JP4872742B2 - ガス保安装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ガス流量を計測し、異常流量が計測された場合にはガス通路を遮断し、ガス使用上の安全性を確保するガス保安装置に関するものである。
近年、ガスの使用量を計測し、異常時にはガスを遮断するガス保安装置において、ガスの瞬時流量を計測して安全性を向上させるために超音波センサを利用したものが検討されはじめている。
従来のガス保安装置について図3にもとづき説明する。通常、超音波センサ1と断面積の明確な流路2と超音波センサ駆動回路6を備えており、超音波センサ駆動回路6に所定の時間間隔で信号を送り、超音波センサ1で流路2内を流れるガスの速度を求め、ガスの速度と流路2の断面積より瞬時流量を計測している。この瞬時流量を基にガスの積算流量を計算して、ガスの流れるパターンが異常かどうかを判定し、異常と判断した場合は遮断弁駆動回路4に遮断信号を出し、遮断弁3を遮断してガスを止める構成になっている。
また、液化石油ガス供給設備の場合、再液化現象という配管形状や周囲温度の条件によって、一度気化したガスがガス圧調整器の入口で再度液状になり、ガス使用開始時にガス圧調整器の出口まで液の状態で流れてきたガスが急に気化し、ガス配管の下流側のガス圧が変動するという現象があるが、再液化現象によって変動する流量計測値のパターンを基に再液化が発生していることを検知する再液化検知手段9を有し、変動している瞬時流量計測値を平均化処理し、安定した流量値を求めたり、再液化発生状況をガス供給元センター12に通報することによって、ガス供給設備の改善を促すことができるガス保安装置等がある。
特開2001−235145号公報
しかしながら、従来のガス保安装置では、再液化中に、ガスの異常使用と認識してしまい、ガスを遮断させてしまうという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、再液化現象によるガスの誤遮断を未然に防止するガス保安装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明のガス保安装置は、ガスの使用量を計測する超音波センサと計測流路から構成される超音波式計測部と、ガスの使用状態が正常であるかを判定する制御回路と、異常が発生した場合にガスを遮断する遮断弁と、外部のセンターと通信するための通信インターフェースと、ガスの供給圧を調整するガス圧調整器と、前記ガス圧調整器近傍の温度を検出する温度センサと、前記温度センサからの温度情報を
取得する通信手段と、ガス圧が不規則に変動する再液化現象を前記通信手段で取得した温度と瞬時流量の変化から検知する再液化検知手段と、前記再液化検知手段で再液化が発生していると判定している間、前記遮断弁を作動させガスを遮断する保安機能を停止する再液化中保安機能停止手段を備え、前記再液化中保安機能停止手段は、前記温度センサで検出した温度が所定温度以下の場合には、ガス使用開始から所定期間だけ前記保安機能を停止するものである。
これによって、再液化現象が発生した場合でも、ガスを遮断してしまうことはなく、さらなるガスの安定供給が可能となる。
本発明のガス保安装置は、再液化によるガスの誤遮断がなくなり、ガス業者の不要な出動を削減することができる。
第1の発明は、ガスの使用量を計測する超音波センサと計測流路から構成される超音波式計測部と、ガスの使用状態が正常であるかを判定する制御回路と、異常が発生した場合にガスを遮断する遮断弁と、外部のセンターと通信するための通信インターフェースと、ガスの供給圧を調整するガス圧調整器と、前記ガス圧調整器近傍の温度を検出する温度センサと、前記温度センサからの温度情報を取得する通信手段と、ガス圧が不規則に変動する再液化現象を前記通信手段で取得した温度と瞬時流量の変化から検知する再液化検知手段と、前記再液化検知手段で再液化が発生していると判定している間、前記遮断弁を作動させガスを遮断する保安機能を停止する再液化中保安機能停止手段を備え、前記再液化中保安機能停止手段は、前記温度センサで検出した温度が所定温度以下の場合には、ガス使用開始から所定期間だけ前記保安機能を停止することにより、再液化現象が発生する可能性が高いガス圧調整器近傍の温度を検出し、その温度情報を通信手段により制御回路に送信することで、外気温度と瞬時流量の変化で再液化現象の発生有無を判断するようにしているため、確実性の高い再液化現象の発生を判断することができ、再液化による誤遮断をなくすことができる。
第2の発明は第1の発明のガス保安装置に、下流側に設置されたガス機器との通信手段を有し、再液化を検知した場合に、現在起動されたガス機器を一度停止させ、再起動させるガス機器再起動手段を備えることによって、再液化の影響によるガス機器の失火を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態におけるガス保安装置を示す構成図である。
図1のように、本発明のガス保安装置は、ガスの使用量を計測する超音波センサ1と計測流路2から構成される超音波式計測部と、ガスの使用状態が正常であるかを判定する制御回路7と、異常が発生した場合にガスを遮断する遮断弁3と、外部のセンターと通信するための通信インターフェース8と、ガスボンベ(図示せず)等から供給されるガスの圧力を所定の値に調整するガス圧調整器17と、このガス圧調整器17近傍の温度を検出する温度センサ18と、この温度センサ18で検出される温度を外気温情報として制御回路7に送信する通信手段19を設け、温度センサ18と通信手段19をガス圧調整器17内に組み込み一体化してガス圧調整器ユニット20を構成している。
そして、ガス圧が不規則に変動する再液化現象を、ガス圧調整器ユニット20から送信される外気温度情報と超音波式計測部で計測される瞬時流量の変化から検知する再液化検知手段9と、再液化が発生した場合に遮断弁3を作動させてガスを遮断する保安機能を停止する再液化中保安機能停止手段13を備えている。
以上のように構成されたガス保安装置について、以下その動作、作用を説明する。
まず基本的な構成は背景技術で説明した図3の説明と同じである。本発明の特長は、再液化中保安機能停止手段13を備えたことである。本発明の再液化検知手段9では、ガス使用スタート時の瞬時流量の変動が所定値以上であり、かつガス圧調整器ユニット20から送信される外気温度情報が所定値以下である場合に、再液化と判定し、流量の変動が収
まるまでを再液化中と判定する。以上のように、瞬時流量の変動だけでなく、再液化現象が発生する可能性が高いガス圧調整器17近傍の温度を温度センサ18で監視し、この外気温度と流量変動の監視により、より正確に再液化中であることを判定できるようになっている。
また、外気温度をガス圧調整器ユニット20に内蔵した温度センサ20で検出し、通信手段19を用いて制御回路7に送信するように構成したが、これ以外に超音波の伝搬速度から温度を求めることも可能であり、超音波式計測部とガス圧調整器17の設置場所が近く外気温度の差が発生しない場合には有効な手段であり、この手段を採用することで構成の簡素化を図ることができる。
本発明の再液化中保安機能停止手段13では、再液化検知手段9で再液化中であると判定している間、流量と圧力の異常を検知してガスを遮断する保安機能を停止し、再液化によるガスの誤遮断を防止する。さらに、本発明の再液化中保安機能停止手段13では、一度再液化を確認したガス供給設備では、所定の温度以下の場合は、ガス使用スタート時に、所定の期間、保安機能を停止する設定も任意にできる。この機能によって、再液化が起こっているにもかかわらず、再液化検知手段9で再液化であると検知できなかった場合でも、誤遮断を防止できるようになっている。
以上のように、本実施の形態においては再液化中保安機能停止手段13を備えることによって、再液化による一時的な流量や圧力変動によるガスの誤遮断を防止することができる。
(実施の形態2)
図2は本発明の第2の実施の形態におけるガス保安装置を示す構成図である。
本実施の形態では、第1の実施の形態のガス保安装置に、ガス保安装置の下流側に設置されたガス機器との通信手段14を有し、再液化を検知した場合に、現在起動されたガス機器15を一度停止させ、再起動させるガス機器再起動手段16を備えている。
本実施の形態のガス保安装置のガス機器再起動手段16では、ガス機器が使用され、ガス使用スタート時に、再液化検知手段9で再液化中と判定した場合、ガス機器15との通信手段14でガス機器を一度停止させ、ガス機器15を再起動させる。ガス機器15を再起動させることによって、再液化によるガス圧変動で、ガス機器15が失火することを防止できる。
以上のように、本発明にかかるガス保安装置は、液化石油ガス供給設備特有の再液化現象の影響によるガスの誤遮断を防止できるため、液化石油ガス供給設備のメンテナンス関連での不要な出移動を減らすことができ、液化石油ガス業界でのガス保安装置として利用できる。
本発明の実施の形態1におけるガス保安装置の構成図 本発明の実施の形態2におけるガス保安装置の構成図 従来のガス保安装置の構成図
符号の説明
1 超音波センサ
2 流路
3 遮断弁
4 遮断弁駆動回路
5 電池
6 超音波センサ駆動回路
7 制御回路
8 通信インターフェース
9 再液化検知手段
10 再液化時計測手段
11 液晶表示部
12 再液化通報手段
13 再液化中保安機能停止手段
14 ガス機器通信手段
15 ガス機器
16 ガス機器再起動手段
17 ガス圧調整器
18 温度センサ
19 ガス圧調整器通信手段

Claims (2)

  1. ガスの使用量を計測する超音波センサと計測流路から構成される超音波式計測部と、
    ガスの使用状態が正常であるかを判定する制御回路と、
    異常が発生した場合にガスを遮断する遮断弁と、
    外部のセンターと通信するための通信インターフェースと、
    ガスの供給圧を調整するガス圧調整器と、
    前記ガス圧調整器近傍の温度を検出する温度センサと、
    前記温度センサからの温度情報を取得する通信手段と、
    ガス圧が不規則に変動する再液化現象を前記通信手段で取得した温度と瞬時流量の変化から検知する再液化検知手段と、
    前記再液化検知手段で再液化が発生していると判定している間、前記遮断弁を作動させガスを遮断する保安機能を停止する再液化中保安機能停止手段を備え
    前記再液化中保安機能停止手段は、前記温度センサで検出した温度が所定温度以下の場合には、ガス使用開始から所定期間だけ前記保安機能を停止するガス保安装置。
  2. ガス保安装置の下流側に設置されたガス機器との通信手段を有し、再液化を検知した場合に、現在起動されたガス機器を一度停止させ、再起動させるガス機器再起動手段を備えた請求項1のガス保安装置。
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