JP4881117B2 - 開閉装置および開閉装置操作機構 - Google Patents

開閉装置および開閉装置操作機構 Download PDF

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Description

本発明は、電気回路を開閉する開閉装置とその操作機構に関し、特に、高電圧電流を短時間で遮断するのに好適なものに係る。
一般に、開閉装置の操作機構は、大出力が得られる油圧操作力を用いたものや中・低出力のばね操作力を用いたものがある。前者を油圧操作機構と呼び、後者をばね操作機構と呼ぶ。特に近年、開閉装置の一種であるガス遮断器の消弧室の小型化が進み、少ない操作力で事故電流等を遮断できるようになりばね操作機構の適用が多くなっている。しかし、超高電圧クラスのガス遮断器では、2サイクル遮断(交流の2サイクル分の時間以内に遮断するもの)という高速動作性能が要求される。従来のばね操作機構では3サイクル遮断程度の動作性能が一般的であり、ばね力の保持機構や保持制御機構の応答性の問題のため、2サイクル遮断の実現は容易ではなかった。
このような開閉装置の操作機構の第1の従来例として、特許文献1と特許文献2がある。特許文献1と特許文献2では遮断ばねの力は出力レバーを介して、ラッチとオープロップ(O−プロップ(開係止レバー))およびキャッチで構成される保持機構により保持されている。そのような構成のばね操作機構の遮断動作は、保持制御機構であるソレノイドにトリップ電流が流されるとソレノイドのプランジャがキャッチを動作させ、キャッチとプロップの係合が外れ、さらに出力レバーとラッチの係合が外れ出力レバーが回転し遮断ばね力が解放されることにより行なわれる。
開閉装置の操作機構の第2の従来例として、特許文献3に記載のばね操作機構がある。特許文献3のばね操作機構では遮断ばね力を保持するために引き外しレバーと保持レバーが配置してあり、保持レバーは遮断動作時には遮断ばねの力ではなく、加速ばねの力により動作させ、遮断ばね力を解放させる構造を採用している。
特開平11−213824号公報(図1と図7) 特開2000−40445号公報(図1と図3) 特許第3497866号公報(図1〜図4)
上述した開閉装置の操作機構の第1の従来例においては、遮断ばね力の解放(遮断動作)は、ソレノイドの励磁によるキャッチの動作と、オープロップの動作と、遮断ばねを含む電気的な接触子の動作の三動作から構成されている。これらの動作関係を図10に示す。横軸は時間軸を示しており、縦軸は各部のストロークを示している。図10において最下部の曲線はトリップ電流の波形を示し、その上にキャッチの動作曲線(ストローク)を示してある。その上にはオープロップと遮断ばねのストロークを示してある。最上部にはガス遮断器の消弧室内部の接触子の通電信号を示している。
トリップ電流を印加した時間を基点としキャッチが動作しオープロップの動作が開始されるまでの時間をT1とする。さらにオープロップの動作開始から遮断ばねの動作開始までの時間をT2とする。T3は遮断ばねの動作開始から開極点に達するまでの時間を示す。開極時間をT0とすると、
T0=T1+T2+T3 (1)
の関係が成立する。
2サイクル遮断を実現するためには開極時間T0をある値以下にする必要がある。このように一般のばね操作機構ではトリップ電流印加後、キャッチから遮断ばねまで全て同時に動作が開始されるのではなく、キャッチがある程度動作した後にオープロップとの係合が外れることにより、オープロップの動作が開始され、オープロップがある程度動作してから遮断ばねが動作する。すなわち、遮断ばね力を保持している機構は、段階的に動作するため、T0を短縮するためにはT1、T2、T3のそれぞれの時間を短縮する必要がある。
しかし、T3は消弧室の可動部重量と開極速度、駆動エネルギーから遮断ばね力が決定するため、時間短縮には限度がある。T2を短縮させる方法としては、オープロップの軽量化と遮断ばね力を保持する力(保持力)を大きくすることにより高速に動作させることができる。しかし、この方法だと保持力が大きくなると強度向上のためオープロップを大型化する必要があり軽量化には限界が生じる。したがって保持力増大による高速化には限界が生じることになる。また、保持力を大きくすることによりオープロップとキャッチとの係合部にも大きな力が作用し、キャッチが大型化し、さらにキャッチを動作させるため大きな電磁力を持つソレノイドが必要となってくる。
現在、ソレノイドの高出力化のため、大型のコンデンサを利用した励磁方法がとられているが、ソレノイドに流せる電流値には規格で定められた上限値があるため、高出力化にも限度がある。このように、従来のばね操作機構では、容易に開極時間を短縮することが困難であった。
また、第2の従来例においても、遮断ばね力の解放過程は電磁石により引き外しフックが動作し、リセットレバーと加速ばねと保持レバーがほぼ同時に動作し、引き外しレバーと遮断ばねが同時に動作する三動作から構成されている。この従来例では遮断ばねの保持力(加圧力)の方向を保持レバーのほぼ回転中心としたことにより保持レバーの動作に要する力の低減をしている。
また、二番目の動作に含まれている保持レバーの動きを加速ばねによって高速化し動作時間短縮を図っている。しかし、この二番目の動作時間を零秒にすることは物理的に困難であり、開極時間全体を大幅に短縮することは第1の従来例で説明した理由も含めて困難である。
また、引き外しレバーと保持レバーが係合する部分への加圧力の方向を保持レバーのほぼ回転中心方向としているため、外部振動による保持レバーへの強制加振により、引き外しレバーが遮断動作方向に回転し、遮断指令なしの状態でも動作してしまう可能性がある。また、引き外しレバーに配置されたローラと保持レバーとの係合面の変形等により加圧力の方向が保持レバーの回転中心のどちらに向くか安定しておらず、加圧力が保持レバーの遮断動作する方向に作用した場合、遮断指令を入力しなくても引き外しレバーが外れてしまう可能性がある。
さらに特許文献3には記載されていないが、投入動作においてローラが保持レバーを押しのけて再び係合する際の衝撃力で保持レバーが遮断方向に動作し、遮断指令無しで遮断動作することは十分考えられる。このように第2の従来例では大幅に開極時間を短縮することができず、遮断ばね力の保持の安定性が不足する可能性があった。
本発明は上述の課題を解決するためになされたものであり、電気回路の開閉を行なう開閉装置とその操作機構において、遮断ばね力の保持と解放を、ラッチとその誤動作防止機構の組合せで行ない、遮断ばね力を解放するまでの時間を短縮し、開極時間全体を大幅に短縮させるとともに、遮断ばね力保持の安定性や信頼性を向上させた開閉装置およびその操作機構を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る開閉装置操作機構は、開閉装置の可動接点を往復駆動して、その開閉装置を遮断状態と投入状態との間で相互に移行させる開閉装置操作機構であって、支持構造体と、前記支持構造体に対して回転可能に配設された投入シャフトと、前記投入シャフトに回転自由に固定され、前記可動接点に連動して揺動可能なメインレバーと、前記投入シャフトの回転に応じて、前記遮断状態から投入状態に移行するとき蓄勢され、前記投入状態から遮断状態に移行するときに放勢されるように配設された遮断ばねと、前記投入シャフトの回転軸とほぼ平行な回転軸の周りに前記支持構造体に対して回転可能に配設されたサブシャフトと、前記サブシャフトに固定されて揺動するサブレバーと、前記サブレバーの先端および前記メインレバーを互いに回転自在に連結する主副連結リンクと、前記投入シャフトの回転に応じて前記サブシャフトを揺動させるカム機構と、前記サブシャフトに固定されて揺動可能なラッチレバーと、前記ラッチレバーの先端に取り付けられて回転可能なローラと、前記支持構造体に対して前記投入シャフトの回転軸にほぼ平行な回転軸の周りを回転可能に配設されたラッチと、前記支持構造体に対して前記ラッチの回転軸にほぼ平行な回転軸の周りを回転可能に配設されたキックレバーと、前記ラッチおよびキックレバーそれぞれに対して前記ラッチの回転軸にほぼ平行な異なる回転軸の周りに回転可能に連結されたロックレバーと、前記ラッチを所定の向きに回転するように付勢するラッチ復帰ばねと、前記ラッチ復帰ばねの付勢の向きに前記ラッチを押すように前記ロックレバーを付勢するロックレバー復帰ばねと、前記ラッチの前記ラッチ復帰ばねの付勢の向きの回転を制限するために前記支持構造体に固定されたストッパーと、を有し、投入状態では、前記ローラは前記ラッチの先端を加圧し、その力の向きはラッチのほぼ回転中心に向かい、投入状態から遮断状態に移行するときに、前記ラッチが前記ラッチ復帰ばねの付勢の逆方向に回転するのを許容するように前記ロックレバーが引かれ、前記ローラと前記ラッチの先端の係合が外れて、これにより、前記遮断ばねの放勢により前記サブシャフトが回転するように構成されていること、を特徴とする。
また本発明に係る開閉装置は、往復移動可能な可動接点と、この可動接点を駆動する操作機構とを有し、前記可動接点の移動によって遮断状態と投入状態との間で相互に移行しうる開閉装置であって、前記操作機構は、支持構造体と、前記支持構造体に対して回転可能に配設された投入シャフトと、前記投入シャフトに回転自由に固定され、前記可動接点に連動して揺動可能なメインレバーと、前記投入シャフトの回転に応じて、前記遮断状態から投入状態に移行するとき蓄勢され、前記投入状態から遮断状態に移行するときに放勢されるように配設された遮断ばねと、前記投入シャフトの回転軸とほぼ平行な回転軸の周りに前記支持構造体に対して回転可能に配設されたサブシャフトと、前記サブシャフトに固定されて揺動するサブレバーと、前記サブレバーの先端および前記メインレバーを互いに回転自在に連結する主副連結リンクと、前記投入シャフトの回転に応じて前記サブシャフトを揺動させるカム機構と、前記サブシャフトに固定されて揺動可能なラッチレバーと、前記ラッチレバーの先端に取り付けられて回転可能なローラと、前記支持構造体に対して前記投入シャフトの回転軸にほぼ平行な回転軸の周りを回転可能に配設されたラッチと、前記支持構造体に対して前記ラッチの回転軸にほぼ平行な回転軸の周りを回転可能に配設されたキックレバーと、前記ラッチおよびキックレバーそれぞれに対して前記ラッチの回転軸にほぼ平行な異なる回転軸の周りに回転可能に連結されたロックレバーと、前記ラッチを所定の向きに回転するように付勢するラッチ復帰ばねと、前記ラッチ復帰ばねの付勢の向きに前記ラッチを押すように前記ロックレバーを付勢するロックレバー復帰ばねと、前記ラッチの前記ラッチ復帰ばねの付勢の向きの回転を制限するために前記支持構造体に固定されたストッパーと、を有し、投入状態では、前記ローラは前記ラッチの先端を加圧し、その力の向きはラッチのほぼ回転中心に向かい、投入状態から遮断状態に移行するときに、前記ラッチが前記ラッチ復帰ばねの付勢の逆方向に回転するのを許容するように前記ロックレバーが引かれ、前記ローラと前記ラッチの先端の係合が外れて、これにより、前記遮断ばねの放勢により前記サブシャフトが回転するように構成されていること、を特徴とする。
本発明によれば、電気回路の開閉を行なう開閉装置とその操作機構において、遮断ばね力の保持と解放をラッチとその誤動作防止機構の組合せで行ない、遮断ばね力を解放するまでの時間を短縮し、開極時間全体を短縮させることができる。また、遮断ばね力保持の安定性や信頼性が向上する。
以下、本発明に係る開閉装置の操作機構の実施形態について、図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
まず、図1〜図7を用いて本発明に係る開閉装置の操作機構の第1の実施形態を説明する。図1は開閉装置の操作機構の保持装置と保持制御装置の投入状態を示す正面図である。図2は図1で示した装置を含むばね操作機構の遮断状態を示す図である。図3は図1で示した装置を含むばね操作機構の投入状態を示す図である。図4および図5は投入状態から遮断状態に移行する途中の遮断動作過程を示す図である。図6および図7は遮断状態から投入状態に移行する途中の投入動作過程を説明する図である。
図2および図3において、リンク機構6の左方に可動接点200が連結されている。図2のようにリンク機構6が右方向に移動したときに可動接点200が開となって遮断状態となり、図3のようにリンク機構6が左方向に移動したときに可動接点200が閉となって投入状態となるように構成されている。リンク機構6の一端はメインレバー11の先端に回転自在に係合し、メインレバー11は、投入シャフト81に回転自由に固定されている。投入シャフト81はフレーム(支持構造体)14に固定された軸受(図示せず)で回転可能に支持されている。
遮断ばね12はフレーム14の取り付け面10dにその一端が固定されており、他端は遮断ばね受け16に嵌着されている。遮断ばね受け16にはダンパー17が固着されており、ダンパー17の内部には流体が封入されており、ピストン17aが並進摺動自在に配置されている。ダンパー17の一端は遮断ばねリンク15に固着されており、メインレバー11のピン11aに回転自由に取り付けられている。
フレーム14にはサブシャフト70が回転自由に配置されており、サブシャフト70にサブレバー71が固着されている。サブレバー71の先端にはピン71aが配置されており、メインレバー11に配置されたピン11dとピン71aは主副連結リンク80で連結されている。サブシャフト70にはラッチレバー72が固着されており、その先端にはローラ72aが回転自由に嵌着されている。さらに、サブシャフト70にはカムレバー73が固着されており、カムレバー73の先端にはローラ73aが回転自由に嵌着されている。
投入ばね13はフレーム14の取り付け面10dにその一端が固定されており、他端は投入ばね受け18に嵌着されている。投入ばね受け18にはピン18aが配置されており、ピン18aは、投入シャフト81の端部に固着された投入レバー82のピン82aと、投入リンク83を介して連結されている。投入カム84は、投入シャフト81に固着されており、投入シャフト81の回転に従いローラ73aと離接自在に係合する。
投入レバー82の一端にはツメ82bが配置されており、フレーム14に回転自由に配置された投入用係止レバー62に設けられた半円柱部62aと離接自在に係合している。また、投入用係止レバー62の一端には復帰ばね62bが配置されており、復帰ばね62bの他端はフレーム14に固定されている。復帰ばね62bは圧縮ばねであり投入用係止レバー62を時計方向回転させるばね力が常に作用している。ただし、その回転はフレーム14に固着された投入用電磁ソレノイド22のプランジャ22aと投入用係止レバー62が係合することにより規制されている。
図2に示す遮断状態では、投入リンク83の中心軸(ピン18aとピン82aの中心を結んだ軸)よりも投入シャフト81の中心101が左側に位置しているので、投入レバー82には投入ばね13より反時計方向回転トルクが与えられている。しかし、ツメ82bと半円柱部62aの係合によりその回転が保持されている。
係止レバー90の先端には二股状の支持部90bが形成され、フレーム14に固着されたピン14bと係合しているので、係止レバー90はフレーム14に対して固定されている。
ラッチ91は係止レバー90の端部に固定されたラッチ軸ピン100の周りに回転自由に配置されている。係止レバー90とラッチ91間にはラッチ復帰ばね91aが配置されていて、このラッチ復帰ばね91aはラッチ91を常に時計方向回転させる力を発生させている。このラッチ91の時計方向回転は、係止レバー90上に配置されたストッパーピン(ストッパー)90aとラッチ91が当たることにより規制される。ラッチ91の先端102は概円柱面で形成されており、その円柱面の中心位置は、ラッチ91の回転中心すなわちラッチ軸ピン100の中心軸とほぼ一致しているか、ラッチ軸ピン100の半径の範囲内に位置するように構成される。
キックレバー51はL字形板状であって、そのL字の一端が、ストッパーピン90aの周りになるように係止レバー90に対して回転自由に配置されている。キックレバー51のL字形の他端は後述する突出部51cである。キックレバー51のL字形の曲がり部に連結ピン51aが配置され、連結ピン51aを介してキックレバー51とロックレバー52が互いに回転自由に係合している。ロックレバー52の連結ピン51a配置位置の反対側端部にはピン52aが配置され、ピン52aを介してロックレバー52とラッチ91とが互いに回転自由に係合している。
キックレバー51にはロックレバー・キックレバー復帰ばね51bにて常に時計方向回転の力が作用しており、その力はロックレバー52に配置された当接面52bがラッチ91に係合することにより受け止められる。当接面52bには緩衝部材52cが固着されており、ロックレバー52がラッチ91に係合する際の振動を低減させる作用がある。
図1および図3に示す投入状態において、連結ピン51aの中心はストッパーピン90aとピン52aの中心を結ぶ直線上かまたはラッチ91側に片寄って配置される。そのため、ラッチ91が反時計方向回転しようとするとロックレバー52とキックレバー51の突っ張り作用により止められる構造となっている。キックレバー51には突出部51cが形成されており、ローラ72aと離接自在に係合する。
引き外しリンク機構は、引き外しリンク53と、引き外しリンク53の一端に対して回転可能に係合する引き外しレバー54とを有する。引き外しリンク53は、引き外しレバー54との係合部の反対側の端部に長穴53aが形成されている。ロックレバー52上の連結ピン51aとピン52aとのほぼ中間位置にロックレバーピン52dが配置されており、ロックレバーピン52dは長穴53aと係合して、この長穴53aの範囲内で相互に移動および回転が可能である。引き外しレバー54はフレーム14に対して回転自由に配置されており、引き外し復帰ばね54aにより常に時計方向回転する力が与えられている。
フレーム14に固着されている遮断用電磁ソレノイド21のプランジャ21aの先端は引き外しレバー54に離接自在に係合しており、遮断指令が入力されると引き外しレバー54を反時計方向回転させる。
投入状態において、メインレバー11は遮断ばね12が伸びようとするばね力によって常に時計方向回転するトルクを受けている。メインレバー11に伝えられた力は、主副連結リンク80を介してサブレバー71に伝えられる。その力はサブレバー71を常に反時計方向回転させるトルクとなり、同時にラッチレバー72も反時計方向回転させようとする。ただし、投入状態ではラッチ91の先端102とローラ72aが係合しているためにラッチレバー72の反時計方向回転は規制され、それに続くサブレバー71から遮断ばね12に至るまでの部材は静止保持された状態となる。
ここに示す実施形態では、投入シャフト81、サブシャフト70などの回転軸や各ピンの軸は互いに平行である。
(遮断動作)
このように構成された本実施の形態において、図1および図3に示す投入状態から図4および図5に示す状態を経て図2に示す遮断状態に至る遮断動作について説明する。まず、図1および図3に示す投入状態において、外部指令が入力されると遮断用電磁ソレノイド21が励磁され、プランジャ21aが矢印Bの方向に動作する。引き外しレバー54はプランジャ21aと係合しているため反時計方向回転する。それに連動して引き外しリンク53の長穴53aがロックレバーピン52dと係合しつつ右方向に移動し、ロックレバー52を時計方向回転させる。この状態を示したのが図4である。
引き外しリンク53はロックレバー52を介してラッチ91を反時計方向回転させるため、ローラ72aとラッチ91の先端102との係合が外れる。ラッチレバー72は遮断ばね12により反時計方向の回転力が与えられているため、ラッチ91を押しのけながら反時計方向回転する。その際、ロックレバーピン52dは長穴53aに沿って移動し、引き外しリンク53とは独立して動作する。キックレバー51の突出部51cはラッチ91より引き外しレバー54側に移動しているため、ローラ72aとは係合しない。この状態を図5に示す。
図2は遮断動作終了状態を示している。キックレバー51とロックレバー52はロックレバー・キックレバー復帰ばね51b(図1)により投入状態(図1、図3)とほぼ同じ位置まで復帰している。引き外しリンク53と引き外しレバー54も引き外し復帰ばね54aにより投入状態とほぼ同じ位置まで復帰している。ラッチ91もラッチ復帰ばね91aにより投入状態とほぼ同じ位置まで復帰している。
図3においてラッチ91とローラ72aの係合が外れると、ラッチレバー72とサブシャフト70に固着されたカムレバー73、サブレバー71が反時計方向(矢印C、D方向)に回転する。そして、メインレバー11が時計方向回転(矢印E方向)に回転し遮断ばね12とダンパー17は矢印F方向に動作する。リンク機構6とそれに連結された可動接点200が右方向に移動し、遮断動作が開始する。
遮断ばね12がある一定距離変位すると、ピストン17aはフレーム14に固定されたストッパー14aに当接し、ダンパー17の制動力が発生し遮断ばね12の動作を停止させ、それに連結されたリンクレバー類の動作も停止し遮断動作が完了する。その状態を示したのが図2である。
(投入動作)
次に図2に示す遮断状態から図6および図7に示す状態を経て図1および図3に示す投入状態に至る投入動作について説明する。
図2は遮断状態で投入ばね13が蓄勢された状態を示す。外部指令が入力されると投入用電磁ソレノイド22が励磁され、プランジャ22aが矢印H方向に動作し、投入用係止レバー62はプランジャ22aと係合しているため反時計方向回転する。すると半円柱部62aとツメ82bの係合が外れ、投入レバー82と投入シャフト81は投入ばね13のばね力により反時計方向回転し(矢印I方向)、投入ばね13は矢印J方向に伸びて放勢される。投入シャフト81に固着されている投入カム84は矢印Kの方向に回転し、ローラ73aと係合する。ローラ73aが投入カム84により押し込まれると、カムレバー73は時計方向回転し(矢印L方向)、同時にサブレバー71は矢印Mの方向に回転する。
サブレバー71の回転はメインレバー11に伝えられ、メインレバー11が反時計方向(矢印N方向)に回転する。すると、リンク機構6とそれに連結された可動接点200が左方向に移動し、投入動作を行なう。メインレバー11の回転に伴い遮断ばね12は圧縮されて蓄勢され、ローラ72aはラッチ91と再び係合し投入動作が完了する。
投入動作において図2の遮断状態からラッチレバー72が時計方向回転すると、ローラ72aは最初にキックレバー51の突出部51cと係合する。この係合によりキックレバー51は反時計方向回転し、それに伴いロックレバー52は時計方向回転する。この動作によりラッチ91はキックレバー51とロックレバー52の突っ張り状態が解除されるため、反時計方向回転が可能となり反時計方向回転を開始する。この状態を示しているのが図6である。
図7はローラ72aによってラッチ91がさらに反時計方向回転した状態を示している。図1および図3は投入完了状態を示している。
投入カム84とローラ73aの係合が無くなると、遮断ばね12が伸びる力により、ローラ72aはラッチ91の先端102と再係合する。この再係合の際、ローラ72aからラッチ91に作用する力の方向はラッチ91のほぼ回転中心に向かっている。これは、ラッチ91の先端102が概円柱面で構成されており、その円柱面の中心がほぼラッチ91の回転中心(すなわちラッチ軸ピン100の中心)にあるためである。しかし、係合面の精度や変形等または再結合の衝撃力により、ラッチ91が反時計方向回転しローラ72aがラッチ91から外れてしまう可能性がある。しかし、キックレバー51とロックレバー52はロックレバー・キックレバー復帰ばね51bにより既に突っ張りの状態にあるため、ラッチ91の反時計方向回転を阻止することができ、ラッチ91の誤動作防止機構となる。
本実施の形態によれば、遮断指令が入力され遮断用電磁ソレノイド21が励磁されると、引き外しレバー54と引き外しリンク53を介し、ラッチ91が直接駆動されラッチ91とローラ72aの係合を引き外す動作と、遮断ばね12が動作する二動作により遮断動作が行なわれる。このように従来のばね操作機構では三動作であったものを二動作にするため、遮断動作時間を大幅に短縮できるようになる。これは開極時間を表す式(1)において、T2がなくなった状態と同じとなるため、開極時間の短縮が可能となる。
また、ロックレバー52とキックレバー51により外部振動やラッチ91の先端102の変形による保持力方向の変化に対してラッチ91の外れを防止することができ、ばね操作機構の動作信頼性の向上が可能となる。
また、ラッチ91の先端102の係合面が概円柱面で構成され、その円柱面の中心がラッチの回転中心(すなわちラッチ軸ピン100の中心)とほぼ一致するようにしたため、投入状態においてローラ72aからラッチ91へは回転力が作用しない。これによりラッチ91を小型化することができ、引き外す際に必要な力を最小化することができ、電磁ソレノイドも小型化することができる。
さらに、投入状態においてロックレバー52とキックレバー51の回転連結部の中心の連結ピン51aを、ピン52aとストッパーピン90aを結ぶ直線上に配置するため、簡易な構造でラッチの回転を停止させることができ、ラッチ91の小型化が可能となる。
また、キックレバー51に突出部51cを設けて投入時にこの突出部51cとローラ72aとを係合することにより、キックレバー51とロックレバー52の突っ張り状態を容易に解除する作用を簡易構造で実現することができ、ラッチ91の小型化が可能となる。
引き外しリンク53の一端に長穴53aを配置し、ロックレバー52に配置したロックレバーピン52dと長穴53aが係合するようにするため、引き外しリンク53はラッチ91とローラ72aの係合が外れるまでラッチ91を動作させ、その後のラッチ91の動作はロックレバーピン52dが長穴53aの中を移動するだけでよい。これによりラッチ91の可動部質量を最小にすることができ、ラッチ91が投入状態の位置に復帰するまでに要する時間を短縮することができ、高速動作が可能となる。
ロックレバー52とラッチ91が係合する部分に緩衝部材52cを配置することにより、ロックレバー52が投入状態に復帰する際の振動を低減させることができ、安定した動作が行なえ操作機構の動作安定性と信頼性の向上が可能となる。
[第2の実施形態]
次に、本発明に係る開閉装置の操作機構の第2の実施形態について、図8を参照して説明する。なお第1の実施形態の形態と同一または類似の部分には共通の符号を付し、重複する説明は省略する。
この実施形態は、図1のロックレバー52およびキックレバー51の一部を改造したものである。すなわち、図8に示すように、ロックレバー52は、L字形状である。このL字形状の一端にピン52aが配置され、ピン52aの周りでラッチ91と互いに回転可能に係合している。ロックレバー52のピン52aと反対側の端部は、ローラ72a(図1等参照)と係合する突出部52eになっている。L字形状のロックレバー52の曲がり部には、ロックレバー52とキックレバー51とを互いに回転自由に接合する連結ピン51aが配置されている。
キックレバー51は、図1の場合と同様にストッパーピン90aの周りに回転可能に配置され、連結ピン51aにより、ロックレバー52と互いに回転自由に接合されている。しかしこの実施形態では、キックレバー51は、ローラ72aと係合する突出部51c(図1等参照)を持たず、ラッチ91と係合する当接面51dを有する。当接面51dには衝撃力を吸収する緩衝部材51eが配置されている。
投入動作においてローラ72aは突出部52eと係合し、キックレバー51とロックレバー52の突っ張り状態を解除する動作を行なう。
以上のように構成した場合でも前記第1の実施形態の形態と同様な作用効果を得ることができる。
[第3の実施形態]
次に、本発明に係る開閉装置の操作機構の第3の実施形態について説明する。なお第1の実施形態の形態と同一または類似の部分には共通の符号を付し、重複する説明は省略する。
この実施形態は、図1の連結ピン51aとロックレバーピン52dを一つの連結ピン51aで兼用するように改造した構造である。すなわち、図9に示すように、キックレバー51とロックレバー52と引き外しリンク53とが一つの連結ピン51aで係合している。
以上のように構成した場合でも前記第1の実施形態の形態と同様な作用効果を得ることができる。さらに、キックレバー51とロックレバー52の突っ張り状態を解除するために必要な力を小さくするためにはキックレバー51とロックレバー52の連結部に力を加えることが最も効果的であるので、この構成により遮断用電磁ソレノイド21の低出力化および小型化が可能となる。
[他の実施形態]
以上説明した実施形態は単なる例示であって、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。たとえば、上記実施形態では、遮断ばね12および投入ばね13に圧縮コイルばねを用いているが、他の弾性体要素、たとえばネジリコイルばね、皿ばね、渦巻きばね、板ばね、空気ばねや引っ張りばねを用いることもできる。また、ラッチ91やキックレバー51、引き外しレバー54に設けた復帰ばね91a、51b、54aにコイルばねやネジリコイルばねを用いているが、他の弾性体要素、たとえば皿ばね、渦巻きばね、板ばねを用いることもできる。
さらに、たとえば複数の遮断ばねや複数の投入ばねを持つ操作装置にも適用できる。
また、上記実施形態では、ラッチ91の回転を制限するストッパーピン90aがキックレバー51の回転軸を兼ねているが、これらは別に設けてもよい。
また、係止レバー90はフレーム14に固定されているものであるから、係止レバー90を無くして、ストッパーピン90aなどをフレーム14に直接固定するようにしてもよい。またストッパーピン90aは、係止レバー90またはフレーム14と一体のものでもよい。
本発明の第1の実施形態の開閉装置の操作機構の保持装置と保持制御装置の投入状態を示す正面図である。 図1の開閉装置のばね操作機構の遮断状態を示す展開正面図である。 図1の開閉装置のばね操作機構の投入状態を示す展開正面図である。 図1の開閉装置の遮断動作途中の状態を示す要部正面図である。 図1の開閉装置の遮断動作途中の図4の状態に続く状態を示す要部正面図である。 図1の開閉装置の投入動作途中の状態を示す要部正面図である。 図1の開閉装置の投入動作途中の図6の状態に続く状態を示す要部正面図である。 本発明の第2の実施形態の開閉装置の操作機構の保持装置と保持制御装置の投入状態を示す正面図である。 本発明の第3の実施形態の開閉装置の操作機構の保持装置と保持制御装置の投入状態を示す正面図である。 従来の開閉装置の遮断動作を説明するタイムチャートである。
符号の説明
6… リンク機構
10d… 取り付け面
11… メインレバー
11a… ピン
11d… ピン
12… 遮断ばね
13… 投入ばね
14… フレーム(支持構造体)
14a… ストッパー
15… 遮断ばねリンク
16… 遮断ばね受け
17… ダンパー
17a… ピストン
18… 投入ばね受け
18a… ピン
21… 遮断用電磁ソレノイド
21a… プランジャ
22… 投入用電磁ソレノイド
22a… プランジャ
51… キックレバー
51a… 連結ピン
51b… ロックレバー・キックレバー復帰ばね(ロックレバー復帰ばね)
51c… 突出部
51d… 当接面
51e… 緩衝部材
52… ロックレバー
52a… ピン
52b… 当接面
52c… 緩衝部材
52d… ピン(ロックレバーピン)
52e… 突出部
53… 引き外しリンク
53a… 長穴
54… 引き外しレバー
54a… 引き外し復帰ばね
54b… ピン
62… 投入用係止レバー
62a… 半円柱部
62b… 復帰ばね
70… サブシャフト
71… サブレバー
71a… ピン
72… ラッチレバー
72a… ローラ
73… カムレバー
73a… ローラ
80… 主副連結リンク
81… 投入シャフト
82… 投入レバー
82a… ピン
82b… ツメ
83… 投入リンク
84… 投入カム
90… 係止レバー
90a… ストッパーピン(ストッパー)
90b… 支持部
91… ラッチ
91a… ラッチ復帰ばね
100… ラッチ軸ピン
102… 先端
200… 可動接点

Claims (15)

  1. 開閉装置の可動接点を往復駆動して、その開閉装置を遮断状態と投入状態との間で相互に移行させる開閉装置操作機構であって、
    支持構造体と、
    前記支持構造体に対して回転可能に配設された投入シャフトと、
    前記投入シャフトに回転自由に固定され、前記可動接点に連動して揺動可能なメインレバーと、
    前記投入シャフトの回転に応じて、前記遮断状態から投入状態に移行するとき蓄勢され、前記投入状態から遮断状態に移行するときに放勢されるように配設された遮断ばねと、
    前記投入シャフトの回転軸とほぼ平行な回転軸の周りに前記支持構造体に対して回転可能に配設されたサブシャフトと、
    前記サブシャフトに固定されて揺動するサブレバーと、
    前記サブレバーの先端および前記メインレバーを互いに回転自在に連結する主副連結リンクと、
    前記投入シャフトの回転に応じて前記サブシャフトを揺動させるカム機構と、
    前記サブシャフトに固定されて揺動可能なラッチレバーと、
    前記ラッチレバーの先端に取り付けられて回転可能なローラと、
    前記支持構造体に対して前記投入シャフトの回転軸にほぼ平行な回転軸の周りを回転可能に配設されたラッチと、
    前記支持構造体に対して前記ラッチの回転軸にほぼ平行な回転軸の周りを回転可能に配設されたキックレバーと、
    前記ラッチおよびキックレバーそれぞれに対して前記ラッチの回転軸にほぼ平行な異なる回転軸の周りに回転可能に連結されたロックレバーと、
    前記ラッチを所定の向きに回転するように付勢するラッチ復帰ばねと、
    前記ラッチ復帰ばねの付勢の向きに前記ラッチを押すように前記ロックレバーを付勢するロックレバー復帰ばねと、
    前記ラッチの前記ラッチ復帰ばねの付勢の向きの回転を制限するために前記支持構造体に固定されたストッパーと、
    を有し、
    投入状態では、前記ローラは前記ラッチの先端を加圧し、その力の向きはラッチのほぼ回転中心に向かい、
    投入状態から遮断状態に移行するときに、前記ラッチが前記ラッチ復帰ばねの付勢の逆方向に回転するのを許容するように前記ロックレバーが引かれ、前記ローラと前記ラッチの先端の係合が外れて、これにより、前記遮断ばねの放勢により前記サブシャフトが回転するように構成されていること、
    を特徴とする開閉装置操作機構。
  2. 前記キックレバーの回転軸と、前記ラッチと前記ロックレバーの相互回転軸と、前記キックレバーと前記ロックレバーの相互回転軸とがほぼ同一線上に配置されていること、を特徴とする請求項1に記載の開閉装置操作機構。
  3. 前記キックレバーと前記ロックレバーの相互回転軸位置にこの相互回転を許容する円柱状の連結ピンが配置され、
    前記キックレバーの回転軸と、前記ラッチと前記ロックレバーの相互回転軸と、を結ぶ直線から前記連結ピンの半径以内の位置に前記連結ピンの中心が配置されていること、
    を特徴とする請求項1に記載の開閉装置操作機構。
  4. 前記ロックレバーと係合する引き外しリンク機構と、
    前記引き外しリンク機構を所定の方向に付勢する引き外し復帰ばねと、
    前記引き外しリンク機構を、前記引き外し復帰ばねの付勢に抗して駆動して、前記ロックレバーを引き動かし、前記投入状態から遮断状態に移行させるための遮断用電磁ソレノイドと、
    をさらに有することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の開閉装置操作機構。
  5. 前記ラッチの前記ローラとの係合面がほぼ円柱面で構成され、前記円柱面の軸が前記ラッチの回転軸とほぼ一致することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の開閉装置操作機構。
  6. 前記ラッチの回転軸位置にこの回転を許容する円柱状のラッチ軸ピンが配置され、前記ラッチの前記ローラとの係合面がほぼ円柱面で構成され、前記円柱面の軸が前記ラッチ軸ピンの半径以内に位置することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の開閉装置操作機構。
  7. 前記投入シャフトの回転に応じて、前記投入状態から遮断状態に移行するときに蓄勢され、前記遮断状態から投入状態に移行するときに放勢されるように配設された投入ばねをさらに有すること、を特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の開閉装置操作機構。
  8. 前記投入シャフトに回転自由に固定された投入レバーと、
    前記投入レバーに対して回転自在に接合された投入リンクと、
    を有し、
    前記投入ばねが前記投入リンクの先端と前記支持構造体の間にあって、前記投入リンクの先端を前記投入シャフトから離す方向に付勢するように配設されていること、
    を特徴とする請求項7に記載の開閉装置操作機構。
  9. 前記キックレバーはキックレバー突出部を有し、
    遮断状態から投入状態に移行するときに、前記投入シャフトの回転に伴って、前記カム機構によって前記ラッチレバーが前記ロックレバー復帰ばねの付勢の向きと逆向きに回転して、これによって前記ローラが前記キックレバー突出部を押し、それによって、前記キックレバーが回転するとともに、前記ラッチレバーがさらに回転し、これによって、前記ラッチが前記ラッチ復帰ばねの付勢の向きと逆向きに回転し、さらに、前記ラッチの先端が前記ローラに当接し、投入状態に移行するように構成されていること、
    を特徴とする請求項7または請求項8に記載の開閉装置操作機構。
  10. 前記ロックレバー復帰ばねの付勢によって前記ロックレバーと前記ラッチが当接する面に緩衝部材が配置されていること、を特徴とする請求項9に記載の開閉装置操作機構。
  11. 前記ロックレバーはロックレバー突出部を有し、
    遮断状態から投入状態に移行するときに、前記投入シャフトの回転に伴って、前記カム機構によって前記ラッチレバーが回転して、これによって前記ローラが前記ロックレバー突出部を押し、それによって、前記ロックレバーが前記ロックレバー復帰ばねの付勢の向きと逆向きに回転するとともに、前記ラッチレバーがさらに回転し、これによって、前記ラッチが前記ラッチ復帰ばねの付勢の向きと逆向きに回転し、さらに、前記ラッチの先端が前記ローラに当接し、投入状態に移行するように構成されていること、
    を特徴とする請求項7または請求項8に記載の開閉装置操作機構。
  12. 前記ロックレバー復帰ばねの付勢によって前記キックレバーと前記ラッチが当接する面に緩衝部材が配置されていること、を特徴とする請求項11に記載の開閉装置操作機構。
  13. 前記ロックレバーにロックレバーピンが配置され、
    前記引き外しリンク機構は、前記ロックレバーピンと係合する長穴が形成された引き外しリンクと、この引き外しリンクと相互回転可能に連結された引き外しレバーとを有し、
    前記遮断用電磁ソレノイドが前記引き外しレバーを押すことによって前記ロックレバー復帰ばねの付勢の向きと逆向きに前記引き外しレバーを回転させるように構成されていること、
    を特徴とする請求項4に記載の開閉装置操作機構。
  14. 前記ロックレバーピンは、前記ラッチと前記ロックレバーの相互回転軸位置に配置されていること、を特徴とする請求項1ないし請求項13のいずれか一項に記載の開閉装置操作機構。
  15. 往復移動可能な可動接点と、この可動接点を駆動する操作機構とを有し、前記可動接点の移動によって遮断状態と投入状態との間で相互に移行しうる開閉装置であって、前記操作機構は、
    支持構造体と、
    前記支持構造体に対して回転可能に配設された投入シャフトと、
    前記投入シャフトに回転自由に固定され、前記可動接点に連動して揺動可能なメインレバーと、
    前記投入シャフトの回転に応じて、前記遮断状態から投入状態に移行するときに蓄勢され、前記投入状態から遮断状態に移行するときに放勢されるように配設された遮断ばねと、
    前記投入シャフトの回転軸とほぼ平行な回転軸の周りに前記支持構造体に対して回転可能に配設されたサブシャフトと、
    前記サブシャフトに固定されて揺動するサブレバーと、
    前記サブレバーの先端および前記メインレバーを互いに回転自在に連結する主副連結リンクと、
    前記投入シャフトの回転に応じて前記サブシャフトを揺動させるカム機構と、
    前記サブシャフトに固定されて揺動可能なラッチレバーと、
    前記ラッチレバーの先端に取り付けられて回転可能なローラと、
    前記支持構造体に対して前記投入シャフトの回転軸にほぼ平行な回転軸の周りを回転可能に配設されたラッチと、
    前記支持構造体に対して前記ラッチの回転軸にほぼ平行な回転軸の周りを回転可能に配設されたキックレバーと、
    前記ラッチおよびキックレバーそれぞれに対して前記ラッチの回転軸にほぼ平行な異なる回転軸の周りに回転可能に連結されたロックレバーと、
    前記ラッチを所定の向きに回転するように付勢するラッチ復帰ばねと、
    前記ラッチ復帰ばねの付勢の向きに前記ラッチを押すように前記ロックレバーを付勢するロックレバー復帰ばねと、
    前記ラッチの前記ラッチ復帰ばねの付勢の向きの回転を制限するために前記支持構造体に固定されたストッパーと、
    を有し、
    投入状態では、前記ローラは前記ラッチの先端を加圧し、その力の向きはラッチのほぼ回転中心に向かい、
    投入状態から遮断状態に移行するときに、前記ラッチが前記ラッチ復帰ばねの付勢の逆方向に回転するのを許容するように前記ロックレバーが引かれ、前記ローラと前記ラッチの先端の係合が外れて、これにより、前記遮断ばねの放勢により前記サブシャフトが回転するように構成されていること、
    を特徴とする開閉装置。
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