JP4918726B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、電子機器に関する。
携帯電話機等の携帯型の電子機器では、操作部を有する操作部筐体と、表示部を有する表示部筐体とがヒンジ機構で接続され、開閉可能とされたものがある。
また、操作部筐体と表示部筐体を開閉可能とするとともに、表示部筐体や操作部筐体を表示部や操作部の面方向に回転可能とする特殊なヒンジ機構を設けた電子機器もある(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−191632号公報
しかし、表示部筐体や操作部筐体を表示部や操作部の面方向に回転可能とするためには、特殊な構造のヒンジ機構が必要となり、製造コストが増大するという問題があった。
本発明の課題は、枠部材に対し筐体を簡単な構造で移動可能にすることで、機器の形状の変更を容易に行えるようにすることである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、電子機器であって、第1の筐体と、第2の筐体と、前記第1の筐体の外周部に設けられた第1枠部材及び前記第2の筐体の外周部に設けられた第2枠部材とを一体的に設けた連結部材とを備え、前記第1枠部材は前記第1の筐体の外周形状に追従して変形し、前記第1の筐体を外周方向に回転可能に保持することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電子機器であって、前記第2枠部材は前記第2の筐体の外周形状に追従して変形し、前記第2の筐体を外周方向に回転可能に保持することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の電子機器であって、前記第1枠部材と前記第2枠部材との接続部は、弾性材からなることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の電子機器であって、前記連結部材は弾性材を一体成形することにより形成されることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1または2に記載の電子機器であって、前記第1枠部材と前記第2枠部材との間には前記第1の筐体と前記第2の筐体とを重ね合わせるように回転可能に接続するヒンジが設けられていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、電子機器であって、筐体と、前記筐体の外周部に設けられた枠部材とを備え、前記枠部材は前記筐体の外周形状に追従して変形し、前記筐体を外周方向に回転可能に保持することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の電子機器であって、前記枠部材には表示部を形成し、前記筐体はタッチパネル式の操作部と、前記筐体の回転を検出する回転検出機構と、前記回転検出機構の検出信号により前記操作部に表示される画像を回転させる制御を行う制御回路とをさらに備えることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の電子機器であって、前記第1の筐体及び前記第2の筐体の一方に表示部、他方に操作部が設けられることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、電子機器であって、第1の筐体と、前記第1の筐体の外周部に沿って移動可能に設けられた第2の筐体と、前記第1の筐体及び前記第2の筐体の外側に設けられた枠部材と、を備え、前記枠部材は前記第1の筐体及び前記第2の筐体を互いに移動可能に保持することを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項1〜9のいずれか一項に記載の電子機器であって、前記筐体の外周部と前記枠部材との間に摩擦を低減する回転補助部材が設けられていることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の電子機器であって、前記筐体の外周部の前記枠部材との対向面、及び前記枠部材の前記筐体の外周部との対向面の一方には他方の移動に追従して回転する車輪またはボールが設けられていることを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、請求項10に記載の電子機器であって、前記筐体の外周部の前記枠部材との対向面、及び前記枠部材の前記筐体の外周部との対向面の一方には他方の移動に追従して移動するベルトが設けられていることを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、請求項2〜12のいずれか一項に記載の電子機器であって、前記第1の筐体と前記第2の筐体とを電気的に接続する接続線が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、枠部材に対し筐体を簡単な構造で移動可能にすることができ、機器の形状の変更を容易に行うことができる。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
〔第1実施形態〕
本発明に係る電子機器の第1実施形態として、図1(a)は携帯電話機1Aを示す正面図であり、図1(b)は携帯電話機1Aを示す側面図であり、図2は携帯電話機1Aの分解斜視図である。携帯電話機1Aは、表示部筐体10と、操作部筐体30と、連結部材50Aと、等から概略構成される。
表示部筐体10は楕円板形状であり、前側面に表示部11が設けられている。表示部筐体10は、連結部材50Aの第1枠部材60の内部に嵌めこまれる。
操作部筐体30は楕円板形状であり、前側面に操作部31が設けられている。操作部筐体30は、連結部材50Aの第2枠部材70の内部に嵌めこまれる。
表示部31に表示される内容に基づいて操作部31を操作することで携帯電話機1Aの操作が行われる。
連結部材50Aは、第1枠部材60と、第2枠部材70と、ヒンジ部80とからなる。連結部材50Aは熱可塑性樹脂やシリコンゴム等の弾性材料からなり、第1枠部材60、第2枠部材70、及びヒンジ部80が一体成形されている。第1枠部材60には表示部筐体10が収納される第1凹部61が形成されており、第2枠部材70には操作部筐体30が収納される第2凹部71が形成されている。第1凹部61と第2凹部71とはヒンジ部80に設けられた挿通孔81により通じている。
表示部筐体10及び操作部筐体30はそれぞれ第1凹部61内、第2凹部71内において外周方向に回転可能である。図3は表示部筐体10及び操作部筐体30の短軸方向を上下方向に一致させた位置まで回転させた状態における携帯電話機1Aの斜視図である。図1、図2に示すように長軸方向を上下方向に一致させた位置から、図3に示すように短軸方向を上下方向に一致させた位置まで回転させることができる。このとき、第1枠部材60及び第2枠部材70は表示部筐体10及び操作部筐体30の外周形状に追従するように変形する。
図4は図1(a)のIV−IV矢視断面図である。図4に示すように、第2枠部材70には、操作部筐体30の表面及び裏面の外周部と当接するボール72,72が、第2凹部71の内周に沿って間隔を空けて埋設されている。ボール72,72はその場で回転可能となるように第2枠部材70に固定されており、操作部筐体30が外周方向に移動するのに伴い、操作部筐体30に当接しながら回転する。このため、操作部筐体30と第2枠部材70との接触による摩擦を低減し、操作部筐体30を容易に回転させることができる。
図5は図1(a)のV−V矢視断面図である。図5に示すように、第1枠部材60には、表示部筐体10の表面及び裏面の外周部と当接するボール62,62が、第1凹部61の内周に沿って間隔を空けて埋設されている。ボール62,62はその場で回転可能となるように第1枠部材60に固定されており、表示部筐体10が外周方向に移動するのに伴い、表示部筐体10に当接しながら回転する。このため、表示部筐体10と第1枠部材60との接触による摩擦を低減し、表示部筐体10を容易に回転させることができる。
なお、ボール62,72の代わりに、車輪を用いてもよい。
表示部筐体10の外周面と第1枠部材60との間には、図5に示すように、同軸ケーブル90(接続線)が配置されている。同軸ケーブル90は表示部筐体10と操作部筐体30との間を接続し、両者間における情報伝達に用いられる。
図6、図7は携帯電話機1Aにおける同軸ケーブル90の配置を示す模式図である。なお、表示部筐体10、操作部筐体30、及び連結部材50Aは二点鎖線で示している。
同軸ケーブル90は、図6において、一端が表示部筐体10の上端部左側に接続されており、表示部筐体10の外周に沿って右回りに配置され、ヒンジ部80の挿通孔81に挿通されて他端が操作部筐体30の上端部左側に接続されている。図6の状態から表示部筐体10を90°右方向に回転させ、操作部筐体30を90°左方向に回転させると、同軸ケーブル90は表示部筐体10及び操作部筐体30とともに移動する。すなわち、表示部筐体10の外周部に沿って巻き取られていた同軸ケーブル90の一部が挿通孔81を通って操作部筐体30の外周部に沿って巻き取られ、図7に示す状態となる。
なお、同軸ケーブル90の長さには遊びがあるため、表示部筐体10の回転と操作部筐体30の回転とが完全に同調していない場合に同軸ケーブル90に作用する張力を抑えることができる。
図8は図1(b)のVIII−VIII矢視断面図である。図8に示すように、ヒンジ部80には、挿通孔81の左右の側壁に、塑性材82,82が埋め込まれている。塑性材82,82は力を加えて変形させたときに、変形したままの状態になる材料である。このため、ヒンジ部80を折り曲げて表示部筐体10と操作部筐体30とを重ね合わせた状態において、塑性材82,82が変形したままの状態になるため、表示部筐体10と操作部筐体30とを重ね合わせた状態を維持することができる。同様に、開いた状態を維持することができる。
図9はヒンジ部80を折り曲げて表示部筐体10と操作部筐体30とを重ね合わせた状態を示す断面図である。ヒンジ部80には複数の溝が形成されており、図9に示すようにヒンジ部80を折り曲げたときに溝の幅が変化するため、ヒンジ部80を容易に折り曲げることができる。
このように、本実施形態によれば、第1枠部材60及び第2枠部材70に対して表示部筐体10及び操作部筐体30を回転させることができ、また、第1枠部材60、第2枠部材70、及びヒンジ部80が一体成形されており、組立を簡易にすることができる。
以下、本発明の変形例についてさらに説明する。なお、上記実施形態と同様の構成については、同符号を付して説明を割愛する。
<変形例1>
図10は本発明の第1の変形例に係る携帯電話機1Bを示す斜視図である。なお、第1実施形態と同様の構成については、同符号を付して説明を割愛する。
本変形例においては、表示部筐体10の長軸方向の両端部に突起12,12が設けられているとともに、操作部筐体30の長軸方向の両端部に凹部32,32が設けられている。ヒンジ部80を折り曲げて表示部筐体10と操作部筐体30とを重ね合わせると、突起12,12と凹部32,32とが嵌合する。このため、携帯電話機1Bを閉じた状態で保持することができる。
本変形例においては、突起12に指を掛けることで容易に表示部筐体10を第1枠部材60に対して回転させることができる。同様に、凹部32に指を掛けることで容易に操作部筐体30を第2枠部材70に対して回転させることができる。
<変形例2>
図11は本発明の第2の変形例に係る連結部材50Bを示す斜視図である。本変形例においては、連結部材50Bには、第1凹部61及び第2凹部71の代わりに、底がない第1貫通孔63及び第2貫通孔73が設けられている。本変形例においては、第1貫通孔63には表示部筐体10が収納され、第2貫通孔73には操作部筐体30が収納される。このような形状の連結部材50Bを用いた場合には、表示部筐体10や操作部筐体30の前面及び背面を手で挟持して回転させることができる。
<変形例3>
図12は本発明の第3の変形例に係る携帯電話機1Cの部分断面図である。本変形例においては、第1枠部材60や第2枠部材70にボール62,72を設ける代わりに、表示部筐体10や操作部筐体30の外周部に沿って間隔を空けてボール13,33が設けられている。また、第1枠部材60及び第2枠部材70のボール13,33と対向する面には、表示部筐体10、操作部筐体30を回転させたときのボール13,33の軌跡に沿って、円弧状のプレート64,74が設けられている。プレート64,74は例えば熱硬化性樹脂等の硬質樹脂からなる。軟質樹脂からなる第1枠部材60や第2枠部材70がボール13,33に直接接触すると、ボール13,33の表面形状に追従して第1枠部材60や第2枠部材70が変形し、接触面積が増大してしまうが、プレート64,74をボール13,33に当接させることで接触面積の増大を抑えることができる。このため、表示部筐体10、操作部筐体30と第1枠部材60、第2枠部材70とが接触することによる摩擦を低減し、表示部筐体10や操作部筐体30を容易に回転させることができる。
<変形例4>
図13は本発明の第4の変形例に係る携帯電話機1Dの部分断面図であり、図14は携帯電話機1Dに用いられる表示部筐体10の正面図である。本変形例においては、ボール13,33の代わりに、表示部筐体10や操作部筐体30の外周部に沿って環状の溝14,34が形成されており、溝14,34内にチェーンベルト15,35が設けられている。また、第1枠部材60及び第2枠部材70にはチェーンベルト15,35と対向する位置に環状の溝65,75が設けられている。
チェーンベルト15,35は溝65,75の底部と当接した状態で溝14,34に沿って移動する。このため、表示部筐体10、操作部筐体30と第1枠部材60、第2枠部材70とが接触することによる摩擦を低減し、表示部筐体10や操作部筐体30を容易に回転させることができる。
<変形例5>
図15、図16は本発明の第5の変形例に係る携帯電話機1Eの部分断面図である。本変形例において、連結部材50Eには、第1枠部材60、第2枠部材70の外周部に沿って挿通孔66,76が設けられている。挿通孔66,76はヒンジ部80の挿通孔81に通じており、挿通孔66,76及び挿通孔81に同軸ケーブル90が挿通される。また、挿通孔66,76と第1凹部61、第2凹部71との間には、同軸ケーブル90の太さよりも幅広の溝67,77が周方向に設けられている。同軸ケーブル90の両端部においては、図16に示すように、同軸ケーブル90の両端部は溝67,77より引き出され、表示部筐体10及び操作部筐体30に設けられた引き出し口16,36より内部に挿入され、表示部筐体10及び操作部筐体30の内部回路(図示せず)に接続されている。
本変形例においては、第1枠部材60、第2枠部材70の外周部に沿って設けられた挿通孔66,76に同軸ケーブル90が挿通されるため、表示部筐体10及び操作部筐体30を回転させるときに生じる同軸ケーブル90と第1凹部61、第2凹部71の内周面との摩擦を低減することができる。また、挿通孔66,76と第1凹部61、第2凹部71との間に溝67,77が設けられているので、表示部筐体10及び操作部筐体30に設けられた引き出し16,36の位置によらず、挿通孔66,76から同軸ケーブル90を引き出すことができる。
<変形例6>
図17、図18は本発明の第6の変形例に係る携帯電話機1Fにおける同軸ケーブル90の配置を示す模式図であり、図17は表示部筐体10及び操作部筐体30の長軸方向を上下方向に一致させた位置、図18は表示部筐体10及び操作部筐体30短軸方向を上下方向に一致させた位置を示す図である。本変形例においては、表示部筐体10及び操作部筐体30の内部に同軸ケーブル90の巻き取り機構17,37が設けられている。
本変形例においては、表示部筐体10、操作部筐体30の長軸方向の一端部に同軸ケーブル90の引き出し口16,36が設けられており、図17においては表示部筐体10の下端部及び操作部筐体の上端部に引き出し口16,36が設けられている。
図17の位置から、表示部筐体10を90°左方向に回転させ、操作部筐体30を90°左方向に回転させると、図18に示すように、同軸ケーブル90は表示部筐体10及び操作部筐体30の巻き取り機構17,37から引き出され、ヒンジ部80の挿通孔81から引き出し口16,36まで表示部筐体10、操作部筐体30の外周に沿って配置される。
なお、本変形例においては、表示部筐体10及び操作部筐体30の巻き取り機構17,37から同軸ケーブル90が引き出されるため、表示部筐体10、操作部筐体30を連動回転させる必要はない。このため、表示部筐体10及び操作部筐体30の一方のみを左右いずれかの方向に回転させることや、それぞれを反対方向に回転させることも可能である。
<変形例7>
図19は本発明の第6の変形例に係る携帯電話機1Gに用いるフレキシブルプリント基板91(接続線)を示す斜視図である。フレキシブルプリント基板91は表示部筐体10と操作部筐体30との間を接続し、両者間における情報伝達に用いられる。フレキシブルプリント基板91は、第1枠部材60、第2枠部材70の外周部に沿って配置され表示部筐体10、操作部筐体30と接続される接続部92,93が両端部に設けられている。また、フレキシブルプリント基板91の中央部には、コイル状に巻かれ、ヒンジ部80に配置され回転動作時の長さ調節や開閉動作時の巻き調節を行うコイル部94が設けられている。
図20は携帯電話機1Gの部分断面図である。フレキシブルプリント基板91は、図20に示すように、表示部筐体10の外周面と第1枠部材60との間、操作部筐体30と第2枠部材70との間に配置される。
<変形例8>
図21は本発明の第8の変形例に係る携帯電話機1Hの部分断面図である。本変形例においては、第5の変形例と同様に、連結部材50Hに挿通孔66,76が設けられ、挿通孔66,76内に第7の変形例と同様のフレキシブルプリント基板91が挿通されている。
また、挿通孔66,76と第1凹部61、第2凹部71との間には、フレキシブルプリント基板91の幅よりも幅広の溝67,77が周方向に設けられている。図21には図示しないが、フレキシブルプリント基板91の両端部は溝67,77より引き出され、表示部筐体10及び操作部筐体30に接続されている。
本変形例においては、第1枠部材60、第2枠部材70の外周部に沿って設けられた挿通孔66,76にフレキシブルプリント基板91が挿通されるため、表示部筐体10及び操作部筐体30を回転させるときに生じるフレキシブルプリント基板91と第1凹部61、第2凹部71の内周面との摩擦を低減することができる。また、挿通孔66,76と第1凹部61、第2凹部71との間に溝67,77が設けられているので、表示部筐体10及び操作部筐体30の位置によらず、挿通孔66,76からフレキシブルプリント基板91を引き出すことができる。
〔第2実施形態〕
次に、本発明に係る電子機器の第2実施形態として、携帯電話機101について説明する。図22は携帯電話機101を示す斜視図であり、図23は携帯電話機101の分解斜視図である。本実施形態においては、1つの楕円板形状の筐体110に表示部111及び操作部131が設けられている。
筐体110は単一の枠部材160に設けられた凹部161内に収容されている。枠部材160は熱可塑性樹脂やシリコンゴム等の弾性材料からなり、筐体110の外周形状に追従するように変形する。
本実施形態においても、第1実施形態と同様に、枠部材160に対して筐体110を回転させることができ、枠部材160に設けられた星印の位置を正面から見て上下左右どの位置にも変更することができる。
〔第3実施形態〕
次に、本発明に係る電子機器の第3実施形態として、携帯電話機201Aについて説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については、下2桁に同符号を付して説明を割愛する。
図24〜図26は携帯電話機201Aを示す斜視図であり、図24は表示部筐体210と操作部筐体230とを重ね合わせて閉じた状態、図25は開いた状態、図26は表示部筐体210のみを90°回転させた状態を示す斜視図である。
本実施形態においては、表示部筐体210及び操作部筐体230が四隅に丸みをつけた略矩形状に形成されている。また、連結部材250は、第1枠部材260と、第2枠部材270と、ヒンジ部材280とからなる。第1枠部材260及び第2枠部材270は熱可塑性樹脂やシリコンゴム等の弾性材料からなり、第1枠部材260には表示部筐体210が収納される第1凹部261が形成され、第2枠部材270には操作部筐体230が収納される第2凹部271が形成されている。本実施形態においても、第1実施形態と同様に、表示部筐体210は第1枠部材260に対して周方向に回転可能に保持され、操作部筐体230は第2枠部材270に対して周方向に回転可能に保持される。
ヒンジ部材280は第1枠部材260及び第2枠部材270とともにモールド成型され、表示部筐体210が保持される第1枠部材260と、操作部筐体230が保持される第2枠部材270とを開閉可能とする。
本実施形態においては、ヒンジ部材280が第1枠部材260及び第2枠部材270とともにモールド成型されているため、塑性材がなくても表示部筐体210と操作部筐体230とを重ね合わせた状態、開いた状態を維持することができる。
<変形例9>
図27、図28は本発明の第9の変形例に係る携帯電話機201Bを示す斜視図である。本変形例においては、第1枠部材260の背面に貫通孔263が設けられており、貫通孔263から表示部筐体210の背面に設けられた第2表示部218が視認可能とされている。なお、図28において、第2表示部218は貫通孔263に対して、図27の位置と比較して90°回転している。
本変形例においても、表示部筐体210、操作部筐体230を第1枠部材260、第2枠部材270に対して回転させることができる。
〔第4実施形態〕
次に、本発明に係る電子機器の第4実施形態として、携帯電話機301について説明する。
図29は携帯電話機301の正面図である。図29に示すように、携帯電話機301は、表示装置310と、操作部筐体330と、表示装置310及び操作部筐体330を保持する枠部材350とを備える。表示装置310は例えば液晶ディスプレイ等であり、枠部材350と一体に形成されている。
操作部筐体330は円板状であり、前面に操作部331が設けられている。操作部筐体330は枠部材350に設けられた円形の凹部351に収納されており、凹部351に対して周方向に回転させることができる。なお、操作部筐体330の外周部には、回転角度を検出する図示しない回転検出機構が設けられている。
操作部331は例えばタッチパネル等であり、操作部筐体330に内蔵された図示しない制御回路により、例えば数字等、携帯電話機301の操作の用に供される画像が表示される表示部332を備える。制御回路は回転検出機構より回転を検出した検出信号が入力されると、回転角度に応じて操作部331に表示される画像を回転させる制御を行う。
図30は操作部筐体330を凹部351に対して90°回転させた状態の携帯電話機301を示す正面図である。操作部筐体330を凹部351に対して90°回転させたことを図示しない回転検出機構が検出すると、図示しない制御回路が表示部332に表示される画像の表示を回転させ、図30に示すように、操作部331を正面から見たときに携帯電話機301の操作の用に供される画像が視認可能となるように表示される。このため、操作部筐体330を90°回転させたときの操作部331の視認性を向上させることができる。
〔第5実施形態〕
次に、本発明に係る電子機器の第5実施形態として、携帯電話機401について説明する。
図31、図32は携帯電話機401を示す正面図である。図31に示すように、携帯電話機401は、表示部筐体410と、操作部筐体430と、枠部材450とを備える。表示部筐体410は円板状であり、前面に液晶ディスプレイ等の表示部411を備える。操作部筐体430は円板状であり、前面に操作部431が設けられている。
枠部材450は前面に凹部451を有し、凹部451内には表示部筐体410及び操作部筐体430が収納されている。枠部材450は熱可塑性樹脂やシリコンゴム等の弾性材料からなり、凹部451内に表示部筐体410及び操作部筐体430が収納された状態では、表示部筐体410及び操作部筐体430が外周部で当接するように張力が作用する。
凹部451内において、表示部筐体410は操作部筐体430の外周部に沿って回転移動可能であり、同様に、操作部筐体430は表示部筐体410の外周部に沿って回転移動可能である。このため、図31に示すように表示部筐体410と操作部筐体430とが上下に配置された状態から、図32に示すように表示部筐体410と操作部筐体430とが左右に配置された状態にすることができる。また、図31及び図32における表示部筐体410と操作部筐体430との位置を逆にすることも可能である。
図33は図32のXXXIII−XXXIII矢視断面図である。図33に示すように、また、表示部筐体410の外周部には溝412が周方向に形成されており、操作部筐体430の外周部には溝412と係合する凸部432が周方向に形成されている。このため、表示部筐体410及び操作部筐体430を凹部451内で回転させても、枠部材450の張力により表示部筐体410及び操作部筐体430が凹部451から飛び出すことはない。
(a)は本発明の第1実施形態に係る携帯電話機1Aを示す正面図であり、(b)は携帯電話機1Aを示す側面図である。 携帯電話機1Aの分解斜視図である。 表示部筐体10及び操作部筐体30の短軸方向を上下方向に一致させた位置まで回転させた状態における携帯電話機1Aの斜視図である。 図1(a)のIV−IV矢視断面図である。 図1(a)のV−V矢視断面図である。 携帯電話機1Aにおける同軸ケーブル90の配置を示す模式図である。 携帯電話機1Aにおける同軸ケーブル90の配置を示す模式図である。 図1(b)のVIII−VIII矢視断面図である。 ヒンジ部80を折り曲げて表示部筐体10と操作部筐体30とを重ね合わせた状態を示す断面図である。 本発明の第1の変形例に係る携帯電話機1Bを示す斜視図である。 本発明の第2の変形例に係る連結部材50Bを示す斜視図である。 本発明の第3の変形例に係る携帯電話機1Cの部分断面図である。 本発明の第4の変形例に係る携帯電話機1Dの部分断面図である。 携帯電話機1Dに用いられる表示部筐体10の正面図である。 本発明の第5の変形例に係る携帯電話機1Eの部分断面図である。 本発明の第5の変形例に係る携帯電話機1Eの部分断面図である。 本発明の第6の変形例に係る携帯電話機1Fにおける同軸ケーブル90の配置を示す模式図である。 本発明の第6の変形例に係る携帯電話機1Fにおける同軸ケーブル90の配置を示す模式図である。 本発明の第6の変形例に係る携帯電話機1Gに用いるフレキシブルプリント基板91を示す斜視図である。 携帯電話機1Gの部分断面図である。 本発明の第8の変形例に係る携帯電話機1Hの部分断面図である。 本発明の第2実施形態に係る携帯電話機101を示す斜視図である。 携帯電話機101の分解斜視図である。 本発明の第3実施形態に係る携帯電話機201Aの表示部筐体210と操作部筐体230とを重ね合わせて閉じた状態を示す斜視図である。 表示部筐体210と操作部筐体230とを開いた状態を示す携帯電話機201Aの斜視図である。 表示部筐体210のみを90°回転させた状態を示す携帯電話機201Aの斜視図である。 本発明の第9の変形例に係る携帯電話機201Bを示す斜視図である。 本発明の第9の変形例に係る携帯電話機201Bを示す斜視図である。 本発明の第4実施形態に係る携帯電話機301の正面図である。 本発明の第4実施形態に係る携帯電話機301の正面図である。 携帯電話機401を示す正面図である。 携帯電話機401を示す正面図である。 図32のXXXIII−XXXIII矢視断面図である。
符号の説明
1A,1B,1C,1D,1E,1F,1G,1H,101,201A,201B,301,401 携帯電話機
10,210,410 表示部筐体
11,111,332,411 表示部
13,33 ボール
15,35 チェーンベルト
30,230,330,430 操作部筐体
31,131,231,331,431 操作部
50A,50B,250 連結部材
60,70,160,260,270,350,450 枠部材
61,71,161,261,271,351,451 凹部
62,72 ボール
64,74 プレート
80,280 ヒンジ部
90 同軸ケーブル
91 フレキシブルプリント基板
110 筐体
310 表示装置

Claims (13)

  1. 第1の筐体と、
    第2の筐体と、
    前記第1の筐体の外周部に設けられた第1枠部材及び前記第2の筐体の外周部に設けられた第2枠部材とを一体的に設けた連結部材とを備え、
    前記第1枠部材は前記第1の筐体の外周形状に追従して変形し、前記第1の筐体を外周方向に回転可能に保持することを特徴とする電子機器。
  2. 前記第2枠部材は前記第2の筐体の外周形状に追従して変形し、前記第2の筐体を外周方向に回転可能に保持することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記第1枠部材と前記第2枠部材との接続部は、弾性材からなることを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器。
  4. 前記連結部材は弾性材を一体成形することにより形成されることを特徴とする請求項3に記載の電子機器。
  5. 前記第1枠部材と前記第2枠部材との間には前記第1の筐体と前記第2の筐体とを重ね合わせるように回転可能に接続するヒンジが設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器。
  6. 筐体と、
    前記筐体の外周部に設けられた枠部材とを備え、
    前記枠部材は前記筐体の外周形状に追従して変形し、前記筐体を外周方向に回転可能に保持することを特徴とする電子機器。
  7. 前記枠部材には表示部を形成し、
    前記筐体はタッチパネル式の操作部と、
    前記筐体の回転を検出する回転検出機構と、
    前記回転検出機構の検出信号により前記操作部に表示される画像を回転させる制御を行う制御回路とをさらに備えることを特徴とする請求項6に記載の電子機器。
  8. 前記第1の筐体及び前記第2の筐体の一方に表示部、他方に操作部が設けられることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の電子機器。
  9. 第1の筐体と、
    前記第1の筐体の外周部に沿って移動可能に設けられた第2の筐体と、
    前記第1の筐体及び前記第2の筐体の外側に設けられた枠部材と、を備え、
    前記枠部材は前記第1の電子機器及び前記第2の電子機器を互いに移動可能に保持することを特徴とする電子機器。
  10. 前記筐体の外周部と前記枠部材との間に摩擦を低減する回転補助部材が設けられていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の電子機器。
  11. 前記筐体の外周部の前記枠部材との対向面、及び前記枠部材の前記筐体の外周部との対向面の一方には他方の移動に追従して回転する車輪またはボールが設けられていることを特徴とする請求項10に記載の電子機器。
  12. 前記筐体の外周部の前記枠部材との対向面、及び前記枠部材の前記筐体の外周部との対向面の一方には他方の移動に追従して移動するベルトが設けられていることを特徴とする請求項10に記載の電子機器。
  13. 前記第1の筐体と前記第2の筐体とを電気的に接続する接続線が設けられていることを特徴とする請求項2〜12のいずれか一項に記載の電子機器。
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