JP4888179B2 - 回路ブロック検出装置、その方法及びプログラム - Google Patents

回路ブロック検出装置、その方法及びプログラム Download PDF

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電子回路設計において、着目すべき複数部品間の接続を含めた部分回路(ブロック)が当該回路に含まれているかを検出するための装置、その方法及びプログラムに関する。
現在、電子回路はCADシステムで作図することにより、配置されている部品の一覧表抽出および接続一覧の抽出を行うことができる。また、回路内から特定の部品または端子、ネットなどを検出することができる。部品名の設定漏れや接続漏れ等のミスは、回路設計CADにおいて検出することができるため、要修正個所の確認は容易である。電気製品において、試作または量産での問題の多くは、複数部品間の接続を含めた組合せに起因することが多い。これらについて設計者はトラブルの原因を調査し報告するが、原因が部品単体ではないため、回路を切り出した図(ブロック図)での報告となる。それらの例として、図19に回路図面トラブルの説明図を示す。例えば、(a)電源接続のコンデンサは耐圧が不足する。(b)接続部品間に同長での長さが必要にも関わらず配線長が異なる。(c)過去にトラブルがあった事例でも、回路上で実線がない場合に検出を漏らす等である。この報告を用いて再発防止をするためには、同様の部品間接続(ブロック)になっている部分がないかを調査する必要がある。
CADを含む従来のシステムでは、部品間の接続を含む回路ブロックを検索する手段がない。従って、設計者は部品品番など特定のキーワードを用いて回路を検索した上で、当該ブロックと同様の接続関係かを目視で確認する必要があった。この作業には多大な手がかかる上、検出漏れが発生する可能性が高い。
そこで、回路図の検証を行うためのCADデータの検証装置が、特開平6−162127号公報に開示されている。
背景技術のCADデータの検証装置は、CADで作成された回路図を検証するCADデータの検証装置において、回路図の検証を行うための複数の検証項目と各検証項目毎にその検証内容を記憶する検証項目データベースと、前記作成された回路図からこの回路図に必要な検証項目を選択する検証項目選択手段と、前記選択された回路図に対して前記作成された検証項目に対応する前記検証項目データベースの検証内容を用いて検証する回路図検証手段とを備えるものである。また、CADで作成された回路図を検証するCADデータの検証装置において、各検証項目毎にその検証内容を記憶する検証内容メモリと、回路図の回路図データから取出された各キーワード毎に該当キーワードに対して割付けられた検索キーを記憶する検索キーメモリと、各検索キーと前記各検証項目の関係をツリー構造で記憶する検証項目メモリと、前記作成された回路図からキーワードを抽出するキーワード抽出手段と、前記検索キーメモリから前記抽出されたキーワードに対応する検索キーを抽出する検索キー抽出手段と、前記検証項目メモリのツリー構造に基づいて前記抽出された各検索キーから前記回路図を検証するための検証項目のみを選択する検証項目選択手段と、前記回路図に対して前記選択された検証項目に対応する前記検証内容メモリの検証内容を用いて検証する回路図検証手段とを備えるものである。
特開平6−162127号公報
前記背景技術のCADデータの検証装置であれば、種々の回路図に対する検証を行うための多数の検証内容を検証項目毎に整理して検証項目データベースに予め設定している。したがって、CADにおいて回路図が作成される毎に、検証項目データベースに記憶されている検証内容を用いて検証を実施でき、各回路図毎に検証プログラムの作成又は変更作業を省略でき、検証処理能率を大幅に向上できる。さらに、検証項目データベース内に回路図の構成要素と各検証項目との関係をツリー構造で記憶し、このツリー構造を利用して作成された回路図に対する最適の検証内容を選択している。したがって、回路図の検証処理能率をより一層向上できる。
しかしながら、特定の複数の部品や、「端子」、「電源」、「ネット名」などが回路に含まれているか否かを検索し、チェック項目を決定することはできるが、特定部品同士が接続されているか否かをデータベース登録し検出することはできない。このため、本来チェック不要な回路であっても検出されてしまう。
また、電子回路設計においては、部品点数の増加に伴い、回路毎に部品の配置位置や信号線の位置が大きく異なっている。同じ部品間接続(ブロック)を作成する場合であっても、図面の隙間に配置、配線を行うために、特定部品間の接続関係を目視で確認することは難しい。また、回路図では実線で信号を記載せず、記号を用いて論理的に接続する場合もあるため、図形をたどるだけの確認では不十分である。確認対象の回路ブロックが設計対象の回路に含まれているかを目視で確認するためには、多大な時間を必要とする上、検出漏れが起こりやすい。必要に応じて、電源に接続されるコンデンサの検出などを一例とした特定回路ブロックの検出を目的とするプログラムを作成することはできるが、着目するブロックの形態が変わる都度、検出プログラムを作成する必要がある。
そこで、本発明では前記課題を解決するために、電子回路において、部品情報や接続関係を含めた回路ブロックが含まれているかを検査することにより、過去のトラブル事例や着目すべき情報を抽出、表示するための材料を提供する回路ブロック検出装置を提供することを目的とする。
発明に係る回路ブロック検出装置は、部品、部品の端子及び端子間の接続を含む回路情報から部品、端子及び接続をフィールドとする回路情報テーブルを作成する回路情報テーブル作成手段と、前記回路情報上で検出対象となる部品、端子及び接続を含むブロック情報から部品、端子及び接続をフィールドとするブロックテーブルを作成するブロックテーブル作成手段と、前記ブロックテーブルから一のレコードを検索キー項目として取得する検索キー決定手段と、当該検索キー決定手段が取得したブロックテーブルの検索キー項目に対応する回路情報テーブルのレコードを検索する検索手段と、当該検索手段により検索キー項目に対応する回路情報テーブルのレコードが検索された場合に、前記ブロックテーブルの検索キー項目に対応する前記検索された回路情報の部品、端子及び端子の接続情報を関連付けて設定し、当該設定された情報から得られる前記ブロックテーブルの項目と前記回路情報テーブルの項目との対応関係に応じて、前記ブロックテーブルにおける他のレコードの項目に前記回路情報の部品、端子及び端子の接続情報を設定してブロックテーブルに反映する情報反映手段と、当該情報反映手段により全てのブロックテーブルのレコードに回路情報のレコードが反映された場合に、反映された回路情報のレコードから特定
される回路情報中の回路ブロック情報を検出ブロックとして格納する検出ブロック情報格納手段とを含むものである。

これにより、前記回路情報テーブル作成手段が回路情報作成テーブルを作成し、前記ブロックテーブル作成手段がブロックテーブルを作成し、前記検索キー決定手段がブロックテーブルの一のレコードを取得し、前記検索手段が当該取得したブロックテーブルのレコードに対応する回路情報テーブルのレコードを検索し、前記情報反映手段が検索できた回路情報のレコードをブロックテーブルに反映し、前記検出ブロック情報格納手段が全てのブロックテーブルのレコードが回路情報のレコードにより反映された場合に検出ブロックを格納しており、部品同士の接続を含めた所定の回路ブロックを回路情報から検出することができるという効果を奏する。
つまり、「部品」、「端子」および「端子の接続」をテーブル化し、データベース登録した上で、回路内の情報に対して検索及び情報反映の処理を繰り返すことで、回路要素の有無だけでなく、部品間接続の有無を含めた検出を可能としている。また、本発明では、同一信号(ネット)に接続されている複数部品の組合せだけでなく、クロックとデータバスなど、複数信号で接続されている部品の関係(ブロック)を検出できる他、3つのICが順に信号を変換するような接続のような多段階で構成される部品間接続も登録、検出できる。また、過去に問題となったブロックや、要注意ブロックが、当該回路図に含まれることを確認できる。
(2)本発明に係る回路ブロック検出装置は必要に応じて、前記回路情報は、端子間の接続について接続特性を含み、前記回路情報テーブル作成手段が、接続特性を示す情報もフィールドとする回路情報テーブルを作成し、検索手段が検索したブロックテーブルの検索キー項目に対応する回路情報テーブルのレコードが、接続特性が所定接続特性に合致する場合に当該回路情報テーブルのレコードを対応しないレコードとするものである。ここで、「接続特性」とは、例えば、電源接続、アース接続等を含む。
これにより、回路情報テーブルに回路情報として端子間の接続について接続特性を含ませることができ、ユーザが接続特性の検索を含めないことを希望する場合において、検索手段が検索したブロックテーブルの検索キー項目に対応する回路情報テーブルのレコードが、接続特性が所定接続特性に合致する場合に、当該回路情報テーブルのレコードを対応しないレコードとすることで、回路図面において、例えば、電源やアースの接続特性を有する形で接続されている部品間の接続関係の検索処理を必要に応じて省略することができる。
発明に係る回路ブロック検出装置は必要に応じて、前記検索キー決定手段が、前記情報反映手段により全てのフィールドが反映されたレコードを除いて反映されたフィールドを最も多く有するブロックテーブル内のレコードを優先的に検索キー項目として取得するものである。
これにより、全てのフィールドが反映されたレコードを除いて反映されたフィールドを最も多く有するブロックテーブル内のレコードを優先的に検索キー項目として取得し、回路情報テーブルのレコードからブロックテーブル内のレコードに該当する情報が存在しないフィールドの処理の順序を変更し、ブロックテーブル内で生じる矛盾を避けることができるので、処理を高速化することができる。

発明に係る回路ブロック検出装置は必要に応じて、前記検索キー決定手段が、前記ブロックテーブル内でレコード数が相対的に多い部品を優先して当該部品に係るレコードを検索キー項目として取得するものである。
これにより、前記検索キー決定手段が、レコード数が相対的に多い部品を優先して当該部品に係るレコードを検索キー項目として取得することができ、「LSI」や「IC」などの使用頻度の低い部品から処理を進めていくことから、処理を高速化することができる。

発明に係る回路ブロック検出装置は必要に応じて、前記回路情報は、部品の種類を示す部品種別を含み、前記検索キー決定手段が、部品種別がIC又はLSIであるレコードを優先的に検索キー項目として取得するものである。
れにより、部品種別がIC又はLSIであるレコードを優先的に検索キー項目として取得することができ、検出対象回路ブロックに特徴的な部品種別を含む場合に、その部品種別の存在をキーとして検索処理を進められることから、処理を高速化することができる。

(6)本発明に係る回路ブロック検出装置は必要に応じて、前記検出ブロック情報格納手段により格納された検出ブロックを回路情報の回路図上で顕示して表示するものである。
これにより、検出ブロックを回路情報の回路図上で顕示して表示することができ、回路図中に存在する問題ブロックと同形態の回路部分を簡易に把握することができる。
(7)本発明に係る回路ブロック検出装置は必要に応じて、前記検出ブロック情報格納手段により格納された検出ブロックの情報をブロック情報の回路図上に付加して表示するものである。
これにより、検出ブロックの情報をブロック情報の回路図上に付加して表示することができ、回路図中に存在する問題ブロック内の部品名や端子名の回路構成要素の情報を簡易に取得することができる。
これまで本発明を回路ブロック検出装置として捉えて説示してきたが、これら説明により所謂当業者であれば回路ブロック検出方法として把握することもできる。なお、把握される回路ブロック検出方法を構成する各ステップの動作主体は、ハードウェア的観点からはコンピュータ又はプロセッサが該当する。
これら前記の発明の概要は、本発明に必須となる特徴を列挙したものではなく、これら複数の特徴のサブコンビネーションも発明となり得る。
(本発明の第1の実施形態)
ここで、本発明は多くの異なる形態で実施可能である。したがって、下記の実施形態の記載内容のみで解釈すべきではない。
実施形態では、主に装置について説明するが、所謂当業者であれば明らかな通り、本発明は、コンピュータで使用可能なプログラムとしても実施できる。また、本発明では、ハードウェア、ソフトウェア、または、ソフトウェア及びハードウェアの実施形態で実施可能である。プログラムは、ハードディスク、CD−ROM、DVD−ROM、光記憶装置または磁気記憶装置等の任意のコンピュータ可読媒体に記録できる。さらに、プログラムはネットワークを介した他のコンピュータに記録することができる。
本装置は、ユーザの編集を受けたりする周知の標準のコンピュータ支援設計(CAD:Computer Aided Design)本体プログラムの一機能を提供するプログラムとして実装することもできる。本発明の実施形態に係る回路ブロック検出装置について図に基づき説明する。
〔1.ハードウェア構成〕
図1は、本発明の第1の実施形態に係る回路ブロック検出装置のハードウェア構成図の一例である。コンピュータ1は、例えば、CPU(Central Processing Unit)2、メインメモリ3、HDD(Hard Disk Drive)4、ビデオカード5、マウス6、キーボード7、光学ディスク8等により構成される。なお、必要に応じて、コンピュータ1は、データベース等に接続することもできる。
〔2.ブロック構成〕
図2は、本発明の実施形態に係る回路ブロック検出装置のブロック構成図である。
回路ブロック検出装置は、主にブロック情報作成部10及び制御部20を有する。制御部20は、回路情報テーブル作成部21、ブロックテーブル作成部22、ブロック検出部23、検出ブロック情報格納部24から構成される。ここで、回路情報テーブル作成部21は、設計された回路図の回路情報に関するテーブルを作成する。ブロックテーブル作成部22は、検出対象のブロックに関するテーブルを作成する。ブロック検出部23は、検出対象のブロックを検出する。検出ブロック情報格納部24は、検出されたブロックの情報を格納する。なお、ブロック検出部23は、検索キー決定部231、検索部232、情報反映部233から構成される。ここで、検索キー決定部231は、ブロックテーブル内の検索キーを決定する。検索部232は、ブロックテーブルに回路情報テーブルの回路情報を当てはめて検索する。情報反映部233は、検索された結果、回路情報がブロックデータに当てはまる場合に、当該回路情報をブロックテーブルに反映する。
まず、画面に表示された回路CADを通じて、あらかじめ記憶された「ブロックデータ」、「ブロックネットリスト」、「ブロック部品表(部品リスト)」からデータがブロック情報作成部10に送られる。ここで、回路CADとは、回路図用のCADであり、電気、電子回路、論理回路などの接続情報をコンピュータにより設計支援するものである。また、「ブロックデータ」とは、着目すべき複数部品間の接続を含めた部分回路(ブロック)の情報である。「ブロックネットリスト」とは、ブロックに関する何と何が接続されているかの回路の接続状態について表現するための情報である。「ブロック部品表(部品リスト)」とは、ブロックに関する製品で使用する部品を一覧表やツリー図で表したものである。ユーザは、キー編集操作により入力することができる。なお、キー編集操作によって、ブロック情報を作成するために必要なデータを「ブロックデータ」、「ブロックネットリスト」、「ブロック部品表(部品リスト)」を任意に選択することができる。ブロック情報作成部10により作成されたデータは、「ブロック情報」、「ブロック情報一覧」として記録される。ここで、「ブロック情報」とは、「ブロックデータ」、「ブロックネットリスト」、「ブロック部品表(部品リスト)」から任意に選択された検出対象のブロックに関する情報である。「ブロック情報一覧」とは、個々の検出対象ブロックに関する参照すべき特徴的な情報を一覧形式で表したものである。なお、「ブロック一覧情報」は、制御部20に送られる。
また、画面に表示された回路CADを通じて、記憶された「回路データ」、「ネットリスト」、「部品表(部品リスト)」からデータが制御部20の回路情報テーブル作成部21に送られる。記録された「ブロック情報」は、制御部20のブロックテーブル作成部22に送られる。ユーザは「検索条件を指定」することにより制御部20に検索式(データ)を入力することができる。
ブロック検出部23では、これらのデータについて、検索キー決定部231、検索部232、情報反映部233で回路ブロックの検出処理を行う。その結果、検出されたブロックのデータは、検出ブロック格納部24に格納される。また、格納された検出ブロックのデータは、検出ブロックデータとして記憶される。そして、「回路CAD」において検出ブロックデータを画面表示することができる。また、検出ブロックデータを「図形表示」として画面表示することができる。さらには、検出ブロック情報格納部24に格納されたデータは、「構成回路要素」として書類化することができる。例えば、印字出力、光学的文字読み取り装置または磁気インク読み取り装置の書類、マイクロフィルム、計算記録、帳票などがある。なお、「構成回路要素」とは、例えば、「RefNo」、「端子番号」「部品ID」、「端子ID」などを含む。
〔3.動作〕
図3は、本発明の第1の実施形態に係る回路ブロック検出装置のブロック検出のフローシートである。
ユーザは、あらかじめブロック情報作成部10によりブロック情報及びブロック情報一覧を作成する。ブロックデータを取り込み、「LSI」、「IC」などのデバイス情報を抽出する。ここで、ブロックデータは、汎用化のためブロックネットリストを主とすることができる。なお、ブロック部品表からも部品属性を抽出することができる。かかる場合に、必要なブロック回路が切り出されていない場合は、ここで余分な「部品」、「接続」などを削除して、必要なブロック情報に絞り込むことができる。ここで、不要なキーを削除またはワイルドカードに変更する。なお、ワイルドカードは、ユーザにより自由に設定することができる。また、不要なキーとは、例えば、抵抗値に依存しない抵抗部品などを含む。また、特定の定数範囲の部品等が対象となる場合は、値の範囲を指定する。作成したブロックテーブルを回路ブロック情報として保存、管理する。
また、回路ブロック一覧として、前述の作成したブロック情報1件毎に、「ブロック名」、「ナレッジ情報(参照する技術情報)」を1行としたテーブルを作成する。なお、通常は、ブロック情報を作成する都度、本テーブルに1行追加するが、ブロック内の特定要素に対して「ナレッジ情報」が必要な場合、「ブロックID」と「ブロック内要素ID」と「ナレッジ情報」を1行としたテーブルとする。作成したテーブルを、回路ブロック一覧として保存、管理する。
ユーザがCAD装置内の対象回路図面を指示するための入力を行う(S100)。回路図データを回路情報テーブル作成部21に読み込む(S200)。回路図データに含まれる部品端子接続情報を抽出する(S300)。つまり、回路情報を取り込み、「LSI」、「IC」などのデバイス情報を抽出する。ここで、回路情報は、汎用化のためにネットリストを主とすることができる。なお、部品表からも部品属性を抽出することができる。回路情報テーブル作成部21が、「部品」、「端子」「接続」をキーとして回路情報テーブルを作成する(S400)。
ブロック情報一覧から、検出対象ブロック名を順次取得する(S500)。ブロックテーブル作成部22が、対象ブロックデータを読み込み、「回路部品ID」、「回路端子ID」、「回路接続先ID」の列を追加する(S600)。そして、「部品」、「端子」、「接続」をキーとして、ブロックテーブルであるブロック情報テーブルを作成する(S700)。
ブロック検出部23の検索キー決定部231が、作成されたブロックテーブルのn行目のデータと指定条件から検索キーを取得する(S800)。なお、初回は1行目とする。電源・アース経由接続を含むか否かを判断する(S900)。ここで、テーブル上の検索処理においては、電源・アース経由接続の存在に関係なくブロックが検出されることから、必要に応じて、電源・アース経由接続のブロックの検索を求めないことができる。電源・アース経由接続を含む処理を求めないことを判断した場合に、検索キーにGND/PWRの除外条件を追加する(S1000)。電源・アース経由接続を含む処理を求める場合、またはS1000の後に、検索部232が回路情報検索を行う(S1100)。検索内容は、前記の検索キーを用いて、回路情報テーブルから該当する行を検索する。検索の結果、情報ありか否かを判断する(S1200)。情報ありと判断した場合に、回路情報テーブルから回路情報を取得する(S1300)。得られた回路情報を、ブロックテーブルに反映し、回路情報設定を行う(S1400)。反映の結果、例えば、ブロック内では別IDだが回路IDが同一などのブロックテーブルの矛盾がある場合などに、前記の検索キーを用いて、回路情報テーブルから該当する行を抽出し、ブロックテーブルに反映する処理に戻り、抽出した次のレコードで処理を継続する。ブロックテーブルの最終行であるか否かを判断する(S1500)。ブロックテーブルの最終行であると判断しない場合に、BLKキーが合致する他レコードへ情報反映部233が情報を設定する(S1600)。そして、決定キー数に従い、次行以降をソートする(S1700)。これは、検出処理のロスを防ぐための処理として、ブロックテーブルのn+1行目以降を確定検索キーの数が多い順に並び替えるものである。ブロックテーブルの最終行であると判断した場合に、検出ブロック情報格納部24が検出ブロックを記録し、検出ブロックデータとして画面表示する(S1800)。S1200で情報ありと判断されない場合に、前行検索で複数情報ありか否かを判断する(S1900)。前行検索で複数情報ありと判断された場合に、該当行に戻り次の回路情報を取得する(S2000)。そして、回路情報設定に戻る(S1400)。前行検索で複数情報ありと判断されない場合には、検出対象ブロックの検出処理を終わる。ブロック一覧から取得したブロックごとに検出処理が終了した場合、処理を終了する(S2100)。ここで、検出結果の活用として、例えば、「RefNo」、「端子番号」などの回路キーでの一覧表示により、ブロックの構成を表示することができる。また、回路ブロック図に対し、例えば、「部品ID」,「端子ID」等の検出した回路情報を加えて表示する。さらに、回路CADにより、例えば、「部品ID」,「端子ID」,「接続ID」などの回路情報を用いて強調表示することもできる。
〔4.実施例〕
簡単な回路図とブロックを例に、実施例を以下に説明する。
図4は、本発明の実施形態に係る回路ブロック検出装置における回路図面の一例である。本発明の実施例の説明のために便宜的に回路図として図4のようなものを想定するが、本発明は、回路構成の複雑性や回路の面積の大小に関わらず適用することができる。
〔4.1ブロック情報作成〕
図5は、本発明の実施形態に係る回路ブロック検出装置の検出対象回路(BLK2)及びテーブルの一例である。また、図5(a)は、過去にトラブルが発生したブロックの例であり、設計に注意が必要な組合せ例である。具体的には、「PartA」のICの「C端子」及び「D端子」から各「PartB」のICの「B端子」に対し、接続部品間に同長での配線が必要となるものである。図4及び図5(a)の設計情報から、回路ブロックの有無を検出する。ここで、回路ブロック情報作成について以下に説示する。まず、ブロック情報取得において、図5(a)のブロックは、回路CADでは図5(b)のような「部品ID」、「接続ID」を持ったブロックデータとなっているため、ここから回路情報を読み込む。なお、ブロックデータ以外に、CADデータまたはネットリストとすることもできる。例えば、ICの「PartA」には、「部品ID」として「IC1」、「C端子」と「B端子」の「接続ID」として「BN1」などである。なお、ネットリストを参照する場合、「部品品番」、「定数」などの情報が記載されていない場合もある。この場合には、部品表の情報も合わせて読み込むことができる。次に、テーブル作成において、図5(c)に示すようにブロック情報作成部10が、部品端子毎に、『部品情報』として例えば「BLK−ID」、「B−部品ID」、「B−部品種別」、「B−品番」、「B−定数」、『端子情報』として例えば、「B−端子ID」、「B−端子」、『接続先ネット情報』として例えば「B−接続先ID」、「B−接続特性」を取得し、ブロックテーブルを作成する。具体的には、1行目を例に挙げると、「BLK−ID」には「BLK2」、「B−部品ID」には「BIC1」、「B−部品種別」には「IC」、「B−品番」には「PartA」、「B−定数」には「*」、「B−端子ID」には「C」、「B−端子」には「C」、「B−接続先ID」には「BN1」、「B−接続特性」には「*」である。これらの情報が4行目まで作成される。なお、テーブル例では「品番」、「定数」などを例示しているが、ナレッジ情報検索のキーとなるものであれば、例えば、「メーカ」、「コスト」などを例とした購買関係の情報を付加することもできる。また、ブロック情報作成において、図5(b)の例では、関係するブロック情報のみが記載されているため、ここでは編集の必要はない。ブロック判定に影響のない回路要素情報は、ここで削除またはワイルドカードへの変更を行う。ここで、ワイルドカードとは、例えば、「*」、「?」などである。この例では「B−定数を「*」としているが、抵抗部品などの定数で検索する場合は「10K」など、値を指定するほか、特定範囲の定数が対象となる場合は「>10K」(10K以上の意)など、範囲指定を行うことができる。作成したテーブルに、ブロック毎の名称(BLK2)を付加し、保存、管理する。
図6は、本発明の実施形態に係る回路ブロック検出装置の回路トラブル例とテーブルの説明図である。図6(a)は、電源接続のコンデンサは耐圧に注意を要する場合のブロック図の例である。具体的に作成されるブロックテーブルは、1行目を例に挙げると「BLK−ID」には「BLK1」、「B−部品ID」には「C1」、「B−部品種別」には「C」、「B−品番」には「*」、「B−定数」には「*」、「B−端子ID」には「1」、「B−端子」には「*」、「B−接続先ID」には「BN1」、「B−接続特性」には「PWR(電源)」である。図6(b)は、過去にトラブルがあった事例でも、回路上で実線がない場合に検出を漏らす等に示されるブロック図の例である。具体的に作成されるブロックテーブルは、1行目を例に挙げると「BLK−ID」には「BLK3」、「B−部品ID」には「IC1」、「B−部品種別」には「IC」、「B−品番」には「PartB」、「B−定数」には「*」、「B−端子ID」には「C」、「B−端子」には「C」、「B−接続先ID」には「BN1」、「B−接続特性」には「*」である。これらの情報が8行目まで作成される。
図6(c)は図5(b)及び図6(a)、(b)に示した回路ブロック作成例において、ブロックテーブルの作成で示した手順で作成、保存したBLK1乃至3に対し、「ナレッジ情報」(参照すべき技術情報)を付加する。ここで、「ナレッジ情報」は、例えば、注意事項,トラブル事例,参照URLなどを含む。また、図6(c)のブロック一覧には、ユーザが新規のトラブル情報を適宜必要に応じて、追加作成することができる。
〔4.2回路情報作成〕
ここで、回路ブロック検出における回路情報の取得について以下に説明する。
図7は、本発明の第1の実施形態に係る回路ブロック検出装置の回路情報テーブル作成のための回路情報の一例である。図4の回路図は、CADシステムでは図7のように「部品ID」、「接続ID」を持ち、表示する場合と非表示の場合がある。この回路データから回路情報を読み込む。なお、回路データ以外にも、CADデータまたはネットリストから読み込むこともできる。ネットリストを参照する場合、「部品品番」、「定数」などの情報が記載されていない場合もある。この場合、部品表の情報も合わせて読み込まれる。
次に、回路情報テーブル作成について説明する。
図8は、本発明の実施形態に係る回路ブロック検出装置の回路情報テーブル化の一例である。回路情報テーブル作成部21が、部品端子毎に、『部品情報』として「回路ID」、「部品ID」、「部品識別」、「品番」、「定数」、『端子情報』として「端子ID」、「端子」、『接続先ネット情報』として「接続先ID」、「接続特性」を取得し、回路情報テーブルを作成する。なお、テーブル例では「品番」、「定数」などを例示しているが、回路ブロックデータに含まれる情報列と同等の情報を作成することができる。具体的に作成される回路情報テーブルは、1行目を例に挙げると「回路ID」には「CIR01」、「部品ID」には「IN」、「部品種別」には「CN」、「品番」には「スペース」、「定数」には「スペース」、「端子ID」には「1」、「端子」には「スペース」、「接続先ID」には「N01」、「接続特性」には「スペース」である。これらの情報が33行目まで作成される。
〔4.3回路ブロック検出〕
制御部20が、検出対象ブロック名取得においては、ブロック名一覧から、検索対象とするブロックの名称を取得する。ここでは、「BLK2」を取得する。なお、一般的には、新規回路作成時に過去のトラブル事例を検索するため、ブロック名一覧から順次ブロック名を取得し、以下の検出処理をブロック検出部23が繰り返し実行することになる。
図9は、本発明の実施形態に係る回路ブロック検出装置の検出ブロック2の検出手順の一例(1)である。まず、図9(a)に示すように、図5(c)の「BLK2」の名称を持つブロック情報を読み込み、ブロックテーブルとする。ここで、回路から検出した情報を示すため、実線の楕円部分の「部品ID」、「端子ID」、「接続先ID」の列を追加し、テーブルを拡張している。なお、実際のプログラムでは、別テーブルとすることもできる。
図9(b)は、検索キーの取得を示す。ブロックテーブルの1行目から、検索キー決定部231が点線部分に示した検索キーを抽出し、以下の検索条件を作成する。
部品種別=“IC”and 品番=“PartA” and 端子名=“C”
なお、この例では指定していないが、GND(地面)を経由した接続を除外する旨、指定した場合は、ここで、上記の検索条件に「接続種別=not(GND)」を加える。なお、電源など特種な接続を除外する場合も同様である。
図10は、本発明の実施形態に係る回路ブロック検出装置の検出ブロック2の検出手順の一例(2)である。
まず、図10(a)に最初の検索結果取得について示す。検索条件を元に、図8の回路情報テーブルを検索部232が検索すると、以下の2つの情報を抽出できる。
(図8の06行目)部品ID=“IC10”,端子ID=“C”,接続先ID=“N04”
(図8の14行目) 部品ID=“IC11”,端子ID=“C”,接続先ID=“N08”
まず、抽出した図8の06行目の情報を取得し、図10(a)の一点鎖線で示した1行目のようにブロックテーブルへ反映する。ここでは、1行目のデータであり、抽出済のデータとの矛盾は発生しない。
次に、図10(b)の最初の検索結果反映について示す。ブロックテーブルの1行目で「B−部品ID」=「BIC1」の部品IDが「IC10」となったため、実線の四角部分に示すように同テーブルの2行目の部品IDも「IC10」である。同様に、1行目の「B−接続先ID」=「BN1」の接続は「N04」となったため、実線の四角部分に示すように3行目の接続も「N04」である。これを情報反映部233が反映する。
次に、図10(c)において、2回目の検索キー取得について示す。検索キー決定部231がブロックテーブルの2行目から、点線部分の検索キーを抽出し、以下の検索条件を作成する。
部品種別=“IC”and部品ID=“IC10”and 品番=“PartA”and端子=“D”
次に、図10(d)に2回目の検索結果取得について示す。検索条件を元に、図8の回路情報テーブルを検索部232が検索すると、以下の情報を抽出できる。
(07行目)部品ID="IC10",端子ID=D,接続先ID=N05,接続特性=GND
抽出した情報を取得し、図10(d)の一点鎖線に示すデータとしてブロックテーブルへ反映する。ここで、2行目までのデータを比較すると、ブロックテーブルの「部品ID」が同一の部品は同一名「IC10」であり、且つ「部品ID」が異なる部品は異なる部品名である。「端子」、「接続」も同様であり、取得した情報に矛盾はない。
次に、図10(e)に2回目の検索結果反映について示す。ブロックテーブルの2行目で「B−接続先ID=BN2」のネットは「N05」となったため、実線の四角部分に示すように4行目の接続先も「N05」である。これを情報反映部233が反映する。
次に、図10(f)に3回目の検索キー取得について示す。ブロックテーブルの3行目から、検索キー決定部231が点線部分に示した検索キーを抽出し、以下の検索条件を作成する。
品番=“PartB”and端子=“B”and接続先ID=“N04”
ここで、3回目の検索結果取得については、検索条件を元に、回路情報テーブルを検索部232が検索すると、該当する情報がない。従って、最初の検索結果取得で選択した(06行目)から順次検索した場合は、ブロックに該当しないことが判る。
図11は、本発明の実施形態に係る回路ブロック検出装置の検出ブロック2の検出手順の一例(3)である。
図11(a)に4回目の検索結果取得について示す。図10(a)の最初の検索結果取得の検索結果から、(14行目)の情報
(14行目)部品ID=“IC11”,端子ID=C,接続先ID=N08
を取得し、図11(a)の一点鎖線で示すようにテーブルへ反映する。ここでは、1行目のデータであり、抽出済のデータとの矛盾は発生しない。
次に、図11(b)に4回目の検索結果反映を示すと、ブロックテーブルの1行目で「B−部品=BIC1」の部品IDが「IC11」となったため、同テーブルの2行目の部品IDも実線の四角部分で示すように「IC11」である。同様に、1行目の「B−接続先ID=BN1」のネットは「N08」となったため、3行目の接続先も実線の四角部分で示すように「N08」である。これを情報反映部233が反映する。
以下、図11(c)乃至(h)に示されるように検索キー決定部231が検索キー取得,検索部232が検索し、その結果を取得し、情報反映部233が検索結果反映を繰り返すと、図11(i)のように全ての行に対して回路情報を検索できる。
〔4.4検出結果記録〕
以上の結果により、図11(i)のような「部品」、「接続」の組合せが、当該ブロックを構成していることが検出できる。検出ブロック情報格納部24がこれらの検出情報を格納する。そして、検出ブロックデータとしてデータベース等に記録できる。
〔4.5検索結果の活用〕
図12は、本発明の第1の実施形態に係る回路ブロック検出装置の検出結果の一例である。検出したブロックは、図11(i)のような文字情報として確認できる。また、図12(a)の太い実線部分で示すようにCADツールにおいて「部品ID」等を用いた強調表示をすることができる。さらに、当該部分を色分けなどにより確認することもできる。また、図12(b)のように、元のブロック図を用いて、ここに「部品ID」などを追記、表示することで、登録ブロックと同形態になっていることを表現できる。
図13乃至図15は、本発明の実施形態に係る回路ブロック検出装置の検出ブロック3の検出手順の一例(1)乃至(3)である。
図13(a)は図9(a)の説明と同様である。図13(b)は図9(b)、図10(a)及び(b)における検索キー決定部231が検索キー取得,検索部232が検索し、その結果を取得し、情報反映部233が検索結果反映の3つの処理結果を1つのテーブル図にまとめたものである。図13(b)から(d)まで検出処理を行った結果、図13(e)において、ブロックIDが異なるが、回路IDが同一となり、検出済みデータとは不一致となる。従って、この段階ではブロックに該当しないことが判る。図14(a)から(e)は図13(d)からの検出処理の続きである。ここで、図14(a)において、「B−接続特性」に「GND」があるが、特にGND(地面)を経由した接続を除外する旨を指定しない限り、「部品ID」の「C1」の「接続先ID」の「N05」を検索することができる。
そして、図14(e)において、「部品」、「接続」の組合せが、対象ブロックである「BLK3」を構成していることが検出できる。なお、図15(a)から(c)は、図13(a)からの処理の続きであるが、図15(c)の段階で、ブロックに該当しないことが判る。
〔4.6検索におけるソート処理〕
図16及び図17は、本発明の実施形態に係る回路ブロック検出装置の検出ブロック3の検出手順の一例(4)及び(5)である。
前述の回路ブロックの検索手順においては、図10(a)の最初の検索結果取得のように複数の情報が検索され、図10(f)の3回目の検索結果取得のように該当しないケースが発生する。そこで、これを極力省くために、図13(a)のテーブルに「ID数」及び「Key数」の列を追加する。そして、図15(b)以降に示すように、各回毎の検索結果反映の処理の後、当該行以降の行について、キーが確定した行を次行とするよう並べ替えを行うことができる。なお、「Key数」と「ID数」では、「ID数」を優先させる。具体的には、図16の(b)において、3行目から6行目までの「Key数」は「1」であるのに、7行目及び8行目の「Key数」は「3」である。そうすると、図16(c)において、7行目、8行目にあった「No7」、「No8」の行を点線四角部分に示すように3行目、4行目に繰り上げる。しかし、図16(d)において一連の検索処理を行った結果、4行目の「No8」の「ID数」が「0」、「Key数」が「3」に対し、5行目の「No3」の「ID数」が「1」、「Key数」が「1」である場合が発生する。そうすると、「ID数」の比較では、5行目の「No3」の方が大きい値であるため、図16(e)において、点線四角部分に示すように4行目の「No8」と5行目の「No3」を並べ替える処理を行う。このようなソート処理を図16(g)、図17(a)、図17(c)、図17(e)の点線四角部分で示すように行うことにより、図17(g)において、図13や図15で示すような途中で該当ブロックが検出されない結果を経ることなく目的のブロックを検出することができる。
また、ブロック情報を作成する際、抵抗部品などを1行目とせず、「LSI」、「IC」など、回路中で特定できる部品を先頭に記述することで処理の高速化を見込むことができる。ここで、特定できる部品とは、例えば、使用頻度の低い部品またはキー項目が多い部品などである。さらに、ブロックテーブルの各行に記載されている各部品が、回路情報テーブルに存在するかを事前に検索することで、処理の高速化が見込むことができる。
(その他の実施形態)
[検出ブロック情報の先取得による回路ブロック検出]
図18は、本発明のその他の実施形態に係る回路ブロック検出装置のブロック検出のフローシートである。
ユーザがCAD装置内の対象ブロックを指示するための入力を行う(S100)。ブロックデータから、対象ブロックデータを読み込む(S200)。そして、「LSI」、「IC」などのデバイス情報を抽出する。ここで、ブロック情報は、汎用化のためネットリストを主とすることができる。なお、部品表からも部品属性を抽出することができる。かかる場合に、必要なブロック回路が切り出されていない場合は、ここで余分な部品・接続などを削除して、必要なブロック情報に絞り込むことができる。ここで、不要なキーを削除またはワイルドカードに変更する。なお、ワイルドカードは、ユーザにより自由に設定することができる。また、不要なキーとは、例えば、抵抗値に依存しない抵抗部品などを含む。また、特定の定数範囲の部品等が対象となる場合は、値の範囲を指定する。さらに、作成したブロックテーブルを回路ブロック情報として保存、管理する。
また、回路ブロック一覧として、前述の作成したブロック情報1件毎に、「ブロック名」、「ナレッジ情報(参照する技術情報)」を1行としたテーブルを作成する。なお、通常は、ブロック情報を作成する都度、本テーブルに1行追加するが、ブロック内の特定要素に対してナレッジ情報が必要な場合、「ブロックID」と「ブロック内要素ID」と「ナレッジ情報」を1行としたテーブルとする。作成したテーブルを、回路ブロック一覧として保存、管理する。
ブロックテーブル作成部22が、「部品」、「端子」、「接続」をキーとして、ブロックテーブルであるブロック情報テーブルを作成する(S300)。
回路一覧から、設計済または設計中の回路図名を取得する(S400)
対象の回路図データを回路情報テーブル作成部21に読み込む(S500)。回路図データに含まれる部品端子接続情報を抽出する(S600)。つまり、回路情報を取り込み、「LSI」、「IC」などのデバイス情報を抽出する。ここで、回路情報は、汎用化のためにネットリストを主とすることができる。なお、部品表からも部品属性を抽出することができる。回路情報テーブル作成部21が、「部品」、「端子」、「接続」をキーとして回路情報テーブルを作成する(S700)。
ブロック検出部23の検索キー決定部231が、作成されたブロックテーブルから検索キー項目を取得する(S800)、以下の流れは第1の実施形態と同様である。これは、特定のブロックが回路に入っているか否かを確認する方法である。
これにより、すでに完成された回路図面に対するトラブルを起こすブロックの検出だけでなく、なお、回路設計途中段階であっても、回路図面情報を保存、管理している状態で同種の問題を含む製品を早期に特定することが可能となる。また、設計途中で、あらかじめ登録しているトラブルを起こすブロックを設計したら画面上に警告が現れる仕様にすることもできる。
[回路ブロック検出後の回路の修正]
本発明により検出された回路ブロックに対して、特開平9−81614号公報に開示されている「CADで作成された回路データを予め定めておいた検証項目について検証することにより取得された検証結果が与えられる回路データ検証装置において、前記検証項目の各々に対応してエラー箇所に対応する修正方法を立案するための修正方法立案情報が格納された修正方法データベースと、前記検証結果として与えられた回路データのエラー箇所に対する修正方法立案手段とを具備したことを特徴とする回路データ検証装置」の検出部分の修正方法を組み合わせることにより、回路設計における問題点の発見及びその自動修正を行うことができる。ここで、前記回路データ検証装置においては、修正対象の回路要素を特定する技法は特定されていないことから具体的なシステム化が困難であるという課題を有している。そこで、本発明を前記回路データ検証装置の「CADで作成された回路データを予め定めておいた検証項目について検証することにより取得された検証結果が与えられる回路データ検証装置」と置き換えて適用することにより、回路ブロック内の情報IDに対して、技術情報等を保持させることで、検出した回路の回路要素を特定し、情報提供することができる。
これにより、回路図面に対する問題を迅速に発見し、速やかに問題の修正まで行うことが出来るようになるため、これまで回路図面設計者及び利用者にかかっていた負担を大幅に減らすことができる。
以上の各実施形態について次の付記を記す。
(付記1)
部品、部品の端子及び端子間の接続を含む回路情報から部品、端子及び接続をフィールドとする回路情報テーブルを作成する回路情報テーブル作成手段と、前記回路情報上で検出対象となる部品、端子及び接続を含むブロック情報から部品、端子及び接続をフィールドとするブロックテーブルを作成するブロックテーブル作成手段と、前記ブロックテーブルから一のレコードを検索キー項目として取得する検索キー決定手段と、当該検索キー決定手段が取得したブロックテーブルの検索キー項目に対応する回路情報テーブルのレコードを検索する検索手段と、当該検索手段により検索キー項目に対応する回路情報テーブルのレコードが検索された場合に、当該回路情報テーブルから検索した回路情報のレコードをブロックテーブルに反映する情報反映手段と、当該情報反映手段により全てのブロックテーブルのレコードに回路情報のレコードが反映された場合に、反映された回路情報のレコードから特定される回路情報中の回路ブロック情報を検出ブロックとして格納する検出ブロック情報格納手段とを含む回路ブロック検出装置。
(付記2)
前記回路情報は、端子間の接続について接続特性を含み、前記回路情報テーブル作成手段が、接続特性を示す情報もフィールドとする回路情報テーブルを作成し、検索手段が検索したブロックテーブルの検索キー項目に対応する回路情報テーブルのレコードが、接続特性が所定接続特性に合致する場合に当該回路情報テーブルのレコードを対応しないレコードとする前記付記1に記載の回路ブロック検出装置。
(付記3)
前記検索キー決定手段が、前記情報反映手段により全てのフィールドが反映されたレコードを除いて反映されたフィールドを最も有するブロックテーブル内のレコードを優先的に検索キー項目として取得する前記付記1または2に記載の回路ブロック検出装置。
(付記4)
前記検索キー決定手段が、部品の端子数がブロックテーブル内で相対的に多いレコードを優先的に検索キー項目として取得する前記付記1ないし3のいずれかに記載の回路ブロック検出装置。
(付記5)
前記回路情報は、部品の種類を示す部品種別を含み、前記検索キー決定手段が、部品種別が所定の部品種別であるレコードを優先的に検索キー項目として取得する前記付記1ないし4のいずれかに記載の回路ブロック検出装置。
(付記6)
前記検出ブロック情報格納手段により格納された検出ブロックを回路情報の回路図上で顕示して表示する前記付記1ないし5のいずれかに記載の回路ブロック検出装置。
(付記7)
前記検出ブロック情報格納手段により格納された検出ブロックの情報をブロック情報の回路図上に付加して表示する前記付記1ないし6のいずれかに記載の回路ブロック検出装置。
(付記8)
部品、部品の端子及び端子間の接続を含む回路情報から部品、端子及び接続をフィールドとする回路情報テーブルを作成する回路情報テーブル作成ステップと、前記回路情報上で検出対象となる部品、端子及び接続を含むブロック情報から部品、端子及び接続をフィールドとするブロックテーブルを作成するブロックテーブル作成ステップと、前記ブロックテーブルから一のレコードを検索キー項目として取得する検索キー決定ステップと、当該検索キー決定ステップにて取得したブロックテーブルの検索キー項目に対応する回路情報テーブルのレコードを検索する検索ステップと、当該検索ステップにより検索キー項目に対応する回路情報テーブルのレコードが検索された場合に、当該回路情報テーブルから検索した回路情報のレコードをブロックテーブルに反映する情報反映ステップと、当該情報反映ステップにより全てのブロックテーブルのレコードに回路情報のレコードが反映された場合に、反映された回路情報のレコードから特定される回路情報中の回路ブロック情報を検出ブロックとして格納する検出ブロック情報格納ステップとを含む回路ブロック検出方法。
(付記9)
部品、部品の端子及び端子間の接続を含む回路情報から部品、端子及び接続をフィールドとする回路情報テーブルを作成する回路情報テーブル作成手順と、前記回路情報上で検出対象となる部品、端子及び接続を含むブロック情報から部品、端子及び接続をフィールドとするブロックテーブルを作成するブロックテーブル作成手順と、前記ブロックテーブルから一のレコードを検索キー項目として取得する検索キー決定手順と、当該検索キー決定手順にて取得したブロックテーブルの検索キー項目に対応する回路情報テーブルのレコードを検索する検索手順と、当該検索手順により検索キー項目に対応する回路情報テーブルのレコードが検索された場合に、当該回路情報テーブルから検索した回路情報のレコードをブロックテーブルに反映する情報反映手順と、当該情報反映手順により全てのブロックテーブルのレコードに回路情報のレコードが反映された場合に、反映された回路情報のレコードから特定される回路情報中の回路ブロック情報を検出ブロックとして格納する検出ブロック情報格納手順としてコンピュータを動作させるための回路ブロック検出プログラム。
以上の前記各実施形態により本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は実施形態に記載の範囲には限定されず、これら各実施形態に多様な変更又は改良を加えることが可能である。そして、かような変更又は改良を加えた実施の形態も本発明の技術的範囲に含まれる。このことは、特許請求の範囲及び課題を解決する手段からも明らかなことである。
本発明の第1の実施形態に係る回路ブロック検出装置のハードウェア構成図の一例である。 本発明の実施形態に係る回路ブロック検出装置のブロック構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る回路ブロック検出装置のブロック検出のフローシートである。 本発明の実施形態に係る回路ブロック検出装置における回路図面の一例である。 本発明の実施形態に係る回路ブロック検出装置の検出対象回路(BLK2)及びテーブルの一例である。 本発明の実施形態に係る回路ブロック検出装置の回路トラブル例とテーブルの説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る回路ブロック検出装置の回路情報テーブル作成のための回路情報の一例である。 本発明の実施形態に係る回路ブロック検出装置の回路情報テーブル化の一例である。 本発明の実施形態に係る回路ブロック検出装置の検出ブロック2の検出手順の一例(1)である。 本発明の実施形態に係る回路ブロック検出装置の検出ブロック2の検出手順の一例(2)である。 本発明の実施形態に係る回路ブロック検出装置の検出ブロック2の検出手順の一例(3)である。 本発明の第1の実施形態に係る回路ブロック検出装置の検出結果の一例である。 本発明の実施形態に係る回路ブロック検出装置の検出ブロック3の検出手順の一例(1)である。 本発明の実施形態に係る回路ブロック検出装置の検出ブロック3の検出手順の一例(2)である。 本発明の実施形態に係る回路ブロック検出装置の検出ブロック3の検出手順の一例(3)である。 本発明の実施形態に係る回路ブロック検出装置の検出ブロック3の検出手順の一例(4)である。 本発明の実施形態に係る回路ブロック検出装置の検出ブロック3の検出手順の一例(5)である。 本発明のその他の実施形態に係る回路ブロック検出装置のブロック検出のフローシートである。 回路図面トラブルの説明図である。
符号の説明
1 コンピュータ
2 CPU
3 メインメモリ
4 HDD
5 ビデオカード
6 マウス
7 キーボード
8 光学ディスク
10 ブロック情報作成部
20 制御部
21 回路情報テーブル作成部
22 ブロックテーブル作成部
23 ブロック検出部
24 検出ブロック情報格納部
231 検索キー決定部
232 検索部
233 情報反映部

Claims (7)

  1. 部品、部品の端子及び端子間の接続を含む回路情報から部品、端子及び接続をフィールドとする回路情報テーブルを作成する回路情報テーブル作成手段と、
    前記回路情報上で検出対象となる部品、端子及び接続を含むブロック情報から部品、端子及び接続をフィールドとするブロックテーブルを作成するブロックテーブル作成手段と、
    前記ブロックテーブルから一のレコードを検索キー項目として取得する検索キー決定手段と、
    当該検索キー決定手段が取得したブロックテーブルの検索キー項目に対応する回路情報テーブルのレコードを検索する検索手段と、
    当該検索手段により検索キー項目に対応する回路情報テーブルのレコードが検索された場合に、前記ブロックテーブルの検索キー項目に対応する前記検索された回路情報の部品、端子及び端子の接続情報を関連付けて設定し、当該設定された情報から得られる前記ブロックテーブルの項目と前記回路情報テーブルの項目との対応関係に応じて、前記ブロックテーブルにおける他のレコードの項目に前記回路情報の部品、端子及び端子の接続情報を設定してブロックテーブルに反映する情報反映手段と、
    当該情報反映手段により全てのブロックテーブルのレコードに回路情報のレコードが反映された場合に、反映された回路情報のレコードから特定される回路情報中の回路ブロック情報を検出ブロックとして格納する検出ブロック情報格納手段とを含む回路ブロック検出装置。

  2. 前記回路情報は、端子間の接続について接続特性を含み、
    前記回路情報テーブル作成手段が、接続特性を示す情報もフィールドとする回路情報テーブルを作成し、
    検索手段が検索したブロックテーブルの検索キー項目に対応する回路情報テーブルのレコードが、接続特性が所定接続特性に合致する場合に当該回路情報テーブルのレコードを対応しないレコードとする前記請求項1に記載の回路ブロック検出装置。
  3. 前記検索キー決定手段が、前記情報反映手段により全てのフィールドが反映されたレコードを除いて反映されたフィールドを最も多く有するブロックテーブル内のレコードを優先的に検索キー項目として取得する
    前記請求項1または2に記載の回路ブロック検出装置。

  4. 前記検索キー決定手段が、前記ブロックテーブル内でレコード数が相対的に多い部品を優先して当該部品に係るレコードを検索キー項目として取得する
    前記請求項1ないし3のいずれかに記載の回路ブロック検出装置。

  5. 前記回路情報は、部品の種類を示す部品種別を含み、
    前記検索キー決定手段が、部品種別がIC又はLSIであるレコードを優先的に検索キー項目として取得する
    前記請求項1ないしのいずれかに記載の回路ブロック検出装置。

  6. コンピュータが、
    部品、部品の端子及び端子間の接続を含む回路情報から部品、端子及び接続をフィールドとする回路情報テーブルを作成する回路情報テーブル作成ステップと、
    前記回路情報上で検出対象となる部品、端子及び接続を含むブロック情報から部品、端子及び接続をフィールドとするブロックテーブルを作成するブロックテーブル作成ステップと、
    前記ブロックテーブルから一のレコードを検索キー項目として取得する検索キー決定ステップと、
    当該検索キー決定ステップにて取得したブロックテーブルの検索キー項目に対応する回路情報テーブルのレコードを検索する検索ステップと、
    当該検索ステップにより検索キー項目に対応する回路情報テーブルのレコードが検索された場合に、前記ブロックテーブルの検索キー項目に対応する前記検索された回路情報の部品、端子及び端子の接続情報を関連付けて設定し、当該設定された情報から得られる前記ブロックテーブルの項目と前記回路情報テーブルの項目との対応関係に応じて、前記ブロックテーブルにおける他のレコードの項目に前記回路情報の部品、端子及び端子の接続情報を設定してブロックテーブルに反映する情報反映ステップと、
    当該情報反映ステップにより全てのブロックテーブルのレコードに回路情報のレコードが反映された場合に、反映された回路情報のレコードから特定される回路情報中の回路ブ
    ロック情報を検出ブロックとして格納する検出ブロック情報格納ステップとを実行する回路ブロック検出方法。

  7. 部品、部品の端子及び端子間の接続を含む回路情報から部品、端子及び接続をフィールドとする回路情報テーブルを作成する回路情報テーブル作成手段
    前記回路情報上で検出対象となる部品、端子及び接続を含むブロック情報から部品、端子及び接続をフィールドとするブロックテーブルを作成するブロックテーブル作成手段
    前記ブロックテーブルから一のレコードを検索キー項目として取得する検索キー決定手段
    当該検索キー決定手順にて取得したブロックテーブルの検索キー項目に対応する回路情報テーブルのレコードを検索する検索手段
    当該検索手段により検索キー項目に対応する回路情報テーブルのレコードが検索された場合に、前記ブロックテーブルの検索キー項目に対応する前記検索された回路情報の部品、端子及び端子の接続情報を関連付けて設定し、当該設定された情報から得られる前記ブロックテーブルの項目と前記回路情報テーブルの項目との対応関係に応じて、前記ブロックテーブルにおける他のレコードの項目に前記回路情報の部品、端子及び端子の接続情報を設定してブロックテーブルに反映する情報反映手段
    当該情報反映手段により全てのブロックテーブルのレコードに回路情報のレコードが反映された場合に、反映された回路情報のレコードから特定される回路情報中の回路ブロック情報を検出ブロックとして格納する検出ブロック情報格納手段としてコンピュータを機能させる回路ブロック検出プログラム。

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