JP4911623B2 - 乾燥機 - Google Patents

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Description

この発明は、乾燥風によって洗濯物を乾燥させる乾燥機に関する。
洗濯物を乾燥する乾燥機が公知である。また、洗濯物の乾燥機能を有する洗濯機も公知である(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の洗濯機では、水受け槽(外槽に相当する。)内に、洗濯物を収容する円筒形状の回転ドラムが回転自在に配設されている。回転ドラムの後壁は、水受け槽の背面側に配置されている。そして、回転ドラムの外周部には、多数の通水孔が設けられており、これらの通水孔を介して、回転ドラムの内部と水受け槽とが連通している。
特開2005−143531号公報
特許文献1に記載の洗濯機では、水受け槽の背面の下方に、温風送風口が設けられており、洗濯物を乾燥させるための温風(乾燥風ということがある。)が、温風送風口から水受け槽内に流入する。温風送風口を水受け槽の背面下方に設けたのは、温風は上方ヘ移動する性質があり、下方から水受け槽内に流入させることによって乾燥効率を高くするためである(特許文献1の段落[0009]参照)。
しかしながら、特許文献1の構成では、水受け槽内に流入した温風がさらにその内方の回転ドラム内に良好に供給されているとは言い難く、回転ドラム内の洗濯物に乾燥風を効果的に浴びせているわけではない。
この発明は、かかる背景のもとになされたもので、ドラムの後壁側からドラム内に乾燥風を供給でき、かつ、ドラム内の洗濯物に乾燥風を効果的に浴びせることができる乾燥機を提供することを主たる目的とする。
この発明は、乾燥時に洗濯物が傷つくことを防止することができる乾燥機を提供することを別の目的とする。
この発明は、大型化を抑制し、設計の容易化を図ることができる乾燥機を提供することをさらに別の目的とする。
請求項1記載の発明は、外槽と、前記外槽内に、前方に向って斜め上方へ延びる回転軸を中心に回転可能に配置され、中心部が前記回転軸に直交方向に連結された円形のドラム後壁、および前記ドラム後壁の周囲から前方に延びるドラム周壁を有し、洗濯物を収容するためのドラムと、前記ドラム後壁に形成された吸気用開口と、前記ドラム後壁に取り付けられ、前記吸気用開口から前記ドラム内に流入する空気を通すための多数の小孔が形成された円板状のカバーであって、前記ドラム内に臨む面に、前記回転軸を中心とするリング状の凹部および凸部が前記回転軸を中心とする径方向に沿って交互に設けられているカバーと、前記吸気用開口を通して前記ドラム内へ乾燥風を供給するための乾燥風供給装置と、を含み、前記カバーは、前記吸気用開口を前記ドラムの内側から被っており、中心が前記ドラム内方へ膨出し、周辺は前記ドラム後壁に近接するように形成され、前記吸気用開口に対向する面には、前記吸気用開口へ向かって突出するリブが設けられていることを特徴とする、乾燥機である。
求項記載の発明は、前記リブは、前記吸気用開口を、中心から外方へ向って放射状に横切っていることを特徴とする、請求項記載の乾燥機である。
請求項記載の発明は、前記ドラム後壁と対向する前記外槽の後面壁には、前記吸気用開口に対して外側へずれた位置に、前記乾燥風を前記外槽内に取り込むための取込口が形成されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の乾燥機である。
請求項記載の発明は、前記外槽の前記後面壁の背面であって、前記取込口よりも中心寄りに、前記回転軸を介して前記ドラムを回転させるための駆動装置が備えられていることを特徴とする、請求項記載の乾燥機である。
請求項1記載の発明によれば、この乾燥機では、乾燥風供給装置からの乾燥風が、ドラム後壁の吸気用開口およびカバーの小孔を通過してドラム内へ供給される。
ここで、ドラムの回転軸は、前方に向って斜め上方へ延びているので、ドラムに収容された洗濯物は、自重によってドラム後壁側のカバーに常に接触することになる。しかし、カバーにおいてドラム内に臨む面には、凹部および凸部が設けられているので、カバーと洗濯物との間に隙間を確保することができる。これにより、カバーの小孔が洗濯物によって塞がれることを防止し、小孔を通過した乾燥風を、上述した隙間からドラム内へ円滑に供給することができるので、ドラム内の洗濯物に乾燥風を効果的に浴びせることができる。
また、上述した凹部および凸部は、回転軸を中心とするリング状である。そのため、カバーがドラムとともに回転しても、凸部が洗濯物に対して円滑に接触するので、洗濯物が傷つくことを防止することができる。
また、これらの凹部および凸部を、回転軸を中心とする径方向に沿って交互に設けることによって、カバーの強度向上を図ることができる。
そして、カバーは、中心がドラム内方へ膨出しているので、この中心において、ドラム後壁と回転軸との連結部を配置することができる。一方、カバーの周辺は、ドラム後壁に近接するように形成されているので、中心がドラム内方へ膨出しても、ドラム内において洗濯物を収容する空間を比較的大きく確保することができる。
また、カバーにおいて吸気用開口に対向する面には、吸気用開口へ向かって突出するリブが設けられているので、このリブによって、吸気用開口からドラム内へ向かう乾燥風の流れを整えることができる。
請求項記載の発明によれば、リブは、吸気用開口を、中心から外方へ向って放射状に横切っているので、吸気用開口からドラム内へ向かう乾燥風の流れを直接整えることができる。
請求項記載の発明によれば、ドラム後壁と対向する外槽の後面壁には、吸気用開口に対して外側へずれた位置に、乾燥風を外槽内に取り込むための取込口が形成されている。そのため、乾燥風を取込口から吸気用開口へ流すことによって、ドラムの回転軸へ向かうように、乾燥風をドラム内に供給することができる。これにより、ドラム内において、洗濯物に乾燥風を回転軸側から万遍なく浴びせることができる。
請求項記載の発明によれば、外槽の後面壁の背面であって、取込口よりも中心寄りに、駆動装置が備えられている。これにより、乾燥風供給装置から取込口へ向かう乾燥風の流路から駆動装置を外すことができるので、外槽の後面壁の背面周辺における乾燥機の大型化を抑制し、設計の容易化を図ることができる。



以下では、この発明の一実施形態に係る乾燥機としての洗濯乾燥機1を、添付図面を参照して詳細に説明する。なお、この実施形態では、乾燥機能だけでなく洗濯機能も有する洗濯乾燥機1を例示しているが、本発明は乾燥機能のみを有する乾燥機にも適用される。
図1は、洗濯乾燥機1を正面右上側から見た斜視図であって、その外殻をなす化粧パネルを一部取り除いた状態を示す。図2は、化粧パネルが一部取り除かれた洗濯乾燥機1を背面左上側から見た斜視図である。図3は、化粧パネルが一部取り除かれた洗濯乾燥機1の右側断面図である。図4は、風路5からドラム8内に乾燥風が流れる様子を説明するために、洗濯乾燥機1において洗濯槽3の後側上端部の周辺の断面を抜き出して示した図である。なお、方向について言及する場合には、図示した方向矢印を参照する(他の図においても同様とする。)。ここで、前側と正面側とは同じであり、後側と背面側と奥側とは同じである。
<洗濯機の全体構成>
図1を参照して、洗濯乾燥機1は、その外殻をなす化粧パネルによって略ボックス形状に形成されており、内側には、フレーム2、洗濯槽3、制御基板4、風路5およびヒートポンプ装置6が配置されている。風路5およびヒートポンプ装置6は、乾燥風路供給装置として機能する。
(1)フレームおよび制御基板
フレーム2は、洗濯乾燥機1の底壁(下側壁)をなしている。洗濯槽3、制御基板4、風路5およびヒートポンプ装置6は、フレーム2に上側から取り付けられている。制御基板4は、フレーム2の前側に配置され、洗濯乾燥機1内の電気部品に電気的に接続されている。洗濯乾燥機1に設けられた操作パネル(図示せず)をユーザが操作すると、制御基板4から洗濯乾燥機1内の電気部品に対して電気信号が出力され、洗濯乾燥機1では、ユーザの所望する運転が実行される。
(2)洗濯槽
図3に示すように、洗濯槽3は、外槽7と、外槽7内に回転可能に配置され、洗濯物を収容するための内槽(ドラム8)とを含んでいる。
外槽7は、複数のダンパ(図示せず)によってフレーム2に取り付けられており、フレーム2によって揺動自在に支持されている。外槽7は、中空の略円筒形状であり、その中心軸が前側に向かって上向きに(たとえば水平面に対して15°)傾斜するように配置されている。外槽7は、中心軸方向における背面側に円板状の後壁(図2参照。外槽7の後面壁としての外槽後壁9という。)を有している。また、外槽7の円周壁を外槽周壁10という。外槽7の正面には、開口(図1参照。外槽開口11という。)が形成されている。外槽7内には、外槽後壁9および外槽周壁10によって、外槽7の外観形状と相似する略円筒形状の空間が形成されている。
図2に示すように、外槽後壁9の背面には、駆動装置としてのモータ12が取り付けられている。モータ12は、その外殻をなす円筒形状のモータケーシング13の円中心が外槽後壁9の円中心と一致するように、外槽後壁9に取り付けられている。図3に示すように、モータ12の出力軸(回転軸としてのモータ軸14という。)は、モータケーシング13の円中心を通って前方に向って斜め上方へ突出しており、その前端部(軸前端部15という。)は、外槽後壁9を、その円中心において貫通し、外槽7内に露出されている。また、モータケーシング13と外槽後壁9との間には、軸受17を内蔵する軸受ケース16が介在されており、モータ軸14は、軸受ケース16の軸受17によって回転自在に支持されている。
そして、図4に示すように、外槽後壁9において円中心より上側(詳しくはモータ12の径方向外側)には、貫通穴(取込口としての入口27という。)が形成されている。言い換えれば、入口27よりも円中心寄りに、モータ12が備えられている。また、軸受ケース16において、入口27に後側から対向する位置よりやや上側には、軸受ケース16を略前後方向に貫通する穴(ケース穴50という。)が形成されている。ケース穴50と入口27とは、後側から前側へ向かって径方向内側(外槽後壁9の円中心側)へ延びる流路51によって連通している。
また、図1に示すように、外槽周壁10の前側上端部には、貫通穴(出口24という。)が形成されている。
図3に示すように、ドラム8は、外槽7の内部空間と相似する中空の略円筒形状である。ドラム8は、外槽7と同様に、その中心軸21が前側に向かって上向きに傾斜するように配置されている。つまり、この洗濯乾燥機1では、いわゆる斜めドラム構造が採用されている。ドラム8は、中心軸方向における背面側に円板状の後壁(ドラム後壁18という。)を有している。また、ドラム8の円周壁をドラム周壁19という。ドラム周壁19は、ドラム後壁18の外周縁から中心軸21に沿って前方に延びている。
また、ドラム周壁19には、多数の貫通穴22が形成されており、これらの貫通穴22を介することによって、ドラム8の内部空間と、ドラム8と外槽7との間の空間とが互いに連通している。さらに、ドラム周壁19の内周面には、ドラム周壁19の円中心側(つまり中心軸21側)へ向かって突出する複数のバッフル23が、周方向に等しい間隔を隔てて設けられている。
ドラム8の正面には、開口(図1参照。ドラム開口20という。)が形成されている。ドラム8が外槽7に収容された状態において、ドラム後壁18の後側面は、外槽後壁9の前側面に対して所定の距離を隔てて対向し、ドラム周壁19の外周面は、外槽周壁10の内周面に対して所定の距離を隔てて対向している。また、ドラム開口20は、外槽開口11に対して後側から対向し、これらの開口は互いに連通している。そして、ドラム後壁18の円中心部分31には、上述したモータ軸14の軸前端部15が連結されている。この状態で、ドラム後壁18はモータ軸14に対して直交し、ドラム8の中心軸21はモータ軸14に一致している。ここで、モータ12が駆動されてモータ軸14が回転すると、モータ12の駆動力がモータ軸14を介してドラム8に伝達され、外槽7内でドラム8がモータ軸14を中心に回転する。
この洗濯乾燥機1で洗濯を行う場合、まず、外槽開口11およびドラム開口20を介して、ドラム8内に洗濯物を収容する。そして、外槽7内に、洗剤の溶けた水(洗濯水という。)を溜めると、洗濯水が、上述した貫通穴22を介してドラム8内の洗濯物に染み込み、洗濯物の汚れが洗濯水の洗剤成分によって分解・除去される。このとき、ドラム8が回転されるので、ドラム8内の洗濯物がバッフル23によって攪拌され、いわゆるたたき洗いが行われる。洗濯槽3(外槽7およびドラム8)から機外へ洗濯水が排出された後に、洗いに続いて洗濯物のすすぎが行われる。また、洗いおよびすすぎの後では、ドラム8が高速回転され、洗濯物の脱水が行われる。洗濯物をすすいだ水、および、脱水によって洗濯物から搾り出された水は、洗濯槽3から機外へ排出される。
(3)風路およびヒートポンプ装置
洗濯槽3では、洗い、すすぎおよび脱水に加えて、洗濯物の乾燥も行える。そのために、図2に示すように、外槽7には、上述した風路5が接続されている。
風路5は、洗濯乾燥機1の小型化を図るべく、外槽7の外表面に沿うように屈曲している。風路5の途中には、上述したヒートポンプ装置6が設けられている。ここで、ヒートポンプ装置6は、洗濯槽3の後側において、フレーム2に支持されている。以下では、風路5を流れる空気の流れ方向(図示破線矢印参照)に見て、風路5において、ヒートポンプ装置6より上流側の部分を上流側風路25とし、ヒートポンプ装置6より下流側の部分を下流側風路26とする。
上流側風路25は、ヒートポンプ装置6の右端側から外槽後壁9に沿って上方ヘ延び、その後屈曲して、外槽周壁10に沿って前側に延び、外槽周壁10の出口24(図1参照)に接続されている。下流側風路26は、ヒートポンプ装置6の左端側から外槽後壁9に沿って上方ヘ延び、その後屈曲して、引き続き外槽後壁9に沿って右側に延び、軸受ケース16のケース穴50に接続され、このケース穴50を介して外槽後壁9の入口27に連通している(図4参照)。下流側風路26の途中(詳しくはヒートポンプ装置6の近傍)には、ブロア28が設けられている。
乾燥時にブロア28が駆動されると、洗濯槽3内の湿った空気が、出口24(図1参照)から、上流側風路25内に吸い出される(図示破線矢印参照)。この空気は、上流側風路25によってヒートポンプ装置6へ導かれる。
ヒートポンプ装置6では、冷媒回路、冷却部、圧縮機、放熱部および絞り手段(いずれも図示せず)が設けられている。冷媒回路では、冷媒が循環しており、圧縮機は、循環する冷媒を圧縮し、絞り手段は、圧縮された冷媒の圧力を減圧する。冷却部および放熱部は、ともにフィン形状であり、風路5内に露出されている。冷却部では、減圧された冷媒が通過し、放熱部では、圧縮された冷媒が通過する。
ヒートポンプ装置6へ導かれた空気は、冷却部および放熱部を順に通過する。ここで、この空気は、冷却部を通過するときに、減圧された冷媒によって熱が吸収され、除湿される。そして、除湿された空気は、引き続いて放熱部を通過するときに、圧縮された冷媒から放熱された熱によって加熱される。このように除湿および加熱された空気(乾燥風という。)は、ブロア28に吐出されることによって、下流側風路26内をケース穴50へ向かって流れ、ケース穴50および入口27から洗濯槽3内へ還流される(図示破線矢印参照)。この乾燥風によって、洗濯槽3(ドラム8)内に収容された洗濯物が乾燥される。このように、乾燥時では、洗濯槽3と風路5との間で空気が循環し、風路5およびヒートポンプ装置6によってドラム8内に乾燥風が供給される。
ここで、上述したように、外槽後壁9において、入口27よりも円中心寄りに、モータ12が備えられている。そのため、入口27へ向かう乾燥風の流路である風路5からモータ12を外すことができるので、外槽7の外槽後壁9の外面周辺における洗濯乾燥機1の大型化(詳しくは奥行き寸法の大型化)を抑制し、設計の容易化を図ることができる。
<ドラム>
以下には、ドラム8について詳説する。図5Aは、ドラム8の右側断面図であり、図5Bは、ドラム後壁18の背面図であり、図5Cは、ドラム後壁18の正面図であり、図5Dは、変形例に係るドラム後壁18の背面図である。図6Aは、カバー30の正面図であり、図6Bは、図6AのA−A線に基づく断面図であり、図6Cは、カバー30の後側斜視図である。
図5Aにおいて斜線で示すように、ドラム後壁18では、円中心部分31が、モータ12のモータ軸14の軸前端部15(図3参照)を受け入れることができるように、円中心部分31の周囲の部分(周囲部分32という。)に比べて、前側へ膨出している。周囲部分32の前側面は、平坦に形成されている。
図5Bに示すように、周囲部分32には、3つの貫通穴(吸気用開口としての受入口33という。)が周方向に等しい間隔を隔てて形成されている。なお、受入口33は、図5Dに示すように6つ形成されていてもよい。受入口33の数は、適宜設定される。
図5Aおよび図5Bに示すように、周囲部分32の背面には、ドラム後壁18と同心のリング状をなし、後方へ突出する複数(たとえば4つ)の突条(ドラム突条34という。)が、径方向に等しい間隔を隔てて設けられている。これらのドラム突条34は、全ての受入口33を径方向外側から取り囲んでいる。
図5Aおよび図5Cに示すように、ドラム後壁18の前側面には、カバー30が取り付けられている。カバー30は、全ての受入口33を前側(ドラム8の内側)から被い得る大きさの円板形状である。
詳しくは、図6Aに示すように、カバー30の円中心29には、貫通穴(ネジ穴35という。)が形成されている。また、カバー30には、ネジ穴35を径方向外側から距離を隔てて取り囲むように、ネジ穴35とは異なる貫通穴(小孔36という。)が多数形成されている。
図6Bに示すように、カバー30の前側面は、その外側周縁37から円中心29に向かって前側へ盛り上がるように形成されている。詳しくは、カバー30の前側面には、外側周縁37から円中心29に向かって、円中心29を中心とするリング状であって前側へ突出する複数(たとえば3つ)の凸部38が、径方向に間隔を隔てて形成されている。ここで、円中心29側の凸部38が、外側周縁37側の凸部38よりも前側へ突出している。そのため、カバー30の前側面において、径方向に隣り合う凸部38の間には、円中心29を中心とするリング状であって後側へ窪む凹部39が形成されている。この実施例では、上述したように凸部38が3つ形成されているのに対応して、凹部39は、2つ形成されている。つまり、カバー30の前側面には、凸部38および凹部39が径方向に沿って交互に設けられており、カバー30の前側面は、外側周縁37側に比べて円中心29側が前側へ膨出する階段形状に形成されている。このように、凹部39および凸部38を径方向に沿って交互に設けることによって、カバー30の強度向上を図ることができる。
カバー30の後側面は、上述した前側面に対応して、外側周縁37側に比べて円中心29側が前側へ窪む(この部分を窪み部分42という。)ように形成されている。図6Cに示すように、カバー30の後側面には、円中心29を中心とするリング状であって後側へ突出するリブ(第1リブ40という。)と、第1リブ40の外周面から外側周縁37へ向かって放射状に延びながら後側へ向かって突出する複数(たとえば6つ)のリブ(第2リブ41という。)とが設けられている。第1リブ40は、ネジ穴35とネジ穴35近傍の小孔36を径方向外側から取り囲んでいる。窪み部分42は、第1リブ40に囲まれる円柱状の空間(第1空間43という。)と、隣り合う2つの第2リブ41と第1リブ40と外側周縁37とによって囲まれる複数(ここでは6つ)の円弧状の空間(第2空間44という。)とに区画されている。また、カバー30の後側面における外側周縁37の近傍には、後側へ突出する複数(たとえば3つ)のフック45が、周方向に等しい間隔を隔てて設けられている。
図5Aに示すように、カバー30は、ネジ穴35に通したネジ46をドラム後壁18の円中心部分31に組み付けることによって、ドラム後壁18の前側面に固定されている。このとき、ドラム後壁18の円中心(中心軸21)とカバー30の円中心29とが一致している。また、フック45(図6C参照)がドラム後壁18に係合しており、これによっても、カバー30がドラム後壁18に固定されている。この状態において、図5Aに示すように、カバー30の前側面は、ドラム8内に臨んでいる。また、図5A〜図5Cに示すように、カバー30の後側面および多数の小孔36は、ドラム後壁18の受入口33に対して前側から対向している。これにより、ドラム後壁18の後側は、受入口33および小孔36を介して、ドラム8内に連通している。
このカバー30をドラム後壁18の前側面に取り付けることにより、図3に示すように、ドラム後壁18の前側面は、外周縁側に比べて中心軸21側が前側へ膨出する階段形状になる。つまり、カバー30では、中心(中心軸21側)がドラム8内方へ膨出しており、この中心(詳しくは図6Cに示す窪み部分42の第1空間43)において、ドラム後壁18とモータ軸14との連結部(円中心部分31および軸前端部15)を配置することができる。一方、図5Aに示すように、カバー30では、周辺(外側周縁37側)は、ドラム後壁18に近接しているので、中心がドラム8内方へ膨出しても、ドラム8内において洗濯物を収容する空間を比較的大きく確保することができる。
そして、図5Bに示すように、第2リブ41は、受入口33を、ドラム後壁18の円中心から外方(径方向外側)へ向って放射状に横切っている。具体的には、1つの第2リブ41が、対応する受入口33を2つに区画するように横切っている。
次に、図4を参照して、ドラム8と外槽7と風路5との位置関係について説明する。
ドラム8が外槽7に収容された状態では、上述したように、ドラム後壁18の後側面が、外槽後壁9の前側面に対して所定の距離を隔てて対向している。ここで、外槽後壁9の前側面には、外槽後壁9と同心のリング状をなし、前方へ突出する複数(ここでは3つ)の突条(外槽突条47という。)が、径方向に等しい間隔を隔てて設けられている。これらの外槽突条47は、外槽後壁9において入口27を径方向外側から取り囲んでいる。ここで、外槽突条47とドラム後壁18のドラム突条34とは、径方向(外槽7およびドラム8の径方向を指す。以下同じ。)に沿って交互に配置されており、外槽突条47およびドラム突条34によって、いわゆるラビリンスが構成されている。
また、入口27は、径方向において、ドラム後壁18の受入口33に対して外側へずれた位置にある。
ここで、乾燥時において風路5(下流側風路26)からケース穴50に到達した乾燥風は、径方向内側(ドラム8の中心軸21側)へ向かって、流路51および入口27を順に通過して外槽7内に取り込まれる(図示破線矢印参照)。そして、上述したように入口27が受入口33に対して外側へずれているので、この乾燥風は、引き続き径方向内側へ向って受入口33およびカバー30の小孔36を順に通過し、ドラム8の中心軸21へ向かうようにドラム8内へ流れ込む(図示破線矢印参照)。これにより、ドラム8内において、洗濯物に乾燥風を中心軸21側(モータ軸14側でもある。図3参照)から万遍なく浴びせることができる。
ここで、図3に示すように、ドラム8の中心軸21(モータ軸14も含む。)は、前方に向って斜め上方へ延びているので、ドラム8に収容された洗濯物52は、自重によってカバー30に常に接触することになる。しかし、カバー30においてドラム8内に臨む前側面には、凹部39および凸部38が設けられているので、カバー30と洗濯物52との間に隙間53を確保することができる。これにより、カバー30の小孔36(図5C参照)が洗濯物52によって塞がれることを防止し、小孔36を通過した乾燥風を、上述した隙間53からドラム8内へ円滑に供給することができるので、ドラム8内の洗濯物52に乾燥風を効果的に浴びせることができる。
また、上述した凹部39および凸部38は、中心軸21を中心とするリング状である(図5A参照)。そのため、カバー30がドラム8とともに回転しても、凸部38が洗濯物52に対して円滑に接触するので、洗濯物52が傷つくことを防止することができる。
また、図4を参照して、受入口33からドラム8内へ向かう乾燥風の流れが、第2リブ41(図5B参照)によって直接整えられる。特に、ドラム8が回転していると、受入口33まで到達した乾燥風が、ドラム8と共に回転する第2リブ41によって、ドラム8の回転方向においてこの第2リブ41の下流側に位置する第2空間44へ導き込まれる(図6C参照)。これにより、第2空間44に連通する小孔36からドラム8内への乾燥風の円滑な流入が促進される。その結果、ドラム8内への乾燥風の流入量を比較的多く確保することができ、ドラム8内の洗濯物の乾燥効率の向上を図ることができる。
ここで、上述したように外槽突条47およびドラム突条34によってラビリンスが構成されている。そのため、ドラム8の回転中であっても、入口27と受入口33との間にある乾燥風が受入口33へ向わずに外槽突条47およびドラム突条34の径方向外側へ漏れ出すことが防止される。なお、風路5から入口27へ漏れなく乾燥風を供給するために、軸受ケース16と風路5との接合部48、および、軸受ケース16と外槽7(外槽後壁9)との接合部49において、パッキンやラビリンスを設けることで機密性が確保されている。
この発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
洗濯乾燥機1を正面右上側から見た斜視図であって、その外殻をなす化粧パネルを一部取り除いた状態を示す。 化粧パネルが一部取り除かれた洗濯乾燥機1を背面左上側から見た斜視図である。 化粧パネルが一部取り除かれた洗濯乾燥機1の右側断面図である。 風路5からドラム8内に乾燥風が流れる様子を説明するために、洗濯乾燥機1において洗濯槽3の後側上端部の周辺の断面を抜き出して示した図である。 ドラム8の右側断面図である。 ドラム後壁18の背面図である。 ドラム後壁18の正面図である。 変形例に係るドラム後壁18の背面図である。 カバー30の正面図である。 図6AのA−A線に基づく断面図である。 カバー30の後側斜視図である。
符号の説明
1 洗濯乾燥機
5 風路
6 ヒートポンプ装置
7 外槽
8 ドラム
9 外槽後壁
12 モータ
14 モータ軸
18 ドラム後壁
19 ドラム周壁
27 入口
30 カバー
33 受入口
36 小孔
38 凸部
39 凹部
41 第2リブ

Claims (4)

  1. 外槽と、
    前記外槽内に、前方に向って斜め上方へ延びる回転軸を中心に回転可能に配置され、中心部が前記回転軸に直交方向に連結された円形のドラム後壁、および前記ドラム後壁の周囲から前方に延びるドラム周壁を有し、洗濯物を収容するためのドラムと、
    前記ドラム後壁に形成された吸気用開口と、
    前記ドラム後壁に取り付けられ、前記吸気用開口から前記ドラム内に流入する空気を通すための多数の小孔が形成された円板状のカバーであって、前記ドラム内に臨む面に、前記回転軸を中心とするリング状の凹部および凸部が前記回転軸を中心とする径方向に沿って交互に設けられているカバーと、
    前記吸気用開口を通して前記ドラム内へ乾燥風を供給するための乾燥風供給装置と、を含み、
    前記カバーは、前記吸気用開口を前記ドラムの内側から被っており、中心が前記ドラム内方へ膨出し、周辺は前記ドラム後壁に近接するように形成され、
    前記吸気用開口に対向する面には、前記吸気用開口へ向かって突出するリブが設けられていることを特徴とする、乾燥機。
  2. 前記リブは、前記吸気用開口を、中心から外方へ向って放射状に横切っていることを特徴とする、請求項記載の乾燥機。
  3. 前記ドラム後壁と対向する前記外槽の後面壁には、前記吸気用開口に対して外側へずれた位置に、前記乾燥風を前記外槽内に取り込むための取込口が形成されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の乾燥機。
  4. 前記外槽の前記後面壁の背面であって、前記取込口よりも中心寄りに、前記回転軸を介して前記ドラムを回転させるための駆動装置が備えられていることを特徴とする、請求項記載の乾燥機。
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