JP4860447B2 - ゴムクローラ - Google Patents

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本発明は、例えば農業機械、建設機械等の走行装置に装着されるゴムクローラに関する。
この種のゴムクローラは、例えば無端帯状のクローラ本体の外周面に間隔をおいて複数のラグを形成し、このクローラ本体内に芯金を埋設したものである(例えば特許文献1参照)。
芯金は、クローラ本体内に埋設される板状の翼部と、この翼部の上面に設けられるとともに、クローラ本体内から突出するように形成された1対の突起部を有する。
芯金の突起部は、走行装置の転輪が脱輪しないように所定の軌道で走行できるように案内するものである。走行装置の転輪は、突起部を跨いだ状態で、クローラ本体の内周面に接し、回転するようになっている。
特開2006−111113号公報
従来のゴムクローラでは、クローラ本体の内周面のうち、転輪が接して通過するゴム部分(以下、「転輪通過部」という)には、芯金と転輪によって挟まれる部分がある。
この部分は、他の部分に比べ転輪と芯金とによって強く圧接されるため、亀裂が生じ易くなっている。この部分に亀裂が生じると、ゴムの剥離が進行し、虫食い(ゴムのチップカット)状態となって使用できなくなる。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、クローラ本体の内周面の転輪通過部の虫食いを生じにくくしたゴムクローラを提供することを目的とする。
本発明は上記の課題を解決するために以下の技術的手段を講じた。
すなわち、本発明は、
無端帯状のクローラ本体内に埋設される翼部とクローラ本体内から突出する突起部とを有する芯金がクローラ本体内に間隔をおいて設けられており、走行装置の転輪が芯金の突起部を跨いで通過するように構成されたゴムクローラにおいて、クローラ本体の内周面には、転輪が接触して通過する転輪通過部が形成されており、芯金の翼部には、前記クローラ本体を前記内周面の側から見たときにこの転輪通過部に重なる位置に貫通孔が形成され、前記貫通孔における前記内周面側の開口の縁部が曲面状に形成されており、この縁部の曲率半径が芯金の翼部の厚さの2/5以上とされており、貫通孔が形成された位置における翼部の断面のアスペクト比が0.25以上とされていることを特徴とする。
このように、芯金の翼部の貫通孔を転輪通過部に対応する位置に設けることで、この位置のゴムが弾性変形し易くなり、転輪通過時にクローラ本体のゴム部分が転輪と翼部とによって押しつぶされる度合いを緩和できる。また、翼部の上面における貫通孔の縁部を所定の大きさの曲面状に形成することによって、この縁部への応力集中を低減し、この近傍のゴム部分に亀裂が生じることを防止できる。
以上により、本発明に係るゴムクローラは、転輪通過部の虫食いが生じにくくなる。
また、芯金の翼部断面のアスペクト比を0.25以上とすることによって、芯金は、翼部に貫通孔を設けたとしても、十分な強度を確保できる。
また、本発明は、
無端帯状のクローラ本体内に埋設される翼部とクローラ本体内から突出する突起部とを有する芯金がクローラ本体内に間隔をおいて設けられており、走行装置の転輪が芯金の突起部を跨いで通過するように構成されたゴムクローラにおいて、クローラ本体の内周面には、転輪が接触して通過する転輪通過部が形成されており、芯金の翼部には、前記クローラ本体を前記内周面の側から見たときにこの転輪通過部に重なる位置に凹部が形成され、前記凹部は、前記芯金の長手方向における幅が前記転輪通過部の幅以下であり、この凹部の深さが翼部の厚さの2/5以上とされており、前記凹部の開口の縁部が曲面状に形成されており、この縁部の曲率半径が芯金の翼部の厚さの2/5以上とされており、凹部が形成された位置における翼部の断面のアスペクト比が0.25以上とされていることを特徴とする。
このように、芯金の翼部に所定の深さの凹部を形成し、この凹部を転輪通過部に対応する位置に設けることで、この位置のゴムが弾性変形し易くなり、転輪通過時にクローラ本体のゴム部分が転輪と翼部とによって押しつぶされる度合いを緩和できる。また、翼部の上面における凹部の縁部を所定の大きさの曲面状に形成することによって、この縁部への応力集中を低減し、この近傍のゴム部分に亀裂が生じることを防止できる。
以上により、本発明に係るゴムクローラは、転輪通過部の虫食いが生じにくくなる。
また、芯金の翼部断面のアスペクト比を0.25以上とすることによって、芯金は、翼部に凹部を設けたとしても、十分な強度を確保できる。
また、本発明は、前記貫通孔の幅または凹部の幅が芯金の翼部の幅の1/4以上1/2以下とされており、かつ貫通孔または凹部は、芯金の幅方向の中心位置に設けられていることを特徴とする。
これによれば、貫通孔または凹部を所定の大きさに形成することによって、この貫通孔または凹部付近のゴム部分が弾性変形しやすくなり、これによって、転輪通過部の虫食いが生じにくくなる。
また、本発明は、芯金の翼部の長手方向における貫通孔の長さが転輪通過部の幅と略同等以下とされていることを特徴とする。
これによれば、貫通孔を所定の大きさに設定することにより、芯金の強度が十分確保されながらも転輪通過部の虫食いが生じにくくなる。
本発明によれば、クローラ本体の内周面の転輪通過部の虫食いを生じにくくすることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を参照しながら説明する。
図1乃至図5は、本発明に係るゴムクローラ1の一実施形態を示している。
本発明に係るゴムクローラ1は、例えば、建設機械、農業機械等の作業機械の走行装置2に装着されるものである。この走行装置2は、例えば図5に示すように、スプロケット4、アイドラ5、複数の転輪6等の車輪をトラックフレーム3に回転自在に設けたものである。ゴムクローラ1は、この走行装置2の各車輪に巻き掛けられ、スプロケット4によって駆動されて走行するようになっている。
図5に示すように、ゴムクローラ1は、無端帯状のクローラ本体7を有している。クローラ本体7は、ゴムを加硫成形することにより、無端状に形成される。なお、以下、このクローラ本体7の帯長手方向を単に「周方向」(図中に符号Aで示す)といい、周方向Aに直交する帯幅方向を単に「幅方向」(図中に符号Bで示す)という。
また、クローラ本体7の幅方向Bの端部7aからクローラ本体7の幅方向Bの中心C(図1において一点鎖線で示す)に向かう方向を「幅方向内方」という。また、クローラ本体7の幅方向Bの中心Cからクローラ本体7の幅方向Bの端部7aに向かう方向を「幅方向外方」という。
また、クローラ本体7の厚さ方向において、クローラ本体7の外周面7cから内周面7bに向かう方向を「内方」といい、内周面7bから外周面7cに向かう方向を「外方」と
いう。
クローラ本体7の外周面7cには、周方向Aに沿って複数のラグ11が形成されている。クローラ本体7の外周面7cには、幅方向Bの長さの長い長ラグ11aと幅方向Bの長さの短い短ラグ11bとが周方向Aに沿って交互に形成されている。なお、このラグ11の形状、配置等は、これに限らず、幅方向Bの長さの等しいラグ11が形成されていてもよいし、ラグ11がいわゆる千鳥配置とされていてもよい。
クローラ本体7内には、複数の芯金8が埋設されている。また、芯金8の外方側には無端状の抗張体12が埋設されている。
芯金8は、クローラ本体7の周方向Aに沿って所定のピッチで設けられている。芯金8は、平面視長方形状とされている。以下、芯金8の長手方向Dに直交する方向を「芯金8の幅方向E」という。
芯金8は、クローラ本体7に埋設される翼部8aと、この翼部8aの上面9から突出形成された突起部8bを有する。図1乃至図3に示すように、1つの芯金8には2つの翼部8a、および2つの突起部8bが形成されている。
2つの突起部8bは、芯金8の長手方向Dに所定の間隔で離れて形成されている。各突起部8bは、クローラ本体7内から内周面7b側(内方)に突出して設けられている。
なお、走行装置2の転輪6は、芯金8の突起部8bを跨いだ状態で、クローラ本体7の内周面7bに接して走行するようになっている(マタギ転輪)。以下、クローラ本体7の内周面7bにおいて、転輪6が接して通過する部分を転輪通過部13という。転輪通過部13は、クローラ本体7の内周面7bにおいて、幅方向内方寄り位置(芯金8の突起部8b寄りの位置)に設けられている。
芯金8の各翼部8aには、その厚さ方向に貫通した貫通孔15が形成されている。貫通孔15は、芯金8の突起部8bの基部17寄りの位置に形成されている。
図3に示すように、貫通孔15は、平面視ほぼ四角形状に形成されている。貫通孔15は芯金8の長手方向Dに所定の長さL1、芯金8の幅方向Eに所定の幅wで形成されている。貫通孔15は、芯金8の長手方向Dにおける長さL1が芯金8の幅方向Eにおける幅wよりも大きくなるように形成されている。貫通孔15の幅wは、翼部8aの幅Wの1/4以上1/2以下とされていることが望ましく、さらに好ましくは、1/3以上1/2以下とされているのがよい。
この貫通孔15は、図1に示すように、クローラ本体7の転輪通過部13に対応した位置に配置されている。貫通孔15は、芯金8の幅方向Eの中心位置に設けられている。
図4に示すように芯金8の翼部8aの上面9側における貫通孔15の縁部16は、面取り(R面取り)がなされて曲面状に形成されている。この貫通孔15の縁部16の曲率半径は、芯金8の翼部8aの厚さTの2/5以上とされているのが望ましい。
図4に示すように、貫通孔15が形成された位置における芯金8の翼部8aの断面のアスペクト比が0.25以上とされているのが望ましい。ここで、芯金8の翼部8aの断面のアスペクト比とは、貫通孔15が設けられている位置(例えば図3のFーF矢示線の位置)において、翼部8aの厚さTと翼部8aの幅W(芯金8の幅方向における翼部8aの長さをいう)との比(T/W)をいう。
芯金8の長手方向Dにおける貫通孔15の長さL1は、転輪通過部13の幅L3と略同等以下とされているのが望ましい。ここで、転輪通過部13の幅L3とは、クローラ本体7の幅方向Bにおける転輪通過部13の長さをいう(図1等参照)。
上記の構成のゴムクローラ1によれば、芯金8の翼部8aに形成された貫通孔15は、クローラ本体7の転輪通過部13に対応する位置に設けられているため、芯金8に対応する転輪通過部13上に転輪6が載った場合であってもこの芯金8と転輪6との間のゴム部分の応力集中を軽減できる。
すなわち、芯金8に対応する位置に転輪6がある場合、芯金8と転輪6によって挟まれたゴム部分に作用する応力は、芯金8の翼部8aの貫通孔15を通じて芯金8の外方(ラグ11側)のゴム部分へと作用する。これによって、芯金8と転輪6とによって挟まれるゴム部分に作用する応力集中を緩和し、ゴムクローラ1は、転輪通過部13の亀裂、虫食
いを生じにくくなる。
また、翼部8aの上面9における貫通孔15の縁部16が曲面状に面取りされていることにより、この縁部16に応力集中が生じないようにでき、これによって、縁部16の近傍位置から亀裂が生じることを防止できる。
また、貫通孔15が形成された位置における翼部8aの断面のアスペクト比を所定の範囲にすることによって、芯金8は、翼部8aに貫通孔15が形成されたとしても十分な強度を確保できるのである。
図6乃至図8は、本発明の他の実施形態を示している。
この実施形態において、芯金8の翼部8aには、転輪通過部13に対応する位置に凹部18が形成されており、この点が図1乃至図5の実施形態と異なる。この凹部18は、芯金8の厚さ方向に貫通されていない。この凹部18は、芯金8の突起部8bの基部17寄りの位置に形成されている。
この凹部18の深さtは、芯金8の翼部8aの厚さTの2/5以上とされている。翼部8aの上面9における凹部18の縁部19は、面取り(R面取り)が施されて曲面状に形成されている。この縁部19の曲率半径は芯金8の翼部8aの厚さTの2/5以上とされていることが望ましい。この芯金8の凹部18が設けられた位置における翼部8aの断面のアスペクト比は0.25以上とされていることが望ましい。
また、凹部18の幅wは、翼部8aの幅Wの1/4以上1/2以下とされていることが望ましい。
また、芯金8の長手方向Dにおける凹部18の長さL1は、転輪通過部13の幅L3と略同等以下とされていることが望ましい。
この実施形態におけるその他の構成は、図1乃至図5の実施形態の構成とほぼ同じであり、構成が同じ部分には共通符号を付している。
この実施形態においても、転輪通過部13に対応する位置に凹部18を形成することによって、図1乃至図5の実施形態と同様に、転輪と芯金8の間の応力集中を緩和することができ、転輪通過部13の亀裂、虫食いを生じにくくすることができる。
図9は参考形態を示している。
この参考形態は、翼部8aに形成された凹部18を形成した点が図6乃至図8の実施形態と同じである。この凹部18は、芯金8の突起部8bの基部17寄りの位置から翼部8aの端部にわたって形成されており、この点が図6乃至図8の実施形態と異なる。その他の構成は、図6乃至図8の実施形態と同様の構成であり、構成が同じ部分には、共通符号を付している。
この参考形態においても、転輪通過部13に対応する位置に凹部18を形成することによって、図1乃至図5の実施形態、図6乃至図8の実施形態と同様に、転輪と芯金8の間の応力集中を緩和することができ、転輪通過部13の亀裂、虫食いを生じにくくすることができる。
出願人は、本発明の効果を確認するための試験を行った。この試験は、芯金8の幅や厚さ等の異なる実施例(翼部8aに凹部18を形成した実施例1〜8、12、13、翼部8aに貫通孔15を形成した実施例9〜11)、比較例(翼部8aに凹部18、貫通孔15等を形成していない比較例1(従来例))を製作し、走行装置に装着して路上を走行させることにより行った。
試験は、各実施例、比較例を虫食いが生じるまで走行させ、その時間を比較することによって優劣を判断した。なお、翼部8aに凹部18、貫通孔15を形成しない比較例1(従来例)の転輪通過部13に虫食いが生じるまでの時間を100として耐虫食い性(虫食いの生じにくさ)の基準値と指数化し、他の実施例、比較例をこの値と比較することにより耐虫食い性を評価した。
耐虫食い性は、その値が大きければ大きい程、虫食いが生じるまでの時間が長く、虫食いが生じにくいことを意味する。
試験結果を表1に示す。
表1において、「T/W」は凹部18または貫通孔15が形成された位置における翼部
8aの断面のアスペクト比を示している。
表1において、「t/T」は、凹部18の深さtと翼部8aの厚さTとの比を示している。表1においてt/Tが1の場合は、翼部8aに貫通孔15が形成されたものであることを意味する。
表1において、「w/W」は、芯金8の幅方向Eにおける凹部18または貫通孔15の幅wと芯金8の翼部8aの幅Wとの比を示している。
表1において、「耐久性」は芯金8の断面係数に基づいて定められるものである。この耐久性は、その値が大きければ大きい程、芯金8の強度が高いことを意味する。
この試験によれば、実施例1〜11、13のように、翼部8aに凹部18を形成した場合、凹部18の深さtが翼部8aの厚さTの2/5以上(0.4以上)のときに耐虫食い性が良くなることがわかった。
また、実施例1〜10、実施例12のように貫通孔15または凹部18の幅wは、芯金8の翼部8aの幅Wの1/4以上1/2以下の場合に、耐虫喰い性が良くなることがわかった。
本発明は、農業機械、建設機械等の走行装置に装着されるゴムクローラに利用できる。
本発明の一実施形態におけるゴムクローラの断面図である。 芯金の斜視図である。 芯金の平面図である。 図3のFーF矢示線断面図である。 ゴムクローラが走行装置に装着された状態を示す側面図である。 本発明の他の実施形態に係る芯金の平面図である。 芯金の平面図である。 図7のGーG矢示線断面図である。 参考形態におけるゴムクローラの断面図である。
1 ゴムクローラ
2 走行装置
6 転輪
7 クローラ本体
8 芯金
8a 翼部
8b 突起部
9 翼部の上面
13 転輪通過部
15 貫通孔
16 縁部
17 突起部の基部
18 凹部
19 縁部

Claims (4)

  1. 無端帯状のクローラ本体内に埋設される翼部とクローラ本体内から突出する突起部とを有する芯金がクローラ本体内に間隔をおいて設けられており、走行装置の転輪が芯金の突起部を跨いで通過するように構成されたゴムクローラにおいて、
    クローラ本体の内周面には、転輪が接触して通過する転輪通過部が形成されており、
    芯金の翼部には、前記クローラ本体を前記内周面の側から見たときにこの転輪通過部に重なる位置に貫通孔が形成され、
    前記貫通孔における前記内周面側の開口の縁部が曲面状に形成されており、
    この縁部の曲率半径が芯金の翼部の厚さの2/5以上とされており、
    貫通孔が形成された位置における翼部の断面のアスペクト比が0.25以上とされている
    ことを特徴とするゴムクローラ。
  2. 無端帯状のクローラ本体内に埋設される翼部とクローラ本体内から突出する突起部とを有する芯金がクローラ本体内に間隔をおいて設けられており、走行装置の転輪が芯金の突起部を跨いで通過するように構成されたゴムクローラにおいて、
    クローラ本体の内周面には、転輪が接触して通過する転輪通過部が形成されており、
    芯金の翼部には、前記クローラ本体を前記内周面の側から見たときにこの転輪通過部に重なる位置に凹部が形成され、
    前記凹部は、前記芯金の長手方向における幅が前記転輪通過部の幅以下であり、
    この凹部の深さが翼部の厚さの2/5以上とされており、
    前記凹部の開口の縁部が曲面状に形成されており、
    この縁部の曲率半径が芯金の翼部の厚さの2/5以上とされており、
    凹部が形成された位置における翼部の断面のアスペクト比が0.25以上とされている
    ことを特徴とするゴムクローラ。
  3. 貫通孔の幅または凹部の幅が翼部の幅の1/4以上1/2以下とされており、
    貫通孔または凹部は、芯金の幅方向の中心位置に設けられている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のゴムクローラ。
  4. 芯金の長手方向における貫通孔の長さが転輪通過部の幅と略同等以下とされている
    ことを特徴とする請求項1に記載のゴムクローラ。
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