JP4881624B2 - 睫毛及び/又は眉毛を梳く及び/又はブラシをかける、及び/又はそれに化粧品を塗布するための装置 - Google Patents

睫毛及び/又は眉毛を梳く及び/又はブラシをかける、及び/又はそれに化粧品を塗布するための装置 Download PDF

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Description

本発明は、睫毛及び/又は眉毛のようなケラチン繊維を梳くため、及び/又はそれに化粧品、特にマスカラを塗布するための装置に関する。
また、本発明は、睫毛及び/又は眉毛に化粧品、特にマスカラを塗布するためのブラシに関する。
以下の特許出願、欧州公開特許第1070465号、欧州公開特許第1070466号、欧州公開特許第1070466号、欧州公開特許第1070467号、欧州公開特許第1070468号、欧州公開特許第1115303号、欧州公開特許第1115304号、欧州公開特許1115305号、欧州公開特許第1157629号、欧州公開特許第1157632号、欧州公開特許第1169942号、及びフランス公開特許第2810861号には種々のアプリケータが提案されており、これらの開示内容は、引用によって本明細書に組み込まれている。
英国公開特許GB−A−2170996号には、切り欠きが、その軸線の周りの螺旋状の通路に沿って延びるブラシ、及びブラシ全体に延びる一連の切り欠きを有するブラシが開示されている。英国公開特許第GB−A−2170996号の主題は、睫毛を互いに固着させることなく、睫毛に均一にマスカラを塗布することができるマスカラアプリケータである。
既に化粧品が塗布されているか否かにかかわらず、睫毛及び/又は眉毛に別の化粧の効果を施すことができる有利な装置が必要とされている。
特に1つの様態において、本発明は、2つの互いに捩じり合わせた枝で作られたコア以外の支持体、及び軸線に沿って延びる少なくとも1列の突起要素を含む睫毛及び/又は眉毛を梳くための、及び/又は化粧品を塗布するための装置であって、前記列は、
少なくとも3つの実質的に相互に一定の間隔を隔てた連続する突起要素を有する少なくとも第1の群と、
第1の群の外側にある第4の突起要素と、
を含み、第4の突起要素は、第1の群から所定のギャップ、詳細には、第1の群の3つの突起要素の任意の1つと同じ突起要素をもたないギャップだけ間隔を隔てて配置されており、ギャップは、第1の群の3つの突起要素の間の間隔よりも大きい距離にわたって列の軸線に沿って延びる装置を提供する。
本発明の本実施形態において、突起要素は、任意の形状及び方向の基部を介して支持体に連結することができる。
別の様態において、本発明は、睫毛及び/又は眉毛を梳くため及び/又は化粧品を塗布するための装置であって、
2つの捩じり合わせた枝で構成されたコア以外の支持体の縦の軸線に沿って実質的に一直線にある少なくとも1列の突起要素を含み、
前記列は、少なくとも第1の群の少なくとも2つの互いに隣接する突起要素と、第1の群の外側にある第3の突起要素を含み、第1の群の外側にある第3の突起要素は、第1の群から縦の軸線に沿って測定した距離にわたって延びるギャップだけ間隔を隔てて配置されており、ギャップは、第1の群の2つの隣接する突起要素の間の間隔よりも大きく、第1の群の縦の軸線に沿って測定した長さよりも短くなっている装置を提供する。
別の様態において、本発明は、睫毛及び/又は眉毛を梳くため及び/又は化粧品を塗布するための装置であって、
縦の軸線に沿って延び、支持体の片側の面を呈する少なくとも1つの細長い支持体と、
支持体、詳細には前記面に連結されている基部を有する少なくとも1列の突起要素と、
を含み、
基部の少なくとも1つは、支持体の縦の軸線に対して傾斜せずに延びており、
前記列は、少なくとも2つの互いに隣接する突起要素及を有する少なくとも1つの群と、第1の群の外側の第3の突起要素とを有し、第3の突起要素は、第1の群からギャップ、詳細には、第1の群の突起要素と同じ突起要素をもたないギャップだけ間隔を隔てて配置され、ギャップは、縦の軸線に沿って測定した距離にわたって延び、第1の群の2つの隣接する突起要素の間の間隔よりも大きくなっている装置を提供する。
本発明の本実施形態において、第1の群の突起要素間の間隔は、第1の群が4以上の要素を有する場合は必ずしも一定である必要はない。例示的に、支持体は、単一の面に全ての突起要素が連結されることができ、他の実施例では、2つの実質的に反対側の面に、全ての突起要素が例えば交互に連結されることができる。
2つの突起要素間の間隔は、該当の突起要素の各々が単一の上端を有する場合にはその先端で測定することができる。突起要素の各々が上側に複数の端部を有する場合、例えば、突起要素の各々が、それぞれの毛束が支持体の孔に挿入されている構成である少なくとも2つの上側枝を有するような場合には、各突起要素の間の間隔は、その基部又はその孔の軸線の間で測定することができる。
本発明では、公知のアプリケータでは実現するのが比較的困難である化粧効果、詳細には睫毛又は眉毛の一部が集まって束になる化粧効果を非常に容易に実現できる。
各々の突起要素は、縦の軸線に沿って細長く、縦の軸線に対して垂直な平面において非矩形断面の基部を呈することができる。このような突起要素は、支持体の縦の軸線に対して傾斜することなく延びる。
また、各々の突起要素は、縦の軸線に沿って細長く、縦の軸線に垂直な平面において矩形断面の基部を呈し、支持体の縦の軸線に対して傾斜しおらず、即ち、列の軸線に実質的にゼロに等しい角度を成す方向か、あるいは軸線に実質的に垂直である方向に延びることができる。
列の軸線は、突起要素が連結された支持体の軸線に実質的に平行であってもよい。
第1の群の外側の突起要素は、第2の群の突起要素に属することができる。
第1の群の外側の突起要素は、第2の群内にある隣接する次の突起要素から、前記ギャップの長さよりも短い間隔だけ離れることができる。例示的に、この間隔は、第1の群の少なくとも2つの突起要素間の間隔と実質的に等しくてもよい。
第1の群の突起要素は、前記ギャップの長さより長い距離にわたり、列の軸線に沿って延びることができる。
支持体の縦の軸線は、直線又は非直線とすることができる。
列は、直線又は非直線の軸線に沿って延びることができる。
第1の群の少なくとも2つの突起要素及び第1の群の外側の突起要素は、列の軸線に沿って実質的に任意のピッチの倍数のそれぞれの位置を占める。第1の群の外側の突起要素が第1の群の突起要素から隔てられる距離は、例えば、前記ピッチの実質的に2倍又は3倍とすることができる。
この装置は、規則的に間隔を隔てて配置された突起要素の複数の群を含むことができる。任意の1つの群の突起要素から隣接する群までの距離は、一定であってもよく又は異なっていてもよい。
突起要素の全ては、同一の形状であってもよく又は異なっていてもよい。詳細には、この装置は、少なくとも2つの異なる形状の突起要素を備える列を有することができる。
装置は、軸線に実質的に垂直な方向から列を見ると、側面から見て実質的に三角形の歯で構成されている突起要素を有することができる。少なくとも2つの歯は、異なる傾斜を呈することができる。
装置は、軸線に実質的に垂直な方向から列を見ると、全て側面が三角形である歯の列を含み、少なくとも2つの歯は、異なる高さ及び/又は基部幅であってもよい。
装置は、少なくとも2つの群の突起要素と、群の間の少なくとも1つの起伏部を含むことができる。このような起伏部により、例えば、第1の群の突起要素と前記群の外側の突起要素との間に位置するギャップに化粧品を容易に保持できる。
列は、軸線に実質的に垂直な方向から見ると、少なくとも2つの突起要素は、その間に実質的にV形の溝を形成する。このような溝の下側は、例えば、溝を形成する突起要素が連結されている支持体からゼロでない距離に置くことができる。
装置は、少なくとも2つの列の突起要素を含むことができる。このような列の各々は、互いに実質的に一定の間隔で配置された少なくとも3つの連続な突起要素、及び3つの突起要素のうち最も近接する突起要素から突起要素間の距離よりも大きい距離だけ離れた第4の突起要素を含むことができる。
少なくとも2つの列は、例えば、実質的に平行とすることもできる。
少なくとも一方の列の突起要素と他方の列の突起要素とは、異なる方向に延びることができる。
突起要素の少なくとも1つは、起伏部及び/又は角張った部分を含む側面を有することができる。また、少なくとも1つの突起要素は、変形例として又は付加的にフロック加工することができる。
突起要素の群の少なくとも1つの突起要素は、群内の他の要素の大きさと実質的に異なる大きさとすることができる。突起要素の高さは、例えば、0.5ミリメートル(mm)から10mmまでの範囲、詳細には、1mmから3mmまでの範囲とすることができる。
列の突起要素は、実質的に一直線の基部を有することができる。基部が「実質的に一直線」と言う場合、連続した突起要素の各々の基部の一部が、連続する突起要素の基部を通過する線の第1の側に配置され、連続する突起要素の各々の基部の他の一部が前記線の反対側の第2の側に配置されることであり、前記線は、例えば、突起要素が配置されている支持部の縦の軸線に実質的に平行であることを理解されたい。
本発明を限定するものではないが、実質的に一直線の基部を備える突起要素を有する特定の実施形態において、連続した突起要素は、連続する突起要素の各々の基部の中心を直線が通過するように配置される。従って、3つの連続した突起要素の中心は、同一の直線上に存在することができる。
突起要素の列は、幾何学的に別個の表面の反対側に、少なくとも部分的に交互に延びる少なくとも一連の突起要素を含むことができる。
支持体は、それぞれ突起要素を支持する2つの部分を含むことができ、この部分は相対移動可能であり、使用者が、少なくとも2つの突起要素間の間隔を変更できるようになっている。これらの2つの移動部分は、幾何学的に別個の表面により分離されることができ、支持体の軸線に平行な方向に沿って互いに平行移動することができる。
突起要素の列は、壁の第1の側に配置された突起要素を含むことができ、この壁は第1の側とは反対側に第2の側を有し、第2の側は、その長さの少なくとも一部にわたって支持体に連結されている。
また、装置は、基部を介して相互に連結された第1の部分及び第2の部分を含み、複数の突起要素は支持体に配置されており、この支持体は、その長さの一部分にわたって基部に連結されている。
突起要素のための支持体は穴が開けられており、支持体の2つの対向する領域の間に少なくとも1つの開口部を備え、突起要素の少なくとも1つの列は、少なくとも領域の一方側に連結され、領域の他方側に向かって延びることができる。例示的に、支持体は、開口部の周りで閉じることができる。支持体は、平面であってもよく、又は平面でなくてもよい。
列は、支持体に固定された剛毛束で構成されている突起要素を備えることができ、この支持体は、2本のワイヤを互いに捩じり合わせた枝で構成されるコアとは異なる。支持体は、剛毛束を固定する少なくとも1つの孔を有することができる。
少なくとも1つの突起要素は、プラスチック材料で作ることができる。少なくとも1つの列の突起要素の全ての突起要素は、プラスチック材料で成形することにより、支持体の全部又は一部と一体に成形できる。プラスチック材料は、充填材、例えば、ケラチン繊維に接触したときに、突起要素のケラチン繊維上での摺動特性を改善するための材料、詳細には、ポリテトラフルオロエチレン、グラファイト、シリコン、二硫化モリブデン、及びその誘導体から選択した材料の充填材を含むことができる。また、充填材は、磁気粒子及び/又は殺菌剤、例えば金属塩を含むことができる。
装置は、一端に握り要素を備えると共に他端に少なくとも1つの列の突起要素が連結される支持体を備えるロッドを含むことができる。例示的に、支持体は、エラストマー材料又は他の材料でありロッドと一体成形でき、支持体をロッドに嵌合することもできる。
装置は、睫毛及び/又は眉毛に塗布する化粧品の補充品を含むことができる。化粧品の補充品は、例えば、容器に収容することができ、容器はワイパ部材を含むことができる。ワイパ部材は、例えばエラストマーリップを含むことができる。突起要素を作るプラスチック材料は、リップを作るプラスチック材料よりも高硬度とすることができる。
ワイパ部材は、少なくともギャップに小滴の化粧品を残すように構成することができる。例示的に、ワイパ部材は、ギャップに著しく係合しないように構成され、突起要素があることによりギャップに係合しないようにすることができる。
突起要素が連結される支持体は、支持体がワイパ部材を容易に通過するように構成された端部を有することができる。
また、化粧品の補充品は、例えば、液体に接触すると分散するのに適する化粧品ケークの形態であってもよい。
また、別の様態において、本発明は、睫毛及び/又は眉毛を化粧する方法であって、
マスカラを睫毛及び/又は眉毛に塗布する段階と、
前述の装置を用いて睫毛及び/又は眉毛を梳き、非分離の睫毛及び/又は眉毛の群を形成する段階と、
を含む方法を提供する。
別の様態において、本発明は、睫毛及び/又は眉毛を化粧する方法であって、
前述の装置の突起要素に化粧品を付加して、化粧品が前記ギャップに存在するようにする段階と、
化粧品の付加されたギャップを睫毛及び/又は眉毛に接触させて、少なくとも2つの分離されていない睫毛及び/又は眉毛の組を形成する段階と、
を含む方法を提供する。
詳細には、ギャップに存在する化粧品は、睫毛及び/又は眉毛をギャップ内に係合することにより、一体化することになっている睫毛及び/又は眉毛に堆積することができる。
また、別の様態において、本発明は、睫毛及び/又は眉毛を梳くため、及び/又はそれらに化粧品を塗布するための装置であって、
睫毛及び/又は眉毛を分離することができるように構成された少なくとも第1の群の突起要素と、
第1の群の外側の少なくとも1つの突起要素と、
を含み、この装置は、突起要素の群及びこの群の外側にある少なくとも1つの突起要素により、睫毛及び/又は眉毛を分離することなくその間に通過させることを特徴とする装置を提供する。
また、別の様態において、本発明は、睫毛及び/又は眉毛に化粧品を塗布するための櫛であって、この櫛は、列の軸線に沿って延びる少なくとも1列の歯を含み、この歯は、列の軸線に実質的に垂直な方向から櫛を見ると、実質的に3角形の側面を有し、この列は、櫛の端部から所定距離をあけて置かれている少なくとも2つの歯を含むと共に異なる形状を呈し、詳細には、異なる傾斜及び/又は高さを有することを特徴とする櫛を提供する。変形例において又は追加的に、列の歯は、列の歯の全てに関して一定でない間隔を隔てて互いに配置することができ、この間隔は、その先端又はその基部で測定する。このような櫛は、歯の間に異なる形状の隙間を呈し、新しい化粧効果を得ることができる。
別の様態において、本発明は、睫毛及び/又は眉毛に化粧品を塗布するための装置であって、この装置は、支持体の少なくとも1つの面に連結された少なくとも1列の突起要素、例えば歯を含み、この面は、支持体の一方側に置かれ、突起要素はその間に複数の睫毛を通過させ、睫毛に化粧品をコーティングし、分離されていない睫毛束を形成することができるギャップを形成するように構成されることを特徴とする装置を提供する。
1つの実施形態において、装置は、極めて大きな間隔を隔てて配置された少なくとも一連の突起要素を含み、要素の数は、例えば6から15の範囲であり、例えば10前後である。2つの突起要素の間の間隔は、例えば2.5mm以上とすることができ、例えば3mm前後である。
別の実施形態において、装置は、一連の群を含み、各々の群は2つの歯で形成され、その歯は支持体の縦の軸線に一直線にあり、2つの連続する群の間の間隔は、群内の各突起要素の間の間隔よりも大きい。歯は、支持体の縦の軸線に沿って一直線にあるので、群の2つの突起要素は、縦の軸線に平行となることができる。
別の実施形態において、装置は、一連の2つの突起要素の群を含み、群内の各々の突起要素は、群内の他方の突起要素の方向に向くようにされている。2つの突起要素の2つの端部は、例えば、睫毛がその間を容易に通過しないように十分に接近している。
突起要素が連結している支持体の1つの面は、支持体の縦の軸線に垂直に見ると、実質的に平面又は凹面又は凸面であってもよい。
別の様態において、本発明は、睫毛及び/又は眉毛を化粧する方法であって、 マスカラを睫毛及び/又は眉毛に塗布する段階と、
前述の装置を用いて睫毛及び/又は眉毛を梳き、分離されていない睫毛及び/又は眉毛の群を形成する段階と、
を含む方法を提供する。
別の様態において、本発明は、睫毛及び/又は眉毛を化粧する方法であって、
前述の装置の突起要素に化粧品を付加して、化粧品が前記ギャップに存在するようにする段階と、
化粧品の付加されたギャップを睫毛及び/又は眉毛に接触させて、少なくとも2つの分離されていない睫毛及び/又は眉毛の組を形成する段階と、
を含む方法を提供する。
また、1つの様態において、本発明は、ケラチン繊維に化粧品を塗布するためのブラシであって、
コアと、
少なくともその一部の周りでコアから半径方向に延びる剛毛と、
ブラシの剛毛を有する部分の半分未満にわたって延びる少なくとも1つの切り欠きと、
を含み、ブラシの切り欠きを横切る平面の断面が非円形であるブラシを提供する。
また、別の様態において、本発明は、睫毛及び/又は眉毛に化粧品を塗布するためのブラシであって、
コアと、
少なくともその一部の周りでコアから半径方向に延びる剛毛と、
ブラシの剛毛を有する部分に作られた少なくとも1つの切り欠きと、
を含み、切り欠きの少なくとも1つの領域は、実質的にゼロの長さの剛毛を有するブラシを提供する。
実質的にゼロの長さの剛毛を有するブラシ部分は、ブラシの剛毛を有する部分の長さよりも短い長さにわたってブラシに沿って延びることができる。
本発明の実施形態において、切り欠きは、ブラシのコアの周囲全体には延びない。
本発明のブラシには、非均一に化粧品を付加することができ、新規な化粧効果を得ることが可能になる。
ブラシは、睫毛及び/又は眉毛に塗布するための化粧品を収容する容器と共に用いることが好ましく、この容器には、ブラシが容器から出るときにブラシを拭き取るためのワイパ部材が設けられており、ワイパ部材は、切り欠きに化粧品を残すように構成されている。
詳細には、ワイパ部材の内側輪郭は、少なくともブラシを横切って延びる平面において、切り欠きを横切ることができる。
従って、ブラシは、切り欠きでは不完全に拭き取られることになり、ブラシを容器から取り出した後に切り欠きに存在する化粧品を用いて、化粧時に睫毛又は眉毛の束を形成することができる。
切り欠きは、ブラシの長さの一部のみにわたって延びており、剛毛は、よく拭き取られるため、剛毛には比較的化粧品がつかないままにしておくことができ、この剛毛は、睫毛又は眉毛を分離するのに用いるのに適する。
本発明の実施形態において、ワイパ部材は、輪郭が円形のワイパオリフィス、詳細には、コアから測定すると、切り欠きの下側を形成する剛毛の少なくとも一部の長さよりも大きい半径のオリフィスを備える。
切り欠きの断面の少なくとも一部は、ブラシに沿って移動すると一定の形状を呈することができ、詳細には、切り欠き全体の断面は、ブラシに沿って移動すると一定の形状を呈することができる。
例示的に、切り欠きは、円周方向には、少なくとも1つの実質的に半径方向の面により、詳細には、2つの実質的に半径方向の面により定めることができる。
また、切り欠きは、軸線方向には、ブラシのコアに垂直な平面に対して傾斜する少なくとも1つの面により、詳細には、ブラシのコアから離れるに従って広がる2つの面により定めることができる。
コアを横切って延びる断面において、切り欠きは、360°未満の範囲の角度とすることができる。切り欠きは、20°から200°までの範囲、詳細には、次の範囲の角度、即ち、40°から50°、110°から130°、170°から190°のいずれかであるブラシの軸線の周りの角度の範囲にわたって延びることができる。切り欠きは、軸線方向寸法よりも大きい円周方向寸法にわたって延びることができる。
切り欠きは、1.5mmから6.5mmまでの範囲、詳細には、2.5mmよりも長い長さにわたってブラシに沿って延びることができる。例示的に、切り欠きの最大深さは、2.5mmから4mmまでの範囲とすることができる。
切り欠きは、ブラシの剛毛を支持する部分の長さの4/10未満にわたって、例えば、この長さの3/10未満にわたって延びることができる。
ブラシは、少なくとも2つの前述の切り欠きを有することができる。従って、例示的に、ブラシは、随意的に円周方向にオフセットした少なくとも2つの切り欠きを有することができる。ブラシは、直径方向に対向する少なくとも2つの切り欠きを有することもできる。少なくとも2つの切り欠きは、軸線方向にオフセットしてよく、オフセットしなくてもよい。ブラシは、円周方向及び軸線方向にもオフセットした少なくとも2つの切り欠きを有することができる。
ブラシの軸線に垂直な少なくとも1つの平面で見ると、ブラシは、3つの切り欠きを有することができる。
ブラシは、コアから離れて測定した長さが、例えば3.5mmから9mmまでの範囲の剛毛を有することができ、剛毛の直径は、例えば0.06mmから0.4mmまでの範囲とすることができる。
ブラシは、その長さの少なくとも一部にわたって、横断面が円形の包絡線表面、詳細には、円筒形又は円錐形の表面を有することができる。
変形例において、ブラシは、その長さの少なくとも一部にわたって、横断面が多角形の包絡線表面、詳細には、正多角形、例えば、実質的に三角形又は正方形の形状の角柱表面を有することができる。
ブラシの大部分は、睫毛を分離するのに適するゾーンを有することができる。
従って、例えば、切り欠きで定められる容積は、例えば切り欠きの外側のブラシの包絡線が定める容積より少なくとも2倍だけ小さくすることができる。
本発明の特定の実施形態において、ブラシは、第2の端部が握り部材に連結されているロッドの第1の端部に連結することができる。握り部材は、容器に固定するのに、詳細には、緊密に固定するのに適切なものである。
従来の方法において、ブラシは、2つの互いに捩じり合わされたワイヤの枝で構成されたコアを有することができる。
また、コアは、2つの個別のブラシの個別のコアの一方を他方に巻きつけて形成することができ、個別のコアは互いに捩られている。各々の個別のコアは、2つの互いに捩じり合わせたワイヤの枝から従来の方法で作ることができる。
ブラシは、複数の切り欠きと、少なくとも1つの捩られたコアを有することができ、軸線方向に測定した切り欠きの間の距離は、コアが捩じられるピッチに相関がなくてもよい。
本発明の実施形態において、ブラシは、見る方向に対してブラシが第1の方向にある場合は、側面から見ると切り欠きがないように見え、同じ見る方向に対して第2の方向にある場合は、ブラシの上縁及び下縁に実質的に交互に配置された切り欠きがあるように見えるように構成された切り欠きを有し、第2の方向は、ロッドの軸線の周りに、第1の方向から1/4回転ブラシを回転させると得られる。
ブラシのコアは、直線である必要はなく、詳細には、ロッドの軸線に対して、ブラシの自由端に近づくと大きくなる角度で傾斜することができる。このような傾斜により、ブラシは、例えば人間工学的により優れたものにすることができる。
ワイパ部材は、少なくとも1つのエラストマー材料のリップを含むことができる。
切り欠きは、ブラシのコアの周り全体に延びることができる。
1つ又は複数の切り欠きは、剛毛を切り取ることにより作ることができる。
変形例においては、1つ又は複数の切り欠きは、剛毛を溶融することにより作ることができる。
ブラシは、認知できる程の螺旋効果が現れないように作ることができる。用語「螺旋効果」は、剛毛が実質的に螺旋シートに延びる傾向の意味で用いられる。螺旋効果を減らすために、剛毛は、コアの枝が捩じり合わされると、互いに絡まるように選択することができる。例示的に、剛毛は、比較的直径を小さく、例えば、15/100mm以下とすることができ、中空とすることもでき、柔らかい材料で作ることもでき、断面を円形ではなく、詳細には、1つ又はそれ以上の縦方向溝を有する断面とすることもできる。
別の様態において、本発明は、ブラシを作る方法であって、
加熱すると溶融する材料の剛毛を有するブラシを作る段階と、
切り欠きを形成する容積内に存在する剛毛を溶融することにより、ブラシ内に少なくとも1つの切り欠きを作る段階と、
を含む方法を提供する。
また、別の様態において、本発明は、睫毛及び/又は眉毛に化粧品を塗布する方法であって、
ブラシに塗布する化粧品、詳細にはマスカラを付加する段階であって、ブラシは、化粧品が蓄積することができる少なくとも1つの切り欠きを呈し、切り欠きは、剛毛を支えるブラシ部分の長さの半分未満にわたって延びるようになっている段階と、
少なくとも1つの束の分離されていない睫毛及び/又は眉毛を形成するように、切り欠き内に収容されている化粧品を睫毛及び/又は眉毛に塗布する段階と、を含む方法を提供する。
本発明の1つの様態において、ブラシには、切り欠きに化粧品を残すように構成されたワイパ部材を備える容器から取り出した化粧品を付加する。
化粧品は、睫毛又は眉毛の束のみを形成するように睫毛又は眉毛に塗布することができる。変形例において、化粧品は、睫毛又は眉毛の束を形成するだけでなく、束の間によく分離された睫毛及び眉毛を残すように塗布することができる。
また、別の様態において、本発明は、化粧品をパッケージングすると共に睫毛及び/又は眉毛に化粧品を塗布するパッケージング及びアプリケータ装置であって、
睫毛及び/又は眉毛に塗布する化粧品を収容する容器と、
コアと、コアの周り及びコアから延びる剛毛とを含むブラシであって、ブラシは、少なくとも1つの切り欠きを有し、切り欠きを横切る平面の断面が任意の形状を呈するブラシと、
容器から出るときにブラシを拭き取るためのワイパ部材であって、ワイパ部材が、化粧品を切り欠きに残すように構成され、詳細には、少なくともブラシを横断して延びる平面で切り欠きを横切る内側輪郭を有するワイパ部材と、
を含むパッケージング及びアプリケータ装置を提供する。
本発明は、非限定的な実施形態に関する以下の詳細な説明を読むと共に、添付の図面を検討することによって更に良く理解できる筈である。

図1は、本発明の実施形態を構成する装置1の部分側面図であり、装置は、突起要素12a、12bが連結された支持体11を有する櫛10を含み、これら突起要素は同じであってもよく異なっていてもよい。
櫛10は、ロッド13(部分的に示す)に連結されており、ロッドは握り部材(図示せず)に連結され、握り部材は、以下に説明するように、密閉蓋を構成できる。
櫛10は、睫毛及び/又は眉毛に化粧品、例えばマスカラを塗布した後に、別のアプリケータ、例えばブラシを用いてそれらを梳くのに用いることができる。変形例において、櫛10は、例えば、化粧品を収容する容器に浸けることによって、最初に化粧品を付加した状態で、化粧品を睫毛及び/又は眉毛に塗布するのに用いることができる。
図1の実施例において、突起要素12a及び12bは、歯の形状、例えば、側面から見ると略三角形の形状で示されているが、以下に詳細に説明するように、突起要素は他の形状であってもよく、又は支持体に固定されている剛毛束で構成されていてもよい。
突起要素12a及び12bは、櫛上に様々に配置することができ、例えば、支持体の軸線に実質的に平行な線に沿って延びる、少なくとも1列の突起要素を形成することができる。
図1から分かるように、この列は、互いに第1の間隔eで配置されている少なくとも3つの連続する突起要素を含み、この第1の間隔は実質的に一定である。これらの突起要素は、群15に属するか又は群15を形成し、本実施例において、列は、前記群の外側に少なくとも第4の突起要素12aを含む。参照番号12aは、群の端の突起要素又は隔離された突起要素を表すのに用いられ、参照番号12bは、群の端の各突起要素12aの間に置かれた突起要素群を表すのに用いられる。第4の突起要素は、第2の突起要素の群15’に属し、群15の少なくとも3つの突起要素の最も接近する突起要素から、第1の間隔eよりも大きい第2の間隔dだけ間隔を隔てて配置される。
群15は、突起要素12a、12bを有し、これらは、互いに比較的接近し、睫毛及び/又は眉毛を分離するのに適するように構成されている。睫毛及び/又は眉毛は、分離されることなく群15及び15’の間を通過することができる。
図2から図6は、突起要素に用いることができる間隔の幾つかの簡単な概略図を示す。
これらの図において、十字形は、突起要素の位置、例えば、その先端又は基部の位置を示す。
これらの図において、突起要素は、線Xに沿う列に配置されており、線Xは、説明を簡単にするために直線で示されているが、本発明の範囲から外れることなく、単一の平面内で湾曲してもよく又は折り曲げられていてもよい。
図2の実施例において、突起要素は、支持体11に沿って少なくとも2つの群15、15’を形成し、各々の群は、梳くことにより睫毛及び/又は眉毛に接触すると、それらを分離することができる程度に互いに接近した突起要素を形成する。群15及び15’は、突起要素がないギャップ16で互いに分離されており、ここでは、睫毛及び/又は眉毛は、分離することなく係合することができる。梳くのに適する突起要素群及びギャップ16の存在により、この装置では、化粧効果を得るために、睫毛及び/眉毛の一部を束にすると同時に他の部分を分離することができる。
突起要素の形状、数、及び配置は様々であっても所望の結果を得ることができる。
図1及び図2の実施例において、突起要素は、一定の間隔eで各々の群15又は15’内に配置され、即ち、群15又は15’内の全ての突起要素12a及び12bは、例えば、列の一端に置かれた突起要素12aの位置に一致する共通の起点から測定してそれぞれの軸線方向の位置に線Xに沿って配置され、この場合、各々の位置は、間隔eの整数倍である。隣接する群は、間隔dだけ互いに間隔を隔てて配置することができ、この間隔dは、図2の実施例では間隔eの倍数であり、例えばd=2eである。
それぞれの隣接する群に属する隣接する突起要素12a間の距離は、図3に示すように一定である必要はない。この図では、ギャップ16は、それぞれ異なる幅d1及びd2を有し、これらはいずれも間隔eよりも大きい。
また、各々の群は、図4に示すように、異なる数の突起要素を有することができる。
任意の1つの群内、又は全ての群内において、突起要素は、図2から図4に示すように、一直線の先端又は基部を有することができるが、幾何学的に別個の表面のいずれかの側で、少なくとも幾つかが交互にオフセットしてもよく、この表面は、例えば、突起要素が配置される線を含む。この可能性を説明するために、図5は、幾何学的に別個の表面の反対側に交互に規則的に配置されている一連の突起要素で構成された列で実現できる方法でもって配置された突起要素12a及び12bの列を示しており、この場合、幾何学的に別個の表面の同じ側に置かれた全ての突起要素はそのままであるが、幾何学的に別個の表面の反対側では、n(nは整数)個のうちの1つの要素、例えば、2つのうちの1つの要素は、規則的に省略されている。図5において、例示的に、省略された突起要素の位置は点で表わされている。距離e及びdは、線X上の突起に対して測定される。
勿論、ギャップ16は、全て幾何学的に別個の表面の同じ側から突起要素を取り除く方法とは別の方法で作ることができる。例えば、図6には、幾何学的に別個の表面の両側から突起要素が取り除かれた配置が示されており、例えば、片側の(整数)n個のうち1つの要素と、反対側の(整数)m個のうちの1つの要素(随意的にm及びnは等しくてもよい)とが取り除かれている。
例示的に、図1に示す櫛のような櫛は、異なるアプリケータを用いて化粧品を塗布した後に睫毛及び/又は眉毛を梳くだけではなく、睫毛及び/又は眉毛に化粧品を塗布するために用いることができる。
このような状況では、櫛は、化粧品の補充品と関連することができる。
例示的に、図7は、睫毛及び/又は眉毛に塗布するための化粧品Pを収容する容器21を含む装置20と、一端に例示的に前述の櫛10で構成されているアプリケータ要素を備え、他端に容器21の漏れ防止密封蓋としての機能を果たすことができる握り部材32、例えば、外側にねじを有する容器の首部22にねじ締めするのに適する握り部材32を備えるロッド31とを含むアプリケータ30を示す。
本実施例において、アプリケータを容器から引き出すときに、ロッド31及びアプリケータ要素10を拭き取るためのワイパ部材40は、首部22の内側に固定される。このワイパ部材は、化粧品をギャップ16内に残すことができる。
突起要素、例えば櫛10の歯は、拭き取りの間に潰れないように十分な剛性を有することができ、この拭き取りは、ワイパリップがギャップの底に到達することができないので、ギャップ16に化粧品を補充するのに役立つ。櫛に沿って化粧品を非均一に分配することができ、梳く部分はよく拭き取られ、梳かない部分は睫毛を互いに束にするのに十分な量の化粧品を収容する。
以下に本発明によるアプリケータ要素の別の実施形態を説明する。
図8は、歯が、図5を参照して前述した構成と同様の構成に配置されている櫛、即ち、歯の列が支持体に沿って延び、各々の群の歯が幾何学的に別個の表面の両側に交互に配置されている櫛を示す。全ての連続する歯が幾何学的に別個の表面の反対側で交互に延びる歯の列に比較し、この表面の特定の側に置かれた特定の歯は取り除かれており、結果的にギャップ50が残される。
図8から、突起要素12a、12bは歯の形状であってもよく、その歯の幅は、アプリケータ要素の縦の軸線に平行に測定すると、例えば、その自由端に向かって次第に細くなり、幾何学的に別個の表面の反対側にそれぞれ置かれた2つの隣接する突起要素が、櫛を端から見ると実質的にV形の外形を有する溝52を形成することが分かる。歯の基部は、図示のように支持体の縦の軸線に対して斜めに延びる必要はない。図示のように、アプリケータ要素の先端部分54及び基端部分55は、ワイパ40の通過を容易にする形状をもつことができる。このような先端部分及び基端部分は、本発明の意味での突起要素を構成しない。
図9に示すアプリケータ要素は、図8の各々の群15及び15’の歯が無く、結果的に付加的な歯の群及びギャップ16を形成する点で、図8に示すものとは異なる。取り除かれた歯は、図6に示すように、全てが幾何学的に別個の表面の間隔を隔てた側にはない。
図10の実施例において、アプリケータ要素は、基部が一直線になった歯の列を有する。歯の自由端は、図6に示す構成と同様の方法で配置され、即ち、歯の端部は、各々の歯の群内で連続的に、実質的に幾何学的に別個の表面の両側に交互に配置される。
図11に示すアプリケータ要素は、基部及び自由端が実質的に同一平面上にある歯の列を有する。歯の基部の配置は、例えば図3及び図4に示す構成の1つと同様とすることができる。また、図11は、突起要素が所定の群内で高さが異なっていてもよいことを示す。
突起要素は、睫毛及び/又は眉毛を容易に掴むことができるように、起伏部又は角張ったゾーンを有することができる。
例示的に、図12は、角張ったゾーン63を含む突起要素を示す。この図から、突起要素が連結されている支持体の表面60は、それ自身が平坦ではなく、例えば、図示のように外側に凸形の形状、又は外側に凹形の形状(図示せず)であってもよいことが分かる。
睫毛を分離する機能を果たす突起要素に加え、アプリケータ要素は、例えば、図13に示すように、瞼に線を引くことができる少なくとも1つの先端65を含むことができる。また、この図は、突起要素の群15と孤立突起要素12aとの間にギャップ16を形成できることを示す。
異なる群15及び15’に属する2つの隣接する突起要素12aの間のギャップ16は、起伏部をもつ必要は全くなく、又は、例えば図14に示すように化粧品を保持するのに適する少なくとも1つの起伏部70を含むことができる。このような起伏部70は、隣接する群の突起要素とは異なる種々の形状とすることができ、詳細には、図15に示すような1つ又はそれ以上の短い歯の形状とすることができる。このような起伏部70は、隣接する突起要素12aの間を通過する睫毛を分離するのには比較的適していない。
図15に示すように、突起要素は、所定の突起要素の群内で異なる形状とすることができる。図15の実施例において、少なくとも1つの群の突起要素は、幅広の歯及び細い歯の両方を含み、歯の全ては対になって、その間に実質的にV形の溝71を形成する。また、図15は、ギャップ16が、支持体に沿う範囲の一部のみにわたって自身の起伏部70を有することができることを示す。
アプリケータ要素は、2つ以上の列の突起要素を有することができ、詳細には、図16に示すように、突起要素の2つの連続体を有することができる。図16において、アプリケータ要素は、突起要素の第1の連続体80と、実質的に第1の連続体の反対側にある突起要素の第2の連続体90とを含むことが分かる。アプリケータ要素を側面から見ると、第1の連続体80の突起要素の少なくとも一部は、略凸形の第1の線Aに実質的に沿って置かれた自由端を有することができ、第2の連続体90の突起要素の少なくとも一部は、略凹形の第2の線Bに実質的に沿って置かれた自由端を有することができる。第1の連続体80の突起要素は、例えば、眉毛及び/又は睫毛を化粧するのに役立つことができ、第2の連続体90の突起要素は、睫毛を化粧するのに役立つことができる。
図16の実施例において、第1の連続体80の突起要素は、突起要素をもたないギャップ16で分離された少なくとも2つの群15及び15’を含むことができる。
図17及び図18に示すアプリケータ要素は、図16に示すものとは、凹形の線Bの同じ側に置かれている突起要素が、同様にギャップ16で分離されている少なくとも2つの群15及び15’を有する点で異なっている。
突起要素は、その形状に関わらず、図19に示すようにフロック繊維91でコーティングすることができる。
例示的に、突起要素は、図20に示すように、鉤形で、睫毛及び/又は眉毛を引っ掛ける機能を果たす自由端92を有することができる。
図21に示すように、アプリケータ要素は、アプリケータを端部から見ると同じ回転方向に延びる複数の列の突起要素を含むことができる。例示的に、突起要素は、隣接する面の延長部によって支持体に連結することができる。この形式のアプリケータ要素に関する詳細は、欧州公開特許EP−A−1070468を参照することができる。
図22は、概略図であり、突起要素の複数の列、例えば4つの列を含むアプリケータ要素を示している。各々の列は、ギャップ16により分離された少なくとも2つの群15及び15’の突起要素を含み、ギャップは、例えば、切り欠き形状に形成される。
歯の列の全ては同一とすることができ、即ち、各々の列は、図22に示すように、隣接する列が支持体の軸線の周りを回転した像とすることができる。変形例において、少なくとも2つの列は異なることができ、この場合、図23に示すように、1つの列の少なくとも1つのギャップ16は、支持体を軸線の周りに例えば1/4回転しても別の列のギャップ16とは完全に重ならない。これらの実施例において、突起要素は、列の軸線に平行な方向に延びる矩形面を有する。
突起要素は、異なる方法で、例えば、図24に示すようにその表面に実質的に垂直に支持体に連結することができる。
突起要素は、図25に示すように実質的に円筒形の部分を有し、ある種のスパイクを形成することができる。
図26は、孔のある支持体100を含み、例えば、欧州公開特許EP−A−1169941に記載されているアプリケータ要素と同様の方法で突起要素が連結されている2つの対向する領域101を有するアプリケータ要素を示す。図27は、図26のアプリケータ要素を矢印XXVIIに沿って見た概略的な側面図である。
また、突起要素は、例えば、図28に示すように壁110の鋸歯縁により形成でき、この壁は、図28に示すように少なくともその長さの一部を介して支持体に連結するか、又は図29に示すように支持体の基端及び先端部分にのみ連結する。例えば、化粧品の補充品を保持できるように、壁110と支持体との間にスロット111を設けることができる。全長又は一部にわたって支持体に連結された壁の縁部によって形成されている突起要素を有するアプリケータ要素は、欧州公開特許EP−A−1157629及びEP−A−1157632に記載されており、これらを参照することができる。
また、図30から図32に示すように、アプリケータ要素は、櫛の縦の軸線に沿って互いに摺動するのに適する2つの部分141及び142を有する櫛140で構成することができる。これらの部分の各々は、歯12a、12bを有する。櫛140は、図31に平面図で示され、図32に側面図で示される。
図31において、互いに関連する各部分の第1の相対位置では、部分141の歯は、部分142の歯の位置と実質的に同一である軸線方向の位置を占めることができ、櫛を側部から見ると、一定のピッチで間隔があいた単一の歯の列が見える。
部分141が部分142に対して摺動した場合、部分141の歯は、部分142の歯に対して軸線方向にオフセットしてその間から現れ、図32に示すように、互いに関連する各部分の第2の相対位置では、幾何学的に別個の表面の反対側に実質的に交互に置かれた歯の列が得られる。
部分141の歯は、部分141の2つの歯の間の間隔eの整数倍である軸線方向の位置で前記表面に沿って配置される。部分142の歯も同様に配置される。この部分142は、部分141より歯の数が多い。部分141及び142は、任意の適切な機構で駆動できる。このような機構の1つの例は、米国特許第5,086,793号に示されている。
図32に対応する構成において、2つの部分141及び142は、実質的にe/2に対応する距離でオフセットされている。
異なる大きさ及び形状の歯を用いて突起要素を構成することができる。
詳細には、図33及び図34の実施例に示すように、異なる傾斜を有する三角形の歯を用いることができる。
更に詳細には、図33は、連続する歯12a、12bがその基部で交わり、櫛を側面から見ても重なっていない櫛を示す。縦の軸線方向Lに対して角度α1を成す傾斜の歯は、先端が距離eで互いに分離されている突起要素の群15を形成する。縦の軸線に対してα1より大きい角度α2を成す傾斜の歯12aは、前記群15に対するギャップ16を残す。歯12aの先端と群15内の隣接する歯の先端との間の距離dは、距離eよりも大きい。
実施例において、傾斜α2の歯12aは、その先端を通り図33の平面に垂直な中央平面に対して、対称な形状で示されているが、この歯は、非対称な形状であってもよい。
例えば、列の歯の一部は、片側に比較的急な傾斜を有し、反対側にあまり急でない傾斜を有することができる。
図34は、群15の端部の歯12aが、前記群内の歯12bに隣接する側に角度α3の傾斜を有し、この傾斜が、角度α4である前記群の外側の側の傾斜とは異なる櫛の実施例を示す。ギャップ16は、図34から分かるように、非対称な外形の2つの歯12aの間に形成できる。
また、突起要素は、複数の自由先端を有することができ、これは、詳細には、図35に示すように突起要素がY形の場合である。群内の突起要素間の間隔eは、その基部の中心間で測定される。
2つの群15及び15’の2つの要素12aは、群15内の2つの突起要素間の距離eよりも大きい距離dにわたって延びるギャップ16を残す。
図示のように、ギャップ16自身は、例えば突起要素12a又は12bの下側部と同一の形状を有する起伏部70を含むことができ、このような起伏部は、両側の隣接する突起要素よりも短い。
例えば、図36から図39に示すように、歯だけでなく、捩じりコアで構成されていない支持体に固定された剛毛束も同様に突起要素として用いることが可能である。
剛毛束は、支持体の孔に挿入することができ、例えば、欧州公開特許EP−A−1155637に説明されているように、支持体をスタンピングすることによりその中に固定することができる。別の固定方法を用いることもでき、剛毛束は接着剤又は止め金で保持することができる。
睫毛を分離するのに適する突起要素の群の間に形成されたギャップ16は、剛毛を完全に省略するか、又は剛毛の長さを短くすることでギャップとなり得る。
剛毛の端部は、図36に示すような実質的に平坦な表面、又は図37に示すような外側に向かって略凹形の表面、又は図38に示すような鋸歯を形成する表面、又は図39に示すような凸形の表面に存在することができる。
支持孔は、貫通孔又は止り孔とすることができ、剛毛束をU形に折り曲げて孔に挿入することにより、図38に示すように支持体の片側にループを形成することができる。これらのループは、図39に示すように支持体の両側に剛毛束を形成するために随意的に切断することができる。
図36から図39は、基部で測定した3つの連続する剛毛束の間の間隔eが一定であり、各々の剛毛束が、例えば図2から図6に示すような突起要素を構成するとみなし得ることを示す。
本発明によるアプリケータは、図40に示すように、エラストマーリップ以外のワイパ、例えば有孔ブロックのフォーム130を含むワイパを備える容器とともに用いることができる。
図40から分かるように、化粧品Pは、睫毛及び/又は眉毛に堆積することになる繊維132を含むことができる。
図41から図45に示すように、睫毛及び/又は眉毛が集まって小さな束になる化粧効果を得ることができる。
アプリケータ要素内のギャップ16には、比較的多量の化粧品が満たされ、結果的に、前記ギャップ16には睫毛を分離することができる突起要素がないので、睫毛を分離することなく、間隔を隔てて配置された部位で化粧品が睫毛に堆積するため、睫毛が集まって束になることができる。睫毛が集まって束になるのは、ギャップ16が化粧品で満杯でない場合に、睫毛又は眉毛がその中で係合して互いに接触するようになるためであり、これにより、睫毛に既に塗布されている化粧品が束にすることを可能にする場合には睫毛は集まって束になる。睫毛は、集まって束になってしまうと、櫛の梳き部分で分離することは困難になる。
また、図42に示すように、睫毛及び/又は眉毛は、束の間に完全に分離された多少の毛を含むことができる。
各々の睫毛束に堆積した化粧品の量は、特定の束が他の束より長く見えるように非均一とすることができる。また、睫毛束は、異なる睫毛数をもつことができ、結果的に、図43に示すように、束の一部は、他の束より幅広又は長く見える。
分離された睫毛、及び非分離の睫毛束は、図43及び図44に見られるように、随意的に規則的になるように交互に並ぶことができる。
図45に示すように、睫毛及び眉毛は、集まって群になった毛の束を形成するように仕立てることができる。
得られる新規な化粧効果を可能にする装置の他の実施例は、図46から図49を参照して以下に説明する。
詳細には、図50に示すように、全ての睫毛を束状態に一緒に集めて束にする化粧を得ようとするものである。
一方、図1から図45を参照して前述した実施例では、睫毛を分離するのに適切なゾーンと、集めて束にするのに適するゾーンの両方があり、図46から図49の実施例では、睫毛を束にする作用を優先している。
図46に部分的に示す櫛200は、複数の睫毛が歯の間で係合することができるのに十分な大きさの間隔を隔てて配置された一連の歯201を含んでおり、睫毛は、歯の間に存在する化粧品でコーティングされ集まって束になる。各先端の間の距離で測定した歯201の間の間隔は、例えば、約3mmとすることができ、櫛は、約10本の歯を有することができるが、この数値は限定的ではなく例示的なものである。
図47は、それぞれ、互いに接近した2つの歯212を有する一連の群211を含む櫛210を示し、2つの隣接する群の間隔sは、例えば、約3mmである。
図48に示す櫛220は、それぞれ、互いに向かって斜めに傾斜してその先端の間に比較的短い距離223を残した2つの歯222を含む群221を有し、化粧品でコーティングされた櫛が睫毛及び/又は眉毛に接触する場合に、睫毛が、所定の群221の2つの歯222の間に容易に係合しないようになっている。
群の間の間隔sは、例えば、約3mmとすることができる。図46から図48の実施例において、歯の基部は、連結する支持体の縦の軸線に沿って一直線の状態にあるが、変形例において、図49に示すように、歯は、中心コアの反対側に交互に配置できる。
図49に示す櫛230は、歯232がコア231の反対側に交互に連結された2つの対向面を有するコア231を含む。
支持体の縦の軸線に平行に測定した隣接する歯232の間の間隔は、例えば、約3mmとすることができる。図46から図49の実施例において、歯又は歯の群の間の間隔は、支持体に沿って一定であるが、この間隔は一定である必要はない。
ブラシ
図51は、化粧品Pを収容する容器302を含むパッケージング及びアプリケータ装置301を示しており、この容器302には、外側にねじを有する首部303が設けられている。密閉蓋304は、首部303に固定して非使用時に漏れないように容器302を閉じることができる。
装置301は、一端には握り部として用いられる蓋304を備えると共に他端にはブラシ310備えるロッド305を有するアプリケータを含む。
図示の実施例において、容器302は細長い形状であるが、他の形状を採用しても本発明の範囲から外れるものではない。
ワイパ部材307は、容器302の首部303に固定され、自由端に拭き取り孔307aを備えるエラストマーリップを有し、拭き取り孔307aは、図示の実施例では円形断面であり、例えば、ロッド305の直径と同じか僅かに大きい直径を有する。
図示の実施例において、ブラシ310は、ロッド305の端部に固定されると共に2つの互いに捩じり合わされたワイヤの枝316で形成されたメタルコア315を有する。剛毛317は、図52及び図53に概略的に示すように、従来の方法で枝316の間に狭持される。
剛毛317は、天然又は合成材料、例えばエラストマーとすることができ、随意的にフロック加工することができる。適切であれば、ブラシ310は、異なる種類の剛毛の混合体を含むことができる。
ブラシがコア、詳細には熱可塑材料で作られたコア上に射出又はオーバーモールドされた剛毛を有し、前記コアが随意的にロッドと一体成形され、剛毛がコアの周りに半径方向に延びることは、本発明の範囲から外れるものではない。
本発明の様態において、ブラシ310は、例えばブラシを切り取ることにより作ることができる少なくとも1つの切り欠き312を有する。また、剛毛が適切な材料で作られている場合には、剛毛317を溶融又は蒸発させることにより切り欠き312を作ることも可能である。
図52及び図53において、図示の実施例では、切り欠き312は、ブラシの完全な1回転未満にわたって延びると共にブラシの長さの一部のみにわたって延びるので、切り欠きを横切る平面の断面において、ブラシの断面は非円形であることが分かる。
図示の実施例において、切り欠き312は、ブラシ310の軸線Xの周りで測定した角度範囲α(αは、ブラシ310の周囲の約1/4に対応する)にわたって延び、長さL(ブラシの長さの約1/6に対応する)にわたって延びる。
切り欠き312は、図示の実施例において、円周方向には2つの面312aで形成され、軸線方向には2つの面312bで形成される。
図53に示すように、面312aは、実質的に半径方向とすることができ、図54に示すように、変形例において、半径に対してゼロではない角度βをなすこともできる。
図52に示すように、面312bは、コアに対して実質的に垂直とすることができるが、図55に示すように、変形例において、垂直でなくてもよい。図55において、面312bは、外向きに広がってもよいことが分かる。
ブラシ310は、図示の実施例において、軸線Xの周りに円筒形である包絡線表面Sを有する。
図52に示すように、ブラシの末端部分は切頭円錐形とすることができる。
切り欠き312が、ブラシ310の円周の1/4以上又は以下にわたって延びることは、本発明の範囲を外れるものではない。例示的に、図56は、ブラシ310の円周の実質的に1/3だけ延びる切り欠き312を示し、図57は、ブラシ310の円周の実質的に半分にわたって延びる切り欠き312を示している。
剛毛の長さが、少なくとも切り欠きの領域で切り欠きの外側の剛毛の長さより短いこと、例えば実質的にゼロであること、及びブラシのコアに垂直で切り欠きを横切る平面の断面が円形であることは、本発明の範囲を外れるものではない。
例示的に、図58は、下側がコアで形成され、任意的に下側がコア315の2つの捩じり合わせた枝316から突出するとしても極めて僅かに突出すると共に枝316により捕捉されている剛毛で形成されている切り欠きを含むブラシ310の一部分を示す。
図59に示すように、この切り欠きは、ブラシのコアの全周にわたって延びることができる。
ワイパ部材307は、化粧品を切り欠きに残すように構成される。
図60の破線は、ワイパオリフィス307aの内側輪郭Cを示している。この輪郭Cは、切り欠き312を横切ることが好ましい。コア315と切り欠き312との間に位置する短い剛毛317は、ワイパオリフィス307aの輪郭Cの実質的に内側に自由端を有し、この剛毛は、ブラシがワイパ部材を通過しても拭き取られず、結果的に化粧品Pが切り欠き312の少なくとも一部に溜まり得るようになっていることが分かる。
図示していない変形例において、輪郭Cは非円形とすることができる。
従って、塗布時に、睫毛及び/又は眉毛に非均一になるように化粧品を堆積することが可能であり、詳細には、切り欠き312に存在する化粧品に接触する睫毛及び/又は眉毛に化粧品を多く堆積することが可能である。
ブラシは、本発明の範囲から離れることなく複数の切り欠き312を有することができるが、図51及び図52には、説明を簡単にするために1つの切り欠きのみが示されている。
図61に示すように、切り欠き312は、ブラシの軸線Xに沿ってオフセットすることができる。この実施例において、一方の切り欠きは、例えばブラシの軸線Xに平行に平行移動した他方の切り欠きの像とすることができる。
また、図62に示すように、少なくとも2つの切り欠き312は、軸線方向にオフセットせず、円周方向にオフセットすることが可能である。
図63に示すように、少なくとも2つの切り欠き312は、直径方向に対向するようにブラシ310の円周のまわりに分布することができる。
また、ブラシは、図64に示すように実質的に120°の間隔で3つの切り欠き312を有することができ、又は更に多数の切り欠きを有することもできる。
図65は、切り欠きがコア315の全周に延びることが可能であることを示す。
この場合、剛毛が非常に短くないときは、ブラシの断面は非円形の形状、例えば、図65に示すように実質的に三角形となる。
図65において、破線は、切り欠きの外側のブラシの包絡線表面の断面を示す。
端部が切り欠きの下側を形成する剛毛は、コアの周りで異なる長さであることが分かる。
図66及び図67の実施例において、ブラシは、ブラシの軸線Xを含む中央平面Kに対して実質的に互いに対称的に配置されている少なくとも2つの切り欠き312を有する。
2つの切り欠き312は、最初に、図66では実質的に半円にわたって延び、図67では1/3円にわたって延びる第1の組の剛毛により円周方向に分離され、次に、小さい角度範囲を占める1組の剛毛により更に分離される。
ブラシを側面図又は縦の断面図で見ると、図68に示すような千鳥状構成に配置された切り欠きを有することができる。図68において、切り欠き312は概略的に示されているが、種々の構成を成すことができる。例えば、ブラシは、少なくとも2列の切り欠きを有し、各々の列の切り欠きが、他の列の切り欠きに対して円周方向にオフセットしてもよく、各々の列の切り欠きが、他の列の切り欠きに対して軸線方向にオフセットしてもよく、更に、所定の列の切り欠きが、軸線方向にオフセットして、例えばブラシの軸線に対して平行移動して互いにずれた像を構成してもよい。
切り欠きの形状は同一とすることができるが、ブラシが、軸線方向及び/又は円周方向にオフセットした同一でない複数の切り欠きを有することは、本発明の範囲を外れるものではない。
従って、図69に示すように、ブラシは、互いに異なる形状の切り欠きを有することができる。詳細には、切り欠きの深さpは、切り欠きによって様々とすることができ、同様に、ブラシの軸線Xに平行に測定した切り欠きの長さLも切り欠きによって様々とすることができ、切り欠き間の間隔についても同様である。
また、ブラシは、円筒形でない包絡線表面を形成することもできる。
例示的に、図70は、包絡線表面の横断面が多角形であるブラシを示し、図71の特定の実施例では正方形である。図71において、ブラシが、例えば包絡線表面の縁部の1つに隣接する所定の容積を占める少なくとも1つの切り欠き312を有することができることが分かる。
ブラシは、例示的に図72及び図73に示すブラシの場合のように、軸線に平行に移動すると横断面が一定でないブラシの一部に作られた少なくとも1つの切り欠きを有することができる。
このブラシは、凹面372を有し、その間には、図示の実施例では実質的に円筒形である包絡線表面にある***面を備える。
また、図示の実施例において、各々の凹面372は、切り欠きの一端から他端までブラシに沿って移動するときに最大の幅を通過するようになった幅をもつことが分かる。
ブラシは、少なくとも1つの切り欠き312を有し、例えば、図73に示すように2つの面372の間に形成されるか又は面372上に形成され、前記面内に深さの深い領域を定める。
ブラシは、図74及び図75に示すように直線的でない軸線Xを有することができる。例示的に、コア315は、ロッドの軸線に対してブラシの末端に近づくにつれて角度が大きくなっている。
例示的に、ブラシは、図示の実施例のように、コアの凹側に少なくとも1つの切り欠き312を有することができる。1つの変形例において、ブラシは、コアの凸側に少なくとも1つの切り欠きを有することができる。
図76及び図77は、本発明に基づいて作られたブラシの実施例の包絡線を示す。
図77において、軸線に垂直な1つの特定の方向から見ると、ブラシには切り欠きがないことが分かる。
しかし、軸線の周りに1/4回転させると、同じブラシには切り欠き、詳細には、このブラシは螺旋状の溝をもたないにも関わらず、対向する上縁及び下縁に交互に開口する一連の切り欠きが見える。
ブラシのコア315は、2つの捩じり合わせたワイヤの枝を用いる以外の方法で作ることができる。例示的に、図78は、2つの個別のコア315a及び315bを互いに巻きつけて捩じることにより得られるコアを示している。各々の個別のコア315a又は315b自身は、2つのワイヤ枝を互いに捩じる従来の方法で作られており、これら2つの枝は、その間にコアの周りに半径方向に延びる剛毛を収容して捕捉する。
ブラシの切り欠きは、適切であれば、コアを変形することによってコアの形状を変化させる前又は後のいずれかに、ブラシを切り取ることにより作ることができる。また、切り欠きは、例えば、レーザーを照射するか又は高温型材に接触させることにより、剛毛を局所的に溶融させることにより作ることができる。高温型材に接触させる場合、剛毛材料は、高温型材に接触すると溶融することができるように選択する必要がある。
ブラシは、異なる長さの剛毛及び/又は異なる種類の剛毛の混合体を用いて作ることができる。
使用する剛毛は、種々の可撓性及び横断面を示すことができ、詳細には、その断面は円形又は非円形であってもよい。
ブラシ上の切り欠きは、ブラシが容器から引き出されるときに化粧品Pを蓄えることができ、ワイパ部材は、切り欠きに最初から存在する化粧品の全てを拭き取らないように構成されている。ブラシは、ワイパオリフィスを通るときの断面で見ると、切り欠きの少なくとも一部は、ワイパオリフィスの縁部から少し離れることができるため、切り欠きの前記部分に存在する化粧品は、ワイパ部材により拭き取られることがなく容器内に残留しない。
ブラシが、睫毛及び/又は眉毛に接触すると、切り欠きに係合した睫毛は、分離されることなく化粧品がコーティングされるため、図79から図81に示すように、このブラシにより、睫毛が束状に集まって群になる化粧を得ることが可能になる。
図79は、特定の睫毛及び/又は睫毛束、詳細には切り欠き内で係合した睫毛に、他の睫毛よりも多くの化粧品が付くことを示している。
得られる化粧は睫毛束を含み、その間には、分離した睫毛が図80に示すように比較的均等に、又は図81に示すように不規則に配置される。
勿論、本発明は、前述の実施形態に限定されるものではなく、特に、種々の実施形態の特徴を互いに組み合わせることが可能である。
本明細書において、「含む」という用語は、明記しない限り「少なくとも1つを含む」と同義語であることに留意されたい。
本発明の実施形態を構成する櫛の概略図である。 突起要素を分布させる別の方法の実施例を示す簡単な概略図である。 突起要素を分布させる別の方法の実施例を示す簡単な概略図である。 突起要素を分布させる別の方法の実施例を示す簡単な概略図である。 突起要素を分布させる別の方法の実施例を示す簡単な概略図である。 突起要素を分布させる別の方法の実施例を示す簡単な概略図である。 パッケージング及びアプリケータ装置の概略的な横断面図である。 拭き取られるときの櫛の部分概略図である。 櫛の別の実施例を示す。 櫛の別の実施例を示す。 櫛の別の実施例を示す。 櫛の別の実施例を示す。 櫛の別の実施例を示す。 櫛の別の実施例を示す。 櫛の別の実施例を示す。 櫛の別の実施例を示す。 櫛の別の実施例を示す。 櫛の別の実施例を示す。 櫛の別の実施例を示す。 櫛の別の実施例を示す。 突起要素の別の実施形態を示す図である。 櫛の別の実施例を示す概略図である。 櫛の別の実施例を示す概略図である。 櫛の別の実施例を示す概略図である。 櫛の別の実施例を示す概略図である。 櫛の別の実施例を示す概略図である。 櫛の別の実施例を示す概略図である。 櫛の別の実施例を示す概略図である。 櫛の別の実施例を示す概略図である。 櫛の別の実施例を示す概略図である。 櫛の別の実施例を示す概略図である。 櫛の別の実施例を示す概略図である。 櫛の別の実施例を示す概略図である。 櫛の別の実施例を示す概略図である。 櫛の別の実施例を示す概略図である。 櫛の別の実施例を示す概略図である。 櫛の別の実施例を示す概略図である。 櫛の別の実施例を示す概略図である。 櫛の別の実施例を示す概略図である。 櫛の別の実施例を示す概略図である。 パッケージング及びアプリケータ装置の概略的な横断面図である。 本発明の装置を用いて行うことができる化粧の実施例の簡単な概略図である。 本発明の装置を用いて行うことができる化粧の実施例の簡単な概略図である。 本発明の装置を用いて行うことができる化粧の実施例の簡単な概略図である。 本発明の装置を用いて行うことができる化粧の実施例の簡単な概略図である。 本発明の装置を用いて行うことができる化粧の実施例の簡単な概略図である。 新しい化粧効果を得ることができる装置の別の実施例を示す部分概略図である。 新しい化粧効果を得ることができる装置の別の実施例を示す部分概略図である。 新しい化粧効果を得ることができる装置の別の実施例を示す部分概略図である。 新しい化粧効果を得ることができる装置の別の実施例を示す部分概略図である。 図46から図49までの装置の1つで行うことができる化粧の実施例を示す。 本発明によるパッケージング及びアプリケータの概略的な部分横断面図である。 図51の装置のブラシの概略的な側面図である。 図52のIII−IIIの断面図である。 別の切り欠きの形状を示す。 別の切り欠きの形状を示す。 別の切り欠きの形状を示す。 別の切り欠きの形状を示す。 本発明の別の実施形態の概略的な部分側面図である。 図58のIX−XIの断面図である。 図53に類似の図でありワイパオリフィスの輪郭を示す。 本発明の別の実施形態の概略的な側面図である。 本発明の別の実施形態の概略的な側面図である。 図62のXIII−XIIIの断面図である。 本発明の別の実施形態の断面図である。 本発明の別の実施形態の断面図である。 本発明の別の実施形態の断面図である。 本発明の別の実施形態の断面図である。 本発明の別の実施形態の概略的な側面図である。 本発明の別の実施形態の概略的な側面図である。 本発明の別の実施形態を構成するブラシの概略的な部分斜視図である。 図70のXXIの断面図である。 本発明の別の実施形態を構成するブラシの概略的な側面図である。 図72のXXIII−XXIIIの断面図である。 本発明の別の実施形態を構成するブラシの概略的な側面図である。 図74のXXV−XXVの断面図である。 本発明の実施形態に対応するブラシの包絡線の側面図である。 図76のブラシを軸線の周りに1/4回転だけ回転させた後の前記ブラシの包絡線図である。 互いに捩じった2つの個別のコアを巻くことにより形成したコアを示す。 実施可能な化粧効果の実施例を示す。 実施可能な化粧効果の別の実施例を示す。 実施可能な化粧効果の別の実施例を示す。
符号の説明
1 装置
10 櫛
11 支持体
12a 突起要素
12b 突起要素
13 ロッド
15 突起要素の群
15’ 第2の突起要素の群
16 ギャップ
e 第1の間隔
d 第2の間隔

Claims (13)

  1. コアと、
    少なくともその一部の周りで前記コアから半径方向に延びる剛毛と、
    ブラシの剛毛を有する部分の半分未満にわたって延びる少なくとも1つの切り欠きと、を含み、前記ブラシの前記切り欠きを横切る平面の断面が非円形であり、切り欠きの下側は剛毛で構成されており、ブラシは、2つの互いに捩じり合わされたワイヤの枝で構成されたコアを有し、ブラシは、円周方向にオフセットした少なくとも2つの切り欠きを有する、ことを特徴とする化粧品を睫毛及び/又は眉毛に塗布するためのブラシ。
  2. 切り欠きは、ブラシのコアの周囲全体には延びない、ことを特徴とする請求項1に記載のブラシ。
  3. 切り欠きは、軸線方向寸法よりも大きい円周方向寸法にわたって延びる、ことを特徴とする請求項1に記載のブラシ。
  4. ブラシは、直径方向に対向する少なくとも2つの切り欠きを有する、ことを特徴とする請求項1に記載のブラシ。
  5. ブラシは、軸線方向にオフセットしている少なくとも2つの切り欠きを有する、ことを特徴とする請求項1に記載のブラシ。
  6. ブラシは、円周方向及び軸線方向にオフセットした少なくとも2つの切り欠きを有する、ことを特徴とする請求項1に記載のブラシ。
  7. ブラシは、コアから離れて測定した長さが、3.5mmから9mmまでの範囲の剛毛を有する、ことを特徴とする請求項1に記載のブラシ。
  8. ブラシは、その長さの少なくとも一部にわたって、横断面が多角形の包絡線表面を有する、ことを特徴とする請求項1に記載のブラシ。
  9. 切り欠きによって定められる容積は、その外側のブラシの包絡線が定める容積に対して、少なくとも1/2以下である、ことを特徴とする請求項1に記載のブラシ。
  10. ブラシは、第2の端部が握り部材に連結されているロッドの第1の端部に連結されており、前記握り部材は、容器に固定するのに適切なものである、ことを特徴とする請求項1に記載のブラシ。
  11. ブラシは、見る方向に対してブラシが第1の方向にある場合は、側面から見ると切り欠きがないように見え、同じ見る方向に対して第2の方向にある場合は、ブラシの上縁及び下縁に実質的に交互に配置された切り欠きがあるように見えるように構成された切り欠きを有し、第2の方向は、ロッドの軸線の周りに、第1の方向から1/4回転ブラシを回転させると得られる、ことを特徴とする請求項1に記載のブラシ。
  12. ブラシのコアは、直線ではなく、ロッドの軸線に対して、ブラシの自由端に近づくと大きくなる角度で傾斜する、ことを特徴とする請求項1に記載のブラシ。
  13. 睫毛及び/又は眉毛を化粧する方法であって、
    マスカラを睫毛及び/又は眉毛に塗布する段階と、
    請求項1に記載のブラシを用いて睫毛及び/又は眉毛を梳き、非分離の睫毛及び/又は眉毛の群を形成する段階と、を含む方法。
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