JP4899267B2

JP4899267B2 - Concrete block, method for constructing and reinforcing wall using this concrete block

Info

Publication number: JP4899267B2
Application number: JP2001237744A
Authority: JP
Inventors: 憲三浦; 安彦増田; 康平栗田
Original assignee: Obayashi Corp
Current assignee: Obayashi Corp
Priority date: 2001-08-06
Filing date: 2001-08-06
Publication date: 2012-03-21
Anticipated expiration: 2021-08-06
Also published as: JP2003049545A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、壁を増設したり既存の壁面を補強するために用いられるコンクリートブロック、このコンクリートブロックを用いた壁の構築方法及び補強方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、壁の構築や既存壁の補強に用いられるコンクリートブロックとして、例えば特開平１１−１３２９１号公報には、中実の直方体状をなし左右端部側に縦筋が収納される第１凹部と、下端部に横筋が収納される第２凹部とが設けられたコンクリートブロックが開示されている。
【０００３】
このコンクリートブロックを用いて壁を構築する場合には、複数のコンクリートブロックをそれらの左右端部が互いに当接するように横方向に配設するとともに、第１凹部で形成される空間に縦筋と、第２凹部に横筋とをそれぞれ配筋しつつそれら凹部にグラウト材を充填して上方に組積することによって壁を形成する。
【０００４】
また、前記コンクリートブロックを用いて既存壁を補強する場合には、既存壁と適宜間隔を隔てた位置に、上記の方法でコンクリートブロックを組積し、既存壁とコンクリートブロックとの間にグラウト材を打設して既存壁を補強していた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる従来の壁の構築方法にあっては、構築される壁の厚さはブロックの厚さに限定されてしまう。また、コンクリートブロックを用いて壁を補強する場合でも、高価なグラウト材の使用量を少なくするために既存壁とコンクリートブロックとの間隔を狭くすると、前記壁を構築する場合と同様に、補強された壁厚はブロックの厚さに分だけ厚さが増してしまう。したがって、異なる厚さの壁を構築したり、補強した壁を所望の厚さに仕上げたい場合には、厚さの異なる多種類のコンクリートブロックを用意しておく必要があり、コスト高になってしまうという課題があった。
【０００６】
また、従来の補強方法において組積したコンクリートブロックと既存壁との間にグラウト材を打設することは容易ではなく、グラウト材が十分に打設されていない場合には既存壁へのコンクリートブロックの付着を確保できず、十分な強度を備えた補強ができないという課題があった。
【０００７】
そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑みて、１種類のコンクリートブロックで種々の壁厚を有する壁を構築するとが可能なコンクリートブロック、このコンクリートブロックを用いた壁の構築方法及び補強方法を提供することを目的とする。
【００１１】
請求項１の耐震壁の構築方法は、コンクリートブロックを組積して耐震壁を構築する方法であって、前記コンクリートブロックは、ブロック本体と、該ブロック本体の一面から突出する突部とを備え、前記ブロック本体が前記突部の片側のみに設けられ、前記突部の下側には該突部を挟む両側の空間を連通させる凹部が形成されており、構築されるべき前記耐震壁の一方の面と他方の面とを夫々前記ブロック本体が構成する前記コンクリートブロックを、前記ブロック本体の前記突部側の面が互いに対向し、それらの間に、縦方向に連通する空間と、壁厚方向に並んで対をなす前記凹部が横方向に連続してなり、壁厚方向に並んで対をなし、夫々横方向に連通する空間とが形成されるように組積すると共に、前記縦方向に連通する空間に縦筋を、壁厚方向に並んで対をなす前記横方向に連通する空間の夫々に横筋を配筋した後、前記縦方向に連通する空間及び壁厚方向に並んで対をなす前記横方向に連通する空間の夫々にグラウト材を打設することを特徴とする。
また、請求項２の耐震壁は、コンクリートブロックを組積して構築された耐震壁であって、前記コンクリートブロックは、ブロック本体と、該ブロック本体の一面から突出する突部とを備え、前記ブロック本体が前記突部の片側のみに設けられ、前記突部の下側には該突部を挟む両側の空間を連通させる凹部が形成されており、構築された前記耐震壁の一方の面と他方の面とを夫々前記ブロック本体が構成する前記コンクリートブロックが、前記ブロック本体の前記突部側の面が互いに対向し、それらの間に、縦方向に連通する空間と、壁厚方向に並んで対をなす前記凹部が横方向に連続してなり、壁厚方向に並んで対をなし、夫々横方向に連通する空間とが形成されるように組積され、前記縦方向に連通する空間に縦筋が、壁厚方向に並んで対をなす前記横方向に連通する空間の夫々に横筋が配筋され、前記縦方向に連通する空間及び壁厚方向に並んで対をなす前記横方向に連通する空間の夫々にグラウト材が打設されていることを特徴とする。
【００１２】
この耐震壁の構築方法及び耐震壁によれば、構築されるべき耐震壁の一方の面と他方の面をブロック本体が夫々構成するコンクリートブロック同士の間隔を適宜設定することによって、所望の壁厚の耐震壁を構築することができる。また、組積されたコンクリートブロック間にはそれらの突部が突出しているので、そのコンクリートブロック間にグラウト材を打設することによって、コンクリートブロック同士を容易に付着させ、それらコンクリートブロックを一体として高い強度を備えた耐震壁を構築することができる。
【００１３】
請求項３の壁の耐震補強方法は、コンクリートブロックを組積して壁を耐震補強する方法であって、前記コンクリートブロックは、ブロック本体と、該ブロック本体の一面から突出する突部とを備え、前記ブロック本体が前記突部の片側のみに設けられ、前記突部の下側には該突部を挟む両側の空間を連通させる凹部が形成されており、既存壁面にアンカーを打ち込み、前記コンクリートブロックを、前記ブロック本体の前記突部側の面が前記既存壁面と対向し、それらの間に、縦方向に連通する空間と、前記凹部が横方向に連続してなり、横方向に連通する空間とが形成されるように組積すると共に、前記縦方向に連通する空間に縦筋を、前記横方向に連通する空間に横筋を配筋した後、前記縦方向に連通する空間及び前記横方向に連通する空間にグラウト材を打設することを特徴とする。
また、請求項４の壁の耐震補強構造は、コンクリートブロックを組積して補強した壁の耐震補強構造であって、前記コンクリートブロックは、ブロック本体と、該ブロック本体の一面から突出する突部とを備え、前記ブロック本体が前記突部の片側のみに設けられ、前記突部の下側には該突部を挟む両側の空間を連通させる凹部が形成されており、既存壁面にアンカーが打ち込まれ、前記コンクリートブロックが、前記ブロック本体の前記突部側の面が前記既存壁面と対向し、それらの間に、縦方向に連通する空間と、前記凹部が横方向に連続してなり、横方向に連通する空間とが形成されるように組積され、前記縦方向に連通する空間に縦筋が、前記横方向に連通する空間に横筋が配筋され、前記縦方向に連通する空間及び前記横方向に連通する空間にグラウト材が打設されていることを特徴とする。
【００１４】
この壁の耐震補強方法及び耐震補強構造によれば、既存壁に打ち込まれたアンカーをコンクリートブロックの突部の間に入り込ませ、その既存壁とコンクリートブロックとの間にグラウト材を打設できるので、既存壁へのコンクリートブロックの付着を確保することができ、十分な強度の補強を施すことができる。
【００１５】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照して詳細に説明する。図１から図３は本発明のコンクリートブロックの第１実施形態を示し、図１はコンクリートブロックの平面図、図２は同背面図、図３は同側面図である。
【００１６】
図１〜３に示すようにコンクリートブロック（以下、ブロックという）１０は、ブロック本体１２と、その背面側に突設された突部１４とで構成されている。
【００１７】
ブロック本体１２は平坦な前面１２ａを備えた板状をなし、図４に示すように、このブロック１０を組積して壁を構成したときにこの前面１２ａが壁面を構成する。以下の記載では、図４に示す組積状態に基づいて上下左右の方向を示す。
【００１８】
突部１４の上部はブロック本体１２と同じ高さの平坦面を形成し、下部には円弧状の凹部１６が設けられている。この突部１４は、左右方向に間隔を隔てて設けられ、それらの間に中央空間１８が形成されている。また、突部１４はブロック本体１２の左右の縁部１２ｂより内側に配設されており、このブロック１０を横方向に連ねて並べたときには、隣接するブロック１０同士の一方の突部１４との間に共有空間２０が形成される。共有空間２０および前記中央空間１８の幅は突部１４の幅より十分に広く形成されている。
【００１９】
このブロック１０を用いて壁を構築する場合には、図４に示すように各ブロック１０の前面１２ａが一平面をなすように、ブロック１０の左右の縁部１２ｂを互いに当接させて横方向に並べ１段目のブロック列１０ａを配置し、その上に前記突部１４の幅の約半分だけ横方向にずらして２段目のブロック列１０ｂを載置する。さらに３段目のブロック列１０ｃは、１段目のブロック列１０ａと横方向の位置を合わせて、２段目のブロック列１０ｂの上に載置し、一壁面をなすブロック壁材２４を構築する。このように、ブロック列１０ａ，１０ｂ，１０ｃの位置を交互にずらすことによって、その背面側には上下方向に連通した中央空間１８および共有空間２０が形成される。このとき、横方向に並べられた各ブロック１０の前後方向の位置も一致しているため、ブロック列１０ａ，１０ｂ，１０ｃの云々には前記凹部１６によって左右方向に連通する空間も形成されている。なお、前記凹部１６に代えて穴部を設けることにより、同様の空間を形成させてもよい。
【００２０】
前記ブロック壁材２４の背面側にも同様のブロック壁材２４を、これらブロック壁材２４のなす壁面２４ａが平行をなし、背面側が対向するように構築する。このとき、図５に示すように一方のブロック壁材２４の中央空間１８および共有空間２０に、他方のブロック壁材２４の突部１４を入り込ませることによって、形成される壁の厚さを薄くすることができ、また、図６に示すようにそれら突部１４同士を対向させることによって、厚い壁を構築することも可能である。
【００２１】
即ち、このブロック１０を用いて構築される壁の厚さは、ブロック１０の奥行き寸法によって決定されず、表裏壁面をなすブロック壁材２４の間隔を適宜に設定することによって、その厚さを自由に変更することができる。このため、多種の壁厚に対応させてそれぞれブロック１０を備えておく必要はなく同一寸法のブロック１０を用意しておけばよいので、コストの低減を図ることができる。
【００２２】
このように背面側を対向させた２つのブロック壁材２４間には、上下方向に連通する中央空間１８と共有空間２０とが形成され、さらに左右方向に連通する空間２２も形成されているので、これら空間１８，２０，２２内に鉄筋２６を縦横に配筋した後、ブロック壁材２４間にグラウト材を打設する。打設したグラウト材が硬化することによって、対向するブロック壁材２４間のみならず、左右方向にずらして配置した上下のブロック列１０ａ，１０ｂ，１０ｃ同士をも鉄筋２６とともに一体に固着し、高い強度と剛性を備えた壁が構築され、耐震壁として適用することができる。
【００２３】
また、ブロック１０の突部１４はブロック本体１２の補強材としても機能するので、ブロック本体１２は従来のブロックより薄く形成されていても、グラウト材を打設したときに作用する圧力に十分耐えうる強度を備えており、変形を防止することができる。
【００２４】
前記ブロック１０を用いて既存の壁を補強する場合には、図７に示すように既存壁２８の外側面の適宜位置に複数のアンカー３０を打ち込み、その既存壁２８面とブロック１０の背面側とが対向するようにブロック１０を組積し、かつアンカー３０がブロック１０の突部１４間に入り込むようにブロック壁材２４を前記組積方法によって構築する。このときにも前記壁を構築する際と同様に上下方向に連通する中央空間１８および共有空間２０と、左右方向に連通する空間２２とに鉄筋２６を配筋し、既存壁２８とブロック壁材２４との間にグラウト材を打設する。このグラウト材が硬化することにより、既存壁２８とブロック壁材２４とが一体に固着し既存壁２８が補強される。特に、既存壁２８に打ち込んだアンカー３０がブロック１０の突部１４間に入り込んで固着されるため、既存壁２８とブロック壁材２４との付着が確保され、高強度に補強することができる。このため、既存壁２８を耐震壁として機能させることが可能となる。
【００２５】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の請求項１に示すコンクリートブロックにあっては、コンクリートブロックの突部側を互いに対向させたり、既存壁側に対向させて配置することができるので、それらの間にグラウト材を打設することによって、両コンクリートブロック間の付着を確保することができる。
また、対向させるコンクリートブロックの間隔を適宜設定することによって任意の壁厚に対応させることができ、コンクリートブロックの寸法を統一することでコストを低減させることができる。
【００２６】
また、本発明の請求項２では、コンクリートブロックの背面側に縦横に連通する空間が設けられるため、構築する壁内部に鉄筋を配筋して十分な強度を備えた鉄筋コンクリート壁を構築することができる。
【００２７】
請求項３では、壁の両面を構成するコンクリートブロックの突部側の面を対向させて組積するので、所望の壁厚の壁を構築することができる。また、突部が突出しているコンクリートブロック間にグラウト材を打設するので、コンクリートブロック同士を容易に付着させ、一体となって高い強度を備えた壁を構築することができる。
【００２８】
請求項４では、既存壁に打ち込まれたアンカーがコンクリートブロックの突部の間に入り込みグラウト材で固着されるので、既存壁へのコンクリートブロックの付着を確保することができ、十分な強度を備えた補強が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態を示すコンクリートブロックの平面図である。
【図２】図１の背面図である。
【図３】図２の側面図である。
【図４】本発明のコンクリートブロックを組積した状態を示す斜視図である。
【図５】本発明のコンクリートブロックを用いた壁の構築方法の一実施形態を示す構成図であり、（ａ）は平面図（ｂ）は側面図である。
【図６】本発明のコンクリートブロックを用いた壁の構築方法の変形例を示す構成図であり、（ａ）は平面図（ｂ）は側面図である。
【図７】本発明のコンクリートブロックを用いた壁の補強方法の一実施形態を示す構成図であり、（ａ）は平面図（ｂ）は側面図である。
【符号の説明】
１０コンクリートブロック
１０ａ，１０ｂ，１０ｃブロック列
１２ブロック本体
１４突部
１６凹部
１８中央空間
２０共有空間
２４ブロック壁材
２６鉄筋
２８既存壁
３０アンカー[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a concrete block used for adding walls or reinforcing an existing wall surface, a method for constructing a wall using the concrete block, and a reinforcing method.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as a concrete block used for building a wall or reinforcing an existing wall, for example, in Japanese Patent Application Laid-Open No. 11-13291, there is a first recess having a solid rectangular parallelepiped shape in which vertical bars are stored on the left and right end sides. There is disclosed a concrete block provided with a second recess in which a horizontal stripe is stored at the lower end.
[0003]
When constructing a wall using this concrete block, a plurality of concrete blocks are arranged in the lateral direction so that their left and right end portions are in contact with each other, and a vertical line is formed in the space formed by the first recess. The wall is formed by arranging the horizontal bars in the second recesses and filling the recesses with the grout material and stacking them upward.
[0004]
Further, when reinforcing an existing wall using the concrete block, the concrete block is assembled by the above method at a position appropriately spaced from the existing wall, and the grout material is interposed between the existing wall and the concrete block. To reinforce the existing walls.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in such a conventional wall construction method, the thickness of the constructed wall is limited to the thickness of the block. Also, even when a wall is reinforced with a concrete block, if the gap between the existing wall and the concrete block is reduced in order to reduce the amount of expensive grout material used, it will be reinforced as in the case of constructing the wall. The wall thickness will increase by the thickness of the block. Therefore, when building walls with different thicknesses or finishing reinforced walls to a desired thickness, it is necessary to prepare various types of concrete blocks with different thicknesses, which increases costs. There was a problem of ending up.
[0006]
In addition, it is not easy to place a grout material between a concrete block stacked in the conventional reinforcement method and an existing wall, and if the grout material is not sufficiently placed, the concrete block to the existing wall There is a problem that the adhesion of the resin cannot be secured and the reinforcement with sufficient strength cannot be performed.
[0007]
Therefore, in view of the conventional problems, the present invention provides a concrete block capable of constructing a wall having various wall thicknesses with a single type of concrete block, and a wall construction method and a reinforcement method using the concrete block. The purpose is to do.
[0011]
Method for constructing a shear wall according to claim 1 is a method for constructing a shear wall and masonry co down cleat blocks, the concrete blocks, and the block body and a projection projecting from one surface of the block body wherein the block body is provided only on one side of the projection, on the lower side of the projection is formed with a recess for communicating the both sides of the space sandwiching the projecting portion of the shear wall to be constructed The concrete block formed by the block main body on one side and the other side of the block main body, the block-side surfaces of the block main body face each other, and a space communicating between them in the vertical direction, and a wall The concave portions that are paired in the thickness direction are continuous in the horizontal direction, and are paired in the wall thickness direction so as to form a space that communicates with each other in the horizontal direction. Longitudinal streaks in the space that communicates Then, after arranging a horizontal line in each of the laterally communicating spaces that are aligned in the wall thickness direction, the laterally communicating space and the lateral direction that forms a pair are aligned in the wall thickness direction. It is characterized by placing grout material in each space.
Further, shear wall of claim 2 is the shear walls built with masonry co down cleat block, the concrete block is provided with a block body and a projection projecting from one surface of the block body, said block body is provided only on one side of the projection, one surface of the lower has a recess for communicating the both sides of the space sandwiching the projecting portion on the side, constructed the shear wall of said projection And the other surface of the concrete block that the block body constitutes, the surfaces of the block body on the projecting portion side face each other, and a space that communicates in the vertical direction between them, and a wall thickness direction. The concave portions that are paired side by side are continuous in the horizontal direction, are paired side by side in the wall thickness direction, and are stacked so as to form spaces that communicate in the horizontal direction, and communicate in the vertical direction. Vertical bars line up in the wall thickness direction in the space A horizontal bar is arranged in each of the spaces communicating in the lateral direction, and grout material is applied to each of the space communicating in the vertical direction and the space communicating in the lateral direction that forms a pair in the wall thickness direction. It is provided.
[0012]
According to construction methods and Shear Walls of the shear walls, by one surface and the other surface of the block body of the shear wall to be constructed appropriately set the interval between concrete blocks that constitute each of the desired wall thickness A seismic wall can be constructed. Moreover, since those protrusions protrude between the stacked concrete blocks, by placing a grout material between the concrete blocks, the concrete blocks are easily attached to each other, and the concrete blocks are integrated. Seismic walls with high strength can be constructed.
[0013]
Retrofit method of walls according to claim 3 is a method of seismic retrofitting walls and masonry co down cleat blocks, the concrete blocks, and the block body and a projection projecting from one surface of the block body Provided, the block body is provided only on one side of the projection, and a recess is formed on the lower side of the projection to connect the spaces on both sides sandwiching the projection, and an anchor is driven into an existing wall surface, The surface of the block body on the projecting portion side faces the existing wall surface, and the concrete block has a space that communicates in the vertical direction therebetween, and the concave portion is continuous in the lateral direction, and communicates in the lateral direction. And a space that communicates in the vertical direction, and a space that communicates in the vertical direction, and a space that communicates in the vertical direction. Communicate horizontally Characterized by pouring the grout in the space.
Also, seismic reinforcement structure of the wall of claim 4 is the aseismatic reinforcing structure wall reinforced by masonry co down cleat blocks, the concrete blocks, and the block body, projecting from one surface of the block body collision The block body is provided only on one side of the projection, and a recess is formed on the lower side of the projection to communicate the space on both sides sandwiching the projection. The concrete block is driven, the surface of the block main body on the side of the projecting portion is opposed to the existing wall surface, and a space communicating in the vertical direction therebetween, and the concave portion is continuous in the lateral direction, A space that is stacked so as to form a space that communicates in the horizontal direction, a vertical line is arranged in the space that communicates in the vertical direction, and a horizontal line that is arranged in the space that communicates in the horizontal direction. And in the lateral direction Grout in the space which is characterized in that it is pouring.
[0014]
According to the seismic strengthening method and seismic strengthening structure of the wall, the anchor driven into the existing wall can be inserted between the protrusions of the concrete block, and the grout material can be placed between the existing wall and the concrete block. Adhesion of the concrete block to the existing wall can be ensured and sufficient strength can be reinforced.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings. 1 to 3 show a first embodiment of a concrete block of the present invention, FIG. 1 is a plan view of the concrete block, FIG. 2 is a rear view thereof, and FIG. 3 is a side view thereof.
[0016]
As shown in FIGS. 1-3, the concrete block (henceforth a block) 10 is comprised by the block main body 12 and the protrusion 14 protrudingly provided by the back side.
[0017]
The block body 12 has a plate shape with a flat front surface 12a. As shown in FIG. 4, when the blocks 10 are stacked to form a wall, the front surface 12a forms a wall surface. In the following description, the up, down, left, and right directions are shown based on the masonry state shown in FIG.
[0018]
The upper part of the protrusion 14 forms a flat surface having the same height as the block body 12, and an arcuate recess 16 is provided at the lower part. The protrusions 14 are provided at intervals in the left-right direction, and a central space 18 is formed between them. Further, the protrusions 14 are arranged on the inner side of the left and right edges 12b of the block main body 12. When the blocks 10 are arranged side by side in the horizontal direction, the protrusions 14 are adjacent to one of the protrusions 14 between the adjacent blocks 10. A shared space 20 is formed between them. The widths of the shared space 20 and the central space 18 are sufficiently wider than the width of the protrusion 14.
[0019]
When a wall is constructed using this block 10, as shown in FIG. 4, the left and right edge portions 12b of the block 10 are brought into contact with each other so that the front surface 12a of each block 10 forms a single plane. The first row of block rows 10a is arranged, and the second row of row of blocks 10b is placed on the first row of block rows 10a. Further, the third-stage block row 10c is placed on the second-stage block row 10b with the horizontal position aligned with the first-stage block row 10a, and a block wall material 24 forming one wall surface is constructed. To do. In this way, by alternately shifting the positions of the block rows 10a, 10b, and 10c, a central space 18 and a common space 20 that are communicated in the vertical direction are formed on the back side thereof. At this time, since the positions in the front-rear direction of the blocks 10 arranged in the horizontal direction also coincide with each other, a space communicating in the left-right direction is also formed in each of the block rows 10a, 10b, 10c by the concave portion 16. . A similar space may be formed by providing a hole instead of the recess 16.
[0020]
The same block wall material 24 is constructed on the back side of the block wall material 24 so that the wall surfaces 24a formed by these block wall materials 24 are parallel and the back side faces each other. At this time, as shown in FIG. 5, the protrusion 14 of the other block wall member 24 is inserted into the central space 18 and the common space 20 of one block wall member 24, thereby reducing the thickness of the formed wall. Moreover, as shown in FIG. 6, it is also possible to construct a thick wall by making these protrusions 14 face each other.
[0021]
That is, the thickness of the wall constructed using this block 10 is not determined by the depth dimension of the block 10, and the thickness can be freely set by appropriately setting the interval between the block wall materials 24 forming the front and back wall surfaces. Can be changed. For this reason, it is not necessary to provide the blocks 10 corresponding to various wall thicknesses, and it is only necessary to prepare the blocks 10 having the same dimensions, so that the cost can be reduced.
[0022]
In this way, between the two block wall members 24 facing the back side, a central space 18 and a common space 20 that communicate in the vertical direction are formed, and a space 22 that communicates in the left and right direction is also formed. After the reinforcing bars 26 are arranged vertically and horizontally in these spaces 18, 20, 22, a grout material is placed between the block wall materials 24. By hardening the grout material that has been placed, not only between the opposing block wall materials 24, but also the upper and lower block rows 10a, 10b, 10c that are arranged shifted in the left-right direction are firmly fixed together with the reinforcing bars 26, which is high. A wall with strength and rigidity can be constructed and applied as a seismic wall.
[0023]
Further, since the protrusion 14 of the block 10 also functions as a reinforcing material for the block main body 12, even if the block main body 12 is formed thinner than the conventional block, it can sufficiently withstand the pressure acting when the grout material is placed. It has sufficient strength and can prevent deformation.
[0024]
When reinforcing an existing wall using the block 10, a plurality of anchors 30 are driven into appropriate positions on the outer surface of the existing wall 28 as shown in FIG. And the block wall material 24 is constructed by the assembling method so that the anchor 30 enters between the protrusions 14 of the block 10. At this time, similarly to the construction of the wall, reinforcing bars 26 are arranged in the central space 18 and the common space 20 communicating in the vertical direction and the space 22 communicating in the horizontal direction, and the existing wall 28 and the block wall material are arranged. A grout material is placed between 24 and 24. As the grout material is hardened, the existing wall 28 and the block wall material 24 are fixed together and the existing wall 28 is reinforced. In particular, since the anchor 30 driven into the existing wall 28 enters and is fixed between the protrusions 14 of the block 10, the adhesion between the existing wall 28 and the block wall material 24 is ensured and can be reinforced with high strength. For this reason, it becomes possible to make the existing wall 28 function as a seismic wall.
[0025]
【Effect of the invention】
As described above, in the concrete block shown in claim 1 of the present invention, the projecting side of the concrete block can be opposed to each other or can be arranged to face the existing wall side. By placing the grout material, adhesion between both concrete blocks can be ensured.
Moreover, it can respond to arbitrary wall thickness by setting the space | interval of the concrete block made to oppose suitably, and can reduce cost by unifying the dimension of a concrete block.
[0026]
Further, in the second aspect of the present invention, since a space communicating vertically and horizontally is provided on the back side of the concrete block, it is possible to construct a reinforced concrete wall having sufficient strength by arranging reinforcing bars inside the constructed wall. it can.
[0027]
According to the third aspect of the present invention, since the surfaces of the concrete blocks constituting both surfaces of the wall are made to face each other so as to face each other, a wall having a desired wall thickness can be constructed. Further, since the grout material is placed between the concrete blocks from which the protrusions protrude, the concrete blocks can be easily attached to each other, and a wall having high strength can be constructed integrally.
[0028]
In claim 4, since the anchor driven into the existing wall enters between the protrusions of the concrete block and is fixed with the grout material, adhesion of the concrete block to the existing wall can be ensured, and sufficient strength is provided. Reinforcement can be realized.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view of a concrete block showing an embodiment of the present invention.
2 is a rear view of FIG. 1. FIG.
FIG. 3 is a side view of FIG. 2;
FIG. 4 is a perspective view showing a state in which the concrete blocks of the present invention are stacked.
FIG. 5 is a configuration diagram showing an embodiment of a wall construction method using a concrete block of the present invention, in which (a) is a plan view (b) is a side view.
FIG. 6 is a structural view showing a modification of the wall construction method using the concrete block of the present invention, wherein (a) is a plan view (b) is a side view.
FIG. 7 is a configuration diagram showing an embodiment of a wall reinforcing method using a concrete block of the present invention, wherein (a) is a plan view (b) is a side view.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 Concrete block 10a, 10b, 10c Block row | line | column 12 Block main body 14 Protrusion 16 Recess 18 Central space 20 Shared space 24 Block wall material 26 Reinforcement 28 Existing wall 30 Anchor

Claims

コンクリートブロックを組積して耐震壁を構築する方法であって、
前記コンクリートブロックは、ブロック本体と、該ブロック本体の一面から突出する突部とを備え、前記ブロック本体が前記突部の片側のみに設けられ、前記突部の下側には該突部を挟む両側の空間を連通させる凹部が形成されており、
構築されるべき前記耐震壁の一方の面と他方の面とを夫々前記ブロック本体が構成する前記コンクリートブロックを、前記ブロック本体の前記突部側の面が互いに対向し、それらの間に、縦方向に連通する空間と、壁厚方向に並んで対をなす前記凹部が横方向に連続してなり、壁厚方向に並んで対をなし、夫々横方向に連通する空間とが形成されるように組積すると共に、前記縦方向に連通する空間に縦筋を、壁厚方向に並んで対をなす前記横方向に連通する空間の夫々に横筋を配筋した後、前記縦方向に連通する空間及び壁厚方向に並んで対をなす前記横方向に連通する空間の夫々にグラウト材を打設することを特徴とする耐震壁の構築方法。A method of constructing a shear wall and masonry co down cleat block,
The concrete block includes a block main body and a protrusion protruding from one surface of the block main body, the block main body is provided only on one side of the protrusion, and the protrusion is sandwiched below the protrusion. A recess that connects the space on both sides is formed,
The concrete block and one surface and the other surface of the shear wall to be build the respective said block body constituting the projection-side surface of the block body are opposed to each other, between them, A space that communicates in the vertical direction and a pair of the recesses that are lined up in the wall thickness direction are continuous in the horizontal direction to form a pair that line up in the wall thickness direction and communicate in the horizontal direction. The vertical streaks are arranged in the space communicating in the vertical direction, and the horizontal streaks are arranged in each of the laterally communicating spaces arranged in pairs in the wall thickness direction, and then communicated in the vertical direction. A method for constructing a seismic wall, characterized in that a grout material is placed in each of the space and the space communicating in the lateral direction that form a pair side by side in the wall thickness direction.

コンクリートブロックを組積して構築された耐震壁であって、
前記コンクリートブロックは、ブロック本体と、該ブロック本体の一面から突出する突部とを備え、前記ブロック本体が前記突部の片側のみに設けられ、前記突部の下側には該突部を挟む両側の空間を連通させる凹部が形成されており、
構築された前記耐震壁の一方の面と他方の面とを夫々前記ブロック本体が構成する前記コンクリートブロックが、前記ブロック本体の前記突部側の面が互いに対向し、それらの間に、縦方向に連通する空間と、壁厚方向に並んで対をなす前記凹部が横方向に連続してなり、壁厚方向に並んで対をなし、夫々横方向に連通する空間とが形成されるように組積され、
前記縦方向に連通する空間に縦筋が、壁厚方向に並んで対をなす前記横方向に連通する空間の夫々に横筋が配筋され、
前記縦方向に連通する空間及び壁厚方向に並んで対をなす前記横方向に連通する空間の夫々にグラウト材が打設されていることを特徴とする耐震壁。A shear walls built with masonry co down cleat block,
The concrete block includes a block main body and a protrusion protruding from one surface of the block main body, the block main body is provided only on one side of the protrusion, and the protrusion is sandwiched below the protrusion. A recess that connects the space on both sides is formed,
It said concrete block and one surface and the other surface was built on the shear wall is respectively the block body constituting the said projection-side surface of the block body are opposed to each other, between them, vertical A space that communicates in the direction and a pair of the recesses that are arranged in pairs in the wall thickness direction are continuous in the lateral direction, and are formed in pairs in the wall thickness direction, each communicating in the lateral direction. Built into
Longitudinal streaks are arranged in the spaces communicating in the vertical direction, and horizontal streaks are arranged in each of the spaces communicating in the lateral direction that form a pair in the wall thickness direction,
A seismic wall characterized in that a grout material is placed in each of the space communicating in the vertical direction and the space communicating in the lateral direction forming a pair in line in the wall thickness direction.

コンクリートブロックを組積して壁を耐震補強する方法であって、
前記コンクリートブロックは、ブロック本体と、該ブロック本体の一面から突出する突部とを備え、前記ブロック本体が前記突部の片側のみに設けられ、前記突部の下側には該突部を挟む両側の空間を連通させる凹部が形成されており、
既存壁面にアンカーを打ち込み、前記コンクリートブロックを、前記ブロック本体の前記突部側の面が前記既存壁面と対向し、それらの間に、縦方向に連通する空間と、前記凹部が横方向に連続してなり、横方向に連通する空間とが形成されるように組積すると共に、前記縦方向に連通する空間に縦筋を、前記横方向に連通する空間に横筋を配筋した後、前記縦方向に連通する空間及び前記横方向に連通する空間にグラウト材を打設することを特徴とする壁の耐震補強方法。 Walls and masonry co down cleat block A method of seismic retrofitting,
The concrete block includes a block main body and a protrusion protruding from one surface of the block main body, the block main body is provided only on one side of the protrusion, and the protrusion is sandwiched below the protrusion. A recess that connects the space on both sides is formed,
An anchor is driven into an existing wall surface, and the concrete block has a surface in which the projecting side of the block body faces the existing wall surface, and a space communicating in the vertical direction therebetween, and the concave portion continues in the horizontal direction. And assembling so that a space communicating in the horizontal direction is formed, and after arranging a vertical line in the space communicating in the vertical direction and a horizontal line in the space communicating in the horizontal direction, A method for seismic reinforcement of a wall, characterized by placing a grout material in a space communicating in the vertical direction and a space communicating in the horizontal direction.

コンクリートブロックを組積して補強した壁の耐震補強構造であって、
前記コンクリートブロックは、ブロック本体と、該ブロック本体の一面から突出する突部とを備え、前記ブロック本体が前記突部の片側のみに設けられ、前記突部の下側には該突部を挟む両側の空間を連通させる凹部が形成されており、
既存壁面にアンカーが打ち込まれ、
前記コンクリートブロックが、前記ブロック本体の前記突部側の面が前記既存壁面と対向し、それらの間に、縦方向に連通する空間と、前記凹部が横方向に連続してなり、横方向に連通する空間とが形成されるように組積され、
前記縦方向に連通する空間に縦筋が、前記横方向に連通する空間に横筋が配筋され、
前記縦方向に連通する空間及び前記横方向に連通する空間にグラウト材が打設されていることを特徴とする壁の耐震補強構造。 Co down cleat blocks A seismic reinforcement structure reinforcing walls and masonry,
The concrete block includes a block main body and a protrusion protruding from one surface of the block main body, the block main body is provided only on one side of the protrusion, and the protrusion is sandwiched below the protrusion. A recess that connects the space on both sides is formed,
An anchor is driven into the existing wall,
In the concrete block, the surface of the block main body on the side of the projecting portion faces the existing wall surface, and a space communicating between them in the vertical direction and the concave portion are continuous in the horizontal direction. It is stacked so that a communicating space is formed,
A vertical streak is arranged in the space communicating in the vertical direction, and a horizontal streak is arranged in the space communicating in the horizontal direction,
An anti-seismic reinforcement structure for a wall, characterized in that a grout material is placed in the space communicating in the vertical direction and the space communicating in the horizontal direction.