JP4916561B2 - 信号生成装置及び信号生成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、2次の周期定常性に基づく信号識別を行う通信システムにおいて、2次の周期定常性の特徴を付与する信号生成装置及び信号生成方法に関する。
近年の通信システムにおいては、信号を受信した端末が受信した信号について情報を収集して通信状況を認識し、その認識した通信状況を分析し、その分析結果に基づき、当該端末に有利な、あるいは所望の通信品質(通信速度、誤り率などの所定の品質)を達成可能な信号送信用パラメータを使用して通信を行う、環境認識型の通信システムが、特に無線通信の分野において、検討されている。また、環境認識型の通信システムにおいては、端末における通信状況の認識において、信号の復調に基づいた情報収集が一般的に考えられている。
しかし、通信方式の異なる複数のシステムが混在して同一の領域で通信を行う場合、信号を互いに復調することができず、信号を受信したときに「信号が存在している」という状態の認識は可能である反面、それ以上の情報を収集することができないという問題がある。
これに対し、信号の統計量に着目し、受信信号についての情報を、統計量を計算することにより収集する手法が着目されている。その中でも、演算量が比較的少ない2次の周期定常性について、特に検討が行われている。2次の周期定常性は、異なるパラメータを有する信号に対して異なる特徴が出現する統計量であり、これを用いることにより、異なるパラメータを有する複数の信号を容易に識別することができる。したがって、通信方式の異なる複数のシステムが混在して同一の領域で通信を行う場合において、信号を受信したときに「信号が存在している」という情報に加え、「どのシステムに属する信号か」の情報を得ることが可能となる。しかし、この手法を用いたとしても、得られる情報量は極めて少なく、通信状況の認識をするためには十分ではない、という問題があった。
そこで、送信機が、人工的に2次の周期定常性の特徴を生成する信号に付与し、人工的に付与した統計量を介して、より多くの情報を送信する手法が検討されている(下記の特許文献1及び非特許文献1)。
特開2008−061214号公報
P.D.Sutton、K.E.Nolan and L.E.Doyle、 "Cyclostationary Signatures in Practical Cognitive Radio Applications、" IEEE Journal on Selected Areas in Communications(JSAC)、 Vol.26、 no.1、 pp.13−24、 2008.
特許文献1においては、無線信号に統計量に基づくIDを付与する信号生成方法が開示されている。特許文献1の明細書の第64段落から第73段落では、マルチキャリア伝送において、所定の複数のサブキャリアにおいて同一のシンボルを送信させることにより周期定常性の特徴を付与する無線信号生成方法が開示されている。また、非特許文献1においては、OFDM(直交周波数分割多重)方式使用時に、一部のサブキャリアで送信するデータを複製し、他のサブキャリアにおいても同一のデータを送信するように逆フーリエ変換への入力を制御して送信信号を生成することにより、周期定常性の特徴を付与する無線信号生成方法が開示されている。
特許文献1の無線信号生成方法及び非特許文献1の無線信号生成方法は、あるサブキャリアの送信信号と、当該サブキャリアから所定の数だけ離れたサブキャリアにおいて送信する信号とを同一にすることにより、当該所定の数に応じた周期定常性の特徴を有する信号を生成するものである。しかし、これらの発明によると、付与できる周期定常性の特徴の種類は、全体のサブキャリアの数に制限されるため、多くの種類の情報を周期定常性の特徴を用いて伝送することが困難である、という問題点があった。
そこで、本発明は、上述の問題点を解決すべくなされたものであり、2次の周期定常性に基づく信号識別を行う通信システムにおいて、多彩な2次の周期定常性の特徴を付与することができる信号生成装置及び信号生成方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一側面に係る信号生成装置は、逆フーリエ変換を用いた伝送方式を採用する信号生成装置であって、送信データを変調し、変調データを得る変調手段と、前記変調手段から直列で入力された前記変調データを、逆フーリエ変換のサイズより小さい所定サイズの並列データに変換する直並変換手段と、前記直並変換手段により得られた前記並列データの一部又は全部を選択して複製し、複製データを得る複製手段と、入力された複製データを時間軸に沿ってシフトさせて、時間軸シフトデータを得る第1の時間軸シフト手段と、前記直並変換手段により得られた前記並列データと前記第1の時間軸シフト手段により得られた前記時間軸シフトデータとを逆フーリエ変換する逆フーリエ変換手段と、を具備することを特徴とする。
前述した従来の手法では時間軸上の自由度は無かったところ、上記の信号生成装置によれば、時間軸上の自由度を持たせることができ、時間軸に沿ったシフト量に応じて多彩な2次の周期定常性の特徴を付与することができる。
なお、上記の信号生成装置は、前記第1の時間軸シフト手段によるシフト量を制御するシフト量制御手段をさらに具備してもよい。かかる構成により、付与したい周期定常性の特徴に応じて、第1の時間軸シフト手段によるシフト量を制御し、システムの要件に応じた多彩な周期定常性の特徴を付与することができる。
また、上記の信号生成装置は、前記複製手段により複製された複製データについて、信号点の位相を所定速度で回転させ、位相が回転した複製データを前記第1の時間軸シフト手段へ出力する位相回転手段と、前記位相回転手段により前記信号点の位相を回転させる回転速度を制御する回転速度制御手段と、をさらに具備してもよい。かかる構成により、信号点の位相を回転させる回転速度に応じた周波数シフト量をさらなる変動要因として、より多彩な周期定常性の特徴を付与することができる。
また、上記の第1の時間軸シフト手段は、前記複製手段により複製された複製データについて、同一シンボル内の各サブキャリアで送信する情報シンボルに対し、サブキャリアごとに異なる位相回転を加えることで、前記複製データをサンプル単位で時間軸に沿ってシフトさせる構成としてもよい。かかる構成により、サンプル単位の時間軸に沿ったシフトを実現でき、さらに多彩な周期定常性の特徴を付与することができる。
また、サンプル単位の時間軸に沿ったシフトを実現する別の態様として、以下の構成を採用してもよい。即ち、本発明の一側面に係る信号生成装置は、逆フーリエ変換を用いた伝送方式を採用する信号生成装置であって、送信データを変調し、変調データを得る変調手段と、前記変調手段から直列で入力された前記変調データを、逆フーリエ変換のサイズより小さい所定サイズの並列データに変換する直並変換手段と、前記直並変換手段により得られた前記並列データの一部又は全部を選択して複製し、複製データを得る複製手段と、前記直並変換手段により得られた前記並列データと前記複製手段により得られた前記複製データとを逆フーリエ変換する逆フーリエ変換手段と、前記複製データの逆フーリエ変換後のサンプルを巡回シフトさせることで、サンプル単位で時間軸に沿ってシフトした時間軸シフトデータを得る第2の時間軸シフト手段と、前記並列データの逆フーリエ変換後のデータと前記時間軸シフトデータとを合成する合成手段と、を具備することを特徴とする。かかる構成のように、複製データの逆フーリエ変換後のサンプルを巡回シフトさせることで、サンプル単位で時間軸に沿ってシフトした時間軸シフトデータを得て、この時間軸シフトデータと並列データの逆フーリエ変換後のデータとを合成することで、サンプル単位での時間軸に沿ったシフト量に応じて多彩な2次の周期定常性の特徴を付与することができる。
ところで、上述した信号生成装置に係る発明は、信号生成方法に係る発明として捉えることもでき、以下のように記載することができる。信号生成方法に係る発明はそれぞれ、対応する上記の信号生成装置に係る発明と同様の作用・効果を奏する。
本発明の一側面に係る信号生成方法は、逆フーリエ変換を用いた伝送方式を採用する信号生成装置により実行される信号生成方法であって、送信データを変調し、変調データを得る変調ステップと、前記変調ステップにより得られた前記変調データを、逆フーリエ変換のサイズより小さい所定サイズの並列データに変換する直並変換ステップと、前記直並変換ステップにより得られた前記並列データの一部又は全部を選択して複製し、複製データを得る複製ステップと、入力された複製データを時間軸に沿ってシフトさせて、時間軸シフトデータを得る第1の時間軸シフトステップと、前記直並変換ステップにより得られた前記並列データと前記第1の時間軸シフトステップにより得られた前記時間軸シフトデータとを逆フーリエ変換する逆フーリエ変換ステップと、を具備することを特徴とする。
なお、上記の信号生成方法は、前記第1の時間軸シフトステップにおけるシフト量を制御するシフト量制御ステップ、をさらに具備してもよい。
また、上記の信号生成方法は、前記複製ステップにより複製された複製データについて、信号点の位相を所定速度で回転させ、位相が回転した複製データを前記第1の時間軸シフトステップへ出力する位相回転ステップと、前記位相回転ステップにより前記信号点の位相を回転させる回転速度を制御する回転速度制御ステップと、をさらに具備してもよい。
また、上記の信号生成方法における第1の時間軸シフトステップでは、前記信号生成装置は、前記複製ステップにより複製された複製データについて、同一シンボル内の各サブキャリアで送信する情報シンボルに対し、サブキャリアごとに異なる位相回転を加えることで、前記複製データをサンプル単位で時間軸に沿ってシフトさせてもよい。
また、別の態様として、本発明の一側面に係る信号生成方法は、逆フーリエ変換を用いた伝送方式を採用する信号生成装置により実行される信号生成方法であって、送信データを変調し、変調データを得る変調ステップと、前記変調ステップにより得られた前記変調データを、逆フーリエ変換のサイズより小さい所定サイズの並列データに変換する直並変換ステップと、前記直並変換ステップにより得られた前記並列データの一部又は全部を選択して複製し、複製データを得る複製ステップと、前記直並変換ステップにより得られた前記並列データと前記複製ステップにより得られた前記複製データとを逆フーリエ変換する逆フーリエ変換ステップと、前記複製データの逆フーリエ変換後のサンプルを巡回シフトさせることで、サンプル単位で時間軸に沿ってシフトした時間軸シフトデータを得る第2の時間軸シフトステップと、前記並列データの逆フーリエ変換後のデータと前記時間軸シフトデータとを合成する合成ステップと、を具備することを特徴とする。
本発明によれば、2次の周期定常性に基づく信号識別を行う通信システムにおいて、多彩な2次の周期定常性の特徴を付与することができる。
第1、第4実施形態に係る信号生成装置の機能的構成を表すブロック図である。 第1、第4実施形態に係る信号生成処理を示す流れ図である。 第1実施形態に係る信号生成処理の効果を説明するための図である。 第1実施形態の変形例に係る信号生成装置の機能的構成を表すブロック図である。 第2実施形態に係る信号生成装置の機能的構成を表すブロック図である。 第2実施形態に係る信号生成処理を示す流れ図である。 第3実施形態に係る信号生成装置の機能的構成を表すブロック図である。 第3実施形態に係る信号生成処理を示す流れ図である。 第4実施形態に係る第1の時間軸シフトステップの処理を示す流れ図である。 信号生成装置のハードウェア構成例を表すブロック図である。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る実施形態について順に説明する。
[第1実施形態]
まず、第1実施形態に係る信号生成装置の構成について説明する。図1は、第1実施形態に係る信号生成装置1の機能的構成を表すブロック図である。この図1に示すように、信号生成装置1は、変調手段10と、直並変換手段11と、複製手段12と、第1の時間軸シフト手段13と、逆フーリエ変換手段14と、GI挿入手段15と、並直変換手段16とを備えている。
以下、図1を用いて、各機能要素について説明する。
変調手段10は、送信されるデータA(以下「送信データA」という)を変調し、変調データを得る。ここでの変調とは、例えば位相変調(BPSK、QPSK等)、振幅変調(PAM等)、直交振幅変調(QAM)等の変調方式に従って、送信データを同相成分及び直交成分から成る信号空間上へマッピングする手法を言う。直並変換手段11は、変調手段10により得られ直列に出力された変調データを、並列に変換することにより、並列データを生成する。複製手段12は、並列データとして与えられた行列の一部又は全部の列のデータを複製し、複製データを得る。
第1の時間軸シフト手段13は、入力された複製データを時間軸に沿ってシフトさせて時間軸シフトデータを得る。ここでは、一例として、第1の時間軸シフト手段13は、事前に定めた付与統計量に応じたシフト量を予め記憶しておき、かかるシフト量に基づいて複製データを時間軸に沿ってシフトさせる。
逆フーリエ変換手段14は、直並変換手段11から出力された並列データと第1の時間軸シフト手段13から出力された時間軸シフトデータとを入力とし、当該入力信号を逆フーリエ変換し、得られた逆フーリエ変換信号を出力する。GI挿入手段15は、逆フーリエ変換信号の行列の一番右(又は一番左)から所定の列数のすべての要素を複製し、複製した要素を逆フーリエ変換信号に左(又は右)から列方向に連結することにより、ガードインターバル(GI)を挿入し、GI挿入信号を得る。並直変換手段16は、GI挿入信号として入力された行列を直列データに変換し、得られた送信信号Bを出力する。
続いて、第1実施形態の信号生成装置1により実行される、本発明の一側面に係る信号生成方法に基づく処理(以下「信号生成処理」という)について説明する。図2には、信号生成装置1における信号生成処理に関する手順を示す。
本実施形態に係る信号生成処理において、信号に周期定常性の特徴を付与するにあたって、まず信号生成装置1の変調手段10が、送信データAを変調し変調データを取得する(図2のステップS11:変調ステップ)。変調データは直並変換手段11へ直列で入力される。直並変換手段11は、直列で入力された変調データを並列に変換し、並列データを取得する(ステップS12:直並変換ステップ)。取得された並列データは、複製手段12へ入力されるとともに、複製手段12経由で逆フーリエ変換手段14へ入力される。複製手段12は、入力された並列データの一部又は全部の列のデータを複製し、複製データを取得する(ステップS13:複製ステップ)。取得された複製データは第1の時間軸シフト手段13へ入力される。第1の時間軸シフト手段13は、事前に定めた付与統計量に応じたシフト量だけ複製データを時間軸に沿ってシフトさせて、時間軸シフトデータを取得する(ステップS14:第1の時間軸シフトステップ)。取得された時間軸シフトデータは逆フーリエ変換手段14へ入力される。
逆フーリエ変換手段14は、入力された並列データ及び時間軸シフトデータを高速逆フーリエ変換(IFFT)し、逆フーリエ変換信号を取得する(ステップS15:逆フーリエ変換ステップ)。取得された逆フーリエ変換信号は、GI挿入手段15へ入力される。GI挿入手段15は、逆フーリエ変換信号にGI(ガードインターバル)を挿入し、GI挿入信号を取得する(ステップS16)。取得されたGI挿入信号は並直変換手段16へ並列で入力される。並直変換手段16は、並列で入力されたGI挿入信号を直列へ変換し、時間領域信号である送信信号Bを取得し出力する(ステップS17)。以上で、信号生成処理を終了する。
続いて、第1実施形態の効果について説明する。上記の信号生成処理により、2次の周期定常性の特徴を有する信号を生成することができる。ここで、2次の周期定常性とは、主として、2次の周期自己相関関数(Cyclic Autocorrelation Function:いわゆるCAF)とSCD(Spectral Correlation Density)により表される性質をいう。
本発明は、上記の周期自己相関関数(以下「CAF」という)に着目し、多数のCAFピークパターンを出現させることで、多彩な2次の周期定常性の特徴を付与する。ここで、信号x[i]に対するCAFを以下の式(1)のように定義する。
Figure 0004916561

第1実施形態の信号生成処理において、第1の時間軸シフト手段13が複製データ(複製したシンボル)を時間軸に沿って1シンボルずつシフトさせたとすると、図3に示すように、矢印Dでつないだサンプル同士が、互いに相関を持つこととなる。そして、この送信信号Bを受信し、送信信号Bに関するCAFを計算すると、上記式(1)におけるαが複製元と複製先の周波数間隔に等しく、且つ、νが、シフトしたシンボル時間(ここでは1シンボル)に応じた時間シフト量に等しい場合に、CAFピークパターンが出現することとなる。
これにより、従来の手法では時間軸上の自由度は無かったところ、第1実施形態によれば、時間軸上の自由度を持たせることができ、時間軸に沿ったシフト量に応じて多彩な2次の周期定常性の特徴を付与することができる。
(第1実施形態の変形例)
続いて、第1実施形態に係る信号生成装置の変形例について説明する。この変形例では、図4に示すように、シフト量制御手段17が信号生成装置1に設けられ、信号生成装置1において、シフト量制御手段17が、外部から入力された付与統計量Cの情報に従って、時間軸に沿ったシフト量を計算し、当該計算結果を第1の時間軸シフト手段13へ出力する。これにより、第1の時間軸シフト手段13は、上記計算結果に対応したシフト量だけ複製データを時間軸に沿ってシフトさせる動作を行う。なお、この一連の動作は、シフト量制御ステップに相当する。このような変形例によれば、付与統計量Cの情報を含んだ外部からの制御信号等によって、出現させる周期定常性の特徴を変動させ、より多彩な2次の周期定常性の特徴を付与することができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態に係る信号生成装置の構成について説明する。図5は、第2実施形態に係る信号生成装置1の機能的構成を表すブロック図である。この図5に示すように、信号生成装置1は、変調手段10と、直並変換手段11と、複製手段12と、第1の時間軸シフト手段13と、逆フーリエ変換手段14と、GI挿入手段15と、並直変換手段16と、シフト量制御手段17と、回転速度制御手段18と、位相回転手段19とを備えている。
以下、図5を用いて、各機能要素について詳細に説明する。
変調手段10は、送信データAを変調し、変調データを得る。ここでの変調とは、例えば位相変調(BPSK、QPSK等)、振幅変調(PAM等)、直交振幅変調(QAM)等の変調方式に従って、送信データを同相成分及び直交成分から成る信号空間上へマッピングする手法を言う。直並変換手段11は、変調手段10により得られ直列に出力された変調データを、並列に変換することにより、並列データを生成する。複製手段12は、並列データとして与えられた行列の一部又は全部の列のデータを複製し、複製データを得る。
位相回転手段19は、複製データのそれぞれの列に、所定の角速度で位相回転する位相回転子を乗算し、位相回転データを得る。回転速度制御手段18は、位相回転手段19による位相回転の回転速度を制御する。即ち、回転速度制御手段18は、入力された付与統計量Cの情報に従って、位相回転手段19による位相回転の回転速度を計算し、当該計算結果を位相回転手段19へ出力する。これにより、位相回転手段19は、上記計算で得られた回転速度に基づく位相回転をさせる動作を行う。この一連の動作は、回転速度制御ステップに相当する。
第1の時間軸シフト手段13は、入力された位相回転後の複製データを時間軸に沿ってシフトさせて、時間軸シフトデータを得る。逆フーリエ変換手段14は、直並変換手段11から出力された並列データと第1の時間軸シフト手段13から出力された時間軸シフトデータとを入力とし、当該入力信号を逆フーリエ変換し、得られた逆フーリエ変換信号を出力する。
GI挿入手段15は、逆フーリエ変換信号の行列の一番右(又は一番左)から所定の列数のすべての要素を複製し、複製した要素を逆フーリエ変換信号に左(又は右)から列方向に連結することにより、ガードインターバル(GI)を挿入し、GI挿入信号を得る。並直変換手段16は、GI挿入信号として入力された行列を直列データに変換し、得られた送信信号Bを出力する。
シフト量制御手段17は、第1の時間軸シフト手段13によるシフト量を制御する。即ち、シフト量制御手段17は、入力された付与統計量Cの情報に従って、第1の時間軸シフト手段13によるシフト量を計算し、当該計算結果を第1の時間軸シフト手段13へ出力する。これにより、第1の時間軸シフト手段13は、上記計算結果に対応したシフト量だけ複製データを時間軸に沿ってシフトさせる動作を行う。この一連の動作は、シフト量制御ステップに相当する。
続いて、第2実施形態の信号生成装置1における信号生成処理について説明する。図6には、信号生成装置1における信号生成処理に関する手順を示す。
本実施形態に係る信号生成処理において、信号に周期定常性の特徴を付与するにあたって、まず信号生成装置1の変調手段10が、送信データAを変調し変調データを取得する(図6のステップS21:変調ステップ)。変調データは直並変換手段11へ直列で入力される。直並変換手段11は、直列で入力された変調データを並列に変換し、並列データを取得する(ステップS22:直並変換ステップ)。取得された並列データは、複製手段12へ入力されるとともに、複製手段12経由で逆フーリエ変換手段14へ入力される。複製手段12は、入力された並列データの一部又は全部の列のデータを複製し、複製データを取得する(ステップS23:複製ステップ)。取得された複製データは位相回転手段13へ入力される。
位相回転手段13は、複製データの信号の位相を所定の角速度で位相回転させ、位相回転データを取得する(ステップS24:位相回転ステップ)。取得された位相回転データは第1の時間軸シフト手段13へ入力される。第1の時間軸シフト手段13は、入力された位相回転データ(即ち、位相回転後の複製データ)を時間軸に沿ってシフトさせて、時間軸シフトデータを取得する(ステップS25:第1の時間軸シフトステップ)。取得された時間軸シフトデータは逆フーリエ変換手段14へ入力される。逆フーリエ変換手段14は、入力された並列データ及び時間軸シフトデータを高速逆フーリエ変換(IFFT)し、逆フーリエ変換信号を取得する(ステップS26:逆フーリエ変換ステップ)。取得された逆フーリエ変換信号は、GI挿入手段15へ入力される。GI挿入手段15は、逆フーリエ変換信号にGI(ガードインターバル)を挿入し、GI挿入信号を取得する(ステップS27)。取得されたGI挿入信号は並直変換手段16へ並列で入力される。並直変換手段16は、並列で入力されたGI挿入信号を直列へ変換し、時間領域信号である送信信号Bを取得し出力する(ステップS28)。以上で、信号生成処理を終了する。
続いて、第2実施形態の効果について説明する。上記の信号生成処理により、2次の周期定常性の特徴を有する信号を生成することができる。前述したように、本発明は、2次の周期定常性に関連する統計量(SCD、CAF)のうち、CAFに着目し、多数のCAFピークパターンを出現させることで、多彩な2次の周期定常性の特徴を付与する。
即ち、第2実施形態の信号生成処理によって、前述した信号x[i]のCAFを表す式(1)におけるαが(複製元と複製先の周波数間隔+位相回転速度に応じた周波数シフト量)に等しく、且つ、νが、シフトしたシンボル時間に応じた時間シフト量に等しい場合に、CAFピークパターンが出現することとなる。これにより、時間シフト量に加え、信号点の位相を回転させる回転速度に応じた周波数シフト量をさらなる変動要因として、より多彩な周期定常性の特徴を付与することができる。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態に係る信号生成装置の構成について説明する。図7は、第3実施形態に係る信号生成装置1の機能的構成を表すブロック図である。この図7に示すように、信号生成装置1は、変調手段10と、直並変換手段11と、複製手段12と、逆フーリエ変換手段14A、14Bと、GI挿入手段15と、並直変換手段16と、シフト量制御手段17と、ゼロパディング手段20と、第2の時間軸シフト手段21とを備えている。
以下、図7を用いて、各機能要素について詳細に説明する。
変調手段10は、送信データAを変調し、変調データを得る。ここでの変調とは、例えば位相変調(BPSK、QPSK等)、振幅変調(PAM等)、直交振幅変調(QAM)等の変調方式に従って、送信データを同相成分及び直交成分から成る信号空間上へマッピングする手法を言う。直並変換手段11は、変調手段10により得られ直列に出力された変調データを、並列に変換することにより、並列データを生成する。複製手段12は、並列データとして与えられた行列の一部又は全部の列のデータを選択し、選択された並列データを複製し、複製データを得る。
逆フーリエ変換手段14A、14Bは、直並変換手段11から出力された並列データと第1の時間軸シフト手段13から出力された時間軸シフトデータとを入力とし、当該入力信号を逆フーリエ変換し、得られた逆フーリエ変換信号を出力する。ゼロパディング手段20は、逆フーリエ変換手段14A、14Bでの逆フーリエ変換の対象となる入力信号(並列データと時間軸シフトデータ)に対しゼロを埋める処理を行う。
ここでは、一例として、複製手段12から逆フーリエ変換手段14Bへは、選択された並列データ(ここでは、並列データとして与えられた行列における選択された列のデータ)の複製データが入力され、ゼロパディング手段20から逆フーリエ変換手段14Bへは、複製手段12で選択されなかった列に対しゼロが埋められたデータが入力され、そして、逆フーリエ変換手段14Bは、選択された列の複製データおよびゼロが埋められた列(選択されなかった列)のデータから成る入力信号(即ち、ゼロパディングされた複製データ)を逆フーリエ変換する。
一方、複製手段12から逆フーリエ変換手段14Aへは、複製手段12で複製対象として選択されなかった並列データ(ここでは、並列データとして与えられた行列における選択されなかった列のデータ)が入力され、ゼロパディング手段20から逆フーリエ変換手段14Aへは、複製手段12で選択された列に対しゼロが埋められたデータが入力され、そして、逆フーリエ変換手段14Aは、選択されなかった列の並列データおよびゼロが埋められた列(選択された列)のデータから成る入力信号(即ち、ゼロパディングされた並列データ)を逆フーリエ変換する。なお、別の例として、複製手段12から逆フーリエ変換手段14Aへは、全ての列の並列データが入力され、逆フーリエ変換手段14Aにおいて、全ての列の並列データのうち、複製手段12で選択された列のデータだけゼロに置換することで、上記と同様のゼロパディングされた並列データを形成し、当該ゼロパディングされた並列データを逆フーリエ変換してもよい。
第2の時間軸シフト手段21は、逆フーリエ変換手段14Bから出力された逆フーリエ変換信号を時間軸に沿ってシフトさせる。具体的には、第2の時間軸シフト手段21は、逆フーリエ変換信号のサンプルを巡回シフトさせることで、サンプル単位で時間軸に沿ってシフトした時間軸シフトデータを取得する。
シフト量制御手段17は、第2の時間軸シフト手段21によるシフト量を制御する。即ち、シフト量制御手段17は、入力された付与統計量Cの情報に従って、第2の時間軸シフト手段21によるシフト量を計算し、当該計算結果を第2の時間軸シフト手段21へ出力する。これにより、第2の時間軸シフト手段21は、上記計算結果に対応したシフト量だけ、逆フーリエ変換手段14Bからの逆フーリエ変換信号を時間軸に沿ってシフトさせる動作を行う。
ただし、信号生成装置1にシフト量制御手段17を設けることは必須ではない。例えば、信号生成装置1にシフト量制御手段17を設けず、第2の時間軸シフト手段21が、事前に定めた付与統計量に応じたシフト量を予め記憶しておき、かかるシフト量に基づいて時間軸に沿ったシフトを実行してもよい。
合成手段22は、逆フーリエ変換手段14Aから出力された逆フーリエ変換信号と、第2の時間軸シフト手段21によるシフト実行後の逆フーリエ変換信号とを合成する。GI挿入手段15は、逆フーリエ変換信号の行列の一番右(又は一番左)から所定の列数のすべての要素を複製し、複製した要素を逆フーリエ変換信号に左(又は右)から列方向に連結することにより、ガードインターバル(GI)を挿入し、GI挿入信号を得る。並直変換手段16は、GI挿入信号として入力された行列を直列データに変換し、得られた送信信号Bを出力する。
続いて、第3実施形態の信号生成装置1による信号生成処理について説明する。図8には、信号生成装置1における信号生成処理に関する手順を示す。
本実施形態に係る信号生成処理において、信号に周期定常性の特徴を付与するにあたって、まず信号生成装置1の変調手段10が、送信データAを変調し変調データを取得する(図8のステップS31:変調ステップ)。変調データは直並変換手段11へ直列で入力される。直並変換手段11は、直列で入力された変調データを並列に変換し、並列データを取得する(ステップS32:直並変換ステップ)。取得された並列データは、複製手段12へ入力されるとともに、複製手段12経由で逆フーリエ変換手段14へ入力される。複製手段12は、並列データとして与えられた行列の一部又は全部の列のデータを選択し、選択された並列データを複製し、複製データを取得する(ステップS33:複製ステップ)。
ここで、複製手段12から逆フーリエ変換手段14Bへは、選択された並列データ(ここでは、並列データとして与えられた行列における選択された列のデータ)の複製データが入力され、ゼロパディング手段20から逆フーリエ変換手段14Bへは、複製手段12で選択されなかった並列データ(ここでは、選択されなかった列のデータ)に対しゼロが埋められた列のデータが入力され、そして、逆フーリエ変換手段14Bは、選択された列の複製データおよびゼロが埋められた列(選択されなかった列)のデータから成る入力信号(即ち、ゼロパディングされた複製データ)を逆フーリエ変換する(ステップS34:逆フーリエ変換ステップ)。
また、ステップS34では、複製手段12から逆フーリエ変換手段14Aへは、複製手段12で複製対象として選択されなかった並列データ(ここでは、並列データとして与えられた行列における選択されなかった列のデータ)が入力され、ゼロパディング手段20から逆フーリエ変換手段14Aへは、複製手段12で選択された並列データ(ここでは、選択された列のデータ)に対しゼロが埋められた列のデータが入力され、そして、逆フーリエ変換手段14Aは、選択されなかった列の並列データおよびゼロが埋められた列(選択された列)のデータから成る入力信号(即ち、ゼロパディングされた並列データ)を逆フーリエ変換する。
そして、第2の時間軸シフト手段21は、逆フーリエ変換信号のサンプルを巡回シフトさせ、サンプル単位で時間軸に沿ってシフトした時間軸シフトデータ(即ち、シフト実行後の逆フーリエ変換信号)を取得する(ステップS35:第2の時間軸シフトステップ)。
さらに、合成手段22は、逆フーリエ変換手段14Aから出力された逆フーリエ変換信号と、第2の時間軸シフト手段21によるシフト実行後の逆フーリエ変換信号とを合成し、合成信号を取得する(ステップS36:合成ステップ)。取得された合成信号は、GI挿入手段15へ入力される。
GI挿入手段15は、合成信号にGI(ガードインターバル)を挿入し、GI挿入信号を取得する(ステップS37)。取得されたGI挿入信号は並直変換手段16へ並列で入力される。並直変換手段16は、並列で入力されたGI挿入信号を直列へ変換し、時間領域信号である送信信号Bを取得し出力する(ステップS38)。以上で、信号生成処理を終了する。
続いて、第3実施形態の効果について説明する。上記の信号生成処理により、前述した信号x[i]のCAFを表す式(1)におけるαが複製元と複製先の周波数間隔に等しく、且つ、νが、シフトしたサンプル数に応じた時間シフト量に等しい場合に、CAFピークパターンが出現することとなる。前述した第1、第2実施形態では時間シフト量はシンボル単位で変動したのに対し、第3実施形態では時間シフト量をサンプル単位で変動させることができ、より多彩な周期定常性の特徴を付与することができる。
[第4実施形態]
次に、第4実施形態について説明する。
本願発明者は、「逆フーリエ変換後の信号のサンプルを巡回シフトさせること」は「周波数軸上でのシンボルの位相回転」に対応するという点に思い至った。例えば、サブキャリア数Nのとき、時間シフトするサンプル数をiとすると、サンプル数iの時間シフトと等価になるように第m番目のサブキャリアへ与えるべき位相回転量は、以下の式(2)で表される。
第m番目のサブキャリアへ与えるべき位相回転量
=exp(−j2πim/N) ・・・(2)
そして、本願発明者は、上記の知見に基づいて、サンプル単位の時間軸に沿ったシフトを実現する構成として、以下の第4実施形態を考え付いた。
第4実施形態に係る信号生成装置の構成は、前述した図1の構成と同様であるが、第1の時間軸シフト手段13により実行される処理が第1実施形態とは異なる。即ち、第4実施形態における第1の時間軸シフト手段13は、複製手段12により複製された複製データについて、同一シンボル内の各サブキャリアで送信する情報シンボルに対し、サブキャリアごとに異なる位相回転を加えることで、複製データをサンプル単位で時間軸に沿ってシフトさせる。
また、第4実施形態に係る信号生成処理は、前述した図2の手順と同様であるが、図2のステップS14(第1の時間軸シフトステップ)における処理内容が、図9に示すように第1実施形態とは異なる。即ち、第1の時間軸シフト手段13は、複製手段12により複製された複製データについて、同一シンボル内の各サブキャリアで送信する情報シンボルに対し、サブキャリアごとに異なる位相回転を加え(図9のステップS41)、それにより、サンプル単位で時間軸に沿ってシフトした時間軸シフトデータを取得する(ステップS42)。
このように複製データについて、同一シンボル内の各サブキャリアで送信する情報シンボルに対し、サブキャリアごとに異なる位相回転を加えることで、サンプル単位で時間軸に沿ってシフトした時間軸シフトデータを取得することができ、さらに多彩な周期定常性の特徴を付与することができる。
なお、上記の第1〜第4実施形態では、直並変換手段により取得された並列データを逆フーリエ変換手段に入力するOFDM方式についての例が示されているが、本発明は、逆フーリエ変換を用いた伝送方式を採用する信号生成装置全般に適用可能であり、OFDM方式を採用する信号生成装置に限定されるものではない。例えば、本発明は、SC−FDMA(シングルキャリアFDMA)方式を採用する信号生成装置にも適用することができる。
また、上記の第2実施形態は、第1実施形態(シンボル時間単位での時間シフト)において、さらに各サブキャリアへ共通の位相回転を加えることによる周波数方向へのCAFピーク位置シフトを適用した例に相当する。このように時間シフトに、さらに周波数方向へのCAFピーク位置シフトのための位相回転を加えることは非常に有効であり、第3及び第4実施形態(サンプル単位の時間シフト)において、さらに各サブキャリアへ共通の位相回転を加えることによる周波数方向へのCAFピーク位置シフトを適用してもよく、極めて多彩な周期定常性の特徴を付与することができる。なお、この場合、第4実施形態への適用例は、サブキャリアごとに異なる位相回転を加えることでサンプル単位の時間シフトを実現するとともに、各サブキャリアへ共通の位相回転を加えることで周波数方向へのCAFピーク位置シフトを実現する例となる。
ところで、前述した第1〜第4実施形態に係る信号生成装置1は、ハードウェア構成としては、データを記憶可能なコンピュータシステムまたはその他の任意のデバイスにより構成することができる。例えば、図10に示すように、信号生成装置1は、オペレーティングシステムやアプリケーションプログラムなどを実行するCPU31と、ROM及びRAMで構成される主記憶部32と、不揮発性メモリなどで構成される補助記憶部33と、外部とのデータ入出力を制御する入出力制御部34と、モニタなどで構成される表示部35と、文字・数字入力及び実行指示を行うキーで構成される操作部36とを備えた構成とすることができる。
1…信号生成装置、10…変調手段、11…直並変換手段、12…複製手段、13…第1の時間軸シフト手段、14、14A、14B…逆フーリエ変換手段、15…GI挿入手段、16…並直変換手段、17…シフト量制御手段、18…回転速度制御手段、19…位相回転手段、20…ゼロパディング手段、21…第2の時間軸シフト手段、31…CPU、32…主記憶部、33…補助記憶部、34…入出力制御部、35…表示部、36…操作部。

Claims (10)

  1. 逆フーリエ変換を用いた伝送方式を採用する信号生成装置であって、
    送信データを変調し、変調データを得る変調手段と、
    前記変調手段から直列で入力された前記変調データを、逆フーリエ変換のサイズより小さい所定サイズの並列データに変換する直並変換手段と、
    前記直並変換手段により得られた前記並列データの一部又は全部を選択して複製し、複製データを得る複製手段と、
    入力された複製データを時間軸に沿ってシフトさせて、時間軸シフトデータを得る第1の時間軸シフト手段と、
    前記直並変換手段により得られた前記並列データと前記第1の時間軸シフト手段により得られた前記時間軸シフトデータとを逆フーリエ変換する逆フーリエ変換手段と、
    を具備する信号生成装置。
  2. 前記第1の時間軸シフト手段によるシフト量を制御するシフト量制御手段、
    をさらに具備する請求項1に記載の信号生成装置。
  3. 前記複製手段により複製された複製データについて、信号点の位相を所定速度で回転させ、位相が回転した複製データを前記第1の時間軸シフト手段へ出力する位相回転手段と、
    前記位相回転手段により前記信号点の位相を回転させる回転速度を制御する回転速度制御手段と、
    をさらに具備する請求項1又は2に記載の信号生成装置。
  4. 前記第1の時間軸シフト手段は、
    前記複製手段により複製された複製データについて、同一シンボル内の各サブキャリアで送信する情報シンボルに対し、サブキャリアごとに異なる位相回転を加えることで、前記複製データをサンプル単位で時間軸に沿ってシフトさせる、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の信号生成装置。
  5. 逆フーリエ変換を用いた伝送方式を採用する信号生成装置であって、
    送信データを変調し、変調データを得る変調手段と、
    前記変調手段から直列で入力された前記変調データを、逆フーリエ変換のサイズより小さい所定サイズの並列データに変換する直並変換手段と、
    前記直並変換手段により得られた前記並列データの一部又は全部を選択して複製し、複製データを得る複製手段と、
    前記直並変換手段により得られた前記並列データと前記複製手段により得られた前記複製データとを逆フーリエ変換する逆フーリエ変換手段と、
    前記複製データの逆フーリエ変換後のサンプルを巡回シフトさせることで、サンプル単位で時間軸に沿ってシフトした時間軸シフトデータを得る第2の時間軸シフト手段と、
    前記並列データの逆フーリエ変換後のデータと前記時間軸シフトデータとを合成する合成手段と、
    を具備する信号生成装置。
  6. 逆フーリエ変換を用いた伝送方式を採用する信号生成装置により実行される信号生成方法であって、
    送信データを変調し、変調データを得る変調ステップと、
    前記変調ステップにより得られた前記変調データを、逆フーリエ変換のサイズより小さい所定サイズの並列データに変換する直並変換ステップと、
    前記直並変換ステップにより得られた前記並列データの一部又は全部を選択して複製し、複製データを得る複製ステップと、
    入力された複製データを時間軸に沿ってシフトさせて、時間軸シフトデータを得る第1の時間軸シフトステップと、
    前記直並変換ステップにより得られた前記並列データと前記第1の時間軸シフトステップにより得られた前記時間軸シフトデータとを逆フーリエ変換する逆フーリエ変換ステップと、
    を具備する信号生成方法。
  7. 前記第1の時間軸シフトステップにおけるシフト量を制御するシフト量制御ステップ、
    をさらに具備する請求項6に記載の信号生成方法。
  8. 前記複製ステップにより複製された複製データについて、信号点の位相を所定速度で回転させ、位相が回転した複製データを前記第1の時間軸シフトステップへ出力する位相回転ステップと、
    前記位相回転ステップにより前記信号点の位相を回転させる回転速度を制御する回転速度制御ステップと、
    をさらに具備する請求項6又は7に記載の信号生成方法。
  9. 前記第1の時間軸シフトステップでは、前記信号生成装置は、
    前記複製ステップにより複製された複製データについて、同一シンボル内の各サブキャリアで送信する情報シンボルに対し、サブキャリアごとに異なる位相回転を加えることで、前記複製データをサンプル単位で時間軸に沿ってシフトさせる、
    ことを特徴とする請求項6又は7に記載の信号生成方法。
  10. 逆フーリエ変換を用いた伝送方式を採用する信号生成装置により実行される信号生成方法であって、
    送信データを変調し、変調データを得る変調ステップと、
    前記変調ステップにより得られた前記変調データを、逆フーリエ変換のサイズより小さい所定サイズの並列データに変換する直並変換ステップと、
    前記直並変換ステップにより得られた前記並列データの一部又は全部を選択して複製し、複製データを得る複製ステップと、
    前記直並変換ステップにより得られた前記並列データと前記複製ステップにより得られた前記複製データとを逆フーリエ変換する逆フーリエ変換ステップと、
    前記複製データの逆フーリエ変換後のサンプルを巡回シフトさせることで、サンプル単位で時間軸に沿ってシフトした時間軸シフトデータを得る第2の時間軸シフトステップと、
    前記並列データの逆フーリエ変換後のデータと前記時間軸シフトデータとを合成する合成ステップと、
    を具備する信号生成方法。
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