JP4917370B2 - 電気機器収納用箱体 - Google Patents
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Description
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、ケース本体に、横断面が半円形となるように切り欠かれた軸を突設する一方、扉体に、突部を有するヒンジ孔を設けてなることを特徴とする。
また、扉体の回動動作を制限するための別途ストッパ部材を設置・利用するわけではないため、部品点数の増加やストッパ部材の紛失等といった問題が生じないし、扉体やケース本体にストッパ部材を設置するための設置スペース等を設ける必要がなく、凹凸の少ない美観に優れた電気機器収納用箱体を提供することができる。
さらに、ケース本体に、窓からの内部の視認を遮る閉塞位置と、窓からの内部の視認を許容する開放位置とに操作可能な扉体を備えているため、扉体を閉塞位置とすることにより、窓からの電気機器の視認を遮ることができる。つまり、たとえば電気機器のメータ等を視認するためには、扉体を開放位置へ操作する必要がある。したがって、従来ではメータ等の動きによって在宅の有無が判断されてしまうといった問題が生じていたが、本発明に係る電気機器収納用箱体によれば、メータ等を視認するためには上記操作が必要となることから、上記問題が生じるケースを低減することができ、ひいては防犯性の向上を図ることができる。
加えて、請求項2に記載の発明によれば、ケース本体に半円柱状の軸を突設する一方、扉体に、突部を有するヒンジ孔を設けているため、軸やヒンジ孔の成形や扉体のケース本体への取付作業等が容易となる、といった効果を奏する。
電力量計収納ケース1は、ステンレス製のケース本体3内に電力量計等(図示しない)を収納可能としたものであって、ケース本体3の前面及び右側面を覆うような前扉(扉体)2を備えている。前扉2は、ケース本体3の前面を覆う被覆部2aと、該被覆部2aから後方へ一体的に折り曲げられてなり、ケース本体3の右側面を覆う折り曲げ部2bとからなるL字状の薄板部材であり、ケース本体3の上下方向長さよりも若干上下方向に長く成形されている。前扉2の折り曲げ部2bの後端上部には、後述の如きヒンジ孔31を有するヒンジ板32が一体的に突設されている一方、前扉2の折り曲げ部2bの後端下部には、円形の軸孔33を備えたヒンジ板34が一体的に突設されている。
そして、上述したような前扉2は、ヒンジ板32のヒンジ孔31に、ケース本体3の上面右側縁後端に突設されている軸41を挿通させるとともに、ヒンジピン40を、ヒンジ板34の軸孔33とケース本体3の下面右側縁後端に穿設されている小孔42とへ下方から挿入することによって、ケース本体3の右側後端縁を軸として片開き自在に取り付けられる。尚、前扉2において、ヒンジ板32、34は折り曲げ部2bの上端及び下端よりも内方に設けられており、ケース本体3の上面及び下面に当接させた取付状態において、上下のヒンジ部を正面等から見えにくいようにし、電力量計収納ケース1の美観の向上を図っている。
カバー部材4は、後面に開口を有する箱状部材であって、前面には、内部に収納設置される電力量計等を視認可能とするための窓8が設けられている。また、カバー部材4前面の左端部であって、前扉2の長孔35と対応する位置には段部6が設けられているとともに、該段部6内にはロックピン43が突設されており、前扉2を閉塞すると、該ロックピン43に掛止片37が掛止して前扉2をロックするようになっている。さらに、前扉2の下面後端縁には、後方へ突出する鉤状の係止片20が一体的に設けられている。該係止片20は、ステンレスの特性及び下面に設けられた切り込みによって上下方向へ撓むことができるようになっており、該弾性を利用して基板5に設けられた係止部21への係脱が可能となっている。尚、窓8には、合成樹脂製のプラスチック板が取り付けられており、内部への水や異物等の侵入の防止、他者による内部機器の操作防止等が図られている。
軸41は、横断面が半円形となるように切り欠かれてなる柱状体であって、切り欠き面である平面側を外側に向けた状態で立設されている。一方、ヒンジ孔31は、軸41と略同径で且つ中心角が所定の鈍角(たとえば、240度)の扇形状、すなわち円孔内に突片(突部)31aが突設された形状に形成されている。該ヒンジ孔31に軸41を挿通させると、軸41の切り欠き面がヒンジ孔31の突片31aの回動方向への移動を制限することになり、ヒンジ板32の回動を60度の範囲内で制限している。そこで、本実施形態においては、図7(b)に示す如く、前扉2を最大に開放した際に、前扉2の一部が基板5の後側に位置する壁面に接触しないように、すなわち最大開放角度が90度以内となるようにヒンジ孔31の中心角が設定(突片31aが突設)されている。
まず、基板5に電力量計等を含む各種機器を設置した後、カバー部材4の後面開口縁を基板5の周壁22の外周に当接させた状態で係止部21に係止片20を係止させて、カバー部材4を基板5に取り付ける。次に、軸41に前扉2のヒンジ板32のヒンジ孔31を挿通させるとともに、軸孔33と小孔42とにヒンジピン40を下方から挿入して、ケース本体3に前扉2を片開き可能に取り付ければ、電力量計収納ケース1の組み立ては完了となる。尚、前扉2の開閉操作については、掛止片37が段部6内にあるロックピン43に掛止するまで前扉2を閉塞方向へ押してやれば、付勢力に反して掛止片37が通常位置から回動して自然とロックピン43に掛止して閉塞状態となる。また、開放したい場合には、長孔35等から指を挿入し、指先にてロック機構36を押圧しながら前扉2の左端部を把持すれば、付勢力に抗してロック機構36が掛止片37とともに回動して掛止片37とロックピン43との掛止状態が解除されて、前扉2を開放することができるようになる。
さらに、ケース本体3の前面を覆うような上記前扉2を備えているため、該前扉2を閉塞することにより、窓8からの電力量計のメータ等の視認を遮ることができる。つまり、メータを視認するためには、従来と比較すると前扉2を開放するといった動作が必要となる。したがって、従来ではメータの動きによって在宅の有無が判断されてしまうという問題が生じていたが、本実施形態に係る電力量計収納ケース1によれば、前扉2を開放するといった動作を行わなければメータ等の動きが視認できないことから、上記問題が生じるケースを低減することができ、ひいては防犯性の向上を図ることができる。
加えて、基板5の外周に沿って周壁22を設けており、カバー部材4を、その後面開口縁を周壁22の外周に当接させて基板5に取り付けるようにしている。したがって、カバー部材4の基板5前面での位置決めを容易に行うことができ、取付作業が容易となる上、基板5への取付状態におけるカバー部材4のがたつき等をも防止できる合理的な構成となっている。
また、上記実施形態では、ヒンジ孔に突部を設ける一方、軸に突部の回動を許容する切り欠きが設けられた構成となっているが、図8に示すように、軸41’に突部41’aを設ける一方、ヒンジ孔31’に、軸41’の突部を嵌入で且つ突部の回動方向への移動を制限する切り欠き31’aを設けるような構成とすることも可能である。
加えて、上記実施形態では、電気機器収納用箱体を電力量計収納ケースとして説明しているが、分電盤等といった他の電気機器収納用箱体とすることも当然可能であるし、上記実施形態に記載のヒンジ部の構造を、箱体の側面を開閉するような側扉や本体の一部を開閉する部分扉等に適用することも可能である。
Claims (2)
- ケース本体に扉体を片開き可能に備えてなる電気機器収納用箱体であって、
前記ケース本体が、電気機器が設置される基板と、後面が開口する箱状に形成され、前記基板に設置された電気機器を覆うように取り付けられるカバー部材とからなり、
前記カバー部材の前面に、前記ケース本体の内部を視認するための窓を設ける一方、前記扉体を、前記窓からの内部の視認を遮る閉塞位置と、前記窓からの内部の視認を許容する開放位置とに回動操作可能とし、
さらに、前記扉体を片開き可能に支持する円柱状の軸及び該軸が挿通するヒンジ孔のいずれか一方に突部を設けるとともに、前記軸及びヒンジ孔の他方に、前記突部を嵌入可能で、且つ、前記突部の回動方向への移動を所定幅内に制限する切り欠きを設けて、前記扉体の開放角度を制限したことを特徴とする電気機器収納用箱体。 - ケース本体に、横断面が半円形となるように切り欠かれた軸を突設する一方、扉体に、突部を有するヒンジ孔を設けてなることを特徴とする請求項1に記載の電気機器収納用箱体。
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