JP4896565B2 - 乾燥炭化システム - Google Patents

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Description

本発明は、脱水汚泥などの有機系廃棄物を熱分解して炭化処理する乾燥炭化システムに関する。
汚泥等の有機系廃棄物を乾燥・炭化するシステムでは、有機系廃棄物を熱分解炉に投入し、これを低酸素状態で加熱して、熱分解ガスである可燃性の乾留ガスと炭化物である熱分解残渣とに分離して排出するようにしている。この場合、炭化工程で発生した乾留ガスを燃焼させ、炭化工程における熱分解炉の熱源とすることは良く知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2003−183665号公報 特開2003−340496号公報
この場合、乾留ガスの発生量は、汚泥等の有機系廃棄物の含水率や性状変化等によってばらつきが生じる。このため、発生した乾留ガスだけでは炭化工程を維持できない場合がある。このような場合、補助燃料による追い炊きが必要となる。
本発明の目的は、効率的に炭化処理することにより、汚泥等の有機系廃棄物の含水率や性状等が変化しても補助燃料による追炊きをほとんど必要とせず、発生した乾留ガスにより炭化工程を維持できるエネルギー効率の高い乾燥炭化システムを提供することにある。
本発明の乾燥炭化システムは、投入された有機系廃棄物を低酸素状態で加熱して熱分解し、熱分解ガスと熱分解残渣とに分離して排出する熱分解炉と、この熱分解炉からの熱分解ガス及び必要に応じて補助燃料を導入して燃焼用空気と共に燃焼させ、その燃焼熱で前記熱分解炉を加熱する加熱炉と、前記熱分解炉に投入される有機系廃棄物を加熱してその含水率を低下させる乾燥機と、前記加熱炉から排出される燃焼排ガスの熱エネルギーを回収する熱交換器とを備え、前記熱交換器として、乾燥機と熱分解炉の投入部との間に設けられ、加熱炉から排出される燃焼排ガスを熱源として前記乾燥機で乾燥された廃棄物を予熱するプレヒータを用いることを特徴とする
また、本発明では、投入される有機系廃棄物の含水率や投入量、発熱量を計測する計測手段、補助燃料の温度や流量を計測する計測手段、熱分解ガスの温度や流量を計測する計測手段、燃焼用空気の温度や流量を計測する計測手段、熱分解残渣の発生量や温度を計測する計測手段、及び燃焼排ガスの温度や流量を計測する計測手段をそれぞれ設け、これら計測手段による計測値から有機系廃棄物、補助燃料、熱分解ガス、及び燃焼用空気の保有熱量の総和を熱分解炉及び加熱炉からなる炭化炉への入熱として求め、前記熱分解ガス、熱分解残渣、及び燃焼排ガスの保有熱量の総和を前記炭化炉からの出熱として求め、これら入熱と出熱の熱収支から、補助燃料を使うことなく発生した熱分解ガスの燃焼だけで有機系廃棄物を熱分解することのできる有機系廃棄物の投入量と含水率との関係を算出する演算装置を設け、さらに、前記有機系廃棄物の含水率計測値を用い、上記演算装置により求められた有機系廃棄物の投入量と含水率との関係から、有機系廃棄物の投入量を、補助燃料を使うことなく発生した熱分解ガスの燃焼だけで有機系廃棄物を熱分解することのできる投入量に制御する制御装置を設けるとよい。
また、本発明では、制御装置は、有機系廃棄物の投入量計測値を用い、上記演算装置により求められた有機系廃棄物の投入量と含水率との関係から、有機系廃棄物の含水率を、補助燃料を使うことなく発生した熱分解ガスの燃焼だけで有機系廃棄物を熱分解することのできる含水率に制御する構成でもよい。
また、本発明では、演算装置は、炭化炉への入熱と出熱の熱収支から、補助燃料を使うことなく発生した熱分解ガスの燃焼だけで有機系廃棄物を熱分解することのできる有機系廃棄物の投入量と発熱量との関係を算出し、制御装置は、有機系廃棄物の発熱量計測値を用い、上記演算装置により求められた有機系廃棄物の投入量と発熱量との関係から、有機系廃棄物の投入量を、補助燃料を使うことなく発生した熱分解ガスの燃焼だけで有機系廃棄物を熱分解することのできる投入量に制御する構成でもよい。
本発明によれば、炭化工程で生じる加熱用燃焼排ガスの熱量を回収することにより高いエネルギー効率を得ることができる。また、入熱と出熱の熱収支から、補助燃料を使うことなく、発生した熱分解ガスの燃焼だけで有機系廃棄物を熱分解する、有機系廃棄物の投入量と含水率との関係又は投入量と発熱量との関係を求めることにより、補助燃料を要しない、いわゆる自燃運転を行なうこともできる。
以下、本発明による乾燥炭化システムの一実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
まず、図1で示す実施の形態を説明する。図1において、2は本システムの主体となる熱分解炉で、後述する乾燥機1を経て投入された有機系廃棄物を低酸素状態で加熱して熱分解し、熱分解ガス(可燃性の乾留ガス)23と熱分解残渣(炭化物)13とに分離して排出する。3は加熱炉で、熱分解炉2からの熱分解ガス23及び補助燃料22を導入して燃焼用空気24と共に燃焼させ、その燃焼熱で熱分解炉2を加熱する。これら熱分解炉2及び加熱炉3の組み合わせを炭化炉8と呼ぶ。
前記乾燥機1は、熱分解炉2に投入される有機系廃棄物を加熱して乾燥させ、その含水率を低下させる。例えば、有機系廃棄物が脱水汚泥の場合、乾燥前の汚泥11は、一般に含水率85%程度であるが、乾燥機1を減ることにより含水率50%程度の乾燥汚泥12となる。4aは熱交換器(この例では、廃熱ボイラ)で、加熱炉3から排出される燃焼排ガスの熱エネルギーを回収する。この熱交換器として用いられる廃熱ボイラ4aは、水26を導入して蒸気27を発生させ、この発生した蒸気を乾燥機1の熱源として供給する。乾燥機1では図示しない加熱ジャケットに廃熱ボイラ4aからの蒸気が供給され、汚泥を加熱し乾燥させる。この乾燥により生じた蒸気21は外部に排出される。
上記構成において乾燥機1は、有機系廃棄物(例えば、脱水汚泥)11を乾燥し、乾燥廃棄物(乾燥汚泥)12と蒸気21に分離する。乾燥廃棄物12は、熱分解炉2に投入され、低酸素状態で、加熱炉3により外部から間接的に加熱され、熱分解する。その結果、熱分解残渣(炭化物)13と可燃性の熱分解ガス(乾留ガス)23とに分離される。加熱炉3の燃料には、熱分解炉2で発生した熱分解ガス23を用いる。この他に、機器の立ち上げ時等で熱分解ガス23のみでは十分な燃焼が得られない場合など、必要に応じて補助燃料22を使用する。
加熱炉3の燃焼排ガス25から熱エネルギーを回収する熱交換器として廃熱ボイラ4aが設けられており、この廃熱ボイラ4aに供給された水26は排ガス25の熱により蒸気27に変換され、乾燥機1に供給される。
本実施の形態では、有機系廃棄物11中の水分は乾燥機1で蒸気21として分離排出されるため、熱分解炉2で蒸発する蒸気量がその分減少する。このため、熱分解炉2で発生する熱分解ガス23が蒸発で希釈される度合いが少なくなり、発熱量が向上する。また、加熱器3からの燃焼排ガス25の持つ熱エネルギーは蒸気として回収され、乾燥機1の熱源に利用可能となる。
このように、熱分解ガス23の発熱量が向上するので、補助燃料22はほとんど必要なく、その消費量が大幅に減少する。また、従来外部燃料により生成していた蒸気を自己の排ガスのエネルギーで賄えるため、エネルギー効率が向上し乾燥機1のランニングコストを低減することができる。
次に、図2で示す実施の形態を説明する。なお、図1で示した構成と同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
この実施の形態では、加熱炉3の燃焼排ガス25からエネルギーを回収する熱交換器として空気熱交換器4bを用いている。この空気熱交換器4bは燃焼用空気24の予熱器として用いられており、空気予熱器4bに供給された空気28は排ガス25の熱により高温空気29に変換され、加熱炉3の燃焼用空気24として供給される。
この実施の形態では、燃焼排ガス25の持つ熱エネルギーは顕熱として回収され、加熱炉3への入熱が増加する。すなわち、高温空気の顕熱分、加熱炉3への入熱が増加するため、熱分解ガス23の消費量を減少させることが可能となる。したがって、補助燃料22を用いることなく、発生した熱分解ガス23のみを燃料として炭化する自燃運転可能領域が広がる。
次に、図3で示す実施の形態を説明する。ここでも、図1及び図2で示した構成と同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
この実施の形態では加熱炉3の燃焼排ガス25からエネルギーを回収する熱交換器として、乾燥廃棄物12を予熱するプレヒータ4cを用い、これを熱分解炉2前段に設ける。すなわち、乾燥機1で乾燥された乾燥廃棄物を、プレヒータ4cにより排ガス25の熱で加熱し、水分をさらに減少させる。
この実施の形態では、熱分解炉2へ供給される乾燥汚泥の含水率がさらに一層低下する。このように乾燥廃棄物の含水率が一層減少するため、補助燃料22を用いることなく発生した熱分解ガス23のみを燃料として炭化する自燃運転可能領域が広がる。
また、図示していないが、乾燥機1の前段には、一般に有機系廃棄物11の沈降工程が設けられている。そこで、加熱炉2から排出される燃焼排ガスの全部または一部をこの沈降工程に加熱源として加え、水熱反応により沈降性を高め、有機系廃棄物11の含水率を予め低下させるようにしてもよい。
この場合も、熱分解炉2へ供給される乾燥汚泥の含水率が減少するため、補助燃料22を用いることなく発生した熱分解ガス23のみを燃料として炭化する自燃運転可能領域が広がる。
次に、図4乃至図6で示す実施の形態を説明する。なお、ここでも図1,2,3と同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
この実施の形態は、炭化炉8の上述した自燃運転に関するものである。図4において、熱分解炉2は、その入口部(図示左端部)に、乾燥廃棄物12の投入量を調整可能な供給装置5を持っている。また、出口側(図示右側)には、熱分解炉2から排出された熱分解残渣13を搬送する残渣排出装置7がもうけられている。
加熱炉3には燃焼用のバーナ6が設けられている。このバーナ6には、燃料として熱分解炉2で生成された熱分解ガス23及びプロパンガスなどの補助燃料22、さらには燃焼用空気24がそれぞれ供給可能に構成されている。
熱分解炉2内に投入される乾燥廃棄物12に対しては、その含水率や投入量、発熱量を計測する計測手段101が設けられている。また、熱分解炉2に対しては、その内部の温度を計測する計測手段102が設けられている。また、加熱炉3に対しても、その内部の温度を計測する計測手段103が設けられている。さらに、熱分解残渣13の発生量や温度を計測する計測手段106、熱分解炉2で発生する熱分解ガス23の温度と流量を計測する計測手段107、補助燃料22の温度や流量を計測する計測手段108、燃焼用空気24の温度や流量を計測する計測手段109、がそれぞれ設けられている。
104は演算装置で、上述した各計測手段により計測され、収集された運転データからプラント(炭化システム8)のエネルギー収支を計算する。105は制御装置で、演算装置104からのデータをもとにプラントを制御する。これらの演算及び制御機能については以下説明する。
図4に示す炭化炉8への入熱は、乾燥廃棄物12と補助燃料22と熱分解ガス23と燃焼用空気24の保有熱量の総和となり、計測手段101、107,108,109で採取したデータをもとに演算装置104にて計算される。一方、炭化炉8からの出熱は、熱分解ガス23と熱分解残渣13と排ガス25の保有熱量の総和となり、計測手段102,106,107で採取したデータをもとに演算装置104にて計算される。そして、これら入熱と出熱の熱収支から、補助燃料22を使うことなく発生した熱分解ガス23の燃焼だけで乾燥廃棄物12を熱分解する(自燃)ことのできる乾燥廃棄物12の投入量と含水率との関係、または乾燥廃棄物12の投入量と発熱量との関係が、演算装置104にて算出される。
図5は、乾燥廃棄物12の投入量と含水率との関係を自燃可能な範囲で表した図である。すなわち、上述した熱収支に基くバランス計算により、投入される乾燥廃棄物12について、ある含水率のもとで自燃可能な最低限の投入量を求め、これをプロットしたものが図示曲線である。したがって、この曲線より上側の投入量では、補助燃料22無しの自燃により乾燥廃棄物12を熱分解できる。図5から明らかなように、熱分解炉2に投入される乾燥廃棄物12の含水率が低ければ、投入量が少なくても自燃することができるが、含水率が高い場合は、多くの乾燥廃棄物を投入して熱分解ガスの発生量を多くしないと自燃することができないことをあらわしている。
そこで、上述した投入量と含水率との関係を用い、計測手段101により計測した乾燥廃棄物12の含水率から、演算装置104において自燃に必要な乾燥廃棄物12の投入量を算出し、制御装置105で供給装置5を制御して自燃範囲に収まるように投入量を調整することができる。また逆に、計測手段101により乾燥廃棄物12の投入量を計測し、この乾燥廃棄物12の投入量から、演算装置104によって自燃に必要な乾燥廃棄物12の含水率を算出し、制御装置105で乾燥機1の運転を制御して、自燃範囲に収まるように乾燥廃棄物12の含水率を調整することができる。
図6は、乾燥廃棄物12の投入量と発熱量との関係を自燃可能な範囲で表した図である。すなわち、上述した熱収支に基くバランス計算により、投入される乾燥廃棄物12について、その発熱量に対する自燃可能な最低限の投入量を求め、これをプロットしたものが図示曲線である。したがって、この曲線より上側の投入量では、補助燃料22無しの自燃により乾燥廃棄物12を熱分解できる。図6から明らかなように、熱分解炉2に投入される乾燥廃棄物12の発熱量が低ければ、多くの乾燥廃棄物12を投入してもなかなか自燃することができない。しかし、発熱量が高い場合は、乾燥廃棄物12の投入量が少なくても多くの多くの熱量を生じるので、補助燃料22を要することなく自然により乾燥廃棄物12を熱分解することができる。
乾燥廃棄物12の発熱量はこの乾燥廃棄物12の組成などから求めることができ、計測手段101によりオンラインで計測することも可能である。したがって、図6で示した投入量と発熱量との関係を用い、計測手段101により計測した乾燥廃棄物12の発熱量から、演算装置104によって自燃に必要な乾燥廃棄物12の投入量を算出し、制御装置105で供給装置5を制御して自燃範囲に収まるように投入量を調整することができる。
このように各計測値を演算し、それに基いて制御すれば、乾燥廃棄物の含水率、投入量、発熱量が変動しても、それに追従し自燃範囲にプラント状態を維持することができるので、ランニングコストを低減することができる。
なお、図4において、熱分解炉2内への供給装置5に空気投入装置9を設け、熱分解炉2内へ投入される空気量を調整するように構成すると、熱分解炉2内の酸素濃度を制御することが可能となるため、熱分解炉2内における乾燥廃棄物中の炭素等、可燃物の燃焼割合を調節でき、熱分解残渣13の性状を制御できる。したがって、熱分解残渣(炭化物)13のリサイクル用途に応じて炭素や灰分の含有量を調節できる。
本発明による乾燥炭化システムの一実施の形態を示すブロック構成図である。 本発明による乾燥炭化システムの他の実施の形態を示すブロック構成図である。 本発明による乾燥炭化システムのさらに他の一実施の形態を示すブロック構成図である。 本発明による乾燥炭化システムの一実施の形態における演算・制御部分を示すブロック構成図である。 図4のシステムにより求められた乾燥廃棄物の、自燃可能な投入量と含水率との関係を表す特性図である。 図4のシステムにより求められた乾燥廃棄物の、自燃可能な投入量と発熱量との関係を表す特性図である。
符号の説明
1 乾燥機
2 熱分解炉
3 加熱炉
4 熱交換器
4a 廃熱ボイラ
4b 空気熱交換器
4c プレヒータ
8 炭化炉
12 乾燥廃棄物
13 熱分解残渣(炭化物)
22 補助燃料
23 熱分解ガス
24 燃焼用空気
25 燃焼排ガス
101,102,103,106,107,108,109 計測手段
104 演算装置
105 制御装置

Claims (4)

  1. 投入された有機系廃棄物を低酸素状態で加熱して熱分解し、熱分解ガスと熱分解残渣とに分離して排出する熱分解炉と、
    この熱分解炉からの熱分解ガス及び必要に応じて補助燃料を導入して燃焼用空気と共に燃焼させ、その燃焼熱で前記熱分解炉を加熱する加熱炉と、
    前記熱分解炉に投入される有機系廃棄物を加熱してその含水率を低下させる乾燥機と、
    前記加熱炉から排出される燃焼排ガスの熱エネルギーを回収する熱交換器とを備え
    前記熱交換器として、乾燥機と熱分解炉の投入部との間に設けられ、加熱炉から排出される燃焼排ガスを熱源として前記乾燥機で乾燥された廃棄物を予熱するプレヒータを用いる
    ことを特徴とする乾燥炭化システム。
  2. 投入される有機系廃棄物の含水率や投入量、発熱量を計測する計測手段、補助燃料の温度や流量を計測する計測手段、熱分解ガスの温度や流量を計測する計測手段、燃焼用空気の温度や流量を計測する計測手段、熱分解残渣の発生量や温度を計測する計測手段、及び燃焼排ガスの温度や流量を計測する計測手段をそれぞれ設け、
    これら計測手段による計測値から有機系廃棄物、補助燃料、熱分解ガス、及び燃焼用空気の保有熱量の総和を熱分解炉及び加熱炉からなる炭化炉への入熱として求め、前記熱分解ガス、熱分解残渣、及び燃焼排ガスの保有熱量の総和を前記炭化炉からの出熱として求め、これら入熱と出熱の熱収支から、補助燃料を使うことなく発生した熱分解ガスの燃焼だけで有機系廃棄物を熱分解することのできる有機系廃棄物の投入量と含水率との関係を算出する演算装置を設け、
    さらに、前記有機系廃棄物の含水率計測値を用い、上記演算装置により求められた有機系廃棄物の投入量と含水率との関係から、有機系廃棄物の投入量を、補助燃料を使うことなく発生した熱分解ガスの燃焼だけで有機系廃棄物を熱分解することのできる投入量に制御する制御装置を設けた
    ことを特徴とする請求項1に記載の乾燥炭化システム。
  3. 投入される有機系廃棄物の含水率や投入量、発熱量を計測する計測手段、補助燃料の温度や流量を計測する計測手段、熱分解ガスの温度や流量を計測する計測手段、燃焼用空気の温度や流量を計測する計測手段、熱分解残渣の発生量や温度を計測する計測手段、及び燃焼排ガスの温度や流量を計測する計測手段をそれぞれ設け、
    これら計測手段による計測値から前記有機系廃棄物、補助燃料、熱分解ガス、及び燃焼用空気の保有熱量の総和を熱分解炉及び加熱炉からなる炭化炉への入熱として求め、前記熱分解ガス、熱分解残渣、及び燃焼排ガスの保有熱量の総和を前記炭化炉からの出熱として求め、これら入熱と出熱の熱収支から、補助燃料を使うことなく発生した熱分解ガスの燃焼だけで有機系廃棄物を熱分解することのできる有機系廃棄物の投入量と含水率との関係を算出する演算装置を設け、
    さらに、前記有機系廃棄物の投入量計測値を用い、上記演算装置により求められた有機系廃棄物の投入量と含水率との関係から、有機系廃棄物の含水率を、補助燃料を使うことなく発生した熱分解ガスの燃焼だけで有機系廃棄物を熱分解することのできる含水率に制御する制御装置を設けた
    ことを特徴とする請求項1に記載の乾燥炭化システム。
  4. 投入される有機系廃棄物の含水率や投入量、発熱量を計測する計測手段、補助燃料の温度や流量を計測する計測手段、熱分解ガスの温度や流量を計測する計測手段、燃焼用空気の温度や流量を計測する計測手段、熱分解残渣の発生量や温度を計測する計測手段、及び燃焼排ガスの温度や流量を計測する計測手段をそれぞれ設け、
    これら計測手段による計測値から前記有機系廃棄物、補助燃料、熱分解ガス、及び燃焼用空気の保有熱量の総和を熱分解炉及び加熱炉からなる炭化炉への入熱として求め、前記熱分解ガス、熱分解残渣、及び燃焼排ガスの保有熱量の総和を前記炭化炉からの出熱として求め、これら入熱と出熱の熱収支から、補助燃料を使うことなく発生した熱分解ガスの燃焼だけで有機系廃棄物を熱分解することのできる有機系廃棄物の投入量と発熱量との関係を算出する演算装置を設け、
    さらに、前記有機系廃棄物の発熱量計測値を用い、上記演算装置により求められた有機系廃棄物の投入量と発熱量との関係から、有機系廃棄物の投入量を、補助燃料を使うことなく発生した熱分解ガスの燃焼だけで有機系廃棄物を熱分解することのできる投入量に制御する制御装置を設けた
    ことを特徴とする請求項1に記載の乾燥炭化システム。
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