JP4912159B2 - 皮膚貼付用粘着剤組成物及び皮膚貼付材 - Google Patents

皮膚貼付用粘着剤組成物及び皮膚貼付材 Download PDF

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Description

本発明は、皮膚貼付用粘着剤組成物と皮膚貼付材に関し、特に、長期貼付が可能で、かつ、良好な糊残り性を有する皮膚貼付用粘着剤組成物と皮膚貼付材に関する。
皮膚面に貼付して使用する皮膚貼付材は、通常、プラスチックや不織布の片面に皮膚貼付用粘着剤層を設けてなる。この皮膚貼付材は、救急絆創膏、ドレッシング材、皮膚面固定シート、経皮吸収薬を含有する皮膚貼付材等、様々な用途に適用されている。これらの皮膚貼付材は、いずれも粘着剤層を皮膚面に直接貼付して使用するものであり、粘着剤層には、皮膚面に対する接着性と、皮膚に対する低刺激性が要求される。また、皮膚貼付用基材を貼付後に皮膚から剥離した際に、粘着剤層が皮膚面へ残存する、いわゆる糊残りが生じないことが好ましい。粘着剤に対して要求されるこれらの特性は、皮膚貼付材を長期にわたって皮膚に貼付する場合には、特に重要になってくる。
しかしながら、人体の皮膚には皮脂、汗の分泌があり、これらが多く分泌される部位では皮脂等の影響によって皮膚貼付材の粘着剤層が液状化することがあり、粘着剤層の層状態を維持することが困難になって皮膚貼付材の貼付性能の低下を引き起こすことがある。したがって、皮膚貼付材を皮膚に長期間貼付し続けることは極めて難しく、従来の皮膚貼付材では要求される糊残り性などの特性を満足することはできなかった。
特開2000−189453号公報
本発明は上記問題点を解決すべくなされたものであり、本発明は、長期貼付が可能であり、かつ、糊残り性が良好な皮膚貼付用粘着剤組成物および、この皮膚貼付用粘着剤組成物を用いて成る皮膚貼付材を提供することを目的とする。
本発明の皮膚貼付用粘着剤組成物は、(メタ)アクリル酸エステルを主成分とするアクリル系ポリマーと球状のシリカとを含有する皮膚貼付用粘着剤組成物であって、該アクリル系ポリマーと球状のシリカとの合計重量が100重量%に対し、球状のシリカを5重量%以上、35重量%以下の比率で含有し、かつ、ポリマー成分に対するゲル分率が5%以上、65%以下であることを特徴とする。
本発明の皮膚貼付材は、上記皮膚貼付用粘着剤組成物を用いてなる粘着剤層を有することを特徴とする。
ここで、前記粘着剤層は架橋剤によって架橋処理されていることができる。
この架橋剤はイソシアネート系化合物であることができる。
本発明の皮膚貼付材は、さらに基材を有することができる。
前記基材は、不織布、織布、またはフィルムであることができる。
また、前記基材の材質は、ウレタン系樹脂、オレフィン系樹脂、エステル系樹脂、アクリル系樹脂、および、アミド系樹脂からなる群から選ばれる少なくとも1種であることができる。
本発明においては、前記基材の厚みが、10μm以上、250μm以下であることができる。
本発明においては、さらに剥離処理された剥離シートを粘着剤層の上に有することができる。
本発明によれば、長期貼付が可能であり、かつ、糊残り性が良好な皮膚貼付用粘着剤組成物および、この皮膚貼付用粘着剤組成物を用いて成る皮膚貼付材を提供することができる。
発明を実施するための形態
本発明の皮膚貼付用粘着剤組成物は、(メタ)アクリル酸エステルを主成分とするアクリル系ポリマーを含有し、さらに球状のシリカを含有する。球状のシリカの含有量は、(メタ)アクリル系ポリマー:球状のシリカ=95〜65重量%:5〜35重量%であり、95〜90重量%:5〜10重量%であることが好ましく、約90重量%:約10重量%であることが特に好ましい。球状のシリカの含有量が5重量%より少ないと、長期貼付に対する接着効果がうすれ、球状のシリカの含有量が35重量%より多いと、粘着性を阻害し、更には得られる粘着剤組成物の中で分散不良、粘着性低下等を生じる恐れがある。
本発明に用いられる球状のシリカは、無孔質でも多孔質でもよく、これらが混合されていてもよい。すなわち、球状の無孔質シリカ粉体および/または球状の多孔質シリカ粉体が使用される。使用される球状のシリカ粉体は、平均粒径が5〜60μmであることが好ましい。球状のシリカの平均粒径が5μ未満であると、継粉となりやすくて粘着剤中に均一に配合することが難しくなる。また、平均粒径が5μm未満であると、粘着剤の強度の保持が困難になる傾向にあると推測される。一方、球状シリカの平均粒径が60μmを超えると、粘着表面に凹凸が発生することがある。また、平均粒径が大きくなるほど球状シリカを粘着剤中に均一に分散させることが難しくなり品質にバラツキが生じやすくなる。
本発明の皮膚貼付用粘着剤組成物に含まれるアクリル系ポリマーは、(メタ)アクリル酸エステルを主成分モノマーとする。例えば、(メタ)アクリル酸エステルを主成分モノマーとし、他の共重合性モノマーと共重合して得られるアクリル系ポリマーを用いることが好ましい。なお、本発明において、「(メタ)アクリル」と表記する場合には、アクリル、もしくはメタアクリルを意味するものとする。
上記(メタ)アクリル酸エステルとしては、(メタ)アクリル酸アルキルエステルが好ましいものとして挙げられる。(メタ)アクリル酸アルキルエステルとしては、具体的にはブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、トリデシルなどの炭素数が4〜13の直鎖アルキル基または分岐アルキル基などのアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステルを用いることができる。本発明においては(メタ)アクリル酸アルキルエステルとして、これらの一種を単独で、あるいは、これらの二種以上を併用して用いることができる。
なお、本発明に用いられる(メタ)アクリル酸アルキルエステルは上記例示のものに限定されるものではなく、粘着特性を著しく低下させない範囲であれば、炭素数1〜3の低級アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル、炭素数14以上の高級アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステルなどを併用しても良い。
上記(メタ)アクリル酸エステルと共重合することができる他の共重合性モノマーとしては、共重合反応に関与する不飽和二重結合を分子内に少なくとも一個有すると共に、カルボキシル基(例えば(メタ)アクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、無水マレイン酸など)、ヒドロキシル基(例えば(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチルエステル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシプロピルエステルなど)、スルホキシル基(例えばスチレンスルホン酸、アリルスルホン酸、(メタ)アクリル酸スルホプロピルエステル、(メタ)アクリル酸オキシナフタレンスルホン酸、アクリルアミドメチルプロパンスルホン酸など)、アミノ基(例えば(メタ)アクリル酸アミノエチルエステル、(メタ)アクリル酸tert−ブチルアミノエチルエステルなど)、アミド基(たとえば(メタ)アクリルアミド、ジメチル(メタ)アクリルアミド、N−ブチルアクリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、N−メチロールプロパン(メタ)アクリルアミドなど)、アルコキシル基(例えば(メタ)アクリル酸メトキシエチルエステル、(メタ)アクリル酸エトキシエチルエステル、(メタ)アクリル酸メトキシエチレングリコールエステル、(メタ)アクリル酸メトキシジエチレングリコールエステル、(メタ)アクリル酸メトキシポリエチレングリコールエステル、(メタ)アクリル酸テトラヒドロフルフリルエステルなど)などの官能基を側鎖に有するモノマーを用いることができる。これら以外にも、共重合可能なモノマーとして、例えば、(メタ)アクリロニトリル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、N−ビニル−2−ピロリドン、メチルビニルピロリドン、ビニルピリジン、ビニルピペリドン、ビニルピリミジン、ビニルピペラジン、ビニルピラジン、ビニルピロール、ビニルイミダゾール、ビニルカプロラクタム、ビニルオキサゾール、ビニルモルホリンなどを用いることができる。
これらの他の共重合性モノマー(官能性モノマー)などは一種もしくは二種以上を共重合することができる。粘着特性としての接着性や凝集性、また、必要に応じて行う粘着剤層の架橋処理する際の反応性などの点から、カルボキシル基含有モノマーおよびヒドロキシル基含有モノマーからなる群から選ばれる少なくとも一種を必須成分とし、必要に応じて、上記例示の他の共重合性モノマー、共重合可能なモノマーなどを共重合することが特に好ましい。上記他の共重合性モノマーなどの共重合量は、アクリル系ポリマーを構成する全モノマー(上記(メタ)アクリル酸アルキルエステルなどを含む)中、50重量%以下、好ましくは2〜40重量%の範囲となるように任意に設定することができる。
本発明の皮膚貼付用粘着剤組成物は、上記(メタ)アクリル系ポリマーと球状シリカとを含むものであるが、形成される粘着剤層の凝集性を必要に応じてコントロールするために、架橋処理を施して粘着剤層を形成することができる。
架橋方法としては、紫外線照射、電子線照射などの放射線照射による物理的架橋、イソシアネート系化合物、有機過酸化物、有機金属塩、金属アルコラート、金属キレート、金属キレート化合物、多官能性化合物(多官能性外部架橋剤、ジアクリレートやジメタクリレートなどの多官能性内部架橋用モノマー)などの架橋剤を用いた化学的架橋などの架橋処理などが挙げられる。これらの架橋処理のうち、架橋反応性や加工度合いの調整のしやすさ、取扱い性の容易さの点から、三官能性イソシアネートなどのイソシアネート系化合物を用いた外部架橋処理を行うことが好ましい。例えば、イソシアネート系化合物としては、日本ポリウレタン工業株式会社製の「コロネートL」、「コロネートHL」などを用いることができる。これらの架橋剤の配合量は、粘着剤組成物のアクリル系ポリマー100重量部に対して0.01〜1.0重量部程度であることが好ましい。
皮膚貼付用粘着剤組成物には、必要に応じて、グリセリン、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールなどの多価アルコールに代表される可塑剤、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸架橋体、ポリビニルピロリドンなどの水溶性又は吸水性の樹脂、ロジン系、テルペン系、石油系等の粘着付与剤、各種軟化剤、充填剤、顔料などの各種添加剤を配合することができる。
本発明の皮膚貼付用粘着剤組成物は、所定のゲル分率を有することが必要である。本発明においては、形成した粘着剤層のゲル分率がアクリル系ポリマー100%に対して5%以上、65%以下であることが必要であり、40%以上、65%以下であることが好ましい。ゲル分率が5%未満では、皮脂の分泌による影響で粘着剤層が液状化しやすく、皮膚に対して糊残りが生じることがある。一方、ゲル分率が65%を越えると、長時間の接着性を維持することが困難になる。このように、特定範囲のゲル分率を有する粘着剤組成物を用いれば、形成された粘着剤層は、皮膚に長時間貼付することによって皮脂が分泌されたとしても接着力が低下することがなく、しかも、分泌された皮脂によって粘着剤層が液状化して、例えば極めてゆるいゼリー状態になることがないので、長時間貼付後の剥離時に糊残りが生じることはない。
本発明の皮膚貼付材は、上記皮膚貼付用粘着剤組成物を用いて形成される。例えば、剥離処理された剥離シート上に粘着剤組成物を用いて粘着剤層を形成した後、剥離シートを剥がして、粘着剤層のみからなる皮膚貼付材を形成することができる。この場合には両面に粘着剤層が露出した皮膚貼付材、すなわち、両面粘着テープのように両面が接着可能な皮膚貼付材が形成される。あるいはまた、基材上に皮膚貼付用粘着剤組成物を用いて粘着剤層を形成することにより、基材の少なくとも一方の面に粘着剤層を有する皮膚貼付材を形成してもよい。なお、本発明の皮膚貼付材は、基材及び粘着剤層の他に他の層を有してもよいし、基材が2層以上の層からなってもよい。
粘着剤層の厚みは、10〜150μm程度の範囲内に設定することが好ましい。粘着剤層の厚みが10μm未満では、皮膚に貼着中、十分な接着性が発揮されないことがある。また、厚みが150μmを超えると、皮膚貼付材に要求されるレベルの水蒸気透過性が得られないことがあるので、耐汗性を付与しにくく、また、長期間の貼付によって皮膚刺激性を発現する場合がある。
粘着剤層の形成方法としては、特に限定はないが、その一例を挙げれば、皮膚貼付用粘着剤組成物を必要に応じて溶剤等に溶解して塗布液を形成し、この塗布液を基材あるいは剥離処理したシートの一方の面に刷毛塗り、スプレーコーティング、ナイフコーティングなどにより付着せしめた後、必要に応じて溶媒等を除去し、次いで、加熱して硬化させることができる。ここで用いられる溶媒としては、ベンゼン、トルエン、キシレン、ナフサなどの芳香族系有機溶媒などが挙げられる。これらの溶媒の使用量は、例えば粘着剤層を形成するための作業性、粘度等を考慮して、適宜決定されることが好ましい。
本発明の皮膚貼付材を構成する基材としては、粘着剤層を投錨性よく積層保持することができるものであることが好ましく、例えば、基材の材質がウレタン系樹脂、オレフィン系樹脂、エステル系樹脂、アクリル系樹脂およびアミド系樹脂からなる群から選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。具体的には、ポリスチレン系の熱可塑性エラストマーフィルム、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン/メタクリル酸共重合体、エチレン/メタクリル酸メチル共重合などのポリオレフィン系フィルム、エーテル系、エステル系などのポリウレタン系フィルム、ポリエステル系フィルム、各種プラスチック材料からなる織布や不織布、編布、紙などが挙げられ、その他にも、これらの積層体が挙げられ、例えば、フィルム同士の積層体、布帛や紙同士の積層体、フィルムと布帛との積層体などを用いることができる。
使用する基材の厚みは、材質、用途などによって適宜、決定することが好ましいが、通常、フィルムを基材とする場合には10〜250μm程度であることが好ましく、更に好ましくは10〜100μm程度であり、織布や不織布などの布帛や紙などを基材とする場合には50〜500μm程度であることが好ましく、更に好ましくは100〜300μm程度である。なお、後者のように布帛、紙などを基材に用いる場合には、絶対厚みを測定することが困難であるので、坪量が8〜200g/m程度のものを用いることが好適である。
基材としては、これらのうち、感温性(温度変化に対して特性変化が少ない)や柔軟性(皮膚追従性)が良好で、適度な透湿性および引張強度を有することなどの点からポリウレタン系フィルムを用いることが好ましく、特にポリエステル系ポリウレタンフィルムまたはポリエーテル系ポリウレタンフィルムを用いることが好ましい。また、厚さが15〜50μmのポリウレタン系フィルムを使用することによって、皮膚への追従性および密着性に優れ、かつ、フィルムの端縁部、すなわち皮膚との境界が目立たない皮膚貼付材とすることができる。
本発明の皮膚貼付材は、基材の露出表面の全部または一部に印刷を施してもよい。このように基材面に印刷を施した皮膚貼付材を皮膚に貼着すれば皮膚を装飾することができる。例えば、皮膚貼付材に刺青の模様を印刷しておけば、このような皮膚貼付材を貼着することによって、簡単に皮膚に刺青を施したように模すことができる。また、ピアスの模様を印刷した皮膚貼付材を耳朶に貼付すれば、ピアスを付けたように模すことができるし、ホクロの印刷を施した皮膚貼付材を顔面等に貼付すれば、ホクロをつけた顔ができあがる。
基材に印刷を施すことによって形成された印刷層は、基材表面の耐磨耗性を向上させると共に、滑り性を向上させることができる。例えば滑り性が悪いと皮膚面へ貼付使用している最中に、衣服などと擦れることによって、シート端部に捲くれ(剥がれ)などが生じやすい。ところが、印刷層を熱融着や塗工処理によって支持体の露出表面に形成すれば、これらの欠点を解消することができる。
印刷層は、アクリル系樹脂やブチラール樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合樹脂、エチルセルロース、ポリウレタンなどを主成分とするものを用いて形成することができる。防水性などを向上させるためには印刷層を形成したのち、その上にシリコーン系またはフッ素系の撥水処理剤などを塗布することが好ましい。
基材として透湿性がないフィルムなどを用いた皮膚貼付材を皮膚面に長時間貼付すると、貼付部位にムレが生じ、その結果、皮膚カブレなどを起こすことがある。従って、透湿性がない基材を用いる場合、あるいは、透湿性を有する基材を用いる場合であっても更に透湿性を付与したい場合には、基材及び粘着剤層に穿孔処理を施すことが好ましい。穿孔処理は、穿孔ロールによる方法や、パンチング、レーザ照射などの方法を用いて施すことができる。施される穿孔の大きさは、孔径が0.2〜2mm程度であることが好ましい。
本発明の皮膚貼付材は、粘着剤層表面の中央域に吸液性パッドを設けて救急絆創膏としてもよい。吸液性パッドとしては、例えばガーゼ、綿布、不織布、脱脂綿と不織布との複合品、脱脂綿と編ネットとの複合品などを用いることができる。吸液パッドは、創傷部からの滲出液を吸収し、しかも創傷部を保護することができる。また、これ以外の医療用テープやシートとしても利用することができる。
本発明の皮膚貼付材は、皮膚に物品を固定するための貼着手段として使用することもできる。例えば、両面に粘着剤層が露出している皮膚貼付材は、かつらを頭皮に固定するための貼着手段として、あるいは、装飾品などを皮膚に固定するための貼着手段として利用することができる。また、本発明の皮膚貼付材は、使い捨て用かつらの部材として利用することもできるし、金属製品が直に肌に触れないように金属製品と皮膚との間に介入させる部材として利用することもできる。
以下に実施例を示し、本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の応用が可能である。なお、以下の実施例において、「部」とあるのは「重量部」を意味する。また、以下の実施例において使用された測定方法及び評価方法を下記に示す。
<測定方法及び評価方法>
(1)粘着剤層のゲル分率(アクリル系ポリマー成分に換算)の測定
粘着剤組成物の乾燥後の所定量(約1g)を初期重量として測定する。ただし、粘着剤組成物中のシリカの配合比率からシリカの重量を算出しておく。この粘着剤組成物を、ポリテトラフルオロエチレン膜(日東電工株式会社製のNTF膜、平均孔径0.2μm)に入れて試料とする。この試料の重量を測定した後、トルエン中にて、常温で7日間抽出した後試料を取り出し、乾燥後の試料の重量を測定する。重量法にてポリマー残渣(不溶分)を求め、ポリマーの初期重量のアクリル系ポリマー成分100に換算し、それに対する残渣(不溶分)の割合をゲル分率として算出する。
(2)皮膚接着力の評価
皮膚貼付材を1.7cm×1.3cmの大きさに切断して試験用サンプルとした。この試験用サンプルをボランティア6人の額に5日間貼着して接着性の評価を行った。ただし、評価は下記基準に基づいて点数を付け、その点数の平均値を求めた。
評価基準:
5点 剥がれが生じなかった
4点 試験用サンプルの周囲に剥がれが認められたがしっかり接着していた
3点 試験用サンプルの面積の1/3程度に剥がれが認められた
2点 試験用サンプルの面積の2/3程度に剥がれが認められた
1点 剥がれた
(3)糊残り性の評価
上記「(2)皮膚接着力の評価」において、評価後に使用した試験用サンプルを剥離して糊残り性の評価を行った。すなわち、剥離後の皮膚面を肉眼で観察し、糊残りが生じたか否か評価を行った。ただし、評価は下記基準に基づいて行った。
評価基準:
5点 糊残りの発生が認められない
4点 貼付材の周囲または端部に多少糊残りが発生したが問題ない程度である
3点 糊残りが発生し、その面積は貼付材の面積の1/3程度である
2点 糊残りが発生し、その面積は貼付材の面積の2/3程度である
1点 貼付材の面積の全面積に糊残りが発生した
(実施例1)
アクリル酸イソノニルエステル95部とアクリル酸5部を、重合溶媒としての酢酸エチルと共に反応容器内に仕込み、重合開始剤としての過酸化ベンゾイル0.2部の存在下、常法によって重合反応を行い、アクリル系ポリマーを得た。得られたアクリル系ポリマーの固形分濃度は55重量%であった。
次に、上記アクリル系ポリマーと球状のシリカ粉体として平均粒径6.2μmの球状の無孔質シリカ(固形分100%)とを用い、固形分の重量比で、アクリル系ポリマー:球状の無孔質シリカ=90:10となるように混合して粘着剤組成物を作製した。この粘着剤組成物と、溶媒として酢酸エチルを用い、固形分濃度が35%の粘着剤溶液を作製した。このようにして得られた粘着剤溶液を、片面をシリコーン系離型剤にて処理したセパレータの離型処理面に、乾燥後の厚みが60μmとなるように塗布し、乾燥して粘着剤層を形成した。
次いで、形成された粘着剤層を、30μm厚のポリエステル系ポリウレタンフィルムの片面に転着して本発明の皮膚貼付材を作製した。
得られた皮膚貼付材について、ゲル分率を求めたところ50%であった。
(実施例2)
球状のシリカ粉体として平均粒径6.2μmの球状の多孔質シリカを用いた以外は実施例1と同様にして、すなわち、球状の多孔質シリカと、実施例1において用いたアクリル系ポリマーとを、固形分の重量比率が90:10の割合となるように混合した以外は、実施例1と同様にして、皮膚貼付用粘着剤組成物を作製した。また、実施例1と同様にして皮膚貼付材を作製した。ただし、粘着剤層のゲル分率は50%であった。
(実施例3)
実施例1において作製した粘着剤組成物を用いて、実施例1と同様にして粘着剤溶液を調整した。このようにして得られた粘着剤溶液を、片面がシリコーン系離型剤にて処理されたセパレータの離型処理面に、乾燥後の厚みが60μmとなるように塗布し、乾燥して粘着剤層を形成した。ただし、乾燥条件を適宜調節してゲル分率が10%の粘着剤層を得た。
次いで、形成された粘着剤層を、30μm厚のポリエステル系ポリウレタンフィルムの片面に転着して本発明の皮膚貼付材を作製した。
(実施例4)
実施例2において作製した粘着剤組成物を用いて、実施例1と同様にして粘着剤溶液を調整した。このようにして得られた粘着剤溶液を、片面がシリコーン系離型剤にて処理されたセパレータの離型処理面に、乾燥後の厚みが60μmとなるように塗布し、乾燥して粘着剤層を形成した。ただし、乾燥条件を適宜調節してゲル分率が10%の粘着剤層を得た。
次いで、形成された粘着剤層を、30μm厚のポリエステル系ポリウレタンフィルムの片面に転着して本発明の皮膚貼付材を作製した。
(実施例5)
実施例1において作製した粘着剤組成物を用いて、実施例1と同様にして粘着剤溶液を調整した。このようにして得られた粘着剤溶液を、片面がシリコーン系離型剤にて処理されたセパレータの離型処理面に、乾燥後の厚みが60μmとなるように塗布し、乾燥して粘着剤層を形成した。ただし、乾燥条件を適宜調節してゲル分率が20%の粘着剤層を得た。
次いで、形成された粘着剤層を、30μm厚のポリエステル系ポリウレタンフィルムの片面に転着して本発明の皮膚貼付材を作製した。
(実施例6)
実施例2において作製した粘着剤組成物を用いて、実施例1と同様にして粘着剤溶液を調整した。このようにして得られた粘着剤溶液を、片面がシリコーン系離型剤にて処理されたセパレータの離型処理面に、乾燥後の厚みが60μmとなるように塗布し、乾燥して粘着剤層を形成した。ただし、乾燥条件を適宜調節してゲル分率が20%の粘着剤層を得た。
次いで、形成された粘着剤層を、30μm厚のポリエステル系ポリウレタンフィルムの片面に転着して本発明の皮膚貼付材を作製した。
(比較例1)
実施例1において作製した粘着剤組成物を用いて、実施例1と同様にして粘着剤溶液を調整した。このようにして得られた粘着剤溶液を、片面がシリコーン系離型剤にて処理されたセパレータの離型処理面に、乾燥後の厚みが60μmとなるように塗布し、乾燥して粘着剤層を形成した。ただし、乾燥条件を適宜調節してゲル分率が0%の粘着剤層を得た。
次いで、形成された粘着剤層を、30μm厚のポリエステル系ポリウレタンフィルムの片面に転着して本発明の皮膚貼付材を作製した。
(比較例2)
実施例2において作製した粘着剤組成物を用いて、実施例1と同様にして粘着剤溶液を調整した。このようにして得られた粘着剤溶液を、片面がシリコーン系離型剤にて処理されたセパレータの離型処理面に、乾燥後の厚みが60μmとなるように塗布し、乾燥して粘着剤層を形成した。ただし、乾燥条件を適宜調節してゲル分率が0%の粘着剤層を得た。
次いで、形成された粘着剤層を、30μm厚のポリエステル系ポリウレタンフィルムの片面に転着して本発明の皮膚貼付材を作製した。
(比較例3)
実施例1において作製した粘着剤組成物を用いて、実施例1と同様にして粘着剤溶液を調整した。このようにして得られた粘着剤溶液を、片面がシリコーン系離型剤にて処理されたセパレータの離型処理面に、乾燥後の厚みが60μmとなるように塗布し、乾燥して粘着剤層を形成した。ただし、乾燥条件を適宜調節して、ゲル分率が70%の粘着剤層を得た。
次いで、形成された粘着剤層を、30μm厚のポリエステル系ポリウレタンフィルムの片面に転着して本発明の皮膚貼付材を作製した。
(比較例4)
実施例2において作製した粘着剤組成物を用いて、実施例1と同様にして粘着剤溶液を調整した。このようにして得られた粘着剤溶液を、片面がシリコーン系離型剤にて処理されたセパレータの離型処理面に、乾燥後の厚みが60μmとなるように塗布し、乾燥して粘着剤層を形成した。ただし、乾燥条件を適宜調節してゲル分率が70%の粘着剤層を得た。
次いで、形成された粘着剤層を、30μm厚のポリエステル系ポリウレタンフィルムの片面に転着して本発明の皮膚貼付材を作製した。
実施例1〜6、比較例1〜4で得られた皮膚貼付材について、皮膚接着性の評価と糊残り性の評価を行った。その結果をそれぞれ表1および表2に示す。
Figure 0004912159
Figure 0004912159
(実施例7)
アクリル酸2−エチルヘキシルエステル65部、アクリル酸2−メトキシエチルエステル30部、及び、アクリル酸5部を、重合溶媒としての酢酸エチルと共に反応容器内に仕込み、重合開始剤としてのアゾビスイソブチロニトリル0.2部の存在下、常法によって重合反応を行い、アクリル系ポリマーを得た。
次に、得られたアクリル系ポリマーと球状のシリカ粉末として平均粒径6.2μmの球状の無孔質シリカ(固形分100%)とを用い、これらを固形分の重量比が90:10の割合となるように混合して粘着剤組成物を作製した。この粘着剤組成物、および、溶媒として酢酸エチルを用い、固形分濃度が35%の粘着剤溶液を作製した。このようにして得られた粘着剤溶液を、片面をシリコーン系離型剤にて処理したセパレータの離型処理面に、乾燥後の厚みが60μmとなるように塗布し、乾燥して粘着剤層を形成した。
次いで、形成された粘着剤層を、30μm厚のポリエステル系ポリウレタンフィルムの片面に転着して本発明の皮膚貼付材を作製した。
得られた皮膚貼付材について、ゲル分率を求めたところ50%であった。
(実施例8)
球状のシリカ粉体として平均粒径6.2μmの球状の多孔質シリカを用いた以外は実施例1と同様にして、すなわち、実施例7において用いたアクリル系ポリマーと、球状の多孔質シリカとを、固形分の重量比が90:10の割合となるように混合した以外は、実施例7と同様にして、皮膚貼付用粘着剤組成物を作製した。また、得られた皮膚貼付用粘着剤を用いた以外は実施例7と同様にして、皮膚貼付材を作製した。ただし、粘着剤層のゲル分率は50%であった。
(実施例9)
実施例7において用いたアクリル系ポリマーと球状の無孔質シリカとを、固形分の重量比が80:20の割合となるように混合した以外は、実施例7と同様にして、皮膚貼付用粘着剤組成物を作製した。また、得られた皮膚貼付用粘着剤組成物を用いた以外は実施例7と同様にして、皮膚貼付材を作製した。ただし、粘着剤層のゲル分率は50%であった。
(実施例10)
実施例8において用いたアクリル系ポリマーと球状の多孔質シリカとを、固形分の重量比が80:20の割合となるように混合した以外は実施例8と同様にして、皮膚貼付用粘着剤組成物を作製した。また、得られた皮膚貼付用粘着剤組成物を用いた以外は実施例7と同様にして、皮膚貼付材を作製した。ただし、粘着剤層のゲル分率は50%であった。
(実施例11)
実施例7において用いたアクリル系ポリマーと球状の無孔質シリカとを、固形分の重量比が70:30の割合となるように混合した以外は、実施例7と同様にして、皮膚貼付用粘着剤組成物を作製した。また、得られた皮膚貼付用粘着剤組成物を用いた以外は実施例7と同様にして、皮膚貼付材を作製した。ただし、粘着剤層のゲル分率は50%であった。
(実施例12)
実施例8において用いたアクリル系ポリマーと球状の多孔質シリカとを、固形分の重量比が70:30の割合となるように混合した以外は、実施例8と同様にして、皮膚貼付用粘着剤組成物を作製した。また、得られた皮膚貼付用粘着剤組成物を用いた以外は実施例7と同様にして、皮膚貼付材を作製した。ただし、粘着剤層のゲル分率は50%であった。
(比較例5)
球状のシリカ粉体は使用せずに、実施例7において用いたアクリル系ポリマーのみを用いて粘着剤組成物とした。このアクリル系ポリマーのみからなる粘着剤組成物を、酢酸エチルに入れ、実施例7と同様にして、皮膚貼付用粘着剤組成物を作製した。また、得られた皮膚貼付用粘着剤組成物を用いた以外は実施例7と同様にして、皮膚貼付材を作製した。ただし、粘着剤層のゲル分率は50%であった。
(比較例6)
実施例7において用いたアクリル系ポリマーと球状の無孔質シリカとを、固形分の重量比が60:40の割合となるように混合した以外は、実施例7と同様にして、皮膚貼付用粘着剤組成物を作製した。また、得られた皮膚貼付用粘着剤組成物を用いた以外は実施例7と同様にして、皮膚貼付材を作製した。ただし、粘着剤層のゲル分率は50%であった。
(比較例7)
実施例8において用いたアクリル系ポリマーと球状の多孔質シリカ粉体とを、固形分の重量比が60:40の割合となるように混合した以外は、実施例8と同様にして、皮膚貼付用粘着剤組成物を作製した。また、得られた皮膚貼付用粘着剤組成物を用いた以外は実施例7と同様にして、皮膚貼付材を作製した。ただし、粘着剤層のゲル分率は50%であった。
実施例7〜12、比較例5〜7で得られた皮膚貼付材について、皮膚接着性の評価と糊残り性の評価を行った。その結果をそれぞれ表2および表3に示す。
Figure 0004912159
Figure 0004912159
表1から明らかなように、実施例1〜6の皮膚貼付材は平均値が4.0以上の優れた皮膚接着性を示し、かつ、糊残り性の評価においても平均値が4.0以上であり優れた結果が得られた。
一方、表2から明らかなように、比較例1〜2の皮膚貼付材は、皮膚接着性および糊残り性の両方に劣っていた。また、比較例3〜4の皮膚貼付材は、糊残り性は良好であったが、皮膚接着性に劣っていた。
また、表3から明らかなように、実施例7〜12の皮膚貼付材は平均値が4.0以上の優れた皮膚接着性を示し、かつ、糊残り性の評価においても平均値が4.0以上であり優れた結果が得られた。
一方、表4から明らかなように、比較例5〜7の皮膚貼付材は、皮膚接着性および糊残り性の両方に劣っていた。また、とりわけ比較例6〜7の皮膚貼付材は、皮膚接着性に劣っていた。
すなわち、本発明によれば、長期貼付が可能で、かつ、剥離後において問題のある糊残りが生じることがない皮膚貼付用粘着剤組成物および皮膚貼付材を得ることができた。
本発明の皮膚貼付用粘着剤組成物は皮膚への長期貼付が可能であり、かかる用途に適応することができる。また、本発明の皮膚貼付材は、種々の大きさのシート状、テープ状等の形態で使用することができ、また、ロール状形態で保存することもできる。これらの皮膚貼付材は、皮膚貼付用途、例えば医療衛生分野、外用用途等の分野で使用することができ、具体的には、絆創膏、粘着包帯、ドレッシング材等に好適に使用される。

Claims (10)

  1. (メタ)アクリル酸エステルを主成分とするアクリル系ポリマーと球状のシリカとを含有する皮膚貼付用粘着剤組成物であって、該アクリル系ポリマーと球状のシリカとの合計重量が100重量%に対し、球状のシリカを5重量%以上、35重量%以下の比率で含有し、かつ、ポリマー成分に対するゲル分率が5%以上、65%以下であることを特徴とする皮膚貼付用粘着剤組成物。
  2. 前記球状のシリカが平均粒径5μm以上、60μm以下の範囲内であることを特徴とする請求項1に記載の皮膚貼付用粘着剤組成物。
  3. 請求項1または2に記載の皮膚貼付用粘着剤組成物を用いてなる粘着剤層を有することを特徴とする皮膚貼付材。
  4. 前記粘着剤層が架橋剤によって架橋処理されていることを特徴とする請求項記載の皮膚貼付材。
  5. 前記架橋剤がイソシアネート系化合物であることを特徴とする請求項記載の皮膚貼付材。
  6. さらに基材を有することを特徴とする請求項3から5のいずれか1項記載の皮膚貼付材。
  7. 前記基材が、不織布、織布、またはフィルムであることを特徴とする請求項記載の皮膚貼付材。
  8. 前記基材の材質が、ウレタン系樹脂、オレフィン系樹脂、エステル系樹脂、アクリル系樹脂、および、アミド系樹脂からなる群から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項6または7記載の皮膚貼付材。
  9. 前記基材の厚みが、10μm以上、250μm以下であることを特徴とする請求項6から8のいずれか1項記載の皮膚貼付材。
  10. さらに剥離処理された剥離シートを粘着剤層の上に有することを特徴とする請求項3から9のいずれか1項記載の皮膚貼付材。
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