JP4860066B2 - 埋土種子による植物導入方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば切土法面や崩壊した裸地法面などに対する埋土種子による植物導入方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
切土法面や裸地法面などでは、自然にまかせての植生の遷移は、長期間を経てもなかなか進み難く、かと言って、周辺の植生とは異なる植物を導入することは景観的に違和感がいつまでも残ることから、近年では、シードバンクと称される埋土種子を含んだ森林表層土を採取し、これを積極的に法面に導入して、植生の遷移を促進させる工夫がなされいる。
【0003】
この際、景観的に違和感を伴わせないように、周辺に生育している主林木を生育させることが望ましいことは言うまでもない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、埋土種子には先駆性の種類が多く、かつ、この種類は、森林表層土を植生基盤にして、法面に土壌が少なくても或いはなくても、よく生育し、やがては土壌を生成するのであるが、主林木の生育環境は、土壌がある程度深くないと生育できず、埋土種子を含む森林表層土を導入するだけでは、周辺の主林木が生育することは稀であって、主林木導入のためには、法面に深い穴を掘って周辺の主林木となる苗木を移植する等、多大の費用をかけて植栽基盤を形成する必要があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、かゝる実情に鑑みて成されたものであって、その目的は、コスト的に安価で且つ早い時期に、周辺の主林木が法面上に成立される植物導入方法を提供する点にあり、即ち、本発明による植物導入方法は、埋土種子を含む森林表層土を、緑化対象の法面上に播き出し又は吹き付け施工する一方、緑化対象法面の周辺に生育する主林木の一種以上の種子を採取し、これを苗木にまで生育させて、これを法面上に適宜の間隔で設置された植栽棚内の植栽基盤材に植栽することで植生の遷移を早期に実現することを特徴としている(請求項1)。
【0006】
上記の方法によれば、法面に施工された森林表層土中の先駆性の埋土種子が、土壌の少ない又は土壌のない法面であっても、森林表層土を植生基盤にして、よく生育し、やがては森林表層土上に土壌を生成することになる。
【0007】
一方、緑化対象法面の周辺に生育する主林木の一種以上の種子を採取し、これを生育させた苗木は、法面上に設置された植栽棚内の十分な植栽基盤で大きく生育し、やがては種子を生産するようになり、かつ、この種子が、先駆性の埋土種子によって生成された土壌の上に落下して、これが発芽・生育することで、切土法面や裸地法面などでの植物の遷移ならびに景観の保全が早期に達成される。
【0008】
即ち、法面に深い穴を掘る多大の費用が必要な主林木成立の導入形態に代えて、法面上に設置した植栽棚内の植栽基盤材に前記苗木を植栽させる主林木成立の導入形態をとったことで、コスト的に安価で且つ早期に、周辺の主林木による法面の緑化が達成されるに至ったのであり、しかも、遺伝子の攪乱もおきることがないのである。
【0009】
前記苗木の植栽を行うための植栽棚として、本出願人が特願平7−129285号によって提案している柱体構造の植栽棚や、特願平9−108204号によって提案している半円筒構造の植栽棚などを選択できる。
【0010】
この他に、アンカーピン等によって法面に固定される方形の枠体と、正面部材と左右の側面部材とを有して、正面部材の下部側が枠体の下枠部材に係止され且つ側面部材の下部側が左右の縦枠部材に接合される棚部材とからなるものを選択できる
【0011】
かゝる構成の植栽棚によれば、アンカーピン等を用いて、方形の枠体を法面に固定し、正面部材の下部側を枠体の下枠部材に係止させ、かつ、側面部材の下部側を例えば番線などで左右の縦枠部材に接合させることで、法面に金網を張設して、これを支持材とするような大掛かりな手間を必要としないで、法面上の任意の箇所に植栽棚を設置することができる。
【0012】
また、この植栽棚による植栽基盤材の充填量を、必要十分に大きくすることができることから、ポット苗を含めての苗木の活着もよくなるのである。
【0013】
【0014】
この場合、望ましくは、植栽基盤材として、埋土種子を含んだ森林表層土、或いは、これらを含んだ植栽基盤材を充填することである。このようにすると、含まれた埋土種子が植栽棚の上面あるいは側面から発芽生育し、景観的に又エコロジーの面で良好である。
【0015】
ここで、方形の枠体と棚部材とを予め一体化させて、これの方形の枠体を法面に固定する設置形態をとることも可能であるが、運搬上で好ましくは、方形の枠体と棚部材とを別体に形成して、方形の枠体の左右の縦枠部材または上下の枠部材を、連結手段によって中間部で折り畳み可能に構成しておくことであり、また、複数の棚部材を互いに重ね合わせて、コンパクトに纏め得るように、平面視でコの字状の棚部材を、それの左右の側面部材の遊端側を拡がり勝手に構成したり、棚部材の左右の側面部材を正面部材側に折り畳み可能にして、複数の棚部材を重ね合わせ可能に構成することも、運搬上で好ましい形態である。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は切土法面Nに対する緑化の初期段階の状況を示し、シードバンクと称される埋土種子を含んだ森林表層土1を採取して、この森林表層土1を、例えばエアロシーダー等の吹付け機を用いて、法面N上に例えば3cm〜15cm程度の厚みで吹き付け施工(播き出し施工を実施してもよく、以下同じ。)している。
【0017】
この一方、法面N上に植栽棚2を適宜の間隔で設置して、この植栽棚2に植栽基盤材(図7を参照)3を充填し、法面Nの上半分の植栽棚2に対しては、緑化対象の法面Nの周辺に生育する主林木の一種以上の苗木(この例ではポット苗)aを採取して、これを植栽棚2内の植栽基盤材3に植栽し、法面Nの下半分の植栽棚2に対しては、それの植栽基盤材3に草本類の苗bを植栽している。この場合、法面Nの周辺に生育する主林木の結実期に種子を採取し、これを圃場で苗木aにまで生育させて、これを植栽棚2に充填の植栽基盤材3に移植する。
【0018】
森林表層土1として、これを緑化すべき法面N周辺の埋土種子を含むものを選択することが望ましく、この森林表層土1の採取に際しては、図2に示すように、例えば小灌木やカヤ、笹などの下層植生を下刈りして排除し、落葉が溜まったA00層と、分解しかけた落葉の腐植が溜まったA0 層と、腐植と土とが混ざったA1 層と、養分の抜けたA2 層とを対象にして、これらを例えば耕運爪4などを用いて解し、これを採取すればよいのである。
【0019】
しかし、森林表層土1の採取域は、緑化すべき法面Nの周辺に限られるものではなく、例えば大規模な土地造成を行うニュータウンの開発域や道路等の建設域なども採取対象とされる。
【0020】
植栽棚2に充填する植栽基盤材3としては、上記のシードバンクと称される埋土種子を含んだ森林表層土や、土壌改良材、保水剤、有機堆肥、化学肥料、植物性繊維などを適宜に混合した植生基材、更には、この植生基材と埋土種子を含む森林表層土との混合物などが選択され、必要に応じて植物種子も配合される。
【0021】
この配合すべき植物種子としては、法面Nの緑化現地で採取した種子であることが好ましい。しかし、埋土種子のみや採取種子では、これが発芽生育するまでに、植栽基盤材3のエロージョンを生じる虞れがあるなどと懸念されるならば、植栽基盤材3の早期の安定化を図ることを目的として、生育の早い外来の草本種子を少量配合すればよい。
【0022】
この草本種子の配合に際しては、丈の短い植物を100〜200本/m2 程度の成立本数に抑えるものとする。この程度に成立本数を抑えると、導入した主林木を被圧することなく、植栽基盤を安定させることができる。
【0023】
上記の植生基材に含ませる保水材としては、パーライト、バーミキュライト、高吸水性ポリマーなどが選択され、土壌改良材としては、ピートモス、バーク堆肥、ベントナイトが選択される。
【0024】
上記の植物導入工法によれば、法面Nの下半分では、草本類の苗bによる早期の緑化が達成され、法面Nの全面では、法面Nに施工された森林表層土1が含む先駆性の埋土種子が、土壌の少ない又は土壌のない法面Nであっても、森林表層土1を植生基盤にして発芽し、よく生育して、埋土種子による緑化が成されるのであり、やがては森林表層土1上に土壌を生成する。
【0025】
植栽基盤材3として、埋土種子を含む森林表層土や、森林表層土と植生基材との混合物を選択した場合は、この植栽基盤材3に含まれる先駆性の埋土種子も同様に生育して、土壌を生成するようになり、植栽基盤材3に草本類の植物種子を配合した場合は、植栽棚2の上面部が草本類によって早期に緑化されるようになる。
【0026】
一方、主林木の苗木aは、適宜の間隔で植栽されることから、互いに養分を取り合うことなく、十分な量の植栽基盤材3を充填した植栽棚2内で大きく生育し、やがては種子を生産して、この種子が先駆性の埋土種子によって生成された土壌の上に落下し、これが発芽・生育することで、法面Nの森林化がなされるのであって、全体として、法面Nでの植物の遷移ならびに景観の保全が早期に達成されることになる。
【0027】
上記の実施の形態では、採取した森林表層土1をそのまま、法面N上に播き出し又は吹き付け施工しているが、この森林表層土1をベースにして、これに土壌改良材、保水剤、有機堆肥、化学肥料、植物性繊維などの少なくとも一つを混合し、これを法面Nに施工してもよいのであり、保水材としては、パーライト、バーミキュライト、高吸水性ポリマーなどが選択され、土壌改良材としては、ピートモス、バーク堆肥、ベントナイトが選択される。
【0028】
【0029】
例えば、陽樹であるコナラの場合、これを日当たりのよい圃場で単木的に実生させると、成立年で茎長が15cm、1年で114cm、2年で290cm、3年で458cm、4年では521cmにまで達し、胸高直径(DBH)は4.4cmで、地際では8.5cmにまで生育し、群落状態では、3000本/haの植栽密度の下で、10年で樹高が平均8m、DBHが平均8cm(大きいものでは16cm)に達するとの報告がある。
【0030】
また、コナラは繁殖を始める年齢が低く、樹高50〜90cmの2年生の幼齢木が花を付けたとの報告もあり、このことから、法面Nの周辺に生育する主林木がコナラである場合は、コナラが早い時期に結実して種子を法面N上に供給することから、植生の遷移が早期に実現される利点がある。
【0031】
図3及び図4に示すように、この実施の形態では、植栽棚2を、アンカーピン5等によって法面Nに固定される方形の枠体6と、正面部材7aと左右の側面部材7b,7bとによる平面視でコの字状の棚部材7と、この棚部材7の正面部材7aに備えられたフック部材8とから構成している。
【0032】
方形の枠体6とフック部材8とは、例えば鋼材製であって、方形の枠体6については、ループ体cとこれに連結されるフック体dとによる連結手段9を、左右の縦枠部材6a,6aの中間部に備えて、方形枠体6をコの字状に折り畳むことで、これをコンパクトにして運搬できるようにしている。
【0033】
尚、方形枠体6の上下の枠部材6b,6bの中間部に連結手段9を備えても、方形枠体6をコの字状に折り畳むことで、これをコンパクトにして運搬することができる。
【0034】
また、平面視でコの字状の棚部材7についても、これの左右の側面部材7b,7bの遊端側を拡がり勝手に形成して、複数の棚部材7を互いに重ね合わせて、コンパクトに纏め得るように構成しており、かつ、この棚部材7を、例えば亜鉛メッキ鉄線のネット製としているが、この棚部材7と方形の枠体6およびフック部材8のそれぞれをプラスチック製としてもよいのである。
【0035】
図5に示すように、棚部材7の左右の側面部材7b,7bを、ヒンジ部材7cを介して正面部材7aの左右両側に連結して、左右の側面部材7b,7bを正面部材7a側に折り畳み可能に構成しても、複数の棚部材7を互いに重ね合わせて、コンパクトに纏めることができる。
【0036】
上記の構成による植栽棚2を法面Nに設置するに際して、先ずは図6に示すように、方形の枠体6を、それの上下の枠部材6b,6bが水平になるように法面N上に配置して、これの例えば左右の縦枠部材6a,6aの上部側を、アンカーピン5等を用いて法面Nに固定する。
【0037】
そして、棚部材7の正面部材7aの下部側を、方形枠体6の下枠部材6aの上辺部に係止させる一方、棚部材7の左右の側面部材7bの下部側を、例えば番線10などを用いて、方形枠体6の左右の縦枠部材6a,6aに接合し、かつ、棚部材7の正面部材7aに備えたフック部材8を、方形枠体6の上枠部材6bに係止させるのである。
【0038】
これをもって、法面Nに対する植栽棚2の設置を完了するのであり、ここで法面N上に森林表層土1を吹き付け施工し、次いで図7に示すように、植栽棚2内に植栽基盤材3を充填して、この植栽基盤材3に、緑化対象の法面Nの周辺に生育する主林木の一種以上の苗木aを植栽し、主林木の導入による法面Nの緑化を図るのである。
【0039】
好ましくは、植栽した苗木aが、周辺からの飛来種子による草本類によって被圧を受けないように、植栽基盤材3の表面部に防草シート11を設けることである。
【0040】
上記の構成によれば、方形の枠体6を法面Nに固定して、これに棚部材7を保持させるだけの簡単な作業によって、金網などの支持材を一切必要としないで、法面N上の任意の箇所に植栽棚2を設置することができのであり、更に、この植栽棚2による植栽基盤材3の充填量を、必要十分に大きくすることができることから、苗木aの活着もよくなる。
【0041】
この植栽棚2の内面部に、例えば椰子の繊維製のマットや不織布などを備えれば、植栽棚2に充填した植栽基盤材3の流亡を効果的に防止することができ、更に、これらのマットや不織布などに植物種子・肥料を貼着させておけば、棚部材7の正面部材7aと左右の側面部材7b,7bの前面部が、植生によって覆われるようになることから、景観的に良好なものとなる。
【0042】
植栽棚2の設置形態は、上記の手順に限られるものではなく、正面部材7aの下部側を下枠部材6aの上辺部に、かつ、フック部材8を方形枠体6の上枠部材6bに係止させた状態で、棚部材7の左右の側面部材7bの下部側を、方形枠体6の左右の縦枠部材6a,6aに接合させて、方形の枠体6と棚部材7とを予め一体化させ、これの方形の枠体6を、アンカーピン5等を用いて法面Nに固定する形態をとってもよいのである。
【0043】
上記のフック部材8は、設置の安定化と正面部材7aの孕み出し防止の機能を持つものであるが、このフック部材8を植栽棚2に備えることは、必須の要件ではない。
【0044】
植栽棚2の構成も上記のものに限られるものではなく、例えば図8に示すように、複数本のアンカーピン2aと例えば間伐材による柱体2bとを用意して、柱体2bにアンカーピン2aの挿通孔を形成し、この孔にアンカーピン2aを挿通させて、正面部材7aと側面部材7bとを形成した植栽棚(詳しくは特願平7−129285号を参照)2や、図9に示すように、複数個の円弧状横枠2cとこれらを連結する縦枠2dとから成る保持枠体2Aと、この保持枠体2Aの内側に配置されるシート状部材2B、及び、保持枠体2Aの固定用アンカーピン5からなる植栽棚(詳しくは特願平9−108204号を参照)2などを選択することができる。
【0045】
これらの構成による植栽棚2の設置は、法面Nへの森林表層土1の施工後に限られるものではなく、図10に示すように、法面N上への森林表層土1の吹き付け施工後に植栽棚2を設置し、この後、図11に示すように、植栽棚2内に植栽基盤材3を充填して、この植栽基盤材3に、緑化対象の法面Nの周辺に生育する主林木の一種以上の苗木aを植栽する形態をとってもよいのであり、或いは、森林表層土1の施工と並行して、法面N上に植栽棚2を設置する形態を選択することも可能である。
【0046】
植栽棚2の使途として、森林表層土1を法面N上に播き出し又は吹き付け施工することなく、単に植栽棚2を法面N上に設置して、これに植栽基盤材3を充填し、かつ、この植栽基盤材3に、苗木を植栽する等の法面Nの緑化に用いることができる。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、コスト的に安価で且つ早い時期に、周辺の主林木が法面上に成立される植物導入方法が提供される
【0048】
【図面の簡単な説明】
【図1】 切土法面に対する緑化の初期段階の状況を示す説明図である。
【図2】 森林表層土の採取状況を示す説明図である。
【図3】 植栽棚の分解斜視図である。
【図4】 アンカーピンとコンパクトに纏めた方形枠体と棚部材との斜視図である。
【図5】 コンパクトに纏める構成の別の実施の形態による棚部材の斜視図である。
【図6】 法面上への植栽棚の設置説明図である。
【図7】 植栽棚に充填した植栽基盤材への苗木の植栽状態を示す説明図である。
【図8】 別の実施の形態による植栽棚の斜視図である。
【図9】 更に別の実施の形態による植栽棚の斜視図である。
【図10】 変形例による植栽棚の設置説明図である。
【図11】 変形例による植栽棚への苗木の植栽状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1…森林表層土、2…植栽棚、3…植栽基盤材、5…アンカーピン、6…方形の枠体、6a…縦枠部材、6b…上下の枠部材、7…棚部材、7a…正面部材、7b…側面部材、9…連結手段、a…苗木、N…法面。

Claims (1)

  1. 埋土種子を含む森林表層土を、緑化対象の法面上に播き出し又は吹き付け施工する一方、緑化対象法面の周辺に生育する主林木の一種以上の種子を採取し、これを苗木にまで生育させて、これを法面上に適宜の間隔で設置された植栽棚内の植栽基盤材に植栽することで植生の遷移を早期に実現することを特徴とする埋土種子による植物導入方法。
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