JP4882651B2 - ガスバリア性ゴム状形成体およびその製造方法 - Google Patents
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本発明で用いるゴム基材は、形成すべきゴム状成形体の用途に応じた伸縮変形性を有する任意のゴム材料からなる。用途によりその要求性状は異なり得るが、代表的なものとして、例えば引張弾性率(JIS K7100)が0.1〜1000MPa、好ましくは1〜100MPa;基材としての表面平均粗さRa(JIS B0601)が0.01〜100μm、好ましくは0.02〜10μmが挙げられる。破断伸びは、用途との関連での要求特性としては、120%程度まででよいが、通常の100〜250%程度のもので差し支えない。このような特性は、通常、一般のゴム材料により満たされるものであり、公知のゴム材料を用いることができる。その具体例としては、天然ゴム、イソプレンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ブタジエンゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、ブチルゴム、エチレン−プロピレンゴム、クロロブレンゴム、アクリルゴム、クロロスルホン化ポリエチレンゴム、ヒドリンゴム、ウレタンゴム、多硫化ゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴムからなる群より選ばれる少なくとも1種が挙げられる。
本発明のガスバリア性ゴム状成形体は、上述したようなゴム基材の厚さを挟む二面の少なくとも一面上に、該ガスバリア層がカルボキシル基を有する重合体(A)のカルボキシル基と反応性を有する有機架橋剤(B)による架橋体からなるガスバリア層を積層してなるものである。本発明のゴム状成形体は、密着性の良好なガスバリア層を形成するために、カルボキシル基を有する重合体(A)の前駆体である不飽和カルボン酸(a)と有機架橋剤(B)を含む重合性単量体組成物の塗膜を形成し、該塗膜に電離放射線を照射してその場重合によりガスバリア層を形成する。
重合性単量体組成物は、不飽和カルボン酸(a)と有機架橋剤(B)とを、必要に応じて組成物の全量基準で0〜85重量%の割合で用いられる溶媒に溶解または分散することにより得られる。
本発明で用いる重合性単量体組成物を構成する不飽和カルボン酸(a)としては、従来特許文献1〜5でガスバリア層を形成するために用いられていたポリカルボン酸金属架橋物のポリカルボン酸の単量体として用いられているものと同様のものであり、その具体例としては、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、けい皮酸、セネシオ酸、チグリン酸、ソルビン酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸、メサコン酸、無水マレイン酸、無水イタコン酸、及び無水シトラコン酸からなる群より選ばれる少なくとも1種が挙げられる。なかでもアクリル酸または/およびメタクリル酸が好ましく、特にハンドリング性、ガスバリア性などの特性とコストの面でアクリル酸が好ましい。
重合性単量体組成物には、不飽和カルボン酸(a)に加えて、その場重合により形成される重合体(A)のカルボキシル基と反応性を有する有機架橋剤(B)が含まれる。カルボキシル基との反応性を与える官能基の例としては、メチロール基、エポキシ基、イソシアネート基、イミド基、および水酸基が挙げられる。有機架橋剤(B)としては、これら官能基を一以上、好ましくは二以上有する有機化合物が用いられ、その具体例としては、N−メチロールアクリルアミド(N−MAM)、などのメチロール化合物;3,4−エポキシシクロヘキセニルメチル−3′,4′−エポキシシクロヘキセンカルボキシレートなどのエポキシ化合物;ヘキサメチレンジイソシアネートなどのイソシアネート化合物;N,N−ジイソプロピルカルボジイミドやN,N−ジシクロヘキシルカルボジイミドなどのイミド化合物;ポリビニルアルコール(PVA)、グリセリン、でんぷんなどのヒドロキシ化合物などが挙げられる。
本発明で用いる重合性単量体組成物は、上記した不飽和カルボン酸(a)および有機架橋剤(B)を、組成物の全量基準で0〜85重量%の溶媒に溶解または分散することにより得られる。溶媒は主として重合性単量体組成物の塗布適性の調整のために用いられるものであり、例えばアクリル酸あるいはメタクリル酸のように室温で液体の不飽和カルボン酸は溶媒を用いなくても塗布可能な重合性単量体組成物を与える(後記実施例1等)。
その場重合体層を形成するために用いる重合性単量体組成物には、上記した不飽和カルボン酸(a)、有機架橋剤(B)および溶媒に加えて、重合開始剤を含有させてもよい。但し、その場重合を、電子線等のエネルギーの強い電離放射線の照射により進める場合は、省略することもできる。重合開始剤としては、光重合開始剤と熱重合開始剤とが代表的なものであり、少なくとも一方の重合開始剤を含有させることができる。熱重合開始剤には、電離放射線の照射により活性化するアゾ化合物や過酸化物も含まれる。
ゴム基材の少なくとも一面上に、重合性単量体組成物を塗布するには、該基材の被塗布面上にスプレー法、ディッピング法、コーターを用いた塗布法、印刷機による印刷法など任意の塗工法を、基材被塗布面の形状に応じて利用することができる。コーターや印刷機を用いて塗布する場合には、例えば、ダイレクトグラビア方式、リバースグラビア方式、キスリバースグラビア方式、オフセットグラビア方式などのグラビアコーター;リバースロールコーター、マイクログラビアコーター、エアナイフコーター、ディップコーター、バーコーター、コンマコーター、ダイコーターなどの各種方式を採用することができる。
電離放射線の照射または電離放射線の照射と加熱によりその場重合体層を形成した場合には、熱処理により残留溶媒を除去することにより、また重合体(A)と有機架橋剤(B)間の架橋反応を更に進めることにより、ガスバリア性が得られる。このための熱処理は、ゴム基材上にその場重合体層が形成された成形体を、例えば50〜220℃で1分間〜24時間保持することにより行われる。
かくして得られた本発明のゴム状成形体によれば、例えば温度30℃、相対湿度80%の高湿度条件で測定した酸素透過度が100×10−4cm3(STP)/(m2・s・MPa)以下、好ましくは85×10−4cm3(STP)/(m2・s・MPa)以下、より好ましくは75×10−4cm3(STP)/(m2・s・MPa)以下で代表される耐水性あるガスバリア性が得られる。
ゴム状成形体の酸素透過度(ゴム基材の酸素透過度は充分に大きいため、その上に形成したガスバリア層の酸素透過度と実質的に一致していると評価される)は、モダンコントロール(Modern Control)社製の酸素透過度試験器「Oxtran2/20」を用いて、温度30℃及び相対湿度80%の条件下で測定した。測定方法は、ASTM D3985−81(JIS K7126のB法に相当)に従って行った。測定値の単位はcm3(STP)/(m2・s・MPa)である。「STP」は、酸素の体積を規定するための標準条件(0℃、1気圧)を意味する。
超深度形状測定顕微鏡(KEYENCE社製「VK−8500」)を用いて、基材の表面平滑性について評価した。評価方法は、JIS B0601に従い、表面平均粗さRaを測定した。
それぞれ下表1に示す配合割合で不飽和カルボン酸(a)、有機架橋剤(B)、重合開始剤、金属イオン源、溶媒を混合して、本発明で用いる重合性単量体組成物に相当する塗工液No.1〜8および比較あるいは参考のための塗工液No.50〜52を調製した。主要な成分の種類と出所は以下の通りである。
アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、イタコン酸はいずれも和光純薬(株)製。
ヘキサメチレンジイソシアネートは、Aldrich社製;N−MAM(N−メチロールアクリルアミド)は綜研化学(株)製;PVA(ポリビニルアルコール)およびグリセリンは和光純薬(株)製;「セロキサイド2021」(商品名)(3,4−エポキシシクロヘキセニルメチル−3′,4′−エポキシシクロヘキセンカルボキシレート)はダイセル化学(株)製。
上記塗工液の各種を、後記表2〜3に示す各種ゴム基材上に塗布し、UV照射または電子線(EB)照射、および必要により熱処理を行い、ガスバリア性ゴム状成形体を得た。記号で示した各種基材の内容は以下の通りである。
・NBR#500:厚さ500μmのニトリルゴムシート(入間川ゴム(株)製「ニトリルゴムIN−80」;引張弾性率(JIS K7113)=6MPa、表面平均粗さRa(JIS B0601)=2μm)
・NR#1000:厚さ1mmの天然ゴムシート(入間川ゴム(株)製「天然ゴム系シートG−3000」)
・SBR#1000:厚さ1mmのスチレン−ブタジエンゴムシート(クレハエラストマー(株)製「GB450A」)
・BR#1000:厚さ1mmのブチルゴムシート(クレハエラストマー(株)製「VB260N」)
・CNy#20:厚さ20μmの無延伸ナイロンフィルム(東レ合成フィルム(株)製「レイファンNO 1041」)
・OPP#20:片面コロナ処理した厚さ20μmの二軸延伸ポリプロピレンフィルム(東レ(株)製「トレファンBO」)
・PET#12:厚さ12μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(東洋紡(株)製「E5100」;引張弾性率(JIS K7100)=4000MPa;表面平均粗さRa=0.02μm)
[実施例1]
上記表1に示す配合の塗工液No.1をNBR#500(厚さ500μmのニトリルゴムシート)上に、卓上バーコーター(RK Print-Coat Instruments社製「K303PROOFER」を用いて湿潤塗布量が24g/m2となるように塗工し、塗工後速やかに塗膜の上からUV照射装置(GS YUASA(株)製「COMPACT UV CONVEYOR CSOT-40」)を用いてランプ出力120W/cm、搬送速度5m/分、ランプ高さ24cmの条件で紫外線(UV光)を照射して、塗膜の重合を行った。
ゴム基材、塗工液、湿潤塗布量、被覆基材、UV照射条件および熱処理条件を表2に記すように変更する以外は、実施例1と同様にして、ゴム状成形体を得た。なお実施例3〜5および比較例2については、塗工液層を表2に示す被覆基材により被覆した後、ランプ出力を120W/cmから160W/cmに増大して、UV照射を行った。
[実施例6]
上記表1に示す配合の塗工液No.1を実施例1と同じ卓上バーコーターを用いて、SBR#1000(厚さ1mmのスチレン−ブタジエンゴムシート)上に湿潤塗布量が12g/m2となるように塗工した。塗工後、速やかにCNy#20(厚さ20μmの無延伸ナイロンフィルム)を塗膜表面に被せて、ゴム基材/塗膜/CNyの層構成を有する積層体を得た。次いで被覆基材(CNy)側から、トレー搬送コンベア方式のEB照射装置(岩崎電気(株)製「CB250/15/180L」)を用いて加速電圧150kV、搬送速度10m/分、照射線量50kGyの条件で電子線(EB)を照射して、塗膜の重合を行った。
ゴム基材、塗工液、湿潤塗布量、被覆基材、EB照射および熱処理条件を表3に記すように変更する以外は、実施例6と同様にして、ゴム状成形体を得た。
[実施例11]
[ゴム組成物A]
下記の配合に従い、硫黄、酸化亜鉛を混練りしてマスターバッチを作製した後、8インチロールにてマスターバッチと硫黄、酸化亜鉛を混練りしたゴム組成物Aを得て、乗用車用空気入りタイヤ195/65R15(すなわち、断面幅195mm、扁平率(高さ/幅)65%のラジアル(R)タイヤで、リム径15inch)を作製した。
天然ゴム(テックビーハング社製「RSS#3」) 40
BR−IIR(JSR(株)製「Bromobutyl 2244」) 60
HAF(三菱化学(株)製「ダイヤブラックH」) 50
オイル(日本サン石油(株)製「SUNPAR2280」) 10
ステアリン酸(和光純薬(株)製) 2
酸化亜鉛(三井金属鉱業(株)製「亜鉛華1号」) 3
硫黄(和光純薬製) 1
上記表1に示す配合塗工液No.2を、タイヤの内部にスプレーガンを用いて湿潤塗量が約15g/m2となるように塗工し、UV照射装置(「ハンディ・キュアラブ」)を用いて、照射量が大略600W・sec/cm2となるように紫外線を塗膜に照射し、ガスバリア層を形成させたタイヤを得た。
上記で得られたガスバリア層を形成させたタイヤとガスバリア層を形成させていない(ガスバリア層形成のための塗工液の塗工およびUV照射を行っていない)タイヤを、それぞれ初期内圧200kPaで100km/hの速度に相当する回転数のドラム上に荷重6kNで押し付けて、10000km走行を実施した。これら2種のタイヤによる走行試験後、さらにそれぞれ3カ月放置した後、それぞれの内圧を測定し、下式により内圧保持性係数を求めたところ、0.4の値が得られた。これはガスバリア層を形成させていないタイヤに比べてガスバリア層を形成させたタイヤの内圧低下率が4割に低下し、タイヤの内圧保持性が向上したことを示す。
内圧保持性係数=(200−a)/(200−b)
a:ガスバリア層を形成させたタイヤの走行試験および3カ月放置後の内圧
b:ガスバリア層を形成させないタイヤの走行試験および3カ月放置後の内圧
上記表1に示す塗工液No.4を、上記実施例11で用いたゴム組成物Aにより形成した厚さ500μmのゴムシート上に、EB照射コーティングライン(アイ・エレクトロンビーム社製)を用いて、グラビア湿潤塗布量が24g/m2となるように塗布し、CNy#20(厚さ20μmの未延伸ナイロンフィルム)で被覆した後、加速電圧120kV、照射線量50kGyの条件でEB照射を行い、ゴムシートA/重合膜/被覆材(CNy)の層構成を有するインナーライナーを得た。このインナーライナーを用いて、常法により自動車用空気入りタイヤ195/65R15を形成し、実施例11と同様にして、内圧保持性係数の測定を行ったところ、実施例11よりも低い、0.1の係数が得られた。
Claims (20)
- ある厚さを有するゴム基材と、該ゴム基材の厚さを挟む二面のうち少なくとも一面上に積層されたガスバリア層とを含み、該ガスバリア層が有機架橋剤(B)と不飽和カルボン酸(a)とを含む重合性単量体組成物のゴム基材上におけるその場重合体であり、カルボキシル基を有する重合体(A)のカルボキシル基と反応性を有する有機架橋剤(B)による架橋体からなり、金属付加処理なしにガスバリア性を発現し且つ延伸または/および圧縮成形が可能であることを特徴とするガスバリア性ゴム状成形体。
- 前記カルボキシル基を含有する重合体(A)が、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、けい皮酸、セネシオ酸、チグリン酸、ソルビン酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸、メサコン酸、無水マレイン酸、無水イタコン酸、及び無水シトラコン酸からなる群より選ばれる少なくとも1種の不飽和カルボン酸(a)の重合体である、請求項1に記載のゴム状成形体。
- 前記有機架橋剤(B)が、カルボキシル基と反応性を有する官能基を2つ以上持つ請求項1または2に記載のゴム状成形体。
- 前記有機架橋剤(B)のカルボキシル基と反応性を有する官能基がメチロール基、エポキシ基、イソシアネート基、イミド基、水酸基である請求項1〜3のいずれかに記載のゴム状成形体。
- 前記重合体(A)の重量(Aw)と有機架橋剤(B)の重量(Bw)との重量比(Aw/Bw)が1から20である請求項1〜4のいずれかに記載のゴム状成形体。
- 前記カルボキシル基を含有する重合体(A)のカルボキシル基の一部が金属イオンで中和されている、請求項1〜5のいずれかに記載のゴム状成形体。
- 前記ゴム基材が天然ゴム、イソプレンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ブタジエンゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、ブチルゴム、エチレン−プロピレンゴム、クロロブレンゴム、アクリルゴム、クロロスルホン化ポリエチレンゴム、ヒドリンゴム、ウレタンゴム、多硫化ゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴムからなる群より選ばれる少なくとも1種からなる請求項1〜6のいずれかに記載のゴム状成形体。
- ゴム基材の形状が、シート、タイヤ、チューブ、トレイまたはカップ、タンクを含む中空容器、あるいはこれらの前駆体形状である請求項1〜7のいずれかに記載のゴム状成形体。
- 温度30℃および相対湿度80%の高湿度条件下で測定した酸素透過度が100×10−4cm3(STP)/(m2・s・MPa)以下である請求項1〜8のいずれかに記載のゴム状成形体。
- ある厚さを有するゴム基材の厚さを挟む二面のうち少なくとも一面上に、不飽和カルボン酸(a)と有機架橋剤(B)とを含む重合性単量体組成物の塗膜を形成し、該塗膜に電離放射線を照射してその場で重合してガスバリア層を形成することを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のガスバリア性ゴム状成形体の製造方法。
- 該不飽和カルボン酸(a)が、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、けい皮酸、セネシオ酸、チグリン酸、ソルビン酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸、メサコン酸、無水マレイン酸、無水イタコン酸、及び無水シトラコン酸からなる群より選ばれる少なくとも1種の不飽和カルボン酸である請求項10に記載の製造方法。
- 前記重合性単量体組成物が、光重合開始剤および熱重合開始剤の少なくとも一方を更に含有するものである請求項10または11に記載の製造方法。
- 前記重合性単量体組成物が、金属イオンを更に含む請求項10〜12のいずれかに記載の製造方法。
- その場重合の後に成形体を延伸または/および圧縮を含む成形工程に付する請求項10〜13のいずれかに記載の製造方法。
- 熱処理により、ガスバリア層の架橋を促進させる工程を含む請求項10〜14のいずれかに記載の製造方法。
- その場重合の後に成形体を延伸または/および圧縮を含む成形工程に付し、その後に熱処理を行う請求項15に記載の製造方法。
- その場重合が、塗膜に対する電離放射線の照射および加熱による重合処理である請求項10〜16のいずれかに記載の製造方法。
- 塗膜を、フィルム状基材で被覆してから重合処理を行う請求項17に記載の製造方法。
- 電離放射線が、紫外線、電子線、ガンマ線、またはアルファ線である請求項17または18に記載の製造方法。
- 前記ガスバリア層に、更に2価金属イオンおよび3価金属イオンからなる群より選ばれる少なくとも1種の金属イオンを付与する工程を含む請求項10〜19のいずれかに記載の製造方法。
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