JP4884483B2 - ヘアを分析するための方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ヘア分析に関し、特に限定されないが、ヘア混合物を分析し、ヘア染色時の最終カラーを予測するための方法と装置に関する。
ヘア染料及び漂白剤は、白髪をより目立たないようにするためまたはヘアを希望のカラーに染色するために使用される。ヘア染料は、適用するのが容易であり、カラーが短時間の間残る一時的な染料(カラーシャンプー、カラーコンディショナー、カラートリートメントコンディショナーなど)、ヘアの内部への酸性染料の浸透を通して連続的に維持されることができる染色効果を提供する半永久的な染料(ヘアマニキュア、透明タイプのヘアマニキュアなど)、及びヘアの内部の染料の酸化的重合を通して本質的に永久的な染色効果を達成する永久的な染料を含む。ヘア染料の個々のタイプは、意図した用途に依存して選ばれる。
これらのタイプの染料のそれぞれは、多数のカラーナンバー(色数)で調製される。通常、各染色カラーは、染料を含む箱上に示され、または染色ヘアの試料ヘア束により示される。
しかし、同じカラー染料が使用される場合であっても、染色後のヘアのカラーは染色前のヘアのカラー混合物に依存してかなり異なる。
染色前のヘアが白髪と着色ヘアの不均一な混合を持つ場合、現行の方法の結果は染色後のヘアカラーを正確に予測することができない。着色ヘアは、天然の有色ヘアであることができ、または人工カラーで染色された有色ヘアであることができる。
従って、人間のヘアを染色することからもたらされるであろうカラーを単に箱上の印刷からまたは試料ヘア束から予測することは困難であり、かつ染色後のヘアの実際のカラーが予期したカラーと異なるという問題が発生する。
ヘアカラー製品の使用による誤差を最小とするためにかつ顧客の満足度を増やすために最終ヘアカラーを予測する方法がある。
幾つかの方法は、表から初期カラー及び使用するカラーを選択した後にヘアの最終カラーを予測するカラーチャートまたはインデックス表を使用する。例えば、1981年3月30日に出願された、Scottの「ヘアカラーリング計算機」という名称の米国特許出願番号4434467は、使用者の現在のヘアカラーを新しいヘアカラーに変更するために使用されるヘアカラーリング製品を決定するための装置を記載する。この装置は、使用者の現在のヘアカラー及び希望のヘアカラーを識別する指示を入力するためのキーボードを含む。使用者はまた、使用者が使用することを望むヘアカラーリング製品の特別なラインを識別するためのデータを入力する。そのとき装置は、使用者の現在のヘアカラーを新しいヘアカラーに多分変更するであろう選択されたラインのヘアカラーリング製品の名称を表示することによってかかるデータに応答する。
しかし、Scott法及びそれと同様な方法は、初期ヘアカラーの限られた数の可能性に限定されており、従って初期ヘアの全ての変動に対して正確な最終カラーを予測することができない。さらに、顧客の初期ヘアの幾つかの種類の直接測定の不足は、人間の目に対する初期カラー評価を残し、かつこの方法によって得られるカラーを正確に予測するのを妨げる。
2003年10月1日に出願された、Grossingerらの「ヘアカラー測定及びトリートメント」という名称の米国特許出願番号10/473627は、ヘアの初期スペクトルに基づく染色工程後に到達するヘアのスペクトルを予測する方法を紹介する。基礎をなす考えは、初期ヘアカラーが均一であるということである。
反射率を測定するときに正常な天然ヘアと白髪の両者が一緒に測定されることで問題が現れる。従って、測定装置から受け取った反射スペクトルは、正常ヘアと白髪の両者の組合せである。従って、組合されたスペクトルは測定されたヘア中の二つのヘアタイプの組合せだけであり、それゆえ不正確な最終カラー予測を引き起こすかもしれない。
他の知られた方法は、ある種の比色計を用いて初期ヘアカラーの測定を実施する(RGBまたは色を規定する標準法であるL,a,b明度)。これらの他の方法はまた、着色ヘアのデータベース(米国特許番号6707929)にまたは同じ種類のデータベースで構築されたカラー表(MacFarlaneらの米国特許番号6067504,6157445,6308088,6314372及び6330341)に基づいて構成された数式を用いてヘアカラーを予測するために使用されることができる。
しかし、上記方法は、スペクトルをあまり代表しないカラー座標にそれらの方法自体を限定し、従ってそれら方法はヘアの化学組成について示す精度と能力を失っている。例えば、2005年2月17日に出願されたLadjevardiの「進歩した化粧品カラー分析システム及びそのための方法」という名称の米国特許公開番号2005/0036677は、ヘアの領域の測定における異なるカラーを分析する方法を記載する。
Ladjevardiにより述べられた測定は、RGB値のマトリックスの形の結果をもたらすデジタルカメラを用いて取られる。この分析は、RGBマトリックスを通して反復し、その値を幾つかの予め決められた群に分類することにより実施される。
Ladjevardi法の出力は、測定した領域の各カラー群の濃度であることができる。予め決められた群はそれぞれの群の一つに対する代表的RGB値により実証される。おそらく、白髪カラーを表すために一つの群を予め決めることができるので、この方法は、与えられたヘア試料中の白髪濃度を分析するために使用されることができる。
しかし、Ladjevardiの方法はRGB値を入力として用いるので、それはRGBの分解能により制限される。分解能制限の結果として、RGB値を提供するカメラにより発生した画像の各画素は、実際にはカラーの混合物からなる。基礎となる混合された純粋なヘアカラースペクトルは決して考慮されない。
RGBの分解能はヘアの最終カラーを正確に予測することができない。なぜなら異なる顔料濃度からもたらされる異なるスペクトルは、同じRGBまたはL,a,b値を生成することがありうるが、漂白または染色剤で処理されたときに異なる反応をするからである。
さらに、異なるスペクトルと顔料構造を持つ二つの異なるヘア試料が同じカラーL,a,b座標を持つことがありうるが、漂白及びカラートリートメントに対して異なる反応をすることがありうることは知られている。
例えば、人間の目には実質的に同じに見える二つのヘア試料は、それらが異なる反射スペクトル、従って異なる濃度の成分(ユーメラニン顔料、フェオメラニン顔料、人工ヘアカラーなど)をたとえ持つとしても、同じL,a,bカラー座標値を持つことがありうる。
例えば、染料Aで着色された一つの天然ブロンドヘア試料は、別のヘア試料、例えば染料Bで着色されたブラウンヘアと同じカラー座標を持つことがありうる。
さらに、各々が異なる反射スペクトルを持つ多数のヘア試料は全て、同じL,a,bカラー座標値または非常に似たカラーL,a,b座標値を発生することがありうる。すなわち、異なるスペクトル曲線をもたらすユーメラニン、フェオメラニン及びケラチン濃度の異なる組合せを持つヘア試料は、同様なカラー座標値を生成することがありうる。
しかし、これらのヘア試料に適用された同じヘアトリートメントは、ヘア試料のそれぞれの上記物質のそれぞれの異なる初期濃度のために異なる最終ヘアカラーを発生する。
上述のように、上で検討した現在用いられる方法は、異なるカラーを持つ二つ以上のヘアタイプを含むヘアの最終カラーを予測するという主題に対処することができない。Ladjevardiはこの問題に対処するが、各ヘアタイプのRGB値を生成することのみができ、従って入力として全スペクトル情報を使用する進歩したカラー予測方法と共に使用されることができない。
従って、上記の限界のない装置と方法に対する広く認識された要求があり、それらを持つことは非常に有利であるであろう。
二つのヘアカラーの混合物を持つ試料ヘア混合物、及び前記二つのカラーを表す全体スペクトルを分析するための装置が提供される。その主旨は:ヘア混合物中の第一カラーを表す第一スペクトルを第一群の少なくとも一つのスペクトルから選択するように構成された第一カラーセレクターと、前記第一カラーセレクターと関連付けられ、かつ第一カラーセレクターと共に前記第一スペクトルに対して第二群のスペクトルからのヘア混合物中の第二カラーを表す第二スペクトルを反復的に組合せ、それにより前記全体スペクトルに最も密接してマッチする第一と第二スペクトルの最適組合せを見出すように構成された反復スペクトル組合せ装置とを含む。
本発明の第二態様によれば、二つのヘアカラーの混合物を持つ試料ヘア混合物、及びこれら二つのカラーを表す全体スペクトルを分析するための装置が提供され、それは:
第一群のスペクトルからのヘア混合物中の第一カラーを表す第一スペクトルと第二群のスペクトルからのヘア混合物中の第二カラーを表す第二スペクトルを前記第一スペクトルと第二スペクトルのそれぞれの各濃度を含む最適化スペクトルになるように構成された反復スペクトル組合せ装置であって、最適化されたスペクトルの全体スペクトルへの適合性を最適化するように濃度を計算するように構成されている反復スペクトル組合せ装置と、スペクトルセレクター及びスペクトル計算器と関連付けられ、最適化されたスペクトル中に全体スペクトルに最良に適合する最適化されたスペクトルを見出すように構成された適合性最適化装置とを含む。
本発明の第三態様によれば、二つのヘアカラーの混合物を持つ試料ヘア混合物、及びこれら二つのカラーを表す全体スペクトルを分析するための装置が提供され、それは:着色ヘアのスペクトルが複数の着色ヘアスペクトルの中の全体スペクトルに最良に適合するように着色ヘアのスペクトルを選択するように構成されたスペクトルセレクターと、このスペクトルセレクターと関連付けられ、かつ選択されたスペクトルの曲率を全体スペクトルの曲率と比較し、かつ曲率比較によりヘア混合物中の白髪の濃度を決定するように構成された曲率コンパレーターとを含む。
本発明の第四態様によれば、二つのヘアカラーの混合物を持つ試料ヘア混合物、及びこれら二つのカラーを表す全体スペクトルを分析するための方法が提供され、それは:a)ヘア混合物中の第一カラーを表す第一スペクトルを第一群のスペクトルから選択する;b)ヘア混合物中の第二カラーを表す第二スペクトルを第二群のスペクトルから選択する;c)第一スペクトル、第二スペクトル、及び第一スペクトルと第二スペクトルのそれぞれの各濃度に基づいて最適化スペクトルを計算する、但し、これらの濃度は最適化スペクトルの全体スペクトルへの最適化適合性に対して計算されている、工程を全体スペクトルに最良に適合する最適化スペクトルを見出すまで反復実施することを含む。
本発明の第五態様によれば、二つのヘアカラーの混合物を持つ試料ヘア混合物、及びこれら二つのカラーを表す全体スペクトルを分析するための方法が提供され、それは:着色ヘアを表すスペクトルが複数の着色ヘアスペクトル中の全体スペクトルに最良に適合するようにこの着色ヘアを表すスペクトルを選択すること;全体スペクトルの曲率を選択されたスペクトルの曲率と比較すること;前記曲率比較に従ってヘア混合物中の白髪カラーの濃度を見出すこと;を含む。
本発明の第六態様によれば、二つのヘアカラーの混合物及びこれら二つのカラーを表す全体スペクトルを持つヘアを染色する方法が提供され、それは:a)ヘア混合物中の第一カラーを表す第一スペクトルを第一群のスペクトルから選択する;b)ヘア混合物中の第二カラーを表す第二スペクトルを第二群のスペクトルから選択する;c)第一スペクトル、第二スペクトル、及び第一スペクトルと第二スペクトルのそれぞれの各濃度に基づいて最適化スペクトルを計算する、但し、これらの濃度は最適化スペクトルの全体スペクトルへの最適化適合性に対して計算されている、工程を前記全体スペクトルに最良に適合する最適化スペクトルを見出すまで反復実施し、かつ見出された最適化スペクトルに従ってヘア染色トリートメントを指示することを含む。
本発明の第七態様によれば、二つのヘアカラーの混合物及びこれら二つのカラーを表す全体スペクトルを持つヘアを染色するための染料成分を選択する方法が提供され、それは:a)ヘア混合物中の第一カラーを表す第一スペクトルを第一群のスペクトルから選択する;b)ヘア混合物中の第二カラーを表す第二スペクトルを第二群のスペクトルから選択する;c)第一スペクトル、第二スペクトル、及び第一スペクトルと第二スペクトルのそれぞれの各濃度に基づいて最適化スペクトルを計算する、但し、これらの濃度は最適化スペクトルの全体スペクトルへの最適化適合性に対して計算されている、工程を全体スペクトルに最良に適合する最適化スペクトルを見出すまで反復実施し、かつ見出された最適化スペクトルに従ってヘア染色トリートメントのための成分を指示することを含む。
別途定義されない限り、本明細書中で使用されるすべての技術的用語および科学的用語は、本発明が属する技術分野の当業者によって一般に理解されるのと同じ意味を有する。本明細書中に記載される材料、方法および実施例は例示にすぎず、限定であることは意図されない。
本発明の方法およびシステムの実現は、特定の選択されたタスクまたはステップ(工程)を手動的に、自動的に、またはそれらを組み合わせて実行または完遂することを含む。さらに、本発明の方法およびシステムの好適な実施態様の実際の機器および設備では、幾つかの選択されたステップをハードウェアによって、またはいずれかのファームウェアのいずれかのオペレーティングシステムにおけるソフトウェアによって、またはそれらを組み合わせて実現することができる。例えば、ハードウェアとしては、本発明の選択されたステップは、チップまたは回路として実現することができる。ソフトウェアとしては、本発明の選択されたステップは、いずれかの適切なオペレーティングシステムを使用するコンピュータによって実行される、複数のソフトウェア命令として実現することができる。いずれの場合にも、本発明の方法およびシステムの選択されたステップは、複数の命令を実行するためのコンピューティングプラットフォーム等のデータプロセッサによって実行されると記載することができる。
図面の簡単な記述
本明細書では本発明を単に例示し図面を参照して説明する。特に詳細に図面を参照して、示されている詳細が例示として本発明の好ましい実施態様を例示考察することだけを目的としており、本発明の原理や概念の側面の最も有用でかつ容易に理解される説明であると考えられるものを提供するために提示していることを強調するものである。この点について、本発明を基本的に理解するのに必要である以上に詳細に本発明の構造の詳細は示さないが、図面について行う説明によって本発明のいくつもの形態を実施する方法は当業者には明らかになるであろう。
図1は、本発明の好適な実施態様による、二つのヘアカラーの混合を持つ試料ヘア混合物を分析するための第一装置を示す簡略化されたブロック図である。
図2は、本発明の好適な実施態様による、二つのヘアカラーの混合を持つ試料ヘア混合物を分析するための第二装置を示す簡略化されたブロック図である。
図3は、本発明の好適な実施態様による、二つのヘアカラーの混合を持つ試料ヘア混合物を分析するための第三装置を示す簡略化されたブロック図である。
図4は、本発明の好適な実施態様による、二つのヘアカラーの試料ヘア混合物及び二つのカラーを表す全体スペクトルを分析するための第一方法を示す簡略化されたフローチャートである。
図5は、本発明の好適な実施態様による、二つのヘアカラーの試料ヘア混合物及び二つのカラーを表す全体スペクトルを分析するための第二方法を示すフローチャートである。
図6は、本発明の好適な実施態様による、二つのヘアカラーの試料ヘア混合物及び二つのカラーを表す全体スペクトルを分析するための第三方法を示す簡略化されたフローチャートである。
図7は、本発明の好適な実施態様による、二つのヘアカラーの試料ヘア混合物及び二つのカラーを表す全体スペクトルを分析するための第四方法を示すフローチャートである。
図8は、本発明の好適な実施態様による、二つのヘアカラーの試料ヘア混合物及び二つのカラーを表す全体スペクトルを分析するための第五方法を示す簡略化されたフローチャートである。
図9は、本発明の好適な実施態様による、二つのヘアカラーの試料ヘア混合物及び二つのカラーを表す全体スペクトルを分析するための第六方法を示す詳細なフローチャートである。
図10は、例示的ヘア試料のスペクトルを示す線グラフである。
図11は、ヘア試料混合物スペクトル対密接に適合した天然スペクトルを示す線グラフである。
図12は、異なる混合物のヘアカラーの抽出された濃度と実際の濃度との間の得られた相関関係を示す線グラフである。
図13は、抽出された天然ヘアスペクトルと実際のスペクトルとの間の比較を示す線グラフである。
図14は、天然スペクトルと試料ヘア混合物スペクトルとの間の曲率の差を示す線グラフである。
本実施態様は、ヘアカラーの混合物を持つ試料ヘア混合物を分析するための装置と方法を含む。
本発明による装置および方法の原理および作用は、図面および付随する説明を参照してより十分に理解されることができる。
本発明の少なくとも1つの実施態様を詳しく説明する前に、本発明は、その適用において、下記の説明において示されるか、または、図面において例示される構成要素の構成および配置の細部に限定されないことを理解しなければならない。本発明は他の実施態様が可能であり、または、様々な方法で実施または実行されることができる。また、本明細書中で用いられる表現法および用語法は記述のためであって、限定であると見なしてはならないことを理解しなければならない。
本発明の好適な実施態様によれば、天然ヘアと白髪の混合物から構成されることができるヘア試料の所定の反射スペクトルを分析するための方法と装置が提供される。この分析は、天然ヘアと白髪の純粋なスペクトルを別個に検討し、次いでそれらを組合せ、また混合物中のそれらのそれぞれの濃度を規定する。
本発明の好適な実施態様は、予め構成されたデータベース:すなわち着色されたヘアの反射スペクトルのデータベース及び白髪の反射スペクトルのデータベース、を利用する。着色されたヘアデータベースは染色されたヘア及び天然有色ヘアのスペクトル空間をカバーする。一実施態様では、染色されたスペクトルは濾別される。この着色されたデータベースは白髪を含まない。白髪データベースは白髪の種々な変形例の反射スペクトルを含む。
着色されたヘアと白髪を含むヘア混合物の反射スペクトルが与えられたら、この方法はこれらの着色されたヘアと白髪スペクトルに最も適合する(例えば、以下により詳細に説明されるRMS値による)スペクトルを見出すためにデータベース調査を実行する。この方法は次いで、好ましくは混合物中のカラーのそれぞれの濃度を見出す。
さて、図1を参照すると、それは、本発明の好適な実施態様による、二つのヘアカラーの混合物を持つ試料ヘア混合物を分析するための第一装置を示す簡略化されたブロック図である。
本発明の好適な実施態様によれば、装置1000は第一カラーセレクター110を含む。
第一カラーセレクター110は、試料中のカラーの一つを表す第一スペクトルを、一つ以上の白髪スペクトルを含む第一群から選択するために使用される。任意選択的に、第一群は、上に説明したように白髪データベース内に貯蔵された一つ以上の白髪反射スペクトルからなる。
装置1000はさらに、反復スペクトル組合せ装置120を含む。
反復スペクトル組合せ装置120は第二スペクトルを第一スペクトルに反復的に組合せる。第二スペクトルは試料ヘア混合物中の第二カラーを表し、ヘアカラースペクトルの第二群から選択される。第二スペクトルを第一スペクトルに反復的に組合せることにより、反復スペクトル組合せ装置120は最適組合せを見出す。最適組合せは試料ヘア混合物を表す全体測定スペクトルに最も密接してマッチングするスペクトルを持つ組合せである。
好ましくは、反復スペクトル組合せ装置120はさらに、現在の組合せのスペクトルとヘア混合物試料の全体スペクトルとの間のマッチングを最適化する現在の組合せ中のヘアカラーの濃度を見出すことにより最適組合せを見出すように構成される。
任意選択的に、ヘアカラースペクトルの第二群は、一つ以上の天然または染色されたヘアスペクトルからなる。任意選択的に、第二群の天然または染色されたヘアカラースペクトルは、上に述べたようにデータベース中に予め貯蔵される。
任意選択的に、現在の組合せの全体スペクトルとのマッチングは、組合せのスペクトルと全体スペクトルとの間の差の測定により反復スペクトル組合せ装置120により決定される。
組合せのスペクトルと全体スペクトルとの間の差の測定は、以下に詳細に述べられる方法を使用して、またはパターン認識技術等のようないずれかの他の知られた技術の方法により、組合せのスペクトルと全体スペクトルとの間の二乗平均平方根(RMS)差測定に基づくことができる。
好ましくは、RMS差測定は各スペクトルの10個以上の点の群に対して実施され、従ってスペクトルの分離しているが連続に近い部分についてのRMS測定に基づく。好適な実施態様では、RMS差測定は各スペクトルの75点までの群に対して実施される。一つの好適な実施態様では、生成される連続スペクトルは5ナノメートルの分解能で380nm〜780nmの波長で試料採取される。
好ましくは、装置1000はさらに、試料の全体スペクトルを得るための第一カラーセレクター110に連結された分光計130を含む。
分光計130は、光の異なる波長の関数としてヘア試料の吸収及び減衰を測定するために有用である装置に関連して知られている。
例えば、ここに参照までに組込まれる、2003年10月1日に出願された、Grossingerらの「ヘアカラー測定及びトリートメント」という名称の米国特許出願番号10/473627は、顧客の頭からヘア試料を除去する必要のないヘアの有用な反射スペクトルを生成するための分光計を紹介する。
より好ましくは、装置1000はさらに、以下により詳細に説明されるように、ヘア混合物に染色カラーを適用して得られる最終ヘア混合物のスペクトルを予測するように構成されることができる最終カラー予測装置140を含む。
好ましくは、予測したスペクトルは、ヘアを染色する前に、例えば染色カラーで染色したヘア外観を表す画像として、顧客に視覚的に提示されることができる。
さて、図2を参照すると、それは、本発明の好適な実施態様による、二つのヘアカラーの混合を持つ試料ヘア混合物を分析するための第二装置を示す簡略化したブロック図である。
本発明の好適な実施態様による装置2000は、二つのヘアカラーの混合を持つ試料ヘア混合物及び二つのカラーを表す全体スペクトルを分析するために使用される。
装置2000は反復スペクトル組合せ装置210を含む。
反復スペクトル組合せ装置210は、試料ヘア混合物中の第一カラーを表すスペクトルと試料ヘア混合物の第二カラーを表すスペクトルを反復的に組合せる。第一群は異なる白髪カラースペクトルからなる。第二スペクトルは天然ヘアカラースペクトルの第二群から選択される。第二群は一つ以上の天然及び染色されたヘアカラーを含む。
好ましくは、第一群は天然またはカラーヘア反射スペクトルのデータベース中に予め貯蔵され、第二群は白髪反射スペクトルのデータベース中に予め貯蔵される。好ましくは、天然ヘアデータベースは着色されていないヘアのスペクトル空間を有意にカバーする。
任意選択的に、天然ヘアデータベースは白髪を含まず、純粋な天然ヘアデータベースを作るために、染色されると想像されるヘア試料からフィルターされる。白髪データベースは白髪の異なる変形例の反射スペクトルを含む。
反復スペクトル組合せ装置210はさらに、第一カラーに対する最適濃度及び第二カラーに対する最適濃度を計算するように構成される。
最適濃度は、二つのカラーの組合せを表すスペクトルの適合性を最適化し、従って得られる最適化スペクトルは試料ヘア混合物の全体スペクトルに最も密接に適合している。最適濃度の計算は以下に述べられる方法を利用して実施されることができる。
装置2000はさらに、適合性最適化装置220を含む。
適合性最適化装置220は、反復スペクトル組合せ装置210に連結され、最適化スペクトル中にヘア混合物試料の全体スペクトルに最良に適合する最適化スペクトルを見出すように構成される。
スペクトルの全体スペクトルへの適合は、以下に詳細に述べられる方法を使用して、またはパターン認識技術等のような従来技術のいずれかの他の知られた方法により、そのスペクトルとヘア混合物試料の全体スペクトルとの間に二乗平均平方根(RMS)差測定により決定されることができる。
好ましくは、装置2000はさらに、試料の全体スペクトルを得るための反復スペクトル組合せ装置110に連結された分光計230を含む。
分光計230は、光の異なる波長の関数としてヘア試料の吸収及び減衰を測定するために有用である、当該技術分野で公知のいかなる関連装置であることもできる。
例えば、ここに参照までに組込まれる、2003年10月1日に出願された、Grossingerらの「ヘアカラー測定及びトリートメント」という名称の米国特許出願番号10/473627は、上で検討したように、顧客の頭からヘア試料を除去する必要のないヘアの有用な反射スペクトルを生成するための分光計を紹介する。
より好ましくは、装置2000はさらに、最終カラー予測装置240を含む。
最終カラー予測装置240は、以下により詳細に説明されるように、ヘア混合物に染色カラーを適用して得られる最終ヘア混合物のスペクトルを予測するように構成される。
好ましくは、予測したスペクトルは、上で検討したように、ヘアを染色する前に、例えば染色カラーで染色したヘア外観を表す画像として、顧客に視覚的に提示されることができる。
さて、図3を参照すると、それは、本発明の好適な実施態様による、二つのヘアカラーの混合物を持つ試料ヘア混合物を分析するための第三装置を示す簡略化したブロック図である。
本発明の好適な実施態様による、二つのヘアカラーの混合物を持つ試料ヘア混合物及び全体スペクトルを分析するための装置3000は、スペクトルセレクター310を含む。
スペクトルセレクター310は、全体スペクトルに最良に適合する天然ヘアカラーのスペクトルを天然ヘアカラースペクトルの群から選択するために使用される。好ましくは、ヘアカラースペクトルの群は、上に述べたように、データベース中に予め貯蔵される。
スペクトルセレクター310はさらに、以下に詳細に説明される方法により実施されるように、スペクトルとヘア混合物試料の全体スペクトルとの間の差の二乗平均平方根(RMS)測定を含むがそれに限定されないいずれかの現在知られている技術によるスペクトルの試料の全体スペクトルに対する適合性を決定するように構成される。
装置3000はさらに、曲率コンパレーター320を含む。
曲率コンパレーター320は、スペクトルセレクター310に連結され、選択されたスペクトルを表す数学関数の導関数により計算される試料の反射スペクトルの曲率を見出すように構成されている。
曲率コンパレーター320はさらに、選択されたスペクトルの曲率を試料ヘア混合物の全体スペクトルの曲率と比較するように構成されている。
一般的に、白髪スペクトルは天然ヘアよりかなり低い曲率を持つ。この曲率差は460−570nmの波長範囲で最も有意である。白髪と天然ヘアとの混合試料では、スペクトルの曲率は純粋な天然試料に対する標準天然スペクトル曲率と純粋な白髪試料に対する標準白髪スペクトル曲率との間で変動する。スペクトルの曲率は、混合物中の白髪と天然ヘア成分の濃度に相関してそれらの二つのエッジ間で変わる。
従って、曲率コンパレーター320は、以下により詳細に述べられるように、選択されたスペクトルと試料ヘア混合物の全体スペクトルとの間の曲率比較によりヘア混合物中の白髪の存在または濃度を決定するように構成される。
好ましくは、装置3000はさらに、上でより詳細に述べたように、試料の全体スペクトルを得るために、スペクトルセレクター310に連結された分光計330を含む。
より好ましくは、装置3000はさらに、以下により詳細に説明されるように、ヘア混合物に染色カラーを適用して得られる最終ヘア混合物のスペクトルを予測する最終カラー予測装置340を含む。
好ましくは、予測したスペクトルは、上で検討したように、ヘアを染色する前に、例えば染色カラーで染色したヘア外観を表す画像として、顧客に視覚的に提示されることができる。
本発明の好適な実施態様による上述の装置により実施される方法を述べる前に、着色した、白髪と混合物のスペクトルの依存性の説明が以下のパラグラフに与えられる。
Figure 0004884483
着色ヘア及び白髪の混合物の場合、我々は、着色ヘア吸光度と白髪吸光度は混合物中の基本的吸光成分であると考える。従って、混合物の反射スペクトルは
Figure 0004884483
として表されることができる。
成分濃度の合計は1に等しいので、そのとき:
Figure 0004884483
であり、従って
Figure 0004884483
である。
ここで
Figure 0004884483
はそれぞれ混合物、着色ヘア及び白髪の反射スペクトルであり、
かつ
Figure 0004884483
は混合物中の着色ヘア及び白髪の濃度である。
式1.1は、着色ヘア及び白髪スペクトル及び混合物中のカラーの濃度と混合物反射スペクトルの依存性を説明する方法を与える。
混合物中の着色ヘア及び白髪の真のスペクトルに最も似た(すなわち最小のRMS値を持つ)スペクトルは、正しい係数を適用するときに測定された混合物スペクトルに対して最小RMS値を持つスペクトルを構成する。
すなわち、着色されたヘアカラースペクトルのデータベースから選択された第一カラースペクトル及び白髪カラースペクトルのデータベースから選択された第二カラースペクトルから構成された最適化スペクトルは、最小RMS値を持ち、係数により示されるように、二つのカラーが最適濃度でとられるときにヘア混合物試料の全体スペクトルと最も密接な適合を示す。
さて、図4を参照すると、それは、本発明の好適な実施態様による、二つのヘアカラーの試料ヘア混合物及び二つのカラーを表す全体スペクトルを分析するための第一方法を示す簡略化されたフローチャートである。
白髪と着色ヘアの混合物の反射スペクトル、白髪スペクトルのデータベース、及び着色ヘアスペクトルのデータベースが与えられると、本発明の好適な実施態様による第一方法は次の論理を実施する:
白髪データベース中の各白髪スペクトルに対して(410)、着色ヘアデータベース中の各着色スペクトルを通して反復し(420)、白髪と着色スペクトルを組合せた結果のスペクトルを最適化する(430)。
例えば、最適化スペクトルは、着色及び白髪係数
Figure 0004884483
の合計が1に等しくなるように保ちながら、着色及び白髪スペクトルを組合せるときに得られる最適化スペクトルに対して着色及び白髪係数を見出すことにより(430)、式1.1を使用して見出されることができる。
もし最適化スペクトルが前のものの中の最良の最適化スペクトルより良好であるなら(440)、最適化スペクトルは前の最良の最適化スペクトルと置き換える(450)。
最後に、白髪と着色カラースペクトルの全ての組合せを通して反復した後、最良の最適化スペクトルが見出される(460)。
さて、図5を参照すると、それは、本発明の好適な実施態様による、二つのヘアカラーの試料ヘア混合物及び二つのカラーを表す全体スペクトルを分析するための第二方法を示すフローチャートである。
本発明の好適な実施態様による装置により実施されることができる上述の第一方法の詳細実施例は次の工程を含む:
初期化段階510で、最良適合に関するパラメーターが初期化される。
次に、白髪カラースペクトルが白髪データベースから選択される(520)。
次いで、第一着色スペクトルが着色ヘアデータベースから選択される(530)。
次に、二つの現行スペクトルが組合され、二つのスペクトルの組合せを表すスペクトルに関して最適化がなされる(540)。最適化は、二つの選択されたスペクトルが与えられると、ヘア混合物試料の全体スペクトルと二つのスペクトルの組合せを表すスペクトルとの間の距離ができるだけ最小となるように二つのスペクトルのそれぞれの濃度を見出すことによりなされる。
任意選択的に、最適化540は、組合せのスペクトルとヘア混合物試料の全体スペクトルとの間の差を示すRMS値の最小化により、例えば数学的に規定された式を用いてなされる(540)。
最適化は、RMS値を最小とする係数値組合せを見出すことにより実行される。係数の一つは第一カラーの濃度を示し、他の係数は第二カラーの濃度を示す。制約は、係数の合計が一に等しいことを保持するようになされる。
次いで、最適化スペクトルは、前に最適化されたスペクトル中の最良に対して見出された最良RMS値に対して比較される(550)。もし最適化スペクトルが前に到達した最適化スペクトルより良好であるなら、すなわち、より小さいRMS値を持つなら、最良の最適化スペクトルパラメーターは最適化スペクトルのパラメーターにより更新される(560)。
もし白髪スペクトルと組合される他の着色スペクトルがあるなら(590)、新しい最適化スペクトルを作るため及び上述のようにそのスペクトルを前のものと比較するために、次の着色スペクトルが着色ヘアスペクトルデータベースから選択される(570)。
任意選択的に、もし着色スペクトルデータベース中に他の着色スペクトルはないがまだ白髪スペクトルが白髪スペクトルデータベース中に残っているなら(595)、そのときは上述のように新しい最適化スペクトルを作り、そのスペクトルを前のものと比較するために、次の白髪スペクトルが白髪ヘアスペクトルデータベースから選択される(580)。好適な実施態様は単一の白髪スペクトルのみを使用する。
最後に、白髪スペクトルも着色スペクトルも残っていないとき、反復法を通して到達した最良の最適化スペクトルに関する情報が戻される(597)。
上述の方法の第二変形は、1未満のRMS値を持つ混合スペクトルを構成するスペクトルを探し、それらから以下の図6を使用して示されるように、1に最も近い合計を持つ係数を使用するものを選択することである。
さて、図6を参照すると、それは、本発明の好適な実施態様による、二つのヘアカラーの試料ヘア混合物及び二つのカラーを表す全体スペクトルを分析するための第三方法を示す簡略化されたフローチャートである。
白髪と着色ヘアの混合物の反射スペクトル、白髪スペクトルのデータベース、及び着色ヘアスペクトルのデータベースが与えられると、本発明の好適な実施態様による第一方法は次の論理を実施する:
白髪データベース中の各白髪スペクトルに対して(610)、着色データベース中の各着色スペクトルを通して反復する(620)。
組合された白髪及び着色スペクトルのスペクトルを、例えば式1.1を用いて白髪、着色及び混合物スペクトルによる非負最小二乗最小化を実施することにより(630)、最適化する。式1.1を用いて、試料ヘア混合物の全体スペクトルへの組合せの適合性を最適化する着色及び白髪係数が見出される。
最適化スペクトルが前に最適化されたスペクトル中の最良より良好であるかどうかを見出す(640)。
もし最適化スペクトルが前に見出された最良の組合せのスペクトルより良好であるなら、例えばもし構成されたスペクトルと混合物スペクトルとの間のRMS値が1未満でありかつ着色及び白髪係数の合計が前の結果からより1により近いなら、現行の着色スペクトル、白髪スペクトル、及び構成されたスペクトルを記述する着色及び白髪係数を保存する(650)。
白髪及び着色カラースペクトルの全ての組合せを通して反復した後、保存された着色スペクトル、白髪スペクトル、及びヘア混合物試料の全体スペクトルに最良にマッチングする最適化スペクトルを記述する着色及び白髪係数が最終的に見出される(660)。
さて、図7を参照すると、それは、本発明の好適な実施態様による、二つのヘアカラーの試料ヘア混合物及び二つのカラーを表す全体スペクトルを分析するための第四方法を示すフローチャートである。
本発明の好適な実施態様による装置により実施されることができる上述の第三方法の詳細実施例は次の工程を含む:
初期化段階710で、最良適合に関するパラメーターが初期化される。次に、白髪カラースペクトルが白髪データベースから選択される(720)。次いで、第一カラースペクトルが着色ヘアデータベースから選択される(730)。
次に、二つのカラーの組合せを表すスペクトルに関して最適化がなされる(740)。任意選択的に、最適化は、組合せのスペクトルとヘア混合物試料の全体スペクトルとの間の差を示すRMS値の最小化によりなされる。
最適化は、係数の合計を1に限定することなく、試料の全体スペクトルへの組合せの適合性を最適化する着色及び白髪係数を見出すために、式1.1を用いて白髪、着色及び混合物スペクトルによる非負最小二乗法を使用して実行される。係数の一つは第一カラーの濃度を示し、他の係数は第二カラーの濃度を示す。
次いで、最適化されたスペクトルは、前の最適化されたスペクトルに対して見出された最良RMS値に比較される(750)。もし構成されたスペクトルとヘア混合物試料の全体スペクトルとの間のRMS値が1未満であり、かつ着色ヘアと白髪係数の合計が1により近いなら、そのときは前に見出された最良スペクトルの係数、次いで構成されたスペクトルのパラメーターが最良スペクトルのパラメーターとして保存される(760)。
もし白髪スペクトルと組合せる他の着色スペクトルがあるなら(790)、新しい最適化スペクトルを作るために(740)、次の着色スペクトルが着色ヘアスペクトルデータベースから選択される(770)。新しい最適化スペクトルは前に見出された最適化スペクトル中の最良と比較され(750)、もしより良好と見出されたら、上述のように新しい最適化スペクトルを前のものと置き換える(760)。
もし着色スペクトルデータベース中に他の着色スペクトルはないが、白髪スペクトルデータベース中にまだ白髪スペクトルが残っているなら(795)、そのときは上述のように、新しい最適化スペクトルを作り、そのスペクトルを前のものの中の最良と比較するために、次の白髪スペクトルが白髪スペクトルデータベースから選択される(780)。
他の白髪または着色スペクトルが残っていないとき、反復法を通して到達した最良の最適化スペクトルに関する情報が戻される(797)。
ヘア試料中の白髪を検出するための別のアプローチは試料の反射スペクトルの曲率を使用することである。上述のように、一般的に、白髪スペクトルは着色ヘアよりかなり低い曲率を持つ。この曲率差は460−570nmの波長範囲で最も有意である。白髪と着色ヘアの混合試料では、スペクトルの曲率は純粋な着色試料の標準着色スペクトル曲率と純粋な白髪試料の標準白髪スペクトル曲率との間で変動する。スペクトルの曲率は混合物中の白髪と着色ヘア成分の濃度に相関してそれらの二つのエッジ間で変わる。
本発明の好適な実施態様によれば、与えられたヘア試料中の白髪の検出は着色ヘアスペクトルのデータベースを用いてなされる。データベースは、与えられたスペクトルに最も似た反射スペクトルを見出すために使用される。次いで、ヘア混合物の試料の全体スペクトルの曲率がデータベース中に見出された反射スペクトルの曲率に対して比較される。
さて、図8を参照すると、それは、本発明の好適な実施態様による、二つのヘアカラーの試料ヘア混合物及び二つのカラーを表す全体スペクトルを分析するための第五方法を示す簡略化されたフローチャートである。
ヘア試料及び着色スペクトルのデータベースが与えられると、本発明の好適な実施態様による方法は次の工程を含む:
− ヘア混合物試料の全体スペクトルに最良に適合するデータベース中の着色スペクトルを見出す。例えば、RMS最小化によれば、全体スペクトルに対するRMS値が低いほど(810)、見出されたスペクトルとヘア混合物試料の全体スペクトルとの間の適合性は大きい。
− 与えられた試料の全体反射スペクトルの種々の波長での傾斜及びデータベース中に見出されたスペクトルの同じ波長での傾斜を計算し(820)、見出されたデータベーススペクトルと各波長での全体スペクトルとの傾斜間の差を合計する。好ましくは、全ての波長は460〜570nmの範囲内にあり、そこでは傾斜の差が有意になりやすい。
− 着色されたヘア試料に対しては、傾斜の差の合計は略ゼロである。しかし、ゼロより大きい合計は試料中の白髪の存在を示す。傾斜の差は混合物中の白髪の濃度と関係付けられ、従って濃度に対する指示として使用されることができる(830)。
さて、図9を参照すると、それは、本発明の好適な実施態様による、二つのヘアカラーの試料ヘア混合物及び二つのカラーを表す全体スペクトルを分析するための第六方法を示す詳細なフローチャートである。
本発明の好適な実施態様による装置3000により実施されることができる上述の第五方法の詳細な実施例は次の工程を含む:
最良適合スペクトルに関する第一データが開始される(910)。
次に、最小RMS値基準による、ヘア混合物の全体スペクトルに最良マッチングするスペクトルを見出すように、着色ヘアデータベースを通して反復がなされる(920)。
次いで、ヘア混合物試料と着色ヘアスペクトルデータベースからの着色ヘアスペクトルとの間の傾斜差の合計による決定がなされる(920)。
もし傾斜差の合計がゼロより大きいなら、試料の全体スペクトルは白髪と混合したヘアを表し、傾斜差の合計を用いてなされた曲率比較による試料ヘア混合物中の白髪の濃度に関して評価がなされる(930)。
もし傾斜の合計がゼロであるなら、全体スペクトルは白髪のない純粋な着色ヘアを表す(940)。
本発明の好適な実施態様によれば、図4〜9を用いて上述した方法のそれぞれは追加の工程を含み、そこでは試料採取されたヘア混合物が所定のヘア染料を用いて染色されたときに得られる最終カラーに関して予測がなされる。
混合物中の着色成分と白髪成分の反射スペクトルを見出すために、上述の方法の一つを用いて混合物を分析した後、最終カラーの予測が正規のスペクトル予測方法を用いてスペクトルのそれぞれに対して別個になされることができる。
各成分に対して最終スペクトルが得られたら、染色された混合物スペクトルの予測が見出された係数及び予測された成分スペクトルと共に式1.1を用いて実行されることができる。ヘア混合物の最終スペクトルは、関連したカラーをそれに適用すると:
Figure 0004884483
である。
従って、本発明の好適な実施態様による、反射スペクトル測定に基づく方法は、単一ヘアカラー、ヘアカラーの混合、酸化剤による漂白などによる着色の結果として与えられたヘア試料の最終カラーの結果を予測するための正確なモデルを提供することができる。
本発明の好適な実施態様による方法はまた、前もって染色されたヘアを扱うときの知られた従来技術の方法により対面する困難性を克服することができる。
前もってなされた染色はヘア反射性に影響を及ぼす。しかし、最も人工的なカラーは主として、最も反射性のものであるヘアスペクトルの赤側に影響を及ぼすことが見出されている。一つの解決策は、ヘアスペクトルの赤側を、例えば380から625ナノメートルの波長範囲のみのデータを使用することにより、避けることであるかもしれない。
染色されたヘアを扱うことの他の態様はGrossingerらの「ヘアカラリングシステム」という名称の2005年3月28日に出願された米国特許出願番号11/066205により詳細に記載されており、それは参照までにここに組込まれる。
この特許の寿命中に多くの関連装置及びシステムが開発されることが予想され、ここでの用語、特に用語「分光計」、「スペクトル」、「ヘアカラー」及び「データベース」の範囲は全てのかかる新技術を先験的に含むことを意図している。
本発明のさらなる目的、利点および新規な特徴は、下記実施例を考察すれば、当業技術者には明らかになるであろう。なお、これら実施例は本発明を限定するものではない。さらに、先に詳述されかつ本願の特許請求の範囲の項に特許請求されている本発明の各種実施態様と側面は各々、下記実施例の実験によって支持されている。
さて、図10を参照すると、それは、例示的ヘア試料のスペクトルを示す線グラフである。このグラフにおいて、各線は白髪、着色、または混合ヘア試料のスペクトルを表す。各スペクトル線は、与えられた説明1010を使用して示されるように、与えられた白髪、着色、または混合ヘア試料に対する波長の関数としての反射率百分率を描く。
さて、図11を参照すると、それは、ヘア試料混合物スペクトル対密接に適合した着色スペクトルを示す線グラフである。
このグラフにおいて、試料混合物スペクトルを表す線グラフは、より詳細に上述されたように、RMS値最小化に基づいた方法を利用して、着色ヘアスペクトルのデータベースから選択された密接に適合した着色ヘアカラースペクトルと比較されている。
さて図12を参照すると、それは、種々の混合物における抽出された濃度とヘアカラーの実際の濃度との間の得られた相関を示す線グラフである。
与えられた実施例において、線形回帰に基づく相互関係は、上で検討した方法を用いて種々の試料ヘア混合物で見出された係数と試料ヘア混合物における白髪及び着色ヘアの実際の濃度との間に見出される。
目に見える線形回帰線1210、及び相関係数(R=0.9889)により示されるように、上で検討した方法を用いて見出された濃度と与えられたヘア混合物試料の実際のヘアカラー濃度との間に強い相関が見出される。
さて図13を参照すると、それは、抽出された着色ヘアスペクトルと実際のスペクトルとの間の比較を示す線グラフである。
二つのグラフ線により示されるように、上述の方法を用いて、試料ヘア混合物に対して選択された着色スペクトルと試料の実際のスペクトルとの間に強い相関が見出される。
さて図14を参照すると、それは、着色スペクトルと試料ヘア混合物スペクトルとの間の曲率差を示す線グラフである。
この実施例では、着色ヘアスペクトルの曲率を示す導関数のグラフが提供されている。着色ヘアスペクトルは、上述の方法を用いて、試料ヘア混合物の得られた全体スペクトルに適合される。実施例はさらに、試料ヘア混合物の得られた全体スペクトルの曲率を示す第二導関数グラフを提供する。
上で検討した方法を用いると、二つのスペクトル間の曲率差は、上で詳細に検討したように、試料ヘア混合物中の白髪の存在及び濃度を見出す役目をする。
明確にするため別個の実施態様で説明されている本発明の特定の特徴は単一の実施態様に組み合わせて提供することもできることは分かるであろう。逆に、簡潔にするため単一の実施態様で説明されている本発明の各種の特徴は別個にまたは適切なサブコンビネーションで提供することもできる。
本発明はその特定の実施態様によって説明してきたが、多くの別法、変更および変形があることは当業者には明らかであることは明白である。従って、本発明は、本願の請求項の精神と広い範囲の中に入るこのような別法、変更および変形すべてを包含するものである。本願で挙げた刊行物、特許および特許願はすべて、個々の刊行物、特許および特許願が各々あたかも具体的にかつ個々に引用提示されているのと同程度に、全体を本明細書に援用するものである。さらに、本願で引用または確認したことは本発明の先行技術として利用できるという自白とみなすべきではない。
本発明の好適な実施態様による、二つのヘアカラーの混合を持つ試料ヘア混合物を分析するための第一装置を示す簡略化されたブロック図である。 本発明の好適な実施態様による、二つのヘアカラーの混合を持つ試料ヘア混合物を分析するための第二装置を示す簡略化されたブロック図である。 本発明の好適な実施態様による、二つのヘアカラーの混合を持つ試料ヘア混合物を分析するための第三装置を示す簡略化されたブロック図である。 本発明の好適な実施態様による、二つのヘアカラーの試料ヘア混合物及び二つのカラーを表す全体スペクトルを分析するための第一方法を示す簡略化されたフローチャートである。 本発明の好適な実施態様による、二つのヘアカラーの試料ヘア混合物及び二つのカラーを表す全体スペクトルを分析するための第二方法を示すフローチャートである。 本発明の好適な実施態様による、二つのヘアカラーの試料ヘア混合物及び二つのカラーを表す全体スペクトルを分析するための第三方法を示す簡略化されたフローチャートである。 本発明の好適な実施態様による、二つのヘアカラーの試料ヘア混合物及び二つのカラーを表す全体スペクトルを分析するための第四方法を示すフローチャートである。 本発明の好適な実施態様による、二つのヘアカラーの試料ヘア混合物及び二つのカラーを表す全体スペクトルを分析するための第五方法を示す簡略化されたフローチャートである。 本発明の好適な実施態様による、二つのヘアカラーの試料ヘア混合物及び二つのカラーを表す全体スペクトルを分析するための第六方法を示す詳細なフローチャートである。 例示的ヘア試料のスペクトルを示す線グラフである。 ヘア試料混合物スペクトル対密接に適合した天然スペクトルを示す線グラフである。 異なる混合物のヘアカラーの抽出された濃度と実際の濃度との間の得られた相関関係を示す線グラフである。 抽出された天然ヘアスペクトルと実際のスペクトルとの間の比較を示す線グラフである。 天然スペクトルと試料ヘア混合物スペクトルとの間の曲率の差を示す線グラフである。

Claims (47)

  1. 二つのヘアカラーの混合物を持つ試料ヘア混合物、及び前記二つのカラーを表す全体スペクトルを分析するための装置において、
    ヘア混合物中の第一カラーを表す第一スペクトルを第一群の少なくとも一つのスペクトルから選択するように構成された第一カラーセレクターと、
    前記第一カラーセレクターと関連付けられ、かつ第一カラーセレクターと共に前記第一スペクトルに対して第二群のスペクトルからのヘア混合物中の第二カラーを表す第二スペクトルを反復的に組合せ、それにより前記全体スペクトルに最も密接してマッチする第一と第二スペクトルの最適組合せを見出すように構成された反復スペクトル組合せ装置と
    を含むことを特徴とする装置。
  2. 前記第一カラーセレクターと関連付けられ、かつ全体スペクトルを得るために操作できる分光計をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 前記第二群のスペクトルが少なくとも一つの着色ヘアカラースペクトルからなることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  4. 前記着色ヘアスペクトルの少なくとも一つが非天然ヘアカラーを表すことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  5. 前記第一群のスペクトルが少なくとも一つの白髪カラースペクトルからなることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  6. 前記反復スペクトル組合せ装置がさらに、前記組合せと全体スペクトルとの間の差の測定により前記マッチングを決定するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  7. 前記反復スペクトル組合せ装置がさらに、前記組合せのそれぞれの10を越える点の群と全体スペクトルに対して実行される測定により前記マッチングを決定するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  8. 前記反復スペクトル組合せ装置がさらに、前記組合せと全体スペクトルとの間の二乗平均平方根(RMS)差測定により前記マッチングを決定するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  9. 前記反復スペクトル組合せ装置と関連付けられ、かつ試料ヘア混合物に染色カラーを適用した結果の最終ヘア混合物のスペクトルを予測するために操作できる最終カラー予測装置をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  10. 前記反復スペクトル組合せ装置がさらに、前記組合せを全体スペクトルと最良にマッチングするために、前記組合せ中の前記第一カラーの濃度を計算するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  11. 前記反復スペクトル組合せ装置がさらに、前記第二スペクトルの曲率と全体スペクトルの曲率との比較により前記組合せ中の前記第一カラーの濃度を決定するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  12. 前記スペクトルセレクターがさらに、前記最適組合せ及び前もって見出された全体スペクトルに関する最適組合せから構成された群中に前記全体スペクトルに最も密接したマッチを見出すように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  13. 二つのヘアカラーの混合物を持つ試料ヘア混合物、及び前記二つのカラーを表す全体スペクトルを分析するための装置において、
    第一群のスペクトルからのヘア混合物中の第一カラーを表す第一スペクトルと第二群のスペクトルからのヘア混合物中の第二カラーを表す第二スペクトルを反復して組合せ、前記第一スペクトルと第二スペクトルのそれぞれの各濃度を含む最適化スペクトルになるように構成された反復スペクトル組合せ装置であって、前記最適化されたスペクトルの全体スペクトルへの適合性を最適化するように前記濃度を計算するように構成されている反復スペクトル組合せ装置と、
    前記スペクトルセレクター及びスペクトル計算器と関連付けられ、かつ前記最適化されたスペクトル中に全体スペクトルに最良に適合する最適化されたスペクトルを見出すように構成された適合性最適化装置と
    を含むことを特徴とする装置。
  14. 前記反復スペクトル組合せ装置と関連付けられ、かつ前記全体スペクトルを得るために操作できる分光計をさらに含むことを特徴とする請求項13に記載の装置。
  15. 前記群のスペクトルの一つが少なくとも一つの着色ヘアスペクトルからなることを特徴とする請求項13に記載の装置。
  16. 前記着色ヘアスペクトルの少なくとも一つが非天然ヘアカラーを表すことを特徴とする請求項15に記載の装置。
  17. 前記群のスペクトルの一つが少なくとも一つの白髪カラースペクトルからなることを特徴とする請求項13に記載の装置。
  18. 前記反復スペクトル組合せ装置がさらに、前記可能なスペクトルのそれぞれと全体スペクトルとの間の差の測定により前記適合性を決定するように構成されていることを特徴とする請求項13に記載の装置。
  19. 前記反復スペクトル組合せ装置がさらに、前記可能なスペクトルのそれぞれの10〜75点の群と前記全体スペクトルに対して実行される測定により前記適合性を決定するように構成されていることを特徴とする請求項13に記載の装置。
  20. 前記スペクトルセレクターがさらに、前記可能なスペクトルのそれぞれと全体スペクトルの間の二乗平均平方根(RMS)差測定により前記適合性を決定するように構成されていることを特徴とする請求項13に記載の装置。
  21. 染色カラーを試料ヘア混合物に適用した結果の最終ヘア混合物のスペクトルを予測するための最終カラー予測装置をさらに含むことを特徴とする請求項13に記載の装置。
  22. 二つのヘアカラーの混合物を持つ試料ヘア混合物、及び前記二つのカラーを表す全体スペクトルを分析するための装置において、
    着色ヘアのスペクトルが複数の着色ヘアスペクトルの中の全体スペクトルに最良に適合するように着色ヘアのスペクトルを選択するように構成されたスペクトルセレクターと、
    前記スペクトルセレクターと関連付けられ、かつ前記選択されたスペクトルの曲率を全体スペクトルの曲率と比較し、前記曲率比較によりヘア混合物中の白髪の濃度を決定するように構成された曲率コンパレーターと
    を含むことを特徴とする装置。
  23. 全体スペクトルを得るために分光計をさらに含むことを特徴とする請求項22に記載の装置。
  24. 前記曲率コンパレーターがさらに、460〜570nmの波長範囲の曲率の前記比較を実行するように構成されていることを特徴とする請求項22に記載の装置。
  25. 前記スペクトルセレクターがさらに、前記着色ヘアスペクトルのそれぞれと全体スペクトルとの間の差の測定により前記適合性を決定するように構成されていることを特徴とする請求項22に記載の装置。
  26. 前記スペクトルセレクターがさらに、前記着色ヘアスペクトルのそれぞれの10〜75点の群と前記全体スペクトルに対して実行される測定により前記適合性を決定するように構成されていることを特徴とする請求項22に記載の装置。
  27. 前記スペクトルセレクターがさらに、前記着色ヘアスペクトルのそれぞれと全体スペクトルの間の二乗平均平方根(RMS)差計算により前記適合性を決定するように構成されていることを特徴とする請求項22に記載の装置。
  28. 染色カラーを試料ヘア混合物に適用した結果の最終ヘア混合物のスペクトルを予測するための最終カラー予測装置をさらに含むことを特徴とする請求項22に記載の装置。
  29. 前記着色ヘアスペクトルの少なくとも一つが非天然ヘアカラーを表すことを特徴とする請求項22に記載の装置。
  30. 二つのヘアカラーの混合物を持つ試料ヘア混合物、及び前記二つのカラーを表す全体スペクトルを分析するための方法において、
    a)ヘア混合物中の第一カラーを表す第一スペクトルを第一群のスペクトルから選択する、
    b)ヘア混合物中の第二カラーを表す第二スペクトルを第二群のスペクトルから選択する、そして
    c)前記第一スペクトル、前記第二スペクトル、及び前記第一スペクトルと第二スペクトルのそれぞれの各濃度に基づいて最適化スペクトルを計算する、但し、前記濃度は前記最適化スペクトルの全体スペクトルへの最適化適合性に対して計算されている、
    工程を前記全体スペクトルに最良に適合する最適化スペクトルを見出すまで反復実施することを含むことを特徴とする方法。
  31. 前記全体スペクトルを得る初期工程をさらに含むことを特徴とする請求項30に記載の方法。
  32. 前記群のスペクトルの一つが少なくとも一つの着色ヘアスペクトルからなることを特徴とする請求項30に記載の方法。
  33. 前記着色ヘアスペクトルの少なくとも一つが非天然ヘアカラーを表すことを特徴とする請求項32に記載の方法。
  34. 前記群のスペクトルの一つが少なくとも一つの白髪カラースペクトルからなることを特徴とする請求項30に記載の方法。
  35. 前記適合性が前記最適化スペクトルと全体スペクトルの間の差の測定により決定されることを特徴とする請求項30に記載の方法。
  36. 前記反復スペクトル組合せ装置がさらに、前記組合せのそれぞれの10〜75点の群と全体スペクトルに対して実行される測定により前記マッチングを決定するように構成されていることを特徴とする請求項30に記載の方法。
  37. 前記適合性が前記最適化スペクトルと全体スペクトルの間の二乗平均平方根(RMS)差計算により決定されることを特徴とする請求項30に記載の方法。
  38. 染色カラーを試料ヘア混合物に適用した結果の最終カラースペクトルを予測することをさらに含むことを特徴とする請求項30に記載の方法。
  39. 二つのヘアカラーの混合物を持つ試料ヘア混合物、及び前記二つのカラーを表す全体スペクトルを分析するための方法において、
    着色ヘアを表すスペクトルが複数の着色ヘアスペクトル中の全体スペクトルに最良に適合するように前記着色ヘアを表すスペクトルを選択すること;
    全体スペクトルの曲率を前記選択されたスペクトルの曲率と比較すること;及び
    前記曲率比較に従ってヘア混合物中の白髪カラーの濃度を見出すこと;
    を含むことを特徴とする方法。
  40. スペクトルの前記選択前に全体スペクトルを得ることをさらに含むことを特徴とする請求項39に記載の方法。
  41. 曲率の前記比較が460〜570nmの波長範囲内で実行されることを特徴とする請求項39に記載の方法。
  42. 前記適合が前記選択されたスペクトルと全体スペクトルの間の差の測定により決定されることを特徴とする請求項39に記載の方法。
  43. 前記適合が前記選択されたスペクトルと全体スペクトルの間の二乗平均平方根(RMS)差計算により決定されることを特徴とする請求項39に記載の方法。
  44. 染色カラーを試料ヘア混合物に適用した結果の最終カラースペクトルを予測することをさらに含むことを特徴とする請求項39に記載の方法。
  45. 前記着色ヘアスペクトルの少なくとも一つが非天然ヘアカラーを表すことを特徴とする請求項39に記載の方法。
  46. 二つのヘアカラーの混合物及び前記二つのカラーを表す全体スペクトルを持つヘアを染色する方法において、
    a)ヘア混合物中の第一カラーを表す第一スペクトルを第一群のスペクトルから選択する、
    b)ヘア混合物中の第二カラーを表す第二スペクトルを第二群のスペクトルから選択する、そして
    c)前記第一スペクトル、前記第二スペクトル、及び前記第一スペクトルと第二スペクトルのそれぞれの各濃度に基づいて最適化スペクトルを計算する、但し、前記濃度は前記最適化スペクトルの全体スペクトルへの最適化適合性に対して計算されている、
    工程を前記全体スペクトルに最良に適合する最適化スペクトルを見出すまで反復実施し、かつ前記見出された最適化スペクトルに従ってヘア染色トリートメントを指示することを含むことを特徴とする方法。
  47. 二つのヘアカラーの混合物及び前記二つのカラーを表す全体スペクトルを持つヘアを染色するための染料成分を選択する方法において、
    a)ヘア混合物中の第一カラーを表す第一スペクトルを第一群のスペクトルから選択する、
    b)ヘア混合物中の第二カラーを表す第二スペクトルを第二群のスペクトルから選択する、そして
    c)前記第一スペクトル、前記第二スペクトル、及び前記第一スペクトルと第二スペクトルのそれぞれの各濃度に基づいて最適化スペクトルを計算する、但し、前記濃度は前記最適化スペクトルの全体スペクトルへの最適化適合性に対して計算されている、
    工程を前記全体スペクトルに最良に適合する最適化スペクトルを見出すまで反復実施し、かつ前記見出された最適化スペクトルに従ってヘア染色トリートメントのための成分を指示することを含むことを特徴とする方法。
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