JP4904073B2 - 合成樹脂成形体及び該合成樹脂成形体の製造方法 - Google Patents

合成樹脂成形体及び該合成樹脂成形体の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、主に、耐久性、生産性、及び強度を向上させた合成枕木等に用いられる合成樹脂成形体及びこの合成樹脂成形体の製造方法に関するものである。
従来から鉄道に用いられる枕木等の合成樹脂成形体の製造方法として、バッチ式の合成枕木の製造方法が知られている(例えば、特許文献1等参照)。
このようなものでは、図15に示すように、合成枕木の大きさとほぼ同じ、内部の長さを有する成形型12のうち、下型12aに、予め合成枕木の長さに切り揃えられた複数の丸棒状の長尺ガラス繊維11a…の繊維束11が投入される。
これらの繊維束11は、結束を強固なものとする為に、不飽和ポリエステル樹脂等の熱硬化樹脂11cが含浸された後、加熱硬化されていると共に、図19に示されるように、長手方向に所定間隔dを置いて、隣接する他の繊維束11との間隔を確保する為の複数の突起部11b…が設けられている。
そして、図16に示すように、ウレタン樹脂液14が注入機13から注入される。
この際、前記繊維束11…と、ウレタン樹脂液14との比率が、重量比で、約50:50となるように調整される。
更に、図17に示すように、上型12bを閉じて、ウレタン樹脂液14を硬化させた後、脱型により、図18に示すような断面を有する合成枕木15が製造される。
特許公開2002−294603号公報(0027段落乃至0044段落、図10、図12)
しかしながら、このように構成された前記従来の合成枕木では、例えば、ウレタン樹脂液14の注入に先駆けて、前記繊維束11が投入されるので、図18に示すように、鉛直方向に沿った断面視形状では、繊維束11…が、一側面15a側(前記下型12a内では、下側)に偏ってしまう虞があった。
特に、前記ウレタン樹脂液14を発泡硬化させると、更に、他側面15b側と粗密差が生じてしまう虞があった。
このような粗密差を生じた合成枕木15は、引き抜き成型装置で製造されて、断面視で略均等に長尺ガラス繊維11a…が、分布するものに比して、所望の強度特性が得られない虞があった。
また、図19に示すような突起部11b…を複数形成するためには、繊維束11を束ねる工程に加えて、更に、一部を押圧して、突起部11b…を作製する工程が必要となり、工程数の増大に伴って、製造コストが増大してしまう虞があった。
また、ウレタン樹脂液に大量の固形充填材を混合している場合、樹脂液が高粘度となり、繊維束の全表面に接触することが出来ず、母材と繊維束との密着が悪くなるという虞もあった。
そこで、この発明は、強化繊維を偏り無く分布させて、かつ、高粘度の樹脂液でも母材と、繊維束との間に十分な接着力が得られて、所望の強度を容易に得られると共に、生産効率の良好な合成樹脂成形体及び該合成樹脂成形体の製造方法を提供することを課題としている。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、合成樹脂材料を成形することにより、長手方向に強化繊維を延在させた母材を有する合成樹脂成形体であって、保持材を含浸させることにより予め前記強化繊維を板状に纏めて形成された複数の繊維束板を前記母材内に並設させて、該繊維束板間に前記母材を構成する合成樹脂材料が介挿された状態で、前記母材と、前記繊維束板とが一体に固着されている合成樹脂成形体を特徴としている。
また、請求項2に記載されたものは、前記合成樹脂成形体が、断面略長方形形状を呈する合成枕木本体であると共に、該合成枕木本体の断面視で、厚さ方向に、前記繊維束板の板幅方向沿わせて、略一定間隔で、前記繊維束板並設させ、前記合成樹脂材料を、該繊維束板の列の間に介挿させた状態で一体に固着されている請求項1記載の合成樹脂成形体を特徴としている。
更に、請求項3に記載されたものは、前記母材を構成する合成樹脂材料は、発泡合成樹脂材料である請求項1又は2記載の合成樹脂成形体を特徴としている。
また、請求項4に記載されたものは、前記強化繊維に、保持材を含浸させて、硬化または、半硬化させた状態で、所定の長さ寸法に切断することで、前記繊維束板を得た後、該繊維束板を、複数本、成形型内に入れて、該成形型内に充填された液状の合成樹脂材料を硬化させる合成樹脂成形体の製造方法であって、前記成形型は、上面側の開口部が開放された下型と、該開口部を閉塞する上型とを有し、該下型の底面部に、前記繊維束板の板幅方向が垂直となるように、複数枚、配列させると共に、各繊維束板の間に前記液状の合成樹脂材料を充填させて、前記上型によって、前記開口部を閉塞した状態で、前記合成樹脂材料を硬化させる請求項1乃至3のうち、何れか一項記載の合成樹脂成形体の製造方法を特徴としている。
そして、請求項5に記載されたものは、前記強化繊維に、保持材を含浸させて、硬化または、半硬化させた状態で、前記繊維束板を連続体で得た後、複数の前記繊維束板を繊維束の進行方向に向かって、下側及び両側面に板を配した金型に連続的に引き込み、前記液状の合成樹脂材料を上側から連続的に吐出する事により、前記繊維束板の間に合成樹脂を充填させ、その後、上側も板を配した金型に連続的に引き込むことにより、金型内で合成樹脂材料を硬化させる請求項1乃至3のうち、何れか一項記載の合成樹脂成形体の製造方法を特徴としている。
また、請求項6に記載されたものは、前記強化繊維に、保持材を含浸させる工程において、該複数の強化繊維に、保持材となる合成樹脂材料を塗布した後、該強化繊維の長手方向に直交するように、往復動する板材で挟み込み、剪断を与えて該保持材を含浸させた後、複数の棒状の繊維束に分離させると共に、該繊維束を、並列させた状態で、前記保持材によって、板状に纏めて、前記繊維束板を得る請求項1乃至3のうち、何れか一項記載の合成樹脂成形体の製造方法を特徴としている。
更に、請求項7に記載されたものは、前記強化繊維に、保持材を含浸させる工程において、保持材となる合成樹脂材料が入った液槽に該複数の強化繊維を連続的に導いて、浸漬し、連続的にしごいて、前記繊維束板を得る請求項1乃至3のうち、何れか一項記載の合成樹脂成形体の製造方法を特徴としている。
そして、請求項8に記載されたものは、前記強化繊維に、保持材を含浸させる工程において、保持材となる合成樹脂材料が熱可塑性樹脂で、粉体又はペレット状の該熱可塑性樹脂を該強化繊維に連続的に散布した後、該強化繊維を加熱しながらしごくことにより、熱可塑性樹脂を溶融させてかつ、強化繊維に含浸し、その後、該強化繊維を冷却することにより、前記繊維束板を得る請求項1乃至3のうち、何れか一項記載の合成樹脂成形体の製造方法を特徴としている。
このように構成された請求項1に記載された発明は、前記複数の繊維束板が、前記母材内に並設されているので、前記強化繊維の偏りを減少させて、該母材内で、略均等に、該強化繊維を延在させることが出来、所望の強度を容易に得られる。
また、請求項2に記載されたものは、前記繊維束板が、略一定間隔で並設されることにより、前記合成樹脂材料が、該繊維束板の列の間に介挿されて、一体に固着される。
このため、前記強化繊維は、複数の列状となり並設されるので、合成枕木の断面視で、厚さ方向への垂直圧縮強度を向上させることができる。
また、厚さ方向へ加わる剪断荷重に対しても、容易に所望の強度を得られると共に、曲げ剛性を向上させることができる。
更に、請求項3に記載されたものは、前記母材を構成する合成樹脂材料が、発泡合成樹脂材料であるので、母材を軽量化できる。
しかも、直接、前記強化繊維に、該母材を構成する合成樹脂材料が接触する面積を小さく設定できるので、該合成樹脂材料の粘度等の状態に拘わらず、強化繊維を母材に一体化出来る。
例えば、一般に含浸が困難な高粘度の合成樹脂材料や、結果的に高粘度となる個体の充填材を含有する発泡樹脂材料等を用いることができる。
また、請求項4に記載されたものは、前記繊維束板が、連続した長繊維から形成出来るので、連続成形によって、良好な生産効率を得ることができる。
しかも、前記成形型の下型の底面部に、前記繊維束板の板幅方向が垂直となるように、複数枚、配列させるだけで、該各繊維束板間に、液状の合成樹脂材料が充填される間隙を容易に形成出来る。
従って、例えば、別途、繊維束を一定位置に仮保持する仮保持部材等の治具を簡略化若しくは不要とすることが出来、製造が容易である。
そして、請求項5に記載されたものは、下側及び両側面に板を配した金型に、連続的に引き込まれた前記繊維束板が、上側から連続的に吐出された液状の合成樹脂材料によって、該繊維束の間に合成樹脂が充填される。
その後、前記下側及び両側面に板を配した金型に、上側も板を配した金型に、前記合成樹脂が充填された繊維束板が、連続的に引き込まれることにより、金型内で合成樹脂材料が硬化されて、合成樹脂成形体が製造される。
このように、該合成樹脂成形体は、連続成型可能であるので、所望の長手方向寸法を有する長尺体状の合成樹脂成形体を、良好な生産効率で得ることができる。
更に、請求項6に記載されたものは、往復動する板材で、前記強化繊維に剪断を与えて該保持材を含浸させた棒状の繊維束が、更に、保持材によって、板状に纏められる。
このため、強化繊維の周囲の保持材として、強化繊維に親和性の高い性質を有するものを使用すると共に、板状に纏める保持材として、母材の合成樹脂材料と同一で接着性の良好な合成樹脂材料等を用いる等、異なる性質の保持材を使い分けることができる。
しかも、棒状の繊維束は、引き抜き成型装置等で、連続生産して、良好な生産効率を得られる。
また、棒状の繊維束は、搬送が容易で、搬送先では、簡便なバッチ成形型等を用いて容易に所望の形状に成型出来る。
このため、需要地の近傍で、生産することにより、ストック性及び敷設作業性を向上させることができる合成枕木として、該合成樹脂成形体を用いて好適である。
また、請求項7に記載されたものは、前記強化繊維に、保持材を含浸させる工程では、保持材となる合成樹脂材料が入った液槽に、該複数の強化繊維が連続的に導かれて、浸漬される。
そして、該強化繊維は、合成樹脂材料と共に、連続的にしごかれて、含浸性の高い繊維束板が得られる。
更に、請求項8に記載されたものは、前記強化繊維に、保持材を含浸させる工程で、粉体又はペレット状の熱可塑性樹脂が、前記強化繊維に連続的に散布されて、該強化繊維が加熱されながらしごかれる。
この工程で、熱可塑性樹脂が溶融されて、かつ、該強化繊維に含浸された後、該強化繊維が冷却されることにより、前記繊維束板が得られる。
従って、粉体及びペレット状の熱可塑性樹脂であっても、良好な含浸性を得られる液状とすることができるので、例えば、粉体状の熱可塑性樹脂粉体又は、ペレット状の熱可塑性樹脂ペレットの状態で、保管及び搬送等が可能で、使用利便性が良好である。
次に、図1乃至図9に基づいて、この発明を実施するための最良の実施の形態の合成枕木について説明する。
なお、前記従来例と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して説明する。
まず、この実施の形態の合成枕木の構成から説明すると、この実施の形態では、図1に示すように、合成樹脂材料としてのウレタン樹脂材料によって成形された合成樹脂成型体としての合成枕木本体1の母材2内には、ポリエステル樹脂材料からなる保持材3によって、板状に纏められて保持された複数の強化繊維としてのガラス繊維5…を、長手方向に延在させてなる繊維束板4,4…が、設けられている。
これらの複数の繊維束板4…は、前記母材2内に、一定間隔を置いて並設されていて、この繊維束板4,4の列の間に、前記母材2を構成する合成樹脂材料が、介挿された状態で、前記母材2と、前記繊維束板4,4とが、一体に固着されている。
また、前記繊維束板4…の周囲は、この母材を構成する合成樹脂材料によって覆われている。
更に、この実施の形態では、前記母材2のウレタン樹脂材料(及び、前記保持材3のウレタン樹脂材料)が、発泡されていて、発泡、硬化後は、これらの前記母材2のウレタン樹脂材料及び、前記保持材3のポリエステル樹脂材料が、一体となるように構成されている。
次に、この実施の形態の合成樹脂成形体の作用効果について説明する。
このように構成された実施の形態の合成樹脂成形体としての合成枕木本体1では、前記複数の繊維束板4,4が、前記母材2内に並設されているので、前記ガラス繊維5…の偏りを減少させて、母材2内で、略均等に、これらのガラス繊維5…を延在させることが出来、所望の強度を容易に得られる。
また、前記繊維束板4,4が、略一定間隔で並設されることにより、前記母材2のウレタン樹脂材料が、これらの繊維束板4,4の列の間に介挿されて、一体に固着される。
このため、前記ガラス繊維5…は、硬化後、複数の列状となり並設されるので、合成枕木本体1の断面視で、厚さ方向への垂直圧縮強度を向上させることができる。
また、合成枕木本体1の厚さ方向へ加わる剪断荷重に対しても、容易に所望の強度を得られると共に、曲げ剛性を向上させることができる。
更に、この実施の形態では、前記母材2を構成するウレタン樹脂が、発泡合成樹脂材料であるので、母材2を軽量化できる。
しかも、直接、前記ガラス繊維5…に、この母材を構成するウレタン樹脂材料が接触する面積を小さく設定できるので、ウレタン樹脂材料の粘度等の状態に拘わらず、ガラス繊維を母材2に一体化出来る。
例えば、一般に含浸が困難な高粘度のウレタン樹脂材料や、結果的に高粘度となる個体の充填材を含有する発泡ウレタン樹脂材料等を、母材を構成するウレタン樹脂材料として用いることができる。
図2乃至図8は、この発明の実施例1の合成樹脂成形体及び合成樹脂成形体の製造方法を示すものである。なお、前記従来例及び実施の形態と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して説明する。
この実施例1の合成枕木の製造装置10では、図2に示すように、多数の長尺ガラス繊維11a…を供給する長尺ガラス繊維供給部17と、揉み板7a,7a及び含浸板7bを有するウレタン樹脂液含浸部7との間に、上方からウレタン樹脂液を散布する散布ノズル6aを有する散布器6が設けられている。
この散布ノズル6aには、各移送ポンプ6b,6cを介して、ポリオール混合液を貯留する第一貯留6dと、ポリイソシアネート液を貯留する第二貯留6eとが、各々接続されている。
そして、前記移送ポンプ6b,6cの駆動により、前記ポリオール混合液、ポリイソシアネート液及び発泡剤が、混合されてウレタン樹脂液14となり、進行途中で引き揃えられた長尺ガラス繊維11a…群の上方から散布されるように構成されている。
また、前記ウレタン樹脂液含浸部7で、散布されるウレタン樹脂液14内には、発泡剤が混入されて、成型硬化時の合成枕木本体1の母材2の比重が、約0.74程度となるように混合比が調整されている。
このように、所定間隔に引き揃えられながら、一方方向に進行される前記長尺ガラス繊維11a…は、進行途中で、ウレタン樹脂液含浸部7に設けられた揉み板7a及び含浸板7bとの間に挿通されて挟み込まれる。
このうち、前記揉み板7aは、前記長尺ガラス繊維11a…の進行方向とは、直交する方向に往復運動可能に構成されている。
そして、連続した長繊維からなる長尺ガラス繊維11a…に、保持材3となるウレタン樹脂が含浸された状態で、成型用通路9を構成するエンドレスベルト9a〜9dによって囲まれながら、断面形状が、略四角形形状となる板状に成型されながら、引き取り機8によって、引き出される。
そして、硬化または、発泡硬化された状態で、所定の寸法に切断されて、複数の繊維束板4…が得られる。この実施例1では、製造される合成枕木の長さと略同じとなるように、前記繊維束板4が切り揃えられる。
このようにして形成された繊維束板4…は、図2及び図3に示すように、長手方向の各端面が面一となるように揃えられて、合成枕木の大きさとほぼ同じ、内部の長手方向寸法を有する成形型12を構成する下型12a内の底面部12cに、一定間隔を置いて、並列状に載置される。
この実施例1のバッチ成形用の成形型12は、上面側の開口部12dが開放された前記下型12aと、この下型12aの開口部12dと略同一面積を有して、図5に示すように、この開口部12dを閉塞する蓋状の上型12bとを有している。
そして、この下型12aの底面部12dに、前記繊維束板4…の板幅方向が、垂直となるように、複数枚、例えば、この実施例1では、図7に示すように、7枚の繊維束板4…が、隣接する他の繊維束板4,4及び、左,右の内側面部12e,12eに対して、各々一定間隔を置いて配列可能に構成されている。
この下型12aの上方には、図4に示すように、上方から母材2となるウレタン樹脂液を注入する注入機16が設けられている。
この注入機16には、注入ノズル16aが設けられていて、各移送ポンプ16b,16cを介して、ポリオール混合液を貯留する第一貯留16dと、ポリイソシアネート液を貯留する第二貯留16eとが、各々接続されている。
そして、前記移送ポンプ16b,16cの駆動により、前記ポリオール混合液、ポリイソシアネート液及び発泡剤が、この注入ノズル16aで、混合されてウレタン樹脂液14となり、7枚の繊維束板4…と、隣接する他の繊維束板4,4及び、左,右の内側面部12e,12eとの間に形成された空隙に対して充填される。
このように、各繊維束板4,4の間及び、左,右の内側面部12e,12eとの間に前記液状のウレタン樹脂液14が充填された後、図5に示すように、前記上型12bによって、前記開口部12dが閉塞される。
そして、図6に示すように、この成形型12の周囲から、熱風加熱が行われることにより、内部の前記ウレタン樹脂液14が、発泡硬化される。
この実施例1では、ウレタン樹脂液14が充填される際、前記繊維束板4…と、ウレタン樹脂液14との比率が、重量比で、約50:50となるように調整が行われる。
また、この実施例1の注入機16では、ウレタン樹脂液14に混入される発泡剤の分量を、前記散布機6から供給されるウレタン樹脂液14に混入される発泡剤の分量とは、独立させて、調整できる。
このウレタン樹脂液14が、発泡硬化された状態では、図7に示すように、各繊維束板4…が、母材2を構成するウレタン樹脂液14内に、一定間隔を置いて配置されると共に、この繊維束板4内で、保持材3によって保持されていた各ガラス繊維5…が、前記複数の鉛直群状となって、母材2内に分散配置されている。
硬化後、図7に示すように、上型12bが、開放されて、硬化により、母材2と一体となった前記各繊維束板4…が、脱型されることにより、鉄道の枕木として使用される合成枕木本体1が製造される。
次に、この実施例1の作用効果について説明する。
このように構成された実施例1の合成樹脂成形体及び合成樹脂成形体の製造方法では、前記実施例1の作用効果に加えて、更に、前記連続した長繊維からなる長尺ガラス繊維11a…に、保持材3となる液状のウレタン樹脂液14を含浸させる工程において、複数の長尺ガラス繊維11aに、保持材3となるウレタン樹脂液14が、前記散布機6aから散布されて塗布された後、これらの長尺ガラス繊維11a…の長手方向に直交するように、前記揉み板7a,7aを、前記長尺ガラス繊維11a…の進行方向とは直交する方向に、往復動させて、剪断が与えられて、ウレタン樹脂液14が、長尺ガラス繊維11a…の周囲に含浸される。
そして、図2に示すように、複数の繊維束板4…として、一定長さに切断されて、図7に示す様な内部に、ガラス繊維5…が切り揃えられて、保持材3によって保持されている前記繊維束板4…が得られる。
このようにして製造された繊維束板4…は、引き取り機8を用いた連続成形であっても、ガラス繊維5,5間が、このウレタン樹脂液14で強固に結合された状態で、板状に保持させることができる。
しかも、バッチ成形時には、前記繊維束板4,4の板幅方向が垂直となるように、複数枚、配列されているので、各繊維束板4,4間に、液状のウレタン樹脂液14が充填される間隙を容易に形成出来、各ガラス繊維5…間に、充分に、母材2となるウレタン樹脂液14を行き渡らせることが出来る。
また、図2に示すように、保持材3となるウレタン樹脂液14が含浸されて得られた前記繊維束板4…では、この繊維束板4のウレタン樹脂液14が、発泡硬化する前に、繊維束板4として一定長さに裁断されても、一定の板形状が保持されている。
このため、図3に示すように、複数枚の繊維束板4…及び、母材2となる液状のウレタン樹脂液14を下型12内に注入する際にも、簡便な支持枠板部材等を用いて、両側を支持するか或いは、この実施例1のように、仮保持部材等の治具を不要として、底面部12cに載置するだけであっても、型崩れしにくい。
従って、図6に示すように、上型12bが閉じられて、充填されたウレタン樹脂液14と共に、前記繊維束板4の保持材3を構成するウレタン樹脂材料が、発泡硬化されて、結合されると、図15に示すような海島構造の断面視となることが無く、従来の引き抜き成型装置10等で、製造する場合と同程度の強度を有する均等なガラス繊維5…の略均等な分布が、与えられた合成枕木本体1を得ることができる。
しかも、この実施例1では、前記母材2を構成するウレタン樹脂液14を、発泡させることにより、比重が、比較的小さな発泡ウレタン樹脂材料となり、合成枕木本体1の軽量化を図ることができる。
更に、この実施例1では、前記保持材3のウレタン樹脂材料及び母材2となるウレタン樹脂液14を同時に、前記下型12内で発泡、硬化させることで、隣接する他の繊維束板4との間に位置する母材2となるウレタン樹脂液と、この保持材3のウレタン樹脂材料が、図7に示すように融合して、更に強固に結合される。
この実施例1では、前記母材2のウレタン樹脂液の倍率よりも、前記保持材3のウレタン樹脂材料の倍率が、高くなるように、発泡倍率を異ならせた設定としているが、低くなる様に異ならせて設定しても良く、発泡倍率を異ならせることで、ガラス繊維5…の分布及び、合成枕木本体1の強度及び比重等を容易に調整出来、所望の強度特性を得られる。
また、この実施例1では、前記板状の繊維束板4…が、一定長さに裁断されて製造された状態で、レール等が敷設される需要地の近傍に搬送し、前記下型12を用いて、これらの繊維束板4…を投入して発泡、硬化させることにより、容易に、合成枕木本体1を得られる。
このため、大規模な引き抜き成型装置を、需要地の近くに設ける必要が無く、バッチ成型用の成形型12を移動して、用いれば、容易に、レールの敷設に伴って移動する需要地の近くで、合成枕木本体1を製造出来るため、更に、製造コストを削減できる。
このように、必要な強度を容易に得られて、しかも、製造装置を簡略化出来、持ち運べて、製造コストの増大が抑制されるため、遠隔地で大量に必要とされる鉄道の枕木として用いて好適な合成樹脂成形体及び合成樹脂成形体の製造方法が提供される。
図9は、この発明の実施の形態の実施例2の合成樹脂成形体及び合成樹脂成形体の製造方法を示すものである。
なお、前記実施の形態及び実施例1と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して説明する。
まず、構成から説明すると、この実施例2の合成枕木の製造装置18では、前記繊維束板4を連続体で得るため、前記長尺ガラス繊維供給部17…,ウレタン樹脂液含浸部7…,及び成型用通路9…が、複数組、並設されている。
このうち、前記成型用通路9は、前記強化繊維としての長尺ガラス繊維11a…に、前記ウレタン樹脂液含浸部7で、保持材が含浸された後、板幅方向を鉛直方向に沿わせて、硬化または、半硬化させた状態となるように、前記繊維束板4が成型される。
このように、複数の前記繊維束板4を連続体で得た後、複数の前記繊維束板4…を長尺ガラス繊維11a…の進行方向に向かって、下側18d及び両側面18e,18eに、板を配した第1金型18aに、引き取り機8を用いて連続的に引き込む。
この第1金型18aの上側には、前記液状の合成樹脂材料を上側から連続的に吐出する注入機16が設けられている。
そして、この注入機16の注入ノズル16aから突出された合成樹脂液であるウレタン樹脂液14が、各繊維束板4,4の間、及び各繊維束板4を構成する長尺ガラス繊維11a…の間に充填される。
その後、上側も板としてのエンドレスベルト18cを配した第2金型18b内に連続的に引き込まれることにより、この第2金型18b内で、合成樹脂材料が硬化されて、合成枕木本体1を裁断により得られる長尺状の合成樹脂成形体が、製造される。
次に、この実施例2の合成樹脂成形体の製造方法の作用について説明する。
このように構成されたこの実施例2の合成樹脂成形体の製造方法では、前記実施の形態及び実施例1の作用効果に加えて、更に、硬化または、半硬化させた状態の前記複数の繊維束板4…が、下側18d及び両側面18e,18eに板が配された第1金型18aに、連続的に引き込まれて、上側に設けられた前記注入機16から連続的に吐出されたウレタン樹脂液14が、繊維束の間、および、各繊維束板4,4間に充填される。
その後、前記下側及び両側面に板としてのエンドレスベルト18f及び18g,18gが配されると共に、上側にもエンドレスベルト18cが配された第2金型18bに、前記ウレタン樹脂液14が充填された繊維束板4…が、連続的に引き込まれることにより、第2金型18b内で、合成樹脂材料が硬化されて、裁断により、前記合成枕木本体1が得られる合成樹脂成形体が製造される。
このように、合成樹脂成形体は、連続成型可能であるので、所望の長手方向寸法を有する長尺体状の合成樹脂成形体を、良好な生産効率で得ることができる。
他の構成及び作用効果については、前記実施の形態及び実施例1と略同様であるので、説明を省略する。
図10乃至図11は、この発明の実施の形態の実施例3の合成樹脂成形体及び合成樹脂成形体の製造方法を示すものである。
なお、前記実施の形態及び実施例1と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して説明する。
まず、構成から説明すると、この実施例3の合成枕木の製造装置20では、前記連続した長繊維からなる複数の長尺ガラス繊維11a…に、保持材としてのウレタン樹脂液14が含浸されて、繊維束21…が製造される工程において、この繊維束21…の束が、進行方向断面形状が、一旦、円形となるように、散布器6によって散布されるウレタン樹脂液14によって、纏められてロッド状の丸棒体22…として形成される。
そして、成形台23上に、等間隔で並列された前記丸棒体22…の上方から、再度、第二散布器26を用いて、ウレタン樹脂液14が散布されるように構成されている。
この第二散布器26は、持ち運び移動が可能な小型ポータブル形状を呈していて、散布ノズル26aには、各移送ポンプ26b,26cを介して、ポリオール混合液を貯留する第一貯留26dと、ポリイソシアネート液を貯留する第二貯留26eとが、各々接続されている。
そして、前記移送ポンプ26b,26cの駆動により、前記ポリオール混合液、ポリイソシアネート液及び発泡剤が、混合されてウレタン樹脂液14となり、進行途中で引き揃えられた長尺ガラス繊維11a…群の上方から散布されるように構成されている。
次に、この実施例3の合成樹脂成形体の製造方法の作用効果について説明する。
この実施例3では、前記実施の形態及び実施例1,2の作用効果に加えて、更に、前記ガラス繊維5…を構成する連続した長繊維からなる長尺ガラス繊維11a…に、保持材としてのウレタン樹脂液14を含浸させる工程において、複数の長尺ガラス繊維11aに、保持材となるウレタン樹脂液14を、前記散布器6から散布して塗布した後、長尺ガラス繊維11a…の長手方向に直交するように、前記ウレタン樹脂含深部7の揉み板7a,7aが、往復動されて、含浸板7bとの間で揉まれるように、剪断が与えられる。
このため、各繊維束21の長尺ガラス繊維11a…間に、前記ウレタン樹脂液14が、充分に含浸されて、複数の棒状の繊維束21…を有する丸棒体22…に分離させれる。
従って、前記合成枕木の長さと略同じ長さに、切り揃えられた丸棒体22…が、前記成形台23の上に並列されて置かれた状態でも、前記ウレタン樹脂液が、硬化若しくは、半硬化しているので、これらの繊維束21の各ガラス繊維5…が分離することなく、並列状態が維持されたまま、上方から、周囲の保持材3となるウレタン樹脂液14が、前記第二散布器26から散布されることにより、板状に纏められて、前記繊維束板24が得られる。
このようにして形成された繊維束板24…は、図10に示すように、長手方向の各端面が面一となるように揃えられて、合成枕木の大きさとほぼ同じ、内部の長手方向寸法を有する前記成形型12を構成する下型12a内の底面部12cに、一定間隔を置いて、載置される。
この下型12aの上方に設けられた前記注入機16から、母材2となるウレタン樹脂液14が、混合注入されて、各繊維束板24…と、隣接する他の繊維束板24,24及び、左,右の内側面部12e,12eとの間に形成された空隙に充填される。
発泡、硬化後、脱型により、図12に示すように、母材2と一体となった前記各繊維束板24…が、鉛直方向(合成枕木本体101の厚さ方向)に沿って、ガラス繊維5…の繊維束21…である丸棒体22が、並列された断面形状を有するように略均等に配置される。 このため、強化繊維の偏りを減少させて分布させることにより、所望の強度を容易に得られる鉄道の枕木として、充分な強度を与えることが出来る合成枕木本体101が製造される。
また、この実施例3では、ガラス繊維5…を丸棒状に纏める周囲の保持材として、ガラス繊維5…に親和性の高い性質を有するウレタン樹脂材料を使用しているが、他の親和性の高い性質を有する合成樹脂材料を使用することも出来、板状に纏める保持材として、母材2のウレタン樹脂材料と同一で接着性の良好なウレタン樹脂材料等を用いる等、異なる性質の保持材を使い分けることができる。
しかも、棒状の繊維束21…からなる丸棒体22…は、引き抜き成型装置等で、連続生産して、良好な生産効率を得られる。
また、棒状の繊維束21…からなる丸棒体22…は、硬化前又は未硬化の状態でも搬送が容易で、搬送先では、簡便なバッチ方式の成形型12等を用いて容易に所望の形状に成型出来る。
このため、需要地の近傍で、生産することにより、ストック性及び敷設作業性を向上させることができる鉄道の合成枕木の合成枕木本体101として、この実施例3の合成樹脂成形体の製造方法で製造された合成樹脂成形体を用いて好適である。
他の構成、及び作用効果については、前記実施の形態及び実施例1,2と同一であるので、説明を省略する。
図13は、この発明の実施の形態の実施例4の合成樹脂成形体の製造方法を示すものである。
なお、前記実施の形態及び実施例1乃至3と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して説明する。
まず、構成から説明すると、この実施例4の合成枕木の製造装置30では、前記強化繊維としての長尺ガラス繊維11a…に、保持材としてのウレタン樹脂液14を含浸させる工程において、このウレタン樹脂液14が入った液槽31に、複数の長尺ガラス繊維11a…を連続的に導いて、浸漬させるガイドローラ部材32〜35が、回動自在となるように設けられている。
また、含浸後、断面が板状になるように連続的にしごくため、前記ウレタン樹脂液含浸部7と略同様に構成される揉み板7a,7a及び含浸板7bが設けられている。
そして、成型用通路9内に挿通されることにより、前記繊維束板4が、得られるように構成されている。
次に、この実施例4の合成樹脂成形体の製造方法の作用について説明する。
このように構成された実施例4記載の合成樹脂成形体の製造方法では、前記実施の形態及び実施例1乃至3の作用効果に加えて、更に、前記長尺ガラス繊維11a…に、ウレタン樹脂液14を含浸させる工程では、保持材となるウレタン樹脂液14が入った液槽31に、前記複数のガイドローラ部材32〜35によって、屈曲させながら導かれ、複数の長尺ガラス繊維11a…が、連続的に浸漬される。
そして、これらの複数の長尺ガラス繊維11a…は、前記揉み板7a,7a及び含浸板7bによって、断面が板状になるように連続的にしごかれて、前記成型用通路9内に挿通されることにより、含浸性の高い繊維束板4が得られる。
他の構成、及び作用効果については、前記実施の形態及び実施例1乃至3と同一であるので、説明を省略する。
図14は、この発明の実施の形態の実施例5の合成樹脂成形体の製造方法を示すものである。
なお、前記実施の形態及び実施例1乃至4と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して説明する。
まず、構成から説明すると、この実施例5の合成枕木の製造装置40では、前記長尺ガラス繊維11a…に、ウレタン樹脂液14を含浸させる工程において、保持材となる合成樹脂材料として、塩化ビニル樹脂等の熱可塑性樹脂粉体32…及びペレット状の熱可塑性樹脂ペレット33…を、各々投入機34,35を用いて、長尺ガラス繊維11a…の上から連続的に散布するように構成されている。
また、この散布が行われた後、前記ウレタン樹脂液含浸部7の含浸板7bに設けられたニクロム線7c等からなる加熱器7dによって、この長尺ガラス繊維11a…が加熱されながら、前記揉み板7a,7a及び含浸板7bによって、しごかれることにより、熱可塑性樹脂粉体32…及びペレット状の熱可塑性樹脂ペレット33…が溶融されて、かつ、長尺ガラス繊維11a…に、溶融した熱可塑性樹脂が含浸される。
その後、前記成型用通路9内で、長尺ガラス繊維11a…が冷却されることにより、前記繊維束板4が得られるように構成されている。
次に、この実施例5の合成樹脂成形体の製造方法の作用について説明する。
このように構成された実施例5記載の合成樹脂成形体の製造方法では、前記実施の形態及び実施例1乃至4の作用効果に加えて、更に、前記長尺ガラス繊維11a…に、ウレタン樹脂を含浸させる工程で、粉体及びペレット状の熱可塑性樹脂である熱可塑性樹脂粉体32…及び熱可塑性樹脂ペレット33…が、この長尺ガラス繊維11a…の上方から、連続的に散布されて、前記含浸板7bの上で、加熱されながら、前記揉み板7a,7aによってしごかれる。
この工程で、粉体及びペレット状の熱可塑性樹脂粉体32…及び熱可塑性樹脂ペレット33…が溶融されて、かつ、含浸が行われるので、前記成型用通路9内で、連続的に挿通される長尺ガラス繊維11a…が、冷却されることにより、前記繊維束板4が得られる。
従って、粉体及びペレット状の熱可塑性樹脂粉体32…及び熱可塑性樹脂ペレット33…であっても、良好な含浸性を得られる液状とすることができるので、粉体状の熱可塑性樹脂粉体32…及びペレット状の熱可塑性樹脂ペレット33…の状態で、保管及び搬送等が可能で、使用利便性が良好である。
他の構成、及び作用効果については、前記実施の形態及び実施例1乃至5と同一であるので、説明を省略する。
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
即ち、前記実施の形態及び実施例1乃至5では、強化繊維として、ガラス繊維を用いたものを示して説明してきたが、特にこれに限らず、例えば、カーボン繊維、樹脂繊維、金属繊維等、母材の長手方向に延在される強化繊維であれば、どのような繊維であってもよい。
また、前記実施の形態及び実施例1乃至5では、保持材として、熱硬化性樹脂であるウレタン樹脂材料を用いたものを示して説明してきたが、特にこれに限らず、例えば、ウレア樹脂、ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂等、他の熱硬化性樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリスチレン樹脂、ABS樹脂等の熱可塑性樹脂、或いは、モルタル、セメント、石膏等の無機材料等、強化繊維を板状に纏めて繊維束板とすることが出来るものであれば、どのような材質のものであってもよい。
また、前記実施の形態及び実施例1乃至5では、母材を構成する合成樹脂材料として、ウレタン樹脂材料が用いられているが、特にこれに限らず、例えば、フェノール樹脂、ポリエステル樹脂、ウレア樹脂等、所望の強度を得られて、合成枕木等、使用される箇所では、所望の耐候性が得られるものであれば、どのような合成樹脂材料であってもよい。
更に、これらの保持材及び母材を構成する合成樹脂材料は、発泡剤により得られる発泡倍率を、0〜50%程度とするように構成してもよい。
また、これらの保持材及び母材を構成する合成樹脂材料には、珪砂、炭酸カルシウム、難燃剤としての酸化アルミ等、固形充填材、増量材を混合させても良い。
そして、前記保持材によって、板状の繊維束板を纏めた後に、成形型内で、液状の樹脂材料を注入するタイミングは、この保持材が、完全に硬化していてもよいと共に、まだ完全に硬化する前である半硬化の状態であってもよい。
更に、この保持材を硬化させる方法も、例えば、熱風加熱や、水蒸気加熱、マイクロ波加熱、遠赤外線加熱等の非接触で加熱する方法や、成形金型内に投入した後に、周囲の母材の合成樹脂材料と共に、これらの方法で加熱する等、どのような方法で加熱しても、一体に硬化するものであればよい。
また、前記母材2のウレタン樹脂材料の倍率と、前記丸棒状もしくは板状に纏める保持材3のウレタン樹脂材料の発泡倍率とを異ならせて設定するように構成してもよい。
例えば、母材2のウレタン樹脂材料の倍率よりも、前記保持材3のウレタン樹脂材料の倍率が、低くなるように設定したり、母材2又は、保持材3のうちいずれか一方を発泡させない等、どのような発泡倍率に設定されていてもよい。
更に、前記実施例2の合成枕木の製造装置18では、図9に示されるように、下側18d及び両側面18e,18eに、板が配された第1金型18aから、上側も板としてのエンドレスベルト18cを配した第2金型18b内に連続的に引き込まれるように構成されているが、特にこれに限らず、例えば、第2金型18bの上側のエンドレスベルト18cの前記成型用通路9側の一部を短く設定して、下側のエンドレスベルト18fの上面側及び左,右のエンドレスベルト18g,18g間に引き込まれた繊維束板4…の上から、注入機16等を用いて液状の合成樹脂材料を注入するように構成してもよい。
この場合、前記第1金型18aを省略して、装置全体を小型化することが出来る。
このように、複数の前記繊維束板4…を長尺ガラス繊維11a…の進行方向に向かって、下側及び両側面に板を配した金型に連続的に引き込み、前記液状のウレタン樹脂液14を上側から連続的に吐出する事により、繊維束板4,4の間に、ウレタン樹脂液14を充填させ、その後、上側も板を配した金型に連続的に引き込むことにより、金型内で合成樹脂材料を硬化させるものであれば、成型装置の金型の形状、数量及び材質、注入機16の位置等が、特に限定されるものではない。
また、前記実施例4の合成枕木の製造装置30では、図13に示されるように、前記ウレタン樹脂液含浸部7と略同様に構成される揉み板7a,7a及び含浸板7bによって、保持材を含浸した長尺ガラス繊維11a…を、断面が板状となるように連続的にしごいた後、前記成型用通路9内に挿通されるように構成されているが、特にこれに限らず、例えば、成型用通路9を設けない構成を採用して、断面が板状となるように連続的にしごかれた後、そのまま、硬化又は半硬化させることにより、前記繊維束板24…を成形するようにしてもよい。
また、前記実施例5では、粉体状の熱可塑性樹脂である熱可塑性樹脂粉体32…及びペレット状の熱可塑性樹脂ペレット33…を、同時に用いているが、特にこれに限らず、例えば、粉体状の熱可塑性樹脂粉体32…又は、ペレット状の熱可塑性樹脂ペレット33…のうち、いずれか一方を用いるように構成してもよい。
更に、前記実施例5では、前記成型用通路9内に、長尺ガラス繊維11a…を再加熱する再加熱ゾーンを設けることもできる。
この場合、前記ウレタン樹脂液含浸部7の含浸板7bに設けられたニクロム線7c等からなる加熱器7dによる加熱では、混合される発泡剤を全て発泡させることなく、この成型用通路9内の再加熱ゾーンで、全ての発泡剤を発泡させた後、この成型用通路9の下流側に設けられた冷却ゾーンを経て、前記引き取り機8によって引き抜く様に構成されていてもよい。
本発明の実施の形態の樹脂成形体としての合成枕木の構成を説明し、図8中A−A線に沿った位置での合成枕木本体の模式的な縦断面図である。 本発明の実施の形態の実施例1の合成枕木の製造方法を示し、繊維束板を製造する製造装置の全体の構成を説明する模式的な斜視図である。 本発明の実施の形態の実施例1の合成枕木の製造方法を示し、成形型の下型に、繊維束板を装着する様子を説明する模式的な斜視図である。 本発明の実施の形態の実施例1の合成枕木の製造方法を示し、注入機でウレタン樹脂液を注入する様子を説明する模式的な斜視図である。 本発明の実施の形態の実施例1の合成枕木の製造方法を示し、上型によって開口部を閉塞する様子を説明する模式的な斜視図である。 本発明の実施の形態の実施例1の合成枕木の製造方法を示し、成形型内で発泡、硬化させる様子を示す成形型の模式的な斜視図である。 本発明の実施の形態の実施例1の合成枕木の製造方法を示し、成形型内で発泡、硬化させる様子を示す図6中B−B線に沿った位置での断面図である。 本発明の実施の形態の実施例1の合成枕木の製造方法を示し、成形型から合成樹脂成形体を脱型する様子を模式的に説明する分解斜視図である。 本発明の実施の形態の実施例2の合成枕木の製造方法を示し、繊維束板から合成樹脂成形体を製造する製造装置の全体の構成を説明する模式的な斜視図である。 本発明の実施の形態の実施例3の合成枕木で、引き抜き成型装置等の構成を説明する模式的な斜視図である。 本発明の実施の形態の実施例3の合成枕木で、成形型に装着された繊維束板に、樹脂液を注入する様子を説明する模式的な斜視図である。 本発明の実施の形態の実施例3の合成枕木で、図8中A−A線に沿った位置に相当する位置での合成枕木本体の模式的な縦断面図である。 本発明の実施の形態の実施例4の合成枕木の製造方法を示し、繊維束板を製造する製造装置の全体の構成を説明する模式的な斜視図である。 本発明の実施の形態の実施例5の合成枕木の製造方法を示し、繊維束板を製造する製造装置の全体の構成を説明する模式的な斜視図である。 従来例の合成枕木の製造方法を示し、下型に繊維束を投入する様子を説明する模式的な縦断面図である。 従来例の合成枕木の製造方法を示し、注入機でウレタン樹脂液を注入する様子を説明する模式的な縦断面図である。 従来例の合成枕木の製造方法を示し、成形型内で、発泡、硬化させる様子を説明する模式的な縦断面図である。 従来例の合成枕木を示し、全体の構成を説明する合成枕木の模式的な縦断面図である。 従来例の合成枕木を構成する繊維束板の模式的な斜視図である。
符号の説明
1,101 合成枕木本体(合成樹脂成形体)
2 母材
3 保持材
4,24 繊維束板
5 ガラス繊維(強化繊維)
7 (ウレタン樹脂液)含浸部
7a 揉み板(板材)
7b 含浸板
10,20,30,40
製造装置
11a 長尺ガラス繊維
12 成形型
12a 下型
12b 上型
12c 底面部
12d 開口部
21 繊維束
22 丸棒体
35 液槽

Claims (8)

  1. 合成樹脂材料を成形することにより、長手方向に強化繊維を延在させた母材を有する合成樹脂成形体であって、
    保持材を含浸させることにより予め前記強化繊維を板状に纏めて形成された複数の繊維束板を前記母材内に並設させて、該繊維束板間に前記母材を構成する合成樹脂材料が介挿された状態で、前記母材と、前記繊維束板とが一体に固着されていることを特徴とする合成樹脂成形体。
  2. 前記合成樹脂成形体が、断面略長方形形状を呈する合成枕木本体であると共に、該合成枕木本体の断面視で、厚さ方向に、前記繊維束板の板幅方向沿わせて、略一定間隔で、前記繊維束板並設させ、前記合成樹脂材料を、該繊維束板の列の間に介挿させた状態で一体に固着されていることを特徴とする請求項1記載の合成樹脂成形体。
  3. 前記母材を構成する合成樹脂材料は、発泡合成樹脂材料であることを特徴とする請求項1又は2記載の合成樹脂成形体。
  4. 請求項1乃至3のうち、何れか一項記載の合成樹脂成形体を製造するための合成樹脂成形体の製造方法であって、
    前記強化繊維に、保持材を含浸させて、硬化または、半硬化させた状態で、所定の長さ寸法に切断することで、前記繊維束板を得た後、該繊維束板を、複数本、成形型内に入れて、該成形型内に充填された液状の合成樹脂材料を硬化させる合成樹脂成形体の製造方法であって、
    前記成形型は、上面側の開口部が開放された下型と、該開口部を閉塞する上型とを有し、該下型の底面部に、前記繊維束板の板幅方向が垂直となるように、複数枚、配列させると共に、各繊維束板の間に前記液状の合成樹脂材料を充填させて、前記上型によって、前記開口部を閉塞した状態で、前記合成樹脂材料を硬化させることを特徴とする合成樹脂成形体の製造方法。
  5. 請求項1乃至3のうち、何れか一項記載の合成樹脂成形体を製造するための合成樹脂成形体の製造方法であって、
    前記強化繊維に、保持材を含浸させて、硬化または、半硬化させた状態で、前記繊維束板を連続体で得た後、複数の前記繊維束板を繊維束の進行方向に向かって、下側及び両側面に板を配した金型に連続的に引き込み、前記液状の合成樹脂材料を上側から連続的に吐出する事により、前記繊維束板の間に合成樹脂を充填させ、その後、上側も板を配した金型に連続的に引き込むことにより、金型内で合成樹脂材料を硬化させることを特徴とする合成樹脂成形体の製造方法。
  6. 請求項1乃至3のうち、何れか一項記載の合成樹脂成形体を製造するための合成樹脂成形体の製造方法であって、
    前記強化繊維に、保持材を含浸させる工程において、該複数の強化繊維に、保持材となる合成樹脂材料を塗布した後、該強化繊維の長手方向に直交するように、往復動する板材で挟み込み、剪断を与えて該保持材を含浸させた後、複数の棒状の繊維束に分離させると共に、該繊維束を、並列させた状態で、前記保持材によって、板状に纏めて、前記繊維束板を得ることを特徴とする合成樹脂成形体の製造方法。
  7. 請求項1乃至3のうち、何れか一項記載の合成樹脂成形体を製造するための合成樹脂成形体の製造方法であって、
    前記強化繊維に、保持材を含浸させる工程において、保持材となる合成樹脂材料が入った液槽に該複数の強化繊維を連続的に導いて、浸漬し、連続的にしごいて、前記繊維束板を得ることを特徴とする合成樹脂成形体の製造方法。
  8. 請求項1乃至3のうち、何れか一項記載の合成樹脂成形体を製造するための合成樹脂成形体の製造方法であって、
    前記強化繊維に、保持材を含浸させる工程において、保持材となる合成樹脂材料が熱可塑性樹脂で、粉体及びペレット状の該熱可塑性樹脂を該強化繊維に連続的に散布した後、該強化繊維を加熱しながらしごくことにより、熱可塑性樹脂を溶融させてかつ、強化繊維に含浸し、その後、該強化繊維を冷却することにより、前記繊維束板を得ることを特徴とする合成樹脂成形体の製造方法。
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