JP4878703B2 - 幼児用靴中敷及び幼児用靴 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、幼児が歩行等のために使用する幼児用靴中敷及び幼児用靴に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、歩行をし始めた幼児等が履く幼児用靴は、大人用の靴を単純に小さくしただけのものであった。また、このような幼児用靴は、使用する幼児の履き易さを考慮して幼児用靴中敷を中に敷いて用いる場合が多かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このように大人の靴を単純に小さくしただけの幼児用靴は、まだ足の力等が不十分の幼児等にとっては、靴が硬く、変形しづらいため、履きにくく歩行し難いものとなっていた。また、このような幼児用靴に用いる靴中敷も大人の靴中敷を単に小さくしただけのものであった。
このため、上述の幼児用靴に、上述の幼児用靴中敷を敷くと、さらに歩行し難いものとなる場合が多かった。したがって、親等がこのような幼児用靴や幼児用靴中敷を用いて幼児に歩行練習等をさせると、反対に幼児の歩行練習を阻害してしまうという問題があった。
【0004】
本発明は、以上の点に鑑み、歩行又は歩行練習等をさせ易い幼児用靴中敷及び幼児用靴を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的は、発明によれば、幼児用中敷を有する伝い歩き期の幼児用靴であって、幼児が足を挿入する履き口部と、前記履き口部から挿入された幼児の足の甲の部分を覆うアッパー部と、を有し、前記アッパー部には、柔軟部と剛性部が、幼児の足の長手方向において交互に配置され、前記幼児用中敷が幼児の足型に近似した形状を成すと共に、この幼児用靴中敷の少なくとも一部には、他の部分より剛性が劣る屈曲部が形成され、この幼児用靴中敷の前記屈曲部の位置に対応して靴底部にも、靴底屈曲部が形成され、前記屈曲部及び前記靴底屈曲部の位置に対応した前記アッパー部の部分に前記柔軟部が形成され、前記屈曲部、前記靴底屈曲部及びこれらの位置に対応した前記アッパー部の部分に形成された前記柔軟部が、幼児の足指の付け根部分又はその近傍に相当する部分を含む領域に形成され、前記幼児用中敷の踵部が上方に曲げられて配置されていることを特徴とする幼児用により、達成される。
【0006】
前記構成によれば、前記幼児用靴中敷の少なくとも一部には、他の部分より剛性が劣る屈曲部が形成され、この幼児用靴中敷の前記屈曲部の位置に対応して幼児用靴の靴底部にも、靴底屈曲部が形成されている。したがって、幼児が幼児用靴を履いて歩行又は歩行練習として、爪先立ちや足の踵を上げる動作をおこなうため足を曲げた際に、前記幼児用靴中敷及び幼児用靴の靴底部も追従して同様に屈曲部が曲がるため、幼児の弱い力でも靴を屈曲させることができる。このため、幼児の歩行又は歩行練習を行いやすい幼児用靴となる。
特に後述するように、立つことができるようになり、伝い歩きを始めた幼児は、手で支えながら横歩きを行い、バランスをとるために、爪先立ちを行うことが観察されており、初めて履く靴によって、爪先立ちを阻害しないように形成する必要が大きい。
また、伝い歩きから手を離して歩行を始めるようになった場合においても、最初は、2,3歩程度であり、その際にも膝や足首などを協調させて歩くことができないため、基本的にはずり足で歩行するが、頻繁に爪先立ちを行い、そのまま歩こうとする傾向があるため同様に靴やその中敷が変形する必要がある。
また、前記構成によれば、前記屈曲部は、前記幼児用中敷のうち、幼児の足指の付け根部分又はその近傍に相当する部分を少なくとも含む領域に形成されている。このため、幼児が歩行又は歩行練習をする際に、幼児の最も足の曲がる部分に対応して幼児用靴中敷及び靴底部にも屈曲部及び靴底屈曲部が形成されている。したがって、幼児用靴中敷を有する幼児用靴が幼児の爪先立ちや、初期となる歩行準備期における歩行を阻害せず、歩行又は歩行練習の邪魔になるのをより防ぐことができる。
また、前記構成によれば、アッパー部には、その長手方向に柔軟部と剛性部が交互に配置されているので、幼児の足の屈曲に対応してアッパー部の柔軟部が変形すると共に、前記アッパー部の前記剛性部によって幼児用靴の強度は確保され、足が靴にしっかり保持される。したがって、幼児が歩行又は歩行練習し易い幼児用靴となる。
【0013】
好ましくは、前記靴底部が略全体に滑り止め加工が施された柔軟な素材にて形成されており、該靴底部の滑り止め加工施されていない部分が前記靴底屈曲部となっていることを特徴とする。
前記構成によれば、前記靴底部が略全体に滑り止め加工が施された柔軟な素材にて形成されており、靴底部の滑り止め加工を施さない部分が前記靴底屈曲部となっているので、幼児は、歩行又は歩行練習に際し、滑ることなく、この靴底部も屈曲させ易くなる。したがって、幼児はより歩行又は歩行練習をし易い幼児用靴となる。
【0014】
好ましくは、前記靴底部が一定の厚さを有する弾性体で形成されており、前記靴底屈曲部が脆弱部を設けることにより構成されていることを特徴とする。
前記構成において、前記靴底部が一定の厚さを有する弾性体で形成されているので、滑り止めの機能を果たすと共に歩行に際して衝撃を吸収する構成となっている。また、前記靴底屈曲部に脆弱部が設けられているので、幼児用靴が屈曲し歩き易い構成となっている。
【0016】
好ましくは、前記幼児用靴中敷の前記屈曲部が、前記幼児用靴中敷の底面であって、且つ前記幼児用靴中敷に形成された複数の屈曲用溝部であることを特徴とする。
前記構成によれば、前記屈曲部が前記幼児用靴中敷の底面であって、且つ前記幼児用靴中敷に形成された複数の屈曲用溝部である。このため、この屈曲用溝部が幼児の足の曲がりに対応して屈曲すると共に、屈曲用溝部が幼児の足に直接触れることがないので、幼児に違和感を与え、幼児の歩行又は歩行練習を妨げることがない幼児用靴中敷を有する幼児用靴となる。
【0017】
好ましくは、前記幼児用中敷の前記屈曲用溝部が、少なくとも幼児の足の親指の付け根の関節と小指の付け根の関節とを結ぶ部分、並びに幼児の足の親指側の中足骨点と小指側の中足骨点とを結ぶ部分とを含むように形成され、全体が略放射線状に形成されていることを特徴とする。
前記構成によれば、前記幼児用中敷の前記屈曲用溝部が少なくとも幼児の足の親指の付け根の関節と小指の付け根の関節とを結ぶ部分、並びに幼児の足の親指側の中足骨点と小指側の中足骨点とを結ぶ部分とを含むように形成され、全体が略放射線状に形成されている。
この幼児の足の親指の付け根の関節と小指の付け根の関節とを結ぶ部分は、特に爪先立ちをした際に、足が最も屈曲する部分に正確に一致する。また、幼児の足の親指側の中足骨点と小指側の中足骨点とを結ぶ部分は、特に歩行時に最も屈曲する部分にも一致する。そして、この部分に前記屈曲用溝部が個人差に対応できるように形成されているため、幼児の歩行又は歩行練習に際して爪先立ちを阻害せず、より違和感を与えることがない幼児用靴中敷となる。
【0018】
前記目的は、本発明によれば、幼児が足を挿入する履き口部から挿入された幼児の足の甲の部分を覆うと共に、柔軟部と剛性部が、幼児の足の長手方向において交互に配置されるアッパー部と、靴底屈曲部を有する靴底部とを備える伝い歩き期の幼児用靴に用いる幼児の足型に近似した形状を成す幼児用靴中敷であって、少なくとも一部には、他の部分より剛性が劣る屈曲部が形成されると共に、当該幼児用中敷の踵部が上方に曲げられて配置され、前記屈曲部は、前記靴底屈曲部及び前記柔軟部の位置に対応して形成され、前記屈曲部が、幼児の足指の付け根部分又はその近傍に相当する部分を含む領域に形成されていることを特徴とする幼児用靴中敷により達成される。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の好適な実施の形態を添付図面等を参照しながら、詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0021】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る、伝い歩き期の幼児用靴100を示す概略斜視図である。図1に示すように伝い歩き期の幼児用靴100には、幼児が自己の足を挿入する履き口部110が形成されている。
この履き口部110は、幼児が足を幼児用靴100内に挿入し易いように伸縮性のある繊維を編んで形成したニットにより形成されている。
また、この履き口部110から挿入された幼児の足の甲の部分に相当するアッパー部140には、図1に示すように柔軟部であるニット部141と剛性部である上面皮革部142とが、幼児の足の長手方向において、交互に配置されている。
この皮革部142は、動物の皮等や合成皮革によって形成されているため、編物であるニットにより形成されているニット部141に比べ比較的硬く構成されている。
このように前記アッパー部140には、ニット部141と上面皮革部142とが交互に配置されているので、アッパー部140は幼児の足の動きに追随して変形可能となっている。
また、この上面皮革部142を構成する動物の皮等や合成皮革は、図1に示すように、幼児の足の爪先部130を覆うように配置されていると共に、幼児の踵部120を覆うようにも配置されている。
【0022】
ところで、幼児用靴100の踵部120には、幼児の足の踵をしっかり保持するため、図2に示すように踵部カウンター121が配置されている。図2は、図1の幼児用靴100の概略中央縦断面図である。
踵部カウンター121は、例えば化学繊維や厚紙、不織布等にポリエステルやエポキシ樹脂等の合成樹脂を染み込ませる等により、一体としたシート材や、ポリエステルやエポキシ樹脂等の合成樹脂によるシート材で形成されており、図2に示すように踵部120を覆う皮革の内側に配置されている。
一方、幼児用靴100の爪先部130にも、幼児の足の爪先をしっかり保持するため、図2に示すように、ボックストウ131が配置されている。このボックストウ131も例えば化学繊維や厚紙、不織布等にポリエステルやエポキシ樹脂等の合成樹脂を染み込ませる等により、一体としたシート材や、ポリエステルやエポキシ樹脂等の合成樹脂によるシート材で形成されており、図2に示すように爪先部130を覆う皮革の内側に配置されている。
【0023】
また、上述の上面皮革部142と交わるように、側面皮革部143が図1に示すように配置されている。したがって、幼児の足を側面よりしっかり保持するようになっている。
このような幼児用靴100の内部には、図2に示すように、幼児用靴中敷であるインソール200が靴に対して着脱可能に配置されている。
このインソール200は、図3に示すように幼児の足型に合わせて形成されている。図3はインソール200の概略底面図を示した図であり、図4は図3のD−D’線概略断面図である。
このインソール200は、柔らかい材質である例えば発泡EVA樹脂や発泡ポリエチレン等により形成されている。また、このインソール200の底面には、例えば、幼児の足指の付け根部分を含む部分に屈曲部である屈曲用溝部210が複数配置されている。
この屈曲用溝部210は、図3に示すように凹部である溝を複数形成することで、溝が形成されていない他の部分より剛性が劣るようになっている。
【0024】
また、この屈曲用溝部210は、例えば幼児の足の親指の付け根である関節と小指の付け根である関節とを結ぶ部分である線、並びに幼児の足の親指側の中足骨点と小指側の中足骨点とを結ぶ部分である線に沿って形成されている。そして、幼児毎の足の大きさの相違や、これによる前記親指や小指の付け根である関節及び前記中足骨点の位置の相違にも対応できるように、複数の屈曲用溝部210が略放射線状に配置されている。
したがって、足の大きさや親指や小指の付け根である関節及び中足骨点の位置が異なる幼児がインソール200上に足を置いても、必ず、幼児の足の親指や小指の付け根である関節及び中足骨点を結ぶ線に屈曲用溝部210が配置されるようになっている。
【0025】
図5は、複数の幼児の足の親指の付け根である関節と小指の付け根である関節とを結ぶ部分である線、並びに幼児の足の親指側の中足骨点と小指側の中足骨点とを結ぶ部分である線の分布状況を示す図である。すなわち、図5は月齢が9ヶ月乃至12ヶ月の伝え歩き期の幼児を無作為に複数人抽出し、その右足の左側及び右側の中足骨点等の位置の統計を取ったものである。
具体的には、図3のインソール200に、上述の複数人の幼児の足を置いた場合、どの位置に幼児の右足の左右の中足骨点が配置されるかを調べた。すなわち、図において左側の土踏まず側の中足骨点等については、最大でインソール200の踵部からの図のa点となる81.5%の位置になり、最小で踵部から図のe点となる64.7%の位置であった。なお、平均では踵部から図のC点である75%の位置であることが確認された。
【0026】
一方、図において右側の外足側の中足骨点については、最大で、踵部から図b点の位置である80%、最小で踵部から図のf点の位置である56%であり、平均では踵部から図のd点の位置である64.9%の位置であることが確認された。
左足も、右足と略対称の位置に、それぞれ、点a乃至点fが配置された。
ところで、このような土踏まず側及び外足側の足指の付け根となる関節は、図6に示すように足指の付け根部分の関節を指し、この幼児等が爪先立ちをしようとして踵を持ち上げた際に、最も屈曲する部分となり、更に図6に示す親指側と小指側の両側縁となる中足骨点を結んだ線は、前方に歩く際に最も屈曲する部分となる。
このように幼児等の足が最も屈曲する部分に対応して、上述のインソール200の屈曲用溝部210が土踏まず側から外足側に広がる放射線状に形成されているので、幼児等が踵を上げて爪先立ちをする場合は、幼児等の足の屈曲に合わせてインソール200も屈曲するので、個人差にも係わらず幼児等が爪先立ち等を行い易いインソール200となる。
【0027】
また、このようなインソール200のインソール爪先部210は、図4に示すように、上方に曲げて立たせる(幼児の足側に突起させる)ようになっている。これにより、幼児の足の長さが短い場合でも、幼児用靴100の長さに調整され、成長に伴い、靴がきつくなった場合には、爪先部210が真っ直ぐに形成されたものと取り替えることができる。
具体的には、このインソール爪先部210を立たせたものと取り替えることで、約0.5mm程度の微調整が可能となっており、幼児に適したサイズとすることができ、歩行又は歩行練習を阻害しない。
【0028】
一方、インソール200の踵部220には、図4に示すようにインソール200が、上方に曲げられて配置されている。これにより、幼児の足は踵及びその近傍部が、インソールの踵部220によって、しっかりと保持されるようになっている。
ところで、このようなインソール200は、図2に示すように、幼児用靴100の中底150上に配置されている。この中底150の図の下には靴底部である靴底皮革160が配置されている。
この靴底皮革160は、例えばポリウレタン等の合成皮革や鹿や牛等の皮革等の柔らかい素材で、図7に示すように形成されている。図7は図1の幼児用靴100の概略底面図である。
【0029】
図7に示すように靴底皮革160には、幼児の足指の位置に5つの足指用滑り止め161が形成されている。この足指用滑り止め161は、例えば、軟質ポリウレタンや軟質塩ビ等の軟質な素材により形成されており、図2に示すように靴底皮革160の表面から僅かに突出するようになっている。
また、この足指の根元部分から踵方向に、所定の間隔を空けて横長の略楕円形状に中央部滑り止め162が、例えば5つ形成されている。
さらに、幼児の踵の位置の近傍には、踵用滑り止め163が、円及びリング状に形成されている。
これら中央部滑り止め162と踵用滑り止め163は、共に足指用滑り止め161と同様の素材でなっており、図2に示すように靴底皮革160の表面から僅かに突出するように形成されている。
したがって、これら足指用滑り止め161、中央部用滑り止め162及び踵用滑り止め163の部分は、これら各滑り止めが形成されていない部分より剛性が強く、幼児が歩き易い構成となっている。
【0030】
また、この足指用滑り止め161と中央部滑り止め162の間、並びに5つの中央部滑り止め161の間には、滑り止めが形成されていない部分である靴底屈曲部164が図7に示すように配置されている。
この靴底屈曲部164は、図2に示すように中底150を介してインソール200の屈曲用溝部210と対応するように配置されている。したがって、幼児が爪先立ちを行って足が屈曲すると、それに対応してインソール200の屈曲用溝部210形成部も屈曲し、さらに、この屈曲に合わせて靴底皮革160の靴底屈曲部164も屈曲する構成となっている。
これにより、幼児の足の動きに追従する履き易い伝え歩き期の幼児用靴100が構成されるようになっている。
【0031】
ところで、幼児用靴100の幼児の足の足首部に相当する部分には、幼児用靴100が幼児の足から容易に脱げないように止具170が形成されている。また、踵部120には、ツマミ180も配置されている。
本実施の形態に係る伝え歩き期の幼児用靴100は、以上のように構成され、以下、その使用方法等を説明する。
先ず、図1に示す幼児用靴100の止具170を外して、幼児、例えば伝え歩き期の幼児の足を履口部110から挿入する。幼児が足を幼児用靴100内に挿入する際には、履口部110が伸縮性のあるニットから形成されているので、容易に履口部110が広がる。そのため、幼児が履き易い幼児用靴100となる。幼児が足を挿入すると、保護者等が止具170を図1に示すように止めることにより、今度は容易に脱げにくい幼児用靴100となる。
【0032】
図8は、幼児の幼児用靴100を履いたときの内部の状態を示す概略図である。幼児の足が幼児用靴100に比べ小さい場合は、図8に示すようにインソール200のインソール爪先部210を折り曲げたものを使用することで、長さ調整をすることができ、図8のように幼児の足の長さにぴったりした幼児用靴100となる。
このときのインソール爪先部210の曲がった状態を示したのが、図2のインソール爪先部210である。
【0033】
図9(a)は、このように幼児用靴100を幼児が履いた状態を示す概略説明図である。
ところで、本実施の形態に係る幼児用靴100を履く、伝え歩き期の幼児は、例えば9ヶ月乃至12ヶ月の月齢の幼児であり、その歩行形態は、机等につかまり、手の力を使い、「つかまり立ち」をしながら横に移動する状態である。そして、この「つかまり立ち」の際に、爪先立ちをしたり、爪先立ちした状態で歩こうとするなど、よく、爪先立ちを行うのが特徴である。
また、この後、手を離して前に数歩、歩き始めた際にも、同様に爪先立ちを行う。
したがって、この爪先立ちを行い易くすることが歩行練習として重要な要素となってくる。
本実施の形態の幼児用靴100を履いた幼児が爪先立ちをすると、図9(b)に示すように、爪先立ちにより最も屈曲する親指と小指の付け根の関節部や中足骨点を結んだ線(図5参照)を中心に足が屈曲することになる。
【0034】
そして、この足が最も屈曲する部分に対応して、インソール200に屈曲用溝部210が形成されているので、インソール200も同様に屈曲することになる。
このとき、特に屈曲用溝部210の爪先側が爪先立ちした際に屈曲し、前に数歩、歩きだした際は、屈曲用溝部210全体が屈曲する。
また、幼児用靴100の靴底皮革160にも、同様に足の屈曲部分に対応して靴底屈曲部164が形成されているので、靴底皮革160も幼児の足の屈曲に併せて屈曲することになる。
したがって、幼児の爪先立ちの動作に伴う足の動きに合わせてインソール200や幼児用靴100が屈曲する幼児にとって履きやすい幼児用靴100となる。
特に伝え歩き期の幼児は未だ足の力が弱いため、爪先立ちをしようとして、足を曲げようとしても弱い力しか働かないが、本実施の形態に係る幼児用靴100であれば、弱い力でも、その力によって容易に屈曲するインソール200及び幼児用靴100となる。
【0035】
また、図9(b)に示すように、幼児が爪先立ちをした場合、最も滑りやすい部分に足指用滑り止め161や中央部滑り止め162が形成されているので、幼児はより安心して爪先立ちの動作を行うことができる。
一方、図1のアッパー部140には、ニット部141と上面皮革部142が、足の長手方向に沿って交互に配置されているので、幼児が図9(b)のような爪先立ちを行った場合、容易にその屈曲状態に追従できるアッパー部140となっている。
すなわち、幼児の弱い足の力でもニット部141が容易に変形することで、アッパー部140全体が屈曲状態となると共に、上面皮革142によって幼児の足の甲の部分がしっかり保持されることとなる。
このようなアッパー部140の動作により、より安定した爪先立ちが可能となっている。
したがって、本実施の形態の伝え歩き期の幼児用靴100は、伝え歩き期の幼児にとって、最も爪先立ちをし易い幼児用靴となる。
【0036】
(第2の実施の形態)
図10は、本発明の第2の実施の形態に係る1人で前に向かって歩くことができるようになり始め、足の裏全体を地面につけて足の指でバランスをとりながら歩く歩行練習期の幼児用靴300を示す概略斜視図である。
本実施の形態に係る幼児用靴300の内部には、上述の第1の実施の形態と同様のインソール200が設けられるようになっている。したがって、本実施の形態に係る幼児用靴300の説明においては、内部に配置されるインソール200は第1の実施の形態と同一符号とし、その説明を省略する。
図10の幼児用靴300は、例えば月齢が12ヶ月程度の幼児から使用を始めることを目的とした靴である。すなわち、この月齢の幼児は、第1の実施の形態の幼児用靴100が対象とする幼児と異なり、手を離して、前によちよち歩きを始める月齢となる。
【0037】
したがって、本実施の形態に係る幼児用靴300は、上述の第1の実施の形態に係る幼児用靴100と顕著に異なる構成を有する。以下、第1の実施の形態に係る幼児用靴100との相違点を中心に説明し、その後、共通点についても説明する。
図11は、図10に示す幼児用靴300の側面を示した図であるが、図11に示すように爪先部330が全体的に上方へ傾いている、所謂「トウースプリング」の状態になっている。
これは、幼児が幼児用靴300を履いて前に、よちよち歩きをする場合、靴の爪先部330が十分に持ち上がらず、靴底を擦るような動きをすることから設けられているものである。すなわち、このように幼児が靴底を擦って歩いても、靴の爪先部330が地面等に引っかかって、幼児がつまずいてしまうのを有効の防ぐことができる。
【0038】
また、幼児用靴300の履口部310は、第1の実施の形態と異なり、ニット等の柔らかい材質で形成されているのではなく、踵部310と同様の材質で形成されている。
すなわち、このように形成することで、幼児の足をしっかり保持することができ、幼児が歩き易いように構成されている。
さらに、この幼児用靴300の靴底には、歩く際の衝撃を吸収し、滑り止め効果を有する弾性部材340が設けられているが、この弾性部材340は、熱可塑性エラストマーや合成ゴム、天然ゴム等で形成され、図11に示すように踵部320の上部にまで配置されている。
したがって、踵部320内に配置される幼児の足の踵がより正確に保持されることになる。また、図11の場合に限らず、幼児用靴300の靴底に、図示しないEVA樹脂等による衝撃吸収材を介して弾性部材340を配置してもよい。
【0039】
そして、本実施の形態の幼児用靴300の止具370は、第1の実施形態の止具170より大きく形成されている。
図12は、この止具370を開状態にした状態を示す図であるが、止具370を図12に示すように開状態にすることで、幼児は靴を履き易く、且つ脱ぎ易い構成となっている。
また、幼児が幼児用靴300を履いた状態で図10に示すように止具370を閉状態とすると、止具370が開口310の両側から広さを調整し、固定するため、より確実に幼児の足の上面から足首を靴内で動かないように保持させる働きをし、歩き易い幼児用靴300となる。
ところで、幼児用靴300の図10に示すアッパー部390には、第1の実施の形態の幼児用靴100のアッパー部140と同様に足の長手方向において交互に柔軟部であるメッシュ部391と剛性部である上面皮革部392が配置されている。
【0040】
このように構成することで、幼児が、この幼児用靴300を履いて歩く際、足を屈曲させると、幼児用靴300のアッパー部390も同様に屈曲することとなる。
また、このアッパー部390には、剛性部である上面皮革部392も配置されているため、アッパー部390は、幼児の足の屈曲に追従すると共に、足をしっかりと保持する働きもすることになる。
さらに、図11に示すように、靴の底面に形成されている弾性部材340には、靴底屈曲部の脆弱部である屈曲用溝部341が設けられているので、幼児がよちよち歩きを行う際、インソールの屈曲に合わせて靴底も屈曲することができる。更に、この屈曲用溝部341により、滑り止め効果も得られるため、靴が滑ることを未然に防止することができる。
【0041】
そして、この幼児用靴300には、ツマミ380も備わっているので、幼児が靴を履く際や脱ぐ際の手がかりとなり、幼児がより靴を履き易くなっている。
このように構成される幼児用靴300内に配置されるインソール200は、第1の実施の形態のインソール200と同様の作用、効果等を奏することとなる。
したがって、このインソール200は第1の実施の形態の幼児用靴100のみならず第2の実施の形態に係る幼児用靴300にも適用可能な幼児用靴中敷となっている。
このため、第2の実施の形態での幼児用靴300は、靴下に近い構成の幼児用靴100と比べ、通常の靴に近い構成でありながら、歩行練習や歩行しやすい靴となっている。
【0042】
本発明は、上述の各実施の形態に限定されない。さらに、上述の各実施の形態は、相互に組み合わせて構成するようにしてもよい。
【0043】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、歩行練習等をさせ易く、且つ履き易い幼児用靴中敷及び幼児用靴を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の伝い歩き期の幼児用靴を示す概略斜視図である。
【図2】図1の概略中央縦断面を示す図である。
【図3】図2のインソールを示す概略底面図である。
【図4】図3のD−D’線概略断面図である。
【図5】複数の幼児の足の左右の中足骨点を結ぶ線の分布状況を示す図である。
【図6】足指の付け根の関節及び中足骨点の位置を示す概略説明図である。
【図7】図1の幼児用靴の概略底面図である。
【図8】幼児が図1の幼児用靴を履いたときの内部の状態を示す概略図である。
【図9】(a)図1の幼児用靴を履いた幼児の足が通常の状態にあるときを示す概略説明図である。(b)図1の幼児用靴を履いた幼児の足が、爪先立ちの状態にあるときを示す概略説明図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態に係るよちよち歩き期の幼児用靴を示す概略斜視図である。
【図11】図10の幼児用靴の概略側面図である。
【図12】図10の幼児用靴の止具を開状態としたときを表わす概略斜視図である。
【符号の説明】
100・・・伝い歩き期の幼児用靴、110、310・・・履口部、120、320・・・踵部、121・・・踵部カウンター、130、330・・・爪先部、140,390・・・アッパー部、141・・・ニット部、142、392・・・上面皮革部、143・・・側面皮革部、150・・・中底、160・・・靴底皮革、161・・・足指用滑り止め、162・・・中央部滑り止め、163・・・踵用滑り止め、164・・・靴底屈曲部、170、370・・・止具、180、380・・・ツマミ、200・・・インソール、210・・・インソール爪先部、220・・・インソール踵部、210、341・・・屈曲用溝部、300・・・よちよち歩き期の幼児用靴、340・・・弾性部材、391・・・メッシュ部

Claims (6)

  1. 幼児用中敷を有する伝い歩き期の幼児用靴であって、
    幼児が足を挿入する履き口部と、
    前記履き口部から挿入された幼児の足の甲の部分を覆うアッパー部と、を有し、
    前記アッパー部には、柔軟部と剛性部が、幼児の足の長手方向において交互に配置され、
    前記幼児用中敷が幼児の足型に近似した形状を成すと共に、
    この幼児用靴中敷の少なくとも一部には、他の部分より剛性が劣る屈曲部が形成され、
    この幼児用靴中敷の前記屈曲部の位置に対応して靴底部にも、靴底屈曲部が形成され、
    前記屈曲部及び前記靴底屈曲部の位置に対応した前記アッパー部の部分に前記柔軟部が形成され、
    前記屈曲部、前記靴底屈曲部及びこれらの位置に対応した前記アッパー部の部分に形成された前記柔軟部が、幼児の足指の付け根部分又はその近傍に相当する部分を含む領域に形成され、
    前記幼児用中敷の踵部が上方に曲げられて配置されていることを特徴とする幼児用靴。
  2. 前記靴底部が、略全体に滑り止め加工が施された柔軟な素材にて形成されており、該靴底部の滑り止め加工が施されていない部分が前記靴底屈曲部となっていることを特徴とする請求項1に記載の幼児用靴。
  3. 前記靴底部が一定の厚さを有する弾性体で形成されており、前記靴底屈曲部が脆弱部を設けることにより形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の幼児用靴。
  4. 前記屈曲部が、前記幼児用靴中敷の底面であって、且つ前記幼児用靴中敷に形成された複数の屈曲用溝部であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の幼児用靴。
  5. 前記屈曲用溝部が、少なくとも、幼児の足の親指の付け根の関節と小指の付け根の関節とを結ぶ部分、並びに幼児の足の親指側の中足骨点と小指側の中足骨点とを結ぶ部分とを含むように形成され、全体が略放射線状に形成されていることを特徴とする請求項4に記載の幼児用靴
  6. 幼児が足を挿入する履き口部から挿入された幼児の足の甲の部分を覆うと共に、柔軟部と剛性部が、幼児の足の長手方向において交互に配置されるアッパー部と、靴底屈曲部を有する靴底部とを備える伝い歩き期の幼児用靴に用いる幼児の足型に近似した形状を成す幼児用靴中敷であって、
    少なくとも一部には、他の部分より剛性が劣る屈曲部が形成されると共に、当該幼児用中敷の踵部が上方に曲げられて配置され、
    前記屈曲部は、前記靴底屈曲部及び前記柔軟部の位置に対応して形成され、
    前記屈曲部が、幼児の足指の付け根部分又はその近傍に相当する部分を含む領域に形成されていることを特徴とする幼児用靴中敷。
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