについて説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については、下2桁に同符号を付して説明を割愛する。
図24〜図26は携帯電話機201Aを示す斜視図であり、図24は表示部筐体210と操作部筐体230とを重ね合わせて閉じた状態、図25は開いた状態、図26は表示部筐体210のみを90°回転させた状態を示す斜視図である。
本実施形態においては、ヒンジ部材280が第1枠部材260及び第2枠部材270とともにモールド成型されているため、塑性材がなくても表示部筐体210と操作部筐体230とを重ね合わせた状態、開いた状態を維持することができる。
図27、図28は本発明の第9の変形例に係る携帯電話機201Bを示す斜視図である。本変形例においては、第1枠部材260の背面に貫通孔263が設けられており、貫通孔263から表示部筐体210の背面に設けられた第2表示部218が視認可能とされている。なお、図28において、第2表示部218は貫通孔263に対して、図27の位置と比較して90°回転している。
本変形例においても、表示部筐体210、操作部筐体230を第1枠部材260、第2枠部材270に対して回転させることができる。
次に、本発明に係る電子機器の第4実施形態として、携帯電話機301について説明する。
図29は携帯電話機301の正面図である。図29に示すように、携帯電話機301は、表示装置310と、操作部筐体330と、表示装置310及び操作部筐体330を保持する枠部材350とを備える。表示装置310は例えば液晶ディスプレイ等であり、枠部材350と一体に形成されている。
次に、本発明に係る電子機器の第5実施形態として、携帯電話機401について説明する。
図31、図32は携帯電話機401を示す正面図である。図31に示すように、携帯電話機401は、表示部筐体410と、操作部筐体430と、枠部材450とを備える。表示部筐体410は円板状であり、前面に液晶ディスプレイ等の表示部411を備える。操作部筐体430は円板状であり、前面に操作部431が設けられている。
10,210,410 表示部筐体
11,111,332,411 表示部
13,33 ボール
15,35 チェーンベルト
30,230,330,430 操作部筐体
31,131,231,331,431 操作部
50A,50B,250 連結部材
60,70,160,260,270,350,450 枠部材
61,71,161,261,271,351,451 凹部
62,72 ボール
64,74 プレート
80,280 ヒンジ部
90 同軸ケーブル
91 フレキシブルプリント基板
110 筐体
310 表示装置
Claims (13)
- 第1の筐体と、
第2の筐体と、
前記第1の筐体の外周部に設けられた第1枠部材及び前記第2の筐体の外周部に設けられた第2枠部材とを一体的に設けた連結部材とを備え、
前記第1枠部材は前記第1の筐体の外周形状に追従して変形し、前記第1の筐体を外周方向に回転可能に保持することを特徴とする電子機器。 - 前記第2枠部材は前記第2の筐体の外周形状に追従して変形し、前記第2の筐体を外周方向に回転可能に保持することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
- 前記第1枠部材と前記第2枠部材との接続部は、弾性材からなることを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器。
- 前記連結部材は弾性材を一体成形することにより形成されることを特徴とする請求項3に記載の電子機器。
- 前記第1枠部材と前記第2枠部材との間には前記第1の筐体と前記第2の筐体とを重ね合わせるように回転可能に接続するヒンジが設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器。
- 筐体と、
前記筐体の外周部に設けられた枠部材とを備え、
前記枠部材は前記筐体の外周形状に追従して変形し、前記筐体を外周方向に回転可能に保持することを特徴とする電子機器。 - 前記枠部材には表示部を形成し、
前記筐体はタッチパネル式の操作部と、
前記筐体の回転を検出する回転検出機構と、
前記回転検出機構の検出信号により前記操作部に表示される画像を回転させる制御を行う制御回路とをさらに備えることを特徴とする請求項6に記載の電子機器。 - 前記第1の筐体及び前記第2の筐体の一方に表示部、他方に操作部が設けられることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の電子機器。
- 第1の筐体と、
前記第1の筐体の外周部に沿って移動可能に設けられた第2の筐体と、
前記第1の筐体及び前記第2の筐体の外側に設けられた枠部材と、を備え、
前記枠部材は前記第1の電子機器及び前記第2の電子機器を互いに移動可能に保持することを特徴とする電子機器。 - 前記筐体の外周部と前記枠部材との間に摩擦を低減する回転補助部材が設けられていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の電子機器。
- 前記筐体の外周部の前記枠部材との対向面、及び前記枠部材の前記筐体の外周部との対向面の一方には他方の移動に追従して回転する車輪またはボールが設けられていることを特徴とする請求項10に記載の電子機器。
- 前記筐体の外周部の前記枠部材との対向面、及び前記枠部材の前記筐体の外周部との対向面の一方には他方の移動に追従して移動するベルトが設けられていることを特徴とする請求項10に記載の電子機器。
- 前記第1の筐体と前記第2の筐体とを電気的に接続する接続線が設けられていることを特徴とする請求項2〜12のいずれか一項に記載の電子機器。
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