JP4876094B2 - スライムコントロール方法及び装置 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば抄紙機における白水循環水や、パルプスラリー等の、還元性物質を含む水系に対して抗菌効果を有するスライムコントロール剤を添加してスライムコントロールをする方法及びその装置に関する。
抄紙機における白水中では、セルロースや各種の添加物を栄養源として細菌類や真菌類等が繁殖してスライムが発生し、これが、製品品質の低下、生産効率の低下等を生じるので、例えば、2、2−ジブロモ−3−ニトリロプロピオンアミド等のスライムコントロール剤を添加するようにしている。ところが、抄紙機における白水循環系では、古紙を原料として、再生紙を製造することが多く、この場合、脱墨古紙パルプを製造する際に、このパルプは漂白工程で漂白される。この漂白工程は、塩素、二酸化塩素、過酸化水素、酸素、オゾン、過酢酸などの酸化剤による漂白やハイドロタルサルファイト、ソジウムポロハイドライド、二酸化チオ尿素、亜硫酸ナトリウム、重亜硫酸ナトリウムなどの還元剤による漂白、または酸化剤−還元剤を併用した漂白が行われている。このとき用いられる還元剤などは通常、次工程の洗浄工程で洗い落とされるが、洗浄が不十分であると還元剤由来の還元性物質が形成される。このように還元性物質が含有された脱墨古紙パルプが抄紙工程で使用されるため、抄紙系内に還元性物質が混入し易く、これをスライムコントロール剤の添加によって処理しようとすると、高価なスライムコントロール剤の消費量が大幅に増大してしまうという問題点がある。
これに対して、特許文献1記載の発明では、還元性物質を含有する工業用水系に、次亜塩素酸塩を残留塩素濃度が検出されない量を添加し、同時に又はしかる後、有機系抗菌剤を添加することが提案されている。
又、特許文献2には、水系の30℃における酸化還元電位が特定の基準値を維持するように、次亜塩素酸及び/又は次亜臭素酸を生じる化合物を有効成分として含むスライムコントロール剤を連続的に添加する方法が開示されている。
特許文献1記載の発明では、還元性物質の定量をパラローズアニリンを用いる比色法で行なっていて、時間がかかると共に、水系の乱流条件が必要であるという問題点を伴う。
又、スライムコントロール剤の添加は、次亜塩素酸塩と同時に行なうか、次亜塩素酸塩の添加終了後に行なうかであり、前者の場合は、スライムコントロール剤が還元性物質の中和に用いられてしまうので、添加量が増大し、又後者の場合でも、スライムコントロール剤の添加時には、スライムコントロール剤が、還元性物質に消費されるため、やはりスライムコントロール剤の消費量が多大となってしまうという問題点がある。
特開2003−164882号公報 特開2000−256993号公報
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、リアルタイムで還元性物質の定量を行ないつつ、スライムコントロール剤の添加量が最小となるように次亜塩素酸塩の添加をするようにしたスライムコントロール方法及び装置を提供することを課題とする。
即ち、以下の各実施例により上記課題を解決することができる。
(1)還元性物質を含む水系に、次亜塩素酸塩を添加し、同時又は遅れてスライムコントロール剤を添加するスライムコントロール方法であって、前記水系に次亜塩素酸塩を一定量添加して、一定時間後に該水系の酸化還元電位を測定する過程と、次に次亜塩素酸塩の添加量を増加して、一定時間後に水系の酸化還元電位を測定する過程とを、酸化還元電位が、残留塩素濃度が検出されないようになった時の所定値を越えるまで、次亜塩素酸塩の添加量を段階的に増大しつつ繰返し、前記測定された酸化還元電位が所定値を越えたとき、次亜塩素酸塩の添加量をその段階の添加量未満、且つ、直前の段階の添加量以上の添加量に減らして、添加を継続する過程と、前記酸化還元電位が所定値を越えた時以後に、前記スライムコントロール剤の、水系への添加を開始する過程と、を有してなるスライムコントロール方法。
(2)前記次亜塩素酸塩の添加量を、処理しようとする水系に新たに流入する還元物質を含む水の水量に対し、各段階毎に、次亜塩素酸塩の有効塩素濃度として2〜10ppmを起点に、等間隔又は指数関数的に増加させることを特徴とする(1)に記載のスライムコントロール方法。
(3)前記測定された酸化還元電位が所定値を越えた後に減らす次亜塩素酸塩の量を、所定値を越えたときの添加量とその直前の段階の添加量との差の半分としたことを特徴とする(1)又は(2)に記載のスライムコントロール方法。
(4)前記スライムコントロール剤を添加してから一定時間後に、水系の酸化還元電位を測定して、前記所定値よりも、200〜450mV上昇したときスライムコントロール剤の添加を停止する過程を有することを特徴とする(1)、(2)又は(3)に記載のスライムコントロール方法。
(5)前記水系は、抄紙機における白水循環系であり、この白水循環系は、ワイヤーパート下側のドレンパンと、白水サイロと、白水サイロの吐出側から前記ワイヤーパートの入側のインレットに至る主流路と、この主流路の前記白水サイロ近傍位置に設けられた循環ポンプとを少なくとも含んで構成され、前記主流路における循環ポンプの下流側には、種剤を供給する種箱から種剤供給管が接続される種剤合流点が設けられ、前記次亜塩素酸塩を前記主流路における前記種剤合流点と前記循環ポンプとの間の位置で、水系に添加し、前記酸化還元電位を、前記主流路における前記インレットの直前位置で測定することを特徴とする(1)乃至(4)のいずれかに記載のスライムコントロール方法。
(6)前記水系は、抄紙機における白水循環系であり、この白水循環系は、ワイヤーパート下側のドレンパンと、白水サイロと、白水サイロの吐出側から前記ワイヤーパートの入側のインレットに至る主流路と、この主流路の前記白水サイロ近傍位置に設けられた循環ポンプ及び前記インレットの上流側に設けられた第2の循環ポンプとを少なくとも含んで構成され、前記主流路における循環ポンプの下流側には、種剤を供給する種箱から種剤供給管が接続される種剤合流点が設けられ、前記次亜塩素酸塩を前記主流路における前記種剤合流点と前記循環ポンプとの間の位置で、水系に添加し、前記酸化還元電位を、前記主流路における前記循環ポンプと第2の循環ポンプとの間の位置で測定することを特徴とする(1)乃至(4)のいずれかに記載のスライムコントロール方法。
(7)前記次亜塩素酸塩の添加から酸化還元電位測定までの時間を、前記水系における、次亜塩素酸塩の添加位置から酸化還元電位測定位置までの流下時間と等しくしたことを特徴とする(1)乃至(6)のいずれかに記載のスライムコントロール方法。
(8)還元性物質を含む水系に次亜塩素酸塩を添加し、同時又は遅れてスライムコントロール剤を添加するスライムコントロール装置であって、前記水系の主流路に次亜塩素酸塩を添加する次亜塩素酸塩添加装置と、前記主流路にスライムコントロール剤を添加するスライムコントロール剤添加装置と、前記主流路における水系の酸化還元電位を測定する酸化還元電位測定装置と、この酸化還元電位測定装置の測定値の信号に基づき、前記次亜塩素酸塩添加装置及びスライムコントロール剤添加装置を制御する制御装置と、を有してなり、前記制御装置は、前記次亜塩素酸塩添加装置が一定時間毎に、添加量を段階的に増加して、次亜塩素酸塩を前記水系に添加し、前記測定値が、残留塩素濃度が検出されないようになった時の所定値を越えた段階となったとき、その段階の添加量未満、且つ、直前の段階の添加量以上の添加量に減らす制御をするようにされ、且つ、前記測定値が所定値を越えた後に、前記スライムコントロール剤添加装置が、水系へのスライムコントロール剤の添加を開始させる制御をするようにされたことを特徴とするスライムコントロール装置。
(9)前記水系は、抄紙機における白水循環系であり、この白水循環系はワイヤーパート下側のドレンパン、白水サイロ、白水サイロの吐出側から前記ワイヤーパートの入側のインレットに至る主流路、この主流路の前記白水サイロ近傍位置に設けられた循環ポンプを含んで構成され、前記主流路における循環ポンプの下流側には、種剤を供給する種箱から種剤供給管が接続される種剤合流点を有し、前記次亜塩素酸塩添加装置は、前記主流路における前記種剤合流点と前記循環ポンプとの間の位置で、次亜塩素酸塩を水系に添加するように配置され、前記酸化還元電位測定装置は、前記主流路における前記インレットの直前位置で酸化還元電位を測定するように配置されたことを特徴とする(8)に記載のスライムコントロール装置。
(10)前記抄紙機における前記白水サイロからの余剰水を受け止めて、原料回収系に吐出する調成ピットに、次亜塩素酸塩を添加する回収系次亜塩素酸塩添加装置及びスライムコントロール剤を添加する回収系スライムコントロール剤添加装置を設けると共に、前記調成ピットからの余剰白水の酸化還元電位を測定する回収系酸化還元電位測定装置を設けてなり、前記制御装置は、前記回収系次亜塩素酸塩添加装置が一定時間毎に添加量を段階的に増加して、次亜塩素酸塩を前記調成ピットに添加し、前記測定値が所定値を越えた段階となったとき、その段階の添加量未満、且つ、直前の段階の添加量以上の添加量に減らす制御をするにようにされ、且つ、前記測定値が所定値を越えた時以後に、前記回収系スライムコントロール剤添加装置が、調成ピットへのスライムコントロール剤の添加を開始させる制御をするようにされたことを特徴とする(9)に記載のスライムコントロール装置。
本発明は、スライムコントロール剤の水系への添加に先立ち、次亜塩素酸塩を、添加量を段階的に増加しつつ、その都度、酸化還元電位を測定し、残留塩素濃度が検出されないようになった時の所定値になったとき、次亜塩素酸塩の添加量を1段階前まで減少させて、引き続き添加しつつ、スライムコントロール剤を添加するので、次亜塩素酸塩添加のオーバーシュートが無く、水系を安定した状態とし、且つ、その後の還元性物質の影響を次亜塩素酸塩によって減殺しつつ、スライムコントロール剤を添加するので、スライムコントロール剤の添加量を最小にすることができる。
以下本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する。
この実施例は、本発明に係るスライムコントロール装置10を、抄紙機30の水系に用いたものである。
スライムコントロール装置10は、抄紙機30の主流路32Aに次亜塩素酸塩を添加する次亜塩素酸塩添加装置12と、スライムコントロール剤を添加するスライムコントロール剤添加装置14と、水系における酸化還元電位を測定する ための酸化還元電位測定装置16と、この酸化還元電位測定装置16により測定された酸化還元電位の信号に基づいて、次亜塩素酸塩添加装置12及びスライムコントロール剤添加装置14とを制御する制御装置18とから構成されている。図1においては、次亜塩素酸塩添加装置12とスライムコントロール剤添加装置14をまとめて、薬剤添加装置20として示している。
抄紙機30は、ワイヤを用いて抄紙するワイヤーパート34に対して、主流路32Bから原料と希釈水の混合された白水を供給し、抄紙後の白水をドレンパン36により受け止めて、白水サイロ38に貯留した後、主流路32Aを経て、循環ポンプ40により再度主流路32Bに送り込んで、種箱42から供給される白水と共に、ワイヤーパート34に向けて白水として循環されるように構成されている。
図1の符号46は、ワイヤーパート34で漉かれた紙をロールによって押圧して紙に含まれる水分を搾り出すためのプレスパート、48は種箱42よりも下流側の主流路32Bの途中に設けられ、白水を真空脱気するためのデキュレーター、50はデキュレーター48を通った白水を圧送するための第2の循環ポンプ、52は白水を濾過するためのスクリーン、54は白水を整流してワイヤーパート34に供給するためのインレットをそれぞれ示す。
又、プレスパート46において搾り出された白水を回収するドレンパン56からの白水を集めるためのクーチピット58が設けられ、このクーチピット58からの白水は、白水サイロ38に戻され、白水サイロ38における余剰水は、調整シールピット60を通って、原料回収系62に流下するようにされている。
又、抄紙機30における水系には、主流路32Aに、種箱42からの白水を供給する種剤供給管42Aが接続される種剤合流点43が設けられている。
この実施例に係るスライムコントロール装置10の一部を構成する酸化還元電位測定装置16は、インレット54の直前位置において、白水の酸化還元電位を測定するように設けられている。
この酸化還元電位測定装置16により測定された酸化還元電位の信号は、制御装置18に出力するようにされている。
次亜塩素酸塩添加装置12及びスライムコントロール剤添加装置14からの次亜塩素酸塩及びスライムコントロール剤は、酸化剤供給管15を経て、前記種剤合流点43とほぼ同一位置で主流路32Bに供給されるようになっている。
制御装置18は、一定の時間間隔毎に添加量を段階的に増大するように、次亜塩素酸塩添加装置12を制御するようにされている。このときの、次亜塩素酸塩の添加量を、処理しようとする水系に新たに流入する還元物質を含む水の水量に対し、各段階毎に、次亜塩素酸塩の有効塩素濃度として2〜10ppmを起点に、等間隔又は指数関数的に増加するようにされている。
詳細には、制御装置18は、次亜塩素酸塩添加装置12を、主流路32Bに、次亜塩素酸塩を一定量添加して、一定時間後に、酸化還元電位測定装置16から、測定された酸化還元電位の信号を受け取り、これが所定値を越えていない場合は、次亜塩素酸塩の添加量を増加して、更に一定時間後に、酸化還元電位測定装置16によって測定された酸化還元電位の信号を読み取る過程を、酸化還元電位が所定値を越えるまで繰返し、且つ次亜塩素酸塩の添加量を段階的に増大するようにされている。
ここで、酸化還元電位の所定値とは、残留塩素濃度が検出されないようになった時の酸化還元電位を言う。これは、過剰の次亜塩素酸塩添加量となって、残留塩素濃度が上昇すると、原材料を酸化して製品の品質を低下させ、及び/又は装置、配管等の金属材料を腐食させる恐れがあるからである。
又、制御装置18は、測定された酸化還元電位が、前記所定値を越えたとき、次亜塩素酸塩添加装置12を制御して、その段階の添加量未満、且つ、直前の段階における添加量以上に、次亜塩素酸塩添加量を低減するようにされている。制御を単純にするためには直前の段階の添加量とする。
又、制御装置18は、酸化還元電位測定装置16により測定された酸化還元電位が、前記所定値を越えたとき、スライムコントロール剤添加装置14が、スライムコントロール剤の添加を開始させるようにされている。
ここで、前記次亜塩素酸塩は、次亜塩素ナトリウム、次亜塩素酸カリウム、次亜塩素酸カルシウムのうち少なくとも1種類を用いる。
スライムコントロール剤は、水系内の細菌等の有害微生物の増殖を防止及び/又は死滅させる機能を有する有害微生物撲滅剤で、かつ、該水系内に添加したとき、酸化還元電位を上昇させる化合物である必要がある。このような化合物としては、例えば、2,2−ジブロモ−3−ニトリロプロピオンアミド、2,2−ジクロロ−3−ニトリロプロピオンアミド、5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン、ビスブロモアセトキシブテン、ビスブロモアセトキシエタン、2,2−ジブロモ−2−ニトロエタノール、2,2−ジクロロ−2−ニトロエタノール等のハロゲン化ニトロアルコール類、ジクロロジメチルヒダントイン、ジブロモジメチルヒダントイン、ブロモ−クロロ−ジメチルヒダントイン等のハロゲン化ジメチルヒダントイン、ジメチルヒダントイン等の有機系有害微生物撲滅剤、次亜臭素酸、次亜臭素酸ナトリウム、次亜臭素酸カリウム、次亜臭素酸カルシウム、ブロラミン類、クロラミン類、過硫酸、過酢酸、過酸化水素等の無機系有害微生物撲滅剤、並びにこれら有機系有害微生物撲滅剤及び無機系有害微生物撲滅剤と臭化アンモニウム、臭化カリウム、臭化ナトリウム、臭化カルシウム等との反応物などが挙げられる。
これらはそれぞれ単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。又、精度の高い添加制御を行える点で、本発明で用いるスライムコントロール剤としては、2,2−ジブロモ−3−ニトリロプロピオンアミド及びハロゲン化ジメチルヒダントイン等の有機系有害微生物撲滅剤、並びに次亜ハロゲン酸塩と臭化物塩との反応物等からなる無機系有害微生物撲滅剤が好ましい。
更に、制御装置18は、スライムコントロール剤添加開始後に、酸化還元電位測定装置16からの酸化還元電位の信号が、スライムコントロール剤添加開始後に200〜450mV上昇したとき、スライムコントロール剤の添加を停止するようにされている。
又、調成ピット60に対して、次亜塩素酸塩を添加する回収系次亜塩素酸塩添加装置64と、スライムコントロール剤を添加する回収系スライムコントロール剤添加装置66とが設けられている。更に、調成ピット60から原料回収系62に送られる余剰白水の酸化還元電位を測定する回収系酸化還元電位測定装置68が設けられている。
前記制御装置18は、回収系次亜塩素酸塩添加装置64及び回収系スライムコントロール剤添加装置66を制御するようにされている。詳細には、制御装置18は、回収系次亜塩素酸塩添加装置64が一定時間毎に添加量を段階的に増加して、次亜塩素酸塩を調成ピット60に添加し、回収系酸化還元電位測定装置68による測定値が所定値を越えた段階となった時、次亜塩素酸塩をその直前の段階の添加量に減らす制御をするようにされている。
又、回収系スライムコントロール剤添加装置66に対しては、前記測定値が所定値を越えたとき以後に、回収系スライムコントロール剤添加装置66が、調成ピット60へのスライムコントロール剤の添加を開始させる制御をするようにされている。
即ち、制御装置18は、次亜塩素酸塩添加装置12及びスライムコントロール剤添加装置14における場合と同様に、回収系次亜塩素酸塩添加装置64及び回収系スライムコントロール剤添加装置66を制御するようにされている。
又、回収系スライムコントロール剤添加装置66によるスライムコントロール剤の添加は、回収系酸化還元電位測定装置68による測定酸化還元電位が、スライムコントロール剤添加開始から200〜450mV上昇した時に添加を中止するようにされている。
次に、上記抄紙機30において、その水系のスライムコントロールを実施する過程について、図2を参照して説明する。
なお、この過程は、調成ピット60から原料回収系62に送る余剰白水のためのスライムコントロールの説明を兼ねるものとする。
まず、ステップ101において、制御装置18により次亜塩素酸塩添加装置12が駆動され、ここから、抄紙機30の主流路32Bの種剤合流点43に対して、一定量の次亜塩素酸塩が添加される。
次にステップ102において、ORP(酸化還元電位)が、所定値を越えたか否かを判定する。判定結果が否であればステップ103に進む。
ステップ103では、ステップ101における添加量よりも一定量増大して、次亜塩素酸塩を主流路32Bに添加する。ステップ102に戻り、ここで、再び、ORPが所定値を越えるまでは、ステップ103→ステップ102の過程を繰返す。
ステップ102において、ORPが所定値を越えた場合は、ステップ104に進む。ステップ104では、次亜塩素酸塩の添加量を、前段階に戻す。次のステップ105では、制御装置18により、スライムコントロール剤添加装置14が駆動され、種剤合流点43から、主流路32Bに対して、スライムコントロール剤の添加が開始される。
次のステップ106では、スライムコントロール剤の添加開始から、ORPが200〜450mV上昇したか否かを判定する。判定結果が否であれば、ステップ105からステップ106の過程を繰返す。判定結果が正であれば、次のステップ107に進み、次亜塩素酸塩及びスライムコントロール剤の添加を停止し、スライムコントロール過程を終了する。
上記のように、スライムコントロール剤の添加によって、酸化還元電位が200〜450mV上昇した時、スライムコントロール剤の添加を停止しているが、これは、酸化還元電位の上昇が200mV未満の場合は、白水に含まれる還元性物質の量の僅かな変動によって、白水の抗菌性能が低下し易く、又、450mVを越えた場合は、原材料の酸化等の品質低下が生じ易くなるからである。
この実施例では、次亜塩素酸塩を、白水が酸化状態となる直前の添加量を継続しつつ、ここに、次亜塩素酸塩添加に加えて、スライムコントロール剤を添加するようにしているので、スライムコントロール剤の添加量を最小にして、スライムコントロールをすることができる。
又、この実施例では、種箱42からの白水の、主流路32Bに対する種剤合流点43近傍に次亜塩素酸塩及びスライムコントロール剤を添加して、その白水の酸化還元電位を、インレット部分で測定しているので、最適の添加・測定サイクルで、白水のスライムコントロールをすることができる。この添加・測定サイクルの時間が長すぎると、次亜塩素酸塩の段階的添加量増加における1段当りの増加量が大きくなってしまい、酸化還元電位が所定値を大きく越えてしまうことが発生し得る。又、添加・測定サイクルの時間が短すぎると、正確な測定ができないので、添加直後の測定値の信頼性が低くなり、結局添加から最初の正確な測定値を得るまでに時間が長くなってしまう。
従って、次亜塩素酸塩添加位置と酸化還元電位測定位置はなるべく接近している方が良い。但し、白水に、次亜塩素酸塩が均一に混合されるまでの距離が必要であり、実施例ではこの距離が最小となる。添加・測定サイクルの時間が長くてもよい場合、酸化還元電位測定装置の設置位置は循環ポンプ40と第2の循環ポンプ50の間でもよい。
抄紙機における主流路に有機系スライムコントロール剤(2,2−ジブロモ−3−ニトロリロプロピオアミドとビスブロモアセトキシブテンとを質量比で30:10で含有)を用い、酸化還元電位測定装置(株式会社堀場製作所製、型番:F−16型)で、インレット直前位置で、白水の酸化還元電位を連続的に測定した。
比較試験として、前記と同一の、還元性物質を含む白水に対して、前記と同様の有機系スライムコントロール剤のみを添加して、前記と同様に酸化還元電位を測定した。
その結果、次亜塩素酸ナトリウムを先に添加して、酸化還元電位が所定値を越えた時に、スライムコントロール剤を同時に添加するようにした場合は、酸化還元電位がここから200〜450mV上昇するまでの、スライムコントロール剤の使用量は、酸化還元電位が同様の値となるまで、スライムコントロール剤のみを添加した場合と比較して、大幅に低減することができた。
又、スライムコントロール剤添加開始から、酸化還元電位が所定値に上昇するまでの時間は、比較例に対して、本実施例の場合は大幅に短縮化することができた。
なお、上記実施例において、スライムコントロール方法及び装置は抄紙機に適用したものであるが、本発明はこれに限定されるものでなく、還元性物質を含む水系、例えば、ラテックス、カラー、澱粉スラリー、パルプスラリー、サイズ系等にも適用されるものである。
更に、次亜塩素酸塩及びスライムコントロール剤の添加位置と、酸化還元電位測定装置による測定位置は、実施例に限定されるものでなく、白水系あるいは水系の他の個所であっても良い。
又、上記実施例は、回収系に次亜塩素酸ナトリウム及びスライムコントロール剤を添加し、且つ回収系の白水の酸化還元電位を測定するようにしているが、本発明はこのような回収系のスライムコントロールを行なわない場合も含むものである。
更に、上記実施例において、次亜塩素酸塩の添加によって酸化還元電位が所定値を越えた後に、次亜塩素酸塩の添加量をその前段階に低減させているが、本発明はこれに限定されるものでなく、前段階の添加量と酸化還元電位が所定値になった時の添加量との中間の添加量(この段階の添加量未満、前段階の添加量以上)に低減するようにしても良い。
本発明のスライムコントロール方法を実施するための抄紙機を示すブロック図 同スライムコントロール方法の過程を示すフローチャート
符号の説明
10…スライムコントロール装置
12…次亜塩素酸塩添加装置
14…スライムコントロール剤添加装置
16…酸化還元電位測定装置
18…制御装置
30…抄紙機
32A、32B…主流路
34…ワイヤーパート
36…ドレンパン
38…白水サイロ
40、50…循環ポンプ
42…種箱
43…種剤合流点
54…インレット
58…クーチピット
60…調成ピット
62…原料回収系
64…回収系次亜塩素酸塩添加装置
66…回収系スライムコントロール剤添加装置
68…回収系酸化還元電位測定装置

Claims (10)

  1. 還元性物質を含む水系に、次亜塩素酸塩を添加し、同時又は遅れてスライムコントロール剤を添加するスライムコントロール方法であって、
    前記水系に次亜塩素酸塩を一定量添加して、一定時間後に該水系の酸化還元電位を測定する過程と、次に次亜塩素酸塩の添加量を増加して、一定時間後に水系の酸化還元電位を測定する過程とを、酸化還元電位が、残留塩素濃度が検出されないようになった時の所定値を越えるまで、次亜塩素酸塩の添加量を段階的に増大しつつ繰返し、
    前記測定された酸化還元電位が所定値を越えたとき、次亜塩素酸塩の添加量をその段階の添加量未満、且つ、直前の段階の添加量以上の添加量に減らして、添加を継続する過程と、
    前記酸化還元電位が所定値を越えた時以後に、前記スライムコントロール剤の、水系への添加を開始する過程と、を有してなるスライムコントロール方法。
  2. 請求項1において、
    前記次亜塩素酸塩の添加量を、処理しようとする水系に新たに流入する還元物質を含む水の水量に対し、各段階毎に、次亜塩素酸塩の有効塩素濃度として2〜10ppmを起点に、等間隔又は指数関数的に増加させることを特徴とするスライムコントロール方法。
  3. 請求項1又は2において、
    前記測定された酸化還元電位が所定値を越えた後に減らす次亜塩素酸塩の量を、所定値を越えたときの添加量とその直前の段階の添加量との差の半分としたことを特徴とするスライムコントロール方法。
  4. 請求項1、2又は3において、
    前記スライムコントロール剤を添加してから一定時間後に、水系の酸化還元電位を測定して、前記所定値よりも、200〜450mV上昇したときスライムコントロール剤の添加を停止する過程を有することを特徴とするスライムコントロール方法。
  5. 請求項1乃至4のいずれかにおいて、
    前記水系は、抄紙機における白水循環系であり、この白水循環系は、ワイヤーパート下側のドレンパンと、白水サイロと、白水サイロの吐出側から前記ワイヤーパートの入側のインレットに至る主流路と、この主流路の前記白水サイロ近傍位置に設けられた循環ポンプとを少なくとも含んで構成され、前記主流路における循環ポンプの下流側には、種剤を供給する種箱から種剤供給管が接続される種剤合流点が設けられ、前記次亜塩素酸塩を前記主流路における前記種剤合流点と前記循環ポンプとの間の位置で、水系に添加し、前記酸化還元電位を、前記主流路における前記インレットの直前位置で測定することを特徴とするスライムコントロール方法。
  6. 請求項1乃至4のいずれかにおいて、
    前記水系は、抄紙機における白水循環系であり、この白水循環系は、ワイヤーパート下側のドレンパンと、白水サイロと、白水サイロの吐出側から前記ワイヤーパートの入側のインレットに至る主流路と、この主流路の前記白水サイロ近傍位置に設けられた循環ポンプ及び前記インレットの上流側に設けられた第2の循環ポンプとを少なくとも含んで構成され、前記主流路における循環ポンプの下流側には、種剤を供給する種箱から種剤供給管が接続される種剤合流点が設けられ、前記次亜塩素酸塩を前記主流路における前記種剤合流点と前記循環ポンプとの間の位置で、水系に添加し、前記酸化還元電位を、前記主流路における前記循環ポンプと第2の循環ポンプとの間の位置で測定することを特徴とするスライムコントロール方法。
  7. 請求項1乃至6のいずれかにおいて、
    前記次亜塩素酸塩の添加から酸化還元電位測定までの時間を、前記水系における、次亜塩素酸塩の添加位置から酸化還元電位測定位置までの流下時間と等しくしたことを特徴とするスライムコントロール方法。
  8. 還元性物質を含む水系に次亜塩素酸塩を添加し、同時又は遅れてスライムコントロール剤を添加するスライムコントロール装置であって、
    前記水系の主流路に次亜塩素酸塩を添加する次亜塩素酸塩添加装置と、前記主流路にスライムコントロール剤を添加するスライムコントロール剤添加装置と、前記主流路における水系の酸化還元電位を測定する酸化還元電位測定装置と、この酸化還元電位測定装置の測定値の信号に基づき、前記次亜塩素酸塩添加装置及びスライムコントロール剤添加装置を制御する制御装置と、を有してなり、
    前記制御装置は、前記次亜塩素酸塩添加装置が一定時間毎に、添加量を段階的に増加して、次亜塩素酸塩を前記水系に添加し、前記測定値が、残留塩素濃度が検出されないようになった時の所定値を越えた段階となったとき、その段階の添加量未満、且つ、直前の段階の添加量以上の添加量に減らす制御をするようにされ、且つ、前記測定値が所定値を越えた後に、前記スライムコントロール剤添加装置が、水系へのスライムコントロール剤の添加を開始させる制御をするようにされたことを特徴とするスライムコントロール装置。
  9. 請求項8において、
    前記水系は、抄紙機における白水循環系であり、この白水循環系はワイヤーパート下側のドレンパン、白水サイロ、白水サイロの吐出側から前記ワイヤーパートの入側のインレットに至る主流路、この主流路の前記白水サイロ近傍位置に設けられた循環ポンプを含んで構成され、前記主流路における循環ポンプの下流側には、種剤を供給する種箱から種剤供給管が接続される種剤合流点を有し、
    前記次亜塩素酸塩添加装置は、前記主流路における前記種剤合流点と前記循環ポンプとの間の位置で、次亜塩素酸塩を水系に添加するように配置され、前記酸化還元電位測定装置は、前記主流路における前記インレットの直前位置で酸化還元電位を測定するように配置されたことを特徴とするスライムコントロール装置。
  10. 請求項9において、
    前記抄紙機における前記白水サイロからの余剰水を受け止めて、原料回収系に吐出する調成ピットに、次亜塩素酸塩を添加する回収系次亜塩素酸塩添加装置及びスライムコントロール剤を添加する回収系スライムコントロール剤添加装置を設けると共に、前記調成ピットからの余剰白水の酸化還元電位を測定する回収系酸化還元電位測定装置を設けてなり、
    前記制御装置は、前記回収系次亜塩素酸塩添加装置が一定時間毎に添加量を段階的に増加して、次亜塩素酸塩を前記調成ピットに添加し、前記測定値が所定値を越えた段階となったとき、その段階の添加量未満、且つ、直前の段階の添加量以上の添加量に減らす制御をするにようにされ、且つ、前記測定値が所定値を越えた時以後に、前記回収系スライムコントロール剤添加装置が、調成ピットへのスライムコントロール剤の添加を開始させる制御をするようにされたことを特徴とするスライムコントロール装置。
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