JP4872449B2 - ステータコイルのセット方法及びセット装置、並びに回転電機の製造方法 - Google Patents

ステータコイルのセット方法及びセット装置、並びに回転電機の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、インサータ装置のインサータ用ブレードにステータコイルをセットするためのセット方法、及びそのセット装置、並びにステータコイルをステータコアに挿入して製造される回転電機の製造方法に関する。
従来、電動機や発電機などの回転電機に用いるステータ(固定子)は、ステータコアのティース間に形成されるスロットにステータコイルを挿入し、構成されている。そして、ステータコイルの巻き付け方式としては、例えば特許文献1や特許文献2に開示されるような複数のティースを跨いでステータコイルを順次巻き付ける方式が広く知られている。この方式にてステータコイルを巻き付けたステータでは、ステータコイルが螺旋状に重なり合って配置される。
また、ステータコアのスロットにステータコイルを挿入する方法としては、例えば特許文献3に開示されるようなインサータ装置を用いて挿入する方法が広く知られている。
特許第3448204号公報 特開2005−184887号公報 特開2005−80356号公報
ところで、インサータ装置にてステータコイルをステータコアのスロットに挿入する場合には、事前にインサータ用ブレードに対して所定形状に成形したステータコイルをセットする必要がある。このため、前述の巻き付け方式でステーステータコイルを巻き付ける際にインサータ装置を使用する場合には、スロットに挿入されたステータコイルが螺旋状に重なり合うようにステータコイルを成形し、インサータ用ブレードにセットしておく必要がある。しかしながら、従来は、インサータ用ブレードに対するステータコイルの成形を手動で行っているため、インサート後のステータコイルの配置が不均一になり易い。特に、ステータコイルを螺旋状に重ねて巻き付ける場合には、インサータ用ブレードに対して最初にセットしたステータコイルと最後にセットしたステータコイルとが重なり合う部位において不均一な配置が顕著に現れる。このようにステータコイルの均一な配置が実現されていない場合には、回転電機の効率低下に繋がり、好ましくない。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、インサータ装置を用いてステータコイルを螺旋状に重ね合わせてステータコアに装着する場合において、ステータコイルの均一な配置を実現することができるインサータ用ブレードに対するステータコイルのセット方法、及びそのセット装置、並びに回転電機の製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、インサータ装置を使用し、ステータコアに対し複数個のステータコイルを螺旋状に重ね合わせて装着する際に、前記ステータコイルをインサータ用ブレードにセットするためのステータコイルのセット方法であって、複数個のステータコイルを、各ステータコイルの一方の片側を第1の部材に保持するとともに前記各ステータコイルの他方の片側を第2の部材に保持して隣り合うステータコイルが等間隔となるように放射状に配置し、その状態で前記第1の部材又は前記第2の部材を前記ステータコイルの並設方向に旋回動作させて前記各ステータコイルにおける前記第1の部材で保持されている側と前記第2の部材で保持されている側との間に位相差を生じさせ、その後に前記位相差を維持した状態で前記各ステータコイルを前記インサータ用ブレードにセットすることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のステータコイルのセット方法において、前記複数個のステータコイルは、前記第1の部材に対して前記隣り合うステータコイルが等間隔となるように放射状に配置した後、前記第1の部材から前記各ステータコイルの他方の片側を前記第2の部材に移動させることにより前記第1の部材と前記第2の部材で保持させることを要旨とする。
請求項6に記載の発明は、インサータ装置を使用し、ステータコアに対し複数個のステータコイルを螺旋状に重ね合わせて装着する際に、前記ステータコイルをインサータ用ブレードにセットするためのステータコイルのセット装置であって、前記インサータ用ブレードを設置する設置部と、前記インサータ用ブレードとともに前記ステータコイルを保持可能な保持部と、前記インサータ用ブレードと前記保持部との間で前記ステータコイルを移動させるとともに前記インサータ用ブレード又は前記保持部を旋回させる旋回移動機構と、を備え、前記旋回移動機構により、前記インサータ用ブレード又は前記保持部に隣り合うステータコイルが等間隔となるように放射状に配置した複数個のステータコイルの各片側を移動させて前記ステータコイルを前記インサータ用ブレードと前記保持部で保持した状態を形成するとともに、その状態で前記インサータ用ブレード又は前記保持部を前記ステータコイルの並設方向に旋回動作させて前記各ステータコイルにおける前記インサータ用ブレードで保持されている側と前記保持部で保持されている側との間に位相差が生じる状態を形成し、さらに前記位相差を維持した状態で前記各ステータコイルを前記インサータ用ブレードにセットすることを要旨とする。
請求項7に記載の発明は、複数個のステータコイルを螺旋状に重ね合わせて装着したステータコアを有する回転電機の製造方法であって、請求項1〜請求項5のうちいずれか一項に記載のステータコイルのセット方法により前記複数個のステータコイルをインサータ用ブレードにセットした後、インサータ装置により前記インサータ用ブレードにセットした前記ステータコイルを前記ステータコアに形成されたスロットに挿入することを要旨とする。
これらの各発明によれば、各ステータコイルは、それぞれの片側を別部材で保持した状態で旋回動作が加えられることで、位相差が生じる。この旋回動作時、複数個のステータコイルは、同時に同量だけ旋回させている。このため、旋回動作後にインサータ用ブレードにセットされた各ステータコイルは、螺旋状に重なり合った状態で均一に配置される。したがって、インサータ装置を用いてステータコイルを螺旋状に重ね合わせてステータコアに装着する場合において、ステータコイルの均一な配置を実現することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載のステータコイルのセット方法において、前記ステータコイルは、複数個の他のステータコイルに重なって配置され、前記第1の部材又は前記第2の部材は、前記ステータコイルに対して重なる前記他のステータコイルの個数に応じて旋回動作させることを要旨とする。これによれば、旋回動作時の旋回量を調整することで、回転電機の仕様に応じたステータを容易に作製することができ、かつステータコイルの均一の配置を仕様に関係なく安定して実現することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載のステータコイルのセット方法において、前記第1の部材は、前記インサータ用ブレードであり、前記インサータ用ブレードから前記各ステータコイルの片側を前記第2の部材に移動させ、前記旋回動作後に移動させた前記片側を前記第2の部材から前記インサータ用ブレードに移動させることにより前記各ステータコイルが前記位相差を生じた状態で前記インサータ用ブレードにセットされることを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載のステータコイルのセット方法において、前記第2の部材は、前記インサータ用ブレードであり、前記第1の部材から前記各ステータコイルの片側を前記インサータ用ブレードに移動させ、前記旋回動作後に前記第1の部材に残っている前記各ステータコイルの片側を前記インサータ用ブレードに移動させることにより前記各ステータコイルが前記位相差を生じた状態で前記インサータ用ブレードにセットされることを要旨とする。
請求項4及び請求項5によれば、インサータ用ブレードを利用しつつ、ステータコイルの成形を行うことができるので、その作業に必要な部材数を最小限に止めることができるとともに、部材数が少ないことで作業も簡素化できる。
本発明によれば、インサータ装置を用いてステータコイルを螺旋状に重ね合わせてステータコアに装着する場合において、ステータコイルの均一な配置を実現することができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明を具体化した第1の実施形態を図1〜図5にしたがって説明する。
図1は、電動機や発電機などの回転電機に用いるステータ(固定子)10を示している。ステータコア11の内周には、径方向内側に向かって突出する複数のティース12が周方向へ等ピッチ間隔で形成されている。本実施形態においてティース12は、その先端部から周方向両側へ突起部13を突設したT字状に形成されている。各ティース12間には、ステータコア11の軸方向に沿って延びるようにスロット14が形成されている。各スロット14は、1つのスロット14を周方向両側から挟むように隣り合って位置する両ティース12の先端部間が開口部15とされている。
また、ステータコア11には、複数本の導線を巻回してなるステータコイル16が複数個装着されている。本実施形態において各ステータコイル16は、円環状に形成されている。そして、各ステータコイル16は、所定数のティース12を跨ぐようにステータコア11に装着されており、各ステータコイル16の一端部は互いに隣接するティース12の先端部間、すなわちスロット14の開口部15側に配置されている。一方、各ステータコイル16の他端部は、スロット14の開口部15と対向するスロット14の最奥面に配置されている。各ステータコイル16は、一端部から他端部に向かって湾曲し、かつ隣接するステータコイル16同士が密接し合って取り付けられている。このため、ステータコイル16は、螺旋状に重なり合うようにしてステータコア11に装着されている。
これらのステータコイル16は、インサータ装置を用いてステータコア11のスロット14に挿入され、装着される。そして、各ステータコイル16は、ステータコア11への装着時にインサータ装置のインサータ用ブレード17(図2などに示す)にセットされ、インサータ用ブレード17を介してステータコア11にインサートされる。
以下、本実施形態においてインサータ用ブレード17に各ステータコイル16をセットする手順を図2〜図4にしたがって説明する。本明細書の各実施形態で説明する手順では、最終的に複数個のステータコイル16をインサータ用ブレード17にセットする迄の間に、機能別に分類して3つの部材(第1の部材としての初期部材、第2の部材としての中間部材、及び最終部材)が用いられる。初期部材は、ステータコイル16を最初にセットする部材としての機能を果たす。中間部材は、初期部材にセットしたステータコイル16の片側を保持する部材としての機能を果たす。最終部材は、初期部材又は中間部材の何れかに旋回動作を加えた後、ステータコイル16をセットする部材としての機能を果たす。
本実施形態における図2〜図4に示す手順では、中間部材及び最終部材として機能するインサータ用ブレード17と、初期部材として機能するコイルセット用ブレード18及び旋回用ブレード19を用いて各ステータコイル16に捻りを加え、最終的に各ステータコイル16をインサータ用ブレード17にセットする。
インサータ用ブレード17は、円筒状に形成されており、その周面には複数のスリット20が等ピッチ間隔で、かつインサータ用ブレード17の軸方向に延設されている。スリット20のピッチは、ステータコア11のティース12のピッチに相当している。また、コイルセット用ブレード18は、円筒状に形成されており、その外径はインサータ用ブレード17の外径と同一径とされている。また、コイルセット用ブレード18の周面には、複数のスリット21が等ピッチ間隔で、かつコイルセット用ブレード18の軸方向に延設されている。また、旋回用ブレード19は、インサータ用ブレード17とコイルセット用ブレード18を挿通可能な円形の挿入部22を備えており、コイルセット用ブレード18の軸方向に移動可能で、かつコイルセット用ブレード18の軸中心を回転中心として旋回可能な構成とされている。
最初に各ステータコイル16は、図2(a)に示すように、旋回用ブレード19の挿入部22に挿入したコイルセット用ブレード18にセットする。この時、各ステータコイル16は、1つのステータコイル16に対してコイルセット用ブレード18における隣り合う2つのスリット21を使用し、その2つのスリット21を跨ぐようにセットする。これにより、各ステータコイル16は、隣り合う2つのスリット21のうち、一方のスリット21にステータコイル16の一方の片側が挿入されるとともに、他方のスリット21にステータコイル16の他方の片側が挿入される。また、各ステータコイル16は、2つのスリット21を跨いでセットされていることから、この初期セット時において片側同士が既に1ピッチ分ずれた状態となっている。なお、本実施形態において各ステータコイル16は、片側同士がコイルセット用ブレード18の軸方向にずれた状態でセットされている(図2(a)参照)。また、各ステータコイル16は、等間隔で放射状に配置されるとともに、周方向に並設される。
次に、各ステータコイル16をセットしたコイルセット用ブレード18に対しインサータ用ブレード17を配置する。この時、インサータ用ブレード17は、コイルセット用ブレード18のスリット21に対してインサータ用ブレード17のスリット20が連通するように配置する。
次に、図2(b)に示すように、旋回用ブレード19をインサータ用ブレード17側に向かって移動させつつ、各ステータコイル16の一方の片側をスリット21から該スリット21に対応配置されているインサータ用ブレード17のスリット20に向かって移動させ、該スリット20に挿入する。この状態において各ステータコイル16は、一方の片側がインサータ用ブレード17のスリット20に挿入され、他方の片側がコイルセット用ブレード18のスリット21に挿入された状態となり、インサータ用ブレード17とコイルセット用ブレード18の両部材で保持される。
次いで、旋回用ブレード19とコイルセット用ブレード18を必要なピッチ分、一定方向(図3(a)では時計廻り方向)に旋回させる。必要なピッチ分とは、各ステータコイル16をステータコア11に装着する際に跨がせるティース12の本数、すなわちステータコイル16を挿入するスロット14間の距離に応じて定められ、電動機や回転機の仕様に応じて決定されるものである。また、このピッチは、ステータコイル16を複数個の他のステータコイル16に重ね合わせて配置する場合において、前記個数分の他のステータコイル16を重ね合わせるために必要な旋回量に応じて定められる。
図3(a)は、旋回用ブレード19とコイルセット用ブレード18を図2(b)の状態から1ピッチ分、旋回させた状態を示している。この旋回動作により、各ステータコイル16は、インサータ用ブレード17のスリット20に挿入した一方の片側に対し、コイルセット用ブレード18のスリット21に挿入されている他方の片側が旋回動作に応じたピッチ分だけずれた状態となる。すなわち、各ステータコイル16は、旋回動作により、各ステータコイル16の片側同士が周方向にずれて行き、インサータ用ブレード17で保持されている側とコイルセット用ブレード18で保持されている側との間に位相差(位置ずれ)が生じる。そして、各ステータコイル16は、旋回動作時、全てのステータコイル16が同一ピッチ分、同時に旋回する。
図3(b)は、旋回用ブレード19とコイルセット用ブレード18を4ピッチ分旋回させた状態を示している。この状態において各ステータコイル16は、図2(b)に示す旋回前の状態から一方の片側が他方の片側に対して4ピッチ分ずれた状態、すなわち各ステータコイル16はコイルセット用ブレード18に初期セットした時の1ピッチ分のずれを加味して5ピッチ分ずれた状態となる。
次に、図4(a)に示すように、旋回用ブレード19をさらにインサータ用ブレード17側に移動させ、コイルセット用ブレード18のスリット21に挿入した各ステータコイル16の他方の片側をインサータ用ブレード17のスリット20に向かって移動させ、該スリット20に挿入する。この時、各ステータコイル16の他方の片側は、図2(b)に示す旋回前の状態から4ピッチずれた位置に存在するインサータ用ブレード17のスリット20に挿入される。
その後、図4(b)に示すように、インサータ用ブレード17からコイルセット用ブレード18と旋回用ブレード19を取り外す。この状態において各ステータコイル16は、一方の片側に対し他方の片側が5ピッチ分ずれた状態でインサータ用ブレード17にセットされていることになる。また、ステータコイル16は、ステータコア11への装着時と同様に、螺旋状に重なり合って配置されている。そして、各ステータコイル16がセットされたインサータ用ブレード17をインサータ装置にセットし、各ステータコイル16をステータコア11にインサートする。その結果、ステータコイル16は、図1に示すように、各ステータコイル16が螺旋状に重なり合った状態でステータコア11に装着される。なお、インサータ装置としては、インサータ用ブレード17にセットされた各ステータコイル16を機械的な機構で押し出してインサートする方式や、電気的な機構で押し出してインサートする方式がある。
このように本実施形態では、初期部材と中間部材にステータコイル16を保持させ、その状態で旋回動作させることで、各ステータコイル16に対して均等に捻りが加えられる。そして、各ステータコイル16は、最終的にインサータ用ブレード17に対し同一態様でセットされる。したがって、各ステータコイル16は、インサータ用ブレード17からステータコア11にインサートされた場合でも、螺旋状に重なり合った状態で均一に配置されることになる。
図5(a),(b)は、前述した図2〜図4の手順を実現するためのステータコイル16のセット装置23を概略的に示したものである。
セット装置23は、固定部24と可動部25からなる。固定部24には、インサータ用ブレード17を設置する設置部としての基台26が設けられている。可動部25には、コイルセット用ブレード18を設置し、該コイルセット用ブレード18を軸方向(インサータ用ブレード17に対する接離方向)に往復動作させる第1の作動機構27が設けられている。また、可動部25には、旋回用ブレード19を設置し、該旋回用ブレード19をコイルセット用ブレード18の軸方向に往復動作させるとともに、旋回用ブレード19をコイルセット用ブレード18とともに旋回動作させる旋回移動機構としての第2の作動機構28が設けられている。本実施形態では、コイルセット用ブレード18と旋回用ブレード19により保持部が構成される。
このように構成したセット装置23を用いてステータコイル16は、前述の手順にしたがってインサータ用ブレード17とコイルセット用ブレード18との間で各ブレード17,18の軸方向に沿って移動し、かつ旋回動作が加えられる。そして、最終的にインサータ用ブレード17に対して螺旋状に重なり合った状態でセットされる。
したがって、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)各ステータコイル16は、それぞれの片側をインサータ用ブレード17とコイルセット用ブレード18で保持した状態で旋回動作が加えられることで、位相差(位置ずれ)が生じる。そして、旋回動作時、複数個のステータコイル16は、同時に同ピッチ分だけ旋回させている。このため、旋回動作後にインサータ用ブレード17にセットされた各ステータコイル16は、螺旋状に重なり合った状態で均一に配置される。したがって、インサータ装置を用いてステータコイル16を螺旋状に重ね合わせてステータコア11に装着する場合において、ステータコイル16の均一な配置を実現することができる。
(2)そして、ステータコイル16の均一な配置を実現することで、回転電機の効率の低下を抑制することができる。また、インサータ用ブレード17のセット時においてもステータコイル16は均一な配置になるため、インサータ装置でのインサート時における不具合の発生を抑制できる。
(3)各ステータコイル16を同時に旋回させているので、旋回動作時の旋回量を調整することで、回転電機の仕様に応じたステータを容易に作製することができる。また、仕様に関係なくステータコイル16の均一の配置を安定して実現することができる。
(4)インサータ用ブレード17を利用し(本実施形態では中間部材と最終部材として機能させている)、ステータコイル16の成形を行っているので、その作業に必要な部材数を最小限に止めることができるとともに、部材数が少ないことで作業も簡素化できる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態を図6〜図8にしたがって説明する。なお、以下に説明する実施形態において、既に説明した実施形態と同一構成については、その重複する説明を省略又は簡略する。
本実施形態は、インサータ用ブレード17に各ステータコイル16をセットする手順が第1の実施形態と相違している。したがって、以下の説明では、各ステータコイル16をセットする手順を中心に説明する。
本実施形態における図6〜図8に示す手順では、初期部材及び最終部材として機能するインサータ用ブレード17と、中間部材として機能するコイルセット用治具30を用いて各ステータコイル16に捻りを加え、最終的に各ステータコイル16をインサータ用ブレード17にセットする。コイルセット用治具30は、円筒状に形成されており、その外径はインサータ用ブレード17の外径と同一径とされている。また、コイルセット用治具30の周面には、複数のスリット31が等ピッチ間隔で、かつコイルセット用治具30の軸方向に延設されている。コイルセット用治具30のスリット31は、インサータ用ブレード17に形成されたスリット20の2ピッチ分を1ピッチとして形成されている。
最初に各ステータコイル16は、図6(a)に示すように、インサータ用ブレード17にセットする。この時、各ステータコイル16は、1つのステータコイル16に対してインサータ用ブレード17における隣り合う2つのスリット20を使用し、その2つのスリット20を跨ぐようにセットする。これにより、各ステータコイル16は、隣り合う2つのスリット20のうち、一方のスリット20にステータコイル16の一方の片側が挿入されるとともに、他方のスリット20にステータコイル16の他方の片側が挿入される。また、各ステータコイル16は、2つのスリット20を跨いでセットされていることから、この初期セット時において片側同士が既に1ピッチ分ずれた状態となっている。また、各ステータコイル16は、等間隔で放射状に配置されるとともに、周方向に並設される。
次に、各ステータコイル16をセットしたインサータ用ブレード17に対してコイルセット用治具30を配置する。この時、コイルセット用治具30は、各ステータコイル16の一方の片側を挿入したスリット20に対してコイルセット用治具30のスリット31が連通するように配置する。
次に、図6(b)に示すように、各ステータコイル16の一方の片側をスリット20から該スリット20に対応配置されているコイルセット用治具30のスリット31に向かって移動させ、該スリット31に挿入する。この状態において各ステータコイル16は、一方の片側がコイルセット用治具30のスリット31に挿入され、他方の片側がインサータ用ブレード17のスリット20に挿入された状態となり、インサータ用ブレード17とコイルセット用治具30の両部材で保持される。
次いで、インサータ用ブレード17を必要なピッチ分、一定方向(図7(a)では反時計廻り方向)に旋回させる。図7(a)は、インサータ用ブレード17を図6(b)の状態から1ピッチ分、旋回させた状態を示している。この旋回動作により、各ステータコイル16は、コイルセット用治具30のスリット31に挿入した一方の片側に対し、インサータ用ブレード17のスリット20に挿入されている他方の片側が旋回動作に応じたピッチ分だけずれた状態となる。すなわち、各ステータコイル16は、旋回動作により、各ステータコイル16の片側同士が周方向にずれて行き、インサータ用ブレード17で保持されている側とコイルセット用治具30で保持されている側との間に位相差(位置ずれ)が生じる。そして、各ステータコイル16は、旋回動作時、全てのステータコイル16が同一ピッチ分、同時に旋回する。
図7(b)は、インサータ用ブレード17を4ピッチ分旋回させた状態を示している。この状態において各ステータコイル16は、図6(b)に示す旋回前の状態から一方の片側が他方の片側に対して4ピッチ分ずれた状態、すなわち各ステータコイル16は初期セットした時の1ピッチ分のずれを加味して5ピッチ分ずれた状態となる。
次に、図8(a)に示すように、コイルセット用治具30のスリット31に挿入した各ステータコイル16の一方の片側をインサータ用ブレード17のスリット20に向かって移動させ、該スリット20に挿入する。この時、各ステータコイル16の一方の片側は、図6(b)に示す旋回前の状態から4ピッチずれた位置に存在するインサータ用ブレード17のスリット20に挿入される。
その後、図8(b)に示すように、インサータ用ブレード17からコイルセット用治具30を取り外す。この状態において各ステータコイル16は、一方の片側に対し他方の片側が5ピッチ分ずれた状態でインサータ用ブレード17にセットされていることになる。また、ステータコイル16は、ステータコア11への装着時と同様に、螺旋状に重なり合って配置されている。そして、各ステータコイル16がセットされたインサータ用ブレード17をインサータ装置にセットし、各ステータコイル16をステータコア11にインサートする。その結果、ステータコイル16は、図1に示すように、各ステータコイル16が螺旋状に、かつ重なり合った状態でステータコア11に装着される。本実施形態によれば、第1の実施形態の効果(1)〜(4)と同様の効果を得ることができる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態を図9〜図13にしたがって説明する。
本実施形態は、インサータ用ブレード17に各ステータコイル16をセットする手順が第1,第2の実施形態と相違している。したがって、以下の説明では、各ステータコイル16をセットする手順を中心に説明する。
本実施形態における図9〜図13に示す手順では、初期部材として機能する内側コイルセット用治具32と、中間部材及び最終部材として機能する外側コイルセット用治具33を用いて各ステータコイル16に捻りを加え、最終的に各ステータコイル16をインサータ用ブレード17にセットする。
内側コイルセット用治具32は、円板状に形成されている。そして、内側コイルセット用治具32には、放射状に延びる複数のスリット34が等ピッチ間隔で、かつ内側コイルセット用治具32の中心から径方向に向かって延設されている。スリット34のピッチは、ステータコア11のティース12のピッチに相当している。また、外側コイルセット用治具33は、円板状で、かつ円環状に形成されており、その中央には内側コイルセット用治具32を嵌挿可能な円形の挿入部35が形成されている。また、外側コイルセット用治具33には、放射状に延びる複数のスリット36が等ピッチ間隔で、かつ外側コイルセット用治具33の中心から径方向に向かって延設されている。スリット36は、内側コイルセット用治具32のスリット34と同一ピッチで形成されている。
最初に各ステータコイル16は、図9(a)に示すように、内側コイルセット用治具32にセットする。この時、各ステータコイル16は、1つのステータコイル16に対して内側コイルセット用治具32における隣り合う2つのスリット34を使用し、その2つのスリット34を跨ぐようにセットする。これにより、各ステータコイル16は、隣り合う2つのスリット34のうち、一方のスリット34にステータコイル16の一方の片側が挿入されるとともに、他方のスリット34にステータコイル16の他方の片側が挿入される。また、各ステータコイル16は、2つのスリット34を跨いでセットされていることから、この初期セット時において片側同士が既に1ピッチ分ずれた状態となっている。また、各ステータコイル16は、等間隔で放射状に配置されるとともに、周方向に並設される。
次に、各ステータコイル16をセットした内側コイルセット用治具32は、図9(b)に示すように、外側コイルセット用治具33の挿入部35に嵌挿し、セットする。この時、内側コイルセット用治具32は、各スリット34が外側コイルセット用治具33の各スリット36と連通するように配置する。
次に、図10(a)に示すように、各ステータコイル16の一方の片側をスリット34から該スリット34に対応配置されている外側コイルセット用治具33のスリット36に向かって移動させ、該スリット36に挿入する。この状態において各ステータコイル16は、一方の片側が外側コイルセット用治具33のスリット36に挿入され、他方の片側が内側コイルセット用治具32のスリット34に挿入された状態となり、内側コイルセット用治具32と外側コイルセット用治具33の両部材で保持される。
次いで、内側コイルセット用治具32を必要なピッチ分、一定方向(図10(b)では時計廻り方向)に旋回させる。図10(b)は、内側コイルセット用治具32を図10(a)の状態から1ピッチ分、旋回させた状態を示している。この旋回動作により、各ステータコイル16は、外側コイルセット用治具33のスリット36に挿入した一方の片側に対し、内側コイルセット用治具32のスリット34に挿入されている他方の片側が旋回動作に応じたピッチ分だけずれた状態となる。すなわち、各ステータコイル16は、旋回動作により、各ステータコイル16の片側同士が周方向にずれて行き、内側コイルセット用治具32で保持されている側と外側コイルセット用治具33で保持されている側との間に位相差(位置ずれ)が生じる。そして、各ステータコイル16は、旋回動作時、全てのステータコイル16が同一ピッチ分、同時に旋回する。
図11(a)は、内側コイルセット用治具32を4ピッチ分旋回させた状態を示している。この状態において各ステータコイル16は、図10(a)に示す旋回前の状態から一方の片側が他方の片側に対して4ピッチ分ずれた状態、すなわち各ステータコイル16は初期セットした時の1ピッチ分のずれを加味して5ピッチ分ずれた状態となる。
次に、図11(b)に示すように、内側コイルセット用治具32のスリット34に挿入されている各ステータコイル16の他方の片側を外側コイルセット用治具33のスリット36に向かって移動させ、該スリット36に挿入する。この時、各ステータコイル16の他方の片側は、図10(a)に示す旋回前の状態から4ピッチずれた位置に存在する外側コイルセット用治具33のスリット36に挿入される。
その後、図12に示すように、外側コイルセット用治具33の挿入部35から内側コイルセット用治具32を取り外す。そして、外側コイルセット用治具33の挿入部35にコイル挿入用治具37を嵌挿する。コイル挿入用治具37は、外側コイルセット用治具33にセットされている各ステータコイル16をインサータ用ブレード17に案内する機能を果たす。コイル挿入用治具37は、円筒状に形成されており、その周面には複数のスリット38が等ピッチ間隔で、かつコイル挿入用治具37の軸方向に延設されている。スリット38は、インサータ用ブレード17のスリット20及び外側コイルセット用治具33のスリット36と同一ピッチで形成されている。そして、外側コイルセット用治具33の挿入部35に嵌挿されたコイル挿入用治具37に、インサータ用ブレード17をセットする。外側コイルセット用治具33とインサータ用ブレード17は、各スリット20,38が外側コイルセット用治具33のスリット36に連通するようにセットする。
次いで、図13(a)に示すように、外側コイルセット用治具33の各ステータコイル16を、コイル挿入用治具37のスリット38に向かって移動させ、該コイル挿入用治具37のスリット38を通じてさらにインサータ用ブレード17のスリット20に移動させる。その結果、外側コイルセット用治具33の各ステータコイル16は、図13(b)に示すように、インサータ用ブレード17にセットされる。この状態において各ステータコイル16は、一方の片側に対し他方の片側が5ピッチ分ずれた状態でインサータ用ブレード17にセットされていることになる。また、ステータコイル16は、ステータコア11への装着時と同様に、螺旋状に重なり合って配置されている。そして、各ステータコイル16がセットされたインサータ用ブレード17をインサータ装置にセットし、各ステータコイル16をステータコア11にインサートする。その結果、ステータコイル16は、図1に示すように、各ステータコイル16が螺旋状に、かつ重なり合った状態でステータコア11に装着される。本実施形態によれば、第1の実施形態の効果(1)〜(3)と同様の効果を得ることができる。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態を図14〜図17にしたがって説明する。
本実施形態は、インサータ用ブレード17に各ステータコイル16をセットする手順が第1〜第3の実施形態と相違している。したがって、以下の説明では、各ステータコイル16をセットする手順を中心に説明する。
本実施形態における図14〜図17に示す手順では、中間部材として機能する内側コイルセット用治具40と、初期部材及び最終部材として機能する外側コイルセット用治具41を用いて各ステータコイル16に捻りを加え、最終的に各ステータコイル16をインサータ用ブレード17にセットする。
内側コイルセット用治具40は、円板状に形成されている。そして、内側コイルセット用治具40には、放射状に延びる複数のスリット42が等ピッチ間隔で、かつ内側コイルセット用治具40の中心から径方向に向かって延設されている。スリット42のピッチは、インサータ用ブレード17に形成されたスリット20の2ピッチ分を1ピッチとして形成されている。また、内側コイルセット用治具40の外径は、インサータ用ブレード17の内周側に嵌挿し得る大きさで形成されている。また、外側コイルセット用治具41は、円板状で、かつ円環状に形成されており、その中央にはインサータ用ブレード17を嵌挿可能な円形の挿入部43が形成されている。また、外側コイルセット用治具41には、放射状に延びる複数のスリット44が等ピッチ間隔で、かつ外側コイルセット用治具41の中心から径方向に向かって延設されている。スリット44は、インサータ用ブレード17のスリット20と同一ピッチで形成されている。
最初に各ステータコイル16は、図14に示すように、外側コイルセット用治具41にセットする。この時、各ステータコイル16は、1つのステータコイル16に対して外側コイルセット用治具41における隣り合う2つのスリット44を使用し、その2つのスリット44を跨ぐようにセットする。これにより、各ステータコイル16は、隣り合う2つのスリット44のうち、一方のスリット44にステータコイル16の一方の片側が挿入されるとともに、他方のスリット44にステータコイル16の他方の片側が挿入される。また、各ステータコイル16は、2つのスリット44を跨いでセットされていることから、この初期セット時において片側同士が既に1ピッチ分ずれた状態となっている。また、各ステータコイル16は、等間隔で放射状に配置されるとともに、周方向に並設される。
次に、図15(a)に示すように、外側コイルセット用治具41の挿入部43には、内側コイルセット用治具40が嵌挿されたインサータ用ブレード17をセットする。この時、インサータ用ブレード17と内側コイルセット用治具40は、各スリット20,42が外側コイルセット用治具41の各スリット44と連通するようにセットする。
次に、図15(b)に示すように、各ステータコイル16の一方の片側をスリット44から該スリット44に対応配置されているインサータ用ブレード17のスリット20を経由して内側コイルセット用治具40のスリット42に向かって移動させ、該スリット42に挿入する。この状態において各ステータコイル16は、一方の片側が内側コイルセット用治具40のスリット42に挿入され、他方の片側が外側コイルセット用治具41のスリット44に挿入された状態となり、内側コイルセット用治具40と外側コイルセット用治具41の両部材で保持される。
次いで、インサータ用ブレード17を内側コイルセット用治具40とともに必要なピッチ分、一定方向(図16(a)では反時計廻り方向)に旋回させる。図16(a)は、インサータ用ブレード17と内側コイルセット用治具40を図15(b)の状態から1ピッチ分、旋回させた状態を示している。この旋回動作により、各ステータコイル16は、外側コイルセット用治具41のスリット44に挿入した他方の片側に対し、内側コイルセット用治具40のスリット42に挿入されている一方の片側が旋回動作に応じたピッチ分だけずれた状態となる。すなわち、各ステータコイル16は、旋回動作により、各ステータコイル16の片側同士が周方向にずれて行き、内側コイルセット用治具40で保持されている側と外側コイルセット用治具41で保持されている側との間に位相差(位置ずれ)が生じる。そして、各ステータコイル16は、旋回動作時、全てのステータコイル16が同一ピッチ分、同時に旋回する。
図16(b)は、インサータ用ブレード17と内側コイルセット用治具40を4ピッチ分旋回させた状態を示している。この状態において各ステータコイル16は、図15(b)に示す旋回前の状態から一方の片側が他方の片側に対して4ピッチ分ずれた状態、すなわち各ステータコイル16は初期セットした時の1ピッチ分のずれを加味して5ピッチ分ずれた状態となる。そして、図16(b)に示すように、内側コイルセット用治具40をインサータ用ブレード17から取り外す。
次に、外側コイルセット用治具41のスリット44に挿入されている各ステータコイル16の他方の片側をインサータ用ブレード17のスリット20に向かって移動させ、該スリット20に挿入する。この時、各ステータコイル16の他方の片側は、図15(b)に示す旋回前の状態から4ピッチずれた位置に存在するインサータ用ブレード17のスリット20に挿入される。
その後、図17に示すように、外側コイルセット用治具41の挿入部43からインサータ用ブレード17を取り外す。この状態において各ステータコイル16は、一方の片側に対し他方の片側が5ピッチ分ずれた状態でインサータ用ブレード17にセットされていることになる。また、ステータコイル16は、ステータコア11への装着時と同様に、螺旋状に重なり合って配置されている。そして、各ステータコイル16がセットされたインサータ用ブレード17をインサータ装置にセットし、各ステータコイル16をステータコア11にインサートする。その結果、ステータコイル16は、図1に示すように、各ステータコイル16が螺旋状に、かつ重なり合った状態でステータコア11に装着される。したがって、本実施形態によれば、第1の実施形態の効果(1)〜(3)と同様の効果を得ることができる。
(第5の実施形態)
次に、第5の実施形態を図18〜図21にしたがって説明する。
本実施形態は、インサータ用ブレード17に各ステータコイル16をセットする手順が第1〜第4の実施形態と相違している。したがって、以下の説明では、各ステータコイル16をセットする手順を中心に説明する。
本実施形態における図18〜図21に示す手順では、初期部材及び最終部材として機能するインサータ用ブレード50と、中間部材として機能するコイルセット用治具51を用いて各ステータコイル16に捻りを加え、最終的に各ステータコイル16をインサータ用ブレード50にセットする。
本実施形態のインサータ用ブレード50は、円筒状に形成されており、その周面には複数の長スリット52と短スリット53が等ピッチ間隔で、かつインサータ用ブレード50の軸方向に延設されている。長スリット52と短スリット53のピッチは、ステータコア11のティース12のピッチに相当しており、インサータ用ブレード50の周面において長スリット52と短スリット53は半ピッチずつずれ、かつ交互に配置されるように形成されている。すなわち、インサータ用ブレード50の周面には、長スリット52と短スリット53とが半ピッチ間隔で配置されている。そして、長スリット52は、インサータ用ブレード50のほぼ全長に亘る長さで形成されており、短スリット53は、長スリット52と比較して遙かに短い長さで形成されている。コイルセット用治具51は、第1の実施形態で説明したコイルセット用ブレード18と同一構成をなし、その周面には複数のスリット54が形成されている。
最初に各ステータコイル16は、図18(a)に示すように、インサータ用ブレード50にセットする。この時、各ステータコイル16は、1つのステータコイル16に対してインサータ用ブレード50における隣り合う1つの長スリット52と1つの短スリット53を使用し、長スリット52と短スリット53を跨ぐようにセットする。これにより、各ステータコイル16は、隣り合う長スリット52と短スリット53のうち、長スリット52にステータコイル16の一方の片側が挿入されるとともに、短スリット53にステータコイル16の他方の片側が挿入される。そして、長スリット52と短スリット53を用いてセットした各ステータコイル16は、片側同士がインサータ用ブレード50の軸方向にずれた状態でセットされる。また、各ステータコイル16は、長スリット52と短スリット53を跨いでセットされていることから、この初期セット時において片側同士が半ピッチ分ずれた状態となっている。また、各ステータコイル16は、等間隔で放射状に配置されるとともに、周方向に並設される。
次に、図18(b)に示すように、各ステータコイル16がセットされたインサータ用ブレード17に対しコイルセット用治具51を配置する。この時、コイルセット用治具51は、各ステータコイル16の他方の片側を挿入した短スリット53に対してコイルセット用治具51のスリット54が連通するように配置する。
次に、図19(a)に示すように、各ステータコイル16の他方の片側(短スリット53に挿入した側)を短スリット53から該短スリット53に対応配置されているコイルセット用治具51のスリット54に向かって移動させ、該スリット54に挿入する。この状態において各ステータコイル16は、一方の片側がインサータ用ブレード50の長スリット52に挿入され、他方の片側がコイルセット用治具51のスリット54に挿入された状態となり、インサータ用ブレード50とコイルセット用治具51の両部材で保持される。
次いで、コイルセット用治具51を必要なピッチ分、一定方向(図19(b)では反時計廻り方向)に旋回させる。図19(b)は、コイルセット用治具51を図19(a)の状態から半ピッチ分、旋回させた状態を示している。この旋回動作により、各ステータコイル16は、インサータ用ブレード50の長スリット52に挿入されている一方の片側に対し、コイルセット用治具51のスリット54に挿入した他方の片側が旋回動作に応じたピッチ分だけずれた状態となる。すなわち、各ステータコイル16は、旋回動作により、各ステータコイル16の片側同士が周方向にずれて行き、インサータ用ブレード50で保持されている側とコイルセット用治具51で保持されている側との間に位相差(位置ずれ)が生じる。そして、各ステータコイル16は、旋回動作時、全てのステータコイル16が同一ピッチ分、同時に旋回する。
図20(b)は、コイルセット用治具51を4.5ピッチ分旋回させた状態を示している。この状態において各ステータコイル16は、図19(a)に示す旋回前の状態から他方の片側が一方の片側に対して4.5ピッチ分ずれた状態、すなわち各ステータコイル16は初期セットした時の0.5ピッチ分のずれを加味して5ピッチ分ずれた状態となる。
次に、図20(b)に示すように、コイルセット用治具51のスリット54に挿入した各ステータコイル16の他方の片側をインサータ用ブレード50の長スリット52に向かって移動させ、該長スリット52に挿入する。この時、各ステータコイル16の他方の片側は、図19(a)に示す旋回前の状態から4.5ピッチずれた位置に存在するインサータ用ブレード50の長スリット52に挿入される。
その後、図21に示すように、インサータ用ブレード50からコイルセット用治具51を取り外す。この状態において各ステータコイル16は、一方の片側に対し他方の片側が5ピッチ分ずれた状態でインサータ用ブレード50にセットされていることになる。また、ステータコイル16は、ステータコア11への装着時と同様に、螺旋状に重なり合って配置されている。そして、各ステータコイル16がセットされたインサータ用ブレード17をインサータ装置にセットし、各ステータコイル16をステータコア11にインサートする。その結果、ステータコイル16は、図1に示すように、各ステータコイル16が螺旋状に、かつ重なり合った状態でステータコア11に装着される。
本実施形態によれば、第1の実施形態の効果(1)〜(4)と同様の効果に加えて、以下に示す効果を得ることができる。
(5)インサータ用ブレード50に長スリット52と短スリット53を形成している。このため、インサータ用ブレード50にステータコイル16をセットする際、そのセット時においてステータコイル16をインサータ用ブレード50の軸方向にずらした状態を容易に作ることができる。そして、この状態を作り出すことで、コイルセット用治具51への移動もスムーズに行わせることができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 各実施形態において、初期セット後に移動させるステータコイル16の片側は何れの片側でも良い。但し、各ステータコイル16は、全て同じ側を移動させる。
○ 各実施形態において、初期セット時に1つのスリットにステータコイルを挿入し、片側を移動させるようにしても良い。
○ 各実施形態において、旋回動作させる部材を変更しても良い。例えば、第2の実施形態においてコイルセット用治具30を旋回動作させても良い。
○ 第2,第3,第4の実施形態において、初期セット時にステータコイルの片側同士を、第1,第5の実施形態のようにずらした状態でセットしても良い。
○ 各実施形態において、旋回動作させるピッチ数を変更しても良い。旋回動作させるピッチ数は、前述のように回転電機の仕様に応じて定められる。
○ 各実施形態において、インサータ用ブレード17,50にセットするステータコイル16の個数は変更しても良い。この個数も回転電機の仕様に応じて定められる。
○ インサータ用ブレード17と該インサータ用ブレード17の内面側に挿入可能なコイルセット用治具を用意し、該インサータ用ブレード17とコイルセット用治具との間でステータコイル16を移動させ、かつ旋回動作させて最終的にインサータ用ブレード17にステータコイル16をセットするようにしても良い。
○ 第5の実施形態において、インサータ用ブレード50に形成する全てのスリットを長スリット52とし、前記第5の実施形態で説明したように各ステータコイル16を初期セットしても良い。
○ 各実施形態においてステータコイル16の初期セット状態を次のように変更しても良い。第1の実施形態では、図2(b)を初期セット状態とする。第2の実施形態では、図6(b)を初期セット状態とする。第3の実施形態では、図10(a)を初期セット状態とする。第4の実施形態では、図15(b)を初期セット状態とする。第5の実施形態では、図19(a)を初期セット状態とする。すなわち、初期セット時に2つの部材を跨がせて各ステータコイル16をセットしても良い。
ステータコアにステータコイルを挿入した状態のステータを示す斜視図。 (a),(b)は、第1の実施形態において、ステータコイルをコイルセット用ブレードにセットした状態とステータコイルの片側をインサータ用ブレードに挿入した状態を示す模式図。 (a),(b)は、第1の実施形態において、コイルセット用ブレードを旋回動作させた状態を示す模式図。 (a),(b)は、第1の実施形態において、コイルセット用ブレードに挿入したステータコイルの片側をインサータ用ブレードに挿入した状態とインサータ用ブレードからコイルセット用ブレードを取り外した状態を示す模式図。 (a),(b)は、ステータコイルのセット装置の概略を示す模式図。 (a),(b)は、第2の実施形態において、ステータコイルをインサータ用ブレードにセットした状態とステータコイルの片側をコイルセット用治具に挿入した状態を示す模式図。 (a),(b)は、第2の実施形態において、インサータ用ブレードを旋回動作させた状態を示す模式図。 (a),(b)は、第2の実施形態において、コイルセット用治具に挿入したステータコイルの片側をインサータ用ブレードに挿入した状態とインサータ用ブレードからコイルセット用治具を取り外した状態を示す模式図。 (a),(b)は、第3の実施形態において、ステータコイルを内側コイルセット用治具にセットした状態と該内側コイルセット用治具を外側コイルセット用治具の挿入部にセットした状態を示す模式図。 (a),(b)は、第3の実施形態において、ステータコイルの片側を外側コイルセット用治具に挿入した状態と内側コイルセット用治具を旋回動作させた状態を示す模式図。 (a),(b)は、第3の実施形態において、内側コイルセット用治具を旋回動作させた状態と内側コイルセット用治具に挿入されているステータコイルの片側を外側コイルセット用治具に挿入した状態を示す模式図。 第3の実施形態において、内側コイルセット用治具を外側コイルセット用治具から取り外した後、外側コイルセット用治具の挿入部にコイル挿入用治具とインサータ用ブレードをセットする状態を示す模式図。 (a),(b)は、第3の実施形態において、外側コイルセット用治具の各ステータコイルを、コイル挿入用治具を介してインサータ用ブレードに挿入する状態と各ステータコイルが挿入されたインサータ用ブレードを示す模式図。 第4の実施形態において、ステータコイルを外側コイルセット用治具にセットした状態を示す模式図。 (a),(b)は、第4の実施形態において、外側コイルセット用治具の挿入部にインサータ用ブレードと内側コイルセット用治具をセットした状態とステータコイルの片側を内側コイルセット用治具に挿入した状態を示す模式図。 (a),(b)は、第4の実施形態において、インサータ用ブレードと内側コイルセット用治具を旋回動作させた状態とインサータ用ブレードから内側コイルセット用治具を取り外した状態を示す模式図。 第4の実施形態において、外側コイルセット用治具に挿入されているステータコイルの片側をインサータ用ブレードに挿入した後、そのインサータ用ブレードから外側コイルセット用治具を取り外した状態を示す模式図。 (a),(b)は、第5の実施形態において、ステータコイルをインサータ用ブレードにセットした状態とインサータ用ブレードにコイルセット用治具を取り付けた状態を示す模式図。 (a),(b)は、第5の実施形態において、ステータコイルの片側をコイルセット用治具に挿入した状態とコイルセット用治具を旋回動作させた状態を示す模式図。 (a),(b)は、第5の実施形態において、コイルセット用治具を旋回動作させた状態とコイルセット用治具に挿入したステータコイルの片側をインサータ用ブレードに挿入した状態を示す模式図。 第5の実施形態において、インサータ用ブレードからコイルセット用治具を取り外した状態を示す模式図。
符号の説明
11…ステータコア、16…ステータコイル、17,50…インサータ用ブレード、18…コイルセット用ブレード、19…旋回用ブレード、26…基台、28…第2の作動機構、30,51…コイルセット用治具、32,40…内側コイルセット用治具、33,41…外側コイルセット用治具。

Claims (7)

  1. インサータ装置を使用し、ステータコアに対し複数個のステータコイルを螺旋状に重ね合わせて装着する際に、前記ステータコイルをインサータ用ブレードにセットするためのステータコイルのセット方法であって、
    複数個のステータコイルを、各ステータコイルの一方の片側を第1の部材に保持するとともに前記各ステータコイルの他方の片側を第2の部材に保持して隣り合うステータコイルが等間隔となるように放射状に配置し、その状態で前記第1の部材又は前記第2の部材を前記ステータコイルの並設方向に旋回動作させて前記各ステータコイルにおける前記第1の部材で保持されている側と前記第2の部材で保持されている側との間に位相差を生じさせ、その後に前記位相差を維持した状態で前記各ステータコイルを前記インサータ用ブレードにセットすることを特徴とするステータコイルのセット方法。
  2. 前記複数個のステータコイルは、前記第1の部材に対して前記隣り合うステータコイルが等間隔となるように放射状に配置した後、前記第1の部材から前記各ステータコイルの他方の片側を前記第2の部材に移動させることにより前記第1の部材と前記第2の部材で保持させることを特徴とする請求項1に記載のステータコイルのセット方法。
  3. 前記ステータコイルは、複数個の他のステータコイルに重なって配置され、
    前記第1の部材又は前記第2の部材は、前記ステータコイルに対して重なる前記他のステータコイルの個数に応じて旋回動作させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のステータコイルのセット方法。
  4. 前記第1の部材は、前記インサータ用ブレードであり、
    前記インサータ用ブレードから前記各ステータコイルの片側を前記第2の部材に移動させ、前記旋回動作後に移動させた前記片側を前記第2の部材から前記インサータ用ブレードに移動させることにより前記各ステータコイルが前記位相差を生じた状態で前記インサータ用ブレードにセットされることを特徴とする請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載のステータコイルのセット方法。
  5. 前記第2の部材は、前記インサータ用ブレードであり、
    前記第1の部材から前記各ステータコイルの片側を前記インサータ用ブレードに移動させ、前記旋回動作後に前記第1の部材に残っている前記各ステータコイルの片側を前記インサータ用ブレードに移動させることにより前記各ステータコイルが前記位相差を生じた状態で前記インサータ用ブレードにセットされることを特徴とする請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載のステータコイルのセット方法。
  6. インサータ装置を使用し、ステータコアに対し複数個のステータコイルを螺旋状に重ね合わせて装着する際に、前記ステータコイルをインサータ用ブレードにセットするためのステータコイルのセット装置であって、
    前記インサータ用ブレードを設置する設置部と、
    前記インサータ用ブレードとともに前記ステータコイルを保持可能な保持部と、
    前記インサータ用ブレードと前記保持部との間で前記ステータコイルを移動させるとともに前記インサータ用ブレード又は前記保持部を旋回させる旋回移動機構と、を備え、
    前記旋回移動機構により、
    前記インサータ用ブレード又は前記保持部に隣り合うステータコイルが等間隔となるように放射状に配置した複数個のステータコイルの各片側を移動させて前記ステータコイルを前記インサータ用ブレードと前記保持部で保持した状態を形成するとともに、その状態で前記インサータ用ブレード又は前記保持部を前記ステータコイルの並設方向に旋回動作させて前記各ステータコイルにおける前記インサータ用ブレードで保持されている側と前記保持部で保持されている側との間に位相差が生じる状態を形成し、さらに前記位相差を維持した状態で前記各ステータコイルを前記インサータ用ブレードにセットすることを特徴とするステータコイルのセット装置。
  7. 複数個のステータコイルを螺旋状に重ね合わせて装着したステータコアを有する回転電機の製造方法であって、
    請求項1〜請求項5のうちいずれか一項に記載のステータコイルのセット方法により前記複数個のステータコイルをインサータ用ブレードにセットした後、インサータ装置により前記インサータ用ブレードにセットした前記ステータコイルを前記ステータコアに形成されたスロットに挿入することを特徴とする回転電機の製造方法。
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