JP4855098B2 - カセット移動制限部材及び貨幣処理装置 - Google Patents

カセット移動制限部材及び貨幣処理装置 Download PDF

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本発明はカセット移動制限部材及び貨幣処理装置に関し、特に貨幣処理装置が備える隣接した2台のカセットを同時に引き出すことを防止するカセット移動制限部材及びこのカセット移動制限部材を備える貨幣処理装置に関する。
鉄道の乗車券や飲食店の食券等を自動で発券する券売機、あるいは両替機等の貨幣処理装置は、入金された貨幣を保留する保留部や釣銭を収容しておく容器としてのカセットを筐体内に備えているのが一般的である。このカセットは、メンテナンス時やエラー発生時等に点検しやすいように、筐体から引き出せるようになっている。また、カセットは、貨幣処理装置の処理能力の多様化等の要請から貯留可能な貨幣の収納量を増加させる傾向にあり、貨幣の収納量の増加に伴ってカセットの重量は思いのほか大きくなる。それゆえ、大きな重量となった複数のカセットが筐体から同時に引き出されると、筐体に片持ち状の荷重が掛かり、筐体に過大な応力が発生することとなる。このような事情から、筐体に過大な応力を発生させるような重量を有するカセットが引き出される数を最小限にとどめるのが好ましい。
大きな重量のカセットが引き出される数を最小限にとどめるために、典型的には、1台のカセットが引き出された状態でさらに隣接した別のカセットが引き出されることを阻止するために、貨幣処理装置には2台のカセットが引き出されるのを防止する引出防止金具が取り付けられるのが一般的である。図8に従来の引出防止金具90を示す。引出防止金具90は、L字型の可動金具91と、可動金具91を揺動可能に支持する固定金具92とを有する。そして、2台のカセットの各々には、互いに対向する側面の適切な位置にピンPa、Pbを取り付けておく。2台のカセットが筐体に収納された状態で、ピンPa、Pbが引出防止金具90の内側(図8中では左側)に位置するようにしつつ、可動金具91を外側91aが垂直になるようにセットする(図8(a)参照)。カセットの1台が引き出されると、引き出される際にカセットに設けられたピンPaが可動金具91をその内側91bが垂直になるように動かす(図8(b)参照)。すると、残りのカセットに設けられたピンPbが可動金具91の内側91bによって止められ、残りのカセットが引き出されないようになる。
しかしながら従来の引出防止金具は、その構造上、1台のカセットが引き出された後に残りのカセットが引き出されることは阻止できるが、2台のカセットが同時に又は僅かにずれた状態で引き出された場合は2台のカセットが引き出された状態になってしまうことを阻止することができず、貨幣処理装置の筐体に過大な負荷が掛かることを避けるためには、操作する者の意識に頼らざるを得なかった。
本発明は上述の課題に鑑み、隣接する2つのカセットが同時に引き出されることを確実に防ぐことができるカセット移動制限部材及びこのカセット移動制限部材を備える貨幣処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明に係るカセット移動制限部材は、例えば図3及び図6に示すように、同一方向に略水平に往復移動が可能な2つのカセット13、14の、第1のカセット13及び第1のカセット13に隣接する第2のカセット14の移動を制限する部材であって;第1のカセット13に固着された第1の突起P1と第2のカセット14に固着された第2の突起P2とを同時に収容可能な滞留空間21sと、滞留空間21sと連通し、第1の突起P1及び第2の突起P2が同時に通過することを不可能にしつつ個別に通過することを可能にする幅を有する通過溝21rとが形成された収容部材21と;第1の突起P1及び第2の突起P2が滞留空間21sにあるときに第1の突起P1及び第2の突起P2の一方が通過溝21rを通過することを許し、第1の突起P1及び第2の突起P2のいずれか一方が滞留空間21sを出たときに滞留空間21sに残った方の突起が通過溝21rを通過することを禁止する遮断部材23とを備える。
このように構成すると、第1の突起及び第2の突起が同時に通過することを不可能にしつつ個別に通過することを可能にする幅を有する通過溝が形成された収容部材を備えるので、同じタイミングで隣接する2つのカセットが引き出されることを防ぐことができる。また、第1の突起及び第2の突起のいずれか一方が滞留空間を出たときに滞留空間に残った方の突起が通過溝を通過することを禁止する遮断部材を備えるので、一方のカセットが既に引き出されているときに他方のカセットが引き出されることを防ぐことができる。以上より、確実に、隣接する2つのカセットが同時に引き出されることを防ぐことができる。
また、請求項2に記載の発明に係るカセット移動制限部材は、例えば図6に示すように、請求項1に記載のカセット移動制限部材20において、滞留空間21sが、第1の突起P1の軌道R1及び第2の突起P2の軌道R2が進行方向に対して上下に異なる軌道を持つように配設された第1の突起P1及び第2の突起P2を同時に収容するように形成され;収容部材21が、第1の突起P1及び第2の突起P2の進行方向に対して上下に移動可能に構成されている。
このように構成すると、収容部材が第1の突起及び第2の突起の進行方向に対して上下に移動可能なので、カセットに固着されて上下に異なる軌道を持つ第1の突起及び第2の突起がスムーズに通過溝を通過することができる。
また、請求項3に記載の発明に係るカセット移動制限部材は、例えば図6に示すように、請求項1又は請求項2に記載のカセット移動制限部材20において、遮断部材23が、第1の突起P1及び第2の突起P2のいずれか一方を導入し導出する凹部23hが形成されると共に、第1の突起P1又は第2の突起P2が凹部23hに収容されつつ通過溝21rを通過するように、収容部材21に揺動可能に取り付けられて構成されている。
このように構成すると、通過溝を通過する突起のみが凹部に収容されて通過溝を通過することができる一方で、通過溝を通過しない方の突起は遮断部材によって通過溝への侵入を遮断されることとなり、一方のカセットが既に引き出されているときに他方のカセットが引き出されることを確実に防ぐことができる。
また、請求項4に記載の発明に係るカセット移動制限部材は、例えば図6に示すように、請求項3に記載のカセット移動制限部材20において、遮断部材23の凹部23hが滞留空間21s側に開口している状態又は凹部23hが滞留空間21s側とは反対側に開口している状態に保持する状態保持手段23a、23b、25を備える。
このように構成すると、遮断部材が自重や何らかの要因で発生した振動によって意図しない方向に揺動することを防ぐことができ、一方のカセットが既に引き出されているときに他方のカセットが引き出されることをより確実に防ぐことができる。
上記目的を達成するために、請求項5に記載の発明に係る貨幣処理装置は、例えば図3に示すように、貨幣を収容し第1の突起P1を有する第1のカセット13と;貨幣を収容し第2の突起P2を有する、第1のカセット13とは異なる第2のカセット14と;請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のカセット移動制限部材20とを備える。
このように構成すると、隣接する2つのカセットが同時に引き出されることがなく、筐体に過大な応力が掛からない貨幣処理装置となる。
本発明によれば、第1の突起及び第2の突起が同時に通過することを不可能にしつつ個別に通過することを可能にする幅を有する通過溝が形成された収容部材を備えるので、同じタイミングで隣接する2つのカセットが引き出されることを防ぐことができる。また、第1の突起及び第2の突起のいずれか一方が滞留空間を出たときに滞留空間に残った方の突起が通過溝を通過することを禁止する遮断部材を備えるので、一方のカセットが既に引き出されているときに他方のカセットが引き出されることを防ぐことができる。以上より、確実に、隣接する2つのカセットが同時に引き出されることを防ぐことができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、各図において、互いに同一又は相当する部材には同一あるいは類似の符号を付し、重複した説明は省略する。
まず図1〜図3を参照して、本発明の実施の形態に係る貨幣処理装置としての券売機10を説明する。券売機10は、典型的には、駅構内のきっぷ売場に設置されている、鉄道の乗車券を自動で販売する機器である。図1は券売機10の正面図、図2は券売機10の背面図、図3は券売機10の右側面図である。
図1の正面図に示す面は、乗車券の購入者が操作をする接客面10Aである。接客面10Aには、タッチパネルや押しボタンが配設された表示操作部11と、貨幣を受け入れ、釣銭や払い戻し金を放出する貨幣受渡部12とが設けられている。表示操作部11は、購入者による所望の乗車券を選択する操作を受け付け、さらに、例えば発売中、発売中止などの情報を提供することができるように構成されている。貨幣受渡部12は、硬貨を受け入れる硬貨投入口、紙幣を受け入れて釣銭や払い戻し金の紙幣を放出する紙幣投入放出口、カードを受け入れて精算処理後のカードを放出するカード投入放出口、釣銭や払い戻し金の硬貨を放出する硬貨放出口、硬貨放出口から放出された硬貨を受ける硬貨受皿、購入した乗車券を放出する放出口を含んで構成されている。なお、カードとはカード状の媒体全般をいい、例えば、乗車券や回数券等に用いられるエドモンソン券や大型券(85mm券)、定期券やプリペードカード等のPET券、ICカード、クレジットカードなどがある。
図2の背面図に示す面は、駅係員が操作をする係員操作面10Bである。なお、図2では、説明の便宜のために開閉扉(不図示)を開けた状態を示している。また、図2の紙面上方が実際に設置された券売機10の上方に相当する。係員操作面10Bからは、開閉扉(不図示)を開けた状態で、硬貨処理装置13、紙幣処理装置14、カード処理装置15、発券装置16を点検・保守できるようになっている。
硬貨処理装置13は、貨幣受渡部12(図1参照)の硬貨投入口から投入された硬貨を導入し、識別及び計数した後に内部に収納する装置であり、必要に応じて硬貨放出口に硬貨を導出できるように構成されている。紙幣処理装置14は、貨幣受渡部12(図1参照)の紙幣投入放出口に挿入された紙幣を導入し、識別及び計数した後に内部に収納する装置であり、必要に応じて紙幣投入放出口に紙幣を導出できるように構成されている。カード処理装置15は、貨幣受渡部12(図1参照)のカード投入放出口に挿入されたカードを導入し、識別及び残額を検出して精算処理をした後に、カード投入放出口にカードを導出できるように構成されている。発券装置16は、印刷部、磁気処理部、搬送部等を含んで構成されており、購入者が購入した乗車券の情報を、乗車券の一方の面に磁気で記憶させ、他方の面に視認できるように印刷して放出口に導出できるように構成されている。
また、係員操作面10Bには、表示操作部11(図1参照)とほぼ同様にタッチパネルや押しボタンが配設された、係員操作部17が設けられている。また、係員操作面10Bからは、硬貨処理装置13から回収した硬貨を貯留する金庫部18を引き出すことができるようになっている。硬貨処理装置13、紙幣処理装置14、カード処理装置15、発券装置16、金庫部18は、筐体19に収容されている。また、係員操作部17や表示操作部11(図1参照)からの入力情報を処理するコンピュータ(不図示)も筐体19に収容されている。
硬貨処理装置13及び紙幣処理装置14は、係員操作面10Bから見て、共に高さ方向及び奥行きが長い直方体を基本形状として、接客面10A(図1参照)側が硬貨受渡部12(図1参照)に対応するように張り出した形状に形成されている。硬貨処理装置13及び紙幣処理装置14は、その形状に着目すると箱(カセット)状であることから、以下の説明では硬貨処理装置13を「硬貨カセット13」と、紙幣処理装置14を「紙幣カセット14」と呼ぶこととする。硬貨カセット13は本発明の第1のカセットに、紙幣カセット14は本発明の第2のカセットに、それぞれ相当する。硬貨カセット13及び紙幣カセット14は、典型的には共に金属で形成されている。硬貨カセット13と紙幣カセット14とは、底面がほぼ同じ高さに揃い、隣接して配設されている。なお、典型的にはカード処理装置15及び発券装置16も箱(カセット)状に形成されている。
硬貨カセット13の、紙幣カセット14に対向する面の下部には、紙幣カセット14の方に向かって延びる第1の突起としての棒状のピンP1が取り付けられて固定されている。他方、紙幣カセット14の、硬貨カセット13に対向する面の下部には、硬貨カセット13の方に向かって延びる第2の突起としての棒状のピンP2が取り付けられて固定されている。硬貨カセット13と紙幣カセット14との間には、両カセット13、14の底面とほぼ同じ高さに、両カセット13、14の奥行きの方向に長いフレーム19fが設けられている。フレーム19fの上には、カセット移動制限部材としての同時引出防止部材20がビスで取り付けられている。上述のピンP1とピンP2とは、およそ同時引出防止部材20の高さの範囲内において、異なる高さで取り付けられている。なお、ピンP1、P2は、典型的には円柱状に形成されているが、角柱状に形成されていてもよい。しかしながら、同時引出防止部材20へのピンP1、P2の出し入れを円滑に行わせるという観点から、円柱状に形成されていることが好ましい。また、ピンP1、P2は、同時引出防止部材20への出し入れの衝撃に耐えうるように、硬貨カセット13、紙幣カセット14に強固に固定されている。
図3に示すように、硬貨カセット13は、ほぼ水平の往復移動により係員操作面10B側から引き出すことができるように構成されている。同様に、紙幣カセット14は、ほぼ水平の往復移動により係員操作面10B側から引き出すことができるように構成されている。硬貨カセット13及び紙幣カセット14が筐体19から引き出すことができるように構成されているのは、点検・保守の容易のためである。硬貨カセット13及び紙幣カセット14には、引き出されたときに筐体19から脱落しないようにするためのストッパ(不図示)が設けられている。なお、典型的にはカード処理装置15及び発券装置16も硬貨カセット13等と同様、点検・保守の容易のために、ほぼ水平方向の往復移動により係員操作面10B側から引き出すことができるように構成されている。
図3を参照して、上述のピンP1及びピンP2と、同時引出防止部材20との取付位置を説明すると、まず、ピンP1及びピンP2は、各カセット13、14に対し、係員操作面10Bから遠い奥側にそれぞれ取り付けられている。また、ピンP1及びピンP2が共に同時引出防止部材20に形成された滞留空間21sに収容される高さに設けられている。また、同時引出防止部材20は、両カセット13、14が筐体19に収容されたときに、各カセット13、14に対し上記の位置に取り付けられたピンP1及びピンP2のいずれもが滞留空間21sに収容される位置に取り付けられている。このような位置にピンP1、ピンP2、及び同時引出防止部材20が取り付けられていることにより、同時引出防止部材20が係員によって手動で操作されることを防止している。
ところで、硬貨カセット13の標準的な重量は、それ自体でおよそ60kg以上、内部で処理される硬貨の重量を含めるとおよそ100kg以上となる。紙幣カセット14の標準的な重量は、それ自体でおよそ40kg以上、内部で処理される紙幣の重量を含めるとおよそ42kg以上となる。図3を参照して分かるように、各カセット13、14が筐体19から引き出されると、筐体19に片持ち状の荷重が掛かる。各カセット13、14は上記のような重量であるところ、両カセット13、14が同時に引き出されると筐体19に過大な応力が発生することとなる。筐体19に発生する応力を極力小さくするという観点からすれば、両カセット13、14が同時に引き出された状態になることを回避するのが好ましい。券売機10が備える同時引出防止部材20は、両カセット13、14が同時に引き出された状態になることを防止する部材である。以下、同時引出防止部材20の詳細を説明する。
図4に、同時引出防止部材20の分解斜視図を示す。同時引出防止部材20は、硬貨カセット13(図3参照)に設けられたピンP1(図3参照)及び紙幣カセット14(図3参照)に設けられたピンP2(図3参照)を収容可能な収容部材としての収納板21と、収納板21を支える取付基台22を構成するブロック部材22A及び板金22Bと、ピンP1、P2の移動を遮る遮断部材23と、遮断部材23を収納板21に取り付ける遮断部材押さえ24と、遮断部材23が揺動した際の状態を保持する状態保持手段を構成するボールプランジャー25とを備えている。
図5に上記部材を組み立てた同時引出防止部材20の斜視図を示す。
図6に示す同時引出防止部材20の側面図及び図4の分解斜視図を参照して、同時引出防止部材20を構成する各部材を説明する。なお、図6の紙面上方が実際に設置されたときの上方に相当する。
収納板21は、板状の部材がU字形に形成された形状を有しており、内部に空間が形成されて構成されている。内部に形成された空間は、U字の上部が狭くなっている。別の表現を用いると、収納板21の外側の輪郭がU字状となっており、内側の輪郭がボトルのような形状で、その開口部が広がった形状となっている。このように形成されることにより、収納板21には、ボトルの内部に相当する位置に滞留空間21sが、ボトルのネック部に相当する位置に通過溝21rが形成されている。また、収納板21のU字の底には、揺動する際の支点となる差込ピン26を挿通する挿通孔21fが形成されている。収納板21は、組み立てられたときにU字の開口が横向きとなるように配置される。なお、U字の開口は、同時引出防止部材20が券売機10(図3参照)に取り付けられたときに、硬貨カセット13(図3参照)及び紙幣カセット14(図3参照)が引き出される方向の横向きに配置される。
滞留空間21sは、硬貨カセット13(図3参照)及び紙幣カセット14(図3参照)が筐体19(図3参照)に収容された状態で、接触しない程度に近接して上下に配設されたピンP1とピンP2とを同時に収容できるように形成されている。通過溝21rは滞留空間21sと連通している。すなわち、滞留空間21sがU字の開口の方向に向かって狭められて、通過溝21rが形成されている。通過溝21rは、ピンP1及びピンP2のうち鉛直方向の幅が大きい方のその鉛直方向の幅よりも大きく、ピンP1の軌道R1の上端とピンP1よりも下側に配設されているピンP2の軌道R2の下端との距離RWよりも小さく、結果として遮断部材23と協働してピンP1とピンP2とが同時に通過することができない幅を有している。滞留空間21sと通過溝21rとは、ピンP1、P2の接触による移動を円滑にするために、滑らかな曲線でつながれていることが好ましい。
収納板21には、U字の開口が横向きとなるように配置したときの、通過溝21rの上部に矩形の窪み21hが形成されている。また、通過溝21rと窪み21hとの間には、遮断部材23を取り付けるための押さえピン27を通す挿通孔21pが形成されている。また、窪み21hの両脇には、遮断部材押さえ24を固定するねじ29を通すねじ孔21bが形成されている。ねじ29に締結されるナットを省略するために、ねじ孔21bに雌ねじが形成されていてもよい。
収納板21は、典型的には厚みのある鋼板で形成され、表面にイオン窒化処理が施されてチッカ層が形成されることが好ましい。イオン窒化処理は、他の熱処理に比べて比較的低温で処理するため母材の変形がほとんどなく、高硬度で耐摩耗性に優れるチッカ層を形成することができる。収納板21にチッカ層が形成されることにより、上述のような重量を有する硬貨カセット13(図3参照)及び紙幣カセット14(図3参照)の筐体19(図3参照)への出し入れに伴うピンP1、P2が衝突する際の衝撃に十分耐えうるようになる。
遮断部材23は、おおよそ三角形の板状の部材に、以下に述べるような加工が施されて形成されている。おおよそ三角形の形状をした部材の最も長い辺に、ピンP1、P2の1本分が収まる窪みである凹部23hが形成され、凹部23が形成された辺に向かい合う頂部と凹部23との間に収納板21の挿通孔21pと通ずる挿通孔23pが形成され、凹部23が形成された辺に向かい合う頂部が、中心を挿通孔23pと共通にする円弧状に形成されている。また、三角状部材の最も長い辺の両端がそれぞれ外側に向かって延びており、その一端が円弧の形成された方向に角度を変えてさらに外側に延びることにより誘導端23eが形成されている。誘導端23eの反対側は、角度を変えずに延びた先端が尖った鋭端23sが形成されている。また、円弧の部分には、ボールプランジャー25と共に状態保持手段を構成する切り欠き23a、23bが形成されている。切り欠き23bは誘導端23eが形成されている側の辺の円弧に、切り欠き23aはその反対側の辺の円弧にそれぞれ形成されている。切り欠き23a、23bの深さは、ボールプランジャー25のボール25Bの半径よりも小さく、好適にはボール25Bの半径の3分の1よりも小さい。なお状態保持手段としては、鋭端23sの方が誘導端23eよりも軽く、挿通孔23pで支えたときに鋭端23sが上がっている状態で、自重や何らかの要因で発生した振動により鋭端23sが下がることがない場合は、切り欠き23aを形成しなくてもよい。反対に誘導端23eの方が軽く、上がっている誘導端23eが自重や何らかの要因で発生した振動により下がることがない場合は、切り欠き23bを形成しなくてもよい。遮断部材23も収納板21と同様に、典型的には厚みのある鋼板で形成され、表面にイオン窒化処理が施されてチッカ層が形成されることが好ましい。
遮断部材押さえ24は、おおよそL字型の金具の一面に遮断部材23の挿通孔23pと通ずる挿通孔24pが形成され、他方の面にボールプランジャー25を受け入れるプランジャーホール24hが形成されている。プランジャーホール24hには雌ねじが形成されている。プランジャーホール24hが形成された面のL字につながる辺と反対側の端部は、中央に収納板21の窪み21hと嵌合する幅を残した両端が挿通孔24pの形成された面と反対側に延びるように直角に折れ曲がって取付面24fが形成さている。取付面24fには、収納板21のねじ孔21bと通ずるねじ孔24bが形成されている。プランジャーホール24hが形成された面の、折れ曲がった面がつながる両辺の間は、遮断部材23の厚さよりも大きくなるように形成されている。
ボールプランジャー25は、中空円筒状の部材の一端が閉塞されて形成されており、円筒の外周側面に雄ねじが形成されている。中空部にはスプリング25Sを介してボール25Bが挿入されており、ボール25Bが外側に向けて付勢されるように構成されている。
取付基台22は、上述のように、ブロック部材22Aと板金22Bとの2分割で構成されている。ブロック部材22Aは、ほぼ矩形の底板22xと、底板22xの長辺の一端から垂直に延びる支持板22yとを有している。底板22xの矩形の面には、券売機10(図3参照)のフレーム19f(図3参照)に固定するための固定孔22hが形成されている。支持板22yには、収納板21の挿通孔21fに通ずる挿通孔22gが形成されている。支持板22yが延びる辺と対向する辺の部分の底板22xには、支持板22yと対向する位置に板金22Bを嵌め込むための切り欠きが形成されており、切り欠きの厚み部分にねじ28を通すためのねじ孔22kが形成されている。ねじ孔22kには雌ねじが形成されている。板金22Bは板状部材であり、収納板21の挿通孔21fに通ずる挿通孔22eと、ブロック部材22Aのねじ孔22kに通じるねじ孔22jとが形成されている。板金22Bの挿通孔22eが形成された面とねじ孔22jが形成された面との間には、ブロック部材22Aと結合したときに支持板22yとの隙間を収納板21の厚さに近づけるための段差が形成されている。ブロック部材22A及び板金22Bは、表面にイオン窒化処理が施されてチッカ層が形成されていてもよい。
以上のような構成の各部材を以下のように組み立てることで同時引出防止部材20が形成される。遮断部材23を収納板21と遮断部材押さえ24とで挟んで各挿通孔21p、23p、24pに押さえピン27を通し、遮断部材押さえ24側から遮断部材押さえ24のねじ孔24bにねじ29を通した上で収納板21のねじ孔21bに締結する。このときの遮断部材23は、凹部23hに対向する円弧状の頂部が遮断部材押さえ24のプランジャーホール24hが形成された面側にくるように、かつ、誘導端23eが収納板21のU字の開口側にくるように配置される。また、押さえピン27には、ボルトやリベットを用いてもよい。次に、遮断部材23が取り付けられた収納板21を、窪み21hが上側になるようにしてブロック部材22Aの底板22xの上に載置する。そして板金22Bをブロック部材22Aの切り欠きに嵌め込み、各挿通孔22e、21f、22gに差込ピン26を通し、板金22Bのねじ孔22jにねじ28を通した上でブロック部材22Aのねじ孔22kに締結する。このように構成された同時引出防止部材20は、収納板21が差込ピン26を中心に揺動する。つまり、収納板21は、ピンP1、P2の進行方向に対して上下に移動可能(通過溝21rがピンP1、P2の軌跡R1、R2に追従することが可能)となっている。なお、収納板21を直線的に上下させるような機構としてもよいが、本実施の形態では構造の単純化の観点から、差込ピン26を中心に揺動する機構としている。また、遮断部材23は、押さえピン27を中心に揺動する。つまり、遮断部材23は、収納板21に揺動可能に取り付けられている。
引き続き図4及び図6を参照して、券売機10(図1〜図3参照)に取り付けられた同時引出防止部材20の作用を説明する。硬貨カセット13(図3参照)及び紙幣カセット14(図3参照)が筐体19(図3参照)に収容された状態では、ピンP1及びピンP2が共に収納板21の滞留空間21sに収容されている。このとき、遮断部材23は、誘導端23eが下方に降り、鋭端23sが上方に上がって、凹部23hが形成された辺で滞留空間21sを塞ぐような状態となっている。この状態を初期の状態とする。初期の状態では、遮断部材23の切り欠き23aにボールプランジャー25のボール25Bが入り込んで付勢されているため、遮断部材23の鋭端23sが自重や何らかの要因で発生した振動で下がることが防止される。このことにより、初期状態からピンP1、P2が通過溝21rの方に動いたときにピンP1、P2が鋭端23sの上側に入り込むことを防いでいる。なお、図6では説明の便宜のために収納板21がブロック部材22Aから離れているように示しているが、実際の初期状態でピンP1が収納板21に接触していない状況においては、収納板21は自重により降下してブロック部材22Aの底板22xに接触している。
初期状態から、券売機10(図1〜図3参照)の点検・保守のために硬貨カセット13、紙幣カセット14(図3参照)を引き出す場合は以下のように作用する。ピンP1が設けられた硬貨カセット13(図3参照)を引き出す場合、硬貨カセット13を係員操作面10B(図3参照)の方に水平に動かすにつれて、ピンP1が通過溝21rに向かって動く。このときピンP1の軌道R1の高さは変わらず、収納板21の内側の輪郭がピンP1に接触してから、滞留空間21sと通過溝21rをつなぐ曲線がピンP1の上端に沿うように、収納板21が差込ピン26を中心に移動する。
ピンP1は、通過溝21rに近づいていくと遮断部材23の凹部23hに当たり、その後遮断部材23が押さえピン27を中心に鋭端23sが下方に、誘導端23eが上方に移動するように動く。このように遮断部材23が動くことにより、ボール25Bは切り欠き23aから外れ、相対的に円弧に沿って動く。切り欠き23aの深さはボール25Bの半径よりも小さいので、ピンP1が凹部23hから遮断部材23を押す力でボール25Bが切り欠き23aから外れる。ピンP1は、通過溝21rを通過する際、遮断部材23の凹部23hに収容されながら移動する。ピンP1が通過溝21rを通過すると、遮断部材23は、誘導端23eが上方に上がり、鋭端23sが下方に降りて、鋭端23sから切り欠き23aに至る辺で滞留空間21sを塞ぐような状態となる。この状態を引出状態とする。
図7に引出状態の同時引出防止部材20を示す。引出状態では、遮断部材23の切り欠き23bにボールプランジャー25のボール25Bが入り込んで付勢されているため、遮断部材23の誘導端23eが自重や何らかの要因で発生した振動で下がることが防止される。このことにより、引出状態から滞留空間21sに残ったピンP2が通過溝21rに到達することを防いで紙幣カセット14(図3参照)が引き出されることを防いでいると共に、通過溝21rから出たピンP1が誘導端23eの上方に入り込むことにより滞留空間21sに戻れなくなることを防いでいる。なお、図7に示す引出状態においても、説明の便宜のために収納板21がブロック部材22Aから離れているように示しているが、実際の引出状態でピンP1が収納板21に接触していない状況においては、収納板21は自重により降下してブロック部材22Aの底板22xに接触している。
ピンP1が滞留空間21sに戻るときは、ピンP1は収納板21のU字状の広がった開口部から通過溝21rに向かって誘導される。このとき遮断部材23は、誘導端23eが上がった状態で維持されているので、ピンP1が誘導端23eの下方に入り込む。ピンP1は、通過溝21rに至ると遮断部材23の凹部23hに当たり、その後遮断部材23が押さえピン27を中心に誘導端23eが下方に、鋭端23sが上方に移動するように動く。このとき、ボール25Bは切り欠き23bから外れ、相対的に円弧に沿って動く。ピンP1は、通過溝21rを通過する際、遮断部材23の凹部23hに収容されながら移動する。ピンP1が通過溝21rを通過すると、遮断部材23は、鋭端23sが上方に上がり、誘導端23eが下方に降りて、凹部23hが形成された辺で滞留空間21sを塞ぐ初期の状態に戻る。このように、ピンP1が滞留空間21sから外に出るのを可能にしつつ残ったピンP2が外に出るのを不可能にすることで、2つのカセット13、14(図3参照)が同時に引き出されることを防いでいる。逆に、同じような要領で、ピンP2が滞留空間21sから外に出るのを可能にしつつ残ったピンP1が外に出るのを不可能にすることができることはいうまでもない。
なお、2つのカセット13、14(図3参照)を同時に引き出そうとしても、通過溝21rの幅が1本のピンしか通すことができないので、2本のピンP1、P2が同時に通過溝21rを通過することがなく、同時に引き出すことができない。また、2本のピンP1、P2を平面上で少しずらして通過溝21rを通過させようとしても、遮断部材23の凹部23hが1本のピンしか収容することができない深さなので、先行のピンが凹部23hに収容されて水平移動することにより遮断部材23が押さえピン27を中心に移動させられると、後のピンが鋭端23sと収納板21とに挟まれて通過溝21rに進入することができず、同時に引き出すことができない。このように、本実施の形態に係る同時引出防止部材20によれば、2つのカセット13、14(図3参照)が同時に引き出されることが確実に防止される。
以上の説明では、同時引出防止部材20が硬貨カセット13と紙幣カセットとの間に設置されているとして説明したが(図2参照)、この他に例えば図2に示す配置においては、紙幣カセット14とカード処理装置15との間、紙幣カセット14と発券装置16との間、カード処理装置15と発券装置16との間に、同時引出防止部材20を設置してもよい。この場合は、カード処理装置15、発券装置16の適切な位置にピンを設ける。また、同時引出防止部材20をカード処理装置15と発券装置16との間に設置する場合は、上下方向に延びるピンを滞留空間21sが収容する向きに設置することとなるが、このような向きに設置する同時引出防止部材20には、ピンが収納板21を動かしていない状態において、収納板21とブロック部材22Aの底板22xとの接触を維持するような、ばね等を設けるとよい。
以上の説明では、券売機10が鉄道の乗車券を自動で販売する機器であるとして説明したが、食券等を自動で発券する券売機等でもよい。また、貨幣処理装置としては、券売機以外に、現金を両替する両替機、あるいは金融機関における貨幣の入出金を行う自動入出金装置等であってもよい。本発明に係る貨幣処理装置は、上述のように比較的大きな重量のカセットが2台同時に引き出されることを防止するものであるという趣旨に鑑み、カセットに収容される内容物が通貨以外のメダル等であるもの、あるいはカセット自体が各種の処理機構を搭載したカードの処理や発行を行うカード処理機も含むものである。
本発明の実施の形態に係る券売機の正面図である。 本発明の実施の形態に係る券売機の背面図である。 本発明の実施の形態に係る券売機の右側面図である。 本発明の実施の形態に係る同時引出防止部材の分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係る同時引出防止部材の斜視図である。 本発明の実施の形態に係る同時引出防止部材の側面図である。 遮断部材が引出状態にあるときの同時引出防止部材の側面図である。 従来の引出防止金具の側面図である。
符号の説明
10 券売機(貨幣処理装置)
13 硬貨処理装置(硬貨カセット)(第1のカセット)
14 紙幣処理装置(紙幣カセット)(第2のカセット)
20 同時引出防止部材(カセット移動制限部材)
21 収納板(収容部材)
21r 通過溝
21s 滞留空間
23 遮断部材
23a、23b 切り欠き(状態保持手段)
23h 凹部
25 ボールプランジャー(状態保持手段)
P1 ピン(第1の突起)
P2 ピン(第2の突起)
R1、R2 軌道

Claims (5)

  1. 同一方向に略水平に往復移動が可能な2つのカセットの、第1のカセット及び該第1のカセットに隣接する第2のカセットの移動を制限する部材であって;
    前記第1のカセットに固着された第1の突起と前記第2のカセットに固着された第2の突起とを同時に収容可能な滞留空間と、該滞留空間と連通し、前記第1の突起及び前記第2の突起が同時に通過することを不可能にしつつ個別に通過することを可能にする幅を有する通過溝とが形成された収容部材と;
    前記第1の突起及び前記第2の突起が前記滞留空間にあるときに前記第1の突起及び前記第2の突起の一方が前記通過溝を通過することを許し、前記第1の突起及び前記第2の突起のいずれか一方が前記滞留空間を出たときに前記滞留空間に残った方の突起が前記通過溝を通過することを禁止する遮断部材とを備える;
    カセット移動制限部材。
  2. 前記滞留空間が、前記第1の突起の軌道及び前記第2の突起の軌道が進行方向に対して上下に異なる軌道を持つように配設された前記第1の突起及び前記第2の突起を同時に収容するように形成され;
    前記収容部材が、前記第1の突起及び前記第2の突起の進行方向に対して上下に移動可能に構成された;
    請求項1に記載のカセット移動制限部材。
  3. 前記遮断部材が、前記第1の突起及び前記第2の突起のいずれか一方を導入し導出する凹部が形成されると共に、前記第1の突起又は前記第2の突起が前記凹部に収容されつつ前記通過溝を通過するように、前記収容部材に揺動可能に取り付けられて構成された;
    請求項1又は請求項2に記載のカセット移動制限部材。
  4. 前記遮断部材の前記凹部が前記滞留空間側に開口している状態又は前記凹部が前記滞留空間側とは反対側に開口している状態に保持する状態保持手段を備える;
    請求項3に記載のカセット移動制限部材。
  5. 貨幣を収容し第1の突起を有する第1のカセットと;
    貨幣を収容し第2の突起を有する、前記第1のカセットとは異なる第2のカセットと;
    請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のカセット移動制限部材とを備える;
    貨幣処理装置。
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