JP4886242B2 - ダウンミックス装置およびダウンミックスプログラム - Google Patents

ダウンミックス装置およびダウンミックスプログラム Download PDF

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Description

本発明は、ダウンミックス装置およびダウンミックスプログラムに係り、特に、第1のチャンネル数(M)の音響信号から3次元的な定位を正確に再現できる第1のチャンネル数より少ない第2のチャンネル数(N)の音響信号を生成することのできるダウンミックス装置およびダウンミックスプログラムに関する。
従来の2チャンネル用のステレオ再生装置に代えて、よりリアルな再生を可能とする5.1チャンネルのステレオ再生装置も実用化されている。
さらに、スーパーハイビジョンでは音響は22.2チャンネルで録音されることが想定されている。
しかし、5.1チャンネルの音響信号を従来の2チャンネルステレオ再生装置で再生すること、スーパーハイビジョンの22.2チャンネルの音響信号を5.1チャンネルあるいは2チャンネルの再生装置で再生することも想定される。
このような要求に対応するためには、第1のチャンネル数(M)の音響信号を第2のチャンネル数(N)に変換するダウンミックス装置が必要となるが、従来から種々のダウンミックス装置が既に提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図8は、従来のダウンミックス回路のブロック図であって、8チャンネルの入力音響信号を4チャンネルの出力音響信号にダウンミックスする場合の回路を示している。
従来のダウンミックス回路にあっては、8チャンネルの入力音響信号に基づいてチャンネル0の出力音響信号SPgflを生成するためには、可変ゲインアンプ120aを使用し、8チャンネルの入力音響信号のそれぞれにゲインCn(n:0〜7の整数)を乗算した後すべての入力音響信号を加算してチャンネル0の出力音響信号SPgflとしている。
特開2003−331532号公報([0133]、図17)
しかしながら、従来のダウンミックス回路は、音響信号の音圧だけを使用してダウンミックス後の音響信号を生成しており、元の音響信号間の位相差を無視しているので、横方向の定位は定まるものの、縦方向および奥行方向の定位を正確に再現できないという課題があった。
本発明は、従来の課題を解決するためになされたものであって、ダウンミックス前チャンネル数の音響信号から3次元的な定位を正確に再現できるダウンミックス前チャンネル数より少ないダウンミックス後チャンネル数の音響信号を生成することのできるダウンミックス装置およびダウンミックスプログラムを提供することを目的とする。
本発明のダウンミックス装置は、音響信号が再生される再生音場で、予め定められたダウンミックス前チャンネル数の音源のそれぞれからダウンミックス前音響信号を放射したときの前記再生音場内の少なくとも1つの受音点におけるダウンミックス前音響物理量ベクトルを決定するダウンミックス前音響物理量ベクトル決定手段と、前記再生音場でダウンミックス前チャンネル数より少ないチャンネル数であるダウンミックス後チャンネル数の音源からダウンミックス後音響信号を放射したときの前記受音点におけるダウンミックス後音響物理量ベクトルが前記ダウンミックス前音響物理量ベクトルと等しくなる前記ダウンミックス後音響信号を生成するダウンミックス後音響信号生成手段とを含み、前記ダウンミックス前音響物理量ベクトル決定手段が、前記ダウンミックス前音源の位置情報と前記受音点の位置情報のみに基づいて一義的に定まるダウンミックス前伝達関数を算出するダウンミックス前伝達関数決定部と、前記ダウンミックス前伝達関数と前記ダウンミックス前音響信号との積として前記ダウンミックス前音響物理量ベクトルを算出するダウンミックス前音響物理量ベクトル算出部とを含み、ダウンミックス前伝達関数決定部が、ダウンミックス前伝達関数Bを以下の式(1)および(2)によって決定する構成を有している。
Figure 0004886242
この構成により、ダウンミックス前後の受音点における音響物理量ベクトルが一致するようにダウンミックス後音響信号を生成できることとなる。また、この構成により、ダウンミックス前音源位置情報と受音点位置情報とによりダウンミックス前伝達関数を決定できることとなる。
本発明のダウンミックス装置は、前記ダウンミックス後音響信号生成手段が、前記ダウンミックス後音源の位置情報と前記受音点の位置情報のみに基づいて一義的に定まるダウンミックス後伝達関数の逆関数である逆ダウンミックス後伝達関数を算出する逆ダウンミックス後伝達関数決定部と、前記逆ダウンミックス後伝達関数と前記ダウンミックス前音響物理量ベクトルとの積として前記ダウンミックス後音響信号を算出するダウンミックス後音響信号算出部とを含む構成を有している。
この構成により、ダウンミックス後音源位置情報と受音点位置情報とによりダウンミックス後伝達関数を決定できることとなる。
本発明のダウンミックス装置は、音響信号が再生される再生音場で、予め定められたダウンミックス前チャンネル数の音源のそれぞれからダウンミックス前音響信号を放射したときの前記再生音場内の少なくとも1つの受音点におけるダウンミックス前音響物理量ベクトルを決定するダウンミックス前音響物理量ベクトル決定手段と、前記ダウンミックス前音響物理量ベクトルと、前記再生音場でダウンミックス前チャンネル数より少ないチャンネル数であるダウンミックス後チャンネル数の音源からダウンミックス後音響信号を放射したときの前記受音点におけるダウンミックス後音響物理量ベクトルとの関数である誤差関数を最小とする前記ダウンミックス後音響信号を生成するダウンミックス後音響信号生成手段とを含み、前記ダウンミックス前音響物理量ベクトル決定手段が、前記ダウンミックス前音源の位置情報と前記受音点の位置情報のみに基づいて一義的に定まるダウンミックス前伝達関数を算出するダウンミックス前伝達関数決定部と、前記ダウンミックス前伝達関数と前記ダウンミックス前音響信号との積として前記ダウンミックス前音響物理量ベクトルを算出するダウンミックス前音響物理量ベクトル算出部とを含む構成を有している。
この構成により、受音点におけるダウンミックス前音響物理量ベクトルと受音点におけるダウンミックス後音響物理量ベクトルとの関数である誤差関数が最小値となるようにダウンミックス後音響信号を生成できることとなる。
本発明のダウンミックス装置は、前記ダウンミックス前音響物理量および前記ダウンミックス後音響物理量ベクトルが、それぞれ、スカラ量である前記受音点における音圧、および、ベクトル量である前記受音点の粒子速度を成分とするベクトルであってもよい。
本発明のダウンミックス装置は、前記ダウンミックス前音響物理量および前記ダウンミックス後音響物理量ベクトルが、それぞれ、ベクトル量である前記受音点の粒子速度を成分とするベクトルであってもよい。
本発明のダウンミックス装置は、前記ダウンミックス前音響物理量および前記ダウンミックス後音響物理量ベクトルが、それぞれ、スカラ量である前記受音点における音圧を成分とするベクトルであってもよい。
本発明のダウンミックス装置は、前記ダウンミックス前音響物理量および前記ダウンミックス後音響物理量ベクトルが、それぞれ、スカラ量である前記受音点における音圧とベクトル量である前記受音点の粒子速度の積である瞬時音響インテンシティを成分とするベクトルであってもよい。
本発明のダウンミックス装置は、前記ダウンミックス前音響物理量および前記ダウンミックス後音響物理量ベクトルが、それぞれ、スカラ量である前記受音点における音圧とベクトル量である前記受音点の粒子速度の積の時間積分である音響インテンシティを成分とするベクトルであってもよい。
本発明は、ダウンミックス前音響物理量ベクトル決定手段とダウンミックス後音響信号生成手段を設けることにより、ダウンミックス前チャンネル数の音響信号から3次元的な定位を正確に再現できるダウンミックス前チャンネル数より少ないダウンミックス後チャンネル数の音響信号を生成することのできるという効果を有するダウンミックス装置を提供することができるものである。
以下、本発明のダウンミックス装置の実施形態について、図面を用いて説明する。
なお、本明細書において、音響物理量ベクトルとは、受音点における音響に関する物理量、即ち、音圧および粒子速度の少なくとも一方を成分とするベクトル、あるいは、粒子速度ベクトルにスカラ量である音圧を乗じてある時間区間で積分した音響インテンシティベクトルを意味するものとする。
図1は、本発明に係るダウンミックス装置1のハードウエア構成を示すブロック図であって、ダウンミックス前音響信号を読み込むアナログ・デジタル(A/D)変換器11と、ダウンミックス後音響信号を出力するデジタル・アナログ(D/A)変換器12と、ダウンミックス処理を実行するCPU13と、ダウンミックスプログラムを記憶するメモリ14と、ダウンミックス装置を操作するための周辺機器が接続されるインターフェイス(I/F)15とがバス10に接続された構成を有する。
I/F15には、表示パネル16と、キーボード17と、マウス18とが接続される。なお、表示パネル16、キーボード17、およびマウス18に代えて、操作パネルを適用することも可能である。
即ち、本発明のダウンミックス装置は、コンピュータにダウンミックスプログラムをインストールすることにより構成される。
次に、本発明のダウンミックス装置の動作を説明する。
図2は、メモリ14にインストールされるダウンミックスプログラムのフローチャートであって、CPU13は、まずA/D変換器11を介して、ダウンミックス前音響信号s1(t)、s2(t)・・・sN(t)(ベクトル表示s(t))を読み込む(ステップS21)。
CPU13は、ダウンミックス前音響信号s1(t)、s2(t)・・・sN(t)をフーリエ変換して周波数領域ダウンミックス前音響信号S1(ω)、S2(ω)・・・SN(ω)を算出する(ステップS22)。
次に、CPU13は、ダウンミックスルーチンを実行して(ステップS23)、周波数領域ダウンミックス後音響信号U1(ω)、U2(ω)・・・UM(ω)を算出するが、詳細は第1の実施形態から第3の実施形態で説明する。
さらに、CPU13は、周波数領域ダウンミックス後音響信号U1(ω)、U2(ω)・・・UM(ω)を逆フーリエ変換してダウンミックス後音響信号u1(t)、u2(t)・・・uM(t)を算出し(ステップS24)、D/A変換器12を介してダウンミックス後音響信号u1(t)、u2(t)・・・uM(t)(ベクトル表示u(t))を出力する(ステップS25)。
以下の説明において、英太字はベクトルあるいは行列を示し、英細字はスカラ量を示す。
(第1の実施形態)
本発明に係る第1の実施形態のダウンミックス装置3は、図3のブロック図に示すように、音響信号が再生される再生音場Vで予め定められたダウンミックス前チャンネル数Nの音源のそれぞれからダウンミックス前音響信号sn(1≦n≦N)を放射したときの再生音場V内の少なくとも1つの受音点k(1≦k≦K)におけるダウンミックス前音響物理量ベクトルbkを決定するダウンミックス前音響物理量ベクトル決定手段31と、再生音場でダウンミックス前チャンネル数より少ないチャンネル数であるダウンミックス後チャンネル数Mの音源からダウンミックス後音響信号um(1≦m≦M)を放射したときの受音点kにおけるダウンミックス後音響物理量ベクトルakがダウンミックス前音響物理量ベクトルbkと等しくなるダウンミックス後音響信号umを生成するダウンミックス後音響信号生成手段32とを含む。
まず、音源が1つ、受音点が1つの場合における受音点の音圧の算出方法について説明する。
3次元空間の原点に配置された点音源から放射された音響の原点から半径rの球面上の音圧p(t,r)は[数]の波動方程式により決定される。
Figure 0004886242
よって、点音源に印加される音響信号をs(t)とすれば、原点から半径rの球面上の音圧p(t,r)は[数]によって表される。
Figure 0004886242
[数]の周波数領域表現は、[数]となる。
Figure 0004886242
上式は、1つの音源から放射された音響信号S(ω)の1つの受音点における音圧は、音源から受音点までの距離に反比例し、音源から受音点までの音響信号の伝播時間遅延することを示しており、1つの受音点における音圧は音源から受音点までの距離の関数である伝達関数Gと音響信号S(ω)との積で定まる。
そして、音源から受音点までの距離および音響信号の伝播時間は、任意の座標系における音源座標および受音点座標を定めれば一義的に定まるので、伝達関数も任意の座標系における音源座標および受音点座標を定めれば一義的に定まることとなる。
3次元空間の原点に配置された点音源から放射された音響の原点から半径rの球面上の粒子速度v(r,t)とすれば、半径rの球面上の運動方程式は[数]で表される。
Figure 0004886242
[数]を解いて、粒子速度v(r)は[数]により表すことができる。
Figure 0004886242
[数]の周波数領域表現は[数]となる。
Figure 0004886242
従って、受音点kにおける物理量ベクトルPkは[数10]によって定義することができる。
Figure 0004886242
そして、本発明に係るダウンミックス装置は、ダウンミックス後チャンネル数Mの音源からダウンミックス後音響信号umを放射したときの受音点kにおけるダウンミックス後音響物理量ベクトルakが、ダウンミックス前チャンネル数Nの音源のそれぞれからダウンミックス前音響信号snを放射したときの受音点kにおけるダウンミックス前音響物理量ベクトルbkと等しくなるようにダウンミックス後音響信号umを生成する。
そして、上記では音響物理量ベクトルPkは音圧p(t,r)および粒子速度v(t,r)の双方を成分とするものとしているが、音圧p(t,r)または粒子速度v(t,r)の一方を成分とする場合にも本発明を適用することができる。
また、音響物理量ベクトルPkは音圧p(t,r)と粒子速度v(t,r)の積である瞬時音響インテンシティII(t,r)、あるいは、瞬時音響インテンシティのある時間区間の積分値である音響インテンシティI(t,r)を成分とするものであってもよい。
ここで、瞬時音響インテンシティII(t,r)は[数11]で、音響インテンシティI(t,r)は[数12]で定義される。
Figure 0004886242
Figure 0004886242
なお、以下の実施形態においては、音響物理量ベクトルPkは音圧p(t,r)だけを成分に有するものとする。
上記においては、再生音場Vを極座標で表しているが、以下では再生音場Vを相互に直交するX軸、Y軸およびZ軸を有する直交座標で表す。
3次元再生音場V内のダウンミックス前音響信号の第n番目の音源の位置をqn=[qnx、qny、qnzT、第k番目の受音点の位置をrk=[rkx、rky、rkzTとすれば、音源位置qnから放射された周波数領域ダウンミックス前音響信号Sn(ω)の受音点位置rkにおけるダウンミックス前音圧ベクトルbk=[bkxbkybkzTは、[数13]で表される。
Figure 0004886242
角度θkn、および角度ψknは、図4に示すように、音源位置qnから受音点位置rkに向かうベクトルの偏角である。
即ち、Bknは音源位置qnおよび受音点位置rkに基づいて決定されるX軸、Y軸およびZ軸成分を有する伝達関数と考えることができる。
よって、すべてのダウンミックス前音源qn(1≦n≦N)から、それぞれ周波数領域ダウンミックス前音響信号Sn(ω)(1≦n≦N)が放射されたときの第k番目の受音点rkにおける音圧ベクトルは[数14]で表される。
Figure 0004886242
ここで、ダウンミックス前受音点音圧ベクトルbPを[数15]で定義する。
Figure 0004886242
従って、ダウンミックス前受音点音圧ベクトルbPは[数16]に示すように、ダウンミックス前伝達関数Bと周波数領域ダウンミックス前音響信号S(ω)との積として決定される。
Figure 0004886242
なお、ダウンミックス前伝達関数Bは、記載を簡略化するために行列表示としている。
以上に説明したダウンミックス前受音点音圧ベクトルbPを算出するまでの処理が、ダウンミックス前音圧ベクトル決定手段31の処理に相当する。
同様に、ダウンミックス後音響信号の第m番目の音源位置をdm=[dmx、dmy、dmzT、第k番目の受音点位置をrk=[rkx、rky、rkzTとすれば、音源位置dmから放射された周波数領域ダウンミックス後音響信号Um(ω)の受音点位置rkにおけるダウンミックス後音圧ベクトルak=[bkxbkybkzTは、[数17]で表される。
Figure 0004886242
よって、すべてのダウンミックス後音源dm(1≦m≦M)から、それぞれ周波数領域ダウンミックス後音響信号Um(ω)(1≦m≦M)が放射されたときの受音点rkにおける音圧ベクトルは[数18]で表される。
Figure 0004886242
そして、ダウンミックス後受音点音圧ベクトルaPは[数19]に示すように、ダウンミックス後伝達関数Aと周波数領域ダウンミックス後音響信号U(ω)の積として決定される。
Figure 0004886242
なお、ダウンミックス後伝達関数Aは、記載を簡略化するために行列表示としている。
本発明の第1の実施形態のダウンミックス装置にあっては、ダウンミックス後受音点音圧ベクトルaPがダウンミックス前受音点音圧ベクトルbPに等しくなるように、即ち、[数20]が成立するように周波数領域ダウンミックス後音響信号U(ω)を定める。
Figure 0004886242
よって、周波数領域ダウンミックス後音響信号U(ω)は[数21]により決定することができる。
Figure 0004886242
以下、A-1・Bをダウンミックス伝達関数と称するが、ダウンミックス伝達関数はダウンミックス前後の音源位置情報と受音点位置情報だけから決定される。
なお、行列表示されたダウンミックス後伝達関数Aの逆行列A-1が存在するためには、[数22]を満足しなければならない。
Figure 0004886242
ここで、3はK個の受音点における音圧ベクトルを3次元ベクトルとして取り扱っていることを示している。再生音場を2次元空間で扱う場合には、2K≧Mとなることは当業者にとって明らかである。
以上説明したように、ダウンミックス後伝達関数Aを決定し、[数21]に基づいて周波数領域ダウンミックス後音響信号U(ω)を決定するまでの処理が、ダウンミックス後音響信号生成手段32の処理に相当する。
具体例として、図5を参照しつつ、再生音場が2次元空間、ダウンミックス前音響信号のチャンネル数が2、ダウンミックス後音響信号のチャンネル数が1の場合に適用例について説明する。
1つの受音点を原点にとり、Y軸に対してθの角度を成して、rの距離にダウンミックス前音響信号の音源S1およびS2が配置されているとする。
この場合、|rk−qn|=rとなるので、ダウンミックス前伝達関数Bは[数23]で表される。
Figure 0004886242
一方、ダウンミックス後音響信号の音源Uは原点からdの距離に配置されているとすると、|rk−dn|=dとなるのでダウンミックス後伝達関数Aは[数24]で表される。
Figure 0004886242
よって、2次元再生音場で2チャンネルを1チャンネルにダウンミックスする場合のダウンミックス伝達関数は[数25]によって表される。
Figure 0004886242
従って、ダウンミックス後音響信号は[数26]のように表される。
Figure 0004886242
また、第2の具体例として、図6に示すように、ITU勧告に従って配置された5チャンネルの音源を2チャンネルにダウンミックスする場合のダウンミックス伝達関数A-1・Bは、[数27]のように表される。なお、音源は受音点を中心とする半径rの円上に配置されているものとする。
Figure 0004886242
以上説明したように、第1の実施形態のダウンミックス装置によれば、受音点の音圧ベクトルがダウンミックス前後で一致するようにダウンミックス前音響信号に基づいてダウンミックス後音響信号を決定することが可能となる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態のダウンミックス装置7は、図7に示すように、音響信号が再生される再生音場で予め定められたダウンミックス前チャンネル数の音源のそれぞれからダウンミックス前音響信号を放射したときの再生音場内の少なくとも1つの受音点におけるダウンミックス前音圧ベクトルを決定するダウンミックス前音響物理量ベクトル決定手段71と、ダウンミックス前音圧ベクトルと再生音場でダウンミックス前チャンネル数より少ないチャンネル数であるダウンミックス後チャンネル数の音源からダウンミックス後音響信号を放射したときの受音点におけるダウンミックス後音圧ベクトルとの関数である誤差関数を最小とするダウンミックス後音響信号を生成するダウンミックス後音響信号生成手段72とを含む。
ダウンミックス前音響物理量ベクトル決定手段71の構成および動作は、第1の実施形態のダウンミックス前音響物理量ベクトル決定手段31と同じであるので説明を省略する。
以下、第2の実施形態のダウンミックス後音響信号生成手段72について説明する。
ダウンミックス後音響信号生成手段72の中で、ダウンミックス後音源位置情報からダウンミックス後伝達関数を決定する手順は第1の実施形態と同じであるので説明を省略する。
第2の実施形態においては、1つの受音点kに関する誤差関数Ek(ω)を[数28]で定義する。
Figure 0004886242
[数14]および[数18]を代入すると、[数28]は[数29]となる。
Figure 0004886242
ここで、
Figure 0004886242
とおき、ωを省略すると、[数29]は[数31]となる。
Figure 0004886242
[数31]で表される誤差関数値を最小とするダウンミックス後音響信号Uを決定するために、[数31]を周波数領域ダウンミックス後音響信号Uで偏微分すると[数32]となる。
Figure 0004886242
誤差関数Ekが最小値となるためには、[数32]が零となることが必要となる。
よって、誤差関数Ekを最小とする周波数領域ダウンミックス後音響信号Uは[数33]によって決定することができる。
Figure 0004886242
なお、誤差関数の最小値は[数34]によって表される。
Figure 0004886242
第2の実施形態の具体例として、第1の実施形態と同じく2チャンネルの音響信号を1チャンネルの音響信号にダウンミックスする場合(図5参照)を考える。
この場合、N=2、M=1であるから、[数35]が成立する。
Figure 0004886242
これらを[数31]に代入して、[数36]を得る。
Figure 0004886242
これを[数33]に代入して、周波数領域ダウンミックス後音響信号Uを算出すると、[数37]となる。
Figure 0004886242
この結果は[数26]と一致する。
このときの誤差の最小値は、[数34]を使用して[数38]のように算出される。
Figure 0004886242
即ち、誤差の最小値は、ダウンミックス前音圧ベクトルのY軸成分の二乗値となる。
上記のように、第2の実施形態によれば、受音点が1つである場合に、ダウンミックス前後の音圧ベクトルの誤差が最小となるように、周波数領域ダウンミックス音響信号を決定することができる。
(第3の実施形態)
第2の実施形態では受音点が1つであるが、第3の実施形態では受音点が複数である場合について説明する。
第3の実施形態においては、再生音場Vにおける誤差関数Evは[数39]で定義される。
Figure 0004886242
[数33]および[数34]と同様に、誤差関数Evを最小とする周波数領域ダウンミックス後音響信号Uおよび誤差関数Evminは[数40]で与えられる。
Figure 0004886242
以上説明したように、第3の実施形態によれば、複数の受音点を想定する場合でも、誤差関数を最小とするようにダウンミックス後音響信号を定めることができる。
上述した第1の実施形態から第3の実施形態においては、ダウンミックス前音響信号をフーリエ変換して周波数領域に変換した後に周波数領域でダウンミックス処理を実行し、算出された周波数領域ダウンミックス後音響信号を逆フーリエ変換して時間領域ダウンミックス後音響信号を算出することとしているが、フーリエ変換処理、ダウンミックス処理、および逆フーリエ変換処理を遅延素子とフィルタで構成し、時間領域でダウンミックスすることが可能であることは当業者にとって明らかである。
以上のように、本発明に係るダウンミックス装置は、ダウンミックス前チャンネル数の音響信号から3次元的な定位を正確に再現できるダウンミックス前チャンネル数より少ないダウンミックス後チャンネル数の音響信号を生成することのできるという効果を有し、音響信号処理装置等として有効である。
本発明に係るダウンミックス装置のハードウエア構成を示すブロック図 本発明に係るダウンミックス装置で実行されるダウンミックスプログラムのフローチャート 本発明に係るダウンミックス装置の第1の実施形態の構成を示すブロック図 再生音場における音圧ベクトルを示す斜視図 2チャンネル音源および1チャンネル音源の配置図 5チャンネル音源および2チャンネル音源の配置図 本発明に係るダウンミックス装置の第2の実施形態の構成を示すブロック図 従来のダウンミックス回路のブロック図
符号の説明
3 ダウンミックス装置
31 ダウンミックス前音響物理量ベクトル決定手段
32 ダウンミックス後音響信号生成手段

Claims (11)

  1. 音響信号が再生される再生音場で、予め定められたダウンミックス前チャンネル数の音源のそれぞれからダウンミックス前音響信号を放射したときの前記再生音場内の少なくとも1つの受音点におけるダウンミックス前音響物理量ベクトルを決定するダウンミックス前音響物理量ベクトル決定手段と、
    前記再生音場でダウンミックス前チャンネル数より少ないチャンネル数であるダウンミックス後チャンネル数の音源からダウンミックス後音響信号を放射したときの前記受音点におけるダウンミックス後音響物理量ベクトルが前記ダウンミックス前音響物理量ベクトルと等しくなる前記ダウンミックス後音響信号を生成するダウンミックス後音響信号生成手段とを含み、
    前記ダウンミックス前音響物理量ベクトル決定手段が、
    前記ダウンミックス前音源の位置情報と前記受音点の位置情報のみに基づいて一義的に定まるダウンミックス前伝達関数を算出するダウンミックス前伝達関数決定部と、
    前記ダウンミックス前伝達関数と前記ダウンミックス前音響信号との積として前記ダウンミックス前音響物理量ベクトルを算出するダウンミックス前音響物理量ベクトル算出部とを含み、
    ダウンミックス前伝達関数決定部が、ダウンミックス前伝達関数Bを以下の式(1)および(2)によって決定することを特徴とするダウンミックス装置。
    Figure 0004886242
  2. 前記ダウンミックス後音響信号生成手段が、
    前記ダウンミックス後音源の位置情報と前記受音点の位置情報のみに基づいて一義的に定まるダウンミックス後伝達関数の逆関数である逆ダウンミックス後伝達関数を算出する逆ダウンミックス後伝達関数決定部と、
    前記逆ダウンミックス後伝達関数と前記ダウンミックス前音響物理量ベクトルとの積として前記ダウンミックス後音響信号を算出するダウンミックス後音響信号算出部とを含む請求項1に記載のダウンミックス装置。
  3. 音響信号が再生される再生音場で、予め定められたダウンミックス前チャンネル数の音源のそれぞれからダウンミックス前音響信号を放射したときの前記再生音場内の少なくとも1つの受音点におけるダウンミックス前音響物理量ベクトルを決定するダウンミックス前音響物理量ベクトル決定手段と、
    前記ダウンミックス前音響物理量ベクトルと、前記再生音場でダウンミックス前チャンネル数より少ないチャンネル数であるダウンミックス後チャンネル数の音源からダウンミックス後音響信号を放射したときの前記受音点におけるダウンミックス後音響物理量ベクトルとの関数である誤差関数を最小とする前記ダウンミックス後音響信号を生成するダウンミックス後音響信号生成手段とを含み、
    前記ダウンミックス前音響物理量ベクトル決定手段が、
    前記ダウンミックス前音源の位置情報と前記受音点の位置情報のみに基づいて一義的に定まるダウンミックス前伝達関数を算出するダウンミックス前伝達関数決定部と、
    前記ダウンミックス前伝達関数と前記ダウンミックス前音響信号との積として前記ダウンミックス前音響物理量ベクトルを算出するダウンミックス前音響物理量ベクトル算出部とを含むことを特徴とするダウンミックス装置。
  4. 前記ダウンミックス後音響信号生成手段が、
    前記ダウンミックス後音源の位置情報と前記受音点の位置情報のみに基づいて一義的に定まるダウンミックス後伝達関数を算出するダウンミックス後伝達関数決定部と、
    前記ダウンミックス後伝達関数との積であるダウンミックス後音響物理量ベクトルと前記ダウンミックス前音響物理量ベクトルとの関数である誤差関数の値を最小とする前記ダウンミックス後音響信号を算出するダウンミックス後音響信号算出部とを含む請求項3に記載のダウンミックス装置。
  5. 前記ダウンミックス前音響物理量および前記ダウンミックス後音響物理量ベクトルが、それぞれ、
    スカラ量である前記受音点における音圧、および、ベクトル量である前記受音点の粒子速度を成分とするベクトルである請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のダウンミックス装置。
  6. 前記ダウンミックス前音響物理量および前記ダウンミックス後音響物理量ベクトルが、それぞれ、
    ベクトル量である前記受音点の粒子速度を成分とするベクトルである請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のダウンミックス装置。
  7. 前記ダウンミックス前音響物理量および前記ダウンミックス後音響物理量ベクトルが、それぞれ、
    スカラ量である前記受音点における音圧を成分とするベクトルである請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のダウンミックス装置。
  8. 前記ダウンミックス前音響物理量および前記ダウンミックス後音響物理量ベクトルが、それぞれ、
    スカラ量である前記受音点における音圧とベクトル量である前記受音点の粒子速度の積である瞬時音響インテンシティを成分とするベクトルである請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のダウンミックス装置。
  9. 前記ダウンミックス前音響物理量および前記ダウンミックス後音響物理量ベクトルが、それぞれ、
    スカラ量である前記受音点における音圧とベクトル量である前記受音点の粒子速度の積の時間積分である音響インテンシティを成分とするベクトルである請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のダウンミックス装置。
  10. コンピュータに、
    音響信号が再生される再生音場で、予め定められたダウンミックス前チャンネル数の音源のそれぞれからダウンミックス前音響信号を放射したときの前記再生音場内の少なくとも1つの受音点におけるダウンミックス前音響物理量ベクトルを決定するダウンミックス前音響物理量ベクトル決定処理と、
    前記再生音場でダウンミックス前チャンネル数より少ないチャンネル数であるダウンミックス後チャンネル数の音源からダウンミックス後音響信号を放射したときの前記受音点におけるダウンミックス後音響物理量ベクトルが前記ダウンミックス前音響物理量ベクトルと等しくなる前記ダウンミックス後音響信号を生成するダウンミックス後音響信号生成処理とを実行させるダウンミックスプログラムであって、
    前記ダウンミックス前音響物理量ベクトル決定処理が、
    前記ダウンミックス前音源の位置情報と前記受音点の位置情報のみに基づいて一義的に定まるダウンミックス前伝達関数を算出するダウンミックス前伝達関数決定処理と、
    前記ダウンミックス前伝達関数と前記ダウンミックス前音響信号との積として前記ダウンミックス前音響物理量ベクトルを算出するダウンミックス前音響物理量ベクトル算出処理とを含み、
    ダウンミックス前伝達関数決定処理が、ダウンミックス前伝達関数Bを以下の式(1)および(2)によって決定することを特徴とするダウンミックスプログラム。
    Figure 0004886242
  11. コンピュータに、
    音響信号が再生される再生音場で、予め定められたダウンミックス前チャンネル数の音源のそれぞれからダウンミックス前音響信号を放射したときの前記再生音場内の少なくとも1つの受音点におけるダウンミックス前音響物理量ベクトルを決定するダウンミックス前音響物理量ベクトル決定処理と、
    前記ダウンミックス前音響物理量ベクトルと、前記再生音場でダウンミックス前チャンネル数より少ないチャンネル数であるダウンミックス後チャンネル数の音源からダウンミックス後音響信号を放射したときの前記受音点におけるダウンミックス後音音響物理量ベクトルとの関数である誤差関数を最小とする前記ダウンミックス後音響信号を生成するダウンミックス後音響信号生成処理とを実行させるダウンミックスプログラムであって、
    前記ダウンミックス前音響物理量ベクトル決定処理が、
    前記ダウンミックス前音源の位置情報と前記受音点の位置情報のみに基づいて一義的に定まるダウンミックス前伝達関数を算出するダウンミックス前伝達関数決定処理と、
    前記ダウンミックス前伝達関数と前記ダウンミックス前音響信号との積として前記ダウンミックス前音響物理量ベクトルを算出するダウンミックス前音響物理量ベクトル算出処理とを含むことを特徴とするダウンミックスプログラム。
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