JP4913462B2 - 水性エマルジョン - Google Patents

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Description

本発明は水性エマルジョン関する。さらに詳しくは、本発明は、特定のビニルアルコール系重合体を分散剤とし、エチレン性不飽和単量体およびジエン系単量体から選ばれる少なくとも一種の単量体単位を有する重合体を分散質とする水性エマルジョン関する。
従来、ポリビニルアルコール(以下、PVAと略記することがある)はエチレン性不飽和単量体、特に酢酸ビニルに代表されるビニルエステル系単量体を乳化重合する際の分散剤として広く用いられている。PVAを分散剤とするビニルエステル系水性エマルジョンは、紙用、木工用およびプラスチック用などの各種接着剤、含浸紙用および不織製品用などの各種バインダー、混和剤、打継ぎ材、塗料、紙加工および繊維加工などの分野で広く用いられている。
このようなビニルエステル系水性エマルジョンは、分散剤であるPVAのけん化度を調整することにより、一般的に粘度が低くて、ニュートニアン流動に近い粘性を示す、耐水性が比較的良好なものから、一般的に粘度が高くて、粘度の温度依存性が比較的小さいものに至るまで、使用目的に応じてその粘度を任意に設定できることから、種々の用途に賞用されてきた。
部分けん化PVAを分散剤としたビニルエステル系水性エマルジョンは、低温安定性に優れ、粘度が高いことから、その特性を生かして、特に木工用接着剤として広く用いられているが、耐水接着性に劣るという問題を有している。完全けん化PVAを分散剤として用いることにより、耐水接着性はある程度向上するが、その効果は必ずしも十分ではない。
アセトアセチル基を導入したビニルアルコール系重合体は、単独で用いられるよりも、むしろ耐水化を目的として架橋剤と併用して用いられることが多く(特許文献1)、このようなアセトアセチル基を導入したビニルアルコール系重合体を分散剤に用いることで、ビニルエステル系水性エマルジョンの耐水接着性を維持しつつ、保存安定性を改良する試みが知られている(特許文献2および3)。しかしながら、このような提案されている水性エマルジョンは、実用面において必ずしも満足すべきレベルに達していないのが現状である。
特開平9−124874号公報 特開平11−92609号公報 特開平11−92613号公報
本発明は、上記した従来技術の欠点を解消して、耐水接着性および放置安定性に優れる水性エマルジョン提供することを目的とするものである。
本発明によれば、上記課題は、アセトアセチル基を有するビニルモノマー単位を少なくとも5重量%含有する重合体(A)およびビニルアルコール系重合体(B)からなり、重量比(A)/(B)が2/100〜200/100であり、かつ(B)に結合した(A)の重量割合が(A)の全重量に対して50%以上である水性樹脂またはその水分散液(a)を分散剤とし、エチレン性不飽和単量体およびジエン系単量体から選ばれる少なくとも一種の単量体単位を含有する重合体(b)を分散質とする水性エマルジョンあって、該重合体(A)が、アセトアセチル基を有するビニルモノマー単位100重量%からなる重合体、または、アセトアセチル基を有するビニルモノマー単位を少なくとも5重量%含有し、かつ、アセトアセチル基を有するビニルモノマーと共重合する単量体が、アクリル酸およびその塩、アクリル酸エステル類、メタクリル酸およびその塩、並びに、メタクリル酸エステル類からなる群より選ばれる少なくとも1種である重合体であることを特徴とする水性エマルジョンよって達成される。
本発明の水性エマルジョン、耐水接着性および放置安定性に優れている。
本発明において、アセトアセチル基を有するビニルモノマーとしては、アセトアセトキシエチル(メタ)アクリレート、アセトアセトキシエチル(メタ)アクリルアミド、アセトキシエチルアリルエーテル、アセトキシエチルビニルエーテルなどが挙げられ、特にアセトアセトキシエチル(メタ)アクリレートが好ましく用いられる。
本発明においては、上記アセトアセチル基を有するビニルモノマー単位を少なくとも全モノマーに対し5重量%含有する重合体(A)を使用することが必要である。5重量%未満では、目的とする耐水接着性に優れる水性エマルジョンおよび水性エマルジョン組成物が得られない。アセトアセチル基を有するビニルモノマー単位の好適な含有量は10〜100重量%、最適には20〜100重量%である。アセトアセチル基を有するビニルモノマーと共重合する単量体としてはアクリル酸およびその塩、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−プロピル、アクリル酸i−プロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸i−ブチル、アクリル酸t−ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸オクタデシルなどのアクリル酸エステル類;メタクリル酸およびその塩、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸n−プロピル、メタクリル酸i−プロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸i−ブチル、メタクリル酸t−ブチル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸ドデシル、メタクリル酸オクタデシルなどのメタクリル酸エステル類が挙げられる。

本発明において、用いられるPVA(B)のけん化度について特に制限はなく、通常80モル%以上、好ましくは85モル%以上、より好ましくは88モル%以上である。けん化度が80モル%未満の場合、目的とする水性エマルジョンおよび水性エマルジョン組成物の耐水接着性の効果が発揮されない場合がある。またPVA(B)の重合度についても特に制限はないが、好ましくは100〜8000、より好ましくは200〜3000、さらに好ましくは250〜2500である。PVAの重合度が100未満の場合には、水性エマルジョンおよび水性エマルジョン組成物としての特徴が発揮されないことがあり、また、8000を超えるPVAは工業的な製造に困難を伴うことがある。
本発明において、PVA(B)は、従来公知の方法にしたがい、ビニルエステル系単量体を重合し、得られた重合体を常法によりけん化することによって得ることができる。ビニルエステル系単量体を重合する方法としては、溶液重合法、塊状重合法、懸濁重合法、乳化重合法など、従来公知の方法を採用することができる。重合触媒としては、採用される重合方法に応じて、アゾ系触媒、過酸化物系触媒、レドックス系触媒などが適宜選ばれる。けん化反応には、従来公知のアルカリ触媒または酸触媒を用いる加アルコール分解、加水分解などを採用することができ、具体的には、メタノールを溶剤として用い、NaOH触媒の存在下にけん化反応を行うのが簡便であり最も好ましい。
ビニルエステル系単量体としては、例えば、ギ酸ビニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル、イソ酪酸ビニル、ピバリン酸ビニル、バーサチック酸ビニル、カプロン酸ビニル、カプリル酸ビニル、ラウリル酸ビニル、パルミチン酸ビニル、ステアリン酸ビニル、オレイン酸ビニル、安息香酸ビニルなどが挙げられ、とりわけ酢酸ビニルが好ましい。
また、本発明において用いられるPVA(B)は、本発明の主旨を損なわない範囲で他の単量体単位を含有していても差し支えない。このような単量体として、上記したアセトアセチル基を有するビニルモノマーと共重合する単量体として例示したものと同様の単量体、例えば、α−オレフィンなどが挙げられる。
PVA(B)として、分子内に炭素数4以下のα−オレフィン単位を1〜20モル%含有するビニルアルコール系重合体(α−オレフィン変性PVAと略記することがある)を用いることは好ましい態様のひとつである。α−オレフィン変性PVAを用いることで、得られる水性エマルジョンおよび水性エマルジョン組成物の耐水接着性がさらに向上する。α−オレフィン変性PVAは、ビニルエステルと炭素数4以下のα−オレフィンとの共重合体をけん化することにより得ることができる。ここで炭素数4以下のα−オレフィン単位としては、エチレン、プロピレン、ブチレン、イソブチレンなどに由来する単位が挙げられ、この中でもエチレン単位が好ましく用いられる。
エチレン単位を代表とするα−オレフィン単位の含有量は、1〜20モル%であることが好適であり、より好ましくは1.5モル%以上、さらに好ましくは2モル%以上であり、また好ましくは15モル%以下、さらに好ましくは12モル%以下である。エチレン単位を代表とするα−オレフィン単位がこの範囲にあるα−オレフィン変性PVAを用いる時、耐水接着性がより優れる水性エマルジョンおよび水性エマルジョン組成物が得られる。
さらに、本発明においては、PVAとして、1,2−グリコール結合量を1.9モル%以上有するPVA(高1,2−グリコール結合含有PVAと略記することがある)を用いることも好ましい態様のひとつである。該高1,2−グリコール結合含有PVAを用いることで(B)に結合する(A)の割合が増加する。
高1,2−グリコール結合含有PVAの製造方法としては特に制限はなく、公知の方法が使用可能である。一例として、1,2−グリコール結合量が上記の範囲内の値になるようにビニレンカーボネートをビニルエステルと共重合する方法、ビニルエステルを通常の条件より高い温度、例えば75〜200℃にして加圧下に重合する方法などが挙げられる。後者の方法においては、ビニルエステルの重合温度は95〜190℃であることが好ましく、100〜180℃であることが特に好ましい。また加圧条件としては、重合系が沸点以下になるように選択することが重要であり、好適には0.2MPa以上、さらに好適には0.3MPa以上である。また、加圧の上限は5MPa以下が好適であり、さらに3MPa以下がより好適である。上記したビニルエステルの重合はラジカル重合開始剤の存在下、塊状重合法、溶液重合法、懸濁重合法、乳化重合法などいずれの方法でも行うことができるが、溶液重合、とくにメタノールを溶媒とする溶液重合法が好適である。このようにして得られたビニルエステル重合体を通常の方法によりけん化することにより高1,2−グリコール結合含有PVAが得られる。PVAの1,2−グリコール結合量は1.9モル%以上であることが好適であり、より好ましくは1.95モル%以上、さらに好ましくは2.0モル%以上、最適には2.1モル%以上である。また、1,2−グリコール結合量は4モル%以下であることが好ましく、さらに好ましくは3.5モル%以下、最適には3.2モル%以下である。ここで、PVAの1,2−グリコール結合量はNMRスペクトルを解析することにより求めることができる。
本発明において、アセトアセチル基を有するビニルモノマー単位を有する重合体(A)とPVA(B)の重量比(A)/(B)は2/100〜200/100であることが必要であり、好ましくは5/100〜150/100、より好ましくは8/100〜120/100、最適には10/100〜100/100である。重量比(A)/(B)が2/100未満の場合、得られる水性エマルジョンおよび水性エマルジョン組成物に十分な耐水接着性を付与することができなくなる。一方、(A)と(B)の重量比が200/100以上の場合、得られる水性エマルジョンおよび水性エマルジョン組成物の放置安定性が低下する。
本発明において、アセトアセチル基を有するビニルモノマー単位を有する重合体(A)がPVA(B)と結合している割合{(A)の全重量に対する(B)に結合した(A)の重量割合}(以下、(A)の結合割合と記す)が50%以上であることも必要であり、好ましくは60%以上、より好ましくは70%以上、最適には80%以上である。(A)の結合割合が50%に満たない場合、水性エマルジョンおよび水性エマルジョン組成物に十分な耐水接着性を付与することができないし、放置安定性も十分優れたものとはならない。ここで、(A)の結合割合は、後述する実施例1に記載の方法により測定される。
本発明に用いられる水性樹脂は、水溶液または水分散液として使用されるが、水分散液として使用する場合は、水性樹脂の粒子径は、動的光散乱法による測定値が500nm以下であることが好適であり、好ましくは400nm以下、より好ましくは300nm以下、最適には200nm以下である。粒子径が500nmを超えた場合、得られる水性エマルジョンおよび水性エマルジョン組成物の放置安定性が低下する懸念が生じる。水性樹脂の粒子径の下限値はとくに限定されないが、20nm以上、さらには50nm以上が好適である。動的光散乱法による測定は、例えば、大塚電子(株)製のレーザーゼータ電位計ELS−8000等を用いて行うことができる。水性樹脂の粒子径は、(A)と(B)の重量比、さらには水性樹脂の製造条件(重合温度、重合時間、単量体、重合開始剤、分散剤の添加時期、連鎖移動剤の使用量など)を適宜選択することによって調整することができる。
本発明に用いられる水性樹脂またはその水分散液(a)の製法は、特に制限はなく、例えばPVA(B)の水溶液を分散剤として用い、アセトアセチル基を有するビニルモノマーを一時的又は連続的に添加し、過酸化水素、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム等の過酸化物系重合開始剤を添加し、乳化重合する方法が挙げられる。前記重合開始剤は還元剤と併用して、レドックス系として用いる場合もある。その場合、通常、過酸化水素は酒石酸、酒石酸ナトリウム、L−アスコルビン酸、ロンガリットなどと共に用いられる。また、過硫酸アンモニウムおよび過硫酸カリウムは亜硫酸水素ナトリウム、炭酸水素ナトリウムなどと共に用いられる。この中でも、過酸化水素は、これを用いてアセトアセチル基を有するビニルモノマーを乳化重合した場合に、上記した(A)の結合割合が増加するため好適に用いられる。
本発明の水性エマルジョンにおいて分散質を構成する重合体(b)は、エチレン性不飽和単量体およびジエン系単量体から選ばれる少なくとも一種の単量体単位を含有する。エチレン性不飽和単量体およびジエン系単量体としては、エチレン、プロピレン、イソブチレンなどのオレフィン;塩化ビニル、フッ化ビニル、ビニリデンクロライド、ビニリデンフルオライドなどのハロゲン化オレフィン;ギ酸ビニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、バーサチック酸ビニルなどのビニルエステル;アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸2−ヒドロキシエチルなどのアクリル酸エステル;メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸ドデシル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチルなどのメタクリル酸エステル;アクリル酸ジメチルアミノエチル、メタクリル酸ジメチルアミノエチルおよびこれらの四級化物;アクリルアミド、メタクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸およびそのナトリウム塩などのアクリルアミド系単量体;スチレン、α−メチルスチレン、p−スチレンスルホン酸およびナトリウム、カリウム塩などのスチレン系単量体;N−ビニルピロリドン;ブタジエン、イソプレン、クロロプレンなどのジエン系単量体が挙げられ、これらは単独でまたは二種以上を混合して用いることができる。
上記したエチレン性不飽和単量体およびジエン系単量体の中でも、ビニルエステル系単量体を単独で用い、あるいはエチレンとビニルエステル系単量体とを併用するのが好適である。
本発明の水性エマルジョンは、前記したアセトアセチル基を有するビニルモノマー単位を少なくとも5重量%含有する重合体(A)およびビニルアルコール系重合体(B)からなり、重量比(A)/(B)が2/100〜200/100であり、かつ(B)に結合した(A)の重量割合が(A)の全重量に対して50%以上である水性樹脂またはその水分散液(a)を分散剤として用いて、これにエチレン性不飽和単量体および/またはジエン系単量体を一時的又は連続的に添加し、従来公知の重合開始剤の存在下に乳化重合を行なうことにより得ることができる。
水性樹脂またはその水分散液(a)の使用量については特に制限はなく、エチレン性不飽和単量体および/またはジエン系単量体を含有する重合体(b)100重量部に対して好ましくは1〜30重量部、より好ましくは2〜20重量部である。該使用量が1重量部未満の場合、あるいは30重量部を超える場合には、水性エマルジョンを製造する際の乳化重合時に重合安定性が低下したり、得られる水性エマルジョンの耐水接着性が低下することがある。
上記の方法で得られる水性エマルジョンはそのまま用いることができるが、必要があれば、本発明の効果を損なわない範囲で、従来公知の各種エマルジョンを添加して用いることができる。
なお、前述の水性樹脂またはその水分散液(a)を分散剤として用いて、本発明の水性エマルジョンを製造するにあたり、必要に応じて、従来公知のアニオン性、ノニオン性あるいはカチオン性の界面活性剤や、PVA系重合体、ヒドロキシエチルセルロースなどを併用することもできる。
本発明の水性エマルジョンは、必要に応じて、溶媒、各種添加剤、他の水溶性樹脂または高分子水性分散体等を含有させることができる。溶媒としては水が好ましく用いられ、これに各種アルコール、ケトン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等の溶媒を併用することもできる。また添加剤としては、各種消泡剤、各種分散剤、ノニオン性またはアニオン性界面活性剤、シランカップリング剤、pH調節剤、および炭化カルシウム、クレー、タルク、小麦粉などの充填剤等が挙げられる。水溶性樹脂としてはカルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等のセルロース誘導体;ポリ(メタ)アクリル酸、ポリヒドロキシ(メタ)アクリレートまたはその共重合体、ポリアクリルアミド等の(メタ)アクリル系重合体;ポリビニルピロリドンまたはその共重合体等が挙げられる。
以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例によってなんら限定されるものではない。なお、以下の実施例において「%」および「部」は特に断りのない限り、「重量%」および「重量部」を意味する。また、水性エマルジョン組成物の調製および評価は、参考のために記載するものである。
実施例1
水性樹脂またはその水分散液(a)の合成
還流冷却器、温度計、窒素吹込口を備えた容量2リットルのガラス製重合容器に、イオン交換水900g、ポリビニルアルコール(PVA−1:重合度1700、けん化度98.5モル%:(株)クラレ製PVA−117)100gを仕込み、PVAを95℃で水に完全に溶解させた。このようにして得られたPVA水溶液を冷却し、窒素で置換した後、130rpmで撹拌しながら、温度を60℃に調整し、アセトアセトキシエチルメタクリレート25g、酒石酸ナトリウムの10%水溶液を5g仕込んだ。その後、0.5%過酸化水素水50gを3時間にわたって連続的に滴下し、乳化重合を行った。3時間が経過した後、固形分が11.96%(アセトアセトキシエチルメタクリレートの重合率99.7%)の水性樹脂の分散液が得られた。
水性樹脂の分散液を以下の方法により評価した。結果を表1に示す。
(1)粒子径の測定
水性樹脂の分散液をイオン交換水により0.05%に希釈し、DLS平均粒子径を大塚電子製ELS−8000を用いて測定した。
(2)(A)成分の結合割合
水性樹脂の分散液を20℃、65%RH下で、PETフィルム上に流延し、7日間乾燥させて厚さ500μmの皮膜を得た。この皮膜を直径2.5cmの円盤状に打ち抜いたものを試料として、アセトンにて24時間ソックスレー抽出し、抽出物分から(A)の結合割合を求めた。
(A)成分の結合割合(%)={1−(抽出物の絶乾重量/皮膜試料中の(A)成分の全重量)}×100
*抽出物の絶乾重量:抽出物を105℃、4時間で絶乾した重量。
水性エマルジョンの調製
還流冷却器、滴下ロート、温度計、窒素吹込口を備えた容量1リットルのガラス製重合容器に、上記の水性樹脂の水分散液308gを加え、窒素で置換した後、200rpmで撹拌しながら酢酸ビニル37gを仕込み、60℃に昇温した後、過酸化水素/酒石酸のレドックス系開始剤の存在下で重合を開始した。重合開始15分後から酢酸ビニル333gを3時間にわたって連続的に添加し、重合を完結させた。固形分濃度48.3%のポリ酢酸ビニル系水性エマルジョンが得られた。
水性エマルジョンを以下の方法により評価した。
(1)水性エマルジョンの放置安定性
水性エマルジョンを50℃にて1ヶ月間放置し、目視により粘度変化を観察し、以下の基準により評価した。
○:粘度の変化なし、△:流動性はあるがやや増粘する、×:ゲル化する
(2)水性エマルジョンの耐水接着性
2枚のFc1合板を準備してそのうちの1枚に、調製した直後の水性エマルジョンを150g/mとなる塗布量で塗布した後、他の1枚の合板を貼り合わせて、7kg/mの荷重で16時間圧締した。その後、解圧し、20℃、65%RH下で5日間養生した後、60℃の水中で3時間浸漬し、濡れたままの状態で、20℃にて圧縮せん断強度を測定した。また、調製した直後の水性エマルジョンを25℃で9ヶ月放置した後に、上記したのと同様の方法で圧縮せん断強度を測定した。
水性エマルジョン組成物の調製
上記で得られたポリ酢酸ビニル系水性エマルジョンの固形分100重量部に対して、耐水化剤としてアジピン酸ジヒドラジド3重量部を加え(水分散液(a)と耐水化剤(c)の比率(a)/(c)=75.2/24.8)、水性エマルジョン組成物を調製した。
水性エマルジョン組成物を以下の方法により評価した。
(1)水性エマルジョン組成物の放置安定性
水性エマルジョン組成物を、温度50℃にて1ヶ月間放置し、目視により粘度変化を観察し、以下の基準により評価した。
○:変化なし、△:流動性はあるがやや増粘する、×:ゲル化する
(2)水性エマルジョン組成物の耐水接着性
2枚のツガ材(柾目)を準備してそのうちの1枚に、調製した直後の水性エマルジョン組成物を150g/mとなる塗布量で塗布した後、他の1枚のツガ材を貼り合わせて、7kg/mの荷重で16時間圧締した。その後、解圧し、20℃、65%RH下で5日間養生した、水中で3時間煮沸した後、60℃で12時間乾燥して、20℃にて圧縮せん断強度を測定した。
また、調製した直後の水性エマルジョン組成物を25℃で9ヶ月放置した後に、上記したのと同様の方法で圧縮せん断強度を測定した。
実施例2
実施例1において、PVA−1に代えてPVA−2を用いた以外は実施例1と同様にして水性樹脂の分散液、水性エマルジョンおよび水性エマルジョン組成物を調製し、評価した。結果を表1に示す。なお、PVA−2は以下の方法により合成した。
(PVA−2の合成)
容量5リットルのオートクレーブに酢酸ビニル2238gおよびメタノール753gを投入し、窒素で置換した後、系内の窒素をエチレンで置換した。エチレンで置換した後、内温を60℃に調整し、エチレンで加圧して系内の圧力を0.62MPaに調整した。圧力を調整した後、重合開始剤として0.5g/リットルの濃度に調整した2,2’−アゾビス(4−メトキシー2,4−ジメチルバレロニトリル)のメタノール溶液11.7ミリリットルをオートクレーブにフィードして重合を開始した。重合開始後、上述の重合開始剤溶液を37ミリリットル/時間の速度で重合終了時まで逐次添加した。重合開始から4時間後に系内の固形分濃度が29.3%になった時点で重合を停止した。この間、系内の圧力を逐次調整し、重合を停止した際の圧力は0.53MPaであった。得られたエチレン−酢酸ビニル共重合体の溶液にメタノール蒸気を通すことで、残存している酢酸ビニルを完全に除去して、固形分濃度が30%のエチレン−酢酸ビニル共重合体メタノール溶液を得た。
得られたエチレン−酢酸ビニル共重合体メタノール溶液333gにメタノール50gを加えて40℃に調整した後、10%水酸化ナトリウムメタノール溶液を16.3g加え、けん化反応を行った。得られたゲル状物を粉砕し、水酸化ナトリウムメタノール溶液を添加してから1時間後に、大過剰の酢酸メチルを添加してけん化反応を停止させた後、メタノールで洗浄し、65℃で1昼夜乾燥して、PVA−2(重合度1000、けん化度99.2モル%、エチレン含有量7モル%)を得た。
実施例3
実施例1において、PVA−1に代えてPVA−3を用いた以外は実施例1と同様にして水性樹脂の分散液、水性エマルジョンおよび水性エマルジョン組成物を調製し、評価した。結果を表1に示す。なお、PVA−3は以下の方法により合成した。
(PVA−3の合成)
容量5リットルのオートクレーブに酢酸ビニル2850gおよびメタノール150gを投入し、窒素で置換した後、内温を120℃、圧力を0.45MPaに調整した。重合開始剤として0.1%の濃度に調整した1,1’−アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニトリル)のメタノール溶液3ミリリットルをオートクレーブにフィードして重合を開始した。重合開始後、上述の重合開始剤溶液を12.7ミリリットル/時間の速度で重合終了時まで逐次添加した。重合開始から2.2時間後に系内の固形分濃度が14.14%になった時点で重合を停止した。酢酸ビニル重合体の溶液にメタノール蒸気を通すことで、残存している酢酸ビニルを完全に除去して、固形分濃度が30%のエチレン−酢酸ビニル共重合体メタノール溶液を得た。
得られたエチレン−酢酸ビニル共重合体メタノール溶液333gにメタノール57gを加えて40℃に調整した後、10%水酸化ナトリウムメタノール溶液を9.3g加え、けん化反応を行った。得られたゲル状物を粉砕し、水酸化ナトリウムメタノール溶液を添加してから1時間後に、大過剰の酢酸メチルを添加してけん化反応を停止させた後、メタノールで洗浄し、65℃で1昼夜乾燥して、PVA−3(重合度1700、けん化度98.5モル%、1,2−グリコール結合量2.2モル%)を得た。
実施例4
実施例1において、PVA−1に代えてPVA−4(重合度1700、けん化度88モル%:(株)クラレ製PVA−217)を用い、さらにPVA水溶液に加えるアセトアセトキシエチルメタクリレートの量を25gから50gに変更した以外は実施例1と同様にして水性樹脂の分散液および水性エマルジョンを調製し、評価した。また、水性エマルジョンに加えるアジピン酸ジヒドラジドの量を3重量部から3.9重量部に変更した以外は実施例1と同様にして水性エマルジョン組成物を調製し、評価した。結果を表1に示す。
比較例1
実施例1において、アセトアセトキシエチルメタクリレートを全く使用しなかった以外は実施例1と同様にして水性エマルジョンおよび水性エマルジョン組成物を調製し、評価した。結果を表1に示す。
比較例2
実施例2において、アセトアセトキシエチルメタクリレートを全く使用しなかった以外は実施例2と同様にして水性エマルジョンおよび水性エマルジョン組成物を調製し、評価した。結果を表1に示す。
比較例3
実施例3において、アセトアセトキシエチルメタクリレートを全く使用しなかった以外は実施例3と同様にして水性エマルジョンおよび水性エマルジョン組成物を調製し、評価した。結果を表1に示す。
比較例4
実施例4において、アセトアセトキシエチルメタクリレートを全く使用しなかった以外は実施例4と同様にして水性エマルジョンおよび水性エマルジョン組成物を調製し、評価した。結果を表1に示す。
実施例5
実施例1において、水性エマルジョンに、水性エマルジョンの固形分100重量部に対して、耐水化剤としてエチレンジアミンを1重量部加えた(水分散液(a)と耐水化剤(c)の比率(a)/(c)=90.1/9.9)以外は実施例1と同様にして水性エマルジョン組成物を調製し、評価した。結果を表1に示す。
実施例6
実施例1において、水性エマルジョンに、水性エマルジョンの固形分100重量部に対して、耐水化剤としてジヒドロキシチタンビスラクテートを3.9重量部加えた(水分散液(a)と耐水化剤(c)の比率(a)/(c)=70/30)以外は実施例1と同様にして水性エマルジョン組成物を調製し、評価した。結果を表1に示す。
比較例5
アセトアセトキシエチルメタクリレートの使用量を25gから250gに変えた以外は実施例1と同様にして水性樹脂の分散液および水性エマルジョンを調製し、評価した。さらに、得られた水性エマルジョンに加えるアジピン酸ジヒドラジドの量を3重量部から30重量部に変えた以外は実施例1と同様にして水性エマルジョン組成物を調製し、評価した。結果を表1に示す。
比較例6
還流冷却器、温度計、窒素吹込口を備えた容量2リットルのガラス製重合容器に、イオン交換水900g、ノニオン系乳化剤(日本油脂(株)製ノニオンK−220)1gを仕込み,次に、この水溶液を窒素置換後、130rpmで撹拌しながら、60℃に調整した後、アセトアセトキシエチルメタクリレート100g、酒石酸ナトリウムの10%水溶液を5g仕込んだ。その後、0.5%過酸化水素水50gを3時間にわたって連続的に滴下し、乳化重合を行った。3時間後、固形分が9.94%(アセトアセトキシエチルメタクリレートの重合率99.7%)のポリアセトアセトキシエチルメタクリレートの分散液が得られた。この分散液25.15gを、別途PVA−1を溶解して準備したPVA−1の10%水溶液100gに加えて、ポリアセトアセトキシエチルメタクリレートとPVAの混合分散液を得た。
得られた混合分散液を用いて、実施例1と同様にして、水性エマルジョンを調製し、これに耐水化剤としてアジピン酸ジヒドラジド9.8重量部を加えて水性エマルジョン組成物を調製した。
分散液、水性エマルジョンおよび水性エマルジョン組成物について実施例1と同様にして評価した。結果を表1に示す。
比較例7
特開平9−124874号公報に記載の実施例1を参考にして、PVAとジケテンの反応を実施し、アセトアセチル基含有PVA(PVA−5:けん化度99.4モル%、重合度1200、アセトアセチル化度6.0モル%)を得た。得られたPVAを加熱溶解して、12%水溶液を調製し、実施例1と同様にして、水性エマルジョンを調製した。
得られた水溶液エマルジョンの固形分100重量部に対して、耐水化剤としてアジピン酸ジヒドラジド3.6重量部を加えて水性エマルジョン組成物を調製した。
水性エマルジョンおよび水性エマルジョン組成物について実施例1と同様にして評価した。結果を表1に示す。
実施例7
実施例1において、アセトアセトキシメタクリレートを25g用いる代わりに、アセトアセトキシメタクリレート10gおよびメタクリル酸メチル40gを用いた以外は実施例1と同様にして水性樹脂の分散液、水性エマルジョンおよび水性エマルジョン組成物を調製し、実施例1と同様にして評価した。結果を表1に示す。
比較例8
実施例1において、アセトアセトキシメタクリレートを25g用いる代わりに、アセトアセトキシメタクリレート2gおよびメタクリル酸メチル48gを用いた以外は実施例1と同様にして水性樹脂の分散液、水性エマルジョンおよび水性エマルジョン組成物を調製し、実施例1と同様にして評価した。結果を表1に示す。
Figure 0004913462
実施例1〜4の結果と比較例1〜4の結果を比較することにより、請求項1の要件を満たす水性樹脂またはその水分散液(a)から、耐水接着性に優れた水性エマルジョンが得られることがわかるアセトアセチル基を有するビニルモノマー単位からなる重合体(A)およびビニルアルコール系重合体(B)の重量比(A)/(B)が200/100を超える場合には、水性エマルジョンおよびその組成物の放置安定性および長期放置後の耐水接着性が低下する(比較例5)。また、(B)に結合した(A)の重量割合が(A)の全重量に対して50%に満たない場合には、水性エマルジョン放置安定性および耐水接着性が低下する(比較例6)。また、本発明の水性エマルジョン、従来公知のPVAとジケテンの反応により得られるアセトアセチル基含有のPVAを成分とする組成物(比較例7)と比較して、放置安定性および長期間放置後の耐水接着性が顕著に優れている。また、アセトアセチル基を有するビニルモノマー単位を5重量%以上含有する重合体(A)を成分とする水性エマルジョン(実施例7)、アセトアセチル基を有するビニルモノマー単位が5重量%に満たない重合体を成分とする水性エマルジョンおよびその組成物(比較例8)と比較して、耐水接着性が著しく優れている。
本発明の水性エマルジョン、耐水接着性に優れ、同時に放置安定性にも極めて優れていることから、木工用接着剤、合板用接着剤、紙加工剤、塗料、繊維加工剤などの幅広い用途分野に好適に用いることができる。

Claims (5)

  1. アセトアセチル基を有するビニルモノマー単位を少なくとも5重量%含有する重合体(A)およびビニルアルコール系重合体(B)からなり、重量比(A)/(B)が2/100〜200/100であり、かつ(B)に結合した(A)の重量割合が(A)の全重量に対して50%以上である水性樹脂またはその水分散液(a)を分散剤とし、エチレン性不飽和単量体およびジエン系単量体から選ばれる少なくとも一種の単量体単位を含有する重合体(b)を分散質とする水性エマルジョンであって、該重合体(A)が、アセトアセチル基を有するビニルモノマー単位100重量%からなる重合体、または、アセトアセチル基を有するビニルモノマー単位を少なくとも5重量%含有し、かつ、アセトアセチル基を有するビニルモノマーと共重合する単量体が、アクリル酸およびその塩、アクリル酸エステル類、メタクリル酸およびその塩、並びに、メタクリル酸エステル類からなる群より選ばれる少なくとも1種である重合体であることを特徴とする水性エマルジョン
  2. ビニルアルコール系重合体(B)が、分子内に炭素数4以下のα−オレフィン単位を1〜20モル%含有し、けん化度80モル%以上のビニルアルコール系重合体である請求項1に記載の水性エマルジョン。
  3. α−オレフィン単位がエチレン単位である請求項2に記載の水性エマルジョン。
  4. ビニルアルコール系重合体(B)が、1,2−グリコール結合量を1.9モル%以上含有し、けん化度80モル%以上のビニルアルコール系重合体である請求項1〜3のいずれか1項に記載の水性エマルジョン。
  5. 重合体(b)が、ビニルエステル系単量体を単独で用いて、あるいはエチレンとビニルエステル系単量体とを併用して得られる重合体である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の水性エマルジョン。
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