JP4880584B2 - 情報流通システム及び端末装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ネットワーク等を介した情報の流通を制御する技術に関する。
近年、デジタルカメラやカメラ付き携帯電話等の普及により、個人ユーザが静止画や動画等のデジタルコンテンツを容易に生成出来るようになってきており、個人ユーザにより生成されたデジタルコンテンツである個人コンテンツを、デジタルテレビやハイブリッドレコーダ、携帯機器等に転送して、視聴出来る環境が整いつつある。これに伴い、家族や友達と個人コンテンツを交換し合う機会が増えてきており、今後、個人コンテンツの流通が活発に行われるようになると予想される。
個人コンテンツの流通システムの一例として、例えば非特許文献1に、ピアツーピア型のファイル交換システムが開示されている。このファイル交換システムでは、ネットワーク上のユーザが相互に個人コンテンツを交換し合う。このファイル交換システムにおいて、個人コンテンツを要求するユーザは、自己が所有する端末を利用して、個人コンテンツを所有するユーザの端末に対し、欲しい個人コンテンツを指定し、ネットワークを介して個人コンテンツをダウンロードする。ピアツーピア型のファイル交換システムでは、個人コンテンツを受け取ったユーザは、また別のユーザに自由に再配布(二次配布)出来る。こうして、個人コンテンツが活発に流通する。
しかし、一旦、個人コンテンツをこのようなネットワークへ出力してしまうと、その後、個人コンテンツの利用に制約を加えようとしても困難である。
この問題を解決するために、特許文献1は、コンテンツ著作者、コンテンツ提供者等の利益を確保することを目的として、コンテンツのユーザデバイス間での販売条件を設定した販売条件情報(UCP)を持つセキュアコンテナを構成し、UCPはユーザデバイス間の並列的なコンテンツ流通回数の上限情報としてUCP二次配信可能回数情報を持ち、コンテナを購入するユーザデバイスは、コンテンツ流通回数を設定したUCS二次配信可能回数情報を含む使用制御情報(UCS)を生成してメモリに格納し、コンテンツ二次配信時に、UCS二次配信可能回数情報の条件確認処理を実行して、条件範囲内であるときのみコンテンツ配信を可能として、流通回数が上限を超えた場合のコンテンツ配布を不可能とする技術を開示している。
伊藤直樹著「P2Pコンピューティング−技術解説とアプリケーション」、ソフトリサーチセンター出版、2001年12月 特開2001−256413号公報
しかしながら、特許文献1により開示された技術によると、個人コンテンツの二次配信を制御することができるものの、流通回数が上限を超えた場合にコンテンツの配布を不可能としているので、供給者が希望しない二次配布先へ個人コンテンツが供給されたり、逆に、供給者が希望する二次配布先へ個人コンテンツが供給されないことがあり、二次配布先への配布を制御できないという問題点がある。
本発明は、上記の問題点を解決するため、情報を他の端末装置へ配布する場合に、一次配布先から二次配布先への前記情報の配布を制御することができる情報流通システム、端末装置、方法及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、複数の端末装置のうちの他の端末装置へ情報を配布する各端末装置であって、自装置から一次配布先である端末装置への情報の配布の禁止及び承認を示す一次配布条件を記憶している条件記憶手段と、自装置の利用者の観点による一次配布先に対する信頼の程度を示す配布先信頼度を記憶している信頼度記憶手段と、前記一次配布条件を用いて、前記一次配布先への前記情報の配布を行うか否かを判断する判断手段と、前記情報の配布を行うと判断される場合に、前記一次配布条件を基準とする前記配布先信頼度に対する演算により、一次配布先である端末装置から二次配布先である端末装置への前記情報の配布の禁止及び承認を示す二次配布条件を生成する生成手段と、生成した前記二次配布条件を一次配布先である端末装置へ送信する送信手段とを備えること特徴とする。
この構成によると、一次配布条件を基準とする前記配布先信頼度に対する演算により、一次配布先から二次配布先への前記情報の配布の禁止及び承認を示す二次配布条件を生成し、一次配布先である端末装置へ送信するので、一次配布先である前記端末装置は、二次配布条件を用いて、配布をするか否かを判断することができる。こうして、第1の供給者は、二次配布をコントロールすることができる。
ここで、前記条件記憶手段に記憶されている前記一次配布条件は、一次配布先に対する信頼の程度により、前記情報の配布の禁止と承認との境界を定める信頼度閾値を含み、前記生成手段は、前記配布先信頼度を前記信頼度閾値により除することにより、前記二次配布条件を算出するとしてもよい。
この構成によると、配布先信頼度を信頼度閾値により除することにより、確実に、二次配布条件を生成することができる。
ここで、前記情報は、コンテンツであり、前記端末装置は、前記コンテンツを配布するとしてもよい。
この構成によると、コンテンツの配布において、二次配布を制御することができる。
ここで、前記情報は、サービスの利用に係る利用権であり、前記端末装置は、前記利用権を配布するとしてもよい。
この構成によると、サービスの利用に係る利用権の配布において、二次配布を制御することができる。
ここで、前記サービスは、視聴、加工若しくは保存のためのコンテンツの提供であり、前記利用権は、提供される前記コンテンツの視聴、加工若しくは保存を行う権利であり、前記端末装置は、さらに、前記利用権に対応付けて前記コンテンツを配布するとしてもよい。
この構成によると、提供されるコンテンツの視聴、加工若しくは保存を行う利用権の配布において、二次配布を制御することができる。
ここで、前記サービスは、コンピュータシステムにおけるコンピュータ資源の提供であり、前記利用権は、前記コンピュータ資源の利用を行う権利であるとしてもよい。また、前記コンピュータ資源は、コンピュータ手段におけるコンピュータプログラムであり、前記サービスは、前記コンピュータプログラムによる演算処理の提供であり、前記利用権は、前記コンピュータプログラムの利用を行う権利であるとしてもよいし、前記コンピュータ資源は、コンピュータシステムにおける記憶資源であり、前記サービスは、前記記憶資源の提供であり、前記利用権は、前記記憶資源の利用を行う権利であるとしてもよい。
これら構成によると、コンテンツ資源の提供において、コンピュータプログラムの利用の提供において、またコンピュータの記憶資源の利用の提供において、二次配布を制御することができる。
ここで、前記端末装置は、さらに、前記信頼度記憶手段に記憶されている前記配布先信頼度を更新する更新手段を含み、前記更新手段は、前記一次配布先の端末装置が正当な機器であるか否かを判断する判断部と、正当でないと判断する場合に、前記配布先信頼度を下げるように更新する信頼度更新部とを含むとしてもよい。
この構成によると、一次配布先の端末装置が正当な機器でない場合には、配布先信頼度を下げるように更新するので、一次配布先の端末装置に対応した適切な配布先信頼度を保持することができる。
ここで、前記端末装置は、さらに、前記信頼度記憶手段に記憶されている前記配布先信頼度を更新する更新手段を含み、前記更新手段は、自装置と前記一次配布先の端末装置とがネットワークを介して接続されているか否かを判断する判断部と、接続されていると判断する場合に、前記配布先信頼度を下げるように更新する信頼度更新部とを含むとしてもよい。
この構成によると、前記一次配布先の端末装置とがネットワークを介して接続されている場合には、配布先信頼度を下げるように更新するので、一次配布先の端末装置に対応した適切な配布先信頼度を保持することができる。
ここで、前記端末装置は、さらに、前記信頼度記憶手段に記憶されている前記配布先信頼度を更新する更新手段を含み、前記更新手段は、自装置と前記一次配布先の端末装置との間で直接通信するか否かを判断する判断部と、直接通信すると判断する場合に、前記配布先信頼度を上げるように更新する信頼度更新部とを含むとしてもよい。
この構成によると、前記一次配布先の端末装置と直接通信する場合には、配布先信頼度を上げるように更新するので、一次配布先の端末装置に対応した適切な配布先信頼度を保持することができる。
ここで、前記条件記憶手段に記憶されている前記一次配布条件は、一次配布先に対する信頼の程度により、前記情報の配布の禁止と承認との境界を定める信頼度閾値を含み、前記端末装置は、さらに、前記条件記憶手段に記憶されている前記一次配布条件に含まれる前記信頼度閾値を更新する更新手段を含み、前記更新手段は、前記一次配布先の端末装置が正当な機器であるか否かを判断する判断部と、正当でないと判断する場合に、前記信頼度閾値を上げるように更新する信頼度更新部とを含むとしてもよい。
この構成によると、前記一次配布先の端末装置が正当な機器でない場合には、信頼度閾値を上げるように更新するので、一次配布先の端末装置に対応した適切な信頼度閾値を保持することができる。
ここで、前記条件記憶手段に記憶されている前記一次配布条件は、一次配布先に対する信頼の程度により、前記情報の配布の禁止と承認との境界を定める信頼度閾値を含み、前記端末装置は、さらに、前記条件記憶手段に記憶されている前記一次配布条件に含まれる前記信頼度閾値を更新する更新手段を含み、前記更新手段は、自装置と前記一次配布先の端末装置とがネットワークを介して接続されているか否かを判断する判断部と、接続されていると判断する場合に、前記信頼度閾値を上げるように更新する信頼度更新部とを含むとしてもよい。
この構成によると、前記一次配布先がネットワークを介して接続されている場合には、信頼度閾値を上げるように更新するので、一次配布先の端末装置に対応した適切な信頼度閾値を保持することができる。
ここで、前記条件記憶手段に記憶されている前記一次配布条件は、一次配布先に対する信頼の程度により、前記情報の配布の禁止と承認との境界を定める信頼度閾値を含み、前記端末装置は、さらに、前記条件記憶手段に記憶されている前記一次配布条件に含まれる前記信頼度閾値を更新する更新手段を含み、前記更新手段は、自装置と前記一次配布先の端末装置との間で直接通信するか否かを判断する判断部と、直接通信すると判断する場合に、前記信頼度閾値を下げるように更新する信頼度更新部とを含むとしてもよい。
この構成によると、前記一次配布先の端末装置と直接通信する場合には、信頼度閾値を下げるように更新するので、一次配布先の端末装置に対応した適切な信頼度閾値を保持することができる。
ここで、本発明は、複数の端末装置のうちの他の端末装置へ情報を配布する各端末装置であって、自装置から一次配布先である端末装置への情報の配布の禁止及び承認を示す一次配布条件を記憶している条件記憶手段と、自装置の利用者の観点による一次配布先に対する信頼の程度を示す配布先信頼度を記憶している信頼度記憶手段と、前記一次配布条件及び前記配布先信頼度を用いて、前記一次配布先への前記情報の配布を行うか否かを判断する判断手段と、前記情報の配布を行うと判断される場合に、前記一次配布条件を基準とする前記配布先信頼度に対する演算により、一次配布先である端末装置から二次配布先である端末装置への前記情報の配布の禁止及び承認を示す二次配布条件を生成する生成手段と、生成した前記二次配布条件を一次配布先である端末装置へ送信する送信手段とを備えること特徴とする。
この構成によると、一次配布条件を基準とする前記配布先信頼度に対する演算により、一次配布先から二次配布先への前記情報の配布の禁止及び承認を示す二次配布条件を生成し、一次配布先である端末装置へ送信するので、一次配布先である前記端末装置は、二次配布条件を用いて、配布をするか否かを判断することができる。こうして、第1の供給者は、二次配布をコントロールすることができる。
1.第1の実施の形態
1.1 情報流通システム1の概要
以下では、図1を参照にしながら、第1の実施の形態に係る情報流通システム1について説明する。
情報流通システム1は、携帯端末10と携帯端末21、22、23、32、34、37、43、45及び48と、PC端末24、31、33、35、36、41、42、44、46及び47から構成されている。
各携帯端末間は、通信回線網を介して通信を行う。
携帯端末10とPC端末24は、メモリカード50を介して情報の授受を行う。また、携帯端末22と、PC端末31及び33とはインターネットを介して通信を行う。
また、携帯端末23と、PC端末35及び36はインターネットを介して通信を行う。
PC端末31とPC端末41、携帯端末32とPC端末42、PC端末33と携帯端末43、PC端末35とPC端末46、PC端末36とPC端末47及び携帯端末48、PC端末24と携帯端末37は、それぞれインターネットを介して通信を行う。
また、以降では、携帯端末とPC端末とを区別する必要がない場合には、総称して、ユーザ端末という。
携帯端末10は、携帯端末21、22及び23のそれぞれに対する信頼度と、自装置が記憶しているコンテンツデータの配信に係る閾値とを有している。携帯端末10は、自装置が有しているコンテンツデータを、例えば、携帯端末21へ配信する場合、携帯端末21に対する信頼度と、配信対象のコンテンツデータに対する閾値とを用いて、配信対象のコンテンツデータを二次配布する際における閾値を計算する。携帯端末10は、計算された閾値とコンテンツデータとを携帯端末21へ配信する。
また、他のユーザ端末も同様に、コンテンツを配信する際には、二次配布に係る閾値を計算し、計算された閾値とコンテンツデータとを配信する。
ここで、二次配布とは、あるユーザ端末から配信されたコンテンツを、他のユーザ端末へ配信することをいう。
また、信頼度は、自装置の利用者の観点による一次配布先に対する信頼の程度を示す。
ここで、コンテンツデータは、例えば、JPEG形式の画像データ、MPEG形式の動画像、及び文字データである。
1.2 携帯端末10の構成
以下で、図2を参照しながら、携帯端末10の構成について説明する。
携帯端末10は、入力部101、表示部102、カメラ103、スピーカ104、マイク105、映像制御部106、コンテンツ取得部107、記憶部108、データ加工部110、配信データ生成部111、配信コンテンツ選択部112、配信条件設定部113、他端末情報設定部114、処理選択部115、配信先選択部116、受信処理部117、配信処理部118、通信部119、制御部120、アンテナ121及びメモリカード50から構成されている。
携帯端末10は、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスクユニット、ディスプレィユニット、キーボードなどから構成されるコンピュータシステムである。前記RAM又は前記ハードディスクユニットには、コンピュータプログラムが記憶されている。前記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムに従って動作することにより、携帯端末10は、その機能を達成する。ここで、コンピュータプログラムは、所定の機能を達成するために、コンピュータに対する指令を示す命令コードが複数個組み合わされて構成されたものである。
なお、制御部120及び入力部101と、他の構成要素との接続関係については、図面上、煩雑になるので、接続線は省略している。
(1)記憶部108
記憶部108は、記憶装置(例えば、ハードディスク)であって、図3に示されているように自端末情報130、他端末情報テーブル131、コンテンツ情報132及びコンテンツ閾値データテーブル139から構成されている。
(自端末情報130)
自端末情報130には、自ユーザ端末を特定する識別子である自端末ID140が登録されている。
例えば、図3において携帯端末10の自端末ID140は、“1000”であることを表している。
(他端末情報テーブル131)
他端末情報テーブル131は、図4に示すように、他端末ID、名前、配信先情報及び信頼度からなる他端末情報を1以上記憶するための領域を有している。他端末IDは、他のユーザ端末を識別する識別子であり、名前は、他端末IDに対応するユーザ端末の所有者を示し、配信先情報は、そのユーザへコンテンツを配信する際の宛先(ここでは、メールアドレス)を示す。信頼度は、他端末IDに対応するユーザ端末の所有者への信頼を示す数値である。信頼度は、0以上1以下の数値にて示され、0が最も信頼度が低く、1が最も信頼度が高いことを表す。
例えば、図4の他端末情報テーブル131において、他端末情報141は他端末IDが“2200”、名前が“花子”、配信先情報が“Hana@aaa.bbb.ccc”であり、花子に対する信頼度を表す数値が“0.9”であることを表している。
また、他端末情報142は、端末IDが“2300”、名前が“次郎”、配信先情報が“Ziro@aaa.bbb.ccc”であり、次郎に対する信頼度が“0.8”であることを示しており、他端末情報143は、端末IDが“2100”、名前が“太郎”、配信先情報が“Taro@aaa.bbb.ccc”、次郎対する信頼度が“0.1”であることを示している。
(コンテンツ情報132)
コンテンツ情報132は、コンテンツIDとコンテンツデータとからなる組1以上記憶するための領域を有している。
コンテンツデータは、例えば、静止画像データや、動画像データ、及び文字データなどである。
コンテンツIDは、端末IDとコンテンツデータの生成時に発行されるシリアル番号とからなる。端末IDは、自端末ID及び他端末IDの何れかである。
例えば、図3では、コンテンツID“1000−100”136とコンテンツデータ133とが、対応付けられている。
(コンテンツ閾値データテーブル139)
コンテンツ閾値データテーブル139は、図5に示すように、コンテンツID、配布可能信頼度閾値、保存可能信頼度閾値、オリジナル画像表示可能信頼度閾値、編集可能信頼度閾値、カラー表示可能信頼度閾値及び配布可能許可世代数からなるコンテンツ閾値データを1以上記憶するための領域を有している。
コンテンツIDは、コンテンツデータと同様の識別子であり、コンテンツ閾値データとコンテンツデータとの対応付けがなされる。
配布可能信頼度閾値は、コンテンツが配布可能である下限を表す数値である。配布可能信頼度閾値に値“99”が設定されている場合には、そのコンテンツIDに対応するコンテンツデータは、他のユーザ端末には配信できないことを示す。
保存可能信頼度閾値は、他のユーザ端末へ配信したコンテンツデータの保存を許可する信頼度の下限である。
オリジナル画像信頼度閾値は、他のユーザ端末へ配信したコンテンツデータのフルサイズの表示を許可する下限の信頼度のことである。フルサイズの表示が許可されない場合には、縮小表示される。
編集許可信頼度閾値は、他のユーザ端末が受信したコンテンツデータの編集を許可する信頼度の下限を示しており、この数値を下回る場合には、コンテンツデータの編集はできない。
カラー表示信頼度閾値は、他のユーザ端末へ配信したコンテンツデータ表示に対してカラー表示できる信頼度の下限を表しており、この数値を下回る場合には、2値画像処理されたものが表示される。
配布許可世代数は、コンテンツデータを生成したユーザ端末を1世代目とし、そのユーザ端末から数えて、コンテンツデータの配信が可能な回数を表している。
これらの閾値は、0以上1以下の数字で表され、数値が高い程信頼度が高い。また、“99”は表示、保存、配布、編集不可能を表し、“−99”は未設定であることを表す。
ここで、配布可能信頼度閾値は、一次配布先に対する信頼の程度により、情報(例えば、コンテンツ)の配布の禁止と承認との境界を定める値である。
例えば、コンテンツ閾値データ144は、コンテンツIDが“1000−100”、配布可能信頼度閾値が“0.3”、保存可能信頼度閾値が“99”、オリジナル画像表示可能信頼度閾値“0.4”、編集可能信頼度閾値“−99”、カラー表示可能信頼度閾値“0.4”、配布可能許可世代数が“3”であることを示し、コンテンツ閾値データ145はコンテンツIDが“2100−200”、配布可能信頼度閾値が“0.8”、保存可能信頼度閾値が“99”、オリジナル画像表示可能信頼度閾値“0.8”、編集可能信頼度閾値“99”、カラー表示可能信頼度閾値“0.8”、配布可能許可世代数が“1”であることを示している。
また、コンテンツ閾値データ146はコンテンツIDが“2300−300”、配布可能信頼度閾値が“99”、保存可能信頼度閾値が“99”、オリジナル画像表示可能信頼度閾値“99”、編集可能信頼度閾値“99”、カラー表示可能信頼度閾値“99”、配布可能許可世代数が“1”であることを表している。
コンテンツ閾値データ147はコンテンツIDが“1000−400”、配布可能信頼度閾値が“0.3”、保存可能信頼度閾値が“0.5”、オリジナル画像表示可能信頼度閾値“0.4”、編集可能信頼度閾値“0.7”、カラー表示可能信頼度閾値“0.4”、配布可能許可世代数が“5”であることを表している。
(2)処理選択部115
処理選択部115は、制御部120からメニュー選択画面表示命令を受け取ると、表示部102に、図6にて示すメニュー選択画面148を表示させる。
また、処理選択部115は、制御部120からメニュー終了画面表示命令を受け取ると、表示部102に、図7にて示すメニュー終了画面150を表示させ、入力部101を介して、ユーザからの入力を受け付ける。
例えば、図6において、処理選択部115は、制御部120からメニュー選択画面表示命令を受け取ることにより、表示部102にメニュー選択画面148を表示させる。このとき、制御部120では、入力部101を介して、他端末情報設定、コンテンツデータ生成及びコンテンツ処理の中から何れか一つの選択を受け付ける。
また、図7において、処理選択部115は、制御部120からメニュー終了画面表示命令を受け取ることにより、メニュー終了画面150を表示部102に表示させ、入力部101を介して、ユーザからの終了又は続行の選択を受け付ける。終了ボタン151が選択された場合、処理選択部115はメニュー選択を終了し、続行ボタン152が選択された場合には、図6におけるメニュー選択画面148を表示部102に再び表示させる。
(3)他端末情報設定部114
他端末情報設定部114は、制御部120から他端末情報の設定指示を示す設定命令を受け取ると、他端末情報の登録・更新するための他端末情報入力画面153を表示部102に表示させる。ここで、図8にて他端末情報入力画面153の一例を示す。他端末情報入力画面153は、他端末情報を入力するための領域である名前154、端末ID155、配信先情報156、及び信頼度157と、登録ボタン158及びキャンセルボタン159とから構成される。名前154は、登録する他端末のユーザの名前を入力する領域であり、端末ID155は他端末IDを入力する領域であり、配信先情報は、宛先(例えば、メールアドレス)を入力する領域であり、信頼度は、他端末IDに対応するユーザ端末の所有者への信頼度を入力する領域である。登録ボタン158は、入力した各情報を登録する場合に、ユーザによって選択されるボタンであり、キャンセルボタン159は、入力した各情報の登録を中止する場合に、ユーザによって選択されるボタンである。
他端末情報入力画面153において、他端末情報設定部114は、ユーザによって入力された他端末情報(他端末ID、名前、配信先情報及び信頼度)を、入力部101を介して、受け取る。他端末情報設定部114は、受け付けた他端末情報を一時的に記憶する。
他端末情報入力画面153において登録ボタン158が選択された場合には、他端末情報設定部114は、ユーザによって入力された他端末情報の登録を指示する旨の情報登録命令を、入力部101から受け取る。
他端末情報設定部114は、受け取った他端末情報を、記憶部108の他端末情報テーブル131に書き込み、他端末情報設定の処理が終了した旨を示す設定終了命令を制御部120へ出力する。
他端末情報入力画面153においてキャンセルボタン159が選択された場合には、他端末情報設定部114は、入力部101から登録をキャンセルする旨の情報キャンセル命令を受け取り、ユーザにより入力された他端末情報を破棄し、再度、他端末情報入力画面153を表示部102に表示させる。
例えば、図6におけるメニュー選択画面148で、“他端末情報設定”が選択されると、図8に示す他端末情報入力画面153を表示部102に表示させる。
他端末情報入力画面153において、名前154に“太郎”、端末ID155に“2100”、配信先情報156に“Taro@aaa.bbb.ccc”、信頼度157に“0.1”とが入力され、その後、登録ボタンが選択されると、他端末情報設定部114は、名前“太郎”、端末ID“2100”、配信先情報“Taro@aaa.bbb.ccc”、信頼度“0.1”とからなる他端末情報を、記憶部108の他端末情報テーブル131に書き込む。
また、ユーザは登録ボタン158の代わりにキャンセルボタン159を選択する事で、入力のやり直しが可能となる。
(4)コンテンツ取得部107
コンテンツ取得部107は、制御部120からコンテンツデータの生成を示す生成命令を受け取ると、図9に示すコンテンツデータ生成画面160を、表示部102に表示させる。コンテンツ取得部107は、コンテンツデータ生成画面160により選択された選択内容に基づいて、コンテンツデータを生成又は取得する。コンテンツ取得部107は、自端末IDを記憶部108から読み出し、さらに、シリアル番号を生成する。コンテンツ取得部107は、読み出した自端末IDと生成したシリアル番号とを用いて、コンテンツIDを生成し、生成又は取得したコンテンツデータと、生成したコンテンツIDとを対応付けて、記憶部108のコンテンツ情報132に書き込む。
コンテンツ取得部107は、コンテンツデータ生成の処理が終了した旨を示す生成終了命令を制御部120へ出力する。
ここで、コンテンツ取得部107は、選択内容として、“カメラによる生成”を受け付けると、カメラ103にて撮影された画像をコンテンツデータとして、映像制御部106を介して受け取り、以降、コンテンツIDの生成、及び受け取ったコンテンツデータと生成したコンテンツIDとをコンテンツ情報132へ書き込む。
また、コンテンツ取得部107は、選択内容として、“文字入力による生成”を受け付けると、入力部101により受け付けた文字データをコンテンツデータとして、受け取り、以降、上記と同様の動作を行う。
また、コンテンツ取得部107は、選択内容として、“メモリカードからの読取”を受け付けると、メモリカード50からコンテンツデータを読み出し、以降、上記と同様の動作を行う。
例えば、ユーザは図6のメニュー選択画面148で、“コンテンツデータ生成”を選択し、選択ボタン149を押すことで、コンテンツ取得部107は、表示部102に図9にあるコンテンツデータ生成画面160を表示する。
コンテンツデータ生成画面160では、メニューとして、“カメラによる生成”、“メモリカードからの読取”及び“文字入力による生成”を表示し、入力部101を介して、ユーザからのコンテンツ生成方法の選択を受け付け、ユーザは選択ボタン161により選択を受け付ける。以降は、受け付けた選択内容に基づいて、コンテンツデータ及びコンテンツIDを生成し、生成したコンテンツデータ及びコンテンツIDを記憶部108のコンテンツ情報132に書き込む。
(5)配信コンテンツ選択部112
配信コンテンツ選択部112は、制御部120からコンテンツデータに係る処理の選択を示す選択命令を受け取ると、記憶部108のコンテンツ情報132に記憶している各コンテンツデータのうち1のコンテンツデータが選択されるまで、コンテンツ情報132からコンテンツID及びこれに対応するコンテンツデータの組を、1組ごと読み出す。
配信コンテンツ選択部112は、読み出したコンテンツIDに対応する配布可能信頼度閾値をコンテンツ閾値データから取得し、取得した配布可能閾値に基づいて、読み出したコンテンツデータ及びコンテンツIDを含むコンテンツ選択画面を、表示部102に表示させる。コンテンツ選択画面は、コンテンツデータと、コンテンツIDと、選択ボタン又は選択不可表示と、前ボタンと、次ボタンとから構成される。選択ボタンは、表示されているコンテンツデータに対する配布可能信頼度閾値が0以上1以下の場合に表示され、選択不可表示は、表示されているコンテンツデータに対する配布可能信頼度閾値が99の場合に表示される。なお、表示されるコンテンツデータは、映像制御部106にて伸張されたコンテンツデータである。また、コンテンツ選択画面の前ボタンは、読み出したコンテンツデータが1件目である場合には、表示されない。コンテンツ選択画面の次ボタンは、読み出したコンテンツデータが最後である場合には、表示されない。
配信コンテンツ選択部112は、コンテンツ選択画面において前ボタンが選択されたことを示す前移動命令を入力部101から受け取ると、1つ前のコンテンツデータ及びコンテンツIDをコンテンツ情報132から読み出し、読み出したコンテンツデータ及びコンテンツIDを含むコンテンツ選択画面を、表示部102に表示させる。配信コンテンツ選択部112は、コンテンツ選択画面において次ボタンが選択されたことを示す次移動命令を入力部101から受け取ると、次のコンテンツデータ及びコンテンツIDをコンテンツ情報132から読み出し、読み出したコンテンツデータ及びコンテンツIDを含むコンテンツ選択画面を、表示部102に表示させる。
配信コンテンツ選択部112は、コンテンツ選択画面において選択ボタンが選択されたことを示す選択決定命令を、入力部101から受け取ると、現在表示しているコンテンツデータ及びコンテンツIDを含む送信・保存・設定選択画面を、表示部102に表示させる。送信・保存・設定選択画面は、選択されたコンテンツデータ、コンテンツID、送信ボタン、保存ボタン及び設定ボタンから構成されている。
送信ボタンがユーザにより押下されると、配信コンテンツ選択部112は、入力部101から、送信ボタンが押下されたことを示す送信選択命令を受け取り、その後、配信先選択部116へ、配信先の設定を開始することを示す配信先設定命令を送る。また、配信コンテンツ選択部112は、データ加工部110及び配信データ生成部111へ、ユーザにより選択されたコンテンツIDを出力する。
保存ボタンがユーザにより押下されると、配信コンテンツ選択部112は、入力部101から、保存ボタンが押下されたことを示す保存選択命令を受け取り、その後、ユーザにより選択されたコンテンツIDと、コンテンツデータに係る保存用のデータである保存時生成データの生成を行うことを示す保存データ生成命令とを配信データ生成部111へ出力する。なお、保存時生成データの詳細については後述する。
設定ボタンがユーザにより押下されると、配信コンテンツ選択部112は、入力部101から、設定ボタンが押下されたことを示す設定選択命令を受け取り、その後、ユーザにより選択されたコンテンツIDと、コンテンツ閾値データの生成を指示する閾値データ生成命令とを配信条件設定部113へ出力する。
図10は、コンテンツ選択画面から送信・保存・設定選択画面への遷移の一例を示す。
以下にその遷移について説明する。
例えば、図6において、メニュー選択画面148でコンテンツ処理が選択されると、配信コンテンツ選択部112は、記憶部108よりコンテンツID“1000−100”を取得し、コンテンツID“1000−100”に対応するコンテンツデータを映像制御部106で伸張させ、伸張させたコンテンツデータを含むコンテンツ選択画面201を表示部102に表示させる。なお、ここでは、読み出したコンテンツデータが1件目であるので、前ボタンは表示されない。
コンテンツ選択画面201において、コンテンツデータ202を選択する場合は選択ボタン203を選択し、選択しない場合は次ボタン204を選択する。
次ボタン204が選択されると、配信コンテンツ選択部112は記憶部108から次のコンテンツID“2100−200”を取得し、このIDに対応するコンテンツデータを映像制御部106で伸張させ、伸張させたコンテンツデータを含むコンテンツ選択画面205を表示部102に表示させる。
コンテンツ選択画面205において、コンテンツデータ206を選択する場合は選択ボタン207を選択し、選択しない場合は前ボタン208又は次ボタン209を選択する。前ボタン208が選択されると、コンテンツ選択画面201へ戻り、次ボタン209を選択すると次のコンテンツ選択画面210へ進む。
ここで、次ボタン209を選択した場合、コンテンツ選択画面210が表示され、コンテンツデータ211が表示される。このコンテンツデータ211は、コンテンツIDが“2300−300”であり、このコンテンツIDに対応する配布可能信頼度閾値は99であるため、選択不可表示212が表示される。これにより、コンテンツデータ211は、選択不可能となる。
コンテンツ選択画面210において、コンテンツデータ211は選択できないため、前ボタン213又は次ボタン214を選択する。
次ボタン214が選択された場合、コンテンツ選択画面215が表示され、コンテンツデータ216が表示される。このコンテンツデータ216を選択する場合は、選択ボタン218が選択される。前のコンテンツ選択画面210を表示させる場合は、前へボタン217が選択される。コンテンツ情報132に登録されているコンテンツデータは、これ以上存在しないので次ボタンは表示されない。
ここで、コンテンツデータ216が選択されると、送信・保存・設定選択画面219において、コンテンツデータ216が表示される。以降においては、配信コンテンツ選択部112は、上記に示す動作を行う。
(6)配信条件設定部113
配信条件設定部113は、配信コンテンツ選択部112から、ユーザにより選択されたコンテンツIDと、閾値データ生成命令とを受け取る。
配信条件設定部113は、受け取ったコンテンツIDに含まれる端末IDを用いて、送信・保存・設定選択画面219で選択されたコンテンツデータが自端末で生成されたものであるか、あるいは他端末で生成されたものであるかの判断を行う。
選択されたコンテンツが自端末で生成されたものでないと判断した場合、配信条件設定部113は、表示部102に設定不可画面224を表示させる。設定不可画面224は、図11に示すように、選択されたコンテンツデータ206、そのコンテンツID“2100−200”及び設定が禁止されている旨のメッセージ“設定不可”225を表示する項目と、終了ボタン226とから構成されている。設定不可画面224において、終了ボタン226が選択されると、入力部101から画面表示を終了する旨の表示終了命令を受け取り、コンテンツ処理が終了した旨を示す処理終了命令を制御部120へ出力する。なお、設定不可画面224にて表示されるコンテンツデータは、映像制御部106にて伸張されたコンテンツデータである。
選択されたコンテンツが自端末で生成されたものであると判断した場合、配信条件設定部113は、選択されたコンテンツIDに対応するコンテンツデータをコンテンツ情報132から読み出す。
配信条件設定部113は、読み出したコンテンツデータを含む配信条件入力画面227を表示部102に表示させる。
配信条件入力画面227は、図12に示すように、コンテンツデータ216及びそのコンテンツIDを表示する項目と、配布可能信頼度閾値、保存可能信頼度閾値、オリジナル画像表示可能信頼度閾値、編集可能信頼度閾値、カラー表示可能信頼度閾値及び配布可能許可世代数の値を受け付ける項目と、登録ボタン234と、キャンセルボタン235とから構成されている。なお、配信条件入力画面227にて表示されるコンテンツデータは、映像制御部106にて伸張されたコンテンツデータである。
配信条件入力画面227において、配信条件設定部113は、ユーザによって入力された配布可能信頼度閾値、保存可能信頼度閾値、オリジナル画像表示可能信頼度閾値、編集可能信頼度閾値、カラー表示可能信頼度閾値及び配布可能許可世代数を、入力部101を介して、受け取る。配信条件設定部113は、受け取った各数値を一時的に記憶する。
配信条件入力画面227において登録ボタン234が選択された場合、配信条件設定部113は、入力部101から、登録ボタン234が選択されたことを示す条件登録命令とを受け取る。配信条件設定部113は、受け取った各数値と、コンテンツIDとを用いてコンテンツ閾値データを生成し、生成したコンテンツ閾値データを記憶部108のコンテンツ閾値データテーブル139へ書き込む。配信条件設定部113は、処理終了命令を制御部120へ出力する。
配信条件設定部113は、入力部101からキャンセルボタンが選択されたことを示す条件キャンセル命令を受け付けると、ユーザにより入力された各数値を削除し、受け取ったコンテンツIDに含まれる端末IDを用いて、配信条件入力画面227を、再度、表示部102に表示させる。
例えば、図10において、送信・保存・設定選択画面219で設定ボタン223が選択されると、配信条件設定部113は選択されたコンテンツデータが他端末で生成したものか自端末で生成したものかを判断する。この場合、配信条件設定部113は、コンテンツデータが自端末で生成したものであると判断し、配信条件入力画面227を表示部102に表示させ、コンテンツデータ216の配布可能信頼度閾値、保存可能信頼度閾値、オリジナル画像表示可能信頼度閾値、編集可能信頼度閾値、カラー表示可能信頼度閾値及び配布可能許可世代数を、入力部101を介して受け付ける。
ここでは、配信条件設定部113は、配布可能信頼度閾値228として“0.3”、保存可能信頼度閾値229に“0.5”、オリジナル画像表示可能信頼度閾値230に“0.4”、編集可能信頼度閾値231に“0.7”、カラー表示可能信頼度閾値232に“0.4”、配布可能許可世代数233に“5”をそれぞれ受け付け、登録ボタン234が選択されると、配信条件設定部113は、入力された各数値と、コンテンツID“1000−400”とを用いてコンテンツ閾値データを生成する。配信条件設定部113は、生成したコンテンツ閾値データをコンテンツ閾値データテーブル139へ書き込む。
また、配信条件入力画面227において、キャンセルボタン235が選択されると入力された各数値は消去され、再度、入力を受け付ける。
(7)配信先選択部116
配信先選択部116は、コンテンツデータの配信先として選択された他端末IDを1以上記憶するためのID記憶領域を有している。
配信先選択部116は、配信コンテンツ選択部112から、配信先設定命令を受け取ると、記憶部108の他端末情報テーブル131から全ての他端末IDを取得し、取得した全ての他端末IDそれぞれに対応する配信先情報、名前、信頼度からなる組を、所定数毎に配信先選択画面240を用いて、表示部102に表示させる。配信先選択画面240は、図13にて示すように、配信先情報、名前、信頼度からなる組を所定数分表示する領域と、OKボタン241と、次ボタン242とから構成されている。
配信先選択画面240において、配信先選択部116は、ユーザより選択された配信先を、入力部101を介して受け取り、受け取った配信先と、その配信先に対応する他端末IDとをID記憶領域に一時的に記憶する。ここで、配信先の選択は複数選択することができ、配信先選択部116は、選択された1以上の配信先と、それぞれに対応する他端末IDとを、ID記憶領域に一時的に記憶する。ここで、一時的に記憶する配信先とは、配信先の名前を含む情報である。
配信先選択画面240においてOKボタン241が選択されると、配信先選択部116は、入力部101から、配信先が選択された旨を示す配信選択命令とを受け付ける。配信先選択部116は、選択された1以上の配信先の名前を含む配信先確認画面243を、表示部102に表示させる。配信先確認画面243は、図13に示すように、選択された配信先の対象者の名前を表示する領域と、OKボタン244及びキャンセルボタン245とから構成されている。
配信先選択画面240において次ボタン242が選択されると、配信先選択部116は、入力部101から次の情報を表示する旨を示す次表示命令を受け取る。そして、配信先選択部116は、未表示である、配信先情報、名前、信頼度からなる1以上の組を所定数分、配信先選択画面240を用いて、表示部102に表示させる。
配信先確認画面243においてOKボタン244が選択されると、配信先選択部116は、入力部101から送信先が確定した旨を示す送信先確定命令を受け付ける。配信先選択部116は、ID記憶領域に記憶している1以上の他端末ID、つまり、ユーザにより選択された1以上の他端末IDを配信データ生成部111に出力する。配信先確認画面243においてキャンセルボタン245が選択されると、配信先選択部116は、一時的に記憶している1以上の他端末IDを破棄し、入力部101から処理を中止する旨の配信先キャンセル命令を受け取り、処理終了命令を制御部120へ出力し、処理を中止する。
例えば、図10に示す送信・保存・設定選択画面219において、送信ボタン221が選択されると、配信先選択部116は、記憶部108にある他端末情報テーブル131に記憶されている全ての他端末IDを取得し、取得した端末IDに対応する名前、配信先情報及び信頼度からなる組を所定数分、配信先選択画面240を用いて、表示部102に表示させる。以降、所定数分だけ表示させた名前、配信先情報及び信頼度からなる1以上の組を配信先リストという。配信先選択画面240において、次ボタン242が選択された場合、次の配信先リストが配信先選択画面により表示される。
ここで、「花子」、「次郎」及び「太郎」を選択し、OKボタン241が選択された場合、配信先確認画面243が表示され、キャンセルボタン245が選択された場合には、配信先選択画面240に戻り、再び配信先の選択が可能となる。
また、配信先確認画面においてOKボタン244が選択されると、配信先選択部116は、選択された1以上の他端末IDを配信データ生成部111へ出力する。
(8)配信データ生成部111
配信データ生成部111は、配信時生成データ及び保存時生成データの生成を行う。
配信時生成データは、コンテンツデータを他のユーザ端末へ配信する場合に、配信するコンテンツデータとともに、配信先の他のユーザ端末へ配信されるデータである。配信時生成データは、図14(a)に示すように、端末ID、配信先情報、コンテンツID、二次配布可能信頼度閾値、二次保存可能信頼度閾値、二次オリジナル画像表示可能信頼度閾値、二次編集可能信頼度閾値、二次カラー表示可能信頼度閾値、及び二次配布許可世代数から構成される。
端末IDは、配信先のユーザ端末を識別する識別子であり、他端末IDと同一である。配信先情報は、配信先のユーザ端末の宛先(ここでは、メールアドレス)を示す。コンテンツIDは、配信するコンテンツデータに対応する識別子である。
二次配布可能信頼度閾値は、配布先のユーザ端末が、配信されたコンテンツデータを、さらに別のユーザ端末へ配信する場合に用いる配布可能信頼度閾値である。
二次保存可能信頼度閾値は、配布先のユーザ端末が、配信されたコンテンツデータを、さらに別のユーザ端末へ配信する場合に用いる保存可能信頼度閾値である。
二次オリジナル画像表示可能信頼度閾値は、配布先のユーザ端末が、配信されたコンテンツデータを、さらに別のユーザ端末へ配信する場合に用いるオリジナル画像表示可能信頼度閾値である。
二次編集可能信頼度閾値は、配布先のユーザ端末が、配信されたコンテンツデータを、さらに別のユーザ端末へ配信する場合に用いる編集可能信頼度閾値である。
二次カラー表示可能信頼度閾値は、配布先のユーザ端末が、配信されたコンテンツデータを、さらに別のユーザ端末へ配信する場合に用いるカラー表示可能信頼度閾値である。
二次配布許可世代数は、配布先のユーザ端末が、配信されたコンテンツデータを、さらに別のユーザ端末へ配信する場合に用いる配布許可世代数である。
保存時生成データは、コンテンツデータをメモリカード50へ保存する場合に、保存するコンテンツデータとともに、メモリカード50に保存されるデータである。保存時生成データは、図14(b)に示すように、端末ID、配信先情報、コンテンツID、二次配布可能信頼度閾値、二次保存可能信頼度閾値、二次オリジナル画像表示可能信頼度閾値、二次編集可能信頼度閾値、二次カラー表示可能信頼度閾値、及び二次配布許可世代数から構成される。
保存時生成データの構成要素は、配信時生成データと同様であるため、ここでの説明は省略する。
なお、保存時生成データでは、端末ID及び配信先情報には、情報は設定されない。また、各信頼度閾値は、メモリカード50が装着されたユーザ端末(例えば、PC端末24)が、配信時に利用される。
以下、配信時生成データの生成、及び保存辞生成データの生成、それぞれの動作について説明する。
(配信時生成データの生成)
ここでは、配信時生成データを生成する動作について説明する。
配信データ生成部111は、配信コンテンツ選択部112から、ユーザにより選択されたコンテンツIDを受け取ると、受け取ったコンテンツIDに対応するコンテンツ閾値データを、記憶部108のコンテンツ閾値データテーブル139から読み出す。
配信データ生成部111は、選択された1以上の他端末IDを配信先選択部116から受け取ると、受け取った1以上の他端末IDのうち1の他端末IDを取得する。
配信データ生成部111は、取得した1の他端末IDに対応する他端末情報に含まれる信頼度を、他端末情報テーブル131から取得する。
配信データ生成部111は、読み出したコンテンツ閾値データに含まれる配布可能許可世代数から値“1”を減算した結果を値Fとし、値Fが、1以上であるか否かを判断する。
値Fが1以上であると判断する場合には、読み出したコンテンツ閾値データに含まれる配布可能信頼度閾値が“99”であるか否かを判断する。
配布可能信頼度閾値が“99”でないと判断する場合には、配信データ生成部111は、他端末情報テーブル131から取得した信頼度が、配布可能信頼度閾値以上であるか否かを判断する。
信頼度が配布可能信頼度閾値以上であると判断する場合には、配信データ生成部111は、配布可能信頼度閾値と信頼度とを用いて、値A(=(配布可能信頼度閾値)/(信頼度))を算出する。信頼度が配布可能信頼度閾値以上でないと判断する場合には、配信データ生成部111は、値Aに“99”を設定する。
さらに、配信データ生成部111は、カラー表示可能信頼度閾値と信頼度とを用いて、値B(=(カラー表示可能信頼度閾値)/(信頼度))を算出し、算出した値Bが1以下であるか否かを判断する。
値Bが1以下でないと判断する場合には、配信データ生成部111は、値Bに“99”を設定し、データ加工部110へコンテンツデータに2値画像処理を施す旨を示す2値画像処理命令を出力する。
値Bが1以下であると判断する場合には、配信データ生成部111は、編集可能信頼度閾値と信頼度とを用いて、値C(=(編集可能信頼度閾値)/(信頼度))を算出し、算出した値Cが1以下であるか否かを判断する。
値Cが1以下でないと判断する場合には、配信データ生成部111は、値Cに“99”を設定し、データ加工部110へコンテンツデータの編集を禁止する旨を示す編集不可設定命令を出力する。
値Cが1以下であると判断する場合には、配信データ生成部111は、オリジナル画像表示可能信頼度閾値と信頼度とを用いて、値D(=(オリジナル画像表示可能信頼度閾値)/(信頼度))を算出し、算出した値Dが1以下であるか否かを判断する。
値Dが1以下でないと判断する場合には、配信データ生成部111は、値Dに“99”を設定し、データ加工部110へコンテンツデータを縮小する旨を示す画像縮小命令を出力する。
値Dが1以下であると判断する場合には、配信データ生成部111は、保存可能信頼度閾値と信頼度とを用いて、値E(=(保存可能信頼度閾値)/(信頼度))を算出し、算出した値Eが1以下であるか否かを判断する。
値Eが1以下でないと判断する場合には、配信データ生成部111は、値Eに“99”を設定し、データ加工部110へコンテンツデータの保存を禁止する旨を示す保存不可設定命令を出力する。
値Eが1以下であると判断する場合には、取得した1の他端末IDに対応する他端末情報に含まれる配信先情報を、他端末情報テーブル131から取得し、算出した各値(A、B、C、D、E、F)と、選択されたコンテンツID、他端末ID及び配信先情報とを用いて、配信時生成データを生成する。ここで、値Aは二次配布可能信頼度閾値として設定され、値Bは二次カラー表示可能信頼度閾値として設定され、値Cは二次編集可能信頼度閾値として設定される。また、値Dは二次オリジナル画像表示可能信頼度閾値として設定され、値Eは二次保存可能信頼度閾値として設定され、値Fは二次配布許可世代数として設定される。
配信データ生成部111は、配信時生成データの生成が完了した旨を示すデータ生成完了命令を、データ加工部110へ出力する。
配信データ生成部111は、生成した配信時生成データと、コンテンツデータの配信を指示する旨の配信命令とを配信処理部118へ出力する。配信データ生成部111は、配信処理部118から、次の配信時生成データの生成を指示する次データ生成命令を受け取ると、選択された1以上の他端末IDから未取得の他端末IDが存在するか否かを判断する。存在すると判断する場合には、配信データ生成部111は、未取得の他端末IDから1の他端末IDを取得し、再度、上記の動作を行う。未取得の他端末IDが存在しないと判断する場合には、配信データ生成部111は、処理終了命令を制御部120へ出力して、動作を終了する。
値Fが1以上でないと判断する場合、及び配布可能信頼度閾値が“99”であると判断する場合には、配信データ生成部111は、表示部102に送信不可画面252を表示させる。送信不可画面252は、図15に示すように、コンテンツデータの送信が不可である旨を示すメッセージ“送信不可”と、終了ボタン253とから構成されている。配信データ生成部111は、入力部101から終了ボタン253が押下されたことを示す表示終了命令を受け取ると、処理終了命令を制御部120へ出力して、動作を終了する。
例えば、図13にて示す配信先確認画面243において、送信先として「花子」、「次郎」及び「太郎」が選択された場合の動作を以下に示す。
配信データ生成部111は、選択された3つの他端末IDのうち、「花子」の他端末ID“2200”を取得、及び選択されたコンテンツID“1000−400”に対応するコンテンツ閾値データ147を取得する。
配信データ生成部111は、配布許可世代数より値Fを算出し、さらに、他端末ID“2200”に対応する信頼度と、配布可能信頼度閾値、保存可能信頼度閾値、オリジナル画像表示可能信頼度閾値、編集可能信頼度閾値、及びカラー表示可能信頼度閾値とを用いて、値A、B、C、D、Eを算出する。配信データ生成部111は、他端末ID、配信先情報、コンテンツID、及び算出した各値とを用いて、図14に示す配信時生成データ247を生成する。
次に、配信データ生成部111は、未取得である2つの他端末IDのうち、「次郎」の他端末ID“2300”を取得し、図14に示す配信時生成データ248を生成する。
次に、配信データ生成部111は、未取得である1つの他端末IDである「太郎」の他端末ID“2100”を取得し、図14に示す配信時生成データ249を生成する。このとき、他端末ID“2100”に対する信頼度は“0.1”であり、コンテンツID“1000−400”に対応する配布可能信頼度閾値は“0.3”であるので、値Aには“99”が設定される。これにより、太郎のユーザ端末は、コンテンツID“1000−400”に対応するコンテンツデータを受け取ると、それ以降は、受け取ったコンテンツデータを、他のユーザ端末には配信できなくなる。
(保存時生成データの生成)
配信データ生成部111は、配信コンテンツ選択部112から、選択されたコンテンツIDと、保存データ生成命令とを受け取ると、受け取ったコンテンツIDに対応するコンテンツ閾値データをコンテンツ閾値データテーブル139から取得する。
配信データ生成部111は、取得したコンテンツ閾値データと、受け取ったコンテンツIDとを用いて、保存時生成データを生成する。
配信データ生成部111は、生成した保存時生成データと、コンテンツデータの保存行う旨の保存命令とを配信処理部118へ出力する。
(9)配信処理部118
(保存に係る動作)
配信処理部118は、配信データ生成部111から保存命令と、保存時生成データとを受け取ると、受け取った保存時生成データに含まれるコンテンツID、つまりユーザにより選択されたコンテンツIDに対応するコンテンツデータを、コンテンツ情報132から読み出す。配信処理部118は、読み出したコンテンツデータと受け取った保存時生成データとをメモリカード50へ書き込む。
配信処理部118は、処理終了命令を制御部120へ出力する。
(配信に係る動作)
配信処理部118は、データ加工部110から加工されていないコンテンツデータ又は加工されたコンテンツデータを受け取る(以降、単に、コンテンツデータという)。
配信処理部118は、配信データ生成部111から配信命令と、配信時生成データとを受け取ると、受け取った配信時生成データに含まれる端末IDに対応する他端末情報に含まれる名前を他端末情報テーブル131から取得する。
配信処理部118は、データ加工部110より受け取ったコンテンツデータと、配信データ生成部111より受け取った配信時生成データと、取得した名前とを含む配信時確認画面258を、表示部102に表示させる。
ここで、配信時確認画面258は、図16に示すように、選択されたコンテンツデータ216、コンテンツID259、配信先260、名前261、二次配布可能信頼度閾値262、二次保存可能信頼度閾値263、二次オリジナル画像表示可能信頼度閾値264、二次編集可能信頼度閾値265、二次カラー表示可能信頼度閾値266、二次配布許可世代数267、送信ボタン268、及びキャンセルボタン269から構成されている。なお、配信時確認画面258にて表示されるコンテンツデータは、映像制御部106にて伸張されたコンテンツデータである。
送信ボタン268は、送信を行う場合に押下されるボタンであり、キャンセルボタン269は、送信をキャンセルする場合に押下されるボタンである。なお、他の表示項目については、配信時生成データの各項目及び、他端末情報における項目と同一であるため、ここでの説明は省略する。
配信時確認画面258において送信ボタン268が選択されると、配信処理部118は、入力部101から配信を実行する旨の配信実行命令を受け取り、データ加工部110より受け取ったコンテンツデータと、配信データ生成部111より受け取った配信時生成データとを、配信先にて示される宛先へ送信する。配信処理部118は、送信後、次データ生成命令を配信データ生成部111へ出力する。
配信時確認画面258においてキャンセルボタン269が選択されると、配信処理部118は、入力部101から配信を中止する旨の配信キャンセル命令を受け取り、次データ生成命令を配信データ生成部111へ出力する。
例えば、配信処理部118は、データ加工部110から、コンテンツIDが“1000−400”であるコンテンツデータを取得し、配信データ生成部111から配信時生成データ247を受け取る。配信データ生成部111は、表示部102に配信時確認画面258を表示させる。配信時確認画面258では、送信対象のコンテンツデータ216、そのコンテンツID“1000−400”、配信先情報“Hana@aaa.bbb.ccc”、名前”花子“、二次配布可能信頼度閾値”0.33“、二次保存可能信頼度閾値”0.56“、二次オリジナル画像表示可能信頼度閾値”0.44“、二次編集可能信頼度閾値”0.78“、二次カラー表示可能信頼度閾値”0.44“及び二次配布許可世代数”4“が表示される。
送信ボタン268が押下されると、アンテナ121を介して、コンテンツIDが“1000−400”であるコンテンツデータ216及び配信時生成データ247送信され、キャンセルボタン269が押下されると、送信はキャンセルされる。
(10)データ加工部110
データ加工部110は、配信コンテンツ選択部112から、ユーザにより選択されたコンテンツIDを受け取ると、受け取ったコンテンツIDに対応するコンテンツデータをコンテンツ情報から取得し、一時的に記憶する。
データ加工部110は、配信データ生成部111から2値画像処理命令を受け取ると、一時的に記憶しているコンテンツデータに2値画像処理を施し、2値画像処理が施されたコンテンツデータを、再度、コンテンツデータとし、一時的に記憶する。
データ加工部110は、配信データ生成部111から編集不可設定命令を受け取ると、一時的に記憶しているコンテンツデータを編集不可に設定し、編集不可が設定されたコンテンツデータを、再度、コンテンツデータとして、一時的に記憶する。
データ加工部110は、配信データ生成部111から画像縮小命令を受け取ると、一時的に記憶しているコンテンツデータを縮小し、縮小したコンテンツデータを、再度、コンテンツデータとして、一時的に記憶する。
データ加工部110は、配信データ生成部111から保存不可設定命令を受け取ると、一時的に記憶しているコンテンツデータを保存不可に設定し、保存不可が設定されたコンテンツデータを、再度、コンテンツデータとして、一時的に記憶する。
データ加工部110は、データ生成完了命令を、配信データ生成部111から受け取ると、一時的に記憶しているコンテンツデータを配信処理部118へ出力する。
(11)受信処理部117
受信処理部117は、他のユーザ端末から通信部119を介して、コンテンツデータと配信時生成データを受け取り、受け取ったコンテンツデータを表示部102に表示させる。このとき、受信処理部117は、受け取ったコンテンツデータに編集不可等が設定されている場合には、設定されている情報に基づき、受け取ったコンテンツデータを表示部102に表示させる。なお、表示部102にて表示されるコンテンツデータは、映像制御部106にて伸張されたコンテンツデータである。
コンテンツデータの表示が終了すると、受信処理部117は、コンテンツデータに保存不可が設定されていない場合には、受け取った配信時生成データからコンテンツ閾値データを生成し、生成したコンテンツ閾値データをコンテンツ閾値データテーブル139へ書き込み、さらに、受け取ったコンテンツデータとそのコンテンツIDとを対応付けて、コンテンツ情報132へ書き込む。なお、コンテンツデータに保存不可が設定されている場合には、受信処理部117は、受け取ったコンテンツデータ及び配信時生成データを破棄する。
(12)通信部119
通信部119は、アンテナ121を介して、通信プロトコルを用いてネットワーク上の他のユーザ端末からコンテンツデータ及び配信時生成データを受信する。通信部119は、受信したコンテンツデータ及び配信時生成データを受信処理部117へ出力する。
通信部119は、コンテンツデータ及び配信時生成データを、配信処理部118から受け取り、受け取ったコンテンツデータ及び配信時生成データを、アンテナ121を介して配信先の他のユーザ端末へ配信する。
(13)映像制御部106
映像制御部106は、カメラ103より画像を受け取ると、受け取った画像を圧縮し、圧縮した画像をコンテンツデータとし、コンテンツデータをコンテンツ取得部107へ出力する。
映像制御部106は、配信コンテンツ選択部112がコンテンツデータを含むコンテンツ選択画面を表示する際に、表示対象のコンテンツデータの伸張を行う。
映像制御部106は、配信条件設定部113がコンテンツデータを含む設定不可画面及び配信条件入力画面を表示する際に、表示対象のコンテンツデータの伸張を行う。
映像制御部106は、配信処理部118がコンテンツデータを含む配信時確認画面を表示する際に、表示対象のコンテンツデータの伸張を行う。
映像制御部106は、受信処理部117が他のユーザ端末から受信したコンテンツデータを表示する際に、表示対象のコンテンツデータの伸張を行う。
(14)表示部102
表示部102は、処理選択部115の指示により、メニュー選択画面及びメニュー終了画面を表示する。
表示部102は、他端末情報設定部114の指示により、他端末情報入力画面を表示する。
表示部102は、コンテンツ取得部107の指示により、コンテンツデータ生成画面を表示する。
表示部102は、配信コンテンツ選択部112の指示により、コンテンツ選択画面、及び送信・保存・設定選択画面を表示する。
表示部102は、配信条件設定部113の指示により、設定不可画面、及び配信条件入力画面を表示する。
表示部102は、配信先選択部116の指示により、配信先選択画面、及び配信先確認画面を表示する。
表示部102は、配信データ生成部111の指示により、送信不可画面を表示する。
表示部102は、配信処理部118の指示により、配信時確認画面を表示する。
表示部102は、受信処理部117の指示により、受信したコンテンツデータの表示を行う。
(15)制御部120
制御部120は、携帯端末10の全体の制御を行う。
制御部120は、メニュー選択画面表示命令を処理選択部115へ出力する。
メニュー選択画面148が表示されている場合において、制御部120は、入力部101から他端末情報設定が選択された旨を示す第1選択命令を受け取ると、設定命令を他端末情報設定部114に出力する。
メニュー選択画面148が表示されている場合において、制御部120は、入力部101からコンテンツデータ生成が選択された旨を示す第2選択命令を受け取ると、生成命令をコンテンツ取得部107に出力する。
メニュー選択画面148が表示されている場合において、制御部120は、入力部101からコンテンツ処理が選択された旨を示す第3選択命令を受け取ると、選択命令を配信コンテンツ選択部112に出力する。
制御部120は、他端末情報設定部114から設定終了命令を受け取ると、メニュー終了画面表示命令を、処理選択部115に出力する。
制御部120は、コンテンツ取得部107から生成終了命令を受け取ると、メニュー終了画面表示命令を、処理選択部115に出力する。
制御部120は、配信データ生成部111から処理終了命令を受け取ると、メニュー終了画面表示命令を、処理選択部115に出力する。
制御部120は、配信条件設定部113から処理終了命令を受け取ると、メニュー終了画面表示命令を、処理選択部115に出力する。
制御部120は、配信処理部118から処理終了命令を受け取ると、メニュー終了画面表示命令を、処理選択部115に出力する。
(16)入力部101
入力部101は、表示部102にて表示されている画面に応じて、ユーザからデータの入力の受け付け、及びボタン選択の受け付けを行う。
メニュー選択画面148が表示されている場合において、入力部101は、ユーザによって他端末情報設定が選択され、選択ボタン149が押下されると、第1選択命令を制御部120に出力する。
メニュー選択画面148が表示されている場合において、入力部101は、ユーザによってコンテンツデータ生成が選択され、選択ボタン149が押下されると、第2選択命令を制御部120に出力する。
メニュー選択画面148が表示されている場合において、入力部101は、ユーザによってコンテンツ処理が選択され、選択ボタン149が押下されると、第3選択命令を制御部120に出力する。
メニュー終了画面150が表示されている場合において、入力部101は、終了ボタン151が選択されると、終了が選択された旨を処理選択部115へ出力し、続行ボタン152が選択されると、続行が選択された旨を処理選択部115へ出力する。
他端末情報入力画面153が表示されている場合において、入力部101は、他端末情報を受け付けると、受け付けた他端末情報を他端末情報設定部114へ出力する。また、入力部101は、登録ボタン158の選択を受け付けると、情報登録命令を他端末情報設定部114へ出力し、キャンセルボタン159の選択を受け付けると、情報キャンセル命令を他端末情報設定部114へ出力する。
コンテンツデータ生成画面が表示されている場合において、カメラによる生成が選択され、選択ボタン161が押下されると、入力部101は、カメラによる生成が選択された旨をコンテンツ取得部107へ出力する。また、入力部101は、メモリカードからの読取が選択され、選択ボタン161が押下されると、メモリカードからの読取が選択された旨をコンテンツ取得部107へ出力し、文字入力による生成が選択され、選択ボタン161が押下されると、文字入力による生成が選択された旨をコンテンツ取得部107へ出力する。
コンテンツ選択画面が表示されている場合において、入力部101は、前ボタンが選択されると、前移動命令を配信コンテンツ選択部112へ出力し、次ボタンが選択されると、次移動命令を配信コンテンツ選択部112へ出力する。また、入力部101は、選択ボタンが選択されると、選択決定命令を配信コンテンツ選択部112へ出力する。
送信・保存・設定選択画面が表示されている場合において、入力部101は、送信ボタンが選択されると、送信選択命令を配信コンテンツ選択部112へ出力し、保存ボタンが選択されると、保存選択命令を配信コンテンツ選択部112へ出力する。また、入力部101は、設定ボタンが選択されると、設定選択命令を配信コンテンツ選択部112へ出力する。
設定不可画面224が表示されている場合において、入力部101は、終了ボタン226が選択されると、表示終了命令を配信条件設定部113へ出力する。
配信条件入力画面227が表示されている場合において、入力部101は、配布可能信頼度閾値、保存可能信頼度閾値、オリジナル画像表示可能信頼度閾値、編集可能信頼度閾値、カラー表示可能信頼度閾値及び配布可能許可世代数とを受け付けると、受け付けた各値を、配信条件設定部113へ出力する。また、入力部101は、登録ボタン234が選択されると、条件登録命令を配信条件設定部113へ出力し、キャンセルボタン235が選択されると、条件キャンセル命令を配信条件設定部113へ出力する。
配信先選択画面240が表示されている場合において、入力部101は、配信先の選択を受け付けると、選択された配信先を配信先選択部116へ出力する。また、入力部101は、OKボタン241が選択されると、配信選択命令を配信先選択部116へ出力し、次ボタン242が選択されると、次表示命令を配信先選択部116へ出力する。
配信先確認画面243が表示されている場合において、入力部101は、OKボタン244が選択されると、送信先確定命令を配信先選択部116へ出力し、キャンセルボタン245が選択されると、配信先キャンセル命令を配信先選択部116へ出力する。
送信不可画面252が表示されている場合において、入力部101は、終了ボタン253が選択されると、表示終了命令を配信データ生成部111へ出力する。
配信時確認画面258が表示されている場合において、入力部101は、送信ボタン268が選択されると、配信実行命令を配信処理部118へ出力し、キャンセルボタン269が選択されると、配信キャンセル命令を配信処理部118へ出力する。
(17)メモリカード50
メモリカード50は、例えば、長さ32mm、幅24mm、厚さ2.1mmの板状に形成された樹枝内に、ICチップ部が、封入されて形成されている。
メモリカード50は、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAMなどから構成されているコンピュータシステムである。
メモリカード50は、コンテンツデータ及び保存時生成データを記憶するための領域を有している。
(18)マイク105
マイク105は、通話時に、ユーザからの音声入力を受け付け、受け付けた音声を信号に変換して、通信部119へ出力する。
(19)スピーカ104
スピーカ104は、通話時に、通信部を介して受信した音声信号を音声に変換して出力する。
(20)カメラ103
カメラ103は、例えば、デジタルカメラであり、撮影された画像を、映像制御部106へ出力する。
(21)アンテナ121
アンテナ121は、電波の送信・受信を行う。
1.3 携帯端末10の動作
ここでは、携帯端末10の動作について、説明する。
(1)メニュー選択時の動作
ここでは、メニュー選択時の動作について、図17に示す流れ図を用いて説明する。
制御部120は、処理選択部115にメニュー選択画面表示命令を出力する(ステップS5)。
処理選択部115は、表示部102にメニュー選択画面148を表示させ(ステップS10)、入力部101は、メニュー選択を受け付ける(ステップS15)。
メニュー選択画面148において、「他端末情報設定」が選択された場合(ステップS20における「他端末情報設定」)、制御部120は、他端末情報設定部114へ設定命令を出力し(ステップS30)、他端末情報設定部114は、他端末情報設定を開始する(ステップS35)。
メニュー選択画面148において、「コンテンツの生成」が選択された場合(ステップS20における「コンテンツデータ生成」)、制御部120は、コンテンツ取得部107に生成命令を出力し(ステップS40)、コンテンツ取得部107は、コンテンツデータの生成を開始する(ステップS45)。
メニュー選択画面148において、「コンテンツ処理」が選択された場合(ステップS20における「コンテンツ処理」)、制御部120は、配信コンテンツ選択部112に選択命令を出力し(ステップS50)、配信コンテンツ選択部112は、コンテンツ処理を開始する(ステップS55)。
「他端末情報設定」、「コンテンツデータの生成」又は「コンテンツ処理」が終了すると、制御部120は、処理選択部115にメニュー終了画面表示命令を出力する。処理選択部115は、メニュー終了画面表示命令を受け取ると、メニュー終了画面150を、表示部102に表示させ(ステップS60)、ボタン受付を行う(ステップS65)。 処理選択部115は、続行ボタン152が選択されると(ステップS70における「続行」)、ステップS10へ戻り、終了ボタン151が選択されると(ステップS70における「終了」)、処理を終了する。
(2)他端末情報設定時の動作
ここでは、図17に示すステップS35における他端末情報設定の動作について、図18に示す流れ図を用いて説明する。
他端末情報設定部114は、他端末情報入力画面153を表示部102に表示させる(ステップS100)。他端末情報入力画面153において、他端末情報設定部114は、入力部101を介して、他端末ID、名前、配信先情報及び信頼度を受け付ける(ステップS105)。入力部101は、ボタン受付を行う(ステップS110)。
登録ボタン158が選択された場合(ステップS115における「登録」)、他端末情報設定部114は、ユーザによって入力された他端末情報(他端末ID、名前、配信先情報及び信頼度)と、登録を指示する旨の情報登録命令とを、入力部101から受け取る。他端末情報設定部114は、受け取った他端末情報を、記憶部108の他端末情報テーブル131に書き込む(ステップS120)。また、他端末情報設定部114は、他端末情報設定の処理が終了した旨を示す設定終了命令を制御部120へ出力する。
キャンセルボタン159が選択された場合には(ステップS115における「キャンセル」)、他端末情報設定部114は、入力部101から登録をキャンセルする旨の情報キャンセル命令を受け取り、ユーザにより入力された他端末情報を破棄し、ステップS100へ戻る。
(3)コンテンツデータ生成時の動作
ここでは、図17に示すステップS45におけるコンテンツデータ生成の動作について、図19に示す流れ図を用いて説明する。
コンテンツ取得部107は、表示部102にコンテンツデータ生成画面160を表示させ(ステップS200)、入力部101を介して、ボタン選択の受け付けを行う(ステップS205)。
「カメラによる生成」が選択された場合(ステップS210における「カメラによる生成」)、コンテンツ取得部107は、カメラ103にて撮影され、映像制御部106により圧縮された画像をコンテンツデータとして、映像制御部106から受け付ける(ステップS215)。コンテンツ取得部107は、記憶部108から自端末IDの読み出しとシリアル番号の生成を行い(ステップS230)、読み出した自端末IDと生成したシリアル番号からコンテンツIDを生成し(ステップS235)、受け取ったコンテンツデータとコンテンツIDとを対応付けて、記憶部108のコンテンツ情報132に書き込む(ステップS240)。
「文字入力による生成」が選択された場合(ステップS210における「文字入力による生成」)、コンテンツ取得部107は、入力部101から文字データをコンテンツデータとして受け付ける(ステップS220)。コンテンツ取得部107は、記憶部108から自端末IDの読み出しとシリアル番号の生成を行い(ステップS230)、読み出した自端末IDと生成したシリアル番号からコンテンツIDを生成し(ステップS235)、受け取ったコンテンツデータとコンテンツIDとを対応付けて、記憶部108のコンテンツ情報132に書き込む(ステップS240)。
「メモリカードからの読取」が選択された場合(ステップS210における「メモリカードからの読取」)、コンテンツ取得部107は、メモリカード50からコンテンツデータの読取を行う(ステップS225)。コンテンツ取得部107は、記憶部108から自端末IDの読み出しとシリアル番号の生成を行い(ステップS230)、読み出した自端末IDと生成したシリアル番号からコンテンツIDを生成し(ステップS235)、読み出したコンテンツデータとコンテンツIDとを対応付けて、記憶部108のコンテンツ情報132に書き込む(ステップS240)。
(3)コンテンツ処理時の動作
ここでは、図17に示すステップS55におけるコンテンツデータ生成の動作について、図20に示す流れ図を用いて説明する。
配信コンテンツ選択部112は、記憶部108のコンテンツ情報132に格納されている最初のコンテンツデータ及びそのコンテンツIDの取得、又は受け付けたボタンによる指示に基づくコンテンツデータ及びそのコンテンツIDの取得を行う(ステップS300)。
配信コンテンツ選択部112は、取得したコンテンツIDに対応する配布可能信頼度閾値をコンテンツ閾値データテーブル139から取得する(ステップS305)。
配信コンテンツ選択部112は、取得した配布可能信頼度閾値に基づいて、コンテンツ選択画面を、表示部102に表示させる(ステップS310)。入力部101は、ボタン受付を行う(ステップS315)。
前ボタン、または次ボタンが選択された場合(ステップS320における「前へ」又は「次へ」)、入力部101は、前移動命令又は次移動命令を、配信コンテンツ選択部112に出力する。配信コンテンツ選択部112は、前移動命令又は次移動命令を、入力部101から受け取ると、ステップS300へ戻る。
選択ボタンが選択された場合(ステップS320における「選択」)、配信コンテンツ選択部112は、選択決定命令を、入力部101から受け取り、送信・保存・設定選択画面を表示部102に表示させる(ステップS325)。入力部101は、ボタン受付を行う(ステップS330)。
保存ボタンが選択された場合(ステップS335における「保存」)、配信コンテンツ選択部112は、保存選択命令を入力部101から受け取り、保存処理を行う(ステップS340)。
設定ボタンが選択された場合(ステップS335における「設定」)、配信コンテンツ選択部112は、設定選択命令を入力部101から、受け取り、設定処理を行う(ステップS345)。
送信ボタンが選択された場合(ステップS335の「送信」)、配信コンテンツ選択部112は、送信ボタンが押下されたことを示す送信選択命令を、入力部101から、受け取り、送信処理を行う(ステップS350)。
(4)保存処理の動作
ここでは、図20に示すステップS340における保存処理の動作について、図21に示す流れ図を用いて説明する。
配信コンテンツ選択部112は選択されたコンテンツIDと保存データ生成命令とを配信データ生成部111へ出力する(ステップS400)。
配信データ生成部111は、コンテンツIDと保存データ生成命令とを受け取ると、受け取ったコンテンツIDに対応するコンテンツ閾値データを、コンテンツ閾値データテーブル139から取得し、取得したコンテンツ閾値データを用いて保存時配信データを作成する(ステップS405)。配信データ生成部111は、生成した保存時生成データを配信処理部118へ出力する(ステップS410)。
配信処理部118は、保存時生成データを配信データ生成部111から受け取ると、受け取った保存時生成データに含まれるコンテンツID、つまりユーザにて選択されたコンテンツIDに対応するコンテンツデータをコンテンツ情報132から読み出す(ステップS415)。
配信処理部118は、読み出したコンテンツデータと、受け取った保存時生成データとをメモリカード50へ書き込む(ステップS420)。このとき、配信処理部118は、メモリカード50への書き込み完了後、処理終了命令を、制御部120へ出力する。
(5)設定処理の動作
ここでは、図20に示すステップS345における設定処理の動作について、図22に示す流れ図を用いて説明する。
配信コンテンツ選択部112は選択されたコンテンツIDと閾値データ生成命令とを配信条件設定部113へ出力する(ステップS500)。
配信条件設定部113は、選択されたコンテンツIDと閾値データ生成命令とを、配信コンテンツ選択部112から受け取ると、受け取ったコンテンツIDに含まれる端末IDを取得する(ステップS505)。取得した端末IDと自端末IDとが一致するか否かを判断する(ステップS510)。
取得した端末IDと自端末IDが一致しないと判断する場合(ステップS510における「NO」)、配信条件設定部113は、表示部102に設定不可画面224を表示させる(ステップS515)。入力部101が終了ボタンを受け付けると、配信条件設定部113は、設定不可画面224の表示を終了させ、処理終了命令を制御部120へ出力する(ステップS520)。
取得した端末IDと自端末IDとが一致すると判断する場合(ステップS510における「YES」)、配信条件設定部113は、選択されたコンテンツIDに対応するコンテンツデータを記憶部108のコンテンツ情報132から読み出し(ステップS525)、読み出したコンテンツデータを含む配信条件入力画面227を表示部102に表示させる(ステップS530)。
配信条件設定部113は、入力部101を介して、コンテンツ閾値データの受付を行う(ステップS535)。入力部101は、ボタン受付を行う(ステップS540)。
登録ボタン234が選択された場合(ステップS545における「登録」)、配信条件設定部113は、受け付けたコンテンツ閾値データを、記憶部108のコンテンツ閾値データテーブル139へ書き込む(ステップS550)。このとき、配信条件設定部113は、コンテンツ閾値データテーブル139への書き込みを行った後、処理終了命令を制御部120へ出力する。
キャンセルボタン235が選択された場合(ステップS545における「キャンセル」)、配信条件設定部113は、入力部101からキャンセルボタンが選択されたことを示す条件キャンセル命令を受け付けると、ユーザにより入力された各数値と削除し、ステップS530へ戻る。
(6)送信処理の動作
ここでは、図20に示すステップS350における送信処理の動作について、図23から図26に示す流れ図を用いて説明する。
配信コンテンツ選択部112は、配信先選択部116へ配信先設定命令を送る(ステップS600)。
配信先選択部116は、記憶部108の他端末情報テーブル131から全ての他端末IDを取得する(ステップS605)。配信先選択部116は、取得した全ての端末IDそれぞれに対応する配信情報、信頼度及び名前を所定分数、表示部102に表示させる(ステップS610)。
配信先選択部116は、入力部101を介して、ユーザより選択された配信先を受け付け、受け付けた配信先と、それに対応する他端末IDを、ID記憶領域に一時的に記憶する(ステップS613)。入力部101は、ボタンの受付を行う(ステップS615)。
次ボタン242が選択された場合(ステップS620における「次へ」)、配信先選択部116は、次表示命令を入力部101から受け取り、ステップS610へ戻り、未表示である、配信先情報、名前、信頼度からなる1以上の組を所定数分、配信先選択画面240を用いて、表示部102に表示させる。
OKボタン241が選択された場合(ステップS620における「OK」)、配信先選択部116は、ID記憶領域に記憶している1以上の配信先に含まれる名前を含む配信先確認画面243を、表示部102に表示させる(ステップS625)。入力部101は、ボタンの受付を行う(ステップS630)。
キャンセルボタン245が選択された場合(ステップS635における「キャンセル」)、配信先選択部116は、配信先キャンセル命令を入力部101から受け取り、処理終了命令を制御部120に出力し、送信処理を終了する。
OKボタン244が選択された場合(ステップS635の「OK」)、配信先選択部116は、送信先確定命令を入力部101から受け付け、選択された1以上の他端末IDを配信データ生成部111へ出力する(ステップS640)。
配信データ生成部111は、受け取った1以上の他端末IDの中から1の他端末IDを取得する(ステップS645)。
配信コンテンツ選択部112は、選択されたコンテンツIDをデータ加工部110と配信データ生成部111へ出力する(ステップS650)。
配信データ生成部111は、記憶部108のコンテンツ閾値データテーブル139から、選択されたコンテンツIDに対応するコンテンツ閾値データを読み出す(ステップS655)。
配信データ生成部111は、取得した1の他端末IDに対応する他端末情報に含まれる信頼度を、他端末情報テーブル131から取得する(ステップS660)。
配信データ生成部111は、読み出したコンテンツ閾値データに含まれる配布可能許可世代数から1を引き、その結果を値Fとする(ステップS665)。
配信データ生成部111は、値Fが1以上であるか否かを判断する(ステップS670)。
値Fが1以上でないと判断する場合(ステップS670における「NO」)、配信データ生成部111は、表示部102に送信不可画面252を表示させる(ステップS675)。終了ボタン253の受付を行う(ステップS680)。入力部101にて終了ボタン253が受け付けられると、配信データ生成部111は、処理終了命令を制御部120へ出力して、送信処理の動作を終了する。
値Fが1以上であると判断する場合(ステップS670におけるYES)、配信データ生成部111は、読み出したコンテンツ閾値データに含まれる配布可能信頼度閾値が“99”であるか否かを判断する(ステップS685)。
配布可能信頼度閾値が“99”であると判断する場合(ステップS685における「YES」)、配信データ生成部111は、表示部102に送信不可画面252を表示させる(ステップS675)。入力部101は、終了ボタン253の受付を行う(ステップS680)。入力部101にて終了ボタン253が受け付けられると、配信データ生成部111は、処理終了命令を制御部120へ出力して、送信処理の動作を終了する。
配布可能信頼度閾値が“99”でないと判断する場合(ステップS685における「NO」)、配信データ生成部111は、取得した信頼度が配布可能信頼度閾値以上であるか否かを判断する(ステップS690)。
信頼度が配布可能信頼度閾値以上であると判断する場合(ステップS690における「YES」)、配信データ生成部111は、値A(=(配布可能信頼度閾値)/(信頼度))を算出し(ステップS695)、信頼度が配布可能信頼度閾値以上でないと判断する場合(ステップS690における「NO」)、配信データ生成部111は、値Aに“99”を設定する(ステップS700)。
データ加工部110は、記憶部108のコンテンツ情報132から、選択されたコンテンツIDに対応するコンテンツデータを取得する(ステップS705)。データ加工部110は、取得したコンテンツデータを一時的に記憶する。
配信データ生成部111は、値B(=(カラー表示可能信頼度閾値)/(信頼度))を算出し(ステップS710)、算出した値Bが1以下であるか否かを判断する(ステップS715)。値Bが1以下であると判断する場合(ステップS715における「YES」)、配信データ生成部111は、値C(=(編集可能信頼度閾値)/(信頼度))を算出する(ステップS730)。値Bが1以下でないと判断する場合(ステップS715における「NO」)、配信データ生成部111は、値Bに“99”を設定する(ステップS720)。次に、配信データ生成部111は、2値画像処理命令をデータ加工部110へ出力する。データ加工部110は、2値画像処理命令を配信データ生成部111から受け取ると、一時的に記憶しているコンテンツデータに2値画像処理を施し、2値画像処理が施されたコンテンツデータを、再度、コンテンツデータとして一時的に記憶する(ステップS725)。その後、配信データ生成部111は、ステップS730を行う。
配信データ生成部111は、算出した値Cが1以下であるか否かを判断する(ステップS735)。値Cが1以下であると判断する場合(ステップS735における「YES」)、配信データ生成部111は、値D(=(オリジナル画像表示可能信頼度閾値)/(信頼度))を算出する(ステップS750)。値Cが1以下でないと判断する場合(ステップS735における「NO」)、配信データ生成部111は、値Cに“99”を設定する(ステップS740)。次に、配信データ生成部111は、編集不可命令をデータ加工部110へ出力する。データ加工部110は、編集不可命令を配信データ生成部111から受け取ると、一時的に記憶しているコンテンツデータを編集不可に設定し、編集不可に設定されたコンテンツデータを、再度、コンテンツデータとして一時的に記憶する(ステップS745)。その後、配信データ生成部111は、ステップS750を行う。
配信データ生成部111は、算出した値Dが1以下であるか否かを判断する(ステップS755)。値Dが1以下であると判断する場合(ステップS755における「YES」)、配信データ生成部111は、値E(=(保存許可信頼度閾値)/(信頼度))を算出する(ステップS770)。値Dが1以下でないと判断する場合(ステップS755における「NO」)、配信データ生成部111は、値Dに“99”を設定する(ステップS760)。次に、配信データ生成部111は、画像縮小命令をデータ加工部110へ出力する。データ加工部110は、画像縮小命令を配信データ生成部111から受け取ると、一時的に記憶しているコンテンツデータを縮小し、縮小されたコンテンツデータを、再度、コンテンツデータとして一時的に記憶する(ステップS765)。その後、配信データ生成部111は、ステップS770を行う。
配信データ生成部111は、算出した値Eが1以下であるか否かを判断する(ステップS775)。
値Eが1以下であると判断する場合(ステップS775における「YES」)、配信データ生成部111は、取得した1の他端末IDに対応する他端末情報に含まれる配信先情報を取得し、値A、B、C、D、E及びFと、選択されたコンテンツIDと、他端末IDと、取得した配信先情報とを用いて、配信時生成データを生成する(ステップS790)。
配信データ生成部111は、データ生成完了命令をデータ加工部110へ出力する。データ加工部110は、配信データ生成部111からデータ生成完了命令を受け取ると、一時的に記憶しているコンテンツデータを配信処理部118へ出力する(ステップS795)。
配信データ生成部111は、生成した配信時生成データと、配信命令とを配信処理部118へ出力する(ステップS800)。
配信処理部118は、データ加工部110からコンテンツデータを、配信データ生成部111から配信時生成データと配信命令とを、それぞれ受け取る。配信処理部118は、受け取った配信時生成データに含まれる端末IDに対応する他端末情報に含まれる名前を取得する(ステップS805)。
配信処理部118は、受け取ったコンテンツデータと、配信時生成データと、取得した名前とを含む配信時確認画面258を、表示部102に表示させる(ステップS810)。入力部101は、ボタン受付を行う(ステップS815)。
送信ボタン268が選択された場合(ステップS820における「送信」)、配信処理部118は、入力部101から配信実行命令を受け取り、コンテンツデータと配信時生成データとを、配信先の情報に基づいて送信する(ステップS825)。
次に、配信処理部118は、次データ生成命令を配信データ生成部111へ出力する。配信データ生成部111は、配信処理部118から次データ生成命令を受け取ると、配信先選択部116より受け取った1以上の他端末IDのうち未取得の他端末IDが存在するか否かを判断する(ステップS830)。存在すると判断する場合には(ステップS830における「YES」)、配信データ生成部111は、1以上の他端末IDから未取得の他端末IDを1つ取得し(ステップS835)、ステップS660へ戻る。存在しないと判断する場合には(ステップS830における「NO」)、配信データ生成部111は、処理終了命令を制御部120へ出力して、送信処理の動作を終了する。
キャンセルボタン269が選択された場合(ステップS820における「キャンセル」)、配信処理部118は、入力部101から配信キャンセル命令を受け取り、次データ生成命令を配信データ生成部111へ出力し、ステップS830へ移る。
値Eが1以下でないと判断する場合(ステップS775における「NO」)、配信データ生成部111は、値Eに“99”を設定する(ステップS780)。次に、配信データ生成部111は、保存不可設定命令をデータ加工部110へ出力する。データ加工部110は、保存不可設定命令を配信データ生成部111から受け取ると、一時的に記憶しているコンテンツデータを保存不可に設定し、再度、コンテンツデータとして一時的に記憶する(ステップS785)。その後、配信データ生成部111は、ステップS790以降を行う。
(7)送信処理の変形例
図23から図26にて示す送信処理では、ステップS690にて配布可能信頼度閾値と信頼度とを比較し、比較結果に基づいて、ステップS695にて値Aの算出、又はステップS700にて値Aに“99”を設定したが、これに限定されない。
値Aを算出後、算出した値Aに基づいて、“99”を設定するか否かを判断してもよい。
以下に、その動作について、図27に示す流れ図を用いて説明する。
配信データ生成部111は、ステップS685を実行後、配布可能信頼度閾値が“99”であると判断する場合(ステップS685における「Yes」)、配信データ生成部111は、表示部102に送信不可画面252を表示させる(ステップS675)。入力部101は、終了ボタン253の受付を行う(ステップS680)。入力部101にて終了ボタン253が受け付けられると、配信データ生成部111は、処理終了命令を制御部120へ出力して、送信処理の動作を終了する。
配布可能信頼度閾値が“99”でないと判断する場合(ステップS685における「NO」)、配信データ生成部111は、値A(=(配布可能信頼度閾値)/(信頼度))を算出し(ステップS850)、算出した値Aが1以下であるか否かを判断する(ステップS855)。
値Aが1以下であると判断する場合(ステップS855における「YES」)、ステップS705以降が行われる。
値Aが1以下でないと判断する場合には(ステップS855における「NO」)、配信データ生成部111は、値Aに“99”を設定する(ステップS860)。その後、ステップS705以降が行われる。
1.4 配信時生成データの具体例
ここでは、図1に示すネットワーク図に基づいて、携帯端末10から、コンテンツIDが“1000−400”であるコンテンツデータが配信される場合において、携帯端末21から24、31から37に対して生成される配信時生成データ又は保存時生成データに含まれる各閾値の具体例を図28に示すテーブルT100に記述する。
携帯端末22は、PC端末31、携帯端末32、PC端末33のそれぞれに対する信頼度“0.9”、“0.8”、“0.5”を記憶し、携帯端末23は、携帯端末34、PC端末35、PC端末36のそれぞれに対する信頼度“0.5”、“0.6”、“0.6”を記憶し、PC端末24は、携帯端末37に対する信頼度“0.2”を記憶しているものとする。
例えば、携帯端末10は、携帯端末21の信頼度“0.1”を記憶している。この場合、コンテンツID“1000−400”に対応するコンテンツ閾値データ147に含まれる各閾値と、信頼度“0.1”と用いて計算される各値(A、B、C、D、E)は全て“99”となるので、配信時生成データに含まれる各閾値も全て“99”が設定されることになる。
また、PC端末24は、上述したようにメモリカード50を介して、コンテンツIDが“1000−400”であるコンテンツデータを取得する。そのため、PC端末24に対する保存時生成データに含まれる各閾値は、コンテンツ閾値データに含まれる各閾値のそれぞれと同一となる。
また、図29は、コンテンツIDが“1000−400”であるコンテンツデータに対する配布可能信頼度閾値の推移を示す図である。なお、携帯端末10以外のユーザ端末は、携帯端末10が備える配信データ生成部111を備えており、また、配信先のユーザ端末に対する信頼度も記憶している。他のユーザ端末の構成については、後述する。
例えば、携帯端末10は、携帯端末21の信頼度“0.1”を記憶している。この場合、コンテンツID“1000−400”に対応するコンテンツ閾値データ147に含まれる各閾値と、信頼度“0.1”と用いて計算される値Aは、“99”となるので、コンテンツIDが“1000−400”であるコンテンツデータは携帯端末21に配信される場合には、その二次配布可能信頼度として“99”が配信されることになる。携帯端末21では、配信された二次配布可能信頼度“99”を、コンテンツID“1000−400”に対応するコンテンツ閾値データ147に、配布可能信頼度として設定する。よって、携帯端末21では、以降、コンテンツIDが“1000−400”であるコンテンツデータは他のユーザ端末には配信できない。
また、図29にて示すように、コンテンツデータがネットワークを介して配信される場合には、その配布可能閾値は、増加していることが分かる。従って、ネットワークを介して配信を繰り返すと、最終的には値“99”が配布可能閾値に設定されることになるので、コンテンツデータの二次配布を無制限に繰り返すことを防ぐことができる。
また、図30は、コンテンツIDが“1000−400”であるコンテンツデータが配信された場合に、各ユーザ端末と、配布されたコンテンツデータに設定された内容との関係を示す図である。
例えば、PC端末36では、コンテンツIDが“1000−400”であるコンテンツデータが配信されると、配信されたコンテンツデータは、二次配布、カラー表示、及びオリジナル表示は可能であるが、保存及び編集は不可であることを示している。
また、携帯端末37は、全ての項目に対して不可となっている。つまり、コンテンツ閾値データに含まれる各閾値には、“99”が設定されていることになる。
1.5 携帯端末22の構成
ここでは、携帯端末22の構成について説明する。
携帯端末22は、携帯端末10と異なる点は、カメラとメモリカードが構成要素に含まれないことである。
そこで、携帯端末22の構成要素を、携帯端末10の構成要素の符号を用いて、図31に示す。
携帯端末22は、図31に示すように、入力部101、表示部102、スピーカ104、マイク105、映像制御部106、コンテンツ取得部107、記憶部108、データ加工部110、配信データ生成部111、配信コンテンツ選択部112、配信条件設定部113、他端末情報設定部114、処理選択部115、配信先選択部116、受信処理部117、配信処理部118、通信部119、制御部120及びアンテナ121から構成されている。
携帯端末22は、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスクユニット、ディスプレィユニット、キーボードなどから構成されるコンピュータシステムである。前記RAM又は前記ハードディスクユニットには、コンピュータプログラムが記憶されている。前記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムに従って動作することにより、携帯端末22は、その機能を達成する。ここで、コンピュータプログラムは、所定の機能を達成するために、コンピュータに対する指令を示す命令コードが複数個組み合わされて構成されたものである。
なお、制御部120及び入力部101と、他の構成要素との接続関係については、図面上、煩雑になるので、接続線は省略している。
また、各構成要素は、携帯端末10の構成において説明しているので、ここでの説明は省略する。ここで、携帯端末22は、カメラとメモリカードを備えていないので、コンテンツデータの生成において、カメラによる生成及びメモリカードからの読み取りは行えない。さらに、携帯端末22は記憶しているコンテンツデータをメモリカードに保存できない。
なお、他の携帯端末21、23、32、34、43、45、及び48の構成要素は、携帯端末10の構成要素又は携帯端末22の構成要素の何れかと同一である。そのため、ここでの説明は省略する。
1.6 PC端末24
ここでは、PC端末24の構成について説明する。
PC端末24は、携帯端末10と異なる点は、配信データ生成部と、通信部との動作が異なり、アンテナが構成要素に含まれない。
そこで、PC端末24の構成要素を、携帯端末10と同一の構成要素については、携帯端末の構成要素の符号を用いて、図32に示す。
PC端末24は、入力部101、表示部102、カメラ103、スピーカ104、マイク105、映像制御部106、コンテンツ取得部107、記憶部108、データ加工部110、配信データ生成部111、配信コンテンツ選択部112a、配信条件設定部113、他端末情報設定部114、処理選択部115、配信先選択部116、受信処理部117、配信処理部118、通信部119a、制御部120、及びメモリカード50から構成されている。
PC端末24は、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスクユニット、ディスプレィユニット、キーボード、マウスなどから構成されるコンピュータシステムである。前記RAM又は前記ハードディスクユニットには、コンピュータプログラムが記憶されている。前記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムに従って動作することにより、PC端末24は、その機能を達成する。ここで、コンピュータプログラムは、所定の機能を達成するために、コンピュータに対する指令を示す命令コードが複数個組み合わされて構成されたものである。
なお、制御部120及び入力部101と、他の構成要素との接続関係については、図面上、煩雑になるので、接続線は省略している。
携帯端末10と同一の構成要素については、ここでの説明は省略する。
また、ここでは、記憶部108には、コンテンツID“2400−100”、“3700−100”、“2400−200”、及び“1000−400”のそれぞれに対応するコンテンツデータが記憶されており、コンテンツID“3700−100”、及び“2400−200”のそれぞれのコンテンツ閾値データに含まれる配布可能信頼度閾値には“99”が設定されているものとする。
(1)配信コンテンツ選択部112a
ここでは、配信コンテンツ選択部112と異なる点を中心に説明する。
配信コンテンツ選択部112と異なる点は、表示部102に表示されるコンテンツ選択画面が異なる。
配信コンテンツ選択部112aは、表示部102に表示させるコンテンツ選択画面600を、図33に示す。
コンテンツ選択画面600には、コンテンツデータ、コンテンツID、選択ボタン又は選択不可表示からなる組が所定数分、含まれる。選択ボタンは、表示されているコンテンツデータに対する配布可能信頼度閾値が0以上1以下の場合に表示され、選択不可表示は、表示されているコンテンツデータに対する配布可能信頼度閾値が99の場合に表示される。ここでは、コンテンツID“3700−100”、及び“2400−200”のそれぞれのコンテンツ閾値データに含まれる配布可能信頼度閾値には“99”が設定されているので、これらに対するコンテンツデータは選択不可表示がされる。
コンテンツ選択画面600において、1のコンテンツデータが選択された場合には、配信コンテンツ選択部112aは、選択されたコンテンツデータ及びコンテンツIDを含む送信・保存・設定選択画面605を表示部102に表示させる。送信・保存・設定選択画面605は、携帯端末10にて表示される送信・保存・設定選択画面219と同様であるため、説明は省略する。
また、以降の動作は、配信コンテンツ選択部112と同様であるため、説明は省略する。
(2)通信部119a
通信部119aは、ネットワーク(例えば、インターネット)を介して、他のユーザ端末と通信を行う。
2.第2の実施の形態
2.1 情報流通システム2の概要
ここでは、情報流通システム2(図示せず)について、情報流通システム1と異なる点を中心に説明する。
情報流通システム2の構成は、情報流通システム1と同様である。
情報流通システム1では、コンテンツデータを配信する際に、配信元のユーザ端末で、二次配布に係る閾値を算出し、コンテンツデータと算出した閾値とを配信先のユーザ端末に送信したが、情報流通システム2では、二次配布に係る閾値を、配信先のユーザ端末にて算出する。
この点において、情報流通システム2は、情報流通システム1とは異なる。
以下において、情報流通システム2の構成するユーザ端末を代表して、携帯端末22bの構成及び動作について、説明する。
なお、情報流通システム2の構成する他のユーザ端末も、携帯端末22bと同様の構成要素を有しているので、ここでの説明は省略する。
2.2 携帯端末22bの構成
ここでは、携帯端末22bについて、第1の実施の形態にて示す携帯端末10と異なる点を中心に説明する。
そこで、携帯端末22bの構成要素のうち、携帯端末10の構成要素と同様のものについては、携帯端末10で使用した符号を用いて、図34に示す。
携帯端末22bは、入力部101b、表示部102b、カメラ103、スピーカ104、マイク105、映像制御部106、コンテンツ取得部107、記憶部108、データ加工部110b、配信データ生成部111b、配信コンテンツ選択部112b、配信条件設定部113、他端末情報設定部114、処理選択部115、配信先選択部116、受信処理部117b、配信処理部118b、通信部119、制御部120、閾値データ生成部125b、アンテナ121及びメモリカード50から構成されている。
携帯端末22bは、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスクユニット、ディスプレィユニット、キーボードなどから構成されるコンピュータシステムである。前記RAM又は前記ハードディスクユニットには、コンピュータプログラムが記憶されている。前記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムに従って動作することにより、携帯端末22bは、その機能を達成する。ここで、コンピュータプログラムは、所定の機能を達成するために、コンピュータに対する指令を示す命令コードが複数個組み合わされて構成されたものである。
なお、制御部120及び入力部101と、他の構成要素との接続関係については、図面上、煩雑になるので、接続線は省略している。
以下、携帯端末10とは構成要素が異なる入力部101b、表示部102b、データ加工部110b、配信データ生成部111b、配信コンテンツ選択部112b、受信処理部117b、配信処理部118b、及び閾値データ生成部125bについて説明する。
なお、以下の説明において、必要があれば、第1の実施の形態において用いた符号を用いて説明する。
(1)受信処理部117b
受信処理部117bは、通信部119を介して他のユーザ端末から、図35にて示すように、コンテンツ信頼度・閾値データ651と、コンテンツデータ652とからなる配信データ650を受け取る。
受信処理部117bは、受け取った配信データ650をコンテンツ信頼度・閾値データ651と、コンテンツデータ652とに分離し、分離したコンテンツ信頼度・閾値データ651を閾値データ生成部125bに出力する。受信処理部117bは、分離したコンテンツデータ652と、コンテンツ信頼度・閾値データ651に含まれるコンテンツIDとをデータ加工部110bに出力する。
ここで、コンテンツ信頼度・閾値データ651の一例を図36に示す。
コンテンツ信頼度・閾値データ651は、図36に示すように、コンテンツID、配布可能信頼度閾値、保存可能信頼度閾値、オリジナル画像表示可能信頼度閾値、編集可能信頼度閾値、カラー表示可能信頼度閾値、信頼度、及び配布可能許可世代数から構成されている。
コンテンツIDは、受信したコンテンツデータに対応付けられた識別子である。
配布可能信頼度閾値、保存可能信頼度閾値、オリジナル画像表示可能信頼度閾値、編集可能信頼度閾値、カラー表示可能信頼度閾値、及び配布可能許可世代数は、第1の実施の形態にて示したコンテンツ閾値データに含まれる各閾値と同様であるため、ここでの説明は省略する。
信頼度は、コンテンツデータの配信元であるユーザ端末が記憶している自装置(携帯端末22b)に対する信頼を示す数値である。
例えば、図36にて示すコンテンツ信頼度・閾値データ653は、コンテンツID“1000−400”に対するデータであり、自装置に対する信頼度“0.9”であることを示している。
(2)閾値データ生成部125b
閾値データ生成部125bは、受信処理部117bからコンテンツ信頼度・閾値データを受け取る。
閾値データ生成部125bは、コンテンツ信頼度・閾値データに含まれる配布可能許可世代数を取得し、取得した配布可能許可世代数を用いて、値F(=配布可能許可世代数−1)を算出する。閾値データ生成部125bは、算出した値Fが1以上であるか否かを判断する。
値Fが1以上でないと判断する場合には、閾値データ生成部125bは、コンテンツデータの表示の禁止を示す表示禁止命令をデータ加工部110bに出力する。
値Fが1以上であると判断する場合には、閾値データ生成部125bは、コンテンツ信頼度・閾値データに含まれる配布可能信頼度閾値と信頼度とを用いて、値A(=(配布可能信頼度閾値)/(信頼度))を算出し、算出した値Aが1以下であるか否かを判断する。
値Aが1以下でないと判断する場合には、閾値データ生成部125bは、値Aに“99”を設定する。値Aが1以下であると判断する場合には、閾値データ生成部125bは、値Aの変更は行わない。
さらに、閾値データ生成部125bは、カラー表示可能信頼度閾値と信頼度とを用いて、値B(=(カラー表示可能信頼度閾値)/(信頼度))を算出し、算出した値Bが1以下であるか否かを判断する。
値Bが1以下でないと判断する場合には、閾値データ生成部125bは、値Bに“99”を設定し、データ加工部110bへ2値画像処理命令を出力する。
値Bが1以下であると判断する場合には、閾値データ生成部125bは、編集可能信頼度閾値と信頼度とを用いて、値C(=(編集可能信頼度閾値)/(信頼度))を算出し、算出した値Cが1以下であるか否かを判断する。
値Cが1以下でないと判断する場合には、閾値データ生成部125bは、値Cに“99”を設定し、データ加工部110bへ編集不可設定命令を出力する。
値Cが1以下であると判断する場合には、閾値データ生成部125bは、オリジナル画像表示可能信頼度閾値と信頼度とを用いて、値D(=(オリジナル画像表示可能信頼度閾値)/(信頼度))を算出し、算出した値Dが1以下であるか否かを判断する。
値Dが1以下でないと判断する場合には、閾値データ生成部125bは、値Dに“99”を設定し、データ加工部110へ画像縮小命令を出力する。
値Dが1以下であると判断する場合には、閾値データ生成部125bは、保存可能信頼度閾値と信頼度とを用いて、値E(=(保存可能信頼度閾値)/(信頼度))を算出し、算出した値Eが1以下であるか否かを判断する。
値Eが1以下でないと判断する場合には、閾値データ生成部125bは、値Eに“99”を設定し、データ加工部110へ保存不可設定命令を出力する。
値Eが1以下であると判断する場合には、閾値データ生成部125bは、算出した各値(A、B、C、D、E、F)と、コンテンツ信頼度・閾値データに含まれるコンテンツIDとを用いて、コンテンツ閾値データを生成する。なお、コンテンツ閾値データについては、第1の実施の形態にて説明しているので、ここでの説明は省略する。
閾値データ生成部125bは、コンテンツ閾値データを生成が完了した旨の閾値データ生成完了命令をデータ加工部110bへ出力する。
閾値データ生成部125bは、データ加工部110bからコンテンツ閾値データの書き込みを指示する書込命令を受け取ると、生成したコンテンツ閾値データを記憶部108のコンテンツ閾値データテーブル139へ書き込む。
閾値データ生成部125bは、データ加工部110bからコンテンツ閾値データの破棄を指示する破棄命令を受け取ると、生成したコンテンツ閾値データを破棄する。
例えば、図37にて示すコンテンツ閾値データ661は、図36にて示すコンテンツ信頼度・閾値データ653の各数値を用いて、生成された結果を示す。
(3)データ加工部110b
データ加工部110bは、受信処理部117bから、コンテンツデータとコンテンツIDとを受け取ると、受け取ったコンテンツデータとコンテンツIDとを、一時的に記憶する。
データ加工部110bは、閾値データ生成部125bから、表示禁止命令を受け取ると、コンテンツ表示不可画面655を表示部102bに表示させる。
コンテンツ表示不可画面655は、図38に示すように、コンテンツデータの表示が不可であることを示すメッセージ“表示不可”656と、OKボタン657とから構成されている。OKボタン657は、コンテンツ表示不可画面655の表示を終了する場合に選択される。
コンテンツ表示不可画面655において、データ加工部110bは、入力部101bを介して、OKボタン657の選択を受け付けると、表示部102bにコンテンツ表示不可画面655の表示を終了させ、受信処理部117bより受け取ったコンテンツデータとコンテンツIDとを削除し、破棄命令を閾値データ生成部125bに出力する。
データ加工部110bは、閾値データ生成部125bから2値画像処理命令を受け取ると、一時的に記憶しているコンテンツデータに2値画像処理を施し、2値画像処理が施されたコンテンツデータを、再度、コンテンツデータとし、一時的に記憶する。
データ加工部110bは、閾値データ生成部125bから編集不可設定命令を受け取ると、一時的に記憶しているコンテンツデータを編集不可に設定し、編集不可が設定されたコンテンツデータを、再度、コンテンツデータとして、一時的に記憶する。
データ加工部110bは、閾値データ生成部125bから画像縮小命令を受け取ると、一時的に記憶しているコンテンツデータを縮小し、縮小したコンテンツデータを、再度、コンテンツデータとして、一時的に記憶する。
データ加工部110bは、閾値データ生成部125bから保存不可設定命令を受け取ると、一時的に記憶しているコンテンツデータを保存不可に設定し、保存不可が設定されたコンテンツデータを、再度、コンテンツデータとして、一時的に記憶する。
データ加工部110bは、閾値データ生成完了命令を、配信データ生成部111から受け取ると、一時的に記憶しているコンテンツデータを含むコンテンツ表示画面658を表示部102bに表示させる。なお、コンテンツ表示画面658にて表示されるコンテンツデータは、映像制御部106にて伸張されたコンテンツデータである。
コンテンツ表示画面658は、図39にて示すように、コンテンツデータと表示終了ボタン659とから構成されている。表示終了ボタン659は、コンテンツ表示画面658の表示を終了する際に選択される。
コンテンツ表示画面658において、データ加工部110bは、入力部101bを介して、表示終了ボタン659の選択を受け付けると、表示部102bにコンテンツ表示画面658の表示を終了させる。データ加工部110bは、コンテンツデータに保存不可が設定されているか否かを判断する。
保存不可が設定されていると判断する場合には、データ加工部110bは一時的に記憶しているコンテンツデータとコンテンツIDとを削除し、破棄命令を閾値データ生成部125bへ出力する。
保存不可が設定されていないと判断する場合には、データ加工部110bは一時的に記憶しているコンテンツデータとコンテンツIDとを対応付けて記憶部108のコンテンツ情報132に書き込み、書込命令を閾値データ生成部125bへ出力する。
(4)配信データ生成部111b
配信データ生成部111bは、コンテンツ信頼度・閾値データ、及び第1の実施の形態にて示す保存時生成データの生成を行う。
保存時生成データの生成については、第1の実施の形態と同様であるので、ここでの説明は省略する。
以下、コンテンツ信頼度・閾値データの生成について説明する。
配信データ生成部111bは、配信コンテンツ選択部112から、ユーザにより選択されたコンテンツIDを受け取ると、受け取ったコンテンツIDに対応するコンテンツ閾値データを、記憶部108のコンテンツ閾値データテーブル139から取得する。
配信データ生成部111bは、選択された1以上の他端末IDを配信先選択部116から受け取ると、受け取った1以上の他端末IDのうち1の他端末IDを取得する。
配信データ生成部111bは、読み出したコンテンツ閾値データに含まれる配布可能信頼度閾値が“99”であるか否かを判断する。
配布可能信頼度閾値が“99”であると判断する場合、配信データ生成部111bは、表示部102bに送信不可画面252を表示させる。配信データ生成部111bは、入力部101bから表示終了命令を受け取ると、処理終了命令を制御部120へ出力して、動作を終了する。
配布可能信頼度閾値が“99”でないと判断する場合、配信データ生成部111bは、取得した1の他端末IDに対応する他端末情報に含まれる信頼度を、他端末情報テーブル131から取得する。
配信データ生成部111bは、取得した信頼度と、コンテンツ閾値データとからコンテンツ信頼度・閾値データを生成し、生成したコンテンツ信頼度・閾値データと1の他端末IDとを配信処理部118bへ出力する。
配信データ生成部111bは、配信処理部118から次データ生成命令を受け取ると、配信先選択部116より受け取った1以上の他端末IDのうち未取得の他端末IDが存在するか否かを判断する。存在すると判断する場合には、配信データ生成部111bは、1以上の他端末IDから未取得の他端末IDを1つ取得し、上記の動作を行う。存在しないと判断する場合には、配信データ生成部111bは、処理終了命令を制御部120へ出力して、送信処理の動作を終了する。
(5)配信処理部118b
配信処理部118bは、配信データ生成部111bから、コンテンツ信頼度・閾値データと1の他端末IDとを受け取ると、受け取ったコンテンツ信頼度・閾値データに含まれるコンテンツIDに対応するコンテンツデータを記憶部108のコンテンツ情報132から読み出す。
配信処理部118bは、受け取った他端末IDに対応する他端末情報に含まれる配信先情報を記憶部108の他端末情報テーブル131から取得し、取得した配信先情報に基づいて、読み出したコンテンツデータと、受け取ったコンテンツ信頼度・閾値データとからなる配信データを、通信部119を介して、配信する。
配信処理部118bは、配信データを配信した後、次データ生成命令を配信データ生成部111bへ出力する。
なお、配信処理部118bは、第1の実施の形態にて示す配信処理部118と同様に、配信時確認画面を表示してもよい。このとき、配信時確認画面にて表示する内容は、第1の実施の形態にて示す内容と同様の内容を表示してもよいし、第1の実施の形態にて示す内容に、配信先のユーザ端末に対する信頼度を加えて表示してもよい。
(6)配信コンテンツ選択部112b
ここでは、第1の実施の形態にて示す配信コンテンツ選択部112と異なる点のみについて説明する。
第1の実施の形態にて示す配信コンテンツ選択部112では、選択されたコンテンツIDをデータ加工部110と配信データ生成部111へ出力したが、配信コンテンツ選択部112は、選択されたコンテンツIDを配信データ生成部111bへ出力する。
この点が、異なり、他の動作については、配信コンテンツ選択部112にて示す動作と同様である。
(7)表示部102b
表示部102bは、第1の実施の形態にて示す表示部102の動作に加えて、以下の動作を行う。
表示部102bは、データ加工部110bの指示により、コンテンツ表示不可画面655及びコンテンツ表示画面658を表示する。
(8)入力部101b
入力部101bは、第1の実施の形態にて示す入力部101の動作に加えて、以下の動作を行う。
コンテンツ表示不可画面655が表示されている場合において、OKボタン657が選択されると、OKボタン657が選択された旨をデータ加工部110bへ出力する。
コンテンツ表示画面658が表示されている場合において、表示終了ボタン659が選択されると、表示終了ボタン659が選択された旨をデータ加工部110bへ出力する。
2.3 携帯端末22bの動作
ここでは、携帯端末22bの動作は、第1の実施の形態にて示す携帯端末10の動作と異なる点は、コンテンツデータを送信する場合の動作と、コンテンツデータを受信した場合の動作とである。
以下、携帯端末22bにおける送信処理の動作及び受信処理の動作について、説明する。
(1)送信処理の動作
ここでは、送信処理の動作について、図40及び図41に示す流れ図を用いて説明する。
配信コンテンツ選択部112bは、配信先選択部116へ配信先設定命令を送る(ステップS1000)。
配信先選択部116は、記憶部108の他端末情報テーブル131から全ての他端末IDを取得する(ステップS1005)。配信先選択部116は、取得した全ての端末IDそれぞれに対応する配信情報、信頼度及び名前を所定分数、表示部102bに表示させる(ステップS1010)。
配信先選択部116は、入力部101を介して、ユーザより選択された配信先を受け付け、受け付けた配信先と、それに対応する他端末IDを、ID記憶領域に一時的に記憶する(ステップS1015)。入力部101は、ボタンの受付を行う(ステップS1020)。
次ボタン242が選択された場合(ステップS1025における「次へ」)、配信先選択部116は、次表示命令を入力部101bから受け取り、ステップS1010へ戻り、未表示である、配信先情報、名前、信頼度からなる1以上の組を所定数分、配信先選択画面240を用いて、表示部102bに表示させる。
OKボタン241が選択された場合(ステップS1025における「OK」)、配信先選択部116は、ID記憶領域に記憶している1以上の配信先に含まれる名前を含む配信先確認画面243を、表示部102に表示させる(ステップS1030)。入力部101bは、ボタンの受付を行う(ステップS1035)。
キャンセルボタン245が選択された場合(ステップS1040における「キャンセル」)、配信先選択部116は、配信先キャンセル命令を入力部101bから受け取り、処理終了命令を制御部120に出力し、送信処理を終了する。
OKボタン244が選択された場合(ステップS1040の「OK」)、配信先選択部116は、送信先確定命令を入力部101bから受け付け、選択された1以上の他端末IDを配信データ生成部111へ出力する(ステップS1045)。
配信データ生成部111は、受け取った1以上の他端末IDの中から1の他端末IDを取得する(ステップS1050)。
配信コンテンツ選択部112bは、選択されたコンテンツIDを配信データ生成部111bへ出力する(ステップS1055)。
配信データ生成部111bは、記憶部108のコンテンツ閾値データテーブル139から、選択されたコンテンツIDに対応するコンテンツ閾値データを読み出す(ステップS1060)。
配信データ生成部111bは、読み出したコンテンツ閾値データに含まれる配布可能信頼度閾値が“99”であるか否かを判断する(ステップS1065)。
配布可能信頼度閾値が“99”であると判断する場合(ステップS1065における「YES」)、配信データ生成部111bは、表示部102bに送信不可画面252を表示させる(ステップS1070)。入力部101bは、終了ボタン253の受付を行う(ステップS1075)。入力部101bにて終了ボタン253が受け付けられると、配信データ生成部111は、処理終了命令を制御部120へ出力して、送信処理の動作を終了する。
配布可能信頼度閾値が“99”でないと判断する場合(ステップS1065における「NO」)、配信データ生成部111bは、取得した1の他端末IDに対応する他端末情報に含まれる信頼度を、他端末情報テーブル131から取得する(ステップS1080)。
配信データ生成部111bは、取得したコンテンツ閾値データと信頼度とからコンテンツ信頼度・閾値データを生成し(ステップS1085)、生成したコンテンツ信頼度・閾値データと、取得した1の他端末IDとを配信処理部118bへ出力する(ステップS1090)。
配信処理部118bは、配信データ生成部111bより受け取ったコンテンツ信頼度・閾値データに含まれるコンテンツIDに対応するコンテンツデータを記憶部108のコンテンツ情報132から読み出す(ステップS1095)。
配信処理部118bは、配信データ生成部111bより受け取った他端末IDに対応する他端末情報に含まれる配信先情報を記憶部108の他端末情報テーブル131から取得する。配信処理部118bは、取得した配信先情報に基づいて、読み出したコンテンツデータと、受け取ったコンテンツ信頼度・閾値データとからなる配信データを、通信部119を介して、送信する(ステップS1100)。
次に、配信処理部118bは、次データ生成命令を配信データ生成部111bへ出力する。配信データ生成部111bは、配信処理部118から次データ生成命令を受け取ると、配信先選択部116より受け取った1以上の他端末IDのうち未取得の他端末IDが存在するか否かを判断する(ステップS1105)。存在すると判断する場合には(ステップS1105における「YES」)、配信データ生成部111bは、1以上の他端末IDから未取得の他端末IDを1つ取得し(ステップS1110)、ステップS1080へ戻る。存在しないと判断する場合には(ステップS1105における「NO」)、配信データ生成部111bは、処理終了命令を制御部120へ出力して、送信処理の動作を終了する。
(2)受信処理の動作
ここでは、受信処理の動作について、図42から図44に示す流れ図を用いて説明する。
受信処理部117bは、通信部119を介して他のユーザ端末から、配信データ650を受け取る(ステップS1200)。
受信処理部117bは、受け取った配信データ650をコンテンツ信頼度・閾値データ651と、コンテンツデータ652とに分離する(ステップS1205)。受信処理部117bは、分離したコンテンツ信頼度・閾値データ651を閾値データ生成部125bに出力し、分離したコンテンツデータ652と、コンテンツ信頼度・閾値データ651に含まれるコンテンツIDとをデータ加工部110bに出力する(ステップS1210)。
閾値データ生成部125bは、受信処理部117bからコンテンツ信頼度・閾値データを受け取る。閾値データ生成部125bは、コンテンツ信頼度・閾値データに含まれる配布可能許可世代数を取得し、取得した配布可能許可世代数を用いて、値F(=配布可能許可世代数−1)を算出する(ステップS1215)。閾値データ生成部125bは、算出した値Fが1以上であるか否かを判断する(ステップS1220)。
値Fが1以上でないと判断する場合には(ステップS1220における「NO」)、閾値データ生成部125bは、コンテンツデータの表示の禁止を示す表示禁止命令をデータ加工部110bに出力する。データ加工部110bは、閾値データ生成部125bから、表示禁止命令を受け取ると、コンテンツ表示不可画面655を表示部102bに表示させる(ステップS1225)。
コンテンツ表示不可画面655において、データ加工部110bは、入力部101bを介して、OKボタン657の選択を受け付ける(ステップS1230)。データ加工部110bは、表示部102bにコンテンツ表示不可画面655の表示を終了させ、受信処理部117bより受け取ったコンテンツデータとコンテンツIDとを削除し、閾値データ生成部125bは、生成したコンテンツ閾値データを削除する(ステップS1235)。
値Fが1以上であると判断する場合には(ステップS1220における「YES」)、閾値データ生成部125bは、コンテンツ信頼度・閾値データに含まれる配布可能信頼度閾値と信頼度とを用いて、値A(=(配布可能信頼度閾値)/(信頼度))を算出し(ステップS1240)、算出した値Aが1以下であるか否かを判断する(ステップS1245)。
値Aが1以下でないと判断する場合には(ステップS1245における「NO」)、閾値データ生成部125bは、値Aに“99”を設定する(ステップS1250)。値Aが1以下であると判断する場合(ステップS1245における「YES」)、及びステップS1250の実行後、ステップS1255以降が実行される。
閾値データ生成部125bは、カラー表示可能信頼度閾値と信頼度とを用いて、値B(=(カラー表示可能信頼度閾値)/(信頼度))を算出し(ステップS1255)、算出した値Bが1以下であるか否かを判断する(ステップS1260)。
値Bが1以下であると判断する場合には(ステップS1260における「YES」)、閾値データ生成部125bは、編集可能信頼度閾値と信頼度とを用いて、値C(=(編集可能信頼度閾値)/(信頼度))を算出する(ステップS1275)。
値Bが1以下でないと判断する場合には(ステップS1260における「NO」)、閾値データ生成部125bは、値Bに“99”を設定する(ステップS1265)。閾値データ生成部125bは、データ加工部110bへ2値画像処理命令を出力する。データ加工部110bは、2値画像処理命令を配信データ生成部111bから受け取ると、一時的に記憶しているコンテンツデータに2値画像処理を施し、2値画像処理が施されたコンテンツデータを、再度、コンテンツデータとして一時的に記憶する(ステップS1270)。その後、閾値データ生成部125bは、ステップS1275を行う。
配信データ生成部111bは、算出した値Cが1以下であるか否かを判断する(ステップS1280)。
値Cが1以下であると判断する場合には(ステップS1280における「YES」)、閾値データ生成部125bは、オリジナル画像表示可能信頼度閾値と信頼度とを用いて、値D(=(オリジナル画像表示可能信頼度閾値)/(信頼度))を算出する(ステップS1295)。値Cが1以下でないと判断する場合には(ステップS1280における「NO」)、閾値データ生成部125bは、値Cに“99”を設定する(ステップS1285)。閾値データ生成部125bは、データ加工部110bへ編集不可設定命令を出力する。データ加工部110bは、閾値データ生成部125bから編集不可設定命令を受け取ると、一時的に記憶しているコンテンツデータを編集不可に設定し、編集不可が設定されたコンテンツデータを、再度、コンテンツデータとして、一時的に記憶する(ステップS1290)。その後、閾値データ生成部125bは、ステップS1295を行う。
閾値データ生成部125bは、算出した値Dが1以下であるか否かを判断する(ステップS1300)。
値Dが1以下であると判断する場合には(ステップS1300における「YES」)、閾値データ生成部125bは、保存可能信頼度閾値と信頼度とを用いて、値E(=(保存可能信頼度閾値)/(信頼度))を算出する(ステップS1315)。値Dが1以下でないと判断する場合には(ステップS1300における「NO」)、閾値データ生成部125bは、値Dに“99”を設定する(ステップS1305)。閾値データ生成部125bは、データ加工部110へ画像縮小命令を出力する。データ加工部110bは、閾値データ生成部125bから画像縮小命令を受け取ると、一時的に記憶しているコンテンツデータを縮小し、縮小したコンテンツデータを、再度、コンテンツデータとして、一時的に記憶する(ステップS1310)。その後、閾値データ生成部125bは、ステップS1315を行う。
閾値データ生成部125bは、算出した値Eが1以下であるか否かを判断する(ステップS1320)。
値Eが1以下でないと判断する場合には(ステップS1320における「NO」)、閾値データ生成部125bは、値Eに“99”を設定する(ステップS1325)。閾値データ生成部125bは、データ加工部110へ保存不可設定命令を出力する。データ加工部110bは、閾値データ生成部125bから保存不可設定命令を受け取ると、一時的に記憶しているコンテンツデータを保存不可に設定し、保存不可が設定されたコンテンツデータを、再度、コンテンツデータとして、一時的に記憶する(ステップS1330)。
値Eが1以下であると判断する場合(ステップS1320における「YES」)、及びステップS1330の実行後、ステップS1335以降が実行される。
閾値データ生成部125bは、各数値(A、B、C、D、E、F)と、コンテンツ信頼度・閾値データに含まれるコンテンツIDとを用いて、コンテンツ閾値データを生成する(ステップS1335)。
閾値データ生成部125bは、コンテンツ閾値データを生成が完了した旨の閾値データ生成完了命令をデータ加工部110bへ出力する。データ加工部110bは、閾値データ生成完了命令を、配信データ生成部111から受け取ると、一時的に記憶しているコンテンツデータを含むコンテンツ表示画面658を表示部102bに表示させる(ステップS1340)。
コンテンツ表示画面658において、データ加工部110bは、入力部101bを介して、表示終了ボタン659の選択を受け付けると、表示部102bにコンテンツ表示画面658の表示を終了させる(ステップS1345)。データ加工部110bは、コンテンツデータに保存不可が設定されているか否かを判断する(ステップS1350)。
保存不可が設定されていないと判断する場合には(ステップS1350における「NO」)、データ加工部110bは一時的に記憶しているコンテンツデータとコンテンツIDとを対応付けて記憶部108のコンテンツ情報132に書き込む(ステップS1355)。データ加工部110bは、書込命令を閾値データ生成部125bへ出力する。閾値データ生成部125bは、データ加工部110bからコンテンツ閾値データの書き込みを指示する書込命令を受け取ると、生成したコンテンツ閾値データを記憶部108のコンテンツ閾値データテーブル139へ書き込む(ステップS1360)。
保存不可が設定されていると判断する場合には(ステップS1350における「YES」)、データ加工部110bは一時的に記憶しているコンテンツデータとコンテンツIDとを削除する(ステップS1365)。データ加工部110bは、破棄命令を閾値データ生成部125bへ出力する。閾値データ生成部125bは、データ加工部110bからコンテンツ閾値データの破棄を指示する破棄命令を受け取ると、生成したコンテンツ閾値データを破棄する(ステップS1370)。
3.変形例
上記に説明した実施の形態は、本発明の実施の形態の一例であり、本発明はこの実施の形態に何ら限定されるものではなく、その旨を逸脱しない範囲において主な態様で実施し得るものである。以下のような場合も本発明に含まれる。
(1)本明細書において、サービスの提供は、静止画像、動画像、映画などのコンテンツを他の装置に送信すること、提供された静止画像、動画像、映画のコンテンツの視聴、編集、加工、保存などの処理を他の装置に許可することを含む。また、上記のようなコンテンツに限定されることはない。コンピュータプログラム、文書データ、表計算ソフトにより生成された電子シート、データベース、電子メールの内容なども、提供するコンテンツの一例である。
さらに、サービスの提供は、他のコンピュータの資源、例えば、記憶ユニットなどの使用を他の装置に許可すること、他のコンピュータが保持しているコンピュータプログラムの利用を他の装置に許可することを含む。
例えば、他のコンピュータに対して、当該他のコンピュータが保持しているコンピュータプログラムの実行を指示し、当該他のコンピュータは、前記コンピュータプログラムを実行することも、前記サービスの提供に含まれる。
(2)本発明の適用先は、コンテンツデータ(個人コンテンツ)の流通制御に限るものではない。例えば、あるユーザ端末が他のユーザ端末にサービスを提供する場合に、そのサービスの提供範囲(サービスの提供を許可するユーザ端末の範囲)を限定する場合にも適用出来る。例えば、ファイル共有におけるファイルの提供範囲の限定、グリッドコンピューティングにおける計算機資源の提供範囲の限定、有料ソフトウェアや商用コンテンツのコピー可能範囲の限定(例えば、家庭内)等が挙げられる。
ここで、本発明をグリッドコンピューティングにおける計算機資源の提供範囲の限定に適用した場合について、以下に簡単に述べる。
この場合におけるシステムでは、複数のユーザ端末と、サーバ装置とがネットワークを介して接続されている。
1のユーザ端末は、他のユーザ端末へ、情報として、サーバ装置の計算資源の利用権(例えば、CPUの利用権、コンピュータプログラムの利用権、記憶資源の利用権など)を配信する。このとき、前記1のユーザ端末は、前記利用権の二次配布に係る二次配布可能信頼度閾値を、上記第1及び第2実施にて示す算出方法同様の方法にて算出し、算出した二次配布可能信頼度閾値を、前記利用権とともに配布する。二次配布可能信頼度閾値は、利用権が配布される度に、上がるので、ある配信時点にて二次配布が禁止される。
これにより、グリッドコンピューティングにおける計算機資源の提供範囲の限定することができる。
(3)上記第1の実施の形態において、ユーザ端末はコンテンツデータを送受信しあっていたが、これに限るものではない。例えば、ユーザ端末は、コンテンツデータ以外のデータを権利情報(条件付サービス利用権、サービス利用権)として送受信しあって、コンテンツデータは別途入手できるようにしてもよい。この場合、ユーザ端末の有する正規の権利情報に対応するコンテンツデータのみを表示、配布出来るようにする。例えば、ユーザ端末は外部の可搬媒体からコンテンツデータを入手したり、権利情報とは異なるタイミングで通信路から入手したり、通信路とは異なる別の通信路経由でコンテンツデータを入手してもよい。
なお、第2の実施の形態においても、同様のことが実現できる。
(4)上記第1の実施の形態において、コンテンツデータの一例として、JPEG形式の画像データ、MPEG形式の動画像データ、及び文字データであるとしたが、これに限るものではない。例えば、他のフォーマット(例えば、BMP形式やGIF形式)の画像データやイラストデータであってもよいし、楽曲データ(例えば、Musical Instruments Digital Interface,MIDI形式)、音楽データ(例えば、Mpeg1 AudioLayer3、MP3形式)、他のフォーマット(例えば、Moving Picture Experts Groups、MPEG形式)の動画データ、テキストファイル(アスキー形式)、ソフトウェアやプログラム等であってもよい。
なお、第2の実施の形態においても、同様のことが実現できる。
(5)上記第1実施の形態において示した画面は、全て一例であり、これに限るものではない。記載の機能を実現できるような画面であれば、どのような画面でもよい。
なお、第2の実施の形態においても、同様である。
(6)上記第1の実施の形態のユーザ端末では、外部に画面を表示出来る表示部を備えていたが、これに限るものではない。例えば、音声により外部に通知するようなものでもよいし、外部の可搬媒体や情報機器の記録部等に出力できるようなものでもよい。また、ユーザ端末は、表示部を備えず、受け取ったコンテンツデータを自動に、もしくは、ユーザの指示により、記憶部へ保存するようにしてもよい。
なお、第2の実施の形態においても、同様のことが実現できる。
(7)上記第1の実施の形態において、ユーザ端末間の通信路は、通信回線網又はインターネットであるとしたが、これに限るものではない。例えば、LAN(Local Area NetWork)、BlueToothに代表される近距離ネットワーク(PAN、Personal Area Network)、IEEE802.11bに代表される無線ネットワーク、赤外線、電話線、専用線、電灯線通信、人体通信等であってもよい。
なお、第2の実施の形態においても、同様のことが実現できる。
(8)上記第1の実施の形態にて示すユーザ端末のコンテンツ取得部は、外部の可搬媒体(メモリカード)からコンテンツデータの読み取り、文字入力によるコンテンツデータの取得、及びカメラモジュールにより外部の被写体の写ったコンテンツデータの取得を行ったが、これに限るものではない。例えば、コンテンツ取得部は、外部の情報機器(パーソナルコンピュータ等のコンピュータ装置や、携帯型電話、PDA、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、DVDレコーダ、HDDレコーダ、テレビ、専用携帯端末など)と有線もしくは無線で接続され、その情報機器からコンテンツデータを取得してもよい。
さらに、コンテンツ取得部は外部の可搬媒体や、他の情報機器にコンテンツデータを出力できてもよい。この際、予め登録してある可搬媒体や情報機器には無条件でコンテンツデータを出力してもよい。
なお、第2の実施の形態においても、同様のことが実現できる。
(9)上記第1の実施の形態において、ユーザ端末がコンテンツデータを配布する際には、ユーザによって、配布するユーザ端末を選択したが、これに限るものではない。例えば、記憶部の他端末情報テーブルに格納される他端末ID全てに対応するユーザ端末に配布してもよい。また、例えば、通信路がPAN(Personal Area Network)であり、現在PANにつながっているオンライン状態のユーザ端末に対してのみ、コンテンツデータを配布するようにしてよい。
なお、第2の実施の形態においても、同様のことが実現できる。
(10)上記第1の実施の形態において、ユーザ端末がコンテンツデータを配布する際には、ユーザが、記憶部のコンテンツ情報に格納されるコンテンツデータを一つ選択していたが、これに限るものではない。例えば、ユーザは、複数のコンテンツデータを選択できても良い。さらに、例えば、予めユーザ端末の製造者もしくはユーザによって指定されるタイミング(例えば、ユーザがボタンを押した、1日毎など)に、全て、もしくは、ある一部のコンテンツデータを自動で配信するようにしてもよい。その際、一部のコンテンツデータは、例えば、生成日時やコンテンツデータのサイズ、コンテンツデータの重要度、バックアップの有無等に基づいて選択されてもよいし、ランダムに選ばれても良い。
なお、第2の実施の形態においても、同様のことが実現できる。
(11)上記第1の実施の形態にて示すユーザ端末の配信データ生成部において、二次配布可能信頼度閾値は、配布可能信頼度閾値から信頼度を割った値で導出していたが、これに限るものではない。また、判定基準も“1.0を超えた”のみに限らない。また、コンテンツデータが二次配布される毎に、配布可能信頼度閾値は常に上昇していっていたが、これに限るものではない。例えば一つの例として、二次配布可能信頼度閾値を、配布可能信頼度閾値から信頼度をa乗した値(aは2以上)を除算した値をとして、判定基準を例えば“1.0を超えた”としてもよい。こうすることにより、コンテンツデータが二次配布される毎に、信頼度閾値は緩やかに上昇していき、より広範囲にコンテンツデータを流通させることが出来るようになる。例えば別の例として、配布可能信頼度閾値と信頼度の逆数である“1/信頼度”を足した値を二次配布可能信頼度閾値として、判定基準を例えば“5.0を超えた”としてもよい。
また、基準を判定する際の指標と、コンテンツデータに付随させる二次配布可能信頼度閾値は、必ずしも一致しなくてもよい。また、基準を判定する際の指標と、コンテンツデータに付随させる二次配布可能信頼度閾値は、必ずしも一致しなくてもよい。
さらに、二次配布可能信頼度閾値の導出方法や、基準を判定する際の指標の導出方法や、判定基準は、コンテンツデータを配布するユーザ端末が設定出来るようにしてもよい。
なお、上記実施の形態では、配布可能信頼度閾値の値は、コンテンツデータが二次配布される毎に上がっていっていたが、これに限るものではない。つまり、コンテンツデータが二次配布される毎に、上がったり下がったりしてもよい。例えば一つの例として、第二信頼度閾値を、信頼度閾値から信頼度を除算した値に0.2を足した値として、判定基準を例えば“1.0を超えた”としてもよい。この場合、信頼度が1.0となるユーザ端末に対しては、信頼度閾値が下がることとなる。こうすることにより、より広範囲にコンテンツデータを流通させることが出来るようになる。
なお、第2の実施の形態にて示すユーザ端末の閾値データ生成部においても、同様のことが実現できる。
(12)上記第1の実施の形態において、配布可能信頼度閾値以外の各閾値と信頼度とを用いて、コンテンツデータの加工を行うか否かを判断したが、これに限らない。
例えば、判定基準(配布可能信頼度閾値から信頼度を割った値が1.0を超える)を満たした場合に、データ加工部でコンテンツデータのサイズの加工を行ってもよい
また、例えば、コンテンツデータは編集可能フラグを備え、オリジナルのコンテンツデータは編集が出来る形で配布されるが、判定基準を満たした場合には、データ加工部でコンテンツデータの編集が出来ないようにフラグを加工するようにしてもよい。また、コンテンツデータは保存禁止フラグを備え、オリジナルのコンテンツデータは保存が出来る形で配布されるが、判定基準を満たした場合には、データ加工部でコンテンツデータの保存が出来ないようにフラグを加工するようにしてもよい。
また、コンテンツデータは保存可能期間情報を含み、オリジナルのコンテンツデータは無期、もしくは、長期間(例えば、1年)保存が出来る形で配布されるが、判定基準を満たした場合には、データ加工部でコンテンツデータの保存が短期間(例えば、1日)しか出来ないように保存可能期間情報を加工するようにしてもよい。
また、コンテンツデータは再配布可能回数に関する情報を含み、オリジナルのコンテンツデータは無限、もしくは、多い回数(例えば、100回)再配布が出来る形で配布されるが、判定基準を満たした場合には、データ加工部でコンテンツデータを少ない回数(例えば、5回)しか再配布出来ないように再配布可能回数に関する情報を加工するようにしてもよい。
また、オリジナルのコンテンツデータには電子透かし(ウォーターマーク、ステガノグラフィ)が埋め込まれていない形で配布されるが、判定基準を満たした場合には、データ加工部でコンテンツデータに二次配布元、もしくは、二次配布先のユーザ端末に関する情報を電子透かし(ウォーターマーク、ステガノグラフィ)としてコンテンツデータに埋め込むようにしてもよい。これにより、万が一、コンテンツデータが漏洩した場合であっても、その漏洩元を特定することが出来る。
また、別の形として、判定基準を満たした場合には、ユーザ端末は、そのコンテンツデータの生成者やセンタなどに、コンテンツIDや自ユーザ端末を特定する情報(例えば、端末ID)を通知するようにしてもよい。また、コンテンツデータの生成者に通知する場合、直接通知せず、そのコンテンツデータをもらったユーザ端末経由で、コンテンツデータの流通順序とは逆の順序で、数珠繋ぎのように通知していってもよい。
また、一つのコンテンツデータに対して複数段階の信頼度閾値を設けるようにしてもよい。また、それぞれ異なる判定基準であってもよい。例えば一つの画像データに対して2つの信頼度閾値を設定し、最初はオリジナルサイズで流通し、一番目の信頼度閾値が“1.0”を超えたら以降はVGAサイズで流通し、二つ目の信頼度閾値が“1.0”を越えたら以降はサムネイルサイズで流通されるようにしてもよい。なお、一つのコンテンツデータに対して3つ以上の信頼度を設定してもよい。
さらに、一つのコンテンツデータに対して複数段階の信頼度閾値を設けるようにした場合に、それぞれの信頼度閾値が判定基準を満たした場合に、それぞれ異なる処理を行うようにしてもよい。例えば、一つの画像データに対して2つの信頼度閾値を設定し、最初はオリジナルサイズで流通し、一番目の信頼度閾値が“1.0”を超えたら以降はモノクロカラーの画像データで流通し、二つ目の信頼度閾値が“2.0”を越えたら以降は二次配布を禁止するようにしてもよい。なお、上記と同様に、一つのコンテンツデータに対して3つ以上の信頼度を設定してもよい。
なお、第2の実施の形態においても、同様のことが言える。
(13)上記第1の実施の形態において、ユーザ端末は、“コンテンツデータの一次配布”、“コンテンツデータの二次配布”、及び“コンテンツデータの受信”の全ての機能を有していたが、これに限るものでない。例えば、ユーザ端末は、“コンテンツデータの一次配布”、“コンテンツデータの二次配布”、及び“コンテンツデータの受信”のいずれか一つ、もしくは、二つの機能しか有していなくても良い。
なお、第2の実施の形態においても、同様のことが言える。
(14)上記第1の実施の形態のユーザ端末において、記憶部に格納される他端末情報は、他端末情報設定部経由で、外部のユーザから入力されていたが、これに限るものではない。例えば、外部の情報機器(パーソナルコンピュータ等のコンピュータ装置や、携帯型電話、PDA、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、DVDレコーダ、HDDレコーダ、テレビ、専用携帯端末など)と有線もしくは無線で接続され、その情報機器から他端末情報の全部、もしくは、一部を取得できてもよい。
なお、第2の実施の形態においても、同様のことが言える。
(15)上記第1の実施の形態にて示すユーザ端末の記憶部に格納されるコンテンツ情報の配布可能信頼度閾値において、“−99”は未設定であり、“99”は決められた条件をすでに満たした(例えば、配布可能信頼度閾値から信頼度を割った値が1.0を超えた)ことを意味していたが、“−99”や“99”の値に限るものではない。また、コンテンツ取得部において入力されたコンテンツデータは、“−99”が初期状態として設定されていたが、例えば予めデフォルト信頼度閾値(たとえば“0.5“)が設定されており、コンテンツ取得部において入力されたコンテンツデータの配布可能信頼度閾値を“−99”ではなくデフォルト信頼度閾値としてもよい。また、コンテンツデータの種類により予め複数のデフォルト信頼度閾値が設定されており、コンテンツ取得部にコンテンツデータが入力された場合に、それらをユーザが選択、もしくは、ユーザ端末が自動で選択するようにしてもよい。ユーザ端末が自動で選択する場合には、例えば、入力された日付や時間、コンテンツデータの入力時の環境情報(例えば、Global Positioning Systemを使った位置情報や周りのICタグ、温度や湿度など)や、ユーザ端末に備わっているセンサから読み取る情報、コンテンツデータの自動認識(例えば、画像認識)などが利用可能である。
なお、第2の実施の形態においても、同様のことが言える。
(16)上記第1の実施の形態のユーザ端末の配信コンテンツ選択部において、ユーザによって選択されたコンテンツデータの配布可能信頼度閾値が未設定(“−99”)の場合、ユーザに警告を表示するようにしてもよい。
なお、第2の実施の形態においても、同様のことが言える。
(17)上記第1の実施の形態にて示すユーザ端末の配信処理部は、コンテンツデータを配信する毎に、配信先に関する情報(例えば、端末ID)を、そのコンテンツデータの生成者やセンタに通知したりしてもよい。また、コンテンツデータの生成者に通知する場合、直接通知せず、そのコンテンツデータをもらったユーザ端末経由で、コンテンツデータの流通順序とは逆の順序で、数珠繋ぎのように通知していってもよい。これにより、コンテンツデータの生成者は、どの範囲で自分の生成したコンテンツデータが流通しているのか把握することが出来るようになる。
なお、第2の実施の形態においても、同様のことが言える。
(18)上記第1の実施の形態にて示すユーザ端末の記憶部に格納されるコンテンツ情報において、コンテンツデータと他のデータ(コンテンツIDや信頼度閾値など)は別として定義していたが、コンテンツデータの中に他のデータを含むようにしてもよい。例えば、コンテンツデータがJPEG形式の画像データの場合に、その拡張フィールドに他のデータ(コンテンツIDや信頼度閾値など)を保持するようにしてもよい。
なお、第2の実施の形態においても、同様のことが言える。
(19)上記第1の実施の形態のユーザ端末において、複数の他のユーザ端末から同じコンテンツIDのコンテンツデータを受信した場合、そのコンテンツデータに対応する配布可能信頼度閾値の低いコンテンツデータのみを残すようにして、他のコンテンツデータは消去するようにしてもよい。
なお、第2の実施の形態においても、同様のことが言える。
(20)上記第1の実施の形態のユーザ端末は、受け取ったコンテンツデータを保存するか否かを、コンテンツデータに設定された情報に基づいて判断したが、これに限定されない。
ユーザ端末は、受け取ったコンテンツデータを無条件で表示、保存してもよい。
また、例えば、配信したユーザ端末の信頼度がある一定以上のコンテンツデータのみ、表示や保存するようにしてもよい。また、例えば、配信したユーザ端末の信頼度がある一定以下のコンテンツデータは、何らかの加工処理(サイズを小さくするなど)の後、表示や保存するようにしてもよい。
なお、第2の実施の形態においても、同様のことが言える。
(21)上記第1の実施の形態のユーザ端末において、コンテンツデータは暗号化して他のユーザ端末に配信するようにしてもよい。その際に用いる鍵情報は、他端末情報に格納されていてもよい。これにより、第三者が通信路を盗聴しても、コンテンツデータを取得できなくなる。また、コンテンツデータを暗号化して記憶部のコンテンツ情報に格納するようにしてもよい。これにより、第三者が記憶部に不正アクセスしても、簡単にはコンテンツデータを取得できなくなる。また、コンテンツIDに偽造回避のため、デジタル署名がついていてもよい。
なお、第2の実施の形態においても、同様のことが言える。
(22)上記第1の実施の形態において、ユーザ端末がコンテンツデータを配信する際に、その配信先のユーザ端末に直接配信しなくてもよい。例えば、中継となるようなユーザ端末や中継サーバ、ルータなどを介して、配信先のユーザ端末に配信するようにしてもよい。その際、中継となるようなユーザ端末や中継サーバ、ルータなどにはコンテンツデータが漏れないような対策を施しても良い。例えば、コンテンツデータを暗号化することにより、コンテンツデータが漏れないようになる。
なお、第2の実施の形態においても、同様のことが言える。
(23)上記第1の実施の形態において、ユーザ端末が配布するコンテンツデータには、ブラックリストとする端末IDを含んでいてもよい。ブラックリストを含むコンテンツデータを受信したユーザ端末は、そのコンテンツデータを再配布(二次配布)する際に、そのブラックリストに含まれる端末IDに対応するユーザ端末には配布しないようにする。また、ブラックリストは端末IDだけに限らず、会社名や学校名などの所属情報、年齢や生年月日、性別などの属性情報でもよい。さらに、ブラックリストではなく、ホワイトリストでもよい。
なお、第2の実施の形態においても、同様のことが言える。
(24)上記第1の実施の形態において、コンテンツデータを配信する際に用いる通信路とコンテンツデータを受信する際に用いる通信路は同一であったが、それぞれ異なる通信路を用いるようにしてもよい。
なお、第2の実施の形態においても、同様のことが言える。
(25)上記第1の実施の形態において、コンテンツIDや端末IDは必ずしもユニークでなくてもよい。
なお、第2の実施の形態においても、同様のことが言える。
(26)上記第1の実施の形態のユーザ端末においては、二次配布可能信頼度閾値が判定基準(1.0を超える)を満たしていない場合に、コンテンツデータの二次配布(再配布)が許可されていることを意味し、二次配布可能信頼度閾値が判定基準を満たす場合に、コンテンツデータの二次配布(再配布)が許可されていないことを意味していたが、これに限るものではない。たとえば、二次配布可能信頼度閾値が判定基準(1.0を超える)を満たしていない場合に、コンテンツデータの表示や閲覧や外部出力は禁止され、二次配布可能信頼度閾値が判定基準を満たす場合に、コンテンツデータの表示や閲覧や外部出力は許可されるようにしてもよい。これにより、例えば、コンテンツデータを、親しいユーザのユーザ端末では閲覧出来ず、親しくない赤の他人のユーザ端末では閲覧できるようになる。
なお、第2の実施の形態においても、同様のことが言える。
(27)上記第1の実施の形態において、信頼度は0から1までの少数の値であり、1が最も信頼度が高く、0が最も信頼度が低いとしていたが、これに限るものではない。例えば、信頼度は分数であっても良いし、0からb(例えば、bは100)としてもよい。また、0が最も信頼度が高く、1が最も信頼度が低いとしてもよい。また、信頼度を近似して扱うようにしてもよい。例えば、0.0から0.25を0.20に近似し、0.25から0.5を0.4に近似し、0.5から0.75を0.70近似し、0.75から1.0を0.9に近似するようにしてもよい。また、例えば、信頼度を3段階(優、良、可)として、優を0.8とし、良を0.5とし、可を0.3としてもよい。
また、信頼度は0から1までの少数の値であり、1が最も信頼度が高く、0が最も信頼度が低いとしていたが、これに限るものではない。例えば、信頼度は分数であっても良いし、0からb(例えば、bは100)としてもよい。また、0が最も信頼度が高く、1が最も信頼度が低いとしてもよい。
なお、第2の実施の形態においても、同様のことが言える。
(28)上記第1の実施の形態においては“信頼度”を用いていたが、サービスの許可/不許可を判定できるような値であれば、どのような値でもよい。例えば、親密の度合い、知識の豊富さの度合い、思考の早さの度合い、発言の真実さの度合い、誠実さの度合い、だまされやすさの度合い、ある特定分野(例えば音楽)に詳しい度合い、性格の明るさの度合い、など何らかの度合いであればよい。また、記憶部はこれら複数を組み合わせて保持し、ユーザもしくはコンテンツデータの生成者などからの要望により、含まれる何れかの度合いを参照して用いるようにしてもよい。また、複数の度合いを組み合わせて、新たな評価値を計算し、その評価値を参照して用いるようにしてもよい。また、その評価値の計算方法は、ユーザもしくはコンテンツデータの生成者などが決められてもよい。
なお、第2の実施の形態においても、同様のことが言える。
(29)本発明における情報流通システムは、情報の流通を行うシステムである。
上記第1の実施の形態において、コンテンツデータの配布が情報の流通に相当している。
また、本発明における流通される情報は、サービスの利用権であってもよい。
この場合、サービスとは、コンピュータシステムによるコンピュータ資源の提供であり、利用権とは、前記コンピュータ資源の利用を行う権利である。
ここで、コンピュータ資源は、コンピュータ手段におけるコンピュータプログラムであるとしてもよい。この場合におけるサービスは、前記コンピュータプログラムによる演算処理の提供であり、利用権は、前記コンピュータプログラムの利用を行う権利である。
また、コンピュータ資源は、コンピュータシステムにおける記憶資源であるとしてもよい。この場合におけるサービスは、前記記憶資源の提供であり、利用権は、前記記憶資源の利用を行う権利である。
なお、第2の実施の形態においても、同様のことが言える。
(30)上記第1の実施の形態にて示すユーザ端末は、配布先のユーザ端末と認証を行う機能を有してもよい。
例えば、認証により、配布元のユーザ端末が、配布先のユーザ端末を正当でないと判断する場合に、記憶している配布先のユーザ端末の信頼度を下げるように更新する。配布元のユーザ端末は、コンテンツデータの配布を行う場合には、更新後の信頼度を用いる。
また、例えば、認証により、配布元のユーザ端末が、配布先のユーザ端末を正当でないと判断する場合に、記憶している配布可能信頼度閾値を上げるように更新してもよい。配布元のユーザ端末は、コンテンツデータの配布を行う場合には、更新後の配布可能信頼度閾値を用いる。また、他の信頼度閾値についても同様に、配布先のユーザ端末を正当でないと判断する場合には、その値を上げるように更新してもよい。配布元のユーザ端末は、コンテンツデータの配布を行う場合には、更新後の値を用いる。
なお、第2の実施の形態においても、同様のことが言える。
(31)上記第1の実施の形態において、ユーザ端末に記憶されている他のユーザ端末に対する信頼度は、設定処理にて変更されない限り、固定的な値であったが、これに限定されない。
配布先のユーザ端末との接続形態に応じて、信頼度を変更してもよい。
例えば、配布元のユーザ端末と配布先のユーザ端末とネットワークを介して接続されている場合には、信頼度を下げるように更新し、直接通信(例えば、BLUETOOTH、赤外線通信など)する場合には、信頼度を上げるように更新してもよい。配布元のユーザ端末は、コンテンツデータの配布を行う場合には、更新後の信頼度を用いる。
また、例えば、配布元のユーザ端末と配布先のユーザ端末とがネットワークを介して接続されている場合には、配布可能信頼度閾値を上げるように更新し、直接通信(例えば、BLUETOOTH、赤外線通信など)する場合には、配布可能信頼度閾値を下げるように更新してもよい。配布元のユーザ端末は、コンテンツデータの配布を行う場合には、更新後の配布可能信頼度閾値を用いる。また、他の信頼度閾値についても同様に、配布元のユーザ端末と配布先のユーザ端末とがネットワークを介して接続されている場合には、その値を上げるように更新してもよい。配布元のユーザ端末は、コンテンツデータの配布を行う場合には、更新後の値を用いる。
なお、第2の実施の形態においても、同様のことが言える。
(32)上記第1の実施の形態において、配布可能許可世代数のカウントの仕方を、コンテンツデータを最初に配信するユーザ装置を1世代目としてカウントしたが、これに限定されない。コンテンツデータを最初に配信するユーザ装置を0世代目としてもよい。
なお、第2の実施の形態においても、同様のことが言える。
(33)上記第1の実施の形態おいて、コンテンツ閾値データをコンテンツIDと配布可能信頼度とからなるとしてもよい。
この場合、配信元のユーザ端末は、コンテンツデータの加工は行わない。
また、第2の実施の形態においても同様に、コンテンツ閾値データをコンテンツIDと配布可能信頼度とからなるとしてもよい。
このとき、配信元のユーザ端末は、コンテンツデータの配信を行う場合には、コンテンツID、配布可能信頼度閾値、及び信頼度からなるコンテンツ信頼度・閾値データと、コンテンツデータとを配信する。配信先のユーザ端末は、コンテンツデータの加工は行わない。
(34)上記第1の実施の形態において、コンテンツ閾値データに、一次配布先に対する信頼の程度により、コンテンツの視聴(表示)の禁止と承認との境界を定める値を示す表示可能信頼度閾値を加えてもよい。
コンテンツデータを配信するユーザ端末(以下、「配信ユーザ端末」という。)は、配信先のユーザ端末に対する信頼度と、表示可能信頼度閾値とを用いて、値G(=(表示可能信頼度閾値)/(信頼度))を算出する。算出した値Gが1以下である場合には、配信ユーザ端末は、算出した値Gを二次表示可能信頼度閾値として、配信時コンテンツ閾値データに加える。算出した値Gが1以下でない場合には、配信ユーザ端末は、値Gに“99”を設定し、設定後の値Gを二次表示可能信頼度閾値として、配信時コンテンツ閾値データに加える。
コンテンツデータが配信されたユーザ端末は、二次表示可能信頼度閾値が1以下の場合には、受け取ったコンテンツデータを表示し、二次表示可能信頼度閾値が“99”である場合には、受け取ったコンテンツデータの表示を行わない。
上記第2の実施の形態においても、同様に、コンテンツ閾値データに、表示可能信頼度閾値を加えてもよい。
この場合、値Gの算出は、コンテンツデータが配信されたユーザ端末(以下、受信ユーザ端末という。)にて行う。算出した値Gが1以下である場合には、受信ユーザ端末は、算出した値Gを表示可能信頼度閾値として、コンテンツ閾値データに加える。算出した値Gが1以下でない場合には、受信ユーザ端末は、値Gに“99”を設定し、設定後の値Gを表示可能信頼度閾値として、コンテンツ閾値データに加える。受信ユーザ端末は、表示可能信頼度閾値が1以下の場合には、受け取ったコンテンツデータを表示し、表示可能信頼度閾値が“99”である場合には、受け取ったコンテンツデータの表示を行わない。
(35)上記第1の実施の形態において、配信ユーザ端末は、二次保存可能信頼度閾値、二次オリジナル画像表示可能信頼度閾値、二次編集可能信頼度閾値及び二次カラー表示信頼度閾値の各閾値を算出し、算出した各閾値に基づいて、配信するコンテンツデータに情報の設定に係る処理を施したが、これに限定されない。ここで、データ加工に係る処理とは、コンテンツデータの2値画像処理を施す処理、コンテンツデータに編集不可を設定する処理、コンテンツデータを縮小する処理、及びコンテンツデータに保存不可を設定する処理を示す。
配信ユーザ端末は、各閾値の算出のみを行い、受信ユーザ端末が、算出された各閾値に基づいて、コンテンツデータに情報の設定に係る処理を施して、コンテンツデータを表示してもよい。また、配信ユーザ端末は、コンテンツデータの表示中にコンテンツデータのデータ加工に係る処理の指示を、ユーザより受け付け、受け付けた指示に対応する閾値が、0以上1以下である場合に、ユーザより受け付けた指示に対応するデータ加工に係る処理を、表示中のコンテンツデータに施す。ここで、データ加工に係る処理とは、コンテンツデータの2値画像処理を施す処理、コンテンツデータに対して編集を行う処理、及びコンテンツデータを縮小する処理を示す。
また、第2の実施の形態において、配信ユーザ端末は、コンテンツデータの表示中にコンテンツデータのデータ加工に係る処理の指示を、ユーザより受け付け、受け付けた指示に対応する閾値が、0以上1以下である場合に、ユーザより受け付けた指示に対応するデータ加工に係る処理を、表示中のコンテンツデータに施すとしてもよい。
(36)上記第1の実施の形態において、コンテンツデータを配信するユーザ端末は、配布可能信頼度閾値が、0以上1以下である場合に、配布対象のユーザ端末に対する信頼度が、その配布可能信頼度閾値より小さいとき、二次配布信頼度閾値に“99”を設定して、コンテンツデータを配布したが、これに限定されない。
コンテンツデータを配信するユーザ端末は、配布対象のユーザ端末に対する信頼度が、その配布可能信頼度閾値より小さいとき、配布対象のユーザ端末にコンテンツデータを配布しなくてもよい。これにより、コンテンツデータを配信するユーザ端末は、一次配布先を限定することができる。
また、上記第2の実施の形態において、コンテンツデータ及び配信データを受信したユーザ端末は、受信した配信データに含まれる配布可能信頼度閾値が、0以上1以下である場合に、受信した配信データに含まれる信頼度が、その配布可能信頼度閾値より小さいとき、受信したコンテンツを破棄してもよい。これにより、コンテンツデータを配信するユーザ端末は、一次配布先を限定することができる。
(37)上記第1の実施の形態において、コンテンツデータを配信するユーザ端末は、配布許可信頼度閾値が、0以上1以下である場合に、配布対象のユーザ端末に対する信頼度が、その配布可能信頼度閾値より小さいとき、二次配布可能信頼度閾値に“99”を設定して、二次配布を禁止する制限を設けたが、これに限定されない。
以下のような限定を加えてもよい。
コンテンツデータを配信するユーザ端末は、二次配布可能信頼度閾値に“99”を設定する場合、配信するコンテンツデータに、ネットワークが切断されるとコンテンツデータを削除するデータ削除命令を設定してもよい。コンテンツデータを受け取ったユーザ端末は、データ削除命令がコンテンツデータに設定されている場合には、コンテンツデータとともに受け取った配信時生成データに含まれる二次保存可能信頼度閾値の値に関わらず、ネットワークが切断されると、コンテンツデータ及び配信時生成データを削除する。
または、コンテンツデータを配信するユーザ端末は、データ削除命令の代わりに、ネットワークの切断後、所定の時間が経過するとコンテンツデータを削除する時間経過削除命令を設定してもよい。コンテンツデータを受け取ったユーザ端末は、時間経過削除命令がコンテンツデータに設定されている場合には、コンテンツデータとともに受け取った配信時生成データに含まれる二次保存可能信頼度閾値の値に関わらず、ネットワークが切断され、所定の時間が経過すると、コンテンツデータ及び配信時生成データを削除する。
また、第2の実施の形態においても、コンテンツデータを受信したユーザ端末において、データ削除命令及び時間経過命令を、コンテンツデータに設定してもよい。
(38)上記第1の実施の形態において、コンテンツデータを配信するユーザ端末は、配布許可信頼度閾値が、0以上1以下である場合に、配布対象のユーザ端末に対する信頼度が、その配布可能信頼度閾値より小さいとき、二次配布可能信頼度閾値に“99”を設定して、二次配布を禁止したが、これに限定されない。
コンテンツデータを配信するユーザ端末は、二次配布可能信頼度閾値に“99”を設定した場合、所定の信頼度以上のユーザ端末には、二次配布を許可してもよい。
このとき、コンテンツデータを配信するユーザ端末は、二次配布可能信頼度閾値に“99”を設定した場合、所定の信頼度(例えば、0.9)をコンテンツデータに設定する。コンテンツデータを受信したユーザ端末は、受信したコンテンツデータの二次配布を行う場合には、二次配布先のユーザ端末に対する信頼度は、コンテンツデータに設定された所定の信頼度以上であるときに、コンテンツデータの二次配布を行う。
また、第2の実施の形態においても、コンテンツデータを受信したユーザ端末において、受信したコンテンツに所定の信頼度を設定してもよい。
(39)上記第1及び第2の実施形態にて示す各装置を構成する構成要素の一部又は全部は、1個のシステムLSI(Large Scale Integration:大規模集積回路)から構成されているとしてもよい。システムLSIは、複数の構成部を1個のチップ上に集積して製造された超多機能LSIであり、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAMなどを含んで構成されるコンピュータシステムである。前記RAMには、コンピュータプログラムが記憶されている。前記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムに従って動作することにより、システムLSIは、その機能を達成する。
ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサーを利用しても良い。
さらには、半導体技術の進歩又は派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適応等が可能性としてありえる。
(40)上記第1及び第2の実施形態にて示す上記の各装置を構成する構成要素の一部又は全部は、各装置に脱着可能なICカード又は単体のモジュールから構成されているとしてもよい。前記ICカード又は前記モジュールは、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、などから構成されるコンピュータシステムである。前記ICカード又は前記モジュールは、上記の超多機能LSIを含むとしてもよい。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムに従って動作することにより、前記ICカード又は前記モジュールは、その機能を達成する。このICカード又はこのモジュールは、耐タンパ性を有するとしてもよい。
(41)本発明は、上記に示す方法であるとしてもよい。また、これらの方法をコンピュータにより実現するコンピュータプログラムであるとしてもよいし、前記コンピュータプログラムからなるデジタル信号であるとしても良い。また、本発明は、前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号をコンピュータ読み取り可能な記録媒体、例えば、リムーバブルディスク、ハードディスク、CD、MO、DVD、BD(Blu−ray Disc)、SDメモリカード、半導体メモリなど、に記録したものとしてもよい。また、これらの記録媒体に記録されている前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号であるとしてもよい。また、本発明は、前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号を、電気通信回線、無線又は有線通信回線、インターネットを代表とする通信ネットワーク等を経由して伝送するものとしてもよい。また、本発明は、マイクロプロセッサとメモリとを備えたコンピュータシステムであって、前記メモリは、上記コンピュータプログラムを記憶しており、前記マイクロプロセッサは、前記コンピュータプログラムに従って動作するとしてもよい。また、前記プログラム又は前記デジタル信号を前記記録媒体に記録して移送することにより、又は前記プログラム又は前記デジタル信号を前記通信ネットワーク等を経由して移送することにより、独立した他のコンピュータシステムにより実施するとしてもよい。
(42)上記実施の形態及び上記変形例をそれぞれ組み合わせるとしてもよい。
本発明に係る技術は、あるユーザ端末が他のユーザ端末へ何らかのサービスを提供する際に、そのサービスを許可するユーザ端末の範囲をある一定内に制限するようなシステムの場合に有用である。特に、コンテンツをある限られた範囲にのみ流通させるようなサービス利用制御システム等に有用である。
上記にて示した情報流通システムは、情報を配布する(例えば、コンテンツを配布する)産業において、経営的、つまり反復的かつ継続的に利用されうる。
情報流通システム1の全体の構成を示す図である。 携帯端末10の構成を示すブロック図である。 記憶部108が記憶している情報を示す図である。 他端末情報テーブル131のデータ構造の一例を示す図である。 コンテンツ閾値データテーブル139のである。 メニュー選択画面148の一例を示す図である。 メニュー終了画面150の一例を示す図である。 他端末情報入力画面153の一例を示す図である。 コンテンツデータ生成画面160の一例を示す図である。 コンテンツ選択画面から送信・保存・設定選択画面への遷移の一例を示す図である。 設定不可画面224の一例を示す図である。 配信条件入力画面227の一例を示す図である。 配信先選択画面240及び配信先確認画面243の一例を示す図である。 (a)は配信時生成データのデータ構造の一例を示す図であり、(b)は、保存時生成データのデータ構造の一例を示す図である。 送信不可画面252の一例を示す図である。 配信時確認画面258の一例を示す図である。 携帯端末10の動作を示す流れ図である。 他端末情報設定時の動作を示す流れ図である。 コンテンツデータ生成時の動作を示す流れ図である。 コンテンツ処理時の動作を示す流れ図である。 保存処理の動作を示す流れ図である。 設定処理の動作を示す流れ図である。 送信処理の動作を示す流れ図である。図24へ続く。 送信処理の動作を示す流れ図である。図23から続き、図25へ続く。 送信処理の動作を示す流れ図である。図24から続き、図26へ続く。 送信処理の動作を示す流れ図である。図25から続く。 送信処理の変形例を示す流れ図である。 テーブルT100のデータ構造の一例を示す図である。 配布可能信頼度閾値の遷移を示す図である。 各ユーザ端末と、配布されたコンテンツデータに設定された内容との関係を示す図である。 携帯端末22の構成を示すブロック図である。 PC端末24の構成を示すブロック図である。 コンテンツ選択画面600及び送信・保存・設定選択画面605の一例を示す図である。 携帯端末22bの構成を示すブロック図である。 配信データ650のデータ構成の一例を示す図である。 コンテンツ信頼度・閾値データのデータ構成の一例を示す図である。 携帯端末22bにて生成されるコンテンツ閾値データのデータ構成の一例を示す図である。 コンテンツ表示不可画面655の一例を示す図である。 コンテンツ表示画面658の一例を示す図である。 送信処理の動作を示す流れ図である。図41へ続く。 送信処理の動作を示す流れ図である。図40から続く。 受信処理の動作を示す流れ図である。図43へ続く。 受信処理の動作を示す流れ図である。図42から続き、図44へ続く。 受信処理の動作を示す流れ図である。図43から続く。
符号の説明
1 情報流通システム
10 携帯端末
22 携帯端末
24 PC端末
50 メモリカード
101 入力部
102 表示部
103 カメラ
104 スピーカ
105 マイク
106 映像制御部
107 コンテンツ取得部
108 記憶部
110 データ加工部
111 配信データ生成部
112 配信コンテンツ選択部
113 配信条件設定部
114 他端末情報設定部
115 処理選択部
116 配信先選択部
117 受信処理部
118 配信処理部
118b 配信処理部
119 通信部
120 制御部
121 アンテナ

Claims (31)

  1. 複数の端末装置のうちの他の端末装置へ情報を配布する各端末装置であって、
    自装置から一次配布先である端末装置への情報の配布の禁止及び承認を示す一次配布条件を記憶している条件記憶手段と、
    自装置の利用者の観点による一次配布先に対する信頼の程度を示す配布先信頼度を記憶している信頼度記憶手段と、
    前記一次配布条件を用いて、前記一次配布先への前記情報の配布を行うか否かを判断する判断手段と、
    前記情報の配布を行うと判断される場合に、前記一次配布条件を基準とする前記配布先信頼度に対する演算により、一次配布先である端末装置から二次配布先である端末装置への前記情報の配布の禁止及び承認を示す二次配布条件を生成する生成手段と、
    生成した前記二次配布条件を一次配布先である端末装置へ送信する送信手段と
    を備えること特徴とする端末装置。
  2. 前記条件記憶手段に記憶されている前記一次配布条件は、一次配布先に対する信頼の程度により、前記情報の配布の禁止と承認との境界を定める信頼度閾値を含み、
    前記生成手段は、前記信頼度閾値を前記配布先信頼度により除することにより、前記二次配布条件を算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記情報は、コンテンツであり、前記端末装置は、前記コンテンツを配布する
    ことを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
  4. 前記情報は、サービスの利用に係る利用権であり、前記端末装置は、前記利用権を配布する
    ことを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
  5. 前記サービスは、視聴、加工若しくは保存のためのコンテンツの提供であり、
    前記利用権は、提供される前記コンテンツの視聴、加工若しくは保存を行う権利であり、
    前記端末装置は、さらに、前記利用権に対応付けて前記コンテンツを配布する
    ことを特徴とする請求項4に記載の端末装置。
  6. 前記サービスは、コンピュータシステムにおけるコンピュータ資源の提供であり、
    前記利用権は、前記コンピュータ資源の利用を行う権利である
    ことを特徴とする請求項4に記載の端末装置。
  7. 前記コンピュータ資源は、コンピュータ手段におけるコンピュータプログラムであり、
    前記サービスは、前記コンピュータプログラムによる演算処理の提供であり、
    前記利用権は、前記コンピュータプログラムの利用を行う権利である
    ことを特徴とする請求項6に記載の端末装置。
  8. 前記コンピュータ資源は、コンピュータシステムにおける記憶資源であり、
    前記サービスは、前記記憶資源の提供であり、
    前記利用権は、前記記憶資源の利用を行う権利である
    ことを特徴とする請求項6に記載の端末装置。
  9. 前記端末装置は、さらに、前記信頼度記憶手段に記憶されている前記配布先信頼度を更新する更新手段を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
  10. 前記更新手段は、
    前記一次配布先の端末装置が正当な機器であるか否かを判断する判断部と、
    正当でないと判断する場合に、前記配布先信頼度を下げるように更新する信頼度更新部とを含む
    ことを特徴とする請求項9に記載の端末装置。
  11. 前記更新手段は、
    自装置と前記一次配布先の端末装置とがネットワークを介して接続されているか否かを判断する判断部と、
    接続されていると判断する場合に、前記配布先信頼度を下げるように更新する信頼度更新部とを含む
    ことを特徴とする請求項9に記載の端末装置。
  12. 前記更新手段は、
    自装置と前記一次配布先の端末装置との間で直接通信するか否かを判断する判断部と、
    直接通信すると判断する場合に、前記配布先信頼度を上げるように更新する信頼度更新部とを含む
    ことを特徴とする請求項9に記載の端末装置。
  13. 前記条件記憶手段に記憶されている前記一次配布条件は、一次配布先に対する信頼の程度により、前記情報の配布の禁止と承認との境界を定める信頼度閾値を含み、
    前記端末装置は、さらに、前記条件記憶手段に記憶されている前記一次配布条件に含まれる前記信頼度閾値を更新する更新手段を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
  14. 前記更新手段は、
    前記一次配布先の端末装置が正当な機器であるか否かを判断する判断部と、
    正当でないと判断する場合に、前記信頼度閾値を上げるように更新する信頼度更新部とを含む
    ことを特徴とする請求項13に記載の端末装置。
  15. 前記更新手段は、
    自装置と前記一次配布先の端末装置とがネットワークを介して接続されているか否かを判断する判断部と、
    接続されていると判断する場合に、前記信頼度閾値を上げるように更新する信頼度更新部とを含む
    ことを特徴とする請求項13に記載の端末装置。
  16. 前記更新手段は、
    自装置と前記一次配布先の端末装置との間で直接通信するか否かを判断する判断部と、
    直接通信すると判断する場合に、前記信頼度閾値を下げるように更新する信頼度更新部とを含む
    ことを特徴とする請求項13に記載の端末装置。
  17. 前記端末装置は、さらに、
    前記一次配布条件を受信する受信手段と、
    受信した前記一次配布条件を前記条件記憶手段に書き込む書込手段と
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
  18. 前記配布先信頼度とは、前記端末装置の配布元ユーザが前記端末装置へ直接入力されるものであって、一次配布先である端末装置の利用者に対する前記配布元ユーザの主観により定められるものである
    ことを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
  19. 請求項1の複数の端末装置のうちの他の端末装置へ情報を配布する各端末装置であって、
    自装置から一次配布先である端末装置への情報の配布の禁止及び承認を示す一次配布条件を記憶している条件記憶手段と、
    自装置の利用者の観点による一次配布先に対する信頼の程度を示す配布先信頼度を記憶している信頼度記憶手段と、
    前記一次配布条件及び前記配布先信頼度を用いて、前記一次配布先への前記情報の配布を行うか否かを判断する判断手段と、
    前記情報の配布を行うと判断される場合に、前記一次配布条件を基準とする前記配布先信頼度に対する演算により、一次配布先である端末装置から二次配布先である端末装置への前記情報の配布の禁止及び承認を示す二次配布条件を生成する生成手段と、
    生成した前記二次配布条件を一次配布先である端末装置へ送信する送信手段と
    を備えること特徴とする端末装置。
  20. 前記配布先信頼度とは、前記端末装置の配布元ユーザが前記端末装置へ直接入力されるものであって、一次配布先である端末装置の利用者に対する前記配布元ユーザの主観により定められるものである
    ことを特徴とする請求項19に記載の端末装置。
  21. 複数の端末装置のうちの他の端末装置へ情報を配布する各端末装置であって、
    自装置から一次配布先である端末装置への前記情報の配布の禁止及び承認を示す一次配布条件を記憶している条件記憶手段と、
    自装置の利用者の観点による一次配布先に対する信頼の程度を示す配布先信頼度を記憶している信頼度記憶手段と、
    前記一次配布条件を基準とする前記配布先信頼度に対する演算により、一次配布先である端末装置から二次配布先である端末装置への前記情報の配布の禁止及び承認を示す二次配布条件を生成する生成手段と、
    生成した二次配布条件を用いて、当該二次配布条件の配布をするか否かを判断する判断手段と、
    配布すると判断される場合に、生成した前記二次配布条件を一次配布先である端末装置へ送信する送信手段と
    を備えること特徴とする端末装置。
  22. 前記配布先信頼度とは、前記端末装置の配布元ユーザが前記端末装置へ直接入力されるものであって、一次配布先である端末装置の利用者に対する前記配布元ユーザの主観により定められるものである
    ことを特徴とする請求項21に記載の端末装置。
  23. 複数の端末装置のうちの他の端末装置へ情報を配布する各端末装置で用いられる情報流通方法であって、
    前記端末装置は、
    自装置から一次配布先である端末装置への情報の配布の禁止及び承認を示す一次配布条件を記憶している条件記憶手段と、
    自装置の利用者の観点による一次配布先に対する信頼の程度を示す配布先信頼度を記憶している信頼度記憶手段とを備え、
    前記情報流通方法は、
    前記一次配布条件を用いて、前記一次配布先への前記情報の配布を行うか否かを判断する判断ステップと、
    前記情報の配布を行うと判断される場合に、前記一次配布条件を基準とする前記配布先信頼度に対する演算により、一次配布先である端末装置から二次配布先である端末装置への前記情報の配布の禁止及び承認を示す二次配布条件を生成する生成ステップと、
    生成した前記二次配布条件を一次配布先である端末装置へ送信する送信ステップと
    を備えること特徴とする情報流通方法。
  24. 前記配布先信頼度とは、前記端末装置の配布元ユーザが前記端末装置へ直接入力されるものであって、一次配布先である端末装置の利用者に対する前記配布元ユーザの主観により定められるものである
    ことを特徴とする請求項23に記載の情報流通方法。
  25. 複数の端末装置のうちの他の端末装置へ情報を配布する各端末装置で用いられる情報流通用のコンピュータプログラムであって、
    前記端末装置は、
    自装置から一次配布先である端末装置への情報の配布の禁止及び承認を示す一次配布条件を記憶している条件記憶手段と、
    自装置の利用者の観点による一次配布先に対する信頼の程度を示す配布先信頼度を記憶している信頼度記憶手段とを備え、
    前記コンピュータプログラムは、
    前記一次配布条件を用いて、前記一次配布先への前記情報の配布を行うか否かを判断する判断ステップと、
    前記情報の配布を行うと判断される場合に、前記一次配布条件を基準とする前記配布先信頼度に対する演算により、一次配布先である端末装置から二次配布先である端末装置への前記情報の配布の禁止及び承認を示す二次配布条件を生成する生成ステップと、
    生成した前記二次配布条件を一次配布先である端末装置へ送信する送信ステップと
    を備えること特徴とするコンピュータプログラム。
  26. 前記コンピュータプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されていることを特徴とする請求項25に記載のコンピュータプログラム。
  27. 前記配布先信頼度とは、前記端末装置の配布元ユーザが前記端末装置へ直接入力されるものであって、一次配布先である端末装置の利用者に対する前記配布元ユーザの主観により定められるものである
    ことを特徴とする請求項25に記載のコンピュータプログラム。
  28. 複数の端末装置のうちの他の端末装置へ情報を配布する各端末装置の集積回路であって、
    自装置から一次配布先である端末装置への情報の配布の禁止及び承認を示す一次配布条件を記憶している条件記憶手段と、
    自装置の利用者の観点による一次配布先に対する信頼の程度を示す配布先信頼度を記憶している信頼度記憶手段と、
    前記一次配布条件を用いて、前記一次配布先への前記情報の配布を行うか否かを判断する判断手段と、
    前記情報の配布を行うと判断される場合に、前記一次配布条件を基準とする前記配布先信頼度に対する演算により、一次配布先である端末装置から二次配布先である端末装置への前記情報の配布の禁止及び承認を示す二次配布条件を生成する生成手段と、
    生成した前記二次配布条件を一次配布先である端末装置へ送信する送信手段と
    を備えること特徴とする集積回路。
  29. 前記配布先信頼度とは、前記端末装置の配布元ユーザが前記端末装置へ直接入力されるものであって、一次配布先である端末装置の利用者に対する前記配布元ユーザの主観により定められるものである
    ことを特徴とする請求項28に記載の集積回路。
  30. 複数の端末装置から構成される情報流通システムであって、
    複数の端末装置のうちの他の端末装置へ情報を配布する各端末装置は、
    自装置から一次配布先である端末装置への前記情報の配布の禁止及び承認を示す一次配布条件を記憶している条件記憶手段と、
    自装置の利用者の観点による一次配布先に対する信頼の程度を示す配布先信頼度を記憶している信頼度記憶手段と、
    前記一次配布条件を用いて、前記一次配布先への前記情報の配布を行うか否かを判断する判断手段と、
    前記情報の配布を行うと判断される場合に、前記一次配布条件を基準とする前記配布先信頼度に対する演算により、一次配布先である端末装置から二次配布先である端末装置への前記情報の配布の禁止及び承認を示す二次配布条件を生成する生成手段と、
    生成した前記二次配布条件を一次配布先である端末装置へ送信する送信手段と
    を備えること特徴とする情報流通システム。
  31. 前記配布先信頼度とは、前記端末装置の配布元ユーザが前記端末装置へ直接入力されるものであって、一次配布先である端末装置の利用者に対する前記配布元ユーザの主観により定められるものである
    ことを特徴とする請求項30に記載の情報流通システム。
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