JP4889089B2 - 毛髪化粧料 - Google Patents

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Description

本発明は毛髪化粧料、特に毛髪に塗布した時やすすぎ流した時の滑らかさが非常に良好であり、しかも乾燥後の毛髪にはしっとり感とさらさら感とを与え、毛髪の柔らかさ、指どおりのよさ、滑らかさも改善されたヘアコンディショニング効果に優れる毛髪化粧料に関する。
毛髪をシャンプー等で洗髪した後は一般に艶や指どおりが悪くなるため、従来シャンプー後にヘアコンディショナー等の処理剤が用いられている。
このような処理剤(以下、単にヘアコンディショナーということがある)には、通常第4級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤が配合されている。カチオン性界面活性剤は、毛髪に対して柔軟性や帯電防止性を付与する効果が高いため、処理剤をはじめ各種毛髪化粧料に配合されるが、艶や滑らかさに欠ける。
光沢や滑らかな感触を付与する毛髪化粧料として、例えば、高分子量シリコーンを配合した毛髪化粧料(特開昭63−183517号公報)や、アミノ変性シリコーンを配合した毛髪化粧料(特開平4−338317号公報)等が開示されている。
特開昭63−183517号公報 特開平4−338317号公報
しかしながら、上記高分子量シリコーンを配合した毛髪化粧料は、毛髪への吸着性が十分でなく、毛髪保護効果の持続性の点で必ずしも満足できるものではなかった。また上記アミノ変性シリコーンを配合した毛髪化粧料は、低分子量(重合度が低い)のアミノ変性シリコーンを用いているため、なめらかな仕上がりが得られなかった。また化合物自体の安定性が悪く、臭い等の問題を生じやすかった。
本発明は、前記従来技術の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、使用時の毛髪へのなじみ、すすぎ時の滑らかさや指通り、乾燥後の仕上がりにおける艶、滑らかさ、柔らかさ、さらさら感、しっとり感などにおいて良好な効果を発揮する毛髪化粧料を提供することにある。
前記課題を解決するために本発明者等鋭意検討を行った結果、特定のアミノ変性又はアンモニウム変性シリコーンと特定のヒドロキシエーテルアミンとを配合することにより、相乗的に優れた効果が発揮されることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明にかかる毛髪化粧料は、下記成分(A)及び(B)を含有することを特徴とする毛髪化粧料である。
(A)下記一般式(I)で表されるアミノ変性又はアンモニウム変性シリコーン。
Figure 0004889089
[式(I)中、R1はそれぞれ独立してメチル基、フェニル基又は水酸基である。
2はそれぞれ独立して式−R4Zで表される基であり、R4は炭素数3〜6のアルキレン基、Zは窒素含有基であり、下記式:
Figure 0004889089

(R5はそれぞれ独立して水素原子又は炭素数1〜30のアルキル基、R6は炭素数1〜30のアルキル基、Aは塩素原子又は臭素原子又はヨウ素原子、bは2〜6の整数である。)で表される基である。
aは0〜3の整数であり、m及びnはそれぞれ正の整数で、m+nの平均値は4000〜6000、n/mの平均値は0.005〜0.03である。]
(B)下記一般式(II)で示されるヒドロキシエーテルアミン化合物。
Figure 0004889089
[式(II)中、R、Rはそれぞれ炭素数1〜3のアルキル基あるいはヒドロキシアルキル基あるいは下記一般式(III)で示される基であるが、R、Rの少なくとも一方/又は両方は前記一般式(III)で示される基である。Rは炭素数1〜3のアルキル基あるいはヒドロキシアルキル基である。
Figure 0004889089
(式(III)中、Rは直鎖又は分岐した炭素数6〜24のアルキル基、アルケニル基あるいはヒドロキシアルキル基であり、nは1〜5の整数である。)]
本発明の毛髪化粧料において、毛髪化粧料中における各成分の配合量が、下記の範囲であることが好適である。
(A)0.01〜10.0質量%。
(B)0.01〜10.0質量%。
また、本発明の毛髪化粧料において、さらに、下記一般式(IV)で示される反応性シリコーン系ブロック共重合体を含有することが好適である。
Figure 0004889089
[式(IV)中、Rは脂肪族不飽和を含まない1価の炭化水素基である。
Xは
Figure 0004889089
の何れかで示される反応性官能基である。
はRまたはXで定義された何れかの基を表す。
nは2〜4の整数である。
aは少なくとも2の整数であり、bは少なくとも1の整数であり、cは少なくとも4の整数であり、dは少なくとも2の整数である。
Yは炭素−珪素によって隣接珪素原子に、そして酸素原子によってポリオキシアルキレンブロックに結合している2価の有機基を表し、−R −,−R −CO−,−R −NHCO−,−R −NHCONHR −NHCO−または−R −OOCNH−R −NHCO−で示される基である(R はエチレン基、プロピレン基、ブチレン基から選ばれる2価のアルキレン基、R はR として例示した2価のアルキレン基または−C −、−C −C −、−C −CH −C −、−C −CH(CH )−C −から選ばれる2価のアリレン基である)
シロキサンブロックの平均分子量は250〜10,000であり、各ポリオキシアルキレンブロックの平均分子量は200〜10,000であり、シロキサンブロックは共重合体の25〜95質量%を構成し、ブロック共重合体は少なくとも1,000の平均分子量を有する。]
また、本発明にかかる毛髪化粧料がヘアコンディショナー組成物であることが好適である。
本発明の毛髪化粧料は、特定のアミノ変性又はアンモニウム変性シリコーンと、特定のヒドロキシエーテルアミンとを併用することにより、塗布時の毛髪へのなじみ、すすぎ時の滑らかさや指どおり、乾燥後の滑らかさ、しっとり感、さらさら感、柔らかさなどにおいて非常に高い効果を発揮し、塗布した時からすすぎ流して乾燥した後までの全ての段階において優れた感触を発揮することができる。
<アミノ変性又はアンモニウム変性シリコーン>
本発明の毛髪化粧料に用いられる成分(A)のアミノ変性又はアンモニウム変性シリコーンは、前記一般式(I)で表される。
変性シリコーン(I)における重合度m+nの平均値は4000〜6000の範囲内であることが好ましい。4000未満である(重合度が低い)と、効果が不十分で且つべたつきが生じる。また化合物自体の安定性が悪くなる。6000を超える(重合度が高い)と、仕上がり不均一になり、且つ毛髪へごわつき感を付与してしまう。また毛髪化粧料への配合が難しくなる。
n/mの平均値は0.005〜0.03、特に0.005〜0.01であることが好ましい。アミノ化率が低いと、毛髪への吸着性が悪く、効果の持続性が悪くなる傾向にある。一方、0.03を超える(アミノ化率が高すぎる)と、毛髪へべたつき感を付与してしまう。
上記アミノ変性又はアンモニウム変性シリコーンは、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができる。2種以上を組み合わせて用いる場合にも、m+n、及びn/mの平均値が上記範囲内にあることが必要である。
本発明のアミノ変性又はアンモニウム変性シリコーンは、一般のアミノ変性又はアンモニウム変性シリコーンと同じ製造方法で作ることができる。例えばγ−アミノプロピルメチルジエトキシシランと環状ジメチルポリシロキサンとヘキサメチルジシロキサンとをアルカリ触媒下に重縮合反応させることによって製造することができる。
本発明におけるアミノ変性又はアンモニウム変性シリコーンの配合量は、毛髪化粧料全量中の0.01〜10質量%、好ましくは0.1〜5質量%である。0.01質量%未満では十分な効果が得られず、10質量%を超えると製剤安定性が悪くなり、感触にも優れない。
本発明のアミノ変性又はアンモニウム変性シリコーンは高粘度であるため、低粘度液状油に溶解して毛髪化粧料中に配合することが好ましい。低粘度液状油としては、鎖状シリコーンや環状シリコーン又はイソパラフィン系炭化水素等が挙げられる。
鎖状シリコーン油としては、例えば、ジメチルポリシロキサン(粘度0.65〜200cSt/25℃)等が挙げられる。
環状シリコーン油としては、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン及びテトラデカメチルシクロヘキサシロキサン等が挙げられる。
またイソパラフィン系炭化水素としては、常圧における沸点が60〜260℃の範囲にあるイソパラフィン系炭化水素を挙げることができ、例えば、エクソン社製のアイソパーA(登録商標)、同C、同D、同E、同G、同H、同K、同L、同M、シェル社のシェルゾール71(登録商標)、フィリップ社のソルトール100(登録商標)あるいは同130、同220等を挙げることができる。
上記低粘度液状油は、任意の1種又は2種以上を用いることができ、合計の配合量がアミノ変性又はアンモニウム変性に対して1〜50倍(質量)が好ましく、毛髪化粧料全量中の1〜90質量%であることが好ましい。
なお、アミノ変性又はアンモニウム変性シリコーンと、低粘度液状油とを毛髪化粧料中に別々に配合して系中で溶解させてもよい。
<ヒドロキシエーテルアミン>
本発明で使用するヒドロキシエーテルアミン(B)は、前記式(II)で示される。
式(II)において、R、Rのうち、一方あるいは両方が下記一般式(III)で示されるヒドロキシエーテル基である。
式(III)において、Rとして好ましくはアルキル基であり、さらに好ましくは炭素数12〜22のアルキル基である。
nとして、好ましくは1〜3、さらに好ましくは1である。
式(II)のヒドロキシエーテルアミンは、例えば特開2004−323495号公報に記載されている方法で製造することができるが、その他公知の方法を用いてもよい。
特開2004−323495号公報には、ヒドロキシエーテルアミンを、乾燥後の毛髪の柔軟性、しっとり感、サラサラ感、滑り性などを目的として毛髪化粧料に配合することが記載されている。しかしながら、ヒドロキシエーテルアミンの配合によっても効果に限界があり、十分と言えるものではなかく、また、すすぎ流し時の滑らかさや指どおりにも欠けていた。
本発明の毛髪化粧料においては、特定のアミノ/アンモニウム変性シリコーンとヒドロキシエーテルアミンとを併用することで、両者が相乗的に作用し、それぞれを単独で用いた場合に比して著しい効果の向上が認められる。特開2004−323495号公報には、ヒドロキシエーテルアミンとアミノ/アンモニウム変性シリコーンとの併用効果については全く示唆されていない。
本発明の毛髪化粧料中、ヒドロキシエーテルアミンの配合量は、0.01〜10質量%、さらには1〜5重量%が好適である。配合量が少なすぎると十分な効果が発揮されず、過剰に配合しても効果が向上せずかえって悪影響を及ぼすことがある。
本発明においてはヒドロキシエーテルアミンを中和し、組成物のpHを調整するために、無機酸及び/又は有機酸を配合することが好適である。
無機酸としては、例えば塩酸、硫酸、リン酸等が挙げられ、有機酸としては酢酸、乳酸、グリコール酸、クエン酸、グルタミン酸、リンゴ酸、コハク酸等が挙げられるが、好ましくは乳酸、クエン酸、グルタミン酸である。
本発明では無機酸/有機酸の1種又は2種以上を用いることができる。
本発明の毛髪化粧料において、無機酸/有機酸の配合量は、ヒドロキシエーテルアミン1モルに対して0.3〜5モル倍量、さらには0.5〜3モル倍量が好ましい。毛髪化粧料は毛髪の感触、製品の安定性からpH2〜8、さらには3〜6に調整するのが好適である。
<反応性シリコーン系ブロック共重合体>
上記必須成分に加えて、更に前記一般式(IV)で示される反応性シリコーン系ブロック共重合体を配合すると、コンディショニング効果、特にすすぎ時や乾燥後の毛髪の滑らかさやしっとり感をさらに向上させることができる。
式(IV)において、Rは互いに独立して脂肪族不飽和を含まない1価の炭化水素基である。例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、オクチル基、ドデシル基、フェニル基、フェネチル基等が挙げられるが、メチル基、エチル基およびフェニル基が好ましく、特にメチル基が好ましい。
X基の具体例としては
Figure 0004889089
などが挙げられる
X基としては、−(CHNH、−(CHNH(CHNH、−(CHN(CH、−(CHN(CH)(CHN(CH等のアミノ基含有基や−(CH(CHCl等のアンモニウム基含有基であることが効果の点で好ましい。
式(IV)において、Yは2価の有機基であり、その一方の結合端は炭素−珪素により隣接珪素原子に結合し、他方の結合端は酸素原子によりポリオキシアルキレンブロックに結合している。
Yで表される2価の有機基の例は、−R−,−R−CO−,−R−NHCO−,−R−NHCONHR−NHCO−または−R−OOCNH−R−NHCO−(式中、Rは2価のアルキレン基、例えばエチレン基、プロピレン基、ブチレン基等であり、Rは2価のアルキレン基、例えばRとして例示した基または2価のアリレン基、例えば、−C−,−C−C−,−C−CH−C−,−C−CH(CH)−C−などである。)である。基Yとして、好ましくは−CHCH−,−CHCHCH−,−CHCH(CH)CH−,−CHCHCHCH−,−(CHCO−,−(CHNHCO−,−(CHNHCONHCNHCO−または−(CHOOCNHCNHCO−であり、特に好ましい基Yは2価のアルキレン基(−CHCH−,−CHCHCH−,−CHCH(CH)CH−等)であるが、−CHCH(CH)CH−が最も好ましい。
式(IV)において、nは2〜4の整数であるが、好ましくは2〜3、さらに好ましくは2である。ポリオキシアルキレンブロックは、1種のみのオキシアルキレン基からなっていてもよいし、2種以上のオキシアルキレン基を含んでいてもよい。
反応性シリコーン系ブロック共重合体は、公知の方法を用いて製造することができ、例えば特開平5−310944号公報に記載された方法などを用いることができる。また、SILSTYLEシリーズ(東レ・ダウコーニング)が使用でき、さらに(ビスイソブチルPEG−14/アモジメチコン)コポリマーが好適に使用できる。
本発明においては、反応性シリコーン系ブロック共重合体の1種以上を用いることができる。
反応性シリコーン系ブロック共重合体の配合量は特に制限されないが、毛髪化粧料中0.01〜10質量%、さらには0.1〜5質量%が好ましい。少なすぎると効果が十分発揮されず、多すぎてもそれに見合った効果の増大は見込めず、かえって感触に悪影響を及ぼすことがある。
本発明の毛髪化粧料には上記の必須構成成分の他に、目的に応じて本発明の効果を損なわない量的、質的範囲内で、その他の成分を配合することができる。
例えば、保湿剤としては、例えばエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリン、テトラグリセリン、1,3-ブチレングリコール、1,4-ブチレングリコール、キシリトール、ソルビトール、マルチトール、グルコース、マルトース、蔗糖、フラクトース、マルトトリオース、スレイトール、エリスリトール、澱粉、分解糖還元アルコール等の単糖、2糖もしくはオリゴ糖及びそれらの誘導体、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、ムコイチン硫酸、カロニン酸、アテロコラーゲン、コレステリル-12-ヒドロキシステアレート、乳酸ナトリウム、dl-ピロリドンカルボン酸塩、可溶性コラーゲン、ジグリセリン(EO)PO付加物、イサヨイバラ抽出物、セイヨウノコギリソウ抽出物、メリロート抽出物、イソプレングリコール、ポリグルタミン酸ナトリウム、アルキレンオキシド誘導体{例えばPOE(14)POP(7)ジメチルエーテル、POE(10)POP(10)ジメチルエーテル、POE(6)POP(14)ジメチルエーテル、POE(25)POP(40)ジメチルエーテル、POE(25)POP(25)ジメチルエーテル、POE(7)POP(12)ジメチルエーテル、POE(22)POP(40)ジメチルエーテル、POE(35)POP(40)ジメチルエーテル、POE(45)POP(34)ジメチルエーテル、POE(50)POP(40)ジメチルエーテル、POE(55)POP(30)ジメチルエーテル、POE(30)POP(34)ジメチルエーテル、POE(25)POP(30)ジメチルエーテル、POE(27)POP(14)ジメチルエーテル、POE(55)POP(28)ジメチルエーテル、POE(36)POP(41)ジメチルエーテル、POE(7)POP(12)ジメチルエーテル、POE(17)POP(4)ジメチルエーテル、POE(14)POB(7)ジメチルエーテル、POE(10)POP(10)ジエチルエーテル、POE(10)POP(10)ジプロピルエーテル、POE(10)POP(10)ジブチルエーテル}等が挙げられ、これらの1種又は2種以上が用いられる。
なお、上記POE、POP、POBは、それぞれポリオキシエチレン、ポリオキシプロピレン、ポリオキシブチレンの略である。
また、さらにレシチン、加水分解タンパクとその誘導体、グルタミン酸、アルギニン、グリシン、アラニン、セリン、プロリン、ロイシン、イソロイシン等のアミノ酸、ビタミン類、セレシン等の毛髪補修成分を配合することにより、さらに毛髪の修復・保護効果に優れ、且つその効果が長時間持続する毛髪化粧料が得られる。
また、流動パラフィン,スクワラン,ラノリン誘導体,高級アルコール,各種エステル油,アボガド油,パーム油,牛脂,ホホバ油,ポリアルキレングリコールポリエーテル及びそのカルボン酸オリゴエステル化合物,テルペン系炭化水素油等の油分、紫外線吸収剤、紫外線散乱剤、アクリル系樹脂,シリコーン樹脂,ポリビニルピロリドン等の樹脂類、大豆蛋白,ゼラチン,コラーゲン,絹フィブロイン,エラスチン等の蛋白又は蛋白分解物、エチルパラベン,ブチルパラベン等の防腐剤、ビオチン,パントテン酸誘導体等の賦活剤、γ−オリザノール、デキストラン硫酸ナトリウム、ビタミンE誘導体、ニコチン酸誘導体等の血行促進剤、硫黄,チアントール等の抗脂漏剤、エタノール,イソプロパノール,テトラクロロジフルオロエタン等の希釈剤、カルボキシビニルポリマー等の増粘剤、薬剤、香料、色剤、界面活性剤等を必要に応じて敵宜配合してもよい。
本発明の剤型は本発明の効果が損なわれない限り特に制限されず、可溶化系、乳化系、粉末分散系、油−水の2層系、油−水−粉末の3層系等いずれでも構わない。これら剤形とするには、常法に従って製造すればよい。
本発明の毛髪化粧料の構成は、毛髪に使用する任意の化粧料に適用可能であり、シャンプー等のいわゆる毛髪洗浄剤や、ヘアリンス、ヘアコンディショナー、ヘアトリートメント、ヘアパック、ヘアスプレー、スタイリング剤等のいわゆる毛髪処理剤等が挙げられる。
また、その使用形態も、毛髪に塗布し全体によくなじませた後にすすぎ流すものや、洗い流さないもの等いずれも含み得るが、本発明の毛髪化粧料は塗布後すすぎ流して使用するタイプのヘアコンディショナーに特に好適である。
以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明する。本発明はこれらの実施例により限定されるものではない。配合量については特に断りのない限り質量%を示す。
次の試験組成(1)に従ってヘアコンディショナー組成物を調製し、試料とした。
試験組成(1):
アミノ変性シリコーン 表参照
ヒドロキシエーテルアミン 表参照
セチルアルコール 5.0
グルタミン酸 0.6
イオン交換水 to 100
(調製方法)
水溶性成分(グルタミン酸)をイオン交換水に加熱溶解して均一とする。これに油溶性成分(ヒドロキシエーテルアミン、セチルアルコール)を混合して加熱溶解したものを添加し、さらにアミノ変性シリコーンを添加した後、乳化し冷却する。
評価方法は、次の通り。
評価1:すすぎ時のなめらかさ
各試料を毛髪に塗布後、すすぎ流した時の滑らかさについて、20名の専門パネラーにて官能評価を行った。判定基準は以下の通りである。
◎: 20名中17名以上が、コントロールよりもなめらかさがあると回答。
○: 20名中13〜16名が、コントロールよりもなめらかさがあると回答。
△: 20名中8〜12名が、コントロールよりもなめらかさがあると回答。
×: 20名中7名以下が、コントロールよりもなめらかさがあると回答。
評価2:乾燥後のなめらかさ(べたつきのなさ)
各試料を毛髪に塗布後、すすぎ流し、乾燥後の毛髪のなめらかさ(べたつきのなさ)について、20名の専門パネラーにて官能評価を行った。判定基準は以下の通りである。
◎: 20名中17名以上が、コントロールよりもなめらかさがあると回答。
○: 20名中13〜16名が、コントロールよりもなめらかさがあると回答。
△: 20名中8〜12名が、コントロールよりもなめらかさがあると回答。
×: 20名中7名以下が、コントロールよりもなめらかさがあると回答。
評価3:乾燥後のしっとり感(ぱさつきのなさ)
各試料を毛髪に塗布後、すすぎ流し、乾燥後の毛髪のしっとり感(ぱさつきのなさ)について、20名の専門パネラーにて官能評価を行った。判定基準は以下の通りである。
◎: 20名中17名以上が、コントロールよりもしっとり感があると回答。
○: 20名中13〜16名が、コントロールよりもしっとり感があると回答。
△: 20名中8〜12名が、コントロールよりもしっとり感があると回答。
×: 20名中7名以下が、コントロールよりもしっとり感があると回答。
評価4:乾燥後のさらさら感
各試料を毛髪に塗布後、すすぎ流し、乾燥後の毛髪のさらさら感について、20名の専門パネラーにて官能評価を行った。判定基準は以下の通りである。
◎: 20名中17名以上が、コントロールよりもさらさら感があると回答。
○: 20名中13〜16名が、コントロールよりもさらさら感があると回答。
△: 20名中8〜12名が、コントロールよりもさらさら感があると回答。
×: 20名中7名以下が、コントロールよりもさらさら感があると回答。
評価5:乾燥後の柔らかさ(ごわつきのなさ)
各試料を毛髪に塗布後、すすぎ流し、乾燥後の毛髪の柔らかさ(ごわつきのなさ)について、20名の専門パネラーにて官能評価を行った。判定基準は以下の通りである。
◎: 20名中17名以上が、コントロールよりも柔らかであると回答。
○: 20名中13〜16名が、コントロールよりも柔らかであると回答。
△: 20名中8〜12名が、コントロールよりも柔らかであると回答。
×: 20名中7名以下が、コントロールよりも柔らかであると回答。
試験例1 アミノ変性シリコーンとヒドロキシエーテルアミンとの併用
Figure 0004889089
表1は、試料1(ヒドロキシエーテルアミン無配合)をコントロール(基準)として、比較評価した結果である(表2〜5も同様)。
表1に示すように、アミノ変性シリコーンのみの場合(試料1)、あるいはヒドロキシエーテルアミンのみの場合(試料2)に比べて、両者を併用した場合(試料3)には、すすぎ時のなめらかさ、乾燥後のなめらかさ、さらさら感、しっとり感、やわらかさの全てにおいて、非常に高い効果が得られた。
ヒドロキシエーテルアミンはアミノ変性シリコーンに比べて同等あるいはそれ以下の効果であるにもかかわらず、両者を併用することにより、著しい効果の向上が認められた。
従って、アミノ変性シリコーンと、ヒドロキシエーテルアミンとの間に何らかの相乗的な作用が働いているものと考えられる。
試験例2 アミノ変性シリコーン
Figure 0004889089
表2より、アミノ変性シリコーンとしてm+nが4000〜6000、n/mが0.005〜0.03のものを用いた場合(試料4〜5)には、ヒドロキシエーテルアミンとの併用により高い効果が得られた。また、試料10のように単独では上記範囲外である複数のアミノ変性シリコーンを併用した場合も、平均値が上記範囲内であれば高い効果が得られた。
これに対し、m+nやn/mが上記範囲外である場合(試料6〜9)では、ヒドロキシエーテルアミンを併用しても十分な効果が得られなかった。また、試料11〜12のように、単独では上記範囲内であるアミノ変性シリコーンを配合しているが、平均値が上記範囲外である場合でも、十分な効果が得られなかった。
試験例3 ヒドロキシエーテルアミン
Figure 0004889089
表3のように、本発明にかかる特定のヒドロキシエーテルアミンを用いた場合(試料13〜17)には、従来のアミノ化合物を併用した場合(試料20〜21)に比べて、アミノ変性シリコーンとの併用効果が著しく高かった。
以上のことから、特定のアミノ変性シリコーンと、特定のヒドロキシエーテルアミンとの間でのみ相乗的な効果が発揮されると考えられる。
試験例4 アミノ変性シリコーン配合量
Figure 0004889089
表4のように、アミノ変性シリコーンの配合量が少なすぎると効果が十分に発揮されず、また、多すぎても効果が低下する傾向がある。
従って、毛髪化粧料中におけるアミノ変性シリコーンの配合量は、0.01〜10質量%、さらには0.1〜5質量%であることが好適である。
試験例5 ヒドロキシエーテルアミン配合量
Figure 0004889089
表5のように、ヒドロキシエーテルアミンの配合量が少なすぎると効果が十分に発揮されず、また、多すぎても効果が低下する傾向がある。
従って、毛髪化粧料中におけるヒドロキシエーテルアミンの配合量は、0.01〜10質量%、さらには0.1〜5質量%が好適である。
試験例6 反応性シリコーン系ブロック共重合体の配合
下記試験組成(2)に従ってヘアコンディショナーを調製し、試料とした。
試験組成(2):
アミノ変性シリコーン 3.0 質量%
ヒドロキシエーテルアミン 2.0
反応性シリコーン系ブロック共重合体 表参照
セトステアリルアルコール 5.0
グルタミン酸 0.6
イオン交換水 to 100
Figure 0004889089
*共重合体1:反応性シリコーン系ブロック共重合体[R=R=CH、X=CNHCNH、Y=CHCH(CH)CH、n=2、c=14、共重合体の平均分子量=約3,100、シロキサンブロックの平均分子量=約2,500、a:b=100:0.9]
*比較共重合体a:アミノ変性シリコーン(ポリオキシアルキレンブロックなし)、商品名SM8904C(東レ・ダウコーニング株式会社)
Figure 0004889089
a:b=100:3、平均分子量=約8,000
*比較共重合体b:直鎖ブロックタイプポリエーテル変性シリコーン(アミノ変性なし)、商品名FZ−2233(日本ユニカー株式会社)
Figure 0004889089
表6は、試料36(反応性シリコーン系ブロック共重合体無配合)をコントロールとした比較評価結果である。
表6に示すように、本発明にかかる反応性シリコーン系ブロック共重合体を配合した場合(試料37、40〜42)にはコントロールに比べて効果が向上し、特にすすぎ時のなめらかさや指どおりにおいて効果が顕著に向上した。また、乾燥後のなめらかさ、しっとり感も向上した。
ポリオキシアルキレン基を持たないシリコーン系共重合体(試料38)や、アミノ基などの反応性官能基を持たないシリコーン系共重合体(試料39)を配合した場合では、このような向上効果はほとんど認められなかった。
また、反応性シリコーン系ブロック共重合体が少なすぎると十分な効果が得られず、多すぎても効果が低下する。よって、反応性シリコーン系ブロック共重合体は毛髪化粧料中0.01〜10質量%、さらには1〜5質量%が好適である。
以下に本発明の毛髪化粧料の処方例を示す。いずれの毛髪化粧料も塗布した時は毛髪へのなじみがよく、すすぎ時のなめらかさ、乾燥後のなめらかさ、しっとり感、さらさら感、柔らかさに優れるものであった。
処方例1 ヘアオイル
(1)軽質流動イソパラフィン 85質量%
(2)アミノ変性高分子シリコーン 2
(一般式(I)で、R1=メチル、R2=−(CH2)3N(CH3)(CH2)2N(CH3)2、m=4000、n=20、a=3)
(3)メチルフェニルポリシロキサン 5
(4)ヒドロキシエーテルアミン1 0.2
(5)クエン酸 0.05
(6)香料 適量
(製造方法)
(1)〜(5)を混合した後、(6)を加えて均一にする。
処方例2 ヘアスプレ―
(1)揮発性イソパラフィン 16質量%
(2)ジメチルポリシロキサン 7
(3)プロピレングリコール 5
(4)エタノ―ル 適量
(5)精製水 2
(6)アミノ変性高分子シリコーン 4
(一般式(I)で、R1=メチル、R2は−(CH2)3N(CH3)2、m=4000、n=20、a=3)
(7)ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)・
メチルポリシロキサン共重合体 4
(8)ヒドロキシエーテルアミン2 0.2
(9)クエン酸 0.05
(10)香料 適量
(11)LPG 残余
(製造方法)
(3)〜(9)を混合した中に(1)〜(2)を混合したものを加えて乳化する。(10)を加えて均一とした後、(11)と共に容器に充填する。
処方例5 ヘアクリーム
(1)流動パラフィン 5質量%
(2)ワセリン 2
(3)ジメチルポリシロキサン 5
(4)アンモニウム変性シリコーン 1
(一般式(I)で、R1=メチル、R2=−(CH2)3(CH3)21837Cl、m=5000、n=25、a=3)
(5)セタノール 4
(6)ステアリルアルコール 1
(7)ヒドロキシエーテルアミン5 0.2
(8)クエン酸 0.05
(9)1,3−ブチレングリコール 10
(10)ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンジメチルエーテル 2
(11)ポリオキシプロピレングリセリルエーテル 2
(12)イソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル 2
(13)親油型モノステアリン酸グリセリン 2
(14)ポリマーJR-400TM(東邦化学工業社製) 0.5
(15)加水分解コムギタンパク 0.1
(16)パラオキシ安息香酸エステル 適量
(17)精製水 残余
(18)香料 適量
(製造方法)
(1)〜(7)の油層、(8)〜(17)の水層をそれぞれ加温により溶解して混合し、(18)を油層に添加して均一とした後、2層を混合して乳化する。
処方例6 ヘアクリーム
(1)流動パラフィン 10質量%
(2)ワセリン 3
(3)ジメチルポリシロキサン 2
(4)アミノ変性シリコーン 1
(一般式(I)で、R1=メチル、R2=−(CH2)3N(CH2)2、m=5000、n=25、a=3)
(5)プロピレングリコール 10
(6)ポリオキシプロピレン(40)ブチルエーテル 2
(7)ヒドロキシエーテルアミン1 0.2
(8)クエン酸 0.05
(9)テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリット 3
(10)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 2
(11)水酸化カリウム 0.1
(12)カルボキシビニルポリマー 0.3
(13)ポリアクリル酸ヒドロキシエチル 0.1
・アクリロイルジメチルタウリンナトリウム共重合体
(14)トウツバキ種子油 0.01
(15)精製水 残余
(16)香料 適量
(製造方法)
(1)〜(8)、(14)および(16)を混合したものを(9)〜(12)を混合したものに添加して乳化する。(13)を加えて均一とした後、(15)で中和し、さらに攪拌して均一とする。
処方例7 ヘアクリーム
(1)メチルポリシロキサン 10質量%
(2)アミノ変性シリコーン 1
(一般式(I)で、R1=メチル、R2=−(CH2)3NH2、m=4000、n=20、a=3)
(3)ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体 0.1
(4)ポリ(オキシエチレン・オキシプロプレン)
メチルポリシロキサン共重合体 0.1
(5)揮発性イソパラフィン 2
(6)架橋型ポリエーテル変性シリコーン 2.5
(7)ヒドロキシエーテルアミン3 0.2
(8)クエン酸 0.05
(9)デキストリンエステル 1
(10)ポリアスパラギン酸 0.1
(11)グリシン 0.1
(12)エタノール 5
(13)パラベン 0.25
(14)香料 適量
(15)色素 適量
(16)水 残余
(製造方法)
(1)〜(9)および(14)(15)を混合して均一としたものに(10)〜(13)および(16)を混合したものを添加して乳化する。
処方例8 ヘアローション
(1)軽質イソパラフィン 15質量%
(2)アミノ変性シリコーン 3
(一般式(I)で、R1=メチル、R2=−(CH2)3N(CH3)C25、m=5000、n=50,a=3)
(3)ジメチルシリコーン 6
(4)1,3-ブチレングリコール 2
(5)ポリオキシエチレン(60モル)硬化ヒマシ油エステル 2
(6)酸化チタンゾル 10
(7)エタノール 15
(8)ヒドロキシエーテルアミン化合物1 0.2
(9)クエン酸 0.05
(10)精製水 残余
(11)香料 適量
(製造方法)
(1)〜(3)および(10)、(11)を混合したものを(4)〜(9)に添加して乳化する。
処方例9 ヘアミスト
(1)アミノ変性シリコーン 0.2質量%
(一般式(I)で、R1=水酸基、R2=−(CH2)3NH2、m=4000、n=120、a=3)
(2)ジメチルポリシロキサン 1
(3)エタノール 5
(4)ステアリルアルコール 0.1
(5)ベヘニルアルコール 0.2
(6)グリセリン 2
(7)ジプロピレングリコール 1
(8)1,3−ブチレングリコール 1
(9)塩化アルキルトリメチルアンモニウム(77%) 0.5
(10)ヒドロキシエーテルアミン5 0.2
(11)クエン酸 0.05
(12)ビニルピロリドン・ 2.5
N,N-ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体
(13)アルギニン 0.1
(14)レシチン 0.1
(15)オクチルメトキシシンナメート 0.1
(16)パラオキシ安息香酸エステル 適量
(17)精製水 残余
(18)香料 適量
(製造方法)
(1)〜(4)を混合した油層および(5)〜(17)を混合した水層を加熱溶解し、前者を後者に添加して乳化する。(18)を添加して均一とする。
処方例11 ヘアコンディショナー
(1)イソペンチルジオール 5.0 質量%
(2)ソルビトール 5.0
(3)ジメチコン(100万cSt) 1.5
(4)ジメチコン(20cSt) 2.0
(5)ステアリルアルコール 3.0
(6)ベヘニルアルコール 2.0
(7)ヒドロキシエーテルアミン1 0.2
(8)クエン酸 0.05
(9)イソオクタン酸セチル 1.0
(10)アミノプロピルジメチコン(m=4000、n=120) 0.2
(11)アルギニン 0.01
(12)PEG−90M 0.02
(13)ステアリルジヒドロキシプロピルジモニウムオリゴ糖 0.05
(14)クエン酸 0.07
(15)フェノキシエタノール 適量
(16)調合香料 適量
(17)大豆レシチン 0.1
(18)加水分解小麦タンパク・加水分解小麦でんぷん 0.02
(19)N−ラウロイルグルタミン酸
ジ(フィトステリル/2−オクチルドデシル) 0.1
(20)トウツバキ種子油 0.001
(21)精製水 残余
(製造方法)
水溶性成分を加熱溶解して均一とする。これに油溶性成分を混合して加熱溶解したものを添加して、乳化した後、冷却する。
処方例12 ヘアミスト
(1)アミノ変性シリコーン 0.2質量%
(一般式(I)で、R1=水酸基、R2=−(CH2)3NH2、m=4000、n=120、a=3)
(2)ジメチルポリシロキサン 1
(3)エタノール 5
(4)ステアリルアルコール 0.1
(5)ベヘニルアルコール 0.2
(6)グリセリン 2
(7)反応性シリコーン系ブロック共重合体(共重合体1) 1
(8)1,3−ブチレングリコール 1
(9)塩化アルキルトリメチルアンモニウム(77%) 0.5
(10)ヒドロキシエーテルアミン5 0.2
(11)クエン酸 0.05
(12)ビニルピロリドン・ 2.5
N,N-ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体
(13)アルギニン 0.1
(14)レシチン 0.1
(15)オクチルメトキシシンナメート 0.1
(16)パラオキシ安息香酸エステル 適量
(17)精製水 残余
(18)香料 適量
(製造方法)
(1)〜(4)を混合した油層および(5)〜(17)を混合した水層を加熱溶解し、前者を後者に添加して乳化する。(18)を添加して均一とする。
処方例14 ヘアコンディショナー
(1)イソペンチルジオール 5.0 質量%
(2)ソルビトール 5.0
(3)ジメチコン(100万cSt) 1.5
(4)ジメチコン(20cSt) 2.0
(5)ステアリルアルコール 3.0
(6)ベヘニルアルコール 2.0
(7)ヒドロキシエーテルアミン1 0.2
(8)クエン酸 0.05
(9)反応性シリコーン系ブロック共重合体(共重合体1) 1.0
(10)アミノプロピルジメチコン(m=4000、n=120) 0.2
(11)アルギニン 0.01
(12)PEG−90M 0.02
(13)ステアリルジヒドロキシプロピルジモニウムオリゴ糖 0.05
(14)クエン酸 0.07
(15)フェノキシエタノール 適量
(16)調合香料 適量
(17)大豆レシチン 0.1
(18)加水分解小麦タンパク・加水分解小麦でんぷん 0.02
(19)N−ラウロイルグルタミン酸
ジ(フィトステリル/2−オクチルドデシル) 0.1
(20)精製水 残余
(製造方法)
水溶性成分を加熱溶解して均一とする。これに油溶性成分を混合して加熱溶解したものを添加して、乳化した後、冷却する。

Claims (4)

  1. 下記成分(A)及び(B)を含有することを特徴とする毛髪化粧料。
    (A)下記一般式(I)で表されるアミノ変性又はアンモニウム変性シリコーン。
    Figure 0004889089

    [式(I)中、R1はそれぞれ独立してメチル基、フェニル基又は水酸基である。
    2はそれぞれ独立して式−R4Zで表される基であり、R4は炭素数3〜6のアルキレン基、Zは窒素含有基であり、下記式:
    Figure 0004889089

    (R5はそれぞれ独立して水素原子又は炭素数1〜30のアルキル基、R6は炭素数1〜30のアルキル基、Aは塩素原子又は臭素原子又はヨウ素原子、bは2〜6の整数である。)で表される基である。
    aは0〜3の整数であり、m及びnはそれぞれ正の整数で、m+nの平均値は4000〜6000、n/mの平均値は0.005〜0.03である。]
    (B)下記一般式(II)で示されるヒドロキシエーテルアミン化合物。
    Figure 0004889089

    [式(II)中、R、Rはそれぞれ炭素数1〜3のアルキル基あるいはヒドロキシアルキル基あるいは下記一般式(III)で示される基であるが、R、Rの少なくとも一方/又は両方は前記一般式(III)で示される基である。Rは炭素数1〜3のアルキル基あるいはヒドロキシアルキル基である。
    Figure 0004889089

    (式(III)中、Rは直鎖又は分岐した炭素数6〜24のアルキル基、アルケニル基あるいはヒドロキシアルキル基であり、nは1〜5の整数である。)]
  2. 請求項1記載の毛髪化粧料において、毛髪化粧料中における各成分の配合量が、下記の範囲であることを特徴とする毛髪化粧料。
    (A)0.01〜10.0質量%。
    (B)0.01〜10.0質量%。
  3. 請求項1又は2記載の毛髪化粧料において、さらに、下記一般式(IV)で示される反応性シリコーン系ブロック共重合体を含有することを特徴とする毛髪化粧料。
    Figure 0004889089
    [式(IV)中、Rは脂肪族不飽和を含まない1価の炭化水素基である。
    Xは
    Figure 0004889089
    の何れかで示される反応性官能基である。
    はRまたはXで定義された何れかの基を表す。
    nは2〜4の整数である。
    aは少なくとも2の整数であり、bは少なくとも1の整数であり、cは少なくとも4の整数であり、dは少なくとも2の整数である。
    Yは炭素−珪素によって隣接珪素原子に、そして酸素原子によってポリオキシアルキレンブロックに結合している2価の有機基を表し、−R −,−R −CO−,−R −NHCO−,−R −NHCONHR −NHCO−または−R −OOCNH−R −NHCO−で示される基である(R はエチレン基、プロピレン基、ブチレン基から選ばれる2価のアルキレン基、R はR として例示した2価のアルキレン基または−C −、−C −C −、−C −CH −C −、−C −CH(CH )−C −から選ばれる2価のアリレン基である)
    シロキサンブロックの平均分子量は250〜10,000であり、各ポリオキシアルキレンブロックの平均分子量は200〜10,000であり、シロキサンブロックは共重合体の25〜95質量%を構成し、ブロック共重合体は少なくとも1,000の平均分子量を有する。]
  4. 請求項1〜3の何れかに記載の毛髪化粧料からなるヘアコンディショナー組成物。
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