JP4889103B2 - 液滴吐出装置および液滴吐出方法 - Google Patents

液滴吐出装置および液滴吐出方法 Download PDF

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Description

本発明はサテライト滴の発生を防止しつつ微小な液滴を吐出することができる液滴吐出装置および液滴吐出方法に関する。
液滴を吐出するノズルと、ノズルに連通する圧力室と、圧力室に連通する液体供給口と、圧力室の容積を変化させる圧電素子と、圧電素子に対して駆動信号を与える駆動手段とを備えた液滴吐出装置が知られている。
圧電素子に対して与えられる駆動信号は、圧力室を膨張させるプル信号(「Pull」と表記することもある)、および、圧力室を収縮させるプッシュ信号(「Push」と表記することもある)を含んで構成されている。
微小液滴の吐出を行う場合には、一般に、Pull-Push-Pull波形が用いられる。また、特許文献1には、Push-Pull-Push-Push-Pull波形を用いて液滴の吐出を行うようにしたものが記載されている。また、特許文献2には、Pull-Push-Pull-Pull波形を用いて液滴の吐出を行うようにしたものが記載されている。
特許第3711443号公報(特に図3) 特開2004−142448号公報(特に図5)
微小液滴を吐出させる場合には、一般に、Pull-Push-Pull波形が用いられてきたが、この波形を用いて高粘度のインクを吐出しようとすると、長い尾引きが出来てしまい、不安定なサテライト滴が発生してしまうという課題がある。例えば、20cP以上の高粘度の液体を、1pl以下の微小液滴として、サテライト滴なく吐出することは困難であった。
図12は、Pull-Push-Pull波形からなる駆動信号が圧電素子に付与されたことによって圧力室内のインクに発生する圧力P(インク発生圧力)の変動96を示す。図12において、時刻t=0は第1のプル信号の開始時刻、時刻t=(1/2)・Tcはプッシュ信号の開始時刻、時刻t=Tcは第2のプル信号の開始時刻になっている。時刻t=0から時刻t=(3/2)・Tcにかけてインク発生圧力Pの振幅が増していき、高速度でインク滴が吐出される一方で、時刻t=(3/2)・Tc以降、振幅の大きな振動が残留してしまう。
模式図を用いて説明すると、図13(A)に示すように、ノズル51からノズル51の径よりも大きな径を有するインク滴94が吐出されるが、長い尾92が引いた状態となり、このような長い尾92に因って、図13(B)に示すように、どうしてもサテライト滴95が発生してしまう。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、サテライト滴の発生を防止しつつ微小液滴を吐出することができる液滴吐出装置および液滴吐出方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、液滴を吐出するノズル、前記ノズルに連通する圧力室、前記圧力室に連通する液体供給口、および、前記圧力室の容積を変化させる圧電素子からなる吐出素子と、前記圧電素子に対して駆動信号を付与する駆動手段とを備え、前記駆動信号は、前記圧力室を膨張させて前記ノズルのメニスカスを凹形状にする第1の信号要素と、前記圧力室を収縮させて前記ノズルのメニスカスを凸形状にする第2の信号要素と、前記圧力室を膨張させて前記ノズルの凸形状のメニスカスから液滴を生成する第3の信号要素と、前記圧力室を膨張させて前記ノズルのメニスカスの残留振動を制動する第4の信号要素と、を含んで構成され、前記駆動手段は、前記吐出素子に液体が充填されて構成される系の共振周期をTcとしたとき、前記第1の信号要素の開始時刻t1、前記第2の信号要素の開始時刻t2、前記第3の信号要素の開始時刻t3および前記第4の信号要素の開始時刻t4の各間隔|t1−t2|、|t2−t3|、|t3−t4|をいずれもTc/2とし、かつ、前記第1の信号要素の振幅A1、前記第2の信号要素の振幅A2、前記第3の信号要素の振幅A3および前記第4の信号要素の振幅A4の比A1:A2:A3:A4が、前記吐出素子に液体が充填されて構成される系の減衰係数αと自然対数の底eとを用いて指数で表したとき、e α・π/2 :(e α・π/2 - e −α・π/2 ):(e α・π/2 - e −α・π/2 ):e −α・π/2 である前記駆動信号を前記圧電素子に付与することを特徴とする液滴吐出装置を提供する。
この発明によれば、第1のプル信号の開始時刻t1から第3のプル信号の開始時刻t4まで圧力室内の液体の圧力変動を一定の振幅を有する正弦波形状としたことにより、圧力室内の液体に必要以上の圧力をかけなくても、すなわち従来と比較して小さな吐出速度でメニスカスから液滴を生成できるので、液滴から長い尾引きが発生することを防止してサテライト滴の発生を防止しつつ微小液滴を吐出することができる。また、第4の信号要素によってメニスカスの残留振動が制動されるので、吐出速度が小さくても、液滴がメニスカスへ引き戻されることなく確実に飛翔することになる。
ここで、減衰係数αは、ノズルと圧力室と液体供給口と圧電素子とからなる吐出素子に液体が充填されて構成される系において、圧電素子にパルス波形(パルス状電圧)を与えたときに、圧力室内の液体に発生する圧力の減衰自由振動波形の振幅比の自然対数である。
請求項に記載の発明は、液滴を吐出するノズル、前記ノズルに連通する圧力室、前記圧力室に連通する液体供給口、および、前記圧力室の容積を変化させる圧電素子からなる吐出素子を用いて、前記ノズルから液滴を吐出する液滴吐出方法であって、前記圧電素子に対して与える駆動信号は、前記圧力室を膨張させて前記ノズルのメニスカスを凹形状にする第1の信号要素と、前記圧力室を収縮させて前記ノズルのメニスカスを凸形状にする第2の信号要素と、前記圧力室を膨張させて前記ノズルの凸形状のメニスカスから液滴を生成する第3の信号要素と、前記圧力室を膨張させて前記ノズルのメニスカスの残留振動を制動する第4の信号要素と、を含んで構成され、前記吐出素子に液体が充填されて構成される系の共振周期をTcとしたとき、前記第1の信号要素の開始時刻t1、前記第2の信号要素の開始時刻t2、前記第3の信号要素の開始時刻t3および前記第4の信号要素の開始時刻t4の各間隔|t1−t2|、|t2−t3|、|t3−t4|をいずれもTc/2とし、かつ、前記第1の信号要素の振幅A1、前記第2の信号要素の振幅A2、前記第3の信号要素の振幅A3および前記第4の信号要素の振幅A4の比A1:A2:A3:A4が、前記吐出素子に液体が充填されて構成される系の減衰係数αと自然対数の底eとを用いて指数で表したとき、e α・π/2 :(e α・π/2 - e −α・π/2 ):(e α・π/2 - e −α・π/2 ):e −α・π/2 である前記駆動信号を前記圧電素子に付与することを特徴とする液滴吐出方法を提供する。
本発明によれば、サテライト滴の発生を防止しつつ微小液滴を吐出することができる。
以下、添付図面に従って、本発明の実施形態について、詳細に説明する。
図1は、本発明に係る液滴吐出装置の一例としての画像形成装置10の全体構成を示すブロック図である。
図1において、画像形成装置10は、主として、液滴吐出ヘッド50、通信インターフェース110、システムコントローラ112、メモリ114、152、搬送部116、搬送ドライバ118、給液部142、給液制御部144、インク識別情報取得部146、プリント制御部150、および、ヘッドドライバ154(駆動手段)、を含んで構成されている。
液滴吐出ヘッド50は、2次元配列された多数のノズルを有し、インク滴を吐出する。本例の画像形成装置10は、黒(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロ(Y)の各インク色ごとにひとつずつ、合計で4つの液滴吐出ヘッドを備えている。
通信インターフェース110は、ホストコンピュータ300から送信される画像データを受信する。通信インターフェース110には、USB(Universal Serial Bus)、IEEE1394などの有線、又は、無線のインターフェースを適用することができる。この通信インターフェース110によって画像形成装置10に取り込まれた画像データは、この画像データ記憶用の第1のメモリ114に一旦記憶される。
システムコントローラ112は、マイクロコンピュータ及びその周辺回路等から構成されており、所定のプログラムに従って画像形成装置10の全体を制御する。すなわち、システムコントローラ112は、通信インターフェース110、搬送ドライバ118、プリント制御部150等の各部を制御する。
搬送部116は、紙などの被吐出媒体を搬送するためのローラ(図示を省略)と、このローラに動力を与えるモータ(図示を省略)を含んで構成されている。搬送部116によって、被吐出媒体と液滴吐出ヘッド50とが相対的に移動される。搬送ドライバ118は、システムコントローラ112からの指示に従って搬送部116を駆動する回路を含んで構成されている。
給液部142は、インクを貯留するインクタンク(図示を省略)、このタンクから液滴吐出ヘッド50へ至る管路(図示を省略)、この管路を通じてタンク内のインクを液滴吐出ヘッド50へ送液するポンプ(図示を省略)を含んで構成されている。インクタンクは、例えば交換自在なカートリッジ式のものが用いられる。
給液制御部144は、マイクロコンピュータ及びその周辺回路等から構成されており、所定のプログラムに従い、給液部142を用いて、液滴吐出ヘッド50に対してインクを供給する制御を行う。
インク識別情報取得部146は、液滴吐出ヘッド50へ供給されるインクの種別を識別するインク識別情報を取得する。インク識別情報の取得態様には、各種あり、例えば、給液部142のインクタンクにバーコードとして印刷されているインク識別情報を読み取る態様、給液部142のインクタンクに付着させたICタグ(「RFID:Radio Frequency Identification」ともいう)に予め記憶されているインク識別情報を無線で受信する態様などがある。通信インターフェース110を用いてホストコンピュータ300からインク識別情報を受信するようにしてもよい。
プリント制御部150は、マイクロコンピュータ及びその周辺回路等から構成され、所定のプログラムに従って、給液制御部144、インク識別情報取得部146、および、ヘッドドライバ154を制御する。プリント制御部150は、画像形成装置10に入力される画像データに基づいて、液滴吐出ヘッド50が被吐出媒体に向けて吐出(打滴)を行って被吐出媒体上にドットを形成するために必要なデータ(ドットデータ)を生成する。すなわち、プリント制御部150は、システムコントローラ112の制御に従い、第1のメモリ114内の画像データから打滴用のドットデータを生成し、生成したドットデータをヘッドドライバ154に供給する。プリント制御部150には第2のメモリ152が付随しており、プリント制御部150における画像処理時にドットデータ等が第2のメモリ152に一時的に格納される。
ヘッドドライバ154は、プリント制御部150から与えられるドットデータ(実際には第2のメモリ152に記憶されたドットデータである)に基づき、液滴吐出ヘッド50に対して吐出用の駆動信号を生成する。このヘッドドライバ154から出力された駆動信号が液滴吐出ヘッド50(具体的には後述する図3の圧電素子58)へ与えられることによって、液滴吐出ヘッド50から被吐出媒体に向けてインク滴が吐出される。
また、プリント制御部150は、インク識別情報取得部146によって取得されたインク識別情報に基づいて、ヘッドドライバ154によって生成される駆動信号の波形を選択する。具体的には、第2のメモリ152には、インク識別情報と駆動信号の波形(駆動波形)との対応関係を示すテーブル情報が予め記憶されており、プリント制御部150は、第2のメモリ152のテーブル情報に登録されている複数の駆動波形の中から、インク識別情報取得部146によって取得されたインク識別情報に対応する駆動波形を選択する。プリント制御部150によって選択された駆動波形は、ヘッドドライバ154に指示される。
なお、図1ではシステムコントローラ112、給液制御部144、プリント制御部150を分けて表したが、1つのマイクロコンピュータによって構成されていてもよい。
図2は、図1の液滴吐出ヘッド50の一例の全体構成を示す平面透視図であり、図3は、図2の3−3線に沿った断面図である。
図2に一例として示すヘッド50は、いわゆるフルライン型のヘッドであり、被吐出媒体16の搬送方向(図中に矢印Sで示す副走査方向)と直交する方向(図中に矢印Mで示す主走査方向)において、被吐出媒体16の幅Wmに対応する長さにわたり、被吐出媒体16に向けてインクを打滴する多数のノズル51を2次元的に配列させた構造を有している。
液滴吐出ヘッド50は、ノズル51、ノズル51に連通する圧力室52、圧力室52に連通する液体供給口53、および、後述の圧電素子(図3の58)からなる複数の吐出素子54が、主走査方向Mおよび主走査方向Mに対して所定の鋭角θ(0度<θ<90度)をなす斜め方向の2方向に沿って配列されている。なお、図2では、図示の便宜上、一部の吐出素子54のみ描いている。
ノズル51は、具体的には、主走査方向Mに対して所定の鋭角θをなす斜め方向において、一定のピッチdで配列されており、これにより、主走査方向Mに沿った一直線上に「d×cosθ」の間隔で配列されたものと等価に取り扱うことができる。
ヘッド50を構成するひとつの吐出素子54について、図2中の3−3線に沿った断面図を図3に示す。
図3に示すように、各圧力室52は液体供給口53を介してさらに共通液室55と連通している。共通液室55は図示を省略した液体供給源たるインクタンクと連通しており、そのインクタンクから供給されるインクが共通液室55を介して各圧力室52に分配供給される。
圧力室52の天面を構成する振動板56の上には圧電体58aが配置され、この圧電体58aの上には個別電極57が配置されている。振動板56は、接地されており、共通電極として機能する。これらの振動板56、個別電極57および圧電体58aによって、圧力室52内のインクに打滴用の圧力を発生する手段としての圧電素子58が構成されている。
図1のヘッドドライバ154によって生成された駆動信号が圧電素子58に与えられると、すなわち、圧電素子58の個別電極57に所定の駆動電圧が印加されることにより、圧電体58aが変形して圧力室52の容積が変化し、これに伴う圧力室52内の圧力の変化によって、ノズル51からインクが打滴される。インク打滴にともなって、共通液室55から液体供給口53を通って新しいインクが圧力室52に供給される。
なお、図2には、被吐出媒体16に高解像度の画像を高速で形成し得る構造として、複数のノズル51が2次元配列されている場合を例に示したが、本発明におけるヘッドは、複数のノズル51が2次元配列された構造に特に限定されるものではなく、複数のノズル51が1次元配列された構造であってもよい。また、液滴吐出ヘッドを構成する吐出素子54は、一例であって、このような場合に特に限定されない。例えば、圧力室52よりも下(すなわち圧力室52よりもノズル面510側)に共通液室55を配置する代りに、圧力室52よりも上(すなわちノズル面510とは反対側)に共通液室55を配置してもよい。
図3に示す、ノズル51、圧力室52、液体供給口53、および、圧電素子58によって、ひとつの吐出素子54が構成されている。
図4は、図1のヘッドドライバ154によって生成されて図2のひとつの圧電素子58に対して与えられる駆動信号75を示す波形図であり、縦軸は駆動信号75の電圧V(駆動電圧)であり、横軸は時刻tである。
図4において、駆動信号75は、ひとつのノズル51からひとつのインク滴を吐出させるための1単位の波形である。ひとつのノズル51から連続してインク滴を吐出させる場合には、図4に示した駆動信号75が繰り返しひとつの圧電素子58に対して与えられる。
駆動信号75は、初期の電圧V0から第1の電圧V1(>V0)へ立ち上がる立ち上がり波形からなる第1のプル信号S1(第1の信号要素)と、第1の電圧V1から第2の電圧V2(<V1)へ立ち下がる立ち下がり波形からなるプッシュ信号S2(第2の信号要素)と、第2の電圧V2から第3の電圧V3(>V2)へ立ち上がる立ち上がり波形からなる第2のプル信号S3(第3の信号要素)と、第3の電圧V3から第4の電圧V4(>V3)へ立ち上がる立ち上がり波形からなる第3のプル信号S4(第4の信号要素)と、第4の電圧V4から初期の電圧V0へ緩やかな勾配で下降する波形からなる復帰信号S5(第5の信号要素)を含んで構成されている。言い換えると、駆動信号75は、振幅A1(=|V0−V1|)を有する第1のプル信号S1と、振幅A2(=|V1−V2|)を有するプッシュ信号S2と、振幅A3(=|V2−V3|)を有する第2のプル信号S3と、振幅A4(=|V3−V4|)を有する第3のプル信号S4と、振幅A5(=|V4−V0|=A1−A2+A3+A4)を有する復帰信号S5を含んで構成されている。
吐出素子54に液体が充填されて構成される系の共振周期をTcで表して、第1のプル信号S1の開始時刻t1を「0」としたとき、プッシュ信号S2の開始時刻t2は(1/2)・Tcであり、第2のプル信号S3の開始時刻t3はTcであり、第3のプル信号S4の開始時刻t4は(3/2)・Tcである。言い換えると、t1、t2、t3およびt4の各間隔|t1−t2|、|t2−t3|、|t3−t4|を、いずれもTc/2としてある。
上記の間隔Tc/2で第1のプル信号S1、プッシュ信号S2、第2のプル信号S3および第3のプル信号S3を圧電素子58へ与えるため、第1のプル信号S1、プッシュ信号S2、第2のプル信号S3にそれぞれ続いて、駆動電圧Vを一定に保持する所定の期間d1、d2、d3が設けられている。また、第3のプル信号S3に続き、インク滴の確実な飛翔を保証するために、駆動電圧Vを一定に保持する期間d4が設けられている。
第1のプル信号S1は、圧力室52を膨張させて、ノズル51のメニスカスを凹形状にするようにメニスカスを引く信号要素である。
プッシュ信号S2は、圧力室52を収縮させて、ノズル51のメニスカスを凸形状にするようにメニスカスを押す信号要素である。
第2のプル信号S3は、圧力室52を膨張させて、凸形状のメニスカスからインク滴が形成されるようにノズル51のメニスカスを引く信号要素である。
第3のプル信号S4は、圧力室52を膨張させて、ノズル51のメニスカスの残留振動を制動する信号要素である。言い換えると、第3のプル信号S4は、メニスカスからインク滴が分離しようとしているとき、および、メニスカスからインク滴が分離した直後に、再びメニスカスが凸状態になってインク滴がメニスカスに引き戻されることを防ぐ。
復帰信号S5は、駆動電圧を第1のプル信号S1の印加直前の初期電圧V0に復帰させる信号要素である。復帰信号S5の電圧変化の勾配は、ノズル51から液滴が吐出しない程度に、プッシュ信号S2の電圧変化の勾配よりも小さくしてある。
第1のプル信号S1の振幅A1、プッシュ信号S2の振幅A2、第2のプル信号S3の振幅A3、および、第3のプル信号S4の振幅A4の比A1:A2:A3:A4を、減衰係数αおよび自然対数の底eを用いて、次の数1に示す。
[数1]
A1:A2:A3:A4 = eα・π/2:(eα・π/2−e−α・π/2(eα・π/2―e−α・π/2):e−α・π/2
ここで、αは、ノズル51と圧力室52と液体供給口53と圧電素子58とからなる吐出素子54にインクが充填されて構成される系において、圧電素子58にパルス波形(パルス状電圧)を与えたときに、圧力室52内のインクに発生する圧力の減衰自由振動波形の振幅比の自然対数である。
例えば、α=0.3の場合、A1=7.2[V]、A2=4.4[V]、A3=4.4[V]、A4=2.8[V]である。
図5は、図3に示した液滴吐出ヘッド50を構成するひとつの吐出素子54にインクが充填されて構成される系を音響回路としてモデル化した等価回路80を示す回路図である。
図5において、第1の回路要素81は、図3の圧電素子58に相当し、コンプライアンスCpとイナータンスLpとレジスタンスRpとを直列接続してなる。第2の回路要素82は、図3の圧力室52に相当し、レジスタンスRsとイナータンスLsとを直列接続してなる。第3の回路要素83は、図3の液体供給口53に相当し、コンプライアンスCcからなる。第4の回路要素84は、図3のノズル51に相当し、イナータンスLnとレジスタンスRnとコンプライアンスCnとを直列接続してなる。
入力端子85は、圧電素子58相当の第1の回路要素81の一端に配置されており、駆動電圧Vが印加される。言い換えると、図1のヘッドドライバ154から圧電素子58に与えられる駆動信号V(t)が、入力端子85に与えられる。
出力端子86は、圧電素子58相当の第1の回路要素81の入力端子85とは反対側の他端に配置されているとともに、圧力室52相当の第2の回路要素82、液体供給口53相当の第3の回路要素83およびノズル51相当の第4の回路要素84に接続されており、入力端子85に印加された駆動電圧Vに対する応答電圧Pが出力される。言い換えると、図1のヘッドドライバ154から図3の圧電素子58に駆動信号V(t)が与えられたときに圧力室52内のインクに発生する圧力(圧力室52の内圧)に相当する応答信号P(t)が、出力端子86に出力される。ここで、tは時刻を示す。応答電圧Pを以下では「インク発生圧力」ということもある。
数1の減衰係数αは、具体的には、次の数2によって表される。
Figure 0004889103
ここで、Ln、Ls、Cp、Cc、Rn、Rsは、液体が充填された吐出素子54の等価回路を構成する素子の値である。詳細には、Lnはノズル51のイナータンス、Lsは液体供給口53(しぼり)のイナータンス、Cpは圧電素子58(アクチュエータ)のコンプライアンス、Ccは圧力室52のコンプライアンス、Rnはノズル51の抵抗、Rsは液体供給口53(しぼり)の抵抗である。
等価回路80の入力端子85へ図4の駆動信号75を入力したとき、等価回路80の出力端子86には図6の応答信号76が出力される。なお、図6では、大気圧に相当する中心値を「0」、最大値を「1.0」として正規化し、応答信号76を表している。
図6において、時刻t=0は、第1のプル信号S1の開始時刻t1である。第1のプル信号S1によって圧力室52が膨張し、時刻t=(1/4)・Tcにおいてインク発生圧力Pは最大値(1.0)になる。時刻t=(1/2)・Tcは、プッシュ信号S2の開始時刻t2である。プッシュ信号S2によって圧力室52が収縮し、時刻t=(3/4)・Tcにおいてインク発生圧力Pは最小値(-1.0)になる。時刻t=Tcは、第2のプル信号S3の開始時刻t3である。第2のプル信号S3によって圧力室52が膨張し、時刻t=(5/4)・Tcにおいてインク発生圧力Pは最大値(1.0)になる。時刻t=(3/2)・Tcは、第3のプル信号S4の開始時刻t4である。
応答信号76すなわち圧力室52内のインク発生圧力の変動P(t)は、第1のプル信号S1の開始時刻t1から第3のプル信号S4の開始時刻t4まで、一定の振幅Asと共振周期Tcを有する正弦波形761となる。また、P(t)は、第3のプル信号S4の開始時刻t4以降、変動が許容範囲内に維持された定常波形762となる。
t4以後における液滴の変化の様子を、図7(A)および図7(B)に模式的に示す。
図7(A)はt4直後を示しており、飛翔していくインク滴34に尾32が繋がっており、この尾32はノズル51のメニスカス30に連なっている。インク滴34の飛翔速度は小さいので、インク滴34の尾32は短い。その後、図7(B)に示すように、インク滴34の尾32は切断されてノズル51のメニスカス30からインク滴34が完全に分離する。ここで、インク滴34の尾32は短いので、サテライト滴は殆ど発生しない。また、t4以降、ノズル51のメニスカスは凹形状のまま維持されるので、インク滴34がノズル51のメニスカスによって引き戻されることもない。
次に、図4の駆動信号75を構成する4つの信号要素S1、S2、S3、S4の各振幅A1、A2、A3、A4の算出方法の一例について、詳細に説明する。
ステップ状の信号要素(ここでは垂直立ち上がり波形または垂直立ち下がり波形)を圧電素子58へ入力したとき、圧力室52内のインクに発生する圧力(圧力室52の内圧)の変動を、次の数3に応答信号Pi(t)として示す。
[数3]
Pi(t)=Gi×e(−α×2π・fc・t)sin(2π・fc・t)
ここで、iは信号要素のインデックス、Giはゲイン、eは自然対数の底、αは吐出素子54に液体が充填されて構成される系の減衰係数、fcは吐出素子54に液体が充填されて構成される系の共振周波数、tはステップ状の信号要素の印加時刻を「0」とした時刻(経過時間)である。なお、吐出素子54に液体が充填されて構成される系の共振周期をTcとしたとき、fc=1/Tcである。
以下では、図4の第1のプル信号S1を疑似した垂直立ち上がり波形からなる信号、プッシュ信号S2を疑似した垂直立ち下がり波形からなる信号、第2のプル信号S3を疑似した垂直立ち上がり波形からなる信号、および、第3のプル信号S4を疑似した垂直立ち上がり波形を、それぞれ、第1の疑似信号SS1、第2の疑似信号SS2、第3の疑似信号SS3、第4の疑似信号SS4とする。
ここで、第1の疑似信号SS1は第1のプル信号S1と同じ振幅A1を有し、第2の疑似信号SS2はプッシュ信号S2と同じ振幅A2を有し、第3の疑似信号SS3は第2のプル信号S3と同じ振幅A3を有し、第4の疑似信号SS4は第3のプル信号S4と同じ振幅A4を有する。また、第1の疑似信号SS1のみを圧電素子58へ付与したときのインク発生圧力、第2の疑似信号SS2のみを圧電素子58へ付与したときのインク発生圧力、第3の疑似信号SS3のみを圧電素子58へ付与したときのインク発生圧力、および、第4の疑似信号SS4のみを圧電素子58へ付与したときのインク発生圧力を、それぞ、P1、P2、P3、P4とする。
最初に、図8(A)に示すように、時刻t=0において垂直立ち上がり波形からなる第1の疑似信号SS1を圧電素子58へ入力したものとして、数3を用いて算出した応答信号P(t)=P1(t)を、図8(B)に示す。なお、減衰係数α=0.3である。
ここで、図8(B)に示すように、時刻t=(1/4)・Tcにおいて|P|=|P1|=1となるG1を求める。そうすると、G1は、次の数4で表される。
[数4]
G1=eα・π/2
続いて、図9(A)に示すように、時刻t=(1/2)・Tcにおいて垂直立ち下がり波形からなる第2の疑似信号SS2を圧電素子58へ入力したものとして、数3を用いて算出した応答信号P(t)=P1(t)+P2(t)を、図9(B)に示す。
ここで、図9(B)に示すように、時刻t=(3/4)・Tcにおいて|P|=|P1+P2|=1となるG2を求める。そうすると、G2は、次の数5で表される。
[数5]
G2=(e−π/2α−eπ/2α
続いて、図10(A)に示すように、時刻t=Tcにおいて垂直立ち上がり波形からなる第3の疑似信号SS3を圧電素子58へ入力したものとし、数3を用いて算出した応答信号P(t)=P1(t)+P2(t)+P3(t)を、図10(B)に示す。
ここで、図10(B)に示すように、時刻t=(5/4)・Tcにおいて|P|=|P1+P2+P3|=1となるように、G3を求める。そうすると、G3は、次の数6で表される。
[数6]
G3=(eπ/2α−e−π/2α
最後に、図11(A)に示すように、時刻t=(2/3)・Tcにおいて垂直立ち上がり波形からなる第4の疑似信号SS4を圧電素子58へ入力したものとし、数3を用いて算出した応答信号P(t)=P1(t)+P2(t)+P3(t)+P4(t)を、図11(B)に示す。
ここで、図11(B)に示すように、時刻t≧(3/2)・TcにおいてP=P1+P2+P3+P4=0となるように、G4を決める。そうすると、G4は、次の数7で表される。
[数7]
G4=e(−π/2α)
ところで、A1:A2:A3:A4=G1:G2:G3:G4なので、数4、数5、数6および数7より、A1:A2:A3:A4を示す前述の数1が求められる。
なお、図4に示す実際の駆動信号75を構成する信号要素S1、S2、S3、S4は、疑似信号SS1、SS2、SS3、SS4とは異なり、アンダーシュートおよびオーバーシュートを防止するために勾配を持たせてある。そこで、図5の等価回路80を用いたシミュレーションにより、実際の応答信号すなわち図6の76を確認する。
時刻t1からt4までの正弦波形761の振幅As(=1.0)と、時刻t4以降の定常波形762の許容値Esとの比Es/Asは、0.5以下である。
本発明を適用した実験機を用いて実験を行った。実験の条件は次のとおりである。
<条件>
ノズル径 18μm
ノズル長 18μm
共振周期 3.4μs
インク粘度 20cP
表面張力 30mN/m
接触角度 30度
実験の結果、図7(B)に示すように、サテライト滴を発生させることなく、微小なインク滴を吐出できることが確認できた。
以上説明したように、本実施形態の画像形成装置10では、インクの吐出を行うとき、図1のヘッドドライバ154によって、図3の圧電素子58に対して図4に示す駆動信号75が付与される。具体的には、最初に、図4の第1のプル信号S1によって、図3の圧力室52を膨張させて、図3のノズル51のメニスカスを引くことにより当該メニスカスを凹形状にする。次に、図4のプッシュ信号S2によって、圧力室52を収縮させて、ノズル51のメニスカスを押すことにより当該メニスカスを凸形状にする。次に、図4の第2のプル信号S3によって、圧力室52を膨張させて、ノズル51のメニスカスを引くことにより当該メニスカスを凹形状にする。これらの第1のプル信号S1、プッシュ信号S2、第2のプル信号S3に因って圧力室52内のインクに発生する圧力の変動P(t)は、図6に示すようにt1からt4まで、一定の振幅Asを有する正弦波形761となり、圧力室52内のインクは共振状態となる。このように、t1からt4まで圧力室52内のインクの圧力変動を一定の振幅Asを有する正弦波形761としたことにより、圧力室52内のインクに対して必要以上の圧力をかけなくてもよくなり、長い尾引きによるサテライト滴の発生を防止できる。次に、図4の第3のプル信号S4によって、圧力室52の内圧を定常状態に制定してノズル51のメニスカスの残留振動を制動し、ノズル51のメニスカスを凹形状のまま維持する。これにより、インク滴34がメニスカス30へ引き戻されることなく確実に飛翔することになる。
なお、液体がインクである場合を例に説明したが、本発明は液体がインクである場合に限定されず、他の液体を吐出する際に適用してもよい。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は、本明細書において説明した例や図面に図示された例には限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の設計変更や改良を行ってよいのはもちろんである。
本発明に係る液滴吐出装置の一例としての画像形成装置の全体構成を示すブロック図である。 液滴吐出ヘッドの一例の全体構成を示す平面透視図である。 図2の3−3線に沿った断面図である。 駆動信号を示す波形図である。 液滴吐出ヘッドを構成する一吐出素子の等価回路を示す回路図である。 図4に示す駆動信号を図5に示す等価回路へ入力したときの応答信号の変動を示す図である。 (A)はメニスカスに連なる短い尾を有する液滴の模式図、(B)はサテライト滴が発生することなく飛翔する液滴を示す模式図である。 (A)は第1のプル信号に相当する擬似信号の波形図、(B)は圧力室の内圧の変動に相当する応答信号の波形図である。 (A)はプッシュ信号に相当する擬似信号の波形図、(B)は圧力室の内圧の変動に相当する応答信号の波形図である。 (A)は第2のプル信号に相当する擬似信号の波形図、(B)は圧力室の内圧の変動に相当する応答信号の波形図である。 (A)は第3のプル信号に相当する擬似信号の波形図、(B)は圧力室の内圧の変動に相当する応答信号の波形図である。 従来の画像形成装置において圧力室の内圧の変動を示す図である。 (A)は従来の画像形成装置においてメニスカスに連なる長い尾を有する液滴の模式図、(B)は従来の画像形成装置においてサテライト滴を伴い飛翔する液滴を示す模式図である。
符号の説明
50…液滴吐出ヘッド、51…ノズル、52…圧力室、53…液体供給口、54…吐出素子、55…共通液室、58…圧電素子、75…駆動信号、80…等価回路、85…等価回路の入力端子、86…等価回路の出力端子、112…システムコントローラ、114、152…メモリ、146…インク識別情報取得部、150…プリント制御部、154…ヘッドドライバ(駆動手段)、S1…第1のプル信号(第1の信号要素)、S2…プッシュ信号(第2の信号要素)、S3…第2のプル信号(第3の信号要素)、S4…第3のプル信号(第4の信号要素)、S5…復帰信号、Tc…共振周期、α…減衰係数

Claims (2)

  1. 液滴を吐出するノズル、前記ノズルに連通する圧力室、前記圧力室に連通する液体供給口、および、前記圧力室の容積を変化させる圧電素子からなる吐出素子と、前記圧電素子に対して駆動信号を付与する駆動手段とを備え、
    前記駆動信号は、前記圧力室を膨張させて前記ノズルのメニスカスを凹形状にする第1の信号要素と、前記圧力室を収縮させて前記ノズルのメニスカスを凸形状にする第2の信号要素と、前記圧力室を膨張させて前記ノズルの凸形状のメニスカスから液滴を生成する第3の信号要素と、前記圧力室を膨張させて前記ノズルのメニスカスの残留振動を制動する第4の信号要素と、を含んで構成され、
    前記駆動手段は、前記吐出素子に液体が充填されて構成される系の共振周期をTcとしたとき、前記第1の信号要素の開始時刻t1、前記第2の信号要素の開始時刻t2、前記第3の信号要素の開始時刻t3および前記第4の信号要素の開始時刻t4の各間隔|t1−t2|、|t2−t3|、|t3−t4|をいずれもTc/2とし、かつ、前記第1の信号要素の振幅A1、前記第2の信号要素の振幅A2、前記第3の信号要素の振幅A3および前記第4の信号要素の振幅A4の比A1:A2:A3:A4が、前記吐出素子に液体が充填されて構成される系の減衰係数αと自然対数の底eとを用いて指数で表したとき、e α・π/2 :(e α・π/2 - e −α・π/2 ):(e α・π/2 - e −α・π/2 ):e −α・π/2 である前記駆動信号を前記圧電素子に付与することを特徴とする液滴吐出装置。
  2. 液滴を吐出するノズル、前記ノズルに連通する圧力室、前記圧力室に連通する液体供給口、および、前記圧力室の容積を変化させる圧電素子からなる吐出素子を用いて、前記ノズルから液滴を吐出する液滴吐出方法であって、
    前記圧電素子に対して与える駆動信号は、前記圧力室を膨張させて前記ノズルのメニスカスを凹形状にする第1の信号要素と、前記圧力室を収縮させて前記ノズルのメニスカスを凸形状にする第2の信号要素と、前記圧力室を膨張させて前記ノズルの凸形状のメニスカスから液滴を生成する第3の信号要素と、前記圧力室を膨張させて前記ノズルのメニスカスの残留振動を制動する第4の信号要素と、を含んで構成され、
    前記吐出素子に液体が充填されて構成される系の共振周期をTcとしたとき、前記第1の信号要素の開始時刻t1、前記第2の信号要素の開始時刻t2、前記第3の信号要素の開始時刻t3および前記第4の信号要素の開始時刻t4の各間隔|t1−t2|、|t2−t3|、|t3−t4|をいずれもTc/2とし、かつ、前記第1の信号要素の振幅A1、前記第2の信号要素の振幅A2、前記第3の信号要素の振幅A3および前記第4の信号要素の振幅A4の比A1:A2:A3:A4が、前記吐出素子に液体が充填されて構成される系の減衰係数αと自然対数の底eとを用いて指数で表したとき、e α・π/2 :(e α・π/2 - e −α・π/2 ):(e α・π/2 - e −α・π/2 ):e −α・π/2 である前記駆動信号を前記圧電素子に付与することを特徴とする液滴吐出方法。
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