JP4865378B2 - 情報転送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、基幹通信網と複数の無線基地局との間で情報の転送を行う情報伝送装置に関する。
基幹通信網と、複数の無線基地局と、の間で情報の転送を行う情報転送装置が知られている(特許文献1)。また、情報転送装置に複数の無線基地局を接続する構成としては、一つの通信ポートからハブを介して複数の無線基地局を接続する構成の他に、通信ポート毎に無線基地局を接続する構成が知られている(特許文献2及び3)。このような情報転送装置の適用分野として広帯域無線アクセス技術があり、現在、IEEE802.16をベースとするWiMAXの研究が盛んに行われている(非特許文献1)。
特開2004−015435号公報 特開2005−094336号公報 特開2004−164576号公報 床納崇著,「ワイヤレス・ブロードバンド時代を創るWiMAX」,インプレス,初版(2005年12月1日)
特許文献1に記載された構成のように、情報転送装置にハブを介して複数の無線基地局を接続する構成にすると、情報転送装置からは、ハブに接続された全ての無線基地局に同一の情報が転送される。また、全ての無線基地局から同一の情報が送信される場合もあり、通信資源を有効に活用することができない。このように、通信資源が非効率的に使用されることにより、通信サービスの品質を保証するために必要な通信資源が確保しにくくなる。
一方、特許文献2に記載された構成のように、複数の通信ポートに複数の無線基地局を接続する構成は、通信ポート毎に異なるサブネットワークアドレスが設定されるため、同一の情報が全ての無線基地局に転送されることがなく、通信サービスの品質を保証するために必要な通信資源を確保しやすくなる。しかしながら、上述したような通信ポート毎に異なるサブネットワークアドレスが設定されていると、無線端末局が無線基地局間でハンドオーバをする際に、IPアドレスの再割り当て等の処理が必要となり、無線端末局のモビリティを低下させる。また、通信ポート毎に異なるサブネットワークアドレスを設定するのは、アドレス資源の有効活用といった点からは好ましくない。
本発明の目的は、サービスの品質保証のために必要な通信資源を確保しつつ無線端末局のモビリティが確保された情報転送装置を提供することにある。
本発明は、基幹通信網に接続される基幹通信ポートと、共通のネットワークアドレスおよび個別のホストアドレスを含むIPアドレスと、ポート番号とがそれぞれに割り当てられ、複数の無線基地局に接続される複数の通信ポートと前記無線基地局との間で通信を行う無線端末局に固有に割り当てられたマックアドレスと、前記複数の通信ポートに対して共通に割り当てられたネットワークアドレスおよび記無線端末局毎に個別に割り当てられたホストアドレスをむIPアドレスと、前ポート番号と、を対応付けた対応情報を生成する対応情報生成手段と、前記基幹通信網から受信したパケット情報から当該パケット情報の送信先となる前記無線端末局のIPアドレスを識別すると共に、識別されたIPアドレスに前記対応情報で対応付けられたポート番号の通信ポートのみに当該パケット情報を送信し、当該通信ポートに接続された前記無線基地局のみに当該パケット情報を転送する情報転送手段と、を備え、前記対応情報は、IPアドレスに対応付けられた品質保証パラメータを含み、前記情報転送手段は、前記品質保証パラメータに基づく転送速度で、前記基幹通信網から受信したパケット情報を転送することを特徴とする。
また、本発明では、前記品質保証パラメータは、前記無線端末局における通信サービスに基づいて決定されることが望ましい。
また、本発明では、前記対応情報生成手段は、前記無線端末局がパケット情報の送受を行う無線基地局を切り替えるときに、前記無線端末局に割り当てられたマックアドレスと、前記無線端末局が新たに情報の送受を行う無線基地局が接続される通信ポートに割り当てられたポート番号と、を対応付けるよう前記対応情報を更新し、前記情報転送手段は、前記無線端末局が新たに情報の送受を行う無線基地局に対して品質保証パラメータに基づく転送速度よりも速い速度でかつ他の通信トラヒックに影響を与えない速度で転送することが望ましい。
本発明によれば、サービスの品質保証のために必要な通信資源を確保しつつ無線端末局のモビリティが確保された情報転送装置を提供することができる。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。図1に本発明の実施形態に係る情報転送装置22により構成される通信システム102を示す。情報転送装置22は、通信ポート28−0〜28−nを備えており、後述するパケット情報転送部31等を含んでいる(nは情報転送装置22に接続される無線基地局装置の数を示す正の整数)。この情報転送装置22は、通信線28L−0を介して基幹通信網12に接続され、他の情報転送装置(図示せず)等と情報の送受を行う。また、無線基地局装置24−1〜24−nは、それぞれ通信線28L−1〜28L−nを介してそれぞれ通信ポート28−1〜28−nに接続される。この無線基地局装置24−1〜24−nは、通信エリア30−1〜30−nを形成し、無線端末局装置26−1〜26−mと無線により情報の送受を行う(mは無線端末局装置の数を示す正の整数)。
通信ポート28−0および通信ポート28−1〜28−nには、ハードウェアに固有の識別符号であるマックアドレスMacPxおよびMacP1〜MacPnが割り当てられている。無線端末局装置26−1〜26−mは、それぞれマックアドレスMac1〜Macmが割り当てられている。
また、通信ポート28−0および通信ポート28−1〜28−nは、マックアドレスの他、ポート番号PxおよびP1〜Pnがそれぞれ割り当てられている。ポート番号は情報転送装置が実行する処理において通信ポートを識別するための番号であり、情報転送装置22において固有に割り当てられた番号である。
無線基地局装置24−i(iは1〜nの整数)は、マックアドレスを適用した所定の無線通信プロトコルに従い、無線端末局26−1〜26−mのうち所定の無線端末局装置との間の無線通信によりパケット情報の送受信を行う。無線通信プロトコルとしては、IEEE802.16等を適用することが好適であるが、他の無線通信プロトコル(IEEE802.11等)であってもよい。
図2に本発明の実施形態に係る情報転送装置22の構成を示す。パケット情報転送部31は、後述するパケット情報入出力処理部33−0で受信した情報を対応テーブル記憶部37に格納された対応テーブル200に基づいて、転送すべき通信ポート(28−1〜28−nのいずれか)に転送処理を行う。また、パケット情報入出力処理部33−0〜33−nは、各々が通信ポート28−0〜28−nに接続され、情報の入出力処理を行う。対応テーブル生成部35は、後述するように無線端末局装置26−jのマックアドレスMac1〜Macmと、無線端末局装置26−jが情報の送受を行う無線基地局装置24−1〜24−nが接続された通信ポート28−1〜28−nに割り当てられたポート番号P1〜Pnと、IPアドレス「10.1.2.n」と、を対応付けた対応テーブル200を生成する(又は更新する)。対応テーブル記憶部37は、対応テーブル200を記憶する。転送情報記憶部は、後述する無線端末局装置26−1〜26−m毎に割り当てられる通信品質並びにトラフィック制御を行うためのバッファメモリを有している。
次に本実施形態に係る情報転送装置22により構成される通信システム102の動作について説明する。無線端末局装置26−j(jは1〜mの整数)と無線基地局装置24−1〜24−nのうち少なくとも1つとの間では、無線通信網が確立される前に所定の無線通信プロトコルに従い次のような処理が実行される。
無線端末局装置26−jは、無線基地局装置24−iとの間で予備的な無線通信を行い、無線基地局装置24−iが無線端末局装置26−jとは異なるほかの無線端末局装置26−k(kはjとは異なる1〜mの整数)との間で行う通信の頻度、無線基地局装置24−iとの間で送受信する電磁波の伝搬状況の良好度、無線基地局装置24−iまでの距離等によって定義される通信良好度を測定する。そして、通信良好度に基づいて無線基地局装置24−1〜24−nのうち無線通信を行うものを選択する。無線端末局装置26−jは、選択した無線基地局装置24−iにマックアドレスMacjを含む情報を送信する。そして、情報を受信した無線基地局装置24−iはマックアドレスを認識する。
このような処理によって、無線基地局装置24−iは、無線基地局装置24−iが通信を行う無線端末局装置26−jのマックアドレスMacjを認識する。例えば、図1の通信システム102では、無線基地局装置24−1はマックアドレスMac1、Mac3およびMac7を認識し、無線基地局装置24−2はマックアドレスMac2、Mac6およびMac8を認識し、無線基地局装置24−nはマックアドレスMac4、Mac5およびMacmを認識する。無線基地局装置24−1〜24−nは、認識したマックアドレスMacjによって特定される無線端末局装置26−jとの間の無線通信によりパケット情報の送受信を行う。無線端末局装置26−jが、無線基地局装置24−iと情報の送受信を行うことが可能な領域を基地局エリア30−iとする。このように認識された無線端末局装置26−1〜26−mのマックアドレスMac1〜Macmは、後述するように対応テーブル生成部35に送られ、対応テーブル200の生成(又は更新)に用いられる。
通信ポート28−0〜28−nには、基幹通信網12において定義されるそれぞれ固有のIPアドレスが割り当てられている。通信ポート28−1〜28−nには、共通のネットワークアドレスと、それぞれ互いに異なるホストアドレスとが割り当てられている。図1の情報転送装置22では、通信ポート28−0にIPアドレスとして「10.1.3.1」が、通信ポート28−1〜28−nにIPアドレスとして「10.1.2.1」〜「10.1.2.n」が割り当てられている。ただし、IPアドレスの上位24ビットをネットワークアドレスとし、下位8ビットをホストアドレスとしている。
通信ポート28−0〜28−nのIPアドレスが、情報転送装置22および無線基地局装置24−1〜24−nを設置する際に予め割り当てられるのに対し、無線端末局装置26−1〜26−mのIPアドレスは、情報転送装置22と無線端末局装置26−1〜26−mとの間で実行される、次に説明される無線端末登録処理によって後発的に割り当てられる。
次に、無線端末装置の登録並びに対応テーブル200の生成について図3及び図4を参照して説明する。ここでは、無線基地局装置24−1が無線端末局装置26−1のマックアドレスMac1を新たに認識した際に、無線端末局装置26−1のIPアドレスを新たに割り当てる具体例と共に説明する。
無線基地局装置24−iは、新たにマックアドレスMacjを認識すると、ヘッダ部に接続通知パケット識別子を含ませ、データ部に新たなマックアドレスMacjを含ませた接続通知パケット情報を通信線28L−iおよび通信ポート28−iを介して情報転送装置22に送信する(S1)。図1の例では、データ部に新たなマックアドレスMac1を含ませた接続通知パケット情報を通信線28L−1および通信ポート28−1を介して情報転送装置22に送信する。情報転送装置22は、このように送られてきた接続通知パケット情報をパケット情報入出力処理部33−1及びパケット情報転送部31を介して、対応テーブル生成部35に入力する。
情報転送装置22は、抽出したマックアドレスMacjに対応するIPアドレスを決定する(S3)。ここで決定するIPアドレスのネットワークアドレスは、通信ポート28−1〜28−nに割り当てられる共通のネットワークアドレスと同一とする。また、決定するIPアドレスのホストアドレスは、通信ポート28−1〜28−nに割り当てられているホストアドレスのいずれとも異なり、かつ、既に無線端末局装置26−j以外の無線端末局装置26−kに既に割り当てられているホストアドレスのいずれとも異なるものとする。図1の例では、情報転送装置22は、マックアドレスMac1に対応するIPアドレスを「10.1.2.n+1」と決定する。
なお、基地局エリア30−1〜30−n内に存在する無線端末局装置26−1〜26−mが一定である場合には、マックアドレスMac1〜Macmのそれぞれに対して予めIPアドレスを対応付けた情報を、情報転送装置22の記憶手段(図示せず)に予め記憶させておく構成としてもよい。
対応テーブル生成部35は、決定されたIPアドレスを、対応テーブル記憶部37に記憶している対応テーブル200の内容を追加する(S4)。対応テーブル200は、図4に示すように、決定されたIPアドレスと、接続通知パケット情報が通知された通信ポート28−iのポート番号Piと、接続通知パケット情報のデータ部に含まれていたマックアドレスMacjとを対応付けたテーブルである。
図4のアドレス対応テーブル200では、マックアドレスMac1を有する無線端末局装置26−1に対して「10.1.2.n+1」がIPアドレスとして決定され、通信ポート28−1のポート番号P1が対応付けられている。また、マックアドレスMac2を有する無線端末局装置26−2に対して「10.1.2.n+2」がIPアドレスとして決定され、通信ポート28−2のポート番号P2が対応付けられている。また、マックアドレスMac3を有する無線端末局装置26−3に対して「10.1.2.n+3」がIPアドレスとして決定され、通信ポート28−1のポート番号P1が対応付けられている。
対応テーブル生成部35は、接続通知パケット情報のデータ部に含まれていたマックアドレスMacjに対して決定されたIPアドレスと、接続通知パケット情報を受信した通信ポート28−iのポート番号Piと、接続通知パケット情報のデータ部に含まれていたマックアドレスMacjとを対応付けた対応テーブル200を生成し、対応テーブル記憶部37に記憶する。
後述するように、情報転送装置22は、基幹通信網12から受信した情報を対応テーブル200に基づいて所定の通信ポート(28−1〜28−nのいずれか)から所定の無線基地局装置(24−1〜24−nのいずれか)のみにパケット情報Pckを送信することにより、サービスの品質保証のために必要な通信資源を確保する。なお、対応テーブル200では、無線端末局装置26−1〜26−mのマックアドレスMac1〜Macmに品質ID(通信速度)が対応付けられる。この品質IDは、予めマックアドレスMac1〜Mac3に対応付けられてもよいが無線端末局装置26−1〜26−mの要求に応じて設定されてもよい。このように品質IDを設定して後述する通信トラフィックの制御をすることにより、データ損失や転送遅延の厳しいリアルタイム再生が必要なサービス(音声配信や映像配信等)においてその通信品質を保証することができる。
情報転送装置22は、アドレス対応テーブル200を更新すると、ヘッダ部にアドレス付与パケット識別子を含ませ、データ部にマックアドレスMac1、マックアドレスMac1に対応するIPアドレス「10.1.2.n+1」、および通信ポート28−1のマックアドレスMacP1を含ませたアドレス付与パケット情報を、通信ポート28−1および通信線28L−1を介して無線基地局装置24−1に送信する(S5)。
無線基地局装置24−1は受信したパケット情報のヘッダ部にアドレス付与パケット識別子が含まれていると判定すると、データ部からマックアドレスMacj、IPアドレス、マックアドレスMacPiを抽出する。そして、マックアドレスMacjを有する無線端末局装置26−1に、IPアドレスおよびマックアドレスMacPiを含むパケット情報を送信する(S6)。無線端末局装置26−1は、受信したパケット情報からIPアドレスおよびマックアドレスMacPiを抽出して記憶する(S7)。
なお、無線端末局装置26−1が情報転送装置22からマックアドレスMacP1を取得する処理は、広く知られているARP(Address Resolution Protocol)によって行うこともできる。
なお、上記の説明では、無線基地局装置24−1が新たなマックアドレスMac1を認識したときに無線端末登録処理を開始するものとしたが、所定の時間間隔で無線端末未登録処理を開始する構成としてもよい。
このような無線端未登録処理によれば、無線端末局装置26−1〜26−mに対し、通信ポート28−1〜28−nに割り当てられている共通のネットワークアドレスと同一のネットワークアドレスが割り当てられる。さらに、無線端末装置26−1〜26−mに対し、通信ポート28−1〜28−nに割り当てられているホストアドレスとは異なる、それぞれ互いに異なるホストアドレスが割り当てられる。また、無線通信端末26−1〜26−mが、自らと情報の送受信を行う無線基地局装置24−iが接続される通信ポート28−iのマックアドレスPiを取得し記憶することも可能となる。したがって、無線端末局装置26−1〜26−mが情報を送受する無線基地局24−1〜24−nを切り替える(すなわちハンドオーバ)の際に、情報転送装置22が上述したような処理により対応テーブル200を更新するだけで良く、無線端末局装置26−1〜26−mにIPアドレスを再付与する必要が無い。このため無線端末局装置26−1〜26−mのモビリティを確保することができる。
次に、情報伝送装置22が基幹通信網12と無線基地局装置24−1〜24−nとの間で情報の転送を行う処理について説明する。ここで、無線端末局装置26−1〜26−mには、無線端末登録処理によってIPアドレスがすでに割り当てられているものとする。また、無線端末局装置26−1〜26−mは、無線端末登録処理によって、自らと情報の送受信を行う無線基地局装置24−iが接続される通信ポート28−iのマックアドレスPiを取得し記憶しているものとする。
情報転送装置22のパケット情報転送部31は、通信ポート28−0に接続されたパケット情報入出力処理部33−0を介して、基幹通信網12からパケット情報Pckを受信する。パケット情報転送部31は、受信したパケット情報Pckに含まれるヘッダから、そのパケット情報Pckの宛先となる無線端末局装置26−jのIPアドレスを識別する。
次に、パケット情報転送部31は、対応テーブル記憶部37に記憶された対応テーブル200から、前述したパケット情報Pckから識別された宛先となる無線端末局装置26−jのIPアドレスに対応付けられたポート番号P1〜Pnを特定しこれを取得する。後述するように、特定されたポート番号P1〜Pnのいずれかに接続された無線基地局装置24−iのみに前述したパケット情報Pckが送信される。これにより、全ての無線基地局装置24−iから(同一の)パケット情報Pckが全ての通信エリア30−1〜30−nに送信されることを防ぎ、サービス品質を保証するための通信資源を確保しやすくなる。
さらに、このようにポート番号P1〜Pnが特定されたパケット情報Pckは、転送情報記憶部39に記憶される。転送情報記憶部39では、無線端末局装置26−j毎に割り当てられるFIFOバッファにパケット情報Pckが記憶される。また、パケット情報Pckは、前述した品質IDに基づく送信キューとして記憶される。転送情報記憶部39に記憶されたパケット情報Pckは上述した送信キューに基づいて所定のタイミングで、パケット情報入出力処理部33−1〜33−nのいずれかから(対応するポート番号P1〜Pnが割り当てられた通信ポート28−1〜28−nのいずれかを介して)送信される(例えば通信ポート28−1を介して送信される)。
無線基地局装置24−1は、情報転送装置22からパケット情報Pckを受信し、無線信号に変換して送信する。無線端末局装置26−jは、受信したパケット情報PckLの宛先アドレスの設定に基づいてパケット情報Pckが自らに宛てられていると判定し、そのパケット情報Pckを取得する。
このように、パケット情報Pckに含まれるヘッダから識別されたIPアドレスに前述した対応テーブル200で対応するポート番号P1の通信ポート28−1に接続された無線基地局装置24−1のみに前述したパケット情報Pckを送信することにより、(同一の)パケット情報Pckが全ての通信エリア30−1〜30−nに送信されることを防ぎ、サービス品質を保証するための通信資源を確保することが容易になる。さらに、音声や映像といった情報を連続的に配信する必要があるストリーム配信等をする際に他の無線端末局装置によりバースト的に通信トラフィックが増大したとしても、前述したように、パケット情報Pckが送信されるタイミングが送信キューにより通信トラフィックが制御されているため所定の通信資源を確保することができる。なお、上述のような通信帯域保証する構成に、ベストエフォート型の通信サービスを混在させても良い。例えば、無線端末局装置26−1〜26−m毎に割り当てられた通信品質を確保するための通信帯域と、ベストエフォート型の通信サービスを行う通信帯域と、を割り当てる構成としても良い。
さらに、前述したように、無線基地局装置24−1〜24−nは、同一のサブネットワークを形成している。このため無線端末局26−jが情報を送受する無線基地局装置24−1〜24−nを切り替えるハンドオーバのときには、前述した無線端末登録処理により対応テーブル200上の新しい無線基地局に対応するポート番号を更新するだけでよく、IPアドレスを再付与する必要が無い。このため、無線端末局26−jのモビリティを低下させることもない。
また、上述したようなハンドオーバを行う際に、情報転送装置22は、無線端末局装置26−jが新たに情報を送受する無線基地局装置24−nに対して品質保証パラメータに基づく転送速度よりも(他のトラフィックに影響を与えない範囲内で一時的に)速い速度でパケット情報Pckを転送してもよい。これにより、ハンドオーバの際に送れなかったパケット情報Pckを無線端末局26−jに送ることができ、かつ前述したような通信品質を確保することができる。
なお、転送情報記憶部39では、無線端末局装置26−jにおける通信サービス(サービスフロー)毎にFIFOバッファを割り当てておき、サービスフロー毎に送られてくるパケット情報Pck(及び送信キュー)を記憶してもよい。この場合、前述した対応テーブル200における品質IDを無線端末極装置26−jのMacアドレスMac1〜Macmの他に無線端末極装置26−jが利用する複数のサービスフローに対応付けておけばよい。なお、パケット情報Pckからそのサービスフローの識別は、例えばパケット情報転送部31において、パケット情報PckのTCPヘッダ等により行えばよい。
さらに、通信システム102は、無線端末局装置26−1〜26−mに対し、通信ポート28−1〜28−nに割り当てられている共通のネットワークアドレスと同一のネットワークアドレスが割り当てられる。各基地局に接続する端末の数が流動的であっても非効率的にネットワークアドレスが消費されることがなくIPアドレスの有効利用が図ることができる。これによって、サービスエリアの形状を柔軟に設定することもできる。
なお、上述の無線端末登録処理において、端末のIPアドレスを取得する処理は、広く知られているDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバを応用して実行することが可能である。DHCPサーバを応用することにより、情報転送装置22を容易に構成することができるため、情報転送装置22の設計製造コストを削減することができる。
本発明の実施形態に係る情報転送装置により構成される通信システムを示す図である。 本発明の実施形態に係る情報転送装置の構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る情報転送装置の無線端末登録処理を説明する図である。 本発明の実施形態に係る情報転送装置が生成及び利用する対応テーブルを示す図である。
符号の説明
12 基幹通信網、22 情報転送装置、24−1〜24−n 無線基地局装置、26−1〜26−m 無線端末局装置、28−0〜28−n 通信ポート、28L−0〜28L−n 通信線。

Claims (3)

  1. 基幹通信網に接続される基幹通信ポートと、
    共通のネットワークアドレスおよび個別のホストアドレスを含むIPアドレスと、ポート番号とがそれぞれに割り当てられ、複数の無線基地局に接続される複数の通信ポートと
    前記無線基地局との間で通信を行う無線端末局に固有に割り当てられたマックアドレスと、前記複数の通信ポートに対して共通に割り当てられたネットワークアドレスおよび記無線端末局毎に個別に割り当てられたホストアドレスをむIPアドレスと、前ポート番号と、を対応付けた対応情報を生成する対応情報生成手段と、
    前記基幹通信網から受信したパケット情報から当該パケット情報の送信先となる前記無線端末局のIPアドレスを識別すると共に、識別されたIPアドレスに前記対応情報で対応付けられたポート番号の通信ポートのみに当該パケット情報を送信し、当該通信ポートに接続された前記無線基地局のみに当該パケット情報を転送する情報転送手段と、
    を備え
    前記対応情報は、IPアドレスに対応付けられた品質保証パラメータを含み、
    前記情報転送手段は、前記品質保証パラメータに基づく転送速度で、前記基幹通信網から受信したパケット情報を転送することを特徴とする情報転送装置。
  2. 請求項1に記載の情報転送装置であって、
    前記品質保証パラメータは、前記無線端末局における通信サービスに基づいて決定されることを特徴とする情報転送装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の情報転送装置であって、
    前記対応情報生成手段は、前記無線端末局がパケット情報の送受を行う無線基地局を切り替えるときに、前記無線端末局に割り当てられたマックアドレスと、前記無線端末局が新たに情報の送受を行う無線基地局が接続される通信ポートに割り当てられたポート番号と、を対応付けるよう前記対応情報を更新し、
    前記情報転送手段は、前記無線端末局が新たに情報の送受を行う無線基地局に対して品質保証パラメータに基づく転送速度よりも速い速度でかつ他の通信トラヒックに影響を与えない速度で転送することを特徴とする情報転送装置。
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