JP4917763B2 - マスク並びに耳掛けシートおよびマスクの製造方法 - Google Patents

マスク並びに耳掛けシートおよびマスクの製造方法 Download PDF

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Description

この発明は、口元を覆うマスク本体の両側に耳掛けシートが接合されたマスク並びに耳掛けシートおよびマスクの製造方法に関する。
従来から、マスク本体の両側にゴムひもを環状に取付けた耳掛けを備えたマスクが広く利用されている。しかしながら、この種のマスクは、ゴムひもの強度を確保するため、ある程度太さのあるものが用いられており、マスク本体を顔に押し当てる際の収縮力が強いものであった。このため、ゴムひもからなる耳掛けを備えたマスクを長時間に亘って着用すると、耳が痛くなり易かった。
そこで、伸縮性のシートに耳に通される開口が形成された耳掛けシートを有するマスクが提案されている(特許文献1)。
特開平7−275384号公報(段落番号[0005]から[0009]参照)
しかしながら、特許文献1のような耳掛けシートでは、マスク本体の口元への十分な押し付けを得られるようにその収縮力を予め設定しておく必要がある。ところが、特許文献1の耳掛けシートは、シート自体の収縮力を調整することでその収縮力を設定することが可能だが、この場合、開口周囲の収縮力が不必要に強くなり易い。
そこで、この発明の課題は、マスクの耳掛けシートの収縮力を適宜に調整し易くすること、並びに、そのマスクを得るのに好適な耳掛けシートおよびマスクの製造方法を提供することにある。
上記の課題を達成するため、この発明は、口元を覆うマスク本体と、このマスク本体の両側に接合された耳掛けシートとを備え、前記耳掛けシートが、耳に通される開口を有するシートから形成されているマスクにおいて、前記シートの一部に弾性体が添え付けられていることを特徴とする。
前記耳掛けが、前記シートの一部に弾性体が添え付けられている構成によれば、シートと弾性体とが一体となって強度を発揮するようになる。これにより、シートで耳掛けシートとしての強度を担保し、その一部に添え付ける弾性体の太さ、幅、種類、収縮力、配置などを自在に設定することが可能になる。このため、耳掛けシートの収縮力を局所的に設定することができる。したがって、この構成によれば、耳掛けシートの収縮力を適宜に調整することが容易になる。
具体的には、上記構成において、前記マスク本体から前記耳掛けシートへ向う方向を後方向としたとき、前記弾性体が、少なくとも前記開口の後方を迂回するように通されている構成を採用することができる。この構成によれば、耳掛けシートと耳のフィット感、マスク本体の押し付け具合を、前記開口の後方を迂回する弾性体により設定することが可能になる。このため、耳掛けシート全体としての収縮力が不要に高まることが防止される。
なお、上記構成において、弾性体は、一連で、または断続的に配設されていてもよく、また、複数の弾性体がシートに添え付けられていてもよい。さらに、弾性体には、一部材からなるもの、または集合体からなるもののいずれを用いてもよい。好ましくは、弾性体には、幅を有する一部材、または糸ゴムのような線状部材の集合体からなるものを用いるとよい。ゴムひもの場合と比して、弾性体の収縮力は耳の付け根に集中し難くなる。
上記構成において、前記シートが伸縮性を有し、前記弾性体と前記シートとが非伸張状態で一体化されている構成を採用すれば、耳掛けシートの全体的な収縮力をシートで設定することにより、弾性体の添え付けを最小限にすることができる。また、未使用の状態で、耳掛けシートに収縮力が生じることがなくなり、耳掛けシートに皺くちゃにならない。このため、製品の外観がよくなり、製品包装も容易になる。なお、この構成において、シートと弾性体は、耳掛けシートを耳に掛ける際に伸長するように設けられる。
上記構成においては、耳掛けシートを複数のシートから形成することもできる。例えば、前記耳掛けシートを地肌に接する裏側シートとこの裏側シートに重なり合う表側シートとから構成し、両シートの間に前記弾性体を挟み込むこともできる。この構成によれば、外観上、弾性体を隠すことができると共に、裏側シートに肌あたりの優しいものを用いることができ、また、裏側シートと表側シートの両方で耳掛けシート全体の収縮力を設定することも可能になる。
また、上記構成の耳掛けシートの製造には、長尺のシートに弾性体を長さ方向に進行する波状に添え付ける第1工程と、前記第1工程よりも後に、前記シートを前記弾性体に沿って波状に切り分けることにより、前記耳掛けシートの外形状部が前記シートの一側端を前記マスク本体への接合端として複数連続し、かつ各外形状部が少なくとも前記弾性体の山部を含む第1耳掛けグループと、前記耳掛けシートの外形状部が前記シートの他側端を前記マスク本体への接合端として複数連続し、かつ各外形状部が少なくとも前記弾性体の谷部を含む第2耳掛けグループとを形成する第2工程とを含むことを特徴とする方法が好適である。
上記構成の耳掛けシートの製造方法によれば、一シートから、一対の耳掛けシートの外形状部が共取りされつつ、連続形成され、かつ各外形状部の一部に弾性体を同一配置で添え付けられる。このため、シートと弾性体の素材に無駄が生じ難くい。また、弾性体の添え付け、およびシートの切り分けは、波線軌跡となるので、連続的かつ同一モーションの繰り返しで行うことが可能になる。
したがって、上記構成の耳掛けシートの製造方法によれば、上記構成の耳掛けシートを効率よく製造することができる。
なお、前記シートのうち弾性体と接合端の間の部分に開口を形成すれば、マスク本体から耳掛けシートへ向う方向を後方向としたとき、弾性体が、少なくとも前記開口の後方を迂回するように通されている耳掛けシートを得ることができる。
前記第1工程において、前記シートに伸縮性を有するものを用い、前記弾性体と前記シートを共に非伸長状態で一体化する構成を採用すれば、得られる第1耳掛けグループと第2耳掛けグループが自然長を維持するので、その後の工程を容易に施すことができる。
また、この構成を採用すれば、前記弾性体と前記シートとが非伸張状態で一体化されているマスクが得られる。
前記第1工程において、前記シートを2枚のシートから構成し、前記弾性体を両シート間に挟む込む構成を採用すれば、上記裏側シートと上記表側シートとの間に弾性体を挟み込んだ耳掛けシートを製造することができる。
前記第1工程において、前記弾性体を正弦波状に一連で添え付け、前記第2工程において、前記弾性体の変極点が、前記シートの切り分け線の振幅中心上に位置する構成を採用すれば、弾性体の添え付け、およびシートの切り分けの基準位置が、シートの長さ方向において同一線上に揃う。このため、両工程が単純化されると共に、上記開口の形成位置を前記同一直線を中心としてシートの長さ方向に一定間隔で確保することができる。したがって、この構成によれば、耳掛けシートをより効率よく製造することができる。
前記第1工程において、前記弾性体に添え付け幅をもたせ、前記第2工程において、前記シートを、前記添え付け幅の中程を通して切り分ける構成を採用すれば、上記第1耳掛けグループと第2耳掛けグループとに含める弾性体を同時に添え付けられるので、耳掛けシートをより効率よく製造することができる。なお、「添え付け幅をもたせ」とは、弾性体を一定幅にすること、または複数の弾性体を間隔をもって平行するように添え付けることの両方を含む意味である。
また、口元を覆うマスク本体の両側に上記構成の耳掛けシートが接合されたマスクを製造するには、上記構成の耳掛けシートの製造方法で得られた第1耳掛けグループおよび第2耳掛けグループの位置を互いの接合端が平行し、互いの外形状部が一対を構成するように入れ替えた後、前記第1耳掛けグループ、前記第2耳掛けグループを、複数の前記マスク本体を切り出される本体ベースの両側に接合する第3工程を含むことを特徴とする方法が好適である。
上記構成のマスクの製造方法によれば、上記シートから上記第1耳掛けグループと上記第2耳掛けグループを共取りしても、耳掛けシートの形成からマスク本体の形成までを一連の流れで行うことができる。
上記入れ替えの一例としては、第1耳掛けグループと第2耳掛けグループを、互いの位置が入れ替わるように立体交差するように走行させながら、本体ベースの両側に位置させる方法を採用することができる。
また、口元を覆うマスク本体の両側に上記構成の耳掛けシートが接合されたマスクを製造するには、上記構成の耳掛けシートの製造方法を施し、その第1工程と第2工程の間で、前記シートの両側に、複数の前記マスク本体を切り出される本体ベースの半体片を接合する第4工程と、前記第4工程よりも後に、前記第1耳掛けグループと前記半体片からなる第1複合体と、第2耳掛けグループと前記半体片からなる第2複合体とを重ね合わせ、両半体片同士を接合して前記本体ベースを形成する第5工程とを含むことを特徴とする方法が好適である。
上記構成のマスクの製造方法によれば、上記シートから上記第1耳掛けグループと上記第2耳掛けグループを共取りしても、耳掛けシートの形成からマスク本体の形成までを一連の流れで行うことができる。なお、この構成において、半体片同士の接合を円弧状に行うことにより、立体的なマスク本体を容易に形成することができる。
上述のように、上記構成のマスクは、前記シートの一部に弾性体が添え付けられている構成によれば、耳掛けシートの収縮力を適宜に調整し易くすることができる。
また、上記構成の耳掛けシートおよびマスクの製造方法によれば、耳掛けシートおよびマスクの製造を連続的に行うことができる。
以下、この発明の実施形態に係るマスクを図面に基づいて説明する。図1に示すマスク1は、口元を覆うマスク本体2とこのマスク本体2の両側に接合された耳掛けシート3R、3Lとを備えるものである。
マスク本体2は、その中心が円弧状で表側に膨らむ立体形状とされており、通気性、柔軟性を有するアウターシート4とインナーシート5の間にフィルタエレメント6を挟み込んだ状態で一体化された構造となっている。
具体的には、アウターシート4とインナーシート5には、樹脂性のウェブシートが用いられており、フィルタシート6には、極細の樹脂繊維からなる不織布シートが用いられているが、他のものでもよい。アウターシート4、インナーシート5およびフィルタエレメント6は、その外縁をS1およびS2の接合線、その中心をS3の接合線により接合されている。
マスク本体2の接合線S3を境界として、一方側2Rの側端には、接合線S1により、アウターシート4、インナーシート5およびフィルタエレメント6と共に耳掛けシート3Rが一体接合されており、同様に、他方側2Lの側端には、耳掛けシート3Lが一体接合されている。
各耳掛けシート3R、3Lは、表側シート7と、表側シート7の裏面の一部に添え付けられた弾性体8と、この弾性体8を表側シート7と共に挟み込むように貼り合わされた裏側シート9とから形成されており、共に同一構造とされている。
表側シート7と裏側シート9は、耳に通される開口Hを有する。
具体的には、弾性体8は、マスク本体2から耳掛けシート3R、3Lへ向う方向を後方向としたとき、少なくとも開口Hの後方を迂回するように通されている。各耳掛けシート3R、3Lのうち、マスク本体2からの突出部分の後側をW1、前側をW2としたとき、弾性体8は、後側W1の部分に通されており、その両端が後側W1と前側W2の境界上に設けられている。
弾性体8には、糸ゴムの集合体が用いられているが、これに限定されない。例えば、弾性体8は、一本の糸ゴムから構成すること、弾性シートまたは帯から構成すること、ホットメルトエラストマから形成することも可能である。勿論、複数の弾性体8を設けてもよい。
一方、表側シート7と裏側シート9には、伸縮性を有する織布、不織布などの繊維シート、伸縮性を有する樹脂フィルムを用いることができる。
弾性体8と表側シート7と裏側シート9は、非伸張状態で一体化されている。これにより、マスク1の使用状態では、表側シート7と裏側シート9が自然長から伸長し、これに伴い弾性体8が伸長する一方、マスク1の未使用状態では、弾性体8と表側シート7と裏側シート9が自然長まで収縮するようになっている。
以下、耳掛けシート3R、3Lおよびマスク1の製造方法の一実施形態を説明する。なお、必要に応じて図1の符号を引用する。
先ず、図2に示すように、連続的に送り方向(図中の矢線方向)に送られる長尺の第1シート11の一面に、弾性体12を長さ方向に進行する正弦波状に一連で添え付ける。この添え付け終了部分には、第2シート13が重ねられていき、第1シート11と第2シート13の間に弾性体12が挟み込まれる。
第1シート11と第2シート13には伸縮性のものを用い、第1シート11と第2シート13と弾性体12は非伸長状態で一体化される。なお、この一体化には、接着が採用されているが、ホットメルトでもよい。
図3に示すように、第1シート11と弾性体12と第2シート13とが一体化されたシート領域10において、その幅方向中心線CLが弾性体12の進行方向軸線となり、弾性体12のうち、この幅方向中心線CLよりもシート領域10の一端側が山部12a、12c、12eとなり、他端側が谷部12b、12dとなる(第1工程)。
なお、図3中の一点鎖線T1は、各耳掛けシート3R、3Lに形成される開口Hのトリミング線を示しており、耳掛けシート3R、3Lの外形状と切り分け線C、幅方向中心線CLとの関係が明確になるように描いたものである。以降、適宜他の図中にも一点鎖線T1を示す。
次に、シート領域10は、一点鎖線で描いた切り分け線Cにより送り方向下流側から切断される。切り分け線Cは、耳掛けシート3R、3Lの外形状が交互に向きを変えながら送り方向に連続する波状とされている。
具体的には、切り分け線Cは、シート領域10の両端10a、10bより耳掛けシート3R、3Lの接合代領域W3が形成され、両接合代領域W3、W3間が、前記W1+W2の長さとなるように設定されている。弾性体12の変極点P1、P2、P3・・・が切り分け線Cの振幅中心上に位置し、切り分け線Cの振動態様は、弾性体12の振動態様に対応している。
シート領域10は、上記切り分け線Cで切断されると、前記耳掛けシート3Rの外形状部がシート領域10の一側端10aを前記マスク本体2への接合端として複数連続し、かつ各外形状部が少なくとも前記弾性体12の山部12a、12c、12eを含む第1耳掛けグループ10Rと、耳掛けシート3Lの外形状部が前記シートの他側端10bを前記マスク本体2への接合端として複数連続し、かつ各外形状部が少なくとも前記弾性体12の谷部12b、12dを含む第2耳掛けグループ10Lとに形成され、山部12a、12c、12eおよび谷部12b、12dは、マスク1の弾性体8に形成される(第2工程)。
次に、図4に示すように、第1耳掛けグループ10Rと第2耳掛けグループ10Lは、互いの接合端(一端10a、他端10b)が平行し、互いの外形状部が一対を構成するように入れ替えられる。その後、第1耳掛けグループ10Rと第2耳掛けグループ10Lは、図5、図6に示すように、複数の前記マスク本体2を切り出される本体ベース20の両側に移送され、上記の状態のまま接合される。
本体ベース20は、連続的に送り方向に送られる長尺の表シート21の一面に、長尺のフィルタシート22を重ね、さらに長尺のフィルタシート22の一面に裏シート23を順次重ねた構造とされる。
フィルタシート22と裏シート23の間には、その一端側20aに第2耳掛けグループ10Lの他端10bが挟み込まれ、他端側20bに第1耳掛けグループ10Rの一端10aが挟み込まれる。この状態で、第1耳掛けグループ10R、第2耳掛けグループ10L、表シート21、フィルタシート22、裏シート23は接合線S1によりヒートシールされ、一体化される。これにより、本体ベース20の両側に第1耳掛けグループ10R、第2耳掛けグループ10Lが接合される(第3工程)。
また、表シート21、フィルタシート22、裏シート23は、第1耳掛けグループ10R、第2耳掛けグループ10Lの送り方向両端付近から接合線S2により八の字状にヒートシールされ、一体化される。このヒートシールは、上記接合線S1と同時または別にヒートシールされる。
次に、第1耳掛けグループ10R、第2耳掛けグループ10Lの各外形状部のうち、図3中に示すトリミング線T1により、弾性体12の山部12a、12c、12eおよび谷部12b、12dと接合端(10a、10b)の間の部分が順次切り抜かれ、図6に示すように、各外形状部に前記開口Hが形成される。これにより、耳掛けシート3R、3Lが完成する。
次に、図7に示すように、本体ベース20は、その幅中心に沿って2つ折りされ、この状態で、本体ベース20のS2間を円弧状で結ぶ接合線S3により本体ベース20がヒートシールされる。そして、図7中のトリミング線T2を順次切り抜くことにより斜線領域が落とされ、マスク本体2が切り出される。このとき、表シート21は、マスク1のアウターシート4に形成され、フィルタシート22はフィルタエレメント6に形成され、裏シート23はインナーシート5に形成される。これにより、マスク1が完成する。
なお、トリミング線T1、およびトリミング線T2の切り抜きは同時に行うこともでき、その実施時期は、第3工程時に限定されない。
以下、上記マスク1の製造方法の別の実施形態を図8から図11に基づいて説明する。なお、以下、上記一実施形態との相違点のみを説明し、上記一実施形態と同一に考えられる構成は、説明を省略し、特に必要がある場合には同一の符号を付す。
この実施形態では、図8、図9に示すように、上記第1工程において、2条の弾性体12Rと弾性体12Lが、間隔をもって平行する波状に添え付けられる。一方の弾性体12Rは、シート領域10の幅方向において一端10a側に偏り、他方の弾性体12Lは、シート領域10の他端10b側に偏っており、両弾性体12R、12L間の添え付け幅W4は、上記切り分け線Cが中程を通るように設定される。
上記第1工程と上記第2工程の間で、シート領域10の一端10a側と他端10b側に、上記本体ベース20の半体片31、32の一端31a、32aが重ねられ、上記接合線S1に相当する位置でヒートシールにより接合される。なお、半体片31、32は、上記本体ベース20の幅を半分にされたものである。
図10、図11に示すように、上記第2工程が施され、シート領域10の部分が、切り分け線Cで切り分けられる。これにより、第1耳掛けグループ10Rと半体片31からなる第1複合体30Rと、第2耳掛けグループ10Lと半体片32からなる第2複合体30Lとが一対形成される(第4工程)。
次に、第1複合体30Rと第2複合体30Lは、上記入れ替え後に、半体片31、32の他端31b、32bが一致するように重ね合わされ、両半体片31、32同士が上記接合線S3に相当する位置で接合される。これにより、上記本体ベース20に相当する本体ベース40が形成される。なお、この実施形態では、上記接合線S2に相当するヒートシールが省略されているが、これを実施してもよい(第5工程)。
最後に、上記トリミング線T1、トリミング線T2による切り抜きが実施され、マスク1が完成する。
この実施形態では、上記切り分け線Cが弾性体12R、12L間の中程を通るように設定されるため、第1耳掛けグループ10Rの各外形状部は、弾性体12Rの山部と谷部の一部を含み、第2耳掛けグループ10Lの各外形状部は、弾性体12Lの山部と谷部の一部を含むようになる。このため、得られる耳掛けシート3R、3Lの収縮力が幾分強められる。
実施形態に係るマスクの一部を切欠いた状態で示した全体斜視図 一実施形態に係るマスクの製造方法の第1工程を示した工程概念図 一実施形態に係るマスクの製造方法の第2工程における切り分け態様を示した工程概念図 一実施形態に係るマスクの製造方法の第3工程において、第1耳掛けグループと第2耳掛けグループを入れ替えた様子を示した工程概念図 一実施形態に係るマスクの製造方法の第3工程において、本体ベースを形成する様子を示した工程概念図 一実施形態に係るマスクの製造方法の第3工程において、本体ベースに第1耳掛けグループおよび第2耳掛けグループを接合する様子を示した工程概念図 一実施形態に係るマスクの製造方法において、本体ベースからマスク本体を切り出す様子を示した工程概念図 別の実施形態に係るマスクの製造方法の第4工程を示した工程概念図 図8のX−X線の断面構造の概念図 別の実施形態に係るマスクの製造方法において、第2工程を施し、第1複合体と第2複合体の位置を入れ替えた様子を示す工程概念図 別の実施形態に係るマスクの製造方法の第5工程を示した工程概念図
符号の説明
1 マスク
2 マスク本体
3R、3L 耳掛けシート
7 表側シート
8 弾性体
9 裏側シート
10 シート領域
10R 第1耳掛けグループ
10L 第2耳掛けグループ
11 第1シート
12、12R、12L 弾性体
12a、c、e 山部
12b、d 谷部
13 第2シート
20、40 本体ベース
31、32 半体片
30R 第1複合体
30L 第2複合体

Claims (6)

  1. 口元を覆うマスク本体の両側に接合される耳掛けシートの製造方法において、
    長尺のシートに弾性体を長さ方向に進行する波状に添え付ける第1工程と、
    前記第1工程よりも後に、前記シートを前記弾性体に沿って波状に切り分けることにより、前記耳掛けシートの外形状部が前記シートの一側端を前記マスク本体への接合端として複数連続し、かつ各外形状部が少なくとも前記弾性体の山部を含む第1耳掛けグループと、前記耳掛けシートの外形状部が前記シートの他側端を前記マスク本体への接合端として複数連続し、かつ各外形状部が少なくとも前記弾性体の谷部を含む第2耳掛けグループとを形成する第2工程とを含むことを特徴とする耳掛けシートの製造方法。
  2. 前記第1工程において、前記シートに伸縮性を有するものを用い、前記弾性体と前記シートを共に非伸長状態で一体化することを特徴とする請求項1に記載の耳掛けシートの製造方法。
  3. 前記第1工程において、前記シートを2枚のシートから構成し、前記弾性体を両シート間に挟む込むことを特徴とする請求項1または2に記載の耳掛けシートの製造方法。
  4. 前記第1工程において、前記弾性体を正弦波状に一連で添え付け、
    前記第2工程において、前記弾性体の変極点が、前記シートの切り分け線の振幅中心上に位置することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の耳掛けシートの製造方法。
  5. 口元を覆うマスク本体の両側に耳掛けシートが接合されたマスクの製造方法において、
    請求項1からのいずれかに記載の耳掛けシートの製造方法で得られた第1耳掛けグループおよび第2耳掛けグループの位置を互いの接合端が平行し、互いの外形状部が一対を構成するように入れ替えた後、前記第1耳掛けグループ、前記第2耳掛けグループを、複数の前記マスク本体を切り出される本体ベースの両側に接合する第3工程を含むことを特徴とするマスクの製造方法。
  6. 口元を覆うマスク本体の両側に耳掛けシートが接合されたマスクの製造方法において、
    請求項1からのいずれかに記載の耳掛けシートの製造方法を施し、その第1工程と第2工程の間で、前記シートの両側に、複数の前記マスク本体を切り出される本体ベースの半体片を接合する第4工程と、
    前記第4工程よりも後に、前記第1耳掛けグループと前記半体片からなる第1複合体と、第2耳掛けグループと前記半体片からなる第2複合体とを重ね合わせ、両半体片同士を接合して前記本体ベースを形成する第5工程とを含むことを特徴とするマスクの製造方法。
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