JP4858262B2 - ベーンポンプ - Google Patents

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Description

本発明はベーンポンプに関する。
従来のベーンポンプ1は、図6のようにケーシング10に形成したポンプ室2の偏心位置にロータ3を収納し、ロータ3に放射状に伸びるベーン溝19を複数形成し、各ベーン溝19に先端がポンプ室2の内周面2aに摺接されるベーン4をロータ3のラジアル方向にスライド自在に設けている。ロータ3を回転駆動すると、各ベーン4はロータ3の遠心力の作用でロータ3のラジアル方向の外側にスライドして各ベーン4の先端部はポンプ室2の内周面2aに摺接し、これによりポンプ室2の内面とロータ3の外周面3aとベーン4とで囲まれた作動室5の容積が大小変化し、この作動室5を介して吸入経路6から作動流体を吸入すると共に吐出経路7から作動流体を排出する。なお、図中26はベーン溝19に設けたばね材である。
ところで上記ベーンポンプ1の各ベーン4は、ベーン溝19が無底のものである場合にはポンプ室2の内底面上に配置され、またベーン溝19が有底のものである場合にはベーン溝19の底面上に配置される。しかし、前者の場合には、回転するロータ3に設けたベーン4の底面がポンプ室2の内底面に接してこの間に摺動抵抗が生じる恐れがあり、この場合、ベーン4がロータ3のラジアル方向にスムーズにスライドし難くなる。また後者の場合には、ロータ3から突出したベーン4の先端部の底面側のロータ3の外周面3a及びポンプ室2の内周面2a間に形成される隙間を介して作動室内の作動流体が漏れ出す恐れがある。なお例えば特許文献1には一般的なベーンポンプが開示してある。
実開昭59−154881号公報
本発明は上記従来の問題点に鑑みて発明したものであって、ベーンをスムーズにスライドでき、作動室内の作動流体が漏れ出すことを防止し、ポンプ性能を向上したベーンポンプを提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明に係るベーンポンプは、ポンプ室2に収納したロータ3と、ロータ3のスラスト面に形成した複数のベーン溝19と、各ベーン溝19にロータ3のラジアル方向にスライド自在に収納したベーン4と、ポンプ室2の内面とロータ3の外周面3aとベーン4とで囲まれてロータ3の回転駆動によりその容積を大小変化させる作動室5と、容積拡大過程の作動室5に作動流体を流入させる吸入口6cと、容積縮小過程の作動室5から作動流体を排出させる吐出口7cとを備え、ポンプ室2の内周面2aから被摺接部14を突出し、該被摺接部14の内周面を各ベーン4の先端が摺接する摺接面とし、ロータ3の外周面3aにフランジ部27を突設し、該フランジ部27の片側の面にベーン溝19の底面と同一面でベーン4がスライドする延長スライド面35を形成し、該フランジ部27の外周部をロータ3のスラスト方向において前記被摺接部14に対向する位置に配置したベーンポンプであって、前記ロータ3を、スラスト方向の一側に配置される円形のロータ本体8と、スラスト方向の他側に配置され、円筒状の永久磁石からなるマグネット部22とで構成し、前記各ベーン溝19をロータ本体8のマグネット部22と反対側のスラスト面に形成すると共に、前記フランジ部27をロータ本体8の外周面のマグネット部22側の端部から突出し、マグネット部22のロータ本体8側の端部をフランジ部27に接続し、円筒状のマグネット部22の内側にマグネット部22を回転駆動するステータ23を配設したことを特徴とする。ロータ3の外周面3aから突設したフランジ部27の片側の面に各ベーン溝19の底面と同一面の延長スライド面35を形成し、フランジ部27の外周部をロータ3のスラスト方向において被摺接部14に対向する位置に配置することで、各ベーン4がロータ3のラジアル方向にスライドする時には、各ベーン4の底面がロータ3に設けたベーン溝19の底面及び延長スライド面35上に接する。この時、各ベーン4の底面はロータ3に対して相対的に移動するポンプ室2の内面に接触しないので、各ベーン4をスムーズにロータ3のラジアル方向にスライドさせることができる。またフランジ部27の外周面とポンプ室2の内周面2aとの間に形成される隙間S1は、被摺接部14の内周面よりも外側に位置するので、作動室5内の作動流体が隙間S1から漏れ出すことを防止できる。
また前記フランジ部27の外周部及び被摺接部14間に蛇行した微小隙間Sを形成することも好ましい。作動室5内の作動流体がフランジ部27の外周部と被摺接部14の間の微小隙間Sから漏れ出し難くなる。
また前記フランジ部27の片側の面にロータ3のラジアル方向に伸びて各ベーン溝19の底面と同一面となる底面を有するガイド溝36を形成し、該ガイド溝36の底面を前記延長スライド面35とすることも好ましい。ベーン4をベーン溝19だけでなくガイド溝36によってもロータ3のラジアル方向にスライド自在にガイドできる。またベーン4の底面とガイド溝36の底面との間からは一層作動流体が漏れ出し難くなる。
請求項1に係る発明では、ベーンをスムーズにロータのラジアル方向にスライドでき、また作動室内の作動流体が隙間から漏れ出すことを防止でき、ポンプ性能を向上できる。
また請求項2に係る発明では、請求項1に係る発明の効果に加えて、作動室内の作動流体がフランジ部の外周部と被摺接部の間から漏れ出すことを防止でき、より一層ポンプ性能を向上できる。
また請求項3に係る発明では、請求項1又は請求項2に係る発明の効果に加えて、ベーンをロータのラジアル方向に確実に移動でき、またベーンの底面とガイド溝の底面との間からはより一層作動流体が漏れ出し難くなってポンプ性能を更に向上できる。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。図1及び図2に示す本実施形態の一例のベーンポンプ1は、ケーシング10内に形成したポンプ室2にロータ3を偏心させて収納し、先端がポンプ室2の内周面2aに摺接される複数のベーン4をロータ3に設け、ロータ3をステータ23により回転駆動することでポンプ室2の内面とロータ3の外周面3aとベーン4とで囲まれた作動室5の容積を大小変化させ、これにより作動室5を介して吸入口6cからの作動流体を吐出口7cから排出するものである。なお以下ではロータ3のスラスト方向(ロータ3の軸方向)の一方を上方、反対側の他方を下方として説明する。
ロータ3を収納するケーシング10は上ケース11と下ケース12で構成してある。上ケース11は下方に開口する上凹所15を有し、上凹所15の上部には円環状のリング材17を嵌入している。下ケース12の底部には上方に向けて円筒部24を突設してあり、円筒部24をOリングからなるパッキン13を介して上凹所15の下部に嵌合することでケーシング10が形成される。リング材17の外周縁部は下方に突出してその内側に下方に開口する嵌込凹所33を形成してあり、前記円筒部24の上端部は嵌込凹所33に嵌め込まれる。
下ケース12の円筒部24内は上方に開口する下凹所16となっている。下凹所16の底部の中央には下方に開口する有底円筒状の有底筒部25を上方に向けて突設している。有底筒部25の上底部の上面中央には軸着穴21を形成し、軸着穴21には軸32の下端部を嵌入している。
リング材17の内側には平面視円形の中央孔17aを形成してあり、中央孔17aの中心は平面視円形の下凹所16の偏心位置にある。軸32はリング材17の中央孔17aの偏心位置にあり、ロータ3を回転自在に支持する。リング材17の内周部は円筒部24の内周面よりも内側に突出し、この突出部分で被摺接部14を構成している。なお、リング材17の中央孔17aは円筒部24の偏心位置にあるので、被摺接部14の円筒部24の内周面からの突出量は周方向の位置によって異なる。そして上記上凹所15と、リング材17と、下凹所16でロータ3が収納されるポンプ室2が形成される。
ロータ3は平面視円形に形成してあり、上部のロータ本体8と下部のマグネット部22で構成してある。ロータ3は、ロータ本体8の外周面8aが被摺接部14の内周面(ポンプ室2の内周面2a)に対向し、且つロータ本体8の上面(ロータ3の一方のスラスト面)が上凹所15の上底面(ポンプ室2の内底面)に近接対向するようポンプ室2に収納されている。
ロータ本体8の上面には断面コ字状のベーン溝19を周方向に等間隔で複数条(本例では4条)形成している。各ベーン溝19はロータ3のラジアル方向に伸びて放射状に形成され、ロータ本体8の外周面8aから開口している。各ベーン溝19には直方体形状のベーン4をロータ3のラジアル方向にスライド自在に収納してあり、各ベーン4の先部はロータ本体8の外周面8aから出入自在となっている。各ベーン4の上面は上凹所15の上底面に対向している。
ロータ本体8の外周面8aの下端部には周方向の全長に亘ってフランジ部27を一体に突出している。フランジ部27の上側の面は各ベーン溝19の底面と同一面に形成してあり、フランジ部27の上面の周方向において各ベーン溝19に対応する部分は延長スライド面35となっている。即ち延長スライド面35は各ベーン溝19の底面をロータ3のラジアル方向の外側に延長したものであり、これにより各ベーン4はベーン溝19の底面及び延長スライド面35上をスライドできるようになっている。またフランジ部27の外周部はリング材17の内周面よりも外側に突出し、その上面が被摺接部14の下面に対向している。
マグネット部22は円筒状の永久磁石で構成してあり、下凹所16の内周面と有底筒部25の間に形成された円環状の溝部30内に収納してある。マグネット部22の上端はロータ本体8の外周部(フランジ部27の外周部)に接続してあり、ロータ本体8の下面は外周部を除いてマグネット部22に覆われず露出している。ロータ本体8の中心には上下に貫通する軸受孔29を穿設してあり、軸受孔29には回転自在となるように前記軸32を挿入してあり、これによりロータ3は軸32を中心に回転自在となっている。ロータ本体8の上面及び下面の夫々の中央部には軸受孔29の周縁部を構成する軸状突部9a、9bを突設している。各軸状突部9a、9bと、上凹所15の上底面又は下凹所16の底面との間には、軸32を貫通させた受板18を配置している。各軸状突部9a、9bが受板18を介して上凹所15の上底面又は下凹所16の底面と当接した状態では、ロータ3は上凹所15の上底面や下凹所16の底面に接触しないようになっている。
上ケース11には吸入用孔6a及び吐出用孔7aを形成し、またリング材17には吸入用孔6a及び吐出用孔7aの夫々をポンプ室2に連通させる吸入流路6b及び吐出流路7bを形成している。吸入用孔6a及び吸入流路6bで作動流体を作動室5に引き込む吸入経路6を構成し、また吐出用孔7a及び吐出流路7bで作動流体を作動室5から排出する吐出経路7を構成してあり、このようにケーシング10内にポンプ室2に至るように設けた吸入経路6及び吐出経路7の夫々の下流側端部が吸入口6c及び吐出口7cとなっている。また吸入経路6の入口部及び吐出経路7の出口部は上ケース11の同一の側面から同一方向に突出している。
下ケース12の下面には有底筒部25の内側の空所からなるステータ収納凹所34を形成してあり、ステータ収納凹所34にはステータ23を配設している。そして、このようにポンプ室2外に配置したステータ23の電磁力により、ケーシング10を介してポンプ室2内のロータ3を図1の矢印aに示す方向に回転駆動できるようになっている。
ロータ3をステータ23にて回転駆動すると、各ベーン4はロータ3の回転による遠心力の作用を受けてロータ本体8の外周面8aから外方へ突出し、その先端がリング材17の内周面に摺接し、この時、ポンプ室2の内周面2a及び内底面からなる内面とロータ本体8の外周面8a及びフランジ部27とベーン4とで囲まれた複数の作動室5がポンプ室2に形成される。即ちこの場合、被摺接部14の内周面が各ベーン4の摺接面となる。
ロータ本体8はリング材17の内側に形成された平面視円形のポンプ室2の偏心位置にあるから、リング材17の内周面とロータ本体8の外周面8aとの距離はロータ3の回転位置に応じて異なると共にベーン4のロータ本体8からの突出量もロータ本体8の回転位置に応じて異なる。つまりロータ3を回転駆動すると、各作動室5はロータ3の回転方向に移動しながらその容積が大小変化し、各作動室5が吸入経路6に連通する位置にある時にはロータ3の回転に伴い容積が増大し、吐出経路7に連通する位置にある時にはロータ3の回転に伴い容積が減少する。これにより作動流体が吸入経路6からこれに連通する作動室5内に流入し、この作動室5内で圧縮された後に吐出経路7から吐出されてポンプとして機能する。
上記のように本例のベーンポンプ1は、ロータ3の外周面3aから突設したフランジ部27の片側の面に各ベーン溝19の底面と同一面の延長スライド面35を形成し、フランジ部27の外周部をロータ3のスラスト方向において被摺接部14に対向する位置に配置しているので、各ベーン4がロータ3のラジアル方向にスライドする時には、常に各ベーン4の底面がロータ3に設けたベーン溝19の底面及び延長スライド面35上に接することとなる。従って、この場合、各ベーン4の底面はロータ3に対して相対的に移動するポンプ室2の内面に接触せず、各ベーン4をスムーズにロータ3のラジアル方向にスライドさせることができ、ポンプ性能を向上できる。またこの場合、フランジ部27の外周面とポンプ室2の内周面2aとの間には隙間Sが形成されるが、この隙間Sは被摺接部14の内周面よりも外側に位置することとなり、作動室5内の作動流体が隙間Sから漏れ出すことを防止できる。
次に他例のベーンポンプ1について説明する。なお以下の説明では、図2に示す一例のベーンポンプ1と同一の構成については同一の番号を付与し、重複する説明は省略する。
図3に示す本例のベーンポンプ1は、フランジ部27の外周部とこれに対向する被摺接部14間に、蛇行した微小隙間Sを形成している。図示例では、リング材17の被摺接部14の下面の内側部分に凸段部37を形成し、フランジ部27の外周縁部の上面に凸段部37に対向する凹段部38を形成し、凸段部37及び凹段部38間に上下方向に蛇行したクランク状の微小隙間Sを形成してある。このようにフランジ部27の外周部と被摺接部14間に形成した微小隙間Sを蛇行させることで、作動室5内の作動流体がフランジ部27の外周部と被摺接部14間から下凹所16側に漏れ出すことを防止でき、より一層ポンプ性能を向上できる。
次に更に他例のベーンポンプ1について説明する。なお以下の説明では図2に示す一例のベーンポンプ1と同一の構成については同一の番号を付与し、重複する説明は省略する。
図4及び図5に示す本例のベーンポンプ1は、フランジ部27の上側の面がベーン溝19の底面よりも一段高くなっており、このフランジ部27の上面の周方向における各ベーン溝19に対応する部分には各ベーン溝19の底面と同一面となる底面を有するガイド溝36を形成している。各ガイド溝36の溝幅はベーン溝19の溝幅と同じであり、即ちガイド溝36はベーン溝19をフランジ部27の外周端面に至るまで延設することで形成されている。そして本例では各ガイド溝36の底面で延長スライド面35を構成している。この構成により各ベーン溝19に収納されたベーン4をベーン溝19だけでなくガイド溝36によっても摺動自在にガイドすることができ、各ベーン4をロータ3のラジアル方向に確実に移動できる。またベーン4の底面とガイド溝36の底面との間からはより一層作動流体が漏れ出し難くなり、ポンプ性能を更に向上できる。
なお上記各例のベーンポンプ1の作動流体は、例えば水やアルコール、不凍液等の液体とするが、その他の液体であっても良い。また各例ではベーン4をロータ3の回転駆動時の遠心力で外方へ突出するようにしたが、ベーン溝19にベーン4を外方へ付勢するようなばね材26(図6参照)を介装してロータ3の回転スピードによらずにベーン4の先端をポンプ室2の内周面2aに確実に摺接するようにしてもよい。
本発明の実施形態の一例を示し、ベーンポンプの水平断面図である。 図1のA−A断面図である。 他例のベーンポンプの要部拡大断面図である。 更に他例のベーンポンプの要部拡大断面図である。 同上のB−B断面図である。 従来のベーンポンプの断面図である。
符号の説明
1 ベーンポンプ
2 ポンプ室
2a 内周面
3 ロータ
4 ベーン
5 作動室
14 被摺接部
19 ベーン溝
35 延長スライド面

Claims (3)

  1. ポンプ室に収納したロータと、ロータのスラスト面に形成した複数のベーン溝と、各ベーン溝にロータのラジアル方向にスライド自在に収納したベーンと、ポンプ室の内面とロータの外周面とベーンとで囲まれてロータの回転駆動によりその容積を大小変化させる作動室と、容積拡大過程の作動室に作動流体を流入させる吸入口と、容積縮小過程の作動室から作動流体を排出させる吐出口とを備え、ポンプ室の内周面から被摺接部を突出し、該被摺接部の内周面を各ベーンの先端が摺接する摺接面とし、ロータの外周面にフランジ部を突設し、該フランジ部の片側の面にベーン溝の底面と同一面でベーンがスライドする延長スライド面を形成し、該フランジ部の外周部をロータのスラスト方向において前記被摺接部に対向する位置に配置したベーンポンプであって、前記ロータを、スラスト方向の一側に配置される円形のロータ本体と、スラスト方向の他側に配置され、円筒状の永久磁石からなるマグネット部とで構成し、前記各ベーン溝をロータ本体のマグネット部と反対側のスラスト面に形成すると共に、前記フランジ部をロータ本体の外周面のマグネット部側の端部から突出し、マグネット部のロータ本体側の端部をフランジ部に接続し、円筒状のマグネット部の内側にマグネット部を回転駆動するステータを配設したことを特徴とするベーンポンプ。
  2. 前記フランジ部の外周部及び被摺接部間に蛇行した微小隙間を形成して成ることを特徴とする請求項1に記載のベーンポンプ。
  3. 前記フランジ部の片側の面にロータのラジアル方向に伸びて各ベーン溝の底面と同一面となる底面を有するガイド溝を形成し、該ガイド溝の底面を前記延長スライド面として成ることを特徴とする請求項1に記載のベーンポンプ。
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