JP4869041B2 - プラズマ発生体および反応装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ディーゼルエンジンなどの排気ガスに含まれるカーボンを主とする粒子状物質(Particulate matter:以下PMという)や窒素酸化物(NOx)、硫黄酸化物(SOx)、の酸化性成分及び、炭化水素(HC)等の流体を効率良く浄化できるプラズマ発生体および反応装置に関するものである。
ディーゼルエンジンの排気ガス中には、カーボン、SOF(Soluble Organic Fraction)、高分子有機化合物、硫酸ミスト等のPM、NOxやSOxの酸化性成分等の流体が含まれている。近年、環境や人体への影響から排ガス中に含まれるPMや酸化性成分等の排出を抑制しようとする動きが高まってきている。このようなPMや酸化性成分を抑制する方法として、プラズマ反応を利用してPMや酸化性物質を浄化するという技術が提案されている。
プラズマ反応による浄化は、対向する一対の電極間に高電圧を印加させてプラズマ場を発生させ、このプラズマ場内にPMや酸化性成分、HC等の流体を通過させることにより、PMや酸化性成分等の流体を反応、分解させるものである。このようなプラズマ反応により流体を浄化させるためのプラズマ発生体は、一対の電極と、一対の電極を覆う第1及び第2絶縁部と、一対の電極を対向させて保持するための側壁部と、第1、第2絶縁部または側壁部の外表面に形成される外部端子とを備えている。一対の電極は、側壁部の外表面まで導出され、外部端子に接合されることにより電気的に接続されている。そして、この外部端子に外部の電源端子を圧接させた状態で、外部端子を介して電極に電圧を印加させて一対の電極間にプラズマ場を発生させることにより、一対の電極間を通過するPMや酸化性成分の流体を反応、分解させて浄化させることができる。
特開2004−92589号公報 特開2005−93107号公報
しかしながら、プラズマ発生体を自動車等のディーゼルエンジンの排ガスの浄化に使用する場合、プラズマ発生体は高温で且つ、激しく振動する環境下において使用される。このような使用環境においては、外部端子と電源端子との間に発生する熱や振動により、長期間の使用の場合、外部端子が側壁部から剥離してしまうことが想定される。
本発明は、上記想定に鑑み案出されたもので、その目的は、高温高振動下において使用されるプラズマ発生体の流路内を通過するPMや酸化性成分、HC等の流体を良好に反応、分解して浄化することができるプラズマ発生体および反応装置を提供することにある。また、高温や高振動の環境下において、基体の内部または表面に形成された導体と基体の外表面に形成された接続端子との接続強度を高いものとすることができる構造体を提供することにある。
本発明の一態様にかかるプラズマ発生体は、平板状の第1電極と、該第1電極上に対向して配置される平板状の第2電極と、前記第1電極の前記第2電極との対向面の外周部に設けられ、前記第1電極と前記第2電極とが離間するように、これらを保持する側壁部と、該側壁部の外表面に形成され、前記第1電極に接続される外部端子と、前記側壁部に埋入されるとともに前記側壁部の外表面側で前記外部端子に接合され、前記対向面に平行な断面において、前記外部端子との接合部分の幅よりも前記外部端子との接合面に平行な方向の幅が広い幅広領域を有する補助導体とを備え、前記側壁部、ならびに前記第1電極及び前記第2電極により囲まれた流路領域内を流体が流れることを特徴とするものである。
また、好ましくは、前記補助導体は、上下方向に延在した柱状部を備え、該柱状部は、その平面視形状が円弧状をなすことを特徴とするものである。
また、好ましくは、前記補助導体は、側面視で前記外部端子の外周部に接合され、該外部端子の外周部よりも外側に、外部に露出した領域を有することを特徴とするものである。
また、好ましくは、前記補助導体は、前記外部端子に含まれる材料と同一の材料を含有することを特徴とするものである。
また、好ましくは、前記補助導体は、前記側壁部に含まれる材料と同一の材料を含有することを特徴とするものである。
また、好ましくは、前記流路領域が上下方向に複数形成されており、それぞれの流路領域を挟むように前記第1電極と前記第2電極とが対向して配置されていることを特徴とするものである。
また、好ましくは、前記第1電極は、複数形成され、前記補助導体は、前記複数の第1電極同士を電気的に接続することを特徴とするものである。
本発明の他の態様にかかるプラズマ発生体は、平板状の第1電極と、該第1電極上に対向して配置される平板状の第2電極と、前記第1電極を覆う絶縁部と、該絶縁部の外表面に形成され、前記第1電極に接続される外部端子と、前記絶縁部に埋入されるとともに前記絶縁部の外表面側で前記外部端子に接合され、前記対向面に平行な断面において、前記外部端子との接合部分の幅よりも前記外部端子との接合面に平行な方向の幅が広い幅広領域を有する補助導体とを備え、前記第1電極と前記第2電極とにより囲まれた流路領域内を流体が流れることを特徴とするものである。
本発明の反応装置は、本発明のプラズマ発生体と、前記流路領域に被処理流体を供給する供給部と、前記流路領域でプラズマ発生を行なって前記流体を化学変化させた反応物を排出するための排出部と、を具備することを特徴とするものである。
本発明のプラズマ発生体は、高温且つ激しい振動下において電源端子と外部端子との間に熱や振動による応力が発生したとしても、その応力は、外部端子に接合された補助導体に分散されるので、外部端子と側壁部との間に発生する応力が低減され、外部端子が側壁部から剥離する可能性を低減することができる。
また補助導体は、第1電極の第2電極との対向面に平行な断面において、外部端子との接合部分の幅よりも外部端子との接合面に平行な方向の幅が広い幅広領域を有することか
ら、外部端子に接合された補助導体が側壁部に包み込まれる領域を有することとなり、外部端子が側壁部から剥離する可能性を低減することができる。
これにより、第1電極と第2電極との間に所定の電圧を印加して、第1電極と第2電極との間にプラズマ場を良好に発生させることができ、流路内を流れるPMや酸化性成分等の流体を効率良く反応、分解させて浄化することが長期に亘って可能となる。
なお、第1電極を覆う絶縁部と、絶縁部の外表面に形成され、第1電極に接続される外部端子と、絶縁部に埋入され、絶縁部の外表面側で外部端子に接合されるとともに、外部端子との接合面に平行な断面における特定方向の幅が、接合面から内部に向かうに連れて、広くなる幅広領域を有する補助導体とを備えるプラズマ発生体であっても、上述と同様の効果を奏する。
また、好ましくは、補助導体は、厚み方向に延在した柱状部を備え、柱状部は、その平面視形状が円弧状をなすことから、プラズマ発生体が上下方向に振動した際に発生する補助導体と側壁部との間の応力は放射状に分散されるので、外部端子と補助導体と側壁部との間に発生する単位面積当りの応力をより小さくすることができる。
また、好ましくは、補助導体は、側面視で外部端子の外周部に接合され、この外周部よりも外側に、外部に露出した領域を有する。高温且つ激しい振動下においては、外部端子の外周部に外部端子の中央部よりも大きな応力が印加されることがあるが、このような場合であっても、この外周部には補助導体が接合され、外部端子の外周部の応力を良好に吸収でき、外部端子が側壁部から剥離する可能性を低減することができる。また、外部端子の外周部よりも外側に、外部に露出した領域を有するようになすことで、外部端子を、その外周部において補助導体に接合することがより確実にできる。これにより、第1電極と第2電極とに所定の電圧を印加することで、第1電極と第2電極との間にプラズマ場を良好に発生させることができ、流路内を流れるPMや酸化性成分等の流体を効率良く反応、分解させて浄化させることができる。
また、好ましくは、補助導体は、外部端子に含まれる材料と同一の材料を含有することから、外部端子と補助導体との間の熱膨張差を小さくするとともに、外部端子と補助導体との結合を高めることができるので、高温且つ激しい振動下において外部端子と補助導体とを強固に接合した状態とし、外部端子と補助導体とが剥離する可能性を低減することができる。
また、好ましくは、補助導体は、側壁部に埋入された部位に含まれる材料と同一の材料を含有することから、補助導体と側壁部との結合を高めることができ、補助導体と側壁部とが剥離する可能性を低減することができ、外部端子が側壁部から剥離する可能性を低減できる。
また、好ましくは、前記流路領域が上下方向に複数形成されており、それぞれの流路領域を挟むように前記第1電極と前記第2電極とが対向して配置されていることから、複数の第1電極と第2電極との間にそれぞれ流路を形成し、プラズマ場を発生させるので、浄化能力を向上させることができる。
本発明の反応装置は、本発明のプラズマ発生体と、流路領域に被処理流体を供給する供給部と、流路領域でプラズマ発生を行なって流体を化学変化させた反応物を排出するための排出部とを具備することから、外部電源を外部端子に電気的に接続し、第1電極と第2電極とに電圧を印加することで、プラズマ発生体の流路内にプラズマ場を発生させることができるので、供給部から供給された被処理流体をプラズマ発生体の流路内を通過させることにより、被処理流体を反応、分解することができ、反応、分解した流体を排出部に排出することができる。
本発明のプラズマ発生体について説明する。図1(a)は、本発明のプラズマ発生体の実施の形態の一例を示す平面図であり、図1(b)は、図1(a)のA方向から見た側面図である。図2(a)は、図1(a)のB−B’線における断面図、図2(b)は、図1(b)のC−C’線における断面図、図2(c)は、図1(b)のD−D’線における断面図である。図3は、図2(c)のE部における要部拡大断面図である。図4は、図1におけるプラズマ発生体の斜視図の一例である。これらの図において、1は第1電極、2は第2電極、3は第1絶縁部、4は第2絶縁部、5は側壁部、6は流路、7は外部端子、8は補助導体である。
本発明のプラズマ発生体は、平板状の第1電極1と、第1電極1上に対向して配置される平板状の第2電極2と、対向面の外側或いは外周部に設けられ、第1電極1と第2電極2とが離間するように、これらを保持する側壁部5と、側壁部5の外表面に形成され、第1電極1に接続される外部端子7と、側壁部5に埋入され、側壁部5の外表面側で外部端子7に接合されるとともに、外部端子7との接合面に平行な断面における特定方向の幅が、接合面から内部に向かうに連れて、広くなる幅広領域を有する補助導体8とを備え、側壁部5、ならびに第1電極1及び第2電極2により囲まれた流路6領域内を流体が流れる。
尚、本発明において、外部端子7との接合面に平行な断面における特定方向の幅とは、接合面が曲面上をなすときは、この接合面に接する接線に平行な断面における特定方向の幅をいうものとする。
第1絶縁部3および第2絶縁部4は、例えば、セラミックスから成る場合、酸化アルミニウム質焼結体、ムライト質焼結体、窒化アルミニウム質焼結体、炭化珪素質焼結体等の電気絶縁材料から成る。第1絶縁部3および第2絶縁部4が、酸化アルミニウム質焼結体から成る場合には、アルミナ(Al)、シリカ(SiO)、カルシア(CaO)、マグネシア(MgO)等の原料粉末に適当な有機溶剤、溶媒を添加混合して泥漿状となすとともにこれを従来周知のドクターブレード法やカレンダーロール法等を採用し、シート状に成形することによってセラミックグリーンシート(セラミック生シート)を得、次にセラミックグリーンシートに適当な打ち抜き加工を施すとともに必要に応じて複数枚積層し、高温(約1500〜1800℃)で焼成することによって製作される。
第1電極1および第2電極2は、第1絶縁部3および第2絶縁部4に保持されており、後述する流路6内にプラズマ場を発生させるための電極として機能する。すなわち、第1電極1および第2電極2は、第1絶縁部3および第2絶縁部4の表面または内部に互いに対向するようにそれぞれ被着形成されている。なお、第1電極1および第2電極2は、その端部が第1絶縁部3、第2絶縁部4、側壁部5の外表面近傍まで導出されており、後述する外部端子7に、直接に或いは補助導体を介して電気的に接続される。第1電極1および第2電極2は、タングステンやモリブデン、銅、銀等の金属粉末メタライズからなり、スクリーン印刷法等の印刷手段を用いて、第1絶縁部3および第2絶縁部4用のセラミックグリーンシートの所定の位置に第1電極1および第2電極2用のメタライズペーストを印刷塗布し、第1絶縁部3および第2絶縁部4用のセラミックグリーンシートと同時焼成することによって第1絶縁部3および第2絶縁部4の所定のパターンに形成することができる。メタライズペーストは、主成分の金属粉末に有機バインダー、有機溶剤、必要に応じて分散剤等を加えてボールミル、三本ロールミル、プラネタリーミキサー等の混練手段により混合および混練することで製作される。セラミックグリーンシートの焼結挙動に合わせたり、焼結後の絶縁基板との接合強度を高めたりするためにガラスやセラミックスの粉末を添加しても良い。
なお、図2に示すように、第1電極1および第2電極2は、第1絶縁部3および第2絶縁部4の内部に配設していると、第1電極1および第2電極2が流路6内を通過する流体に直接接触しにくくなるので、流体により第1電極1および第2電極2が腐食し、プラズマ場の強度が低下する可能性を抑制することができるので好ましい。なお、第1絶縁部3および第2絶縁部4の表面に形成する際には、第1電極1および第2電極2の露出する表面には、ニッケルや金等の耐蝕性に優れる金属を被着しておくことが好ましい。また、プラズマ発生体を高温下の環境にて使用する場合は、熱により金属同士の拡散が行われやすくなるので、ニッケルや金等の耐蝕性に優れる金属を単層で被着しておいても構わない。例えば、ニッケルめっき層と金めっき層とを順次被着している場合、高温下の熱によりニッケルと金とが容易に拡散し、第1電極1または第2電極2が劣化してプラズマ場の強度が低下する可能性やプラズマ場の強度がばらつく可能性がある。このため、プラズマ発生体を高温下の環境にて使用する場合は、第1電極1および第2電極2の露出する表面に金めっき層のみを0.1〜10μm程度被着させておいても構わない。
また、第1電極1と第2電極2との間隔は、必要とするプラズマ場の強度や第1電極1および第2電極2に印加する電圧等によって適宜決定される。例えば、ディーゼルエンジンの排気ガス中のPMや酸化成分等の流体を反応、分解して、浄化するプラズマ発生体における第1電極1と第2電極2との間隔は、0.5mm〜2.0mm程度が好ましい。
側壁部5は、第1絶縁部3および第4絶縁部4の外周部に設けられており、第1絶縁部3と第2絶縁部4とを支持し、第1電極1と第2電極2との間に一定の間隔を形成するとともに、第1絶縁部3と第2絶縁部4と側壁部5とにより囲まれた領域となる流路6を形成する。
側壁部5は、例えば、セラミックスから成る場合、酸化アルミニウム質焼結体、ムライト質焼結体、窒化アルミニウム質焼結体、炭化珪素質焼結体等の電気絶縁材料から成る。側壁部5が、酸化アルミニウム質焼結体から成る場合には、アルミナ(Al)、シリカ(SiO)、カルシア(CaO)、マグネシア(MgO)等の原料粉末に適当な有機溶剤、溶媒を添加混合して泥漿状となすとともにこれを従来周知のドクターブレード法やカレンダーロール法等を採用し、シート状に成形することによってセラミックグリーンシート(セラミック生シート)を得、次にセラミックグリーンシートに適当な打ち抜き加工を施すとともに必要に応じて複数枚積層し、高温(約1500〜1800℃)で焼成することによって製作される。
第1絶縁部3、第2絶縁部4、側壁部5の少なくともいずれか一つの外表面には、外部端子7が被着形成されている。外部端子7は、外部電源から第1電極1および第2電極2に電圧を印加するための導電路として機能し、第1絶縁部3、第2絶縁部4、側壁部5の少なくともいずれか一つの外表面に導出された第1電極1および第2電極2のそれぞれに電気的に接続されている。外部端子7は、タングステンやモリブデン、銅、銀等の金属粉末メタライズからなり、スクリーン印刷法等の印刷手段を用いて、第1絶縁部3、第2絶縁部4、側壁部5用のセラミックグリーンシートの所定の位置に外部端子7用のメタライズペーストを印刷塗布し、第1絶縁部3、第2絶縁部4、側壁部5用のセラミックグリーンシートと同時焼成することによってプラズマ発生体の所定の位置に形成することができる。外部端子7用のメタライズペーストは、第1電極1および第2電極2用のメタライズペーストと同様にして作製されるが、有機バインダーや有機溶剤の量により印刷に適した粘度に調製される。
なお、外部端子7の露出する表面には、ニッケルや金等の耐蝕性に優れる金属を被着しておくことが好ましい。なお、外部端子7が酸化腐食するのを防止するとともに、外部端子7と外部電源の電源端子との接合を強固なものとするために、厚みが1〜10μm程度のニッケルめっき層と厚みが0.1〜3μm程度の金めっき層とが順次被着されていることが好ましい。なお、外部端子7においても、上述と同様に、高温下にて使用する場合には、ニッケルや金等の耐蝕性に優れる金属を単層で被着しておいても構わない。
或いは、外部端子7は、第1絶縁部3、第2絶縁部4、側壁部5用のセラミックグリーンシートの焼成後に、所定の位置に貼り付けられた金属板でもよい。
そして、外部電源の電源端子を圧接や接合等の手段により外部端子7に電気的に接続し、外部端子7を通して第1電極1と第2電極2とに電圧を印加すると、第1電極1と第2電極2との対向面(平面視で第1電極1と第2電極2とが重畳する領域)の間にプラズマ場を発生させることができる。これにより、プラズマ発生体の一方側面から他方側面にかけて形成された流路6内を通過する流体は、第1電極1と第2電極2との間のプラズマ場を通過することとなるので、反応、分解して、浄化される。例えば、NO(窒素酸化物)は、例えば下記の反応(1)および(2)により分解して、NおよびOが生成されて浄化される。
2NO → 2NO+O・・・・・・・・・・(1)
2NO+O → N+2O・・・・・・・・・・(2)
なお、第1電極1と第2電極2との間にプラズマ場を発生させるために、周波数の高い交流電圧が印加される。印加される交流電圧は、必要とされるプラズマ場の強度等によって適宜選択される。例えば、ディーゼルエンジンの排気ガス中のPMや酸化成分等の流体を反応、分解して、浄化するプラズマ発生体において印加される交流電圧の周波数は、例えば、10MHz〜100MHzである。
そして、本発明においては、側壁部5に埋入され、側壁部5の外表面側で外部端子7に接合されるとともに、外部端子7との接合面に平行な断面における特定方向の幅W1が、接合面から内部に向かうに連れて、広くなる幅広領域を有する補助導体8とを備えている。なお、接合面から内部に向かうに連れて、広くなる幅広領域を有するとは、図3に示すように、補助導体8の特定方向の幅Wが外部端子7と接合する面の幅Wよりも幅広に形成されている(W>W)ことを示している。この補助導体8が設けられていることより、高温でかつ激しく振動する環境下において電源端子と外部端子7との間に熱や振動による応力が発生したとしても、その応力は、外部端子7に接合された補助導体8に分散されるので、外部端子7と側壁部5との間に発生する応力が低減され、外部端子7が側壁部5から剥離する可能性を低減することができる。
また、補助導体8は、外部端子7との接合面に平行な断面における特定方向の幅W1が、接合面から内部に向かうに連れて、広くなる幅広領域を有することから、外部端子7に接合された補助導体8が側壁部5に包み込まれる領域を有することとなり、外部端子7が側壁部5から剥離する可能性を低減することができる。これにより、第1電極1と第2電極2との間に所定の電圧を印加して、第1電極1と第2電極2との間にプラズマ場を良好に発生させることができ、流路内を流れるPMや酸化性成分等の流体を効率良く反応、分解させて浄化することができる。
尚、上述した補助導体8が側壁部5の外表面に形成されたプラズマ発生体にかえて、外部端子7が第1絶縁部3または第2絶縁部4の外表面に形成されている場合、補助導体8が、第1絶縁部3または第2絶縁部4に埋入され、第1絶縁部3または第2絶縁部4の外表面側で外部端子7に接合されるとともに、外部端子7との接合面に平行な断面における特定方向の幅が、接合面から内部に向かうに連れて、広くなる幅広領域を有しているプラズマ発生体であっても構わない。このプラズマ発生体の場合であっても、上述と同様の効果により、外部端子7が第1絶縁部3または第2絶縁部4から剥離する可能性を低減することができる。従って、第1電極1と第2電極2との間に所定の電圧を印加して、第1電極1と第2電極2との間にプラズマ場を良好に発生させることができ、流路内を流れるPMや酸化性成分等の流体を効率良く反応、分解させて浄化することができる。
また、補助導体8は、第1絶縁部3、第2絶縁部4、側壁部5の少なくともいずれか一つに埋入される際に、第1電極1または第2電極2と直接接合するようにして埋入しておくと、第1電極1および第2電極2は、補助導体8を通して外部端子7に電気的に接続されるので、第1電極1または第2電極2と外部端子7との電気的接続をより確実なものとすることができる。この場合、第1電極1および第2電極2は、第1絶縁部3、第2絶縁部4、側壁部5の外表面に導出して外部端子7に直接接合していなくても構わない。
このような補助導体8は、タングステンやモリブデン、銅、銀等の金属粉末メタライズからなる。まず、第1絶縁部3、第2絶縁部4、側壁部5用のセラミックグリーンシートの所定の位置に金型やパンチングによる打ち抜き方法またはレーザ加工等の加工方法により補助導体8用の貫通孔を形成し、この補助導体8用の貫通孔に補助導体8用のメタライズペーストをスクリーン印刷法等の印刷手段により充填しておく。そして、切断加工等により補助導体8用のメタライズペーストが第1絶縁部3、第2絶縁部4、側壁部5用のセラミックグリーンシートの端面から露出することとなる。さらに、この露出した面の一部の面または全面を被覆するように外部端子7用のメタライズペーストを印刷塗布し、第1絶縁部3、第2絶縁部4、側壁部5用のセラミックグリーンシートと同時に焼成することにより、補助導体8は、第1絶縁部3、第2絶縁部4、側壁部5の少なくともいずれか一つに埋入されるとともに、第1絶縁部3、第2絶縁部4、側壁部5の少なくともいずれか一つの外表面側で外部端子7に接合される。なお、補助導体8用のメタライズペーストは、第1電極1、第2電極2、外部端子7用のメタライズペーストと同様にして作製されるが、有機バインダーや有機溶剤の量により補助導体8用の貫通孔への充填に適した粘度に調製される。
また、複数の補助導体8を埋入しておき、複数の補助導体8を外部端子7に接合しておくと、応力を複数の補助導体8に分散させることができるので、電源端子と外部端子7との間に、より大きな応力が発生したとしても、外部端子7とその他の部材、例えば第1絶縁部3や第2絶縁部4、側壁部5、第1電極1、第2電極2との間に発生する応力が低減され、外部端子7がその他の部材、例えば第1絶縁部3、第2絶縁部4、側壁部5、第1電極1、第2電極2から剥離する可能性を低減することができる。また、複数の補助導体8を埋入する場合は、応力を偏りなく分散させるため、分散して埋入しておくことが好ましい。
また、補助導体8は、厚み方向に延在した柱状部を備え、柱状部は、その平面視形状が円弧状をなすことが好ましい。すなわち、図2(a)に示したように、補助導体8が厚み方向に埋入されるとともに、図2(b)、図2(c)、図3に示したように、補助導体8の外縁が円弧状となっていることが好ましい。上記構成により、プラズマ発生体が上下方向に振動した際に発生する補助導体8と第1絶縁部3、第2絶縁部4、側壁部5との間の応力は放射状に分散されるので、外部端子7と補助導体8と第1絶縁部3、第2絶縁部4、側壁部5との間に発生する単位面積当りの応力をより小さくすることができ、外部端子7および補助導体8がその他の部材、例えば第1絶縁部3、第2絶縁部4、側壁部5、第1電極1、第2電極2から剥離する可能性をより低減することができる。これにより、第1電極1と第2電極2とに所定の電圧を印加することで、第1電極1と第2電極2との間にプラズマ場を良好に発生させることができ、流路6内を流れるPMや酸化性成分等の流体を効率良く反応、分解させて浄化することができる。
また、図5に示すように、プラズマ発生体は、複数の流路6が厚み方向に形成されたものであっても良い。図5において、第1電極1と第2電極2との間および第1電極1と第2電極2’との間に挟まれて流路6が形成されている。上記構成により、第1電極1と第2電極2との間および第1電極1と第2電極2’との間にそれぞれプラズマ場を発生させ、それぞれの流路6内を通過する流体を反応、分解させて浄化することができる。
また、図6、7に示すように、より多くの流路6が厚み方向に形成されたものであっても構わない。上記構成により、それぞれのセル6内にPMや酸化性成分等の流体を通過させるとともに、流体を反応、分解させることができるので、効率良く流体を浄化することができる。なお、図6に示すように、補助導体8は、厚み方向に連結して埋入したものであっても構わないし、図7に示すように、分割して埋入したものであっても構わない。なお、図5〜図7に示したように、複数の流路6を厚み方向に形成させる場合、第1の電極1および第2の電極2とは、交互に対向して配設される。
また、図8または図9で示すように、補助導体8は、側面視で外部端子7の外周部に接合され、この外周部よりも外側に、外部に露出した領域を有することが好ましい。なお、図8(a)は、本発明のプラズマ発生体の側面図であり、図8(b)は、図8(a)において外部端子7がない状態を示している。なお、図8(b)においては、外部端子7が被着される領域を一点鎖線にて示している。図9は、本発明のプラズマ発生体の実施の形態の一例を示す斜視図である。これらの図に示すように、補助導体8は、外部端子7の外周部に接合されている領域を有し、さらに外部に露出した領域、すなわち外部端子7に被覆されていない領域とを有している。本発明者らの得た知見によれば、高温且つ激しい振動下においては、外部端子7の外周部に外部端子7の中央部よりも大きな応力が印加されることがあるが、このような場合であっても、外部端子7の外周部には補助導体8が接合され、外部端子7の外周部の応力を良好に吸収でき、外部端子7が側壁部5等から剥離する可能性を低減することができる。また、外部端子7の外周部よりも外側に、外部に露出した領域を有するようになすことで、外部端子7を、その外周部において補助導体8に接合することがより確実にできる。これにより、第1電極1と第2電極2とに所定の電圧を印加することで、第1電極1と第2電極2との間にプラズマ場を良好に発生させることができ、流路6内を流れるPMや酸化性成分等の流体を効率良く反応、分解させて浄化させることができる。
なお、複数の補助導体8は、外部端子7に接合されている領域と、側面視で外部端子7の外周よりも外側の領域に位置し、外部に露出した領域とを有しているものに限られない。例えば、図10に示すようなプラズマ発生体の厚み方向と幅方向とに複数の補助導体8が埋入されている場合、外部端子7の外周寄りに位置する補助導体8が、外部端子7に接合されている領域と、側面視で外部端子よりも外側の領域に位置し、外部に露出した領域とを有するように配設しておけば良く、外部端子7の外周よりも内側に位置する補助導体8は、外部端子7により全面が被覆されておいても構わない。なお、補助導体8を外部に露出する場合には、補助導体8の露出する面には、外部端子7と同様に、ニッケルや金等の耐蝕性に優れる金属を被着しておくことが好ましい。
また、補助導体8と、外部端子7とが、同一材料を含有することが好ましい。上記構成により、外部端子7と補助導体8との間の熱膨張差を小さくするとともに、外部端子7と補助導体8との結合を高めることができるので、高温高振動下において外部端子7と補助導体8とを強固に接合した状態とし、外部端子7と補助導体8とが剥離する可能性を低減することができる。これにより、第1電極1と第2電極2とに所定の電圧を印加することで、第1電極1と第2電極2との間にプラズマ場を良好に発生させることができ、流路6内を流れるPMや酸化性成分等の流体を効率良く反応、分解させて浄化することができる。
このような具体例として、外部端子7がタングステンの金属粉末メタライズからなる場合は、補助導体8はタングステンの金属粉末メタライズを含有し、外部端子7が銅の金属粉末メタライズからなる場合は、補助導体8は銅の金属粉末メタライズを含有することが好ましい。外部端子7と補助導体8とは、金属粉末メタライズ以外に、必要に応じてガラスやセラミックスを含有しているものであっても良く、互いに50重量%以上同一の材料を含有していることがさらに好ましい。また、上述した理由と同様の理由により、補助電極8は、第1電極1および第2電極2の材料と同一材料を含有することがより好ましい。
また、補助導体8は、埋入された第1絶縁部3、第2絶縁部4、側壁部5に含まれる材料と同一の材料を含有することが好ましい。上記構成により、補助導体8と補助導体8が埋入された部位との間の結合を高めることができるので、補助導体8が、第1絶縁部3や第2絶縁部4、側壁部5、第1電極1、第2電極2から剥離する可能性を低減することができ、結果として外部端子7が第1絶縁部3等から剥離する可能性を低減することができる。これにより、第1電極1第2電極2とに所定の電圧を印加することで、第1電極1と第2電極2との間にプラズマ場を良好に発生させることができ、流路6内を流れるPMや酸化性成分等の流体を効率良く反応、分解させて浄化することができる。
このような具体例として、補助導体8が埋入された第1絶縁部3、第2絶縁部4、側壁部5が、酸化アルミニウム質焼結体からなる場合は、補助導体8は、酸化アルミニウム質焼結体を含有しており、第1絶縁部3、第2絶縁部4、側壁部5が、窒化アルミニウム質焼結体からなる場合は、補助導体8は、窒化アルミニウム質焼結体を含有していることが好ましい。
なお、第1絶縁部3、第2絶縁部4、側壁部5が、酸化アルミニウム質焼結体からなる場合は、補助導体8用のメタライズペーストに酸化アルミニウム質焼結体の粉末を含有させておくことにより、焼結した際に酸化アルミニウムが含有された補助導体8として形成できる。なお、補助導体8に含有する量は、第1絶縁部3、第2絶縁部4、側壁部5の材料や補助導体8の幅、長さ等により適宜決定されるが、第1絶縁部3、第2絶縁部4、側壁部5が、酸化アルミニウム質焼結体からなる場合は、0.1重量%〜30重量%程度含有されることが好ましい。
なお、プラズマ発生体は、第1絶縁部3、第2絶縁部4、側壁部5が、セラミックグリーンシートを同時焼成することにより形成され、第1電極1、第2電極2、外部端子7、補助導体8が、メタライズペーストをセラミックグリーンシートと同時に焼成することにより形成されることが好ましい。このことにより、プラズマ発生体はセラミックスやメタライズからなり、一体化されているので、長期間や高温、高振動等の環境下での使用において、プラズマ発生体の変形を小さなものとし、流路6の形状を安定したものとすることができる。従って、流路6内を通過するPMや酸化性成分等の流体を長期間にわたって安定して反応、分解させて良好に浄化することができる。
また、本発明の反応装置は、本発明のプラズマ発生体と、流路6領域に被処理流体を供給する供給部と、流路6領域でプラズマ発生を行なって流体を化学変化させた反応物を排出するための排出部とを具備している。そして、外部電源を外部端子7に電気的に接続し、第1電極1と第2電極2とに電圧を印加することで、プラズマ発生体の流路6内にプラズマ場を発生させることができるので、供給部から供給された被処理流体をプラズマ発生体の流路6内を通過させることにより、被処理流体を反応、分解することができ、反応、分解された流体を排出部から外部に排出することができる。
なお、反応装置にプラズマ発生体以外の排気ガスの浄化機構を取り付けておいても良い。例えば、プラズマ発生体の前後にフィルターや触媒を付着しておいても良く、これにより排気ガス中のPMや酸化成分等の排出をさらに低減させることができる。このようなフィルターとして、セラミック製のDPF(Diesel Particulate Filter)等があり、触媒として白金等を用いることができる。
なお、本発明は、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば種々の変更は可能である。例えば、上述においては、自動車、船舶、発電機等に使用されるディーゼルエンジン等の排気ガスの浄化について説明を行っているが、その他の用途に使用されるプラズマ発生体およびその反応装置に適用しても良い。例えば、消臭、ダイオキシン分解、花粉分解等に使用される空気洗浄機器やプラズマエッチング、薄膜装置等に搭載されるプラズマ発生体および反応装置等に適用することができる。また、プラズマ反応により流路6内を通過する流体を反応または分解させるためのプラズマ発生体およびその反応装置に適用することが可能である。
(a)は、本発明のプラズマ発生体の実施の形態の一例を示す平面図であり、(b)は、(a)のA方向から見た側面図である。 (a)は、図1(a)のプラズマ発生体のB−B’線における断面図、(b)は、図1(b)のC−C’線における断面図、(c)は、図1(b)のD−D’線における断面図である。 図2(c)のE部における要部拡大断面図である。 本発明のプラズマ発生体の実施の形態の一例を示す斜視図である。 本発明のプラズマ発生体の実施の形態の一例を示す断面図である。 本発明のプラズマ発生体の実施の形態の一例を示す断面図である。 本発明のプラズマ発生体の実施の形態の一例を示す断面図である (a)は、本発明のプラズマ発生体の実施の形態の一例を示す側面図であり、(b)は、(a)の外部端子を透過させた側面図である。 本発明のプラズマ発生体の実施の形態の一例を示す斜視図である。 本発明のプラズマ発生体の実施の形態の一例を示す側面図である。
符号の説明
1・・・第1電極
2・・・第2電極
3・・・第1絶縁部
4・・・第2絶縁部
5・・・側壁部
6・・・流路
7・・・外部端子
8・・・補助導体

Claims (9)

  1. 平板状の第1電極と、
    該第1電極上に対向して配置される平板状の第2電極と、
    前記第1電極の前記第2電極との対向面の外周部に設けられ、前記第1電極と前記第2電極とが離間するように、これらを保持する側壁部と、
    該側壁部の外表面に形成され、前記第1電極に接続される外部端子と、
    前記側壁部に埋入されるとともに前記側壁部の外表面側で前記外部端子に接合され、前記対向面に平行な断面において、前記外部端子との接合部分の幅よりも前記外部端子との接合面に平行な方向の幅が広い幅広領域を有する補助導体とを備え、
    前記側壁部、ならびに前記第1電極及び前記第2電極により囲まれた流路領域内を流体が流れることを特徴とするプラズマ発生体。
  2. 前記補助導体は、上下方向に延在した柱状部を備え、該柱状部は、その平面視形状が円弧状をなすことを特徴とする請求項1に記載のプラズマ発生体。
  3. 前記補助導体は、側面視で前記外部端子の外周部に接合され、該外部端子の外周部よりも外側に、外部に露出した領域を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプラズマ発生体。
  4. 前記補助導体は、前記外部端子に含まれる材料と同一の材料を含有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のプラズマ発生体。
  5. 前記補助導体は、前記側壁部に含まれる材料と同一の材料を含有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のプラズマ発生体。
  6. 前記流路領域が上下方向に複数形成されており、それぞれの流路領域を挟むように前記第1電極と前記第2電極とが対向して配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のプラズマ発生体。
  7. 前記第1電極は、複数形成され、前記補助導体は、前記複数の第1電極同士を電気的に接続することを特徴とする請求項6に記載のプラズマ発生体。
  8. 平板状の第1電極と、
    該第1電極上に対向して配置される平板状の第2電極と、
    前記第1電極を覆う絶縁部と、
    該絶縁部の外表面に形成され、前記第1電極に接続される外部端子と、
    前記絶縁部に埋入されるとともに前記絶縁部の外表面側で前記外部端子に接合され、前記対向面に平行な断面において、前記外部端子との接合部分の幅よりも前記外部端子との接合面に平行な方向の幅が広い幅広領域を有する補助導体とを備え、
    前記第1電極と前記第2電極とにより挟まれた流路領域内を流体が流れることを特徴とするプラズマ発生体。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれかに記載のプラズマ発生体と、
    前記流路領域に被処理流体を供給する供給部と、
    前記流路領域でプラズマ発生を行なって前記流体を化学変化させた反応物を排出するための排出部と、を具備することを特徴とする反応装置。
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