JP4881515B2

JP4881515B2 - Method for cleaning damaged part of living body

Info

Publication number: JP4881515B2
Application number: JP2001198823A
Authority: JP
Inventors: 喜則紙谷; 正人宮地
Original assignee: Hoshizaki Electric Co Ltd
Current assignee: Hoshizaki Electric Co Ltd
Priority date: 2001-06-29
Filing date: 2001-06-29
Publication date: 2012-02-22
Anticipated expiration: 2021-06-29
Also published as: JP2003010291A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、生体の損傷部位の清浄化方法に関する。但し、本発明で規定する生体とは、家畜等の動物を意味し、当該生体はヒトを含まない。
【０００２】
【従来の技術】
生体に生成される創傷、褥摩、切り傷、擦り傷等や、各種の手術にて生成される開放創等の生体の損傷部位は、これを速やかに清浄化して、その回復を図ることが肝要である。
【０００３】
生体の損傷部位（但し、ヒトを除く）を清浄化するには、一般に、損傷部位を真水または生理食塩水で洗浄して、損傷部位に付着する汚染物や壊死組織を除去することによりなされ、その後、洗浄化された損傷部位の感染を予防するため、損傷部位に殺菌剤等の薬剤を塗布する方法が採られる。また、近年、損傷部位に薬剤を塗布する方法に替えて、特開平７−１１８１５８号公報に示されているように、損傷部位を強酸性の電解生成酸性水にて洗浄して消毒する方法が提案されている。但し、当該公報に記載の発明は、家畜の皮膚疾患を治療するための「家畜皮膚疾患治療水」であって、電解生成酸性水を主要成分とするものである。当該公報には、家畜の損傷部位を当該皮膚疾患治療水にて洗浄して消毒する方法が開示されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の損傷部位の清浄化方法で、洗浄水として使用している真水や生理食塩水は、必ずしも高い洗浄力を有していないことから、当該洗浄水によって、損傷部位に付着する汚染物や壊死組織を十分に洗い流して清浄化するには、洗浄に十分に長い時間をかける必要がある。
【０００５】
しかしながら、損傷部位の洗浄に長い時間をかけることは、周囲に浮遊する細菌を損傷部位に付着させるおそれがある。また、洗浄化された損傷部位の感染予防として、損傷部位に殺菌剤等の薬剤を塗布する場合には、損傷部位の細胞を死滅させることにもなって、死滅した細胞（壊死組織）が細菌の栄養源なって細菌を繁殖させる要因となり、損傷部位の回復を妨げるおそれがある。
【０００６】
従って、本発明の目的は、生体の損傷部位を短時間で洗浄して清浄化することができるとともに、洗浄化された損傷部位の感染を効果的に予防し得る清浄化方法を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
本発明は、生体の損傷部位（但し、ヒトを除く）の清浄化方法に関するもので、当該清浄化方法は、生体の損傷部位を、先ず、洗浄水で洗浄し、次いで、洗浄された前記生体の損傷部位を殺菌剤で消毒し、最後に、消毒された前記生体の損傷部位を前記洗浄水で再度洗浄する清浄化方法であり、当該清浄化方法では、前記洗浄水として、強アルカリ性の電解生成アルカリ水が含有する無機塩の溶解量を制御して、前記生体を構成する細胞の浸透圧と同等の浸透圧に調製した等張化電解水を採用することを特徴とするものである。
【０００８】
本発明に係る清浄化方法において、前記等張化電解水として、無機塩の希薄水溶液を被電解水とする有隔膜電解によって陰極室側にて生成される強アルカリ性の電解生成アルカリ水が含有する無機塩の溶解量を、前記被電解水の状態で制御することにより等張状態に調製されているもの、無機塩の希薄水溶液を被電解水とする有隔膜電解によって陰極室側にて生成される強アルカリ性の電解生成アルカリ水が含有する無機塩の溶解量を、生成された電解生成アルカリ水に無機塩を添加して制御することにより等張状態に調製されているもの等を採用することができる。
【０００９】
また、本発明に係る清浄化方法においては、前記殺菌剤として、無機塩の希薄水溶液を被電解水とする有隔膜電解によって陽極室側にて生成される強酸性の電解生成酸性水を採用して、当該電解生成酸性水で損傷部位を洗浄することにより消毒するようにすることができる。この場合、前記電解生成酸性水は、前記生体を構成する細胞の浸透圧と同等の浸透圧に等張化したものが好ましい。
【００１０】
【発明の作用・効果】
本発明に係る清浄化方法においては、等張化電解水（強アルカリ性の電解生成アルカリ水）の強力な洗浄作用により、生体の損傷部位に何等の影響を及ぼすことなく、短時間に洗浄して清浄化することができるとともに、電解生成酸性水等の殺菌剤の殺菌作用により清浄化された損傷部位を消毒し、さらには、等張化電解水の強力な洗浄作用により、消毒された損傷部位をさらに短時間に洗浄して清浄化できるものである。
【００１１】
従って、本発明に係る清浄化方法により清浄化された生体の損傷部位は、汚染物等の付着物が皆無の状態で消毒され、さらには、一旦無菌状態になった状態で最終的に清浄化されているものである。このため、当該清浄化方法は、生体の損傷部位を短時間で洗浄して清浄化することができるとともに、洗浄化された損傷部位の感染を効果的に予防し得る洗浄方法ということができる。
【００１２】
【発明の実施の形態】
本発明に係る清浄化方法は、洗浄水として、高い洗浄力を有する強アルカリ性の電解生成アルカリ水を等張化してなる等張化電解水を使用して、生体の損傷部位を２度に渡って洗浄し、この２度にわたる洗浄の間に、電解生成酸性水等の殺菌剤を使用して消毒することにより、生体の損傷部位を清浄化するものである。
【００１３】
等張化電解水を構成する電解生成アルカリ水は、無機塩類、好ましくは食塩の希薄水溶液を被電解水とする有隔膜電解にて生成される。被電解水の電解は、有隔膜電解槽を有する電解水生成装置を使用して行い、有隔膜電解槽の陽極室側にて電解生成アルカリ水が生成される。生成される電解生成アルカリ水は、ｐＨが１０〜１２の範囲にある強アルカリ性の電解生成アルカリ水である。
【００１４】
当該電解生成アルカリ水は、高い洗浄力を有する電解生成水として知られていて、洗浄の対象とするも被洗浄物の種類によっては、被洗浄物に何等の悪影響も及ぼすことがなく、優れた洗浄作用を有する洗浄水として有効である。しかしながら、当該電解生成アルカリ水は、細胞内液とに浸透圧に差がある場合には、生体の細胞に対してはダメージを与えるおそれがある。
【００１５】
このため、当該電解生成アルカリ水を生体の損傷部位の洗浄水として採用するには、当該電解生成アルカリ水を、その浸透圧と細胞内液の浸透圧とが実質的の同一である等張化状態に調製すればよいことに想到した。従って、本発明に係る清浄化方法で採用する洗浄水としては、当該電解生成アルカリ水を等張状態した等張化電解水を採用している。
【００１６】
当該電解生成アルカリ水を等張化する方法は、何等限定されるものではなく、例えば、当該電解生成アルカリ水を生成する際に等張状態に調製することができるとともに、当該電解生成アルカリ水に食塩等の無機塩類を添加することによっても等張状態に調製することができる。
【００１７】
前者の方法では、被電解水として、食塩等の無機塩が０．６重量％〜０．９重量％に調製されている希薄水溶液を採用して有隔膜電解する。これにより、有隔膜電解槽の陰極室側にｐＨが１０〜１２の強アルカリ性の電解生成アルカリ水が生成されるが、当該電解生成アルカリ水中に未消費状態で残留する食塩等の無機塩類によって、当該電解生成アルカリ水は生理食塩水と同程度の等張状態に調製される。
【００１８】
また、後者の方法では、有隔膜電解槽の陰極室側に生成されたｐＨが１０〜１２の強アルカリ性の電解生成アルカリ水に食塩等の無機塩類を添加するもので、添加される無機塩類の濃度を制御することによって、生理食塩水と同程度の等張状態に調製される。
【００１９】
本発明に係る清浄化方法において、生体の損傷部位を消毒するために使用する殺菌剤としては、種々の公知の消毒薬や消毒液を採用することができるが、殺菌力の高い電解生成酸性水を好適に採用することができる。当該電解生成酸性水は、ｐＨが２〜５の強酸性の電解生成水であって、等張化電解水を構成する強アルカリ性の電解生成アルカリ水を生成する際に同時に生成されるものである。すなわち、食塩等の無機塩類の希薄水溶液を被電解水とする有隔膜電解において、有隔膜電解槽の陰極室側に電解生成アルカリ水が生成されるが、この際、有隔膜電解槽の陽極室側にて、強酸性の酸性水（電解生成酸性水）が生成される。
【００２０】
当該電解生成酸性水は、高い殺菌力を有するものとして知られているが、殺菌（消毒）処理することにより早期に殺菌力を消失して、殺菌した部位には何等の残留物も存在させないものであり、また、有隔膜電解槽を有する電解水生成装置があれば、電解生成アルカリ水とともに、必要量を短時間に生成することができるものである。従って、当該電解生成酸性水は、極めて使い勝手のよい殺菌剤、消毒薬、消毒液ということができる。
【００２１】
本発明に係る清浄化方法は、生体に生成される創傷、褥摩、切り傷、擦り傷等や、各種の手術にて生成される開放創等の生体の損傷部位を、当該等張化電解水および殺菌剤である当該電解生成酸性水を使用して清浄化するものである。
【００２２】
当該清浄化方法においては、生体の損傷部位を、先ず、当該等張化電解水で洗浄し、次いで、洗浄された損傷部位を当該電解生成酸性水で消毒し、最後に、消毒された損傷部位を当該等張化電解水で再度洗浄するものである。
【００２３】
当該清浄化方法において、等張化電解水による第１回目の洗浄では、電解生成アルカリ水の強力な洗浄作用により、生体の損傷部位に付着している汚染物質が短時間に除去されて清浄化されるが、この場合、電解生成アルカリ水は等張化されていることから、生体の損傷部位は何等のダメージを受けることなく短時間に清浄化される。
【００２４】
また、引き続いてなされる当該電解生成酸性水による消毒では、当該電解生成酸性水を洗浄水として、清浄化された生体の損傷部位を当該電解生成酸性水にて洗浄することにより消毒され、当該電解生成酸性水の強力な殺菌作用により、清浄化された生体の損傷部位が短時間に洗浄されて消毒される。この場合、使用する当該電解生成酸性水においても、電解生成アルカリ水の等張化と同様に等張化されていることが好ましく、これにより、当該電解生成酸性水の生体の損傷部位に対する影響を最小限に抑えることができる。
【００２５】
さらにまた、引き続いてなされる当該等張化電解水による第２回目の洗浄では、電解生成アルカリ水の強力な洗浄作用により、消毒された生体の損傷部位に残留する死滅した細胞（壊死組織）等が短時間に洗浄されて清浄化される。この場合においても、電解生成アルカリ水が等張化されているため、生体の損傷部位は何等のダメージを受けることなく清浄化される。
【００２６】
このように、本発明に係る清浄化方法では、生体の損傷部位を、汚染物等の付着物が皆無の状態で消毒し、さらに、一旦無菌状態になった状態で最終的に清浄化されるものであって、生体の損傷部位を短時間で洗浄して清浄化することができるとともに、清浄化されている損傷部位の細菌感染を効果的に予防し得るものである。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for cleaning a damaged part of a living body. However, the living body defined in the present invention means animals such as livestock, and the living body does not include humans.
[0002]
[Prior art]
It is important to quickly clean and recover the damaged parts of the living body such as wounds, abrasions, cuts, scratches, etc. generated in the living body and open wounds generated by various operations. is there.
[0003]
In order to clean a damaged part of a living body ( except for humans) , generally, the damaged part is washed with fresh water or physiological saline to remove contaminants and necrotic tissue attached to the damaged part. Thereafter, in order to prevent infection of the cleaned damaged site, a method of applying a medicine such as a bactericide to the damaged site is employed. In recent years, instead of a method of applying a drug to a damaged site, there is a method of disinfecting a damaged site by washing it with strongly acidic electrolytically generated acidic water as disclosed in JP-A-7-118158. Proposed. However, the invention described in the publication is “domestic skin disease treatment water” for treating skin diseases of livestock, and has electrolytically generated acidic water as a main component. The gazette discloses a method for cleaning and disinfecting damaged parts of livestock with the skin disease treatment water.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, since the fresh water and physiological saline used as washing water in the conventional method for cleaning a damaged site do not necessarily have a high detergency, contaminants attached to the damaged site by the washing water. In order to sufficiently wash away and clean necrotic tissue, it is necessary to spend a sufficiently long time for washing.
[0005]
However, taking a long time to clean the damaged site may cause bacteria floating around to adhere to the damaged site. In addition, in order to prevent infection of the cleaned damaged site, when a drug such as a bactericide is applied to the damaged site, the cells in the damaged site are also killed, and the dead cells (necrotic tissue) are bacteria. It becomes a source of nutrients and causes bacteria to grow, which may hinder the recovery of damaged areas.
[0006]
Accordingly, an object of the present invention is to provide a cleaning method capable of cleaning and cleaning a damaged part of a living body in a short time and effectively preventing infection of the cleaned damaged part. is there.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The present invention relates to a method for cleaning a damaged part of a living body (excluding a human) , and the cleaning method includes first cleaning the damaged part of the living body with washing water, and then cleaning the living body. This is a cleaning method of disinfecting the damaged site with a disinfectant and finally cleaning the disinfected site of the living body again with the cleaning water. In the cleaning method, as the cleaning water, strong alkaline electrolysis is performed. An isotonic electrolyzed water adjusted to an osmotic pressure equivalent to the osmotic pressure of the cells constituting the living body is controlled by controlling the amount of dissolved inorganic salt contained in the generated alkaline water.
[0008]
In the cleaning method according to the present invention, the isotonic electrolyzed water contains strongly alkaline electrolyzed alkaline water produced on the cathode chamber side by diaphragm membrane electrolysis using a dilute aqueous solution of an inorganic salt as electrolyzed water. It is prepared in the isotonic state by controlling the amount of inorganic salt dissolved in the electrolyzed water state, and is produced on the cathode chamber side by diaphragm membrane electrolysis using a dilute aqueous solution of inorganic salt as electrolyzed water. Adopting a solution prepared in an isotonic state by controlling the amount of inorganic salt contained in the strongly alkaline electrolytically generated alkaline water by adding an inorganic salt to the generated electrolytically generated alkaline water Can do.
[0009]
Further, in the cleaning method according to the present invention, strongly acidic electrolytically generated acidic water generated on the anode chamber side by diaphragm membrane electrolysis using a dilute aqueous solution of an inorganic salt as the electrolyzed water is used as the disinfectant. Thus, the damaged part can be disinfected by washing with the electrolytically generated acidic water. In this case, it is preferable that the electrolytically generated acidic water is isotonic to an osmotic pressure equivalent to that of the cells constituting the living body.
[0010]
[Operation and effect of the invention]
In the cleaning method according to the present invention, the isotonic electrolyzed water (strong alkaline electrolyzed alkaline water) can be washed in a short time without any effect on the damaged part of the living body. In addition to disinfecting damaged parts that can be cleaned and sterilized by the bactericidal action of a disinfectant such as electrolytically generated acidic water, and further sterilizing damaged parts by the powerful cleaning action of isotonic electrolytic water Can be cleaned in a shorter time.
[0011]
Therefore, the damaged part of the living body cleaned by the cleaning method according to the present invention is sterilized in the absence of any contaminants such as contaminants, and finally cleaned once in a sterile state. It is what has been. For this reason, the cleaning method can be said to be a cleaning method that can clean and clean a damaged part of a living body in a short time and can effectively prevent infection of the cleaned damaged part.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The cleaning method according to the present invention uses isotonic electrolyzed water obtained by isotonizing strongly alkaline electrolyzed alkaline water having a high detergency as the wash water, so that a damaged part of a living body is treated twice. In between these two washings, the damaged part of the living body is cleaned by disinfecting using a disinfectant such as electrolytically generated acidic water.
[0013]
The electrolyzed alkaline water constituting the isotonic electrolyzed water is generated by diaphragm membrane electrolysis using a dilute aqueous solution of inorganic salts, preferably sodium chloride as electrolyzed water. Electrolysis of the electrolyzed water is performed using an electrolyzed water generator having a diaphragm electrolyzer, and electrolyzed alkaline water is generated on the anode chamber side of the diaphragm electrolyzer. The generated electrolytically generated alkaline water is strongly alkaline electrolytically generated alkaline water having a pH in the range of 10 to 12.
[0014]
The electrolytically generated alkaline water is known as electrolytically generated water having a high detergency, and is excellent in that it has no adverse effect on the object to be cleaned depending on the type of object to be cleaned. It is effective as cleaning water having a cleaning action. However, when the electrolytically generated alkaline water has a difference in osmotic pressure from the intracellular fluid, there is a risk of damaging living cells.
[0015]
For this reason, in order to employ the electrolytically generated alkaline water as washing water for a damaged part of a living body, the electrolytically generated alkaline water is made isotonic in which the osmotic pressure and the osmotic pressure of the intracellular fluid are substantially the same. It was conceived that it should be prepared in a state. Therefore, as the washing water employed in the cleaning method according to the present invention, isotonic electrolytic water in which the electrolytically generated alkaline water is in an isotonic state is employed.
[0016]
The method of isotonizing the electrolytically generated alkaline water is not limited in any way. For example, the electrolytically generated alkaline water can be prepared in an isotonic state when generating the electrolytically generated alkaline water, An isotonic state can also be prepared by adding inorganic salts such as sodium chloride.
[0017]
In the former method, diaphragm electrolysis is performed using a dilute aqueous solution in which an inorganic salt such as sodium chloride is prepared at 0.6 wt% to 0.9 wt% as electrolyzed water. Thereby, strong alkaline electrogenerated alkaline water having a pH of 10 to 12 is generated on the cathode chamber side of the diaphragm electrolytic cell, but by inorganic salts such as salt remaining in the electrogenerated alkaline water in an unconsumed state, The electrolytically generated alkaline water is prepared in an isotonic state similar to physiological saline.
[0018]
In the latter method, an inorganic salt such as sodium chloride is added to strongly alkaline electrogenerated alkaline water having a pH of 10 to 12 produced on the cathode chamber side of the diaphragm electrolytic cell. By controlling the concentration, it is prepared in an isotonic state similar to that of physiological saline.
[0019]
In the cleaning method according to the present invention, various known disinfectants and disinfectants can be adopted as disinfectants used for disinfecting damaged parts of living organisms. Can be suitably employed. The electrolytically generated acidic water is strongly acidic electrolytically generated water having a pH of 2 to 5, and is generated at the same time as generating strongly alkaline electrolytically generated alkaline water constituting the isotonic electrolytic water. . That is, in diaphragm electrolysis using a dilute aqueous solution of inorganic salts such as salt as electrolyzed water, electrolyzed alkaline water is generated on the cathode chamber side of the diaphragm electrolyzer. At this time, the anode chamber of the diaphragm electrolyzer On the side, strongly acidic acidic water (electrolytically generated acidic water) is generated.
[0020]
The electrolyzed acidic water is known to have a high sterilizing power, but the sterilizing power disappears early by sterilizing (disinfecting) treatment, so that no residue remains in the sterilized part. If there is an electrolyzed water generating device having a diaphragm electrolyzer, the required amount can be generated in a short time together with the electrolyzed alkaline water. Therefore, it can be said that the electrolytically generated acidic water is an extremely easy-to-use disinfectant, disinfectant, and disinfectant.
[0021]
The cleaning method according to the present invention comprises a wound, a mass, a cut, an abrasion, and the like generated in a living body, and a damaged part of a living body such as an open wound generated in various operations. It cleans using the said electrogenerated acidic water which is a disinfectant.
[0022]
In the cleaning method, the damaged part of the living body is first washed with the isotonic electrolyzed water, then the washed damaged part is sterilized with the electrolytically generated acidic water, and finally the sterilized damaged part. Is washed again with the isotonic electrolyzed water.
[0023]
In this cleaning method, in the first cleaning with isotonic electrolyzed water, contaminants adhering to the damaged part of the living body are removed in a short time by the powerful cleaning action of the electrolyzed alkaline water and cleaned. However, in this case, since the electrolytically generated alkaline water is isotonic, the damaged part of the living body is cleaned in a short time without any damage.
[0024]
Further, in the subsequent disinfection with the electrolytically generated acidic water, the electrolytically generated acidic water is used as washing water, and the cleaned damaged part of the living body is cleaned with the electrolytically generated acidic water. Due to the strong bactericidal action of the generated acidic water, the damaged damaged part of the living body is washed and disinfected in a short time. In this case, the electrolytically generated acidic water to be used is preferably made isotonic similarly to the isotonicity of the electrolytically generated alkaline water, thereby affecting the damaged part of the living body of the electrolytically generated acidic water. Can be minimized.
[0025]
Furthermore, in the subsequent second washing with the isotonic electrolyzed water, dead cells (necrotic tissue) remaining in the damaged site of the disinfected living body due to the strong washing action of the electrogenerated alkaline water, etc. Is cleaned in a short time. Even in this case, since the electrolytically generated alkaline water is isotonic, the damaged part of the living body is cleaned without any damage.
[0026]
Thus, in the cleaning method according to the present invention, the damaged part of the living body is sterilized in the absence of any contaminants such as contaminants, and finally cleaned once in a sterile state. Thus, the damaged part of the living body can be cleaned and cleaned in a short time, and bacterial infection of the cleaned damaged part can be effectively prevented.

Claims

生体の損傷部位（但し、ヒトを除く）を、先ず、洗浄水で洗浄し、次いで、洗浄された前記生体の損傷部位を殺菌剤で消毒し、最後に、消毒された前記生体の損傷部位を前記洗浄水で再度洗浄する清浄化方法であり、当該清浄化方法では、前記洗浄水として、強アルカリ性の電解生成アルカリ水が含有する無機塩の溶解量を制御して、前記生体を構成する細胞の浸透圧と同等の浸透圧に調製した等張化電解水を採用することを特徴とする生体の損傷部位の清浄化方法。The damaged part of the living body ( except for humans) is first washed with washing water, then the washed damaged part of the living body is disinfected with a disinfectant, and finally the disinfected part of the living body is removed. In the cleaning method, the cells constituting the living body are controlled by controlling the amount of inorganic salt dissolved in the strongly alkaline electrolytically generated alkaline water as the cleaning water. An isotonic electrolyzed water adjusted to an osmotic pressure equivalent to the osmotic pressure of the body is used.

請求項１に記載の清浄化方法において、前記等張化電解水は、無機塩の希薄水溶液を被電解水とする有隔膜電解によって陰極室側にて生成される強アルカリ性の電解生成アルカリ水が含有する無機塩の溶解量を、前記被電解水の状態で制御することにより、等張状態に調製されるものであることを特徴とする生体の損傷部位の清浄化方法。2. The cleaning method according to claim 1, wherein the isotonic electrolyzed water is a strongly alkaline electrolyzed alkaline water produced on the cathode chamber side by diaphragm membrane electrolysis using a dilute aqueous solution of an inorganic salt as electrolyzed water. A method for cleaning a damaged part of a living body, which is prepared in an isotonic state by controlling the dissolved amount of the inorganic salt contained in the state of the electrolyzed water.

請求項１に記載の清浄化方法において、前記等張化電解水は、無機塩の希薄水溶液を被電解水とする有隔膜電解によって陰極室側にて生成される強アルカリ性の電解生成アルカリ水が含有する無機塩の溶解量を、生成された電解生成アルカリ水に無機塩を添加して制御することにより、等張状態に調製されるものであることを特徴とする生体の損傷部位の清浄化方法。2. The cleaning method according to claim 1, wherein the isotonic electrolyzed water is a strongly alkaline electrolyzed alkaline water produced on the cathode chamber side by diaphragm membrane electrolysis using a dilute aqueous solution of an inorganic salt as electrolyzed water. Cleaning the damaged part of a living body, characterized in that it is prepared in an isotonic state by controlling the amount of inorganic salt contained by adding the inorganic salt to the generated electrolytically generated alkaline water Method.

請求項１に記載の清浄化方法において、前記殺菌剤は、無機塩の希薄水溶液を被電解水とする有隔膜電解によって陽極室側にて生成される強酸性の電解生成酸性水であって、前記生体の損傷部位の消毒は、同損傷部位を前記電解生成酸性水にて洗浄することにより行うことを特徴とする生体の損傷部位の清浄化方法。The cleaning method according to claim 1, wherein the disinfectant is strongly acidic electrolytically generated acidic water generated on the anode chamber side by diaphragm membrane electrolysis using a dilute aqueous solution of an inorganic salt as electrolyzed water, Disinfection of the damaged part of the living body is performed by washing the damaged part with the electrolytically generated acidic water.

請求項４に記載の清浄化方法において、前記電解生成酸性水は、前記生体を構成する細胞の浸透圧と同等の浸透圧に等張化されるものであることを特徴とする生体の損傷部位の清浄化方法。In cleaning method according to claim 4, wherein the electrolytic acid water, injury site of the living body, characterized in that it is intended to be rendered isotonic osmotic equivalent osmotic pressure of cells constituting the living body Cleaning method.