JP4864174B1 - 両面発電型太陽電池パネルの支持構造 - Google Patents

両面発電型太陽電池パネルの支持構造 Download PDF

Info

Publication number
JP4864174B1
JP4864174B1 JP2011537785A JP2011537785A JP4864174B1 JP 4864174 B1 JP4864174 B1 JP 4864174B1 JP 2011537785 A JP2011537785 A JP 2011537785A JP 2011537785 A JP2011537785 A JP 2011537785A JP 4864174 B1 JP4864174 B1 JP 4864174B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solar cell
panel
cell panel
wall surface
height direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2011537785A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2011148967A1 (ja
Inventor
正 藤村
慎一 舟橋
久剛 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kajima Corp
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Kajima Corp
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kajima Corp, Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Kajima Corp
Priority to JP2011537785A priority Critical patent/JP4864174B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4864174B1 publication Critical patent/JP4864174B1/ja
Publication of JPWO2011148967A1 publication Critical patent/JPWO2011148967A1/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02SGENERATION OF ELECTRIC POWER BY CONVERSION OF INFRARED RADIATION, VISIBLE LIGHT OR ULTRAVIOLET LIGHT, e.g. USING PHOTOVOLTAIC [PV] MODULES
    • H02S20/00Supporting structures for PV modules
    • H02S20/20Supporting structures directly fixed to an immovable object
    • H02S20/22Supporting structures directly fixed to an immovable object specially adapted for buildings
    • H02S20/26Building materials integrated with PV modules, e.g. façade elements
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04BGENERAL BUILDING CONSTRUCTIONS; WALLS, e.g. PARTITIONS; ROOFS; FLOORS; CEILINGS; INSULATION OR OTHER PROTECTION OF BUILDINGS
    • E04B2/00Walls, e.g. partitions, for buildings; Wall construction with regard to insulation; Connections specially adapted to walls
    • E04B2/88Curtain walls
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04FFINISHING WORK ON BUILDINGS, e.g. STAIRS, FLOORS
    • E04F13/00Coverings or linings, e.g. for walls or ceilings
    • E04F13/007Outer coverings for walls with ventilating means
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04FFINISHING WORK ON BUILDINGS, e.g. STAIRS, FLOORS
    • E04F13/00Coverings or linings, e.g. for walls or ceilings
    • E04F13/07Coverings or linings, e.g. for walls or ceilings composed of covering or lining elements; Sub-structures therefor; Fastening means therefor
    • E04F13/08Coverings or linings, e.g. for walls or ceilings composed of covering or lining elements; Sub-structures therefor; Fastening means therefor composed of a plurality of similar covering or lining elements
    • E04F13/0801Separate fastening elements
    • E04F13/0803Separate fastening elements with load-supporting elongated furring elements between wall and covering elements
    • E04F13/0805Separate fastening elements with load-supporting elongated furring elements between wall and covering elements with additional fastening elements between furring elements and the wall
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B10/00Integration of renewable energy sources in buildings
    • Y02B10/10Photovoltaic [PV]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Finishing Walls (AREA)
  • Photovoltaic Devices (AREA)

Abstract

【課題】表面と背面の両面で発電する太陽電池パネルを発電効率が高まる状態に、構造物の外壁面に設置する。
【解決手段】開口部3を有する外壁面2から構面外方向に張り出すアーム部材8、8に支持され、外壁面2の構面内方向の水平方向に間隔を置いて並列する縦部材4、4に、複数枚の両面発電型の太陽電池パネル5、もしくは高さ方向に複数段、配列する複数枚の太陽電池パネル5の組からなるパネル体9を外壁面2と対向させた状態で支持させる。
並列する各縦部材4の屋外側に高さ方向に並列して突設され、構面内方向の水平方向に並列する張出部材12、12間に太陽電池パネル5、もしくはパネル体9を配置し、その上端部と下端部を高さ方向に並列する張出部材12、12に直接、もしくは間接的に保持させる。
【選択図】図1

Description

本発明は表面と背面(裏面)の両面から入射する光を受けて発電する太陽電池パネルを構造物外壁面の屋外側に設置する上で、保持に要する部材数を節減し、太陽電池パネルの発電効率が高まる状態に支持した両面発電型太陽電池パネルの支持構造に関するものである。
自然エネルギーの有効利用を図るべく、建物の屋根面や外壁に太陽電池パネルを設置することが普及しつつある。例えば太陽電池パネルを建物の外壁に設置する場合に、カーテンウォールの一部として使用することが検討されている(特許文献1参照)。ここでは、太陽電池パネルの背面に外気が流通する流通路を確保することで、過度の温度上昇を抑制している。
一方、太陽電池パネルの形式として表裏両側からの入射光によって発電可能な両面発電型の太陽電池パネルが知られている(特許文献2参照)。
特開2002−21231号公報(請求項1、段落0003、0011、図1) 特開2003−166220号公報(請求項1、段落0016〜0020、図3〜図5)
上記した両面発電型の太陽電池パネルは建物の外壁に設置された場合に、外壁での反射光の発電への利用に寄与し得ることが期待されるが、特許文献1では外壁での反射光を想定した使用方法は考えられていないため、両面発電型太陽電池パネルの、外壁での反射光を利用した発電の具体的な手法は見いだされていない。
本発明は上記背景より、両面発電型の太陽電池パネルを構造物の外壁面に設置する場合に、太陽電池パネルによる発電を効率的に生じさせることを可能にする支持構造を提案するものである。
請求項1に記載の発明の両面発電型太陽電池パネルの支持構造は、開口部を有する構造物の外壁面から構面外方向に張り出すアーム部材に支持され、前記外壁面の構面内方向の水平方向に間隔を置いて並列する縦部材に、複数枚の両面発電型の太陽電池パネル、もしくは高さ方向に複数段、配列する前記複数枚の太陽電池パネルの組からなるパネル体が前記外壁面と対向した状態で支持され、
前記並列する各縦部材の屋外側に高さ方向に並列して突設されると共に、構面内方向の水平方向に並列する張出部材間に前記太陽電池パネル、もしくは前記パネル体が配置され、その上端部と下端部が高さ方向に並列する前記張出部材に直接、もしくは間接的に保持されていることを構成要件とする。
「外壁面の構面内方向」とは、外壁面の表面に沿った面内方向(外壁面に平行な方向)を指し、水平方向と鉛直方向を含む。「構面外方向」とは、「構面内方向」に垂直な方向を言い、外壁面の表面に直交する方向を指す。
複数枚の太陽電池パネルは外壁面に対向した(向かい合った)状態で配置され、高さ方向に複数段、連続的、もしくは断続的に配列する場合と、構面内の水平方向(横方向)に連続的、もしくは断続的に配列する場合がある。複数枚の太陽電池パネルは高さ方向に複数段、配列する場合に、前記の「複数枚の太陽電池パネルの組からなるパネル体」を構成する。複数枚の太陽電池パネルは高さ方向と構面内水平方向の2方向に配列する場合もある。以下、本項目中、太陽電池パネル5とパネル体9を合わせて太陽電池パネル等と言う。
「太陽電池パネルが外壁面と対向した状態」とは、太陽電池パネルを板として見たときに、その面が外壁面に平行、もしくは実質的に平行な状態にあることを言い、太陽電池パネルの表面と背面が完全な平面であれば、その表面と背面が外壁面に平行な状態にあることを言う。太陽電池パネルの表面と背面が曲面をなしているような場合には、その表面と背面は完全に外壁面に平行にはならないものの、表面と背面の対称面(厚さ方向(板厚方向)の中心に位置する平面)が外壁面に平行な状態になる。
請求項1において太陽電池パネル等が張出部材12、12に「直接保持される」とは、図1−(b)、図3−(a)、図6−(a)に示すように構面内水平方向に並列する縦部材4、4の屋外側に高さ方向に並列して突設されている張出部材12、12のいずれかの部分に太陽電池パネル等の上端部と下端部が保持されることを言う。「間接的に保持される」とは、例えば並列する張出部材12、12間に、太陽電池パネル等の上端部と下端部を保持する横部材10、10が高さ方向に並列して架設され、太陽電池パネル等が高さ方向に並列する横部材10、10に保持される場合(請求項2)のように、太陽電池パネル等の上端部及び下端部と張出部材12、12との間に太陽電池パネル等を直接、保持する何らかの部材が介在することを言う。
太陽電池パネル等が張出部材12、12に直接保持される場合と間接的に保持される場合のいずれも、図6−(c)に示すように太陽電池パネル等(太陽電池パネル5、もしくはパネル体9)が外壁面2から屋外側に距離を置いた位置で、上下から保持された状態でアーム部材8、8(アーム部材8、8を介して構造物)に支持される。従って太陽電池パネル等は少なくとも上端部と下端部で保持されればよく、必ずしも長さ方向(水平方向)の両端部で保持される必要がないため、太陽電池パネル等の保持のための部材数を削減することが可能になる。直接の場合は上下から張出部材12、12に保持され、間接的の場合は上下から例えば横部材10、10に保持される。
本発明では構面内水平方向に並列する縦部材4、4のそれぞれから屋外側へ高さ方向に並列して張出部材12、12が突設される(張り出す)ことで、張出部材12、12は高さ方向に並列しながら、構面内水平方向にも並列する。このため、外壁面を屋外側から見たとき、4本の張出部材12、12が四角形の頂点の位置に配置されることになる。請求項2では構面内水平方向に並列する張出部材12、12のそれぞれの間に横部材10が架設されることで、横部材10、10は高さ方向に並列して架設されることになる。
この高さ方向に並列する張出部材12、12に、または横部材10、10に太陽電池パネル等が保持されることで、太陽電池パネル等は上端部と下端部に加え、長さ方向(水平方向)両端部を含めた四周(四辺)で保持される必要が生じない。この結果、太陽電池パネル等を保持するための枠材としては、高さ方向(上下)に並列する2本の張出部材12、12、または横部材10、10があればよいことになる。
従って太陽電池パネル等の長さ方向両端部は必ずしも枠材で保持されずに済み、前記のように太陽電池パネル等保持のための部材数が削減されることに加え、太陽電池パネル等の長さ方向両端部を覆いのない、開放された状態に保つことができる。この結果、太陽電池パネル等は外壁面での反射光、すなわち太陽電池パネル等の背面からの反射光を長さ方向両端部側から受けることができ、四周(四辺)で保持される場合より広範囲で反射光を受けることができるため、太陽電池パネルの背面での発電効率を向上させることが可能になる。
発電効果が上がることは、外壁面2での反射光が太陽電池パネル5の背面に広範囲に亘って到達することに基づく。反射光が広範囲に亘ることで、太陽電池パネル5を構成する多くのセルに反射光が当たる状態が得られるため、反射光の当たる面積が小さい場合との対比では太陽電池パネル5の出力電流が増大し、出力特性が向上するからである。
また太陽電池パネル等(太陽電池パネル5、もしくはパネル体9)は図6に示すように縦部材4の屋外側の面から屋外側へ距離を置いた位置に支持されていることで、太陽電池パネル等の背面は縦部材4の表面からも浮いた状態に保たれる。この結果、外壁面2での反射光が縦部材4に遮断される可能性も低下するため、太陽電池パネル等の背面の広範囲に亘って反射光が到達し、太陽電池パネルの発電効率がより向上する。
この場合、太陽電池パネル等の背面が縦部材4の表面から浮くことで、太陽電池パネル等と縦部材4とが非接触状態になるため、外壁面2での反射光が太陽電池パネル等背面に広範囲に亘って到達し易くなり、発電効果が上がることになる。太陽電池パネル等(太陽電池パネル5)の背面が縦部材4の表面から浮くことで、外壁面2で反射し、太陽電池パネル等の背面に向かう光が縦部材4に遮られることがなくなるか、遮られる光の量が減少するため、外壁面2での反射光は太陽電池パネル等背面の広範囲に到達し易くなることに基づく。
太陽電池パネル等の背面を縦部材4から浮かせることは、例えば図6−(b)に示すように縦部材4の一部に太陽電池パネル5を支持するファスナー14、ブラケット等の支持部材を接続し、その支持部材に太陽電池パネル5を保持させながら、支持させることで得られる。
太陽電池パネル等は直接には上下の横部材10、10に保持され、上記のように各横部材10の長さ方向両端に接続(連結)される張出部材12、12と、張出部材12の外壁面2側の端部に接続(連結)される縦部材4と、縦部材4と外壁面2間に架設されるアーム部材8を介して構造物に支持される。
複数枚の太陽電池パネル5は上記のように高さ方向に配列する場合と、構面内水平方向(横方向)に配列する場合があり、本発明では高さ方向に配列する複数段の太陽電池パネル5の組を「パネル体9」と呼称している。太陽電池パネル5が高さ方向に配列する場合と、構面内水平方向(横方向)に配列する場合を含め、複数枚の太陽電池パネル5から構成されるパネル面6の、少なくとも高さ方向の一部区間には図1−(a)、(b)に示すように開口7が形成され、パネル面6が高さ方向に不連続になっていることもある(請求項3)。開口7は開放状態に維持されているか、もしくは開閉自在な状態にあることもある(請求項4)。
複数枚の太陽電池パネル5から構成されるパネル面6とは、少なくとも高さ方向に配列する複数枚の太陽電池パネル5の全体から構成される面(平面、もしくは曲面)を指し、全太陽電池パネルを指す場合と、全太陽電池パネルの内の一部を指す場合がある。
例えば全太陽電池パネルの表面が同一平面内に存在する場合は、全太陽電池パネル(の表面)からパネル面6が構成される。全太陽電池パネルの表面が複数枚の太陽電池パネル毎に異なる平面内に存在する場合には、その複数枚の太陽電池パネル単位でパネル面6が構成される。「複数枚の太陽電池パネル毎に異なる平面内に存在する」とは、複数枚の太陽電池パネル(の表面)毎に、構面外方向に段差が付くような場合と、高さ方向に隣接するパネル面6毎に、交互に構面外方向に段差が付くような場合を言う。
パネル面6の、少なくとも高さ方向の一部区間に開口7が形成される場合(請求項3)、開口7はガラスや障子(サッシ)等の壁面構成材が配置(収納)されずに常に開放状態に維持される場合と、開口7に壁面構成材が配置(収納)されて常に閉鎖状態に維持される場合がある。この他、開口7に配置された壁面構成材が開閉することで、開口7が開放状態と閉鎖状態とに切り替え可能である場合がある(請求項4)。太陽電池パネル5の背面での発電を確保する上では、開口7は少なくとも太陽光が開口7から外壁面2に差し込み(到達し)、外壁面2で反射して太陽電池パネル5の背面に到達することができるだけの採光を確保する機能を発揮(有)すればよい。
但し、複数枚の太陽電池パネルからから構成されるパネル面6と、外壁面2との間の空間(緩衝空間)内での空気の温度上昇が、外壁面2の内側である室内空間の環境に影響を及ぼし、室内の居住性を低下させる可能性がある場合には、開口7に、室内で温度が上昇した空気の排出(排気口)の機能を持たせることが望ましい。そのために、すなわち室内で上昇した空気の開口7からの排気を促すために、開口7は開放状態に維持されるか、開閉自在な状態に置かれることが適切である(請求項4)。壁面構成材が開閉することは、具体的には開口7に沿って配置される窓枠内に、開き窓(内、外)、回転窓(縦軸、横軸)、滑り出し窓等の開閉自在な窓を構成する障子が収納されることにより得られる。
開口7が開放状態に維持されるか、開閉自在な状態に置かれるか、あるいは閉鎖状態に維持されるかは、構造物が構築される地域の地理的条件、気候、日照時間等の要因によって決められる。例えば夏季の室内での温度上昇を抑制する必要性が高い地域の場合には、開口7を排気口としても利用可能となるように常に開放状態に、あるいは開放状態と閉鎖状態とが切り替え自在な状態に維持される(請求項4)。室内での温度上昇抑制の必要性が低い地域の場合には、開口7が開放状態に維持されるか、閉鎖状態に維持されるか、あるいは開閉自在であるかは問われないから、いずれの状態でもよいことになる。
複数枚の太陽電池パネル5から構成されるパネル面6の、高さ方向の一部区間に開口7が形成され、パネル面6が高さ方向の一部において不連続になることで、太陽光は開口7から、パネル面6の屋内側に位置する外壁面2に到達し、反射する。外壁面2に反射した光は太陽電池パネル5の背面に入射するため、太陽電池パネル5の背面側での発電が期待される。太陽電池パネル5は光を受けることで、2種類の半導体間に発生する起電力によって発電する。発電は太陽電池パネル5の表面と背面(裏面)で独立する。
ここで、開口7がガラス等の壁面構成材によって閉鎖状態に維持されている場合には開口7から外壁面2に差し込もうとする太陽光が壁面構成材に吸収され、外壁面2に到達する光は壁面構成材の透過光になり、光の強さが弱まる。このことから、開口7が壁面構成材によって閉鎖状態に維持されている場合より、開放状態に維持されている場合の方が太陽電池パネル5の背面に到達する反射光が強いため、背面での発電効率上は、開口7が常に開放状態にあるか、開放状態に維持可能である場合(請求項4)が合理的である。
構造物の外壁面2は主に構造体である腰壁及び垂れ壁と、腰壁と垂れ壁間に確保される開口部3に収納されるサッシ等のガラス面(壁面構成材)から構成される。構造体とガラス面に到達した光はいずれも反射し、太陽電池パネル5の背面に到達するから、パネル面6の一部に形成された開口7から外壁面2に到達した光が太陽電池パネル5の背面での発電に寄与することになる。只、太陽電池パネル5の発電量は光の強さで決まるから、外壁面2からの反射光の内、構造体での反射光よりガラス面での反射光が太陽電池パネル5の発電に一層、寄与する。
外壁面2の屋外側に太陽電池パネル5を配置するに当たっては、太陽電池パネル5の向きと外壁面2からの距離Dの設定により図4−(a)〜(c)に示すように複数通りの配置例が考えられる。(a)は太陽電池パネル5の背面を外壁面2に接近させた状態、あるいは接触させた状態で配置した場合、(b)は太陽電池パネル5の表面と背面を、水平面をなす状態で配置した場合である。(c)は複数段で一組になる太陽電池パネル5の集合体であるパネル体9を鉛直面に対し、表面が直射日光を受け易いよう、傾斜させた状態で配置した場合である。
この内、図4−(a)の場合には、建築面積を拡大せずに済む反面、太陽電池パネル5と外壁面2との間に実質的に空隙(空間)が存在しないことで、太陽光自体が太陽電池パネル5の背面に位置する外壁面2に到達することがないため、反射光が太陽電池パネル5の背面に到達することもない。この場合は専ら太陽電池パネル5の表面での発電のみを期待することになる。
図4−(b)の場合も、外壁面2での反射光が太陽電池パネル5の背面に到達することがないため、背面での発電を期待することはできない。(b)は日射角が大きい地域で太陽電池パネルの表面での発電効率を上げるために有効であるが、太陽電池パネル5の背面には外壁面2で乱反射した光が到達することがある程度であるから、背面での発電に至ることはほとんどない。
図4−(c)の場合には、太陽電池パネル5と外壁面2との間に空隙(空間)が確保されているため、外壁面2に太陽光を到達させて反射させ、反射光を太陽電池パネル5の背面に到達させることは可能である。しかしながら、広範囲の日射角の太陽光に対して太陽電池パネル5の表面が有効に機能するように、複数段の太陽電池パネル5からなるパネル体9の下方を屋外側へ突き出している関係で、太陽電池パネル5の背面への反射光の入射角(パネル体9の背面に垂直な面とのなす角度)が大きくなるため、太陽電池パネル5の背面での発電効率を上げることはできない。
太陽電池パネル5の表面と背面での発電効率はそれぞれへの入射角(後述のα〜γ)が小さく、入射の方向が表面と背面に対し、垂直に近い角度から入射する方がそうでない場合より、表面と背面が受ける光の強さが大きいから、発電効率も高い。しかしながら、図4−(c)の場合には、パネル体9全体の背面が外壁面2での反射光の方向と同じ方向に傾斜しているため、外壁面2での反射光が太陽電池パネル5の背面に到達しにくい状態にある。
図4−(c)中、矢印の実線で示すように上下に隣接するパネル体9、9間の開口7から外壁面2に差し込む太陽光の内、上側のパネル体9の下端と下側のパネル体9の上端を通る太陽光は外壁面2に到達し、外壁面2で反射した後、辛うじてパネル体9の背面に到達することが可能になっている。ところが、例えば開口7の高さが図4−(c)の例より大きく、太陽光が水平面に関してパネル体9の傾斜角度と対称な角度(日射角)に近い角度で入射する場合には、外壁面2での反射光の反射角がパネル体9の傾斜角度に等しいため、パネル体9(太陽電池パネル5)の背面に到達、あるいは反射することがない。
その場合、パネル面6の開口7から外壁面2に到達する太陽光の反射光の方向がパネル体9の背面に平行になるため、パネル体9の背面に外壁面2での反射光が入射することはない。従ってその場合、上側のパネル体9の下端と下側のパネル体9の上端を通る太陽光の角度以下の日射角の太陽光でなければ、外壁面2に反射した太陽光が太陽電池パネル5の背面に到達(反射)することはないため、パネル体9の背面での発電を期待することができないことになる。
これに対し、図3−(a)に示す本発明では太陽電池パネル5が実質的に外壁面2に平行で、外壁面2から距離を置いて配置されるため、外壁面2での反射光が太陽電池パネル5の背面に入射(到達)し易い状態が確保される。「太陽電池パネル5が外壁面2に平行」とは、前記のように太陽電池パネル5の表面と背面の双方が実質的に外壁面2に平行であればよいことを言い、表面と背面が互いに平行で、完全な平面をなしている場合の他、僅かに曲面をなしている場合も含む。
図3−(a)の場合、極端に言えば、太陽光の入射が水平でも鉛直でもない限り、すなわち太陽光が開口7から外壁面2に差し込む限り、原則としてその太陽光は外壁面2に反射して太陽電池パネル5の背面に到達することが可能である。結局、本発明では外壁面2での反射光が鉛直方向でない限り、太陽電池パネル5の背面に到達することができ、反射することが可能になっている。
但し、具体的には図3−(a)に示す本発明の場合、図3−(b)に示すように上下に隣接する太陽電池パネル5(9)等の間の開口7の上端(上側の太陽電池パネル等の下端)を通って外壁面2に到達する太陽光が開口7の半分の高さの位置(一点鎖線で示す)の外壁面2で反射し、開口7の下端(下側の太陽電池パネル等の上端)を通る入射角α以下の角度で入射する場合、その太陽光の外壁面2での反射光は開口7から抜ける。よって太陽光は太陽電池パネル等の背面に到達しない。
また開口7の下端を通って外壁面2に到達する太陽光が太陽電池パネル5(9)等の半分の高さの位置(一点鎖線で示す)の外壁面2で反射し、下側に隣接する開口7の上端を通る入射角βの角度で入射する場合、その太陽光の外壁面2での反射光も開口7から抜けるため、太陽光は太陽電池パネル等の背面には到達しない。更に開口7の上端を通って外壁面2に到達する太陽光が太陽電池パネル等の半分の高さの位置の外壁面2で反射し、下側に隣接する開口7の下端を通る入射角γの角度で入射する場合も、太陽光は太陽電池パネル等の背面には到達しない。
以上のことから、上下の太陽電池パネル等(太陽電池パネル5、もしくはパネル体9)の間に確保される開口7の半分の高さの外壁面2で反射する太陽光の外壁面2への入射角がαより大きく、太陽電池パネル等の半分の高さの外壁面2で反射する太陽光がβとγの中間の範囲にある角度であれば、外壁面2に反射した太陽光が太陽電池パネル5の背面に到達することができるため、発電効率を確保することが可能である。
入射角αとβ、及びγは太陽電池パネル等の高さHと開口7の高さL、及び太陽電池パネル等の背面と外壁面2との間の距離Dを用い、tanα=L/2D、tanβ=H/2D、tanγ=(H+2L)/2Dと表すことが可能であるため、これらの各寸法の設定により、外壁面2での反射光の、太陽電池パネル5背面への入射量を制御できることが分かる。
図2に示すように太陽電池パネル等の表面(鉛直面)に対して30°の角度(入射角が60°)で太陽光(W/mは放射照度の単位を表す)が当たるとき、概算で太陽光の約70%は太陽電池パネル5の表面に吸収され、10%が反射し、5%が太陽電池パネル5を透過して外壁面2に到達すると考えられる。太陽電池パネル5の表面に吸収される太陽光の内、約15%が表面での発電に利用される。太陽電池パネル5を透過して外壁面2に到達した太陽光は外壁面2で反射して太陽電池パネル5の背面に到達し、背面での発電に利用される。
一方、図1−(a)に矢印で示すように上下に隣接する太陽電池パネル等の間の開口7から差し込み、外壁面2に到達する太陽光は外壁面2に反射した後、太陽電池パネル等の背面に到達する。太陽電池パネル等の間の開口7から差し込む太陽光の外壁面2での反射光はガラス面で反射する方が構造体(躯体)面で反射する場合より強いため、太陽電池パネル5の背面での発電効率は高い。但し、構造体面での反射光も太陽電池パネル5の背面には到達するため、太陽電池パネル5背面でのある程度の発電は確保される。
本発明では図1−(a)に示すように外壁面2の屋外側にパネル面6が配置されることで、図8−(a)に示すようにパネル面6の高さ方向の一部に形成される開口7が閉鎖状態に維持される場合に、見かけ上は外壁面2とパネル面6からなる外壁が、外壁面2とパネル面6間に空気層が介在したダブルスキン構造になる。但し、図7−(a)に示すように開口7が開放状態に維持される場合には、開口7は室内の外壁面2側で温められ、上昇した空気が抜け出ていく排気口として機能し、室内温度を調節する働きをするため、外壁面2とパネル面6間の空間は空気が流通する単なる空気層ではなく、構造物1の室内と屋外との間で空気の温度調節が行われるための緩衝空間になる。
図7−(a)、図8−(a)は本発明の太陽電池パネル5の支持構造を採用した構造物1の外観(立面)を示している。本発明では上記のように高さ方向に配列する太陽電池パネル等の一部が不連続になり、不連続部分である、上下に隣接する太陽電池パネル等の間に開口7(開放状態か閉鎖状態かは問わない)が形成されている。
図8−(a)は上下に隣接する太陽電池パネル等の間の開口7にガラス等の壁面構成材が収納された場合の外観を、図7−(a)は開口7が完全に開放状態にある場合(請求項4)の外観を示している。図7−(a)と図8−(a)は開口7が完全に開放しているか、ガラス等が収納され、完全に閉鎖しているかの違いがあるだけであるが、図8−(a)は開口7が閉鎖していることで、ダブルスキン構造になっている。図7−(b)、(c)と図8−(b)、(c)は外気温が34°Cの環境(条件)下での、各層(各階)の室内温度の分布を示している。
開口7の高さは開口7を通じてある程度の時間帯(数時間)、太陽光が外壁面2にまで到達し、外壁面2に反射した反射光が太陽電池パネル5の背面に到達し得ることの目的が達成できる大きさに設定されるが、図面では図1−(a)に示すように具体的には1枚(1段)の太陽電池パネル5の高さ程度より大きい(1枚分〜2枚分の)高さに開口7の高さを確保している。
図8−(a)の場合、上下に隣接する太陽電池パネル等の間にガラスが収納されていることで、外壁面2の内部(屋内)で温められた空気の逃げ場が各層にないことから、外壁面2とパネル体6との間の緩衝空間内に存在する空気は構造物1の最上層にまで移動した後に排気される。図7−(a)の場合には上記の通り、太陽電池パネル等の間の各層に開口7が形成されていることで、緩衝空間内の空気は各層の開口7から屋外に排気可能になっている。
図7と図8の各(b)、(c)は外壁面2の内側(内部)である室内空間の各層(各階)における温度分布を示している。各図の(b)は室内から緩衝空間への排気が各階で行われる場合の温度分布を、(c)は室内からの緩衝空間への排気が行われない場合の温度分布を示している。各層の室内から緩衝空間への排気は図7の場合も図8の場合も図2に示すように天井懐20内から排気ダクト21を通じて行われる。
図8の場合には室内から緩衝空間への排気が行われても、緩衝空間内の空気は緩衝空間から屋外には直接、排気されない関係で、各層の室内から緩衝空間へ排気される位置の直下での温度が高くなっている。これは室内から緩衝空間へ排出された、温度の高い空気が緩衝空間から直ちに屋外へ排出されないことで、緩衝空間内を停滞しながら上昇するためと考えられる。また各層での排気が行われない場合には、図8−(c)に示すように下層階から上層階へかけて次第に室内温度が上昇していく傾向がある。最下層から最上層までの温度上昇量は8〜9°Cになっている。
これに対し、図7(請求項4)の場合には上記の通り、各層に開放状態に維持された開口7が存在していることで、各層の室内から緩衝空間へ排出された空気は開口7を通じて屋外へ排出されるため、少なくとも温度の高い空気が緩衝空間内で停滞することがない。結果的に、図7−(b)に示すように各層の室内から緩衝空間へ排気される位置の直下での温度が高くなることがなくなっている。またこの場合には、緩衝空間からの排気が行われることで、図7−(c)に示すように各層での室内から緩衝空間への排気が行われないときにも、下層階から上層階へかけての室内温度の上昇は僅かであり、最下層から最上層までの温度上昇量は2°C程度に留まっている。
アーム部材8は外壁面2と縦部材4間に架設されることで、外壁面2に反射する太陽光の、太陽電池パネル等の背面への到達を阻害する可能性がある。但し、アーム部材8の高さ方向の張り出し位置が、例えば高さ方向に複数段、配列する複数枚の太陽電池パネル5の組からなる1枚のパネル体9に付き、高さ方向に1箇所であれば(請求項5)、外壁面2に反射した太陽光の、パネル体9背面への到達の阻害を最小限に抑えることが可能になる。
また例えばアーム部材8が線状部材でなく、面状部材である場合に、図5に示すように1パネル体9に付き、2箇所以上、縦部材4との間に架設されている場合には、上下に隣接するパネル体9、9間に確保される開口7から外壁面2に到達し、反射した太陽光がパネル体9に到達する以前に、複数枚のアーム部材8によって遮断される可能性が高い。
図5の場合に、仮に上段側のアーム部材8を外壁面2での反射光が透過することがあっても、下段側のアーム部材8がその先にある太陽電池パネル5、もしくはパネル体9(太陽電池パネル等)の背面への到達を遮断するため、下段側のアーム部材8を透過して太陽電池パネル等の背面に到達できる反射光は一層、減少する。アーム部材8が面状部材でなく、線状部材であっても、1枚の太陽電池パネル等に付き、複数段、配置されることで、同様のことが言える。外壁面2での反射光が面状部材のアーム部材8を透過することは、アーム部材8がグレーチング(grating)等のような格子状に、板厚方向に貫通する複数個の開口を有する形状である場合に得られる。
これに対し、請求項5では仮にアーム部材8が面状部材であっても1層に付き、1箇所にのみ架設されるに過ぎず、反射光の遮断が重複しないため、外壁面2での反射光を遮断する可能性が低下する。アーム部材8が面状部材でなく、線状部材である場合には反射光が透過し易いため、太陽電池パネル等の背面に到達する可能性が向上する。
外壁面の構面内水平方向に間隔を置いて並列する縦部材の屋外側に高さ方向に並列して突設され、構面内水平方向に並列する張出部材間に太陽電池パネル等を配置し、これを張出部材に直接、もしくは間接的に保持させるため、太陽電池パネル等を長さ方向(水平方向)の両端部で保持させる必要を解消することができる。このため、太陽電池パネル等の保持のための部材数を削減することができ、太陽電池パネル等の長さ方向両端部を開放された状態に保つことができる。
この結果、太陽電池パネル等は外壁面での反射光を長さ方向両端部側から受けることができ、四周(四辺)で保持される場合より広範囲で反射光を受けることができるため、太陽電池パネルの背面での発電効率を向上させることが可能になる。
(a)は太陽電池パネルを外壁面から距離を置いた位置に設置した様子を示した縦断面図、(b)は(a)の屋外側の立面図である。 図1−(a)に示す太陽電池パネルの設置状態での太陽光の反射の様子と太陽電池パネルの屋内側での熱の移動の様子を示した縦断面図である。 (a)は図1−(a)に示す太陽電池パネルの設置状態を概略的に示した縦断面図、(b)は外壁面に反射した光が太陽電池パネルの背面に到達するための条件となる太陽光の入射角と開口の高さの関係を示した縦断面図である。 (a)〜(c)は本発明の太陽電池パネルの支持構造と対比される設置例を示した縦断面図であり、(a)は太陽電池パネルを外壁面に接近させて設置した場合、(b)は外壁面から水平に張り出して設置した場合、(c)は3段の太陽電池パネルからなるパネル体を外壁面に対して傾斜させて設置した場合である。 本発明の太陽電池パネルの支持構造と対比される設置例として3段の太陽電池パネルからなるパネル体をその高さの範囲に配置される2本(2枚)の支持部材で構造体に支持させた場合の例を示した縦断面図である。 (a)は図1−(a)の詳細図、(b)は(a)の波線円部分の拡大図、(c)は縦部材と横部材、つなぎ材、張出部材の関係を示した斜視図である。 (a)は上下に隣接するパネル体間の開口が開放状態に維持された場合の太陽電池パネルの支持構造を採用した構造物を示した立面図、(b)はパネル体と外壁面との間の緩衝空間から熱せられた空気の余剰排気がある場合の高さと温度の関係を示したグラフ、(c)は緩衝空間から余剰排気がない場合の高さと温度の関係を示したグラフである。 (a)は上下に隣接するパネル体間の開口が閉鎖状態に維持された場合の太陽電池パネルの支持構造を採用した構造物を示した立面図、(b)は緩衝空間から熱せられた空気の余剰排気がある場合の高さと温度の関係を示したグラフ、(c)は緩衝空間から余剰排気がない場合の高さと温度の関係を示したグラフである。
以下、図面を用いて本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1−(a)は開口部3を有する外壁面2との間に水平方向に距離を隔てた位置で構造物1に支持される縦部材4に、複数枚の両面発電型の太陽電池パネル5を支持させた両面発電型太陽電池パネルの支持構造の例を示す。図1−(b)は図1−(a)の屋外側の外観(立面)を示す。
両面発電型の太陽電池パネル5は互いに電気的に接続された複数の両面発電型の太陽電池を内部に有し、表面と背面の少なくとも一方から入射する光を受けて発電する。
縦部材4、4は外壁面2から構面外方向の屋外側へ張り出すアーム部材8、8に支持され、外壁面2の構面内方向の水平方向に間隔を置いて並列する。この構面内水平方向に並列する縦部材4、4に、複数枚の太陽電池パネル5、もしくは高さ方向に複数段、配列する複数枚の太陽電池パネル5の組からなるパネル体9が外壁面2と対向した状態で支持される。以下では場合により太陽電池パネル5とパネル体9を合わせて太陽電池パネル5等と言う。また複数枚の太陽電池パネル5から、あるいは全太陽電池パネル5から構成される面をパネル面6と言う。
構面内水平方向に並列する各縦部材4の屋外側からは図6−(a)、(c)に示すように高さ方向に並列して張出部材12、12が張り出し(突設され)、構面内方向の水平方向に並列する。この高さ方向に並列しながら、構面内水平方向に並列する張出部材12、12間に太陽電池パネル5、もしくはパネル体9(太陽電池パネル等)の上端部と下端部を保持する横部材10、10が高さ方向に並列して架設される。この高さ方向に並列する横部材10、10に太陽電池パネル5、もしくはパネル体9(太陽電池パネル等)が保持される。
複数枚の太陽電池パネル5から、あるいは全太陽電池パネル5から構成されるパネル面6の、少なくとも高さ方向の一部区間には図1−(a)、(b)に示すように開口7が形成され、開口7の存在によってパネル面6は高さ方向に不連続になっている。図1−(a)は開口7に窓のようなガラス面がなく、開口7が完全に開放状態に維持されている場合の例を示している。この例では開口7が完全に開放していることで、(b)に示すように外部からは開口7を通じて外壁面2の開口部3から室内側の様子が見えるようになっている。
構造物1の外壁面2は、外壁面2から屋外側へ張り出すアーム部材8が上記パネル面6を支持する縦部材4を支持可能な構造をしていればよく、外壁面2が躯体から構成される耐力壁であるか、カーテンウォール(curtain wall)から構成される非耐力壁であるかは問われない。外壁面2は複数段の太陽電池パネル5からなるパネル体9とそれを支持する縦部材4の荷重を外壁面2から張り出すアーム部材8が負担できるように、アーム部材8を支持できればよい。
一パネル体9(一枚のパネル体9)は図1−(a)に示すように高さ方向に配列する複数段、複数枚の太陽電池パネル5の組から構成される。一パネル体9は高さ方向に並列する横部材10、10単位で1ユニットとして保持されるか、あるいは構面内水平方向に並列する縦部材4、4単位で1ユニットとして保持される。太陽電池パネル5は水平方向には各段に付き、1枚、もしくは複数枚、配列することによりパネル体9を構成する。パネル体9は上記開口7によって高さ方向に区分されるパネル面6の単位を指し、高さ方向に配列する複数のパネル体9から上記パネル面6が構成される。
1枚の太陽電池パネル5の高さ寸法、及び幅寸法(長さ寸法)は任意である。但し、一パネル体9を構成する太陽電池パネル5の段数は図1、図2に示すように上下に隣接するパネル体9、9間の開口7の高さと一パネル体9の高さを合わせた高さが構造物1の1層(1階)分の高さに相当する大きさになるような数になる。
図示する場合は1ユニットのパネル体9が3段の太陽電池パネル5から構成されている。この場合、3段(3枚)の太陽電池パネル5の高さ寸法の和に、開口7の高さを加えた寸法の合計が構造物1の1層(1階)分の高さに相当する大きさになるように、1枚の太陽電池パネル5の高さ寸法が決められる。この一パネル体9の寸法と1層(1階)分の高さの関係が満たされなければ、外壁面2の開口部3とパネル体9、9間の開口7の位置が合致せず、パネル体9が外壁面2に対して高さ方向にずれることになる。
太陽電池パネル5はまた、図1−(a)、(b)に示すように高さ方向に複数段、図示する場合は3段、配列し、構面内方向(水平方向)に隣接しながら、複数配列することによりユニットとなるパネル体9を構成するから、幅寸法(長さ寸法)も一定の大きさで規格化されている。
但し、高さ方向に配列する複数段の太陽電池パネル5からなる各パネル体9においては、各段の太陽電池パネル5の高さは必ずしも一定である必要はない。例えば一パネル体9を構成する3段の太陽電池パネル5の内、最下段に配置される太陽電池パネル5の高さと中段に配置される太陽電池パネル5の高さ、及び上段に配置される太陽電池パネル5の高さは必ずしも同一である必要がない。構面内水平方向に配列する複数枚の太陽電池パネル5の高さが統一されていればよいことによる。
パネル体9における各段の太陽電池パネル5の高さが統一されていればよいことで、水平方向に配列(隣接)する太陽電池パネル5の幅(水平方向長さ)は必ずしも一定である必要はない。水平方向の複数列の内、最も端部に位置する太陽電池パネル5の幅(長さ)と中間部に位置する太陽電池パネル5の幅(長さ)が同一である必要もない。
この太陽電池パネル5の幅(長さ)寸法、もしくは複数枚の太陽電池パネル5からなるパネル体9の幅(長さ)寸法に応じて各太陽電池パネル5を支持する、図1−(b)に示す縦部材4、4の、構面内方向(水平方向)の間隔が決まる。但し、図6に示すように太陽電池パネル5、もしくはパネル体9の保持が横部材10、10のみでも足りる場合には、縦部材4、4間の間隔が太陽電池パネル5、もしくはパネル体9の幅寸法に制約されることはない。
また太陽電池パネル5、もしくはパネル体9の高さ寸法に応じ、隣接する縦部材4、4間に架設され、縦部材4と共に、あるいは単独で太陽電池パネル5やパネル体9を保持し、支持する、図1−(a)に示す横部材10、10間の間隔が決まる。図6は上下に隣接する横部材10、10が単独で太陽電池パネル5やパネル体9を保持する場合の例を示している。
外壁面2から屋外側に距離を置いた位置に立設される縦部材4は外壁面2から水平に、あるいは傾斜して張り出すアーム部材8に支持され、間接的には外壁面2を構成する構造体(柱、もしくは梁等の構造部材)に支持される。アーム部材8には基本的にはその下方に配置される太陽電池パネル5の背面への反射光の到達を阻害しないよう、線状(棒状)部材が使用されるが、多数の開口を有するグレーチングのような形態であれば、面状部材も使用される。アーム部材8が線状部材である場合、アーム部材8は構面内方向に距離を置いて、配列する。
アーム部材8は外壁面2を構成する、または外壁面2の室内側に位置する構造体(躯体)である柱、梁その他のいずれかの構造部材から縦部材4側へ張り出し、縦部材4に例えばボルト接合等により接続(接合)されることにより一体化し、縦部材4を構造部材に支持させる。縦部材4にアーム部材8は外壁面2での太陽光の反射光を阻害することなく、太陽電池パネル5の背面に到達させる目的から、基本的には1枚のパネル体9に付き、高さ方向の1箇所に張り出し、外壁面2と縦部材4との間に架設される。但し、反射光の太陽電池パネル5背面への到達を阻害しない形状であれば、必ずしも1段である必要はなく、複数段、配置されることもある。
図1−(a)は外壁が例えばスラブから立ち上がる腰壁とスラブから垂下する垂れ壁からなる構造壁(耐力壁)の壁部と、上下の壁部間に形成され、ガラス、もしくは開閉する障子を備えたサッシが収納される窓部とに区分されている場合の例を示している。この他、外壁は構造物1の全高に亘ってガラスやプレキャストコンクリート等のパネルからなるカーテンウォールの場合もある。外壁がカーテンウォールの場合、柱、梁等の構造部材は外壁を構成する外壁パネル(カーテンウォールパネル)の室内側に配置されるが、縦部材4を支持するアーム部材8は柱、もしくは梁から外壁パネルを貫通して外壁面2の屋外に張り出す形になる。
図1−(a)の場合は、構造壁の壁部(外壁面2)からアーム部材8が例えば水平に張り出し、その先端部に縦部材4が接続され、支持される。アーム部材8は先端部において縦部材4が接続(接合)されることにより縦部材4を支持する。壁部には柱、または梁が一体化(連続)していることもある。アーム部材8は外壁面2からの張り出し長さを最小に抑える上では、水平に張り出すことが合理的であるが、太陽光の外壁面2への到達と反射を阻害しないようにする上では、外壁面2から縦部材4側へかけて上向きに傾斜して張り出すこともある。
縦部材4は外壁面2の構面内水平方向に間隔を置いて配列し、その方向に隣接(並列)する縦部材4、4は図6に示すように両者間に水平に架設されるつなぎ材11によって互いに連結され、基本的にはつなぎ材11と共に格子を構成する。
図6−(c)では縦部材4、4とアーム部材8、8との接続(連結)部分間につなぎ材11を架設している。但し、縦部材4、4間へのつなぎ材11の架設位置は任意であり、太陽電池パネル5等を上下から保持する横部材10、10を支持する張出部材12、12の、縦部材4、4への接続位置にも無関係である。つなぎ材11は隣接する縦部材4、4を互いに拘束し合う機能を発揮する程度の間隔で高さ方向に配列すればよい。
構面内水平方向に並列する縦部材4、4の各表面側(屋外側)には図6−(c)に示すように張出部材12、12が突出し(張り出し)、張出部材12、12も構面内水平方向に並列する。横部材10はこの構面内水平方向に並列する張出部材12、12の先端部分間に架設され、長さ方向(軸方向)の両端部において張出部材12の先端部分に接続(接合)される。縦部材4の表面側(屋外側)に張出部材12を突設させる理由は、開口7から外壁面2に到達し、外壁面2で反射する反射光が太陽電池パネル5背面の四隅にまで到達し易くなるよう、太陽電池パネル5の背面を縦部材4から浮かせるためである。
縦部材4の屋外側に接続(連結)される張出部材12は図6−(c)に示すように縦部材4の屋内側に接続(連結)されるアーム部材8に連続するように張り出す場合と、アーム部材8との間に段差が付いて張り出す場合がある。
張出部材12、12は各縦部材4から高さ方向に並列して張り出し、上下の張出部材12、12間に、パネル体9の上下端部を保持する横部材10、10が架設され、高さ方向に並列する(上下に隣接する)。上下に隣接する横部材10、10は対になって太陽電池パネル5、もしくはパネル体9を保持する。
構面内水平方向に隣接する縦部材4、4と張出部材12、及び横部材10の関係は図6−(c)に示すようになる。図6−(a)は図6−(c)の詳細例を示している。図6−(a)はまた、図1−(a)の詳細図として縦部材4と横部材10との接合部とその接合部における太陽電池パネル5、もしくはパネル体9の保持状態を示している。図6−(a)における横部材10部分の詳細を図6−(b)に示している。
図6−(a)に示すようにパネル体9は高さ方向の両端部(上下端部)においてそれぞれの側に位置する横部材10に保持される。パネル体9を構成する各太陽電池パネル5の幅方向(水平方向)の端部はその方向に隣接する太陽電池パネル5と互いに連結される。図面では一枚のパネル体9を構成する複数枚の太陽電池パネル5の上下端部を横部材10、10に保持させている関係で、横部材10に、上下対称形のH形鋼を使用しているが、横部材10の形態は任意であり、溝形鋼、山形鋼その他の鋼材も使用される。一枚のパネル体9が3枚の太陽電池パネル5から構成されている図6−(a)の場合、横部材10はパネル体9の上下端部に加え、上下に隣接する太陽電池パネル5、5が跨る部分の2箇所にも配置される。
図6では少なくともパネル体9の高さ方向の両端部(上下端部)が横部材10、10の保持されることで、パネル体9の水平方向の端部は必ずしも縦部材4、4、あるいはそれに代わる部材に保持される必要がない。この結果、パネル体9(太陽電池パネル5)の水平方向の端部(縦部分)は光を遮られることがないため、その端部の背面は外壁面2での反射光を受けることができ、その反射光を漏れなく発電に利用することが可能になる。
図6−(a)の破線円部分の拡大図を図6−(b)に示す。ここに示すように太陽電池パネル5、またはパネル体9は具体的には例えば、上下の端部が溝を有する、アルミニウム合金製等、金属製の枠部材13に保持された状態で、横部材10の上下に接合(固定)されたアングル(山形鋼)等のファスナー14にボルトにより接合、あるいはピン等により連結されることにより支持される。
太陽電池パネル5やパネル体9はそれに一体化している枠部材13においてファスナー14の表面に接触した状態で固定(接合)されることで、背面側(屋内側)への移動が拘束された状態に保持される。ファスナー14は横部材10の上部フランジの上部と下部フランジの下部にボルトや溶接等によって固定される。
図6−(b)に示す例の場合、枠部材13が太陽電池パネル5やパネル体9の上下端部において長さ方向に連続するが、高さ方向には必ずしも太陽電池パネル5等を保持する枠部材を必要としないため、高さ方向には太陽電池パネル5等の背面を露出した状態に保つことができ、背面において外壁面2からの反射光を受けることができる。
図6−(b)では横部材10の上部フランジの上部と下部フランジの下部に溝形鋼状の受け部材15を溶接等によって固定し、この受け部材15に枠部材13を構面外方向、及び上下方向に係合させることにより接続している。
1……構造物、2……外壁面、3……開口部、
4……縦部材、
5……太陽電池パネル、6……パネル面、7……開口、
8……アーム部材、
9……パネル体、
10……横部材、11……つなぎ材、12……張出部材、
13……枠部材、14……ファスナー、15……受け部材、
20……天井懐、21……排気ダクト。

Claims (5)

  1. 開口部を有する構造物の外壁面から構面外方向に張り出すアーム部材に支持され、前記外壁面の構面内方向の水平方向に間隔を置いて並列する縦部材に、複数枚の両面発電型の太陽電池パネル、もしくは高さ方向に複数段、配列する前記複数枚の太陽電池パネルの組からなるパネル体が前記外壁面と対向した状態で支持され、
    前記並列する各縦部材の屋外側に高さ方向に並列して突設されると共に、構面内方向の水平方向に並列する張出部材間に前記太陽電池パネル、もしくは前記パネル体が配置され、その上端部と下端部が高さ方向に並列する前記張出部材に直接、もしくは間接的に保持されていることを特徴とする両面発電型太陽電池パネルの支持構造。
  2. 前記並列する張出部材間に、前記太陽電池パネル、もしくは前記パネル体の上端部と下端部を保持する横部材が高さ方向に並列して架設され、前記太陽電池パネル、もしくは前記パネル体は前記高さ方向に並列する横部材に保持されていることを特徴とする請求項1に記載の両面発電型太陽電池パネルの支持構造。
  3. 前記複数枚の太陽電池パネルから構成されるパネル面に少なくとも高さ方向の一部区間において開口が形成され、前記パネル面が高さ方向に不連続になっていることを特徴とする請求項1、もしくは請求項2に記載の両面発電型太陽電池パネルの支持構造。
  4. 前記開口は開放状態に維持されている、もしくは開閉自在な状態にあることを特徴とする請求項3に記載の両面発電型太陽電池パネルの支持構造。
  5. 前記アーム部材の高さ方向の張り出し位置は、高さ方向に複数段、配列する複数枚の太陽電池パネルの組からなる1枚のパネル体に付き、高さ方向に1箇所であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の両面発電型太陽電池パネルの支持構造。
JP2011537785A 2010-05-26 2011-05-25 両面発電型太陽電池パネルの支持構造 Expired - Fee Related JP4864174B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011537785A JP4864174B1 (ja) 2010-05-26 2011-05-25 両面発電型太陽電池パネルの支持構造

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010120762 2010-05-26
JP2010120762 2010-05-26
PCT/JP2011/061948 WO2011148967A1 (ja) 2010-05-26 2011-05-25 両面発電型太陽電池パネルの支持構造
JP2011537785A JP4864174B1 (ja) 2010-05-26 2011-05-25 両面発電型太陽電池パネルの支持構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP4864174B1 true JP4864174B1 (ja) 2012-02-01
JPWO2011148967A1 JPWO2011148967A1 (ja) 2013-07-25

Family

ID=45003956

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011537785A Expired - Fee Related JP4864174B1 (ja) 2010-05-26 2011-05-25 両面発電型太陽電池パネルの支持構造

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20150034145A1 (ja)
EP (1) EP2578769B1 (ja)
JP (1) JP4864174B1 (ja)
WO (1) WO2011148967A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019056267A (ja) * 2017-09-22 2019-04-11 大和ハウス工業株式会社 建物
KR102014864B1 (ko) * 2018-12-19 2019-08-28 한국건설기술연구원 태양광 발전 일체형 이중 창호 시스템

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104088383B (zh) * 2014-07-25 2016-04-27 湖州梦怡装饰工程有限公司 一种太阳能幕墙
US10282476B2 (en) * 2014-12-18 2019-05-07 International Business Machines Corporation Acquisition and transfer of tacit knowledge
CN106436748A (zh) * 2016-07-04 2017-02-22 中国电建集团华东勘测设计研究院有限公司 一种适用于山地光伏组件的岩锚基础结构及其施工方法
JP6872874B2 (ja) * 2016-09-23 2021-05-19 大和ハウス工業株式会社 建物
US11598540B2 (en) 2019-03-06 2023-03-07 The Board Of Regents Of The University Of Oklahoma Apparatus and method for improving air quality in street canyons
ES2924437A1 (es) * 2022-04-28 2022-10-06 Asociacion De Investig De Las Industrias Ceramicas Aice Sistema modular de fachada ventilada con revestimiento ceramico

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000064543A (ja) * 1998-08-24 2000-02-29 Taisei Corp 建物に設置した太陽電池の冷却構造
JP2001323625A (ja) * 2000-03-06 2001-11-22 Sanyo Electric Co Ltd 太陽電池パネル取付構造及び彩色板
JP2002070442A (ja) * 2000-08-28 2002-03-08 Fujisash Co 発電機能を有するルーバ装置
JP2005093923A (ja) * 2003-09-19 2005-04-07 Sharp Corp 太陽電池モジュールおよび建物
JP2009147363A (ja) * 2009-02-19 2009-07-02 Sanyo Electric Co Ltd 太陽電池モジュール
WO2010039541A1 (en) * 2008-09-23 2010-04-08 Architectural Glass & Aluminum Company, Inc. Building integrated power generating system, method and components thereof

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NO156505C (no) * 1985-01-31 1987-09-30 Johannes Gunnarshaug Varmesystem for bygninger, med en plateformet solfanger.
JP3936984B2 (ja) 2000-07-03 2007-06-27 シャープ株式会社 太陽電池パネルの設置構造
JP2002076416A (ja) * 2000-08-25 2002-03-15 Hitachi Ltd 両面受光型太陽電池アレイ
JP3970590B2 (ja) 2001-11-30 2007-09-05 積水樹脂株式会社 両面型太陽電池パネルを備えた屋外工作物
US7531741B1 (en) * 2003-03-07 2009-05-12 Sacred Power Corporation Tracking solar shelter
PL2541622T3 (pl) * 2008-02-02 2016-05-31 Renolit Belgium Nv Moduły fotowoltaiczne
GB0803314D0 (en) * 2008-02-23 2008-04-02 Solar Century Holdings Ltd Cladding a building with solar collecting devices
US8832938B2 (en) * 2008-03-27 2014-09-16 Panelclaw, Inc. Ground mounted solar module integration system
US8250829B2 (en) * 2008-05-22 2012-08-28 Mainstream Energy Corporation Module attachment apparatus
US8413391B2 (en) * 2008-10-13 2013-04-09 Sunlink Corporation Solar array mounting system with universal clamp
NO20090386L (no) * 2009-01-27 2010-07-28 Sinvent As Vindussystem med solceller
US8256169B2 (en) * 2009-03-20 2012-09-04 Northern States Metals Company Support system for solar panels
US8316590B2 (en) * 2009-03-20 2012-11-27 Northern States Metals Company Support system for solar panels
US8240109B2 (en) * 2009-03-20 2012-08-14 Northern States Metals Company Support system for solar panels
EP2443297A4 (en) * 2009-06-19 2015-03-25 Unirac Inc MODULAR STRUCTURAL STRUCTURAL SYSTEM
FR2949494B1 (fr) * 2009-08-25 2015-02-13 Avancis Gmbh & Co Kg Dispositif de fixation et procede de montage de modules solaires
DE202009017658U1 (de) * 2009-12-28 2010-04-15 Lehle Gmbh Vorrichtung, insbesondere Heliostat oder Photovoltaikeinrichtung
US20110252723A1 (en) * 2010-04-19 2011-10-20 Devery Brian S Integrated energy-efficient roofing

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000064543A (ja) * 1998-08-24 2000-02-29 Taisei Corp 建物に設置した太陽電池の冷却構造
JP2001323625A (ja) * 2000-03-06 2001-11-22 Sanyo Electric Co Ltd 太陽電池パネル取付構造及び彩色板
JP2002070442A (ja) * 2000-08-28 2002-03-08 Fujisash Co 発電機能を有するルーバ装置
JP2005093923A (ja) * 2003-09-19 2005-04-07 Sharp Corp 太陽電池モジュールおよび建物
WO2010039541A1 (en) * 2008-09-23 2010-04-08 Architectural Glass & Aluminum Company, Inc. Building integrated power generating system, method and components thereof
JP2009147363A (ja) * 2009-02-19 2009-07-02 Sanyo Electric Co Ltd 太陽電池モジュール

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019056267A (ja) * 2017-09-22 2019-04-11 大和ハウス工業株式会社 建物
JP6998166B2 (ja) 2017-09-22 2022-01-18 大和ハウス工業株式会社 建物
KR102014864B1 (ko) * 2018-12-19 2019-08-28 한국건설기술연구원 태양광 발전 일체형 이중 창호 시스템

Also Published As

Publication number Publication date
WO2011148967A1 (ja) 2011-12-01
EP2578769B1 (en) 2015-10-28
EP2578769A1 (en) 2013-04-10
EP2578769A4 (en) 2014-03-26
US20150034145A1 (en) 2015-02-05
JPWO2011148967A1 (ja) 2013-07-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4864174B1 (ja) 両面発電型太陽電池パネルの支持構造
ES2648213T3 (es) Soporte de techo con recolector solar estructuralmente integrado
KR101997573B1 (ko) 다기능 태양광패널
ES2955205T3 (es) Elemento de pared
KR102303806B1 (ko) 태양광 발전 방음터널
CN114370110A (zh) 一种兼具换气和采光功能的外墙结构
JP2014022410A (ja) 太陽光発電ユニット
KR100665675B1 (ko) 건축물 마감형 태양전지 및 단열 복합 판넬
JP5894211B2 (ja) 太陽光発電パネルの設置構造
JP4183373B2 (ja) 屋根設置型太陽電池発電装置
KR20100121849A (ko) 이동식 발코니
CN214884581U (zh) 一种外墙用防晒太阳能装置
JPH10210777A (ja) タワーと太陽光発電パネルの立体的組み合わせ装置
JP2000241031A (ja) 太陽熱利用空調ユニット
KR100711769B1 (ko) 블라인드
JP6400309B2 (ja) 集合住宅
JP2018048500A (ja) 建物
KR200459677Y1 (ko) 태양광 발전식 방음벽
JP2011058327A (ja) 建物
FR2485587A1 (fr) Maison climatisee
JP3247093U (ja) 太陽光両面発電モジュール設置台
JP2015102264A (ja) 建物
JP2006040950A (ja) 太陽電池装置
KR20130106991A (ko) 태양광 집광 및 반사를 위한 가변형 루버시스템
JP2014103381A (ja) 太陽光発電装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20111027

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111101

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111108

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141118

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4864174

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees