JP4904859B2 - 印刷ユニットおよびドクターブレードの研磨方法 - Google Patents

印刷ユニットおよびドクターブレードの研磨方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4904859B2
JP4904859B2 JP2006067532A JP2006067532A JP4904859B2 JP 4904859 B2 JP4904859 B2 JP 4904859B2 JP 2006067532 A JP2006067532 A JP 2006067532A JP 2006067532 A JP2006067532 A JP 2006067532A JP 4904859 B2 JP4904859 B2 JP 4904859B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polishing
doctor blade
holding
unit
plate cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006067532A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007237721A (ja
Inventor
川 水 晶 北
山 幸 夫 本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2006067532A priority Critical patent/JP4904859B2/ja
Publication of JP2007237721A publication Critical patent/JP2007237721A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4904859B2 publication Critical patent/JP4904859B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Rotary Presses (AREA)

Description

本発明は、印刷ユニットおよびドクターブレードの研磨方法に関し、とりわけ、内部でドクターブレードの先端を精度良く研磨することができる印刷ユニットおよびドクターブレードの研磨方法に関する。
従来より、グラビア印刷機等の印刷ユニットの版胴に付着した余剰トナー等を掻き取るために、ドクターブレードが当該印刷ユニットに設けられている。具体的には、位置固定されたドクターブレードの先端が版胴の表面に当接しており、版胴が回転することによりこの版胴の表面がドクターブレードの先端により摺擦され、このことにより版胴に付着した余剰トナー等が掻き落とされるようになっている。
このようなドクターブレードを用いた場合、印刷を長期間行ったときには当該ドクターブレードの先端が摩耗し、余剰トナー等の掻き取り性能が低下することとなる。このため、一定の期間印刷を行ったあとで、ドクターブレードの先端の研磨を行い、余剰トナー等の掻き取り性能の低下を抑制する必要がある。
ドクターブレードの先端の研磨を行う方法としては、例えば作業者がやすり等を用い、手動で研磨作業を行う方法が知られている。しかしながら、このような方法では作業者のスキルに依存してしまうこととなり、またドクターブレードの幅方向で研磨ムラが生じやすくなり、さらに長時間の研磨時間が必要となるという問題がある。ここで、ドクターブレードの幅方向において研磨状態にばらつきが生じると、版胴に対するドクターブレードの先端(刃先)の接触角度や接触面積が幅方向でばらつくこととなるため、幅方向において印刷面やコーティング面における品質にばらつき(濃度差、膜厚差等)が生じるおそれがある。
また、印刷ユニットの版胴自体をドクターブレードの先端の研磨のために用い、この版胴を空転させることにより当該版胴に当接するドクターブレードの先端を研磨する方法では、長時間の研磨時間を必要とし、また版胴の幅方向における絵柄面積が異なると幅方向でドクターブレードの先端の研磨量にばらつきが生じるという問題がある。
また、例えば特許文献1等に示すように、ドクターホルダーにより保持されたドクターブレードの先端を、ドクター研磨機を用いて研磨する方法が知られている。しかしながら、印刷時において、版胴に対してドクターブレードが押圧されることによりこのドクターブレードが撓むので、このような研磨方法では、ドクター研磨機を用いて研磨する際に得られる研磨面と印刷版胴面とが一致しにくくなる。このため、版胴の表面とドクターブレードとのなす接触角度や接触面積が経時的に変化し、印刷濃度も経時的に変化してしまうおそれがある。また、新規にドクター研磨機を製造する必要があるため、研磨装置の製造コストが大きくなってしまうという問題がある。
特開平7−81045号公報
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、ドクターブレードを幅方向において均一に研磨することができ、また、当該ドクターブレードの研磨時間を短縮することができ、また、ドクターブレードの研磨機を新たに導入する必要がなく、さらに、内部でドクターブレードの先端の研磨を精度良く行うことができる印刷ユニットおよびドクターブレードの研磨方法を提供することを目的とする。
本発明は、円筒形の版胴を着脱自在かつ回転自在に保持する保持部と、前記保持部に保持される前記版胴に先端が当接するような位置に配設されたドクターブレードと、前記保持部により回転自在に保持されることができ、当該保持部により保持された際に前記ドクターブレードの先端が当接する、当該ドクターブレードの先端の研磨を行うための円筒形の研磨部と、を備え、前記保持部は、前記版胴の両端における側面をそれぞれ保持する一対のテーパ形状の部材であって、互いに接近するような方向に沿って断面の直径が小さくなるような一対のテーパ形状の部材を有し、前記研磨部の両端における側面には、このテーパ形状の部材に適合する孔がそれぞれ設けられており、前記研磨部の両端における側面に設けられた孔は、当該側面に開口するとともに前記テーパ形状の部材のテーパ率よりも大きなテーパ率を有する第1のテーパ形状の孔部と、前記第1のテーパ形状の孔部に連続して設けられ前記テーパ形状の部材のテーパ率よりも小さなテーパ率を有する第2のテーパ形状の孔部とからなり、前記研磨部が前記保持部により保持された際に、前記保持部の先端部分は、前記第1のテーパ形状の孔部と前記第2のテーパ形状の孔部との間の境界に係る前記孔の側面箇所のみに当接することを特徴とする印刷ユニットである。
このような印刷ユニットによれば、版胴を保持するための保持部により回転自在に保持可能な円筒形の研磨部が設けられており、この研磨部は保持部により保持された際にドクターブレードの先端が当接するようになっている。このため、ドクターブレードを幅方向において均一に研磨することができ、また当該ドクターブレードの先端を一度に研磨するので研磨時間を短縮することができる。また、既設の印刷ユニットに対して円筒形の研磨部を設けるだけでよいので、ドクターブレードの研磨機を新たに導入する必要がなく、このような新たな研磨機の導入コストを削減することができる。さらに、研磨部に対するドクターブレードの当接条件、すなわち、研磨部に対するドクターブレードの接触角度や接触面積、押圧力等が、版胴に対するドクターブレードの当接条件と略同一となるため、ドクターブレードの先端の研磨を精度良く行うことができる。
また、このような印刷ユニットによれば、研磨部の軸方向における位置決めを精度良く行うことができる。
本発明の印刷ユニットにおいては、前記研磨部は円筒形の砥石からなることが好ましい。
本発明の印刷ユニットにおいては、前記研磨部の軸方向長さは、前記版胴の軸方向長さよりも大きくなっていることが好ましい。
このような印刷ユニットによれば、印刷時において版胴に付着した余剰インキをドクターブレードにより掻き取る際に、余剰インキのスリ抜け現象やインキハネ現象等の問題が発生することを抑止することができる。
本発明の印刷ユニットは、空きユニットとして用いられ、当該空きユニットの前記保持部により前記研磨部が保持されていることが好ましい。ここで、空きユニットとは、版胴が保持部により保持されていないような印刷ユニットのことをいう。
本発明は、円筒形の版胴を着脱自在かつ回転自在に保持する保持部と、前記保持部に保持される前記版胴に先端が当接するような位置に配設されたドクターブレードとを備えた、上述の印刷ユニットにおけるドクターブレードの研磨方法であって、円筒形の研磨部を保持部に回転自在に取り付ける工程と、保持部により保持された研磨部を回転させ、この研磨部に当接するドクターブレードの先端の研磨を行う工程と、を備え、前記研磨部が前記保持部により保持された際に、前記保持部の先端部分は、前記第1のテーパ形状の孔部と前記第2のテーパ形状の孔部との間の境界に係る前記孔の側面箇所のみに当接することを特徴とするドクターブレードの研磨方法である。
このようなドクターブレードの研磨方法によれば、ドクターブレードを幅方向において均一に研磨することができ、また当該ドクターブレードの先端を一度に研磨するので研磨時間を短縮することができる。また、研磨部に対するドクターブレードの当接条件、すなわち、研磨部に対するドクターブレードの接触角度や接触面積、押圧力等が、版胴に対するドクターブレードの当接条件と略同一となるため、ドクターブレードの先端の研磨を精度良く行うことができる。
また、このようなドクターブレードの研磨方法によれば、研磨部の軸方向における位置決めを精度良く行うことができる。
本発明の印刷ユニットおよびドクターブレードの研磨方法によれば、ドクターブレードを幅方向において均一に研磨することができ、また、当該ドクターブレードの研磨時間を短縮することができ、さらに、印刷ユニットの内部でドクターブレードの先端の研磨を精度良く行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1乃至図6は、本発明による印刷ユニットの一の実施の形態を示す図である。
このうち、図1は、本実施の形態の印刷ユニットにおいて版胴を保持部により保持させたときの構成を示す側面図であり、図2は、図1の印刷ユニットの正面図であり、図3は、図2の印刷ユニットにおいて版胴を保持部から取り外すとともに研磨部を保持部により保持させたときの構成を示す概略斜視図である。また、図4は、図2の印刷ユニットにおける研磨部および保持部の構成の詳細を示す縦断面図である。また、図5は、研磨部の軸方向長さが版胴の軸方向長さよりも短い場合におけるドクターブレードの状態を示す説明図であり、図6は、研磨部の軸方向長さが版胴の軸方向長さと同一である場合におけるドクターブレードの状態を示す説明図である。
図1および図2に示すように、本実施の形態の印刷ユニットは、例えばスリーブタイプの円筒形の版胴10を着脱自在かつ回転自在に保持する保持部20と、版胴10に付着した余剰インキを掻き取るためのドクターブレード30とを備えている。また、この印刷ユニットは、保持部20により回転自在に保持されることができる円筒形の研磨部40を更に備えている。
以下、このような構成からなる印刷ユニットの各構成要素の詳細について説明する。
版胴10は、図2に示すように中空の円筒形状となっている。すなわち、版胴10はその両端の側面において軸を中心として円形に開口しており、この側面における開口部分は当該版胴10の中空部分10aに連通している。
保持部20は、前述のように版胴10を着脱自在かつ回転自在に保持するようになっている。具体的には、保持部20は、版胴10の両端の側面における各開口部分に挿入可能な一対のテーパ形状の先端部材21を有している。この先端部材21は、図2および図4に示すように、互いに接近するような方向に沿って断面の直径が小さくなるようになっている。このテーパ形状の先端部材21のテーパ率は例えば1/9となっている。
図2に示すように、一対の保持部20のうち一方の保持部20には、当該保持部20を回転させるための例えばモータ等からなる駆動部25が連結されている。
ドクターブレード30は、図1に示すように、保持部20に保持される版胴10に先端が当接するような位置に配設されている。すなわち、このドクターブレード30は、ドクターホルダー31により保持されており、このことによりドクターブレード30はその位置が固定されている。
このような印刷ユニットにおいて、版胴10を保持部20から取り外すとともに円筒形の研磨部40を保持部20に保持させることができるようになっている。
研磨部40は、ドクターブレード30の先端の研磨を行うために用いられる。この研磨部40は、保持部20により回転自在に保持されることができる。図3に示すように、研磨部40は、土台部分45と、この土台部分45の外周を覆うよう設けられた砥石部分46とを有しており、保持部20により研磨部40が保持された際にドクターブレード30の先端が砥石部分46に当接するようになっている。なお、研磨部40は、ドクターブレード30の先端を研磨することができるものであれば他の構成となっていてもよい。
土台部分45は、図4に示すように円筒形の中空部材45aと、この中空部材45aの両端に設けられた一対のフランジ部材45bとを有している。ここで、土台部分45はその両端のフランジ部材45bにおいて軸を中心として円形に開口しており、このフランジ部材45bにおける開口部分は中空部材45aの中空部分40aに連通している。具体的には、研磨部40の両端におけるフランジ部材45bに設けられた孔42は、当該フランジ部材45bの外方に開口する第1のテーパ形状の孔部42aと、この第1のテーパ形状の孔部42aに連続して設けられ、中空部材45aの中空部分40aに連通する第2のテーパ形状の孔部42bとを有している。ここで、第1のテーパ形状の孔部42aのテーパ率は例えば1/8となっており、保持部20の先端部材21のテーパ率(例えば1/9)よりも大きくなっている。一方、第2のテーパ形状の孔部42bのテーパ率は例えば1/10となっており、保持部20の先端部材21のテーパ率よりも小さくなっている。
このことにより、研磨部40が保持部20により保持された際に、具体的には研磨部40の両端におけるフランジ部材45bに設けられた孔42に保持部20の先端部材21が嵌め込まれたときに、図4に示すように、この先端部材21は、第1のテーパ形状の孔部42aと第2のテーパ形状の孔部42bとの間の境界に係る孔42の側面箇所42cに当接することとなる。
また、研磨部40の軸方向長さは、版胴10の軸方向長さよりも大きくなっている。
ここで、図5に示すような、研磨部40の軸方向長さが版胴10の軸方向長さよりも短い場合について検討する。図5は、研磨部40によりドクターブレード30の先端の研磨を行い(図5(a)参照)、その後に研磨部40を保持部20から取り外して版胴10を保持部20により保持させたとき(図5(b)参照)の状態を示している。
図5(a)に示すように、円筒形の研磨部40を用いてドクターブレード30の先端の研磨を行うと、この研磨部40の両端部分がドクターブレード30に強く当たるようになるため、当該研磨部40の両端部分に当接する箇所のドクターブレード30の部分が過度に研磨されて凹部30aが形成されてしまう。次に研磨部40を保持部20から取り外して版胴10を保持部20により保持させたときに(図5(b)参照)、この凹部30aは版胴10の側周面に位置するようになってしまい、印刷時に版胴10に付着した余剰インキ等がこの凹部30aを通過してドクターブレード30により掻き取られない事態が発生するおそれがある。
また、図6に示すような、研磨部40の軸方向長さが版胴10の軸方向長さと同一である場合について検討する。図6は、図5と同様に、研磨部40によりドクターブレード30の先端の研磨を行い(図6(a)参照)、その後に研磨部40を保持部20から取り外して版胴10を保持部20により保持させたとき(図6(b)参照)の状態を示している。
この場合でも、図6(a)に示すように、円筒形の研磨部40を用いてドクターブレード30の先端の研磨を行うと、この研磨部40の両端部分がドクターブレード30に強く当たるようになるため、当該研磨部40の両端部分に当接する箇所のドクターブレード30の部分が過度に研磨されて凹部30aが形成されてしまう。次に研磨部40を保持部20から取り外して版胴10を保持部20により保持させたときに(図6(b)参照)、この凹部30aは版胴10の両端部に位置するようになるが、印刷時において、この凹部30aによりインキハネ現象が発生してしまうおそれがある。
このように、研磨部40の軸方向長さが版胴10の軸方向長さよりも小さい場合やこれらの軸方向長さが同一である場合には様々なトラブルが発生してしまうおそれがあるので、研磨部40の軸方向長さが版胴10の軸方向長さよりも大きくなっていることが好ましい。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。具体的には、ドクターブレード30の先端の研磨方法について説明する。
まず、図1および図2に示すような版胴10が保持部20により保持された状態において、版胴10を保持部20から取り外す。あるいは、当初から版胴10が保持部20から取り外されている空きユニットを用いてもよい(後述)。
次に、版胴10が取り外された保持部20に、円筒形の研磨部40を取り付け、この研磨部40の保持を行うようにする。
具体的には、図4に示すように、研磨部40の両端におけるフランジ部材45bに設けられた孔42に、保持部20の先端部材21を挿入させることにより、研磨部40の両端におけるフランジ部材45bを軸方向に把持するようにして当該研磨部40の保持を行う。
この際に、一対の先端部材21は、互いに接近するような方向に沿って断面の直径が小さくなるようなテーパ形状となっており、研磨部40の両端におけるフランジ部材45bに設けられた孔42は、この先端部材21のテーパ率よりも大きなテーパ率を有する第1のテーパ形状の孔部42aと、先端部材21のテーパ率よりも小さなテーパ率を有する第2のテーパ形状の孔部42bとから構成されているので、図4に示すように、先端部材21は孔42の側面箇所42cに当接するようになり、研磨部40の軸方向における位置決めを精度良く行うことができるようになる。
円筒形の研磨部40を保持部20により保持させた際に、前後調整機構と上下調整機構(図示せず)によりドクターブレード30の刃先の研磨面が版胴10に一致するように研磨角度を設定することにより、研磨部40に対するドクターブレード30の当接条件、すなわち、研磨部40に対するドクターブレード30の接触角度や接触面積、押圧力等が、版胴10に対するドクターブレード30の当接条件と略同一となる。
研磨部40を保持部20により保持させ、この研磨部40にドクターブレード30の先端を当接させた後、当該研磨部40を回転させてドクターブレード30の先端の研磨を行う。
ドクターブレード30の先端の研磨工程が終了した後、研磨部40を保持部20から取り外し、再び版胴10を保持部20により保持させる。
なお、上述のドクターブレード30の研磨方法は、版胴10が保持部20により保持された印刷ユニットにおいて用いられるケースについて説明したが、本発明の印刷ユニットはこのような例に限定されることはなく、例えば印刷ユニットとして空きユニット(版胴10が保持部20により保持されていないような印刷ユニット)を用いてドクターブレード30の研磨を行うようになっていてもよい。
以上のように本実施の形態の印刷ユニットおよびドクターブレードの研磨方法によれば、版胴10を保持するための保持部20により回転自在に保持可能な円筒形の研磨部40が設けられており、この研磨部40は保持部20により保持された際にドクターブレード30の先端が当接するようになっている。このため、ドクターブレード30を幅方向において均一に研磨することができ、また当該ドクターブレード30の先端を一度に研磨するので研磨時間を短縮することができる。また、既設の印刷ユニットに対して円筒形の研磨部40を設けるだけでよいので、ドクターブレード30の研磨機を新たに導入する必要がなく、このような新たな研磨機の導入コストを削減することができる。さらに、研磨部40に対するドクターブレード30の当接条件、すなわち、研磨部40に対するドクターブレード30の接触角度や接触面積、押圧力等が、版胴10に対するドクターブレード30の当接条件と略同一となるため、ドクターブレード30の先端の研磨を精度良く行うことができる。
本実施の形態の印刷ユニットにおいて版胴を保持部により保持させたときの構成を示す側面図である。 図1の印刷ユニットの正面図である。 図2の印刷ユニットにおいて研磨部を保持部により保持させたときの構成を示す概略斜視図である。 図2の印刷ユニットにおける研磨部および保持部の構成の詳細を示す縦断面図である。 研磨部の軸方向長さが版胴の軸方向長さよりも短い場合におけるドクターブレードの状態を示す説明図である。 研磨部の軸方向長さが版胴の軸方向長さと同一である場合におけるドクターブレードの状態を示す説明図である。
符号の説明
10 版胴
10a 中空部分
20 保持部
21 先端部材
25 駆動部
30 ドクターブレード
30a 凹部
31 ドクターホルダー
40 研磨部
40a 中空部分
42 孔
42a 第1のテーパ形状の孔部分
42b 第2のテーパ形状の孔部分
42c 側面箇所
45 土台部分
45a 中空部材
45b フランジ部材
46 砥石部分

Claims (5)

  1. 円筒形の版胴を着脱自在かつ回転自在に保持する保持部と、
    前記保持部に保持される前記版胴に先端が当接するような位置に配設されたドクターブレードと、
    前記保持部により回転自在に保持されることができ、当該保持部により保持された際に前記ドクターブレードの先端が当接する、当該ドクターブレードの先端の研磨を行うための円筒形の研磨部と、
    を備え
    前記保持部は、前記版胴の両端における側面をそれぞれ保持する一対のテーパ形状の部材であって、互いに接近するような方向に沿って断面の直径が小さくなるような一対のテーパ形状の部材を有し、
    前記研磨部の両端における側面には、このテーパ形状の部材に適合する孔がそれぞれ設けられており、
    前記研磨部の両端における側面に設けられた孔は、当該側面に開口するとともに前記テーパ形状の部材のテーパ率よりも大きなテーパ率を有する第1のテーパ形状の孔部と、前記第1のテーパ形状の孔部に連続して設けられ前記テーパ形状の部材のテーパ率よりも小さなテーパ率を有する第2のテーパ形状の孔部とからなり、
    前記研磨部が前記保持部により保持された際に、前記保持部の先端部分は、前記第1のテーパ形状の孔部と前記第2のテーパ形状の孔部との間の境界に係る前記孔の側面箇所のみに当接することを特徴とする印刷ユニット。
  2. 前記研磨部は円筒形の砥石からなることを特徴とする請求項1記載の印刷ユニット。
  3. 前記研磨部の軸方向長さは、前記版胴の軸方向長さよりも大きくなっていることを特徴とする請求項1または2記載の印刷ユニット。
  4. 前記印刷ユニットが空きユニットとして用いられ、
    当該空きユニットの前記保持部により前記研磨部が保持されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の印刷ユニット。
  5. 円筒形の版胴を着脱自在かつ回転自在に保持する保持部と、前記保持部に保持される前記版胴に先端が当接するような位置に配設されたドクターブレードとを備えた、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の印刷ユニットにおけるドクターブレードの研磨方法であって、
    円筒形の研磨部を保持部に回転自在に取り付ける工程と、
    保持部により保持された研磨部を回転させ、この研磨部に当接するドクターブレードの先端の研磨を行う工程と、
    を備え
    前記研磨部が前記保持部により保持された際に、前記保持部の先端部分は、前記第1のテーパ形状の孔部と前記第2のテーパ形状の孔部との間の境界に係る前記孔の側面箇所のみに当接することを特徴とするドクターブレードの研磨方法。
JP2006067532A 2006-03-13 2006-03-13 印刷ユニットおよびドクターブレードの研磨方法 Expired - Fee Related JP4904859B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006067532A JP4904859B2 (ja) 2006-03-13 2006-03-13 印刷ユニットおよびドクターブレードの研磨方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006067532A JP4904859B2 (ja) 2006-03-13 2006-03-13 印刷ユニットおよびドクターブレードの研磨方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007237721A JP2007237721A (ja) 2007-09-20
JP4904859B2 true JP4904859B2 (ja) 2012-03-28

Family

ID=38583695

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006067532A Expired - Fee Related JP4904859B2 (ja) 2006-03-13 2006-03-13 印刷ユニットおよびドクターブレードの研磨方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4904859B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108556461A (zh) * 2018-03-30 2018-09-21 西安理工大学 一种织构化的凹版印刷机用刮墨刀

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57173958A (en) * 1981-04-17 1982-10-26 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Semiconductor ic device
ZA896851B (en) * 1988-09-14 1990-06-27 Hoffmann La Roche Use of ace-inhibitors
JPH03117508A (ja) * 1989-09-29 1991-05-20 Kobe Steel Ltd ドリル
JPH11853A (ja) * 1997-06-11 1999-01-06 Dainippon Printing Co Ltd 刃物研磨装置
JP2003048300A (ja) * 2001-08-08 2003-02-18 Tdk Corp グラビア印刷用ロール及びグラビア印刷装置
JP2003276156A (ja) * 2002-03-26 2003-09-30 Murata Mfg Co Ltd ドクターブレードおよびグラビア印刷装置、積層電子部品の製造方法
JP4262456B2 (ja) * 2002-08-09 2009-05-13 大日本印刷株式会社 ドクターホルダーとドクタリングの左右バランス調整方法
JP4047702B2 (ja) * 2002-11-11 2008-02-13 富士機械工業株式会社 印刷版胴の製造方法
JP4140416B2 (ja) * 2003-03-27 2008-08-27 凸版印刷株式会社 グラビアプリセットシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007237721A (ja) 2007-09-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4904859B2 (ja) 印刷ユニットおよびドクターブレードの研磨方法
EP0635363B1 (en) Inking arrangement for printing presses
JP4853061B2 (ja) ドクターブレード研磨装置およびドクターブレードの研磨方法
EP1773593B1 (fr) Procede et dispositif de marquage d&#39;une lentille ophtalmique
JP6202458B1 (ja) グラビア印刷版並びにグラビア印刷版の製造方法およびグラビア印刷方法
JP4397861B2 (ja) オフセット輪転印刷機のインキング装置
JP2007178553A (ja) ラビング装置
JP2006187846A (ja) 工具取付け装置におけるクリーニング方法及びその装置
JP5568978B2 (ja) グラビア塗工装置及び除液装置
WO2018020947A1 (ja) ロール研磨用回転砥石、ロール研磨装置及び方法
JP2009184357A (ja) 印刷機のインキ溝の調整方法
EP1975316A1 (en) Doctor device and blade exchange method for doctor device
JP2019098489A (ja) 工作機械部品用クリーナ
JP6202459B1 (ja) グラビア印刷方法およびそれに用いるスキージー
JP6344810B1 (ja) グラビア印刷方法およびそれに用いるスキージー
JP2008273200A (ja) 枚葉輪転印刷機における爪装置およびその製造方法
JP2006062362A (ja) 刷版から画線部を除去するための方法及び装置
JP2005288870A (ja) 印刷機及び塗布装置
JP2004136378A (ja) 弾性ローラーの外周面に於ける精密研磨作業方法
JP2007000953A (ja) ゴムロールの製造方法およびゴムロール
JP3022986B2 (ja) グラビア印刷の印刷不良防止方法及びグラビア印刷版
JP2006075926A (ja) シリンダー型砥石、ドクター刃研磨装置および方法
JP2005138253A (ja) 弾性ローラーの支持装置
JP7193850B2 (ja) タイヤ用異物除去工具
JP7054117B2 (ja) ファニッシャロール

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110621

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110818

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111213

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111226

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150120

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees