JP4855417B2 - 動画像符号化装置、動画像復号装置 - Google Patents

動画像符号化装置、動画像復号装置 Download PDF

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Description

本発明は、動画像デ−タの高能率符号化技術を実現するための動画像符号化装置および動画像復号装置に関するものである。
動画像データの高能率符号化を実現する従来技術としては、非特許文献1に記載のH.264/AVC動画像符号化技術が挙げられる。
上記H.264/AVC動画符号化技術を適用した動画像符号化装置について、図面を参照しながら説明する。
図13は、従来技術の動画像符号化装置のブロック図である。
図13において、符号1は、符号化済みの画像を蓄積するフレームメモリ、符号2は、符号化対象の画像に用いる予測方式および予測パラメータを決定する予測方式制御部、符号3は、フレームメモリ1に蓄積された符号化済み画像から予測画像を生成する予測画像生成部、符号4は、符号化対象の画像と予測画像の差分画像を生成する差分画像生成部、符号5は、差分画像を直交変換する直交変換部、符号6は、直交変換部5の出力データを量子化し予測残差データを出力する量子化部、符号7は、量子化部6と逆の操作によって入力データを逆量子化する逆量子化部、符号8は、直交変換部5と逆の操作によって入力データを逆直交変換する逆変換部、符号9は、逆変換部8の出力データと予測画像を合成する画像合成部、符号10は、量子化部6の出力する2次元データをジグザグスキャンすることで1次元データ列に並べ替えるデータスキャン部、符号11は、予測方式、予測パラメータ、及び、予測残差データを個々の要素別に可変長符号化する可変長符号化部である。
上記構成の動画像符号化装置の動作について、図13に加え、図14の動作フロー図を参照しながら説明する。なお、本動画像符号化装置は、画像を16x16画素の矩形領域からなるマクロブロック毎に以下の処理を行うものとする。
STEP1) 予測方式制御部2は、符号化対象マクロブロックに用いる予測方式および予測パラメータを決定する(S101)。
ここで、予測方式は、画面内予測、画面間予測(前方予測、後方予測、双方向予測)のいずれか1つを選択する。
また、予測パラメータとして、予測を行う単位(マクロブロック分割パターン)、画面内予測の場合は、複数ある画面内予測方法のいずれを適用するか、画面間予測の場合は、動きベクトル、予測に用いる参照画像の組み合わせが決定される。なお、予測方式および予測パラメータの決定方法は、全ての予測方式および予測パラメータの組み合わせで予測画像を予測画像生成部3にて生成し、符号化対象となる画像との相関が最も高いものを用いることが望ましいが、処理量が膨大となるため、予め選択候補となる予測方式および予測パラメータを限定し、その候補内で最も相関の高い予測画像が得られた予測方式および予測パラメータを選択する方法であっても構わない。
STEP2) 可変長符号化部11は、予測方式制御部2で決定した予測方式及び予測パラメータを要素別に可変長符号化する(S102)。
STEP3) 予測画像生成部3は、予測方式制御部2が決定した予測方式および予測パラメータに基づき当該マクロブロックの予測画像を生成する(S103)。
STEP4) 差分画像生成部4は、当該マクロブロックの画像と予測画像の差分画像を生成する(S104)。
STEP5) 直交変換部5は、当該マクロブロックの差分画像に対し、4x4画素ブロック毎に直交変換を行う(S105)。
STEP6) 量子化部6は、直交変換部5の出力する4x4ブロックデータに対し量子化を行う(S106)。
STEP7) 逆量子化部7は、量子化部6の出力する予測残差データに対し、逆量子化を行う(S107)。
STEP8) 逆変換部8は、逆量子化部7の出力する4x4ブロックデータに対し逆直交変換を行う(S108)。
STEP9) データスキャン部10は、量子化部6が出力した予測残差データをジグザグスキャンし、1次元データ列へ並べ替える(S109)。
STEP10) 可変長符号化部11は、1次元化された予測残差データの各要素を可変長符号化する(S110)。
STEP11) マクロブロックを構成する全ての4x4画素ブロックについてSTEP5〜10を繰り返す(S111)。
STEP12) 画像合成部9は、逆変換部8の出力データと予測画像生成部3で生成された予測画像を合成し、合成した画像を符号化し、符号化済の画像として以降の符号化に利用するためフレームメモリ1に蓄積する(S112)。
STEP13) 符号化対象の画像を構成する全てのマクロブロックについて、STEP1〜12を繰り返す(S113)。
ITU-T Recommendation H.264:"Advanced Video Coding for generic audiovisual services" (2003)
以上説明したように、従来の動画像符号化装置においては、16x16画素の矩形領域からなるマクロブロックを処理単位として、符号化情報(予測方式、予測パラメータ、予測残差データ等)の符号化が行われる。マクロブロックサイズは、空間解像度の低い画像を符号化する場合も、空間解像度の高い画像を符号化する場合でも一定である。しかしながら、一般に空間解像度が高くなるほど、符号化対象となる画像の空間的な相関は高くなるため、符号化情報についても隣接マクロブロック間で高い相関を示す傾向がある。
したがって、従来の動画像符号化装置では、マクロブロックサイズよりも広い範囲で高い相関の現れるような高解像度の画像を符号化する場合では、広範囲での空間的な相関を活かした符号化を行うことができないといった問題が生じる。
本発明は、上記の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、マクロブロックサイズよりも広い範囲で高い相関の現れるような高解像度の画像を符号化する場合であっても、広範囲での空間的な相関を活かした符号化を行うことができる動画像符号化装置を提供することにある。
本発明に係る動画像符号化装置は、上記課題を解決するために、画像を複数のブロックに分割し符号化する動画像符号化装置において、前記各ブロックの符号化にそれぞれ必要な符号化情報を記憶する一時記憶手段と、前記一時記憶手段に記憶された複数の符号化情報に対して、M×Nブロック(M,Nは任意の整数)を一単位として符号化を行う符号化手段とを備えていることを特徴としている。
前記符号化手段は、具体的には、前記一時記憶手段に記憶されたM×Nブロックの符号化情報を、所定の走査手順で走査して1次元データ列に変換するデータ列変換手段と、変換後の1次元データ列から所定の規則で複数の1次元データ列を生成するデータ列生成手段と、生成した複数の1次元データ列を所定の並べ替え規則で並べ替えるデータ並べ替え手段と、並べ替えられた1次元データ列に対して可変長符号化を行う可変長符号化手段とを備えているのが好ましい。
また、前記データ列変換手段は、前記符号化情報の種類毎に、異なる走査順序で1次元データ列への変換を行ってもよい。
また、前記データ並べ替え手段は、BWT(Burrows-Wheeler Transform)を用いて、1次元データ列の並べ替えを行ってもよい。
前記データ並べ替え手段は、符号化対象の空間解像度が所定の閾値未満の場合、M1×N1ブロック毎に前記1次元データ列の並べ替えを行い、符号化対象の空間解像度が所定の閾値以上の場合、M2×N2ブロック毎に前記1次元データ列の並べ替えを行うとき、ブロックサイズの関係がM1×N1<M2×N2を満たすようにしてもよい。
前記符号化情報は、符号化対象となる動画像に適用する予測方式を示すデータ、および当該予測方式と共に用いる予測パラメータ、および符号化対象となる動画像に当該予測方式を適用して求められる予測残差データのすくなくとも一つであることが望ましい。
本発明の動画像復号装置は、上記の課題を解決するために、前記動画像符号化装置によって符号化された動画像データを復号する動画像復号装置において、M×Nブロック(M,Nは任意の整数)を一単位として符号化された符号化情報を復号する復号手段を備えていることを特徴としている。
また、前記復号手段は、符号化された符号化情報を可変長復号する可変長復号手段と、可変長復号された符号化情報から複数の1次元データ列を生成するデータ列生成手段と、生成した複数の1次元データ列を所定の並べ替え規則で並べ替えるデータ並べ替え手段と、並べ替えられた1次元データ列を、M×Nブロックの符号化情報を走査して得られる1次元データ列に変換するデータ列変換手段とを有してもよい。
前記データ列変換手段は、前記符号化情報の種類毎に、異なる逆走査順序で1次元データ列に変換してもよい。
前記データ並べ替え手段は、逆BWT(Burrows-Wheeler Transform)を用いて1次元データ列の並べ替えを行ってもよい。
前記データ並べ替え手段は、符号化対象の空間解像度が所定の閾値未満の場合、M1×N1ブロック毎に前記1次元データ列の並べ替えを行い、符号化対象の空間解像度が所定の閾値以上の場合、M2×N2ブロック毎に前記1次元データ列の並べ替えを行うとき、ブロックサイズの関係がM1×N1<M2×N2を満たすのが望ましい。
前記符号化情報は、符号化対象となる動画像に適用する予測方式を示すデータ、および当該予測方式と共に用いる予測パラメータ、および符号化対象となる動画像に当該予測方式を適用して求められる予測残差データのすくなくとも一つであることが望ましい。
本発明に係る動画像符号化装置は、以上のように、画像を複数のブロックに分割し符号化する動画像符号化装置において、前記各ブロックの符号化にそれぞれ必要な符号化情報を記憶する一時記憶手段と、前記一時記憶手段に記憶された複数の符号化情報に対して、M×Nブロック(M,Nは任意の整数)を一単位として符号化を行う符号化手段とを備えていることで、空間解像度の違いによる隣接ブロック間の相関の高さを考慮した符号化が可能となり、この結果、低解像度の画像から高解像度の画像まで幅広く符号化を行うことができるという効果を奏する。
また、本発明に係る動画像復号装置は、本発明に係る動画像符号化装置によって符号化された高効率の動画像符号化データを復号・再生することが可能である。
〔実施形態1〕
本発明の第1の実施形態の動画像符号化装置について図面を参照しながら説明する。図1は本実施形態における動画像符号化装置のブロック図である。
図1において、符号12は、複数マクロブロックの符号化情報(予測方式、予測パラメータ、予測残差データ)を一時保存するためのバッファメモリ、符号13は、バッファメモリに記録された符号化情報(予測方式、予測パラメータ、予測残差データ)を所定の方法で並べ替えるデータソート部、符号14は、データソート部13の出力結果を可変長符号化する可変長符号化部である。上記データソート部13および可変長符号化部14によって、バッファメモリ12に記憶された複数の符号化情報(予測方式、予測パラメータ、予測残差データ)に対して、M×Nブロック(M,Nは任意の整数)を一単位として符号化を行う符号化部(符号化手段)100を構成している。
なお、従来技術の動画像符号化装置(図13)と同一機能を有するブロックについては、名称および符号を同一とし説明を省略する。
上記構成の動画像符号化装置の動作の概要について図1に加え、図2の動作フロー図を参照して説明する。
STEP1) 予測方式制御部2は、符号化対象マクロブロックに用いる予測方式および予測パラメータを決定する(S1)。
予測方式および予測パラメータの決定方法については、従来技術の動画像符号化装置と同様であり、説明を省略する。なお、決定した予測方式および予測パラメータはバッファメモリ12に記録される。
STEP2) 予測画像生成部3は、予測方式制御部2が決定した予測方式および予測パラメータに基づき当該マクロブロックの予測画像を生成する(S2)。
STEP3) 差分画像生成部4は、当該マクロブロックの画像と予測画像の差分画像を生成する(S3)。
STEP4) 直交変換部5は、当該マクロブロックの差分画像に対し、4x4画素ブロック毎に直交変換を行う(S4)。
STEP5) 量子化部6は、直交変換部5の出力する4x4ブロックデータに対し量子化を行う。出力される予測残差データは、バッファメモリ12に記録される(S5)。
STEP6) 逆量子化部7は、量子化部6の出力する予測残差データに対し、逆量子化を行う(S6)。
STEP7) 逆変換部8は、逆量子化部7の出力する4x4ブロックデータに対し逆直交変換を行う(S7)。
STEP8) マクロブロックを構成する全ての4×4画素ブロックについて、STEP4〜7を繰り返す(S8)。
STEP9) 画像合成部9は、逆変換部8の出力データと予測画像生成部3で生成された予測画像を合成し、生成された画像を以降の符号化に利用するためフレームメモリ1に蓄積する(S9)。
STEP10) 符号化対象の画像を構成する全てのマクロブロックについて、STEP1〜9を繰り返す(S10)。
STEP11) データソート部13は、M×Nマクロブロック(M,Nは所定の整数)からなるマクロブロック群を単位としてバッファメモリ12に記録された予測方式、予測パラメータ、および予測残差データのそれぞれを所定の手順で並べ替える(S11)。なお、データソート部13の詳細については後述する。
STEP12) 可変長符号化部14は、データソート部13が出力する予測方式、予測パラメータおよび予測残差データのそれぞれをマクロブロック群単位で可変長符号化する(S12)。なお、可変長符号化部14の詳細についても後述する。
STEP13) 符号化対象の画像を構成する全てのマクロブロック群の符号化が終わるまで、STEP1〜12を繰り返す(S13)。
以上の手順により、本実施形態の動画像符号化装置では動画像データの符号化が行われる。なお、上述の説明では、STEP11、12において、予測方式、予測パラメータ、及び予測残差データをマクロブロック群単位で並べ替え、それぞれ可変長符号化するとして説明したが、符号化情報の一部(例えば予測残差データ)は、データソート部13を介さず、各マクロブロック毎にバッファメモリ12から可変長符号化部14へ入力し、従来技術と同様に、マクロブロック単位の符号化を行う構成であっても構わない。
次に、上記データソート部13の詳細について説明する。
データソート部13は、所定のマクロブロック群の入力データに対してBWT(Burrows-Wheeler Transform)を用いて、効率的な可変長符号化が可能なデータ列へ変換する。
BWTは、1次元データ列を対象とした変換であって、例えば、“0,1,0,1,0,1,…”というように繰り返し同じパターンが現れるデータ列を入力した場合、出力データ列では入力データ列に比べ、同一値を持つ要素が連続しやすいといった性質を備えた変換である。したがって、一連の同一値を持つ要素に対して一括して符号割り当て(例えばランレングス符号)を行うことで、効率的な可変長符号化を行うことが可能である。
予測方式のように1マクロブロックに対し1要素からなるデータを扱う場合、マクロブロック群を例えば図3(a)に示すような4×4マクロブロック(MB0〜MB15)として処理するならば、図3(b)〜図3(g)に示すような走査パターンのいずれか1つを用いて、入力データを1次元データ列へ変換すれば、隣接マクロブロック間の相関によって繰り返し同じパターンが現れ易くなるため、BWTの適用によって出力データ列で同一値を持つ要素が連続し易くなり、効率の良い符号化が可能となる。
同様に、マクロブロック群を8×8マクロブロックとして処理するならば、図4(a)〜図4(f)に示すような走査パターンのいずれか1つを用いれば、BWT後の出力データ列で、同一値を持つ要素が連続し易くなることが期待できる。
なお、隣接マクロブロック間での符号化情報の相関の強さは、符号化対象となる画像の空間解像度に応じて異なるため、データソート部13の処理単位であるマクロブロック群のサイズおよび走査パターンは、予め複数の画像の符号化シミュレーションを行い、最も性能の良い組み合わせを用いることが望ましく、例えば、低解像度の画像を符号化する場合は、4x4マクロブロックを処理するマクロブロック群とし、高解像度の画像を符号化する場合には、8x8マクロブロックを処理するマクロブロック群とすれば、空間解像度の違いによる隣接マクロブロック間の相関の高さを考慮した効率的な符号化が可能である。また符号化情報の相関の高さは、符号化対象の画像毎でも異なるため、予め複数の組み合わせを用意し、画像に応じて符号化に使用する組み合わせを適応的に選択可能な構成としても構わない。また、符号化情報の要素(予測方式、予測パラメータ、予測残差データ)毎でも相関の強さが異なるため、符号化情報の要素毎にマクロブロック群のサイズ、走査パターンを用いる構成であっても構わない。
図5に具体的なデータソート部の動作例を示す。なお、図5(a)は、データソート部13への入力データの例を示し、ここでは、4x4マクロブロックのそれぞれに、要素値0〜2を持つデータが存在している例を示している。例えば、各要素値が予測方式を表し、0:前方予測、1:後方予測、2:画面内予測を示すものとする。
STEP1) 図5(a)に対し、前述の図3(b)に示す走査パターンを適用すると、図5(b)の1次元データ列S0が得られる。
STEP2) S0の要素を1要素ごと左にシフトし、先頭要素を最後尾へ巡回させて、1次元データ列S1を生成する。同様の操作を繰り返して、S1〜S15を生成する(図5(c))。
STEP3) S0〜S15を下記の条件で昇順にソートする(図5(d))。
2つの1次元データ列Sa:=Ea0、Ea1、Ea2、・・・、Ea15、Sb:=Eb0、Eb1、・・・、Eb15に対し、
条件1:Ea0 < Eb0 ならばSa < Sb
条件2:Eai = Ebi (0≦i<i<jを満たす任意のi)、かつ、Eaj<EbjならばSa<Sb
STEP4) ソートされたS0〜S15の最後尾の要素を順に出力データ列とし、復号に必要な付加情報としてソート結果におけるS0の順位を出力する(図5(e))。
以上の説明では、1マクロブロックに1要素からなるデータをデータソート部13で扱う場合について説明したが、1マクロブロックに複数の要素が存在するデータについても同様に取り扱うことができる。
例えば、画面内予測における予測パラメータである予測方法は、1つのマクロブロックを図6(a)に示す例のように、4×4サブマクロブロック(B0〜B15)に分割したサブマクロブロック毎にデータが存在するが、マクロブロック単位での走査パターンと同様、隣接サブマクロブロック間の相関を考慮して、図6(b)〜図6(g)に示すようなパターンを用いればよい。
また、フレーム間予測の予測パラメータである動きベクトルや参照画像の指定のように、可変サイズのサブマクロブロック毎にパラメータが存在する場合も同様である。例えば、図7(a)に示すような可変サイズのサブマクロブロックB0〜B4が存在する場合、走査パターン自体は、固定サイズのサブブロックでの例(図6)と同様に定め、重複したサブマクロブロックを走査した場合、2度目以降の走査を無視すればよい。例えば、図7(b)の走査パターンの場合であれば、B0、B1、B2、B3、B4を出力、図7(c)の場合、B0、B4、B1、B2、B3を出力、図7(d)の場合、B0、B1、B4、B3、B2を出力するといった具合である。
また、予測残差データの場合も、同様に隣接ブロック間の同一周波数成分に高い相関があると考えられることから、図8に示す例のように、4つの隣接ブロック(B0、B1、B4、B5)に存在する16x4要素の予測残差データの操作順序を図中の数値の順で示す通り、低周波成分から高周波成分に向かって走査し、同様の走査を残りのブロックにも適用すれば良い。
次に、可変長符号化部14の詳細について説明する。本実施形態の可変長符号化部14は、前述の通り、データソート部13が出力するデータ列が同一値を持つ要素が連続し易い性質を利用して、ランレングス符号化により効率的な可変長符号化を行う。なお、ランレングス符号化するにあたり、各要素の符号化には、下記の表1のゴラム符号や、ハフマン符号、算術符号等いずれの可変長符号化を用いても構わない。
Figure 0004855417
具体的な可変長符号化部14の動作例として、データソート部13の説明で使用した図5の出力結果を可変長符号化する場合について説明する。また、説明のため、各要素の符号化には、表1のゴラム符号を用いる。なお、表1のゴラム符号を用いて符号化する場合、予め各要素値の出現確率が、要素値0の場合が最も高く、要素値が大きくなるにつれて出現確率が低くなるよう定めることで効率的な符号化が可能となる。
データ列"2、2、2、2、0、0、0、0、0、0、0、2、1、1、1、0"を要素値、ラン長の繰り返しで表すと、"2、4、0、7、2、1、1、3、0、1"となる。これに対し表1の符号語を割り当てる。ただし、ラン長0は存在しないので、ラン長−1を要素値として符号語の割り当てを行うと、
"011、00100、1、00111、011、1、010、011、1、1"となる。さらに、S0のソート結果の順位である0を表1に当てはめて符号化して、
"011、00100、1、00111、011、1、010、011、1、1、1"の計27ビットが可変長符号化部14の出力となる。
参考までに、従来技術と同様、図5における入力データ列S0="0、0、1、2、0、0、1、2、0、0、1、2、0、0、2、2"の各要素を個別に表1を用いて可変長符号化した場合、"1、1、010、011、1、1、010、011、1、1、010、011、1、1、011、011"の計32ビットが必要であり、本実施形態の動画像符号化装置による可変長符号化の方が、5ビット符号化効率が良いことがわかる。
また、出現する要素値を予測することで、さらなる符号化効率の改善が期待できる。
例えば、予測を用いた符号化の手順は下記の通りである。
STEP1) 予測値の候補列を、要素値の大きい順で初期化する。予測値の候補列は、先頭に近いほど出現確率が高く、最後尾に近いほど出現確率が低いことを示す。
STEP2) 入力データ列の先頭要素値が、予測値の候補列の何番目に現れるかを検索する。
STEP3) 検索して得られた予測値のインデックスとラン長-1を出力し、それぞれを可変長符号化する。
STEP4) 予測値の候補列の先頭から、STEP2でえられた予測値のインデックスまでの予測候補を予測候補列の最後尾に移動する。
STEP5) 入力データ列の全てのデータ列が符号化されるまでSTEP2〜4を繰り返す。
図9は、上述の手順に従って、前述のデータ列"2、2、2、2、0、0、0、0、0、0、0、2、1、1、1、0"を符号化した場合の例であり、出力結果として、"1、00100、010、00111、1、1、1、011、1、1"が得られている。これにS0のソート結果の順位である0の符号化結果を加えると、"1、00100、010、00111、1、1、1、011、1、1、1"の計23ビットとなり、前述の単純なランレングス符号化に比べても効率的な符号化が行われることがわかる。
以上説明したように、本実施形態の動画像符号化装置では、マクロブロックあるいはサブマクロブロック間の相関を利用して、可変長符号化を行うことで、従来の動画像符号化装置に比べ符号化効率を高めることができる。
〔実施形態2〕
次に、本発明の他の実施形態として、前記実施形態1の動画像符号化装置で符号化された符号化データを復号する動画像復号装置について説明する。
図10は、本実施形態の動画像復号装置を示すブロック図である。
図10において、符号15は、符号化データを可変長復号する可変長符号復号部、符号16は、可変長復号で得られた1次元データ列を所定の操作で並べ替え、マクロブロック毎のデータへ復元するデータ逆ソート部である。
なお、実施形態1の動画像符号化装置と同一機能を有するブロックについては、名称および符号を同一とし説明を省略する。
次に、本実施形態の動画像復号装置の動作について、図10に加え図11の動作フローを参照しながら以下説明する。
STEP1) 可変長符号復号部15は、符号化データを可変長復号し、図1に示す動画像符号化装置においてデータソート部13の出力状態の予測方式、予測パラメータ、予測残差データを復元する。可変長符号復号部15の詳細については後述する(S1)。
STEP2) データ逆ソート部16は、可変長復号部15から入力される1次元データ列(符号化情報)を所定の手順で2次元データ列に並べ替え、バッファメモリ12に記録する(S2)。なお、バッファメモリ内記録されるデータ格納形式は、実施形態1の動画像符号化装置におけるバッファメモリ内のデータ格納形式と同一であり、データ逆ソート部16の動作の詳細についても後述する。
STEP3) 画面を構成する全てのマクロブロック群のデータが復元されるまでSTEP1〜2を繰り返す(S3)。
STEP4) 逆量子化部7は、バッファメモリ12から予測残差データを入力し、逆量子化を行う(S4)。
STEP5) 逆変換部8は、逆量子化部7の出力する4x4ブロックデータに対し逆直交変換を行う(S5)。
STEP6) マクロブロックを構成する全ての4x4画素ブロックについて、STEP4〜5を繰り返す(S6)。
STEP7) 予測画像生成部3は、バッファメモリ12から予測方式、予測パラメータを読み出し、フレームメモリ1に蓄積された復号済み画像を元に予測画像を生成する(S7)。
STEP8) 画像合成部9は、逆変換部8の出力データと予測画像生成部3で生成された予測画像を合成し、生成された画像を以降の復号に利用するためフレームメモリ1に蓄積すると共に、外部へ出力する(S8)。
STEP9) 画像を構成する全てのマクロブロックに対しSTEP4〜8を繰り返す(S9)。
次に、上記可変長符号復号部15について、詳細を説明する。
可変長符号復号部15の動作は、前述の実施形態1における可変長符号化部14の逆の操作を行う。
前述の単純ランレングスによる符号化が行われた符号化データを復号する場合は、入力符号化データ列"011、00100、1、00111、011、1、010、011、1、1、1"を前述の表1に当てはめて、"2、3、0、6、2、0、1、3、0"が得られ、ランの復元、及び、S0の順位を分離して、データ列"2、2、2、2、0、0、0、0、0、0、0、2、1、1、1、0"、S0の順位:0を復号完了する。
また、予測値を利用した符号化を行った場合は、次の手順で復号する。
STEP1) 予測値の候補列を符号化と同じく要素値の大きい順で初期化する。
STEP2) 予測値のインデックスおよびラン長を表1の符号割り当てに基づき復号する。
STEP3) 予測の候補列におけるSTEP2で得られた予測値のインデックスが指す値を要素値として復号する。
STEP4) 符号化と同様に予測値のインデックスに基づき予測の候補列を更新する。
STEP5) 全ての要素が復号されるまでSTEP1〜4を繰り返し。
STEP6) S0の順位を表1の符号割り当てに基づき復号して復号を完了する。
次に、データ逆ソート部16の動作について、前述のデータソート部の動作説明で用いた例(図5)を復元する場合について、図12を参照しながら説明する。なお、データ逆ソート部16には、図12(a)に示すデータ列とS0の順位が入力されるものとして以下説明する。なお、この入力データは、前述のデータソート部の出力結果図5(e)と同一である。
STEP1) 図5(d)におけるS0〜S15の最後尾の要素値は入力データ列を順位0〜15の順に割り当てることで復元される(図12(b))。
また、図5(d)におけるS0〜S15の先頭要素は、入力データ列を昇順に並べ替えることで得られる。なお、S0以外のS1〜S15がどの順位であるかはこの時点では不明である。
STEP2) 図12(c)におけるS0〜S15の最後尾の要素を上位の要素から(図の上から順に)e0、e1、…、e15とする。e0からe15まで順に同一要素値を持つS0〜S15の先頭要素を検索し、同一記号を割り当てる。なお、同一の要素値が複数存在する場合は、上位の要素に同一記号を割り当てる。
STEP3) S0〜S15の最後尾以外の要素を全て1つ後ろへシフトし、先頭に最後尾の要素を先頭に移動する(図12(d))。この操作によって、e0、e1、....、e15のそれぞれの要素に、どの要素が続くのかが判明する。
STEP4) 図12(d)で得た情報を基にS0の3番目〜14番目の要素を決定する(図12(e))。
STEP5) S0の各要素に割り当てた記号を対応する要素値に置き換える(図12(f))。
STEP6) 前記実施の形態1の動画像符号化装置で用いた走査パターンを用いて1次元データを逆に2次元データへ変換し、MxNマクロブロックにおける符号化情報の各要素値を復元し、バッファメモリ12へ出力する(図12(g))。
以上説明した動作によって実施形態1の動画像符号化装置で生成した符号化データを復号することが可能である。
なお、上述の説明では、マクロブロックサイズおよびサブマクロブロックサイズとして、従来技術と同じサイズを用いたが、異なるサイズを用いた構成であってもかまわない。また、符号化情報の要素(予測方式、予測パラメータ、予測残差データ)毎にマクロブロック群のサイズが異なる構成であっても構わない。
また、本発明の動画像符号化方法は、画像を複数のブロックに分割し符号化する動画像符号化方法において、前記各ブロックの符号化にそれぞれ必要な符号化情報を一時的に記憶するステップと、前記ステップにおいて記憶された複数の符号化情報に対して、M×Nブロック(M,Nは任意の整数)を一単位として符号化を行うステップとを含むことを特徴としている。
前記符号化を行うステップは、前記一時的に記憶されたM×Nブロックの符号化情報を、所定の走査手順で走査して1次元データ列に変換するデータ列変換ステップと、変換後の1次元データ列から所定の規則で複数の1次元データ列を生成するデータ列生ステップと、生成した複数の1次元データ列を所定の並べ替え規則で並べ替えるデータ並べ替えステップと、並べ替えられた1次元データ列に対して可変長符号化を行う可変長符号化ステップとを有することを備えていることを特徴としている。
本発明の動画像復号方法は、前記動画像符号化方法によって符号化された動画像データを復号する動画像復号方法において、M×Nブロック(M,Nは任意の整数)を一単位として符号化された符号化情報を復号するステップを含んでいることを特徴としている。
本発明の動画像復号方法は、前記動画像符号化方法によって符号化された動画像データを復号する動画像復号方法において、M×Nブロック(M,Nは任意の整数)を一単位として符号化された符号化情報を復号する復号ステップを含み、前記復号ステップは、符号化された符号化情報を可変長復号する可変長復号ステップと、可変長復号された符号化情報から複数の1次元データ列を生成するデータ列生成ステップと、生成した複数の1次元データ列を所定の並べ替え規則で並べ替えるデータ並べ替えステップと、並べ替えられた1次元データ列を、M×Nブロックの符号化情報を走査して得られる1次元データ列に変換するデータ列変換ステップとを有することを特徴としている。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
最後に、動画像符号化装置の各ブロック、特にデータソート部13および可変長符号化部14は、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、動画像符号化装置は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、上記プログラムを格納したROM(read only memory)、上記プログラムを展開するRAM(random access memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである動画像符号化装置の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記動画像符号化装置に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、動画像符号化装置を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
高精細動画像データの高能率符号化が必要とされる装置、例えばHDTV等の録画再生装置にも適用できる。
本発明の実施形態を示すものであり、動画像符号化装置の要部構成を示すブロック図である。 図1に示す動画像符号化装置による符号化処理の流れを示すフローチャートである。 (a)は4×4のマクロブロックの一例を示す図であり、(b)〜(g)は(a)で示したマクロブロックの走査パターンを示す図である。 (a)〜(f)は8×8のマクロブロックの走査パターンを示す図である。 (a)〜(d)は図1に示す動画像符号化装置に備えられたデータソート部によるデータソート処理の流れを示すフローチャートである。 (a)は4×4の固定サイズのマクロブロックの一例を示す図であり、(b)〜(g)は(a)で示したマクロブロックの走査パターンを示す図である。 (a)は可変サイズのマクロブロックの一例を示す図であり、(b)〜(g)は(a)で示したマクロブロックの走査パターンを示す図である。 予想残差データの走査パターンの例を示す図である。 図1に示す動画像符号化装置に備えられた可変長符号化部による可変長符号化方法の一例を示す図である。 本発明の他の実施形態を示すものであり、動画像復号装置の要部構成を示すブロック図である。 図10に示す動画像復号装置の復号処理の流れを示すフローチャートである。 (a)〜(g)は図10に示す動画像復号装置に備えられたデータ逆ソート部によるデータ逆ソート処理の流れを示す図である。 従来の動画像符号化装置の要部構成を示すブロック図である。 図13に示す動画像符号化装置の符号化処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 フレームメモリ
2 予測方式制御部
3 予測画像生成部
4 差分画像生成部
5 直交変換部
6 量子化部
7 逆量子化部
8 逆変換部
9 画像合成部
12 バッファメモリ(一時記憶手段)
13 データソート部(データ並べ替え手段)
14 可変長符号化部
15 可変長符号復号部
16 データ逆ソート部(データ並べ替え手段)
100 符号化部(符号化手段)

Claims (8)

  1. 画像を複数のブロックに分割し符号化する動画像符号化装置において、
    前記各ブロックの符号化にそれぞれ必要な符号化情報を記憶する一時記憶手段と、
    前記一時記憶手段に記憶された複数の符号化情報に対して、M×Nブロック(M,Nは任意の整数)を一単位として符号化を行う符号化手段とを備え、
    前記符号化手段は、
    前記一時記憶手段に記憶された複数の符号化情報に対して、M×Nブロックの符号化情報を、所定の走査手順で走査して1次元データ列に変換するデータ列変換手段と、
    変換後の1次元データ列を所定の並べ替え規則で並べ替えるデータ列並べ替え手段と、
    並べ替えられた1次元データ列に対して可変長符号化を行う可変長符号化手段とを備えており、
    前記データ列変換手段は、
    ブロックサイズの関係がM1×N1<M2×N2を満たすとき、
    符号化対象の空間解像度が所定の閾値未満の場合M1×N1ブロック毎に前記符号化情報を1次元データ列に変換し、
    符号化対象の空間解像度が所定の閾値以上の場合M2×N2ブロック毎に前記符号化情報を1次元データ列に変換することを特徴とする動画像符号化装置。
  2. 前記データ列変換手段は、
    前記符号化情報の種類毎に、異なる走査順序で1次元データ列への変換を行うことを特徴とする請求項に記載の動画像符号化装置。
  3. 前記データ列並べ替え手段は、
    BWT(Burrows-Wheeler Transform)を用いて、1次元データ列の並べ替えを行うことを特徴とする請求項に記載の動画像符号化装置。
  4. 前記符号化情報は、符号化対象となる動画像に適用する予測方式を示すデータ、および当該予測方式と共に用いる予測パラメータ、および符号化対象となる動画像に当該予測方式を適用して求められる予測残差データのすくなくとも一つであることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の動画像符号化装置。
  5. 複数のブロックに分割された動画像データを復号する動画像復号装置において、
    M×Nブロック(M,Nは任意の整数)を一単位として符号化された符号化情報を復号する復号手段を備え、
    前記復号手段は、
    符号化された符号化情報を可変長復号する可変長復号手段と、
    可変長復号された符号化情報から複数の1次元データ列を所定の並べ替え規則で並べ替えるデータ列並べ替え手段と、
    並べ替えられた1次元データ列を、M×Nブロックの符号化情報を走査して得られる1次元データ列に変換するデータ列変換手段とを備えており、
    前記データ列変換手段は、
    ブロックサイズの関係がM1×N1<M2×N2を満たすとき、
    符号化対象の空間解像度が所定の閾値未満の場合M1×N1ブロック毎に前記符号化情報を1次元データ列に変換し、
    符号化対象の空間解像度が所定の閾値以上の場合M2×N2ブロック毎に前記符号化情報を1次元データ列に変換することを特徴とする動画像復号装置。
  6. 前記データ列変換手段は、前記符号化情報の種類毎に、異なる逆走査順序で1次元データ列に変換することを特徴とする請求項に記載の動画像復号装置。
  7. 前記データ列並べ替え手段は、逆BWT(Burrows-Wheeler Transform)を用いて1次元データ列の並べ替えを行うことを特徴とする請求項に記載の動画像復号装置。
  8. 前記符号化情報は、前記符号化情報は、符号化対象となる動画像に適用する予測方式を示すデータ、および当該予測方式と共に用いる予測パラメータ、および符号化対象となる動画像に当該予測方式を適用して求められる予測残差データのすくなくとも一つであることを特徴とする請求項5〜7の何れか1項に記載の動画像復号装置。
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