JP4862713B2

JP4862713B2 - ガス遮断装置

Info

Publication number: JP4862713B2
Application number: JP2007076338A
Authority: JP
Inventors: 康雄木場
Original assignee: Panasonic Corp; Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Corp; Panasonic Holdings Corp
Priority date: 2007-03-23
Filing date: 2007-03-23
Publication date: 2012-01-25
Anticipated expiration: 2027-03-23
Also published as: JP2008232994A

Description

本発明は、ガス遮断装置に関して事象発生時の通報機能に関するものである。

従来のこの種のガス遮断装置は自動検針機能を持ち、管理センターとデータ通信を行い、定期検針および遮断事象発生時の管理センターへの通報機能を有している。緊急な事態が起こると、図６に示すように管理センターに通報し、管理センターが確認後、必要とあれば警察や消防署などへの通報を行う（例えば、特許文献１参照）。
特開平１０−２５５４号公報

しかしながら、火災やＣＯ中毒など一刻を争う通報の場合は、自動検針を主としたシステムでは通報が遅れてしまう可能性がある。特にＣＯ中毒の場合、一定の濃度を超えてからの時間が大きく生死に左右されることもあり、経過時間が大きく影響する。

本発明は上記課題を解決するために、警報器と、流量計測部と制御部と音声再生機能を有する通信部と弁と電源を有するガス遮断装置において、警報器の検出時と流量により初期設定情報に基づいて特定の電話番号に音声通信を行う機能を有する構成としたものである。

上記発明によれば、ガス遮断装置自身に通信部を設け、警報器による一刻の猶予もならない緊急時に直接、警察や消防署に音声通信を行うことが可能となり、早期通報を実現することができる。

上記発明によれば、ガス遮断装置から直接音声による通報するため緊急時の対応時間が短縮できる。ガスを使用している各家庭で警報器と連動した簡単な緊急連絡システムが構築できる効果がある。

第１の発明は、流量計測部と、制御部と、タイマ部と、音声再生機能を有する通信部と、弁と、電源を有するガス遮断装置において、
前記制御部は、警報器からの警報信号が前記タイマで計時される一定時間継続して出力しており、且つ、前記流量計測部から流量計測中の信号があれば、予め設定された特定の電話番号に音声通信を行う機能を有するガス遮断装置であり、タイマ部により時間を計測し、条件を超えた場合に通報することにより誤通報を避ける効果がある。

以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。

（実施の形態１）
図１は本発明の実施の形態におけるガス遮断装置を用いた通報システムの概念図、図２は同ガス遮断装置のブロック図である。

図２について説明する。警報器１は警報事象が発生すると警報信号を出力する（たとえば、ＣＯ濃度が規定を超えた場合や、熱や煙を検知した場合）。制御部Ｎ１は、警報器１より警報信号を受け取ると、流量計測部Ｎ２より流量計測中の信号を受け取っていれば、弁Ｎ３に弁閉信号を出力する。また、制御部Ｎ１は通信部Ｎ４に通報信号を出力する。通信部Ｎ４は通報信号を受け取るとあらかじめ設定してある電話番号（たとえば１１０）に通信を開始する。通話が始まるとあらかじめ記録している音声を再生する。その後通信を終了する。音声内容としては、音声再生の趣旨、警報の内容、名前、電話番号、住所を再生する。また、音声内容はガス遮断装置の設置時に記録させる。なお、通信は電話線を用いても、携帯電話などの無線回線でもよい。なお、警報器はＣＯ警報器、火災警報器などの警報器である。

図３に本発明の実施例２のガス遮断装置のブロック図である。

図３について説明する。警報器１は警報事象が発生すると警報信号を出力する（たとえば、ＣＯ濃度が規定を超えた場合や、熱や煙を検知した場合）。制御部Ｎ１は、警報器１より警報信号を受け取ると、流量計測部Ｎ２より流量計測中の信号を受け取っていれば、弁Ｎ３に弁閉信号を出力する。また、制御部Ｎ１はタイマ部Ｎ６にタイマスタート信号を出力する。タイマ部Ｎ６は一定時間後にタイマストップ信号を制御部Ｎ１に出す。制御部Ｎ１はタイマストップ信号を受け取ると、警報信号が継続して受け取られていれば通信部Ｎ４に通報信号を出力する。通信部Ｎ４は通報信号を受け取るとあらかじめ設定してある電話番号（たとえば１１０）に通信を開始する。通話が始まると記録している音声を再生する。その後通信を終了する。音声内容としては、音声再生の趣旨、警報の内容、名前、電話番号、住所を再生する。また、音声内容はガス遮断装置の設置時に記録させる。なお、通信は電話線を用いても、携帯電話などの無線回線でもよい。なお、警報器はＣＯ警報器、火災警報器などの警報器である。

図４に本発明の実施例３のガス遮断装置のブロック図である。

図４について説明する。手動警報器３は警報器入力を検知すると警報信号を出力する（たとえば、非常ボタンを押す）。制御部Ｎ１は、手動警報器３より警報信号を受け取ると、流量計測部Ｎ２より流量計測中の信号を受け取っていれば、弁Ｎ３に弁閉信号を出力する。また、制御部Ｎ１はタイマ部Ｎ６にタイマスタート信号を出力する。タイマ部Ｎ６は一定時間後にタイマストップ信号を制御部Ｎ１に出す。制御部Ｎ１はタイマストップ信号
を受け取ると、警報信号が継続して受け取られていれば通信部Ｎ４に通報信号を出力する。通信部Ｎ４は通報信号を受け取るとあらかじめ設定してある電話番号（たとえば１１０）に通信を開始する。通話が始まると記録している音声を再生する。その後通信を終了する。音声内容としては、音声再生の趣旨、警報の内容、名前、電話番号、住所を再生する。また、音声内容はガス遮断装置の設置時に記録させる。なお、通信は電話線を用いても、携帯電話などの無線回線でもよい。なお、警報器はＣＯ警報器、火災警報器などの警報器である。また、手動警報器とは非常ボタンなどボタンやスイッチによる信号入力ができる警報器である。

図５に本発明の実施例４のガス遮断装置のブロック図である。

図５について説明する。警報器１は警報事象が発生すると警報信号を出力する（たとえば、ＣＯ濃度が規定を超えた場合や、熱や煙を検知した場合）。手動警報器３は警報器入力を検知すると警報信号を出力する（たとえば、非常ボタンを押す）。制御部Ｎ１は、警報器１もしくは手動警報器３より警報信号を受け取ると、流量計測部Ｎ２より流量計測中の信号を受け取っていれば、弁Ｎ３に弁閉信号を出力する。また、制御部Ｎ１はタイマ部Ｎ６にタイマスタート信号を出力する。タイマ部Ｎ６は一定時間後にタイマストップ信号を制御部Ｎ１に出す。制御部Ｎ１はタイマストップ信号を受け取ると、警報信号が継続して受け取られていれば通信部Ｎ４に通報信号と警報種信号を出力する。通信部Ｎ４は通報信号と警報種信号を受け取ると警報種毎にあらかじめ設定してある電話番号（たとえば１１０）に通信を開始する。また、通話が始まると警報種毎に記録している音声を再生する。その後通信を終了する。音声内容としては、音声再生の趣旨、警報の内容、名前、電話番号、住所を再生する。また、音声内容はガス遮断装置の設置時に記録させる。なお、通信は電話線を用いても、携帯電話などの無線回線でもよい。

以上のように、本発明にかかるガス遮断装置は、音声再生機能を持った通信部を持たせることにより、緊急時の通報までの時間の時間短縮を実現するためのものであり、他の機器にもガス遮断装置と連携させることにより緊急時に通報する機能をもたせることができる。

本発明の実施の形態におけるガス遮断装置を用いた通信システム概念図本発明の実施の形態１におけるガス遮断装置のブロック図本発明の実施の形態２におけるガス遮断装置のブロック図本発明の実施の形態３におけるガス遮断装置のブロック図本発明の実施の形態４におけるガス遮断装置のブロック図従来例のガス遮断装置を用いた通信システム概念図

符号の説明

１警報器
２ガス遮断装置
３手動警報器
Ｎ１制御部
Ｎ２流量計測部
Ｎ３弁
Ｎ４通信部
Ｎ５電源
Ｎ６タイマ部

Claims

流量計測部と、
制御部と、タイマ部と、音声再生機能を有する通信部と、
弁と、
電源を有するガス遮断装置において、
前記制御部は、警報器からの警報信号が前記タイマで計時される一定時間継続して出力しており、且つ、前記流量計測部から流量計測中の信号があれば、予め設定された特定の電話番号に音声通信を行う機能を有するガス遮断装置。