JP4864601B2 - 二輪車用車体カバー - Google Patents

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Description

本発明は、自転車又は各種バイク等の二輪車用の車体カバーの改良に関するものである。
従来の自転車やバイク等の二輪車用車体カバーとしては各種のものがあるが、通常は防水加工が施された合成繊維製の薄い布地を使用し、カバーの上面部、両側面部、後面部、更にはバックミラー対応部等の複数枚の布地を接合し、接合ラインを縫製して車体の外形形状に適合するように立体的に形成したものである。
そして、カバーが風等によって飛ばされないように、或いは埃の侵入防止等のために、カバーの下方周縁部には、カバーを車体に固定するための各種の固定手段が設けられているものが存在している。
下記の特許文献1に記載された車体カバーはその固定手段に特徴を有するものであり、更には換気機能をも兼ね備えたものである。また下記特許文献2に記載したものは、縫製ラインから雨水等がしみ込まないような手段を講じ、或は車体等に傷が付かないよう内面に不織布等を配設したものである。
このように従来の二輪車用車体カバーにあっては、カバーが飛ばされないため或いはカバーの下方周縁部がバタつかないための手段が講じられたものを初めとして、カバーが盗難に遭わないようなロック手段が講じられた各種のものが存在している。
特開2003−81161号公報 実用新案登録第3112350号公報
このように、二輪車用の車体カバーとしては、従来から車体を雨や風、埃等の塵芥から守るために創案されたものであるが、カバー自体は、不使用時には小さく折りたたんで、収納袋等に収納するために、殆どの場合、その素材として防水加工が施された薄地の合成繊維製のタフタ生地が使用されていた。
従って、車体カバーを広げて車体に被覆する際に、カバーが柔軟なシート状体からなるために、その全体を一度に広げることが困難なため、例えばカバーの前方部を先ずハンドル部から前輪部に被覆し、次にサドル部に被覆し、そして後方部の荷台部及び後輪部に被覆するというように、前方から後方に徐々に順次被覆するようにしていた。勿論、後方の荷台部及び後輪部から前方に被覆してもよいが、同様に順次後方から前方に被覆しなければならないという手間があった。
更に、従来の車体カバーにおいては、その素材が柔軟なシート状体からなるために、車体に被覆した状態で、そのカバーの上面部分に多くの窪みが生じてしまう。窪みが生じると、雨等が降った際に、その窪みに雨水が溜まってしまうという問題も生じ、雨が上がった後にカバーを振動させて、その雨水を振るい落とすというような経験を持った利用者も多々存在する。
また、そのまま放置しても、窪みに溜まった雨水がなかなか乾かないという問題もあり、不注意に衣服を濡らしてしまったという経験もある。
そこで、本発明においては、先ず、二輪車等に被覆された車体カバーの上面部等に雨水等が溜まらないようなものを提供することをその一つの課題とする。
同時に、本発明においては車体カバーが柔軟なシート状体のものからなるために、カバー全体を一度に広げることができず、その一部分ずつを二輪車の車体の対応部分に順次被覆せねばならず、被覆するのに手間が掛かっていたが、その手間をなくするために、簡単にその全体が広げられて、簡単に車体に被覆できること、同様に、カバーを取り外す場合にもその全体を簡単に車体から取り外すことができるタイプの画期的な車体カバーを提供することも本発明の主要な課題である。
そして、本発明においては、上記のように二輪車への被覆及び取り外しを容易にすると共に、最終的にカバーを折り畳んで収納袋に収納する際にも、便利なように簡単に折り畳めることもその課題である。
上記課題を解決するために、本発明の第1のものは、自転車又はバイク等の二輪車の車体を被覆できる二輪車用車体カバーにおいて、該カバーの頂部の前後方向に可撓性を有する線条材を配設し、且つ、該カバー両側の下方周縁部又はその近傍の前後方向に可撓性を有する線条材をそれぞれ配設し、前記カバー両側の下方周縁部又はその近傍に配設されたそれぞれの線条材の前方端がカバー前方部位に設けられた保護部材を介して相互に近接して配置されていることを特徴とする二輪車用車体カバーである。
ここで、前後方向の前後とは、自転車のハンドル又は前輪部に対応するカバーの部位が前方を、自転車の荷台及び後輪部に対応するカバーの部位が後方を意味する。以下同じである。
本発明の第2のものは、上記第1の発明において、カバー頂部とカバー両側の下方周縁部又はその近傍に配設されたそれぞれの線条材の長さが相互に略同一であることを特徴とする二輪車用車体カバーである。
本発明の第3のものは、上記第1又は第2の発明において、カバー両側の下方周縁部の後方部分に紐状部材を挿通できる挿通部をそれぞれ設け、この挿通部に紐状部材をそれぞれ挿通し、これらの紐状部材を引き絞り、相互に固定することによってカバーの下方周縁部が収束され、カバーが二輪車に取り付けられることを特徴とする二輪車用車体カバーである。
本発明の第1のものにおいては、カバー頂部の前後方向に1本、カバー両側の下方周縁部又はその近傍の前後方向にそれぞれ1本ずつ、合計で3本の可撓性のある線条材が配設されているために、その線条材が存在する部位では、柔軟なシート状体からなるカバーがその線条材がいわば骨部材のような役割を果たし、カバーが拡張された状態となる。
即ち、カバーを車体に被覆しようとする使用者が、その頂部に位置する線条材を両手で把持すると、カバーの全体が、横方向に拡張された状態で、広がる。そして、例えば、右利きの者であれば、その頂部の線条材の略中央部を右手で把持して上に持ち上げ、他方の左手で、下方周縁部に配置されている手前側の線条材を把持し、下方周縁部を広げた状態にして車体の上方からスッポリと車体カバーを車体に被覆することができるのである。
このようにして、柔軟なシート状体からなるカバーが、上と下の横方向(前後方向)に
いわば骨部材が存在することによって、極めて簡単にカバーを車体に被せることができるのである。
同時に、本発明のカバーが二輪車に被覆された後は、その頂部前後方向に位置する線条材の存在により、カバーは、その線条材が骨部材の機能を果たし、つまり、カバーを張り詰めた状態、緊張させられた状態に維持するために、その前後方向の線条材がいわば背骨のような機能を果たし、丁度、山脈の尾根のような状態を呈して、カバー上面に窪みが生じない。これによって、雨等が降った場合でも、雨水がカバーの上面に溜まってしまうという問題から開放されるのである。
勿論、この発明では、最低3本の線条材があればその効果を適切に発揮するが、必要に応じて3本以上使用してもよい。
更に、車体カバー下方周縁部に配設された両線条材は、それ自身の重みを有している関係上、カバーが車体に被覆されると、これらワイヤーが錘の役目を果たし、カバー下方周縁部が風等により捲れ上がってしまうことを防止できる。
特に、車体カバーが車体の全体を被覆せず、その下方部分を完全に被覆しないタイプのものにおいては、カバーの両側面部がワイヤーの重みによりピンと張り詰めた状態を維持して、側面部にしわが寄らず、極めてスマートな外観を呈するものとなる。
更に、上記効果に加えて、カバー両側の下方周縁部又はその近傍に配設されたそれぞれの線条材の前方端がカバー前方部位に設けられた保護部材を介して相互に近接して配設されているために、カバーの下方周縁部の前方部分の形状がきっちりと画定され、つまりカバーの形状がより相応しく画定され、換言すれば、下方周縁部の一方の線条材を手前に引き寄せることで、他方の線条材の先端部に力が作用して、両者の間隔が容易に開くこととなり、カバーを車体にスッポリと上方から簡単に被覆することができるのである。
本発明の第2のものにおいては、線条材のそれぞれが略同一の長さを有していることから、カバーを折り畳む際に、これら3本の線条材を重ね合わせてワイヤーを巻き取るように巻回するのであるが、3本の両端部がほぼ同一の位置にあるために、非常に巻回し易いという効果を有する。
本発明の第3のものにおいては、カバー両側の下方周縁部の後方部分、即ち、線条材が配置されていない部分に紐状部材を挿通する挿通部を設け、この挿通部に紐状部材をそれぞれ挿通し、これらを引き絞り、相互に固定することによって、カバーの下方周縁部が収束され、カバーがきっちりと車体に取り付けられ、風などにより、カバーの下方周縁部がまくれ上がったり、外れてしまうことが防止される。特に本発明の場合には、カバー下方周縁部に線条材が配置されており、これが錘の作用をも果たすため、その相乗効果によりカバーは車体により堅固に取着されるのである。
尚、線条材が配設されている部分に、締着用の紐状部材を設けても、引き絞ることが困難と成ることから、ここでは、カバー下方周縁部の後方部分に締着用の紐状部材を設けている。
以下、添付の図面と共に、本発明の最良の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る車体カバーを自転車に被覆した状態の斜視説明図である。図中矢印Fが前方を示している。
車体カバー10は、ポリエステル繊維製タフタ(薄平織地)からなる複数の構成片を縫製して自転車の全体を被覆できる立体的形状に形成したものである。それぞれの構成片の表面は防水コーティングが施されている。各構成片については、図3を用いて後に説明する。
この車体カバー10の頂部の前後方向には、可撓性を有する線条材としてスチール製ワイヤー12が配設されている。
このワイヤー12は、車体カバー10の上面部の上部構成片11、13の縫製ラインに沿って前部から後方に向かって、前記縫製ラインと共に縫い込まれている。この縫製ラインは、上方から見て、丁度上面部の中央部の前後方向に位置している。
ワイヤーの断面形状は、略矩形形状で、そのサイズは、略2mm×1mm程度である。
ワイヤー12の前方先端部には、保護部材14が設けられており、この保護部材14は厚織地の帯状部材からなり、その裏面にワイヤー12を縫い付けている。
同様に、ワイヤー12の後方端部にも、上記同様厚織地からなる保護部材14が設けられており、これらの保護部材14、14の自由端部は、ループ状の把持部15、15がそれぞれ形成されている。
カバー頂部のワイヤー12は、上部構成片11、13の縫製ラインの全体には設けられておらず、その縫製ラインの後方部分は、柔軟に形成されている。自転車の後部部分の形状に沿わせるようにしたものである。
更に、上部構成片11、13の頂部縫製ラインは、側面視上方に膨出するように湾曲して形成されている。これによりその縫製ラインに縫い込まれるワイヤー12も、車体カバー10が自転車に被覆されると、上方に膨出するように湾曲した状態に維持されることとなる。
車体カバー10の両側の下方周縁部の縫製ラインのそれぞれにも、可撓性を有する線条材としてスチール製ワイヤー16、16が配設されている。これらのワイヤー16,16も上記カバー頂部に配設されたワイヤー12と同一のものであり、その長さも同じである。
また、これらワイヤー16、16は、それぞれの前方端が相互にカバー前部の位置で近接するように配置され、その前部近接部位には保護部材17が設けられている。この保護部材17は、上記ワイヤー16、16の前方端の両方を表裏両面から挟むように縫着している。
同様に、それぞれのワイヤー16、16の後方端にも保護部材18、18を縫着している。これらの保護部材17、18は、前記頂部の保護部材14、14と同様に厚織地からなる帯状部材から形成されているが、ループ状の把持部は形成されていない。
更に、車体カバー10の両側の下方周縁部の後方部分には、紐状部材としての紐20が挿通しうる挿通部22が形成されている。
その紐20の一方端部は、それぞれこれら挿通部22、22の前方端内部に固着されている。そして、それぞれの挿通部22に挿通された紐20の後方端に配置されたストッパー25を前方にスライドさせることにより、紐20がカバー下方周縁部を収束させて、絞り込み、下方周縁部を固定し、カバーを自転車に取り付けることができる。
上記車体カバー10を自転車に被覆する際には、ワイヤー12の略中央部を例えば右手で把持し、他方の左手で、カバー下方周縁部のワイヤー16の手前側略中央部を把持して、下方周縁部を広げ、この状態で、自転車の上方からすっぽりとカバーを被覆することが簡単にできるのである。
車体カバー10を自転車に被覆した後は、図1に図示した通りの状態となり、頂部のワイヤー12が上方にやや膨出した状態で、ピンと張った状態となり、カバー上面部に窪みが生じることがなく、雨水等が溜まることがなくなるのである。
図2は、車体カバーの下方周縁部の前方部分を上下逆に表わした拡大説明図である。図中、矢印Fが前方方向を示している。
車体カバー10の下方周縁部(図中上方側)の前方部位には、保護部材17が縫製されている。この保護部材17は、厚織地からなる帯状部材からなり、この帯状部材をその長手方向で二つ折りして、下方周縁部の前方部位を挟み込むように配置し、縫着している。
この保護部材17の両端側の内側にワイヤー16、16の前方端が挟み込まれて縫着されているのである。
このような構成を採用しているため、本発明においては、この保護部材17を支点として両ワイヤー16、16が容易に開いたり、閉じたりするのである。換言すると、この保護部材17が蝶番のような役割を果たすこととなるのである。
図3は、本発明に係る車体カバーを平面的に重ね合わせた状態を図示する説明図である。
先ず、その構成片について説明すると、本発明に係る車体カバー10は、カバーの上面を構成する上部構成片11、13(図3紙面の背面側)と、両側部分を構成する側面構成片30、31(図3紙面の背面側)と、側面下方部を構成する下方側面構成片32、33(図3紙面の背面側)とから成り、片側3枚、両側で6枚の構成片から構成されている。
図では、平面的に描かれているが、頂部のワイヤー12を持ち上げて、下方周縁部のワイヤー16、16を広げると、自転車の全体を被覆できるような下方部が開放した立体的な袋状の形状を有している。
図中Aがワイヤー12が配設されている範囲を示し、図中Bがワイヤー16が配設されている範囲を示している。この実施形態ではワイヤー12とワイヤー16の長さは同一である。
この図3から解る通り、頂部のワイヤー12は、上部構成片11、13の頂部縫製ラインが上方に膨出した湾曲状に形成されている関係上、同様に湾曲した状態に歪んだ状態に縫い込まれている。
下方周縁部の略中央部には、カバーの両側面の下端縁を相互に固定するための面ファスナー部40が設けられ、この面ファスナー部40と相互に係止できる面ファスナーが一方の面に設けられた帯状係止片41が、紙面向こう側の側面下端部に設けられている。
これにより、カバーを自転車に被覆した後、カバーの両側面略中央部下端部が相互に係着され、固定される。
以下図4乃至図7を用いて、本発明に係る車体カバーを折り畳む手順について説明する。
図4は、図3の状態のようにカバーの両側面部を相互に重ね合わせた状態から、カバーの略中央部で折り畳んで、下方周縁部のワイヤー16、16を頂部のワイヤー12に重ね合わせた状態を図示する説明図である。図中、下方周縁部のワイヤー16の一方は背面側に隠れていて1本しか現れていない。
ワイヤー12、16、16は、それぞれ同一の長さを有しているために、ワイヤーは3本重ね合わせた状態になる。
この重ね合わせは、図3の状態で、地面に置かずに、ワイヤー12と、2本のワイヤー16、16を両手でそれぞれ把持した状態で行うことができる。
次に図5は、重ね合わされたワイヤー12、16、16の3本を共に、巻き付けるようにして巻回して行き、その巻回した状態を図示する説明図である。
この巻回する作業も、地面等に押し付けてすることもなく、立ったままの状態で、ワイヤーを把持して容易に巻回することができる。
図6は、図5において図中右側にはみ出たカバーの部分45を左側に折り畳んだ状態を図示する説明図である。
図7は、図6においてその略中央部で上下に折り畳んだ状態を図示する説明図である。
このように、本発明に係る車体カバーは、簡単に極めて小さく折り畳むことができる。
以上をまとめると、次のようになる。
1)カバー頂部のワイヤー12を把持してカバーの両側面を重ね合わせる(図3)。
2)頂部ワイヤー12を一方の手で把持して、他方の手で下方周縁部のワイヤー16、16を把持して、両者を重ね合わせる(図4)。
3)重ね合わせた3本のワイヤー12、16、16を巻回する(図5)。
4)はみ出したカバー部を折り畳む(図6)。
5)最後に巻回したワイヤー部分にカバー部の他の部分を折り重ねる(図7)。
このように、簡単に小さく折り畳んだ車体カバーは、適宜収納袋に収納して保管することができる。
収納袋は、本発明では、メッシュ状の生地で袋形状に縫製された巾着形式のものからなり、この収納袋に上記のように小さく折り畳まれた車体カバーを収納して、開口部を閉鎖して収納が完了する。メッシュの生地を使用したのは、車体カバーが濡れていたとしても容易に乾燥させることができるようにしたためである。
尚、図2及び図3において、カバー前方部下方に貫通孔50が形成されている。この貫通孔50は、車体カバーの両側面の略同一位置に設けているが、輪状錠部材の輪状部を挿通させるための孔部である。この貫通孔50を利用して輪状形式の錠を自転車に掛けると同時に車体カバーにも錠を掛けることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明においては以下の通り設計変更が可能である。
車体カバー全体の大きさ及び形状は、必要に応じて適宜設定することができる。同様に車体カバーの構成片も適宜自由に設計し、その構成片の数も全く自由である。
即ち、車体カバーの全体外形形状は、被覆する車体の形状に適合させて、適宜変更することが可能である。またその素材も柔軟なシート状体のものであれば、自由に選択可能である。
尚、上記実施形態においては、車体カバーは、自転車等の二輪車の全体を被覆するものとして例示したが、本発明に係る車体カバーは、車体の全体を被覆できるものでなくともよく、即ち、車体の下方部分(前後車輪の下端部分等)を被覆しないものとして実施することも出来る。
特に、本発明の場合には、カバー両側の下方周縁部にワイヤーをそれぞれ配設しているために、これらが錘となって、車体の下方部分を被覆しないタイプのカバーの場合には、カバーの側面部をピンと張り詰めた状態に被覆することが可能となり、極めてスマートな外観を呈することとなるのである。
それぞれのワイヤーの断面形状、サイズ、長さ等も全く自由に設定することができる。ワイヤーの横断面は円形形状のものを使用するのも自由である。
ワイヤーは、上記実施形態では3本使用したが、4本以上使用することも出来る。しかし、重量が重くなると共に、巻回作業に力を要することとなり、上記3本が最適である。
ワイヤーの長さは、上記実施形態では、同一長さのものを使用したが、その長さが多少異なっていても差し支えはない。
ワイヤーの材質もスチール製でなく、プラスチック製のワイヤーであってもよく、要は可撓性のある素材で、容易に巻回でき、しかも容易に直線状の通常の常態に復元できるものであれば、その素材は問わない。
上記実施形態ではカバーの下方周縁部にワイヤーを設けたが、この下方周縁部のワイヤーは、カバーの下方周縁部でなく、その近傍少し上方でその前後方向に配設することも可能である。
また、上記実施形態では、カバー下方周縁部に設けたワイヤーは、その前方端が相互に近接するように配置したが、両ワイヤーの前方端を所定長さ分、離隔して、それぞれ後方側に配置させることも可能である。
しかし、このようにすると、それぞれのワイヤーの前方端から前方の下方周縁部が自由な状態となり、即ち骨組がない状態となり、カバー下方周縁部の後方に設けた紐部材による引き絞り及び固定が不十分となるために、やはり上記実施形態のように、下方周縁部に配置するワイヤーの先端は相互に近接するように構成したほうが良好である。
各ワイヤーの両端部には、保護部材を設けて実施しているが、その保護部材は、ワイヤーの両端部が車体カバーを突き破ってしまうことを防止するため、及び使用者の安全のために設けているが、この機能を果たすことのできる素材であれば、どのようなものを使用してもよく、その形態も全く自由に設定することができる。
頂部ワイヤーの両端部に設けた保護部材には、ループ状の手の把持部を設けたが、これを設けずに実施することもでき、全く任意なものである。
車体カバーの下方周縁部の略中央部に設けた帯状係止片と面ファスナーは、相互に係着できるものであれば、どのようなものでもよく、単なる縛り紐でも、ベルトとバックルを使用して相互に連結できるものにしてもよい。
紐部材は、ゴム紐でも帯状部材であってもよく、また紐部材を固定する手段も全く自由に採用することができる。上記実施形態では、ストッパーとして押しボタンを押すことにより固定が解除されてスライドでき、押しボタンを復帰させると固定されるタイプのものを使用したが、紐部材を単に相互に縛り付けるものでもよいし、バックルや各種形状の挿通環等を使用して固定できるものであってもよい。
以上、本発明は、請求の範囲内で種々設計変更が可能である。
本発明の一実施形態に係る車体カバーを自転車に被覆した状態の斜視説明図である。 本発明の一実施形態に係る車体カバーの下方周縁部の前方部分を上下逆に表わした拡大説明図である。 本発明の一実施形態に係る車体カバーを平面的に重ねた状態を図示する説明図である。 本発明の一実施形態に係る車体カバーの略中央部で折り畳み、下方周縁部のワイヤーを頂部のワイヤーに重ね合わせた状態を図示する説明図である。 図4に示した車体カバーで、重ね合わされた3本のワイヤーを共に巻回した状態を図示する説明図である。 図5に示した車体カバーで、図中右側にはみ出たカバーの部分を左側に折り畳んだ状態を図示する説明図である。 図6に示した車体カバーをその略中央部で上下に折り畳んだ状態を図示する説明図である。
符号の説明
10 車体カバー
12、16 ワイヤー
14、17、18 保護部材
20 紐
22 挿通部
25 ストッパー

Claims (3)

  1. 自転車又はバイク等の二輪車の車体を被覆できる二輪車用車体カバーにおいて、
    該カバーの頂部の前後方向に可撓性を有する線条材を配設し、且つ、該カバー両側の下方周縁部又はその近傍の前後方向に可撓性を有する線条材をそれぞれ配設し、
    前記カバー両側の下方周縁部又はその近傍に配設されたそれぞれの線条材の前方端がカバー前方部位に設けられた保護部材を介して相互に近接して配置されていることを特徴とする二輪車用車体カバー。
  2. 請求項1に記載した二輪車用車体カバーにおいて、カバー頂部とカバー両側の下方周縁部又はその近傍に配設されたそれぞれの線条材の長さが相互に略同一であることを特徴とする二輪車用車体カバー。
  3. 請求項1又は2に記載した二輪車用車体カバーにおいて、カバー両側の下方周縁部の後方部分に紐状部材を挿通できる挿通部をそれぞれ設け、この挿通部に紐状部材をそれぞれ挿通し、これらの紐状部材を引き絞り、相互に固定することによってカバーの下方周縁部が収束され、カバーが二輪車に取り付けられることを特徴とする二輪車用車体カバー。
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