JP4878591B2 - コンテンツ検索装置、コンテンツ検索方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

コンテンツ検索装置、コンテンツ検索方法、プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、コンテンツの内容を表したキーワードがタグとして付与されているコンテンツデータベースから、タグを指定し、コンテンツを検索するコンテンツ検索装置および方法に係る。
特に、互いに概念的に関連するタグが、二次元空間上の近くに配置されているタグクラウドを表示するとともに、背景画像を工夫することによって、タグ同士の様々な構造的な関係を類推可能にすることによって、利用者が関心のあるタグを、容易に選択することができるタグクラウドを提示するコンテンツ検索装置および方法に関する。
インターネット上の情報量の増加と、検索エンジンの技術の進歩とに伴い、インターネットから様々な情報を取得することができる。しかし、膨大な情報の中から、利用者が求める情報を取捨選択するためには、利用者が、検索のためのキーワードを適切に与える必要があり、利用者がキーワードを考えるための負担は少なくない。また、そもそもキーワードの入力に際しては、キーボードから文字を入力することが避けられない。
近年、これらの利用者側の負担を少しでも軽減させるために、検索される側のコンテンツに対して、そのコンテンツの内容を表した短い語句からなるメタデータを、タグとして設定することによって、利用者が求める情報に容易に辿り着けるようにする試みが行われている。
たとえば、写真共有サイトのFlickr(登録商標)や動画共有サイトのYouTube(登録商標)では、写真や動画に対して、その主題を表現するキーワード、カテゴリ、ジャンルをタグとして設定することができる。また、多くのブログにおいても、ブログの著者によって、タグを設定できる。Technorati(登録商標)社のブログ検索では、タグを指定してブログ記事を検索できるシステムを提供している。
利用者がタグ付コンテンツをアクセスするためのインタフェースとして、タグクラウドと呼ぶものがある。この「タグクラウド」は、タグを検索条件とするタグ検索へのハイパーリンクを持つタグの集合を、矩形上のエリアに詰めて表示するものである。
タグクラウドによって、利用者は、マウスや、任天堂(登録商標)株式会社のWii(登録商標)リモコン等を介して、タグクラウド上に表示されているタグをクリックするだけで、タグが付与されているコンテンツを検索することができ、検索のために利用者がキーワード入力する作業を軽減することができる。
また、コンテンツにタグを付与する場合、コンテンツの作者または読み手が明示的に与える方法がある。また、コンテンツ中のテキストに含まれている人物名、組織名、場所名の固有表現等を抽出し、これらの中から特徴的に出現するものを、タグとして自動的に抽出する方法(たとえば、特許文献1参照)が知られている。さらに、タグが明示的に与えられているテキスト集合を学習データとして、タグが付与されていないテキストに対して、学習データ中の類似したテキストに付与されているタグに基づいて、タグを自動的に付与する方法が提案されている(たとえば、非特許文献1参照)。
特開2005−339139号公報 藤村滋 他,ブログ記事への自動マルチタグ付与,人工知能学会全国大会論文集,3G8-3, 2007
上記従来技術は、何れもタグを付与する技術であり、タグが付与されたコンテンツを、利用者が選択することを支援する技術ではない。したがって、多数のコンテンツに様々なタグが付与されると、タグクラウドの面積が大きくなり、たとえば、一般的な解像度のディスプレイでは、500程度のタグが含まれているタグクラウドを表示することが限界である。しかし、様々なコンテンツを分類するためには、5,000〜10,000種類の分類が必要であると考えられ、もし、5,000〜10,000の分類を、単純なタグクラウドとして表示した場合、この表示されたタグクラウドの中から適切なタグを見つけることが困難であるという問題がある。つまり、現在のタグクラウドの多くは、アルファベット順または文字コード順に並べられ、近くに配置されているタグ同士が互いに関連していないので、その中から適切なタグを見つけることが困難であるという問題がある。
このために、上記従来例では、5,000程度のタグを列挙する場合、利用者が、関心のあるタグを人手で見つけ出すことがもはや不可能であり、タグ検索を利用しなければならない。これでは、本来、キーボード入力せずにクリックだけで検索できるタグクラウドのメリットはなくなり、本末転倒である。
本発明は、多数のタグによって構成されているタグクラウドを表示する場合、利用者が適切なタグを容易に選択することができるコンテンツ検索装置および方法を提供することを目的とする。
本発明は、分類のキーワードであるタグが付与されているコンテンツ集合によって構成されているコンテンツデータベースから、タグを検索条件としてコンテンツを検索するコンテンツ検索装置において、上記コンテンツデータベースに、タグ付コンテンツを登録するコンテンツ登録手段と、上記タグの統計情報に基づいて、タグ同士の類似度であるタグ間類似度を測定し、記憶装置に記憶するタグ間類似度算出手段と、上記タグ間類似度に基づいて、互いにタグ間類似度の高いタグ同士が、互いに近くに存在するように、タグの二次元平面上の座標であるタグ座標を算出し、記憶装置に記憶するタグ座標算出手段と、上記タグ座標に、それぞれのタグが配置されているタグマップを生成し、記憶装置に記憶するタグマップ生成手段と、上記タグマップを利用者端末に表示するタグマップ表示手段と、上記タグマップ上に表示されているタグの中から、利用者が選択したタグを取得し、記憶装置に記憶するタグ選択手段と、上記タグ選択手段を介して選択されたタグを検索条件として、このタグが付与されているコンテンツを、上記コンテンツデータベースから検索し、記憶装置に記憶するコンテンツ検索手段と、上記コンテンツ検索手段が検索した検索結果を利用者端末に表示する検索結果表示手段とを有し、上記タグ座標算出手段は、上記タグ間類似度算出手段によって算出されたタグ間類似度を利用し、各タグiからみてタグ間類似度が高いタグを降順に並べ、上位のタグ集合N(i)を選択し、iからj(∈N(i))へのリンクを抽出し、上記タグ間類似度をリンクとするネットワークの中心性スコアを、上記タグであるノードの高度座標として算出する高度座標算出手段を有し、上記タグマップ生成手段は、上記高度座標を利用した三次元立体モデルを作成することによって、立体感のあるタグクラウド画像を生成する三次元モデル生成手段を有することを特徴とするコンテンツ検索装置である。
本発明によれば、タグクラウドにおいて、タグが付与されているテキスト中に含まれている単語の統計的な頻度に基づいて、タグ同士の概念的な意味の近さを、タグ間類似度算出手段が算出し、また、類似度が高いタグ同士を、二次元平面上の互いに近い位置に、タグ座標算出手段が配置するので、利用者は、関心の高い1つのタグが見つかると、他の関連したタグの存在に容易に気付くことができ、関連のあるコンテンツを容易に見つけることができるという効果を奏する。
発明を実施するための最良の形態は、以下の実施例である。
図1は、本発明の実施例1であるコンテンツ検索装置100の全体構成を示すブロック図である。
コンテンツ検索装置100は、分類のキーワードであるタグが付与されているコンテンツ集合によって構成されているコンテンツデータベースから、タグを検索条件として、コンテンツを検索する装置である。
また、コンテンツ検索装置100は、コンテンツ登録手段10と、コンテンツデータベース11と、タグ統計情報12と、タグ間類似度算出手段20と、タグ座標算出手段30と、タグマップ生成手段40と、ユーザインタフェース部50と、コンテンツ検索手段60とを有する。
コンテンツ登録手段10は、コンテンツデータベース11に、タグ付コンテンツを登録する。
タグ間類似度算出手段20は、タグの統計情報12に基づいて、タグ同士の類似度を測定する。つまり、タグ間類似度算出手段20は、タグが付与されているコンテンツに含まれている単語の頻度情報に基づいて、タグの特徴ベクトルを生成し、タグの特徴ベクトルの類似度に応じて、タグ間類似度を算出する。
タグ座標算出手段30は、上記タグ間類似度に基づいて、互いに類似度の高いタグ同士が、互いに近くに存在するように、タグの二次元平面上の座標であるタグ座標を算出する。つまり、タグ座標算出手段30は、タグをノードとし、タグ間類似度をリンクとするネットワーク情報が与えられると、強いリンクを持つノード同士を、二次元平面上に、互いに近い位置(所定距離以下の位置)に配置し、タグの属性を高度座標として算出する。
タグマップ生成手段40は、上記タグ座標に、それぞれのタグを配置したタグマップ41を生成する。つまり、タグマップ生成手段40は、任意の位置に設定された(x,y,z)のデータ集合から、三次元の地表モデルを作成し、斜めから光を当て、上部から撮影した立体感のある二次元画像を、タグマップ41として生成する。
ユーザインタフェース部50は、タグマップ表示手段51と、タグ選択手段52と、検索結果表示手段53とを有する。
タグマップ表示手段51は、タグマップ41を利用者端末に表示する。つまり、タグマップ表示手段51は、タグマップ生成手段40が生成したタグマップ41を、スクロール可能であり、タグマップ41上のタグをクリックできるタグマップ41を、利用者端末装置に表示する。
タグ選択手段52は、タグマップ41上に表示されているタグの中から、利用者が選択したタグを取得する。つまり、タグ選択手段52は、マーカ座標取得手段を具備する。このマーカ座標取得手段は、利用者がマウスドラッグ等、移動させたタグマップ41の位置の変化を取得し、タグマップ41の中心付近の座標を取得する手段である。また、タグ選択手段52は、上記マーカ座標取得手段が取得したタグマップ41の中心付近のタグのリストを取得し、コンテンツデータベース11からタグを検索する。
コンテンツ検索手段60は、タグ選択手段52が選択したタグを検索条件として、そのタグが付与されたコンテンツを、コンテンツデータベース11から検索する。
検索結果表示手段53は、検索結果を利用者端末に表示する。つまり、検索結果表示手段53は、コンテンツ検索手段60がタグ検索した検索結果を、利用者端末装置に表示する。
なお、上記実施例におけるコンテンツは、インターネット上のWebページ、画像、音声、動画のディジタルコンテンツ、商品、サービス等、タグを付与することができる現実空間のオブジェクトをも含むものである。
また、上記実施例において、タグは、コンテンツを分類するためのラベルとして利用するキーワードの集合であり、通常、コンテンツに対して人手で付与するが、上記特許文献1、または、上記非特許文献1に記載されているオートタギング技術を利用して自動的に付与するようにしてもよい。
次に、各手段の詳細な動作について説明する。
図2は、実施例1において、コンテンツを登録する処理を示すフローチャートである。
図2に示すコンテンツを登録する処理は、一度起動されると、システムを運用するオペレータによって明示的に停止されるまで、常時繰り返し実行する。
図3は、コンテンツデータベース11に登録されているコンテンツの例を示す図である。
S1で、利用者が、コンテンツ登録手段10を介してコンテンツデータベース11に、図3に示すように、コンテンツを明示的に登録する。また、コンテンツ登録手段10は、一般的な検索エンジンであり、従来から用いられているクローラによって、インターネット上のリソースを自動的に収集し、登録するものであってもよい。ただし、いずれの方法においても、登録するコンテンツは、タグ付コンテンツである。
タグが付与されたコンテンツは、たとえば、del.icio.us等のソーシャルブックマークサービスのように、利用者がWebページをブックマーク登録する際に、タグを付与したブックマーク情報がある。また、ブログ記事では、RSSの<dc:subject>フィールドにおいて、キーワードを指定するので、このようなRSSが与えられているプログ記事は、タグが付与されているコンテンツの例である。
コンテンツデータベース11は、図3に示すように、コンテンツID、タグ、コンテンツ等を、コンテンツ単位に関連付けしたデータとして保持している。ここで、コンテンツIDは、コンテンツ毎に、ユニークに与えられる識別子である。タグは、文書作成者によって設定された本文の内容を端的に表している語句である。コンテンツは、コンテンツそのものである。また、図3に示すように、URLや登録日時、タイトル等の付加的な情報を加えてデータを保持するようにしてもよい。
また、このように、利用者がタグを明示的に付与する代わりに、コンテンツ中のテキストに含まれている人物名、組織名、場所名の固有表現等を抽出し、これらの中から特徴的に出現するものを、タグとして自動的に抽出する方法(特許文献1参照)や、タグが明示的に与えられているテキスト集合を学習データとして、タグが付与されていないテキストに、テキストの類似度に応じて、タグを自動的に付与する方法(非特許文献1参照)等によって、自動的にタグを付与してもよい。
図4は、タグ統計情報12の例を示す図である。
また、コンテンツ登録手段10は、タグ付コンテンツからタグ統計情報12を抽出し、図4に示すようなタグ統計情報12のテーブルを作成する。ただし、必ずしもコンテンツ登録手段10に登録するコンテンツデータベース11から、タグ統計情報12を取得する必要はなく、別の情報源から、タグ統計情報12を取得するようにしてもよい。たとえば、コンテンツデータベース11に登録するコンテンツが、写真や動画等のようにテキスト情報を含まないコンテンツである場合、後で述べるタグ間類似度の算出に必要なタグの特徴ベクトルを生成することができない。
このような場合、コンテンツデータベース11とは別の情報(ブログ記事等)からタグ統計情報12を取得するようにしてもよい。ただし、以下では、コンテンツデータベース11に格納されているコンテンツとして、ブログ記事を想定し、ブログ記事からタグ統計情報12を取得することを前提に説明する。
タグ統計情報12は、コンテンツデータベース11に格納されているタグの設定情報に基づいて作成される。図4に示すように、タグID、タグ、文書数、タグ特徴ベクトル、類似タグをタグ毎に関連付けを行った形式で、データとして保持している。タグIDは、タグ毎にユニークに与えられている識別子である。文書数は、コンテンツデータベース11中で、そのタグが設定されているコンテンツの数である。
タグ特徴ベクトルは、タグが付与されているコンテンツに特徴的に出現する単語のスコアのベクトルであり、ある実数値の集合によるリスト型のデータである。タグ特徴ベクトルを生成する方法は、単純にタグが付与された文書に多く出現する単語の頻度を用いてもよく、より内容を反映した特徴的なベクトルを得る方法もある。これについては以下で述べる。
類似タグは、上記タグ特徴ベクトルを利用して、タグ間の類似度を、ベクトル間のコサイン類似度を算出することによって計算し、類似度の高いものを、特定の閾値に至るまで降順に並べたものであり、数値が対になっている集合によって記述されているリスト型のデータである。たとえば、C、Cを、タグの特徴ベクトルとすると、類似度Similarityは、以下の式(1)で表現される。
Similarity=C・C/|C||C| … 式(1)
タグの特徴がより表現されたタグ特徴ベクトルを生成する方法としては、そのタグが設定されている文書集合中の語句と、その残差DF値との対を要素とする語句ベクトルを用いる方法がある(「藤村滋,藤村考,片岡良治,奥雅博,Blogのタグ間類似度のスコアリング,日本データベース学会Letterrs,Vol.15, No.4, pp.33-36, 2006」参照)。
上記「残差DF値」は、語句の文書集合中での文書頻度とポアソン分布とによって推定されたその文書集合中での文書頻度の差によって表される。たとえば、検索結果の文書集合の総数を、nとし、文書集合中の語句iの文書頻度を、dfとし、全文書数を、Nとし、全文書中での語句iの大域的頻度を、Fとすると、残差DF値は、以下の式(2)によって求められる。
Figure 0004878591
一例として、「サッカー」というタグが付与されているブログ記事集合中の「Jリーグ」という語句の残差DF値は、収集したブログエントリ数を、400000、「サッカー」というタグが付与されたブログエントリ数を、1000、この記事集合中での「Jリーグ」の文書頻度を、300、収集したブログ記事全体での「Jリーグ」の大域的頻度を700とすると、残差DFは、300−1000(1−exp(−700/400000))=298.25…のようになる。
上記「残差DF値」は、次の仮定に基づいた指標である。同一のタグが付与されている文書集合は、内容的にも、用いられている語句的にも、似ている可能性が高いので、文書の内容を代表する特徴語の文書頻度が大きい。一方で、文意に関係がなく、どの文書にも現れる一般的な語句の文書中での出現回数の確率分布は、ポアソン分布によって、よく近似されることが知られている。したがって、両者(実際の文書頻度と、ポアソン分布によって近似される頻度)の差分を取ることによって、一般語の影響を打ち消し、特徴語の値をより際立たせることができる。
次に、タグマップ41を生成する処理について説明する。
図5は、タグマップ41を生成する処理を示すフローチャートである。
図5に示すタグマップ41を生成する処理は、毎日1回または週1回等の頻度で、一定間隔で繰り返し実行する。
S11で、タグ間類似度算出手段20がタグ毎の類似タグリストを作成し、S12で、タグ座標算出手段30は、互いに類似度の高いタグ同士が、二次元平面上に近く(所定以下の距離)になるような各タグの座標(x,y)を算出する。この場合、タグをノードとし、各タグiから類似タグjへのリンクをエッジとするネットワークとみなしたときに、これは、一般的なネットワークとなるので、従来、提案されているネットワークの可視化技術を利用することができる。
互いに類似度の高いタグ同士が、二次元平面上に近くになるような各タグの座標(x,y)を算出する場合、「特開2004−318739号公報」、「Kamada,T. and Kawai,S., An algorithm for drawing general undirected graphs, Information Processing Letters, Vol.12, No.31, pp.7-15, 1989」で記載されているアルゴリズムを利用するようにしてもよい。
ただし、各タグiと類似する全てのタグjを使用し、これらのアルゴリズムを利用すると、リンクの数が多すぎ、計算時間が膨大になる場合がある。この場合、類似するタグjを選択する閾値を高めること等によって、リンクを減らし、計算するようにしてもよい。たとえば、タグiとの間で閾値q以上の類似度を有するタグの集合を、N(i)とすると、類似度が高いリンクから降順で並べ、次の式(3)のように、k(i)本のリンクのみを考慮するようにしてもよい。
(i)=αlog(1+|N(i)|)+1 … 式(3)
これによって、強いリンクが多数存在する場合でも、類似タグ数を、ある程度に、絞ることができる。また、強いリンクが少ない場合でも、最低1つ、どれかに隣接させることができる。この結果、多数の弱いリンクによって、中途半端な位置に配置されることを防ぐことができる。
また、ネットワーク可視化アルゴリズムが、リンクの重みを考慮できない場合、即ちリンクの重みが、1か0しか許されない場合、上記閾値よりも大きい類似度を有するリンクを、1(リンクあり)とし、それ以外(上記閾値以下の類似度を有するリンク)を、0(リンクなし)とするリンク情報を、アルゴリズムに与えることによって、タグ座標を算出することができる。
タグ座標算出手段30は、上記(x,y)座標に加えて、高度座標であるz座標を計算する。なお、S13で、タグマップ生成手段40が、2次元のタグマップ41に、濃淡を付け、または着色することによって、タグ間の関係を分かり易く表示するために、z座標が必要である。ただ、この着色は、必須ではなく、着色しない場合、z座標を算出する必要はない。
z座標を算出する場合、単純にタグが付与されているコンテンツの数の対数値を、[0,1]の間に正規化し、利用するようにしてもよい。多くの人が付与するタグは、一般的なタグであるので、一般的なタグが標高の高い目立つ位置にあれば、タグマップ41の話題構造を理解し易い。
また、コンテンツに複数のタグがオートタギングされた場合、たとえば、「阪神」の話題の記事には、「野球」、「スポーツ」等、上位概念のタグを同時に付与することが想定される。この結果として、概念的に上位のタグの頻度が高くなり、スポーツ>野球>阪神のような関係で、z座標が求められる。
また、「スポーツ」等の上位の概念のタグは、類似するタグの件数が多いので、x−y平面上でも、中心に配置される可能性が高い。
図6は、タグマップ41の表示例を示す図である。
この結果として、図6に示すように、タグの高低と位置関係とから、各タグの概念的な関係を容易に把握することができる。
z座標の別の算出方法としては、ネットワークの中心性スコアを算出する方法がある。たとえば、上記式(3)で抽出されたリンクを、iからjへの有向グラフとみなし、そのリンクから「S.Brin and L.Page, The Anatomy of a Large-scale Hypertextual Web Search Engine, In Proceedings of 7th International World Wide Web Conference, 1998.」に記載されているPageRank(登録商標)式(4)を利用して算出するようにしてもよい。
Figure 0004878591
ここで、dは、ランダムジャンプの確率であり、[0,1]の間の実数、たとえば0.15を用いる。IN(i)は、タグiへのリンクを持つタグの集合である。Out(j)は。タグjから出ているリンクの重みの和である。この方法は、多くのタグに類似するタグが、多くの被リンクを持つが、多くの類似するタグを持つことは、より一般的な槻念を表す可能性が高い。したがって、タグの頻度と同様に、スポーツ>野球>阪神のような関係でz座標が求められる。
z座標のさらに別の算出方法として、単純に各タグの類似度リンクの総和を利用する方法や、タグが(x,y)座標に配置されている空間において、各タグが持つ類似度リンクの長さの総和を、z座標の計算に利用する方法も考えられる。
各タグの類似度のリンクの長さの総和を、z座標とする方法では、リンクの長さの総和が大きければ、類似したタグがx−y平面上に幅広く分散していることを意味する。したがって、多くの概念に関係する概念的に広いタグであることを意味する。これによって、タグの頻度やPageRank(登録商標)を用いたときと同等の効果を得ることができる。
タグマップ生成手段40は、既に述べた座標軸算出によって取得した各タグの(x,y,z)座標の集合から、S13で、三次元立体モデルを生成し、斜めから光源を当てることによって、立体感のあるタグマップ41を作成する。
タグマップ生成手段40は、以下の手順によって、画像を生成する。
(1)タグ座標算出手段30が生成した(x,y,z)座標の集合から、等間隔のグリッドデータを生成する。
(2)グリッドデータから三次元モデルを生成し、斜めから光を当て、陰影を付ける。
(3)標高(高度)に応じて、色分けし、真上からの三次元モデルを撮影し、二次元画像を出力する。
これらの処理は、「Wessel,P., and Smith,W.H.F.., The Generic Mapping Tools, Version 4.2.0, Manual, http://www.soest.hawaii.edu/gmt/, 2007」に記載されているようなツールを利用することによって、容易に実現することができる。このツールには上記(1)〜(3)の処理に対応するコマンドとして、(1)surface、(2)grdgradient、(3)grdimage等を備えている。
次に、ユーザインタフェース部50について説明する。
まず、準備として、タグマップ生成手段40が生成した10000×10000ピクセル程度の巨大な背景画像を、250×250ピクセル程度のタイル上に分割(この場合1600枚に分割)し、サーバ上の記憶装置に保管する。
図7は、タグマップ41を、利用者端末に表示するためのHTML文書を作成するユーザインタフェース部50の処理の流れを示すフローチャートである。
図7に示すユーザインタフェース部50の処理は、一度起動されると、オペレータによって明示的に停止されるまで、常時繰り返し実行する。
ユーザインタフェース部50は、次の5つのステップ(1)〜(5)を繰り返すことによって、スクロール可能な地図を実現する。
(1)[タグマップ41の表示](S21)
タイル上に分割されたタグマップ41のうちで、デフォールト位置、または利用者によって指定された中心座標(以下「マーカ座標」という)を含むタイルを中心とし、近傍の上下左右(斜めも含む)の8つのタイルとともに、計9つのタイル画像を端末に送付する。
具体的には、マーカ座標を中心とする9つのタイルの内側の領域を表示するHTML文書を生成し、端末装置のWebブラウザに送付し、Webブラウザは、そのHTML文書に記載されている9つのタイルの画像を、サーバから取得し、表示する。
なお、「スポーツ」等のタグのテキストを、タグマップ生成手段40が、タグマップ41の画像に予め埋め込むようにしてもよく、また、HTML文書に、タグマップ41を背景画像とし、マーカ座標近傍のタグの名称を、座標とともにサーバから取得するJava(登録商標)Scriptコードを埋め込み、タグのテキストを、タグマップ41の上位レイヤに配置することによって、タグのテキストを表示するようにしてもよい。
(2)[マーカ座標の取得](S22)
ブラウザに送られたHTML文書には、Java(登録商標)Scriptを埋め込むことによって、利用者のドラッグ等の操作イベントを取得し、タグマップ41をドラッグするという直感的な操作によって、タグマップ41をスクロールし、また、マーカ位置を移動できるようにしてもよい。
これは、「Fuchs,t., et.al., script.aculo.us, http://script.aculo.us/」に記載されているJava(登録商標)Scriptライブラリを利用することによって、容易に実現することができる。また、マーカ位置の移動に伴い、マーカの位置を随時サーバに送信し、上下左右の9つのタイルも、サーバから随時取得し、常にマーカの位置を中心とするタグマップ41を表示し、また、マーカの付近にあるタグが付与されている関連コンテンツをリクエストする。
(3)[タグの選択](S23)
サーバ側では、取得したマーカ座標と、タグ座標算出手段30が生成したタグ座標の集合の各要素との間のユークリッド距離を計算することによって、マーカ座標の近傍のタグを、近い順に、K個取得する。Kは、任意の数である。
(4)[コンテンツの検索](S24)
取得したK個のタグをOR条件とするクエリを生成し、コンテンツ検索手段60が、コンテンツデータベース11から、該当するタグが付与されているコンテンツのタイトル、URL、本文のサマリ等の検索結果を表示するに必要な情報を取得する。これらは、上記ステップ(2)の関連コンテンツのリクエストの回答として、端末に送信する。
(5)[検索結果の表示](S25)
図8は、実施例1におけるタグマップ41の表示例を示す図である。
端末側では、サーバから送信された関連コンテンツを、図8に示すように、タグマップ41の周辺、またはタグマップ41上の噴き出しとして表示する。また、実施例によっては、単純にK個のタグのOR条件検索の結果を表示するのではなく、K個のタグのうちで、マーカ座標によって、近いコンテンツが上位に来るように、優先度をつけて表示するようにしてもよい。
なお、上記ステップ(2)(3)のように、タグマップ41を、マウスのドラッグ等の操作によって動かすスクローラブルマップとして実現せずに、ステップ(3)において、単に利用者のクリックによって、タグマップ41上のタグを選択するようにしてもよい。この場合、マーカ座標取得手段は、不要である。
なお、タグマップ表示手段51は、様々な付加的な機能を実現することができる。たとえば、最初に、利用者が関心のあるタグマップ41上の位置を検索するために、図8に示すように、左上に表示されているタグ検索の検索窓を用意し、左中に表示されている多くコンテンツがある人気のタグのランキングを表示し、左下に表示されているように、利用者毎に頻繁に訪れる位置を、ブックマークし、2度目にタグマップ41を表示したときに、ワンクリックでその位置にジャンプできるようにしてもよい。また、利用者の過去の履歴から、デフォールトの位置を表示するようにしてもよい。
また、利用者がブックマークをしたタグには、タグマップ41上にも、たとえば家の形をしたアイコンを配置し、現在利用者が閲覧中のタグマップ41上の位置に人のデザインをしたアイコン(アバター)を配置することによって、タグマップ41上での賑わいの状況を表現することができる。さらに、アバター同士で、チャット等のコミュニケーションを行う機能を実現するようにしてもよい。
上記実施例によれば、タグが付与されたコンテンツを、キーボートからクエリを入力せずに、タグマップ41のスクロールとクリック操作とによって、コンテンツを容易に検索することができる。しかし、このようなタグマップ41を利用したインタフェースは、単にタグ付コンテンツデータベース11から、タグが付与されたコンテンツを検索することに留まらず、外部の検索エンジンに対する検索クエリを生成するためにも利用することができる。
図9は、タグマップ41のマーカ座標の位置に関連するトピック語のリスト(トピックリスト)を、タグマップ41の右側に表示し、トピック語をクリックするだけで、外部の検索エンジンに対する検索を行う画面を示す図である。
図10は、本発明の実施例2であるコンテンツ検索装置200を示すブロック図である。
コンテンツ検索装置200は、コンテンツ検索装置100において、タグ統計情報12の代わりに、タグ統計情報13を有し、また、ユーザインタフェーズ部50の代わりに、ユーザインタフェース部50aを有する。
ユーザインタフェース部50aは、ユーザインタフェース部50において、検索結果表示手段53の代わりに、トピックリスト表示手段54と、外部検索エンジン呼出手段55とを有する。
トピックリスト表示手段54は、トピックリストを表示する。外部検索エンジン呼出手段55は、利用者によって選択されたトピックを、外部検索エンジンに検索クエリとして検索要求を送る。
コンテンツ検索装置200において、既に述べたように、マーカ座標に基づいて、コンテンツデータベース11からタグ検索し、タグ検索の検索結果集合を取得する。そして、トピックリスト抽出表示手段54によって、上記特許文献1に記載されている技術を利用し、タグ検索の検索結果集合の中から、特徴的に多く含まれる固有表現(トピック語)を抽出する。
そして、それらのトピック語を、トピックリストとして表示する。外部検索エンジン呼出手段55は、外部検索エンジンのクエリ付のURLを、トピックリストのハイパーリンクとして埋め込んでおけば、通常のブラウザによって実現できる。
上記実施例によれば、タグクラウドは、タグが付与されているテキスト中に含まれている単語の統計的な頻度に基づいて、タグ同士の概念的な意味の近さがタグ間類似度算出手段20によって算出され、さらに、タグ座標算出手段30によって、類似度が高いタグ同士が、二次元平面上の互いに近い位置に配置されるので、利用者は、関心の高い1つのタグを見つけることができれば、他の関連したタグの存在に容易に気付くことができ、関連のあるコンテンツを容易に見つけることができる。
また、上記実施例によれば、タグクラウドを、上下左右にスクロールできるスクローラブルマップとして表示すれば、画面のサイズに依存せずに、携帯電話や解像度の低いTV等でも、広い面積を持つタグクラウドの一部を表示することができる。
そして、利用者がマウス等の操作によって、タグクラウドをスクロールすれば、タグクラウドの表示位置に連動して、関連したコンテンツを、次々と自動的に表示することができる。
また、上記実施例によれば、コンテンツの検索は、タグマップ41の中心座標から近いタグをOR条件で検索するので、たとえば「野球」と「阪神」等のように、意味的に近いタグを、利用者が明示的に複数個指定して検索する必要がない。しかも、どちらを優先的に表示するかを、座標位置に基づいて、簡単に指定することができる。
さらに、上記実施例によれば、タグ座標算出手段30は、タグの一般性をタグクラウドの高度座標として与え、それをタグマップ生成手段40が、三次元モデルを形成し、斜めから光源を当てることによって、立体感のあるタグマップ41を作成するので、周辺の地形構造から、各タグがどの概念に属しているかを容易に把握することができる。たとえば、あるタグが、スポーツと政治との2つのタグのいずれにも同じ距離に位置する場合であっても、スポーツ、政治のどちらのタグの山の裾野に含まれるかによって、タグ同士の概念的な関連性を瞬時に把握することができる。
さらに、上記実施例によれば、タグマップ41上の座標位置を利用して、コンテンツデータベース11から特徴語を抽出し、利用者に検索語の候補を提示することができる。利用者は、提示された検索語の候補を、マウスクリック等によって、選択するだけで、外部の他の検索エンジンに検索要求を送信することができる。
つまり、上記実施例は、分類のキーワードであるタグが付与されているコンテンツ集合によって構成されているコンテンツデータベースから、タグを検索条件としてコンテンツを検索するコンテンツ検索装置において、上記コンテンツデータベースに、タグ付コンテンツを登録するコンテンツ登録手段と、上記タグの統計情報に基づいて、タグ同士の類似度を測定し、記憶装置に記憶するタグ間類似度算出手段と、上記タグ間類似度に基づいて、互いに類似度の高いタグ同士が、互いに近くに存在するように、タグの二次元平面上の座標であるタグ座標を算出し、記憶装置に記憶するタグ座標算出手段と、上記タグ座標に、それぞれのタグが配置されているタグマップを生成し、記憶装置に記憶するタグマップ生成手段と、上記タグマップを利用者端末に表示するタグマップ表示手段と、上記タグマップ上に表示されているタグの中から、利用者が選択したタグを取得し、記憶装置に記憶するタグ選択手段と、上記タグ選択手段を介して選択されたタグを検索条件として、このタグが付与されているコンテンツを、上記コンテンツデータベースから検索し、記憶装置に記憶するコンテンツ検索手段と、上記コンテンツ検索手段が検索した検索結果を利用者端末に表示する検索結果表示手段とを有するコンテンツ検索装置の例である。
この場合、上記タグ選択手段は、マウス操作によって上記タグマップを上下左右にスクロールするスクローラブルな画像を表示し、上記タグマップの中心の位置を、マーカ座標として取得するマーカ座標取得手段を有する手段であり、上記コンテンツ検索手段は、上記タグマップ上に配置されているタグであって、上記マーカ座標の近傍に存在するタグを、タグマップ座標データから取得し、上記タグを検索条件として、上記タグが付与されているコンテンツを、上記コンテンツデータベースから検索する手段である。
また、上記タグ座標算出手段は、上記タグの統計情報によって算出したタグ属性スコアを、上記タグであるノードの高度座標として算出する高度座標算出手段を有する手段であり、上記タプマップ生成手段は、上記高度座標を利用した三次元立体モデルを作成することによって、立体感のあるタグクラウド画像を生成する三次元モデル生成手段を有する手段である。
さらに、上記タグ属性スコアは、上記タグが付与されているコンテンツの頻度情報に基づいて算出するスコアである。
しかも、上記タグ属性スコアは、上記タグ間類似度算出手段によって算出されたタグ間類似度情報を利用し、各タグiからみて類似度が高いタグを降順に並べ、上位のタグ集合N(i)を選択し、iからj(∈N(i))へのリンクを抽出し、上記タグの間の類似度をリンクとするネットワークの中心性スコアが、上記ノードの高度座標である。
そして、上記タグ属性スコアは、上記タグ間類似度算出手段が算出したタグ間類似度情報を利用し、各タグにおける類似するタグヘの二次元平面上距離の総和に応じて、高度座標を算出したスコアである。
また、上記実施例を、方法の発明として把握することができる。つまり、上記実施例は、分類のキーワードであるタグが付与されているコンテンツ集合によって構成されているコンテンツデータベースから、タグを検索条件としてコンテンツを検索するコンテンツ検索方法において、上記コンテンツデータベースに、タグ付コンテンツを登録するコンテンツ登録工程と、上記タグの統計情報に基づいて、タグ同士の類似度を測定し、記憶装置に記憶するタグ間類似度算出工程と、上記タグ間類似度に基づいて、互いに類似度の高いタグ同士が、互いに近くに存在するように、タグの二次元平面上の座標であるタグ座標を算出し、記憶装置に記憶するタグ座標算出工程と、上記タグ座標に、それぞれのタグが配置されているタグマップを生成し、記憶装置に記憶するタグマップ生成工程と、上記タグマップを利用者端末に表示するタグマップ表示工程と、上記タグマップ上に表示されているタグの中から、利用者が選択したタグを取得し、記憶装置に記憶するタグ選択工程と、上記タグ選択工程を介して選択されたタグを検索条件として、このタグが付与されているコンテンツを、上記コンテンツデータベースから検索し、記憶装置に記憶するコンテンツ検索工程と、上記コンテンツ検索工程が検索した検索結果を利用者端末に表示する検索結果表示工程とを有するコンテンツ検索方法の例である。
さらに、上記実施例を、プログラムの発明として把握することができる。つまり、上記実施例は、上記コンテンツ検索装置をコンピュータに実現させるプログラムの例である。すなわち、上記実施例は、上記コンテンツ検索方法をコンピュータに実現させるプログラムの例である。
しかも、上記実施例を記録媒体の発明として把握することができる。つまり、上記実施例は、上記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体の例である。記録媒体として、CD、DVD、FD、HD、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリなどが考えられる。
本発明の実施例1であるコンテンツ検索装置100の全体構成を示すブロック図である。 実施例1において、コンテンツを登録する処理を示すフローチャートである。 コンテンツデータベース11に登録されているコンテンツの例を示す図である。 タグ統計情報12の例を示す図である。 タグマップ41を生成する処理を示すフローチャートである。 タグマップ41の表示例を示す図である。 タグマップ41を、利用者端末に表示するためのHTML文書を作成するユーザインタフェース部50の処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1におけるタグマップ41の表示例を示す図である。 タグマップ41のマーカ座標の位置に関連するトピック語のリスト(トピックリスト)をタグマップ41の右側に表示し、トピック語をクリックするだけで、外部の検索エンジンに対する検索を行う画面を示す図である。 本発明の実施例2であるコンテンツ検索装置200を示すブロック図である。
符号の説明
100…コンテンツ検索装置、
10…コンテンツ登録手段、
11…コンテンツDB、
12…タグ統計情報、
20…タグ間類似度算出手段、
30…タグ座標算出手段、
40…タグマップ生成手段、
41…タグマップ、
50…ユーザインタフェース部、
51…タグマップ表示手段、
52…タグ選択手段、
53…検索結果表示手段、
200…コンテンツ検索装置、
12…コンテンツDB、
13…タグ統計情報、
50a…ユーザインタフェース部、
54…トピックリスト抽出表示手段、
55…外部検索エンジン呼出手段。

Claims (5)

  1. 分類のキーワードであるタグが付与されているコンテンツ集合によって構成されているコンテンツデータベースから、タグを検索条件としてコンテンツを検索するコンテンツ検索装置において、
    上記コンテンツデータベースに、タグ付コンテンツを登録するコンテンツ登録手段と;
    上記タグの統計情報に基づいて、タグ同士の類似度であるタグ間類似度を測定し、記憶装置に記憶するタグ間類似度算出手段と;
    上記タグ間類似度に基づいて、互いにタグ間類似度の高いタグ同士が、互いに近くに存在するように、タグの二次元平面上の座標であるタグ座標を算出し、記憶装置に記憶するタグ座標算出手段と;
    上記タグ座標に、それぞれのタグが配置されているタグマップを生成し、記憶装置に記憶するタグマップ生成手段と;
    上記タグマップを利用者端末に表示するタグマップ表示手段と;
    上記タグマップ上に表示されているタグの中から、利用者が選択したタグを取得し、記憶装置に記憶するタグ選択手段と;
    上記タグ選択手段を介して選択されたタグを検索条件として、このタグが付与されているコンテンツを、上記コンテンツデータベースから検索し、記憶装置に記憶するコンテンツ検索手段と;
    上記コンテンツ検索手段が検索した検索結果を利用者端末に表示する検索結果表示手段と;
    を有し、
    上記タグ座標算出手段は、上記タグ間類似度算出手段によって算出されたタグ間類似度を利用し、各タグiからみてタグ間類似度が高いタグを降順に並べ、上位のタグ集合N(i)を選択し、iからj(∈N(i))へのリンクを抽出し、上記タグ間類似度をリンクとするネットワークの中心性スコアを、上記タグであるノードの高度座標として算出する高度座標算出手段を有し、
    上記タグマップ生成手段は、上記高度座標を利用した三次元立体モデルを作成することによって、立体感のあるタグクラウド画像を生成する三次元モデル生成手段を有することを特徴とするコンテンツ検索装置。
  2. 請求項1において、
    上記タグ選択手段は、マウス操作によって上記タグマップを上下左右にスクロールするスクローラブルな画像を表示し、上記タグマップの中心の位置を、マーカ座標として取得するマーカ座標取得手段を有する手段であり、
    上記コンテンツ検索手段は、上記取得したマーカ座標と上記タグ座標算出手段が算出したタグ座標との間の距離を計算することによって、上記タグマップ上に配置されているタグであって、上記マーカ座標の近傍に存在するタグを、タグマップ座標データから取得し、上記タグを検索条件として、上記タグが付与されているコンテンツを、上記コンテンツデータベースから検索する手段であることを特徴とするコンテンツ検索装置。
  3. 分類のキーワードであるタグが付与されているコンテンツ集合によって構成されているコンテンツデータベースから、タグを検索条件としてコンテンツを検索するコンテンツ検索方法において、
    上記コンテンツデータベースに、タグ付コンテンツを登録するコンテンツ登録工程と;
    上記タグの統計情報に基づいて、タグ同士の類似度であるタグ間類似度を測定し、記憶装置に記憶するタグ間類似度算出工程と;
    上記タグ間類似度に基づいて、互いにタグ間類似度の高いタグ同士が、互いに近くに存在するように、タグの二次元平面上の座標であるタグ座標を算出し、記憶装置に記憶するタグ座標算出工程と;
    上記タグ座標に、それぞれのタグが配置されているタグマップを生成し、記憶装置に記憶するタグマップ生成工程と;
    上記タグマップを利用者端末に表示するタグマップ表示工程と;
    上記タグマップ上に表示されているタグの中から、利用者が選択したタグを取得し、記憶装置に記憶するタグ選択工程と;
    上記タグ選択工程を介して選択されたタグを検索条件として、このタグが付与されているコンテンツを、上記コンテンツデータベースから検索し、記憶装置に記憶するコンテンツ検索工程と;
    上記コンテンツ検索工程で検索された検索結果を利用者端末に表示する検索結果表示工程と;
    を有し、
    上記タグ座標算出工程は、上記タグ間類似度算出工程で算出されたタグ間類似度を利用し、各タグiからみてタグ間類似度が高いタグを降順に並べ、上位のタグ集合N(i)を選択し、iからj(∈N(i))へのリンクを抽出し、上記タグ間類似度をリンクとするネットワークの中心性スコアを、上記タグであるノードの高度座標として算出する高度座標算出工程を有し、
    上記タグマップ生成工程は、上記高度座標を利用した三次元立体モデルを作成することによって、立体感のあるタグクラウド画像を生成する三次元モデル生成工程を有することを特徴とするコンテンツ検索方法
  4. 請求項1または請求項2に記載のコンテンツ検索装置をコンピュータに実現させるプログラム
  5. 請求項4に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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