JP4864837B2 - ナノレーザ構造の作製方法 - Google Patents

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本発明はナノレーザ構造の作製方法に関し、特に、VLS(Vaper Liquid Solid:気相−液相−固相)成長またはVSS(Vaper Solid Solid:気相−固相−固相)成長にてナノオーダのレーザ構造を作製する方法に適用して好適なものである。
ナノワイヤを作製する結晶成長方法として、金属触媒を用いたVLS成長またはVSS成長が知られている。このVLS成長またはVSS成長では、ドーピングを行いながら、原子の結合が途切れていない良好な単結晶を軸の垂直な方向に作製することができ、ナノオーダの受光発光素子を形成することができる。
また、ナノワイヤの表面での非発光再結合を抑えるために、ナノワイヤ形成後に成長温度を上げてキャッピング成長を行うことは、発光素子を実現する上で重要である。ここで、金属触媒を残したままキャッピング成長を行うと、成長温度が高い場合においても、軸方向の成長が速いため、キャッピング成長後の構造がテーパー状となり、共振器を構成する上で障害になる。
一方、非特許文献1には、Geナノワイヤにおいて、金属のエッチングにより、触媒の金属粒子を選択的に除去する方法が開示されている。
J.H.Woodruff et al.,Nano Lett.7,1637(2007).
しかしながら、触媒の金属粒子を選択的に除去するために、金属のエッチングを用いる方法では、微量ながらも溶け出された金属がナノワイヤの表面に再結合するため、キャッピング成長後に金属がナノワイヤに取り込まれ、ナノワイヤの発光特性が劣化することがあるという問題があった。
そこで、本発明の目的は、ボトムアップ的に制御性よくナノオーダのレーザ構造を作製することが可能なナノレーザ構造の作製方法を提供することである。
上述した課題を解決するために、請求項1記載のナノレーザ構造の作製方法によれば、金属微粒子を半導体基板上に形成する工程と、VLS成長またはVSS成長にて前記金属微粒子下に第1ナノワイヤを形成する工程と、前記第1ナノワイヤよりもエッチングレートの大きな第2ナノワイヤをVLS成長もしくはVSS成長にて前記第1ナノワイヤ上に形成する工程と、前記第2ナノワイヤを選択的にエッチングすることにより、前記金属微粒子を第2ナノワイヤとともに前記第1ナノワイヤ上から除去する工程と、前記第2ナノワイヤが除去された前記第1ナノワイヤの周囲に前記第1ナノワイヤとヘテロ接合を構成する第1キャッピング層を結晶成長にて形成する工程と、前記第1キャッピング層の周囲に前記第1キャッピング層とヘテロ接合を構成する第2キャッピング層を結晶成長にて形成する工程とを備えることを特徴とする。
これにより、第1ナノワイヤ上に形成された第2ナノワイヤをエッチングすることにより、金属微粒子を溶かすことなく、触媒の金属微粒子を除去することができる。このため、第1ナノワイヤに金属が取り込まれるのを防止しつつ、第1ナノワイヤの周囲をキャッピング層にて覆うことが可能となるとともに、キャッピング層の形成時の軸方向の成長を抑制することができ、キャッピング成長後の構造を良質な結晶性のロッド状にすることが可能となる。この結果、キャッピング成長後のロッドの上端のファセット面を反射鏡として使用することが可能となり、ロッドの下端の界面との間で共振器を構成することが可能となるとともに、第1キャッピング層を活性層として機能させることができ、ボトムアップ的に制御性よくナノオーダのレーザ構造を作製することができる。
また、請求項2記載のナノレーザ構造の作製方法によれば、半導体基板上に絶縁層を形成する工程と、前記絶縁層に開口部を形成する工程と、前記開口部を介して金属微粒子を半導体基板上に形成する工程と、VLS成長またはVSS成長にて前記金属微粒子下に第1ナノワイヤを形成する工程と、前記第1ナノワイヤよりもエッチングレートの大きな第2ナノワイヤをVLS成長もしくはVSS成長にて前記第1ナノワイヤ上に形成する工程と、前記第2ナノワイヤを選択的にエッチングすることにより、前記金属微粒子を第2ナノワイヤとともに前記第1ナノワイヤ上から除去する工程と、前記第2ナノワイヤが除去された前記第1ナノワイヤの周囲が覆われるようにして、前記第1ナノワイヤとヘテロ接合を構成する第1キャッピング層を結晶成長にて前記絶縁層上に形成する工程と、前記第1キャッピング層の周囲が覆われるようにして、前記第1キャッピング層とヘテロ接合を構成する第2キャッピング層を結晶成長にて前記絶縁層上に形成する工程とを備えることを特徴とする。
これにより、第1ナノワイヤに金属が取り込まれるのを防止しつつ、第1キャッピング層を活性層として機能させることが可能となるとともに、キャッピング成長後のロッドの上端のファセット面および絶縁層との界面を反射鏡として使用することが可能となり、ボトムアップ的に制御性よくナノオーダのレーザ構造を作製することができる。
また、請求項3記載のナノレーザ構造の作製方法によれば、前記第1ナノワイヤの途中に前記第1ナノワイヤとヘテロ接合を構成する量子ドットまたは超格子構造を形成する工程とを備えることを特徴とする。
これにより、第1ナノワイヤに金属が取り込まれるのを防止しつつ、第1ナノワイヤからの発光を効率よく行わせることができ、ボトムアップ的に制御性よくナノオーダのレーザ構造を作製することができる。
また、請求項4記載のナノレーザ構造の作製方法によれば、前記第1ナノワイヤの周囲に前記第1キャッピング層と前記第2キャッピング層とが交互に配置された多層構造を形成することを特徴とする。
これにより、第1ナノワイヤに金属が取り込まれるのを防止しつつ、キャッピング成長後の構造を良質な結晶性のロッド状にすることが可能となるとともに、水平方向に光閉じ込め構造を形成することができ、水平方向にレーザ発振を行わせることができる。
また、請求項5記載のナノレーザ構造の作製方法によれば、前記第2キャッピング層を除去することにより、所定間隔を隔てて配置された第1キャッピング層にて水平方向にブラッグ反射鏡を形成することを特徴とする。
これにより、第1ナノワイヤに金属が取り込まれるのを防止しつつ、キャッピング成長後の構造を良質な結晶性のロッド状にすることが可能となるとともに、水平方向に共振器を形成することができ、水平方向にレーザ発振を行わせることができる。
また、請求項6記載のナノレーザ構造の作製方法によれば、前記多層構造の上面を絶縁性基板に貼り合わせる工程と、前記絶縁性基板にて前記多層構造を支持させながら、前記第1ナノワイヤが形成された半導体基板を除去する工程と、前記絶縁性基板に貼り合わされた多層構造の第2キャッピング層を除去することにより、所定間隔を隔てて配置された第1キャッピング層にて水平方向にブラッグ反射鏡を形成する工程とを備えることを特徴とする。
これにより、水平方向に形成された共振器を絶縁性基板上に配置することが可能となり、ナノオーダのレーザ構造を絶縁性基板上に形成することができる
以上説明したように、本発明によれば、ナノワイヤに金属が取り込まれるのを防止しつつ、ナノワイヤの周囲をキャッピング層にて覆うことが可能となるとともに、キャッピング層の形成時の軸方向の成長を抑制することができ、キャッピング成長後の構造を良質な結晶性のロッド状にすることが可能となることから、ボトムアップ的に制御性よくナノオーダのレーザ構造を作製することができる。
本発明の一実施形態では、金属微粒子を半導体基板上に形成し、VLS成長またはVSS成長にて金属微粒子下に第1ナノワイヤおよび第2ナノワイヤを順次形成し、第2ナノワイヤを選択的にエッチングすることにより、金属微粒子を第2ナノワイヤとともに第1ナノワイヤ上から除去し、さらに第1ナノワイヤの周囲に第1キャッピング層および第2キャッピング層を結晶成長にて形成する。ここで、第2ナノワイヤは、第1ナノワイヤよりもエッチングレートの大きな材料を用いることができる。また、第1ナノワイヤ、第1キャッピング層および第2キャッピング層にてダブルヘテロ接合を構成することができる。なお、第1ナノワイヤの製作時に量子ドット構造または超格子構造を形成するようにしてもよく、第1ナノワイヤ、第1キャッピング層および第2キャッピング層の製作時に不純物をドーピングし、pin構造を形成するようにしてもよい。また、第1ナノワイヤの周囲に第1キャッピング層と第2キャッピング層とが交互に配置された多層構造を形成するようにしてもよく、多層構造を形成した後に第2キャッピング層を除去することにより、所定間隔を隔てて配置された第1キャッピング層にて水平方向にブラッグ反射鏡を形成するようにしてもよい。
なお、半導体基板としては、例えば、Si(111)半導体基板、金属微粒子としては、例えば、直径20nm程度のAu微粒子を用いることができる。また、金属微粒子を半導体基板上に形成する方法としては、例えば、金属の蒸着とアニールによる自己形成、EBリソグラフィによるパターニング、あるいはAu微粒子12を含む溶液の塗布などの方法を用いることができる。
なお、第1ナノワイヤ、第2ナノワイヤ、第1キャッピング層および第2キャッピング層の材料は、Si、Ge、GaInN、AlGaAs、GaInP、AlGaInN、AlGaInSb、AlGaInAs、InP、GaAs、GaP、GaAsPの中から選択することができる。例えば、第1ナノワイヤおよび第2キャッピング層の材料としてGaP、第2ナノワイヤおよび第1キャッピング層の材料としてGaAsを用いることができる。
以下、本発明の実施形態に係るナノレーザ構造の作製方法について図面を参照しながら説明する。
図1(a)〜図1(c)は、本発明の第1実施形態に係るナノレーザ構造の作製方法を示す断面図、図1(d)は、本発明の第1実施形態に係るナノレーザ構造の構成を示すSEM像である。
図1(a)において、直径20nm程度のAu微粒子12をSi(111)基板11上に形成する。なお、Au微粒子12をSi(111)基板11上に形成する方法としては、例えば、金属の蒸着とアニールによる自己形成、EBリソグラフィによるパターニング、あるいはAu微粒子12を含む溶液の塗布などの方法を用いることができる。
次に、Au微粒子12が形成されたSi(111)基板11を有機気相成長(MOVPE)炉内に設置し、TMGa(トリメチルガリウム)を1×10−5mol/mim、TBP(ターシャリブチルフォスフィン)を6×10−4mol/mimだけ流しながら、GaPナノワイヤ13を480℃で1分だけSi(111)基板11上に成長させた。
なお、GaPはSi(111)基板11上にB面を形成するため、GaPナノワイヤ13はSi(111)基板11に垂直に成長させることができる。
また、Auを触媒としたGaPのVLS成長またはVSS成長は400−500℃の範囲内で見られるため、GaPナノワイヤ13の成長温度を480℃に設定した。
次に、TMGa(トリメチルガリウム)を5×10−6mol/mim、AsH(アルシン)を6×10−4mol/mimだけ流しながら、GaAsナノワイヤ14を450℃で1分だけGaPナノワイヤ13上に成長させた。
次に、図1(b)に示すように、GaPナノワイヤ13およびGaAsナノワイヤ14が形成されたSi(111)基板11を有機気相成長炉から取り出し、HSO/H/HO=1/10/100のエッチング溶液にてGaAsナノワイヤ14をウェットエッチングすることにより、GaAsナノワイヤ14をAu微粒子12とともにGaPナノワイヤ13上から除去した。なお、GaAsナノワイヤ14はこのエッチング溶液にてエッチングされるが、Au微粒子12はこのエッチング溶液にて溶け出されることはないので、Auが拡散してGaPナノワイヤ13の表面に付着するのを防止することができる。
次に、図1(c)に示すように、Au微粒子12およびGaAsナノワイヤ14が除去されたSi(111)基板11を有機気相成長炉内に再度設置し、TMGa(トリメチルガリウム)を2×10−5mol/mim、AsH(アルシン)を6×10−4mol/mimだけ流しながら、GaPナノワイヤ13の周囲が覆われるようにGaAsキャッピング層15を550℃で2分だけSi(111)基板11上にエピタキシャル成長させた。
さらに、TMGa(トリメチルガリウム)を2×10−5mol/mim、PH(フォスフィン)を6×10−4mol/mimだけ流しながら、GaAsキャッピング層15の周囲が覆われるようにGaPキャッピング層16を550℃で5分だけSi(111)基板11上にエピタキシャル成長させた。
なお、GaPナノワイヤ13およびGaPキャッピング層16を形成する時にp型またはn型不純物のドーピングを行うことにより、pin型ダイオードを形成するようにしてもよい。
そして、図1(c)のサンプルについてフォトルミネッセンス測定にて発光特性を調べたところ、室温で820nmにピークを持つ発光が確認できた。
ここで、Au微粒子12を除去してから、GaAsキャッピング層15およびGaAsキャッピング層16を形成することにより、図1(d)に示すように、平坦な(111)Bファセットを上端に形成することができ、側壁が(110)面で囲まれたロッド構造を形成することができる。
これにより、キャッピング成長後のロッドの上端のファセット面を反射鏡として使用することが可能となり、ロッドの下端の界面との間で共振器を構成することが可能となるとともに、GaPナノワイヤ13およびGaPキャッピング層16を光閉じ込め層として機能させつつ、GaAsキャッピング層15を活性層として機能させることができ、ボトムアップ的に制御性よくナノオーダのレーザ構造を作製することができる。
図2は、本発明の第2実施形態に係るナノレーザ構造の作製方法を示す断面図である。
図2(a)において、CVDなどの方法にてSi(111)基板11上にSiO層17を成膜し、EBリソグラフィおよびドライエッチング技術を用いてSiO層17をパターニングすることで、直径20nm程度の開口部をSiO層17に形成する。そして、SiO層17に形成された開口部を通して直径20nm程度のAu微粒子12をSi(111)基板11上に形成する。なお、Au微粒子12をSi(111)基板11上に形成する方法としては、例えば、金属の蒸着とアニールによる自己形成、EBリソグラフィによるパターニング、あるいはAu微粒子12を含む溶液の塗布などの方法を用いることができる。
次に、Au微粒子12が形成されたSi(111)基板11を有機気相成長(MOVPE)炉内に設置し、TMGa(トリメチルガリウム)を1×10−5mol/mim、TBP(ターシャリブチルフォスフィン)を6×10−4mol/mimだけ流しながら、480℃でGaPナノワイヤ13をSi(111)基板11上に1分だけ成長させた。
次に、TMGa(トリメチルガリウム)を5×10−6mol/mim、AsH(アルシン)を6×10−4mol/mimだけ流しながら、GaAsナノワイヤ14を450℃で1分だけGaPナノワイヤ13上に成長させた。
次に、図2(b)に示すように、GaPナノワイヤ13およびGaAsナノワイヤ14が形成されたSi(111)基板11を有機気相成長炉から取り出し、HSO/H/HO=1/10/100のエッチング溶液にてGaAsナノワイヤ14をウェットエッチングすることにより、GaAsナノワイヤ14をAu微粒子12とともにGaPナノワイヤ13上から除去した。
次に、図1(c)に示すように、Au微粒子12およびGaAsナノワイヤ14が除去されたSi(111)基板11を有機気相成長炉内に再度設置し、TMGa(トリメチルガリウム)を2×10−5mol/mim、AsH(アルシン)を6×10−4mol/mimだけ流しながら、GaPナノワイヤ13の周囲が覆われるようにGaAsキャッピング層15を550℃で2分だけSiO層17上にエピタキシャル成長させた。
さらに、TMGa(トリメチルガリウム)を2×10−5mol/mim、PH(フォスフィン)を6×10−4mol/mimだけ流しながら、GaAsキャッピング層15の周囲が覆われるようにGaPキャッピング層16を550℃で5分だけSiO層17上にエピタキシャル成長させた。
なお、GaPナノワイヤ13およびGaPキャッピング層16を形成する時にp型またはn型不純物のドーピングを行うことにより、pin型ダイオードを形成するようにしてもよい。
そして、Si(111)基板11とGaPキャッピング層16とを配線することで、Si(111)基板11とGaPキャッピング層16との間に電源18を接続した。
これにより、GaPナノワイヤ13にAuが取り込まれるのを防止しつつ、GaAsキャッピング層15を活性層として機能させることが可能となるとともに、キャッピング成長後のロッドの上端のファセット面およびロッドの下端のSiO層17との界面との間で共振器を構成することが可能となり、ボトムアップ的に制御性よくナノオーダのレーザ構造を作製することができる。
なお、上述した第2実施形態では、GaAsキャッピング層15の下端に屈折率の小さな材料を配置するために、GaAsキャッピング層15の下端にSiO層17を形成する方法について説明したが、GaAsよりも屈折率の小さな材料ならば、Si層などのSiO層以外の材料であってもよい。
図3(a)〜図3(c)は、本発明の第3実施形態に係るナノレーザ構造の作製方法を示す断面図、図3(d)は、本発明の第4実施形態に係るナノレーザ構造の概略構成を示す断面図である。
図3(a)において、直径400nm程度のAu微粒子12をSi(111)基板11上に形成する。なお、Au微粒子12をSi(111)基板11上に形成する方法としては、例えば、金属の蒸着とアニールによる自己形成、EBリソグラフィによるパターニング、あるいはAu微粒子12を含む溶液の塗布などの方法を用いることができる。
次に、Au微粒子12が形成されたSi(111)基板11を有機気相成長(MOVPE)炉内に設置し、TMGa(トリメチルガリウム)を1×10−5mol/mim、PH(フォスフィン)を6×10−4mol/mimだけ流しながら、GaPナノワイヤ13aを480℃で1分だけSi(111)基板11上に成長させた。
さらに、TMGa(トリメチルガリウム)を5×10−6mol/mim、AsH(アルシン)を6×10−4、mol/mimPH(フォスフィン)を6×10−4mol/mimだけ流しながら、GaAsP量子ドット13bを450℃で20秒だけSi(111)基板11上に成長させた。
さらに、TMGa(トリメチルガリウム)を1×10−5mol/mim、PH(フォスフィン)を6×10−4mol/mimだけ流しながら、GaPナノワイヤ13cを480℃で1分だけSi(111)基板11上に成長させた。
次に、TMGa(トリメチルガリウム)を5×10−6mol/mim、AsH(アルシン)を6×10−4mol/mimだけ流しながら、GaAsナノワイヤを450℃で1分だけGaPナノワイヤ13c上に成長させた。
次に、GaPナノワイヤ13a、13c、GaAsP量子ドット13bおよびGaAsナノワイヤが形成されたSi(111)基板11を有機気相成長炉から取り出し、HSO/H/HO=1/10/100のエッチング溶液にてGaAsナノワイヤをウェットエッチングすることにより、GaAsナノワイヤをAu微粒子12とともにGaPナノワイヤ13c上から除去した。
次に、Au微粒子12およびGaAsナノワイヤが除去されたSi(111)基板11を有機気相成長炉内に再度設置し、TMGa(トリメチルガリウム)を2×10−5mol/mim、AsH(アルシン)を6×10−4mol/mimだけ流しながら、GaPナノワイヤ13a、13cおよびGaAsP量子ドット13bの周囲が覆われるようにGaAsキャッピング層14aを550℃でSi(111)基板11上にエピタキシャル成長させた。
さらに、TMGa(トリメチルガリウム)を2×10−5mol/mim、PH(フォスフィン)を6×10−4mol/mimだけ流しながら、GaAsキャッピング層14aの周囲が覆われるようにGaPキャッピング層15aを550℃でSi(111)基板11上にエピタキシャル成長させた。
以上のキャッピング成長を3回だけ繰り返すことにより、GaPナノワイヤ13a、13cおよびGaAsP量子ドット13bの周囲にGaAsキャッピング層14a〜14cおよびGaPキャッピング層15a〜15cが交互に配置されるようにSi(111)基板11上に形成した。
なお、GaPナノワイヤ13a、13cおよびGaAsP量子ドット13bを形成する時にp型またはn型不純物のドーピングを行うことにより、pin型ダイオードを形成するようにしてもよい。
次に、図3(b)に示すように、GaAsキャッピング層14a〜14cおよびGaPキャッピング層15a〜15cからなるキャッピング構造の周囲をレジストにて覆い、このキャッピング構造の側壁をレジストにて保護しながら、GaAsキャッピング層14a〜14cおよびGaPキャッピング層15a〜15cの表面のドライエッチングを行うことにより、GaAsキャッピング層14a〜14cの表面を露出させた。
次に、図3(c)に示すように、HSO/H/HO=1/10/100のエッチング溶液にてGaAsキャッピング層14a〜14cをウェットエッチングすることにより、GaAsキャッピング層14a〜14cをSi(111)基板11上から除去した。
ここで、Au微粒子12を除去してから、GaAsキャッピング層14a〜14cおよびGaPキャッピング層15a〜15cを形成することにより、平坦な(111)Bファセットを上端に形成することができ、側壁が(110)面で囲まれたロッド構造を形成することができる。
なお、GaPキャッピング層15a〜15cの水平方向の厚さは、その材料の屈折率をn、GaAsP量子ドット13bの発光波長をλ(=760nm)とすると、3*λ/(4n)となるように設定した。また、GaAsキャッピング層14a〜14cの2層目以降の水平方向の厚さは、λ/4となるように設定した。
これにより、発光波長λの光は、GaPキャッピング層15a〜15cと空気の多層構造にてブラッグ反射させることが可能となる。また、中心のワイヤ径dを40nmとすると、1層目のGaAsキャッピング層14aの水平方向の厚さを(λ/2−nd)/(2n)とすることにより、半波長の共振器構造を水平方向に形成することができ、水平方向にレーザ発振を行わせることができる。
なお、上述した第3実施形態では、ダブルへテロ接合を形成するために、GaPナノワイヤ13a、13cおよびGaAsP量子ドット13bを中心に形成する方法について説明したが、GaPナノワイヤ13を中心に形成し、GaAsキャッピング層14aおよびGaPキャッピング層15aを残すことで、GaAsキャッピング層14aを活性層として機能させるようにしてもよい。
ここで、GaAsキャッピング層14aおよびGaPキャッピング層15aを残したまま、GaPキャッピング層15b、15cと空気の多層構造からなるブラッグ反射層を水平方向に形成するために、GaPキャッピング層15a上をレジストにて保護しながら、GaAsキャッピング層14b、14cおよびGaPキャッピング層15b、15cの表面のドライエッチングを行うことにより、GaAsキャッピング層14b、14cの表面を露出させ、HSO/H/HO=1/10/100のエッチング溶液にてGaAsキャッピング層14b、14cをウェットエッチングすることができる。
図4は、本発明の第5実施形態に係るナノレーザ構造の作製方法を示す断面図である。
図4(a)において、図3(a)と同様の方法により、GaPナノワイヤ13a、13cおよびGaAsP量子ドット13bを中心として、GaAsキャッピング層14a〜14cおよびGaPキャッピング層15a〜15cをSi(111)基板11上に形成する。
次に、図4(b)に示すように、上端のGaPキャッピング層15cにSiO基板21を貼り合わせ、エッチングまたは研削などの方法でSi(111)基板11を除去する。
次に、図4(c)に示すように、HSO/H/HO=1/10/100のエッチング溶液にてGaAsキャッピング層14a〜14cをウェットエッチングすることにより、GaPナノワイヤ13aおよびGaPキャッピング層15a〜15cがGaAsキャッピング層14a〜14cにて保持されるようにしたまま、GaAsP量子ドット13bをGaAsキャッピング層14aから露出させる。
これにより、GaPキャッピング層15a〜15cと空気の多層構造からなるブラッグ反射層をSiO基板21上に配置することが可能となり、ナノオーダのレーザ構造をSiO基板21上に形成することができる。
なお、上述した第5実施形態では、GaPキャッピング層15a〜15cと空気の多層構造からなるブラッグ反射層をSiO基板21上に配置する方法について説明したが、Si(111)基板11とは異なる材料ならば、SiO基板21以外のセラミック基板などを用いるようにしてもよい。
図5は、本発明の第6実施形態に係るナノレーザ構造の概略構成を示す斜視図である。
図5において、図3(c)のSi(111)基板11上には、GaPナノワイヤ13a、13cおよびGaAsP量子ドット13bを中心として、GaPキャッピング層15a〜15cと空気の多層構造からなるブラッグ反射層が形成されている。そして、GaPナノワイヤ13c上には、GaAsP量子ドット13bに電流を注入する透明電極22が形成され、Si(111)基板11と透明電極22とを配線することで、Si(111)基板11と透明電極22との間に電源23が接続されている。
これにより、GaPキャッピング層15a〜15cと空気の多層構造からなるブラッグ反射層を水平方向に形成し、ナノオーダのレーザ構造を形成することが可能となるとともに、垂直方向から光を取り出すことができる。
図6は、本発明の第7実施形態に係るナノレーザ構造の概略構成を示す平面図である。
図6において、図3(b)のSi(111)基板11上には、GaPナノワイヤ13a、13cおよびGaAsP量子ドット13bを中心として、GaAsキャッピング層14a〜14cおよびGaPキャッピング層15a〜15cの多層構造が形成されている。そして、GaAsキャッピング層14a〜14cには、特定の方向に沿うようにして開口部24が形成され、GaPキャッピング層15a〜15cと空気の多層構造からなるブラッグ反射層が特定の方向に形成されている。
これにより、GaPキャッピング層15a〜15cと空気の多層構造からなるブラッグ反射層を特定の方向に形成することができ、光の出射方向を制御しつつ、ボトムアップ的に制御性よくナノオーダのレーザ構造を作製することができる。
なお、上述した実施形態では、VLS成長またはVSS成長を行わせるために、Si(111)半導体基板を用いる方法について説明したが、GaAs基板やInP基板上にヘテロ接合のナノワイヤを形成し、触媒の金属微粒子をナノワイヤの一部とともに除去してから、As系材料およびP系材料を組み合わせてキャッピング層を形成し、選択エッチングにて空気層と半導体層からなる反射鏡を形成するようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、選択エッチングとしてウェットエッチングを用いる方法について説明したが、ハロゲンガスを用いたドライエッチングを用いるようにしてもよい。さらに、活性層を光吸収層として使用することで、受光器や変調器として応用するようにしてもよい。
図1(a)〜図1(c)は、本発明の第1実施形態に係るナノレーザ構造の作製方法を示す断面図、図1(d)は、本発明の第1実施形態に係るナノレーザ構造の構成を示すSEM像である。 本発明の第2実施形態に係るナノレーザ構造の作製方法を示す断面図である。 図3(a)〜図3(c)は、本発明の第3実施形態に係るナノレーザ構造の作製方法を示す断面図、図4(d)は、本発明の第4実施形態に係るナノレーザ構造の概略構成を示す断面図である。 本発明の第5実施形態に係るナノレーザ構造の作製方法を示す断面図である。 本発明の第6実施形態に係るナノレーザ構造の概略構成を示す斜視図である。 本発明の第7実施形態に係るナノレーザ構造の概略構成を示す平面図である。
符号の説明
11 Si(111)基板
12 Au微粒子
13、13a、13c GaPナノワイヤ
14 GaAsナノワイヤ
15、14a〜14c GaAsキャッピング層
16、15a〜15c GaPキャッピング層
17 SiO
18、23 電源
13b GaAsP量子ドット
21 SiO基板
22 透明電極
24 開口部

Claims (6)

  1. 金属微粒子を半導体基板上に形成する工程と、
    VLS成長またはVSS成長にて前記金属微粒子下に第1ナノワイヤを形成する工程と、
    前記第1ナノワイヤよりもエッチングレートの大きな第2ナノワイヤをVLS成長もしくはVSS成長にて前記第1ナノワイヤ上に形成する工程と、
    前記第2ナノワイヤを選択的にエッチングすることにより、前記金属微粒子を第2ナノワイヤとともに前記第1ナノワイヤ上から除去する工程と、
    前記第2ナノワイヤが除去された前記第1ナノワイヤの周囲に前記第1ナノワイヤとヘテロ接合を構成する第1キャッピング層を結晶成長にて形成する工程と、
    前記第1キャッピング層の周囲に前記第1キャッピング層とヘテロ接合を構成する第2キャッピング層を結晶成長にて形成する工程とを備えることを特徴とするナノレーザ構造の作製方法。
  2. 半導体基板上に絶縁層を形成する工程と、
    前記絶縁層に開口部を形成する工程と、
    前記開口部を介して金属微粒子を半導体基板上に形成する工程と、
    VLS成長またはVSS成長にて前記金属微粒子下に第1ナノワイヤを形成する工程と、
    前記第1ナノワイヤよりもエッチングレートの大きな第2ナノワイヤをVLS成長もしくはVSS成長にて前記第1ナノワイヤ上に形成する工程と、
    前記第2ナノワイヤを選択的にエッチングすることにより、前記金属微粒子を第2ナノワイヤとともに前記第1ナノワイヤ上から除去する工程と、
    前記第2ナノワイヤが除去された前記第1ナノワイヤの周囲が覆われるようにして、前記第1ナノワイヤとヘテロ接合を構成する第1キャッピング層を結晶成長にて前記絶縁層上に形成する工程と、
    前記第1キャッピング層の周囲が覆われるようにして、前記第1キャッピング層とヘテロ接合を構成する第2キャッピング層を結晶成長にて前記絶縁層上に形成する工程とを備えることを特徴とするナノレーザ構造の作製方法。
  3. 前記第1ナノワイヤの途中に前記第1ナノワイヤとヘテロ接合を構成する量子ドットまたは超格子構造を形成する工程とを備えることを特徴とする請求項1または2記載のナノレーザ構造の作製方法。
  4. 前記第1ナノワイヤの周囲に前記第1キャッピング層と前記第2キャッピング層とが交互に配置された多層構造を形成することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載のナノレーザ構造の作製方法。
  5. 前記第2キャッピング層を除去することにより、所定間隔を隔てて配置された第1キャッピング層にて水平方向にブラッグ反射鏡を形成することを特徴とする請求項4記載のナノレーザ構造の作製方法。
  6. 前記多層構造の上面を絶縁性基板に貼り合わせる工程と、
    前記絶縁性基板にて前記多層構造を支持させながら、前記第1ナノワイヤが形成された半導体基板を除去する工程と、
    前記絶縁性基板に貼り合わされた多層構造の第2キャッピング層を除去することにより、所定間隔を隔てて配置された第1キャッピング層にて水平方向にブラッグ反射鏡を形成する工程とを備えることを特徴とする請求項4記載のナノレーザ構造の作製方法。
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