JP4867529B2 - 画像処理プログラムおよび画像処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理プログラムおよび画像処理装置に関し、特にレティネックス処理を高速で行いプレビュー表示を行うことができる画像処理プログラムおよび画像処理装置に関するものである。
逆光条件下で被写体が撮像された場合、被写体部分の画像は、詳細な態様が判別困難となるほど明度やコントラストの低い不明瞭な逆光画像となる。かかる逆光画像のみならず、露光の過不足や、撮像時のぶれやぼけ、ノイズ、光量不足などによる劣悪な画像を、画像処理によって明度やコントラストを向上させて画質を改良することが行われている。かかる画像処理の1手法として、レティネックス処理(Retinex処理)が知られている。
レティネックス処理は、高画質部分については入力画像データを保持し、主に低画質部分の画質改良を行うものである。このレティネックス処理では、ガウスフィルタにより、元の画像の各画素データを周辺画素の画素データを反映させた値に補正し、その補正された画素データの自然対数から元の画像のリファレンス成分データを算出し、元画像の画素成分で元の画像の画素データを除してイルミナンス成分データを算出する。つまり、元の画像を、リファレンス成分とイルミナンス成分との2の構成成分に分けるのである。そして、イルミナンス成分に対してガンマ補正等の明度や階調(コントラスト)を補正する処理を行った後、その補正されたイルミナンス成分と、リファレンス成分とを合成することにより、元の画像に対し逆光画像部分などの低画質部分の画質が改良された画像データを生成することができる。リファレンス成分を求めるには、反射率R(x,y)の正規化を行う。
ここで、図6を参照して、反射率R(x,y)の正規化について説明する。反射率R(x,y)は、次式により算出される。
Figure 0004867529
ここで、xは、横方向の座標を、yは、縦方向の座標を、I(x,y)は、座標(x,y)における輝度値を、F(x,y)は、座標(x,y)のフィルタ係数を、*は、畳み込み演算(コンボリューション)をそれぞれ示す。なお、logは、底をeとする自然対数である。
図6は、ある静止画像について、上式により求められた反射率R(x,y)の最小値を0、最大値を255とする0から255の範囲の整数値に正規化し、各整数の出現頻度を集計したヒストグラムである。
このヒストグラムからメディアン値Mを求め、メディアン値から大きい側へ45%の画素数を含む範囲の上限値をU、メディアン値から小さい側へ45%の画素数を含む範囲の下限値をDとする。
UおよびDの値に対応するR(x,y)の値を、UpR、DownRとし、正規化反射率(正規化レティネックス値)refle(x,y)は、R(x,y)の値がDownR以下の場合は、0.0とし、R(x,y)の値がUpR以上の場合は、1.0とし、R(x,y)の値がDownRより大きくUpRより小さい場合は、
Figure 0004867529
とする。
このように処理するとrefle(x,y)は、0.0から1.0の間の値を取るように正規化される。実験によれば、こうして得られた値に、0.3を加算し、refle(x,y)の値が0.3から1.3の値を取るようにすると輝度補正が良好に行われることが判明している。
このようにして求めたrefle(x,y)を用いて、出力Out(x,y)は、次式により求められる。
Figure 0004867529
ここでγ1は、定数である。
特開2001−69525号公報(特許文献1)には、このレティネックス処理をRGBの各プレーンで独立に行った場合に、カラーバランスが崩れたり色ずれが発生するという問題点を解決するために、RGB値をYCbCrやYIQという輝度成分と色成分により構成される座標空間に変換し、輝度成分Yに対してのみレティネックス処理を施し、色成分を維持したまま、RGBに戻すという方法が開示されている。この方法を用いると輝度成分のみが調整され、色成分は調整されないのでカラーバランスが崩れたり色ずれが発生することがない。また、この方法では、輝度成分のみにレティネックス処理を行うので、RGBの各プレーンそれぞれにレティネックス処理を行う場合に比べ、計算量が少なく、高速で処理を実行することができとともに、R(x,y)を正規化するために、RGBそれぞれについて記憶する必要がなく、輝度のみについて記憶すればよいので、必要な記憶容量は少なくなる。
また、特許3731577号(特許文献2)には、このレティネックス処理の処理速度を高速にする方法が開示されている。この方法は、元画像を平均画素法などの方法により縮小画像(解像度が低い)を形成し、その縮小画像の各画素について周辺平均輝度を求めた周辺平均輝度画像(ボケ画像)を形成し、そのボケ画像を拡大した画像と元画像からレティネックス処理画像を形成し、更に、そのレティネックス処理画像と元画像とから出力画像を形成している。
また、特開2005−57598号公報には、プレビュー画像やサムネイル画像を表示し、これらの画像データを記憶する容量を削減することができる装置が開示されている。
特開2001−69525号公報 特許3731577号公報 特開2005−57598号公報
しかしながら、特許文献1および2に開示されたレティネックス処理では、反射率を記憶するメモリのサイズが大きいという問題点と、処理された画像を出力する際に、画像の出力開始までの時間が長いという問題点とがあった。また、特許文献3に開示された発明では、プレビュー画像やサムネイル画像データが大きくなるにつれて、これらの画像を記憶するメモリも大きくなるし、画像処理を最後まで終了した後、表示するので、画像データが大きくなるにつれて、表示までの時間も長くなるという問題点があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、レティネックス処理を高速で行うことができる画像処理プログラムおよび画像処理装置を提供することを目的としている。
この目的を達成するために、請求項1記載の画像処理プログラムは、画像の補正処理を行いその補正処理された画像を表示する表示器を備えた画像処理装置により実行されるものであり、元画像を、前記表示器に応じたサイズに縮小した縮小画像の各画素について、画素値とその画素の周辺平均輝度とから反射率を求めることにより縮小レティネックス画像を形成する縮小レティネックス画像形成ステップと、その縮小レティネックス画像形成ステップにより形成された縮小レティネックス画像の画素値が取る値の全範囲における各画素値の頻度を集計し、正規化を行う際の上限値および下限値を設定する正規化パラメータ設定ステップと、その正規化縮小レティネックス値に基づいて、前記縮小画像の画素値の補正を行う縮小画像補正ステップであって、前記正規化縮小レティネックス値が大きくなるほど補正後の前記縮小画像の画素値が大きくなるように前記縮小画像の画素値の補正を行う前記縮小画像補正ステップと、その補正ステップにより補正された画像を前記表示器に表示するプレビュー画像表示ステップと、前記元画像の各画素について、画素値とその画素の周辺平均輝度とから反射率を求め、その反射率を前記正規化パラメータ設定ステップにより設定された上限値および下限値に基づいて正規化した正規化レティネックス値を求め、その正規化レティネックス値に基づいて、前記元画像の画素値の補正を行う元画像補正ステップであって、前記正規化レティネックス値が大きくなるほど補正後の前記元画像の画素値が大きくなるように前記元画像の画素値の補正を行う前記元画像補正ステップとを前記画像処理装置に実行させる
請求項2記載の画像処理プログラムは、請求項1記載の画像処理プログラムにおいて、前記縮小周辺平均輝度画像形成ステップは、元画像から縮小画像を形成するために最近傍法により画素を抽出するサンプリングステップと、そのサンプリングステップにより抽出された画素の値とフィルタ係数との畳み込み演算を行う演算ステップとを備えている。
請求項3記載の画像処理プログラムは、請求項1記載の画像処理プログラムにおいて、前記縮小周辺平均輝度画像形成ステップは、元画像を平均画素法により縮小する画像縮小ステップと、その縮小ステップにより縮小された画像の画素とフィルタ係数との畳み込み演算を行う演算ステップとを備えている。
請求項4記載の画像処理プログラムは、請求項1から3のいずれかに記載の画像処理プログラムにおいて、前記縮小周辺平均輝度画像形成ステップは、前記縮小画像から変換された輝度信号のみについて周辺平均輝度画像形成するものであり、前記縮小レティネックス画像形成ステップは、前記縮小画像と、前記縮小周辺平均輝度画像形成ステップにより形成された周辺平均輝度画像とに基づいて縮小レティネックス画像を求め、前記合成ステップは、元画像から変換された輝度信号のみについてレティネックス画像を求めるとともに、前記正規化パラメータ設定ステップにより設定された上限値および下限値に基づいてレティネックス画像を正規化した正規化レティネックス値を求め、その正規化レティネックス値と、元画像の画素値とに基づいて合成を行う。
請求項5記載の画像処理プログラムは、請求項1から4のいずれかに記載の画像処理プログラムにおいて、前記補正ステップにより補正された画像の画素値が取る全範囲の値がとる頻度を集計し画素値が取る値の範囲を変更することにより画素値の補正を行うヒストグラム処理を行う縮小画像ヒストグラム処理ステップと、その縮小画像ヒストグラム処理ステップにおいて変更された画素値が取る値の範囲に基づいて元画像をヒストグラム処理する元画像ヒストグラム処理ステップとを備え、前記プレビュー画像表示ステップは、前記ヒストグラム処理ステップにより処理された画像を表示する。
請求項6記載の画像処理プログラムは、請求項1から5のいずれかに記載の画像処理プログラムにおいて、前記正規化パラメータ設定ステップは、全画素が取る値の最大値から最小値の範囲の値のうち、全画素に対する所定の割合の画素を含むクリップ範囲の上限値と下限値とを正規化パラメータとして設定する。
請求項7記載の画像処理装置は、画像の補正処理を行いその補正処理された画像を表示する表示器を備えたものであり、元画像を、前記表示器に応じたサイズに縮小した縮小画像の各画素について、画素値とその画素の周辺平均輝度とから反射率を求めることにより縮小レティネックス画像を形成する縮小レティネックス画像形成手段と、その縮小レティネックス画像形成手段により形成された縮小レティネックス画像の画素値が取る値の全範囲における各画素値の頻度を集計し、正規化を行う際の上限値および下限値を設定する正規化パラメータ設定手段と、その正規化パラメータ設定手段により設定された正規化を行う際の上限値および下限値に基づいて正規化縮小レティネックス値を求め、その正規化縮小レティネックス値に基づいて、前記縮小画像の画素値の補正を行う縮小画像補正手段であって、前記正規化縮小レティネックス値が大きくなるほど補正後の前記縮小画像の画素値が大きくなるように前記縮小画像の画素値の補正を行う前記縮小画像補正手段と、その縮小画像補正手段により補正された画像を前記表示器に表示するプレビュー画像表示手段と、前記元画像の各画素について、画素の値とその画素の周辺平均輝度とから反射率を求め、その反射率を前記正規化パラメータ設定手段により設定された上限値および下限値に基づいて正規化した正規化レティネックス値を求め、その正規化レティネックス値に基づいて、前記元画像の画素値の補正を行う元画像補正手段であって、前記正規化レティネックス値が大きくなるほど補正後の前記元画像の画素値が大きくなるように前記元画像の画素値の補正を行う前記元画像補正手段とを備えている。
請求項8記載の画像処理装置は、請求項7記載の画像処理装置において、前記縮小周辺平均輝度画像形成手段は、元画像から縮小画像を形成するために最近傍法により画素を抽出するサンプリング手段と、そのサンプリング手段により抽出された画素の値とフィルタ係数との畳み込み演算を行う演算手段とを備えている。
請求項9記載の画像処理装置は、請求項7記載の画像処理装置において、前記縮小周辺平均輝度画像形成手段は、元画像を平均画素法により縮小する画像縮小手段と、その縮小手段により縮小された画像の画素とフィルタ係数との畳み込み演算を行う演算手段とを備えている。
請求項10記載の画像処理装置は、請求項7から9のいずれかに記載の画像処理装置において、前記縮小周辺平均輝度画像形成手段は、前記縮小画像から変換された輝度信号のみについて周辺平均輝度画像形成するものであり、前記縮小レティネックス画像形成手段は、前記縮小画像と、前記縮小周辺平均輝度画像形成手段により形成された周辺平均輝度画像とに基づいて縮小レティネックス画像を求め、前記合成手段は、元画像から変換された輝度信号のみについてレティネックス画像を求めるとともに、前記正規化パラメータ設定手段により設定された上限値および下限値に基づいてレティネックス画像を正規化した正規化レティネックス値を求め、その正規化レティネックス値と、元画像の画素値とに基づいて合成を行う。
請求項11記載の画像処理装置は、請求項7から10のいずれかに記載の画像処理装置において、前記補正手段により補正された画像の画素値が取る全範囲の値がとる頻度を集計し画素値が取る値の範囲を変更することにより画素値の補正を行うヒストグラム処理を行う縮小画像ヒストグラム処理手段と、その縮小画像ヒストグラム処理手段において変更された画素値が取る値の範囲に基づいて元画像をヒストグラム処理する元画像ヒストグラム処理手段とを備え、前記プレビュー画像表示手段は、前記ヒストグラム処理手段により処理された画像を表示する。
請求項12記載の画像処理装置は、請求項7から11のいずれかに記載の画像処理装置において、前記正規化パラメータ設定手段は、全画素が取る値の最大値から最小値の範囲の値のうち、全画素に対する所定の割合の画素を含むクリップ範囲の上限値と下限値とを正規化パラメータとして設定する。
請求項1記載の画像処理プログラムによれば、正規化パラメータ設定ステップにより、縮小レティネックス画像を用いて、上限値および下限値が設定されるので、その上限値および下限値の設定を、元画像のレティネックス画像を用いた場合に比べて高速化できるという効果がある。更に、縮小画像補正ステップにより、縮小画像の画素値の補正が行われその補正が行われた画像が、プレビュー画像表示ステップにより表示器に表示される。従って、元画像の画素値の補正を行った画像を表示する場合に比べて、画素値の補正がされた画像を高速に表示できるという効果がある。
請求項2記載の画像処理プログラムによれば、請求項1記載の画像処理プログラムの奏する効果に加え、サンプリングステップにより、元画像から最近傍(Nearest Neighbor)法によって画素が抽出され、その抽出された画素の素値フィルタ係数との畳み込み演算が演算ステップによりなわれる。従って元画像の全画素の画素値とフィルタ係数との畳み込み演算を行う場合に比べて、畳み込み演算の回数が少なくなり畳み込み演算を高速できるので、縮小レティネックス画像形成を高速化できるという効果がある。
請求項3記載の画像処理プログラムによれば、請求項1記載の画像処理プログラムの奏する効果に加え、画像縮小ステップにより縮小された画像の画素フィルタ係数との畳み込み演算が演算ステップによりなわれる。従って元画像の全画素の画素値とフィルタ係数との畳み込み演算を行う場合に比べて、畳み込み演算における演算の回数が少なくなり、高速に畳み込み演算を行うことができるという効果がある。また、画像縮小ステップにより元画像が平均画素法によって縮小されるので、縮小画像の画質維持され、正規化を行う際の上限値および下限値の精度が高くなる。このようにして設定された上限値および下限値に基づいて正規化を行うことにより、正規化を高精度にできるという効果がある。
請求項4記載の画像処理プログラムによれば、請求項1から3のいずれかに記載の画像処理プログラムの奏する効果に加え、縮小レティネックス画像形成ステップにより、輝度信号のみについて縮小レティネックス画像形成され、元画像補正ステップにより、輝度信号のみについて反射率が求められる。よって、RGBの各信号別に縮小レティネックス画像を形成し反射率を求める場合に比べて、信号数が減りレティネックス処理を高速化できるという効果がある。またカラーバランスが保持され、色ずれが発生することを防止することができるという効果がある。
請求項5記載の画像処理プログラムによれば、請求項1から4のいずれかに記載の画像処理プログラムの奏する効果に加え、縮小画像ヒストグラム処理ステップにより、縮小画像補正ステップによって補正された画像の画素値のヒストグラム処理がされ、そのヒストグラム処理された画像がプレビュー画像表示ステップにより表示される。よって、元画像をヒストグラム処理した画像を表示する場合に比べて、ヒストグラム処理された画像を高速に表示できるという効果がある。
請求項6記載の画像処理プログラムによれば、請求項1から5のいずれかに記載の画像処理プログラムの奏する効果に加え、正規化パラメータ設定ステップによりリップ範囲の上限値と下限値とが、正規化パラメータとして設定される。これにより全画素の最大値と最小値とを、正規化パラメータとして設定した場合に比べて、元画像のレティネックス画像から設定した正規化パラメータに対する誤差を小さくできる。よって、正規化パラメータの精度が高くなり、このようにして設定された正規化パラメータに基づいて正規化を行うことにより正規化を高精度にできるという効果がある
請求項7記載の画像処理装置によれば、請求項1記載の画像処理プログラムと同様な効果がある。
請求項8記載の画像処理装置によれば、請求項2記載の画像処理プログラムと同様な効果がある。
請求項9記載の画像処理装置によれば、請求項3記載の画像処理プログラムと同様な効果がある。
請求項10記載の画像処理装置によれば、請求項4記載の画像処理プログラムと同様な効果がある。
請求項11記載の画像処理装置によれば、請求項5記載の画像処理プログラムと同様な効果がある。
請求項12記載の画像処理装置によれば、請求項6記載の画像処理プログラムと同様な効果がある。
以下、本発明の好ましい実施形態について添付図面を参照して説明する。図1は、本実施形態の画像処理を行うプリンタ1の電気的な構成を示したブロック図である。本実施形態においては、プリンタ1に搭載された画像処理プログラムは、パーソナルコンピュータ(以下「PC」と称する)2や、デジタルカメラ21や、外部メディア20から入力された画像データ(元画像データなど)に対しレティネックス処理およびヒストグラム処理を実行して、画像データの逆光画像部分などの低画質領域の補正を実行するように構成されている。
図1に示すように、プリンタ1には、CPU11、ROM12、RAM13、印刷ヘッドなどから構成され、印刷媒体(例えば、紙媒体など)への印刷(出力)を行う印刷部15、出力画像サイズなどの入力値をユーザが入力可能なユーザ操作部(例えば、テンキーなど)を有する操作パネル16とを備えている。
また、プリンタ1は、ケーブル5を介してPC2と接続可能なインターフェイス(以下「I/F」と称する)17と、ケーブル6を介してデジタルカメラ21と接続可能なI/F18と、外部メディア20(例えば、SDメモリカード、メモリスティックなどのフラッシュメモリにより構成される)を着脱自在に装着可能な外部メディアスロット19とを備えている。これらのI/F17、18により行われる通信方法としてUSB(Universal Serial Bus)が使用される。
よって、プリンタ1は、PC2に記憶されている画像データをケーブル5及びI/F17を介して入力することが可能であると共に、デジタルカメラ21によって撮影された画像データをケーブル6及びI/F18を介して入力することが可能である。さらに、外部メディアスロット19に装着された外部メディア20から、その外部メディア21に記憶されている画像データを入力することが可能である。
CPU11は、プリンタ1全体を制御する演算処理装置(演算装置)である。ROM12は、CPU11により実行される各種制御プログラムやそのプログラムを実行する際に用いられる固定値などを記憶するものであり、制御プログラムとしてレティネックス処理やヒストグラム処理などの画像の処理を行う画像処理プログラムを記憶する画像処理プログラムメモリ12aや、印刷を行うための印刷制御プログラムを記憶する印刷制御プログラムメモリ12b等が備えられている。
RAM13は、制御プログラムがCPU11により実行される際に必要な各種レジスタ群などが記憶されるワーキングエリアや、処理中のデータを一時的に格納するテンポラリエリア等を有しランダムにアクセスできる書き換え可能なメモリであり、元画像データを記憶する元画像メモリ13aと、元画像を縮小し、縮小した画像のレティネックス処理において求められる反射率を記憶する縮小レティネックス画像メモリ13bと、ヒストグラム処理において各画素値の頻度が記憶されるヒストグラムメモリ13c等を備えている。
元画像データメモリ13aは、PC2、デジタルカメラ21、及び外部メディア20から、それぞれ、I/F17、I/F18、及び外部メディアスロット19を介して入力した画像データを記憶するものである。なお、本実施形態では、元画像データ及び出力画像データはいずれも、RGB値から構成され、これらの各RGB値は、「0」〜「255」の範囲の値である。
RGB値は、光の3原色である赤を表すR値と、緑を表すG値と、青を示すB値とを構成成分とする値である。光の3原色の混色により各種の色は生成されるので、入力画像の各画素の色は、R値とG値とB値との組合せ(RGB値)により1の色(色相や階調など)が示される。このRGB値の値が大きいほど、輝度(明度)は高くなる。
縮小レティネックス画像メモリ13bは、元画像を縮小し、その縮小した画像の輝度信号のみについてレティネックス処理において求められる反射率Rs(x,y)を記憶するメモリである。元画像を縮小する方法としては、縮小する画像の画素に対応する元画像の位置に最も近い画素の値をサンプリングし、そのサンプリングした画素の値をそのまま用いる最近傍法や、縮小する画像の画素に対応する元画像の位置の周囲の画素を用いて補間演算を行うバイキュービック法や、平均画素法などが知られている。画質より処理速度を優先する場合は、最近傍法が用いられ、処理速度より画質を優先する場合は、バイキュービック法や、平均画素法が用いられる。
これらいずれかの方法により元画像が縮小され、その縮小された画像の各画素(ピクセル)について反射率が上述の数式1を用いて演算され、この縮小レティネックス画像メモリ13bに記憶される。
ヒストグラムメモリ13cは、縮小レティネックス画像と元画像を縮小した縮小画像の輝度信号とに基づいて、縮小画像の出力画像を求め、その出力画像をカラー画像に戻してRGBヒストグラム処理を行う際に、RGB値の出現頻度を集計するために使用されるメモリである。
次に、図2を参照してプリンタ1の操作パネル16について説明する。図2は、操作パネル16を示す平面図である。図2に示すように、この操作パネル16は、LCD16aと各種操作入力キー16b〜16kとから構成されている。
LCD16aは、プリンタ1における各種情報を表示する液晶ディスプレイ(LCD)である。このLCD16aは、元画像を縮小した画像や、元画像をレティネックス処理などにより補正し、その補正した画像をプレビュー画像として表示し、処理が適切に行われたか否かを視認することができるように表示したり、機能設定時における機能又は設定値等を設定させるための設定表示等が表示される。
操作入力キー16bは、電源ボタンであり、MFP1が電源遮断の状態で押下すると、MFP1に電源が投入され、一方で、MFP1に電源が投入されている状態において、操作入力キー16bが押下されるとMFP1は電源遮断される。
操作入力キー16cは、MFP1で実行させる機能又は設定値などを、LCD16aに表示される選択肢の中から設定させるための十字キー及びメニューセットキーである。この操作入力キー16cの上下左右の端部を押下することにより、LCD16aに表示されるカーソルが上下左右に移動される。そして、カーソルが所望の機能又は設定値に対応する選択肢に配置された場合に、操作入力キー16cの中央部を押下することにより、カーソルが配置されていた機能又は設定値が設定される。
メニューの一つに、レティネックス処理を行った場合のプレビュー画像を表示するか否かを設定したり、レティネクス処理を行った後、ヒストグラム処理を行うか否かを設定することができる。
操作入力キー16dは、テンキーであり、印刷を行う場合の枚数などを設定することができる。また、操作入力キー16eは、2つの設定ボタンであり、プレビュー画像を表示した後、元画像をレティネックス処理して印刷を行うか、印刷を中止するかを指示するものである。
次に、図3を参照して、ヒストグラム処理について説明する。図3(a)は、画像の一例であり、図3(b)は、その画像から形成したヒストグラムである。このヒストグラムは、画素値がとる値の全範囲の各値について、頻度(画素数)を集計したものである。カラー画像の場合には、R,G,Bの各値を8ビット、すなわち0から255までの値をとる場合には、0から255の各整数値について、その値となる画素のR,G,B値について1を加算することにより集計する。例えば、ある画素のR,G,B値が(100,200,200)である場合には、100の値に1を、200の値に2を加算するというようにして集計する。
このようにして作成されたヒストグラムにおいて、明部と暗部とを除く割合(カット割合)が設定され、その割合から上限値Uと下限値Dとが求められる。例えば、明部と暗部とを除く割合として、それぞれ3%とした場合に、明部に含まれる画素数が全画素数の3倍(1画素につき、R,G,Bの3つの値をとる)の3%に当たる数を、最大値255から上限値Uまでに含むように上限値Uを設定し、同様に、暗部に含まれる画素数が全画素数の3倍の3%に当たる数を、最小値0から下限値Dまでに含むように下限値Dを設定する。
このようにして、上限値Uおよび下限値Dを設定すると、画素値の最小値から下限値Dまでの範囲の値を最小値とし、上限値Uから最大値までの範囲の値を最大値とし、下限値Dから上限値Uまでの範囲の値を線形、または非線形な関数で補正する。
即ち、入力する画素値をinput、補正した画素値をoutput、画素値が取る範囲を0から255、γ2を定数とした場合に、
inputが、下限値D以下の場合は、0、
inputが、上限値U以上の場合は、255
inputが、下限値Dより大きく上限値Uより小さい場合は、
a=(input−D)/(U−D)
Figure 0004867529
この式でγ2=1とすると、outputは、下限値と上限値との間の値を線形に拡大することになる。
レティネックス処理における数式のγ1の値に応じて設定してもよい。このγ1の値を大きくすると、より明るく補正されることになり、γの値が小さいと、あまり補正されないことになる。したがって、γ1が大きい場合は、ヒストグラム処理における下限値Uの値を大きく(暗部のカット量またはカット割合を大きく)し、全体的に暗い方へ画素値を変更すると画像に締まりがでる。
また、レティネックス処理により、逆光などの部分は、明るく補正されるが、全体的にも明るく補正され、元の画像とは、異なった印象となる。そこでレティネックス処理におけるガンマ補正とは逆のガンマ補正をヒストグラム処理によかけることにより、明るく成りすぎた部分を自然な状態に戻すことができる。
また、レティネックス処理におけるガンマ補正に用いたガンマγ1に応じて、ヒストグラム処理におけるガンマγ2を次式により求めるようにしてもよい。すなわち、
γ2=(γ1−1.0)/A+1.0
(但し、Aは、5から20の値)とする。
レティネックス処理前のメディアン値にレティネックス処理後のメディアン値が近づくようにγ2を設定してもよい
画素値をinput、補正した画素値をoutput、画素値が取る全範囲をB、全範囲の最大値をMAX、全範囲の最小値をMIN、クリップされる範囲の上限値をU、下限値をD、元画像のメディアン値をOM、前記レティネックス処理ステップにより処理された画像のメディアン値をRM、定数をαとした場合に、
inputが、下端範囲(下限値D以下)の場合は、MINとし、
inputが、上端範囲(上限値U以上)の場合は、MAXとし、
inputが、上記範囲以外の場合は、
a=(input−D)/(U−D)
outputをaのγ2べき乗にBを乗じた値とし、
γ2=log(target/MAX)/log(RM/MAX)
但し、target=(OM×α+RM)/(1+α)
ここで、定数αを1とした場合は、レティネックス処理前のメディアン値とレティネックス処理後のメディアン値との中間にtargetが設定され、定数αの値を1より大きくするとtargetが元画像のメディアン値に近づき、定数αの値を1より小さい値とすると元画像のメディアン値から離れるように設定される。なお、定数αは、予め所定の値に設定してもよいし、使用者が任意に設定できるようにしてもよい。
次に、レティネックス処理を行った後、ヒストグラム処理を行う画像処理について、図4および図5を参照して説明する。図4および図5は、画像処理を示すフローチャートである。図4に示す処理は、いわゆる前処理と呼ばれる処理であり、この処理では、反射率Rの正規化を行うためのクリップ範囲が設定される。なお、この前処理が行われている間は、画像の出力が行われない。
この前処理では、まず、元画像データをPC2やデジタルカメラ21から読み込み、RAM13の元画像メモリ13aに記憶する(S1)。次に、元画像を縮小して縮小画像を形成し、その縮小画像の各画素について輝度信号Yと色信号Cb,Crに変換する(S2)。
縮小画像を形成する方法としては、最近傍法や平均画素法が用いられ、輝度信号Yおよび色信号Cb,Crは、次式により演算される。
Figure 0004867529
次に、上式により演算された輝度信号Yについて、反射率Rs(x,y)を算出する。なお、「s」は、縮小画像についての接尾辞であり、元画像については、接尾辞を付さないものとする。反射率Rsは、縮小画像の各画素の輝度値をIs(x,y)、縮小画像用のフィルタをFs(x,y)として、次式により演算される。
Figure 0004867529
なお、「*」は、畳み込み演算(コンボリューション)を示す。
次に、上記演算により求められた反射率Rs(x,y)をRAM13の縮小レティネックス画像メモリ13bに記憶する(S4)。
次に、Rs(x,y)を最大値および最小値と比較する(S5)。詳細には、最初の座標について求めた反射率Rs(x,y)を最大値および最小値とし、そのつぎから求めた反射率Rs(x,y)と最大値および最小値とをそれぞれ比較し、今回求めた反射率Rs(x,y)が、最大値より大きい場合は、今回求めた反射率Rs(x,y)を新たな最大値とし、今回求めた反射率Rs(x,y)が、最小値より小さい場合は、今回求めた反射率Rs(x,y)を新たな最小値とし、今回求めた反射率Rs(x,y)が、最大値より小さく、最小値より大きい場合は、最大値、最小値を変更しないという処理である。
次に、縮小画像の全ての座標についてS3〜S5の処理を行ったか否かを判断し(S6)、まだ、未処理の座標がある場合は(S6:No)、S3の処理に戻り、全ての座標についての処理を終了した場合は(S6:Yes)、S5の処理により求めた最大値と最小値に基づいて、反射率Rs(x,y)を正規化し、ヒストグラムを形成する(S7)。
次に、その形成されたヒストグラムからメディアン値を求め(S8)、そのメディアン値とヒストグラムとから反射率Rs(x,y)のクリップされる範囲(クリップ範囲)を定める(S9)。このクリップ範囲は、例えば、メディアン値より大きい値で、全標本の45%の標本が含まれる上限値をクリップ範囲の上限値とし、メディアン値より小さい値で、全標本の45%が含まれる下限値をクリップ範囲の下限値とするものである。
以上の前処理により、元画像を縮小した縮小画像の反射率により構成される縮小レティネックス画像を形成し、その縮小レティネックス画像から、元画像の反射率を正規化する際のクリップ範囲が求められる。このことにより、クリップ範囲を求めるための演算の回数が、元画像について求める演算の回数より非常に少なくすることができ、処理速度が速くなる。また、縮小された画像のレティネックス画像を記憶するので、元画像のレティネックス画像を記憶する場合に比べ、少ない記憶容量で処理することができるという利点がある。また、縮小画像を用いて求めたクリップ範囲と、元画像を用いて求めたクリップ範囲とは、大差がない。次表は、縮小画像により求めたクリップ範囲(上限値と下限値)と元画像により求めたクリップ範囲との差異を示すものである。
Figure 0004867529
この表が示すように、元画像により求めた最大値は、2.712、最小値は、−4.063であり、縮小画像により求めた最大値は、1.729、最小値は、−2.607である。よって、元画像により求めた最大値と縮小画像により求めた最大値との差は、0.983であり、元画像により求めた最小値と縮小画像により求めた最小値との差は、1.456であって、かなり大きな差が認められる。
一方、元画像により求めたクリップ範囲の上限値は、0.825、下限値は、−0.822であり、縮小画像により求めた上限値は、0.742、下限値は、−0.755である。よって、元画像により求めた上限値と縮小画像により求めた上限値との差は、0.083であり、元画像により求めた下限値と縮小画像により求めた下限値との差は、0.067であって、これらの差が小さいことが分かる。
次に、図4に示す前処理により求められたクリップ範囲に基づいて、プレビュー画像を形成して表示し、プレビュー画像を確認した後、処理した画像を印刷出力する出力処理について説明する。
まず、縮小レティネックスメモリ13bに記憶された縮小レティネックス画像の画素について図4に示す前処理で求められたクリップ範囲(UpR,DownR)に基づいて、正規化し、refles(x,y)を求める(S11)。この処理は、「背景技術」で説明したものと同様であり、演算は、次式を用いる。
Figure 0004867529
次に、Outs(x,y)を次式により算出する(S12)。
Figure 0004867529
次に、このOuts(x,y)を輝度信号Yとして次式によりRGB値に変換し、
Figure 0004867529
ヒストグラムに登録する(S13)。このヒストグラムの登録とは、RGB値それぞれが取る値は、0から255までの整数値であり、ここで得られた、R値、G値、B値の各値に対応する値の頻度に1を加算することである。加算された値は、ヒストグラムメモリ13cに記憶される。
次に、プレビュー画像の表示を行うように設定されているかを判断し、プレビュー画像の表示を行うように設定されている場合は(S14:Yes)、処理された画素のデータをLCD16aに出力する。このことにより、処理されたプレビュー画像がLCD16aに表示される。
次に、縮小レティネックスメモリ13cに記憶された全画素について処理を行ったか否かを判断し(S16)、まだ、処理していない画素がある場合は(S16:No)、S11の処理に戻り、全画素についての処理を終了した場合は(S16:Yes)、次に、使用者により印刷を行うように設定されたか否かを判断する(S17)。
使用者により印刷を行わないように設定された場合は(S17:No)、印刷を行わずにこの出力処理を終了し、印刷を行うように設定された場合は(S17:Yes)、S13の処理により登録されたヒストグラムに基づいて、ヒストグラム処理を行う際に用いるパラメータを設定する(S19)。
一方、S14の判断処理においてプレビュー画面を表示しないように設定されている場合は(S14:No)、縮小レティネックス画像の全ての画素についての処理を終了したかを判断し(S18)、まだ、処理していない画素が有る場合は(S18:No)、S11の処理に戻り、全ての画素についての処理を終了した場合は(S18:Yes)、S19の処理に進む。
以上の処理により、レティネックス画像を正規化する際のクリップ範囲と、レティネックス処理を行った後に行われるヒストグラム処理のパラメータが設定される。これらのパラメータが設定されると、元画像の各画素について順次レティネクッス処理とヒストグラム処理を施し、印刷部15に出力する。
詳細には、まず、元画像の画素について輝度信号を求め、その輝度信号について反射率R(x,y)を算出し(S20)、図4に示すフローチャートのS9の処理により求められたクリップ範囲に基づいてR(x,y)を正規化したrefle(x,y)を求める(S21)。
次に、Out(x,y)を数式3により算出し(S22)、算出したOut(x,y)を輝度信号Yとして数式 によりRGB値に戻し(S23)、そのRGB値をS19で求めたパラメータに基づいてヒストグラム補正を行い(S24)、印刷部15に出力する(S25)。
次に、元画像の全画素についての処理を終了したか否かを判断し(S26)、まだ、処理していない画素がある場合は(S26:No)、S17の処理に戻り、全画素についての処理を終了した場合は(S26:Yes)、この後処理を終了する。
以上、説明したように上記実施形態によれば、元画像を縮小した縮小画像に基づいて反射率の正規化を行う際のクリップ範囲やヒストグラム処理を行う際のパラメータを設定するので、高速で処理を行うことができるとともに、その処理において形成される縮小レティネックス画像を用いて、レティネックス処理された縮小画像を容易に形成して、プレビュー画面に表示することができる。よって、使用者は、プレビュー画像を視認することにより、レティネックス処理を行うことにより、画像がどのように補正されるかを知ることができる。
上記実施形態では、縮小画像がレティネックス処理された画像をプレビュー画像として表示するものとしたが、縮小画像をレティネックス処理し、さらにヒストグラム処理を行って、プレビュー画像として表示してもよい。このように、することで、レティネックス処理およびヒストグラム処理によるそれぞれの効果を予め確認し、処理による効果が認められた場合だけ、印刷などの出力を行うようにすることができる。
なお、請求項に記載の縮小レティネックス画像形成ステップおよび縮小レティネックス画像形成手段は、図4に示すフローチャートのS2〜S4の処理が該当し、正規化パラメータ設定ステップおよび正規化パラメータ設定手段は、図4に示すフローチャートのS7〜S9の処理が該当し、縮小画像補正ステップおよび縮小画像補正手段は、図5に示すフローチャートのS11〜S13の処理が該当し、プレビュー画像表示ステップおよびプレビュー画像表示手段は、図5に示すフローチャートのS15の処理が該当し、元画像補正ステップおよび元画像補正ステップは、図5に示すフローチャートのS20からS23の処理が該当し、縮小画像ヒストグラム処理ステップおよび縮小画像ヒストグラム処理手段は、図5に示すフローチャートのS13の処理が該当し、元画像ヒストグラム処理ステップおよび元画像ヒストグラム処理手段は、図5に示すフローチャートのS24の処理が該当する。
以上、実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上記各実施形態に何ら限定されるものでなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、上記実施形態では、色表現系はRGB形式としたが、RGB形式以外の他の色表現系、例えば、CMY形式などに本発明を適用してもよい。
また、上記実施形態では、本発明の画像処理プログラムは、プリンタ1に組み込まれたCPU11により実行されるものとしたが、パーソナルコンピュータにアプリケーションとして供給され、パーソナルコンピュータに組み込まれたCPUなどにより実行されるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、縮小画像をレティネックス処理した画像をプレビュー画像として表示器に表示するものとしたが、縮小画像にレティネックス処理を行い、更にヒストグラム処理を行った画像をプレビュー画像として表示器に表示するようにしてもよい。
また、レティネックス処理は、SSR(シングルスケール法)であってもMSR(マルチスケール法)であってもよい。
また、上記実施形態の画像処理では、CPU11によりレティネックス処理などを行うものとしたが、DSP(Digital Signal Processor)により行ってもよい。DSPを用いると、より高速に積和演算などの処理を実行することができる。
本発明の実施形態の画像処理プログラムを搭載したプリンタの電気的構成を示すブロック図である。 プリンタの操作パネルを示す平面図である。 (a)は、画像の一例であり、(b)は、ヒストグラム処理を説明するための日ヒストグラム図である。 前処理を示すフローチャートである。 出力処理を示すフローチャートである。 反射率R(x,y)を正規化する際のクリップ範囲について説明するヒストグラム図である。
符号の説明
1 プリンタ
2 パーソナルコンピュータ
11 CPU
12 ROM
12a 画像処理プログラムメモリ
13 RAM
13b レティネックス画像メモリ
16a 表示器

Claims (12)

  1. 画像の補正処理を行いその補正処理された画像を表示する表示器を備えた画像処理装置により実行される画像処理プログラムにおいて、
    元画像を、前記表示器に応じたサイズに縮小した縮小画像の各画素について、画素値とその画素の周辺平均輝度とから反射率を求めることにより縮小レティネックス画像を形成する縮小レティネックス画像形成ステップと、
    その縮小レティネックス画像形成ステップにより形成された縮小レティネックス画像の画素値が取る値の全範囲における各画素値の頻度を集計し、正規化を行う際の上限値および下限値を設定する正規化パラメータ設定ステップと、
    その正規化パラメータ設定ステップにより設定された正規化を行う際の上限値および下限値に基づいて正規化縮小レティネックス値を求め、その正規化縮小レティネックス値に基づいて、前記縮小画像の画素値の補正を行う縮小画像補正ステップであって、前記正規化縮小レティネックス値が大きくなるほど補正後の前記縮小画像の画素値が大きくなるように前記縮小画像の画素値の補正を行う前記縮小画像補正ステップと、
    その縮小画像補正ステップにより補正された画像を前記表示器に表示するプレビュー画像表示ステップと、
    前記元画像の各画素について、画素値とその画素の周辺平均輝度とから反射率を求め、その反射率を前記正規化パラメータ設定ステップにより設定された上限値および下限値に基づいて正規化した正規化レティネックス値を求め、その正規化レティネックス値に基づいて、前記元画像の画素値の補正を行う元画像補正ステップであって、前記正規化レティネックス値が大きくなるほど補正後の前記元画像の画素値が大きくなるように前記元画像の画素値の補正を行う前記元画像補正ステップとを、前記画像処理装置に実行させるものであることを特徴とする画像処理プログラム。
  2. 前記縮小レティネックス画像形成ステップは、元画像から縮小画像を形成するために最近傍(Nearest Neighbor)法により画素を抽出するサンプリングステップと、そのサンプリングステップにより抽出された画素値とフィルタ係数との畳み込み演算を行う演算ステップとを、前記画像処理装置に実行させるものであることを特徴とする請求項1記載の画像処理プログラム。
  3. 前記縮小レティネックス画像形成ステップは、元画像を平均画素法により縮小する画像縮小ステップと、その画像縮小ステップにより縮小された画像の画素とフィルタ係数との畳み込み演算を行う演算ステップとを、前記画像処理装置に実行させるものであることを特徴とする請求項1記載の画像処理プログラム。
  4. 前記縮小レティネックス画像形成ステップは、前記縮小画像から分離された輝度信号のみについて縮小レティネックス画像を形成するステップであり
    前記元画像補正ステップは、元画像から分離された輝度信号のみについて反射率を求め、その反射率を前記正規化パラメータ設定ステップにより設定された上限値および下限値に基づいて正規化した正規化レティネックス値を求め、その正規化レティネックス値に基づいて、前記元画像の画素値の補正を行うステップであって、前記正規化レティネックス値が大きくなるほど補正後の前記元画像の画素値が大きくなるように前記元画像の画素値の補正を行うステップであることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の画像処理プログラム。
  5. 前記縮小画像補正ステップにより補正された後の画像の画素値が取る全範囲の値がとる頻度を集計し、前記縮小画像補正ステップにより補正された後の画像の画素値が取り得る全範囲の値の中間値が、前記縮小画像補正ステップにより補正される前の縮小画像の画素値が取る全範囲の値の中間値に近づくように、前記縮小画像補正ステップにより補正された後の画像の画素値の補正をするヒストグラム処理を行う縮小画像ヒストグラム処理ステップを前記画像処理装置に実行させ
    前記プレビュー画像表示ステップは、前記縮小画像ヒストグラム処理ステップによりヒストグラム処理された画像を表示するステップであることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の画像処理プログラム。
  6. 前記正規化パラメータ設定ステップは、全画素が取る値の最大値から最小値の範囲の値のうち、全画素に対する所定の割合の画素を含むクリップ範囲の上限値と下限値とを正規化パラメータとして設定するステップであることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の画像処理プログラム。
  7. 画像の補正処理を行いその補正処理された画像を表示する表示器を備えた画像処理装置において、
    元画像を、前記表示器に応じたサイズに縮小した縮小画像の各画素について、画素値とその画素の周辺平均輝度とから反射率を求めることにより縮小レティネックス画像を形成する縮小レティネックス画像形成手段と、
    その縮小レティネックス画像形成手段により形成された縮小レティネックス画像の画素値が取る値の全範囲における各画素値の頻度を集計し、正規化を行う際の上限値および下限値を設定する正規化パラメータ設定手段と、
    その正規化パラメータ設定手段により設定された正規化を行う際の上限値および下限値に基づいて正規化縮小レティネックス値を求め、その正規化縮小レティネックス値に基づいて、前記縮小画像の画素値の補正を行う縮小画像補正手段であって、前記正規化縮小レティネックス値が大きくなるほど補正後の前記縮小画像の画素値が大きくなるように前記縮小画像の画素値の補正を行う前記縮小画像補正手段と、
    その縮小画像補正手段により補正された画像を前記表示器に表示するプレビュー画像表示手段と、
    前記元画像の各画素について、画素値とその画素の周辺平均輝度とから反射率を求め、その反射率を前記正規化パラメータ設定手段により設定された上限値および下限値に基づいて正規化した正規化レティネックス値を求め、その正規化レティネックス値に基づいて、前記元画像の画素値の補正を行う元画像補正手段であって、前記正規化レティネックス値が大きくなるほど補正後の前記元画像の画素値が大きくなるように前記元画像の画素値の補正を行う前記元画像補正手段とを備えていることを特徴とする画像処理装置。
  8. 前記縮小レティネックス画像形成手段は、元画像から縮小画像を形成するために最近傍(Nearest Neighbor)法により画素を抽出するサンプリング手段と、そのサンプリング手段により抽出された画素値とフィルタ係数との畳み込み演算を行う演算手段とを備えていることを特徴とする請求項7記載の画像処理装置。
  9. 前記縮小レティネックス画像形成手段は、元画像を平均画素法により縮小する画像縮小手段と、その画像縮小手段により縮小された画像の画素とフィルタ係数との畳み込み演算を行う演算手段とを備えていることを特徴とする請求項7記載の画像処理装置。
  10. 前記縮小レティネックス画像形成手段は、前記縮小画像から分離された輝度信号のみについて縮小レティネックス画像を形成し、
    前記元画像補正手段は、元画像から変換された輝度信号のみについて反射率を求め、その反射率を前記正規化パラメータ設定手段により設定された上限値および下限値に基づいて正規化した正規化レティネックス値を求め、その正規化レティネックス値に基づいて、前記正規化レティネックス値が大きくなるほど補正後の前記元画像の画素値が大きくなるように前記元画像の画素値の補正を行うことを特徴とする請求項7から9のいずれかに記載の画像処理装置。
  11. 前記縮小画像補正手段により補正された後の画像の画素値が取る全範囲の値がとる頻度を集計し、前記縮小画像補正手段により補正された後の画像の画素値が取り得る全範囲の値の中間値が、前記縮小画像補正手段により補正される前の縮小画像の画素値が取る全範囲の値の中間値に近づくように、前記縮小画像補正手段により補正された後の画像の画素値の補正をするヒストグラム処理を行う縮小画像ヒストグラム処理手段を備え、
    前記プレビュー画像表示手段は、前記縮小画像ヒストグラム処理手段によりヒストグラム処理された画像を表示することを特徴とする請求項7から10のいずれかに記載の画像処理装置。
  12. 前記正規化パラメータ設定手段は、全画素が取る値の最大値から最小値の範囲の値のうち、全画素に対する所定の割合の画素を含むクリップ範囲の上限値と下限値とを正規化パラメータとして設定することを特徴とする請求項7から11のいずれかに記載の画像処理装置。
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