JP4879823B2 - 監視制御システム - Google Patents

監視制御システム Download PDF

Info

Publication number
JP4879823B2
JP4879823B2 JP2007145902A JP2007145902A JP4879823B2 JP 4879823 B2 JP4879823 B2 JP 4879823B2 JP 2007145902 A JP2007145902 A JP 2007145902A JP 2007145902 A JP2007145902 A JP 2007145902A JP 4879823 B2 JP4879823 B2 JP 4879823B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mode
main computer
console
standby
normal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007145902A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008299658A (ja
Inventor
寛 小宇羅
光則 福田
幸治 中本
宮本  慎一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugoku Electric Power Co Inc
Chugoku Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Chugoku Electric Power Co Inc
Chugoku Electric Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chugoku Electric Power Co Inc, Chugoku Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Chugoku Electric Power Co Inc
Priority to JP2007145902A priority Critical patent/JP4879823B2/ja
Publication of JP2008299658A publication Critical patent/JP2008299658A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4879823B2 publication Critical patent/JP4879823B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Safety Devices In Control Systems (AREA)
  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)

Description

本発明は、常用モードと待機モードの主計算機と操作卓がネットワークを介して接続した分散型の監視制御システムに係り、特に常用モードと待機モードが互いに状態監視を行い、適切に常用/待機を切替えることのできる監視制御システムに関する。
従来、IP(インタネットプロトコル)技術の発達に伴い、電力系統の監視制御の分野でもIP技術を用いた監視制御の要求が高まり、これに伴う常用/待機システムを如何に構築するかが課題となっている。
たとえば、特許文献1では、常用系の親局装置とネットワークを通して遠方に設置した待機系の親局装置のそれぞれに、自装置の障害を検出し機能が停止した場合、又は他の親局装置の障害を検出した場合に、自装置と子局間との伝送路を開放又は引き込む切替手段と、分散設置された常用系の親局装置と待機系の親局装置間で、ネットワークを介して障害情報を送受信する手段と、待機系の親局装置が常用系の親局装置の障害を検出した際に、常用系の親局装置の伝送ルートを保持するか否かを選択する手段とを設け、上記切替手段を、選択された伝送ルートを介して監視制御データの送受信を行うことができるように切替操作するという電力系統監視制御システムが提案されている。
上記の電力系統監視制御システムは、常用系又は待機系が夫々自系の異常の有無を判定して、異常を検出した場合は、ネットワークを介して障害情報を送受信し、伝送ルートを切替える等の処理を行うものである。
特開2004−112246号公報 特開2005−222230号公報 特開2003−229880号公報
しかしながら、常用系と待機系間で故障情報の受け渡しを行うのみでは、ネットワークが故障のときは障害情報を送受信することができず、他系の異常判定を正確に行うことができなくなる。このため、ネットワークの通信障害が発生したときは手動による対応が必要になる。あるいは、通信障害時に自動で系の切り替えを行おうとすると、両系が常用モードになったり、あるいは両系とも待機モードになったりする不整合が発生する可能性がある。
本発明は、上述のかかる事情に鑑みてなされたものであり、系の切り替えにおける信頼度を向上させ、ネットワークの通信障害等によって常用系と待機系間の故障情報等のステータスの受け渡しができないときにも常用/待機の切替を適切に行うことのできる監視制御システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係わる監視制御システムは、常用モードと待機モードを含む運転モードを有する複数の主計算機と、前記各主計算機とネットワークを介して接続する一または二以上の操作卓と、前記各主計算機に対応して設けられ夫々の主計算機へ運転モードを決定するための運転モード遷移指令を出力するシステム監視装置を有する監視制御システムであって、前記主計算機は、前記ネットワークを介して前記操作卓から該操作卓と他系の主計算機との接続状態を示すMP接続状態情報を入力する手段を備え、
前記システム監視装置は、対応する主計算機から該主計算機と操作卓との接続状態を示す操作卓接続状態情報と、該主計算機の入力した前記MP接続状態情報を入力する手段と、専用の通信線である系間リンク手段によって他系のシステム監視装置と繋がり、夫々の主計算機の運転モードと故障情報とを含むシステム管理情報を交換することによって、前記他系の主計算機のシステム管理情報を入力する手段と、前記入力した操作卓接続状態情報とMP接続状態情報とシステム管理情報とに基づいて運転モードを変更するか否かを判定し、その判定結果をもとに運転モード遷移指令を出力する手段と、を備え、前記各主計算機は、対応する夫々のシステム監視装置から出力された運転モード遷移指令による運転モードで動作することを特徴とする。
本発明では、単に常用系と待機系の主計算機の間で故障情報をやり取りをするのみでなく、その上位の装置である操作卓と夫々の主計算機との間の接続状態を加味して運転モードを変更するか否かを判定する。これにより、たとえば、ネットワークの故障や主計算機あるいは操作卓のアプリケーションレベルの負荷オーバ等のときは、常用系が重故障にならずシステム監視装置が常用系の故障を検出できない場合があるが、このような場合でも待機系を常用系に遷移することができる。また、待機系が常用系にモード遷移するときは、系間リンク手段によって、常用系へ待機モードへの遷移を要求して、系の不整合を防止する。
本発明に係わる監視制御システムは、さらに、前記系間リンク手段が故障の際は、各主計算機および前記ネットワークを経由して他系のシステム監視装置へシステム管理情報を送信することを特徴とする。
本発明では、通常時は、システム管理情報とMP接続状態情報とを別ルートで送信することによって、接続不良の原因が主計算機にあるのか、それ以外のネットワークあるいは主計算機にあるのかを切り分け可能にする一方、系間リンク手段が故障の際は、ネットワーク経由でシステム管理情報を送信することによって、常用/待機のモード遷移機能の稼働率を向上させる。好ましくは、系間リンク故障を検出したときに警報出力して補修に繋がることによって、さらに稼働率が向上する。
また、本発明に係わる監視制御システムでは、前記システム監視装置は、前記MP接続状態情報をもとに常用系の運転状況を判定する第1の判定手段と、前記操作卓接続状態情報をもとに待機系の常用モードへの遷移可否を判定する第2の判定手段と、自系が待機モードの場合は、次の(1)から(3)の少なくともいずれか一の条件が成立するときに主計算機に対して常用モードへの遷移指令を出力すると共に他系へ待機モードへの遷移要求を送信する手段と、
(1)前記システム管理情報により他系の所定の故障情報が「有り」、
(2)前記システム管理情報により他系の故障情報が「無し」、かつ前記第1の判定手段の判定結果が「常用系の運転状況異常有り」、かつ前記第2の判定手段の判定結果が「待機系の常用モードへの遷移可」、
(3)回線断その他の要因によってシステム管理情報の通知が無い場合であって、前記第1の判定手段の判定結果が「常用系の運転状況異常有り」、かつ前記第2の判定手段の判定結果が「待機系の常用モードへの遷移可」、
自系が常用モードの場合は、他系から送られてくる待機モードへの遷移要求を受信したときに主計算機に対して待機モードへの遷移指令を出力する手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明では、通常の判定条件である上記(1)の場合のみならず、他系が故障でない場合や回線断によって他系のシステム管理情報が入力できないような場合でも、システム動作に支障がある状態を検出してモード遷移を実行することができる。
また、本発明に係わる監視制御システムでは、さらに、前記各主計算機は、複数の制御所機能単位に分割され、それぞれの制御所機能ごとに常用モードか待機モードかを割り付けられ、前記システム監視手段は、制御所機能ごとに運転モードを遷移するか否かの判定を行うことを特徴とする。
本発明では、制御所単位に主計算機を設けるのではなく、一つの主計算機に複数の制御所機能を組み込み、各制御所単位に独立して動作モードの遷移を実行する。
本発明に係わる監視制御システムでは、さらに、前記システム管理情報は主計算機のCPU負荷を含み、前記システム監視手段は、主計算機の制御所機能ごとに運転モード遷移の優先順位が設定され、常用モードと待機モードの両主計算機のCPU負荷の差が所定値以上になった場合は、前記優先順位に基づいて制御所機能ごとにモード遷移を実行することを特徴とする。
本発明では、常用、待機の両主計算機のCPU負荷によって制御所機能の動作モードを切り替え、一定の負荷バランスに保つようにする。これにより、主計算機単位で常用/待機を切替える方式に比べ、処理能力の低い計算機を用いてシステムを構築することができる。
この場合、好ましくは、各主計算機には、地理的に離れた制御所あるいは規模の大小がほぼ均一になるように割り付けるようにすると良い。台風や地震等によって発生する状変に対して、一つの主計算機に負荷が集中することを防止することができる。
以上は、制御所センタの主計算機とその上位の操作卓との関係によって主計算機の常用/待機を切替える方式であるが、その下位の情報集配信装置を常用/待機の二重化をしたときに、情報集配信装置とその上位の主計算機との接続状態情報についても同様の処理で切替えることができる。この場合、上述の主計算機を情報集配信装置に、操作卓を主計算機に夫々置き換える。
本発明によれば、常用系、待機系の故障情報のほか、両系と操作卓との接続状態等に基づいて動作モードの遷移を実行するので、常用/待機の不整合の発生を低減することができる。また、通信障害によって、他系の故障情報を入力することができなくても待機系は操作卓から常用系との接続状態情報を入力することにより、正常に常用系に遷移することができる。
<第1の実施の形態>
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1は、第1の実施の形態による監視制御システム1のシステム構成図である。
ここで、監視制御システム1は、制御所に設置される操作卓、制御所センタに設置され用途別に設けられている複数の計算機(サーバ)、制御所に設置される情報集配信装置(DX)、および、情報集配信装置と伝送路接続され電気所に設置されるテレコン(TC)装置から構成されている。なお、必要により、制御所のDXは、一旦制御中継所のDXを経由して電気所のテレコンとデータ伝送を行う。
制御所に設置される操作卓と制御所センタに設置される計算機は、操作卓接続用IP網によって接続され、また、この計算機と制御所に設置される情報集配信装置は、DX接続用IP網によって接続されている。
以下、図1の構成をさらに詳細に説明する。
[1.操作卓]
操作卓10は、主計算機MP−A(21a),MP−B(21b)と送受信を行う監視制御情報をもとに画面表示された情報により、監視・制御業務を行う。操作卓は制御所単位に設置され、一制御所分の操作卓の構成および接続は、図1に示すように、運転卓1(11),運転卓2(12),運転卓3(13),運用卓(14),訓練卓(15)の5卓で構成される。
運転卓は系統の監視・制御等の制御所としての運転業務を行い、運用卓は制御所業務の中で直接系統の制御を行わない運用業務を行い、訓練卓は制御所機能の操作訓練、機能確認試験を系統から切り離して行う。以下の説明において、これらの各卓を総称して操作卓という。
それぞれLAN1(18)、LAN2(19)の2系統のローカルエリアネットワークに接続し、ルータ16,17を介して、操作卓接続用IP網に繋がり、制御所センタ1,2側の装置と通信を行う。なお、操作卓接続用IP網については、系統別に異なるIP網を用いるのが好ましい。
[2.制御所センタ]
次に、制御所センタの装置について説明する。また、制御所センタのサーバは、以下に説明する用途別に独立して設けられている。なお、図1において、制御所センタ1(20a)と、制御所センタ2(20b)は、基本的に同一の構成を有する2重化システムである。すなわち、各制御所センタは、後述するMP,SIM,SP,SYCの各装置を有し、ルータを介して上位の操作卓接続用IP網または下位のDX接続用IP網と繋がっている。なお、以下の説明において、系を区別する必要がある場合は、装置「○○」(たとえば「MP」)の記号の後ろに「−A」,「−B」を付して説明するが、両系共通で特に系を区別する必要が無い場合は、単に「○○」と示して説明する。
(2−1.制御所センタの装置構成)
(1)MP(主計算機)
主計算機MP(21a,21b)は、システム機能の集中管理を行うサーバである。制御所DX(31a,31b)と計測情報、2値情報および制御情報を送受信し、また操作卓10との間で運転情報を送受信することにより、電気所機器の監視・制御処理等を行う。2台構成とし、常用/待機で運転を行い、片側故障時には健全な系を常用モードに切替えることにより継続して運転を行う。なお、必要により各制御所センタに複数台設けるようにしても良い。図1において、主計算機MP−A(21a)またはMP−B(21b)のいずれか一方が常用モードとして動作し、他方が待機モードとして動作する。常用モードの主計算機は、記録情報、操作卓10からの設定情報等を待機モードの主計算機へ送信することにより、両系のデータ等価を行う。
(2)SIM(試験・訓練用計算機)
試験・訓練用計算機SIM(22a,22b)は、運転モードにより訓練モード時は訓練機能、試験モード時はシステム試験機能を主計算機と完全に独立して行う。制御所DX(31a,31b)との間で試験情報を送受信し、訓練卓15と試験用の運転情報を送受信する。
また、SIMは、それぞれ主計算機MP(21a,22b)の予備計算機としての監視制御機能も有しており、主計算機の片系が故障したときは、他の主計算機1台とで常用/待機の組み合わせで運転を続行することができる。
(3)SP(支援用計算機)
支援用計算機SP(23a,23b)は、支援機能を担当する計算機で、LAN経由で接続する主計算機MP(21a,21b)と業務データの送受信を行い操作支援・事故支援等の支援業務を実行する。試験・訓練用計算機SIM(22a,22b)からも支援機能の使用を可能とする。
(4)SYC(システム監視装置)
システム監視装置SYC(24a,24b)は、主計算機MP(21a,21b)のほか、同一LANに繋がる上記の各計算機、計算機周辺装置の運転状態監視、装置の起動/停止、および運転モードの切り替えを行う。
(2−2.システム監視のしかた)
次に、主計算機を例にして、システム監視装置SYC(24a,24b)による監視のしかたについて説明する。
(1)両系の主計算機のデータ等価を操作卓接続用IP網経由で行う場合[接続A]
図2は、制御所センタの各装置の接続のしかたの一例を示すものであり、基本的に図1と同様の接続形態である。両系の主計算機のデータ等価を、操作卓接続用IP網(2)経由で行う場合の例である。操作卓接続用IP網(2)のみで帯域が確保できる場合は、後述の系間リンク手段(以下、単に系間リンクという。)を用いる方式に比べてコストを抑えることができる。
(2)両系の主計算機のデータ等価を、系間リンクで行う場合[接続B]
操作卓接続用IP網で帯域が確保できない場合、あるいは、信頼性を担保する場合は、図3に示す系間リンク、すなわち、専用線等を用いて操作卓接続用IP網とは別ルートで両系のシステム管理情報を受け渡すのが良い。
[3.制御所DX(情報集配信装置)]
情報集配信装置DX(31a,31b)は、情報の中継を行う装置である。
図1に示すように遠隔監視制御装置(テレコン子局(TC))(80)から計測情報、2値情報等を制御中継所DX(41a,41b)経由で受信して制御所センタへ送信し、制御所センタからの制御情報等を制御中継所DX経由で遠隔監視制御装置TC(80)へ送信する。制御所DX(31a,31b)は2重化され、2系列で上位装置、下位装置と接続される。
制御所DXは、制御所単位に設置される。
[4.構成制御例]
制御所センタにおいて、待機側SYCは、待機側MPからの操作卓接続情報(操作卓〜待機側MP間の接続状態)、常用側SYCからのシステム管理情報(MPの運転モード、故障情報)、および操作卓からのMP接続状態情報(操作卓〜常用側MP間の接続状態)をもとに判定を行い故障時の自動モード遷移等の構成制御を行う。
システム管理情報のみで構成制御を行った場合、ネットワークの障害等でシステム管理情報が受信できなくなったときに、常用側の運転状況が分からないため、待機側のSYCで常用へのモード遷移要否の判断ができなくなる。
このため、操作卓〜常用MP間の接続状態の情報から、常用MPの運転状況を推測することにより、システム管理情報を受信できなくなったときでも、待機側のSYCで常用へのモード遷移の判断ができるようになる。
(1)情報の通知方法の例
システム管理情報は、上記の[接続A]の場合は操作卓接続用IP網を経由して通知する。[接続B]の場合は系間リンクを経由して通知するか、またはMPで中継して操作卓接続用IP網を経由して通知する。
MP接続状態情報は、操作卓接続用IP網を経由してMPで中継し通知する。操作卓接続状態情報は、MPからSYCへ直接通知する。
いま、制御所センタ1側を常用、制御所センタ2側を待機としたときの、システム管理情報と接続状態情報の通知の概略の流れを図4〜図6に示す。(制御所センタ1のSYC−Aに通知される情報の通知は省略する。またLANの二重化は省略する。)
図4は、[接続A]の場合の各情報の流れを示す図である。システム管理情報をSYC−A(24a)から操作卓接続用IP網(2)を経由して、SYC−B(24b)へ送信する。また、常用のMP−A(21a)と操作卓10との接続状態を示すMP接続状態情報は、各運転卓(11〜13)から操作卓接続用IP網(2)を経由して待機のMP−B(21b)へ送られ、さらにMP−B(21b)からLANを通して、SYC−B(24b)へ送られる。
また、MP−B(21b)と各運転卓との接続状態である操作卓接続状態情報は、MP−B(21b)からLANを通してSYC−B(24b)へ送られる。
図5は、[接続B]において系間リンクを経由して通知する場合の各情報の流れを示す図である。図4との違いは、システム管理情報がSYC−A(24a)からSYC−B(24b)へ系間リンクを経由して送られることである。その他の情報の流れは図4と同様である。
図6は、[接続B]において、MPで中継して操作卓接続用IP網を経由して通知する場合の各情報の流れを示す図である。図4は、SYC−A(24a),SYC−B(24b)が直接、操作卓接続用IP網(2)に接続しているのに対し、図6は、直接接続しておらず、MP−A(21a),MP−B(21b)を介して操作卓接続用IP網(2)とデータの受け渡しを行っている。このため、システム管理情報は、SYC−A(24a)〜MP−A(21a)〜操作卓接続用IP網(2)〜MP−B(21b)〜SYC−B(24b)の流れで送られる。
なお、待機から常用へのシステム管理情報は、上記と逆の流れで送られる。
(2)構成制御手順の説明(図7)
システム監視装置SYC(24a,24b)で実行される構成制御の処理手順について図7を用いて説明する。
構成制御処理は、自系が、停止から待機または常用モードに遷移したときに開始する。開始されると、まず、自系のシステム管理情報、および受信したMP接続状態情報、操作卓接続状態情報、およびシステム管理情報の各情報について、状態の変化の有無を判定する(S1)。また、ステップS1では、システム管理情報の通知を行っている回線の状態を監視し、システム管理情報の受信の可否の変化を判定する。そして、状態変化があった場合は(S1で「YES」)、次のステップS2以降の処理を実行する。変化がなかった場合は、状態変化の監視を繰り返す。
ステップS2として、システム管理情報の受信が可能な場合は(S2で「YES」)、次のステップS3の処理を実行する。システム管理情報の受信が可能でない場合は(S2で「NO」)、S4以降の処理を実行する。
ステップS3として、システム管理情報(他系の運転モード,故障情報)、自系MPの運転モードおよび自系の故障情報をもとに自系の運転モード遷移の判定を行う。
図10に運転モード遷移の条件を示す。自系が待機モードかつ他系が常用モードになっている場合に、図10においてSYCの判定結果が「常用遷移」となっている欄の条件が成立したときに常用モードへの遷移指令を対応するMPへ出力する。このとき他系(常用系)に対して、待機モードへの遷移要求を出力する。このように、システム管理情報の受信が可能な場合は、他系の故障の発生状況がわかるため、自系の故障と他系の故障を比較して、モード遷移の判定を行う。
自系が常用モードの場合は、他系(待機系)から待機モードへの遷移要求を受信すると、待機モードへの遷移指令を対応するMPへ出力する。
他系と自系の故障の比較において、故障内容の重大さに応じて重み付け(故障の重大さを示す数値)を決めておき、他系と自系でその数値、複数故障が発生している場合はその合計値の大きい方を「常用遷移」と判定しても良い。
故障の重み付けの設定例を以下に示す。
温度異常・・−10点
プログラム縮退・・−4点
プログラム停止・・−8点
プログラム暴走・・−10点
卓接続・・1卓につき3点 など
ステップS4として、図8の判定条件に基づいて常用MP運転状況判定する。自系が待機の場合は、運転卓3台それぞれから、常用MPとの回線接続状態(MP接続状態情報)を受信し、常用MPの運転状況を判定し結果を保存する。
運転卓3台のうち2台以上と接続状態にある場合は、常用系の運転状況は正常(OK)とし、1台以下の場合は、常用系の運転状況は異常あり(NG)とする。
なお、本例では、卓3台の構成だが、一般的に、常用系の運転状況は正常(OK)とは、全卓のうち半数以上との接続が確認できる場合を示し、常用系の運転状況は異常あり(NG)とは、全卓のうち半数未満との接続しか確認出来ない場合を示す。
次にステップS5として、図9の判定条件に基づいて待機MP常用遷移可否を判定する。すなわち、自系が待機の場合は、待機MPから、運転卓3台それぞれとの回線接続状態(操作卓接続状態情報)を受信し、待機MPの常用遷移可否を判定し結果を保存する。ステップS2と同様、図9において、運転卓3台のうち、2台以上と接続している場合は、待機系の常用遷移可とし、接続台数が1台以下の場合は、待機系の常用遷移不可とする。
次に、ステップS6として、自系MPの運転モード、常用MP運転状況判定結果、待機MP常用遷移可否判定結果の各情報をもとに自系の運転モード遷移の判定を行う。
図11に運転モード遷移の条件を示す。自系が待機モードになっている場合に、図11においてSYCの判定結果が「常用遷移」となっている欄の条件が成立したときに常用モードへの遷移指令を対応するMPへ出力する。このとき、他系(常用系)に対して、待機モードへの遷移要求を操作卓接続用IP網経由で出力する。このように、システム管理情報の受信が可能でない場合は、両系と操作卓との接続状態に基づいて、モード遷移の判定を行う。
自系が常用モードの場合は、他系(待機系)から待機モードへの遷移要求を受信すると、待機モードへの遷移指令を対応するMPへ出力する。
常用MP運転状況判定および待機MP常用遷移可否判定について、両方の判定結果がOKの場合、回線接続状態×が多い判定の方をNGとし、また、両方の判定結果がNGの場合、回線接続状態○が多い方をOKとし、モード遷移判定を行っても良い。(操作卓〜MPの接続数の多い方に切替える)
ステップS7として、自系停止モードか否かを判定し、自系に停止モードへの遷移要求があった場合は処理を終了し、無かった場合はステップS1の状態変化の監視に戻る。
以上の処理によって、動作モードが常用/常用となることの防止、装置故障時の円滑なモード切替が可能となる。
[5.故障時のシステム動作]
以下、個々のケースごとに故障時のシステムの動作について説明する。
(5−1.系間リンク通信異常)(図12)
制御所センタ間の系間リンクが通信異常になった場合、SYCはSYC直接ルートでは情報のやり取りができない。しかしながら、運転モードが常用のMP−Aが存在し、操作卓との接続にも問題が無いため、制御所の運転には影響しない。
操作卓接続用IP網経由のMP中継ルートで他系MPの運転モードを参照可能なため([1]〜[2])、SYC−Bは、MP−Aの運転モードが常用であることが確認できる。また、操作卓からのMP接続状態情報によりMP−Aと操作卓間の接続も正常なことが確認できる。
このため、不要なモード切替は行われず、両制御所センタMPの運転モードは常用/常用にならない。
(5−2.MP〜操作卓間の通信異常)
MPと操作卓間が通信異常となる原因は、制御所センタのMPと操作卓接続用IP網間が通信異常となる場合と、制御所の操作卓と操作卓接続用IP網間が通信異常となる場合の2パターンが考えられる。以下、それぞれの場合について説明する。
(1)制御所センタ側通信異常
制御所センタ1と操作卓接続用IP網間に異常が発生し、運転モードが常用のMP−Aと操作卓間が通信異常になる。この場合、操作卓が運転モードが常用のMPと接続できていないため、制御所の運転に支障が出る。(図13)
監視制御システム1の動作としては、まず、MP−Aが全操作卓との通信異常が発生したことをSYC−Aに通知する([1])。SYC−Aは、SYC−BにSYC直接ルートで通知を行う([2])。SYC−AおよびSYC−BはMP−Bに同様の故障が発生していないことを確認後、MP−AとMP−Bの常用/待機入れ替え指令を出力する([3])。MP−Aの運転モードが常用から待機へ、MP−Bの運転モードが待機から常用へ遷移する([4])。操作卓の接続をMP−Bに切替えて制御所の運転を継続する。
(2)制御所側通信異常
制御所と操作卓接続用IP網間に異常が発生し、運転モードが常用のMP−Aと操作卓間が通信異常になる。この場合、操作卓は運転モードが常用のMPと接続できないため、制御所の運転に支障が出る。(図14)
まず、MP−Aが全操作卓との通信異常が発生したことをSYC−Aに通知する([1])。SYC−Aは、SYC−BにSYC直接ルートで通知を行う([2])。MP−Bが全操作卓との通信異常が発生したことをSYC−Bに通知する([3])。SYC−BはSYC−AにSYC直接ルートで通知を行う([4])。
両制御所センタのMPが操作卓と接続できないため、SYCは常用/待機入れ替えを行わない。なお、MPーAとMPーBが操作卓との通信異常を検出するタイミングにはずれが生じるため、運転モードの切り替えを判断する待ち合わせ時間を設ける。
なお、この故障が発生した際には、制御所からの運転は行えないため、制御中継所からバックアップ運転を行う必要性がある。
(3)MP重故障
運転モードが常用のMP−Aの重故障が発生した場合について、図15を用いて説明する。
常用系が重故障になると、運転モードが常用のMPが存在しなくなるため、制御所の運転に支障が出る。
この場合、SYC−AがMP−Aの重故障を検出し、SYC−BにSYC直接ルート通知を行う([1])。通知を受けたSYC−BはMP−Bに常用モードでの遷移指令を出力する([2])。これにより、MP−Bの運転モードが待機から常用へ遷移する([3])。操作卓の接続をMP−Bに切り替え、制御所の運転を継続する。
(4)SYC重故障
常用系で動作している制御所センタのSYC−Aに重故障が発生した場合について、図16を用いて説明する。
この場合、SYC−BにはSYC間通信異常が発生する。SYC−Aが故障するとMP−Aは運転が行えない状況となるため、自動でシステム停止にする([0])。そのため、操作卓ではMP−Aとの通信異常が発生し、MP−Bには、MP間通信異常(操作卓接続用IP網経由)が発生する。運転モードが常用のMPが存在しないため制御所の運転に支障が出る。
各操作卓は、MP−Aとの通信異常が発生したことをMP−Bに通知し([1])、MP−BはSYC−Bに中継する([2])。これにより、SYC―Bは制御所で運転が行えていないと判定し、MP−Bに常用モードへの遷移指令を出力する([3])。その後、MP−Bの運転モードが待機から常用へ遷移する([4])。操作卓の接続をMP−Bに切り替え、制御所の運転を継続する。
(5)拠点停止
次に、制御所センタ1に大規模災害が発生し、拠点機能がすべて停止した場合について、図17を用いて説明する。
この場合、SYC−Aが停止するため、SYC−BにはSYC間通信異常が発生する。MP−Aも停止するため、操作卓ではMP−Aとの通信異常が発生し、MP−Bには、MP間通信異常(操作卓接続用IP網経由)が発生する。運転モードが常用のMPが存在しないため、制御所の運転に支障がでる。
このとき、操作卓は、MP−Aとの通信異常が発生したことをMP−Bに通知し([1])、MP−BはSYC−Bに中継する([2])。これにより、SYC−Bは制御所で運転が行えていないと判定し、MP−Bに常用モードへの遷移指令を出力する([3])。その後、MP−Bの運転モードが待機から常用へ遷移する([4])。操作卓の接続をMP−Bに切り替え、制御所の運転が継続する。
以上の如く、SYC間通信に、SYC直接ルート、MP中継ルートの2種類のルートを使用することで、各故障ケースについて、両制御所センタのMPの運転モードが常用/常用の組み合わせにならない。また、操作卓〜操作卓接続用IP網間通信異常時のケースを除き、運転を継続することができる。
本実施の形態によれば、自系の故障状態のみでなく、操作卓から送られてくる他系と操作卓との間の接続状態、および他系から送られてくるシステム管理情報に基づいて運転モードを変更するか否かを判定するので、系の認識の不整合を防止して信頼性の高い切り替えが可能となる。
特に、両系のシステム監視装置を系間リンクによって接続して、主計算機のシステム管理情報を相互に受け渡し、系間リンクが通信障害のときは、ネットワークを介して受け渡し、さらに互いのリンクが取れないときは、操作卓経由でシステム管理情報を受け渡すことによって、通信障害のときにも常用/待機の切り替えを行うことができる。
<第2の実施の形態>
次に第2の実施の形態を説明する。本実施の形態は、制御所機能ごとにサーバを分けるのではなく、物理サーバ内に複数の制御所の機能を設け、それぞれの制御所機能ごとに常用/待機を設定可能にしたものである。
図18は、制御所センタ側のサーバの制御所ごとの機能分割を示す構成図である。
ここで、たとえば、MP−A1,MP−A2,・・・は計算機の単位を示し物理的に独立して設けられたサーバである。
たとえば、MP−A1は、制御所1、制御所2、制御所3の機能を有し、制御所1と制御所3は常用モード、制御所2は待機モードであることを表している。また、二重化されたシステムにおいてMP−A1に対応するサーバであるMP−B1は、この逆の設定となり制御所1と制御所3が待機モード、制御所2が常用モードとなっている。
また、システム監視装置SYC(24a,24b)には、常用モードと待機モード別に負荷の比率が保存さており、この比率によって常用/待機の設定を制御所機能ごとに行う。
物理サーバ全体の負荷状態は、システム管理データとして対応する他系のサーバへ送られる。そして、システム監視装置は、両サーバの負荷が所定値以上異なると、上述の常用モードと待機モードの負荷比率に基づいて、負荷バランスを調整する。たとえば、システム監視装置SYC(24a,24b)にそれぞれ図19に例示する負荷テーブルを持たせ、対応する物理サーバ(たとえばMP−A1とMP−B1)のCPUの全体負荷の差が所定値以上になると、負荷テーブルの優先順位に従って、負荷の高い方の物理サーバで常用モードになっている優先順位の高い制御所の動作モードを入れ替える。すなわち、その制御所については、負荷の高い物理サーバ側を待機モードに設定し、負荷の低い物理サーバ側を常用モードに設定する。
なお、同一物理サーバに組み込む制御所は、以下の如く地域・規模の大小あるいは運転モードに基づいて組み合わせるようにすると良い。
(1)地域
多量状変が発生しシステムが高負荷となる可能性が高い災害として、台風がある。しかし、台風の影響は、電力供給エリア全体から見ると限定的であり、被災箇所以外の制御所は通常通りの低負荷であるのが一般的である。このため、地理的に離れた制御所を同一の物理サーバに割り当てることで、台風被災時に、高負荷の制御所が多くのリソースを使用することが可能となる。
(2)規模の大小
統合を行った際に、制御所間で輻輳する処理の一つに、どの制御所でも同一時刻に開始される日報記録や月報記録などの定時処理がある。
規模の大きい制御所と規模の小さい制御所を同一の物理サーバに割り当てると、これらの制御所で定時処理は同時に開始されるが、規模の小さい制御所のほうが、規模の大きい制御所に比べて早く終了する。その後、規模の小さい制御所が使用していたリソースは、規模の大きい制御所に動的に割り当てることができる。これにより、複数の規模の大きい制御所を同一物理サーバに割り当てた場合に比べて定時処理が早く終了する。
(3)運転モード
上記(2)の定時処理は、待機モードでは動作しないため、同一の物理サーバ上の制御所の動作モードを、常用モードと待機モードの組み合わせにすることで、常用モードの制御所が多くのリソースを使用することができる。同一物理サーバ上の制御所の動作モードをすべて常用モードにした場合に比べて、定時処理が早く終了する。
以上、本実施の形態によれば、1台の物理サーバを論理的に分割して仮想的に複数の制御所機能を組み込み、複数の仮想マシン(論理サーバ)を並列動作させることにより、計算機の数を削減することができる。
また、空いているリソースを負荷の高い論理サーバに自動的に割り当てるため、負荷の高い論理サーバは、単純に物理サーバのリソースを論理サーバ数で割ったリソースよりも、多くのリソースを使用することができる。
本発明の第1の実施の形態による監視制御システム1のシステム構成図である。 図1の制御所センタ1(20a)の装置構成図である。(データ等価をIP網経由の場合) 図1の制御所センタ1(20a)の装置構成図である。(データ等価を系間リンク経由で行う場合) 図2の場合の各情報の流れの説明図である。 図3の場合の各情報の流れの説明図である。(その1) 図3の場合の各情報の流れの説明図である。(その2) 図1のシステム監視装置(SYC)で実行される構成制御手順のフローチャートである。 図7の常用MP運転状況判定処理(第1の判定手段)で用いられる第1の判定条件テーブルである。 図7の待機MP常用遷移可否判定処理(第2の判定手段)で用いられる第2の判定条件テーブルである。 図7のモード遷移判定処理で用いられる運転モード遷移条件テーブルである。 図7のモード遷移判定処理で用いられる運転モード遷移条件テーブルである。 系間リンク通信異常時のシステム動作の説明図である。 制御所センタ側通信異常時のシステム動作の説明図である。 制御所側通信異常時のシステム動作の説明図である。 常用系主計算機(MP)重故障時のシステム動作の説明図である。 常用系システム監視装置(SYC)重故障時のシステム動作の説明図である。 常用系制御所センタ全体が停止したときのシステム動作の説明図である。 本発明の第2の実施の形態による監視制御システムであって、一サーバ複数制御所形態のシステム構成図である。 図18のシステム監視装置(SYC)24a,24bに設けられている負荷テーブルである。
符号の説明
1 監視制御システム
2 操作卓接続用IP網
3 DX接続用IP網
5 給電IP網
6 系間リンク
10 操作卓
11〜13 運転卓
14 運用卓
15 訓練卓
16,17,25a,25b〜28a,28b,32,33 ルータ
18,19 LAN
20a,20b 制御所センタ
21a,21b 主計算機(MP)
22a,22b 試験・訓練用計算機(SIM)
23a,23b 支援用計算機(SP)
24a,24b システム監視装置(SYC)
31a,31b,・・・、41a,41b,・・・ 情報集配信装置(DX)
80 遠隔監視制御装置(TC)

Claims (5)

  1. 常用モードと待機モードを含む運転モードを有する複数の主計算機と、前記各主計算機とネットワークを介して接続する複数の運転卓からなる操作卓と、前記各主計算機に対応して設けられ夫々の主計算機へ運転モードを決定するための運転モード遷移指令を出力するシステム監視装置と、を有する監視制御システムであって、
    前記主計算機は、前記ネットワークを介して夫々の前記運転卓から該運転卓と他系の主計算機との接続状態を示すMP接続状態情報を入力する手段を備え、
    前記システム監視装置は、
    対応する主計算機から該主計算機と夫々の前記運転卓との接続状態を示す操作卓接続状態情報と、該主計算機の入力した前記MP接続状態情報を入力する手段と、
    専用の通信線である系間リンク手段によって他系のシステム監視装置と繋がり、夫々の主計算機の運転モードと故障情報とを含むシステム管理情報を交換することによって、前記他系の主計算機のシステム管理情報を入力する手段と、
    入力した前記MP接続状態情報をもとに、常用モードの主計算機と接続状態にある運転卓の数が全運転卓のうち半数未満の場合は、「常用系の運転状況異常有り」と判定する第1の判定手段と、
    入力した前記操作卓接続状態情報をもとに、待機系の常用モードへの遷移可否を判定する第2の判定手段と、
    自系が待機モードの場合は、次の(1)から(3)の少なくともいずれか一の条件が成立するときに主計算機に対して常用モードへの遷移指令を出力すると共に他系へ待機モードへの遷移要求を送信する手段と、
    (1)前記システム管理情報により他系の所定の故障情報が「有り」、
    (2)前記システム管理情報により他系の故障情報が「無し」、かつ前記第1の判定手段の判定結果が「常用系の運転状況異常有り」、かつ前記第2の判定手段の判定結果が「待機系の常用モードへの遷移可」、
    (3)回線断その他の要因によってシステム管理情報の通知が無い場合であって、前記第1の判定手段の判定結果が「常用系の運転状況異常有り」、かつ前記第2の判定手段の判定結果が「待機系の常用モードへの遷移可」、
    自系が常用モードの場合は、他系から送られてくる待機モードへの遷移要求を受信したときに主計算機に対して待機モードへの遷移指令を出力する手段と、
    を備え、
    前記各主計算機は、対応する夫々のシステム監視装置から出力された運転モード遷移指令による運転モードで動作することを特徴とする監視制御システム。
  2. 前記系間リンク手段が故障の際は、各主計算機および前記ネットワークを経由して他系のシステム監視装置へシステム管理情報を送信することを特徴とする請求項1記載の監視制御システム。
  3. 前記各主計算機は、複数の制御所機能単位に分割され、それぞれの制御所機能ごとに常用モードか待機モードかを割り付けられ、前記システム監視手段は、制御所機能ごとに運転モードを遷移するか否かの判定を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の監視制御システム。
  4. 前記システム管理情報は主計算機のCPU負荷を含み、
    前記システム監視手段は、主計算機の制御所機能ごとに運転モード遷移の優先順位が設定され、常用モードと待機モードの両主計算機のCPU負荷の差が所定値以上になった場合は、前記優先順位に基づいて制御所機能ごとに運転モードの遷移を実行することを特徴とする請求項記載の監視制御システム。
  5. 前記監視制御システムは、常用系、待機系それぞれ複数の主計算機を有し、
    各主計算機は、地理的に分散した制御所の機能が組み込まれていることを特徴とする請求項またはに記載の監視制御システム。
JP2007145902A 2007-05-31 2007-05-31 監視制御システム Active JP4879823B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007145902A JP4879823B2 (ja) 2007-05-31 2007-05-31 監視制御システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007145902A JP4879823B2 (ja) 2007-05-31 2007-05-31 監視制御システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008299658A JP2008299658A (ja) 2008-12-11
JP4879823B2 true JP4879823B2 (ja) 2012-02-22

Family

ID=40173115

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007145902A Active JP4879823B2 (ja) 2007-05-31 2007-05-31 監視制御システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4879823B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5433337B2 (ja) * 2009-07-30 2014-03-05 株式会社東芝 電力系統監視制御システムおよび中継装置引継ぎ方法
JP5423224B2 (ja) * 2009-08-07 2014-02-19 株式会社オートネットワーク技術研究所 制御システム
JP6238720B2 (ja) * 2013-12-16 2017-11-29 三菱電機株式会社 監視制御システム
JP6276998B2 (ja) * 2014-01-10 2018-02-07 株式会社東芝 保護制御装置及び電力系統監視制御システム

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02287796A (ja) * 1989-04-28 1990-11-27 Toshiba Corp 複合系マンマシン処理装置
JPH04259003A (ja) * 1991-02-14 1992-09-14 Toshiba Corp 監視制御システム
JP3155507B2 (ja) * 1998-04-15 2001-04-09 沖電気工業株式会社 無瞬断切替装置
JP2000181501A (ja) * 1998-12-14 2000-06-30 Hitachi Ltd 二重化制御装置
JP2003125027A (ja) * 2001-10-11 2003-04-25 Mitsubishi Electric Corp 監視制御装置
JP2004213412A (ja) * 2003-01-06 2004-07-29 Hitachi Ltd 二重化制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008299658A (ja) 2008-12-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4776374B2 (ja) 二重化監視制御システム、及び同システムの冗長化切替え方法
US20150103643A1 (en) Transmission network and transmission network management system
US20140185427A1 (en) Dual-ring switch for rstp networks
CN101150430A (zh) 一种通过心跳机制实现网络接口板倒换的方法
JP4879823B2 (ja) 監視制御システム
CN113254205A (zh) 负载均衡***、方法、装置、电子设备及存储介质
WO2014050493A1 (ja) 予備系装置、運用系装置、冗長構成システム、及び負荷分散方法
CA2401635A1 (en) Multiple network fault tolerance via redundant network control
US11874786B2 (en) Automatic switching system and method for front end processor
CN105553735A (zh) 一种堆叠***故障处理方法、设备及堆叠***
JP2006254096A (ja) Ip電話システム
JP2014107597A (ja) 伝送装置、および伝送方法
CN100490343C (zh) 一种通讯设备中主备用单元倒换的实现方法和装置
JP6238720B2 (ja) 監視制御システム
CN111654401A (zh) 监控***的网段切换方法、装置、终端和存储介质
JP4579018B2 (ja) Ip電話システム
JP2016151965A (ja) 冗長構成システム及び冗長構成制御方法
JP2014110620A (ja) ネットワーク運用システム
JP4498220B2 (ja) 情報処理システム、方法およびプログラム並びに遠方監視制御装置
CN109491236A (zh) 用于运行高可用性的自动化***的方法
JP6022948B2 (ja) 通信ネットワークの制御装置の管理装置及びプログラム
JP4628823B2 (ja) Ip電話システム
JP3623404B2 (ja) 伝送路切替制御装置および伝送路切替制御方法
CN109495365B (zh) 一种单环网型scada***
JP3753496B2 (ja) データ通信交換システムにおける障害検出装置及び方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100316

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110518

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110607

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110803

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111129

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111130

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4879823

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141209

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250