JP4913997B2 - 放電加工システム及び設備 - Google Patents

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Description

この発明は放電加工システムに係り、特に、原子力プラントにおける原子炉内構造物など、狭隘な部位の補修に好適な放電加工システムに関する。
原子力プラントにおけるシュラウドなどの炉内構造物に亀裂等が生じた場合には、放射能による被ばくを防ぐため、炉内に純水が満たされている状態のままで、補修用の機器を水面から、例えば20m以上の深さまで沈め、遠隔操作により当該亀裂部位を補修する作業が求められる。
ここで、このときの補修には種々の加工技法が適用されるが、その一種に放電加工があり、この場合、満水状態の原子炉内に水中放電加工用のアクチュエータを吊り降ろして加工対象上に着座させ、加工用の電極を上下動させながら電圧を印加することによって加工対象との間で放電を生成し、その熱によって破損個所を切削除去する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平9−38831号公報
前記従来技術は、電極の移動機構に配慮がされておらず、小型化と位置再現性に問題があった。
前記従来技術の場合、電極の上下動をアクチュエータ内に設けたステッピングモータとボールネジの組合せによって実現する構成であるため、小型化には限界があり、十分な作業スペースを確保できない狭隘部分に対する加工には不向きである。
また、従来技術のばあい、加工箇所の変更にはアクチュエータ自体を移動させる必要があり、位置再現性に欠けるという問題もあった。
本発明は、従来技術の前記課題を解決するために案出されたもので、その目的は、狭隘部に位置する加工対象に適用して位置再現性良く放電加工が行なえるようにした放電加工システムを提供することにある。
上記目的を達成するため、まず、請求項1の発明は、加工対象に満たされている液体の中に沈めて使用され、前記加工対象の表面に接する開口部を有するケースを備えた加工ヘッド部を用い、当該加工ヘッド部に備えられている放電加工用電極により前記液体の中で前記加工対象の放電加工を行うようにした放電加工システムにおいて、前記放電加工用電極を前記加工対象の表面に対して揺動させるため前記ケース内に設けられた揺動シリンダと、前記放電加工用電極を加工対象の表面に対して平行に移動させるため前記ケース内に設けられた昇降シリンダと、前記昇降シリンダに、一対の配管を介して、正逆二方向から交互に圧力媒体を供給し、前記昇降シリンダのピストンを往復移動させる第1のノズル・フラッパ式サーボ弁と、前記揺動シリンダに、一対の配管を介して、正逆二方向から交互に圧力媒体を供給し、前記揺動シリンダのピストンを往復移動させる第2のノズル・フラッパ式サーボ弁と、前記ケースの中からフィルタで濾過した水を吸引して水槽に供給するポンプとを設け、前記ケースの中の水を前記ポンプにより前記水槽に吸引することにより、当該水槽の中の水が前記ケースの中に供給され、前記第1のノズル・フラッパ式サーボ弁と前記第2のノズル・フラッパ式サーボ弁により前記揺動シリンダと前記昇降シリンダを作動させ、前記放電加工用電極の前記ケース内での位置を制御し、前記液体の中で前記加工対象の放電加工を行うようにしたものである。
このとき、請求項2の発明によれば、前記第1ノズル・フラッパ式サーボ弁が、圧力媒体の供給管が接続された第1弁室と、圧力媒体の排出管が接続された第2弁室と、一端が前記第1弁室内に開口し他端が第1配管を介して前記昇降シリンダの一端に接続された第1ノズルと、一端が前記第1弁室内に開口し他端が第2配管を介して前記昇降シリンダの他端に接続された第2ノズルと、一端が前記第2弁室内に開口し他端が前記第2配管を介して前記昇降シリンダの他端に接続された第3ノズルと、一端が前記第2弁室内に開口し他端が前記第1配管を介して前記昇降シリンダの一端に接続された第4ノズルと、前記第1弁室内において前記第1ノズル及び前記第2ノズルを交互に閉じる第1フラッパと、前記第2弁室内において前記第3ノズル及び請求項第4ノズルを交互に閉じる第2フラッパと、前記第1フラッパ及び第2フラッパを駆動する第1モータとを備え、前記第2ノズル・フラッパ式サーボ弁が、圧力媒体の供給管が接続された第3弁室と、圧力媒体の排出管が接続された第4弁室と、一端が前記第3弁室内に開口し他端が第3配管を介して前記揺動シリンダの一端に接続された第5ノズルと、一端が前記第3弁室内に開口し他端が第4配管を介して前記揺動シリンダの他端に接続された第6ノズルと、一端が前記第4弁室内に開口し他端が前記第4配管を介して前記揺動シリンダの他端に接続された第7ノズルと、一端が前記第4弁室内に開口し他端が前記第3配管を介して前記揺動シリンダの一端に接続された第8ノズルと、前記第3弁室内において前記第5ノズル及び請求項第6ノズルを交互に閉じる第3フラッパと、前記第4弁室内において前記第7ノズル及び前記第8ノズルを交互に閉じる第4フラッパと、前記第3フラッパ及び第4フラッパを駆動する第2モータとを備えているようにして、上記目的が達成できるようにしている。
また、このとき、請求項3の発明によれば、前記ケースの開口部端面に配置されたシール部材と、前記ケースを加工対象の表面に固定するための吸着部材と、前記ケースを加工対象側に付勢するための圧力媒体を供給する流体加圧手段と、前記圧力媒体を加工対象と反対方向に放出するための噴射口とが設けられているようにして、上記目的が達成できるようにしている。
そして、更に請求項4の発明によれば、前記ケース内に満たされた流体を外部に排出するための排水口と、前記ケース内に新たな水を供給するための給水口と、前記排水口に連通接続された配水管を介してケース内の水を吸引するポンプと、前記給水口に連通接続された配水管を介してケース内に水を供給する水源とが備えられているようにして、上記目的が達成できるようにしている。
次に、同じく上記目的を達成するため、請求項5の発明によれば、前記加工ヘッド部が、前記電極による加工深度を探知するための深さセンサと、前記深さセンサから加工深度が設定値に達したことを示す信号が出力されたとき、前記昇降シリンダを駆動させて加工位置を移動させる制御手段とを備えているようにして、上記目的が達成できるようにしている。
このとき、請求項6の発明によれば、前記ケースと加工ヘッド部を吊り下げ、前記加工対象の近傍に運搬するための移送手段が備えられているようにして、上記目的が達成できるようにしている。
上記手段による放電加工システムにあっては、加工ヘッドの外部に設置した揺動サーボシリンダをサーボモータで駆動し、この揺動サーボシリンダの駆動によって加工ヘッドに内蔵した揺動シリンダを作動させて、加工用電極の往復揺動が実現される仕組みであるため、従来のように電極を往復動させるためのモータやボールネジを加工ヘッド内に収納する必要がない。
本発明は、この様に、サーボモータによるサーボ制御とマスター/スレーブシリンダ方式による圧力媒体の制御を組合せ、これにより、加工ヘッドの小型化及び薄型化が実現でき、より狭隘な場所に位置する加工対象に対する放電加工を可能にしたことが特徴である。
また、本発明は、外部に設置した昇降サーボシリンダの駆動により、加工ヘッドを加工対象に固定したままケース内で加工用電極が移動できるようにしたので、位置再現性を損なうことなく加工箇所の移動が可能になり、一度に比較的広範囲を加工することができる。このとき、前記圧力媒体としては、例えば水や油、空気が該当する。
更に本発明は、揺動シリンダ及び昇降シリンダに対し、それぞれのピストンを戻り方向に付勢するための圧力媒体を供給する第3圧力ユニットを備えることを特徴としている。
この結果、揺動シリンダ及び昇降シリンダに対して背圧を常時付加することが可能となり、揺動サーボシリンダ及び昇降サーボシリンダが戻り方向に作動する際の加工ヘッド側揺動及び昇降シリンダの応答性を向上させることができる。
また、本発明によれば、更に第3圧力ユニットとして、空圧発生手段と、空圧を液圧に変換する空液圧変換手段が備えられていることを特徴としている。
更に本発明では、加工対象の表面に接する開口部を備えたケース内に、放電加工用の電極、当該電極を加工対象との間で揺動させるための揺動シリンダ、及び前記電極を加工対象に対し、平行に移動させるための昇降シリンダを収納させてなる加工ヘッドと、一対の配管を介して前記昇降シリンダに圧力媒体を正逆二方向から交互に供給し、そのピストンを往復移動させる第1ノズル・フラッパ式サーボ弁と、一対の配管を介して前記揺動シリンダに圧力媒体を正逆二方向から交互に供給し、そのピストンを往復移動させる第2ノズル・フラッパ式サーボ弁とを備えたことを特徴としている。
この放電加工システムの場合も、外部に設置した第2ノズル・フラッパ式サーボ弁の駆動によって加工ヘッド内の揺動シリンダを作動させ、加工用電極の往復揺動が実現される仕組みであるため、従来のように電極を往復動させるためのモータやボールネジを加工ヘッド内に収納する必要がない。
このため、加工ヘッドの更なる小型化或いは更なる薄型化が実現でき、より狭隘な場所に位置する加工対象に対し放電加工が可能となる。
また、外部に設置した第1ノズル・フラッパ式サーボ弁の駆動により、加工ヘッドを加工対象に固定したままケース内で加工用電極を移動させることができるため、位置再現性を損なうことなく加工箇所を変更することが可能となり、一度に比較的広範囲を加工することができる。ここでも、前記圧力媒体としては、例えば水や油、空気が該当する。
また、本発明によれば、更に前記第1ノズル・フラッパ式サーボ弁が、圧力媒体の供給管が接続された第1弁室と、圧力媒体の排出管が接続された第2弁室と、一端が前記第1弁室内に開口し、他端が第1配管を介して前記昇降シリンダの一端に接続された第1ノズルと、一端が前記第1弁室内に開口し、他端が第2配管を介して前記昇降シリンダの他端に接続された第2ノズルと、一端が前記第2弁室内に開口し、他端が前記第2配管を介して前記昇降シリンダの他端に接続された第3ノズルと、一端が前記第2弁室内に開口し、他端が前記第1配管を介して前記昇降シリンダの一端に接続された第4ノズルと、前記第1弁室内において第1ノズル及び第2ノズルを交互に閉塞する第1フラッパと、前記第2弁室内において第3ノズル及び第4ノズルを交互に閉塞する第2フラッパと、前記第1フラッパ及び第2フラッパを駆動する第1モータとを備え、前記第2ノズル・フラッパ式サーボ弁が、圧力媒体の供給管が接続された第3弁室と、圧力媒体の排出管接続された第4弁室と、一端が前記第3弁室内に開口し、他端が第3配管を介して前記揺動シリンダの一端に接続された第5ノズルと、一端が前記第3弁室内に開口し、他端が第4配管を介して前記揺動シリンダの他端に接続された第6ノズルと、一端が前記第4弁室内に開口し、他端が前記第4配管を介して前記揺動シリンダの他端に接続された第7ノズルと、一端が前記第4弁室内に開口し、他端が前記第3配管を介して前記揺動シリンダの一端に接続された第8ノズルと、前記第3弁室内において第5ノズル及び第6ノズルを交互に閉塞する第3フラッパと、前記第4弁室内において第7ノズル及び第8ノズルを交互に閉塞する第4フラッパと、前記第3フラッパ及び第4フラッパを駆動する第2モータとを備えたことを特徴としている。
このとき、更に前記加工ヘッドを吊り下げて加工対象の近傍に配置させるための遠隔取扱手段と、前記ケースの開口部端面に配置されたシール部材と、当該ケースを加工対象の表面に固定するための吸着部材と、前記ケースを加工対象側に付勢するための圧力媒体(水や空気)を供給する加圧手段と、前記圧力媒体を加工対象と反対方向に放出するための噴射口とを備えたことを特徴としている。
この結果、加工ヘッドを加工対象の表面に密着させることができ、ケース内で生じた加工屑等が外部に飛散することを防止できる。
また、本発明によれば、更に前記ケースにケース内に満たされた水を外部に排出するための排水口と、ケース内に新たな水を供給するための給水口とが設けられており、前記排水口と連通接続された配水管を介してケース内の水を吸引するポンプと、前記給水口と連通接続された配水管を介してケース内に水を供給する水源とを備えたことを特徴としている。
純水で満たされた原子炉内等において水中放電加工を実施する場合には、このようにケース内の水を循環させる仕組みを設け、加工特性に悪影響を及ぼす加工屑を外部に強制的に排出させることが望ましいが、これが本発明により達成される。
また、本発明によれば、更に電極による加工対象に対する加工深度を探知するための深さセンサと、当該深さセンサから加工深度が設定値に達したことを示す信号が出力された場合に、前記昇降シリンダを駆動させて加工位置を所定の位置まで移動させる制御手段を備えたことを特徴としている。
この結果、比較的広い範囲に亘って予め設定した深さで自動的に加工することが可能となる。
本発明によれば、補修設備が更に小型化でき、或いは更に薄型化できるので、狭隘部に位置する加工対象に対しても有効な加工が施せ、且つ、電極だけを揺動させることができるので、位置再現性を損なうことなく、加工箇所を変更することができる。
以下、本発明による放電加工システムについて、図示の実施形態により詳細に説明する。
まず、本発明の第1の実施形態について、図1により説明すると、この実施形態は、本発明による放電加工システムを原子炉の放電加工に適用した場合の一実施形態で、ここで、システムの全体は10で表わされ、原子炉の圧力容器などの加工対象は26で表されている。
従って、この場合、圧力容器内に満たされている水(純水)が放電加工のための絶縁性の液体、いわゆる加工液となる。
そして、この放電加工システム10では、加工ヘッド部12と外部設備群13に大別されていて、加工ヘッド部12は、巻き上げ機構11などの移送手段により吊り下げられ、純水で満たされた原子炉内の放電加工を要する部位の近傍、つまり原子炉内構造物、特に炉心シュラウドなどの加工対象26の表面の近傍に運搬された上で、原子炉の外に設置してある外部設備群13により駆動制御され、必要な部位に必要な放電加工を施すことができるようになっている。
このため、加工ヘッド部12は、開口部を備えたケース20と、ケース20内に摺動自在に配置されたフレーム21と、フレーム21内に移動自在に配置された放電加工用の電極22、フレーム21を図において上下の方向に往復移動させるための昇降シリンダ23、揺動機構のリンク24を介して電極22を加工対象26に対して揺動(首振り運動)させるための揺動シリンダ25を備えている。
まず、ケース20には、加工対象26の表面と開口部端面との間に介装されるようにして設けたシール部材27と、ケース20を加工対象26の表面に固定するためのベローズ式吸着盤28を備えている。
ここで、この図1においては、図示上、吸着盤28が1個だけ描かれているが、実際には複数個(少なくとも3個)の吸着盤が設けられていて、各々には、圧水(加圧した水)を加工対象26とは反対方向に放出するための噴射口29が設けられている。
また、このケース20には、内部の水を外部に排出するための排水口30と、ケース20内に水を供給するための給水口31が設けられている。
次に、外部設備群13には、上記した巻き上げ機構11の他、第1水圧ユニット40と第2水圧ユニット41、加工用電源部42、制御部43、第3水圧ユニット44、水槽45、第1給水ポンプ46、第2給水ポンプ47、それにフィルタ48が設けられている。
そして、まず、第1水圧ユニット40は、揺動サーボ用シリンダ50と第1サーボモータ51、それにボールネジ52を備え、第1サーボモータ51の回転力が、ボールネジ52により、揺動サーボ用シリンダ50の中にあるピストンの往復運動に変換される仕組みになっている。
この揺動サーボ用シリンダ50は、その内部が配水管53を介して加工ヘッド部12の揺動シリンダ25に連結されている。そこで、この揺動シリンダ25は、揺動サーボ用シリンダ50のピストンの押圧動作に呼応して押し出し方向に作動されることになる。
これにより、第1サーボモータ51の作動に呼応して揺動シリンダ25を作動させることができ、従って、加工ヘッド部12に第1サーボモータ51やボールネジ52を内蔵させる必要がない。
次に、第2水圧ユニット41は、昇降サーボ用シリンダ54と第2サーボモータ55、それにボールネジ56を備え、第2サーボモータ55の回転力が、ボールネジ56により、昇降サーボ用シリンダ54の中にあるピストンの往復運動に変換される仕組みになっている。
この昇降サーボ用シリンダ54は、その内部が配水管57を介して加工ヘッド部12の昇降シリンダ23に連結されている。そこで、この昇降サーボ用シリンダ54の押圧動作に呼応して昇降シリンダ23が押し出し方向に作動されることになる。
これにより、第2サーボモータ55の作動に呼応して昇降シリンダ23を作動させることができ、従って、加工ヘッド部12に第2サーボモータ55やボールネジ56を内蔵させる必要がない。
次に、第3水圧ユニット44は、コンプレッサ58と空水圧変換シリンダ59とを備え、コンプレッサ58で発生させた空気圧を空水圧変換シリンダ59により水圧に変換する働きをする。
この空水圧変換シリンダ59は、配水管60(分岐管60a、60bを含む)を介して加工ヘッド部12の揺動シリンダ25及び昇降シリンダ23に連結されており、揺動シリンダ25のピストン及び昇降シリンダ23のピストンに対して常時戻り方向に圧力(背圧)を付加する働きをしている。
また、第1給水ポンプ46は、配水管61を介して加工ヘッド部12の排水口30及び水槽45に連結されており、ケース20内の水を吸引して水槽45内に戻す働きをする。このとき、配水管61には、途中にフィルタ48が設けてあり、その濾過材によって加工屑等の除去が得られるようにしてあある。
従って、第1給水ポンプ46を動作させると、ケース20内の水が外部に排出されることになり、この結果、配水管62を介して水槽45内の浄化水がケース20の給水口31に流れ込み、ケース20内に補給されることになる。
また、第2給水ポンプ47は、配水管63を介して水槽45内の浄化水を加工ヘッド部12の噴射口29に供給する働きをする。
次に、加工用電源部42は、給電ケーブル64a、64bを介して電極22と加工対象26の間に電圧を印加し、加工に必要な放電を起こさせる働きをする。
ここで、制御部43は、マイクロコンピュータと各種のドライバ回路、制御プログラムを格納した記憶装置などを備えていて、信号ケーブル65a〜65cを介して加工ヘッド部12の深さセンサ66、第1原点センサ67、及び第2の原点センサ68に接続されている。
また、この制御部43は、信号ケーブル69a〜69dを介して第1水圧ユニット40の原点センサ70及び第1サーボモータ51、第2水圧ユニット41の原点センサ72及び第2サーボモータ55と接続されている。
次に、図2は、加工ヘッド部12の斜視図で、ここには、前面側が開口した扁平なケース20と、このケース20内に配置されたフレーム21の詳細が表わされ、更に、このフレーム21の中心部に配置された直方体形状の加工用電極22とケース20の上板73に取り付けられた昇降シリンダ23、それにフレーム21の下枠74に取り付けられた揺動シリンダ25が表されている。
このとき、フレーム21の左右には、4個のフランジ75が突設されていて、これらに形成してある貫通孔が、ケース20の内側に取り付けてあるガイド棒76に挿通されている。そして、このフレーム21の上枠78には、昇降シリンダ23の駆動軸77が、ケース20の上板73を貫通して連結されている。
この結果、フレーム21は、昇降シリンダ23の往復動作に呼応して、電極22及び揺動シリンダ25ごと、直線の矢印Aで示すように、上下に移動することになる。
ここで、電極22は、その下端部で、導電性の給電プレート79の一方の面(図では上側の面)に取付けられており、給電プレート79の他方の面(図では下側の面)は、図示していない絶縁プレートを介して電極支持部材80に取付けられている。
この電極支持部材80の下端部は、支軸81を介してフレーム21の側面に回動自在に保持され、更に、この電極支持部材80の支軸81から表面側(図1の加工対象26側)になった位置には、揺動機構のリンク24の一端が回動自在に連結され、その他端には、揺動シリンダ25の駆動軸82が、フレーム21の下枠74を貫通して、同じく回動自在に連結してある。
そこで、この結果、直線の矢印Bで示す揺動シリンダ25の往復動作に呼応して、円弧状の矢印Cで示す電極20の揺動(首振り)運動が得られることになる。
ケース20の上板73には、プラス側電源接続部83及びマイナス側電源接続部84が設けられていて、それぞれ給電ケーブル64a、64bを介して加工用電源部42(図1)に接続される。
給電プレート79の両端にはそれぞれ縮性を備えた蛇腹状(コイル状の場合もある)ケーブル85の下端が電気的に接続されていて、それらの上端はプラス側電源接続部83に電気的に接続されている。
そして、ケース20の開口端面86の両側には、密着端子87が対になって設けてあり、各々がマイナス側電源接続部84に電気的に接続してある。そして、この開口端面86には、更にゴム製のシール材27が配設されている。
次に、ケース20の側板88の下部には排水口30が設けられ、これにケース20の外面に配設された配水管61が連結されており、同じく側板88の上部には給水口31が設けてあり、これにケース20に配設された配水管62が連結されている。
また、ケース20の上板73には、吊り金具89が取り付けてあり、これに板バネやワイヤ等の吊り下げ部材90を連結することにより、巻き上げ機構11により原子炉内に吊り降ろしできるようにしてある。
既に説明したように、このケース20の外周面には吸着盤28がそれぞれ左右に2個取り付けてあるが、このときケース20の外周面には、更にそれぞれ配水管63(図1)からの分岐管63a、63bが配設されている。
このとき、各吸着盤28の背面には、既に説明したように、噴射口29が設けてあり、これらには、吸着盤28の内面で、分岐管63a、63bに連通した支管91が連結されている。
揺動シリンダ25の下部には、パンタグラフ式配水管92の一端が連結され、このパンタグラフ式配水管92の他端は、揺動サーボ用シリンダ50に連通した配水管53に連結されている、そして、この揺動シリンダ25の上部には、空水圧変換シリンダ59に連通した背圧供給用の配水管60aが連結されている。
一方、昇降シリンダ23の下部には、昇降サーボ用シリンダ54に連通した配水管57が連結され、その上部には、空水圧変換シリンダ59に連通した背圧供給用の配水管60bが連結されている。
ケース20の上板73の下側には近接スイッチよりなる第2原点センサ68が取付けられ、図示は省略したが、信号ケーブル65cを介して制御部43に接続されている。そして、この第2原点センサ68は、昇降シリンダ23によりフレーム21が上限まで上昇したとき、それを検出して制御部43に信号を出力するようになっている。
また、フレーム21の下枠74にも近接スイッチよりなる第1原点センサ67が取付けられ、これも図示は省略したが、信号ケーブル65bを介して制御部43に接続されている。そして、この第1原点センサ67は、揺動シリンダ25により揺動機構のリンク24の下端部が下限まで下降したとき、それを検出して制御部43に信号を出力するようになっている。
更に、フレーム21の右枠93には近接スイッチよりなる深さセンサ66が取り付けられており、図示は省略したが、信号ケーブル65aを介して制御部43に接続されている。そして、この深さセンサ66により、電極22による加工深度が設定値に達したことが検出できるようになっている。
このため、電極22の上面から背面にかけて配置した角度検出ロッド94を設け、図示してないスプリングなどにより、この角度検出ロッド94を加工対象26側に付勢させておく。
そして、この角度検出ロッド94は、電極22による加工が進み、電極22が矢印C方向に傾斜していったとき、これと共に傾斜し、電極22による加工深度が設定値に達したとき、この角度検出ロッド94の反対側の端部が深さセンサ66の探針95に接触するように設定しておく。
そこで、いま電極22による加工深度が、例えば30mmに達したとき、角度検出ロッド94が深さセンサ探針95に触れるように調整しておけば、深さセンサ66からの出力信号によって電極22による加工深度が30mmに達したことが制御部43で認識することができる。
次に、この第1の実施形態による放電加工システム10の動作について説明する。
まず、巻き上げ機11を稼動させ、加工ヘッド部12を炉水で満たされた原子炉内に吊り降ろして行く。このとき、給電ケーブル64a、64bや配水管60、61、62、63、信号ケーブル65a、65b、65cも加工ヘッド部12と共に原子炉内の炉水中に繰り出されて行く。
そして、加工ヘッド部12が補修が必要な箇所に到達した時点で第2給水ポンプ47を稼動させ、噴射口29から圧水を加工対象26と反対方向に放出させる。
この結果、吸着盤28が加工対象26の表面に吸着し、加工ヘッド部12のケース20内に密閉空間が形成され、更にケース20の開口端面86に設けられている密着端子87が加工対象26の表面に圧接され、両者が電気的に接続される。
次いで第3水圧ユニット44を稼動させ、加工ヘッド部12の揺動シリンダ25及び昇降シリンダ23に背圧を供給すると同時に、第1水圧ユニット40及び第2水圧ユニット41を稼動させ、揺動シリンダ25及び昇降シリンダ23に押し出し方向の圧水を供給する。
この結果、揺動シリンダ25が背圧に抗して押し出し方向に作動し、電極22が加工対象26から離れた垂直位置をとり、且つ、昇降シリンダ23が背圧に抗して押し出し方向に作動し、フレーム21が上限位置をとる。
次に、第1水圧ユニット40の第1サーボモータ51を逆転させると、揺動シリンダ25のピストンが戻り方向に移動し、揺動機構のリンク24の作用によって電極22が加工対象26側に傾斜する。
そこで、この結果、加工対象26の表面との間に放電が起こり、加工対象26に対する放電加工が開始され、以後、第1サーボモータ51の正転/逆転を繰り返すことにより、電極22が矢印C方向に往復揺動し、放電加工により加工対象26の表面を削り取っていく。
この間、第1給水ポンプ46が稼動されているため、排水口30からケース20内の加工屑を含んだ汚水が吸引され、フィルタ48で濾過されて浄化水となってから水槽45に戻され、この後、水槽45内の浄化水が再び給水口31からケース20内に戻されるようになる。
このように、第1給水ポンプ46の稼動によってケース20内の加工屑を含んだ汚水が外部に排出され、浄化済みの水が新たに供給される仕組みであるため、加工屑による加工特性の劣化を防止することができる。
そして、このとき、ケース20内は、シール材27によって外部と完全に隔絶されているため、加工屑が外部に流出する虞れもない。
また、このとき、加工用の電極22の揺動運動に伴って角度検出ロッド94も傾斜し、電極22による加工深度が予め設定された値に達した時点で、深さセンサ66がこれを検知し、制御部43に信号を出力する。
そこで、これを受けた制御部43は、第1水圧ユニット40の第1サーボモータ51の駆動を一時的に停止させると共に、第2水圧ユニット41の第2サーボモータ55を所定量回転させ、昇降サーボ用シリンダ54を必要量戻す。
この結果、昇降シリンダ23が作動し、フレーム21が電極22ごと下方向に移動し、加工対象26の表面における加工箇所が変更される。
次に制御部43は、第1サーボモータ51の駆動を再開させ、新たな加工箇所に対する放電加工を開始する。
そして、以上の工程を繰り返えし、フレーム21がケース20内の下限位置に達した時点で電源供給が停止され、巻き取り装置11によってケース20が引き上げられる。
ここで、揺動シリンダ25、配水管53、揺動サーボ用シリンダ50からなる水圧回路、及び昇降シリンダ23、配水管57、昇降サーボ用シリンダ54からなる水圧回路に対しては、図示していない水源から必要に応じて純水が補充されるようになっている。
例えば、揺動サーボ用シリンダ50の原点センサ70から信号の出力があるにもかかわらず、揺動シリンダ25の原点センサ67から信号の出力がない場合、制御部43は水量不足と判定し、図示していない電磁バルブを開閉操作して水源から純水を水圧回路に給水し、揺動シリンダ25のピストンを原点に復帰させる。
同様に、昇降サーボ用シリンダ54の原点センサ72から信号の出力があるにもかかわらず、昇降シリンダ23の原点センサ68から信号の出力がない場合も制御部43は水量不足と判定し、図示していない電磁バルブを開閉操作して水源から純水を水圧回路に給水し、昇降シリンダ23のピストンを原点に復帰させる。
この第1の実施形態に係る放電加工システム10によれば、加工用の電極22の往復移動が水圧駆動の揺動シリンダ25及び揺動機構のリンク24の組合せによって実現させているため、ケース20内に電極駆動用のモータやボールネジを内蔵させる必要がなくなり、その分、加工ヘッド部12が小型化でき、薄型化することができる。
そして、この結果、この第1の実施形態に係る放電加工システム10によれば、極めて狭い場所にも加工ヘッド部12を吊り降ろすことができ、補修加工を行うことができる。しかも、このとき、圧力媒体として純水を用いているため、万一液漏れが発生した場合ても、周囲に悪影響を及ぼす虞れがない。
また、この第1の実施形態によれば、加工用の電極22の位置が昇降シリンダ23の駆動によって移動可能な仕組みを備えているため、加工ヘッド部12を加工対象26の表面に固定したままの状態で、加工位置を容易に変更することができ、この結果、位置精度を保持したまま比較的広い範囲を一度に加工することができる。
更に、この第1の実施形態に係る放電加工システム10の場合、上記のように、第3給水ユニット44により、揺動シリンダ25及び昇降シリンダ23に対して背圧が常時供給されているため、揺動サーボ用シリンダ50及び昇降サーボ用シリンダ54が戻り方向に作動した際の応答性の向上が実現されている。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。ここで、図3が、この第2の実施形態に係る放電加工システム100の概念図で、これは、加工ヘッド12の昇降シリンダ23及び揺動シリンダ25を駆動するための機構に特徴があり、他の構成の大部分は上記した第1放電加工システム10のものと共通している。
そこで、以下の説明では、両システム間で相違する点を中心に説明し、実質的に共通する構成要素については、同一の符号を付すだけで、重複した説明は割愛する。
図3において、まず、外部設備群101は、巻き上げ機構11、加工用電源部42、制御部43、水槽45、第1給水ポンプ46、第2給水ポンプ47、フィルタ48の他、第1ノズル・フラッパ式サーボ弁102、第2ノズル・フラッパ式サーボ弁104、タンク105、第3給水ポンプ106を備えている。
第1ノズル・フラッパ式サーボ弁102及び第2ノズル・フラッパ式サーボ弁104に対しては、送水管107、108を介して第3給水ポンプ106からの圧水が常時供給されると共に、これらサーボ弁102、104からの排水は、排水管109、110を介してタンク105内に戻される。
そして、まず、第1ノズル・フラッパ式サーボ弁102は、配水管112及び配水管113を介して昇降シリンダ23に連結されている。
そこで、この第1ノズル・フラッパ式サーボ弁102からの圧水が配水管112を介して昇降シリンダ23の上部に供給されると、そのピストンが下降して加工ヘッド12のフレーム21が下降され、同サーボ弁102からの圧水が配水管113を介して昇降シリンダ23の下部に供給されると、ピストンが上昇して加工ヘッド12のフレーム21が上昇されることになる。
次に、第2ノズル・フラッパ式サーボ弁104は、配水管114及び配水管115を介して揺動シリンダ25と連結されている。
そこで、第2ノズル・フラッパ式サーボ弁104からの圧水が配水管114を介して揺動シリンダ25の上部に供給されると、そのピストンが下降して電極22が加工対象の表面側に回動され、同サーボ弁104からの圧水が配水管115を介して揺動シリンダ25の下部に供給されると、ピストンが上昇して電極22が反対方向に戻ることになる。
次に、図4及び図5の概念図に基づいて、第1ノズル・フラッパ式サーボ弁102の詳細な構造と動作について説明する。
この第1ノズル・フラッパ式サーボ弁102は、信号ケーブル117(図3)を介して制御部43から供給されてくる指令に従って動作し、駆動軸120を左右に移動させるモータ121を備えている。
更に、駆動軸120に保持された第1フラッパ122及び第2フラッパ123と、第1フラッパ122の先端部が臨む第1弁室124と、第2フラッパ123の先端部が臨む第2弁室125と、第1弁室124内に開口した第1ノズル126及び第2ノズル127と、第2弁室125内に開口した第3ノズル128及び第4ノズル129を備えている。
そして、まず、第2ノズル127及び第3ノズル128は、配水管112を介して昇降シリンダ23の上部開口に連結されており、第1ノズル126及び第4ノズル129は、配水管113を介して昇降シリンダ23の下部開口に連結されている。
また、第1弁室124には第3給水ポンプ106からの送水管107が連結されており、第2弁室125にはタンク105に通じる排水管109が連結されている。
ここで、いま、モータ121が制御され、まず、駆動軸120が所定方向に移動し、図4に示すように、第1フラッパ122により第1ノズル126が閉じられ、第2フラッパ123により第3ノズル128が閉じられたとする。
そうすると、送水管107を介して第1弁室124に供給されている圧水が、開口した第2ノズル127から配水管112を経由して昇降シリンダ23の上部開口に送られ、ピストン130の表面(ピストン棒がない方の面)を加圧する。
この結果、ピストン130が下降方向に移動すると共に、ピストン130の裏面(ピストン棒がある方の面)側にある水は下部開口から配水管113及び第4ノズル129を経由して第2弁室125内に到達し、ここから排水管109を介してタンク105内に戻される。
次に、モータ121により、今度は駆動軸120が逆方向に移動し、図5に示すように、第1フラッパ122により第2ノズル127が閉じられると共に、第2フラッパ123により第4ノズル129が閉じられたとする。
そうすると、今度は第1ノズル126が開口されるので、送水管107を介して第1弁室124に供給されている圧水は、この開口した第1ノズル126から配水管113を経由して昇降シリンダ23の下部開口に送られ、ピストン130の裏面を加圧する。
この結果、ピストン130が上昇方向に移動すると共に、ピストン130の表面側にある水は上部開口から配水管112及び第3ノズル128を経由して、第2弁室125内に到達し、ここから排水管109を介してタンク105内に戻されるようになる。
このとき、図示は省略したが、モータ121を制御し、第1フラッパ122及び第2フラッパ123を中立位置に保持させることにより、ピストン130にかかる水圧が当該ピストンの両面でバランスするようにしてやれば、所定の位置にピストン1を停止させることができる。
次に、図6及び図7の概念図に基づいて、第2ノズル・フラッパ式サーボ弁104の詳細な構造と動作について説明する
ここで、この第2ノズル・フラッパ式サーボ弁104の場合も、基本的には第1ノズル・フラッパ式サーボ弁102の場合と共通した構成を多くもっているが、以下の説明では、重複を顧みずに説明する。
まず、この第2ノズル・フラッパ式サーボ弁104も、信号ケーブル118(図3)を介して制御部43から供給されてくる指令に従って動作し、駆動軸140を左右に回動させるモータ141を備えている。
更に、駆動軸140に保持された第3フラッパ142及び第4フラッパ143と、第3フラッパ142の先端部が臨む第3弁室144と、第4フラッパ143の先端部が臨む第4弁室145と、第3弁室144内に開口した第5ノズル146及び第6ノズル147と、第4弁室145内に開口した第7ノズル148及び第8ノズル149とを備えている。
そして、まず、第6ノズル147及び第7ノズル148は、配水管114を介して揺動シリンダ25の上部開口に連結されており、第5ノズル146及び第8ノズル149は、配水管115を介して揺動シリンダ25の下部開口に連結されている。
次に、第3弁室144には第3給水ポンプ106からの送水管108が連結されており、第4弁室145は排水管110を介してタンク105に連結されている。
ここで、いま、モータ141が制御され、まず、駆動軸140が所定方向に移動し、図6に示すように、第3フラッパ142により第5ノズル146が閉じられ、第4フラッパ143により第7ノズル148が閉じられたとする。
そうすると、送水管108を介して第3弁室144に供給されている圧水が、開口した第6ノズル147から配水管114を経由して揺動シリンダ25の上部開口に到達し、ピストン150の裏面を加圧する。
この結果、ピストン150が下降方向に移動すると共に、ピストン150の表面側の水は下部開口から配水管115及び第8ノズル149を経由して第4弁室145内に到達し、ここから排水管110を介してタンク105内に戻される。
次に、モータ141により、今度は駆動軸140が逆方向に移動し、図7に示すように、第3フラッパ142により第6ノズル147が閉じられると共に、第4フラッパ143により第8ノズル149が閉じられたとする。
そうすると、今度は送水管108を介して第3弁室144に供給されている圧水が、開口した第5ノズル146から配水管115を経由して揺動シリンダ25の下部開口に達し、ピストン150の表面を加圧する。
この結果、ピストン150が上昇方向に移動すると共に、ピストン150の裏面側にある水は上部開口から配水管114及び第7ノズル148を経由して、第4弁室145内に到達し、排水管110を介してタンク105内に戻されるようになる。
このとき、図示は省略したが、モータ141を制御し、第3フラッパ142及び第4フラッパ143を中立位置に保持させることにより、ピストン150にかかる水圧が当該ピストンの両面でバランスするようにしてやれば、所定の位置にピストン1を停止させることができる。
従って、この第2の実施形態に係る放電加工システム100においても、加工ヘッド12の構成は、図2に示した第1放電加工システム10と以下の点で異なっているだけであり、残りはほとんど共通である。
(1)
昇降シリンダ23の上部には、第1ノズル・フラッパ式サーボ弁102の配水管112が連結されている。
(2)
昇降シリンダ23の下部には、第1ノズル・フラッパ式サーボ弁102の配水管113が連結されている。
(3)
パンタグラフ式配水管92の他端には、第2ノズル・フラッパ式サーボ弁104の配水管114が連結されている。但し、パンタグラフ式配水管92の一端が揺動シリンダ25の下部に連結されている点は同じである。
(4)
揺動シリンダ25の上部には、第2ノズル・フラッパ式サーボ弁104の配水管115が連結されている。
(5)
第1原点センサ67、第2原点センサ68、信号ケーブル65b、65cは存在しない。
以下、において、この第2の実施形態に係る放電加工システム100の動作について説明する。
まず、巻き上げ機11を稼動させ、加工ヘッド部12を炉水で満たされている原子炉内に吊り降ろして行く。このとき、給電ケーブル64a、64bや配水管112、113、114、115、信号ケーブル65aも加工ヘッド部12と共に原子炉内の炉水中に繰り出されて行く。
そして、加工ヘッド部12が補修が必要な箇所に到達した時点で第2給水ポンプ47を稼動させ、噴射口29から圧水を加工対象26と反対方向に放出させる。
この結果、吸着盤28が加工対象26の表面に吸着し、加工ヘッド部12のケース20内に密閉空間が形成され、更にケース20の開口端面86に設けられている密着端子87が加工対象26の表面に圧接され、両者が電気的に接続される。
次いで第1ノズル・フラッパ式サーボ弁102のモータ121を所定方向に回動させ、図5の状態にして、配水管113を介して昇降シリンダ23の下部に水圧を供給する。
この結果、昇降シリンダ23が押し出し方向(上昇方向)に作動し、フレーム21が上限位置をとる。
同時に、第2ノズル・フラッパ式サーボ弁104のモータ141を所定方向に回動させ、図7の状態にして、配水管115を介して揺動シリンダ25の下部に水圧を供給する。
この結果、揺動シリンダ25が戻り方向に作動し、電極22は加工対象26から離れた垂直位置をとる。
次に、第2ノズル・フラッパ式サーボ弁104のモータ141を逆転させると、揺動シリンダ25のピストン150が押し出し方向に移動し、揺動機構のリンク24の作用により電極22が加工対象26側に傾斜される。
そして、この結果、電極22と加工対象26の表面の間に放電が起こり、加工対象26に対する放電加工が開始され、以後、モータ141の正転/逆転を繰り返すことにより、電極22が矢印C方向に往復揺動し、加工対象26の表面を削り取っていく。
この間、第1給水ポンプ46が稼動されているため、排水口30からケース20内の加工屑を含んだ汚水が吸引され、フィルタ48で濾過されて浄化水となってから水槽45に戻され、この後、水槽45内の浄化水が再び給水口31からケース20内に戻されるようになる。
このように、第1給水ポンプ46の稼動によってケース20内の加工屑を含んだ汚水が外部に排出され、浄化済みの水が新たに供給される仕組みであるため、加工屑による加工特性の劣化を防止することができる。
そして、このとき、ケース20内は、シール材27によって外部と完全に隔絶されているため、加工屑が外部に流出する虞れもない。
また、このとき、加工用の電極22の揺動運動に伴って角度検出ロッド94も傾斜し、電極22による加工深度が予め設定された値に達した時点で、深さセンサ66がこれを検知し、制御部43に信号を出力する。
そこで、これを受けた制御部43は、電極22を加工対象26から離した状態に保持させたまま、第1ノズル・フラッパ式サーボ弁102のモータ121を所定量回動させ、第1ノズル126と第3ノズル128の双方を閉じる。
この結果、昇降シリンダ23のピストン130が下降し、フレーム21が電極22ごと下方向に移動し、加工対象26の表面における加工箇所が変更される。
そこで、制御部43は、この状態において、第1ノズル・フラッパ式サーボ弁102の第1フラッパ122及び第2フラッパ123を中立位置に保持し、ピストン130の位置を固定し、次いで、制御部43は、第2ノズル・フラッパ式サーボ弁104のモータ141の駆動を再開させ、新たな加工箇所に対する放電加工を開始させる。
そして、以上の工程を繰り返えし、フレーム21がケース20内の下限位置に達した時点で電源供給が停止され、巻き取り装置11によってケース20が引き上げられる。
従って、この第2の実施形態に係る放電加工システム100の場合も、加工用電極22の往復回動が、水圧駆動の揺動シリンダ25及び揺動機構のリンク24の組合せによって実現されるため、ケース20内に電極駆動用のモータやボールネジを内蔵させる必要がなくなり、その分、加工ヘッド部12を小型化し、薄型化することができる。
そして、この結果、この第2の実施形態に係る放電加工システム100によっても、極めて狭い場所にも加工ヘッド部12を吊り降ろすことができ、補修加工を行うことができる。しかも、このとき、圧力媒体として純水を用いているため、万一液漏れが発生した場合ても、周囲に悪影響を及ぼす虞れがない。
また、この第2の実施形態においても、加工用の電極22の位置が昇降シリンダ23の駆動によって移動可能な仕組みを備えているため、加工ヘッド部12を加工対象26の表面に固定したままの状態で、加工位置を容易に変更することができ、この結果、位置精度を保持したまま比較的広い範囲を一度に加工することができる。
更に、この第2の実施形態に係る放電加工システム100の場合も、第3給水ユニット44により、揺動シリンダ25及び昇降シリンダ23に対して背圧が常時供給されているため、揺動サーボ用シリンダ50及び昇降サーボ用シリンダ54が戻り方向に作動した際の応答性の向上も実現されていることになる。
この結果、極めて狭い場所に加工ヘッド部12を吊り降ろして補修加工を行うことが可能となる。
また、圧力媒体として純水を用いているため、万一液漏れが発生しても周囲に悪影響を及ぼすことがない。
また、この第2の実施形態によっても、加工用の電極22の位置が昇降シリンダ23の駆動によって移動可能な仕組みを備えているため、加工ヘッド部12を加工対象26の表面に固定したままの状態で、加工位置を容易に変更することができ、この結果、位置精度を保持したまま比較的広い範囲を一度に加工することができる。
更に、この第2の実施形態に係る放電加工システム100の場合、第1の実施形態に係る放電加工システム10における第1水圧ユニット40(揺動サーボシリンダ50、第1サーボモータ51、ボールネジ52)に代えて、第2ノズル・フラッパ式サーボ弁104を設け、これにより揺動シリンダ25の駆動を実現すると共に、同じく第2水圧ユニット41(昇降サーボシリンダ54、第2サーボモータ55、ボールネジ56)に代えて、第1ノズル・フラッパ式サーボ弁102を設け、昇降シリンダ23の駆動を実現しているので、外部設備群101の小型化及び耐久性の向上を実現できる。
また、第1ノズル・フラッパ式サーボ弁102及び第2ノズル・フラッパ式サーボ弁104により直接的に液体回路を制御する方式であるため、原点位置検出用のセンサ類を一切設ける必要がなく、従って、この第2の実施形態に係る放電加工システム100によれば、構成の簡素化、制御の容易化を実現できる。
ところで、以上は、本発明を原子炉内における水中放電加工に適用した場合の実施形態について説明し、このため水圧駆動が前提になっている。しかし、本発明は、他の加工対象に対しても応用可能であり、この場合には圧力媒体を水に限定する必要はなく、当該加工対象において、放電加工に使用している加工液、例えばケロシン(灯油)などと同じ液体による液圧駆動にしたり、空圧駆動にしたりすることも当然に可能である。
ここで、空圧駆動の場合、放電加工に使用している加工液の中に空気が漏れても問題がないので、適用が可能になる。
本発明による放電加工システムの第1の実施形態を示すブロック構成図である。 本発明の実施形態における加工ヘッド部の一例を示す斜視図である。 本発明による放電加工システムの第2の実施形態を示すブロック構成図である。 本発明の第2の実施形態における第1ノズル・フラッパ式サーボ弁の説明図である。 本発明の第2の実施形態における第1ノズル・フラッパ式サーボ弁の他の説明図である。 本発明の第2の実施形態における第2ノズル・フラッパ式サーボ弁の説明図である。 本発明の第2の実施形態における第2ノズル・フラッパ式サーボ弁の他の説明図である。
符号の説明
10:放電加工システム
11:巻き上げ機構
12:加工ヘッド部
13:外部設備群
20:ケース
21:フレーム
22:電極
23:昇降シリンダ
24:揺動機構のリンク
25:揺動シリンダ
26:加工対象
27:シール部材
28:ベローズ式吸着盤
29:噴射口
30:排水口
31:給水口
40:第1水圧ユニット
41:第2水圧ユニット
42:加工用電源部
43:制御部
44:第3水圧ユニット
45:水槽
46:第1給水ポンプ
47:第2給水ポンプ
48:フィルタ
50:揺動サーボシリンダ
51:第1サーボモータ
52:ボールネジ
53:配水管
54:昇降サーボシリンダ
55:第2サーボモータ
56:ボールネジ
57:配水管
58:コンプレッサ
59:空水圧変換シリンダ
60:配水管
60a、60b:配水管分岐管
61、62、63:配水管
64a、64b:給電ケーブル
65a〜65c:信号ケーブル
66:深さセンサ
67:第1原点センサ
68:第2原点センサ
69a〜69d信号ケーブル
70、72:原点センサ
73:上板
74:下枠
75:フランジ
76:ガイド棒
77:昇降シリンダ駆動軸
78:上枠
79:給電プレート
80:電極支持部材
81:支軸
82:揺動シリンダ駆動軸
83:プラス側電源接続部
84:マイナス側電源接続部
85:蛇腹状ケーブル
86:ケース開口端面
87:密着端子
88:側板
89:吊り下げ用金具
90:吊り下げ部材
92:パンタグラフ式配水管
93:右枠
94:角度検出ロッド
95:深さセンサ探針
100:第2放電加工システム
101:外部設備部
102:第1ノズル・フラッパ式サーボ弁
104:第2ノズル・フラッパ式サーボ弁
105:タンク
106:第3給水ポンプ
107、108:送水管
109〜115:配水管
117、118:信号ケーブル
120:駆動軸
121:モータ
122:第1フラッパ
123:第2フラッパ
124:第1弁室
125:第2弁室
126:第1ノズル
127:第2ノズル
128:第3ノズル
129:第4ノズル
130:ピストン
140:駆動軸
141:モータ
142:第3フラッパ
143:第4フラッパ
144:第3弁室
145:第4弁室
146:第5ノズル
147:第6ノズル
148:第7ノズル
149:第8ノズル
150:ピストン

Claims (6)

  1. 加工対象に満たされている液体の中に沈めて使用され、前記加工対象の表面に接する開口部を有するケースを備えた加工ヘッド部を用い、当該加工ヘッド部に備えられている放電加工用電極により前記液体の中で前記加工対象の放電加工を行うようにした放電加工システムにおいて、
    前記放電加工用電極を前記加工対象の表面に対して揺動させるため前記ケース内に設けられた揺動シリンダと、
    前記放電加工用電極を加工対象の表面に対して平行に移動させるため前記ケース内に設けられた昇降シリンダと、
    前記昇降シリンダに、一対の配管を介して、正逆二方向から交互に圧力媒体を供給し、前記昇降シリンダのピストンを往復移動させる第1のノズル・フラッパ式サーボ弁と、
    前記揺動シリンダに、一対の配管を介して、正逆二方向から交互に圧力媒体を供給し、前記揺動シリンダのピストンを往復移動させる第2のノズル・フラッパ式サーボ弁と、
    前記ケースの中からフィルタで濾過した水を吸引して水槽に供給するポンプとを設け、
    前記ケースの中の水を前記ポンプにより前記水槽に吸引することにより、当該水槽の中の水が前記ケースの中に供給され、
    前記第1のノズル・フラッパ式サーボ弁と前記第2のノズル・フラッパ式サーボ弁により前記揺動シリンダと前記昇降シリンダを作動させ、前記放電加工用電極の前記ケース内での位置を制御し、前記液体の中で前記加工対象の放電加工を行うことを特徴とする放電加工システム。
  2. 請求項1に記載の放電加工システムにおいて、
    前記第1ノズル・フラッパ式サーボ弁が、
    圧力媒体の供給管が接続された第1弁室と、
    圧力媒体の排出管が接続された第2弁室と、
    一端が前記第1弁室内に開口し他端が第1配管を介して前記昇降シリンダの一端に接続された第1ノズルと、
    一端が前記第1弁室内に開口し他端が第2配管を介して前記昇降シリンダの他端に接続された第2ノズルと、
    一端が前記第2弁室内に開口し他端が前記第2配管を介して前記昇降シリンダの他端に接続された第3ノズルと、
    一端が前記第2弁室内に開口し他端が前記第1配管を介して前記昇降シリンダの一端に接続された第4ノズルと、
    前記第1弁室内において前記第1ノズル及び前記第2ノズルを交互に閉じる第1フラッパと、
    前記第2弁室内において前記第3ノズル及び請求項第4ノズルを交互に閉じる第2フラッパと、
    前記第1フラッパ及び第2フラッパを駆動する第1モータとを備え、
    前記第2ノズル・フラッパ式サーボ弁が、
    圧力媒体の供給管が接続された第3弁室と、
    圧力媒体の排出管が接続された第4弁室と、
    一端が前記第3弁室内に開口し他端が第3配管を介して前記揺動シリンダの一端に接続された第5ノズルと、
    一端が前記第3弁室内に開口し他端が第4配管を介して前記揺動シリンダの他端に接続された第6ノズルと、
    一端が前記第4弁室内に開口し他端が前記第4配管を介して前記揺動シリンダの他端に接続された第7ノズルと、
    一端が前記第4弁室内に開口し他端が前記第3配管を介して前記揺動シリンダの一端に接続された第8ノズルと、
    前記第3弁室内において前記第5ノズル及び請求項第6ノズルを交互に閉じる第3フラッパと、
    前記第4弁室内において前記第7ノズル及び前記第8ノズルを交互に閉じる第4フラッパと、
    前記第3フラッパ及び第4フラッパを駆動する第2モータとを備えていることを特徴とする放電加工システム。
  3. 請求項1に記載の放電加工システムにおいて、
    前記ケースの開口部端面に配置されたシール部材と、
    前記ケースを加工対象の表面に固定するための吸着部材と、
    前記ケースを加工対象側に付勢するための圧力媒体を供給する流体加圧手段と、
    前記圧力媒体を加工対象と反対方向に放出するための噴射口とが設けられていることを特徴とする放電加工システム。
  4. 請求項1に記載の放電加工システムにおいて、
    前記ケース内に満たされた流体を外部に排出するための排水口と、
    前記ケース内に新たな水を供給するための給水口と、
    前記排水口に連通接続された配水管を介してケース内の水を吸引するポンプと、
    前記給水口に連通接続された配水管を介してケース内に水を供給する水源とが備えられていることを特徴とする放電加工システム。
  5. 請求項1に記載の放電加工システムにおいて、
    前記加工ヘッド部が、前記電極による加工深度を探知するための深さセンサと、
    前記深さセンサから加工深度が設定値に達したことを示す信号が出力されたとき、前記昇降シリンダを駆動させて加工位置を移動させる制御手段とを備えていることを特徴とする放電加工システム。
  6. 請求項1に記載の放電加工システムにおいて、
    前記ケースと加工ヘッド部を吊り下げ、前記加工対象の近傍に運搬するための移送手段が備えられていることを特徴とする放電加工システム。
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