JP4860776B1 - 樹脂製キャップの取外し具および樹脂製リングの取外し具 - Google Patents

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Abstract

【課題】高さの異なる種々の樹脂製キャップを瓶の口から安全に取り外すことが可能な樹脂製キャップの取外し具を提供する。
【解決手段】瓶口2aに取り付けられた樹脂製キャップ3を取り外すための樹脂製キャップの取外し具1は、取手部5と、取手部5の先端側部分に回動可能に取り付けられ、樹脂製キャップ3の外周側から樹脂製キャップ3の底面に係合するフック部6と、取手部5の先端側部分の、フック部6よりも取手部5の基端側に回動可能に取り付けられ、樹脂製キャップ3の内周側に挿入される挿入部7とを備えている。取外し具1で瓶口2aから樹脂製キャップ3を取り外すときには、挿入部7を樹脂製キャップ3の内周側に挿入し、かつ、フック部6を樹脂製キャップ3の底面に係合させた状態で、取手部5の、挿入部7よりも基端側を掴んで、取手部5を瓶2に近づく方向へ回動させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、瓶の口に取り付けられた樹脂製キャップを取り外すための樹脂製キャップの取外し具に関する。また、本発明は、ペットボトルのキャップを外した後に残る樹脂製リングをペットボトルから取り外すための樹脂製リングの取外し具に関する。
従来、瓶の口に取り付けられた樹脂製のキャップ(樹脂製キャップ)を取り外すためのキャップ外し器具が知られている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のキャップ外し器具は、すべり止め部が形成された把手と、把手の先端側に回転可能に取り付けられた爪とを備えている。このキャップ外し器具では、キャップに爪を引っ掛けて、すべり止め部を支点にして爪を引き上げることで、瓶の口からキャップが取り外される。そのため、このキャップ外し器具では、爪の長さによって、取り外せるキャップの高さが決まってしまい、高さの異なる種々のキャップを瓶の口から取り外すことができない。
そこで、従来、高さの異なる種々のキャップを瓶の口から取り外すことが可能なキャップ外し器具が提案されている(たとえば、特許文献2参照)。特許文献2に記載のキャップ外し器具では、本体に対して爪付きフックがスライド可能となっており、本体に対する爪付きフックの位置を調整することで、高さの異なる種々のキャップを瓶の口から取り外すことが可能となっている。なお、このキャップ外し器具では、爪付きフックをキャップに引っ掛けた状態で、本体に繋がる柄を握って上側へ持ち上げることで、瓶の口からキャップが取り外される。
また、従来、ペットボトルのキャップを外した後に残る樹脂製のリング(樹脂製リング)を切断してペットボトルから取り外すための樹脂製リングの切断具が知られている(たとえば、特許文献3参照)。特許文献3に記載の切断具は、先端側に刃部が形成される切断具本体と、切断具本体に回動自在に取り付けられるフック部とを備えている。この切断具では、フック部をペットボトルの口に係止させて切断具本体を押し下げることで、リングが切断される。
特開平10−310199号公報 特開2004−123177号公報 実用新案登録第3069942号公報
上述のように、特許文献2に記載のキャップ外し器具では、高さの異なる種々のキャップを瓶の口から取り外すことが可能である。しかしながら、このキャップ外し器具では、爪付きフックをキャップに引っ掛けた状態で、柄を握って上側へ持ち上げることで、瓶の口からキャップが取り外されるため、キャップが瓶の口から勢い良く外れて、爪付きフック等で使用者がけがをするおそれがある。
また、上述のように、特許文献3には、ペットボトルに残った樹脂製リングを切断してペットボトルから取り外す切断具が開示されている。しかしながら、特許文献3には、樹脂製リングを切断せずにペットボトルから取り外せる取外し具は、開示されていない。
そこで、本発明の課題は、高さの異なる種々の樹脂製キャップを瓶の口から安全に取り外すことが可能な樹脂製キャップの取外し具を提供することにある。また、本発明の課題は、樹脂製リングを切断せずにペットボトルから取り外すことが可能な樹脂製リングの取外し具を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明の樹脂製キャップの取外し具は、瓶の口に取り付けられた樹脂製キャップを取り外すための樹脂製キャップの取外し具において、取手部と、取手部の先端側部分に回動可能に取り付けられ、樹脂製キャップの外周側から樹脂製キャップの底面側に係合するフック部と、取手部の先端側部分の、フック部よりも取手部の基端側に回動可能に取り付けられ、樹脂製キャップの内周側に挿入される挿入部と、を備え、挿入部を樹脂製キャップの内周側に挿入し、かつ、フック部を樹脂製キャップの底面側に係合させた状態で、取手部の、挿入部よりも基端側を掴んで、取手部を瓶に近づく方向に回動させて瓶の口から樹脂製キャップを取り外すことを特徴とする。
本発明の樹脂製キャップの取外し具は、樹脂製キャップの外周側から樹脂製キャップの底面側に係合するフック部を備えており、このフック部は、取手部の先端側部分に回動可能に取り付けられている。そのため、瓶に対する取手部の角度を変えることで、高さの異なる種々の樹脂製キャップの底面側にフック部を係合させることが可能になる。また、本発明の樹脂製キャップの取外し具は、樹脂製キャップの内周側に挿入される挿入部を備えており、この挿入部は、取手部の先端側部分の、フック部よりも取手部の基端側に回動可能に取り付けられている。そのため、瓶に対する取手部の角度にかかわらず、樹脂製キャップの内周側を挿入部で押さえることが可能になり、挿入部を樹脂製キャップの内周側に挿入し、かつ、フック部を樹脂製キャップの底面側に係合させた状態で、取手部を瓶に近づく方向に回動させれば、瓶の口から樹脂製キャップを取り外すことが可能になる。したがって、本発明では、高さの異なる種々の樹脂製キャップを瓶の口から取り外すことが可能になる。
また、本発明では、取手部の、挿入部よりも基端側を掴んで、取手部を瓶に近づく方向に回動させて瓶の口から樹脂製キャップを取り外すため、取手部を瓶から離れる方向へ回動させて樹脂製キャップを取り外す場合と比較して、樹脂製キャップが瓶の口から勢い良く外れにくくなる。したがって、本発明では、樹脂製キャップを瓶の口から取り外す際に、フック部等で使用者がけがをするおそれを低減することが可能になり、瓶の口から樹脂製キャップを安全に取り外すことが可能になる。
本発明において、挿入部の先端は、樹脂製キャップの取外し時に樹脂製キャップの内周面に突き刺さるように尖っていることが好ましい。このように構成すると、樹脂製キャップに対する取外し具の滑りを防止することが可能になる。したがって、取外し具によって、樹脂製キャップを瓶の口から容易に取り外すことが可能になる。
本発明において、挿入部は、平板状に形成され、挿入部には、樹脂製キャップの上端に当接する当接部が形成または固定され、当接部は、挿入部の厚さ方向の両側へ突出していることが好ましい。このように構成すると、樹脂製キャップを取り外す際に、当接部を支点にして、取外し具を回動させることができる。したがって、樹脂製キャップを取り外す際に、取外し具を安定させることが可能になり、その結果、取外し具によって、樹脂製キャップを瓶の口から容易に取り外すことが可能になる。
本発明において、樹脂製キャップの取外し具は、取手部に固定されフック部を回動可能に支持する第1支持ピンと、取手部に固定され挿入部を回動可能に支持する第2支持ピンとを備え、フック部の基端側には、第1支持ピンが挿通される第1挿通孔が形成され、挿入部の基端側には、第2支持ピンが挿通される第2挿通孔が形成され、第1挿通孔の内径は、第1支持ピンの外径よりも大きく、かつ、第2挿通孔の内径は、第2支持ピンの外径よりも大きくなっていることが好ましい。このように構成すると、第1挿通孔と第1支持ピンとの間の隙間、および、第2挿通孔と第2支持ピンとの間の隙間を利用して、フック部と挿入部との相対位置を微調整することが可能になり、形状の異なる種々の樹脂製キャップの底面側にフック部を係合させつつ、形状の異なる種々の樹脂製キャップの内周側を挿入部で押さえることが可能になる。したがって、形状の異なる種々の樹脂製キャップを瓶の口から容易に取り外すことが可能になる。
本発明において、フック部の先端側部分は、略円弧状に形成され、略円弧状に形成されるフック部の先端側部分の内周側には、刃が形成されていることが好ましい。このように構成すると、フック部に形成される刃を利用して、たとえば、瓶の外周面に巻き付けられた樹脂製のラベルを切断して、瓶から取り外すことが可能になる。
また、上記の課題を解決するため、本発明の樹脂製リングの取外し具は、ペットボトルのキャップを外した後に残る樹脂製リングをペットボトルから取り外すための樹脂製リングの取外し具において、取手部と、取手部の先端側部分に回動可能に取り付けられ、樹脂製リングの外周側から樹脂製リングの底面側に係合するフック部と、取手部の先端側部分の、フック部よりも取手部の基端側に回動可能に取り付けられ、ペットボトルの内周側に挿入される挿入部と、を備え、挿入部をペットボトルの内周側に挿入し、かつ、フック部を樹脂製リングの底面側に係合させた状態で、取手部の、挿入部よりも基端側を掴んで、取手部をペットボトルに近づく方向に回動させてペットボトルから樹脂製リングを取り外すことを特徴とする。
本発明の樹脂製リングの取外し具は、樹脂製リングの外周側から樹脂製リングの底面側に係合するフック部を備えている。そのため、本発明では、フック部を利用して、樹脂製リングを切断せずにペットボトルから取り外すことが可能になる。また、本発明では、フック部は、取手部の先端側部分に回動可能に取り付けられている。そのため、ペットボトルに対する取手部の角度を変えることで、ペットボトルの口から樹脂製リングまでの距離が異なる種々のペットボトルの樹脂製リングの底面側にフック部を係合させることが可能になる。したがって、本発明では、ペットボトルの口から樹脂製リングまでの距離が異なる種々のペットボトルから樹脂製リングを取り外すことが可能になる。
また、本発明では、取手部の、挿入部よりも基端側を掴んで、取手部をペットボトルに近づく方向に回動させてペットボトルから樹脂製リングを取り外すため、取手部をペットボトルから離れる方向へ回動させて樹脂製リングを取り外す場合と比較して、樹脂製リングがペットボトルから勢い良く外れにくくなる。したがって、本発明では、樹脂製リングをペットボトルから取り外す際に、フック部等で使用者がけがをするおそれを低減することが可能になり、ペットボトルから樹脂製リングを安全に取り外すことが可能になる。
以上のように、本発明の樹脂製キャップの取外し具を使用すれば、高さの異なる種々の樹脂製キャップを瓶の口から安全に取り外すことが可能になる。また、本発明の樹脂製リングの取外し具を使用すれば、樹脂製リングを切断せずにペットボトルから取り外すことが可能になる。
本発明の実施の形態にかかる樹脂製キャップの取外し具を示す図であり、(A)は正面図、(B)は平面図、(C)は側面図である。 図1に示す樹脂製キャップの取外し具を樹脂製キャップにセットした状態を示す断面図である。 図1に示す樹脂製キャップの取外し具を使用して樹脂製キャップを取り外すときの状態を説明するための図である。 図1に示す樹脂製キャップの取外し具の効果を説明するための図である。 本発明の他の実施の形態にかかる挿入部を説明するための図である。 図1に示す取外し具でペットボトルの樹脂製リングを取り外すときの状態を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
(樹脂製キャップの取外し具の構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかる樹脂製キャップの取外し具1を示す図であり、(A)は正面図、(B)は平面図、(C)は側面図である。図2は、図1に示す樹脂製キャップの取外し具1を樹脂製キャップ3にセットした状態を示す断面図である。
本形態の樹脂製キャップの取外し具1(以下、「取外し具1」とする)は、ガラス製の瓶2の口2a(以下、「瓶口2a」とする)に取り付けられた樹脂製キャップ3(以下、「キャップ3」とする)を取り外すための道具である。取外し具1は、図1に示すように、取手部5と、キャップ3の外周側からキャップ3の底面に係合するフック部6と、キャップ3の内周側へ挿入される挿入部7とを備えている。
キャップ3は、図2に示すように、略円筒状に形成されている。このキャップ3は、瓶口2aの外周側に配置される略円筒状の外筒部3aと、瓶口2aの内周側に配置される略円筒状の内筒部3bとを備えている。外筒部3aの内周面は、瓶口2aの外周面に密着し、内筒部3bの外周面は、瓶口2aの内周面に密着している。外筒部3aと内筒部3bとは、キャップ3の上端側で繋がっている。キャップ3の上端側には、プルタブ(図示省略)が取り付けられていたプルタブ取付部3cが形成されている。プルタブ取付部3cには、プルタブが取り外されて形成された開口部3dが形成されている。
取手部5は、たとえば、扁平な細長い直方体状に形成されている。本形態の取手部5は、細長い略長方形の2枚の平板状部材9と、2枚の平板状部材9の間に挟まれた細長い略長方形の平板状部材10とから構成されている。平板状部材9、10は、たとえば、鋼板等の金属製の薄板である。2枚の平板状部材9と平板状部材10とは、互いに密着しており、溶接、カシメまたはネジ等に締結手段によって一体化されている。なお、取手部5は、金属材料や樹脂材料によって一体で形成されても良い。
平板状部材9の先端側(図1(A)の左端側)は、平板状部材10の先端(図1(A)の左端)よりも突出しており、2枚の平板状部材9の先端側部分の間には、隙間が形成されている。また、取手部5の幅方向(図1(A)の上下方向)における平板状部材9の先端側部分の一端側(図1(A)の上端側)は、他端側(図1(A)の下端側)よりも突出している。
平板状部材10の後端側は、平板状部材9の後端よりも突出している。平板状部材10の後端側には、缶ビールや缶ジュース等のプルタブに係合してプルタブを開けるための係合爪部10aが形成されている。係合爪部10aは、平板状部材10の後端側を略円弧状となる曲面状に折り曲げることで形成されている。係合爪部10aの先端10bは、使用者の安全性を考えて、略円弧状に形成されている。また、プルタブに係合しやすくするため、係合爪部10aの厚さは、先端10bに向かうにしたがって薄くなっている。
フック部6は、鋼板等の金属の薄板によって平板状に形成されている。また、フック部6は、図1(A)に示すように、その厚さ方向から見たときの形状が略J形状となるように形成されており、フック部6の先端側部分は、略円弧状に形成されている。フック部6の先端側部分は、キャップ3の外筒部3aの底面に係合する係合部6aとなっている。略円弧状に形成される係合部6aの内周側には、たとえば、瓶2の外周面に巻き付けられた樹脂製のラベル(図示省略)を切断して取り外すための刃6bが形成されている。係合部6aの幅は、その先端に向かうにしたがって狭くなっている。
フック部6の基端側は、2枚の平板状部材9の先端側部分の間に配置されており、フック部6は、取手部5の先端側部分に回動可能に取り付けられている。本形態では、2枚の平板状部材9の先端側部分に、第1支持ピン11の両端側のそれぞれが固定されており、フック部6の基端側は、第1支持ピン11に回動可能に支持されている。
第1支持ピン11は、取手部5の幅方向の一端側に固定されている。フック部6には、第1支持ピン11が挿通される第1挿通孔6cが形成されている。第1挿通孔6cの内径は、第1支持ピン11の外径よりも大きくなっている。たとえば、第1挿通孔6cの内径は、4mmであり、第1支持ピン11の外径は、3mmである。
挿入部7は、鋼板等の金属の薄板によって平板状に形成されている。また、挿入部7は、図1(A)に示すように、その厚さ方向から見たときの形状が略J形状となるように形成されている。挿入部7の厚さは、フック部6の厚さと等しくなっている。また、挿入部7の長さは、フック部6の長さよりも短くなっている。挿入部7の先端7aは、キャップ3の取外し時に、キャップ3の内筒部3bの内周面に突き刺さるように尖っている。
挿入部7には、キャップ3の上端に当接する当接部12が固定されている。当接部12は、平板状に形成される挿入部7の厚さ方向の両側へ突出するように、挿入部7の中間位置に固定されている。なお、当接部12は、図1に示すように、たとえば、六角柱状に形成されているが、四角柱状や五角柱状等の他の多角柱状に形成されても良いし、円柱状または楕円柱状に形成されても良い。また、当接部12は、挿入部7と一体で形成されても良い。
挿入部7の基端側は、2枚の平板状部材9の先端側部分の間に配置されており、挿入部7は、取手部5の先端側部分に回動可能に取り付けられている。具体的には、図1(A)に示すように、挿入部7は、取手部5の先端側部分の、フック部6よりも取手部5の基端側に回動可能に取り付けられている。本形態では、2枚の平板状部材9の先端側部分の、フック部6よりも取手部5の基端側に、第2支持ピン13の両端側のそれぞれが固定されており、挿入部7の基端側は、第2支持ピン13に回動可能に支持されている。また、本形態では、フック部6の係合部6aの先端と挿入部7の先端7aとが向き合うように、フック部6および挿入部7が配置されている。
第2支持ピン13は、取手部5の幅方向の他端側に固定されている。挿入部7には、第2支持ピン13が挿通される第2挿通孔7cが形成されている。第2挿通孔7cの内径は、第2支持ピン13の外径よりも大きくなっている。たとえば、第2挿通孔7cの内径は、4mmであり、第2支持ピン13の外径は、3mmである。
なお、取外し具1は、フック部6と挿入部7とが近づく方向へフック部6および挿入部7を付勢するネジリコイルバネ等の付勢部材を備えていても良い。
(樹脂製キャップの取外し具の使用方法)
図3は、図1に示す取外し具1を使用してキャップ3を取り外すときの状態を説明するための図である。
以上のように構成された取外し具1を使用して瓶口2aからキャップ3を取り外すときには、まず、図2に示すように、当接部12がキャップ3の上端に当接するまで、キャップ3の開口部3dから内筒部3bの内周側に挿入部7を挿入し、また、フック部6の係合部6aをキャップ3の外筒部3aの底面に係合させる。この状態で、取手部5の、挿入部7よりも基端側を掴んで、取手部5を瓶2に近づく方向(図2、図3の時計回りの方向)に回動させる。
取手部5を回動させると、取外し具1は、当接部12を支点にして回動し、図3(A)に示すように、挿入部7の先端7aが内筒部3bの内周面に突き刺ささり、係合部6aが外筒部3aを持ち上げる。また、取手部5をさらに回動させると、取外し具1は、当接部12を支点にして回動して、図3(B)に示すように、挿入部7とフック部6とによって、キャップ3が持ち上げられ、瓶口2aからキャップ3が外れる。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態の取外し具1では、キャップ3の外周側からキャップ3の底面に係合するフック部6が取手部5の先端側部分に回動可能に取り付けられている。そのため、瓶2に対する取手部5の角度を変えることで、高さの異なる種々のキャップ3の底面にフック部6を係合させることができる。たとえば、図4(B)に示すように、瓶2に対して取手部5を立てれば、高さH1のキャップ3(図4(A)参照)よりも高い高さH2のキャップ3の底面にフック部6を係合させることができ、また、図4(C)に示すように、瓶2に対して取手部5を寝かせれば、高さH1のキャップ3よりも低い高さH3のキャップ3の底面にフック部6を係合させることができる。
また、本形態では、キャップ3の内周側に挿入される挿入部7が、取手部5の先端側部分の、フック部6よりも取手部5の基端側に回動可能に取り付けられている。そのため、瓶2に対する取手部5の角度にかかわらず、キャップ3の内周側を挿入部7で押さえることができ、挿入部7をキャップ3の内周側に挿入し、かつ、フック部6をキャップ3の底面に係合させた状態で、取手部5を瓶2に近づく方向に回動させれば、キャップ3を取り外すことができる。したがって、本形態の取外し具1を用いれば、高さの異なる種々のキャップ3を瓶口2aから取り外すことが可能になる。
本形態では、取手部5を瓶2に近づく方向に回動させれば、瓶口2aからキャップ3を取り外せる。そのため、取手部5を瓶2から離れる方向へ回動させてキャップ3を瓶口2aから取り外す場合と比較して、キャップ3が瓶口2aから勢い良く外れにくくなる。したがって、本形態では、キャップ3を瓶口2aから取り外す際に、フック部6等で使用者がけがをするおそれを低減することが可能になり、瓶口2aからキャップ3を安全に取り外すことが可能になる。
本形態では、挿入部7の先端7aは、キャップ3の取外し時にキャップ3の内周面に突き刺さるように尖っている。そのため、キャップ3に対する取外し具1の滑りを防止することができ、取外し具1によって、瓶口2aからキャップ3を容易に取り外すことが可能になる。また、本形態では、キャップ3の上端に当接する当接部12が挿入部7に固定されているため、当接部12を支点にして、取外し具1を回動させることができる。したがって、本形態では、キャップ3を取り外す際に、取外し具1を安定させることが可能になり、取外し具1によって、瓶口2aからキャップ3を容易に取り外すことが可能になる。
本形態では、フック部6の第1挿通孔6cの内径は、第1支持ピン11の外径よりも大きくなっており、かつ、挿入部7の第2挿通孔7cの内径は、第2支持ピン13の外径よりも大きくなっている。そのため、第1挿通孔6cと第1支持ピン11との間の隙間、および、第2挿通孔7cと第2支持ピン13との間の隙間を利用して、フック部6と挿入部7との相対位置を微調整することが可能になり、形状の異なる種々のキャップ3の底面にフック部6を係合させつつ、形状の異なる種々のキャップ3の内周側を挿入部7で押さえることが可能になる。したがって、本形態では、形状の異なる種々のキャップ3を瓶口2aから容易に取り外すことが可能になる。
(他の実施の形態)
上述した形態では、挿入部7に当接部12が固定されているが、挿入部7に当接部12が固定されていなくても良い。この場合であっても、取外し具1を用いて、高さの異なる種々のキャップ3を瓶口2aから取り外すことは可能である。
上述した形態では、挿入部7の先端7aは、キャップ3の取外し時に、キャップ3の内筒部3bの内周面に突き刺さるように尖っているが、図5に示すように、挿入部7の先端7aは、曲面状に形成されても良い。この場合には、挿入部7は、図5(A)に示すように、先端7aに向かうにしたがって、その幅が狭くなるように形成されても良いし、図5(B)に示すように、先端7aに向かうにしたがって、その幅が広くなるように形成されても良い。また、挿入部7は、その幅が略一定になるように形成されても良い。
挿入部7の先端7aが曲面状に形成されている場合には、キャップ3の取外し時に、挿入部7は、キャップ3の内筒部3bの内周面に沿って滑った後に、プルタブ取付部3cに当接して、キャップ3の内周側を押さえる。また、挿入部7の先端7aが曲面状に形成されている場合には、挿入部7の先端7aが尖っている場合よりも、挿入部7の長さを短くすることが好ましい。また、この場合には、挿入部7に当接部12が固定されても良いし、図5に示すように、挿入部7に当接部12が固定されなくても良い。挿入部7に当接部12が固定されていない場合には、挿入部7は、図5(B)に示すように、先端7aに向かうにしたがって、その幅が広くなるように形成されていることが好ましい。
上述した形態では、フック部6は、その厚さ方向から見たときの形状が略J形状となるように形成されているが、フック部6は、その厚さ方向から見たときの形状が略円弧状になるように形成されても良い。また、上述した形態では、フック部6の係合部6aの内周側に刃6bが形成されているが、係合部6aに刃6bが形成されていなくても良い。
上述した形態では、取外し具1は、瓶口2aに取り付けられたキャップ3を取り外すための道具であるが、取外し具1を使用して、ペットボトルのキャップを外した後に残る樹脂製リングをペットボトルから取り外しても良い。すなわち、取外し具1は、図6に示すように、ペットボトル22のキャップを外した後に残る樹脂製リング23(以下、「リング23」とする)をペットボトル22から取り外すための道具であっても良い。この場合には、挿入部7をペットボトル22の内周側に挿入し、かつ、フック部6をリング23の底面に係合させた状態で、取手部5の、挿入部7よりも基端側を掴んで、取手部5をペットボトル22に近づく方向に回動させてペットボトル22からリング23を取り外す。
このように、取外し具1を使用して、ペットボトル22のリング23を取り外す場合には、リング23を切断せずにペットボトル22から取り外すことが可能になる。また、ペットボトル22に対する取手部5の角度を変えることで、ペットボトル22の口(開口端、すなわち、図6の上端)からリング23までの距離が異なる種々のペットボトル22のリング23の底面にフック部6を係合させることが可能になるため、ペットボトル22の口からリング23までの距離が異なる種々のペットボトル22からリング23を取り外すことが可能になる。
また、この場合には、取手部5の、挿入部7よりも基端側を掴んで、取手部5をペットボトル22に近づく方向に回動させてリング23をペットボトル22から取り外すため、取手部5をペットボトル22から離れる方向へ回動させてリング23を取り外す場合と比較して、リング23がペットボトル22から勢い良く外れにくくなる。したがって、リング23をペットボトル22から取り外す際に、フック部6等で使用者がけがをするおそれを低減することが可能になり、ペットボトル22からリング23を安全に取り外すことが可能になる。
1 取外し具(樹脂製キャップの取外し具、樹脂製リングの取外し具)
2 瓶
2a 瓶口(瓶の口)
3 キャップ(樹脂製キャップ)
5 取手部
6 フック部
6b 刃
6c 第1挿通孔
7 挿入部
7a 挿入部の先端
7c 第2挿通孔
11 第1支持ピン
12 当接部
13 第2支持ピン
22 ペットボトル
23 リング(樹脂製リング)

Claims (6)

  1. 瓶の口に取り付けられた樹脂製キャップを取り外すための樹脂製キャップの取外し具において、
    取手部と、
    前記取手部の先端側部分に回動可能に取り付けられ、前記樹脂製キャップの外周側から前記樹脂製キャップの底面側に係合するフック部と、
    前記取手部の先端側部分の、前記フック部よりも前記取手部の基端側に回動可能に取り付けられ、前記樹脂製キャップの内周側に挿入される挿入部と、を備え、
    前記挿入部を前記樹脂製キャップの内周側に挿入し、かつ、前記フック部を前記樹脂製キャップの底面側に係合させた状態で、前記取手部の、前記挿入部よりも基端側を掴んで、前記取手部を前記瓶に近づく方向に回動させて前記瓶の口から前記樹脂製キャップを取り外すことを特徴とする樹脂製キャップの取外し具。
  2. 前記挿入部の先端は、前記樹脂製キャップの取外し時に前記樹脂製キャップの内周面に突き刺さるように尖っていることを特徴とする請求項1記載の樹脂製キャップの取外し具。
  3. 前記挿入部は、平板状に形成され、
    前記挿入部には、前記樹脂製キャップの上端に当接する当接部が形成または固定され、
    前記当接部は、前記挿入部の厚さ方向の両側へ突出していることを特徴とする請求項1または2記載の樹脂製キャップの取外し具。
  4. 前記取手部に固定され前記フック部を回動可能に支持する第1支持ピンと、前記取手部に固定され前記挿入部を回動可能に支持する第2支持ピンとを備え、
    前記フック部の基端側には、前記第1支持ピンが挿通される第1挿通孔が形成され、
    前記挿入部の基端側には、前記第2支持ピンが挿通される第2挿通孔が形成され、
    前記第1挿通孔の内径は、前記第1支持ピンの外径よりも大きく、かつ、前記第2挿通孔の内径は、前記第2支持ピンの外径よりも大きくなっていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の樹脂製キャップの取外し具。
  5. 前記フック部の先端側部分は、略円弧状に形成され、
    略円弧状に形成される前記フック部の先端側部分の内周側には、刃が形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の樹脂製キャップの取外し具。
  6. ペットボトルのキャップを外した後に残る樹脂製リングを前記ペットボトルから取り外すための樹脂製リングの取外し具において、
    取手部と、
    前記取手部の先端側部分に回動可能に取り付けられ、前記樹脂製リングの外周側から前記樹脂製リングの底面側に係合するフック部と、
    前記取手部の先端側部分の、前記フック部よりも前記取手部の基端側に回動可能に取り付けられ、前記ペットボトルの内周側に挿入される挿入部と、を備え、
    前記挿入部を前記ペットボトルの内周側に挿入し、かつ、前記フック部を前記樹脂製リングの底面側に係合させた状態で、前記取手部の、前記挿入部よりも基端側を掴んで、前記取手部を前記ペットボトルに近づく方向に回動させて前記ペットボトルから前記樹脂製リングを取り外すことを特徴とする樹脂製リングの取外し具。
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