JP4911385B2 - データ通信方法、データ通信システムおよびデータ通信プログラム - Google Patents

データ通信方法、データ通信システムおよびデータ通信プログラム Download PDF

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Description

本発明は、データ通信方法、データ通信システムおよびデータ通信プログラムに関する。
従来、IP(Internet Protocol)ネットワークを利用したVoIP(Voice over IP)のような、広帯域ネットワークでの音声通信において、情報隠蔽技術を用いた高付加価値なデータ通信方法が提案されている。なお、情報隠蔽技術とは、伝送量を全く変えることなく情報を付与することが可能であり、音質も大きく損ねることがない技術である。また、VoIPにおいては、音声符号化方式として、音声を対数量子化して圧縮するlog−PCM(Pulse Code Modulation:パルス符号変調)が最もよく用いられている(例えば、非特許文献1参照)。
情報隠蔽方式の中で、もっとも古典的で情報を多量に埋め込むことができる手法として、最下位ビット置換法(Least Significant Bit
Substitution Method、以下「LSB置換法」という)がある。一般に、PCMなどの信号の振幅を表すビットにおいては、最下位ビットが変化することによる影響は小さいため、LSB置換法では、最下位ビットを伝送したいビットに置換することにより情報を埋め込んでいる。このため、LSB置換法は、サンプリング周波数と同じ埋め込み量となる。
LSB置換法をリニアPCMに適用する場合には、置換によって生じる歪み量は振幅値に関わらず一定となる。しかし、log−PCMに対して埋め込む場合、振幅が大きくなるほど粗く量子化されるため、置換により生じる歪み量が大きくなり、音質劣化が大きくなるという問題がある。
この問題を解決するために、振幅の小さいサンプルのみに埋め込む選択的埋め込み方式が提案されている(例えば、非特許文献2または特許文献1参照)。選択的埋め込み方式では、まずサンプル列をフレームに区切り、フレーム内のサンプルの絶対値を昇順にソートする。そして、振幅の小さいサンプルからある個数までの最下位ビットに対しLSB置換法を行った後、置換されたサンプルを元の順序に戻して伝送する。振幅の大きい部分にはLSB置換法を行わないため、生じる歪みを軽減することができる。また、埋め込む量は、1フレーム内の操作に用いるサンプル数により変更でき、1フレーム内の全てのサンプルを用いる場合にはLSB置換法と等しくなる。
なお、VoIPにおける他の音声符号化方式として、ADPCM(Adaptive Differential Pulse Code Modulation:適応差分パルス符号変調)がある(例えば、非特許文献3参照)。ADPCMでは、過去のサンプルなどから現時刻のサンプルの聴覚的な歪み許容量を推定し、それに応じて量子化幅を適応的に変化させている。
International Telecommunication Union,"G.711, Pulse Code Modulation (PCM) of Voice Frequencies", 1988 青木直史,「ステガノグラフィによる高付加価値通信の可能性」,信学技報,2003, No.11, p.41-46 特開2005−110018号公報 International Telecommunication Union,"G.726, 40, 32, 24, 16 kbit/s Adaptive Differential Pulse Code Modulation(ADPCM)", 1990
log−PCMに対して、非特許文献2または特許文献1に記載された選択的埋め込み方式を適用した場合、サンプルを置換することにより生じる歪みを小さくすることはできるが、人が知覚したときに、置換したサンプルの音質が実際に劣化しているかどうかは不明であるという課題があった。すなわち、振幅が大きいサンプルほど、置換を行うことにより生じる歪みは大きくなるが、マスキングなどの人の聴覚的な特性により、この歪みが常に人に知覚されているとは限らず、逆に、振幅が小さいサンプルを置換した場合であっても、人に知覚されることもありえる。
本発明は、このような課題に着目してなされたもので、情報を埋め込んだデータの品質劣化を、人の検知限度内に抑制することができるデータ通信方法、データ通信システムおよびデータ通信プログラムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明者等は、所定のデータに情報を埋め込むとき、サンプルを置換することにより生じる歪み量が、人が検知できない範囲内、すなわち人の検知限度内であるかどうかを判定することで、置換可能の判定を行う方法を検討した。その結果、本発明者等は、実際に通信を行う符号化手段より高い圧縮率を有する符号化手段を利用することにより、歪み量が検知限の範囲内かどうかを判定する方法を見出した。
すなわち、本発明に係るデータ通信方法は、所定のデータを第1符号化方式により1サンプルあたり複数ビットのデジタル信号に符号化する符号化ステップと、前記デジタル信号の各サンプルごとに、一部のビットにいかなる情報を埋め込んでも、その情報を埋め込んだサンプルに基づくデータを前記第1符号化方式より高い圧縮率を有する第2符号化方式により符号化した信号が、情報を埋め込む前のサンプルに基づくデータを前記第2符号化方式により符号化した信号と同じ信号になるとき、前記一部のビットに補助情報を埋め込む埋込ステップと、各サンプルを送信する送信ステップと、送信された各サンプルを受信する受信ステップと、受信された各サンプルから、埋め込まれた前記補助信号を抽出する抽出ステップと、前記第1符号化方式に基づいて各サンプルを復号する復号ステップとを、有することを特徴とする。
また、本発明に係るデータ通信システムは、所定のデータを第1符号化方式により1サンプルあたり複数ビットのデジタル信号に符号化する符号化手段と、前記デジタル信号の各サンプルごとに、一部のビットにいかなる情報を埋め込んでも、その情報を埋め込んだサンプルに基づくデータを前記第1符号化方式より高い圧縮率を有する第2符号化方式により符号化した信号が、情報を埋め込む前のサンプルに基づくデータを前記第2符号化方式により符号化した信号と同じ信号になるとき、前記一部のビットに補助情報を埋め込む埋込手段と、各サンプルを送信する送信手段と、送信された各サンプルを受信する受信手段と、受信された各サンプルから、埋め込まれた前記補助信号を抽出する抽出手段と、前記第1符号化方式に基づいて各サンプルを復号する復号手段とを、有することを特徴とする。
本発明に係るデータ通信プログラムは、コンピュータを、所定のデータを第1符号化方式により1サンプルあたり複数ビットのデジタル信号に符号化する符号化手段と、前記デジタル信号の各サンプルごとに、一部のビットにいかなる情報を埋め込んでも、その情報を埋め込んだサンプルに基づくデータを前記第1符号化方式より高い圧縮率を有する第2符号化方式により符号化した信号が、情報を埋め込む前のサンプルに基づくデータを前記第2符号化方式により符号化した信号と同じ信号になるとき、前記一部のビットに補助情報を埋め込む埋込手段と、各サンプルを送信する送信手段と、送信された各サンプルを受信する受信手段と、受信された各サンプルから、埋め込まれた前記補助信号を抽出する抽出手段と、前記第1符号化方式に基づいて各サンプルを復号する復号手段として、機能させることを特徴とする。
本発明に係るデータ通信方法、データ通信システムおよびデータ通信プログラムでは、情報を埋め込んだサンプルを、第1符号化方式より高い圧縮率を有する第2符号化方式により符号化した信号が、情報を埋め込んでいないサンプルを第2符号化方式により符号化した信号と同じであれば、許容歪み範囲内であると判断している。このとき、高圧縮率の第2符号化方式でデータ通信を行った場合には、埋め込んだ情報の有無に関わらず、同じ信号が得られるため、第2符号化方式の圧縮率のレベルでは、データの品質の劣化が生じていないことになる。このため、人の検知限度内となる圧縮率レベルの第2符号化方式を利用することにより、情報を埋め込んだときに生じる歪み量によるデータの品質劣化を、人の検知限度内に抑えることができる。
本発明に係るデータ通信方法、データ通信システムおよびデータ通信プログラムで、情報を埋め込むビットは、サンプル中のいかなる位置のビットでもよく、例えば、サンプルの下位の複数ビットから成り、場合に応じて埋め込む下位ビット数を変化させてもよい。通信するデータは、音声データなど、いかなるデータであってもよい。また、埋め込む情報も、いかなる情報であってもよい。なお、圧縮率は、デジタル信号が単位時間当たりに転送されるデータ量を指すビットレートで指定され、ビットレートが大きいほど高く、ビットレートが小さいほど低い。
本発明に係るデータ通信方法で、前記埋込ステップは、前記デジタル信号の各サンプルごとに、前記一部のビットを0にしたサンプルに基づくデータを前記第2符号化方式により符号化した信号と、前記一部のビットを1にしたサンプルに基づくデータを前記第2符号化方式により符号化した信号とが同じ信号になるとき、前記一部のビットに補助情報を埋め込み、前記抽出ステップは、受信された各サンプルごとに、前記一部のビットを0にしたサンプルに基づくデータを前記第2符号化方式により符号化した信号と、前記一部のビットを1にしたサンプルに基づくデータを前記第2符号化方式により符号化した信号とが同じ信号になるとき、前記一部のビットから前記補助情報を抽出することが好ましい。
本発明に係るデータ通信システムで、前記埋込手段は、前記デジタル信号の各サンプルごとに、前記一部のビットを0にしたサンプルに基づくデータを前記第2符号化方式により符号化した信号と、前記一部のビットを1にしたサンプルに基づくデータを前記第2符号化方式により符号化した信号とが同じ信号になるとき、前記一部のビットに補助情報を埋め込み、前記抽出手段は、受信された各サンプルごとに、前記一部のビットを0にしたサンプルに基づくデータを前記第2符号化方式により符号化した信号と、前記一部のビットを1にしたサンプルに基づくデータを前記第2符号化方式により符号化した信号とが同じ信号になるとき、前記一部のビットから前記補助情報を抽出することが好ましい。
本発明に係るデータ通信プログラムで、前記埋込手段は、前記デジタル信号の各サンプルごとに、前記一部のビットを0にしたサンプルに基づくデータを前記第2符号化方式により符号化した信号と、前記一部のビットを1にしたサンプルに基づくデータを前記第2符号化方式により符号化した信号とが同じ信号になるとき、前記一部のビットに補助情報を埋め込み、前記抽出手段は、受信された各サンプルごとに、前記一部のビットを0にしたサンプルに基づくデータを前記第2符号化方式により符号化した信号と、前記一部のビットを1にしたサンプルに基づくデータを前記第2符号化方式により符号化した信号とが同じ信号になるとき、前記一部のビットから前記補助情報を抽出することが好ましい。
この一部のビットを0または1にする場合、一部のビットを0にしたときと1にしたときとでサンプルの値が最も離れるため、それらを第2符号化方式で符号化した信号が同じ信号になるとき、そのビットにいかなる情報を埋め込んでも許容歪み範囲内であると判定することができる。また、抽出手段により、受信された各サンプルのみから埋め込み判定を行って補助情報を抽出することができ、原信号を必要としないブラインド検出が可能である。
本発明に係るデータ通信方法で、前記所定のデータは音声情報を符号化したPCM信号から成り、前記第1符号化方式は前記PCM信号を対数量子化する手段から成り、前記第2符号化方式は前記PCM信号を圧縮可能なADPCMから成ることが好ましい。
本発明に係るデータ通信システムで、前記所定のデータは音声情報を符号化したPCM信号から成り、前記第1符号化方式は前記PCM信号を対数量子化する手段から成り、前記第2符号化方式は前記PCM信号を圧縮可能なADPCMから成ることが好ましい。
本発明に係るデータ通信プログラムで、前記所定のデータは音声情報を符号化したPCM信号から成り、前記第1符号化方式は前記PCM信号を対数量子化する手段から成り、前記第2符号化方式は前記PCM信号を圧縮可能なADPCMから成ることが好ましい。
この音声情報に基づくデータを通信する場合、VoIPなどの音声データ通信の情報隠蔽技術として利用することができ、情報を埋め込んだ音声データの音質劣化を、人の検知限度内に抑制することができる。また、音声符号化方式として一般的な、PCM信号を対数量子化して圧縮するlog−PCMやADPCMを利用して、容易に実現することができる。
本発明に係るデータ通信方法は、符号化ステップにより符号化されたデジタル信号の各サンプルごとに、その値が所定の値より小さいとき、一部のビットに補助情報を埋め込む微小区間埋込ステップと、受信ステップにより受信された各サンプルごとに、その値が所定の値より小さいとき、一部のビットから補助情報を抽出する微小区間抽出ステップとを有し、所定の値より大きい値のサンプルに対して埋込ステップおよび抽出ステップを実行してもよい。
本発明に係るデータ通信システムは、符号化手段により符号化されたデジタル信号の各サンプルごとに、その値が所定の値より小さいとき、一部のビットに補助情報を埋め込む微小区間埋込手段と、受信手段により受信された各サンプルごとに、その値が所定の値より小さいとき、一部のビットから補助情報を抽出する微小区間抽出手段とを有し、所定の値より大きい値のサンプルに対して埋込手段および抽出手段を実行してもよい。
本発明に係るデータ通信プログラムは、符号化手段により符号化されたデジタル信号の各サンプルごとに、その値が所定の値より小さいとき、一部のビットに補助情報を埋め込む微小区間埋込手段と、受信手段により受信された各サンプルごとに、その値が所定の値より小さいとき、一部のビットから補助情報を抽出する微小区間抽出手段とを有し、所定の値より大きい値のサンプルに対して埋込手段および抽出手段を実行してもよい。
この微小区間に補助情報を埋め込む場合、サンプルの値が所定の値より小さい微小区間には、有効なデータが含まれていないため、データの品質劣化を気にすることなく補助情報を埋め込むことができる。これにより、埋め込む補助情報の量を増やすことができる。
本発明によれば、情報を埋め込んだデータの品質劣化を、人の検知限度内に抑制することができるデータ通信方法、データ通信システムおよびデータ通信プログラムを提供することができる。
以下、図面に基づき、本発明の実施の形態について説明する。
図1乃至図5は、本発明の実施の形態のデータ通信方法、データ通信システムおよびデータ通信プログラムを示している。なお、本発明の実施の形態のデータ通信システムは、本発明の実施の形態のデータ通信プログラムを使用して、本発明の実施の形態のデータ通信方法を実施可能である。
図1に示すように、本発明の実施の形態のデータ通信方法、データ通信システムおよびデータ通信プログラムは、音声情報を符号化したlog−PCMのデータに対して情報隠蔽技術を用いることにより、下位互換性を保ちつつ、高付加価値な音声通信方式を可能とするものである。
図2および図3に示すように、本発明の実施の形態のデータ通信システムは、符号化手段11と埋込手段12と送信手段(図示せず)と受信手段(図示せず)と抽出手段13と復号手段14とを有している。
図2に示すように、符号化手段11は、log-PCM Encoderから成り、PCM信号xlinをいわゆるlog−PCMにより対数量子化して、1サンプルあたり8ビットのデジタル信号xlogに符号化するようになっている。なお、PCM信号xlinは、アナログの音声情報を、あらかじめ14ビットのデジタル信号に符号化したものである。また、log−PCMが、第1符号化方式を成している。
図2に示すように、埋込手段12は、埋め込み判定部21と埋込部(Embedder)22とを有している。埋め込み判定部21は、符号化手段11で符号化されたデジタル信号xlogの各サンプルごとに、以下の手順で補助情報を埋め込み可能かどうかの判定を行うようになっている。まず、8ビットの各サンプルごとに、下位のnビット(nは8以下の所定の整数)を0に置換したサンプルxlog0を作成し、そのサンプルxlog0を一旦PCM信号に戻してから、ADPCM Encoder23によりADPCMで符号化して符号化値I0を算出する。また、同じサンプルxlogの下位のnビットを1に置換したサンプルxlog1を作成し、そのサンプルxlog1を一旦PCM信号に戻してから、ADPCM Encoder23によりADPCMで符号化して符号化値I1を算出する。符号化値I0と符号化値I1とが同じ値(I0=I1)のとき、埋め込み可能であると判定し、異なる値(I0≠I1)のとき、埋め込み不可であると判定する。
埋込手段12は、埋め込み判定部21で埋め込み可能であると判定された場合、埋込部22でそのサンプルの下位のnビットに補助情報を埋め込み、埋込サンプルxembを作成するようになっている。埋め込み判定部21で埋め込み不可であると判定された場合には、同じサンプルのn−1ビットに対して、埋め込み判定部21により同様の判定を行う。埋め込み可能と判定されるまで、下位ビットの数を減らしながら同様の判定を行う。最下位ビットに対しても埋め込み不可と判定された場合には、そのサンプルには埋め込みは行わず、そのまま埋込サンプルxembとする。なお、ADPCM Encoder23は過去の信号に依存して符号化を行うことから、ADPCM Encoder23に用いる過去信号として、埋め込みを行った後の埋込サンプルxembを使用している。また、ADPCMが、第2符号化方式を成している。
送信手段は、埋込手段12を経た各埋込サンプルxembを、IPネットワークなどの広帯域ネットワークを介して送信するようになっている。
受信手段は、送信手段から送信された各埋込サンプルxembを、IPネットワークなどの広帯域ネットワークを介して受信するようになっている。
図3に示すように、抽出手段13は、埋め込み判定部24と抽出部(Detecter)25とを有している。埋め込み判定部24は、受信手段で受信された各埋込サンプルxembごとに、以下の手順で補助情報が埋め込まれているかどうかの判定を行うようになっている。まず、8ビットの各埋込サンプルxembごとに、下位のnビット(nは8以下の所定の整数)を0に置換したサンプルxlog0を作成し、そのサンプルxlog0を一旦PCM信号に戻してから、ADPCM Encoder26によりADPCMで符号化して符号化値I0を算出する。また、同じサンプルxlogの下位のnビットを1に置換したサンプルxlog1を作成し、そのサンプルxlog1を一旦PCM信号に戻してから、ADPCM Encoder26によりADPCMで符号化して符号化値I1を算出する。符号化値I0と符号化値I1とが同じ値(I0=I1)のとき、埋め込み可能であると判定し、異なる値(I0≠I1)のとき、埋め込み不可であると判定する。
抽出手段13は、埋め込み判定部24で埋め込み可能であると判定された場合、抽出部25でそのサンプルの下位のnビットを埋め込まれた補助情報(Hidden data)として抽出するようになっている。埋め込み判定部24で埋め込み不可であると判定された場合には、同じサンプルのn−1ビットに対して、埋め込み判定部24により同様の判定を行う。埋め込み可能と判定されるまで、下位ビットの数を減らしながら同様の判定を行う。最下位ビットに対しても埋め込み不可と判定された場合には、そのサンプルには補助情報は埋め込まれていないと判断し、抽出は行わない。なお、抽出手段13のADPCM Encoder26は過去の信号に依存して符号化を行うことから、ADPCM Encoder26に用いる過去信号として、受信手段で受信された埋込サンプルxembを使用している。
復号手段14は、log-PCM Decoderから成り、log−PCMに基づいて、抽出手段13を経た各埋込サンプルxembを、14ビットのPCM信号x’linに復号するようになっている。
次に、作用について説明する。
本発明の実施の形態のデータ通信方法、データ通信システムおよびデータ通信プログラムでは、まず、音声情報に基づくPCM信号xlinを、符号化手段11によりlog−PCMで1サンプルあたり8ビットのデジタル信号xlogに符号化する。埋込手段12の埋め込み判定部21により、デジタル信号xlogの各サンプルごとに、補助情報を埋め込み可能かどうかの判定を行う。埋込手段12で下位のnビットを0に置換したサンプルxlog0と、1に置換したサンプルxlog1とで、その値が最も離れるため、それらをADPCMで符号化した信号が同じ信号になるとき、そのビットにいかなる情報を埋め込んでも許容歪み範囲内であると判定する。
このとき、高圧縮率のADPCMでデータ通信を行った場合には、埋め込んだ情報の有無に関わらず、同じ信号が得られるため、ADPCMの圧縮率のレベルでは、データの品質の劣化が生じていないことになる。ADPCMの圧縮率レベルが人の検知限度内であると考えられるため、情報を埋め込んだときに生じる歪み量によるデータの品質劣化を、人の検知限度内に抑えることができる。
埋め込み判定部21により埋め込み可能であると判定された場合、埋込部22でそのサンプルに補助情報を埋め込む。埋込手段12を経た各埋込サンプルxembを、送信手段により、IPネットワークなどの広帯域ネットワークを介して送信する。送信された各埋込サンプルxembを、受信手段により、IPネットワークなどの広帯域ネットワークを介して受信する。
受信された各埋込サンプルxembごとに、抽出手段13の埋め込み判定部24により、埋込手段12の埋め込み判定部24と同様にして、補助情報が埋め込まれているかどうかの判定を行う。埋め込み可能であると判定された場合、抽出部25でそのサンプルから埋め込まれた補助情報(Hidden data)を抽出する。抽出手段13を経た各埋込サンプルxembを、復号手段14によりlog−PCMに基づいて、14ビットのPCM信号x’linに復号する。
このように、本発明の実施の形態のデータ通信方法、データ通信システムおよびデータ通信プログラムは、VoIPなどの音声データ通信の情報隠蔽技術として利用可能である。また、補助情報を埋め込んだ音声データの音質劣化を、人の検知限度内に抑制することができる。音声符号化方式として一般的な、PCM信号を対数量子化して圧縮するlog−PCMやADPCMを利用して、容易に実現することができる。
本発明の実施の形態のデータ通信方法、データ通信システムおよびデータ通信プログラムでは、抽出手段13でADPCM Encoder26を使用するとき、補助情報を埋め込んだ信号しか入手できないため、埋込手段12でADPCM Encoder23を使用するときにも、過去信号として埋め込みを行った後の埋込サンプルxembを使用している。これにより、抽出手段13でも、受信された埋込サンプルxembのみから埋め込み判定を行って補助情報を正確に抽出することができ、原信号を必要としないブラインド検出を行うことができる。
[性能評価実験]
本発明の実施の形態のデータ通信方法、データ通信システムおよびデータ通信プログラムの性能評価実験を行った。ADPCMは、32kbpsのものを使用した。音声情報として、NTTアドバンステクノロジ株式会社製の「音素バランス1000文」を用い、その内の10音声を使用した。埋め込む補助情報は、乱数により生成した。性能の評価は、埋め込むことができるビットレート、および埋め込んだ際に生じる音質劣化について行った。比較対象として、LSB置換法および選択的埋め込み方式について同様の性能評価を行った。音質劣化の評価手法として、PESQ(perceptual evaluation of speech quality;ITU-T P.862)を用いた。
実験結果を、表1に示す。表1に示すように、本発明の実施の形態のデータ通信方法、データ通信システムおよびデータ通信プログラムは、PESQによる音質評価の結果、LSB置換法および選択的埋め込み方式と比べて、音質劣化が小さいことが確認された。また、選択的埋め込み方式の2000bpsの場合よりも少ない音質劣化で、約5500bpsを埋め込むことが可能であることが示された。このように、本発明の実施の形態のデータ通信方法、データ通信システムおよびデータ通信プログラムは、従来のLSB置換法および選択的埋め込み方式と比べ、音質劣化の抑制効果が優れているといえる。
Figure 0004911385
図4および図5に、埋め込んだ音声信号の一部、および、この時埋め込まれたビット数を示す。なお、埋め込むビットは、下位の3ビット(n=3)までとした。図5に示すように、サンプルに応じて埋め込むビット数が変化していることが確認された。
本発明の実施の形態のデータ通信方法、データ通信システムおよびデータ通信プログラムでは、ADPCMを利用して埋め込み判定を行っているため、埋め込み後の音声は、ADPCMの音質へと近づいていく性質がある。ADPCMで符号化した音声をPESQで評価した結果、4.19であった。このことから、埋め込み判定部21により埋め込み可能と判定された下位のnビットを、どのような値で置換した場合でも、4.19より劣化しないといえる。
なお、本発明の実施の形態のデータ通信方法、データ通信システムおよびデータ通信プログラムでは、ADPCMを利用して埋め込み判定を行っているが、ADPCMに限らず、他の符号化方式を用いる場合やマスキングなどの特性を模擬したモデルを用いる場合など、様々な判定方式が考えられる。
本発明の実施の形態のデータ通信方法、データ通信システムおよびデータ通信プログラムを示す概略構成図である。 本発明の実施の形態のデータ通信システムの符号化側の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態のデータ通信システムの復号化側の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態のデータ通信方法、データ通信システムおよびデータ通信プログラムの補助情報が埋め込まれた音声信号を示すグラフである。 図4に示すデータ通信方法、データ通信システムおよびデータ通信プログラムの音声信号に埋め込まれた補助情報のビット数を示すグラフである。
符号の説明
11 符号化手段
12 埋込手段
13 抽出手段
14 復号手段
21 埋め込み判定部
22 埋込部
23 ADPCM Encoder
24 埋め込み判定部
25 抽出部
26 ADPCM Encoder

Claims (9)

  1. 所定のデータを第1符号化方式により1サンプルあたり複数ビットのデジタル信号に符号化する符号化ステップと、
    前記デジタル信号の各サンプルごとに、一部のビットにいかなる情報を埋め込んでも、その情報を埋め込んだサンプルに基づくデータを前記第1符号化方式より高い圧縮率を有する第2符号化方式により符号化した信号が、情報を埋め込む前のサンプルに基づくデータを前記第2符号化方式により符号化した信号と同じ信号になるとき、前記一部のビットに補助情報を埋め込む埋込ステップと、
    各サンプルを送信する送信ステップと、
    送信された各サンプルを受信する受信ステップと、
    受信された各サンプルから、埋め込まれた前記補助信号を抽出する抽出ステップと、
    前記第1符号化方式に基づいて各サンプルを復号する復号ステップとを、
    有することを特徴とするデータ通信方法。
  2. 前記埋込ステップは、前記デジタル信号の各サンプルごとに、前記一部のビットを0にしたサンプルに基づくデータを前記第2符号化方式により符号化した信号と、前記一部のビットを1にしたサンプルに基づくデータを前記第2符号化方式により符号化した信号とが同じ信号になるとき、前記一部のビットに補助情報を埋め込み、
    前記抽出ステップは、受信された各サンプルごとに、前記一部のビットを0にしたサンプルに基づくデータを前記第2符号化方式により符号化した信号と、前記一部のビットを1にしたサンプルに基づくデータを前記第2符号化方式により符号化した信号とが同じ信号になるとき、前記一部のビットから前記補助情報を抽出することを、
    特徴とする請求項1記載のデータ通信方法。
  3. 前記所定のデータは音声情報を符号化したPCM信号から成り、
    前記第1符号化方式は前記PCM信号を対数量子化する手段から成り、
    前記第2符号化方式は前記PCM信号を圧縮可能なADPCMから成ることを、
    特徴とする請求項1または2記載のデータ通信方法。
  4. 所定のデータを第1符号化方式により1サンプルあたり複数ビットのデジタル信号に符号化する符号化手段と、
    前記デジタル信号の各サンプルごとに、一部のビットにいかなる情報を埋め込んでも、その情報を埋め込んだサンプルに基づくデータを前記第1符号化方式より高い圧縮率を有する第2符号化方式により符号化した信号が、情報を埋め込む前のサンプルに基づくデータを前記第2符号化方式により符号化した信号と同じ信号になるとき、前記一部のビットに補助情報を埋め込む埋込手段と、
    各サンプルを送信する送信手段と、
    送信された各サンプルを受信する受信手段と、
    受信された各サンプルから、埋め込まれた前記補助信号を抽出する抽出手段と、
    前記第1符号化方式に基づいて各サンプルを復号する復号手段とを、
    有することを特徴とするデータ通信システム。
  5. 前記埋込手段は、前記デジタル信号の各サンプルごとに、前記一部のビットを0にしたサンプルに基づくデータを前記第2符号化方式により符号化した信号と、前記一部のビットを1にしたサンプルに基づくデータを前記第2符号化方式により符号化した信号とが同じ信号になるとき、前記一部のビットに補助情報を埋め込み、
    前記抽出手段は、受信された各サンプルごとに、前記一部のビットを0にしたサンプルに基づくデータを前記第2符号化方式により符号化した信号と、前記一部のビットを1にしたサンプルに基づくデータを前記第2符号化方式により符号化した信号とが同じ信号になるとき、前記一部のビットから前記補助情報を抽出することを、
    特徴とする請求項4記載のデータ通信システム。
  6. 前記所定のデータは音声情報を符号化したPCM信号から成り、
    前記第1符号化方式は前記PCM信号を対数量子化する手段から成り、
    前記第2符号化方式は前記PCM信号を圧縮可能なADPCMから成ることを、
    特徴とする請求項4または5記載のデータ通信システム。
  7. コンピュータを、
    所定のデータを第1符号化方式により1サンプルあたり複数ビットのデジタル信号に符号化する符号化手段と、
    前記デジタル信号の各サンプルごとに、一部のビットにいかなる情報を埋め込んでも、その情報を埋め込んだサンプルに基づくデータを前記第1符号化方式より高い圧縮率を有する第2符号化方式により符号化した信号が、情報を埋め込む前のサンプルに基づくデータを前記第2符号化方式により符号化した信号と同じ信号になるとき、前記一部のビットに補助情報を埋め込む埋込手段と、
    各サンプルを送信する送信手段と、
    送信された各サンプルを受信する受信手段と、
    受信された各サンプルから、埋め込まれた前記補助信号を抽出する抽出手段と、
    前記第1符号化方式に基づいて各サンプルを復号する復号手段として、
    機能させることを特徴とするデータ通信プログラム。
  8. 前記埋込手段は、前記デジタル信号の各サンプルごとに、前記一部のビットを0にしたサンプルに基づくデータを前記第2符号化方式により符号化した信号と、前記一部のビットを1にしたサンプルに基づくデータを前記第2符号化方式により符号化した信号とが同じ信号になるとき、前記一部のビットに補助情報を埋め込み、
    前記抽出手段は、受信された各サンプルごとに、前記一部のビットを0にしたサンプルに基づくデータを前記第2符号化方式により符号化した信号と、前記一部のビットを1にしたサンプルに基づくデータを前記第2符号化方式により符号化した信号とが同じ信号になるとき、前記一部のビットから前記補助情報を抽出することを、
    特徴とする請求項7記載のデータ通信プログラム。
  9. 前記所定のデータは音声情報を符号化したPCM信号から成り、
    前記第1符号化方式は前記PCM信号を対数量子化する手段から成り、
    前記第2符号化方式は前記PCM信号を圧縮可能なADPCMから成ることを、
    特徴とする請求項7または8記載のデータ通信プログラム。

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